JPH0774098B2 - マグネシウム―亜鉛系フェライト材 - Google Patents

マグネシウム―亜鉛系フェライト材

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JPH0774098B2
JPH0774098B2 JP1140885A JP14088589A JPH0774098B2 JP H0774098 B2 JPH0774098 B2 JP H0774098B2 JP 1140885 A JP1140885 A JP 1140885A JP 14088589 A JP14088589 A JP 14088589A JP H0774098 B2 JPH0774098 B2 JP H0774098B2
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magnesium
oxide
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秀樹 松井
丈夫 前田
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富士電気化学株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、少量の酸化マンガンと酸化銅を含み、微量の
酸化ビスマスを添加したマグネシウム−亜鉛系フェライ
ト材に関するものである。本発明に係るフェライド材に
は低損失で且つ高温域において安定に動作する特徴があ
り、例えば高品位TV等で用いる偏向ヨークコア等に好適
な材料である。
[従来の技術] CRTに装着する偏向ヨークのコア材料としては、主にマ
グネシウム−亜鉛系、マンガン−亜鉛系、ニッケル−亜
鉛系等の各種フェライト材がある。これらの材質系列は
それぞれ異なる特性を有し、そのため用途に応じて使い
分けられている。
偏向ヨークコアは、一般的な他のフェライトコアと同
様、各原料を配合し混合して仮焼し、適当なバインダー
と共に混練して造粒し、金型を用いて所定の形状に成形
した後、焼結することによって製造される。
[課題を解決するための手段] HDTV(ハイビジョン)放送やEDTV(クリアビジョン)放
送の開始が予定されるなど、民生用テレビジョンにおけ
る高解像度化の傾向がますます進んでいる。いずれの方
式にしても大画面化、水平走査周波数の倍化が標準とな
り、偏向ヨークとしてもより一層の広角化が要求され
る。
これに伴い偏向パワーが従来の1.3倍程度必要になると
考えられ、コアの発熱も増大することが予想される。コ
アの発熱量が大きいと熱暴走現象が生じ正常に機能しな
くなる虞れがある。そのため特に高い周波数の下で使用
する場合には、低損失で且つ高温域での安定性に優れた
高性能の材料が要求される。
偏向ヨークコアに用いられている材質系列のうちマンガ
ン−亜鉛系やニッケル−亜鉛系フェライトはマグネシウ
ム−亜鉛系よりも低損失である。しかしマンガン−亜鉛
系フェライトは焼成コストが高く、また固有抵抗が低い
ので線材とレア・ショートを起こすためエポキシ樹脂等
でコーティングする必要があるし、一般的な巻線方式で
あるセミトロイダル型にした場合リンギングが発生し易
い。またニッケル−亜鉛系フェライトは原料費が高く、
歪率が大きいため高周波帯では「うなり」の問題が生じ
る。
これらのことからコストが低いマグネシウム−亜鉛系フ
ェライトにおいて低損失の材料の開発が強く望まれてい
る。
本発明の目的は、比抵抗が高くコストが低いマグネシウ
ム−亜鉛系フェライト材の利点を生かし、しかも既存の
同系列の材料よりもはるかに損失が少なく、飽和磁束密
度が高く、高温域での安定性に優れ、特に高周波用偏向
ヨークコアとして最適のフェライト材を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記のような目的を達成することのできる本発明は、主
成分として 酸化鉄…47〜49モル%(但し、47モル%は含まず) 酸化マグネシウム… 26〜29モル% 酸化亜鉛…17〜20モル% 酸化マンガン…2〜5モル% 酸化銅…1〜3モル% なる組成を有し、それに副成分として 酸化ビスマス…0.1〜0.3重量%(但し、0.3重量%は含
まず) を添加した組成のマグネシウム−亜鉛系フェライト材で
ある。
主成分を上記のような組成領域に限定した理由は、その
範囲を外れると抗磁力の増大、キュリー温度の低下、比
抵抗の低下といった好ましくない現象が生じるからであ
る。例えば酸化鉄が上記規定量よりも多いと比抵抗が低
下するし、少ないと飽和磁束密度の低下が見られる。ま
た酸化亜鉛量が上記組成範囲より多くなるとキュリー温
度の低下をきたし、少なくなると初透磁率の低下及び抗
磁力の増大が起こる。更に他の3要素についても、規定
組成領域外では各特性値が悪化する。
添加する酸化ビスマスを0.1〜0.3重量%としたのは、0.
1重量%未満では飽和磁束密度が低下し、0.3重量%を超
えると抗磁力の増大が見られるためである。
[実施例] 種々の組成となるように各原料粉末を配合し混合して仮
焼きする。これらの仮焼品を粉砕した後、バインダー
(1〜2重量%のPVAおよび水)と混練して造粒した。
そしてこの造粒粉を用いて所定形状にプレス成形し、12
50〜1350℃の温度で1〜3時間焼成してフェライトコア
を得た。
試作した中から15種類の試料A〜Oの組成と、その電磁
気的特性を第1表に示す。また試料A,C,F,Iについては
パワー損失と温度との関係を第1図に示す。
第1表において*印を付した試料E,F,Gの3種類が本発
明範囲に含まれるものである。これらはパワー損失並び
に初透磁率μiac、飽和磁束密度B10(10Oeでの磁束密
度)、抗磁力Hc、キュリー温度Tc、比抵抗ρの何れの面
でも優れた特性を呈している。特に第1図から判るよう
に、試料F(本発明品)は、高温域でのパワー損失が他
の試料に比べて大幅に低減している。従って水平走査周
波数が32kHz前後まで高くなって動作温度が90〜100℃程
度になっても十分対応できることになる。
それに対してその他の各種の組成試料は、何れもそれぞ
れ問題がある。試料A,BはFe2O3量が多く、そのため比抵
抗が低い。試料CはMgO量が少なくMnO量が多い。この組
成ではキュリー温度は高くなるが抗磁力が大きく、比抵
抗が小さい。試料Dは主成分は本発明領域内にあるがBi
2O3が入っていない。この組成では初透磁率が低く、抗
磁力がやや高い。試料HはBi2O3量が多く、試料IではM
nO量が多い。これらでは抗磁力が大きくなる。試料Jは
CuO量が少なくBi2O3が入っていない。これでは飽和磁束
密度が小さく抗磁力が大きくなる。試料KはFe2O3量が
少なく、そのため飽和磁束密度が小さく抗磁力が大き
い。試料LはMnO量が少ない。そのため飽和磁束密度が
やや小さく抗磁力が大きく、比抵抗が小さい。試料Mは
MgO量が少ない。この場合は抗磁力が大きく比抵抗が小
さくなる。試料NはMgO量が多い。そのため飽和磁束密
度がやや低く、抗磁力が大きくなる。試料OはZnO量が
多い。この場合は、キュリー温度が低下する。
[発明の効果] 本発明は上記のように少量の酸化マンガンおよび酸化銅
を含み、酸化ビスマスを微量添加したマグネシウム−亜
鉛系フェライト材であるから、既存の同系列材料に比べ
てパワー損失が低減し、高温域での安定性が向上する。
しかも初透磁率、残留磁束密度、抗磁力、キュリー温
度、比抵抗などといった基本的な電磁気的特性も十分す
ぐれており、特に高周波用偏向ヨークコア材として最適
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に示す試料A,C,F,Iについてパワー損失
と温度との関係を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化鉄47〜49モル%(但し、47モル%は含
    まず)、酸化マグネシウム26〜29モル%、酸化亜鉛17〜
    20モル%、酸化マンガン2〜5モル%、酸化銅1〜3モ
    ル%からなる組成を主成分とし、副成分として酸化ビス
    マスを0.1〜0.3重量%(但し、0.3重量%は含まず)添
    加した組成のマグネシウム−亜鉛系フェライト材。
JP1140885A 1989-06-02 1989-06-02 マグネシウム―亜鉛系フェライト材 Expired - Lifetime JPH0774098B2 (ja)

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JPH038758A JPH038758A (ja) 1991-01-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63242931A (ja) * 1987-03-28 1988-10-07 Fuji Elelctrochem Co Ltd マグネシウム−亜鉛系フェライト材
JPS63319253A (ja) * 1987-06-19 1988-12-27 Mitsubishi Electric Corp 低損失酸化物磁性材料

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JPH038758A (ja) 1991-01-16

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