JPH0774459B2 - 超高圧送電設備用アルミニウム部材の黒色化表面処理方法 - Google Patents
超高圧送電設備用アルミニウム部材の黒色化表面処理方法Info
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- JPH0774459B2 JPH0774459B2 JP3019918A JP1991891A JPH0774459B2 JP H0774459 B2 JPH0774459 B2 JP H0774459B2 JP 3019918 A JP3019918 A JP 3019918A JP 1991891 A JP1991891 A JP 1991891A JP H0774459 B2 JPH0774459 B2 JP H0774459B2
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- Japan
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- power transmission
- voltage power
- blackening
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、百万ボルト級の超高
圧送電設備に用いられるアルミニウム部材、更に具体的
には例えば超高圧送電線のパイプジャンパー材として用
いられるようなアルミニウム部材の黒色化表面処理方法
に関する。
圧送電設備に用いられるアルミニウム部材、更に具体的
には例えば超高圧送電線のパイプジャンパー材として用
いられるようなアルミニウム部材の黒色化表面処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】超高圧送電線(以下「UHV」という)
用の鉄塔等の構造物は相当大型のものであり、送電線が
国立公園等の山林を通過するような場合、上記構造物に
よって自然景観が損われることがないように最大限の配
慮をなすことが要請される。
用の鉄塔等の構造物は相当大型のものであり、送電線が
国立公園等の山林を通過するような場合、上記構造物に
よって自然景観が損われることがないように最大限の配
慮をなすことが要請される。
【0003】このため、上記鉄塔等の支承構造物の部分
において回路の切断部をつなぐパイプジャンパー材とし
て用いられるような、例えば直径200mm、肉厚8m
mのアルミニウムまたはアルミニウム合金パイプからな
るUHV設備用のアルミニウム部材においても、その外
観が自然の山林の景観に異和感なくとけ込むようなもの
であることが要請され、具体的には低光沢化、黒色化等
の処理を施したものとなすことが要請される。
において回路の切断部をつなぐパイプジャンパー材とし
て用いられるような、例えば直径200mm、肉厚8m
mのアルミニウムまたはアルミニウム合金パイプからな
るUHV設備用のアルミニウム部材においても、その外
観が自然の山林の景観に異和感なくとけ込むようなもの
であることが要請され、具体的には低光沢化、黒色化等
の処理を施したものとなすことが要請される。
【0004】従来、このような要請のもとにUHV設備
用のアルミニウム部材にあっては、陽極酸化処理した後
染色するものとしたり、あるいは塗装による表面の黒色
化処理手段が考慮されてきた。
用のアルミニウム部材にあっては、陽極酸化処理した後
染色するものとしたり、あるいは塗装による表面の黒色
化処理手段が考慮されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者のよう
な陽極酸化処理と染色との組合わせによる黒色化処理の
場合にあっては、部材の疲労強度が低下して耐久性を下
げるおそれがある。また、前者及び後者の塗装による手
段のいずれの場合にあっても、部材の表面に形成される
皮膜が強固なため、他の部品を溶接して取付ける際に、
素地を露出させるための皮膜の剥離作業が厄介なものと
なり、多くの手間を要するというような難点があった。
な陽極酸化処理と染色との組合わせによる黒色化処理の
場合にあっては、部材の疲労強度が低下して耐久性を下
げるおそれがある。また、前者及び後者の塗装による手
段のいずれの場合にあっても、部材の表面に形成される
皮膜が強固なため、他の部品を溶接して取付ける際に、
素地を露出させるための皮膜の剥離作業が厄介なものと
なり、多くの手間を要するというような難点があった。
【0006】この発明は、このような問題点に鑑み、特
にUHV設備用のアルミニウム部材を被処理対象物とし
て、その低光沢化、黒色化をはかりつゝ、表面に形成さ
れる皮膜を剥離の容易なものとすることができる表面処
理方法を提供することを目的とする。
にUHV設備用のアルミニウム部材を被処理対象物とし
て、その低光沢化、黒色化をはかりつゝ、表面に形成さ
れる皮膜を剥離の容易なものとすることができる表面処
理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的に
おいて、脱イオン水にトリエタノールアミン0.3w/
v%をこえ5.0w/v%以下と、けい酸またはけい酸
塩を二酸化けい素濃度で2〜50ppm添加した水溶液
を処理浴として用い、該浴中に被処理部材を浴温70〜
100℃で5分間以上浸漬処理することを特徴とする、
超高圧送電設備用アルミニウム部材の黒色化表面処理方
法を要旨とする。
おいて、脱イオン水にトリエタノールアミン0.3w/
v%をこえ5.0w/v%以下と、けい酸またはけい酸
塩を二酸化けい素濃度で2〜50ppm添加した水溶液
を処理浴として用い、該浴中に被処理部材を浴温70〜
100℃で5分間以上浸漬処理することを特徴とする、
超高圧送電設備用アルミニウム部材の黒色化表面処理方
法を要旨とする。
【0008】この発明はまた、より好適な表面処理方法
として、上記処理浴に、更に硫酸塩を2〜100ppm
添加した水溶液を用いることを推奨する。
として、上記処理浴に、更に硫酸塩を2〜100ppm
添加した水溶液を用いることを推奨する。
【0009】処理浴の浴建ては、溶媒に比抵抗5000
Ω・cm以上、好適には10,000Ω・cm以上の脱
イオン水を用いて行い、これに必須の添加物としてトリ
エタノールアミン0.3w/v%をこえ5.0w/v%
以下と、けい酸またはけい酸塩を二酸化けい素濃度にお
いて2〜50ppm添加する。添加物にトリエタノール
アミンおよびけい酸またはけい酸塩を選択使用する理由
は、被処理材の黒色化、低光沢化の達成と共に、浴管理
も行い易い等の点でも有利であることに基づく。また、
それらの添加量は、いずれも上記範囲の下限値未満では
良好な黒色化皮膜の形成に不十分であり、また処理に時
間がかゝりすぎるものとなる一方、上限値をこえて添加
すると、着色の均一性が得られないという不利益が派生
する。
Ω・cm以上、好適には10,000Ω・cm以上の脱
イオン水を用いて行い、これに必須の添加物としてトリ
エタノールアミン0.3w/v%をこえ5.0w/v%
以下と、けい酸またはけい酸塩を二酸化けい素濃度にお
いて2〜50ppm添加する。添加物にトリエタノール
アミンおよびけい酸またはけい酸塩を選択使用する理由
は、被処理材の黒色化、低光沢化の達成と共に、浴管理
も行い易い等の点でも有利であることに基づく。また、
それらの添加量は、いずれも上記範囲の下限値未満では
良好な黒色化皮膜の形成に不十分であり、また処理に時
間がかゝりすぎるものとなる一方、上限値をこえて添加
すると、着色の均一性が得られないという不利益が派生
する。
【0010】けい酸塩には、例えばけい酸アルミニウ
ム、けい酸エチル、けい酸カリウム、けい酸カルシウ
ム、けい酸ジルコニウム、けい酸ナトリウム、けい酸マ
グネシウム等を挙げることができ、それらの1種または
2種以上を用いることも許容される。
ム、けい酸エチル、けい酸カリウム、けい酸カルシウ
ム、けい酸ジルコニウム、けい酸ナトリウム、けい酸マ
グネシウム等を挙げることができ、それらの1種または
2種以上を用いることも許容される。
【0011】また、被処理材すなわちアルミニウム部材
の表面の黒色化を一層均一かつ濃色に達成するために
は、処理浴に上記トリエタノールアミン及びけい酸また
はけい酸塩とゝもに、更に硫酸ナトリウム、硫酸カリウ
ム等の硫酸塩を2〜100ppmの範囲に微量添加した
水溶液を用いるものとすることが望ましい。
の表面の黒色化を一層均一かつ濃色に達成するために
は、処理浴に上記トリエタノールアミン及びけい酸また
はけい酸塩とゝもに、更に硫酸ナトリウム、硫酸カリウ
ム等の硫酸塩を2〜100ppmの範囲に微量添加した
水溶液を用いるものとすることが望ましい。
【0012】上記処理浴への被処理材の浸漬による処理
条件としては、浴温を70〜100℃の熱水とし、5分
以上の浸漬時間に設定することで所期目的を良好に達成
することができる。浴温が低すぎたり浸漬時間が短かい
と着色皮膜の形成が不十分なものとなり、かつ色むらを
生じ易い。
条件としては、浴温を70〜100℃の熱水とし、5分
以上の浸漬時間に設定することで所期目的を良好に達成
することができる。浴温が低すぎたり浸漬時間が短かい
と着色皮膜の形成が不十分なものとなり、かつ色むらを
生じ易い。
【0013】なお、この発明による表面処理を施す前
に、被処理材の表面をショットブラスト等によって粗面
化しておくことにより、更に一層その表面の低光沢化を
はかることができる。
に、被処理材の表面をショットブラスト等によって粗面
化しておくことにより、更に一層その表面の低光沢化を
はかることができる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、後掲の実施例に示さ
れるように、被処理材とするUHV設備用等のアルミニ
ウム部材表面の明度が5.0未満の良好な低明度化、お
よび色調において灰色から暗灰色までの良好な黒色化を
はかることができ、UHV設備用部材として自然景観の
保護に好適する外観態様を有し、かつ疲労強度の低下も
少ない高品位なアルミニウム部材を得ることができる。
また該部材表面に形成される皮膜は、着色ベーマイト皮
膜として形成される剥離の容易なものであり、他の部品
を溶接するために素地を部分的に露出させる作業も容易
に行うことができ有利である。
れるように、被処理材とするUHV設備用等のアルミニ
ウム部材表面の明度が5.0未満の良好な低明度化、お
よび色調において灰色から暗灰色までの良好な黒色化を
はかることができ、UHV設備用部材として自然景観の
保護に好適する外観態様を有し、かつ疲労強度の低下も
少ない高品位なアルミニウム部材を得ることができる。
また該部材表面に形成される皮膜は、着色ベーマイト皮
膜として形成される剥離の容易なものであり、他の部品
を溶接するために素地を部分的に露出させる作業も容易
に行うことができ有利である。
【0015】更にまた、請求項(2)に記載の処理浴を
用いることにより、皮膜の着色の均一性を更に一層向上
することができる。
用いることにより、皮膜の着色の均一性を更に一層向上
することができる。
【0016】
【実施例】UHV用パイプジャンパー材として用いられ
るA6061Sアルミニウム合金(調質T6 )からなる
直径210mm、肉厚8mmのアルミニウムパイプを供
試材として使用し、これをアセトン脱脂→苛性エッチン
グ(5w/v%、50℃×2分)→水洗(流水2分)→
中和(13w/v%硝酸、常温×2分)→水洗(流水2
分)の工程による前処理を行った後、浴組成を第1表に
示すように各種に変えた処理浴(尚、表中のNa2 Si
O3 の濃度は、二酸化けい素濃度換算において約1/2
の値となる。)を用い、浸漬(処理条件75〜85℃×
30分)による表面処理を行った。その結果得られた供
試材の表面の明度、及び外観色調を調べて第1表右欄に
示した。
るA6061Sアルミニウム合金(調質T6 )からなる
直径210mm、肉厚8mmのアルミニウムパイプを供
試材として使用し、これをアセトン脱脂→苛性エッチン
グ(5w/v%、50℃×2分)→水洗(流水2分)→
中和(13w/v%硝酸、常温×2分)→水洗(流水2
分)の工程による前処理を行った後、浴組成を第1表に
示すように各種に変えた処理浴(尚、表中のNa2 Si
O3 の濃度は、二酸化けい素濃度換算において約1/2
の値となる。)を用い、浸漬(処理条件75〜85℃×
30分)による表面処理を行った。その結果得られた供
試材の表面の明度、及び外観色調を調べて第1表右欄に
示した。
【0017】
【表1】
【0018】第1表の処理結果に示されるように、この
発明による規定条件に従って処理された特にNo.3、
〜8の被処理材は、けい酸塩を添加しない浴を用いた比
較試料No.1およびトリエタノールアミン濃度、二酸
化けい素濃度のいずれかが規定値を逸脱する処理浴を用
いた比較試料No.2、9〜16に較べ、いずれも明度
5.0未満の良好な低明度化、および色調において灰色
から暗灰色までの着色化が達成されていることが分か
る。また、試料No.3に較べてNo.8の方が、相対
的に明度が低く、色むらも少なく均一に着色されてい
た。このことから、硫酸塩の微量添加によって低明度化
着色の均一性を更に向上しうることを確認し得た。
発明による規定条件に従って処理された特にNo.3、
〜8の被処理材は、けい酸塩を添加しない浴を用いた比
較試料No.1およびトリエタノールアミン濃度、二酸
化けい素濃度のいずれかが規定値を逸脱する処理浴を用
いた比較試料No.2、9〜16に較べ、いずれも明度
5.0未満の良好な低明度化、および色調において灰色
から暗灰色までの着色化が達成されていることが分か
る。また、試料No.3に較べてNo.8の方が、相対
的に明度が低く、色むらも少なく均一に着色されてい
た。このことから、硫酸塩の微量添加によって低明度化
着色の均一性を更に向上しうることを確認し得た。
Claims (2)
- 【請求項1】 脱イオン水にトリエタノールアミン0.
3w/v%をこえ5.0w/v%以下と、けい酸または
けい酸塩を二酸化けい素濃度で2〜50ppm添加した
水溶液を処理浴として用い、該浴中に被処理部材を浴温
70〜100℃で5分間以上浸漬処理することを特徴と
する、超高圧送電設備用アルミニウム部材の黒色化表面
処理方法。 - 【請求項2】 処理浴に、更に硫酸塩を2〜100pp
m添加した水溶液を用いる請求項(1)記載の超高圧送
電設備用アルミニウム部材の黒色化表面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3019918A JPH0774459B2 (ja) | 1990-03-26 | 1991-02-13 | 超高圧送電設備用アルミニウム部材の黒色化表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7747990 | 1990-03-26 | ||
| JP2-77479 | 1990-03-26 | ||
| JP3019918A JPH0774459B2 (ja) | 1990-03-26 | 1991-02-13 | 超高圧送電設備用アルミニウム部材の黒色化表面処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04214876A JPH04214876A (ja) | 1992-08-05 |
| JPH0774459B2 true JPH0774459B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=26356799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3019918A Expired - Fee Related JPH0774459B2 (ja) | 1990-03-26 | 1991-02-13 | 超高圧送電設備用アルミニウム部材の黒色化表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0774459B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03236109A (ja) * | 1990-02-13 | 1991-10-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | アルミニウム送電線とその製造方法 |
| JPH03236110A (ja) * | 1990-02-13 | 1991-10-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | アルミニウム送電線とその製造方法 |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP3019918A patent/JPH0774459B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04214876A (ja) | 1992-08-05 |
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Legal Events
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