JPH0774583A - 弾性表面波装置およびそれを用いた通信装置 - Google Patents
弾性表面波装置およびそれを用いた通信装置Info
- Publication number
- JPH0774583A JPH0774583A JP21833493A JP21833493A JPH0774583A JP H0774583 A JPH0774583 A JP H0774583A JP 21833493 A JP21833493 A JP 21833493A JP 21833493 A JP21833493 A JP 21833493A JP H0774583 A JPH0774583 A JP H0774583A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- acoustic wave
- surface acoustic
- interdigital
- electric signal
- Prior art date
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- Pending
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】すだれ状電極とダミ−電極との相互作用による
インパルス励振源位置の移動に起因する周波数特性の劣
化を改善すること。 【構成】すだれ状電極の、ダミ−電極に最も近い位置に
ある電極指5をダミ−電極から遠ざかる方向へ移動した
位置に配置する。 【効果】すだれ状電極とダミ−電極との相互作用による
インパルス励振源位置の移動を見かけ上ゼロに近づける
ことができ、このすだれ状電極を用いた弾性表面波装置
の周波数特性を改善することができる。
インパルス励振源位置の移動に起因する周波数特性の劣
化を改善すること。 【構成】すだれ状電極の、ダミ−電極に最も近い位置に
ある電極指5をダミ−電極から遠ざかる方向へ移動した
位置に配置する。 【効果】すだれ状電極とダミ−電極との相互作用による
インパルス励振源位置の移動を見かけ上ゼロに近づける
ことができ、このすだれ状電極を用いた弾性表面波装置
の周波数特性を改善することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性表面波装置に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の弾性表面波装置の技術では、一般
的に、電気信号を弾性表面波に変換するすだれ状電極と
弾性表面波を電気信号に変換するすだれ状電極との間
に、例えば、米特許3,573,673号公報に記載さ
れているように、これらのすだれ状電極内部の不要な反
射波等を除去する目的で、電極の励振特性に影響しない
接地したダミ−電極を配置してある。
的に、電気信号を弾性表面波に変換するすだれ状電極と
弾性表面波を電気信号に変換するすだれ状電極との間
に、例えば、米特許3,573,673号公報に記載さ
れているように、これらのすだれ状電極内部の不要な反
射波等を除去する目的で、電極の励振特性に影響しない
接地したダミ−電極を配置してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記二つのす
だれ状電極がこのダミ−電極と相互作用を生じ易い問題
があった。発明者らは、特に、この相互作用により、す
だれ状電極内の励振源のうちダミ−電極に最も近い励振
源が理論値と異なる位置にずれると、周波数特性が劣化
し、実用面で十分な性能が発揮できないと言った不具合
を生じることを見い出した。
だれ状電極がこのダミ−電極と相互作用を生じ易い問題
があった。発明者らは、特に、この相互作用により、す
だれ状電極内の励振源のうちダミ−電極に最も近い励振
源が理論値と異なる位置にずれると、周波数特性が劣化
し、実用面で十分な性能が発揮できないと言った不具合
を生じることを見い出した。
【0004】そこで、本発明は、すだれ状電極とダミ−
電極との相互作用に起因した、励振源の理論値からのず
れを軽減することのできるすだれ状電極を用いた弾性表
面波装置を提供することを目的とする。
電極との相互作用に起因した、励振源の理論値からのず
れを軽減することのできるすだれ状電極を用いた弾性表
面波装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的達成のために、
弾性表面波基板と、この上に設けられた複数のすだれ状
電極を有する弾性表面波装置において、ダミ−電極を挟
んで互いに向い合った、電気信号を弾性表面波に変換す
るすだれ状電極とこの弾性表面波を電気信号に変換する
すだれ状電極のうち少なくとも一方は、すだれ状電極内
のこの基板上に一定のピッチで配列された電極指のう
ち、ダミ−電極に一番近い電極指を、このダミ−電極か
ら遠ざかるようにずらして配置した構造の電極であるこ
とを特徴とする弾性表面波装置を提供する。
弾性表面波基板と、この上に設けられた複数のすだれ状
電極を有する弾性表面波装置において、ダミ−電極を挟
んで互いに向い合った、電気信号を弾性表面波に変換す
るすだれ状電極とこの弾性表面波を電気信号に変換する
すだれ状電極のうち少なくとも一方は、すだれ状電極内
のこの基板上に一定のピッチで配列された電極指のう
ち、ダミ−電極に一番近い電極指を、このダミ−電極か
ら遠ざかるようにずらして配置した構造の電極であるこ
とを特徴とする弾性表面波装置を提供する。
【0006】
【作用】本発明に係る弾性表面波装置によれば、ダミ−
電極を挟んで互いに向い合った、電気信号を弾性表面波
に変換するすだれ状電極とこの弾性表面波を電気信号に
変換するすだれ状電極の一部の電極指を、前記ダミ−電
極から遠ざかるようにずらして配置することにより、す
だれ状電極とダミ−電極との相互作用に起因した励振源
の理論値からのずれを補正する。
電極を挟んで互いに向い合った、電気信号を弾性表面波
に変換するすだれ状電極とこの弾性表面波を電気信号に
変換するすだれ状電極の一部の電極指を、前記ダミ−電
極から遠ざかるようにずらして配置することにより、す
だれ状電極とダミ−電極との相互作用に起因した励振源
の理論値からのずれを補正する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0008】発明者らは、すだれ状電極内部の不要な反
射波等を除去する目的で、電極の励振特性に影響しない
接地したダミ−電極を、電気信号を弾性表面波に変換す
るすだれ状電極とこの弾性表面波を電気信号に変換する
すだれ状電極の間に配置すると、そこでは、すだれ状電
極がこのダミ−電極と相互作用を生じ易く、励振源の位
置がダミ−電極の方向へ移動し、理論値にたいしてずれ
てしまうため電極設計が難しくなるということを見い出
し、以下に述べる、解析と設計の為の基礎検討として、
すだれ状電極の構造が簡単な場合を取り上げて、前記励
振源の理論値からのずれを逆補正する実験を行い、補正
量の最適化を行なった。この実験では、試料は図1に示
す、二つのすだれ状電極1を、接地したダミ−電極2を
挾んで配置した、中心周波数36.36MHz,メタラ
イズドレシオ0.5、一定ピッチの電極構造とし、基板
に128°Y軸カットのLiNbO3単結晶からなる圧
電性基板3(弾性表面波の伝搬方向をX軸としている。
以下、「リチウムナイオベ−ト基板」と記す。)を用い
た。
射波等を除去する目的で、電極の励振特性に影響しない
接地したダミ−電極を、電気信号を弾性表面波に変換す
るすだれ状電極とこの弾性表面波を電気信号に変換する
すだれ状電極の間に配置すると、そこでは、すだれ状電
極がこのダミ−電極と相互作用を生じ易く、励振源の位
置がダミ−電極の方向へ移動し、理論値にたいしてずれ
てしまうため電極設計が難しくなるということを見い出
し、以下に述べる、解析と設計の為の基礎検討として、
すだれ状電極の構造が簡単な場合を取り上げて、前記励
振源の理論値からのずれを逆補正する実験を行い、補正
量の最適化を行なった。この実験では、試料は図1に示
す、二つのすだれ状電極1を、接地したダミ−電極2を
挾んで配置した、中心周波数36.36MHz,メタラ
イズドレシオ0.5、一定ピッチの電極構造とし、基板
に128°Y軸カットのLiNbO3単結晶からなる圧
電性基板3(弾性表面波の伝搬方向をX軸としている。
以下、「リチウムナイオベ−ト基板」と記す。)を用い
た。
【0009】図1に示すように、ダミ−電極に最も近い
励振源箇所4について、この励振源に一番近い電極指5
をダミ−電極から遠ざけるように移動させながら、測定
した周波数軸上の振幅特性S(ω),位相特性Φ(ω)
の実験値をフ−リエ逆変換してインパルスレスポンスh
(t)を計算し、理論上の励振源箇所6とのずれXを求
めた。
励振源箇所4について、この励振源に一番近い電極指5
をダミ−電極から遠ざけるように移動させながら、測定
した周波数軸上の振幅特性S(ω),位相特性Φ(ω)
の実験値をフ−リエ逆変換してインパルスレスポンスh
(t)を計算し、理論上の励振源箇所6とのずれXを求
めた。
【0010】なお、ここでは、励振源強度はすだれ状電
極内で一定とした。
極内で一定とした。
【0011】前記励振源箇所のずれXと1組の電極指5
を移動させる電極指移動量Lとの関係を図2に示す。
を移動させる電極指移動量Lとの関係を図2に示す。
【0012】図2は、電極指移動量と前記励振源箇所の
ずれの関係を示す。縦軸に前記励振源箇所のずれX、横
軸に電極指移動量Lを理論上の励振源ピッチP7を用い
て示す。Xが正の場合は、励振源がダミ−電極側へ移動
しているために、この励振源箇所でのピッチが理論値よ
りも大きくなっていることを示している。
ずれの関係を示す。縦軸に前記励振源箇所のずれX、横
軸に電極指移動量Lを理論上の励振源ピッチP7を用い
て示す。Xが正の場合は、励振源がダミ−電極側へ移動
しているために、この励振源箇所でのピッチが理論値よ
りも大きくなっていることを示している。
【0013】電極指移動量Lが大きくなるに従いXが小
さくなり、0.2P≦L≦0.3PではXは変化はゆる
やかになり、Lがさらに大きくなるとXは大きくなっ
た。この、Lが上記範囲のとき、試料の振幅特性S
(ω),位相特性Φ(ω)は、励振源ずれの無い理論的
な特性とほぼ一致した。
さくなり、0.2P≦L≦0.3PではXは変化はゆる
やかになり、Lがさらに大きくなるとXは大きくなっ
た。この、Lが上記範囲のとき、試料の振幅特性S
(ω),位相特性Φ(ω)は、励振源ずれの無い理論的
な特性とほぼ一致した。
【0014】以上の実験により、すだれ状電極の簡単な
場合につき、励振源箇所の理論値からのずれを補正でき
る補正量Lを、フ−リエ逆変換により周波数特性の実験
値から定量的に求めることができた。
場合につき、励振源箇所の理論値からのずれを補正でき
る補正量Lを、フ−リエ逆変換により周波数特性の実験
値から定量的に求めることができた。
【0015】また、このすだれ状電極を、図示しない弾
性表面波フィルタとしてTV受信機、通信機等の中間周
波フィルタに用いることにより、図示しない従来の、電
極指の補正をしない場合の特性を改善することができ
た。
性表面波フィルタとしてTV受信機、通信機等の中間周
波フィルタに用いることにより、図示しない従来の、電
極指の補正をしない場合の特性を改善することができ
た。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、すだれ
状電極の間に配置した、接地したダミ−電極との相互作
用により、すだれ状電極内の励振源の移動に起因する周
波数特性の劣化を改善することのできるすだれ状電極を
用いた弾性表面波装置を提供することができる。
状電極の間に配置した、接地したダミ−電極との相互作
用により、すだれ状電極内の励振源の移動に起因する周
波数特性の劣化を改善することのできるすだれ状電極を
用いた弾性表面波装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る弾性表面波装置の構
成図である。
成図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る実験結果を示す特性
図である。
図である。
1…すだれ状電極、2…接地したダミ−電極、5…接地
したダミ−電極の一番近い電極、7…理論上の励振源ピ
ッチ。
したダミ−電極の一番近い電極、7…理論上の励振源ピ
ッチ。
Claims (5)
- 【請求項1】弾性表面波基板と、この上に設けられた複
数のすだれ状電極を有する弾性表面波装置において、電
気信号を弾性表面波に変換するすだれ状電極とこの弾性
表面波を電気信号に変換するすだれ状電極が配置され、
それらのすだれ状電極のうち少なくとも一方は、そのす
だれ状電極内に一定のピッチで配列された電極指のう
ち、もう一方のすだれ状電極に一番近い部分の電極指
を、このもう一方のすだれ状電極から遠ざかるようにず
らして配置したことを特徴とする弾性表面波装置。 - 【請求項2】弾性表面波基板と、この上に設けられた複
数のすだれ状電極を有する弾性表面波装置において、電
気信号を弾性表面波に変換するすだれ状電極とこの弾性
表面波を電気信号に変換するすだれ状電極が配置され、
かつ、それらのすだれ状電極の間に、接地されたひとつ
以上の電極が配置され、上記すだれ状電極のうち少なく
とも一方は、そのすだれ状電極内に一定のピッチで配列
された電極指のうち、上記接地された電極に一番近い電
極指を、上記接地された電極から遠ざかるようにずらし
て配置したことを特徴とする弾性表面波装置。 - 【請求項3】弾性表面波基板と、この上に設けられた複
数のすだれ状電極を有する弾性表面波装置において、電
気信号を弾性表面波に変換するすだれ状電極とこの弾性
表面波を電気信号に変換するすだれ状電極が配置され、
かつ、それらのすだれ状電極の間に、接地されたひとつ
以上の電極が配置され、上記すだれ状電極のうち少なく
とも一方は、そのすだれ状電極内に励振源が一定のピッ
チPで配列されるように配列した電極指のうち、上記接
地された電極に一番近い電極指を、上記接地された電極
から遠ざかるようにずらす量Lを、 0.2P≦L≦0.3P の範囲を満たすようにずらして配置したことを特徴とす
る弾性表面波装置。 - 【請求項4】中間周波フィルタとして請求項3記載の弾
性表面波フィルタを備えたことを特徴とする通信装置。 - 【請求項5】中間周波フィルタとして請求項3記載の弾
性表面波フィルタを備えたことを特徴とするテレビジョ
ン受信機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21833493A JPH0774583A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 弾性表面波装置およびそれを用いた通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21833493A JPH0774583A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 弾性表面波装置およびそれを用いた通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0774583A true JPH0774583A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=16718238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21833493A Pending JPH0774583A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 弾性表面波装置およびそれを用いた通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0774583A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008286606A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Japan Radio Co Ltd | 弾性表面波センサ及び弾性表面波センサを備えた生体分子測定装置。 |
| US8125146B2 (en) | 2006-01-27 | 2012-02-28 | Samsung Mobile Display Co., Ltd. | Organic light emitting display having a second frit portion configured to melt more easily than a frit portion |
-
1993
- 1993-09-02 JP JP21833493A patent/JPH0774583A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8125146B2 (en) | 2006-01-27 | 2012-02-28 | Samsung Mobile Display Co., Ltd. | Organic light emitting display having a second frit portion configured to melt more easily than a frit portion |
| JP2008286606A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Japan Radio Co Ltd | 弾性表面波センサ及び弾性表面波センサを備えた生体分子測定装置。 |
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