JPH0774985A - 画質改善装置 - Google Patents

画質改善装置

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JPH0774985A
JPH0774985A JP23747393A JP23747393A JPH0774985A JP H0774985 A JPH0774985 A JP H0774985A JP 23747393 A JP23747393 A JP 23747393A JP 23747393 A JP23747393 A JP 23747393A JP H0774985 A JPH0774985 A JP H0774985A
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JP
Japan
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signal
value
term
equation
function term
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JP23747393A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Ito
茂広 伊藤
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種ビデオ機器等に好適であり、波形エッジ
を急峻化することで画質を改善するが、観賞者に違和感
を与えることなく自然な形で画質改善を行うことがで
き、再生画像の鮮鋭度及び解像度を改善できる装置を提
供する。 【構成】 遅延信号形成回路1−1により、入力信号か
ら時間Tx 間隔毎及び時間Ty 間隔毎に信号を抽出す
る。エッジ強調信号形成回路1−2により、Tx 間隔毎
の信号の信号値を連結する信号特性曲線を2次関数式で
近似し、その式の2次関数項と1次関数項との係数値及
び定数項を処理して、水平方向エッジ強調信号を形成す
る。同様にして、Ty 間隔毎の信号の信号値から、エッ
ジ強調信号形成回路1−3により垂直方向エッジ強調信
号を形成する。2つのエッジ強調信号を加算器1−6で
加算合成し、その合成したエッジ強調信号を加算器1−
7で入力信号に付加し、波形変化部を2次元的に急峻化
した出力信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン(TV)
受像機、ヒデオテープレコーダ(VTR )等の各種ビデオ
機器、及び、画像データを扱う各種画像処理装置等に好
適な画質改善装置に関する。そして、この発明は、特に
波形の変化部即ち波形エッジを急峻化することで画質を
改善するが、観賞者に違和感を与えることなく自然な形
で画質改善を行うことができ、再生画像の鮮鋭度及び解
像度を効果的に改善できる画質改善装置を提供すること
を目的としている。
【0002】
【従来の技術】従来、画質改善のために用いられる輪郭
補正では、2次微分処理によって輪郭補正成分を求め、
この補正成分を元の信号に適量付加していた。この方法
による輪郭補正では輪郭補正成分である2次微分波形
が、元の信号の波形変化部(エッジ部)の中点よりもか
なり外側にピークを持つ波形となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の装置で
は、この2次微分波形を元の信号に付加しエッジ強調を
行おうとすると、過度のプリシュートやオーバーシュー
トが発生することがあり、そのため再生画像のエッジに
不自然な白黒の縁どりができるなど、輪郭補正として期
待する程の効果が得られなかった。
【0004】この発明は、元の信号の波形変化部即ち、
エッジ部の略中点位置にできるだけ滑らかなスロープで
波形を急峻化するための信号成分を付加することでエッ
ジ強調を行い、過度のプリシュートやオーバーシュート
による不自然な輪郭補正を防ぎ、さらには再生画像に2
次元的に輪郭補正を行って、観賞者に対して違和感を与
えることなく、かつ自然な形で鮮鋭度及び解像度を向上
できる画質改善装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、第1の時間間隔毎及び第2の時間
間隔毎に入力信号から信号値を抽出する抽出回路と、前
記第1の時間間隔毎に抽出された信号値が供給され水平
方向のエッジ強調信号を得る水平方向エッジ強調信号形
成回路と、前記第2の時間間隔毎に抽出された信号値が
供給され垂直方向のエッジ強調信号を得る垂直方向エッ
ジ強調信号形成回路と、前記水平方向及び垂直方向の2
つのエッジ強調信号を合成して合成エッジ強調信号を得
る合成回路と、前記合成エッジ強調信号を前記入力信号
に加算し、前記入力信号の波形変化部を急峻化した出力
信号を得る加算回路とから構成し、前記水平方向エッジ
強調信号形成回路、及び前記垂直方向エッジ強調信号形
成回路はそれぞれ、前記抽出回路から供給される時間間
隔毎の信号値のうち、時間的に隣り合う少なくとも3つ
の信号値を連結する信号特性曲線を、2次関数項と1次
関数項と定数項との和から成る2次関数で近似するため
に、前記3つの信号値を少なくとも含む複数個の信号値
を所定比率で加算合成して前記定数項を求めると共に、
前記3つの信号値を少なくとも含む複数個の信号値から
前記2次関数項及び1次関数項の各係数値を求める第1
の合成処理回路と、前記2次関数項と前記1次関数項と
の2つの係数値から振幅値を求め、前記振幅値に対する
前記2次関数項の係数値の比率から余弦値を求め、前記
余弦値を非線形処理して振幅制限余弦値を求め、前記振
幅制限余弦値と前記振幅値とから2次関数項のエッジ強
調された新たな係数値を求め、その新たな係数値と前記
2次関数項の係数値との差から方向別のエッジ強調信号
を得る第2の合成処理回路とから成る、ことを特徴とす
る画質改善装置を提供するものである。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の画質改善装置の一実施例を
示すブロック構成図であり、図2は図1内の遅延信号形
成回路の詳細構成を示す図、図3は図1内の水平方向エ
ッジ強調信号形成回路の詳細構成を示す図、図4は図1
内の垂直方向エッジ強調信号形成回路の詳細構成を示す
図である。また、図5〜図16は動作説明図である。
【0007】動作説明図では、便宜上、簡略化した模擬
的な表現法も採用してある。また、動作機能を実現する
ための例としてデジタル回路を挙げる場合でも、その動
作説明をわかりやすくするために、その回路の信号波形
をアナログ波形として示すものとする。
【0008】図1において、1−1は遅延信号形成回路
(信号値を抽出する抽出回路)、1−2は水平方向エッ
ジ強調信号形成回路、1−3は垂直方向エッジ強調信号
形成回路、1−4は第1の増幅器、1−5は第2の増幅
器、1−6は第1の加算器(この1−4〜1−6が合成
エッジ強調信号を得る合成回路を成す)、そして1−7
は第2の加算器(出力信号を得る加算回路)である。
【0009】なお、説明の便宜上、各回路自体の処理時
間による信号の遅れ、及びその遅れを単に補正するため
だけに通常用いられる遅延回路等は、説明上必要な場合
を除いて省略するものとする。
【0010】この画質改善装置の扱う入力信号の例とし
ては、テレビジョンの輝度信号、色信号、RGB信号等
を想定している。ここでは特に、周波数帯域が4MHz
迄(図5(e)の参照)の範囲で周波数成分が存在す
る(図5(e)の参照)NTSC放送方式の信号を例
として扱うものとする。
【0011】ここでの画質改善は、再生画像に対して2
次元的な輪郭強調を行うことが目的であり、この実施例
で取り扱う信号は図5(a)に示すように水平方向にx
o の間隔で配置された5つの信号値(zx(n),n=-2,-1,
0,1,2)と、垂直方向にyo の間隔で配置された5つの
信号値(zy(m),m=-2,-1,0,1,2)である。xo 及びyo
は空間距離であり、実際の信号ではそれぞれ時間間隔T
x (下記の数1)及び時間間隔Ty (下記の数2)に相
当する値である。
【0012】
【数1】
【数2】
【0013】図5(b)は図5(a)の水平方向の5つ
の信号値を、それぞれの間隔及び大きさが分かるように
描いた波形図である。図5(c)は図5(a)の垂直方
向の5つの信号値を、やはりそれぞれの間隔及び大きさ
が分かるような形で描いた図である。
【0014】まず、図1に示すラインL1から入来する
入力信号Si が、図6(a)及び(b)に示すような2
次元パルス(黒の背景に白色の矩形パターンが表示され
る画像に相当する)の場合について説明する。図6
(a)の波形図は横方向が水平方向、縦方向が垂直方向
であり、図5(a)のように表示画像を見るようなイメ
ージで描いた波形図であり、2次元的な波形の広がりを
見るための図である。表示範囲は水平方向が -1 μsec
〜1 μsec 、垂直方向が -635 μsec 〜635 μsecであ
る。従って、垂直方向の走査線の本数は21本である。
図6(b)は図6(a)の垂直方向に対する透視図であ
り、図6(a)における21本の走査波形図を重ね書き
することで、図6(a)では分かりにくい波形の詳細な
変化が見えるようになる。以下の動作説明の中でも、こ
うした波形の表示法を採用する。図6〜図16の各図の
(b)及び(d)は、こうした垂直方向への走査波形2
1本の重ね書き波形図である。
【0015】この入力信号Si の波形は、水平方向に
は、振幅が1で幅が1μsec のパルス波形を零から4M
Hz迄余弦波状に減衰する周波数特性の低域濾波器に通
し、4MHz以上の帯域外成分を取り除いた波形であ
る。また、垂直方向には、合計9本の走査線にわたって
前記のパルスを配置し、これに垂直方向の低域濾波器を
用いて軽い高域低減処理を行って得られる波形になって
いる。
【0016】図1に示すように、入力信号si は遅延信
号形成回路1−1に供給される。図2に遅延信号形成回
路1−1の具体的な構成例を示す。図2において、時間
補正のための遅延回路であるブロックa−1〜a−4は
入力される信号を時間Ty (前記の数2参照、空間距離
yo に相当)だけ遅延させて出力させ、遅延回路a−5
〜a−8は入力される信号を時間Tx (前記の数1参
照、空間距離xo に相当)だけ遅延させて出力させ、遅
延回路a−9〜a−12は入力される信号を時間2Tx
遅延させて出力させる。
【0017】図5(a)との対応で言えば、入力信号S
i が遅延回路a−1とa−2を経由してラインLx2から
出力されるのがzx(2)であり、さらにa−5を経由して
ラインLx1から出力されるのがzx(1)であり、さらにa
−6を経由してラインLx0から出力されるのがzx(0)で
あり、さらにa−7を経由してラインLx-1 から出力さ
れるのがzx(-1) であり、さらにa−8を経由してライ
ンLx-2 から出力されるのがzx(-2) である。これらの
出力zx(n)(n=-2,-1,0,1,2)は水平方向のエッジ強調信
号を形成するための信号として用いられる。
【0018】一方、入力信号Si が遅延回路a−9を経
由してラインLy2から出力されるのがzy(2)であり、a
−1及びa−10を経由してラインLy1から出力される
のがzy(1)であり、a−1、a−2、a−5、a−6を
経由してラインLy0から出力されるのがzy(0)であり、
a−2からa−3、a−11を経由してラインLy-1か
ら出力されるのがzy(-1) であり、a−3からa−4、
a−12を経由してラインLy-2 から出力されるのがz
y(-2) である。これらの出力zy(m)(m=-2,-1,0,1,2)は
垂直方向のエッジ強調信号を形成するために用いられ
る。図2における出力zx(0)とzy(0)とは同一の信号で
あるが、それぞれ水平及び垂直方向の信号値列の中心
(基準)となる信号z(0) であり、以下での処理はこの
z(0) を基準にして説明を行うことになる。図6(a)
及び(b)はこのz(0) の波形図でもある。
【0019】図1にもどって、遅延信号形成回路1−1
から出力される信号のうち、zx(n)(n=-2,-1,0,1,2)は
次の水平方向エッジ強調信号形成回路1−2に供給さ
れ、zy(m)(m=-2,-1,0,1,2)は次の垂直方向エッジ強調
信号形成回路1−3に供給される。図3に示すものが水
平方向エッジ強調信号形成回路1−2の詳細な構成例で
あり、図4に示すものが垂直方向エッジ強調信号形成回
路1−3の詳細な構成例である。図3と図4に示す2つ
のエッジ強調信号形成回路は同一構成、同一機能であ
り、相違点は使用するパラメータの値などである。エッ
ジ強調信号形成回路1−2にはラインLxn(n=-2,-1,0,
1,2)から、それぞれ5つの信号zx(n)(n=-2,-1,0,1,
2)が入力される。これらの信号は時間的、空間的には
図5(b)の様な配置になっている。まず、エッジ強調
信号形成回路1−2では、5つの信号値の中の時間的に
隣り合う3つの信号値zx(-1) 、zx(0)、zx(1)を結ぶ
信号特性曲線を次の2次関数式で近似する。
【0020】
【数3】
【0021】zx の式の右辺の第1項は2次関数からな
る2次関数項、第2項は1次関数からなる1次関数項そ
して第3項は定数項である。前記の信号値zx(n)(n=-2,
-1,0,1,2)を基に、定数値ax ,bx ,cx 、そして変
数xを求め、波形急峻化のパラメータを与えて水平方向
のエッジ強調信号hx を求めるのが、このブロック1−
2の機能である。
【0022】垂直方向エッジ強調信号形成回路1−3に
はラインLym(m=-2,-1,0,1,2)から、それぞれ5つの信
号zy(m)(m=-2,-1,0,1,2)が入力される。これらの信号
は時間的、空間的には図5(c)の様な配置になってい
る。これらの中の時間的に隣り合う3つの信号値zy(-
1) 、zy(0)、zy(1)を結ぶ信号特性曲線を次の2次関
数式で近似する。
【0023】
【数4】
【0024】zy の式の右辺の第1項は2次関数からな
る2次関数項、第2項は1次関数からなる1次関数項そ
して第3項は定数項である。前記の信号値zy(m)(m=-2,
-1,0,1,2)を基に、定数値ay ,by ,cy 、そして変
数yを求め、波形急峻化のパラメータを与えて垂直方向
のエッジ強調信号hy を求めるのが、このブロック1−
3の機能である。
【0025】水平と垂直の2つのエッジ強調信号hx 、
hy は基準位置(t=0、x=y=0)に対して求めら
れる。上記数3と数4における基準位置の値は同じ値で
あり、次式で表される。
【0026】
【数5】
【0027】このz(0) の値に対して、水平及び垂直方
向のエッジ強調信号hx 、hy を求め、hx に対しては
第1の増幅器1−4でβx (増幅率)倍し、hy に対し
ては第2の増幅器1−5でβy (増幅率)倍する。次の
第1の加算器1−6で2つのエッジ強調信号を加算合成
して合成エッジ強調信号eを求め、さらに次の第2の加
算器1−7で、数5に示した基準位置の値z(0) に合成
エッジ強調信号eを合成し、入力信号をエッジ強調処理
した信号zo (次式参照)をラインL2 から出力する。
以上が図1の概略的な動作説明である。
【0028】
【数6】
【0029】次に、図1の中の2つのエッジ強調信号形
成回路1−2,1−3について詳細な説明を行うことに
する。まず、図3に示す水平方向エッジ強調信号形成回
路1−2の動作について説明する。図3に示すように、
エッジ強調信号形成回路1−2は8つの機能ブロックで
構成されており、b−1は定数項合成器、b−2は2次
関数項係数値合成器、b−3は1次関数項係数値合成
器、b−4は振幅合成器、b−5は余弦値合成器、b−
6は振幅制限増幅器、b−7は乗算器、b−8は減算器
である。ブロックb−1〜b−3が第1の合成処理回路
を構成し、ブロックb−4〜b−8が第2の合成処理回
路を構成する。
【0030】前述の式、数3で表される曲線が3つの信
号値zx(-1) 、zx(0)、zx(1)を結ぶ曲線であるとの条
件から、この3つの信号値zx(-1) 、zx(0)、zx(1)を
数3に代入すると次式が得られる。
【0031】
【数7】
【0032】この式の定数ax 、bx 、cx を求める処
理を行うのが、次の3つのブロックb−1〜b−3であ
る。定数項合成器b−1には、遅延信号形成回路1−1
から5つの信号zx(n)(n=-2,-1,0,1,2)が供給され、次
式のように混合率kn で加算合成された定数項の値cx
が出力される。
【0033】
【数8】
【0034】結果的に、定数項合成器b−1は低域濾波
器の機能を果たしている。混合率kn の値を次式で与
え、
【0035】
【数9】
【0036】cx の値を5つの信号の平均値とした時の
出力波形図を、図7(a),(b)に示す。この場合の
定数項合成器b−1の特性は、図5(g)のような周波
数特性を有する低域濾波器特性である。以下での装置の
動作説明ではこの特性を使用する。こうした等混合率に
よる平均値処理の低域濾波器の特性は、使用する信号値
の数で変わる。信号値の数を減らすと、低域濾波器の遮
断周波数の値が高くなっていく。逆に、信号値の数を増
やしていくと、低域濾波器の遮断周波数の値が低い方に
移動していく。
【0037】定数項cx の値を求める低域濾波器として
は、上記の様な平均値による方法の他にも係数kn の与
え方によって、限られた条件下ではあるが、いろいろな
特性の低域濾波器を実現することができる。
【0038】次の2次関数項係数値合成器b−2には、
ラインLx0を介してのzx(0)と、定数項合成器b−1か
らの定数項の値cx の2つの信号が供給され、次式のよ
うな処理が行われ、2次関数項の係数値ax が出力され
る。
【0039】
【数10】
【0040】この式は数8及び数9を数7の第2式に代
入することで求められる。2次関数項係数値合成器の機
能は減算器である。図8(a),(b)に係数値ax の
波形図を示す。明らかに入力信号(図6(a),
(b))の水平高域信号成分である。次段の1次関数項
係数値合成器b−3には信号zx(-1) ,zx(0),zx
(1)、及び既に求められている2次関数項の係数値ax
が供給され、次式のようにしてxo がまず求められ、
【0041】
【数11】
【0042】続いて1次関数項の係数値bx が次式によ
って求められる。
【0043】
【数12】
【0044】この数12は、数7の第1式と第3式の和
と、既に求められているcx 及びax からxo の値(数
11)を得、数7の第3式から第1式を減算することな
どで求められる。1次関数項係数値合成器b−3の機能
はテーブルルックアップ方式のROMなどを使用するデ
ィジタル回路などで実現できる。図9(a),(b)に
示すのがbx の波形図である。
【0045】次段の振幅合成器b−4には、2次関数項
係数値合成器b−2からの係数値ax と1次関数項係数
値合成器b−3からの係数値bx とが供給されている。
係数値ax は基準点(t=0、即ちx=0)に対して偶
関数となる2次関数項の係数値であり、係数値bx は基
準点に対して奇関数となる1次関数項の係数値である。
一般に偶関数と奇関数は直交関係にあることを考慮し
て、係数値ax を横軸にとり、係数値bx を縦軸にとっ
て描いた図5(d)に示すような直角三角形から振幅値
Ax は次式で求められ出力される。
【0046】
【数13】
【0047】この振幅合成器b−4の出力Ax の波形図
は図10(a),(b)である。振幅合成器の機能もテ
ーブルルックアップ方式のROMなどを使用するディジ
タル回路などで実現できる。
【0048】次の余弦値合成器b−5には2次関数項係
数値合成器b−2からの係数値axと振幅合成器b−4
からの振幅値Ax とが供給されており、図5(d)の直
角三角形の斜辺Ax と横軸の係数値ax との関係から、
余弦値COS φx は次式で求められ出力される。
【0049】
【数14】
【0050】2つの係数値ax ,bx の合成から求めら
れる振幅値Ax により、係数値axをノーマライズして
振幅1の波形を得る働きをするのが、余弦値合成器b−
5の機能である。余弦値合成器の機能もディジタル回路
で、テーブルルックアップ方式のROMなどを使用して
実現できる。数14の位相値φx の値は、図5(d)の
縦軸の値bx と横軸の値ax の比からも、次式のように
求められる。
【0051】
【数15】
【0052】この位相値φx から、数14に示す余弦値
(COS φx )を求めることもできる。次の振幅制限増幅
器b−6は通称リミッタと呼ばれる回路であり、その入
出力特性の一例を図5(f)に示す。入力qx に対する
出力gx (qx)の関係を式で表すと次のようになる。
【0053】
【数16】
【0054】入力される信号レベルが振幅制限パラメー
タαx の値よりも相対的に小さい時には、入力された信
号はαx 倍に増幅されて出力され、一方、入力される信
号レベルがαx よりも相対的に大きい時には、入力され
た信号は振幅制限されて、振幅1の信号を出力させるよ
うな働きをしている。これにより、前段から入力される
余弦値の小振幅部分の信号波形の傾斜が急峻化され、そ
れ以外の信号部分は振幅値1の信号波形で出力されるこ
とになる。
【0055】次のブロックb−7は乗算器であり、振幅
合成器b−4からの振幅値Ax と振幅制限増幅器b−6
からの出力gx との積ex が求められる。
【0056】
【数17】
【0057】このブロックの出力ex は、2次関数項係
数値ax が振幅制限増幅器b−6で変形された結果とし
て得られたものである。従って、振幅制限パラメータα
x =1の場合には、ex はax と全く同じ波形になる。
よって、次式のように、
【0058】
【数18】
【0059】定数項cx と加算合成すると、数7の第2
式の値zx(0)が水平方向にエッジ強調された信号zoxが
求められることになる。しかし、本発明ではさらに垂直
方向も含めた2次元輪郭強調を行うのが目的なので、数
18のような加算はこの段階では行わない。
【0060】次の減算器b−8には2次関数項係数値合
成器b−2からの信号ax と乗算器b−7からの信号e
x が供給され、次式のような水平方向のエッジ強調信号
hxが求められ、ラインLhxを介して出力される。
【0061】
【数19】
【0062】数16における振幅制限パラメータをαx
=0.25として処理されたhx の波形図を図11
(a)及び(b)に示す。各走査線上の入力パルス波形
のトランジェントの所に明確な強調成分が形成されてい
る事が分かる。以上が図3の機能である。
【0063】次に、図4に内部構成を示す垂直方向エッ
ジ強調信号形成回路1−3の動作について説明する。前
記したように回路構成自体は水平方向エッジ強調信号形
成回路1−2と同一である。図4において、c−1は定
数項合成器、c−2は2次関数項係数値合成器、c−3
は1次関数項係数値合成器、c−4は振幅合成器、c−
5は余弦値合成器、c−6は振幅制限増幅器、c−7は
乗算器、c−8は減算器である。ブロックc−1〜c−
8は図3に示したブロックb−1〜b−8と一体一に対
応している。
【0064】垂直方向エッジ強調信号形成回路1−3で
は、前述の式数4で表される曲線が3つの信号値zy(-
1) 、zy(0)、zy(1)を結ぶ曲線であるとの条件である
から、この3つの信号値zy(-1) 、zy(0)、zy(1)を数
4に代入することで次式が得られる。
【0065】
【数20】
【0066】この式の定数ay 、by 、cy を求める処
理を行うのが、次の3つのブロックc−1〜c−3であ
る。定数項合成器c−1には5つの信号zy(m)(m=-2,-
1,0,1,2)が、遅延信号形成回路1−1から供給され、
次式のように混合率kn で加算合成された定数項の値c
y が出力される。
【0067】
【数21】
【0068】結果的に、定数項合成器c−1は低域濾波
器の機能を果たしている。混合率kn の値を次式で与
え、
【0069】
【数22】
【0070】cy の値を5つの信号の平均値とした時の
出力波形図を図7(c)及び(d)に示す。この場合の
定数項合成器b−1の特性は、図5(h)のような周波
数特性を有する低域濾波特性である。以下での装置の動
作説明ではこの特性を使用する。こうした等混合率によ
る平均値処理の低域濾波器の特性は、使用する信号値の
数で変わる。信号値の数を減らすと、低域濾波器の遮断
周波数の値が高くなっていく。逆に、信号値の数を増や
していくと、低域濾波器の遮断周波数の値が低い方に移
動していく。
【0071】定数項cy の値を求める低域濾波器として
は、上記の様な平均値による方法の他にも係数kn の与
え方によって、限られた条件下ではあるが、いろいろな
特性の低域濾波器を実現することができる。
【0072】次の2次関数項係数値合成器c−2には、
ラインLy0を介してのzy(0)と、定数項合成器c−1か
らの定数項の値cy の2つの信号が供給され、次式のよ
うな処理が行われ、2次関数項の係数値ay が出力され
る。
【0073】
【数23】
【0074】この式は数21及び数22を数20の第2
式に代入することで求められる。2次関数項係数値合成
器の機能は減算器である。図8(c)及び(d)に係数
値ay の波形図を示す。明らかに入力信号(図6(a)
及び(b))の垂直高域信号成分である。
【0075】次の1次関数項係数値合成器c−3には信
号zy(-1) ,zy(0),zy(1)、及び、既に求められてい
る2次関数項の係数値ay が供給され、次式のようにし
てyo をがまず求められ、
【0076】
【数24】
【0077】続いて1次関数項の係数値by が次式によ
って求められる。
【0078】
【数25】
【0079】この数25は、数20の第1式と第3式の
和と、既に求められているcy 及びay からyo の値
(数24)を得、数20の第3式から第1式を減算する
ことなどで求められる。1次関数項係数値合成器c−3
の機能はテーブルルックアップ方式のROMなどを使用
するディジタル回路などで実現できる。図9(c)及び
(d)に示すのが係数値by の波形図である。
【0080】次段の振幅合成器c−4には、2次関数項
係数値合成器c−2からの係数値ay と1次関数項係数
値合成器c−3からの係数値by とが供給されている。
係数値ay は基準点(t=0、即ちy=0)に対して偶
関数となる2次関数項の係数値であり、係数値by は基
準点に対して奇関数となる1次関数項の係数値である。
一般に偶関数と奇関数は直交関係にあることを考慮し
て、係数値ay を横軸にとり、係数値by を縦軸にとっ
て描いた図5(d)に示すような直角三角形から振幅値
Ay は次式で求められ出力される。
【0081】
【数26】
【0082】この振幅合成器c−4の出力Ay の波形図
は図10(c)及び(d)である。振幅合成器の機能も
テーブルルックアップ方式のROMなどを使用するディ
ジタル回路などで実現できる。
【0083】次の余弦値合成器c−5には2次関数項係
数値合成器c−2からの係数値ayと振幅合成器c−4
からの振幅値Ay とが供給されており、図5(d)の直
角三角形の斜辺Ay と横軸の係数値ay との関係から、
余弦値COS φy は次式で求められ出力される。
【0084】
【数27】
【0085】2つの係数値ay とby の合成から求めら
れる振幅値Ay により、係数値ayをノーマライズして
振幅1の波形を得る働きをするのが、余弦値合成器の機
能である。この余弦値合成器の機能もディジタル回路
で、テーブルルックアップ方式のROMなどを使用して
実現できる。
【0086】数27の位相値φy の値は、図5(d)の
縦軸の値by と横軸の値ay の比からも、次式のように
求められる。
【0087】
【数28】
【0088】この位相値φy から、数27に示す余弦値
(COS φy )を求めることもできる。次の振幅制限増幅
器c−6は通称リミッタと呼ばれる回路であり、その入
出力特性の一例をは図5(f)に示す。入力qy に対す
る出力gy (qy)の関係を式で表すと次のようになる。
【0089】
【数29】
【0090】入力される信号レベルが振幅制限パラメー
タαy の値よりも相対的に小さい時には、入力された信
号はαy 倍に増幅されて出力され、一方、入力される信
号レベルがαy よりも相対的に大きい時には、入力され
た信号は振幅制限されて、振幅1の信号を出力させるよ
うな働きをしている。これにより、前段から入力される
余弦値の小振幅部分の信号波形の傾斜が急峻化され、そ
れ以外の信号部分は振幅値1の信号波形で出力されるこ
とになる。
【0091】次のブロックc−7は乗算器であり、振幅
合成器c−4からの振幅値Ay と振幅制限増幅器c−6
からの出力gy との積ey が求められる。
【0092】
【数30】
【0093】このブロックの出力ey は、2次関数項係
数値ay が振幅制限増幅器c−6で変形された結果とし
て得られたものである。従って、振幅制限パラメータα
y =1の場合には、ey はay と全く同じ波形になる。
よって、次式のように、
【0094】
【数31】
【0095】定数項cy と加算合成すると、数20の第
2式の値zy(0)が垂直方向にエッジ強調された信号zoy
が求められることになる。しかし、本発明ではさらに水
平方向も含めた2次元輪郭強調を行うのが目的なので、
数31のような加算はこの段階では行わない。
【0096】次の減算器c−8には2次関数項係数値合
成器c−2からの信号ay と乗算器c−7からの信号e
y が供給され、次式のような垂直方向のエッジ強調信号
hyが求められ、ラインLhyを介して出力される。以上
が図4の機能である。
【0097】
【数32】
【0098】数29における振幅制限パラメータをαy
=0.25として処理されたhy の波形図を図11
(c)及び(d)に示す。各走査線上の入力パルス波形
のトランジェントの所に明確な強調成分が形成されてい
ることが分かる。
【0099】図1にもどって、ラインLhxを介して出力
される水平方向のエッジ強調信号hx は、第1の増幅器
1−4で増幅(βx 倍)されてex =βx hx となり、
次段の第1の加算器1−6に加えられる。一方、ライン
Lhyを介して出力された垂直方向のエッジ強調信号hy
は、第2の増幅器1−5で増幅(βy 倍)されてey=
βy hy となり、次段の第1の加算器1−6に加えられ
る。
【0100】第1の加算器1−6では次式に示すよう
に、増幅器1−4からの信号ex と、増幅器1−5から
の信号ey とが加算合成され、エッジ強調信号eが得ら
れる。
【0101】
【数33】
【0102】図12(a)及び(b)は、振幅制限パラ
メータがαx =αy =0.25で、増幅器の増幅率をβ
x =βy =0.5とした時のエッジ強調信号eの波形図
である。次の第2の加算器1−7では、次式のように遅
延信号形成回路1−1からの基準点の信号z(0) と加算
器1−6からのエッジ強調信号eの加算合成が行われ、
最終出力信号zo が求められる。
【0103】
【数34】
【0104】図12(c)及び(d)は振幅制限パラメ
ータがαx =αy =0.25で、増幅器の増幅率をβx
=βy =0.5とした時のzo の波形図である。図12
(c)及び(d)を入力信号である図6(a)及び
(b)と比較すると2次元パルスの周辺の傾斜が2倍以
上急峻化されていることが分かる。
【0105】図13(a)〜(d)は図12(a)〜
(d)と一体一に対応した各部の波形図であるが、ここ
では振幅制限パラメータがαx =αy =0.25で、増
幅器の増幅率をβx =βy =0.75であり、図12に
比べて増幅率をやや大きめにしてある。zo の波形図を
入力信号と比較するとエッジ強調効果が明確である。図
12(a)〜(d)との比較では増幅率の値の差がでて
いる。
【0106】図14(a)及び(b)は、図6(a)及
び(b)が矩形の白色パターンであったのに対して、や
やひし形になった白色パターンの入力信号の例である。
これに対する各部の出力波形図を図15及び図16の
(a)〜(d)に示す。これは前述の図12及び図13
と一体一に対応した各部の波形図である。何れも波形傾
斜部の急峻化の効果が明確であるが、同一の値のパラメ
ータを使った比較では単純な矩形白色パターンの場合よ
りもプリシュート及びオーバーシュートが大きい。しか
しながら、従来方法の2次微分によるエッジ強調の場合
との比較では、プリシュート及びオーバーシュートは問
題にならない程度に小さい。以上の如く、ひし形の様な
斜めのパターンに対しても、本実施例は十分効果的に機
能していることが分かる。
【0107】なお、エッジ強調処理の中で用いられる低
域濾波器(定数項合成器b−1,c−1)の特性として
は、数9や数22の様な等混合率による平均値を用いる
方法以外にもいくつかの方法があり、例えば次式のよう
な混合率を用いる方法もある。
【0108】
【数35】
【数36】
【0109】数35は水平方向、数36は垂直方向に関
する低域濾波器の例である。数35,数36に示した混
合率では、細部の特性に関しては上記の動作説明で用い
た特性とは異なるが、本質的には同様に機能する。
【0110】また、1次関数係数値bx またはby を求
める際に、信号がかなり複雑な変化を伴う波形の場合
に、主として演算誤差によるピークパルスが発生する場
合がある。このようなピークパルスの周波数成分は主と
して入力信号の含有周波数帯域外の成分であるので、b
x 叉はby に対して帯域制限のための低域濾波器をかけ
ることで、このピークパルスを取り除くことができる。
図5(e)のはbx に対する低域濾波器の特性であ
り、fa=4.5MHz とした例である。
【0111】さらに、水平方向エッジ強調信号hx に対
して、入力信号帯域の数倍の帯域までで帯域制限する低
域濾波器を設けることにより、エッジ強調の度合いをさ
らに細かく調整することができる。図5(e)のはそ
の低域濾波器の特性の一例(fb=5fm の場合)である。
【0112】また、増幅器1−4,1−5のエッジ強調
信号に対する利得を、実際の画像を観察しながら調整す
れば、好みに合わせた最適な状態の画質改善効果を得る
ことができる。さらには、プリシュート、オーバーシュ
ートの効果を生かし、従来よりも細いプリシュート、オ
ーバーシュートを付け、エッジ強調を行うこともでき
る。
【0113】以上のように、本実施例によるエッジ強調
処理では、入力信号と完全な相関関係があり、かつ最適
なエッジ強調信号が、自然な形で滑らかに再生画像に2
次元的に付加されるので、この画質改善装置は、観賞者
に対して違和感を与えることなく、自然な形で、鮮鋭度
及び解像度の向上感を抱かせることができる。
【0114】上記した実施例の各ブロックはは、周知の
回路や市販のIC等を用いて簡単に構成できるので、装
置全体は低コストで実現できる。
【0115】なお、実施例では入力信号例としてテレビ
ジョンの輝度信号を用いたが、本発明の画質改善装置は
色信号やRGB信号などにも適用できる。また、ディジ
タル化された画像データに対しても、本発明と等価な輪
郭補正処理、エッジ強調処理、拡大縮小画像データに対
する同様の処理などを、コンピュータを使用したソフト
ウェア処理によって実現でき、本発明は画像データのソ
フトウェアによる加工処理にも応用できることになる。
さらに、この発明は、NTSCからHDTVに至る各種
の放送方式、これらの信号を記録再生するVTR、また
各種のコンピュータ画像など、低解像度から高解像度の
再生画像の画質の均一化に特に効果がある。また、一般
のデジタル伝送通信系の波形劣化を改善することにも有
効である。
【0116】
【発明の効果】以上の通り本発明の画質改善装置は、下
記の効果を有する。 (イ)入力信号の水平・垂直各方向の波形変化部(エッ
ジ)の情報を求めるために、入力信号における所定時間
(水平方向に対応する時間Tx 、または垂直方向に対応
する時間Ty )毎の隣接する少なくとも3つの信号値を
結ぶ特性曲線を2次関数項、1次関数項、及び定数項の
和で近似する。次に、2次関数項と1次関数項との係数
値及び定数項を処理することによって、水平・垂直各方
向のエッジを急峻化するための強調信号を形成する。そ
して、その2つのエッジ強調信号を合成して入力信号に
付加し、入力信号の傾斜部の略略中央部を急峻化でき
る。これによって、入力信号の有する周波数帯域外の周
波数成分を再合成して入力信号に付加でき、2次元的に
入力信号のエッジ強調が行われ、輪郭が強調された再生
画像となる出力信号を得ることができる。
【0117】(ロ)水平及び垂直の方向に対して、3つ
の信号値を結ぶ特性曲線の定数項を求める際に、隣接す
る複数個の信号を所定比率で加算合成しているが、これ
は定数項を信号の低域成分から得るための処理であり、
2次関数項及び1次関数項を効果的に機能させる働きを
している。さらに、前記加算合成の比率の設定可能範囲
はかなり広範囲であり、使用状況に応じた種々の設定が
可能である。
【0118】(ハ)2次微分を用いる従来の輪郭補正の
ような、原信号の振幅を遥かに越えたプリシュート、オ
ーバーシュートの付くエッジ強調に対して、本発明は原
信号の振幅内の波形変化に極力押え込むことができるエ
ッジ強調処理である。従って、この画質改善装置を組込
んだ機器を、デジタル回路で構成した場合でもオーバー
フローの問題が発生せず、良好な画質改善が行える。
【0119】(ニ)入力信号に対する波形エッジ強調の
度合は入力信号の含有周波数に依存すると共に、その度
合は、振幅情報と位相情報を含めて完全な相関関係が保
たれている。また、このエッジ強調成分は波形変化部を
滑らかに急峻化させる。従って、処理後の画質は観賞者
に対して違和感を与えることなく、自然な形で鮮鋭度及
び解像度の向上感を抱かせることができる。
【0120】(ホ)本発明の画質改善装置における各構
成要素は、市販のIC等の汎用部品を用いて、簡単な回
路構成で実現できるので、この画質改善装置は、装置全
体が低コストであると共に、容易に製造でき、さらに、
幅広い用途を有しているので工業上有効、有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】実施例内の遅延信号形成回路の構成例を示す図
である。
【図3】実施例内の水平方向エッジ強調信号形成回路の
構成例を示す図である。
【図4】実施例内の垂直方向エッジ強調信号形成回路の
構成例を示す図である。
【図5】実施例の動作説明図である。
【図6】実施例の動作説明図である。
【図7】実施例の動作説明図である。
【図8】実施例の動作説明図である。
【図9】実施例の動作説明図である。
【図10】実施例の動作説明図である。
【図11】実施例の動作説明図である。
【図12】実施例の動作説明図である。
【図13】実施例の動作説明図である。
【図14】実施例の動作説明図である。
【図15】実施例の動作説明図である。
【図16】実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1−1 遅延信号形成回路(信号値を抽出する抽出回
路) 1−2 水平方向エッジ強調信号形成回路 1−3 垂直方向エッジ強調信号形成回路 1−4 第1の増幅器 1−5 第2の増幅器 1−6 第1の加算器 1−7 第2の加算器(出力信号を得る加算回路)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の時間間隔毎及び第2の時間間隔毎に
    入力信号から信号値を抽出する抽出回路と、 前記第1の時間間隔毎に抽出された信号値が供給され水
    平方向のエッジ強調信号を得る水平方向エッジ強調信号
    形成回路と、 前記第2の時間間隔毎に抽出された信号値が供給され垂
    直方向のエッジ強調信号を得る垂直方向エッジ強調信号
    形成回路と、 前記水平方向及び垂直方向の2つのエッジ強調信号を合
    成して合成エッジ強調信号を得る合成回路と、 前記合成エッジ強調信号を前記入力信号に加算し、前記
    入力信号の波形変化部を急峻化した出力信号を得る加算
    回路とから構成し、 前記水平方向エッジ強調信号形成回路、及び前記垂直方
    向エッジ強調信号形成回路はそれぞれ、 前記抽出回路から供給される時間間隔毎の信号値のう
    ち、時間的に隣り合う少なくとも3つの信号値を連結す
    る信号特性曲線を、2次関数項と1次関数項と定数項と
    の和から成る2次関数で近似するために、前記3つの信
    号値を少なくとも含む複数個の信号値を所定比率で加算
    合成して前記定数項を求めると共に、前記3つの信号値
    を少なくとも含む複数個の信号値から前記2次関数項及
    び1次関数項の各係数値を求める第1の合成処理回路
    と、 前記2次関数項と前記1次関数項との2つの係数値から
    振幅値を求め、前記振幅値に対する前記2次関数項の係
    数値の比率から余弦値を求め、前記余弦値を非線形処理
    して振幅制限余弦値を求め、前記振幅制限余弦値と前記
    振幅値とから2次関数項のエッジ強調された新たな係数
    値を求め、その新たな係数値と前記2次関数項の係数値
    との差から方向別のエッジ強調信号を得る第2の合成処
    理回路とから成る、ことを特徴とする画質改善装置。
JP23747393A 1993-08-30 1993-08-30 画質改善装置 Pending JPH0774985A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100686721B1 (ko) * 2005-05-02 2007-02-26 삼성전자주식회사 화질개선장치 및 화질개선방법

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