JPH06205244A - 波形補正装置 - Google Patents
波形補正装置Info
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- JPH06205244A JPH06205244A JP43A JP36164692A JPH06205244A JP H06205244 A JPH06205244 A JP H06205244A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 36164692 A JP36164692 A JP 36164692A JP H06205244 A JPH06205244 A JP H06205244A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種画像処理装置等に好適な波形補正装置に
関する。特に、エッジ強調度合いの強弱に応じて、エッ
ジ強調成分の振幅値調整を変化させることにより、十分
な輪郭補正効果と、擬似輪郭の抑圧という相反する効果
を両立させることができ、より自然な形で画像の鮮鋭度
及び解像度を改善できる装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 直交高域濾波器1−1、同相高域濾波器1−
2、波形合成器1−3、減算器1−4によりエッジ強調
成分Sgを得る。振幅調節器1−5で、エッジ強調成分
Sgの振幅をパラメータγ(γはエッジ強調度合いの強
弱に応じて可変)をスレッシュホールド値として調整
し、その後、原信号Saにエッジ強調成分Sgを加算
し、エッジ強調された信号を得る。
関する。特に、エッジ強調度合いの強弱に応じて、エッ
ジ強調成分の振幅値調整を変化させることにより、十分
な輪郭補正効果と、擬似輪郭の抑圧という相反する効果
を両立させることができ、より自然な形で画像の鮮鋭度
及び解像度を改善できる装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 直交高域濾波器1−1、同相高域濾波器1−
2、波形合成器1−3、減算器1−4によりエッジ強調
成分Sgを得る。振幅調節器1−5で、エッジ強調成分
Sgの振幅をパラメータγ(γはエッジ強調度合いの強
弱に応じて可変)をスレッシュホールド値として調整
し、その後、原信号Saにエッジ強調成分Sgを加算
し、エッジ強調された信号を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン(T
V)受像機、ビデオテープレコーダ等の各種ビデオ機
器、及び画像データを扱う各種画像処理装置等に好適な
波形補正装置に関する。そして、この発明は波形の変化
部即ち波形エッジ部を急峻化することで画質を改善する
が、擬似輪郭の発生を抑圧し鑑賞者に違和感を与えるこ
となく、自然な形で再生画像の鮮鋭度及び解像度を改善
できる波形補正装置を提供することを目的としている。
V)受像機、ビデオテープレコーダ等の各種ビデオ機
器、及び画像データを扱う各種画像処理装置等に好適な
波形補正装置に関する。そして、この発明は波形の変化
部即ち波形エッジ部を急峻化することで画質を改善する
が、擬似輪郭の発生を抑圧し鑑賞者に違和感を与えるこ
となく、自然な形で再生画像の鮮鋭度及び解像度を改善
できる波形補正装置を提供することを目的としている。
【0002】
【従来の技術】従来、画質改善のために用いられる輪郭
補正は、2次微分処理によって、輪郭補正成分を求め、
この補正成分を元の信号に適量付加することによって輪
郭を補正しようとするものが一般的な方法であった。し
かし、この方法では補正した画像のエッジ部にプリシュ
ートやオーバーシュートが発生することがあり、期待す
るほどの画質改善効果が得られていなかった。
補正は、2次微分処理によって、輪郭補正成分を求め、
この補正成分を元の信号に適量付加することによって輪
郭を補正しようとするものが一般的な方法であった。し
かし、この方法では補正した画像のエッジ部にプリシュ
ートやオーバーシュートが発生することがあり、期待す
るほどの画質改善効果が得られていなかった。
【0003】そこで、上記問題点を解決すべく本出願人
は、特願平3-360616号(整理番号H03001093 )「波形補
正装置」を出願した。この波形補正装置による輪郭補正
は、理論上、上記のように再生画像のエッジ部にプリシ
ュートやオーバーシュートが発生することなくエッジ部
を強調し、自然な形で鮮鋭度及び解像度を向上させるこ
とができることを特徴としている。しかし、上記出願に
よる方法を回路で実現すると、例えば、原画像において
陰の部分から光の当たっている部分へ徐々に変わってい
るような、実際には物体のエッジではないところが、輪
郭補正されてエッジとなってしまうことがあり(いわゆ
る擬似輪郭の発生)、不自然な画像となることがまれに
あった。
は、特願平3-360616号(整理番号H03001093 )「波形補
正装置」を出願した。この波形補正装置による輪郭補正
は、理論上、上記のように再生画像のエッジ部にプリシ
ュートやオーバーシュートが発生することなくエッジ部
を強調し、自然な形で鮮鋭度及び解像度を向上させるこ
とができることを特徴としている。しかし、上記出願に
よる方法を回路で実現すると、例えば、原画像において
陰の部分から光の当たっている部分へ徐々に変わってい
るような、実際には物体のエッジではないところが、輪
郭補正されてエッジとなってしまうことがあり(いわゆ
る擬似輪郭の発生)、不自然な画像となることがまれに
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在までの技術では、
輪郭補正した画像において、エッジ部のプリシュート,
オーバーシュートの発生は起こらなくなっているが、エ
ッジのないところにエッジが現れる擬似輪郭の発生は完
全には抑えられていなかった。
輪郭補正した画像において、エッジ部のプリシュート,
オーバーシュートの発生は起こらなくなっているが、エ
ッジのないところにエッジが現れる擬似輪郭の発生は完
全には抑えられていなかった。
【0005】この発明が解決しようとする課題は、擬似
輪郭による弊害が起こらずに輪郭補正することができ、
その結果、より自然な形で画像の鮮鋭度及び解像度を向
上できる波形補正装置とするには、どのような手段を講
じればよいかという点にある。
輪郭による弊害が起こらずに輪郭補正することができ、
その結果、より自然な形で画像の鮮鋭度及び解像度を向
上できる波形補正装置とするには、どのような手段を講
じればよいかという点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、
するために本発明は、
【0007】入力信号である第1の信号が供給され、第
2の信号を出力する直交高域濾波器と、
2の信号を出力する直交高域濾波器と、
【0008】前記第1の信号が供給され、第3の信号を
出力する同相高域濾波器と、
出力する同相高域濾波器と、
【0009】前記第2及び第3の信号が供給され、この
2つの信号のベクトル合成によって得られる振幅値と位
相値とを用いて非線形処理を行い、前記第3の信号の波
形エッジを急峻化した第4の信号を出力する波形合成器
と、
2つの信号のベクトル合成によって得られる振幅値と位
相値とを用いて非線形処理を行い、前記第3の信号の波
形エッジを急峻化した第4の信号を出力する波形合成器
と、
【0010】前記第3及び第4の信号が供給され、その
2つの信号の差信号として求められる、波形エッジ強調
成分となる第5の信号を出力する減算器と、
2つの信号の差信号として求められる、波形エッジ強調
成分となる第5の信号を出力する減算器と、
【0011】前記第5の信号が供給され、その振幅値を
調節して第6の信号を出力する振幅調節器と、
調節して第6の信号を出力する振幅調節器と、
【0012】前記第1及び第6の信号が供給され、前記
第1の信号に前記第6の信号を付加することで、前記第
1の信号の波形エッジが強調された出力信号を得る加算
器とより構成し、
第1の信号に前記第6の信号を付加することで、前記第
1の信号の波形エッジが強調された出力信号を得る加算
器とより構成し、
【0013】前記直交高域濾波器と、前記同相高域濾波
器とは、それぞれの低域遮断周波数を設定するパラメー
タを調整する制御入力が供給され、
器とは、それぞれの低域遮断周波数を設定するパラメー
タを調整する制御入力が供給され、
【0014】前記波形合成器は、非線形処理のパラメー
タを調整する制御入力が供給され、
タを調整する制御入力が供給され、
【0015】前記振幅調節器は、振幅調節処理のパラメ
ータを調整する制御入力が供給されることを特徴とする
波形補正装置を提供するものである。
ータを調整する制御入力が供給されることを特徴とする
波形補正装置を提供するものである。
【0016】
【実施例】本発明の波形補正装置の一実施例を、図1に
示す。この実施例における先の出願(特願平3-360616
号)との大きな違いは、振幅調節器1−5を設けた点で
ある。
示す。この実施例における先の出願(特願平3-360616
号)との大きな違いは、振幅調節器1−5を設けた点で
ある。
【0017】図1において、1−1は直交高域濾波器、
1−2は同相高域濾波器、1−3は波形合成器、1−4
は減算器、1−5は振幅調節器、1−6は加算器であ
る。
1−2は同相高域濾波器、1−3は波形合成器、1−4
は減算器、1−5は振幅調節器、1−6は加算器であ
る。
【0018】なお、説明の便宜上、各回路自体の処理時
間による信号の遅れ、及びその遅れを単に補正するため
だけに通常用いられる遅延回路等は、説明上必要な場合
を除き省略するものとする。
間による信号の遅れ、及びその遅れを単に補正するため
だけに通常用いられる遅延回路等は、説明上必要な場合
を除き省略するものとする。
【0019】この波形補正装置の扱う入力信号の例とし
ては、テレビジョンの輝度信号、色信号、RGB信号等
を想定している。従って、上限が4MHzまでの周波数
成分を有する入力信号に対し、周波数帯域4MHzを越
える成分を付加して傾斜部を急峻化することでエッジ強
調を行っている。
ては、テレビジョンの輝度信号、色信号、RGB信号等
を想定している。従って、上限が4MHzまでの周波数
成分を有する入力信号に対し、周波数帯域4MHzを越
える成分を付加して傾斜部を急峻化することでエッジ強
調を行っている。
【0020】まず、入力信号Saが、図2(a)に示す
ような輝度信号相当の周波数の正弦波信号の場合につい
て、各処理部の動作を詳しく説明する。なお、各処理部
で処理された信号Sb〜信号Siを図2(b)〜(j)
に示す。
ような輝度信号相当の周波数の正弦波信号の場合につい
て、各処理部の動作を詳しく説明する。なお、各処理部
で処理された信号Sb〜信号Siを図2(b)〜(j)
に示す。
【0021】入力信号Saは、直交高域濾波器1−1に
供給される。この直交高域濾波器1−1の周波数特性は
虚数部が次式で表され、
供給される。この直交高域濾波器1−1の周波数特性は
虚数部が次式で表され、
【0022】
【数1】
【0023】実数部が0であるような微分性の特性であ
る。数1のパラメータβは直交高域濾波器の低域遮断周
波数を調整するものであり、図1で制御入力(β)とし
て入力される。パラメータβの値の範囲は、0〜1であ
る。
る。数1のパラメータβは直交高域濾波器の低域遮断周
波数を調整するものであり、図1で制御入力(β)とし
て入力される。パラメータβの値の範囲は、0〜1であ
る。
【0024】図3(a)はβが0.25のときの周波数
特性(但し、f1=βf2)であり、図3(c)がその
インパルス応答である。インパルス応答は、信号Saに
対して直交、即ち、π/2の位相差を有している。この
直交高域濾波器1−1の出力波形Sbは、図2(b)に
示すような波形になる。
特性(但し、f1=βf2)であり、図3(c)がその
インパルス応答である。インパルス応答は、信号Saに
対して直交、即ち、π/2の位相差を有している。この
直交高域濾波器1−1の出力波形Sbは、図2(b)に
示すような波形になる。
【0025】一方、入力信号Saは、同相高域濾波器1
−2にも供給される。同相高域濾波器1−2の周波数特
性は、実数部が次式で表され、
−2にも供給される。同相高域濾波器1−2の周波数特
性は、実数部が次式で表され、
【0026】
【数2】
【0027】虚数部が0であるような高域濾波特性であ
る。同相高域濾波器1−2には、直交高域濾波器1−1
と同様に、パラメータβが制御入力(β)として入力さ
れる。
る。同相高域濾波器1−2には、直交高域濾波器1−1
と同様に、パラメータβが制御入力(β)として入力さ
れる。
【0028】図3(b)は、パラメータβが0.25の
時の周波数特性であり、図3(d)がそのインパルス応
答である。インパルス応答は、信号Saに対して同位相
である。同相高域濾波器の出力波形Scは、図2(c)
に示すような波形となる。
時の周波数特性であり、図3(d)がそのインパルス応
答である。インパルス応答は、信号Saに対して同位相
である。同相高域濾波器の出力波形Scは、図2(c)
に示すような波形となる。
【0029】信号Saに対する信号Sbの位相差はπ/
2であるので、このような信号Sbを出力する特性を有
する高域濾波器を直交高域濾波器と呼び、また、信号S
aに対する信号Scの位相差は0(即ち同位相)である
ので、このような信号Scを出力する特性を有する高域
濾波器を同相高域濾波器と呼ぶことにした。
2であるので、このような信号Sbを出力する特性を有
する高域濾波器を直交高域濾波器と呼び、また、信号S
aに対する信号Scの位相差は0(即ち同位相)である
ので、このような信号Scを出力する特性を有する高域
濾波器を同相高域濾波器と呼ぶことにした。
【0030】本実施例では、高域濾波器1−1,1−2
に制御入力信号(β)を入力し、数1,数2におけるβ
を0〜1の範囲で調整できるようにしている。先の出願
(特願平3-360616号)で説明したように、パラメータβ
の値を調整することにより、エッジ強調の度合を調節で
き、本実施例は、観賞者の好みに応じた最適なエッジ強
調処理を行える。
に制御入力信号(β)を入力し、数1,数2におけるβ
を0〜1の範囲で調整できるようにしている。先の出願
(特願平3-360616号)で説明したように、パラメータβ
の値を調整することにより、エッジ強調の度合を調節で
き、本実施例は、観賞者の好みに応じた最適なエッジ強
調処理を行える。
【0031】図1にもどって、直交高域濾波器1−1よ
り出力された信号Sbと、同相高域濾波器1−2より出
力された信号Scとは、波形合成器1−3に入力され
る。この波形合成器では、まず、信号Sbと信号Scと
によって、図4(a)に示される関係をもつ信号Sdと
信号θi が新たに作り出される。次式が、その関係式で
ある。
り出力された信号Sbと、同相高域濾波器1−2より出
力された信号Scとは、波形合成器1−3に入力され
る。この波形合成器では、まず、信号Sbと信号Scと
によって、図4(a)に示される関係をもつ信号Sdと
信号θi が新たに作り出される。次式が、その関係式で
ある。
【0032】
【数3】
【0033】
【数4】
【0034】さらに、信号θi に非線形位相変換処理を
施して信号θo に変換する。この非線形位相変換処理
は、例えば図4(c),(d)のような処理方法であ
る。波形合成器1−3には、パラメータαの値及びどの
非線形位相変換処理方法を選択するかが制御入力(α)
で指定される。
施して信号θo に変換する。この非線形位相変換処理
は、例えば図4(c),(d)のような処理方法であ
る。波形合成器1−3には、パラメータαの値及びどの
非線形位相変換処理方法を選択するかが制御入力(α)
で指定される。
【0035】図2(e)、(f)がそれぞれ信号θi 、
信号θo の波形図である。信号θoは、図4(c)の方
法で変換している。
信号θo の波形図である。信号θoは、図4(c)の方
法で変換している。
【0036】このようにして得られた信号Sdと信号θ
o によって、波形合成器1−3の最終的な出力信号Se
を得る。その関係は次式の通りである。
o によって、波形合成器1−3の最終的な出力信号Se
を得る。その関係は次式の通りである。
【0037】
【数5】
【0038】図4(c)の方法でα=8として非線形位
相変換処理を行い波形合成した信号Seを図2(g)に
示す。図2(g)のように信号Seは、信号Saの立ち
上がり及び立ち下がり部、即ち、信号Scのゼロクロス
付近の波形変化部が急峻化された波形である。
相変換処理を行い波形合成した信号Seを図2(g)に
示す。図2(g)のように信号Seは、信号Saの立ち
上がり及び立ち下がり部、即ち、信号Scのゼロクロス
付近の波形変化部が急峻化された波形である。
【0039】波形合成器1−3の具体的構成例を図5に
示す。図5において、ブロック5−1では、数4に示す
式の関係によって、入力信号Sbと入力信号Scとから
信号θi を求め出力する。またブロック5−2、5−3
では、ブロック5−1の出力信号θi と入力信号Sb,
Scとから、それぞれ、次式に従い、直交成分の寄与分
と、同相成分の寄与分を求め出力する。
示す。図5において、ブロック5−1では、数4に示す
式の関係によって、入力信号Sbと入力信号Scとから
信号θi を求め出力する。またブロック5−2、5−3
では、ブロック5−1の出力信号θi と入力信号Sb,
Scとから、それぞれ、次式に従い、直交成分の寄与分
と、同相成分の寄与分を求め出力する。
【0040】
【数6】
【0041】
【数7】
【0042】これら2つの信号を加算器5−4において
加算することで前記信号Sdを得ている。
加算することで前記信号Sdを得ている。
【0043】図5に示した具体例で、信号Sdを、数3
からではなく、数6と数7との加算によって求めた理由
は、ディジタル回路で波形合成器1−3を構成した場
合、市販のROMを使うことにより加算による方法で精
度良くSdが求められるからである。
からではなく、数6と数7との加算によって求めた理由
は、ディジタル回路で波形合成器1−3を構成した場
合、市販のROMを使うことにより加算による方法で精
度良くSdが求められるからである。
【0044】ブロック5−1の出力信号θi は、ブロッ
ク5−5にも入力される。このブロック5−5では、前
記の非線形位相変換が行われて信号θo を得、信号θo
と、もう一つの入力信号である信号Sdとから、数5に
従って信号Seが演算されて出力される。ブロック5−
5でパラメータαの値を調整することにより、先の出願
(特願平3-360616号)で説明したように、エッジ強調の
度合を調節できる。
ク5−5にも入力される。このブロック5−5では、前
記の非線形位相変換が行われて信号θo を得、信号θo
と、もう一つの入力信号である信号Sdとから、数5に
従って信号Seが演算されて出力される。ブロック5−
5でパラメータαの値を調整することにより、先の出願
(特願平3-360616号)で説明したように、エッジ強調の
度合を調節できる。
【0045】図1にもどって、波形合成器1−3より出
力された信号Seは、減算器1−4に入力される。ここ
では、下記の数8に従って、信号Seから信号Scが引
かれ、信号Sg(エッジ強調成分)が出力される。この
時、信号Scは波形合成器1−3の処理時間に相当する
だけ遅延されている。
力された信号Seは、減算器1−4に入力される。ここ
では、下記の数8に従って、信号Seから信号Scが引
かれ、信号Sg(エッジ強調成分)が出力される。この
時、信号Scは波形合成器1−3の処理時間に相当する
だけ遅延されている。
【0046】
【数8】
【0047】図2(h)はエッジ強調成分となる信号S
gの波形図である。数8からわかるように、信号Sg
は、信号Scを強調した信号Seから信号Scを引いた
信号である。
gの波形図である。数8からわかるように、信号Sg
は、信号Scを強調した信号Seから信号Scを引いた
信号である。
【0048】エッジ強調成分信号Sgは振幅調節器1−
5に供給される。この振幅調節器1−5が、従来、問題
となっていた擬似輪郭の発生による弊害を無くし、自然
な再生画像を得るためのものである。
5に供給される。この振幅調節器1−5が、従来、問題
となっていた擬似輪郭の発生による弊害を無くし、自然
な再生画像を得るためのものである。
【0049】従来は、物体の輪郭ではない部分の信号の
変化の特徴と、輪郭部分の信号の変化の特徴との区別が
つかなかった。そこで、本実施例では、物体の輪郭では
ない部分は信号Sgの振幅が小さいという関係を特徴と
してとらえ、従来擬似輪郭となっていた部分では、エッ
ジ強調成分である信号Sgの振幅を圧縮してエッジ強調
の度合いを抑えることにした。
変化の特徴と、輪郭部分の信号の変化の特徴との区別が
つかなかった。そこで、本実施例では、物体の輪郭では
ない部分は信号Sgの振幅が小さいという関係を特徴と
してとらえ、従来擬似輪郭となっていた部分では、エッ
ジ強調成分である信号Sgの振幅を圧縮してエッジ強調
の度合いを抑えることにした。
【0050】エッジ強調度(前記パラメータβ、パラメ
ータαにより調節できる)を強めることによって、擬似
輪郭の発生による弊害も多くなるが、それに応じて、前
述した信号Sgの、擬似輪郭の発生に関係する振幅値の
範囲も広がる。そこで、パラメータγを調整する制御信
号(γ)を振幅調節器1−5に入力して、この範囲の広
がりに応じた、可変圧縮制御(振幅を圧縮するスレッシ
ュホールド値を調整)を行っている。つまり、エッジ強
調の度合いに応じた振幅調節が可能となっており、この
ため、本波形補正装置は、エッジ強調の度合いを強めて
も、擬似輪郭の発生を防ぐことができ、より自然な再生
画像を提供できる。
ータαにより調節できる)を強めることによって、擬似
輪郭の発生による弊害も多くなるが、それに応じて、前
述した信号Sgの、擬似輪郭の発生に関係する振幅値の
範囲も広がる。そこで、パラメータγを調整する制御信
号(γ)を振幅調節器1−5に入力して、この範囲の広
がりに応じた、可変圧縮制御(振幅を圧縮するスレッシ
ュホールド値を調整)を行っている。つまり、エッジ強
調の度合いに応じた振幅調節が可能となっており、この
ため、本波形補正装置は、エッジ強調の度合いを強めて
も、擬似輪郭の発生を防ぐことができ、より自然な再生
画像を提供できる。
【0051】振幅調節器1−5の出力信号として、振幅
調節された信号Shが出力される。この振幅調節の方法
を次式に示す。
調節された信号Shが出力される。この振幅調節の方法
を次式に示す。
【0052】
【数9】
【0053】数9において、k=0,1/4としたとき
の振幅調節の特性が、図6(a)、(b)である。パラ
メータγが振幅を圧縮するスレッシュホールド値とな
る。
の振幅調節の特性が、図6(a)、(b)である。パラ
メータγが振幅を圧縮するスレッシュホールド値とな
る。
【0054】図6(a)では、入力信号Sgの振幅値が
小さいときには出力信号Shがゼロとなるような振幅調
節特性であるが、信号Sgが、Sg=−γ、あるいはS
g=γの前後での振幅調節効果が大きく異なり、場合に
よっては、強調効果が急激に変化して再生画像に不自然
な箇所が現れることもある。一方、図6(b)のよう
に、信号Sgの振幅値の小さいときに、0でない傾きk
=1/4を持たせた方法(つまり、この図では、信号S
gの振幅値の小さいレベルでは、信号Sgに1/4を乗
算して信号Shを得る方法)では、不自然な箇所が現れ
ずに自然な画像を得ることができる。図6(b)の方法
で信号Sgを振幅調節して得られた信号Shの波形を、
図2(i)に示す。
小さいときには出力信号Shがゼロとなるような振幅調
節特性であるが、信号Sgが、Sg=−γ、あるいはS
g=γの前後での振幅調節効果が大きく異なり、場合に
よっては、強調効果が急激に変化して再生画像に不自然
な箇所が現れることもある。一方、図6(b)のよう
に、信号Sgの振幅値の小さいときに、0でない傾きk
=1/4を持たせた方法(つまり、この図では、信号S
gの振幅値の小さいレベルでは、信号Sgに1/4を乗
算して信号Shを得る方法)では、不自然な箇所が現れ
ずに自然な画像を得ることができる。図6(b)の方法
で信号Sgを振幅調節して得られた信号Shの波形を、
図2(i)に示す。
【0055】図1にもどって、加算器1−6は信号Sa
と信号Shとを加算し、信号Siを出力する。信号Si
は本実施例装置の最終的な出力であり、次式で表され
る。
と信号Shとを加算し、信号Siを出力する。信号Si
は本実施例装置の最終的な出力であり、次式で表され
る。
【0056】
【数10】
【0057】図2(j)がこの信号Siの波形図であ
る。図2(a)に示す本装置への入力信号Saに較べて
信号Siは、波形の変化部が急峻化されている。
る。図2(a)に示す本装置への入力信号Saに較べて
信号Siは、波形の変化部が急峻化されている。
【0058】ここで、図6(a),(b)に示す2通り
の方法で振幅調節したときの、それぞれの擬似輪郭防止
効果の特徴、及び出力信号Siの違いを図7、図8を交
えて説明する。
の方法で振幅調節したときの、それぞれの擬似輪郭防止
効果の特徴、及び出力信号Siの違いを図7、図8を交
えて説明する。
【0059】まず、図7において、(a)は原信号Sa
である。この信号波形は、エッジ部ではない緩やかに立
ち上がる波形の例(従来装置で擬似輪郭となりやすい波
形)であり、画像では、陰の部分から光のあたっている
部分へ緩やかに変化している部分と考えられる。
である。この信号波形は、エッジ部ではない緩やかに立
ち上がる波形の例(従来装置で擬似輪郭となりやすい波
形)であり、画像では、陰の部分から光のあたっている
部分へ緩やかに変化している部分と考えられる。
【0060】同図(b)は、原信号Saが同図(a)の
場合のエッジ強調成分信号Sgである。信号Saの立ち
上がりが緩やかなので、高域フィルタを通って処理され
た信号Sgの振幅は一般に小さい。前にも説明したが、
擬似輪郭となりやすい部分は、信号Sgの振幅が小さい
ので、同図(b)に示すように、信号Sgの振幅の最大
値よりもやや大きい値に、振幅調節器1−5のパラメー
タγ(振幅を圧縮する際のスレッシュホールド値)を設
定しておく。
場合のエッジ強調成分信号Sgである。信号Saの立ち
上がりが緩やかなので、高域フィルタを通って処理され
た信号Sgの振幅は一般に小さい。前にも説明したが、
擬似輪郭となりやすい部分は、信号Sgの振幅が小さい
ので、同図(b)に示すように、信号Sgの振幅の最大
値よりもやや大きい値に、振幅調節器1−5のパラメー
タγ(振幅を圧縮する際のスレッシュホールド値)を設
定しておく。
【0061】同図(c)は同図(a)と同図(b)の信
号との和により得られる信号である。つまり、振幅調節
しないときの出力信号Siである。同図(c)を見る
と、信号Saがエッジ部分ではないにもかかわらず、振
幅が0ではないエッジ強調成分が付加された結果、信号
Siに新たにエッジが生じている。つまり、これが擬似
輪郭発生の原因であり、従来では、この信号をそのまま
波形補正装置の出力としていた。
号との和により得られる信号である。つまり、振幅調節
しないときの出力信号Siである。同図(c)を見る
と、信号Saがエッジ部分ではないにもかかわらず、振
幅が0ではないエッジ強調成分が付加された結果、信号
Siに新たにエッジが生じている。つまり、これが擬似
輪郭発生の原因であり、従来では、この信号をそのまま
波形補正装置の出力としていた。
【0062】同図(d)は、同図(b)を図6(a)の
方法で振幅調節した結果の信号Shであり、信号Sgの
振幅の大きさが、パラメータγよりも小さいので、信号
Shの振幅は、0に調節される。
方法で振幅調節した結果の信号Shであり、信号Sgの
振幅の大きさが、パラメータγよりも小さいので、信号
Shの振幅は、0に調節される。
【0063】図7(e)は、同図(d)と同図(a)の
和であり、出力信号Siである。同図(d)の信号Sh
は振幅0であるので、信号Saがそのまま出力される。
よって、擬似輪郭は発生しない。
和であり、出力信号Siである。同図(d)の信号Sh
は振幅0であるので、信号Saがそのまま出力される。
よって、擬似輪郭は発生しない。
【0064】同図(f)は、同図(b)を図6(b)の
方法で振幅調節した結果の信号Shであり、信号Sgの
振幅が1/4に調節されている。
方法で振幅調節した結果の信号Shであり、信号Sgの
振幅が1/4に調節されている。
【0065】図7(g)は、同図(f)と同図(a)の
和である出力信号Siである。同図(f)の信号Shの
振幅が完全に0になっていないので、信号Saはエッジ
強調されることになる。しかし、エッジ強調成分Sgの
振幅が1/4になっており、微弱なエッジ強調なので、
擬似輪郭の発生を抑えることができる。
和である出力信号Siである。同図(f)の信号Shの
振幅が完全に0になっていないので、信号Saはエッジ
強調されることになる。しかし、エッジ強調成分Sgの
振幅が1/4になっており、微弱なエッジ強調なので、
擬似輪郭の発生を抑えることができる。
【0066】以上、図7に示すように、緩やかな立ち上
がりの原信号Saの場合、振幅調節を行っていない同図
(c)では出力信号Siは擬似輪郭となるが、図6
(a)、(b)の方法で、適正なパラメータγにより振
幅調節を行うと、出力信号Siに擬似輪郭が発生しない
ことがわかる。
がりの原信号Saの場合、振幅調節を行っていない同図
(c)では出力信号Siは擬似輪郭となるが、図6
(a)、(b)の方法で、適正なパラメータγにより振
幅調節を行うと、出力信号Siに擬似輪郭が発生しない
ことがわかる。
【0067】次に、図8において、(a)は原信号Sa
の波形であり、画像中のエッジ部分の信号の典型的な波
形である。同図(b)は原信号Saから得られるエッジ
強調成分信号Sg、同図(c)は信号Sgに対して振幅
調節を行わない場合の出力信号Siであり、滑らかにエ
ッジ強調された出力信号が得られる。出力信号が滑らか
でないと、画像に不自然な箇所が現れてしまう。
の波形であり、画像中のエッジ部分の信号の典型的な波
形である。同図(b)は原信号Saから得られるエッジ
強調成分信号Sg、同図(c)は信号Sgに対して振幅
調節を行わない場合の出力信号Siであり、滑らかにエ
ッジ強調された出力信号が得られる。出力信号が滑らか
でないと、画像に不自然な箇所が現れてしまう。
【0068】同図(d)は、同図(b)に示す信号Sg
に、図6(a)の方法で振幅調節をしたもので、この場
合の出力信号Siは図8(e)である。先の振幅調節器
の説明のところで述べた通り、この方法では、パラメー
タγの前後の振幅値で振幅調節の度合が大きく違うた
め、図8(e)から分かるように、わずかに凹凸のある
出力波形Siとなり、多少不自然なエッジ強調となる場
合も希にあるが、擬似輪郭防止を重視する場合に有効で
ある。
に、図6(a)の方法で振幅調節をしたもので、この場
合の出力信号Siは図8(e)である。先の振幅調節器
の説明のところで述べた通り、この方法では、パラメー
タγの前後の振幅値で振幅調節の度合が大きく違うた
め、図8(e)から分かるように、わずかに凹凸のある
出力波形Siとなり、多少不自然なエッジ強調となる場
合も希にあるが、擬似輪郭防止を重視する場合に有効で
ある。
【0069】同図(f)は、同図(b)に示す信号Sg
に図6(b)の方法で振幅調節を行ったものであり、こ
の場合の出力信号Siが図8(g)である。図6(b)
の方法のように、0でない傾きkを与えて振幅調節を行
った場合には、図6(a)の方法と較べて、より滑らか
なエッジ強調ができる。
に図6(b)の方法で振幅調節を行ったものであり、こ
の場合の出力信号Siが図8(g)である。図6(b)
の方法のように、0でない傾きkを与えて振幅調節を行
った場合には、図6(a)の方法と較べて、より滑らか
なエッジ強調ができる。
【0070】以上図7、図8から、擬似輪郭の発生を抑
え、また滑らかで自然なエッジ強調がなされた再生画像
を得るためには、図6(b)に示す方法が第6図(a)
に示す方法よりもさらに有効であることがわかる。
え、また滑らかで自然なエッジ強調がなされた再生画像
を得るためには、図6(b)に示す方法が第6図(a)
に示す方法よりもさらに有効であることがわかる。
【0071】
【発明の効果】以上の通り、本発明になる波形補正装置
は、エッジ強調度合いの強弱に応じて、エッジ強調成分
の振幅値調整を変化させることにより、十分な輪郭補正
効果と、擬似輪郭の抑圧という相反する効果を両立させ
ることができ、より自然な形で画像の鮮鋭度及び解像度
を改善できる。
は、エッジ強調度合いの強弱に応じて、エッジ強調成分
の振幅値調整を変化させることにより、十分な輪郭補正
効果と、擬似輪郭の抑圧という相反する効果を両立させ
ることができ、より自然な形で画像の鮮鋭度及び解像度
を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のブロック構成図である。
【図2】実施例の動作説明図である。
【図3】実施例の動作説明図である。
【図4】実施例の動作説明図である。
【図5】実施例の波形合成器の具体的構成例を示す図で
ある。
ある。
【図6】実施例の振幅調節の方法を示す図である。
【図7】実施例の動作説明図である。
【図8】実施例の動作説明図である。
1−1 直交高域濾波器 1−2 同相高域濾波器 1−3 波形合成器 1−4 減算器 1−5 振幅調節器 1−6 加算器
Claims (1)
- 【請求項1】入力信号である第1の信号が供給され、第
2の信号を出力する直交高域濾波器と、 前記第1の信号が供給され、第3の信号を出力する同相
高域濾波器と、 前記第2及び第3の信号が供給され、この2つの信号の
ベクトル合成によって得られる振幅値と位相値とを用い
て非線形処理を行い、前記第3の信号の波形エッジを急
峻化した第4の信号を出力する波形合成器と、 前記第3及び第4の信号が供給され、その2つの信号の
差信号として求められる、波形エッジ強調成分となる第
5の信号を出力する減算器と、 前記第5の信号が供給され、その振幅値を調節して第6
の信号を出力する振幅調節器と、 前記第1及び第6の信号が供給され、前記第1の信号に
前記第6の信号を付加することで、前記第1の信号の波
形エッジが強調された出力信号を得る加算器とより構成
し、 前記直交高域濾波器と、前記同相高域濾波器とは、それ
ぞれの低域遮断周波数を設定するパラメータを調整する
制御入力が供給され、 前記波形合成器は、非線形処理のパラメータを調整する
制御入力が供給され、 前記振幅調節器は、振幅調節処理のパラメータを調整す
る制御入力が供給されることを特徴とする波形補正装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP43A JPH06205244A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 波形補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP43A JPH06205244A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 波形補正装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06205244A true JPH06205244A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=18474403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP43A Pending JPH06205244A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 波形補正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06205244A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5936682A (en) * | 1996-07-09 | 1999-08-10 | Stmicroelectronics S.R.L. | Circuit for enhancing chrominance transitions in real-time video reception |
| US7352396B2 (en) * | 2002-03-20 | 2008-04-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Edge emphasizing circuit |
| JP2011049837A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Mitsubishi Electric Corp | 映像再生装置、映像記録再生装置及び映像記録再生方法 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP43A patent/JPH06205244A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5936682A (en) * | 1996-07-09 | 1999-08-10 | Stmicroelectronics S.R.L. | Circuit for enhancing chrominance transitions in real-time video reception |
| US7352396B2 (en) * | 2002-03-20 | 2008-04-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Edge emphasizing circuit |
| JP2011049837A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Mitsubishi Electric Corp | 映像再生装置、映像記録再生装置及び映像記録再生方法 |
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