JPH0775274A - 電気機器積み鉄心の層間絶縁シ−トおよびその加工方法 - Google Patents
電気機器積み鉄心の層間絶縁シ−トおよびその加工方法Info
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- JPH0775274A JPH0775274A JP5221500A JP22150093A JPH0775274A JP H0775274 A JPH0775274 A JP H0775274A JP 5221500 A JP5221500 A JP 5221500A JP 22150093 A JP22150093 A JP 22150093A JP H0775274 A JPH0775274 A JP H0775274A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】作業環境を汚染する危険性がなく、かつ層間絶
縁シ−トとして必要な諸性能を備えた代替え用の層間絶
縁シ−トを得る。 【構成】あらかじめ決まる形状の鉄心板セグメントを積
み重ねて形成される電気機器鉄心の、鉄心板セグメント
の層間に介装されて鉄心板セグメント相互を絶縁する複
合絶縁シ−トであって、層間絶縁シ−ト11が樹脂バイ
ンダを含むセラミック繊維紙12と、電気用ポリエステ
ルフィルム13とを接着剤層14を介して貼り合わせた
複合絶縁シ−トからなり、いずれか一方の表面に粘着剤
層15を備えてなるものとする。
縁シ−トとして必要な諸性能を備えた代替え用の層間絶
縁シ−トを得る。 【構成】あらかじめ決まる形状の鉄心板セグメントを積
み重ねて形成される電気機器鉄心の、鉄心板セグメント
の層間に介装されて鉄心板セグメント相互を絶縁する複
合絶縁シ−トであって、層間絶縁シ−ト11が樹脂バイ
ンダを含むセラミック繊維紙12と、電気用ポリエステ
ルフィルム13とを接着剤層14を介して貼り合わせた
複合絶縁シ−トからなり、いずれか一方の表面に粘着剤
層15を備えてなるものとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば大型回転機固定
子鉄心などの積み鉄心の鉄心板セグメントの層間に積層
され、鉄心板セグメント相互の接触を防ぎ、鉄損を低減
する層間絶縁シ−トと、この層間絶縁シ−トを鉄心板セ
グメントに合わせた形状寸法に打ち抜き加工するための
加工方法に関する。
子鉄心などの積み鉄心の鉄心板セグメントの層間に積層
され、鉄心板セグメント相互の接触を防ぎ、鉄損を低減
する層間絶縁シ−トと、この層間絶縁シ−トを鉄心板セ
グメントに合わせた形状寸法に打ち抜き加工するための
加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は大型回転機の固定子鉄心の要部を
示す斜視断面図であり、内周面に固定子巻線を収納する
スロット5を有する筒状に形成される固定子鉄心10
は、固定子鉄心を周方向に複数分割した扇形に打ち抜き
加工されたけい素鋼板などから鉄心板セグメント1を、
周方向に位置をずらして積み重ねて複数層の鉄心ブロッ
ク2とし、その層間に冷却ダクトを保持するスペ−サ3
を介装して図示しない固定子枠内に複数層積み重ね、軸
方向に締めつけ荷重を加えた状態で固定子枠に支持する
よう構成される。また、鉄心板セグメント1にはその複
数個所に位置決め孔4が形成され、この位置決め孔を貫
通する位置決めピンにより、扇形の鉄心板セグメント1
の端部が相互に重なりを持つよう鉄心積み作業を行うこ
とにより、内周側にスロット5を有する筒状の固定子鉄
心が形成される。
示す斜視断面図であり、内周面に固定子巻線を収納する
スロット5を有する筒状に形成される固定子鉄心10
は、固定子鉄心を周方向に複数分割した扇形に打ち抜き
加工されたけい素鋼板などから鉄心板セグメント1を、
周方向に位置をずらして積み重ねて複数層の鉄心ブロッ
ク2とし、その層間に冷却ダクトを保持するスペ−サ3
を介装して図示しない固定子枠内に複数層積み重ね、軸
方向に締めつけ荷重を加えた状態で固定子枠に支持する
よう構成される。また、鉄心板セグメント1にはその複
数個所に位置決め孔4が形成され、この位置決め孔を貫
通する位置決めピンにより、扇形の鉄心板セグメント1
の端部が相互に重なりを持つよう鉄心積み作業を行うこ
とにより、内周側にスロット5を有する筒状の固定子鉄
心が形成される。
【0003】このように構成された固定子鉄心は固定子
巻線に流れる電流によって磁束が誘導されるとともに、
鉄心板セグメント1相互間に電位差が発生するので、抵
抗率の高い鉄心板セグメントを用いて渦電流損の低減を
図るとともに、異なる電位の鉄心板セグメント1が相互
に接触して短絡路を形成し、この短絡路を経由する電流
により渦電流損が発生することを防ぐために、鉄心板セ
グメントの表面にワニス焼き付けを行ない、鉄心板セグ
メント相互の電気的接触を防止する方法が知られてい
る。しかしながら、鉄心板セグメント1はその打ち抜き
加工部分のエッジにささくれなどの突起が生じやすく、
これが原因で鉄心ブロックに締付け荷重を加える際ワニ
ス皮膜が損傷し、鉄心板セグメント相互間に短絡路が形
成されるという問題がある。また、このような問題点を
排除するため、鉄心板セグメント1の層間に鉄心板セグ
メントと同じ形状寸法に打抜き成形加工された層間絶縁
シ−トを介装したものが知られている(実公昭60−1
3259号)。
巻線に流れる電流によって磁束が誘導されるとともに、
鉄心板セグメント1相互間に電位差が発生するので、抵
抗率の高い鉄心板セグメントを用いて渦電流損の低減を
図るとともに、異なる電位の鉄心板セグメント1が相互
に接触して短絡路を形成し、この短絡路を経由する電流
により渦電流損が発生することを防ぐために、鉄心板セ
グメントの表面にワニス焼き付けを行ない、鉄心板セグ
メント相互の電気的接触を防止する方法が知られてい
る。しかしながら、鉄心板セグメント1はその打ち抜き
加工部分のエッジにささくれなどの突起が生じやすく、
これが原因で鉄心ブロックに締付け荷重を加える際ワニ
ス皮膜が損傷し、鉄心板セグメント相互間に短絡路が形
成されるという問題がある。また、このような問題点を
排除するため、鉄心板セグメント1の層間に鉄心板セグ
メントと同じ形状寸法に打抜き成形加工された層間絶縁
シ−トを介装したものが知られている(実公昭60−1
3259号)。
【0004】図5は従来の電気機器積み鉄心の層間絶縁
シ−トの絶縁構成を示す断面図であり、層間絶縁シ−ト
6は樹脂バインダを含浸した厚み0.15mm程度の石綿
紙7の表面にプラスチックフィルムとして厚み5μm 程
度のポリエステルフィルム8を貼り合わせた複合シ−ト
からなり、これを鉄心板セグメントと同じ形状寸法に打
ち抜き成形し、鉄心積み作業時に鉄心板セグメント1と
層間絶縁シ−ト6とを交互に積み重ねることによって鉄
心ブロック2が形成され、さらに、スペ−サ3を介在さ
せて複数の鉄心ブロックを段積みし、かつ固定子枠に支
持した状態で締め付け荷重を加えることにより固定子鉄
心が組立てられる。
シ−トの絶縁構成を示す断面図であり、層間絶縁シ−ト
6は樹脂バインダを含浸した厚み0.15mm程度の石綿
紙7の表面にプラスチックフィルムとして厚み5μm 程
度のポリエステルフィルム8を貼り合わせた複合シ−ト
からなり、これを鉄心板セグメントと同じ形状寸法に打
ち抜き成形し、鉄心積み作業時に鉄心板セグメント1と
層間絶縁シ−ト6とを交互に積み重ねることによって鉄
心ブロック2が形成され、さらに、スペ−サ3を介在さ
せて複数の鉄心ブロックを段積みし、かつ固定子枠に支
持した状態で締め付け荷重を加えることにより固定子鉄
心が組立てられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】大型回転機の固定子鉄
心に鉄心板セグメントと交互に積層される層間絶縁シ−
トは、大きな面圧で締めつけられた状態で回転機の運転
温度に曝されるとともに、回転機の運転,停止の繰り返
しに伴うヒ−トサイクルにより、鉄心板セグメントとの
熱膨張差に基づく面方向の引っ張り荷重が加わり、その
際、打ち抜き加工された鉄心板セグメントのエッジとの
摩擦や鉄心板セグメントの表面に付着した鉄粉などの金
属異物との間に摩擦力が作用するなど厳しい条件に曝さ
れる。したがって、層間絶縁シ−トには締めつけ荷重に
対して一定の圧縮変形率を保持して吸湿などによる寸法
変化が少ないこと。また、締めつけ荷重によって層間絶
縁シ−トに刺さった金属異物を包蔵して無害化し,耐電
圧強度の低下を生じないこと。さらに、引っ張り強度が
高く,熱応力による面方向の引っ張り荷重や鉄心板セグ
メントのエッジとの摩擦によって亀裂を生じたり破断し
たりしないこと。などの諸性能が求められる。前述の樹
脂含浸石綿紙にプラスチックフィルムを張り合わせた従
来の層間絶縁シ−ト6は打ち抜き加工性がよく、上記要
求性能によく適合する特性を備えていることが知られて
いる。
心に鉄心板セグメントと交互に積層される層間絶縁シ−
トは、大きな面圧で締めつけられた状態で回転機の運転
温度に曝されるとともに、回転機の運転,停止の繰り返
しに伴うヒ−トサイクルにより、鉄心板セグメントとの
熱膨張差に基づく面方向の引っ張り荷重が加わり、その
際、打ち抜き加工された鉄心板セグメントのエッジとの
摩擦や鉄心板セグメントの表面に付着した鉄粉などの金
属異物との間に摩擦力が作用するなど厳しい条件に曝さ
れる。したがって、層間絶縁シ−トには締めつけ荷重に
対して一定の圧縮変形率を保持して吸湿などによる寸法
変化が少ないこと。また、締めつけ荷重によって層間絶
縁シ−トに刺さった金属異物を包蔵して無害化し,耐電
圧強度の低下を生じないこと。さらに、引っ張り強度が
高く,熱応力による面方向の引っ張り荷重や鉄心板セグ
メントのエッジとの摩擦によって亀裂を生じたり破断し
たりしないこと。などの諸性能が求められる。前述の樹
脂含浸石綿紙にプラスチックフィルムを張り合わせた従
来の層間絶縁シ−ト6は打ち抜き加工性がよく、上記要
求性能によく適合する特性を備えていることが知られて
いる。
【0006】ところが、石綿が発癌性を有する有害物質
に指定されて以来、石綿を含む従来の層間絶縁シ−トの
打ち抜き成形作業や鉄心積み作業に際し、石綿によって
作業環境が汚染されるのではないかという危惧が高まっ
てきており、石綿を含まない代替品の開発が強く求めら
れている。この発明の目的は、作業環境を汚染する危険
性がなく、かつ層間絶縁シ−トとして必要な諸性能を備
えた代替え用の層間絶縁シ−トを得ることにある。
に指定されて以来、石綿を含む従来の層間絶縁シ−トの
打ち抜き成形作業や鉄心積み作業に際し、石綿によって
作業環境が汚染されるのではないかという危惧が高まっ
てきており、石綿を含まない代替品の開発が強く求めら
れている。この発明の目的は、作業環境を汚染する危険
性がなく、かつ層間絶縁シ−トとして必要な諸性能を備
えた代替え用の層間絶縁シ−トを得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、あらかじめ決まる形状の鉄心板
セグメントを積み重ねて形成される電気機器鉄心の、前
記鉄心板セグメントの層間に介装されて鉄心板セグメン
ト相互を絶縁する複合絶縁シ−トであって、樹脂バイン
ダを含むセラミック繊維紙と、電気用ポリエステルフィ
ルムとを接着剤層を介して貼り合わせた複合絶縁シ−ト
からなるものとする。
に、この発明によれば、あらかじめ決まる形状の鉄心板
セグメントを積み重ねて形成される電気機器鉄心の、前
記鉄心板セグメントの層間に介装されて鉄心板セグメン
ト相互を絶縁する複合絶縁シ−トであって、樹脂バイン
ダを含むセラミック繊維紙と、電気用ポリエステルフィ
ルムとを接着剤層を介して貼り合わせた複合絶縁シ−ト
からなるものとする。
【0008】層間絶縁シ−トがいずれか一方の表面に粘
着剤層を備えてなるものとする。ロ−ル状またはシ−ト
状に形成された層間絶縁シ−トをその粘着剤層によって
ロ−ル状またはシ−ト状の鉄心板材の表面に貼着し、し
かる後層間絶縁シ−トを鉄心板材とともにあらかじめ決
まる鉄心板セグメントの形状寸法に合わせて打ち抜き成
形することとする。
着剤層を備えてなるものとする。ロ−ル状またはシ−ト
状に形成された層間絶縁シ−トをその粘着剤層によって
ロ−ル状またはシ−ト状の鉄心板材の表面に貼着し、し
かる後層間絶縁シ−トを鉄心板材とともにあらかじめ決
まる鉄心板セグメントの形状寸法に合わせて打ち抜き成
形することとする。
【0009】
【作用】この発明において、層間絶縁シ−トを樹脂バイ
ンダを含むセラミック繊維紙と、電気用ポリエステルフ
ィルムとの複合絶縁シ−トとするよう構成したことによ
り、セラミック短繊維あるいはガラス短繊維などの無機
繊維を主材とするセラミック繊維紙は石綿紙に比べて吸
湿性が少なく、耐熱性を有する樹脂バインダを結合剤と
して含むことにより、樹脂バインダ−を含浸した石綿紙
に匹敵する機械的強度および防湿性を持つとともに、基
材としてのセラミック短繊維あるいはガラス短繊維が骨
材となって優れた圧縮変形率の保持性能を示し、かつセ
ラミック繊維紙に突き刺さった微細な金属異物を無機繊
維の隙間に包蔵して無害化し、貼着された電気用ポリエ
ステルフィルムの損傷を防止するので、得られた層間絶
縁シ−トは層間絶縁シ−トに要求される諸特性を十分に
満たす性能を備え、代替用の層間絶縁シ−トとして電気
機器積み鉄心に使用することができる。また、セラミッ
ク繊維,ガラス繊維などの無機繊維は鉱物繊維である石
綿のように能動的な不純物を含まず、したがって発癌性
などの悪影響を人体ち及ぼさないので、石綿紙を用いた
従来の層間絶縁シ−トで問題になった環境汚損問題を排
除する機能が得られる。
ンダを含むセラミック繊維紙と、電気用ポリエステルフ
ィルムとの複合絶縁シ−トとするよう構成したことによ
り、セラミック短繊維あるいはガラス短繊維などの無機
繊維を主材とするセラミック繊維紙は石綿紙に比べて吸
湿性が少なく、耐熱性を有する樹脂バインダを結合剤と
して含むことにより、樹脂バインダ−を含浸した石綿紙
に匹敵する機械的強度および防湿性を持つとともに、基
材としてのセラミック短繊維あるいはガラス短繊維が骨
材となって優れた圧縮変形率の保持性能を示し、かつセ
ラミック繊維紙に突き刺さった微細な金属異物を無機繊
維の隙間に包蔵して無害化し、貼着された電気用ポリエ
ステルフィルムの損傷を防止するので、得られた層間絶
縁シ−トは層間絶縁シ−トに要求される諸特性を十分に
満たす性能を備え、代替用の層間絶縁シ−トとして電気
機器積み鉄心に使用することができる。また、セラミッ
ク繊維,ガラス繊維などの無機繊維は鉱物繊維である石
綿のように能動的な不純物を含まず、したがって発癌性
などの悪影響を人体ち及ぼさないので、石綿紙を用いた
従来の層間絶縁シ−トで問題になった環境汚損問題を排
除する機能が得られる。
【0010】また、層間絶縁シ−トがいずれか一方の表
面に粘着剤層を備えよう構成すれば、粘着剤層によって
層間絶縁シ−トを鉄心板セグメントの表面にあらかじめ
貼着して一体化しておくことにより、鉄心積み作業を省
力化,省時間化する機能が得られる。また、セラミック
繊維紙側に粘着剤層を設けるよう構成すれば、セラミッ
ク繊維紙の両面ががポリエステルフィルムと粘着剤層と
に覆われて無機繊維の飛散を防止するので、無機繊維に
よる作業環境の汚損を防止する機能が得られる。
面に粘着剤層を備えよう構成すれば、粘着剤層によって
層間絶縁シ−トを鉄心板セグメントの表面にあらかじめ
貼着して一体化しておくことにより、鉄心積み作業を省
力化,省時間化する機能が得られる。また、セラミック
繊維紙側に粘着剤層を設けるよう構成すれば、セラミッ
ク繊維紙の両面ががポリエステルフィルムと粘着剤層と
に覆われて無機繊維の飛散を防止するので、無機繊維に
よる作業環境の汚損を防止する機能が得られる。
【0011】さらに、ロ−ル状またはシ−ト状に形成さ
れた層間絶縁シ−トをその粘着剤層によってロ−ル状ま
たはシ−ト状の鉄心板材の表面に貼着し、しかる後層間
絶縁シ−トを鉄心板材とともにあらかじめ決まる鉄心板
セグメントの形状寸法に合わせて打ち抜き成形するよう
その加工方法を構成すれば、層間絶縁シ−トと鉄心板セ
グメントが位置ずれを生ずることなく一体化した複合材
が得られるので、鉄心積み作業の省力化,省時間化機能
が得られるとともに、打ち抜き加工時に発生する金属異
物による汚損面が層間絶縁シ−トの一方の面に限定され
るので、その清掃作業を容易化し、金属異物の影響を低
減する機能が得られる。
れた層間絶縁シ−トをその粘着剤層によってロ−ル状ま
たはシ−ト状の鉄心板材の表面に貼着し、しかる後層間
絶縁シ−トを鉄心板材とともにあらかじめ決まる鉄心板
セグメントの形状寸法に合わせて打ち抜き成形するよう
その加工方法を構成すれば、層間絶縁シ−トと鉄心板セ
グメントが位置ずれを生ずることなく一体化した複合材
が得られるので、鉄心積み作業の省力化,省時間化機能
が得られるとともに、打ち抜き加工時に発生する金属異
物による汚損面が層間絶縁シ−トの一方の面に限定され
るので、その清掃作業を容易化し、金属異物の影響を低
減する機能が得られる。
【0012】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。図1はこの発明の実施例になる電気機器鉄心の層間
絶縁シ−トの絶縁構成を模式化して示す断面図であり、
従来技術と同じ構成部分には同一参照符号を付すことに
より、重複した説明を省略する。図において、層間絶縁
シ−ト11はセラミック繊維紙12と電気用ポリエステ
ルフィルム13をアクリル系の接着材層14によって貼
着した複合絶縁シ−トとして形成され、その一方の面
(図ではセラミック繊維紙側)には例えば感熱性の粘着
剤層15が設けられ、この粘着剤層15により層間絶縁
シ−ト11を鉄心板セグメント1の表面に貼着して使用
することにより、鉄心積み作業を省力化,省時間化でき
る利点が得られる。
る。図1はこの発明の実施例になる電気機器鉄心の層間
絶縁シ−トの絶縁構成を模式化して示す断面図であり、
従来技術と同じ構成部分には同一参照符号を付すことに
より、重複した説明を省略する。図において、層間絶縁
シ−ト11はセラミック繊維紙12と電気用ポリエステ
ルフィルム13をアクリル系の接着材層14によって貼
着した複合絶縁シ−トとして形成され、その一方の面
(図ではセラミック繊維紙側)には例えば感熱性の粘着
剤層15が設けられ、この粘着剤層15により層間絶縁
シ−ト11を鉄心板セグメント1の表面に貼着して使用
することにより、鉄心積み作業を省力化,省時間化でき
る利点が得られる。
【0013】セラミック繊維紙12は例えば、セラミッ
ク短繊維またはガラス短繊維からなるマット状のセラミ
ックペ−パに結合剤として耐熱性の樹脂バインダ−を含
浸し、樹脂バインダ−を乾燥処理したものからなり、吸
湿性が低く機械的に強いセラミック繊維紙12が得られ
る。また、その一方の面にアクリル系の接着材を塗布し
て電気用ポリエステルフィルム13を貼着することによ
り層間絶縁シ−ト11が得られる。このように構成され
た層間絶縁シ−ト11は電気用ポリエステルフィルム1
3の優れた耐電圧性能を活かして20kg/cm2の加圧状態
における破壊電圧,および引っ張り強度を従来の層間絶
縁シ−トのそれと同等以上に保持できることが確認さ
れ、かつ、セラミック繊維紙側の面に鉄粉を散布した後
20kg/cm2の加圧状態で測定した破壊電圧にも低下が認
められず、実施例になる層間絶縁シ−ト11が従来の層
間絶縁シ−ト6の代替え品として十分な性能を有するこ
とが実証された。
ク短繊維またはガラス短繊維からなるマット状のセラミ
ックペ−パに結合剤として耐熱性の樹脂バインダ−を含
浸し、樹脂バインダ−を乾燥処理したものからなり、吸
湿性が低く機械的に強いセラミック繊維紙12が得られ
る。また、その一方の面にアクリル系の接着材を塗布し
て電気用ポリエステルフィルム13を貼着することによ
り層間絶縁シ−ト11が得られる。このように構成され
た層間絶縁シ−ト11は電気用ポリエステルフィルム1
3の優れた耐電圧性能を活かして20kg/cm2の加圧状態
における破壊電圧,および引っ張り強度を従来の層間絶
縁シ−トのそれと同等以上に保持できることが確認さ
れ、かつ、セラミック繊維紙側の面に鉄粉を散布した後
20kg/cm2の加圧状態で測定した破壊電圧にも低下が認
められず、実施例になる層間絶縁シ−ト11が従来の層
間絶縁シ−ト6の代替え品として十分な性能を有するこ
とが実証された。
【0014】図2はこの発明の実施例になる層間絶縁シ
−トの加工方法を模式化して示す斜視図であり、層間絶
縁シ−ト11はロ−ル状またはシ−ト状の層間絶縁シ−
ト材11Aとして形成され、その感熱性粘着剤層15に
よってロ−ル状またはシ−ト状の鉄心板材1Aの表面に
貼着され、しかる後、あらかじめ決まる鉄心板セグメン
ト1の形状寸法に合わせて打ち抜き成形する。このよう
に加工方法を構成すれば、層間絶縁シ−ト11と鉄心板
セグメント1とが位置ずれを生ずることなく複合化した
絶縁処理鉄心板セグメント16が得られるので、打ち抜
き加工時に付着した金属異物を清掃しつつ絶縁処理鉄心
板セグメント16を積み重ねる鉄心積み作業を行えば、
従来鉄心板セグメント1と層間絶縁シ−ト6とを交互に
積み重ねていた作業工数をその半分に低減する省力化,
省時間化効果が得られる。また、セラミック繊維紙12
が結合剤とてしの樹脂バインダを含むことによって層間
絶縁シ−ト12は機械的に強化され,かつ吸湿性が低下
するとともに、基材としてのセラミック短繊維あるいは
ガラス短繊維が骨材となって優れた圧縮変形率の保持性
能を発揮するので、締めつけ荷重に対して一定の圧縮変
形率を保持して吸湿などによる寸法変化が少なく,押し
つぶされた層間絶縁シ−トが鉄心板セグメントの外側に
はみ出して回転子に接触するなどの障害を生じ難い信頼
性の高い固定子鉄心が得られる。
−トの加工方法を模式化して示す斜視図であり、層間絶
縁シ−ト11はロ−ル状またはシ−ト状の層間絶縁シ−
ト材11Aとして形成され、その感熱性粘着剤層15に
よってロ−ル状またはシ−ト状の鉄心板材1Aの表面に
貼着され、しかる後、あらかじめ決まる鉄心板セグメン
ト1の形状寸法に合わせて打ち抜き成形する。このよう
に加工方法を構成すれば、層間絶縁シ−ト11と鉄心板
セグメント1とが位置ずれを生ずることなく複合化した
絶縁処理鉄心板セグメント16が得られるので、打ち抜
き加工時に付着した金属異物を清掃しつつ絶縁処理鉄心
板セグメント16を積み重ねる鉄心積み作業を行えば、
従来鉄心板セグメント1と層間絶縁シ−ト6とを交互に
積み重ねていた作業工数をその半分に低減する省力化,
省時間化効果が得られる。また、セラミック繊維紙12
が結合剤とてしの樹脂バインダを含むことによって層間
絶縁シ−ト12は機械的に強化され,かつ吸湿性が低下
するとともに、基材としてのセラミック短繊維あるいは
ガラス短繊維が骨材となって優れた圧縮変形率の保持性
能を発揮するので、締めつけ荷重に対して一定の圧縮変
形率を保持して吸湿などによる寸法変化が少なく,押し
つぶされた層間絶縁シ−トが鉄心板セグメントの外側に
はみ出して回転子に接触するなどの障害を生じ難い信頼
性の高い固定子鉄心が得られる。
【0015】図3はこの発明の異なる実施例になる層間
絶縁シ−トを模式化して示す断面図であり、電気用ポリ
エステルフィルム13を挟んでその両側に2分割したセ
ラミック繊維紙12A,12Bを貼着し、かつ一方のセ
ラミック繊維紙の表面に粘着剤層15を設けて鉄心板材
11Aに貼着支持するよう構成した点が前述の実施例と
異なっている。このように構成することにより、打ち抜
き加工を行う際セラミック繊維紙12Aの表面に付着し
た金属異物をセラミック繊維紙12Aの異物包蔵性によ
って無害化できるので、耐電圧強度がより安定した信頼
性の高い電気機器鉄心を得ることができる。
絶縁シ−トを模式化して示す断面図であり、電気用ポリ
エステルフィルム13を挟んでその両側に2分割したセ
ラミック繊維紙12A,12Bを貼着し、かつ一方のセ
ラミック繊維紙の表面に粘着剤層15を設けて鉄心板材
11Aに貼着支持するよう構成した点が前述の実施例と
異なっている。このように構成することにより、打ち抜
き加工を行う際セラミック繊維紙12Aの表面に付着し
た金属異物をセラミック繊維紙12Aの異物包蔵性によ
って無害化できるので、耐電圧強度がより安定した信頼
性の高い電気機器鉄心を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】この発明は前述のように、あらかじめ決
まる形状の鉄心板セグメントを積み重ねて形成される電
気機器鉄心の、鉄心板セグメントの層間に介装されて鉄
心板セグメント相互を絶縁する複合絶縁シ−トを、樹脂
バインダを含むセラミック繊維紙と、これに貼着された
電気用ポリエステルフィルムとの複合絶縁シ−トとして
構成した。その結果、得られた層間絶縁シ−トは層間絶
縁シ−トに要求される諸特性を十分に満たす性能を備
え、代替用の層間絶縁シ−トとして電気機器積み鉄心に
使用して優れた形態安定性および耐電圧性能が得られる
とともに、セラミック繊維,ガラス繊維などの無機繊維
は鉱物繊維である石綿のように人体に有害な不純物を含
まないので、石綿紙を用いた従来の層間絶縁シ−トで問
題になった環境汚損問題を排除できる利点が得られる。
まる形状の鉄心板セグメントを積み重ねて形成される電
気機器鉄心の、鉄心板セグメントの層間に介装されて鉄
心板セグメント相互を絶縁する複合絶縁シ−トを、樹脂
バインダを含むセラミック繊維紙と、これに貼着された
電気用ポリエステルフィルムとの複合絶縁シ−トとして
構成した。その結果、得られた層間絶縁シ−トは層間絶
縁シ−トに要求される諸特性を十分に満たす性能を備
え、代替用の層間絶縁シ−トとして電気機器積み鉄心に
使用して優れた形態安定性および耐電圧性能が得られる
とともに、セラミック繊維,ガラス繊維などの無機繊維
は鉱物繊維である石綿のように人体に有害な不純物を含
まないので、石綿紙を用いた従来の層間絶縁シ−トで問
題になった環境汚損問題を排除できる利点が得られる。
【0017】また、層間絶縁シ−トに粘着剤層を設け、
層間絶縁シ−トを鉄心板材の表面にあらかじめ貼着し、
しかる後層間絶縁シ−トを鉄心板材とともにあらかじめ
決まる鉄心板セグメントの形状寸法に合わせて打ち抜き
成形するようその加工方法を構成すれば、層間絶縁シ−
トと鉄心板セグメントが位置ずれを生ずることなく複合
化され、鉄心積み作業を省力化,省時間化できる利点が
得られる。
層間絶縁シ−トを鉄心板材の表面にあらかじめ貼着し、
しかる後層間絶縁シ−トを鉄心板材とともにあらかじめ
決まる鉄心板セグメントの形状寸法に合わせて打ち抜き
成形するようその加工方法を構成すれば、層間絶縁シ−
トと鉄心板セグメントが位置ずれを生ずることなく複合
化され、鉄心積み作業を省力化,省時間化できる利点が
得られる。
【図1】この発明の実施例になる電気機器鉄心の層間絶
縁シ−トの絶縁構成を模式化して示す断面図
縁シ−トの絶縁構成を模式化して示す断面図
【図2】この発明の実施例になる層間絶縁シ−トの加工
方法を模式化して示す斜視図
方法を模式化して示す斜視図
【図3】この発明の異なる実施例になる層間絶縁シ−ト
を模式化して示す断面図
を模式化して示す断面図
【図4】大型回転機の固定子鉄心の要部を示す斜視断面
図
図
【図5】従来の電気機器積み鉄心の層間絶縁シ−トの絶
縁構成を示す断面図
縁構成を示す断面図
1 鉄心板セグメント 1A 鉄心板材 2 鉄心ブロック 3 スペ−サ 4 位置決め孔 5 スロット 6 層間絶縁シ−ト 7 樹脂バインダを含浸した石綿紙 8 プラスチックフィルム 10 固定子鉄心 11 層間絶縁シ−ト 11A 層間絶縁シ−ト材 12 セラミック繊維紙 13 電気用ポリエステルフィルム 14 接着剤層 15 感熱性粘着剤層 16 絶縁処理鉄心板セグメント
Claims (3)
- 【請求項1】あらかじめ決まる形状の鉄心板セグメント
を積み重ねて形成される電気機器鉄心の、前記鉄心板セ
グメントの層間に介装されて鉄心板セグメント相互を絶
縁する複合絶縁シ−トであって、樹脂バインダを含むセ
ラミック繊維紙と、電気用ポリエステルフィルムとを接
着剤層を介して貼り合わせた複合絶縁シ−トからなるこ
とを特徴とする電気機器積み鉄心の層間絶縁シ−ト。 - 【請求項2】層間絶縁シ−トがいずれか一方の表面に粘
着剤層を備えてなることを特徴とする請求項1記載の電
気機器積み鉄心の層間絶縁シ−ト。 - 【請求項3】ロ−ル状またはシ−ト状に形成された層間
絶縁シ−トをその粘着剤層によってロ−ル状またはシ−
ト状の鉄心板材の表面に貼着し、しかる後層間絶縁シ−
トを鉄心板材とともにあらかじめ決まる鉄心板セグメン
トの形状寸法に合わせて打ち抜き成形することを特徴と
する請求項1または請求項2記載の電気機器積み鉄心の
層間絶縁シ−トの加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5221500A JPH0775274A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 電気機器積み鉄心の層間絶縁シ−トおよびその加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5221500A JPH0775274A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 電気機器積み鉄心の層間絶縁シ−トおよびその加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0775274A true JPH0775274A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=16767688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5221500A Pending JPH0775274A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 電気機器積み鉄心の層間絶縁シ−トおよびその加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0775274A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006262687A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-09-28 | Nitto Shinko Kk | 油浸モーター用絶縁紙 |
| JP2008035625A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Somar Corp | 電力用絶縁機器の製造方法、電力用絶縁機器および絶縁用フィルム |
| US9543064B2 (en) | 2011-07-26 | 2017-01-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Electric machine having a low-mass design in magnetically active parts |
| US9931812B2 (en) | 2012-12-27 | 2018-04-03 | Nitto Shinko Corporation | Insulating paper for oil-immersed motors |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP5221500A patent/JPH0775274A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006262687A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-09-28 | Nitto Shinko Kk | 油浸モーター用絶縁紙 |
| JP2008035625A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Somar Corp | 電力用絶縁機器の製造方法、電力用絶縁機器および絶縁用フィルム |
| US9543064B2 (en) | 2011-07-26 | 2017-01-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Electric machine having a low-mass design in magnetically active parts |
| US9931812B2 (en) | 2012-12-27 | 2018-04-03 | Nitto Shinko Corporation | Insulating paper for oil-immersed motors |
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