JPH0775324A - リニアモータとこれを用いたエレベーター及びマンコンベア - Google Patents

リニアモータとこれを用いたエレベーター及びマンコンベア

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JPH0775324A
JPH0775324A JP21718793A JP21718793A JPH0775324A JP H0775324 A JPH0775324 A JP H0775324A JP 21718793 A JP21718793 A JP 21718793A JP 21718793 A JP21718793 A JP 21718793A JP H0775324 A JPH0775324 A JP H0775324A
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magnetic material
side element
linear motor
thrust
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JP21718793A
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Hideki Nihei
秀樹 二瓶
Fumio Tajima
文男 田島
Shunichi Tanae
俊一 田苗
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/025Asynchronous motors
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/04Driving gear ; Details thereof, e.g. seals
    • B66B11/0407Driving gear ; Details thereof, e.g. seals actuated by an electrical linear motor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、従来の平板上リニアモータと円筒状
リニアモータの種々の問題点を解消するとともに、比較
的高い効率と、製作の容易さを兼ね備えたリニアモータ
を得ることを目的とする。 【構成】移動体である1次側要素が、1次磁性材とこの
磁性材の断面外周にリニアモータ進行方向に垂直に巻装
される1次コイルとから構成され、一対の2次側要素を
前記1次側要素を挟むようにリニアモータ全工程に敷設
するよう構成した。 【効果】平板状の1次コア形状においても、モータ出力
に寄与しない導電材の部分、すなわちコイルエンド部が
小さくできるので、比較的高い効率が平板形リニアイン
ダクションモータでも得られる。したがって、製作し易
く、かつ効率の良いリニアインダクションモータを得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直線移動を行うリニアモ
ータにかかわり、特に、エレベーターなどの駆動源とし
て好適なリニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーターなどの駆動源として大容量
を必要とするリニアモータとしては、リニアインダクシ
ョンモータが適当とされている。
【0003】従来のリニアインダクションモータとして
は、文献「リニアモータとその応用」電気学会磁気アクチ
ュエータ調査専門委員会編,電気学会,(昭59年3
月)に記載されているように、平板状リニアインダクシ
ョンモータ,円筒状リニアインダクションモータが知ら
れている。
【0004】第一の従来例として、斜行エレベーターの
補助駆動手段として平板状リニアインダクションモータ
を記載した特開平1−220691 号公報が挙げられる。ここ
には、駆動源として巻上機を持つ斜行エレベーターの一
部区間での補助駆動手段として平板状リニアインダクシ
ョンモータを用いることが開示されている。一部区間の
みの補助駆動手段であるため駆動距離は短く、1次側要
素を固定とし、2次側要素を移動体とした構造である。
【0005】第2の従来例として上記第一の従来例とは
異なる平板状リニアインダクションモータをエレベータ
ーを主駆動源として用いたもの、例えば、特開平5−780
60号公報,特開平4−116081 号公報,特開平3−56382号
公報,特開平3−95083号公報,特開平2−310281 号公
報,特開昭57−175684号公報などが挙げられる。これら
の従来例に記載の平板状リニアインダクションモータ
は、1次側磁性体の1平面にコイルを3相に設けた構造
である。
【0006】第3の従来例として、効率,力率の高い円
筒状リニアインダクションモータを記載したもの、例え
ば特開平2−233489号公報,特開平2−233490号公報など
が挙げられる。これらの従来例に記載の円筒状リニアイ
ンダクションモータは、通常、構造の簡単な2次側要素
を固定側とし、この2次側要素の円筒状2次ヨークの外
側に円筒状2次導体、さらにその外側に空隙を介して、
ドーナツ形状の1次コイルを内面に設けた円筒状1次コ
アが設けられる構造としている。この結果、1次側要素
が円筒状で、全域に渡り2次導体と面するので、銅損は
小さく、効率低下も抑制できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記第一の従来例で
は、斜行エレベーターの駆動源として、複数の駆動源す
なわち巻上機とリニアモータを必要としており通常のエ
レベーターへの適用はできなかった。なお、構造が複雑
なうえコストが高すぎ斜行エレベーターとしての実現も
難しかった。
【0008】また、このリニアモータの構成では1次側
要素と2次側要素は常に全面が対向する訳でなく、1次
側要素が磁束を2次側要素に与えない面はモータ出力に
寄与しないため大きな効率の損失となっていた。
【0009】前記第二の従来例のリニアモータの構成
は、上述したように1次側磁性体の1平面にコイルを3
相に設けられていたため、U相のコイルが次のスロット
のU相に行くにはV相,W相のコイルと重なり、大きな
コイルエンド部を形成するものである。このコイルエン
ド部は2次導体と対向して推力に寄与することが無いの
で、このコイルエンド部が長くなるだけコイルの抵抗が
大きくなってしまい、銅損を増加させ、モータの効率低
下を顕著にしていた。
【0010】第三の従来例のリニアモータは、前記した
ように円筒状の1次コイル,1次コア,2次導体,2次
ヨークを製作し組み合わせるために、種々の課題があっ
た。以下に、その詳細を説明する。
【0011】このリニアモータでは、1次側要素は円筒
状1次コアの内面にスロットを設け、そのスロットにド
ーナツ形状の1次コイルを設ける構造であり、製作が極
めて難しい。
【0012】また、推力発生部の空隙を保持するための
機構として、2次側要素に走行面、1次側要素に車輪を
設けると、2次側要素の2次導体上の走行面の高い平坦
度,硬度が要求される。これを避けるために、専用の走
行面を設けると1次側要素,2次側要素の各要素までの
機械的に連結される部分が長くなり、剛性が低下し、振
動が生じ易くなる。このため、これを対策するために、
更に、機構が複雑,高価になる。
【0013】従って、この従来例では、製造上の困難性
が大きくコストが高いという問題があった。
【0014】本発明は、上述した従来技術の平板状リニ
アモータと円筒状リニアモータの種々の問題点を解消す
るとともに、比較的高い効率と、製作の容易さを兼ね備
えたリニアモータを得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、移動体である1次側要素が、1次磁性材とこの磁
性材の断面外周にリニアモータ進行方向に垂直に巻装さ
れる1次コイルとから構成され、一対の2次側要素を前
記1次側要素を挟むようにリニアモータの全工程に敷設
するよう構成したことにある。
【0016】
【作用】本発明は前記のように構成したため、移動体で
ある1次側コイルに発生した移動磁界は、2次側要素と
の二組の対向部で同時に推力を発生し、リニアモータと
して動作する。
【0017】このリニアモータは一つの1次側要素に対
して常に二つの2次側要素が対向して推力を発生するの
で損失が少なく、効率の良いリニアモータを実現出来
る。また1次側要素を移動体とし、構造が1次側要素よ
り簡単でコストの安い2次側要素を固定側としたので、
安価なリニアモータとすることが出来る。
【0018】また、リニアモータ進行方向に垂直に巻装
された1次コイルの前記推力発生部にある前記1次コイ
ルの部分の長さに比較して、前記推力発生部にない前記
1次コイルの部分(コイルエンド)の長さを短くでき、
モータ出力に寄与しないコイルエンド部を小さくできる
ので、効率の向上が図れる。
【0019】とくに、本発明の望ましい一実施態様によ
れば、1次側要素の磁性材は四辺形を成し、前記四辺形
の対辺を成す2辺を推力発生部とし、前記1次側要素の
残りの2辺の長さより極めて長くなるように、1次磁性
材の厚さを、機械的強度を満足し、磁束密度を許容値以
下でできるだけ薄くすることにより、コイルエンド部の
影響が極めて小さい平板状リニアモータとすることがで
きる。
【0020】
【実施例】以下、図1から図6を用いて本発明の第1の
実施例を説明する。
【0021】図1は本発明の第1の実施例のリニアイン
ダクションモータの概略の外観を示す。図では、リニア
インダクションモータの移動方向をZ軸とし、推力発生
部がZX平面に平行となるように表現する。
【0022】リニアインダクションモータは給電を受け
る1次側要素10と給電の無い2次側要素20から構成
される。2次側要素20が固定され、Z方向に移動可能
の1次側要素にY方向の荷重を支持する縦方向車輪15
1,X方向の荷重を支持する横方向車輪152が設けら
れている。
【0023】2次側要素20は、XY面がコの字形でZ
方向に延びた磁性材からなる2次ヨーク204と、Z方
向に延びた板状の導電材からなる2次導体201,20
2とで構成される。2次導体201,202は2次ヨー
ク204の内面に設けられる。
【0024】1次側要素10は、直方体でZ方向に延び
た磁性材からなる1次コア103に、導電材である1次
コイル101がZ方向に複数個巻装された構成である。
【0025】図2は本発明の第1の実施例のリニアイン
ダクションモータのXY面の断面図である。図に示すよ
うに、2次ヨーク204はコの字形で、図の上部,下部
の2次ヨークの1次コイル側に2次導体201,202
が設けられている。1次コイル101に通電することに
より発生する磁束は、図の2次ヨーク204の上部,下
部、左部にそれぞれ到達したのち、上部,下部の磁束は
リニアモータ進行方向に1次コア103内を通り2次ヨ
ーク204に戻る。
【0026】又、1次側要素と2次側要素間には推力の
他に、吸引力が発生する。それらを図に示している。1
次側要素をY方向の負側に吸引するF1,正側に吸引す
るF2,X方向の負側に吸引するF3である。
【0027】吸引力F1とF2は逆方向に働くので、縦
方向車輪151に働く荷重は、理想的な状態ならば、0
となる。推力発生部の空隙の差などで、F1とF2に差
が生じても、片側にのみ吸引力が働く、平板状リニアイ
ンダクションモータに比べれば、吸引力の差は、はるか
に小さく、円筒状リニアインダクションモータに匹敵す
る安定性を持つ。
【0028】また、吸引力F3により、横方向車輪15
2は確実に図の2次ヨーク左部を走行する。従って、1
次側要素がX方向へ大きく振動することはなく、安定し
た動作を実現できる。
【0029】1次コイル101の形状は、推力発生に寄
与する辺すなわち図の上辺と下辺を長く、左辺と右辺を
短くすることにより、推力発生に寄与しないコイルエン
ド部を短縮できる。コイルエンド部については後述す
る。
【0030】図3は本発明の第1の実施例のリニアイン
ダクションモータのXZ面の断面図である。図に示すよ
うに、1次コイル101を設けている1次コア103
は、珪素鋼板などの板状の磁性材料を積層して構成して
おり、磁束により、1次コア103自体に渦電流が発生
して、効率低下を引き起こさないようにしている。
【0031】また、板状の磁性材料の形状は、図4に示
すように1次コイル101が装着されるように溝を設け
た長方形であり、これを図3のように積層して1次コア
103が組み立てられるので、円筒状リニアインダクショ
ンモータに比べて大変容易に製作できる。
【0032】なお、珪素鋼板に溝を設けるかわりに、長
方形の珪素鋼板を積層した1次コアに、1次コイルを所
定のピッチで配設した後に、推力発生部の1次コイル間
に磁性材の磁極を取り付けて、同様な1次側要素を得る
ことも可能である。
【0033】前述の溝付きの1次コアに1次コイルを巻
き込むより、あらかじめ1次コイルを成形後組み込める
ので、簡単に製作できるという効果がある。
【0034】図3に示すように、1次コア103はコの
字形の機構部105に接続され、縦方向車輪151,横
方向車輪152が機構部105に設けられ、2次ヨーク
204の走行面を転がり、図2のX方向,Y方向の支持を
行う。
【0035】図4は本発明の第1の実施例のリニアイン
ダクションモータのYZ面の断面図である。図に示すよ
うに、1次コイル101は、複数個あり、3相に分割し
巻装されている。この1次コイルに3相交流電流を通電
することにより、移動磁界(回転形における回転磁界)
が2次ヨーク204にたいして発生し、2次導体20
1,203に渦電流が流れ、1次コイルからの移動磁界
がこの渦電流を交差することにより、推力が発生する。
これは、一般的なリニアインダクションモータのトルク
発生メカニズムと同様である。
【0036】本発明では、2次側要素が固定されている
ので、1次側要素が発生推力によりZ方向に移動する。
【0037】図5は本発明の第1の実施例の駆動回路の
ブロック図である。
【0038】リニアインダクションモータの1次コイル
101が3相インバータ301に接続され、3相インバ
ータ301により任意の大きさ、周波数の3相交流電流
が1次コイル101に通流される。リニアインダクショ
ンモータの2相のコイルに設けられた電流検出器331
により電流が検出され、電流算出器332により3相電
流フィードバック信号Ifが算出される。
【0039】ここで、位置検出器311により移動する
1次側要素の位置が検出され、位置算出器308にて適
当な制御定数の調整が施され位置フィードバック信号P
fとなる。また、速度検出器312によりその速度も検
出され、速度算出器307にて適当な制御定数の調整が
施され速度フィードバック信号Vfとなる。
【0040】上述の位置フィードバック信号Pfは位置
指令Pcと比較され、その偏差が位置制御器306にて
制御定数の調整がなされ、速度指令Vcとして出力され
る。この速度指令Vcは、速度制御器302に入力され
る。ここで、速度指令は、位置偏差に応じて任意に設定
できる。従って、負荷条件,運転条件に応じて、なめら
かな加減速,すばやい加減速など可能である。
【0041】速度制御器302は速度指令に応じて、2
次側要素の速度フィードバック信号Vf,3相電流フィ
ードバック信号Ifを元に、駆動周波数,励磁電流,推
力電流を演算し、これに対応する3相電流指令を算出
し、3相インバータ301に電流指令を出力する。3相
インバータ301により任意の大きさ、周波数の3相交
流電流がリニアインダクションモータの1次コイル10
1に通流される。
【0042】これにより、任意の位置まで任意の速度,
任意の加減速パターンで、リニアモータを駆動する事が
できる。
【0043】本実施例により、平板状リニアインダクシ
ョンモータを円筒状リニアインダクションモータに匹敵
する効率で運転できるので、極めて製造し易いリニアイ
ンダクションモータを得ることができる。
【0044】図6は本発明の第1の実施例のリニアイン
ダクションモータを昇降機へ応用した例である。
【0045】かご401がガイド405に支持されて、
上下方向へ移動可能となっている。かご401はロープ
402で、滑車403,404を経て、リニアモータの
1次側要素10と接続されている。2次側要素20が先
のかご401と並行して設けられ、1次側要素10は2
次側要素20に沿って移動可能である。
【0046】1次側要素10に3相交流電流を通電する
ことにより、1次側要素10が上下に移動し、これにし
たがってかご401が上下に移動する。
【0047】これにより、昇降機ロープを巻き上げるモ
ータを設置する機械室が不用になり、建物の高さを低く
できる、機械室建設費を低減できる等の効果がある。
【0048】この例では、かご401のリニアモータ1
側の側面に対してリニアモータ1の推力発生部が垂直と
なるように配置して、2次側要素20の開口部をかご側
に露出させ、かご401と1次側要素10の上下位置を
ずらしてやれば、1次側要素10の脱着が容易になるよ
うにしている。
【0049】本実施例では、リニアモータの1次側要素
をカウンタウェイトに設け、ロープを介してかごを昇降
させる、いわゆるロープ式エレベーターに応用したが、
リニアモータの1次側要素をかごに設けて、直接かごを
昇降させる、いわゆるロープレスエレベーターに応用す
ることも可能である。この場合も、本実施例と同様な効
果が得られる。
【0050】図7から図12を用いて、本発明の第2の
実施例を説明する。
【0051】図7は本発明の第2の実施例のリニアイン
ダクションモータの概略の外観を示す。図は、モータの
移動方向をZ軸とし、空隙面がZX平面に平行となるよ
うに表現する。
【0052】リニアインダクションモータは給電を受け
る1次側要素10と給電の無い2次側要素20から構成
される。Z方向に延びた、XY平面でEの字形を成す2
次側要素20は固定され、XY平面でコの字形を成す1
次側要素10がY方向の荷重を支持する縦方向車輪15
1,X方向の荷重を支持する横方向車輪152を設けら
れ、Z方向に移動可能となっている。
【0053】2次側要素20は、XY面がコの字形でZ
方向に延びた磁性材からなる2次ヨーク204と、Z方
向に延びた板状の導電材からなる2次導体201,20
2,203とで構成される。2次導体201,203は
2次ヨーク204の内面に設けられる。2次導体202
は1次要素10の間に配置される。
【0054】図8は本発明の第2の実施例のリニアイン
ダクションモータのXY面の断面図である。図に示すよ
うに、2次ヨーク204はコの字形で、図の上部が第1
のリニアインダクションモータ、下部が第2のリニアイ
ンダクションモータのそれぞれ2次側要素の磁性材を構
成する。第1のリニアインダクションモータの2次ヨー
クの1次コイル側に2次導体201が、第2のリニアイ
ンダクションモータの2次ヨークの1次コイル側に2次
導体203が、その中間に2次導体202がそれぞれ設
けられている。2次導体202は、第1のリニアインダ
クションモータ及び第2のリニアインダクションモータ
の2次導体を兼用する。
【0055】第1のリニアインダクションモータの1次
側要素の1次コイル101に通電することにより発生す
る磁束は、図の2次ヨーク204の上部、および左部、
第2のリニアインダクションモータの1次側要素の1次
コア104に到達する。また、第2のリニアインダクシ
ョンモータの1次側要素の1次コイル102に通電する
ことにより発生する磁束は、図の2次ヨーク204の下
部、および左部、第1のリニアインダクションモータの
1次側要素の1次コア103に到達する。
【0056】このうち、第1のリニアインダクションモ
ータの1次コア103から、第2のリニアインダクショ
ンモータの1次コア104に到達する磁束と、第2のリ
ニアインダクションモータの1次コア104から第1の
リニアインダクションモータの1次側要素の1次コア1
03に到達する磁束により発生する吸引力は第1のリニ
アインダクションモータの1次コア103と、第2のリ
ニアインダクションモータの1次コア104の間に働
く。これらの1次コア同士は、機構部で接続されてお
り、吸引力による変位等は生じない。
【0057】第1のリニアインダクションモータの1次
コア103から2次側要素の2次ヨーク204の上部に
到達する磁束により図の上方に1次側要素を吸引する力
F1が発生する。また、第2のリニアインダクションモ
ータの1次コア104から2次側要素の2次ヨーク20
4の下部に到達する磁束により図の下方に1次側要素を
吸引する力F2が発生する。
【0058】一方、第1のリニアインダクションモータ
の1次コア103から、2次側要素の2次ヨーク204
の左部に到達する磁束により、1次側要素10を図の左
方向に吸引する力F3を発生する。同様に、第2のリニ
アインダクションモータの1次コア104から、2次側
要素の2次ヨーク204の左部に到達する磁束により、
1次側要素10を図の左方向に吸引する力F4を発生す
る。
【0059】吸引力F1とF2は逆方向に働くので、縦
方向車輪151に働く荷重は、理想的な状態ならば、0
となる。空隙の差などで、F1とF2に差が生じても、
片側にのみ吸引力が働く、平板状リニアインダクション
モータに比べれば、はるかに小さく、円筒状リニアイン
ダクションモータに匹敵する。
【0060】また、更に、吸引力F1,F2を制御する
ことにより、全体としての吸引力を低減することができ
る。
【0061】一方、吸引力F3により、横方向車輪15
2は確実に図の2次ヨーク左部を走行する。従って、1
次側要素がX方向へ大きく振動することはなく、安定し
た動作を実現できる。
【0062】1次コイル101の形状は直方体で、推力
発生部、すなわち図の上辺と下辺を長く、左辺と右辺を
短くすることにより、推力発生に寄与しないコイル部を
短縮できる。コイルエンド部については後述する。
【0063】図9は本発明の第2の実施例のリニアイン
ダクションモータのXZ面の断面図である。図に示すよ
うに、第1のリニアインダクションモータの1次コイル
101を設けている1次コア103は、珪素鋼板などの板
状の磁性材料を積層して構成しており、磁束により、1
次コア103自体に渦電流が発生して、効率低下を引き
起こさないようにしている。
【0064】また、板状の磁性材料の形状は、図4に示
すように1次コイル101が装着されるように溝を設け
た長方形であり、これを図3のように積層して1次コア
103が組み立てられるので、円筒状リニアインダクショ
ンモータに比べて簡単に製作できる。
【0065】また、図に示すように、1次コア103は
コの字形の機構部105に接続され、縦方向車輪15
1,横方向車輪152が機構部105に設けられ、2次
ヨーク204の走行面を転がり、図2のX方向,Y方向
の支持を行う。
【0066】以上、図9について述べたことは、第2の
リニアインダクションモータの1次コイル102の場合
でも同様である。
【0067】図10は本発明の第2の実施例のリニアイ
ンダクションモータのYZ面の断面図である。図に示す
ように、1次側要素10は第1のリニアインダクション
モータを構成する第1の1次側要素11と、第2のリニ
アインダクションモータを構成する第2の1次側要素1
2とからなり、第1の1次側要素11の1次コイル10
1と第2の1次側要素の1次コイル102は、それぞれ
複数個あり、3相に分割されている。この1次コイルに
3相交流電流を通電することにより、移動磁界(回転形
における回転磁界)が2次ヨーク204にたいして発生
し、2次導体201,202,203に渦電流が流れ、
先の実施例と同様に、1次コイルからの移動磁界がこの
渦電流を交差することにより、推力が発生する。
【0068】本発明では、2次側要素が固定されている
ので、1次側要素が発生推力によりZ方向に移動する。
【0069】図11は本発明の第2の実施例の駆動回路
のブロック図である。図に示すように、第1のリニアイ
ンダクションモータにおいて、1次コイル101が3相
インバータ301に接続され、3相交流電流が1次コイ
ル101に通電され、推力が発生し、1次側要素が移動
する。第2のリニアインダクションモータでも同様な構
成である。
【0070】ここで、位置検出器311により移動する
1次側要素の位置が検出され、位置算出器308にて適
当な制御定数の調整が施され位置フィードバック信号P
fとなる。また、速度検出器312によりその速度も検
出され、速度算出器307にて適当な制御定数の調整が
施され速度フィードバック信号Vfとなる。
【0071】上述の位置フィードバック信号Pfは位置
指令Pcと比較され、その偏差が位置制御器306にて
制御定数の調整がなされ、速度指令Vcとして出力され
る。この速度指令Vcは、第1、および第2のリニアイ
ンダクションモータの速度制御器302,304に入力
される。
【0072】第1、および第2のリニアインダクション
モータの吸引力は、吸引力検出器313,314により
検出され、吸引力算出器309,310にて適当な制御
定数の調整を施して、基準吸引力305と比較され、そ
の偏差もそれぞれ速度制御器302,304に出力され
る。
【0073】速度制御器302,304は速度指令に応
じて、モータの速度フィードバックPf,3相電流フィ
ードバックIfを元に、駆動周波数,励磁電流,推力電
流を演算し、これに対応する3相電流指令を算出し、3
相インバータ301,303に電流指令を出力する。3
相インバータ301,303により任意の大きさ、周波
数の3相交流電流が第1、及び第2のリニアインダクシ
ョンモータの1次コイルに通流される。
【0074】本実施例では、第1と第2のリニアインダ
クションモータそれぞれの吸引力を算出し、これらを基
準吸引力と比較し、その偏差を第1と第2のリニアイン
ダクションモータの速度制御器302,304に出力し
ており、速度制御器302,304は、吸引力の偏差が
正の場合(吸引力が基準吸引力より大きい場合)は推力
電流を低減し、吸引力の偏差が負の場合(吸引力が基準
吸引力より小さい場合)は推力電流を低減する。
【0075】これにより、吸引力は、推力電流の増減に
従い変化するので、基準吸引力に一致するように制御さ
れる。また、第1と第2のリニアインダクションモータ
の一方で吸引力を増加するために推力電流が増加する場
合は、一方の吸引力の増加分だけ、他方では必ず吸引力
を減少するように推力電流が減少し、第1と第2のリニ
アインダクションモータの組み合わせで発生する推力
は、速度制御に基づき設定される推力を維持できる。
【0076】従って、本実施例によれば、第1と第2の
リニアインダクションモータのそれぞれの2次導体を施
した推力発生部方向への吸引力が等しくなるように制御
されるので、車輪,走行路にはほとんど力がかからず、
騒音,振動の小さい耐久性に優れたリニアインダクショ
ンモータを得ることができる。
【0077】また、推力増加のための空隙の短縮は、吸
引力の増大が推力の増加より大きく、車輪等の支持機構
の負担が増すため、空隙の短縮は難しかった。本実施例
では、吸引力を制御により常時ほぼ0にできるので、空
隙を短縮して推力の向上を図ることもできる。
【0078】図12は本発明の第2の実施例を昇降機へ
応用した例である。図に示すように、かご401がガイ
ド405に支持されて、上下方向へ移動可能となってい
る。かご401はロープ402で、滑車403,404
を経て、リニアモータの1次側要素10と接続されてい
る。2次側要素20が先のかご401と並行して設けら
れ、1次側要素10は2次側要素20に沿って移動可能
である。
【0079】1次側要素10に3相交流電流を通電する
ことにより、1次側要素10が上下に移動し、これにし
たがってかご401が上下に移動する。
【0080】これにより、昇降機ロープを巻き上げるモ
ータを設置する機械室が不用になり、建物の高さを低く
できる、機械室建設費を低減できる等の効果がある。
【0081】また、騒音,振動の少ない、耐久性に優れ
たリニアインダクションモータであるので、昇降機の騒
音,振動を低減し、耐久性を向上できる。
【0082】図13は本発明を昇降機に応用した第3の
実施例である。本実施例は、第1の実施例を昇降機に応
用した図6と同一のものは同じ符号により表している。
【0083】本実施例では、リニアモータの1次側要素
10をガイドするモータガイド160を1次側要素10の
両側に設け、この1次側要素10にモータガイド160
を走行面とする車輪153を設けている。車輪153は
1次側要素10の4隅に設けられ、その1隅につき、1
次側要素10のモータガイド方向への変動を抑えるもの
が1個と、1次側要素10の2次側要素方向(空隙が変
化する方向)への変動を抑えるものが2つの推力発生部
に各々1個ずつ設けられ、計12個の車輪が設けられて
いる。これにより専用モータガイド160を1次側要素
10が走行するので、微小な空隙を保持でき、効率,力
率が向上できる。
【0084】また推力発生部をかご乗降口に平行に配置
することにより、デットスペースを小さくでき、かごと
リニアモータの占める床占有面積を小さくできる。加え
て2次側要素21はコ字状ではなく、1次側要素10を
挟む構成としたため、専用モータガイド160の代わり
にエレベーターの釣合い錘を案内するレールによりリニ
アモータの走行案内ガイドを行うことも可能となる。
【0085】図14はモータの幅を低減するための本発
明の第4の実施例である。図14は、図2の実施例にお
いて、2次導体201,202のXY断面形状を端部を
厚くしたものである。
【0086】通常、2次電流密度を一定にするため、2
次導体の端部を1次コアの幅に比べて極ピッチ分、はみ
出さなければならない。これは、片端で極ピッチの約2
分の1である。従って、2次導体の幅、すなわち2次側
要素の幅が大きくなる。
【0087】本発明のように、2次導体の端部を厚くす
ることにより、2次電流密度を一定ならば、端部の幅を
小さくすることができる。従って、2次側要素の幅を小
さくすることができ、小形化を実現できる。
【0088】図15は吸引力の影響を除去するための本
発明の第5の実施例として駆動回路を示したものであ
る。図15は図11の実施例において、第1,第2のリ
ニアインダクションモータの吸引力を等しくなるように
制御する替わりに、空隙を等しくなるように制御する手
段を設けたものである。
【0089】本実施例が図11の実施例と異なる構成を
以下に説明する。第1、および第2のリニアインダクシ
ョンモータの2次側要素の磁性ヨーク側の推力発生部の
空隙が、空隙検出器329,330により検出され、空
隙算出器327,328にて適当な制御定数の調整を施
して、基準空隙326と比較され、その偏差がそれぞれ
速度制御器302,304に出力される。
【0090】本実施例では、第1と第2のリニアインダ
クションモータそれぞれの空隙を算出し、これらを基準
空隙と比較し、その偏差を第1と第2のリニアインダク
ションモータの速度制御器302,304に出力してお
り、速度制御器302,304は、空隙の偏差が正の場
合(空隙が基準空隙より小さい場合)は推力電流を低減
し、吸引力を低減し、空隙の偏差が負の場合(空隙が基
準空隙より小さい場合)は推力電流を増大し、吸引力を
増大する。
【0091】これにより、第1と第2のリニアインダク
ションモータの2つの空隙で、空隙が増加した側は、吸
引力が小、空隙が減少した側は、吸引力が大となり、こ
の吸引力の差で2つの空隙は常に基準空隙に一致するよ
うに制御される。
【0092】また、第1と第2のリニアインダクション
モータの一方で空隙を減少するために推力電流が増加す
る場合は、一方の吸引力の増加分だけ、他方では必ず吸
引力を減少するように推力電流が減少し、第1と第2の
リニアインダクションモータの全体の推力は、速度制御
に基づき設定される推力を維持できる。
【0093】従って、本実施例によれば、第1と第2の
リニアインダクションモータの空隙が等しくなるように
制御される。従って、図7から図10に示した実施例で
の縦方向車輪151を取り除いても、一定空隙を維持し
て走行できるので、騒音,振動の小さい耐久性に優れた
リニアインダクションモータを得ることができる。
【0094】図16は本発明の第6の実施例の1次側要
素の外観図を示したものである。これは、図4の実施例
の1次側要素の1次コイル101の巻方を変形したもの
である。以下に、その詳細を説明する。
【0095】1次コイル101の1部のU相コイル11
1,V相コイル112,W相コイル113は、推力発生
部に面する部分すなわち図の左側と右側で上下関係が異
なっている。図の上下は可動子の移動する方向であり、
この方向に磁界が移動していくようにコイル101に電
流が通電される。
【0096】例えば、U,V,W相の順で電流が通電さ
れると、図16の左側では、下方に磁界が移動してい
く。これとは逆に、図16の右側では、上方に磁界が移
動していく。従って、右側の推力発生部と左側の推力発
生部で発生する移動磁界の方向が逆になる。言い替えれ
ば、右側と左側で発生する推力が逆方向に働く。
【0097】図17は本発明の第6の実施例をマンコン
ベアに応用した例である。図は水平方向の乗客輸送を行
う、いわゆる動く歩道と称する装置で、411がパレッ
トであり、この上に客が乗り、パレットが水平移動する
ことにより乗客を輸送する。パレット411は、複数あ
りこれが機械的に連結されパレット列となり、2個のロ
ーラ410で方向転換し、循環して駆動され上方のみが
乗客輸送に用いられる。パレット411の列の上方と下
方の間に、間隔をおいて図16の1次側要素10が複数
配置され、パレットの1次側要素に面した側に2次側要
素20が設けられている。
【0098】このような構成とすることにより、1次側
要素10の上方と下方で生ずる移動磁界は、先に図16
の実施例で説明したように、逆方向に発生できるので、
1個の1次側要素で、上方のパレット列に対して左方へ
の推力を発生させれば、下方のパレット列に対しては右
方への推力を発生でき、動く歩道として円滑にパレット
を駆動できる。
【0099】先に説明したように、1次側要素の非推力
発生部のコイル部分は推力発生部のコイル部分より短い
ので、図17の1次側要素の縦寸法は短く、上方と下方
のパレット列の間隔を短縮でき、装置を薄型化できる効
果がある。
【0100】この他の応用として、台車が線路上に移動
可能に設置されている搬送装置の台車側に本発明の実施
例の1次側要素を設け、線路側に本発明の実施例の2次
側要素を設けることにより、リニアモータにより構造の
簡素化を図りつつ、製造の容易で効率の良い搬送装置を
得ることができる。
【0101】また、エスカレータの可動側に本発明の実
施例の2次側要素を設け、地上側に本発明の実施例の1
次側要素を設けることにより、リニアモータにより構造
の簡素化を図りつつ、製造の容易で効率の良いエスカレ
ータを得ることができる。
【0102】上述の実施例では、推力発生部の空隙方向
を保持する縦方向車輪を推力発生部の片端にのみ設けて
いるが、推力発生部を挟んで両端に設けても良い。
【0103】また、車輪は2次側要素の磁性材を走行面
としているが、2次側要素の導電材、すなわち2次導体
を走行面としても良い。
【0104】車輪と走行面の替わりに、摺動材を1次側
要素,2次側要素に設けて、摺動によって、空隙を保持
することも可能である。
【0105】次に前述したコイルエンド部を図18の1
次側要素構成図により説明する。
【0106】1A,1B,1Cは従来の1次側要素の構
成、2A,2B,2Cは本願の1次側要素の構成を示し
たものである。
【0107】1A,2Aは1次側要素の外観図、1B,
2Bは1次側要素のコイルのみの外観図、1C,2Cは
1次側要素の断面図である。
【0108】1Aは磁性材の1平面にコイルを3相に設
けているため、例えばU相のコイルが次のスロットのU
相にいくにはV,W相のコイルと重なり大きなコイルエ
ンド部を形成している。また1Bからわかるように、1
平面にコイルを巻いているためコイルエンド部にも複数
本のコイルが形成され、コイル有効部La1に対しコイ
ル無効部として大きなLb1を形成しているため大きな
コイルエンド部を形成する要因となっている。
【0109】それに対し本願では2A,2B,2Cのよ
うに、直方体の磁性材の断面外周に巻装されており、
U,V,W相の3相でコイルが重なるのはわたりのみで
あるためコイルエンド部を小さく形成出来る。また磁性
材を磁束密度、強度の点から耐えうる最低限の厚さとし
たため、コイル無効部Lb2をコイル有効部Lb1に対
して非常に短いものとできたためコイルエンド部による
効率損失を最低限のものとすることが可能となった。
【0110】前記の実施例では、リニアインダクション
モータについて示したが、リニアシンクロナスモータで
も同様な構造として、コイルエンド部を短縮することに
より、同様な効果を得ることができる。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば、モータ出力に寄与しな
い導電材の部分、すなわちコイルエンド部が小さくでき
るので、円筒状リニアモータに近い効率が平板形リニア
モータでも得られる。したがって、製作し易く、かつ効
率の良いリニアモータを得ることができる。
【0112】また、吸引力がつりあう構造や制御を用い
るので、車輪等の支持機構への負担が小さく、振動,騒
音の小さい、耐久性に優れたリニアモータを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のリニアインダクション
モータの概略外観図である。
【図2】本発明の第1の実施例のリニアインダクション
モータのXY断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例のリニアインダクション
モータのXZ断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例のリニアインダクション
モータのYZ断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例の駆動回路のブロック図
である。
【図6】本発明の第1の実施例のリニアインダクション
モータを昇降機へ応用した場合の概略外観図である。
【図7】本発明の第2の実施例のリニアインダクション
モータの概略外観図である。
【図8】本発明の第2の実施例のリニアインダクション
モータのXY断面図である。
【図9】本発明の第2の実施例のリニアインダクション
モータのXZ断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例リニアインダクション
モータのYZ断面図である。
【図11】本発明の第2の実施例の駆動回路のブロック
図である。
【図12】本発明の第2の実施例のリニアインダクショ
ンモータを昇降機へ応用した場合の概略外観図である。
【図13】本発明のリニアインダクションモータを昇降
機へ応用した第3の実施例の概略外観図である。
【図14】本発明の第4の実施例のリニアインダクショ
ンモータのXY断面図である。
【図15】本発明の第5の実施例の駆動回路のブロック
図である。
【図16】本発明の第6の実施例のリニアインダクショ
ンモータの一次側要素の断面図である。
【図17】本発明の第6の実施例のリニアインダクショ
ンモータを動く歩道へ応用した場合の概略断面図であ
る。
【図18】本発明のコイルエンド部の説明図である。
【符号の説明】
10…1次側要素、20…2次側要素、101,102
…1次コイル(コイル)、103,104…1次磁性材
(1次コア)、201,202…2次導電材、204…
2次磁性材(2次ヨーク)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルと磁性材からなる1次側要素と、導
    電材、または磁性材、または導電材と磁性材の組み合わ
    せからなる2次側要素から構成され、前記1次側要素と
    前記2次側要素の対向部で推力を発生せしめるリニアモ
    ータにおいて、 前記1次側要素は、移動体側に設けられ、そのリニアモ
    ータ進行方向に垂直の断面が四辺形を成し、前記四辺形
    の四辺のうち前記2次側要素と対向し推力を発生する対
    向二辺の長さが、他辺の長さより長いことを特徴とする
    リニアモータ。
  2. 【請求項2】コイルと磁性材からなる1次側要素と、導
    電材、または磁性材、または導電材と磁性材の組み合わ
    せからなる2次側要素から構成され、前記1次側要素と
    前記2次側要素の対向部で推力を発生せしめるリニアモ
    ータにおいて、 前記推力発生部は、前記1次側要素と、前記1次側要素
    を共有し独立した前記2次側要素とにより同時に二組形
    成されることを特徴とするリニアモータ。
  3. 【請求項3】コイルと磁性材からなる1次側要素と、導
    電材、または磁性材、または導電材と磁性材の組み合わ
    せからなる2次側要素から構成され、前記1次側要素と
    前記2次側要素が対向部で推力を発生せしめるリニアモ
    ータにおいて、 前記推力発生部は、唯一の前記1次側要素と、前記1次
    側要素を挟むように設けた前記2次側要素とにより形成
    されることを特徴とするリニアモータ。
  4. 【請求項4】コイルと磁性材からなる1次側要素と、導
    電材、または磁性材、または導電材と磁性材の組み合わ
    せからなる2次側要素から構成され、前記1次側要素と
    前記2次側要素の対向部で推力を発生せしめるリニアモ
    ータにおいて、 前記1次側コイルは、移動体側に設けられ、前記1次側
    磁性材を進行方向に垂直に断面したときこの断面外周に
    前記進行方向に沿って巻装するとともに、前記2次側要
    素は前記1次側要素を挟むように移動体の走行全工程に
    亘って対向配置されたことを特徴とするリニアモータ。
  5. 【請求項5】コイルと磁性材からなる1次側要素と、導
    電材、または磁性材、または導電材と磁性材の組み合わ
    せからなる2次側要素から構成され、前記1次側要素と
    前記2次側要素の対向部で推力を発生せしめるリニアモ
    ータにおいて、 1次側磁性材内でリニアモータ進行方向に磁束を発生さ
    せるコイルを備え、前記2次側要素は、前記1次側要素
    を挟むように前記1次側コイルを共有し周囲に推力を発
    生するように配置されたことを特徴とするリニアモー
    タ。
  6. 【請求項6】移動磁界を発生する1次側要素と、前記1
    次側要素を挟むように設けた二つの2次側要素とを備
    え、前記二つの2次側要素と、これらに各々対向する1
    次側要素の2面をリニアモータの推力発生部とするリニ
    アモータにおいて、 前記1次側要素の他の面に対向して配置された磁性材
    と、前記1次側要素と前記磁性材間に発生する磁気吸引
    力を利用した前記1次側要素と前記1次側要素との間の
    相対移動をガイドする手段を設けたことを特徴とするリ
    ニアモータ。
  7. 【請求項7】移動磁界を発生する1次側要素と、前記1
    次側要素を挟むように設けた二つの2次側要素とを備
    え、前記二つの2次側要素と、これらに各々対向する1
    次側要素の2面との間をリニアモータの推力発生部とす
    るリニアモータにおいて、前記推力発生部の前記1次側
    要素と前記2次側要素との間の間隔を保持するガイド手
    段を前記2次側要素の磁性材と前記1次側要素との間に
    設けたことを特徴とするリニアモータ。
  8. 【請求項8】コイルと磁性材からなる1次側要素と、導
    電材、または磁性材、または導電材と磁性材の組み合わ
    せからなる2次側要素から構成され、前記1次側要素と
    前記2次側要素の対向部で推力を発生せしめるリニアモ
    ータにおいて、 平行して設けられた二つの前記1次側要素と、これらに
    挟まれて設けられ前記二つの1次側要素が兼用する2次
    導体と、前記二つの1次側要素の前記2次導体との非対
    向面に対向する二つの2次側要素とを設けたことを特徴
    とするリニアモータ。
  9. 【請求項9】コイルと磁性材からなる1次側要素と、導
    電材、または磁性材、または導電材と磁性材の組み合わ
    せからなる2次側要素から構成され、前記1次側要素は
    前記2次側要素に挟まれるように構成され、前記1次側
    要素と前記2次側要素は二つの対向部で各々推力を発生
    せしめるリニアモータにおいて、 前記1次側要素の推力発生に寄与する二面に、それぞれ
    リニアモータの進行方向が逆方向となる移動磁界の発生
    部を設けたことを特徴とするリニアモータ。
  10. 【請求項10】昇降路内で乗かごを複数階床間で昇降さ
    せるエレベーターにおいて、 前記昇降路内の前記乗かごの背後に設けられこの乗かご
    の乗降口に平行に設けられた導電材、または磁性材、ま
    たは導電材と磁性材の組み合わせからなる2次側要素
    と、前記2次側要素に挟まれるように設けられ前記2次
    側要素との対向部にリニアモータ推力を発生するコイル
    と磁性材からなる1次側要素と、前記1次側要素と主索
    を介して連結され駆動される前記乗かごとにより構成さ
    れることを特徴とするエレベーター。
  11. 【請求項11】無端状に互いに連結された踏板を駆動し
    乗客を移動させるマンコンベアにおいて、 コイルと磁性材からなる1次側要素と、前記1次側要素
    の周囲を周回し前記踏板の内周に設けられた導電材、ま
    たは磁性材、または導電材と磁性材の組み合わせからな
    る無端状の2次側要素と、前記無端状の2次側要素と前
    記1次側要素との一対の対向部に各々進行方向が逆方向
    となるリニアモータ推力発生部とを設けたことを特徴と
    するマンコンベア。
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