JPH0775487A - パック包装された殻むき容易な殻付き生カキ - Google Patents

パック包装された殻むき容易な殻付き生カキ

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JPH0775487A
JPH0775487A JP24878093A JP24878093A JPH0775487A JP H0775487 A JPH0775487 A JP H0775487A JP 24878093 A JP24878093 A JP 24878093A JP 24878093 A JP24878093 A JP 24878093A JP H0775487 A JPH0775487 A JP H0775487A
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shells
oyster
shell
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Ryoji Sasaki
良治 佐々木
Shoji Hakoishi
章二 箱石
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 貝柱切断用の孔が開けられた殻付き生カキが
海水と共に、蓋あるいはシート付き箱状、または袋状な
どの容器に収納、密封されていることを特徴とするパッ
ク包装された殻むきが容易な殻付き生カキ。 【効果】 予め殻に孔を開けた生カキを必要個数パック
して需要者に供給できる。需要者は殻の孔に切断具を入
れて貝柱を切断して容易に殻をむいて新鮮な殻付き生カ
キを賞味できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は殻むきが容易で、鮮度を良好に保
持しうるように包装された殻付き生カキに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来、天然産および養殖
物の殻付き生カキは、これを海から採取または取り出し
てきた後、滅菌飼育のための水槽で、一昼夜程度紫外線
を照射した海水で処理し内臓を浄化し、その後箱詰めあ
るいは2〜3個をビニール袋等に入れ、低温度に保持し
て需要者のもとに送られている。またこれとは別に産地
ではむき身にして袋詰めし、あるいはその他の加工がな
されて出荷されている。
【0003】生カキは風味に優れており、好んで賞味さ
れているが、とくに殻付き生カキの需要は多い。しかし
2枚の殻は閉殻筋(貝柱)で強固に閉じられているた
め、殻を開けるのは困難であり、生カキの中身を損なわ
ずに取り出すのは熟練した殻むき職人をもってしても容
易な作業ではない。このため、より簡便な殻むき方法が
求められている。またこうした殻むき作業の困難さ故
に、現状では一般家庭向けには中身を取り出したむき身
状態のカキを供給しているのが実情であるが、低温宅配
など新鮮な海産物を一般家庭に直接届ける流通サービス
が拡充している今日では、殻付きのまま出荷した方が商
品価値が高く、一般家庭でも容易に殻むきを行なうこと
ができる鮮度の高い殻付き生カキが求められている。
【0004】上記の問題点に鑑みて、本発明者は先に、
2枚貝が口を開けないように締めつけて袋詰めする活貝
類の出荷方法および保存方法を提案している(特開平1-
291740号)。この方法は殻が強固に閉じたまま消費地に
輸送、保管されるため、鮮度を保持できる利点はある
が、殻むきを手軽にできない欠点がある。
【0005】さらに本発明者は殻付き生カキの出荷前
に、切断部と保持部とを有する貝柱切断具を生カキに挿
入固定し、これをプラスチックシートからなる袋に収納
して出荷する方法を提案している(特開平1-291744
号)。しかしこの方法でも海水中で殻を開いた状態のカ
キに切断具を挿入するための操作を手早く行なう必要あ
り、また切断具の形状も限定される。さらに切断具を挿
入されたカキは強固な力で切断具を挟み付けているた
め、貝柱の切断は必ずしも容易ではなかった。
【0006】上記従来技術の欠点を解消するものとし
て、本発明者は閉殻筋に近い2枚の殻の接触部分を機械
的に削りとって孔を開け、その孔から切断具を挿入して
貝柱を切断する方法および閉殻筋切断具付き殻付き生カ
キを提案している(特願平5-111108号)。この方法によ
れば貝柱を切断して極めて容易に殻剥きを行なうことが
できるが、殻付き生カキとして出荷する場合には、切断
具支持手段と閉殻筋切断具を装着する必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は切断具支持手段と閉殻筋切断具の装着を必要とせず
に、貝柱の切断操作を容易に行なうことができ、一般家
庭など、需要者が新鮮な生カキを容易に賞味できる殻付
き生カキを提供することにある。
【0008】
【発明の構成】日本近海で産するカキには、マガキ、ス
ミノエガキ、イタボガキなど多数の種類が知られている
がその構造は類似している。カキは2枚貝の一種である
が、2枚の殻は左右で形が違い、一方は深く海水中で他
の物につき、他方は割合に平であり、両殻はその間に挟
まった靱帯(1か所)でつながっている。例えば、マガ
キでは図5(a)および図5(b)に概略平面図および
側面図を示すように、2枚の殻のうち深い方の殻1を下
面にしてかつ靱帯4を左側に配置して見たとき、浅い方
の殻2の靱帯4を通る長手L1方向軸のほぼ中心Mに直
交する軸線H1が下方で貝殻に当接する場所を基準にし
て殻幅約1/3の位置に貝柱3が存在する。本発明者は
この貝柱3に近い箇所近辺で2枚の殻の接触部分を機械
的に削って孔5を開け、この孔開け処理をした殻付き生
カキを、海水を充たした容器に入れてパック包装した殻
付き生カキとすることにより、前記の課題を解決した。
【0009】すなわち本発明は、 1)貝柱切断用の孔が開けられた殻付き生カキが海水と
共に収納容器に収納、密封されていることを特徴とする
パック包装された殻付き生カキ、 2)殻付き生カキの2枚の殻のうち深い方の殻を下面に
かつ靱帯を左側に配置した状態で見たとき、靱帯を通る
長手方向のほぼ中心に直交する軸が下方で当接する箇所
近辺の2枚の殻の接合部に孔が開けられている前記1に
記載のパック包装された殻付き生カキ、 3)収納容器が蓋付きの箱状に作られていることを特徴
とする前記1または2に記載のパック包装された殻付き
生カキ、
【0010】4)収納容器が上部開口の箱状に作られ、
開口部がシートまたはフイルムでシールされていること
を特徴とする前記1または2に記載のパック包装された
殻付き生カキ、および 5)収納容器が袋状につくられていることを特徴とする
前記1または2に記載のパック包装された殻付き生カ
キ、を提供するものである。
【0011】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に
説明する。本発明においては、先ず、カキの殻1、2に
孔5を開けることが必要である。孔5は、殻内に切断具
を挿入して貝柱を切断する操作ができる範囲でなるべく
小さく、好ましくはカキの貝柱にもっとも近接した側縁
に開けられる。すなわち図5(a)および(b)を参照
して先に述べた通り、カキは生育時に他の物に付く深く
大きな殻1と、平らな小さめの殻2からなる2枚貝であ
り、両者は靱帯4で結合しているが、貝柱3の位置は概
ね一定しており、内側殻の靱帯側の末端と反対側の末端
とを結ぶ長手線のほぼ中央において、殻の側縁の一方か
らほぼ3分の1中央に寄った位置にある。従って、孔5
は図5(b)に示すように外側殻1と内側殻2との接合
部分について開けることが好ましい。
【0012】孔5の形状と大きさは、切断具を挿入して
貝柱切断操作ができる程度であればとくに制限はない。
カキの大きさにもよるが、一般的には断面矩形状あるい
は楕円形状とし、幅は少なくとも貝柱の直径以上であ
り、通常切断具を入れて操作しうる長さの1〜4cm、
好ましくは、1.5 〜3cmにする。厚み幅は切断具の厚
み以上、通常は1〜3mm、好ましくは2mm程度あ
る。このような孔5はグラインダーなどにカキの側縁を
押し当てることによって内側殻と外側殻を同時に機械的
に削り取ることにより容易に開けることができる。
【0013】孔5の開孔方法は上述の通りであるが、海
水から取り出した生カキは、通常内臓浄化のためにカキ
を海水槽に入れて一昼夜程度(好ましくは48時間以
上)無菌化の処理を行なう。この場合、無菌化の前に孔
開け処理を行なうも、あるいは無菌化処理後に孔を開け
て、再度無菌海水で洗浄するも、いずれの方法でもよ
い。なお無菌化処理は、紫外線を照射した海水あるいは
オゾン処理した海水を使用することにより行なうことが
できる。
【0014】以上のようにして開孔した殻付き生カキ
を、出荷時に海水を充たした収納容器6に入れて密封す
る。本発明で用いる収納容器6は、収容する海水の水圧
に耐えうる強度を有し、海水の漏出を防止できるような
気密性のもであればどのような形状のものでもよい。例
えば、これを平面看取した場合に、矩形(図1の斜視図
および図2の平面図参照)、円形あるいは楕円形を呈す
る蓋61付きの箱状に作って粘着テープ62で封するよ
うにしても、また蓋なしの上部開口の箱状に作って海水
と殻付き生カキとを入れた後、表面をシートあるいはフ
イルム状の蓋61でシールするようにしてもよい。
【0015】さらに別の例として、図3に斜視図、図4
に平面図を示すように収納容器6としては袋状のもので
もよい。この袋状の収納容器6は、例えば図示のような
嵌合型のシール部63を設けたものにする。このシール
部63は、例えば袋の開口部近辺の相対向する2面の部
位の各々に、開口部に沿い平行する線状に凹部631お
よび凸部632を設け、これら凹凸部を嵌合させること
によりシールするような、この種密封袋に通常使用され
る構造のものでよい。またこの袋状の収納容器6の密封
は上記の方法に限らず、例えば袋の内側の開口部近辺の
部位をアラビアゴム、合成樹脂その他の接着剤で接着す
るのでも、あるいはその部位を感熱接着型に作って、熱
赤外線、加圧加熱機その他の加熱手段によりその部位を
熱溶融接着するのでも、さらには感圧型シールを所定部
位に帯状に貼付しておき、必要時この部位を押圧して密
封するのであってもよく、その方法は任意に定めてよ
い。
【0016】前記収納容器6の材料は、収容する海水中
に人体に有害な成分を溶出せず、気密性の箱状または袋
状に作りうるものであればどのようなものであってもよ
く、例えば合成樹脂、ゴム、セルロイド、セラミック
ス、スチールなどを用いればよいが、合成樹脂が好まし
い。使用する合成樹脂としては、例えば塩化ビニル、酢
酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、アクリル系樹脂などが挙げられる。なお収納容器6
を袋状にする場合には、合成樹脂シートを2〜3枚積層
させて強度および気密性を高めるようにしてもよい。こ
の収納容器6は無着色透明なものが、収容する殻付き生
カキを視認することができる点から好ましいが、これを
不透明なものとして商品名、絵柄、製造・販売者名、産
地・販売地などをカラー印刷して用いるようにしてもよ
い。
【0017】この収納容器6の大きさは収納する殻付き
生カキの個数によって種々に定められる。例えば一般家
庭で食するに好都合な3〜5個を収容する場合には、内
寸20×10×15〜20cm程度の容器を作り、生カ
キ殻を重ねて入れるようにすればよく、また別法とし
て、内寸20×30×5〜8cm程度の大きさに作り、
生カキ殻を並列させるようにしてもよい。また袋状のも
のも同様に20×30×5〜8cm程度の内容積を有す
るようにして生カキ殻を並列させて収容するようにすれ
ばよい。
【0018】収納容器中に入れる海水は紫外線処理ある
いはオゾン処理した無菌海水を用いるのが望ましい。海
水中に収容された生カキは、海水により自然環境の中に
生息している状態で輸送、保管されるので、鮮度を高く
保持することができる。このようにして収納された殻付
き生カキは、4〜5日間は室温でも保持できるが、低温
度、すなわち10℃以下の温度、好ましくは3〜7℃程
度の温度にて輸送、保管するのが鮮度を保つ上で好まし
い。
【0019】
【実施例1】海水中から取り出した幅5〜7cm、長さ
10〜14cmの養殖カキ(30個)を海水槽中に入
れ、48時間の紫外線照射海水での処理後、グラインダ
ーを用いて厚み2〜3mm、横幅 1.5〜2cmの孔を開
けた。これらのもの5個ずつを、各々内寸20×30×
7cmのアクリル樹脂製で透明な蓋付きの箱に横に並べ
て入れ、紫外線処理した無菌海水を注入し、接着テープ
で密封した。3℃で8日間保管した後、これらを開封し
て生カキを取り出し、細身のナイフを孔に入れて貝柱を
切断して簡単に殻を開けることができた。カキ殻中には
異物の混入もなく、むき身は清潔で鮮度も高く、風味豊
かなものであった。
【0020】
【実施例2】実施例1で用いたのと同種の養殖カキ(3
0個)を、48時間の紫外線照射海水での処理後、グラ
インダーを用いて厚み2〜3mm、横幅3cmの孔を開
けた。これらのもの5個ずつを、内寸20×30×7c
mのポリプロピレン製の透明なシール部付き袋に並列さ
せて収納し、オゾン処理した無菌海水を注入した後シー
ルした。室温で7日間保管した後、開封して生カキを取
り出し細身のナイフを孔中に入れて貝柱を切断したとこ
ろ、簡単に殻を開けることができた。カキ殻中には異物
の混入もなく、むき身は清潔で鮮度も高く、風味豊かな
ものであった。
【0021】
【実施例3】実施例1と同様に処理して孔を開けた30
個のカキを、内寸20×10×20cmの上部開口の透
明な塩化ビニール製の箱に、各々5個ずつ重ねて収納
し、海水を注入した後透明な塩化ビニール製シートで被
覆し、粘着テープで密封した。7℃で10日間保管した
後、これらを開封して生カキを取り出し、細身のナイフ
を孔中に入れて貝柱を切断したところ、簡単に殻を開け
ることができた。カキ殻中には異物の混入もなく、むき
身は清潔で鮮度も高く、風味良好なものであった。
【0022】
【発明の効果】本発明により得られる効果は以下の通り
である。 1)カキ殻の孔に切断具を入れて操作するだけで貝柱の
切断ができるので、素人でも簡単に殻付き生カキの殻を
むくことができる。 2)海水と共に殻付き生カキを容器に収納して輸送、保
管するので、生カキの生息環境を自然に近い状態に維持
することができる。 3)製品は密封されているので、カキの輸送および保管
中、内部に異物が混入するなどして身を汚染、損傷、変
質させることがない。 4)切断具の殻中への挿入は、貝柱近くに開けた孔を通
して行なうのでカキの身を傷付けずに殻を剥くことがで
きる。 5)少数個のパックが可能なので、一般家庭などの需要
者が新鮮な殻付き生カキを手軽に賞味することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるパック包装された殻付き生カキ
の実施例を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す殻付き生カキの平面図である。
【図3】 本発明パック包装された殻付き生カキの別の
実施例を示す斜視図である。
【図4】 図3に示す殻付き生カキの平面図である。
【図5】 (a)および(b)は、各々カキの貝柱の位
置を説明するための平面図および側面図である。
【符号の説明】
1、2 カキ殻 3 貝柱 4 靱帯 5 孔 6 収納容器 61 蓋 62 粘着テープ 63 シール部 631 凹部 632 凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貝柱切断用の孔が開けられた殻付き生カ
    キが海水と共に収納容器に収納、密封されていることを
    特徴とするパック包装された殻付き生カキ。
  2. 【請求項2】 殻付き生カキの2枚の殻のうち深い方の
    殻を下面にかつ靱帯を左側に配置した状態で見たとき、
    靱帯を通る長手方向のほぼ中心に直交する軸が下方で当
    接する箇所近辺の2枚の殻の接合部に孔が開けられてい
    る請求項1に記載のパック包装された殻付き生カキ。
  3. 【請求項3】 収納容器が蓋付きの箱状に作られている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のパック包装
    された殻付き生カキ。
  4. 【請求項4】 収納容器が上部開口の箱状に作られ、開
    口部がシートまたはフイルムでシールされていることを
    特徴とする請求項1または2に記載のパック包装された
    殻付き生カキ。
  5. 【請求項5】 収納容器が袋状につくられていることを
    特徴とする請求項1または2に記載のパック包装された
    殻付き生カキ。
JP24878093A 1993-09-09 1993-09-09 パック包装された殻むき容易な殻付き生カキ Pending JPH0775487A (ja)

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JP (1) JPH0775487A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101257001B1 (ko) * 2010-07-05 2013-04-26 이예진 조개 가공장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101257001B1 (ko) * 2010-07-05 2013-04-26 이예진 조개 가공장치

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