JPH0775509A - 食品の加熱方法 - Google Patents

食品の加熱方法

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JPH0775509A
JPH0775509A JP5248733A JP24873393A JPH0775509A JP H0775509 A JPH0775509 A JP H0775509A JP 5248733 A JP5248733 A JP 5248733A JP 24873393 A JP24873393 A JP 24873393A JP H0775509 A JPH0775509 A JP H0775509A
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JP
Japan
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food
pot
electrodes
heating
electrode
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JP5248733A
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Inventor
Hideo Kurashima
秀夫 倉島
Nobumichi Yamaguchi
尹通 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】食品をバッチ式で、局部的過熱を生ずることな
く、短時間に所定温度にほぼ均一に昇温,加熱する。 【構成】導電性有機膜4bまたは多孔性セラミック4b
により被覆された電極4を用いて、ポット1内に置かれ
た食品8を通電加熱する。もしくは電気絶縁体4bによ
り被覆された対向する2個の電極4を用いて、かつポッ
ト1の電位を、対向する電極4,4間の電圧の中間の電
位に保って、ポット1内に置かれた食品8を誘電加熱す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯、ゆで麺、シチュ
ー・ルー等の水分を含む食品のバッチ式加熱方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】炊飯等の水分を含む食品をバッチ式で加
熱する方法、特に100℃以上の温度で加熱殺菌方法と
して、レトルトによる外部加熱方式が通常採用されてい
るが、この方式の場合は、殺菌温度までの昇温に比較的
長時間(例えば20〜30分)を要するため食品の風味
等の品質劣化を生じ易いという問題を有する。これに対
して、通電方式もしくは誘電方式等の内部加熱方式は昇
温時間が短いため、全体としての食品の風味等の劣化が
少ないという利点を有する。しかしながら本発明者等の
経験によれば、バッチ式内部加熱方式の場合には、電極
に接する食品の部分が過熱されて、焦げ等の変色や劣化
を生じ易いという問題があることが判明した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は食品をバッチ
式で、局部的過熱を生ずることなく、短時間に所定温度
にほぼ均一に昇温,加熱する方法を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の食品の加
熱方法は、導電性有機膜により被覆された電極を用い
て、ポット内に置かれた食品を通電加熱することを特徴
とする。本発明の第2の食品の加熱方法は、多孔性セラ
ミックにより被覆された電極を用いて、ポット内に置か
れた食品を通電加熱することを特徴とする。本発明の第
3の食品の加熱方法は、電気絶縁体により被覆された対
向する2個の電極を用いて、かつポットの電位を、対向
する上記電極間の電圧の中間の電位に保って、ポット内
に置かれた食品を誘電加熱することを特徴とする。
【0005】
【作用】通電加熱の場合、電極と食品との間の接触抵抗
が食品間のそれよりも大きいので、電極と食品の界面近
傍の温度が特に速く上昇する。そのため金属よりなる電
極本体が裸のときは、熱伝導性の高い電極本体の温度が
食品全体の温度よりも高くなって、過熱状態になり、電
極近傍の食品が焦げ易くなる。電極本体が導電性有機膜
により被覆されている場合は、導電性有機膜の熱伝導性
は低いので、導電性有機膜と食品間に生じた熱は食品の
方に流れて、電極本体の温度が特に高くなることはな
い。そのため前記の焦げや過熱等が生じ難い。電極本体
が多孔性セラミックにより被覆されている場合も同様で
ある。多孔性セラミック自体は電気伝導性がないが、例
えば炊き上がりの、100℃近くの炊飯内に、室温の多
孔性セラミックを挿入した場合は、炊飯の水蒸気が孔の
中で凝結して水となって、多孔性セラミック全体として
水程度の電気伝導性を有するようになる。
【0006】誘電加熱の場合は、ポットの電位を、対向
する電極間の電圧の中間の電位に保つので、対向する電
極間にある食品、および電極とポット間にある食品が誘
電加熱される。そのため食品が全体として均一に加熱さ
れる。また電極が電気絶縁体(通常は熱絶縁体でもあ
る)により被覆されているので、通電加熱の場合とほぼ
同様の理由で電極近傍の食品の焦げや過熱が起こり難
い。
【0007】
【実施例】第1図は本発明の加熱方法を実施するための
装置の例を示したものであり、1はアルミニュウムより
なるポットであって、内面は全体が弗素樹脂膜でライニ
ングされている。3はアルミニュウムよりなる上蓋であ
って、対向する一対の平板状電極4,4が、電気絶縁体
10を介して気密に着設されている。さらに上蓋3は、
図示されない加圧エア押圧機構によってポット1に対し
て押圧され、ポット1の内圧が大気圧を越えても図示の
位置を保つようになっている。第1の加熱方法を実施す
る装置では、電極4は、金属板(通常はアルミニュウム
またはチタンよりなる)よりなる本体4aおよび本体4
aを被覆する耐熱性(約150℃で軟化、変質しない程
度の)導電性有機膜4b、例えば炭素粉末混入弗素樹脂
(例えばテフロン)フィルムよりなっている。
【0008】電極本体4a,4aは変圧器5の2次側回
路5aの両端に接続されている。変圧器5の1次側回路
5bは、交流電源6に接続されている。7は開閉スイッ
チである。交流電源の好ましい周波数は、50Hz〜5
MHzである。2次側回路5aは、そのほぼ中央点pで
接地されているが、本発明の第1および第2の加熱方
法、すなわち通電加熱の場合は、必ずしもその必要はな
い。しかし本発明の第3の加熱方法、すなわち誘電加熱
の場合は接地される。
【0009】食品が炊飯の場合について、上記装置によ
り常温流通用トレイ包装炊飯を製造した炊飯の加熱殺菌
の具体例について、以下に説明する。先づ炊上がりの約
98℃の炊飯8を、アルミニュウムダイキャスト製の方
形ポット1(寸法:蓋下面の位置の上端部内径:75m
mx110mm、底部内径:65mmx100mm、肉
圧:7mm、蓋下面からの深さ:70mm、内容積:6
00cc)に収納し、直ちにアルミニュウム製上蓋3
(肉圧:7mm)をポット1のフランジ部1aに載置
し、加圧エア押圧機構(図示されない)により上蓋3を
3kgf/cm2の加圧力で押圧、密閉した。上蓋3の
載置と同時に電極4,4(本体4a:アルミニュウム、
導電性有機膜4b:厚さ0.3mmの炭素粉末混入テフ
ロン・フィルム)が炊飯8内に挿入される。同時にスイ
ッチ7を閉じ、電極4,4間に500V,30kHzの
交流電流を流して、炊飯8を2分間通電加熱した後、ス
イッチ7を開いた。通電2分直後の電極4近傍部および
炊飯8のほぼ中央部の温度を熱電対(図示されない)で
測定したところ、それぞれ130℃および128℃であ
って、焦げは全く見られなかった。上記殺菌処理された
炊飯8をポット1内で85℃になるまで自然放冷した
後、クリーンボックス内で、上蓋3および電極4,4を
外し、ポット1を反転して、予め殺菌処理されたプラス
チック・トレー(図示されない)に充填、密封した。上
記反転の際に、炊飯8が電極4,4に粘り着くことな
く、電極4,4からの離脱は容易であった。なお通電加
熱中、電極回路に電流を所定のタイミングでON−OF
Fする装置(図示されない)を設けて、所定短時間間
隔、例えば10秒間隔でON−OFFを繰りかえして通
電することによって、より均一な加熱を行なうことがで
きる。
【0010】比較のため、炭素粉末混入テフロンフィル
ム4bを被覆されない、アルミニュウム電極本体4aの
みよりなる電極を用いた点以外は、上記と同様にして通
電加熱した所、電極に炊飯8が焦げついて、電極4から
の炊飯の剥離が困難であった。
【0011】導電性有機膜の代わりに、多孔性セラミッ
ク4bで本体4aを被覆した電極4,4を用いても、前
記と同様の結果が得られる。多孔性セラミックとして
は、厚さ約0.1〜0.5mmで、気孔率約50〜80
%、孔径約1〜50μmのものが好ましく用いられる。
材質としては適宜のセラミックでよく、例えばアルミ
ナ、シリカ、ジルコニアおよびガラス等が例示される。
但し室温の炊飯等、通電初期に孔中に導電性物質が侵入
することがない食品に対して適用する場合は、予め水等
で濡らして導電性にしておく必要がある。
【0012】本発明の第3の加熱方法、すなわち誘電加
熱方法を実施するための装置は、電極本体4aの被覆層
4bが耐熱性電気絶縁体(例えば、テフロン等の弗素樹
脂およびセラミック等)であって、その厚さが50μm
以上であること、2次側回路5aの周波数が1MHz〜
100MHzであること、および前記のように2次側回
路5aが、そのほぼ中央点pで接地されている点以外
は、通電加熱方法を実施するための装置(図1)とほぼ
同様である。
【0013】炊飯8の加熱殺菌に対して誘電加熱を適用
する場合の操作は、前記の通電加熱方式の場合とほぼ同
様である。実作業の際は、ポット1は、それを載置搬送
するコンベア等を介して実質的に接地されるので、ポッ
ト1の電位は2次側回路5aのほぼ中央点pの電位と等
しくなる。そのため2次側回路5a両端の電圧をVとす
ると、電極4,4間の炊飯8は電圧Vで、また電極4,
4とポット1間の炊飯8は電圧ほぼV/2で誘電加熱さ
れ、全体として実質的に均一に急速に加熱される。なお
電気絶縁体4bが50μmより薄いと、電極4,4近傍
の炊飯8が焦げ易くなるので好ましくない。
【0014】本発明は、以上の実施例によって制約され
るものでなく、例えば生米と水をポット1に入れた状態
から、100℃での炊き上げ、約130℃での殺菌まで
を1工程で行なってもよい。またカレー・ルーやシチュ
ー・ルー等の炊飯以外の水を含む導電性食品の加熱(殺
菌処理含んでも、含まなくてもよい)にも適用される。
通電加熱の場合、片方の電極は導電性有機膜で、他方の
電極は多孔性セラミックで被覆されていてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は食品をバッチ式で、局部的過熱
を生ずることなく、短時間に所定温度にほぼ均一に昇
温,加熱することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための装置の例の概略縦断面
図である。
【符号の説明】
1 ポット 4 電極 4b 導電性有機膜、多孔性セラミック、電気絶縁体 8 炊飯(食品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 6/02 7361−3K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性有機膜により被覆された電極を用い
    て、ポット内に置かれた食品を通電加熱することを特徴
    とする食品の加熱方法。
  2. 【請求項2】多孔性セラミックにより被覆された電極を
    用いて、ポット内に置かれた食品を通電加熱することを
    特徴とする食品の加熱方法。
  3. 【請求項3】電気絶縁体により被覆された対向する2個
    の電極を用いて、かつポットの電位を、対向する上記電
    極間の電圧の中間の電位に保って、ポット内に置かれた
    食品を誘電加熱することを特徴とする食品の加熱方法。
JP5248733A 1993-09-09 1993-09-09 食品の加熱方法 Pending JPH0775509A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5248733A JPH0775509A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 食品の加熱方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP5248733A JPH0775509A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 食品の加熱方法

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JPH0775509A true JPH0775509A (ja) 1995-03-20

Family

ID=17182553

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JP5248733A Pending JPH0775509A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 食品の加熱方法

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JP (1) JPH0775509A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009207436A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Nippon Flour Mills Co Ltd 小麦粉又は小麦粉生地の改質方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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