JPH0775541A - フィルタートウ、その製造方法、ならびにタバコ喫煙フィルターエレメントおよびその製造方法 - Google Patents
フィルタートウ、その製造方法、ならびにタバコ喫煙フィルターエレメントおよびその製造方法Info
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- JPH0775541A JPH0775541A JP6158835A JP15883594A JPH0775541A JP H0775541 A JPH0775541 A JP H0775541A JP 6158835 A JP6158835 A JP 6158835A JP 15883594 A JP15883594 A JP 15883594A JP H0775541 A JPH0775541 A JP H0775541A
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- A24D3/06—Use of materials for tobacco smoke filters
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】優れた生分解性を示す酢酸セルロースフィラメ
ントおよび/または酢酸セルロースステープル繊維から
なるフィルタートウを提供する。 【構成】表面にセルロース鎖切断酵素からなる添加剤が
存在する酢酸セルロースフィラメントおよび/またはス
テープル繊維からなり、前記フィラメントおよびステー
プル繊維の少なくとも表面が53%未満、好ましくは4
9%未満のアセチル数を有する酢酸セルロースからなる
フィルタートウについて開示する。本フィルタートウの
製造方法は、酢酸セルロースのアセトン溶液からの酢酸
セルロースフィラメントの紡糸、前記フィラメントのス
テープル繊維への切断、前記フィラメントおよび/また
はステープル繊維からのフィルタートウの作製および添
加剤の処理から構成され、前記フィラメントおよびステ
ープル繊維は加水分解処理され、また添加剤としてはセ
ルロース鎖切断酵素が使用されている。
ントおよび/または酢酸セルロースステープル繊維から
なるフィルタートウを提供する。 【構成】表面にセルロース鎖切断酵素からなる添加剤が
存在する酢酸セルロースフィラメントおよび/またはス
テープル繊維からなり、前記フィラメントおよびステー
プル繊維の少なくとも表面が53%未満、好ましくは4
9%未満のアセチル数を有する酢酸セルロースからなる
フィルタートウについて開示する。本フィルタートウの
製造方法は、酢酸セルロースのアセトン溶液からの酢酸
セルロースフィラメントの紡糸、前記フィラメントのス
テープル繊維への切断、前記フィラメントおよび/また
はステープル繊維からのフィルタートウの作製および添
加剤の処理から構成され、前記フィラメントおよびステ
ープル繊維は加水分解処理され、また添加剤としてはセ
ルロース鎖切断酵素が使用されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、その表面に添加剤が存
在する酢酸セルロースフィラメントおよび/または酢酸
セルロースステープル繊維からなるフィルタートウに関
する。
在する酢酸セルロースフィラメントおよび/または酢酸
セルロースステープル繊維からなるフィルタートウに関
する。
【0002】さらに本発明は、実質的に、多孔紡糸口金
を介してアセトン中少なくとも53%のアセチル数を有
する酢酸セルロース溶液を押し出すことによって酢酸セ
ルロースフィラメントを紡糸し、かつ必要ならば次いで
酢酸セルロースフィラメントを切断して酢酸セルロース
ステープル繊維とし、および多数の酢酸セルロースフィ
ラメントまたはステープル繊維を収束してフィルタート
ウを得て、および酢酸セルロースフィラメントおよび酢
酸セルロースステープル繊維の表面へ添加剤を処理する
ことからなる前記フィルタートウの製造方法に関する。
を介してアセトン中少なくとも53%のアセチル数を有
する酢酸セルロース溶液を押し出すことによって酢酸セ
ルロースフィラメントを紡糸し、かつ必要ならば次いで
酢酸セルロースフィラメントを切断して酢酸セルロース
ステープル繊維とし、および多数の酢酸セルロースフィ
ラメントまたはステープル繊維を収束してフィルタート
ウを得て、および酢酸セルロースフィラメントおよび酢
酸セルロースステープル繊維の表面へ添加剤を処理する
ことからなる前記フィルタートウの製造方法に関する。
【0003】また、本発明は、軸に交差する方向に密集
化され、酢酸セルロース用可塑剤または接着剤で固めた
酢酸セルロースフィラメントおよび/または酢酸セルロ
ースステープル繊維のフィルタートウの断片(部分)か
らなり、表面に添加剤が処理されているタバコ喫煙フィ
ルターエレメントに関する。
化され、酢酸セルロース用可塑剤または接着剤で固めた
酢酸セルロースフィラメントおよび/または酢酸セルロ
ースステープル繊維のフィルタートウの断片(部分)か
らなり、表面に添加剤が処理されているタバコ喫煙フィ
ルターエレメントに関する。
【0004】最後に、本発明は、酢酸セルロース用可塑
剤または接着剤を酢酸セルロースフィラメントおよび/
または酢酸セルロースステープル繊維からなるフィルタ
ートウへ処理し、次いで軸に交差する方向に密集化し、
必要ならばこのフィルタートウを包装用ストリップで包
み、この密集化されたフィルタートウを切断し、必要な
らば個々のタバコ喫煙フィルターロッド中に包み、およ
び最後にこれらのフィルターロッドを個々のタバコ喫煙
フィルターエレメントへ切断することから構成される前
記タバコ喫煙フィルターエレメントの製造方法に関す
る。
剤または接着剤を酢酸セルロースフィラメントおよび/
または酢酸セルロースステープル繊維からなるフィルタ
ートウへ処理し、次いで軸に交差する方向に密集化し、
必要ならばこのフィルタートウを包装用ストリップで包
み、この密集化されたフィルタートウを切断し、必要な
らば個々のタバコ喫煙フィルターロッド中に包み、およ
び最後にこれらのフィルターロッドを個々のタバコ喫煙
フィルターエレメントへ切断することから構成される前
記タバコ喫煙フィルターエレメントの製造方法に関す
る。
【0005】
【従来の技術】紙巻きタバコフィルターは比較的分解が
遅く、またそのためにより多く喫煙が行われる場所の広
い人口集団にとって悩みの種となっている。
遅く、またそのためにより多く喫煙が行われる場所の広
い人口集団にとって悩みの種となっている。
【0006】殆どの紙巻きタバコ用フィルターには、現
在米国特許第2,953,837号中に記載されている
例のように53〜57%の間のアセチル数を有する繊維
状の酢酸セルロースが使用されている。この特許中に引
用された数値、すなわちアセチル含量としての38〜4
1%は、前記アセチル数としての53〜57%の数値に
対応するものである。
在米国特許第2,953,837号中に記載されている
例のように53〜57%の間のアセチル数を有する繊維
状の酢酸セルロースが使用されている。この特許中に引
用された数値、すなわちアセチル含量としての38〜4
1%は、前記アセチル数としての53〜57%の数値に
対応するものである。
【0007】他のポリマー、特に合成ポリマーと比較し
て、酢酸セルロースは実のところ生分解性であるが、こ
のような繊維物質の紙巻きタバコフィルターが環境影響
力の作用下で少なくとも光学的に消失した後のタイムス
パンは今日の推定では余りにも長過ぎる。
て、酢酸セルロースは実のところ生分解性であるが、こ
のような繊維物質の紙巻きタバコフィルターが環境影響
力の作用下で少なくとも光学的に消失した後のタイムス
パンは今日の推定では余りにも長過ぎる。
【0008】ドイツ特許出願第4013293号および
ドイツ特許出願第4013304号は、環境影響力の作
用下で比較的早く分解する紙巻きタバコフィルターにつ
いて記載している。しかし、これらの紙巻きタバコフィ
ルターは、スパンPHB(ポリヒドロキシ酪酸)、また
はPHBとPHV(ポリヒドロキシ吉草酸)の共重合体
の紡績繊維の軸方向に密集化された繊維綛からなってい
る。現在、これらのポリマーは、工業的規模での入手が
未だ不十分であること、酢酸セルロースと異なるタバコ
の喫味に対する影響、およびこれらポリマーをフィルタ
ートウやタバコ喫煙フィルターエレメントへ加工する際
に未だ不明瞭な技術的問題があること(例えばタバコ喫
煙フィルターエレメントの硬化、あるいはこれらポリマ
ーの紡糸に際して使用する問題視されている溶媒に関連
するもの等)などにより、フィルタートウおよびタバコ
喫煙フィルターエレメントの製造には使用されていない
か、あるいは少なくとも注目に値する程には使用されて
いない。
ドイツ特許出願第4013304号は、環境影響力の作
用下で比較的早く分解する紙巻きタバコフィルターにつ
いて記載している。しかし、これらの紙巻きタバコフィ
ルターは、スパンPHB(ポリヒドロキシ酪酸)、また
はPHBとPHV(ポリヒドロキシ吉草酸)の共重合体
の紡績繊維の軸方向に密集化された繊維綛からなってい
る。現在、これらのポリマーは、工業的規模での入手が
未だ不十分であること、酢酸セルロースと異なるタバコ
の喫味に対する影響、およびこれらポリマーをフィルタ
ートウやタバコ喫煙フィルターエレメントへ加工する際
に未だ不明瞭な技術的問題があること(例えばタバコ喫
煙フィルターエレメントの硬化、あるいはこれらポリマ
ーの紡糸に際して使用する問題視されている溶媒に関連
するもの等)などにより、フィルタートウおよびタバコ
喫煙フィルターエレメントの製造には使用されていない
か、あるいは少なくとも注目に値する程には使用されて
いない。
【0009】ドイツ特許出願第3914022号から、
容易に生分解性であり、オイルランプ、永久光オイルキ
ャンドル、組成オイルランプ、他のグレーブランプモデ
ル、犠牲ランプおよびホイル用の被覆/容器の製造に使
用されている新規なプラスチック物質が知られている。
プラスチック物質としては、ドイツ特許出願第3914
022号にはポリエステル類、クエン酸エステル類、リ
ン酸エステル類および有機鉄化合物等の添加剤を含む酢
酸セルロース等のセルロースエステル類をベースとする
ものが挙げられている。しかし、ドイツ特許出願第39
14022号はフィルタートウおよびタバコ喫煙フィル
ターエレメントの生分解性を加速する可能性について何
も示唆していない。さらに、ドイツ特許出願第3914
022号に記載された製剤は、酢酸セルロース中の可塑
剤の割合が高過ぎるためにフィルタートウおよびタバコ
喫煙フィルターエレメントの製造に適さない。
容易に生分解性であり、オイルランプ、永久光オイルキ
ャンドル、組成オイルランプ、他のグレーブランプモデ
ル、犠牲ランプおよびホイル用の被覆/容器の製造に使
用されている新規なプラスチック物質が知られている。
プラスチック物質としては、ドイツ特許出願第3914
022号にはポリエステル類、クエン酸エステル類、リ
ン酸エステル類および有機鉄化合物等の添加剤を含む酢
酸セルロース等のセルロースエステル類をベースとする
ものが挙げられている。しかし、ドイツ特許出願第39
14022号はフィルタートウおよびタバコ喫煙フィル
ターエレメントの生分解性を加速する可能性について何
も示唆していない。さらに、ドイツ特許出願第3914
022号に記載された製剤は、酢酸セルロース中の可塑
剤の割合が高過ぎるためにフィルタートウおよびタバコ
喫煙フィルターエレメントの製造に適さない。
【0010】表面を添加剤で処理された酢酸セルロース
繊維からなるフィルタートウおよびタバコ喫煙フィルタ
ーエレメントは、他に例えばドイツ特許第1,079,
521号から公知である。ドイツ特許第1,079,5
21号によれば、酢酸セルロース繊維表面に処理された
添加剤はこれら繊維の粗さを改善する働きをするもので
ある。しかし、本ドイツ特許第1,079,521号に
は、フィルタートウおよびタバコ喫煙フィルターエレメ
ントの生分解をいかに速めるかについては何らの示唆も
なされていない。
繊維からなるフィルタートウおよびタバコ喫煙フィルタ
ーエレメントは、他に例えばドイツ特許第1,079,
521号から公知である。ドイツ特許第1,079,5
21号によれば、酢酸セルロース繊維表面に処理された
添加剤はこれら繊維の粗さを改善する働きをするもので
ある。しかし、本ドイツ特許第1,079,521号に
は、フィルタートウおよびタバコ喫煙フィルターエレメ
ントの生分解をいかに速めるかについては何らの示唆も
なされていない。
【0011】最近、種々の環境条件の下での酢酸セルロ
ースの微生物的分解が科学雑誌に記載されている。例え
ば、オランダ、ユトレヒトでの1991年9月16日の
コレスタ(CORESTA)の喫煙技術部会会合で論文として読
まれたエバーハード・テューフェルおよびロルフ・ウィ
ルモンドによる報告「水系における酢酸セルロースフィ
ルターの分解」には、酢酸セルロースの生物的分解のメ
カニズムが記載されている。他の報告、USAノースカ
ロライナ州アッシュビルにおいて1991年10月22
日に開催されたタバコ化学者研究会議で論文として読ま
れたチャールス・ブッチャナン、ロバート・M・ガード
ナー、ロナルド・J・コマレック、およびデビッド・ス
トリックラーらによる「環境中での酢酸セルロースの消
長:フィルタートウ繊維の好気的生分解」では、酢酸セ
ルロースの好気的生分解が記載されている。
ースの微生物的分解が科学雑誌に記載されている。例え
ば、オランダ、ユトレヒトでの1991年9月16日の
コレスタ(CORESTA)の喫煙技術部会会合で論文として読
まれたエバーハード・テューフェルおよびロルフ・ウィ
ルモンドによる報告「水系における酢酸セルロースフィ
ルターの分解」には、酢酸セルロースの生物的分解のメ
カニズムが記載されている。他の報告、USAノースカ
ロライナ州アッシュビルにおいて1991年10月22
日に開催されたタバコ化学者研究会議で論文として読ま
れたチャールス・ブッチャナン、ロバート・M・ガード
ナー、ロナルド・J・コマレック、およびデビッド・ス
トリックラーらによる「環境中での酢酸セルロースの消
長:フィルタートウ繊維の好気的生分解」では、酢酸セ
ルロースの好気的生分解が記載されている。
【0012】他の報告、C.J.リバードらによりアプ
ライド・バイオケミストリー・アンド・バイオテクノロ
ジー誌(Applied Biochemistry and Biotechnology)第3
4/35巻、1992年、ページ725−736に発表
された「メタンおよび二酸化炭素への嫌気的生物変換の
天然ポリマーアセチル化の影響」は、酢酸セルロースの
嫌気的分解を記載する。
ライド・バイオケミストリー・アンド・バイオテクノロ
ジー誌(Applied Biochemistry and Biotechnology)第3
4/35巻、1992年、ページ725−736に発表
された「メタンおよび二酸化炭素への嫌気的生物変換の
天然ポリマーアセチル化の影響」は、酢酸セルロースの
嫌気的分解を記載する。
【0013】酢酸セルロースの好気的および嫌気的分解
がアセチル数の減少に伴ってより速く起こることは、上
記3報告から明らかである。しかし、上記報告は酢酸セ
ルロースを含むフィルタートウおよびタバコ喫煙フィル
ターエレメントの生分解を促進させる可能性に関して示
唆を与えるものではなく、特に後の二つの報告は酢酸セ
ルロースの生分解がアセチル数の減少によって促進され
ることを示しているが、これを如何に技術的に酢酸セル
ロース繊維物質を含むフィルタートウおよびタバコ喫煙
フィルターエレメントへ実現できるかについては何も述
べていない。
がアセチル数の減少に伴ってより速く起こることは、上
記3報告から明らかである。しかし、上記報告は酢酸セ
ルロースを含むフィルタートウおよびタバコ喫煙フィル
ターエレメントの生分解を促進させる可能性に関して示
唆を与えるものではなく、特に後の二つの報告は酢酸セ
ルロースの生分解がアセチル数の減少によって促進され
ることを示しているが、これを如何に技術的に酢酸セル
ロース繊維物質を含むフィルタートウおよびタバコ喫煙
フィルターエレメントへ実現できるかについては何も述
べていない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記先行
技術を要約すると、酢酸セルロース繊維物質からなるフ
ィルタートウおよびかかるフィルタートウから製造され
たタバコ喫煙フィルターエレメントに関しては、それら
の生分解を速めるための解決策は未だ見出されていな
い。
技術を要約すると、酢酸セルロース繊維物質からなるフ
ィルタートウおよびかかるフィルタートウから製造され
たタバコ喫煙フィルターエレメントに関しては、それら
の生分解を速めるための解決策は未だ見出されていな
い。
【0015】そこで、本発明の目的は、環境影響力の作
用下でより優れた生分解性を示す酢酸セルロースフィラ
メントおよび/または酢酸セルロースステープル繊維か
らなるフィルタートウの製造を可能とすることである。
また本発明の他の目的は、前記フィルタートウの製造方
法を実施可能とすることである。さらに本発明の他の目
的は、軸に交差する方向に密集化し、酢酸セルロース用
可塑剤または接着剤で硬化させた酢酸セルロースフィラ
メントおよび/または酢酸セルロースステープル繊維か
らなるフィルタートウの部分からなり、環境影響力の作
用下で優れた生分解性を示すタバコ喫煙フィルターエレ
メントを提供することである。最後に本発明のさらに他
の目的は、上記タバコ喫煙フィルターエレメントの製造
方法を提供することである。
用下でより優れた生分解性を示す酢酸セルロースフィラ
メントおよび/または酢酸セルロースステープル繊維か
らなるフィルタートウの製造を可能とすることである。
また本発明の他の目的は、前記フィルタートウの製造方
法を実施可能とすることである。さらに本発明の他の目
的は、軸に交差する方向に密集化し、酢酸セルロース用
可塑剤または接着剤で硬化させた酢酸セルロースフィラ
メントおよび/または酢酸セルロースステープル繊維か
らなるフィルタートウの部分からなり、環境影響力の作
用下で優れた生分解性を示すタバコ喫煙フィルターエレ
メントを提供することである。最後に本発明のさらに他
の目的は、上記タバコ喫煙フィルターエレメントの製造
方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】フィルタートウに関し、
前記問題点は、その表面に添加剤が存在する酢酸セルロ
ースフィラメントおよび/または酢酸セルロースステー
プル繊維からなり、前記添加剤はセルロース鎖切断酵素
からなり、および酢酸セルロースフィラメントおよび酢
酸セルロースステープル繊維の少なくとも表面が53%
未満、好ましくは49%未満のアセチル数を有する酢酸
セルロースからなることを特徴とするフィルタートウ
(請求項1に該当する)によって解決される。
前記問題点は、その表面に添加剤が存在する酢酸セルロ
ースフィラメントおよび/または酢酸セルロースステー
プル繊維からなり、前記添加剤はセルロース鎖切断酵素
からなり、および酢酸セルロースフィラメントおよび酢
酸セルロースステープル繊維の少なくとも表面が53%
未満、好ましくは49%未満のアセチル数を有する酢酸
セルロースからなることを特徴とするフィルタートウ
(請求項1に該当する)によって解決される。
【0017】このフィルタートウの製造方法に関して
は、前記問題点は実質的に、多孔紡糸口金を介してアセ
トン中少なくとも53%のアセチル数を有する酢酸セル
ロース溶液を押し出すことによって酢酸セルロースフィ
ラメントを紡糸し、かつ必要ならば次いで酢酸セルロー
スフィラメントを酢酸セルロースステープル繊維へと切
断し、および多数の酢酸セルロースフィラメントおよび
/またはステープル繊維を集めてフィルタートウを得る
こと、および酢酸セルロースフィラメントおよび酢酸セ
ルロースステープル繊維の表面へ添加剤を処理すること
から構成され、この方法は、酢酸セルロースフィラメン
トまたは酢酸セルロースステープル繊維を加水分解処理
して、表面に存在する少なくともこれらのフィラメント
およびステープル繊維の酢酸セルロースが加水分解後に
53%未満、好ましくは49%未満のアセチル数を示す
ものとし、および添加剤にはセルロース鎖切断酵素から
なるものを用いることを特徴とするフィルタートウの製
造方法によって解決される。
は、前記問題点は実質的に、多孔紡糸口金を介してアセ
トン中少なくとも53%のアセチル数を有する酢酸セル
ロース溶液を押し出すことによって酢酸セルロースフィ
ラメントを紡糸し、かつ必要ならば次いで酢酸セルロー
スフィラメントを酢酸セルロースステープル繊維へと切
断し、および多数の酢酸セルロースフィラメントおよび
/またはステープル繊維を集めてフィルタートウを得る
こと、および酢酸セルロースフィラメントおよび酢酸セ
ルロースステープル繊維の表面へ添加剤を処理すること
から構成され、この方法は、酢酸セルロースフィラメン
トまたは酢酸セルロースステープル繊維を加水分解処理
して、表面に存在する少なくともこれらのフィラメント
およびステープル繊維の酢酸セルロースが加水分解後に
53%未満、好ましくは49%未満のアセチル数を示す
ものとし、および添加剤にはセルロース鎖切断酵素から
なるものを用いることを特徴とするフィルタートウの製
造方法によって解決される。
【0018】前記加水分解処理は、好ましくは酢酸セル
ロースフィラメントの紡糸後または酢酸セルロースフィ
ラメントをステープル繊維へと切断した後に、苛性ソー
ダ溶液またはアンモニアガスを用いて実施することが好
ましい。
ロースフィラメントの紡糸後または酢酸セルロースフィ
ラメントをステープル繊維へと切断した後に、苛性ソー
ダ溶液またはアンモニアガスを用いて実施することが好
ましい。
【0019】タバコ喫煙フィルターエレメントに関し、
前記問題点は、酢酸セルロース用可塑剤または接着剤で
硬化し、その表面が添加剤で処理されている酢酸セルロ
ースフィラメントおよび/またはステープル繊維からな
る軸に交差する方向に密集化されたフィルタートウの部
分からなり、前記添加剤がセルロース鎖切断酵素からな
り、および少なくとも酢酸セルロースフィラメントおよ
びステープル繊維の表面が53%未満、好ましくは49
%未満のアセチル数を有する酢酸セルロースからなるこ
とを特徴とするタバコ喫煙フィルターエレメントによっ
て解決される。
前記問題点は、酢酸セルロース用可塑剤または接着剤で
硬化し、その表面が添加剤で処理されている酢酸セルロ
ースフィラメントおよび/またはステープル繊維からな
る軸に交差する方向に密集化されたフィルタートウの部
分からなり、前記添加剤がセルロース鎖切断酵素からな
り、および少なくとも酢酸セルロースフィラメントおよ
びステープル繊維の表面が53%未満、好ましくは49
%未満のアセチル数を有する酢酸セルロースからなるこ
とを特徴とするタバコ喫煙フィルターエレメントによっ
て解決される。
【0020】タバコ喫煙フィルターエレメントの製造方
法に関して、前記問題点は、酢酸セルロースフィラメン
トおよび/またはステープル繊維からなるフィルタート
ウへ酢酸セルロース用可塑剤または接着剤を処理し、次
いでこのフィルタートウを軸に交差する方向に密集化
し、必要ならば包装用ストリップで包み、フィルタート
ウを切断して詰め込んで個々のタバコ喫煙フィルターロ
ッドへ包み込み、最後にこれらのタバコ喫煙フィルター
ロッドを個々のタバコ喫煙フィルターエレメントへ切断
することから構成され、このフィルタートウとしては、
請求項1に記載のフィルタートウが用いられるか、フィ
ラメントおよびステープル繊維を構成する酢酸セルロー
スが、アセトンに可溶でありかつ少なくとも53%のア
セチル数を有し、かつ前記酢酸セルロースフィラメント
またはステープル繊維を加水分解処理して、これらフィ
ラメントおよびステープル繊維の表面に存在する少なく
とも一つの酢酸セルロースが加水分解後に53%未満、
好ましくは49%未満のアセチル数を有するものとし、
さらにセルロース鎖切断酵素からなる添加剤が酢酸セル
ロースフィラメントおよびステープル繊維の表面に処理
されていることを特徴とするタバコ喫煙フィルターエレ
メントの製造方法によって解決される。
法に関して、前記問題点は、酢酸セルロースフィラメン
トおよび/またはステープル繊維からなるフィルタート
ウへ酢酸セルロース用可塑剤または接着剤を処理し、次
いでこのフィルタートウを軸に交差する方向に密集化
し、必要ならば包装用ストリップで包み、フィルタート
ウを切断して詰め込んで個々のタバコ喫煙フィルターロ
ッドへ包み込み、最後にこれらのタバコ喫煙フィルター
ロッドを個々のタバコ喫煙フィルターエレメントへ切断
することから構成され、このフィルタートウとしては、
請求項1に記載のフィルタートウが用いられるか、フィ
ラメントおよびステープル繊維を構成する酢酸セルロー
スが、アセトンに可溶でありかつ少なくとも53%のア
セチル数を有し、かつ前記酢酸セルロースフィラメント
またはステープル繊維を加水分解処理して、これらフィ
ラメントおよびステープル繊維の表面に存在する少なく
とも一つの酢酸セルロースが加水分解後に53%未満、
好ましくは49%未満のアセチル数を有するものとし、
さらにセルロース鎖切断酵素からなる添加剤が酢酸セル
ロースフィラメントおよびステープル繊維の表面に処理
されていることを特徴とするタバコ喫煙フィルターエレ
メントの製造方法によって解決される。
【0021】前記加水分解処理は、好ましくは苛性ソー
ダ溶液またはアンモニアガスを用いて行われる。
ダ溶液またはアンモニアガスを用いて行われる。
【0022】本発明で用いるセルロース鎖切断酵素は、
セルラーゼ類、例えばトリコデルマ・ベリデ(Trichode
rma veridi)から得たセルラーゼ類等を用いることがで
きる。
セルラーゼ類、例えばトリコデルマ・ベリデ(Trichode
rma veridi)から得たセルラーゼ類等を用いることがで
きる。
【0023】当然ながら、本発明に従った加水分解処理
は、苛性ソーダおよびアンモニア以外の加水分解剤、例
えば他の強塩基または強酸、またはエステラーゼ(este
rase)等のエステル分解酵素を用いて実施できる。
は、苛性ソーダおよびアンモニア以外の加水分解剤、例
えば他の強塩基または強酸、またはエステラーゼ(este
rase)等のエステル分解酵素を用いて実施できる。
【0024】本発明において、フィルタートウとは(例
えばドイツ特許出願第4106603号中の用語「フィ
ルタートウ」の定義された)多数の酢酸セルロースフィ
ラメントおよび/または酢酸セルロースステープル繊維
の束と理解されなければならない。好ましくは、本発明
のフィルタートウは多数の酢酸セルロースフィラメント
の束であり、これらフィラメントは特に加圧下で捲縮
(crimp )機を用いて捲縮を行うことができる。
えばドイツ特許出願第4106603号中の用語「フィ
ルタートウ」の定義された)多数の酢酸セルロースフィ
ラメントおよび/または酢酸セルロースステープル繊維
の束と理解されなければならない。好ましくは、本発明
のフィルタートウは多数の酢酸セルロースフィラメント
の束であり、これらフィラメントは特に加圧下で捲縮
(crimp )機を用いて捲縮を行うことができる。
【0025】フィラメントは事実上エンドレスな繊維と
理解されるべきであり、用語「ステープルファイバー」
は長さの限定された繊維(これら二つの定義に関しては
ロムプス・レキシコン第8改定増補版、Franckh'sche V
erlagschandlung, W. Keller& Co., Stuttgart/19887,
第2巻ページ1283および1974年12月のDIN
60001T2を引用する第5巻ページ3925以下を
参照)を意味する。
理解されるべきであり、用語「ステープルファイバー」
は長さの限定された繊維(これら二つの定義に関しては
ロムプス・レキシコン第8改定増補版、Franckh'sche V
erlagschandlung, W. Keller& Co., Stuttgart/19887,
第2巻ページ1283および1974年12月のDIN
60001T2を引用する第5巻ページ3925以下を
参照)を意味する。
【0026】本発明に記載のタバコ喫煙フィルターエレ
メントは、好ましくは紙巻きたばこフィルターである
が、シガー、シガリロー(細い小型の葉巻)またはパイ
プたばこ用のフィルターであってもよい。
メントは、好ましくは紙巻きたばこフィルターである
が、シガー、シガリロー(細い小型の葉巻)またはパイ
プたばこ用のフィルターであってもよい。
【0027】用語「アセチル数」は、本発明の範囲内で
は酢酸セルロース中の結合酢酸の重量%で表した割合を
意味する(ウルマン工業化学大辞典、第5完全改定版、
A5巻、444頁および445頁、VCH Verlagsgesells
chaft mbH, D-6940 Weinheim, ドイツ1986年を参
照)。
は酢酸セルロース中の結合酢酸の重量%で表した割合を
意味する(ウルマン工業化学大辞典、第5完全改定版、
A5巻、444頁および445頁、VCH Verlagsgesells
chaft mbH, D-6940 Weinheim, ドイツ1986年を参
照)。
【0028】本発明によれば、次記の利点がもたらされ
る。酢酸セルロース繊維物質からなる既知のフィルター
トウおよび既知のタバコ喫煙フィルターエレメントと比
較して、本発明によるフィルタートウおよびタバコ喫煙
フィルターエレメントは、環境の影響の下で、腐敗速度
の促進を示し;さらに現在の常用条件下で本発明のフィ
ルタートウおよびタバコ喫煙フィルターエレメントの貯
蔵を、微生物のデグラデーション(減成)の危険性なし
に容易に行うことができる。
る。酢酸セルロース繊維物質からなる既知のフィルター
トウおよび既知のタバコ喫煙フィルターエレメントと比
較して、本発明によるフィルタートウおよびタバコ喫煙
フィルターエレメントは、環境の影響の下で、腐敗速度
の促進を示し;さらに現在の常用条件下で本発明のフィ
ルタートウおよびタバコ喫煙フィルターエレメントの貯
蔵を、微生物のデグラデーション(減成)の危険性なし
に容易に行うことができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の主たる利点は、本発明のフィル
タートウの製造に際して、酢酸セルロース繊維物質から
なるフィルタートウの製造のための従来方法によっても
開始できるが、追加の新たな加水分解方法を介在させる
ことにより、少なくともその表面に53%未満、好まし
くは49%未満のアセチル数をもつ酢酸セルロースを含
む酢酸セルロースフィラメントまたはステープルファイ
バーからなるファイバートウを得ることができることに
ある。
タートウの製造に際して、酢酸セルロース繊維物質から
なるフィルタートウの製造のための従来方法によっても
開始できるが、追加の新たな加水分解方法を介在させる
ことにより、少なくともその表面に53%未満、好まし
くは49%未満のアセチル数をもつ酢酸セルロースを含
む酢酸セルロースフィラメントまたはステープルファイ
バーからなるファイバートウを得ることができることに
ある。
【0030】かかる修正された酢酸セルロースは、セル
ロース鎖切断酵素の作用下で水溶性および微生物的に分
解容易な低分子成分へと分解される。前述の望ましいと
された48%未満のアセチル数をもつ酢酸セルロースは
アセトン中に溶解せず、そのため従来の(アセトンを溶
媒として用いる)紡糸方法では紡糸できないことに留意
すべきである。酢酸セルロース繊維物質からなるフィル
タートウの製造の従来方法の原則を採用することによ
り、新規のフィルタートウの製造のために新規な方法を
実施する装置(既存の装置に、新規な方法を実施するた
めの全てのものは加水分解処理用の装置およびセルロー
ス鎖切断酵素処理用の付加的設備である)へ投資するコ
ストの低減を図ることができる。
ロース鎖切断酵素の作用下で水溶性および微生物的に分
解容易な低分子成分へと分解される。前述の望ましいと
された48%未満のアセチル数をもつ酢酸セルロースは
アセトン中に溶解せず、そのため従来の(アセトンを溶
媒として用いる)紡糸方法では紡糸できないことに留意
すべきである。酢酸セルロース繊維物質からなるフィル
タートウの製造の従来方法の原則を採用することによ
り、新規のフィルタートウの製造のために新規な方法を
実施する装置(既存の装置に、新規な方法を実施するた
めの全てのものは加水分解処理用の装置およびセルロー
ス鎖切断酵素処理用の付加的設備である)へ投資するコ
ストの低減を図ることができる。
【0031】本発明によるタバコ喫煙フィルターエレメ
ントの製造においても同様のことが言える。
ントの製造においても同様のことが言える。
【0032】
【実施例】以下本発明について、実施例によりさらに詳
細に説明する。
細に説明する。
【0033】(比較例)アセトン中、固形分28重量%
の酢酸セルロースおよび0.5重量%の酸化チタンを含
む酢酸セルロース紡糸液を調製した。この紡糸液の水分
含量を3重量%に調整した。用いた酢酸セルロースのア
セチル数は55.4%であり、重合度(DOP)は20
0である。この紡糸液を濾過し慣用のフィルタートウ紡
糸装置を用いる乾式紡糸によって紡糸した。得られたセ
ルロースフィラメントを束に収束し、加圧下で捲縮機を
用いて捲縮を行い、ドラムドライヤー中で乾燥した。捲
縮機へ入れる際、前記束は550m/分の投入速度で投
入した。捲縮を行った酢酸セルロースフィラメントの束
をドラムドライヤー中に5分間静置した。得られた酢酸
セルロースフィラメントからなるフィラメントトウを最
初に充填機を用いて緩く積み重ね、次いで圧縮梱包し
た。この梱包の残存水分は5.5重量%であった。
の酢酸セルロースおよび0.5重量%の酸化チタンを含
む酢酸セルロース紡糸液を調製した。この紡糸液の水分
含量を3重量%に調整した。用いた酢酸セルロースのア
セチル数は55.4%であり、重合度(DOP)は20
0である。この紡糸液を濾過し慣用のフィルタートウ紡
糸装置を用いる乾式紡糸によって紡糸した。得られたセ
ルロースフィラメントを束に収束し、加圧下で捲縮機を
用いて捲縮を行い、ドラムドライヤー中で乾燥した。捲
縮機へ入れる際、前記束は550m/分の投入速度で投
入した。捲縮を行った酢酸セルロースフィラメントの束
をドラムドライヤー中に5分間静置した。得られた酢酸
セルロースフィラメントからなるフィラメントトウを最
初に充填機を用いて緩く積み重ね、次いで圧縮梱包し
た。この梱包の残存水分は5.5重量%であった。
【0034】このように製造したフィルタートウの規格
は3Y35HKであった。この表示は以下の特性を意味
する。 フィラメント力価 3.3dtex 全力価 38,500d
tex 酢酸セルロースフィラメント断面形状 : Y 前記フィルタートウはドイツ、ハンブルグのコルベルA
G社のフィルターロッドマシーンモデルKDF2/AF
で400m/分の速度で下記規格のフィルターロッドへ
加工した。 全長 126mm 直径 7.85mm 延伸耐久性 390 da Pa 酢酸セルロース重量 690mg これらフィルターロッドの生産に際しては、トリアセチ
ンを酢酸セルロース用可塑剤として用いたので、最終製
品のフィルターロッドにはフィルターロッド当たり55
mgのトリアセチンが含有されていた。
は3Y35HKであった。この表示は以下の特性を意味
する。 フィラメント力価 3.3dtex 全力価 38,500d
tex 酢酸セルロースフィラメント断面形状 : Y 前記フィルタートウはドイツ、ハンブルグのコルベルA
G社のフィルターロッドマシーンモデルKDF2/AF
で400m/分の速度で下記規格のフィルターロッドへ
加工した。 全長 126mm 直径 7.85mm 延伸耐久性 390 da Pa 酢酸セルロース重量 690mg これらフィルターロッドの生産に際しては、トリアセチ
ンを酢酸セルロース用可塑剤として用いたので、最終製
品のフィルターロッドにはフィルターロッド当たり55
mgのトリアセチンが含有されていた。
【0035】このフィルターロッドを等しく長さ21m
mの6個の紙巻きたばこフィルターへと切断した。生体
外での減成(vitro degradation )
試験結果を実施例の後に記載した。
mの6個の紙巻きたばこフィルターへと切断した。生体
外での減成(vitro degradation )
試験結果を実施例の後に記載した。
【0036】(実施例)前記比較例に従って製造したフ
ィルタートウ10Kgを下記の実験室条件において加水
分解処理した。フィルタートウを容器中に入れ、この容
器を閉じた。閉じた容器中において、フィルタートウ
を、 ・水蒸気 ・アンモニア蒸気 ・二酸化炭素ガス の下で、各1時間連続暴露した。上記の各段階の間に容
器は空になった。上記の3段階処理は3回反復された。
ィルタートウ10Kgを下記の実験室条件において加水
分解処理した。フィルタートウを容器中に入れ、この容
器を閉じた。閉じた容器中において、フィルタートウ
を、 ・水蒸気 ・アンモニア蒸気 ・二酸化炭素ガス の下で、各1時間連続暴露した。上記の各段階の間に容
器は空になった。上記の3段階処理は3回反復された。
【0037】次いでフィルタートウを容器から取り出
し、アセチル数および溶解性について試験した。結果は
以下のとおりである。
し、アセチル数および溶解性について試験した。結果は
以下のとおりである。
【0038】アセチル数 45% 溶解性 フィルタートウのアセトン3%
溶液は肉眼で明瞭に見える量の不溶物を含んでいた。
溶液は肉眼で明瞭に見える量の不溶物を含んでいた。
【0039】前記フィルタートウはドイツ、ハンブルグ
のコルベルAG社のフィルターロッドマシーンモデルK
DF2/AFで、今度は50m/分の速度でフィルター
トウへと加工した。
のコルベルAG社のフィルターロッドマシーンモデルK
DF2/AFで、今度は50m/分の速度でフィルター
トウへと加工した。
【0040】これらフィルターロッドの生産に際して
は、トリアセチンを酢酸セルロース用可塑剤として用い
たので、最終製品のフィルターロッドにはフィルターロ
ッド当たり55mgのトリアセチンが含有されていた。
は、トリアセチンを酢酸セルロース用可塑剤として用い
たので、最終製品のフィルターロッドにはフィルターロ
ッド当たり55mgのトリアセチンが含有されていた。
【0041】比較例に記載したフィルターロッドの製造
法の変形として、フィルターロッド加工機において、加
工部AF2の偏向ロールと押し出し部KDF2の注入ノ
ズルの間に粉体定量装置を配設した変形が行われた。こ
の定量装置を用いて粉体状のセルロース鎖切断酵素をフ
ィルタートウ上へ処理した。用いたセルロース鎖切断酵
素は、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viridi)由
来のセルロース、すなわちドイツ、シグマ・ケミー社製
1,4−〔1,3;1,4〕−β−D−グルカン4−グ
ルカノヒドロレースである。
法の変形として、フィルターロッド加工機において、加
工部AF2の偏向ロールと押し出し部KDF2の注入ノ
ズルの間に粉体定量装置を配設した変形が行われた。こ
の定量装置を用いて粉体状のセルロース鎖切断酵素をフ
ィルタートウ上へ処理した。用いたセルロース鎖切断酵
素は、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viridi)由
来のセルロース、すなわちドイツ、シグマ・ケミー社製
1,4−〔1,3;1,4〕−β−D−グルカン4−グ
ルカノヒドロレースである。
【0042】製造されたフィルターロッドの規格は以下
のとおりである。 長さ 126mm 直径 7.85m
m 延伸耐久性 390 da
Pa 酢酸セルロース重量 690mg セルロース鎖切断酵素重量(セルラーゼ) 3mg 比較例と同様に、前記方法で製造されたフィルターロッ
ドを長さ21mmの6個の紙巻きたばこフィルターへ切
断した。
のとおりである。 長さ 126mm 直径 7.85m
m 延伸耐久性 390 da
Pa 酢酸セルロース重量 690mg セルロース鎖切断酵素重量(セルラーゼ) 3mg 比較例と同様に、前記方法で製造されたフィルターロッ
ドを長さ21mmの6個の紙巻きたばこフィルターへ切
断した。
【0043】(生体外での分解試験結果を以下に纏め
る。) 生体外での分解試験 比較例および実施例の各々に記載の紙巻きたばこフィル
ター1個をまずフィルター包装紙から分離し、秤量し、
滅菌したエルレンメイヤーフラスコに入れ滅菌水10m
lを加えた。さらに、比較例による紙巻きたばこフィル
ターを同様にフィルター包装紙から分離し、秤量し、エ
ルレンメイヤーフラスコ中実施例で記載したセルラーゼ
0.05mg/mlを含む酵素液を加えた。前記サンプ
ルを複数バッチ製剤した。各3日および28日後に紙巻
きたばこフィルター中に残った繊維残さをエルレンメイ
ヤーフラスコから取り出し、乾燥し、平衡水分状態と
し、秤量した。これらの分解試練結果を下記表に示し
た。水によるトリアセチンの一部の溶出により生じた重
量ロスは考慮されていないことに留意すべきである。ト
リアセチンの一部溶出による不正確性および他の不正確
性(残留水分のため等)のために、5%以下の紙巻きた
ばこフィルターの重量ロスは酵素分解には重要でないと
考えられる。
る。) 生体外での分解試験 比較例および実施例の各々に記載の紙巻きたばこフィル
ター1個をまずフィルター包装紙から分離し、秤量し、
滅菌したエルレンメイヤーフラスコに入れ滅菌水10m
lを加えた。さらに、比較例による紙巻きたばこフィル
ターを同様にフィルター包装紙から分離し、秤量し、エ
ルレンメイヤーフラスコ中実施例で記載したセルラーゼ
0.05mg/mlを含む酵素液を加えた。前記サンプ
ルを複数バッチ製剤した。各3日および28日後に紙巻
きたばこフィルター中に残った繊維残さをエルレンメイ
ヤーフラスコから取り出し、乾燥し、平衡水分状態と
し、秤量した。これらの分解試練結果を下記表に示し
た。水によるトリアセチンの一部の溶出により生じた重
量ロスは考慮されていないことに留意すべきである。ト
リアセチンの一部溶出による不正確性および他の不正確
性(残留水分のため等)のために、5%以下の紙巻きた
ばこフィルターの重量ロスは酵素分解には重要でないと
考えられる。
【0044】 表示日数後の重量ロス% 2 28 比較例の紙巻きタバコフィルター 1 2 比較例の紙巻きタバコフィルター+酵素液 2 2 実施例の紙巻きタバコフィルター 37 80
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 2/28 Z 7199−3B D06M 16/00 A // C12S 3/08 8931−4B
Claims (6)
- 【請求項1】表面に添加剤が存在する酢酸セルロースフ
ィラメントおよび/または酢酸セルロースステープル繊
維からなり、前記添加剤がセルロース鎖切断酵素からな
り、さらに前記酢酸セルロースフィラメントおよび酢酸
セルロースステープル繊維の少なくとも表面が53%未
満、好ましくは49%未満のアセチル数を有する酢酸セ
ルロースからなることを特徴とするフィルタートウ。 - 【請求項2】多孔紡糸口金を介してアセトン中少なくと
も53%のアセチル数を有する酢酸セルロース溶液を押
し出すことによって酢酸セルロースフィラメントを紡糸
し、かつ必要ならば次いで前記酢酸セルロースフィラメ
ントを切断して酢酸セルロースステープルファイバーと
し、 多数の酢酸セルロースフィラメントおよび/またはステ
ープル繊維を収束してフィルタートウを得て、 および、酢酸セルロースフィラメントおよび酢酸セルロ
ースステープル繊維の表面へ添加剤を添加することから
実質的に構成され:前記酢酸セルロースフィラメントお
よび酢酸セルロースステープル繊維を加水分解処理して
前記フィラメントおよびステープル繊維の表面の少なく
とも酢酸セルロースが加水分解処理後に53%未満、好
ましくは49%未満のアセチル数となるようにし、 および、添加剤としてセルロース鎖切断酵素からなるも
のが使用されていることを特徴とする、請求項1記載の
フィルタートウの製造方法。 - 【請求項3】前記加水分解処理が、酢酸セルロースフィ
ラメントの紡糸後または酢酸セルロースフィラメントの
酢酸セルロースステープル繊維への切断後に、苛性ソー
ダまたはアンモニアガスを用いて実施されることを特徴
とする請求項2記載の方法。 - 【請求項4】酢酸セルロース用可塑剤または接着剤を用
いて硬化された酢酸セルロースフィラメントおよび/ま
たは酢酸セルロースステープル繊維が軸に交差する方向
に密集されたフィルタートウの部分からなり、その表面
に添加剤が存在し、この添加剤がセルロース鎖切断酵素
からなり、かつ前記酢酸セルロースフィラメントおよび
酢酸セルロースステープル繊維の少なくとも表面が53
%未満、好ましくは49%未満のアセチル数を有する酢
酸セルロースからなることを特徴とする、タバコ喫煙フ
ィルターエレメント。 - 【請求項5】酢酸セルロースフィラメントおよび/また
はステープル繊維からなるフィルタートウへ酢酸セルロ
ース用可塑剤または接着剤で処理し、次いでこのフィル
タートウを軸に交差する方向に密集化しかつ必要ならば
包装用ストリップで包み、密集化されたフィルタートウ
を切断しかつ必要ならば個々のタバコ喫煙フィルターロ
ッドとして包み込み、最後に前記タバコ喫煙フィルター
ロッドを切断して個々のタバコ喫煙フィルターエレメン
トとしてフィルタートウ得るに際して、 前記フィルタートウは請求項1に従うフィルタートウか
らなる、 まるいは、 酢酸セルロースフィラメントおよび酢酸セルロースステ
ープル繊維を構成する酢酸セルロースがアセトンに可溶
でありかつ少なくとも53%のアセチル数を有するもの
が用いられ、前記酢酸セルロースフィラメントまたはス
テープル繊維は加水分解処理され、これらのフィラメン
トおよびステープル繊維中の表面に存在する少なくとも
酢酸セルロースが加水分解後に53%未満、好ましくは
49%未満のアセチル数を有するようにされており、さ
らに酢酸セルロースフィラメントおよびステープル繊維
の表面に添加剤のセルロース鎖切断酵素が添加されてい
るフィルタートウからなる、ことを特徴とする請求項4
記載のタバコ喫煙フィルターエレメントの製造方法。 - 【請求項6】 前記加水分解処理が苛性ソーダまたはア
ンモニアガスを用いて実施されることを特徴とする請求
項5項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4322967A DE4322967C1 (de) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | Filtertow aus Celluloseacetat, dessen Herstellung und Verwendung als Tabakrauchfilterelement |
| DE4322967.0 | 1993-07-09 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0775541A true JPH0775541A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=6492393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6158835A Pending JPH0775541A (ja) | 1993-07-09 | 1994-07-11 | フィルタートウ、その製造方法、ならびにタバコ喫煙フィルターエレメントおよびその製造方法 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5462801A (ja) |
| EP (1) | EP0632968B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0775541A (ja) |
| CN (1) | CN1097578A (ja) |
| CA (1) | CA2124414C (ja) |
| DE (2) | DE4322967C1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023514048A (ja) * | 2020-02-10 | 2023-04-05 | アセテート・インターナショナル・エルエルシー | 分解性セルロースエステル |
Families Citing this family (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3342763B2 (ja) * | 1994-02-04 | 2002-11-11 | ダイセル化学工業株式会社 | シガレットフィルター素材 |
| US5856006A (en) * | 1994-09-19 | 1999-01-05 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Tobacco filter material and a method for producing the same |
| US5491024A (en) * | 1995-03-14 | 1996-02-13 | Hoechst Celanese Corporation | Photodegradable cellulose ester tow |
| JP2883298B2 (ja) * | 1995-08-09 | 1999-04-19 | 三島製紙株式会社 | たばこ用水分散性シート並びにこれを用いたたばこ |
| DE19536505A1 (de) * | 1995-09-29 | 1997-04-10 | Biotec Biolog Naturverpack | Biologisch abbaubares Filtermaterial und Verfahren zu seiner Herstellung |
| US5911224A (en) * | 1997-05-01 | 1999-06-15 | Filtrona International Limited | Biodegradable polyvinyl alcohol tobacco smoke filters, tobacco smoke products incorporating such filters, and methods and apparatus for making same |
| DE10346256B3 (de) * | 2003-09-24 | 2004-10-21 | E. Begerow Gmbh & Co | Verfahren zum Herstellen eines Filtermaterials |
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