JPH0776168A - 透明感熱記録媒体 - Google Patents

透明感熱記録媒体

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JPH0776168A
JPH0776168A JP5172410A JP17241093A JPH0776168A JP H0776168 A JPH0776168 A JP H0776168A JP 5172410 A JP5172410 A JP 5172410A JP 17241093 A JP17241093 A JP 17241093A JP H0776168 A JPH0776168 A JP H0776168A
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JP
Japan
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acid
fluorane
methyl
recording medium
recording layer
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Pending
Application number
JP5172410A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Sawamura
一郎 澤村
Hiroshi Goto
寛 後藤
Hideaki Ema
英昭 江間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0776168A publication Critical patent/JPH0776168A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子供与性呈色性化合物と電子受容性化合物
との間の発色反応を利用した感熱記録媒体において、透
明性に優れ、製造の容易な透明感熱記録媒体を提供す
る。 【構成】 透明支持体上に電子供与性呈色性化合物と電
子受容性化合物とバインダー樹脂を主成分とする感熱記
録層を設け、更に記録層上に保護層を設けた透明感熱記
録媒体において、該保護層の表面粗さ(中心線平均粗
さ)が0.1μmRa以下である透明感熱記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子供与性呈色性化合物
と電子受容性化合物との間の発色反応を利用した感熱記
録媒体に関するものであり、特にオーバーヘッドプロジ
ェクター用やCAD用等に有用な透明感熱記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子供与性呈色性化合物(以下、
発色剤とも言う)と電子受容性化合物(以下、顕色剤と
も言う)との間の発色反応を利用した感熱記録媒体は広
く知られ、電子計算機のアウトプット、ファクシミリ、
自動券売機、科学計測機のプリンター、医療計測用プリ
ンター等、広範に使用されている。更に、近年はその用
途が拡大しオーバーヘッドプロジェクター用、ジアゾコ
ピーの第二原図用または、CAD用にとの要求もある。
しかし、従来の感熱記録媒体は不透明或いは透明度の低
いものが殆どであり、このような用途には不向きであ
る。サーマルヘッドで直接記録することのできる透明感
熱記録媒体としては、特願昭61−121875号及
び、特開平1−99873号で提案されている。しか
し、これは発色剤をマイクロカプセル化し更に、水に難
溶または不溶の有機溶剤に溶解させた顕色剤とを乳化分
散した乳化分散物からなる塗布液を透明支持体に塗布し
て作製する等、かなり複雑な工程を含み製造に問題があ
る。更に、用途によっては透明性が不充分である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は電子供与性呈
色性化合物と電子受容性化合物との間の発色反応を利用
した感熱記録媒体において、従来技術に見られる前記問
題点を解決し、透明性に優れ、製造の容易な透明感熱記
録媒体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、透明支
持体上に電子供与性呈色性化合物と電子受容性化合物と
バインダー樹脂を主成分とする感熱記録層を設け、更に
記録層上に表面粗さ(中心線平均粗さ)が0.1μmR
a以下である保護層を設けてなる透明感熱記録媒体が提
供される。本発明の透明感熱記録媒体は、記録層上に表
面粗さ(中心線平均粗さ)が0.1μmRa以下である
保護層を設けたことから、透明性に優れたものである。
【0005】すなわち、本発明者らは記録層上に保護層
樹脂を均一に塗布することによって透明性が向上し、ま
た、保護層の表面粗さが透明性に大きく影響しているこ
とを見いだし本発明に至った。すなわち、記録層上に保
護層を設けた該保護層の表面粗さが0.1μmRa以下
とすることによって透明性に優れた、感熱記録媒体が得
られる。また、記録層自体の表面平滑性によっても、保
護層塗布後透明性が異なる。すなわち、表面粗さが大き
な記録層では、表面粗さが0.1μmRa以下というよ
うな平滑な保護層を得るためには、保護層の塗布厚を大
きくする必要があり、逆に言えば、記録層自体の平滑性
が高いほど小さな保護層厚で透明化できるので、熱感度
的にもコスト的にも有利である。このような理由で記録
層の表面粗さは、0.2μmRa以下であることが望ま
しい。
【0006】次に、本発明の透明感熱記録媒体の詳細に
ついて説明する。本発明で用いられる発色剤は電子供与
性を示す化合物であり、それ自体無色或いは淡色の染料
前駆体であり、特に限定されず従来公知のもの、例えば
トリフェニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化
合物、フェノチアジン系化合物、、ロイコオーラミン系
化合物、ローダミンラクタム系化合物、スピロピラン系
化合物、インドリノフタリド系化合物等がある。
【0007】2−アニリノ−3−メチル−6−ジエチル
アミノフルオラン 2−アニリノ−3−メチル−6−(ジ−n−ブチルアミ
ノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N
−n−プロピル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−(N−イソプロピル−N−
メチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル
−6−(N−イソブチル−N−メチルアミノ)フルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−アミル
−N−メチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−
メチル−6−(N−sec−ブチル−N−エチルアミ
ノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N
−n−アミル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−ア
ニリノ−3−メチル−6−(N−iso−アミル−N−
エチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル
−6−(N−n−プロピル−N−イソプロピルアミノ)
フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シ
クロヘキシル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−ア
ニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p−トルイジ
ノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N
−メチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−(m−ト
リクロロメチルアニリノ)−3−メチル−6−ジエチル
アミノフルオラン、2−(m−トリフロロメチルアニリ
ノ)−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2
−(m−トリフロロメチルアニリノ)−3−メチル−6
−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)フルオラ
ン、2−(2,4−ジメチルアニリノ)−3−メチル−
6−ジエチルアミノフルオラン、2−(N−エチル−p
−トルイジノ)−3−メチル−6−(N−エチルアニリ
ノ)フルオラン、2−(N−メチル−p−トルイジノ)
−3−メチル−6−(N−プロピル−p−トルイジノ)
フルオラン、
【0008】2−アニリノ−6−(N−n−ヘキシル−
N−エチルアミノ)フルオラン、2−(o−クロルアニ
リノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(o−ブ
ロモアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
(o−クロルアニリノ)−6−ジブチルアミノフルオラ
ン、2−(o−フロロアニリノ)−6−ジブチルアミノ
フルオラン、2−(m−トリフルオロメチルアニリノ)
−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(p−アセチル
アニリノ)−6−(N−n−アミル−N−n−ブチルア
ミノ)フルオラン、2−ベンジルアミノ−6−(N−エ
チル−p−トルイジノ)フルオラン、2−ベンジルアミ
ノ−6−(N−メチル−2,4−ジメチルアニリノ)フ
ルオラン、2−ベンジルアミノ−6−(N−エチル−
2,4−ジメチルアニリノ)フルオラン、2−ジベンジ
ルアミノ−6−(N−メチル−p−トルイジノ)フルオ
ラン、2−ジベンジルアミノ−6−(N−エチル−p−
トルイジノ)フルオラン、2−(ジ−p−メチルベンジ
ルアミノ)−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フル
オラン、2−(α−フェニルエチルアミノ)−6−(N
−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−メチルア
ミノ−6−(N−メチルアニリノ)フルオラン、2−メ
チルアミノ−6−(N−エチルアニリノ)フルオラン、
2−メチルアミノ−6−(N−プロピルアニリノ)フル
オラン、2−エチルアミノ−6−(N−メチル−p−ト
ルイジノ)フルオラン、2−メチルアミノ−6−(N−
メチル−2,4,−ジメチルアニリノ)フルオラン、2
−エチルアミノ−6−(N−エチル−2,4,−ジメチ
ルアニリノ)フルオラン、2−ジメチルアミノ−6−
(N−メチルアニリノ)フルオラン、2−ジメチルアミ
ノ−6−(N−エチルアニリノ)フルオラン、2−ジエ
チルアミノ−6−(N−メチル−p−トルイジノ)フル
オラン、2−ジエチルアミノ−6−(N−エチル−p−
トルイジノ)フルオラン、2−ジプロピルアミノ−6−
(N−メチル−アニリノ)フルオラン、2−ジプロピル
アミノ−6−(N−エチル−アニリノ)フルオラン、2
−アミノ−6−(N−メチルアニリノ)フルオラン、2
−アミノ−6−(N−エチルアニリノ)フルオラン、2
−アミノ−6−(N−プロピルアニリノ)フルオラン、
2−アミノ−6−(N−メチル−p−トルイジノ)フル
オラン、2−アミノ−6−(N−エチル−p−トルイジ
ノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N−プロピル−p
−トルイジノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N−メ
チル−p−エチルアニリノ)フルオラン、2−アミノ−
6−(N−エチル−p−エチルアニリノ)フルオラン、
2−アミノ−6−(N−プロピル−p−エチルアニリ
ノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N−メチル−2,
4−ジメチルアニリノ)フルオラン、2−アミノ−6−
(N−エチル−2,4−ジメチルアニリノ)フルオラ
ン、2−アミノ−6−(N−プロピル−2,4−ジメチ
ルアニリノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N−メチ
ル−p−クロルアニリノ)フルオラン、2−アミノ−6
−(N−エチル−p−クロルアニリノ)フルオラン、2
−アミノ−6−(N−プロピル−p−クロルアニリノ)
フルオラン、
【0009】2,3−ジメチル−6−ジメチルアミノフ
ルオラン、3−メチル−6−(N−エチル−p−トルイ
ジノ)フルオラン、2−クロル−6−ジエチルアミノフ
ルオラン、2−ブロモ−6−ジエチルアミノフルオラ
ン、2−クロル−6−ジプロピルアミノフルオラン、3
−クロル−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−
ブロモ−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−ク
ロル−6−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)フル
オラン、2−クロル−3−メチル−6−ジエチルアミノ
フルオラン、2−アニリノ−3−クロル−6−ジエチル
アミノフルオラン、2−(o−クロルアニリノ)−3−
クロル−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−
(m−トリフロロメチルアニリノ)−3−クロル−6−
ジエチルアミノフルオラン、2−(2,3−ジクロルア
ニリノ)−3−クロル−6−ジエチルアミノフルオラ
ン、1,2−ベンゾ−6−ジエチルアミノフルオラン、
1,2−ベンゾ−6−(N−エチル−N−イソアミルア
ミノ)フルオラン、1,2−ベンゾ−6−ジブチルアミ
ノフルオラン、1,2−ベンゾ−6−(N−メチル−N
−シクロヘキシルアミノ)フルオラン、1,2−ベンゾ
−6−(N−エチル−トルイジノ)フルオラン、その
他。
【0010】本発明において好ましく用いられる他の発
色剤の具体例を示すと以下の通りである。2−アニリノ
−3−メチル−6−(N−2−エトキシプロピル−N−
エチルアミノ)フルオラン、2−(p−クロルアニリ
ノ)−6−(N−n−オクチルアミノ)フルオラン、2
−(p−クロルアニリノ)−6−(N−n−パルミチル
アミノ)フルオラン、2−(p−クロルアニリノ)−6
−(ジ−n−オクチルアミノ)フルオラン、2−ベンゾ
イルアミノ−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フル
オラン、2−(o−メトキシベンゾイルアミノ)−6−
(N−メチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−ジベ
ンジルアミノ−4−メチル−6−ジエチルアミノフルオ
ラン、2−ジベンジルアミノ−4−メトキシ−6−(N
−メチル−P−トルイジノ)フルオラン、2−ベンジル
アミノ−4−メチル−6−(N−エチル−P−トルイジ
ノ)フルオラン、2−(α−フェニルエチルアミノ)−
4−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(p
−トルイジノ)−3−(t−ブチル)−6−(N−メチ
ル−p−トルイジノ)フルオラン、2−(o−メトキシ
カルボニルアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラ
ン、2−アセチルアミノ−6−(N−メチル−p−トル
イジノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−(m−
トリフルオルメチルアニリノ)フルオラン、4−メトキ
シ−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、
2−エトキシエチルアミノ−3−クロル−6−ジブチル
アミノフルオラン、2−ジベンジルアミノ−4−クロル
−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2
−(α−フェニルエチルアミノ)−4−クロル−6−ジ
エチルアミノフルオラン、2−(N−ベンジル−p−ト
リフロロメチルアニリノ)−4−クロル−6−ジエチル
アミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ピ
ロリジノフルオラン、2−アニリノ−3−クロル−6−
ピロリジノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ)
フルオラン、2−メシジノ−4′,5′−ベンゾ−6−
ジエチルアミノフルオラン、2−(m−トリフロロメチ
ルアニリノ)−3−メチル−6−ピロリジノフルオラ
ン、2−(α−ナフチルアミノ)−3,4−ベンゾ−
4′−ブロモ−6−(N−ベンジル−N−シクロヘキシ
ルアミノ)フルオラン、2−ピペリジノ−6−ジエチル
アミノフルオラン、2−(N−n−プロピル−p−トリ
フロロメチルアニリノ)−6−モルフォリノフルオラ
ン、2−(ジ−N−p−クロルフェニル−メチルアミ
ノ)−6−ピロリジノフルオラン、2−(N−n−プロ
ピル−m−トリフロロメチルアニリノ)−6−モルフォ
リノフルオラン、1,2−ベンゾ−6−(N−エチル−
N−n−オクチルアミノ)フルオラン、1,2−ベンゾ
−6−ジアリルアミノフルオラン、1,2−ベンゾ−6
−(N−エトキシエチル−N−エチルアミノ)フルオラ
ン、
【0011】ベンゾロイコメチレンブルー、2−〔3,
6−ビス(ジエチルアミノ)〕−6−(o−クロルアニ
リノ)キサンチル安息香酸ラクタム、2−〔3,6−ビ
ス(ジエチルアミノ)〕−9−(o−クロルアニリノ)
キサンチル安息香酸ラクタム、3,3−ビス(p−ジメ
チルアミノフェニル)−フタリド、3,3−ビス(p−
ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリ
ド(別名クリスタルバイオレットラクトン)、3,3−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジエチルア
ミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−6−クロルフタリド、3,3−ビス(p−ジブ
チルアミノフェニル)フタリド、3−(2−メトキシ−
4−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−ヒドロキシ
−4,5−ジクロルフェニル)フタリド、3−(2−ヒ
ドロキシ−4−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−
メトキシ−5−クロルフェニル)フタリド、3−(2−
ヒドロキシ−4−ジメトキシアミノフェニル)−3−
(2−メトキシ−5−クロルフェニル)フタリド、3−
(2−ヒドロキシ−4−ジメチルアミノフェニル)−3
−(2−メトキシ−5−ニトロフェニル)フタリド、3
−(2−ヒドロキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−
3−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)フタリド、
3−(2−メトキシ−4−ジメチルアミノフェニル)−
3−(2−ヒドロキシ−4−クロル−5−メトキシフェ
ニル)フタリド、3,6−ビス(ジメチルアミノ)フル
オレンスピロ(9,3′)−6′−ジメチルアミノフタ
リド、6′−クロロ−8′−メトキシ−ベンゾインドリ
ノ−スピロピラン、6′−ブロモ−2′−メトキシ−ベ
ンゾインドリノ−スピロピラン等。
【0012】次に、本発明で用いられる顕色剤は銃子受
容性の化合物であり、従来公知の種々の電子受容性顕色
剤を用いることができるが、本発明でより好ましいの
は、特願平3−355078号等で示した長鎖アルキル
基を分子内に含む電子受容性顕色剤である。例えば、炭
素数12以上の脂肪族基を持つ有機リン酸化物や脂肪族
カルボン酸化合物やフェノール化合物、又は炭素数10
〜18の脂肪族基を持つメルカプト酢酸の金属塩、或い
は炭素数5〜8のアルキル基を持つカフェー酸のアルキ
ルエステルや炭素数16以上の脂肪族基を持つ酸性リン
酸エステル等である。脂肪族基には、直鎖状または分岐
状のアルキル基、アルケニル基が包含され、ハロゲン、
アルコキシ基、エステル基等の置換基を持っていてもよ
い。以下にその顕色剤について具体的に例示する。
【0013】(a)有機リン酸化合物 下記一般式(1)で表されるものが好ましく用いられ
る。 R1−PO(OH)2 (1) (Rは炭素数16〜24の直鎖状アルキル基を表す)一
般式(1)で表される有機リン酸化合物の具体例として
は、例えば以下のものが挙げられる。ドデシルホスホン
酸、テトラデシルホスホン酸、ヘキサデシルホスホン
酸、オクタデシルホスホン酸、エイコシルホスホン酸、
ドコシルホスホン酸、テトラコシルホスホン酸、ヘキサ
コシルホスホン酸、オクタコシルホスホン酸等。
【0014】有機リン酸化合物としては、下記一般式
(2)で表されるα−ヒドロキシアルキルホスホン酸も
好ましく使用される。 (ただし、R2は炭素数11〜29の脂肪族基である)
一般式(2)で表されるα−ヒドロキシアルキルホスホ
ン酸を具体的に示すと、α−ヒドロキシドデシルホスホ
ン酸、α−ヒドロキシテトラデシルホスホン酸、α−ヒ
ドロキシヘキサデシルホスホン酸、α−ヒドロキシオク
タデシルホスホン酸、α−ヒドロキシエイコシルホスホ
ン酸、α−ヒドロキシドコシルホスホン酸、α−ヒドロ
キシテトラコシルホスホン酸等があげられる。
【0015】有機リン酸化合物としては、下記一般式
(3)で表される酸性有機リン酸エステルも使用され
る。
【化1】 (式中、R3は炭素数16以上の脂肪族基を、R4は水素
原子又は炭素数1以上の脂肪族基を表している)一般式
(3)で表される酸性有機リン酸エステルを具体的に示
すと、ジヘキサデシルホスフェート、ジオクタデシルホ
スフェート、ジエイコシルホスフェート、ジドコシルホ
スフェート、モノヘキサデシルホスフェート、モノオク
タデシルホスフェート、モノエイコシルホスフェート、
モノドコシルホスフェート、メチルヘキサデシルホスフ
ェート、メチルオクタデシルホスフェート、メチルエイ
コシルホスフェート、メチルドコシルホスフェート、ア
ミルヘキサデシルホスフェート、オクチルヘキサデシル
ホスフェート、ラウリルヘキサデシルホスフェート等が
挙げられる。
【0016】(b)脂肪族カルボン酸化合物 下記一般式(4)で表されるα−ヒドロキシ脂肪酸類が
好ましく用いられる。 R2−CH(OH)−COOH (4) (ただし、R2は炭素数12以上の脂肪族基を表す)一
般式(2)で表されるα−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸
化合物としては、たとえば以下のものが挙げられる。α
−ヒドロキシドデカン酸、α−ヒドロキシテトラデカン
酸、α−ヒドロキシヘキサデカン酸、α−ヒドロキシオ
クタデカン酸、α−ヒドロキシペンタデカン酸、α−ヒ
ドロキシエイコサン酸、α−ヒドロキシドコサン酸、α
−ヒドロキシテトラコサン酸、α−ヒドロキシヘキサコ
サン酸、α−ヒドロキシオクタコサン酸等。
【0017】脂肪族カルボン酸化合物としては、ハロゲ
ン元素で置換された炭素数12以上の脂肪族基を持つ脂
肪族カルボン酸化合物で、その少なくともα位またはβ
位の炭素にハロゲン元素を持つものも好ましく用いられ
る。このような化合物の具体例としては、たとえば以下
のものを挙げることができる。2−ブロモヘキサデカン
酸、2−ブロモヘプタデカン酸、2−ブロモオクタデカ
ン酸、2−ブロモエイコサン酸、2−ブロモドコサン
酸、2−ブロモテトラコサン酸、3−ブロモオクタデカ
ン酸、3−ブロモエイコサン酸、2,3−ジブロモオク
タデカン酸、2−フルオロドデカン酸、2−フルオロテ
トラデカン酸、2−フルオロヘキサデカン酸、2−フル
オロオクタデカン酸、2−フルオロエイコサン酸、2−
フルオロドコサン酸、2−ヨードヘキサデカン酸、2−
ヨードオクタデカン酸、3−ヨードヘキサデカン酸、3
−ヨードオクタデカン酸、パーフルオロオクタデカン酸
等。
【0018】脂肪族カルボン酸化合物としては、炭素鎖
中にオキソ基を持つ炭素数12以上の脂肪族基を有する
脂肪族カルボン酸化合物で、その少なくともα位、β位
またはγ位の炭素がオキソ基となっているものも好まし
く用いられる。このような化合物の具体例としては、た
とえば以下のものを挙げることができる。2−オキソド
デカン酸、2−オキソテトラデカン酸、2−オキソヘキ
サデカン酸、2−オキソオクタデカン酸、2−オキソエ
イコサン酸、2−オキソテトラコサン酸、3−オキソド
デカン酸、3−オキソテトラデカン酸、3−オキソヘキ
サデカン酸、3−オキソオクタデカン酸、3−オキソエ
イコサン酸、3−オキソテトラコサン酸、4−オキソヘ
キサデカン酸、4−オキソオクタデカン酸、4−オキソ
ドコサン酸等。
【0019】脂肪族カルボン酸化合物としては、下記一
般式(5)で表わされる二塩基酸も好ましく用いられ
る。 (ただし、R3は炭素数12以上の脂肪族基を表わし、
Xは酸素原子またはイオウ原子を表わし、nは1または
2を表わす)一般式(5)で表わされる二塩基酸の具体
例としては、たとえば、以下のものが挙げられる。ドデ
シルリンゴ酸、テトラデシルリンゴ酸、ヘキサデシルリ
ンゴ酸、オクタデシルリンゴ酸、エイコシルリンゴ酸、
ドコシルリンゴ酸、デトラコシルリンゴ酸、ドデシルチ
オリンゴ酸、テトラデシルチオリンゴ酸、ヘキサデシル
チオリンゴ酸、オクタデシルチオリンゴ酸、エイコシル
チオリンゴ酸、ドコシルチオリンゴ酸、テトラコシルチ
オリンゴ酸、ドデシルジチオリンゴ酸、テトラデシルジ
チオリンゴ酸、ヘキサデシルジチオリンゴ酸、オクタデ
シルジチオリンゴ酸、エイコシルジチオリンゴ酸、ドコ
シルジチオリンゴ酸、テトラコシルジチオリンゴ酸等。
【0020】脂肪族カルボン酸化合物としては、下記一
般式(6)で表わされる二塩基酸も好ましく用いられ
る。 (ただし、R4,R5,R6は水素又は脂肪族基を表わ
し、このうち少なくともひとつは炭素数12以上の脂肪
族基である)一般式(6)で表わされる二塩基酸の具体
例としては、たとえば以下のものが挙げられる。ドデシ
ルブタン二酸、トリデシルブタン二酸、テトラデシルブ
タン二酸、ペンタデシルブタン二酸、オクタデシルブタ
ン二酸、エイコシルブタン二酸、ドコシルブタン二酸、
2,3−ジヘキサデシルブタン二酸、2,3−ジオクタ
デシルブタン二酸、2−メチル−3−ドデシルブタン二
酸、2−メチル−3−テトラデシルブタン二酸、2−メ
チル−3−ヘキサデシルブタン二酸、2−エチル−3−
ドデシルブタン二酸、2−プロピル−3−ドデシルブタ
ン二酸、2−オクチル−3−ヘキサデシルブタン二酸、
2−テトラデシル−3−オクタデシルブタン二酸等。
【0021】脂肪族カルボン酸化合物としては、下記一
般式(7)で表わされる二塩基酸も好ましく用いられ
る。 (ただし、R7,R8は水素又は脂肪族基を表わし、この
うち少なくとも一つは炭素数12以上の脂肪族基であ
る)一般式(7)で表わされる二塩基酸の具体例として
は、たとえば以下のものが挙げられる。ドデシルマロン
酸、テトラデシルマロン酸、ヘキサデシルマロン酸、オ
クタデシルマロン酸、エイコシルマロン酸、ドコシルマ
ロン酸、テトラコシルマロン酸、ジドデシルマロン酸、
ジテトラデシルマロン酸、ジヘキサデシルマロン酸、ジ
オクタデシルマロン酸、ジエイコシルマロン酸、ジドコ
シルマロン酸、メチルオクタデシルマロン酸、メチルエ
イコシルマロン酸、メチルドコシルマロン酸、メチルテ
トラコシルマロン酸、エチルオクタデシルマロン酸、エ
チルエイコシルマロン酸、エチルドコシルマロン酸、エ
チルテトラコシルマロン酸等。
【0022】脂肪族カルボン酸化合物としては、下記一
般式(8)で表わされる二塩基酸も好ましく用いられ
る。 (ただし、R9は炭素数12以上の脂肪族基を表わし、
nは0または1を表わし、mは1,2または3を表わ
し、nが0の場合、mは2または3であり、nが1の場
合はmは1または2を表わす)一般式(8)で表わされ
る二塩基酸の具体例としては、たとえば以下のものが挙
げられる。2−ドデシル−ペンタン二酸、2−ヘキサデ
シル−ペンタン二酸、2−オクタデシル−ペンタン二
酸、2−エイコシル−ペンタン二酸、2−ドコシル−ペ
ンタン二酸、2−ドデシル−ヘキサン二酸、2−ペンタ
デシル−ヘキサン二酸、2−オクタデシル−ヘキサン二
酸、2−エイコシル−ヘキサン二酸、2−ドコシル−ヘ
キサン二酸等。
【0023】脂肪族カルボン酸化合物としては、長鎖脂
肪酸によりアシル化されたクエン酸などの三塩基酸も好
ましく用いられる。その具体例としては、たとえば以下
のものが挙げられる。
【0024】(c)フェノール化合物 下記一般式(9)で表わされる化合物が好ましく用いら
れる。
【化2】 (ただし、Yは−S−,−O−,−CONH−又は−C
OO−を表わし、R10は炭素数12以上の脂肪族基を表
わし、nは1,2または3の整数である)。一般式
(9)で表わされるフェノール化合物の具体例として
は、たとえば以下のものが挙げられる。p−(ドデシル
チオ)フェノール、p−(テトラデシルチオ)フェノー
ル、p−(ヘキサデシルチオ)フェノール、p−(オク
タデシルチオ)フェノール、p−(エイコシルチオ)フ
ェノール、p−(ドコシルチオ)フェノール、p−(テ
トラコシルチオ)フェノール、p−(ドデシルオキシ)
フェノール、p−(テトラデシルオキシ)フェノール、
p−(ヘキサデシルオキシ)フェノール、p−(オクタ
デシルオキシ)フェノール、p−(エイコシルオキシ)
フェノール、p−(ドコシルオキシ)フェノール、p−
(テトラコシルオキシ)フェノール、p−ドデシルカル
バモイルフェノール、p−テトラデシルカルバモイルフ
ェノール、p−ヘキサデシルカルバモイルフェノール、
p−オクタデシルカルバモイルフェノール、p−エイコ
シルカルバモイルフェノール、p−ドコシルカルバモイ
ルフェノール、p−テトラコシルカルバモイルフェノー
ル、没食子酸ヘキサデシルエステル、没食子酸オクタデ
シルエステル、没食子酸エイコシルエステル、没食子酸
ドコシルエステル、没食子酸テトラコシルエステル等。
【0025】フェノール化合物としては、下記一般式
(10)で表されるカフェー酸アルキルエステルを用す
ることもできる。
【化3】 (但し、R14は炭素数5〜8のアルキル基である)一般
式(10)で表されるカフェー酸アルキルエステル静宴
具体的に示すと、カフェー酸−N−ペンチル、カフェー
酸−n−ヘキシル、カフェー酸−n−ヘァチル、カフェ
ー酸−n−オクチル等が挙げられる。
【0026】(e)メルカプト酢酸の金属塩 一般式(11)で表わされるアルキル又はアルケニルメ
ルカプト酢酸の金属塩を好ましく用いることもできる。 (R12−S−CH2−COO)2 M (11) (ただし、R12は炭素数10〜18の脂肪族基を表わ
し、Mはスズ、マグネシウム、亜鉛又は銅を表わす)一
般式(11)で表わされるメルカプト酢酸金属塩の具体
例としては、例えば以下のものが挙げられる。デシルメ
ルカプト酢酸スズ塩、ドデシルメルカプト酢酸スズ塩、
テトラデシルメルカプト酢酸スズ塩、ヘキサデシルメル
カプト酢酸スズ塩、オクタデシルメルカプト酢酸スズ
塩、デシルメルカプト酢酸マグネシウム塩、ドデシルメ
ルカプト酢酸マグネシウム塩、テトラデシルメルカプト
酢酸マグネシウム塩、ヘキサデシルメルカプト酢酸マグ
ネシウム塩、オクタデシルメルカプト酢酸マグネシウム
塩、デシルメルカプト酢酸亜鉛塩、ドデシルメルカプト
酢酸亜鉛塩、テトラデシルメルカプト酢酸亜鉛塩、ヘキ
サデシルメルカプト酢酸亜鉛塩、オクタデシルメルカプ
ト酢酸亜鉛塩、デシルメルカプト酢酸銅塩、ドデシルメ
ルカプト酢酸銅塩、テトラデシルメルカプト酢酸銅塩、
ヘキサデシルメルカプト酢酸銅塩、オクタデシルメルカ
プト酢酸銅塩等。本発明の感熱記録媒体において顕色剤
は発色剤1部に対して1〜20部、好ましくは2〜10
部である。顕色剤は単独もしくは二種以上混合して適用
することができる。
【0027】本発明の透明感熱記録媒体は、発色剤及び
顕色剤をバインダー樹脂を主成分とする塗布液を透明支
持体上に塗布して感熱記録層を設け、更にその上に保護
層を設けることによって製造される。本発明の感熱記録
層はそのままでは透明性が不充分なものである。そこ
で、前記したように、本発明者らは記録層上に保護層樹
脂を均一に塗布することによって透明性が向上し、ま
た、保護層の表面粗さが透明性に大きく影響しているこ
とを見いだし、更に検討した結果、記録層上に保護層を
設け該保護層の表面粗さが0.1μmRa以下とするこ
とによって透明性に優れた、感熱記録媒体が得られるこ
とを知見した。また、記録層自体の表棟平滑性によって
も、保護層塗布後の透明性が異なる。すなわち表面粗さ
が大きな記録層では、表面粗さが0.1μmRa以下と
いうような平滑な保護層を得るためには、保護層の塗布
厚を大きくする必要があり、逆に言えば、記録層自体の
平滑性が高いほど小さな保護層厚で透明化できるので、
熱感度的にもコスト的にも有利である。このような理由
で記録層の表面粗さは、0.2μmRa以下であること
が望ましい。
【0028】感熱記録層に用いるバインダー樹脂として
は、種々の樹脂を使用でき、例えば、ポリアクリルアミ
ド、マレイン酸共重合体、ポリアクリル酸エステル類、
ポリメタクリル酸エステル類、塩化ビニル/酢酸ビニル
共重合体、スチレン共重合体、ポリエステル、ポリウレ
タン、ポリビニルブチラール、エチルセルロース、ポリ
ビニルアセタール、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、
ポリアミド等がある。
【0029】感熱記録層は発色剤及び顕色剤をバインダ
ー樹脂とともに有機溶剤中に均一に分散もしくは溶解
し、これを透明支持体上に塗布、乾燥して作製するが、
塗工方式は特に限定されず、前述の表面平滑性が得られ
る方法及び条件であれば構わない。記録層塗布液が顕色
剤を分散した分散液の場合、顕色剤の粒径が表面粗さに
大きく関係するので、粒径が10μm以下が好ましく、
5μm以下がより好ましく、1μm以下が更に好まし
い。記録層の膜厚は、記録層の組成や感熱記録媒体の用
途にもよるが1〜50μm程度、好ましくは3〜20μ
m程度である。また、記録層塗布液には、必要に応じ
て、塗工性の向上或いは記録特性の向上を目的に通常の
感熱記録紙に用いられている種々の添加剤を加えること
もできる。
【0030】本発明で使用する透明支持体は特に限定さ
れず、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート等のポリエステルフィルム、三酢酸セルロー
ス等のセルロース誘導体フィルム、ポリプロピレン、ポ
リスチレン等のポリオレフィンフィルム、ポリスチレン
フィルム或いはこれらを貼り合わせた透明フィルム等を
使用するのが一般的である。
【0031】本発明の保護層は先に述べたように記録媒
体の透明化に寄与するばかりでなく、耐薬品性、耐水
性、耐摩擦性、耐光性及びサーマルヘッドに対するヘッ
ドマッチング性の向上のため本発明の構成要素として不
可欠のものである。本発明の保護層には、水溶性樹脂や
疎水性樹脂を主体として形成された皮膜や、紫外線硬化
樹脂または電子線硬化樹脂を主体として形成された皮膜
等が包含される。
【0032】このような樹脂としては、水溶性樹脂の
他、水性エマルジョン、疎水性樹脂及び紫外線硬化性樹
脂、さらに電子硬化性樹脂等が包含される。水溶性樹脂
の具体例としては、例えば、ポリビニルアルコール、変
性ポリビニルアルコール、セルロース誘導体(メチルセ
ルロース、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース等)、カゼイン,ゼラチン、ポリビニルピロリド
ン、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ジイソブチレ
ン−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリルアミド、変
性ポリアクリルアミド、メチルビニルエーテル−無水マ
レイン酸共重合体、カルボキシ変性ポリエチレン、ポリ
ビニルアルコール/アクリルアミドブロック共重合体、
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデ
ヒド樹脂等が挙げられる。水性エマルジョン用の樹脂ま
たは疎水性樹脂としては、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポ
リウレタン、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン
/ブタジエン/アクリル系共重合体、ポリアクリル酸、
ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重
合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン/酢酸ビニ
ル共重合体等が挙げられる。これらは、単独もしくは混
合して使用され、更に必要に応じでは硬化剤を添加して
樹脂を硬化させても良い。
【0033】紫外線硬化樹脂は、紫外線照射によって重
合反応を起こし硬化して樹脂となるモノマー、オリゴマ
ー或いはプレポリマーであればその種類は特に限定され
ず、公知の種々のものが使用できる。電子線硬化連脂も
特に種類は限定されないが、特に好ましい電子線硬化樹
脂としては、ポリエステルを骨格とする5官能以上の分
岐状分子構造を有する電子線硬化樹脂及びシリコン変成
電子線硬化樹脂を主成分としたものである。保護層には
ヘッドマッチングの向上のために無機及び有機フィラー
や滑性剤を透明性を落とさない範囲で添加することがで
きる。保護層の塗工方式は、前述の表面平滑性が得られ
る条件内であれば特に制限はなく、従来公知の方法で塗
工することができる。好ましい保護層厚は0.1〜20
μm、より好ましくは0.5〜10μmである。保護層
厚が薄すぎると、記録媒体の透明性やヘッドマッチング
等の保護層としての機能が不充分であり、厚すぎると記
録媒体の熱感度が低下するし、コスト的にも不利であ
る。本発明の透明感熱記録媒体の記録方法は使用目的に
よって熱ペン、サーマルヘッド、レーザー加熱等特に限
定されない。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。な
お、以下における部及び%はいずれも重量基準である。 実施例1 下記組成物をボールミルで粒径0.7μmまで粉砕・分
散し記録層塗布液を作製した。 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 4部 オクタデシルホスホン酸 12部 ポリビニルブチラール 6部 (電気化学工業社製、デンカブチラール#3000−2) トルエン 57部 メチルエチルケトン 57部 以上の様にして調製した塗布液を厚さ100μmのポリ
エステルフィルム上に塗布した後乾燥して厚さ6μmの
感熱記録層を形成した。次に、この記録層上に以下に示
す組成物を塗布・乾燥してから紫外線を照射して硬化さ
せ、厚さ5μmの保護層を設け、透明感熱記録媒体を作
製した。 ウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂の75%酢酸ブチル溶液 100部 (大日本インキ化学社製、ユニディックC7−157) 酢酸エチル 50部 ポリエーテル変成ジメチルポリシロキサンの52%キシレン/イソ ブタノール溶液(BYK−Chemie社製、BYK−344) 4部
【0035】実施例2 下記組成物をボールミルで粒径0.3μmまで粉砕・分
散し記録層塗布液を作製した。 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 4部 オクタデシルホスホン酸 12部 ポリビニルブチラール 6部 (電気化学工業社製、デンカブチラール#3000−2) トルエン 57部 メチルエチルケトン 57部 以上の様にして調製した塗布液を厚さ100μmのポリ
エステルフィルム上に塗布した後乾燥して厚さ6μmの
感熱記録層を形成した。次に、この記録層上に以下に示
す組成物を塗布・乾燥し、厚さ3μmの保護層を設け、
透明感熱記録媒体を作製した。 アクリル樹脂(三菱レイヨン社製、ダイヤナールBR−85) 10部 トルエン 90部 ポリエーテル変成ジメチルポリシロキサンの52%キシレン/イソ ブタノール溶液(BYK−Chemie社製、BYK−344) 0.3部
【0036】実施例3 下記組成物をボールミルで粒径0.3μmまで粉砕・分
散し記録層塗布液を作製した。 3−(N−n−ブロピル−N−メチルアミノ)−6−メチル −7−アニリノフルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 エチルセルロース(関東化学社製) 15部 トルエン 140部 メチルエチルケトン 140部 以上の様にして調製した塗布液を厚さ100μmのポリ
エステルフィルム上に塗布した後乾燥して厚さ6μmの
感熱記録層を形成した。次に、この記録層上に以下に示
す組成物を充分塗布・乾燥して調製した塗布液を塗布・
乾燥し、厚さ6μmの保護層を設け、透明感熱記録媒体
を作製した。 アクリル・エマルジョン (ジョンソン社製、ジョンクリル390) 60部 エピクロルヒドリン/ポリアミド共重合体10%水溶液 20部 コロイダルシリカ(10μm〜50μm) 2部
【0037】実施例4 下記組成物をボールミルで粒径3μmまで粉砕・分散し
記録層塗布液を作製した。 3−ジブチルアミノ−7−(0−クロロフェニル) アミノフルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 (ユニオンカーバイト社製、VYHH) 30部 トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 以上の様にして調製した塗布液を厚さ100μmのポリ
エステルフィルム上に塗布した後乾燥して厚さ5μmの
感熱記録層を形成し、次いで実施例1と同様の保護層を
設け、可逆的透明感熱記録媒体を作製した。
【0038】実施例5 下記組成物をボールミルで粒径1μmまで粉砕・分散し
記録層塗布液を作製した。 2−フェニルアミノ−3−メチル−6−{N−エチル−N −(p−メチルフェニル)アミノ}フルオラン 3部 エイコシルチオリンゴ酸 10部 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 (ユニオンカーバイト社製、VYHH) 10部 トルエン 50部 メチルエチルケトン 40部 以上の様にして調製した塗布液を厚さ100μmのポリ
エステルフィルム上に塗布した後乾燥して厚さ5μmの
感熱記録層を形成し、次いで実施例1と同様の保護層を
設け、可逆的透明感熱記録媒体を作製した。
【0039】比較例1 保護層を設けない以外は実施例1と同様にして、感熱記
録媒体を作製した。
【0040】比較例2 記録層塗布液の粒径を3μmとした以外は実施例2と同
様にして、感熱記録媒体を作製した。
【0041】比較例3 保護層厚を2μmとした以外は実施例3と同様にして、
感熱記録媒体を作製した。以上のようにして作製した感
熱記録媒体を以下のようにして評価した。 〔表面粗さ〕保護層を設ける前の記録層の中心線平均粗
さ(Ra)と、記録層を設けた後の保護層の中心線平均
粗さ(Ra)を測定した。(カットオフ値0.8mm、
測定長さ8mm) 〔透明性〕透明感熱記録媒体の透明性を目視で評価し、
透明感の高いものから順に◎○△×の4段階に評価し
た。また、実際にオーバーヘッドプロジェクターで投影
して、明るさ(照度)を測定した。比較のため100μ
m厚のPETフィルムを用いたところ照度は500Lu
xであった。その結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明の透明感熱記録媒体は、透明支持
体上に電子供与性呈色性化合物と電子受容性化合物とバ
インダー樹脂を主成分とする感熱記録層を設け、更に記
録層上に保護層を設け、かつ該保護層の表面粗さ(中心
平均粗さ)が0.1μmRa以下としたことによって透
明性に優れたものとなる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 6956−2H 108

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明支持体上に電子供与性呈色性化合物
    と電子受容性化合物とバインダー樹脂を主成分とする感
    熱記録層を設け、更に記録層上に保護層を設けた透明感
    熱記録媒体において、該保護層の表面粗さ(中心線平均
    粗さ)が0.1μmRa以下であることを特徴とする透
    明感熱記録媒体。
  2. 【請求項2】 透明支持体上に電子供与性呈色性化合物
    とバインダー樹脂を主成分とし、表面粗さ(中心線平均
    粗さ)が0.2μmRa以下である感熱記録層を設けた
    ことを特徴とする請求項1の透明感熱記録媒体。
  3. 【請求項3】 感熱記録層が、加熱によって発色記録状
    態を形成し発色記録温度よりも低い温度への加熱で記録
    消去状態を形成する熱可逆性感熱記録層であることを特
    徴とする請求項1または請求項2の透明感熱記録媒体。
  4. 【請求項4】 電子受容性化合物が、下記一般式(1)
    で表される有機リン酸化合物であり、バインダー樹脂と
    して分子内に水酸基を持つ樹脂を使用することを特徴と
    する請求項1または請求項2の透明感熱記録媒体。 R1−PO(OH)2 (1) (Rは炭素数16〜24の直鎖状アルキル基を表す)
JP5172410A 1993-06-18 1993-06-18 透明感熱記録媒体 Pending JPH0776168A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5952263A (en) * 1996-10-22 1999-09-14 Ricoh Company, Ltd. Transparent thermosensitive recording material
US6028029A (en) * 1998-07-31 2000-02-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Heat-sensitive recording material
EP1010542A1 (en) * 1998-12-18 2000-06-21 Ricoh Company, Ltd. Thermosensitive recording material

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