JPH0776183A - 昇華型熱転写体 - Google Patents
昇華型熱転写体Info
- Publication number
- JPH0776183A JPH0776183A JP5172409A JP17240993A JPH0776183A JP H0776183 A JPH0776183 A JP H0776183A JP 5172409 A JP5172409 A JP 5172409A JP 17240993 A JP17240993 A JP 17240993A JP H0776183 A JPH0776183 A JP H0776183A
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- Japan
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- dye
- thermal transfer
- resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多数回記録を行なっても濃度低下が起らず、
しかも記録時に染料供給層全体の受像層への熱転写が生
じない昇華型熱転写体を提供すること。 【構成】 基板上にこの基体側から順に接着層及び少な
くともそれぞれ昇華染料を有機結着剤中に分散させてな
る染料供給層、染料転写寄与層を積層した昇華型熱転写
体において、前記接着層中の有機結着剤の少なくとも一
部は、基板及び染料供給層の結着剤と同種の樹脂好まし
くは架橋剤もしくは硬化剤による架橋性樹脂としたこと
昇華熱転写体。
しかも記録時に染料供給層全体の受像層への熱転写が生
じない昇華型熱転写体を提供すること。 【構成】 基板上にこの基体側から順に接着層及び少な
くともそれぞれ昇華染料を有機結着剤中に分散させてな
る染料供給層、染料転写寄与層を積層した昇華型熱転写
体において、前記接着層中の有機結着剤の少なくとも一
部は、基板及び染料供給層の結着剤と同種の樹脂好まし
くは架橋剤もしくは硬化剤による架橋性樹脂としたこと
昇華熱転写体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は昇華型熱転写体に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】近年、フルカラープリンターの需要が年
々増加している。このフルカラープリンターの記録方式
としては電子写真法、インクジェット法、感熱転写方法
があるが、この中で保守が容易、騒音が無い等より感熱
転写法が多く用いられている。この感熱転写法は基体上
に、熱溶融物質中に着色剤を分散するか、または樹脂結
着剤中に昇華染料を分散したインク層を設けてなる熱転
写記録媒体(いわゆるカラーインクシート)のインク層
面に受像シートを重ね、記録媒体側から、レーザーやサ
ーマルヘッド等の電気信号により制御された熱エネルギ
ーを印加してその部分のインクを受像シート上に熱溶融
転写または昇華移行させて画像を形成する記録方法であ
る。
々増加している。このフルカラープリンターの記録方式
としては電子写真法、インクジェット法、感熱転写方法
があるが、この中で保守が容易、騒音が無い等より感熱
転写法が多く用いられている。この感熱転写法は基体上
に、熱溶融物質中に着色剤を分散するか、または樹脂結
着剤中に昇華染料を分散したインク層を設けてなる熱転
写記録媒体(いわゆるカラーインクシート)のインク層
面に受像シートを重ね、記録媒体側から、レーザーやサ
ーマルヘッド等の電気信号により制御された熱エネルギ
ーを印加してその部分のインクを受像シート上に熱溶融
転写または昇華移行させて画像を形成する記録方法であ
る。
【0003】この感熱転写記録法は使用される記録媒体
の種類によって熱溶融型と昇華転写型とに大別される
が、特に後者は原理的にサーマルヘッド等からの熱エネ
ルギーに対して染料が単分子状で転写するため容易に中
間調が得られる利点を有し、フルカラープリンターに最
も適した方式と考えられる。しかし、この昇華型熱転写
記録法は、1枚のフルカラー画像を作るのに、イエロ
ー、マゼンタ、シアン(ブラック)のインクシートを各
1枚使用してインクシートごとに選択的な熱印字を行
い、その後、未使用部が残っていても破棄するため、ラ
ンニングコストが高いという欠点を有している。
の種類によって熱溶融型と昇華転写型とに大別される
が、特に後者は原理的にサーマルヘッド等からの熱エネ
ルギーに対して染料が単分子状で転写するため容易に中
間調が得られる利点を有し、フルカラープリンターに最
も適した方式と考えられる。しかし、この昇華型熱転写
記録法は、1枚のフルカラー画像を作るのに、イエロ
ー、マゼンタ、シアン(ブラック)のインクシートを各
1枚使用してインクシートごとに選択的な熱印字を行
い、その後、未使用部が残っていても破棄するため、ラ
ンニングコストが高いという欠点を有している。
【0004】そこでこの欠点を改善するために、本発明
者は、特願昭63−62866号において、積層構造の
昇華型感熱転写体を提案し、“染料供給層と染料転写寄
与層との間において、染料放出能を、染料供給層>染料
転写寄与層とすること”とし、その転写体を多数回印字
記録し、具体的にはインクシートと受像シートとを等速
で走行させた状態で繰返し印字する等速モード法、及び
受像シートの速度をインクシートの速度のn倍(n>
1)にして両シートを走行させた状態で繰返し印字する
n倍モード法により繰返し使用して多数回記録での濃度
低下を改善し得る転写媒体を提案した。
者は、特願昭63−62866号において、積層構造の
昇華型感熱転写体を提案し、“染料供給層と染料転写寄
与層との間において、染料放出能を、染料供給層>染料
転写寄与層とすること”とし、その転写体を多数回印字
記録し、具体的にはインクシートと受像シートとを等速
で走行させた状態で繰返し印字する等速モード法、及び
受像シートの速度をインクシートの速度のn倍(n>
1)にして両シートを走行させた状態で繰返し印字する
n倍モード法により繰返し使用して多数回記録での濃度
低下を改善し得る転写媒体を提案した。
【0005】しかし、これらの手段では染料供給層の染
料比率が向上する(結着剤比率が低下する)ため、染料
供給層の接着力が低下し、基体/染料供給層間の接着力
が低下して熱印字部分のインク層の少なくとも一部が受
像層にそのまま転写してしまうという不都合が生じる。
料比率が向上する(結着剤比率が低下する)ため、染料
供給層の接着力が低下し、基体/染料供給層間の接着力
が低下して熱印字部分のインク層の少なくとも一部が受
像層にそのまま転写してしまうという不都合が生じる。
【0006】このため、中間層(接着層)の接着剤を基
板と同種の樹脂とすることで基板/中間層(接着層)の
接着力を高めた転写媒体も提案されているが、(特開昭
2−67192号)このものは中間層と染料供給層との
接着力が不足し、高エネルギーが付与される高濃度部に
おいて、染料供給層全体が一度に被転写シートに転写さ
れるという欠点があった。
板と同種の樹脂とすることで基板/中間層(接着層)の
接着力を高めた転写媒体も提案されているが、(特開昭
2−67192号)このものは中間層と染料供給層との
接着力が不足し、高エネルギーが付与される高濃度部に
おいて、染料供給層全体が一度に被転写シートに転写さ
れるという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は多数回記録を
行なっても濃度低下が起こらず、しかも記録時に染料供
給層全体の受像層への熱転写が生じない昇華型熱転写媒
体を提供することを目的とする。
行なっても濃度低下が起こらず、しかも記録時に染料供
給層全体の受像層への熱転写が生じない昇華型熱転写媒
体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、接着層中
の有機結着剤の少なくとも一部を、基板及び染料供給層
の結着剤と同種の樹脂とすることにより基体/接着層、
接着層/染料供給層間の接着力が大幅に向上し、上記欠
点が改善されることを見い出した。本発明はかかる知見
に基づいてなされたものである。
の有機結着剤の少なくとも一部を、基板及び染料供給層
の結着剤と同種の樹脂とすることにより基体/接着層、
接着層/染料供給層間の接着力が大幅に向上し、上記欠
点が改善されることを見い出した。本発明はかかる知見
に基づいてなされたものである。
【0009】すなわち、本発明によれば、基板上にこの
基体側から順に接着層及び少なくともそれぞれ昇華染料
を有機結着剤中に分散させてなる染料供給層、染料転写
寄与層を積層した昇華型熱転写体において、前記接着層
中の有機結着剤の少なくとも一部は、基板及び染料供給
層の結着剤と同種の樹脂としたことを特徴とする昇華型
熱転写体が提供される。
基体側から順に接着層及び少なくともそれぞれ昇華染料
を有機結着剤中に分散させてなる染料供給層、染料転写
寄与層を積層した昇華型熱転写体において、前記接着層
中の有機結着剤の少なくとも一部は、基板及び染料供給
層の結着剤と同種の樹脂としたことを特徴とする昇華型
熱転写体が提供される。
【0010】さらに、本発明においては、接着層の結着
剤の少なくとも一部を架橋性樹脂とすることにより熱エ
ネルギー付与時の接着層軟化による接着力低下を防止す
ることができる。
剤の少なくとも一部を架橋性樹脂とすることにより熱エ
ネルギー付与時の接着層軟化による接着力低下を防止す
ることができる。
【0011】また、接着層の厚みは接着層の熱容量増加
による感度低下を最小限にとどめることから0.1〜
5.0μm、更には0.1〜1.5μmが特に好まし
い。また、接着剤及び染料供給層の結着剤同士が架橋結
合することにより通常の積層のみによる結着力よりも更
に好ましく、その実施の具体例として接着剤及び染料供
給層の結着剤の少なくとも一部が、同一の架橋剤もしく
は硬化剤と反応可能な官能基を有し、製造時に少なくと
も接着層及び染料供給層を形成後、結着剤の架橋反応を
行なうことが両者の接着性が大幅に向上することから特
に好ましい。また、本発明の熱転写体は昇華型熱転写体
を受像紙に対し相対速度を1/n倍(n>1)にして記
録することにより多数回記録能が等速モードに比較して
著しく向上し、特にインク層熱転写が生じやすい速度差
モード法に本発明の転写体を用いるとその改善効果が著
しい。
による感度低下を最小限にとどめることから0.1〜
5.0μm、更には0.1〜1.5μmが特に好まし
い。また、接着剤及び染料供給層の結着剤同士が架橋結
合することにより通常の積層のみによる結着力よりも更
に好ましく、その実施の具体例として接着剤及び染料供
給層の結着剤の少なくとも一部が、同一の架橋剤もしく
は硬化剤と反応可能な官能基を有し、製造時に少なくと
も接着層及び染料供給層を形成後、結着剤の架橋反応を
行なうことが両者の接着性が大幅に向上することから特
に好ましい。また、本発明の熱転写体は昇華型熱転写体
を受像紙に対し相対速度を1/n倍(n>1)にして記
録することにより多数回記録能が等速モードに比較して
著しく向上し、特にインク層熱転写が生じやすい速度差
モード法に本発明の転写体を用いるとその改善効果が著
しい。
【0012】次に本発明の昇華型熱転写体に使用される
材料、使用量等について説明する。
材料、使用量等について説明する。
【0013】中間接着層の樹脂結着剤の少なくとも一部
を基体、染料供給層の結着剤と同種の樹脂が用いられる
が、ここで『同種』とは『同一系列』のことであり、例
えば基体が芳香族ポリアミドの場合、その同種としては
芳香族ポリアミドでも樹脂族ポリアミドでも良い。な
お、中間接着層に使用される基体樹脂と同種の結着剤の
使用量は基本的に使用される樹脂の種類によって若干異
なるが、一般に中間接着層用樹脂100重量部にたい
し、本発明で述べる基体と同種、染料供給層と同種の樹
脂の含有量が各々1〜99重量部、好ましくは10〜9
0重量部であれば、本発明の目的である基体、染料供給
層との接着力向上効果が得られる。
を基体、染料供給層の結着剤と同種の樹脂が用いられる
が、ここで『同種』とは『同一系列』のことであり、例
えば基体が芳香族ポリアミドの場合、その同種としては
芳香族ポリアミドでも樹脂族ポリアミドでも良い。な
お、中間接着層に使用される基体樹脂と同種の結着剤の
使用量は基本的に使用される樹脂の種類によって若干異
なるが、一般に中間接着層用樹脂100重量部にたい
し、本発明で述べる基体と同種、染料供給層と同種の樹
脂の含有量が各々1〜99重量部、好ましくは10〜9
0重量部であれば、本発明の目的である基体、染料供給
層との接着力向上効果が得られる。
【0014】基体としては比較的耐熱性の良いフィル
ム、例えばポリエステル、PEEK、PEN、ポリスチ
レン、ポリサルフォン、芳香族ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース等のフ
ィルムがあげられるが、中でもポリエステル、PEE
K、PEN、芳香族ポリアミド、及びポリイミドフィル
ムが好ましい。更にこれらのフィルムには必要に応じて
公知の耐熱性滑性層を設けることができる。なお、ポリ
イミド樹脂にはポリピロメリットイミド、ポリアミドイ
ミド、ポリエステルイニド、ポリエステルアミドイミド
等の種類が知られ、また市販されている。またポリエス
テル樹脂の市販品としては東洋紡績(株)製バイロン2
00,300,220,280,290,600:ュニ
チカ(株)製エリーテルUE−3200,3201,3
210,3203,3600,3220,3321,3
230,3400,3500等があげられる。また芳香
族ポリアミド樹脂の市販品としてはヘンケル日本(株)
製バーサミド711,725,750,754,93
0,1635等があげられる。またポリイミド樹脂の市
販品として米国デュポン社製NR−056X;スイス国
チバガイギー社製XV218;米国GE社製ULTE
M;宇部興産(株)製ユーピレックス;米国NASA社
製PIS502、LARC−TPI、BDSDA/AP
B;米国TRW社製Protective Coati
ngPI;米国UPJOHN社製PI−2080等が挙
げられる。
ム、例えばポリエステル、PEEK、PEN、ポリスチ
レン、ポリサルフォン、芳香族ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース等のフ
ィルムがあげられるが、中でもポリエステル、PEE
K、PEN、芳香族ポリアミド、及びポリイミドフィル
ムが好ましい。更にこれらのフィルムには必要に応じて
公知の耐熱性滑性層を設けることができる。なお、ポリ
イミド樹脂にはポリピロメリットイミド、ポリアミドイ
ミド、ポリエステルイニド、ポリエステルアミドイミド
等の種類が知られ、また市販されている。またポリエス
テル樹脂の市販品としては東洋紡績(株)製バイロン2
00,300,220,280,290,600:ュニ
チカ(株)製エリーテルUE−3200,3201,3
210,3203,3600,3220,3321,3
230,3400,3500等があげられる。また芳香
族ポリアミド樹脂の市販品としてはヘンケル日本(株)
製バーサミド711,725,750,754,93
0,1635等があげられる。またポリイミド樹脂の市
販品として米国デュポン社製NR−056X;スイス国
チバガイギー社製XV218;米国GE社製ULTE
M;宇部興産(株)製ユーピレックス;米国NASA社
製PIS502、LARC−TPI、BDSDA/AP
B;米国TRW社製Protective Coati
ngPI;米国UPJOHN社製PI−2080等が挙
げられる。
【0015】染料転写寄与層及び染料供給層に使用され
る結着剤には熱可塑性又は熱硬化性樹脂が用いられ、そ
のうち比較的高いガラス転移点または高軟化性を有する
樹脂としては、例えば、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、ポリアミド、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポ
リスチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、フェノー
ル樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、
シリコーン樹脂、フッソ樹脂、ブチラール樹脂、メラミ
ン樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ポリビニルアルコール、
セルロース樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は一種で
使用できるが、数種を混合するか、さらに共重合体を使
用しても良い。
る結着剤には熱可塑性又は熱硬化性樹脂が用いられ、そ
のうち比較的高いガラス転移点または高軟化性を有する
樹脂としては、例えば、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、ポリアミド、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポ
リスチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、フェノー
ル樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、
シリコーン樹脂、フッソ樹脂、ブチラール樹脂、メラミ
ン樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ポリビニルアルコール、
セルロース樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は一種で
使用できるが、数種を混合するか、さらに共重合体を使
用しても良い。
【0016】さらに染料転写寄与層と染料供給層との間
においてガラス転移又は軟化温度に対し差をつける場
合、ガラス転移温度0℃以下、又は軟化温度60℃以下
の樹脂又は天然、合成ゴムが好ましく、具体的にはポリ
エチレンオキサイド(アルコックスE−30,45,R
−150,400,1000,明成化学工業);カプロ
ラクトンポリオール(プラクセルH−1,4,7ダイセ
ル化学工業)等が実用上有用であり、また先に記した熱
可塑性又は熱硬化性樹脂と上記一種又は数種と混合した
形で用いるのが好ましい。
においてガラス転移又は軟化温度に対し差をつける場
合、ガラス転移温度0℃以下、又は軟化温度60℃以下
の樹脂又は天然、合成ゴムが好ましく、具体的にはポリ
エチレンオキサイド(アルコックスE−30,45,R
−150,400,1000,明成化学工業);カプロ
ラクトンポリオール(プラクセルH−1,4,7ダイセ
ル化学工業)等が実用上有用であり、また先に記した熱
可塑性又は熱硬化性樹脂と上記一種又は数種と混合した
形で用いるのが好ましい。
【0017】本発明の染料供給層及び染料転写寄与層に
使用される昇華染料としては従来公知のものが使用でき
るが、昇華性染料としては60℃以上で昇華あるいは気
化する染料が好ましく、これらは主に分散染料、油溶性
染料など熱転写捺染で使用されるものであれば良い。こ
のような染料としては、例えばC.I.ディスパースイ
エローの1,3,8,9,16,41,54,60,7
7,116など、C.I.ディスパースレッドの1,
4,6,11,15,17,55,59,60,73,
83など、C.I.ディスパースブルーの3,14,1
9,26,56,60,64,72,99,108など
C.I.ソルベントイエローの77,116など、C.
I.ソルベントレッドの23,25,27などC.I.
ソルベントブルーの36,83,105などが挙げら
れ、これらの染料の一種で使用可能であるが、数種混合
しても使用可能である。
使用される昇華染料としては従来公知のものが使用でき
るが、昇華性染料としては60℃以上で昇華あるいは気
化する染料が好ましく、これらは主に分散染料、油溶性
染料など熱転写捺染で使用されるものであれば良い。こ
のような染料としては、例えばC.I.ディスパースイ
エローの1,3,8,9,16,41,54,60,7
7,116など、C.I.ディスパースレッドの1,
4,6,11,15,17,55,59,60,73,
83など、C.I.ディスパースブルーの3,14,1
9,26,56,60,64,72,99,108など
C.I.ソルベントイエローの77,116など、C.
I.ソルベントレッドの23,25,27などC.I.
ソルベントブルーの36,83,105などが挙げら
れ、これらの染料の一種で使用可能であるが、数種混合
しても使用可能である。
【0018】本発明における染料供給層及び染料転写寄
与層は、その各処方にて同一付着量を基体上にそれぞれ
単独層として形成し、その各々を別々の受像層と重ねあ
わせ、両者に同一の熱エネルギーを印加したとき、それ
ぞれの受像層への染料転写量が、 染料供給層>染料転写寄与層 の関係にあることが望ましい。
与層は、その各処方にて同一付着量を基体上にそれぞれ
単独層として形成し、その各々を別々の受像層と重ねあ
わせ、両者に同一の熱エネルギーを印加したとき、それ
ぞれの受像層への染料転写量が、 染料供給層>染料転写寄与層 の関係にあることが望ましい。
【0019】熱転写はサーマルヘッドによって行っても
良いが、基体層及び/または染料供給層を通電によりジ
ュール熱を発生するように調整し、通電転写によって行
っても良い。また、基体としてレーザー光を吸収し発熱
する材料を選択することによってレーザー転写法を利用
することも可能である。またインク層の形態としては染
料供給層、染料転写寄与層さらに必要に応じて低染着樹
脂層を順に積層したものが用いられる。
良いが、基体層及び/または染料供給層を通電によりジ
ュール熱を発生するように調整し、通電転写によって行
っても良い。また、基体としてレーザー光を吸収し発熱
する材料を選択することによってレーザー転写法を利用
することも可能である。またインク層の形態としては染
料供給層、染料転写寄与層さらに必要に応じて低染着樹
脂層を順に積層したものが用いられる。
【0020】染料転写寄与層及び低染着性樹脂層の厚さ
は、一般には0.05〜5μm、好ましくは、0.1〜
2μmである。また染料供給層の厚さは一般的には0.
1〜20μm、好ましくは0.5〜10μmである。
は、一般には0.05〜5μm、好ましくは、0.1〜
2μmである。また染料供給層の厚さは一般的には0.
1〜20μm、好ましくは0.5〜10μmである。
【0021】低染着性樹脂層に使用される結着剤は、対
象の樹脂を受像用樹脂として評価し記録濃度の低い樹脂
が上記樹脂として適することになる。具体的には以下の
方法で評価し決定する。基体ベースとして合成紙ユポF
PG#95(王子油化製)上に揮発性溶媒中に5〜20
wt%溶解した各検討樹脂溶液に樹脂固形分の30wt
%の変形シリコーンオイルSF8411/SF8427
=1/1(東レシリコーン製)を含む液を乾燥膜厚10
μmとなるよう70℃、1分間乾燥後室温で1日以上乾
燥する。次に以上で形成した受像紙、三菱カラービデオ
プロセッサSCT−CP200用カラーシート、シアン
色のリボンと重ねああわせ、解像度6ドット/mm、平
均抵抗542ΩのサーマルヘッドKMT−85−6MP
D4(京セラ製)を用い2.00mj/ドットで記録
し、この記録濃度を反射型濃度計RD−918で評価し
た結果、記録濃度1.2以下好ましくは1.0以下を低
染着性樹脂として採用する。
象の樹脂を受像用樹脂として評価し記録濃度の低い樹脂
が上記樹脂として適することになる。具体的には以下の
方法で評価し決定する。基体ベースとして合成紙ユポF
PG#95(王子油化製)上に揮発性溶媒中に5〜20
wt%溶解した各検討樹脂溶液に樹脂固形分の30wt
%の変形シリコーンオイルSF8411/SF8427
=1/1(東レシリコーン製)を含む液を乾燥膜厚10
μmとなるよう70℃、1分間乾燥後室温で1日以上乾
燥する。次に以上で形成した受像紙、三菱カラービデオ
プロセッサSCT−CP200用カラーシート、シアン
色のリボンと重ねああわせ、解像度6ドット/mm、平
均抵抗542ΩのサーマルヘッドKMT−85−6MP
D4(京セラ製)を用い2.00mj/ドットで記録
し、この記録濃度を反射型濃度計RD−918で評価し
た結果、記録濃度1.2以下好ましくは1.0以下を低
染着性樹脂として採用する。
【0022】この結果、好ましい樹脂として、芳香族ポ
リエステル樹脂、スチレン/ブタジエン樹脂、ポリ酢酸
ビニル樹脂、ポリアミド樹脂が、特に好ましい樹脂とし
てメタアクリレート樹脂又は共重合体、スチレン−マレ
イン酸エステル共重合体、ポリイミド樹脂、アセチート
樹脂、シリコーン樹脂、スチレンアクリルニトリル樹
脂、ポリサルフォン樹脂等が判明した。染料転写寄与層
及び低染着樹脂層の染料濃度は通常5〜80%、好まし
くは10%〜60%程度である。また染料供給層の染料
濃度については、5〜80%の染料濃度が好ましいが染
料転写寄与層と染料供給層との間に染料濃度勾配をつけ
る場合染料転写寄与層染料濃度にたいし、1.1倍〜5
倍、好ましくは1.5倍〜3倍が望ましい。
リエステル樹脂、スチレン/ブタジエン樹脂、ポリ酢酸
ビニル樹脂、ポリアミド樹脂が、特に好ましい樹脂とし
てメタアクリレート樹脂又は共重合体、スチレン−マレ
イン酸エステル共重合体、ポリイミド樹脂、アセチート
樹脂、シリコーン樹脂、スチレンアクリルニトリル樹
脂、ポリサルフォン樹脂等が判明した。染料転写寄与層
及び低染着樹脂層の染料濃度は通常5〜80%、好まし
くは10%〜60%程度である。また染料供給層の染料
濃度については、5〜80%の染料濃度が好ましいが染
料転写寄与層と染料供給層との間に染料濃度勾配をつけ
る場合染料転写寄与層染料濃度にたいし、1.1倍〜5
倍、好ましくは1.5倍〜3倍が望ましい。
【0023】染料の供給を長時間安定に継続し印字特性
を良好にたもつために、染料供給層は少なくとも未溶解
粒子状の昇華性染料を含んでいるのが好ましい。ここ
で、未溶解粒子とはインク層形成時インク(有機結着剤
+昇華性染料+溶剤)を乾燥後、有機結着剤に溶けきれ
ず、粒子状として析出する染料を意味し、同一の結着剤
及び染料でも溶剤により未溶解粒子状染料の存在状況が
異なる。未溶解粒子状染料の存在の有無は染料供給層形
成後、電子顕微鏡により容易に識別できる。未溶解粒子
状染料の粒径は染料供給層厚によって異なるが、0.0
1μm〜20μm好ましくは1.0μm〜5μmであ
る。又、染料転写寄与層及び低染着性樹脂層での染料状
態は、実際に転写に寄与する単分子状で分散しているこ
とが転写濃度ムラ発生防止や、染料供給層と染料転写寄
与層との間の染料濃度勾配を安定に保つことから望まし
い。染料層は上述した如く2〜3層に分けられるが、適
切な染料転写量の差を生じさせ本発明が意図とする機能
分離ができれば染料層を3層以上の多層にすることも可
能である。
を良好にたもつために、染料供給層は少なくとも未溶解
粒子状の昇華性染料を含んでいるのが好ましい。ここ
で、未溶解粒子とはインク層形成時インク(有機結着剤
+昇華性染料+溶剤)を乾燥後、有機結着剤に溶けきれ
ず、粒子状として析出する染料を意味し、同一の結着剤
及び染料でも溶剤により未溶解粒子状染料の存在状況が
異なる。未溶解粒子状染料の存在の有無は染料供給層形
成後、電子顕微鏡により容易に識別できる。未溶解粒子
状染料の粒径は染料供給層厚によって異なるが、0.0
1μm〜20μm好ましくは1.0μm〜5μmであ
る。又、染料転写寄与層及び低染着性樹脂層での染料状
態は、実際に転写に寄与する単分子状で分散しているこ
とが転写濃度ムラ発生防止や、染料供給層と染料転写寄
与層との間の染料濃度勾配を安定に保つことから望まし
い。染料層は上述した如く2〜3層に分けられるが、適
切な染料転写量の差を生じさせ本発明が意図とする機能
分離ができれば染料層を3層以上の多層にすることも可
能である。
【0024】以上の説明は感熱ヘッドを用いて記録方法
により説明したが、本発明の転写媒体は記録エネルギー
以外の方法によって記録する記録方法、例えば、熱印
版、レーザー光、あるいは支持体等媒体中で発生するジ
ュール熱による方法にたいしても用いることができる。
このうち、媒体中で発生するジュール熱を用いる通電感
熱転写法はが、例えばUSP4,103,066、特開
昭57−14060、特開昭57−11080あるいは
特開昭59−9096等の多くの文献に記載されてい
る。
により説明したが、本発明の転写媒体は記録エネルギー
以外の方法によって記録する記録方法、例えば、熱印
版、レーザー光、あるいは支持体等媒体中で発生するジ
ュール熱による方法にたいしても用いることができる。
このうち、媒体中で発生するジュール熱を用いる通電感
熱転写法はが、例えばUSP4,103,066、特開
昭57−14060、特開昭57−11080あるいは
特開昭59−9096等の多くの文献に記載されてい
る。
【0025】この通電転写法に用いる場合には、基体と
して比較的耐熱性の良いポリエステル、ポリカーボネー
ト、トリアセチルセルロース、ナイロン、ポリイミド、
芳香族ポリアミド等の樹脂にアルミニウム、銅、鉄、
錫、亜鉛、ニッケル、モリブデン、銀等の金属粉及び/
又はカーボンブラック等の導電性粉末を分散させて抵抗
値を絶縁体と良導体との中間に調整した支持体、又はこ
れらの支持体に前述のような導電性金属を蒸着又はスパ
ッタリングさせた支持体を用いれば良い。これらの支持
体の厚さはジュール熱の伝導効率を考慮すると、2〜1
5ミクロン程度であることが望ましい。又、レーザー光
転写法に用いる場合には、基体としてレーザー光を吸収
し発熱する材質を選べば良い。例えば従来の熱転写用フ
ィルムにカーボン等の光吸収変換剤を含有させるか、又
は吸収層を支持体の表、裏面に形成したものが使用され
る。
して比較的耐熱性の良いポリエステル、ポリカーボネー
ト、トリアセチルセルロース、ナイロン、ポリイミド、
芳香族ポリアミド等の樹脂にアルミニウム、銅、鉄、
錫、亜鉛、ニッケル、モリブデン、銀等の金属粉及び/
又はカーボンブラック等の導電性粉末を分散させて抵抗
値を絶縁体と良導体との中間に調整した支持体、又はこ
れらの支持体に前述のような導電性金属を蒸着又はスパ
ッタリングさせた支持体を用いれば良い。これらの支持
体の厚さはジュール熱の伝導効率を考慮すると、2〜1
5ミクロン程度であることが望ましい。又、レーザー光
転写法に用いる場合には、基体としてレーザー光を吸収
し発熱する材質を選べば良い。例えば従来の熱転写用フ
ィルムにカーボン等の光吸収変換剤を含有させるか、又
は吸収層を支持体の表、裏面に形成したものが使用され
る。
【0026】
ポリエステル樹脂(バイロン200 東洋紡績(株)製) 10 ポリビニルブチラール樹脂(BX−1 積水化学工業(株)製) 5 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95 〔染料供給層〕 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 7 ポリエチレンオキサイド(アルコックスR400 明成化学(株)製) 3 昇華性染料(HSO144 三井東圧染料(株)製) 30 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95 〔染料転写寄与層〕 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 10 昇華性染料 HSO144 20 溶剤 トルエン 45 メチルエチルケトン 45 ジオキサン 100
【0027】実施例) 厚さ1μmのシリコーン樹脂系耐熱層を有する厚さ6μ
mのポリイミドフィルムにワイヤーバーを用い、順に中
間接着層(厚さ1.0μm)、染料供給層(厚さ4.5
μm)、染料転写寄与層(厚さ2.0μm)になるよう
に塗布しインク層を形成し、熱転写体作成した。 〔中間接着層〕 ポリイミド樹脂(ULTEM−1000 GE社製) 2.5 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 5 イソシアネート(コロネートL (日本ポリウレタン(株)製) 3 ポリカーボネート樹脂(パンライトC−1400) 2.5 溶剤 塩化メチレン 200 〔染料供給層〕 ポリカーボネート樹脂 パンライトC−1400 7 ポリエチレンオキサイド アルコックスR400 3 昇華性染料 HSO144 30 溶剤 塩化メチレン 190 〔染料転写寄与層〕 ポリカーボネート樹脂 パンライトC−1400 10 昇華性染料 HSO144 20 溶剤 塩化メチレン 190
mのポリイミドフィルムにワイヤーバーを用い、順に中
間接着層(厚さ1.0μm)、染料供給層(厚さ4.5
μm)、染料転写寄与層(厚さ2.0μm)になるよう
に塗布しインク層を形成し、熱転写体作成した。 〔中間接着層〕 ポリイミド樹脂(ULTEM−1000 GE社製) 2.5 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 5 イソシアネート(コロネートL (日本ポリウレタン(株)製) 3 ポリカーボネート樹脂(パンライトC−1400) 2.5 溶剤 塩化メチレン 200 〔染料供給層〕 ポリカーボネート樹脂 パンライトC−1400 7 ポリエチレンオキサイド アルコックスR400 3 昇華性染料 HSO144 30 溶剤 塩化メチレン 190 〔染料転写寄与層〕 ポリカーボネート樹脂 パンライトC−1400 10 昇華性染料 HSO144 20 溶剤 塩化メチレン 190
【0028】実施例3 実施例1において、中間接着層の厚さを1.0μmにし
た他は全て実施例1と同様にして熱転写体を作成した。
た他は全て実施例1と同様にして熱転写体を作成した。
【0029】実施例4 厚さ1μmのシリコーン樹脂系耐熱層を有する厚さ6μ
mの芳香族ポリアミドフィルムにワイヤーバーを用い、
順に中間接着層(厚さ1.0μm)、染料供給層(厚さ
4.0μm)、染料転写寄与層(厚さ2.0μm)、低
染着樹脂層(厚さ1μm)になるように塗布し、各々層
を形成ごとに60℃、24時間の加熱処理を施しインク
層を形成し、熱転写体を作成した。 〔中間接着層〕 ポリアミド樹脂(バーサミド930 ヘンケル日本(株)製) 5 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 5 コロネートL 5 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95 〔染料供給層〕 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 7 コロネートL 5 ポリエチレンオキサイド アルコックスR400 3 昇華性染料 HSO144 30 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95 〔染料転写寄与層〕 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 10 コロネートL 5 昇華性染料 HSO144 20 溶剤 トルエン 45 メチルエチルケトン 45 ジオキサン 100 (シランカップリング剤加水分解生成物の合成)ジメチ
ルメキシシラン15g、メチルトリメトキシシラン9g
をトルエン12g、メチルエチルケトン12gの混合液
に溶解し3%硫酸13mlを加えて3時間加水分解を行
った。この液をC液とする。 〔低染着性樹脂層〕 スチレン−マレイン酸共重合体 スプラパールAP30(BASF製) 5 C液 12 昇華性染料 HSO144 5 溶剤 テトラヒドロフラン 20
mの芳香族ポリアミドフィルムにワイヤーバーを用い、
順に中間接着層(厚さ1.0μm)、染料供給層(厚さ
4.0μm)、染料転写寄与層(厚さ2.0μm)、低
染着樹脂層(厚さ1μm)になるように塗布し、各々層
を形成ごとに60℃、24時間の加熱処理を施しインク
層を形成し、熱転写体を作成した。 〔中間接着層〕 ポリアミド樹脂(バーサミド930 ヘンケル日本(株)製) 5 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 5 コロネートL 5 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95 〔染料供給層〕 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 7 コロネートL 5 ポリエチレンオキサイド アルコックスR400 3 昇華性染料 HSO144 30 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95 〔染料転写寄与層〕 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 10 コロネートL 5 昇華性染料 HSO144 20 溶剤 トルエン 45 メチルエチルケトン 45 ジオキサン 100 (シランカップリング剤加水分解生成物の合成)ジメチ
ルメキシシラン15g、メチルトリメトキシシラン9g
をトルエン12g、メチルエチルケトン12gの混合液
に溶解し3%硫酸13mlを加えて3時間加水分解を行
った。この液をC液とする。 〔低染着性樹脂層〕 スチレン−マレイン酸共重合体 スプラパールAP30(BASF製) 5 C液 12 昇華性染料 HSO144 5 溶剤 テトラヒドロフラン 20
【0030】実施例5 実施例4において、60℃、24時間の加熱処理を、全
層形成後施した以外は実施例4と同様にして熱転写体を
作成した。
層形成後施した以外は実施例4と同様にして熱転写体を
作成した。
【0031】実施例6 実施例5の熱転写体を用いて、熱転写体を受像紙にたい
し相対速度を1/n(n>1)にして記録を行なった。 比較例1 厚さ1μmのシリコーン樹脂系耐熱層を有する厚さ6μ
mの芳香族ポリアミドフィルムにワイヤーバーを用い、
順に染料供給層(厚さ4.0μm)、染料転写寄与層
(厚さ2.0μm)、低染着樹脂層(厚さ1μm)にな
るように塗布し、インク層を形成し、熱転写体を作成し
た。 〔染料供給層〕 ポリアミド樹脂 バーサミド930 2 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 5 ポリエチレンオキサイド アルコックスR400 3 昇華性染料 HSO144 30 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95 〔染料転写寄与層〕 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 10 昇華性染料 HSO144 20 溶剤 トルエン 45 メチルエチルケトン 45 ジオキサン 100
し相対速度を1/n(n>1)にして記録を行なった。 比較例1 厚さ1μmのシリコーン樹脂系耐熱層を有する厚さ6μ
mの芳香族ポリアミドフィルムにワイヤーバーを用い、
順に染料供給層(厚さ4.0μm)、染料転写寄与層
(厚さ2.0μm)、低染着樹脂層(厚さ1μm)にな
るように塗布し、インク層を形成し、熱転写体を作成し
た。 〔染料供給層〕 ポリアミド樹脂 バーサミド930 2 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 5 ポリエチレンオキサイド アルコックスR400 3 昇華性染料 HSO144 30 溶剤 トルエン 95 メチルエチルケトン 95 〔染料転写寄与層〕 ポリビニルブチラール樹脂 BX−1 10 昇華性染料 HSO144 20 溶剤 トルエン 45 メチルエチルケトン 45 ジオキサン 100
【0032】比較例2 比較例1の染料供給層、染料転写寄与層にコロネートL
を各5部添加し更に、染料転写寄与層上に実施例4と同
一の低染着樹脂層を形成し各々層を形成ごとに60℃、
24時間の加熱処理を施し、熱転写体を作成した。
を各5部添加し更に、染料転写寄与層上に実施例4と同
一の低染着樹脂層を形成し各々層を形成ごとに60℃、
24時間の加熱処理を施し、熱転写体を作成した。
【0033】又、下記組成の混合物を充分混合分散さ
せ、染料受像層用と液を調整した。 〔受像層〕 塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体 VAGH(ユニオンカーバイド社製) 10 ジイソシアネート コロネート(日本ポリウレタン製) 5 アミノ変性シリコーン SF8417(東レダウコーニング製) 0.5 エポキシ変性シリコーン SF8411(東レダウコーニング製) 0.5 溶剤 トルエン 40 メチルエチルケトン 40 次に上液をワイヤーバーを用いて厚さ約150μmの合
成紙(ユポFPG−150:王子油化合成紙性)上に塗
布し、乾燥温度75℃で1分間乾燥して厚さ約5μmの
染料受像層を形成させた後、さらに80℃で3時間保存
して硬化させ試験に用いる受像体を作成した。 以上をサーマルヘッド解像度12ドット/mm 印加エネルギー0.64mj/ドット 印加電力0.16W/ドット の条件で、 実施例1〜5、比較例1において記録時の送り速度 受像シート 8.4mm/sec インクシート 8.4mm/sec 実施例6、比較例2において記録時の送り速度 受像シート 8.4mm/sec インクシート 0.8mm/sec となるように設定し、等速モード、速度差モード法記録
を行った。表1にその記録結果を示す。
せ、染料受像層用と液を調整した。 〔受像層〕 塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体 VAGH(ユニオンカーバイド社製) 10 ジイソシアネート コロネート(日本ポリウレタン製) 5 アミノ変性シリコーン SF8417(東レダウコーニング製) 0.5 エポキシ変性シリコーン SF8411(東レダウコーニング製) 0.5 溶剤 トルエン 40 メチルエチルケトン 40 次に上液をワイヤーバーを用いて厚さ約150μmの合
成紙(ユポFPG−150:王子油化合成紙性)上に塗
布し、乾燥温度75℃で1分間乾燥して厚さ約5μmの
染料受像層を形成させた後、さらに80℃で3時間保存
して硬化させ試験に用いる受像体を作成した。 以上をサーマルヘッド解像度12ドット/mm 印加エネルギー0.64mj/ドット 印加電力0.16W/ドット の条件で、 実施例1〜5、比較例1において記録時の送り速度 受像シート 8.4mm/sec インクシート 8.4mm/sec 実施例6、比較例2において記録時の送り速度 受像シート 8.4mm/sec インクシート 0.8mm/sec となるように設定し、等速モード、速度差モード法記録
を行った。表1にその記録結果を示す。
【0034】
【表1】 但し、感度は実施例1と3のマクベス濃度計(RD−9
18(マクベス社製))による記録濃度値から比較した
結果を示し、多数回記録能はn数増加に伴う濃度低下が
10%までのn数を示した。(当然ながらn数が大きい
ほど多数回記録能が優れることを意味する。)
18(マクベス社製))による記録濃度値から比較した
結果を示し、多数回記録能はn数増加に伴う濃度低下が
10%までのn数を示した。(当然ながらn数が大きい
ほど多数回記録能が優れることを意味する。)
【0035】
【発明の効果】請求項1の熱転写体は、接着層中の有機
結着剤の少なくとも一部が、基体及び染料供給層の結着
剤と同種の樹脂としたことから、基体/接着層、接着層
/染料供給層間の接着力が大幅に向上するので、多数回
記録能に優れる。請求項2の熱転写体は、接着層の接着
剤の少なくとも一部が架橋性樹脂であることにより熱エ
ネルギー付与時の接着層軟化による接着力低下が防止で
きる。また請求項3の熱転写体は、接着層の厚みが0.
1〜1.5μmであることにより接着層の熱容量増加に
よる感度低下を最小限にとどめることができる。請求項
4の熱転写体は、接着層及び染料供給層の接着剤の少な
くとも一部が、架橋剤もしくは硬化剤により互いに反応
し、両者の結着剤同士が架橋結合することにより接着性
が大幅に向上する。また、本発明の昇華型熱転写体を受
像紙に対し相対速度を1/n倍(n>1)にして記録す
ることにより多数回記録能が等速モードと比較し著しく
向上する。特にインク層熱転写が生じやすい速度差モー
ド法に本発明の転写体による改善効果は大である。
結着剤の少なくとも一部が、基体及び染料供給層の結着
剤と同種の樹脂としたことから、基体/接着層、接着層
/染料供給層間の接着力が大幅に向上するので、多数回
記録能に優れる。請求項2の熱転写体は、接着層の接着
剤の少なくとも一部が架橋性樹脂であることにより熱エ
ネルギー付与時の接着層軟化による接着力低下が防止で
きる。また請求項3の熱転写体は、接着層の厚みが0.
1〜1.5μmであることにより接着層の熱容量増加に
よる感度低下を最小限にとどめることができる。請求項
4の熱転写体は、接着層及び染料供給層の接着剤の少な
くとも一部が、架橋剤もしくは硬化剤により互いに反応
し、両者の結着剤同士が架橋結合することにより接着性
が大幅に向上する。また、本発明の昇華型熱転写体を受
像紙に対し相対速度を1/n倍(n>1)にして記録す
ることにより多数回記録能が等速モードと比較し著しく
向上する。特にインク層熱転写が生じやすい速度差モー
ド法に本発明の転写体による改善効果は大である。
Claims (6)
- 【請求項1】 基板上にこの基体側から順に接着層及び
少なくともそれぞれ昇華染料を有機結着剤中に分散させ
てなる染料供給層、染料転写寄与層を積層した昇華型熱
転写体において、前記接着層中の有機結着剤の少なくと
も一部は、基板及び染料供給層の結着剤と同種の樹脂と
したことを特徴とする昇華型熱転写体。 - 【請求項2】 接着層の接着剤の少なくとも一部が架橋
剤もしくは硬化剤による架橋性樹脂であることを特徴と
する請求項1記載の昇華型熱転写体。 - 【請求項3】 接着層の厚みが0.1〜1.5μmであ
ることを特徴とする請求項1記載の昇華型熱転写体。 - 【請求項4】 接着層及び染料供給層の結着剤の少なく
とも一部が、互いに架橋剤もしくは硬化剤により架橋部
分を有することを特徴とする請求項1記載の昇華型熱転
写体。 - 【請求項5】 少なくとも接着層及び染料供給層を形成
後、結着剤の架橋反応処理を行なうことを特徴とする請
求項4記載の昇華型熱転写体の製造方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の昇華型熱転写体を受像紙
に対し相対速度を1/n倍(n>1)にして記録するこ
とを特徴とする記録方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5172409A JPH0776183A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 昇華型熱転写体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5172409A JPH0776183A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 昇華型熱転写体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0776183A true JPH0776183A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=15941427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5172409A Pending JPH0776183A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 昇華型熱転写体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0776183A (ja) |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP5172409A patent/JPH0776183A/ja active Pending
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