JPH0776355A - チューブ容器 - Google Patents

チューブ容器

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JPH0776355A
JPH0776355A JP22083893A JP22083893A JPH0776355A JP H0776355 A JPH0776355 A JP H0776355A JP 22083893 A JP22083893 A JP 22083893A JP 22083893 A JP22083893 A JP 22083893A JP H0776355 A JPH0776355 A JP H0776355A
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JP
Japan
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tube container
polyester resin
shoulder
resin
shoulder portion
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JP22083893A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Aoki
啓 青木
Yoichi Ebina
要一 海老名
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Polyplastics Co Ltd
Original Assignee
Polyplastics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内填物の品質特性を低下させることなく、ま
た内填物のにおいのバリヤー性に優れ、例えば金属箔と
積層したシートをチューブ容器胴部に用いる場合でもデ
ラミ発生のおそれがなく、チューブ容器肩部と胴部の接
着強度が実用上十分な、品質良好なチューブ容器を提供
する。 【構成】 積層シートから構成され下端部が閉鎖されて
いるチューブ状の容器胴部と、該チューブ状の容器胴部
の上端部に連続している肩部と、該肩部に連続している
口頸部と前記口頸部に脱着自在に係合するキャップとか
らなるチューブ容器において、肩部樹脂が結晶化ピーク
(Tc)のΔHが15J/g以上であるポリエステル系樹
脂からなり、胴部最内層がポリエステル系樹脂からな
り、該肩部と胴部最内層とが熱接着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチューブ容器に関する。
更に詳しくは、特に香気成分や植物油等を含有している
食品、医薬品、染料等が混合されているペースト状物を
充填させるに適した、内容物の品質保持、香気成分のバ
リヤー性、チューブ容器胴部を構成する積層フィルムの
接着層が充填内容物により侵され、接着強度が低下し、
積層フィルムが剥れてしまう、いわゆるデラミの発生防
止に優れたチューブ容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ペース
ト状物に代表される流体〜半流体の内填物が充填されて
いるチューブ容器は、下端部が閉鎖されているチューブ
状の容器胴部と、該チューブ状の容器胴部の上端部に連
続している肩部と、該肩部に連続している口頸部と前記
口頸部に脱着自在に係合するキャップとで構成されてお
り、特に嫌気性の充填物が内填されるチューブ容器の場
合には、該容器がガスバリヤー性に対して優れた特性を
有していることが要求され、例えば金属製の容器ボディ
ーや、ポリオレフィン系樹脂層と金属箔との積層シート
等による容器ボディーを具備するチューブ容器等が利用
されている。ところで、前記従来の金属製の容器ボディ
ーを有するチューブ容器においては、該容器ボディーの
素材が有する特性によって、優れたガスバリヤー性が得
られるものの、容器内に充填される内填物の種類によっ
ては、容器ボディーの素材である金属が腐食され、これ
が容器ボディーにおけるピンホールの発生の原因となっ
たり、また、搾り出しによって内填物が押し出されると
いうチューブ容器の構造上、極めて薄肉の金属箔で形成
されるものであるから、容器ボディーの機械的性状が悪
く、例えば内填物の充填作業時や消費者によるチューブ
容器の取扱い時に、前記容器ボディーに破れが発生しや
すい等の欠点を有している。またポリオレフィン系樹脂
層と金属箔との積層シートによる容器ボディーを有する
容器においては、容器ボディーの内面層であるポリオレ
フィン系樹脂層にヒートシール特性を持たせている関係
から、前記樹脂層が例えば80〜100 μm 以上というよう
な厚さを有しているものであるため、内填物中の着香成
分や有効成分を吸収してしまうことによる品質保持特性
上での問題を有している。またさらに、ポリオレフィン
系樹脂を最内層とし、金属箔と積層したシートをチュー
ブ胴部に用いる場合、前記のようなチューブ容器内填物
の品質保持上の問題があるばかりか、香気成分の接着性
への透過が大きいためにデラミネーションの発生が起こ
り、問題となっている。またチューブ容器肩部におい
て、ポリオレフィン系樹脂からなる肩部では内填物に含
有されている着香成分や有効成分を吸収し、透過してし
まい、品質保持特性上の問題がある。これに対しては、
バリヤー性に優れるポリエステル樹脂製の内肩部をポリ
オレフィン樹脂からなる肩部の内側に挿入する方法、ま
たバリヤー性に優れる、例えばエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体等を積層した肩部を用いることが提案され
ている。しかしながら、これらの方法でのチューブ容器
肩部のバリヤー性付与は、チューブ容器製造工程あるい
は加工方法が煩雑になるという実用上の問題をかかえて
いる。近年これらの問題に対して、チューブ容器にバリ
ヤー性に優れるポリエステル樹脂材料とりわけ結晶性に
優れたポリブチレンテレフタレート樹脂が注目されてい
る。しかしながら、チューブ容器肩部にポリエステル樹
脂を用いた場合、チューブ胴部最内層を構成するポリオ
レフィン樹脂との接着強度が不十分であるという欠点が
あり、実用に至っていないのが現状である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、チューブ容器
肩部および胴部最内層がポリエステル系樹脂により形成
され、特に香料や植物油等を含有したペースト状物や歯
磨用ペースト等が内部に充填される場合においても、内
填物の品質特性を低下させることなく、また内填物のに
おいのバリヤー性に優れ、例えば金属箔と積層したシー
トをチューブ容器胴部に用いる場合でもデラミ発生のお
それがなく、チューブ容器肩部と胴部の接着強度が実用
上十分な、品質良好なチューブ容器を提供するものであ
る。即ち、本発明は、積層シートから構成され下端部が
閉鎖されているチューブ状の容器胴部と、該チューブ状
の容器胴部の上端部に連続している肩部と、該肩部に連
続している口頸部と前記口頸部に脱着自在に係合するキ
ャップとからなるチューブ容器において、肩部樹脂が結
晶化ピーク(Tc)のΔHが15J/g以上であるポリエ
ステル系樹脂からなり、胴部最内層がポリエステル系樹
脂からなり、該肩部と胴部最内層とが熱接着されている
ことを特徴とするチューブ容器である。
【0004】以下、本発明の構成を詳述する。本発明に
おいては、前記チューブ容器を構成する肩部樹脂とし
て、結晶化ピーク(Tc)のΔHが15J/g以上である
ポリエステル系樹脂を用いる。ここで、結晶化ピーク
(Tc)のΔHが15J/gより小さいと、チューブ容器
に充填する内填物に含有している香気成分等が肩部ポリ
エステル樹脂に吸着され、さらに肩部から容器外部に浸
透してしまう。本発明に用いられる肩部ポリエステル樹
脂の結晶化ピークのΔHは、15J/g以上であることが
好ましいが、さらに好ましくは20J/g以上である。ま
た、本発明のチューブ容器を構成する胴部は、その最内
層をポリエステル系樹脂としている。ポリオレフィン系
樹脂からなるチューブ容器胴部最内層では、前記結晶性
ポリエステルからなるチューブ容器肩部との熱接着性が
不十分であり、実用に耐えることができない。
【0005】本発明者らは、前記チューブ容器肩部を構
成する結晶性ポリエステルとの熱接着性という観点か
ら、チューブ容器胴部最内層にポリエステル系樹脂を用
いることに至ったのである。本発明でチューブ容器胴部
に用いることのできるポリエステル系樹脂とは、ポリエ
チレンテレフタレート系、ポリブチレンテレフタレート
系重合体が好ましく、共重合体でもかまわない。更に、
チューブ容器肩部との熱接着による接着強度の面から、
示差走査熱量計(DSC)を用いて溶融状態から10℃/
分の降温速度で冷却した際の結晶化ピーク(発熱ピー
ク)の高さが0〜15mWの範囲のものが好ましい。また
本発明に用いることのできるチューブ容器胴部は、円筒
状に押出され所定寸法に切削されたものでも、シート状
のものを円筒状に丸め端部を熱溶着させたものを用いて
も良い。シート状のものを円筒状に丸め端部を熱溶着さ
せたものを用いる場合、金属箔等を積層したシートをチ
ューブ容器胴部においては、円筒状の胴部を形成するた
めに最外層にもポリエステル系樹脂を用いることが好ま
しいことはいうまでもない。
【0006】次に、本発明のチューブ容器を構成する肩
部と胴部の熱接着についてであるが、熱接着の際のチュ
ーブ容器肩部の樹脂温度が、チューブ容器最内層を形成
するポリエステル系樹脂の融点ならびに軟化点より高い
温度で熱接着されれば良いわけであるが、胴部との接着
強度の面から、それらより20℃以上高温で熱接着するこ
とが好ましい。該チューブ容器肩部を構成するポリエス
テル系樹脂は熱接着の際、溶融状態でも半溶融状態でも
よく、前記の熱接着時のチューブ容器肩部の樹脂温度が
重要である。かかる観点から本発明チューブ容器肩部に
使用するポリエステル樹脂として好ましいものは、ポリ
エステルを構成する酸成分が主としてテレフタル酸残基
であり、ジオール成分が主として1,4 −ブタンジオール
残基及び/又はエチレングリコール残基であるポリエス
テル樹脂である。又、結晶化ピークが前記範囲を満足す
るならば共重合体ポリエステルを用いることができる。
共重合成分のうち酸成分としては、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ドデカン2酸、ブラシル酸、ダイマー酸に例示され
る飽和脂肪族ジカルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、
2,6 −ナフタレンジカルボン酸に代表される芳香族ジカ
ルボン酸、又、分岐成分としてはトリメシン酸、トリメ
リット酸等を用いることができる。これらの共重合成分
は必要に応じ1種でも何種用いてもよい。又、共重合成
分のうちジオール成分としては、エチレングリコール、
1,3 −プロパンジオール、1,4 −ブタンジオール、1,3
−ブタンジオール、1,5 −ペンタンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,6 −ヘキサンジオール、1,7 −ヘプ
タンジオール、1,10−デカンジオール、シクロヘキサン
ジオール、シクロヘキサンジメタノール等で例示される
脂肪族/脂環式ジオール又はジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール
等のポリグリコールまたはビスフェノールA、エトキシ
化ビスフェノールAエトキシ化ビスフェノールS等で例
示される芳香族ジオール、分岐成分としてペンタエリス
リトール等を用いてもよい。又、ポリエステル樹脂の性
能を大きく変えない範囲であれば、4−ヒドロキシ安息
香酸に代表される、1つの分子内に水酸基とカルボン酸
基を有する成分を共重合成分として用いてもよい。又、
前記結晶化ピークの範囲内に入らないポリエステル及び
/又は共重合体であっても、窒化硼素、炭酸カルシウム
等の増核作用のある化合物を配合したものが前記結晶化
ピークの範囲内に入るのであれば、該ポリエステル組成
物を本発明チューブ容器の肩部に用いることができる。
【0007】又、本発明で用いるポリエステル系樹脂
は、その製造方法により限定を受けるものでなく、酸成
分とジオール成分を脱水反応によりエステル化し、つい
で縮合する、いわゆる直接重縮合法によるものでも、酸
成分モノマーのジカルボン酸部分がメチルエステル、エ
チルエステル、ブチルエステル等のエステル化物とジオ
ール成分を出発原料とするエステル交換法により得られ
たものでもよい。さらに、本発明チューブ容器の肩部を
形成するポリエステル系樹脂の性能を大きく変えない範
囲で他の熱可塑性樹脂を配合することができる。補助的
に使用することのできる熱可塑性樹脂としては、例え
ば、主体とするポリエステル樹脂以外の芳香族ポリエス
テル樹脂、ナイロン6、ナイロン6−6、ナイロン6−
10、ナイロン6−12、ナイロン4−6等のポリアミド樹
脂、エチレン、プロピレン、ブテン等を主成分とするポ
リオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ポリスチレン−ア
クリロニトリル、ABS等のスチレン系樹脂、ポリカー
ボネート、ポリフェニレンオキサイド、ポリアルキレン
アクリレート、ポリアセタール、ポリサルホン、ポリエ
ーテルサルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケ
トン、フッ素樹脂、などをあげることができる。またこ
れらの熱可塑性樹脂は2種以上混合して使用することも
できる。又、本発明チューブ容器肩部を構成するポリエ
ステル樹脂には他に必要に応じて、例えば、ガラスファ
イバー、ガラスビーズ、酸化チタン、炭酸カルシウム、
タルクの如き周知の充填剤、従来公知の物質、即ち、滑
剤、安定剤、帯電防止剤、顔料等も目的とするチューブ
容器肩部の性能を阻害しない範囲で適宜配合してもよ
い。さらに、本発明のチューブ容器肩部は、ポリエステ
ル樹脂及び/または組成物だけからなるものでもポリエ
ステル樹脂及び/または組成物に他の樹脂、例えば、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニリデンの
如き高バリヤー性樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン
の如きポリオレフィン樹脂等を積層したものでもよく、
チューブ容器肩部と胴部との熱接着部がポリエステルで
あることが重要である。
【0008】次に、本発明のチューブ容器胴部最内層を
構成するポリエステル系樹脂について説明する。本発明
チューブ容器胴部最内層に使用するポリエステル系樹脂
として好ましいものは、ポリエステルを構成する酸成分
が主としてテレフタル酸残基であり、ジオール成分が主
として1,4 −ブタンジオール残基及び/またはエチレン
グリコール残基であるポリエステル及びその共重合体で
ある。あるいはポリエステル樹脂に非晶性樹脂を配合し
た、ポリエステル共重合体及び/またはポリエステル樹
脂組成物である。本発明のチューブ容器胴部最内層に好
ましく用いられるポリエステル及び/またはポリエステ
ル樹脂組成物とは、示差走査熱量計(DSC)を用いて
溶融状態から10℃/分の降温速度で冷却した際の結晶化
ピーク(発熱ピーク)の高さが0〜15mWのものであ
る。さらに、チューブ容器肩部との熱接着強度の面から
0〜10mWの範囲のものが好ましい。又、シート状のも
のを円筒状に丸め端部を熱溶着させたものを用いる場
合、円筒状のチューブを形成するためには、シート最内
層と最外層とをヒートシールする方法、高周波シールす
る方法が一般的に用いられるので、この際チューブ容器
胴部のシール強度の面からも好ましい。
【0009】具体的に好ましいポリエステルとは、共重
合体としては、ポリエステルを形成する酸成分の共重合
モノマーとして、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン2
酸、ブラシル酸、ダイマー酸に例示される飽和脂肪族ジ
カルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、2,6 −ナフタレ
ンジカルボン酸、又、分岐成分としては、トリメシン
酸、トリメリット酸等を用いることができる。これらの
共重合成分は必要に応じ1種でも何種用いてもよい。
又、共重合成分のうちジオール成分としては、エチレン
グリコール、1,3 −プロパンジオール、1,4 −ブタンジ
オール、1,3 −ブタンジオール、1,5 −ペンタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,6 −ヘキサンジオー
ル、1,7 −ヘプタンジオール、1,10−デカンジオール、
シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール
等で例示される脂肪族/脂環式ジオール又は、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコール等のポリグリコールまたはビスフェノ
ールA、エトキシ化ビスフェノールA、エトキシ化ビス
フェノールS等で例示される芳香族ジオール、分岐成分
としてペンタエリスリトール等を用いても良い。又、ポ
リエステル樹脂の性能を大きく変えない範囲であれば、
4−ヒドロキシ安息香酸に代表される1つの分子内に水
酸基とカルボン酸基を有する成分を共重合成分として用
いてもよい。また、本発明のチューブ容器胴部の性能を
大きく阻害しない範囲で周知の他のポリマーを配合した
ポリエステル樹脂組成物を用いても良い。また、本発明
のチューブ容器の胴部最内層を構成するポリエステル系
樹脂及び/又はその組成物としては、フィルムとして製
膜するにあたり、必要なスリップ剤、帯電防止剤等の周
知の添加剤を性能を大きく変えない範囲で添加したもの
を用いても良い。
【0010】ところで、チューブ容器胴部最内層は、内
容物に含有される成分のバリヤー性の観点からは、他の
バリヤー性に優れるフィルムを積層することが好まし
い。具体的には前記ポリエステル系樹脂層の外層に結晶
化ピーク(Tc)のΔHが15J/gの高結晶性ポリエス
テル樹脂を積層することが好ましい。更に、本発明チュ
ーブ容器胴部の最内層とその隣接する層に高結晶性ポリ
エステルを共押出することが接着層を用いずにドライラ
ミネーション等の工程数が減少するにも関わらず内容物
の香気成分等のバリヤー性を十分に維持できるので好ま
しく、更に、金属箔を積層したチューブ容器胴部の場
合、容器充填物に含有される香気成分が金属箔層と最内
樹脂層との間の接着層に溜り、侵されることによって発
生するデラミ現象を防止するには極めて有用である。
又、他に積層できる樹脂層としては、低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン−ア
クリル酸共重合体等のポリエチレン系樹脂やポリプロピ
レン樹脂等で例示されるポリオレフィン樹脂、あるい
は、ポリ塩化ビニリデン樹脂、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体のハイバリヤー性樹脂、ナイロン6、ナイ
ロン6 、6ナイロン12等に例示されるナイロン樹脂等が
利用され得る。他の樹脂層を本発明チューブ容器胴部に
積層する場合、前記樹脂層を1種でも2種以上用いても
良く、要はチューブ容器に対して求められる特性に合わ
せて選ばれるべきものである。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 〔ポリエステル樹脂の製造〕酸成分とジオール成分の組
成を表1及び表2のように変化させて、反応出発原料
を、攪拌機及び留出管を備えた反応器に仕込み、充分に
窒素置換した後、常圧下で140 ℃まで温度を上げ、攪拌
を開始した。更に、徐々に温度を上昇させ副生メタノー
ルを留出した。温度が210 ℃に達したところで、徐々に
反応器を減圧し、温度は250 ℃で一定に保ちつつ0.1tor
r の圧力で攪拌を続け、目的とする粘度に到達させた
後、反応器下部よりストランド状に押出し、冷却水にて
冷却させた後、カッターにて所定寸法に切断し、ポリエ
ステル樹脂ペレットを調製した。 実施例1〜7及び比較例1〜6 上記の如く調製したポリエステル樹脂ペレット又はポリ
エチレンを用い、以下のようにしてチューブ容器を製造
し、評価した。結果を表3に示す。 〔チューブ容器胴部用シートの調製〕押出機1(30mm
φ、L/D =28)のホッパーに表2に示す胴部最内層を形
成する樹脂原料を投入し、押出機2(40mmφ、L/D =2
8)のホッパーにポリブチレンテレフタレート(ポリプ
ラスチックス(株)製、ジュラネックス 600FP)を投入
し、マルチマニホールドダイによりフィルム状に押出
し、各層20μm の計40μm のフィルムを得た。ポリエチ
レン/アルミ箔/ポリエチレンの層構成からなる原反の
ポリエチレン表面に東洋モートン社製アドコートAD-502
を1〜2g/m2 塗布し、上記共押出ポリエステルフィ
ルムのポリブチレンテレフタレート面に積層した。同様
に反対側のポリエチレン上にポリブチレンテレフタレー
ト面がくる様に積層を行い、胴部用原反を得た。 〔チューブ容器の成形〕チューブ容器を形成する表1の
樹脂原料を、肩部吐出押出機ホッパーに投入し、肩部型
の金型内に溶融樹脂を表3に示す温度で吐出させた。次
いで、予め円筒状に高周波シールしておいた胴部を、肩
部金型内の吐出溶融樹脂に押さえつけ、熱接着して内容
物未充填のチューブ容器を得て、評価した。評価方法は
下記の通りである。 <接着強度>内容物未充填のチューブ容器を胴部から肩
部に巾15mmに切出し、引張速度300mm/min で肩部と胴
部の接着強度を測定した。評価は以下の4段階で行っ
た。 ◎ 2.0 kg/15mmを越える ○ 1.0 〜2.0 kg/15mm △ 0.5 〜1.0 kg/15mm × 0.5 kg/15mm未満 尚、接着強度が0.5 kg/15mm未満のものについては、実
用上使用不可能と判断し、以下の保香性、デラミネーシ
ョン発生の確認は、テスト不可能と判断した。 <保香性>内容物未充填のチューブ容器に、薬効成分
(dl−カンフル/l−メントール/サリチル酸メチル/
d−リモネン=1/1/1/1)を含ませた脱脂綿を入
れ、胴部の端部をヒートシールし、1ヵ月常温で保存
し、臭気もれの官能検査を行った。評価は以下の3段階
で行った。 ○ 臭気なし △ 若干臭気あり × 強い臭気あり <デラミネーション発生>保香性テストを行ったチュー
ブ容器の胴部を切開し、胴部内側のフィルム層に剥離
(デラミネーション)が発生しているかどうかを目視に
より判定した。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【表3】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層シートから構成され下端部が閉鎖さ
    れているチューブ状の容器胴部と、該チューブ状の容器
    胴部の上端部に連続している肩部と、該肩部に連続して
    いる口頸部と前記口頸部に脱着自在に係合するキャップ
    とからなるチューブ容器において、肩部樹脂が結晶化ピ
    ーク(Tc)のΔHが15J/g以上であるポリエステル
    系樹脂からなり、胴部最内層がポリエステル系樹脂から
    なり、該肩部と胴部最内層とが熱接着されていることを
    特徴とするチューブ容器。
  2. 【請求項2】 胴部最内層を形成するポリエステル系樹
    脂のTcピーク(溶融状態から10℃/分の降温速度で冷
    却した際に得られるピーク)の高さが0〜15mWである
    請求項1記載のチューブ容器。
  3. 【請求項3】 熱接着の際の肩部樹脂の温度が、チュー
    ブ最内層を形成するポリエステル系樹脂の融点又は軟化
    点よりも20℃以上の高温である請求項1又は2記載のチ
    ューブ容器。
  4. 【請求項4】 肩部を形成するポリエステル系樹脂がポ
    リブチレンテレフタレート樹脂ならびにその共重合体、
    ポリエチレンテレフタレート樹脂ならびにその共重合
    体、又はこれらポリエステル樹脂と他樹脂をブレンドし
    たポリエステル樹脂組成物であり、チューブ胴部最内層
    のポリエステル系樹脂がポリブチレンテレフタレート共
    重合体、ポリエチレンテレフタレート共重合体、ポリブ
    チレンテレフタレート及び/又はその共重合体、又はポ
    リエチレンテレフタレート及び/又はその共重合体を主
    体とするポリエステル樹脂組成物である請求項1〜3の
    何れか1項記載のチューブ容器。
  5. 【請求項5】 チューブ胴部が、最内層であるポリエス
    テル系樹脂層の外層に結晶化ピーク(Tc)のΔHが15
    J/g以上であるポリエステル系樹脂が積層された積層
    シートからなる請求項1〜4の何れか1項記載のチュー
    ブ容器。
  6. 【請求項6】 チューブ容器を構成する肩部と胴部最内
    層との熱接着が、肩部の成形と同時に行われる請求項1
    〜5の何れか1項記載のチューブ容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021142988A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 凸版印刷株式会社 チューブ容器
US12351379B2 (en) 2020-03-10 2025-07-08 Toppan Inc. Tube container

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JP2021142988A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 凸版印刷株式会社 チューブ容器
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