JPH0776360A - キャップライナー用組成物 - Google Patents
キャップライナー用組成物Info
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- JPH0776360A JPH0776360A JP5223713A JP22371393A JPH0776360A JP H0776360 A JPH0776360 A JP H0776360A JP 5223713 A JP5223713 A JP 5223713A JP 22371393 A JP22371393 A JP 22371393A JP H0776360 A JPH0776360 A JP H0776360A
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Abstract
スフロート現象の発生を防止し得るキャップライナー材
の提供を目的としている。 【構成】 水素添加スチレン/ブタジエンブロック共重
合体10〜60重量%、流動パラフィン5〜35重量
%、ポリプロピレン5〜50重量%、ポリエチレン5〜
45重量%を含むキャップライナー用組成物である。 【効果】 この組成物はワックスフロート現象を防止
し、高温保存下で良好な開栓トルク値を有し、合成樹脂
製キャップのライナー材として好適に利用される。
Description
ッキング材として好適なキャップライナー用組成物に関
し、特に、耐熱性に優れるとともに、ライナー材からの
ワックス流出によるワックスフロート現象の発生を防止
し得るキャップライナー材に関する。
ックボトルのリサイクル用にアルミ製キャップに代えて
合成樹脂製キャップの使用が推められている。このよう
な合成樹脂製キャップの使用用途の一つとして、ミネラ
ルウォーター製品などの容器キャップへの適用がある。
これらの製品は異味異臭を極端に嫌うため、変質するこ
となく衛生的な合成樹脂製キャップは特に好ましい。
しては、例えば特開平2−57569号公報に記載され
たライナー材が知られている。このライナー材は、水素
添加スチレン-ブタジエンブロック共重合体が10〜6
0重量%、流動パラフィンが20〜80重量%、ポリプ
ロピレンが5〜60重量%の3成分よりなる組成物であ
って、同公報明細書の実施例において耐熱性の効果が認
められたものの組成は、同公報の実施例中に、水素添加
スチレン-ブタジエンブロック共重合体が20〜55重
量%、流動パラフィンが35〜65重量%、ポリプロピ
レンが5〜45重量%の組成が開示されている。この種
の合成樹脂製キャップ用のライナー材として、キャップ
本体と同じポリプロピレンの含有は、密着性を持たせる
ために不可決であり、それに伴い、ライナーの弾力性を
持たせるため、水素添加スチレン/ブタジエンブロック
共重合体及び流動パラフィンが必要となる。また水素添
加スチレン/ブタジエンブロック共重合体の加工性を改
良するためにも流動パラフィンの添加が不可欠になって
いる。
ー材にあっては、容器に液体を充填してキャップを巻締
め、密封して製品化した後、それを40℃程度の環境下
で放置しておくと、ライナー材から流動パラフィンと見
られる油状物質が分離し、内容液の表面に液滴状に浮い
たり、油膜を形成してしまう(以下、ワックスフロート
という)場合があった。また従来のライナー材は、夏場
の高温環境を想定した60℃保存試験での開栓トルク値
が低過ぎるという現象があり、容器の密封性に不安があ
った。
みてなされたもので、耐熱性に優れるとともに、ライナ
ー材からのワックス流出によるワックスフロート現象の
発生を防止し得るキャップライナー材の提供を目的とし
ている。
の解決のため鋭意検討した結果、従来のライナー材組成
物中の流動パラフィンの割合を(著しく)減少し、新た
にポリエチレンを添加することにより、従来品の欠点で
あるワックスフロート現象を防止し、高温保存での開栓
トルク値が向上することを見出し、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明は、(a)水素添加スチレン/ブ
タジエンブロック共重合体10〜60重量%、(b)流
動パラフィン5〜35重量%、(c)ポリプロピレン5
〜50重量%、(d)ポリエチレン5〜45重量%、か
ら成ることを特徴とするキャップライナー用組成物に関
する。以下、本発明を詳細に説明する。
(a)成分として用いられる水素添加スチレン/ブタジ
エンブロック共重合体とは、ポリスチレン/ポリブタジ
エン/ポリスチレンの構造を有するブロック共重合体の
水素添加物であり、例えば特公昭43−6636号公報
等に記載されているように、ブロック共重合体をラネー
ニッケル等の触媒の存在下に水素添加させることにより
製造される。この水素添加により、ポリブタジエンブロ
ック中のオレフィン型二重結合の少なくとも50%以
上、好ましくは90%以上が水素添加される。水素添加
ブロック共重合体中のポリスチレンブロックの量は、8
〜55重量%、好ましくは10〜40重量%である。メ
ルトインデックス(200℃、荷重5kg)は特にその
範囲を限定するものではないが、高温時の弾性や柔軟性
の点から1g/10分以下が好ましい。これら水素添加
スチレン/ブタジエンブロック共重合体は、例えばクレ
イトン(Kraton)G(商標名、シェルジャパン
(株)製)として製造、販売されている。
(b)成分として用いられる流動パラフィンとは、ホワ
イトオイルとも呼ばれ、石油の潤滑油留分に含まれる芳
香族炭化水素やイオウ化合物等の不純物を除去、精製し
た飽和炭化水素から成るものである。その粘度は特に限
定するものではないが、37.8℃で30〜400セン
チストークスを有するものが耐熱性の点から好ましい。
(c)成分として用いられるポリプロピレンとは、プロ
ピレンの単独重合体あるいはプロピレンと少量の他の1
種以上のα−オレフィンとの共重合体で、そのメルトフ
ローレート(以下、「MFR」と略すことがある。JI
S K6758,230℃,2.16kgf)が1g/
10分以上、好ましくは5g/10分以上のものであ
る。MFRが範囲外では加工性に劣る。共重合コモノマ
ーであるα−オレフィンとしては、エチレン、1-ブテ
ン、4-メチル-1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オクテ
ンなどの例を挙げることができる。プロピレン共重合体
を具体的に示すと、0.1〜6モル%のエチレンを含有
するプロピレン・エチレン共重合体、0.1〜6モル%
の1-ブテンを含有するプロピレン・1-ブテン共重合
体、0.1〜6モル%のエチレンと0.1〜6モル%の1
-ブテンを含有するプロピレン・エチレン・1-ブテン共
重合体等が挙げられる。
(d)成分として用いられるポリエチレンとは、密度
(JIS K6760)が0.850〜0.940g/c
m3、差動走査熱量測定で示される最大ピーク温度(T
m)が100℃以上のエチレンの単独重合体および/ま
たはエチレンとα−オレフィンとの共重合体である。α
−オレフィンとは、一般式R−CH=CH2(式中Rは
炭素数2〜14のアルキル基を示す。)で表されるもの
で、具体的に例示すれば、1-ブテン、1-ヘキセン、4
-メチル-1-ペンテン、1-オクテン、1-デセン、1-ノ
ネン、4-メチル-1-ヘキセン等が挙げられる。密度が
0.850g/cm3未満では、工業的な製造が困難にな
り組成物ペレットにブロッキングが発生し好ましくな
い。密度が0.940g/cm3を超えると組成物が硬く
なって柔軟性や弾性が不足しライナーの密封性が悪くな
る。差動走査熱量測定で示される最大ピーク温度(T
m)が100℃未満では耐熱性が低下するので好ましく
ない。差動走査熱量測定装置によるTmの測定方法は次
の通りである。
方法〕熱プレス成形した厚みが約100μmのフィルム
から約5mgの試料を秤量し、80℃から80℃/分の
昇温速度で230℃まで昇温し5分間保持する。10℃
/分の速度で−10℃まで降温する。−10℃で5分間
保持し、次に再び10℃/分の速度で230℃まで昇温
し、昇温中に現れたピークのうち最大のピークの頂点の
位置の温度をTmとする。
物において、水素添加スチレン/ブタジエンブロック共
重合体の組成比が10重量%より少ないと、組成物の弾
性が不十分となり、ライナーの密封性が悪くなる。また
これの組成比が60重量%より多いと、組成物の溶融流
動性が高すぎてライナー加工性が悪くなり好ましくな
い。また流動パラフィンの組成比が5重量%よりも少な
いと、組成物の柔軟性と弾性が不十分であり、加工性も
悪くなる。35重量%より多いとワックスフロートの発
生を招き、好ましくない。またポリプロピレンの組成比
が5重量%より少ないと、一般に使用されているポリプ
ロピレン製の樹脂キャップへの組成物の密着性が悪化
し、その結果キャップとライナーとの密着性が不十分と
なり、50重量%よりも多いと、組成物が硬くなって柔
軟性や弾性が不十分となり、ライナーの密封性が悪くな
る。またポリエチレンの組成比が5重量%より少ない
と、水素添加スチレン-ブタジエン共重合体とポリプロ
ピレンの組成比が高まって硬くなり、弾性や柔軟性が乏
しくなって好ましくなく、それを改善するために流動パ
ラフィンを増やすとワックスフロート発生の原因とな
る。一方、ポリエチレンの組成比が45重量%より多い
と、ライナーの耐熱性が悪くなるので好ましくない。
(d)の固体状成分を種々公知の方法、たとえばヘンシ
ェルミキサー、Vブレンダー、タンブラブレンダーなど
で機械的に混合する方法、あるいは混合後、一軸押出し
機、二軸押出し機、バンバリーミキサー、ニーダ等を用
いて溶融混練後、造粒あるいは粉砕する方法などで得る
ことができる。このうち生産性の点から一軸押出し機ま
たは二軸押出し機を用いて溶融混練する方法が一般的で
ある。
損なわない程度の範囲内で、必要に応じ酸化防止剤、帯
電防止剤、ブロッキング防止剤、滑剤、光安定剤、紫外
線吸収剤、着色剤、充填剤、造核剤、透明化剤、有機過
酸化物、触媒中和剤等の一般に熱可塑性プラスチックに
用いられる添加剤を使用してもよい。例えば、殺菌時の
熱劣化防止のためフェノール系、燐系等の酸化防止剤
を、ライナーを着色するために二酸化チタン、フタロシ
アニンブルー等の着色剤を、開栓トルクを易開封性のレ
ベルに調整するために高級脂肪酸、ワックス、シリコン
オイル、高級脂肪酸アミド等の滑剤を添加することがで
きる。
成方法を用いて合成樹脂製のキャップシェル内に密着成
形される。ライナー形成法としては、例えば、樹脂組成
物を0.5〜1.0mm厚みのシートに成形後、キャップ
の形状に合った径に打ち抜きキャップ内に挿入、接着す
る方法、押出し機にて押出された一定量の溶融樹脂をキ
ャップの内側へ落とし、冷却下に型押ししライナー形状
にするインシェルモールド法等が挙げられる。合成樹脂
製キャップとしては、例えば、ポリプロピレン製キャッ
プ、高密度ポリエチレン製キャップ等が挙げられるが、
このうち、本発明の樹脂組成物との密着性に優れること
からポリプロピレン製キャップが好適に用いられる。
Pと略記する)、 ・低密度ポリエチレン(東ソー株式会社製248;LD
PEと略記する)、 ・水素添加スチレン/ブタジエンブロック共重合体(シ
ェルジャパン株式会社製G1650;SEBSと略記す
る)、 ・流動パラフィン(出光興産株式会社製PW−90;流
動パラと略記する)、及びその他の添加剤(滑剤や顔料
など)を表1に示す割合で配合した。
ポリプロピレン製キャップシェル内でインシェルモール
ド法により成形し、ライナーを形成して各種試験キャッ
プを作製した。容量1.5リットルのPETボトルにミラネ
ルウォーターを85℃にて充填し、アルコア社製キャッ
ピングマシンのマグナトルクヘッドを用い、作製した各
種試験キャップを締めトルク11.0kg・cmにて巻き
締め、密封したサンプルを用い、以下の試験を行った。
温槽に48時間保存し、その後室温に戻し、液面のワッ
クスフロートの有無を目視で確認する。 2.開栓性能試験 キャップ巻締め後のサンプルを、60℃恒温槽中及び5
℃冷蔵庫中に1週間保存し、その後に開栓トルク値を測
定し、測定トルク値を次の基準で評価する。 ○……全数適性トルク値(10〜20kg/cm)を示したも
の、 △……中間トルク値(5〜10kg/cm又は20〜25kg/cm)を
示したものが1個以上存在したもの、 ×……不適性トルク値(5kg/cm未満又は25kg/cm以上)
を示したものが1個以上存在したもの。 3.加工性 各組成物をキャップシェル内にインシェルモールド法に
よりライナーに成形加工し、得られたキャップのライナ
ーを目視検査して、次の基準により評価した。 ○……ライナーの成形不良が無いもの ×……ライナーの成形不良が1%以上あったもの
〜6の各組成物は、開栓性や加工性などのライナー特性
を良好に保ちつつ、ワックスフロートを完全に防止する
ことが可能である。特にサンプル3,4及び5の各組成
物は開栓性や加工性に優れ、ワックスフロートを完全に
防止することができるので、合成樹脂キャップのライナ
ー材として好適であることが認められた。
現象を防止し、高温保存下で良好な開栓トルク値を有
し、合成樹脂製キャップのライナー材として好適に利用
される。
Claims (1)
- 【請求項1】 次の成分、(a)水素添加スチレン/ブ
タジエン共重合体10〜60重量%、(b)流動パラフ
ィン5〜35重量%、(c)ポリプロピレン5〜50重
量%、(d)ポリエチレン5〜45重量%、を含むこと
を特徴とするキャップライナー用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22371393A JP3606888B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | キャップライナー用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22371393A JP3606888B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | キャップライナー用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0776360A true JPH0776360A (ja) | 1995-03-20 |
| JP3606888B2 JP3606888B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=16802506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22371393A Expired - Fee Related JP3606888B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | キャップライナー用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3606888B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS646099A (en) * | 1987-06-29 | 1989-01-10 | Lion Corp | Granular detergent composition of high bulk density |
| JPH11130911A (ja) * | 1997-10-31 | 1999-05-18 | Tosoh Corp | キャップライナー材用組成物及びキャップ |
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-
1993
- 1993-09-08 JP JP22371393A patent/JP3606888B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US8338697B2 (en) | 2004-11-25 | 2012-12-25 | Mitsui Chemicals, Inc. | Propylene resin composition and use thereof |
| US8592674B2 (en) | 2004-11-25 | 2013-11-26 | Mitsui Chemicals, Inc. | Propylene based resin composition and use thereof |
| US8946543B2 (en) | 2004-11-25 | 2015-02-03 | Mitsui Chemicals, Inc. | Propylene based resin composition and use thereof |
| US9217078B2 (en) | 2004-11-25 | 2015-12-22 | Mitsui Chemicals, Inc. | Propylene based resin composition and use thereof |
| US9908983B2 (en) | 2004-11-25 | 2018-03-06 | Mitsui Chemicals, Inc. | Propylene based resin composition and use thereof |
| US9963567B2 (en) | 2004-11-25 | 2018-05-08 | Mitsui Chemicals, Inc. | Propylene based resin composition and use thereof |
| US9969853B2 (en) | 2004-11-25 | 2018-05-15 | Mitsui Chemicals, Inc. | Propylene based resin composition and use thereof |
| JP2007091770A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Kaneka Corp | キャップライナー用組成物 |
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| US12116433B2 (en) * | 2018-07-24 | 2024-10-15 | Braskem S.A. | Terpolymers for caps and closures |
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