JPH0776463A - ワインダの端面落ち防止装置 - Google Patents
ワインダの端面落ち防止装置Info
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- JPH0776463A JPH0776463A JP22326193A JP22326193A JPH0776463A JP H0776463 A JPH0776463 A JP H0776463A JP 22326193 A JP22326193 A JP 22326193A JP 22326193 A JP22326193 A JP 22326193A JP H0776463 A JPH0776463 A JP H0776463A
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Landscapes
- Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
- Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 糸の切断時に巻取パッケージ側の糸端の端面
落ちを可及的に防止するようにしたワインダの端面落ち
防止装置を提供する。 【構成】 給糸ボビン6から解舒された糸をトラバース
しながら巻取パッケージ5に巻き換えるワインダ1にお
いて、巻取パッケージ5につながる糸端に作用して、該
糸端を巻取パッケージ上に導く端面落ち防止手段を設け
たことを特徴としている。
落ちを可及的に防止するようにしたワインダの端面落ち
防止装置を提供する。 【構成】 給糸ボビン6から解舒された糸をトラバース
しながら巻取パッケージ5に巻き換えるワインダ1にお
いて、巻取パッケージ5につながる糸端に作用して、該
糸端を巻取パッケージ上に導く端面落ち防止手段を設け
たことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸の切断時等に巻取パ
ッケージ側の糸端の端面落ちを防止するワインダの端面
落ち防止装置に関する。
ッケージ側の糸端の端面落ちを防止するワインダの端面
落ち防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワインダは、給糸ボビンから糸を引き出
して解舒し、これをトラバースしながら巻取パッケージ
に巻き換え、所定の糸量および形状の巻取パッケージを
生産するものである。糸をトラバースする手段として
は、巻取パッケージと接触してこれを回転駆動させるド
ラムに綾振溝を刻設したものや、糸を案内するガイドを
トラバースカム機構によってパッケージの軸方向に往復
動させるもの等が知られている。
して解舒し、これをトラバースしながら巻取パッケージ
に巻き換え、所定の糸量および形状の巻取パッケージを
生産するものである。糸をトラバースする手段として
は、巻取パッケージと接触してこれを回転駆動させるド
ラムに綾振溝を刻設したものや、糸を案内するガイドを
トラバースカム機構によってパッケージの軸方向に往復
動させるもの等が知られている。
【0003】この種のワインダにおいては、糸道に設け
られたヤーンクリアラ(糸監視器)が巻取中にスラブ等
の糸欠陥部を発見すると、糸を機械的または電気的方法
によってカットして巻取を停止し、その糸欠陥部分を除
去するようにしている。その後、給糸ボビン側の糸端と
巻取パッケージ側の糸端とが糸継装置によって接続さ
れ、巻き取りが再開される。なお、その他の不具合によ
っても糸切れが発生することがある。
られたヤーンクリアラ(糸監視器)が巻取中にスラブ等
の糸欠陥部を発見すると、糸を機械的または電気的方法
によってカットして巻取を停止し、その糸欠陥部分を除
去するようにしている。その後、給糸ボビン側の糸端と
巻取パッケージ側の糸端とが糸継装置によって接続さ
れ、巻き取りが再開される。なお、その他の不具合によ
っても糸切れが発生することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、糸切れが発
生した場合、給糸ボビン側の糸端処理は、給糸ボビン自
体が静止しているため、糸端吸引管で糸端を吸引保持し
ておくことにより容易に行うことができる。しかし、巻
取パッケージ側の糸端処理は、糸切断後に巻取を停止し
ても慣性により多少回転するパッケージによってフリー
になった糸端が跳ね上げられ、そのとき糸がトラバース
端部方向へ向かうタイミングであると、糸がパッケージ
の端面に落ち、巻取管に巻き付くことがある。また、糸
切れに限らず、給糸ボビンの糸がなくなると、糸切れ時
と同様に巻取パッケージにつながる糸端がフリーとなっ
て糸端が跳ね上げられ、端面落ちが発生することがあ
る。
生した場合、給糸ボビン側の糸端処理は、給糸ボビン自
体が静止しているため、糸端吸引管で糸端を吸引保持し
ておくことにより容易に行うことができる。しかし、巻
取パッケージ側の糸端処理は、糸切断後に巻取を停止し
ても慣性により多少回転するパッケージによってフリー
になった糸端が跳ね上げられ、そのとき糸がトラバース
端部方向へ向かうタイミングであると、糸がパッケージ
の端面に落ち、巻取管に巻き付くことがある。また、糸
切れに限らず、給糸ボビンの糸がなくなると、糸切れ時
と同様に巻取パッケージにつながる糸端がフリーとなっ
て糸端が跳ね上げられ、端面落ちが発生することがあ
る。
【0005】このように糸端が端面落ちして巻取管に巻
き付くと、その糸端をサクションマウスで吸い出すこと
ができず、自動糸継が行えない。すなわち、サクション
マウスは、巻取パッケージ側の糸端を口出してこれを糸
継装置に導くものであるが、その口出しができないとい
うことは自動糸継が行えないことになる。
き付くと、その糸端をサクションマウスで吸い出すこと
ができず、自動糸継が行えない。すなわち、サクション
マウスは、巻取パッケージ側の糸端を口出してこれを糸
継装置に導くものであるが、その口出しができないとい
うことは自動糸継が行えないことになる。
【0006】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、糸の切断時等に巻取パッケージ側の糸端の端面
落ちを可及的に防止するようにしたワインダの端面落ち
防止装置を提供することにある。
目的は、糸の切断時等に巻取パッケージ側の糸端の端面
落ちを可及的に防止するようにしたワインダの端面落ち
防止装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、給糸ボビンから解舒された糸をトラバ
ースしながら巻取パッケージに巻き換えるワインダにお
いて、巻取パッケージにつながる糸端に作用して、該糸
端を巻取パッケージ上に導く端面落ち防止手段を設けた
ものである。
に第1の発明は、給糸ボビンから解舒された糸をトラバ
ースしながら巻取パッケージに巻き換えるワインダにお
いて、巻取パッケージにつながる糸端に作用して、該糸
端を巻取パッケージ上に導く端面落ち防止手段を設けた
ものである。
【0008】また、第2の発明は、給糸ボビンから解舒
された糸をトラバースしながら巻取パッケージに巻き換
えるワインダにおいて、巻取パッケージの下方に、糸の
トラバース範囲を規制するトラバースガイドを設け、該
トラバースガイドに、トラバース範囲の外方から内方へ
向けてエアを吹き出す端面落ち防止ノズルを設けたもの
である。
された糸をトラバースしながら巻取パッケージに巻き換
えるワインダにおいて、巻取パッケージの下方に、糸の
トラバース範囲を規制するトラバースガイドを設け、該
トラバースガイドに、トラバース範囲の外方から内方へ
向けてエアを吹き出す端面落ち防止ノズルを設けたもの
である。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、糸切れ時または給糸ボビ
ンの糸が全て解舒された時、フリーとなって跳ね上げら
れる巻取パッケージ側の糸端には、端面落ち防止手段か
らの力が作用して、その糸端が巻取パッケージ上に導か
れる。したがって、巻取パッケージの端部から糸端が落
ちる所謂端面落ちが可及的に防止される。
ンの糸が全て解舒された時、フリーとなって跳ね上げら
れる巻取パッケージ側の糸端には、端面落ち防止手段か
らの力が作用して、その糸端が巻取パッケージ上に導か
れる。したがって、巻取パッケージの端部から糸端が落
ちる所謂端面落ちが可及的に防止される。
【0010】第2の発明によれば、糸切れ時等フリーと
なって跳ね上げられる巻取パッケージ側の糸端には、糸
のトラバース範囲を規制するトラバースガイドに設けら
れた端面落ち防止ノズルから、トラバース範囲の外方か
ら内方へ向けてエアが吹き掛けられる。このエアの力に
より、糸切れ時にトラバース力によって巻取パッケージ
の軸方向端部側に偏ろうとする糸端が中央側へ戻され
る。したがって、端面落ちが可及的に防止される。
なって跳ね上げられる巻取パッケージ側の糸端には、糸
のトラバース範囲を規制するトラバースガイドに設けら
れた端面落ち防止ノズルから、トラバース範囲の外方か
ら内方へ向けてエアが吹き掛けられる。このエアの力に
より、糸切れ時にトラバース力によって巻取パッケージ
の軸方向端部側に偏ろうとする糸端が中央側へ戻され
る。したがって、端面落ちが可及的に防止される。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明
する。
する。
【0012】図1に示すように、ワインダ1は、サイド
フレーム2の上部に設けられた綾振ドラム3を回転させ
てクレードル4に支持された巻取パッケージ5を接触回
転駆動させ、サイドフレーム2の下部に回転自在に立て
られた給糸ボビン6から糸を引き出して上方に解舒し、
これを巻取パッケージ5に巻き換えて所定の糸量および
形状の巻取パッケージ5を製造するものである。
フレーム2の上部に設けられた綾振ドラム3を回転させ
てクレードル4に支持された巻取パッケージ5を接触回
転駆動させ、サイドフレーム2の下部に回転自在に立て
られた給糸ボビン6から糸を引き出して上方に解舒し、
これを巻取パッケージ5に巻き換えて所定の糸量および
形状の巻取パッケージ5を製造するものである。
【0013】上記給糸ボビン6から巻取パッケージ5に
至る糸道には、上方から下方にかけて、綾振りドラム3
の綾振溝3aによってトラバースされる糸のトラバース
範囲を規制するトラバースガイド7、糸切れ時および給
糸ボビン交換時に巻取パッケージ5側の上糸と給糸ボビ
ン6側の下糸とを接続する糸継装置8、糸の有無および
スラブ等の異常糸部分を検出するヤーンクリアラ(糸監
視器)9、走行する糸を挟んで所定の張力を与えるテン
サ10が設けられている。
至る糸道には、上方から下方にかけて、綾振りドラム3
の綾振溝3aによってトラバースされる糸のトラバース
範囲を規制するトラバースガイド7、糸切れ時および給
糸ボビン交換時に巻取パッケージ5側の上糸と給糸ボビ
ン6側の下糸とを接続する糸継装置8、糸の有無および
スラブ等の異常糸部分を検出するヤーンクリアラ(糸監
視器)9、走行する糸を挟んで所定の張力を与えるテン
サ10が設けられている。
【0014】糸継装置8は、糸継時のみ糸道上に進出す
るようになっている。ヤーンクリアラ9はカッターを備
えていて、巻取中に異常糸部分を検出するとカッターを
作動させて糸をカットするようになっている。ヤーンク
リアラ9の上方には綾振り支点となる綾振り支点ガイド
9aが設けられている。ヤーンクリアラ9自体が綾振り
支点ガイドとなっていてもよい。
るようになっている。ヤーンクリアラ9はカッターを備
えていて、巻取中に異常糸部分を検出するとカッターを
作動させて糸をカットするようになっている。ヤーンク
リアラ9の上方には綾振り支点となる綾振り支点ガイド
9aが設けられている。ヤーンクリアラ9自体が綾振り
支点ガイドとなっていてもよい。
【0015】上記ヤーンクリアラ9でカットされた糸ま
たはその他の理由で切られた糸のうち、巻取パッケージ
5側の上糸の糸端は、フリーとなって上方へ跳ね上げら
れるが、その後サイドフレーム2に回動自在に設けられ
たサクションマウス11によって口出しされ、糸継装置
8に引き渡される。但し、このとき跳ね上げられた上糸
が巻取パッケージ5の端面から落ちてしまうと、サクシ
ョンマウス11で口出しできない。他方、給糸ボビン6
側の下糸の糸端は、図示しない糸端吸引管で吸引保持さ
れた後、サイドフレーム2に回動自在に設けられた中継
パイプ12に吸引捕捉され、糸継装置8に引き渡され
る。そして、糸継装置8において上糸と下糸とが高圧エ
アによって高速捩転され糸継される。
たはその他の理由で切られた糸のうち、巻取パッケージ
5側の上糸の糸端は、フリーとなって上方へ跳ね上げら
れるが、その後サイドフレーム2に回動自在に設けられ
たサクションマウス11によって口出しされ、糸継装置
8に引き渡される。但し、このとき跳ね上げられた上糸
が巻取パッケージ5の端面から落ちてしまうと、サクシ
ョンマウス11で口出しできない。他方、給糸ボビン6
側の下糸の糸端は、図示しない糸端吸引管で吸引保持さ
れた後、サイドフレーム2に回動自在に設けられた中継
パイプ12に吸引捕捉され、糸継装置8に引き渡され
る。そして、糸継装置8において上糸と下糸とが高圧エ
アによって高速捩転され糸継される。
【0016】本実施例の特徴とするところは、糸切れし
たときあるいは給糸ボビン6の糸がなくなったときフリ
ーとなって跳ね上がる上糸の巻取パッケージ5からの端
面落ちを防止すべく、上記トラバースガイド7に、トラ
バース範囲の外方から内方へ向けてエアを吹き出し、上
糸の糸端を巻取パッケージ5の中央部分に集める端面落
ち防止ノズル13を設けた点にある。図例にあっては製
造される巻取パッケージ5は、その左端部が小径で右端
部が大径の所謂コーン型のパッケージ5なので、糸切れ
時に上方へ跳ね上がる上糸は小径部側の端面5aから糸
落ちしやすい。従って、上記端面落ち防止ノズル13
は、パッケージ5の小径部5a側であるトラバースガイ
ド7の左側にのみ設けられている。もちろん、両側に設
けられてもよく右側のみでもよい。
たときあるいは給糸ボビン6の糸がなくなったときフリ
ーとなって跳ね上がる上糸の巻取パッケージ5からの端
面落ちを防止すべく、上記トラバースガイド7に、トラ
バース範囲の外方から内方へ向けてエアを吹き出し、上
糸の糸端を巻取パッケージ5の中央部分に集める端面落
ち防止ノズル13を設けた点にある。図例にあっては製
造される巻取パッケージ5は、その左端部が小径で右端
部が大径の所謂コーン型のパッケージ5なので、糸切れ
時に上方へ跳ね上がる上糸は小径部側の端面5aから糸
落ちしやすい。従って、上記端面落ち防止ノズル13
は、パッケージ5の小径部5a側であるトラバースガイ
ド7の左側にのみ設けられている。もちろん、両側に設
けられてもよく右側のみでもよい。
【0017】上記トラバースガイド7は、図2に示すよ
うに板材を折り曲げて成っており、その折曲部の左側端
部7aに糸のトラバース範囲の外方から内方へ向けて、
即ちパッケージ5の小径側5aから中央側へ向けてエア
を吹き出す端面落ち防止ノズル13が設けられている。
この端面落ち防止ノズル13は、図示しないエア供給装
置に接続されており、 0.5〜2.0Kg/cm2 程度の極弱い少
量のエアが、糸の巻取中常に吹き出すようになってい
る。エアー圧は7.0Kg/cm2 程度であってもよい。ここで
糸切れしたときだけエアを吹くようにすることも考えら
れる。ただし、糸の走行スピードが極めて速いためタイ
ミング的に間に合わせる必要がある。上記折曲部の隙間
αは1mm程度と薄くなっており、これにより端面落ち防
止ノズル13から吹き出されるエアの消費量の低減を図
っている。
うに板材を折り曲げて成っており、その折曲部の左側端
部7aに糸のトラバース範囲の外方から内方へ向けて、
即ちパッケージ5の小径側5aから中央側へ向けてエア
を吹き出す端面落ち防止ノズル13が設けられている。
この端面落ち防止ノズル13は、図示しないエア供給装
置に接続されており、 0.5〜2.0Kg/cm2 程度の極弱い少
量のエアが、糸の巻取中常に吹き出すようになってい
る。エアー圧は7.0Kg/cm2 程度であってもよい。ここで
糸切れしたときだけエアを吹くようにすることも考えら
れる。ただし、糸の走行スピードが極めて速いためタイ
ミング的に間に合わせる必要がある。上記折曲部の隙間
αは1mm程度と薄くなっており、これにより端面落ち防
止ノズル13から吹き出されるエアの消費量の低減を図
っている。
【0018】なお、本実施例のようにコーン型ではなく
巻取パッケージ5の両端部の直径が等しい所謂チーズ型
のパッケージ5を製造する場合には、糸切れ時に上方へ
跳ね上がった上糸の端面落ちは、巻取パッケージ5の左
右で五分五分の確率である。そのため、チーズ型の巻取
パッケージ5を製造するワインダにおいては、上記トラ
バースガイド7の左右両端部7a,7bに端面落ち防止
ノズル13を設け、各ノズル13から即ち左右からトラ
バース範囲の内方へ向けてエアを吹き出すようにすれば
よい。
巻取パッケージ5の両端部の直径が等しい所謂チーズ型
のパッケージ5を製造する場合には、糸切れ時に上方へ
跳ね上がった上糸の端面落ちは、巻取パッケージ5の左
右で五分五分の確率である。そのため、チーズ型の巻取
パッケージ5を製造するワインダにおいては、上記トラ
バースガイド7の左右両端部7a,7bに端面落ち防止
ノズル13を設け、各ノズル13から即ち左右からトラ
バース範囲の内方へ向けてエアを吹き出すようにすれば
よい。
【0019】以上の構成からなる本実施例の作用につい
て述べる。
て述べる。
【0020】給糸ボビン6から引き出された糸は、図1
に示すように、テンサ10により略一定の張力が付与さ
れつつ走行し、綾振ドラム3の綾振溝3aによって左右
にトラバースされながら巻取パッケージ5に巻き換えら
れる。この巻取中、ヤーンクリアラ9が糸のスラブ等の
不良糸部分を発見すると、クリアラ9に内蔵されたカッ
タが作動して糸が強制的にカットされる。また、走行中
に糸のテンション切れが起こる場合もある。このように
糸切れが起こると巻取が停止される。
に示すように、テンサ10により略一定の張力が付与さ
れつつ走行し、綾振ドラム3の綾振溝3aによって左右
にトラバースされながら巻取パッケージ5に巻き換えら
れる。この巻取中、ヤーンクリアラ9が糸のスラブ等の
不良糸部分を発見すると、クリアラ9に内蔵されたカッ
タが作動して糸が強制的にカットされる。また、走行中
に糸のテンション切れが起こる場合もある。このように
糸切れが起こると巻取が停止される。
【0021】糸切れが発生した場合、給糸ボビン6側の
下糸は、給糸ボビン6自体が静止しているため、糸道に
設けられた糸端吸引管(図示せず)で吸引保持される。
他方、巻取パッケージ5側の上糸は、糸切断後に巻取を
停止しても慣性により多少回転するパッケージ5により
フリーになった糸端が跳ね上げられる。そのとき糸が綾
振溝3aによってパッケージ小径側5aのトラバース端
部方向へ向かうタイミングであると、糸端が巻取パッケ
ージ5の小径側5a端面に落ち、巻取管5bに巻き付き
易い。なお、パッケージ5側の糸端がフリーとなり跳ね
上げられるのは、給糸ボビン6の糸が全て解舒されたと
きにも起こる。
下糸は、給糸ボビン6自体が静止しているため、糸道に
設けられた糸端吸引管(図示せず)で吸引保持される。
他方、巻取パッケージ5側の上糸は、糸切断後に巻取を
停止しても慣性により多少回転するパッケージ5により
フリーになった糸端が跳ね上げられる。そのとき糸が綾
振溝3aによってパッケージ小径側5aのトラバース端
部方向へ向かうタイミングであると、糸端が巻取パッケ
ージ5の小径側5a端面に落ち、巻取管5bに巻き付き
易い。なお、パッケージ5側の糸端がフリーとなり跳ね
上げられるのは、給糸ボビン6の糸が全て解舒されたと
きにも起こる。
【0022】ところが、本実施例においてはこのように
跳ね上げられる巻取パッケージ5側の上糸には、糸のト
ラバース範囲を規制するトラバースガイド7に設けられ
た端面落ち防止ノズル13から、トラバース範囲の外方
から内方へ向けてエアが吹き掛けられる。詳しくは、端
面落ち防止ノズル13から噴出するエアは、巻取パッケ
ージ5の小径側5aからその中央部へ向けて流れる。こ
のエアの力により、糸切れ時に綾振溝3aのトラバース
力によって巻取パッケージ5の軸方向端部側(特に小径
部側5a)に偏ろうとする糸端が、中央側へ戻される。
したがって、巻取パッケージ5の端部(特に小径部側5
a)から糸端が落ちる所謂端面落ちが可及的に防止され
る。
跳ね上げられる巻取パッケージ5側の上糸には、糸のト
ラバース範囲を規制するトラバースガイド7に設けられ
た端面落ち防止ノズル13から、トラバース範囲の外方
から内方へ向けてエアが吹き掛けられる。詳しくは、端
面落ち防止ノズル13から噴出するエアは、巻取パッケ
ージ5の小径側5aからその中央部へ向けて流れる。こ
のエアの力により、糸切れ時に綾振溝3aのトラバース
力によって巻取パッケージ5の軸方向端部側(特に小径
部側5a)に偏ろうとする糸端が、中央側へ戻される。
したがって、巻取パッケージ5の端部(特に小径部側5
a)から糸端が落ちる所謂端面落ちが可及的に防止され
る。
【0023】端面落ちすることなく巻取パッケージ5の
表面に止まった上糸の糸端は、サクションマウス11が
回動することによって口出しされ、糸継装置8に引き渡
される。他方、給糸ボビン6側の下糸の糸端は、糸道に
設けられた糸端吸引管(図示せず)で吸引保持された
後、中継パイプ12が回動することによって吸引捕捉さ
れ、糸継装置8に引き渡される。そして、糸継装置8に
おいて、上糸と下糸とが高圧エアによって高速捩転され
て糸継ぎされ、巻取が再開される。
表面に止まった上糸の糸端は、サクションマウス11が
回動することによって口出しされ、糸継装置8に引き渡
される。他方、給糸ボビン6側の下糸の糸端は、糸道に
設けられた糸端吸引管(図示せず)で吸引保持された
後、中継パイプ12が回動することによって吸引捕捉さ
れ、糸継装置8に引き渡される。そして、糸継装置8に
おいて、上糸と下糸とが高圧エアによって高速捩転され
て糸継ぎされ、巻取が再開される。
【0024】糸継回数に対する端面落ち率の実験データ
を図6に示す。図示するように本実施例のエアブラスト
方式によれば、A社のレーヨンを用いた場合であっても
B社の綿コーマを用いた場合であっても端面落ち率が一
桁以上低くなった。よって、自動糸継ぎが不可能となる
割合が減り、稼働率が向上する。また、糸切れ時のパッ
ケージ5表面における糸端の位置の実験データを図7に
示す。図示するように、エアブラスト方式によれば、糸
切れ時の上糸の糸端はパッケージ5の小径部側に位置し
なくなり、中央部または大径部に位置するようになっ
た。よって、例えばサクションマウス11の吸引口の幅
を小径部を除いた幅狭に成形するようにして、消費エア
量を少なくするようにしてもよい。
を図6に示す。図示するように本実施例のエアブラスト
方式によれば、A社のレーヨンを用いた場合であっても
B社の綿コーマを用いた場合であっても端面落ち率が一
桁以上低くなった。よって、自動糸継ぎが不可能となる
割合が減り、稼働率が向上する。また、糸切れ時のパッ
ケージ5表面における糸端の位置の実験データを図7に
示す。図示するように、エアブラスト方式によれば、糸
切れ時の上糸の糸端はパッケージ5の小径部側に位置し
なくなり、中央部または大径部に位置するようになっ
た。よって、例えばサクションマウス11の吸引口の幅
を小径部を除いた幅狭に成形するようにして、消費エア
量を少なくするようにしてもよい。
【0025】変形実施例を図3〜図5に示す。この変形
例はトラバースガイド7の形状を変更したものであり、
その他の構成は前実施例と全く同様となっている。この
トラバースガイド7は、折り曲げられた二枚の薄板1
4,15をカラー16を挟んでネジ17で接続したもの
であり、その一端7aに端面落ち防止ノズル13が取り
付けられている。端面落ち防止ノズル13はその吹出部
18がV字型に成形されており、二枚の薄板14,15
に挟まれたときに末広のノズルを構成するようになって
いる。この構成によれば、上記カラー16の厚さを変更
することによって板14,15の隙間αを自在に調節で
きるので、エアの消費量や吹出し強さを調整できる。な
お、図中18は糸継時に巻取パッケージ5から糸継装置
8へ引き渡される上糸を中央の糸道へ案内するガイドで
ある。
例はトラバースガイド7の形状を変更したものであり、
その他の構成は前実施例と全く同様となっている。この
トラバースガイド7は、折り曲げられた二枚の薄板1
4,15をカラー16を挟んでネジ17で接続したもの
であり、その一端7aに端面落ち防止ノズル13が取り
付けられている。端面落ち防止ノズル13はその吹出部
18がV字型に成形されており、二枚の薄板14,15
に挟まれたときに末広のノズルを構成するようになって
いる。この構成によれば、上記カラー16の厚さを変更
することによって板14,15の隙間αを自在に調節で
きるので、エアの消費量や吹出し強さを調整できる。な
お、図中18は糸継時に巻取パッケージ5から糸継装置
8へ引き渡される上糸を中央の糸道へ案内するガイドで
ある。
【0026】ところで、上記実施例ではノズル13から
常時エアーを吹いていたが、必要なときのみ吹くように
してもよい。この場合、吹くタイミングは、糸切れある
いは給糸ボビンの糸がなくなったときにはヤーンクリア
ラ6で糸無しが検知され、ヤーンクリアラ6から糸無し
信号が発生されるので、その信号が出たときにノズル1
3からエアーを吹くようにすればよい。エアーの速度は
音速以上とすることが好ましい。このために、ノズル1
3の出口に狭路を設けることが好ましい。上記実施例で
はトラバースガイド7の薄板14,15により狭路(隙
間α)を設けている。また、上記実施例のように、ノズ
ル13から吹き出したエアーが沿う面(部材)15があ
ることが好ましい。この沿う面部材15は糸のトラバー
ス全域にわたって設けられるとよい。
常時エアーを吹いていたが、必要なときのみ吹くように
してもよい。この場合、吹くタイミングは、糸切れある
いは給糸ボビンの糸がなくなったときにはヤーンクリア
ラ6で糸無しが検知され、ヤーンクリアラ6から糸無し
信号が発生されるので、その信号が出たときにノズル1
3からエアーを吹くようにすればよい。エアーの速度は
音速以上とすることが好ましい。このために、ノズル1
3の出口に狭路を設けることが好ましい。上記実施例で
はトラバースガイド7の薄板14,15により狭路(隙
間α)を設けている。また、上記実施例のように、ノズ
ル13から吹き出したエアーが沿う面(部材)15があ
ることが好ましい。この沿う面部材15は糸のトラバー
ス全域にわたって設けられるとよい。
【0027】糸のトラバース両端部は特に糸が跳ねやす
いので、上記トラバースガイド7のように糸のトラバー
ス両端域で糸を板14,15の両面から挟む構造とする
ことが好ましい。両面から挟む部分の長さは、糸のトラ
バース端から10mm以上が良い。もちろん、トラバース全
域で糸を両面から挟むようにしてもよい。この場合は、
糸継時に糸がトラバースガイド7内に導入されるよう形
状を工夫する必要はある。
いので、上記トラバースガイド7のように糸のトラバー
ス両端域で糸を板14,15の両面から挟む構造とする
ことが好ましい。両面から挟む部分の長さは、糸のトラ
バース端から10mm以上が良い。もちろん、トラバース全
域で糸を両面から挟むようにしてもよい。この場合は、
糸継時に糸がトラバースガイド7内に導入されるよう形
状を工夫する必要はある。
【0028】ノズル13からのエアーの吹付け方向は、
上記実施例では斜め上向きであったが、斜め下向きでも
真横でもよい。要するに、トラバース域の外から内に向
かってエアーを吹き付ければよい。
上記実施例では斜め上向きであったが、斜め下向きでも
真横でもよい。要するに、トラバース域の外から内に向
かってエアーを吹き付ければよい。
【0029】以上の実施例では、気流により端面落ちを
防止したものであったが、糸切れ時、あるいは給糸ボビ
ン6の糸がなくなった時に、機械的に、例えばソレノイ
ドを作動させてソレノイドに取り付けたレバーで糸を強
制的にトラバース範囲の内方へ押し込むようにしてもよ
い。
防止したものであったが、糸切れ時、あるいは給糸ボビ
ン6の糸がなくなった時に、機械的に、例えばソレノイ
ドを作動させてソレノイドに取り付けたレバーで糸を強
制的にトラバース範囲の内方へ押し込むようにしてもよ
い。
【0030】ノズル13等の端円落ち防止手段を設ける
位置は、巻取パッケージ5とヤーンクリアラ9との間、
巻取パッケージ5とカッター(ヤーンクリアラ付属のも
のも含む)との間あるいは巻取パッケージ5と綾振り支
点ガイド9aとの間がよい。また、パッケージ5に近す
ぎても遠すぎても好ましくなく、ドラムセンターからの
距離が60〜200mm 程度が好ましい。なお、トラバースガ
イド7は必要に応じて設けるようにする。
位置は、巻取パッケージ5とヤーンクリアラ9との間、
巻取パッケージ5とカッター(ヤーンクリアラ付属のも
のも含む)との間あるいは巻取パッケージ5と綾振り支
点ガイド9aとの間がよい。また、パッケージ5に近す
ぎても遠すぎても好ましくなく、ドラムセンターからの
距離が60〜200mm 程度が好ましい。なお、トラバースガ
イド7は必要に応じて設けるようにする。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るワイン
ダの端面落ち防止装置によれば、糸の切断時に生じるこ
とがある巻取パッケージ側の糸端の端面落ちを可及的に
防止できる。
ダの端面落ち防止装置によれば、糸の切断時に生じるこ
とがある巻取パッケージ側の糸端の端面落ちを可及的に
防止できる。
【図1】本発明の一実施例を示すワインダの端面落ち防
止装置が備えられたワインダユニットの正面図である。
止装置が備えられたワインダユニットの正面図である。
【図2】上記端面落ち防止装置の要部を示す図である。
【図3】変形実施例を示す端面落ち防止装置の要部斜視
図である。
図である。
【図4】図3のVI-VI 線矢視図である。
【図5】図3の端面落ち防止ノズルを示す図である。
【図6】本実施例の効果を表す実験結果を示す図であ
る。
る。
【図7】本実施例の効果を表す実験結果を示す図であ
る。
る。
1 ワインダ 3 綾振ドラム 5 巻取パッケージ 6 給糸ボビン 7 トラバースガイド 13 端面落ち防止ノズル
Claims (2)
- 【請求項1】 給糸ボビンから解舒された糸をトラバー
スしながら巻取パッケージに巻き換えるワインダにおい
て、巻取パッケージにつながる糸端に作用して、該糸端
を巻取パッケージ上に導く端面落ち防止手段を設けたこ
とを特徴とするワインダの端面落ち防止装置。 - 【請求項2】 給糸ボビンから解舒された糸をトラバー
スしながら巻取パッケージに巻き換えるワインダにおい
て、巻取パッケージの下方に、糸のトラバース範囲を規
制するトラバースガイドを設け、該トラバースガイド
に、トラバース範囲の外方から内方へ向けてエアを吹き
出す端面落ち防止ノズルを設けたことを特徴とするワイ
ンダの端面落ち防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22326193A JPH0776463A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | ワインダの端面落ち防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22326193A JPH0776463A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | ワインダの端面落ち防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0776463A true JPH0776463A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16795339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22326193A Pending JPH0776463A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | ワインダの端面落ち防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0776463A (ja) |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP22326193A patent/JPH0776463A/ja active Pending
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