JPH0777007A - ターボ機械 - Google Patents

ターボ機械

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JPH0777007A
JPH0777007A JP6222652A JP22265294A JPH0777007A JP H0777007 A JPH0777007 A JP H0777007A JP 6222652 A JP6222652 A JP 6222652A JP 22265294 A JP22265294 A JP 22265294A JP H0777007 A JPH0777007 A JP H0777007A
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wing
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    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2240/00Components
    • F05D2240/20Rotors
    • F05D2240/30Characteristics of rotor blades, i.e. of any element transforming dynamic fluid energy to or from rotational energy and being attached to a rotor
    • F05D2240/301Cross-sectional characteristics
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な熱力学的性能を発揮させ、遠心力に起
因して生じる翼幹部及び翼根部への応力を極力小さくす
ると共に共振による励振現象を回避する蒸気タービン動
翼列を提供する。 【構成】 蒸気タービン動翼は翼幹部(11)及びロータ
(3 )への固定のための翼根部(12)を有する。翼幹部
の幾何学的形状は、動翼列によるエネルギ損失を最小限
に抑え、しかも翼幹部を軽量化するようなものである。
翼幹部は前縁及び後縁を有し、これらにより翼弦が定ま
る。翼弦は翼幹部の基部(15)から翼幹部の高さの50
%までは一定割合で短くなる。しかしながら、翼弦はそ
こから翼幹部の先端までは本質的には一定のままであ
る。翼根部はクリスマスツリーの形をしており、翼根部
の応力を極力小さくするようの形状の4組の突起部と溝
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気タービンのロータ
の翼に関する。本発明は特に、低圧蒸気タービンの最終
段で用いられる翼に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】蒸気タ
ービンの蒸気流路は、静止状態のシリンダとロータによ
って形成される。多数本の静翼が円周方向に列をなして
シリンダに取り付けられ、蒸気流路中へ内方に延びてい
る。同様に、多数本の動翼又は回転翼が円周方向に列を
なしてロータに取り付けられ、蒸気流路中へ外方に延び
ている。静翼と回転翼は交互の列をなして配置され、一
つの列の静翼とそのすぐ下流に位置する回転翼列が段を
形成するようになっている。静翼は蒸気の流れを正確な
角度で下流の回転翼列に流入させるよう差し向けるのに
役立つ。翼幹部は蒸気からエネルギを抽出し、それによ
りロータ及びこれに取り付けられている負荷を駆動する
のに必要な動力を生じさせる。
【0003】各回転翼列により抽出されるエネルギの量
は、当該列の翼数だけでなく、翼幹部の寸法形状によっ
ても左右される。かくして、翼幹部の形状は、タービン
の熱力学的性能における極めて重要な要因であり、翼幹
部の幾何学的形状を決定することはタービン設計の極め
て重要な部分である。
【0004】蒸気がタービンを通過する際、その圧力は
段を次々に通過する度に降下し、ついには所望の吐出し
圧力が得られるようになる。かくして、蒸気の性状、即
ち、温度、圧力、速度、水分は、蒸気が流路を通って膨
張するにつれて列毎に異なる。したがって、各翼列は、
その列に関連した蒸気の状態について最適化された翼幹
部を備える翼を採用している。しかしながら、所与の列
内では翼幹部の形状は、共振振動数を変化させるために
翼幹部の形状が列内の翼毎に異なるような或る特定のタ
ービンの場合を除き、同一である。
【0005】本発明の出願人に譲渡された米国特許第
5,242,270号で分かるように、典型的な翼幹部
は、翼をロータに固定するのに用いられる翼根部から延
びている。従来、ロータへの固定を行うために、ほぼ軸
方向に延びる突起部と溝を翼根部の両側部に沿って交互
に形成することによって翼根部をクリスマスツリーの形
にしていた。互いに嵌まり合う突起部と溝を備えたスロ
ットがロータの円板又はディスクに形成される。翼根部
をディスクスロットに滑り込ませると、翼に加わる遠心
力(これはロータの回転速度が大きい、即ち、代表的に
は発電用蒸気タービンについて3600RPMであるこ
とに起因して非常に大きい)は、翼根部とディスクが接
触する「支承領域」と称する突起部の部分に沿って分布
する。遠心力が大きいために、翼根部及びディスクスロ
ットの応力は非常に大きい。したがって、突起部と溝に
より生じる応力集中を極力小さくし、翼根部とディスク
スロットの間で接触力の生じる支承領域を極力大きくす
ることが重要である。これが特に重要なのは低圧蒸気タ
ービンの後の方の翼列であるが、その理由は、寸法が大
きく、これら翼列の翼が重く、しかも蒸気流中の水分に
起因して応力腐食が存在するからである。
【0006】遠心力を定常的に受けるだけでなく、翼列
は更に、ロータ回転数の整数倍(調波: harmonics)と
一致する振動数の振動を受ける。かかる翼振動は、ター
ビンの周囲の蒸気流のむら又は不均一により励振される
場合がある。蒸気流の不均一の原因として、抽気管及び
補剛リブが設けられていること、或いは、静翼の形状及
び間隔が完全ではないことが挙げられる。かくして、単
一の、或いはほぼ単一の回転数で動作するようになった
蒸気タービンでは、翼は一又は二以上の共振振動数が
「同調(tuning) 」と呼ばれるロータ回転数の調波と一
致しないような設計が行われている。
【0007】大抵の場合、翼形によって翼の熱力学的性
能だけでなく、翼に加わる力とその機械的強度の両方、
及び共振振動数が決まるので、蒸気タービン翼の設計に
関する問題は深刻になる。これら事情により翼幹部の形
状の選択に制約が生じ、したがって、必然的に、所与の
列についての最適な翼幹部の形状はその機械的特性と空
力学的特性に関する妥協の問題となる。
【0008】したがって、良好な熱力学的性能を発揮す
ると共に遠心力に起因する翼幹部及び翼根部に加わる応
力を極力小さくし、しかも共振による励振現象を回避す
る蒸気タービン翼列を提供することが望ましい。
【0009】かくして、本発明の目的は、良好な熱力学
的性能を発揮すると共に遠心力に起因する翼幹部及び翼
根部に加わる応力を極力小さくし、しかも共振による励
振現象を回避する蒸気タービン翼列を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的に鑑みて、本発
明の要旨は、内部に蒸気流が存在する据置き状態のシリ
ンダと、シリンダによって包囲されたロータと、ロータ
に固定された列状の翼とを有するターボ機械であって、
前記翼が各々、翼幹部及び翼根部を有し、各翼幹部が翼
弦を定める前縁と後縁を備え、翼幹部が、翼根部に隣接
の基端部に基部、外端部に先端をそれぞれ有すると共に
基部と先端との中間に位置する中間高さ部を有してお
り、前記翼弦の長さは、前記基部から前記中間高さ部ま
では減少するが、前記中間高さ部から前記先端までは本
質的には一定であることを特徴とするターボ機械にあ
る。
【0011】本発明の内容は、添付の図面に例示的に示
すに過ぎない好ましい実施例の以下の説明を読むと一層
明らかになろう。
【0012】
【実施例】図面を参照すると、図1には、蒸気タービン
1の低圧部の横断面の一部が示されている。図示のよう
に、蒸気タービン1の蒸気流路は、固定又は据置き状態
にあるタービンケーシングまたはシリンダ2及びタービ
ン軸またはロータ3によって形成されている。列状に配
置された動翼又は回転翼5がロータ3の円板9の周囲に
取り付けられ、円周方向に列をなした状態で流路中に半
径方向外方へ延びている。図1に示すように、動翼5の
列は、低圧蒸気タービン1の最終翼列である。ダイヤフ
ラム構造の列状の静翼4がシリンダ2に取り付けられて
いて、動翼5の列の直ぐ上流側で、円周方向に列をなし
た状態で半径方向内方へ延びている。静翼4は蒸気が静
翼列中を流れる際に蒸気に対して段の圧力降下の一部を
与えるような翼形を有している。また、静翼の翼形は、
この段に流入する蒸気7の流れを差し向けて、蒸気が正
しい角度で動翼5の列に流入するようにする働きをも
つ。静翼4の列と動翼5の列は協働して段(stage)を形
成する。
【0013】図1に示すように、各動翼5は、蒸気7か
らエネルギを抽出する翼幹部11及び動翼をロータ3に
固定するのに役立つ翼根部12で構成されている。翼幹
部11は、段のハブ領域において翼根部12に隣接した
その基端部に基部15を有すると共に、段の先端領域に
おいてその遠方端部に先端16を有する。図1に示すよ
うに、動翼は自立形のものであり、即ち、翼にはシュラ
ウドが設けられていない。好ましい実施例では、動翼5
は比較的長大であり、即ち図4に示す翼幹部11の高さ
Hは約91cm(36インチ)である。
【0014】本発明は動翼5の翼幹部11及び翼根部1
2に関する。より詳細には、本発明は、翼列を通って流
れる蒸気7が受けるエネルギ損失を極力抑え、それによ
り翼の性能及びタービンの熱力学的効率を増大させ、し
かも、翼幹部を極力軽量化し、それにより遠心力に起因
する翼幹部の基部及び翼根部に対する力を減少させる新
規な翼形に関する。従って、図2は、翼列の一部を形成
する2つの隣り合う翼幹部11を示している。各翼幹部
は前縁21、後縁26、凸状の表面、即ち負圧面14、
及び凹状の表面、即ち正圧面18を有する。本発明の最
終列の翼5の翼幹部11の新規な幾何学的形状は、関連
パラメータにより以下の表1に特定されており、これら
パラメータの各々は以下に説明され(表1の全ての角度
は°で表わされている)、そして図3に示されている。
表1では、各パラメータは、翼幹部に沿って5つの半径
方向の場所、具体的には(a)ロータの中心線から半径
71mm(28インチ)に相当する翼幹部の基部のとこ
ろ、(b)半径94mm(37インチ)に相当する25
%高さのところ、(c)半径116.8mm(46イン
チ)に相当する中間高さのところ、(d)半径139.
7mm(55インチ)に相当する75%高さのところ、
(e)半径162.6mm(64インチ)に相当する翼
幹部の先端のところ、で特定されている。翼設計に従事
する当業者であれば理解されるように、翼幹部の基部の
所の半径方向位置に関して表1に示すパラメータの値
は、翼の実際の物理的な幾何学的形状に一致していない
が、その基部の所の翼幹部幾何学的形状を定めるよう翼
設計者によって使用される外挿に基づいている。その理
由は、翼幹部の基部では、実際の値に誤差を与えるフィ
レットが形成されているからである。
【0015】
【表4】 表 1 パラメータ 25% 中 間 75% 先 端 半 径(cm) 94.0 116.8 139.7 162.6 幅 (cm) 25.0 14.3 6.60 2.06 弦長 (cm) 25.5 19.0 18.4 18.5 ピッチ/弦長 0.45 0.76 0.94 0.97 食違い角 10.3 40.8 69.3 84.4 最大厚さ(cm) 3.88 2.49 1.16 0.90 最大厚さ/弦長 0.15 0.13 0.06 0.05 最大厚さ/ピッチ 0.34 0.17 0.07 0.05 回転角 94.0 74.6 13.7 0.7 出口開き(cm) 6.30 6.46 4.78 --- 出口開き角 36.1 33.8 24.9 --- ゲージング 0.54 0.45 0.28 --- 入口金属角 50.0 77.8 149.8 175.7 入口夾角 9.2 16.0 11.0 2.6 出口金属角 36.0 27.6 16.5 3.6 負圧面の回転角 0.1 2.8 8.4 1.9 翼幅は、軸方向における前縁から後縁までの距離を指
し、図2ではWで示されている。翼弦長は、前縁22か
ら後縁26までの距離を指し、図2ではCで示されてい
る。さらに以下に説明するように、本発明の翼幹部は、
弦Cについて新規な半径方向分布を有している。
【0016】ピッチは、隣り合う後縁間の接線方向にお
ける距離であり、図2ではPで示されている。弦に対す
るピッチの比(ピッチ・コード比)は、翼列の性能を判
定する上で重要なパラメータである。というのは、翼の
エネルギ損失を最少にさせるこのパラメータについての
最適値があるからである。つまり、値が大きすぎる場合
(これは翼の数が少なすぎることを示す)、各翼の支持
荷重が大きすぎて流れの分離が生じ、また、値が小さす
ぎる場合(これは、翼の数が多すぎることを示す)、表
面摩擦が過度に大きくなる。従って、これらパラメータ
が表1に含まれている。
【0017】食違い角は、前縁から後縁まで引いた線2
1が軸方向と成す角度であって、図2ではSで示されて
いる。
【0018】最大厚さは、翼幹部の横断面の最も厚い部
分を指し、図2でtで示されている。弦に対する厚さの
最大比及びピッチに対する厚さの最大比は、半径方向の
場所における翼弦長及び翼幹部ピッチに対するその半径
方向場所における翼幹部の横断面の最大厚さの比であ
る。
【0019】回転角は、図2ではMTAで示されてお
り、MTA=180°−(IMA+EMA)という式で
与えられ、この式においてIMA及びEMAはそれぞれ
後述のように入口金属角度及び出口金属角度である。
【0020】出口開き、又は、のど部(throat)の幅
は、負圧面と垂直な線に沿う、一方の翼の後縁26から
隣接の翼の負圧面14までの距離であり、図2ではOで
示されている。出口開きは先端16には示されていな
い。その理由は、本発明の翼に関しては、先端のところ
での隣り合う翼の前縁と後縁は、一方の翼の負圧面から
隣りの翼の後縁26まで垂直線を引くことができないよ
うな位置関係にあるからである。翼列のゲージング(ga
uging)は、ピッチに対する出口開きの比として定義さ
れ、蒸気流に対して利用可能な環状領域の部分を示して
いる。
【0021】出口開き角度は、ゲージングのアークサイ
ン(逆正弦)である。
【0022】入口金属角度は、円周方向線と線19,2
0の二等分線25との間の角度であり、線19,20は
それぞれ、前縁22での負圧面14と正圧面18の接線
である。入口金属角度は図2ではIMAで示されてい
る。
【0023】入口夾角は、接線19,20のなす角度で
あり、図2では、IIAで示されている。入口夾角の選
択決定にはトレードオフの関係がある。その理由は、大
きな入口夾角が大きい場合にはオフデザイン状態におけ
る性能が向上し、これに対し、入口夾角が小さな場合に
は各種設計条件下においても最適性能が得られるからで
ある。
【0024】出口金属角度は、円周方向線と線23,2
4の二等分線27との間の角度であり、線23,24は
それぞれ、後縁26での負圧面14と正圧面18の接線
である。出口金属角度は図2ではEMAで示されてい
る。
【0025】負圧面の回転角は、のど部Oから後縁26
までの負圧面14の回転量であり、図2ではSTAで示
されている。負圧面の回転角の最適値はマッハ数によっ
て変わる。回転量が大きすぎると、流れが分離する場合
があり、回転量が少なすぎると、蒸気流の適正な加速が
妨げられる。理解できるように、負圧面の回転角は翼幹
部を全体を通じて10°以下に維持され、それにより境
界層の分離が後縁26の領域で生じないようになってい
る。
【0026】本発明の翼幹部11は図3に示す翼幹部1
1のいわゆる「スタックドプロット(stacked plot)」
によってさらに特定されており、かかるスタックドプロ
ットは、符号30によって指示される翼幹部の先端16
のところ、符号31によって指示される25%高さのと
ころ、符号32によって示される中間高さのところ、符
号33によって示される75%高さのところ、符号34
によって示される翼幹部の基部15のところの横断面を
示している。
【0027】蒸気流からエネルギを効率的に抽出するた
めに、翼幹部はその弦長についてある特定の最小値を有
する必要がある。従来、弦長の最小値の生ずる場所は翼
先端であった。翼幹部の先端から基部に向かうにつれて
翼幹部に加わる遠心力及び曲げ力の増大に起因して、最
大の弦長は一般に、これら力が最も大きい翼幹部の基部
で生じた。従来、翼弦のこの変化は一般に、翼幹部の基
部からその先端へ弦をほぼ一定の割合で変化させること
によって行ってきた。
【0028】本発明の重要な特徴によれば、弦Cは翼の
高さHに沿って一定の割合では変化していない。その代
りに、翼幹部11の弦Cの減少している部分のほとんど
全ては翼幹部の下半分で生じている。翼形のこの新規な
形状は図1では明らかでない。その理由は、捩れによっ
て翼形の側面図が歪んでいるからである。しかしなが
ら、図4は、翼幹部11が捩れていないかのように見え
る側面図を示しており、従って、前縁22及び後縁26
は同一平面内にあり、それにより本発明の新規なテーパ
形状を明確にしている。
【0029】図5は、弦Cの半径方向分布を、翼幹部の
基部15での弦の百分率として示している。図4及び図
5に示すように、弦Cは、翼幹部の基部15から約50
%高さまでほぼ一定の割合で減少しており、50%高さ
の時点では、基部の弦長の半分以下になっている。しか
しながら、翼幹部の50%高さから先端16までは、弦
長は本質的に一定のままであり、即ち偏差が5%未満で
ある。
【0030】本発明による弦Cの新規な半径方向分布に
より、図4に破線で示す従来のほぼ一定のテーパの弦と
比べて、翼の重量が軽くなる。この軽量化により、翼幹
部11により生じる遠心力が小さくなり、その結果、翼
根部12内の応力が減少するという点で有利な結果が得
られる。
【0031】本発明による翼幹部11はまた、基部15
から先端部16に延びるにつれて高い度合いの捩れを示
している。この高度の捩れは、食違い角Sが図6に示さ
れているように翼幹部の基部15のところで約0から先
端部16の所の約85°まで変化することによって示さ
れており、図3で容易に見ることができる。
【0032】表1で特定され、図3に示されている本発
明の翼幹部11の新規な形状により、蒸気7は最小限度
のエネルギ損失で翼列を横切って膨張することができ
る。翼列による著しいエネルギ損失は、蒸気が翼幹部表
面に沿って流れるときに生じる摩擦損失及び翼幹部の負
圧面14上の境界層の分離に起因して生じる場合があ
る。本発明の翼幹部の形状では、これら蒸気エネルギの
損失の両方が最小限に抑えられる。
【0033】摩擦損失を最小限に抑えるには、翼幹部の
形状を図7に示すように蒸気の速度を比較的小さい値に
維持するよう構成する。具体的に述べると、図7は、速
度比、即ち、前縁LEから後縁TEまで変化するときの
中間高さにおける翼列を出る蒸気の速度に対する中間高
さにおける翼幹部の表面の蒸気速度の比を示している。
上側の曲線は凸状の負圧面14に関する速度比を示し、
下側の曲線は凹状の正圧面18に関する速度比を表わし
ている。図7に示すように、翼幹部の幅全体に亘って中
間高さ(これは翼幹部の長さ全体を代表する)における
速度比は1.2未満である。かかる有利な速度の分布状
態は、図3に示す翼の表面輪郭線によって可能になって
いる。
【0034】また、図7は、本発明の翼において、蒸気
が翼幹部11の後縁26に向って膨張している時に蒸気
が余り急激に減速しないように翼幹部の幾何学的形状を
定めることによって、境界層の分離を阻止することを示
している。理解できるように、負圧面に関する速度比
は、約90%翼幅のところでのそのピーク値である約
1.1から後縁TEにおけるその値まで著しくは減少し
ておらず、それにより、境界層の分離及び関連の蒸気エ
ネルギの損失が生じないようにする。
【0035】図8に示すように、本発明の翼では、翼幹
部の基部のところのゲージングGは、比較的高く、約
0.55になっており、翼高さの下側1/3にわたり
0.5以上に保たれている。しかる後、ゲージングは翼
幹部の先端に向って急激に減少する。大きなゲージング
が翼幹部の下部において維持されるこの半径方向ゲージ
ング分布により、いっそう多量の蒸気が段のハブ領域を
通過し、先端領域における蒸気の流れを減少させる。こ
れは望ましい状況である。というのは、これにより、翼
の下流側の排気フード性能が好ましいものとなるからで
ある。
【0036】図9は、翼幹部11の最大厚さTの半径方
向分布状態を、翼幹部の基部15でのその値の百分率と
して示している。図8に示すように、翼幹部の最大厚さ
は、約20%高さでの約106%から約80%高さでの
30%未満まで劇的に小さくなる。このように翼幹部の
上方部分が次第に薄くなっているので、翼幹部の重量は
小さくなり、それにより翼根部12に作用する遠心力が
減少する。
【0037】表1で特定された幾何学的形状の翼幹部の
機械的性質が表2に示されている。翼幹部の主要な座標
軸が図2において、MIN及びMAXとして示されてい
る。これらの座標軸の周りの最小及び最大の二次慣性モ
ーメントが表2において、Imin 及びImax として示さ
れており、完成捩りモーメントがItor で示されてい
る。Imin の半径方向分布及び横断面積は第1の振動モ
ードに大きな影響をもっている。Imax の半径方向分布
及び横断面積は二次振動モードに対し大きな影響をもっ
ている。それゆえ、これら値を調節して共振を回避する
ことが重要である。主座標軸MIN及びMAXからの前
縁及び後縁の距離はそれぞれCmin 及びCmax で示され
ている。主座標軸MINが軸方向線と成す角度が図2に
おいてPCAで示されている。主座標軸の角度を除き、
表2に示す値は、翼に遠心力が加わってもそれによって
翼幹部が捩れたりしないことを考慮して、設計速度、即
ち3600RPMでの運転中、翼のとる幾何学的形状に
基づいている。
【0038】
【表5】 表 2 翼幹部の機械的性質 パラメータ 基部 25% 中間 75% 先端 横断面積(cm2) 124.0 67.4 28.8 12.7 11.0 主座標軸の角度 - 0.6 5.3 42.9 70.8 85.2 Itor'cm4 407 191 34 2.5 1.7 Imin'cm4 842 336 34 0.9 0.4 Imax'cm4x10 2 128 23.7 5.7 3.1 2.7 Imin - LE,mm - 7.00 -5.43 -3.06 -0.80 -1.27 Imax - LE,mm 20.75 12.4 6.81 7.07 7.39 Imin - TE,mm -7.53 -7.38 -2.35 -0.34 -0.18 Imax - TE,mm -19.04 -13.7 -12.02 -11.02 -10.88 新規な翼幹部11に加えて、本発明の翼はまた、新規な
翼根部12を利用している。図10に示すように、翼根
部12は、4つの突起部、具体的に述べると、最も上の
突起部50、最も上の突起部の次の突起部51、最も下
の突起部の次の突起部52及び最も下の突起部53を備
えたクリスマスツリーの形をしている。最も上側の溝5
5が、最も上に位置する突起部の上、即ち具体的に述べ
ると翼端部プラットフォーム49と最も上の突起部50
との間に位置している。加えて、最も上側の溝の次の溝
56が、突起部50と51との間に位置し、最も下側の
溝の次の溝57が突起部51と52との間に位置し、最
も下側の溝58が突起部52と53との間に位置してい
る。
【0039】図10に示すように、翼根部12は、ロー
タディスク9の周囲に設けられていて、翼根部の溝55
〜58に一致する突起部81〜84を有し、且つ翼根部
の突起部50〜53に一致する溝85〜88を有するス
ロット80に嵌まり込む。翼根部12及びディスクスロ
ット80の輪郭及び公差を厳密に調節することにより、
翼根部の突起部50〜53の各々の上面の一部はディス
クスロットの突起部85〜88の各々の下面の一部に当
接することになる。かくして、突起部50〜53は、図
11にBA1〜BA4によって示された幅の支承領域を
形成し、かかる支承領域全体に接触応力が分布される。
ロータ3の回転により翼根部の突起部及びディスクの溝
に加わる遠心力が大きく、しかも蒸気流によって生じる
振動力があるので、支承面積及び翼根部の強さを最大に
し、そして応力集中を最小限に抑えることにより力を最
適に吸収して分布させるよう翼根部12及びディスクス
ロット80の幾何学的形状を定めることが重要である。
したがって、本発明の翼根部では翼根部の幾何学的形状
は、支承面積及び翼根部の強さを最大限にし、応力集中
を最小限に抑えるよう最適化されていた。これは部分的
には表3に反映されており、かかる表3では、翼根部の
溝55〜58の各々と突起部50〜53の各々の支承幅
との間の最小翼根部ネック幅が図11においてN1〜N
4で指示されている。理解できるように、本発明による
翼根部の幾何学的形状により、突起部から伝えられた応
力に耐えるための比較的幅の広い翼根部ネック幅及び接
触応力を吸収するための比較的大きな支承幅が得られ
る。
【0040】本発明によれば、各突起部支承領域BA1
〜BA4がX軸となす、図11に示す角度Aは約30°
である。角度Aが大き過ぎると、突起部の支承領域に加
わる摩擦力(これは、加えられた加重が支承領域と成す
角度の関数である)は大きくなり過ぎ、それにより翼根
部は表面損傷を受けやすくなる。しかしながら、所与の
翼根部の包絡線又はエンベロープでは、角度Aが小さけ
ればそれだけ一層、所与の支承領域の幅BAについて達
成できる翼根部ネック幅Nが小さくなる。その理由は、
ネック幅はX軸と平行な平面に投影された支承領域幅の
関数だからである。従って、本発明者等は、30°とい
う角度が、翼根部突起部の支承面がX方向線となす角度
Aについて最適値であることを発見した。
【0041】
【表6】 表 3 場 所 翼根部ネック幅,Ni (cm) 支承幅,BAi (cm) 最も上 (i=1) 3.810 0.532 最も上の次 (i=2) 3.058 0.493 最も下の次 (i=3) 2.097 0.470 最も下 (i=4) 1.398 0.362 図11に示すように、本発明によれば、最も上に位置す
る溝55は、P2に始まりP3で終わる第1の凹状部分
及びP4で始まり、P5で終わる第2の凹状部分で構成
される。2つの凹状部分は点P3,P4の間に延びる接
線によって連結される。溝55の場合、P3,P4の間
の接線は非常に短く、ある実施例ではなしで済ますこと
もできることは注目されるべきである。第1の凹状部分
はC1を中心とする曲率半径R1を有し、第2の凹状部
分はC2を中心とする曲率半径R2を有する。最も上に
位置する突起部50は、P5で始まり、P6で終わる第
1の真っ直ぐな部分、P7で始まり、P8で終わる第2
の真っ直ぐな部分、及びP9で始まりP10で終わる第
3の真っ直ぐな部分で構成される。第1及び第2の真っ
直ぐな部分は、C3を中心とする曲率半径R3を有する
接線方向凸状部分によって接合され、第2及び第3の真
っ直ぐな部分は、中心をC4とする曲率半径R4の接線
方向凸状部分によって接合される。
【0042】最も上に位置する溝の次の溝56は、P1
0で始まり、P11で終わる第1の凹状部分及びP12
で始まり、P13で終わる第2の凹状部分によって構成
されている。2つの凹状部分は、P11,P12の間に
延びる接線によって連結されている。第1の凹状部分
は、中心をC5とする曲率半径R5を有し、第2の凹状
部分は、中心をC6とする曲率半径R6を有する。最も
上に位置する突起部の次の突起部52は、P13で始ま
り、P14で終わる第1の真っ直ぐな部分、P15で始
まり、P16で終わる第2の真っ直ぐな部分、及びP1
7で始まり、P18で終わる第3の真っ直ぐな部分によ
って構成されている。第1及び第2の真っ直ぐな部分
は、中心をC7とする曲率半径R7の接線半径凸状部分
によって結合され、第2及び第3の真っ直ぐな部分は、
中心をC8とする曲率半径R8の接線方向凸状部分によ
って結合されている。
【0043】最も下に位置する溝の次の溝57は、P1
8で始まり、P19で終わる第1の凹状部分及びP20
で始まり、P21で終わる第2の凹状部分によって構成
されている。第2の凹状部分は、P19,P20の間に
延びる接線によって連結されている。第1の凹状部分
は、中心をC9とする曲率半径R9を有し、第2の凹状
部分は、中心をC10とする曲率半径R10を有する。
最も下に位置する突起部の次の突起部53は、P21で
始まり、P22で終わる第1の真っ直ぐな部分、P23
で始まり、P24で終わる第2の真っ直ぐな部分、及び
P25で始まり、P26で終わる第3の真っ直ぐな部分
によって構成されている。第1及び第2の真っ直ぐな部
分は、中心をC11とする曲率半径R11の接線方向凸
状部分によって結合され、第2及び第3の真っ直ぐな部
分は、中心をC12とする曲率半径R12の接線方向凸
状部分によって結合されている。最も下に位置する溝5
8は、P26で始まり、P27で終わる第1の凹状部分
及びP28で始まり、P29で終わる第2の凹状部分に
よって構成されている。2つの凹状部分は、点P27,
P28の間を延びる接線によって連結されている。第1
の凹状部分は、中心をC13とする曲率半径R13を有
し、第2の凹状部分は、中心をC14とする曲率半径R
14を有する。最も下に位置する突起部54は、P29
で始まり、P30で終わる第1の真っ直ぐな部分、P3
1で始まり、P32で終わる第2の真っ直ぐな部分及び
P33で始まり、P34で終わる第3の真っ直ぐな部分
によって構成されている。第1及び第2の真っ直ぐな部
分は、中心をC15とする曲率半径R15の接線方向凸
状部分で結合され、第2及び第3の真っ直ぐな部分は、
中心をC16とする曲率半径R16の接線方向凸状部分
によって結合されている。本発明の翼根部12の曲率半
径及び他の形状に関する特徴は、翼根部内の応力を最小
限に抑えるよう最適化されている。従って、表4は点P
1〜P34の位置を定めるX−Y座標点を示し、表5は
曲率半径R1〜16の値及びこれに対応したこれら曲率
半径の中心C1〜C16のX−Y座標を与えている。座
標及び半径は図12に示すように翼根部12の左半分し
か示していないが、翼根部はY軸によって定まるその半
径方向中心線の周りに対称であり、従って、表4及び表
5は完全に翼根部12の幾何学的形状を特定するように
なる。本発明の一実施例では、表4及び表5に示された
座標点及び半径の値はインチで表現されている。しかし
ながら、本発明による翼根部12が形状が同一であるな
らば、より大きな或いはより小さなサイズに合わせて大
きさを定めてもよい。従って、表4及び表5で与えられ
ている座標及び半径についての値は無次元数であると考
えられるべきである。
【0044】
【表7】表 4 P1 −1.250 1.083 P2 −1.002 1.083 P3 −.754 0.731 P4 −.753 0.730 P5 −.884 0.456 P6 −1.066 0.351 P7 −1.128 0.203 P8 −1.101 0.092 P9 −1.035 0.021 P10 −0.686 −0.094 P11 −0.604 −0.201 P12 −0.602 −0.226 P13 −0.697 −0.402 P14 −0.865 −0.499 P15 −0.934 −0.694 P16 −0.914 −0.747 P17 −0.852 −0.806 P18 −0.502 −0.922 P19 −0.422 −1.014 P20 −0.416 −1.046 P21 −0.493 −1.214 P22 −0.654 −1.306 P23 −0.727 −1.478 P24 −0.700 −1.592 P25 −0.634 −1.664 P26 −0.382 −1.747 P27 −0.301 −1.838 P28 −0.278 −1.959 P29 −0.340 −2.096 P30 −0.464 −2.168 P31 −0.547 −2.361 P32 −0.511 −2.515 P33 −0.253 −2.719 P34 0.000 −2.719
【表8】 表 5 R1 0.49 −1.236 0.654 R2 0.27 −1.018 0.688 R3 0.13 −0.999 0.235 R4 0.10 −1.004 0.116 R5 0.12 −0.724 −0.208 R6 0.19 −0.792 −0.238 R7 0.16 −0.785 −0.638 R8 0.10 −0.821 −0.711 R9 0.12 −0.540 −1.036 R10 0.16 −0.573 −1.076 R11 0.16 −0.575 −1.442 R12 0.10 −0.603 −1.569 R13 0.12 −0.419 −1.861 R14 0.13 −0.405 −1.984 R15 0.18 −0.376 −2.321 R16 0.27 −0.253 −2.454 表5から分かるように、本発明による翼根部12の溝は
比較的大きな半径を用いている。これは翼根部の疲労強
さを最大限にする上で重要である。
【0045】従来、翼根部の突起部及び溝の包絡線は、
内側及び外側の真っ直ぐな線によって構成されており、
各突起部及び溝は、その最も内側及び最も外側の点にお
いてこれらの線に対して接線であった。しかしながら、
図11に示すように、本発明によれば、突起部及び溝の
包絡線は、最も上及び最も下の突起部の間に延びる真っ
直ぐな線100及び最も上及び最も下の溝の間に延びる
真っ直ぐな線101によっては特定されていない。そう
ではなくて、各突起部及び溝は1100及び1101を
越えて延び、或いは必要ならばこれらの線の手前で終っ
て翼根部の幾何学的形状を最適化している。
【0046】上述のように、翼根部12はディスク9の
対応のスロット80と嵌合関係をなす。図10に示すよ
うに、ディスクスロット80の輪郭は、翼根部12の輪
郭とほとんど類似しており、ディスクスロットの輪郭
は、点P1〜P34の座標及び半径R1〜R16につい
ての値及び中心における僅かな変化を除き、翼根部のほ
ぼ鏡像関係にある。
【0047】図10に示すように、そして種々の点及び
半径の位置を理解する助けとして図11を参照すると
(なお、ディスクスロット80の輪郭は翼根部の輪郭と
ほぼ鏡像関係にあって、ディスク材料が図11において
点P11〜P34によって印付けられた輪郭の左側にあ
ることを条件とする)、本発明によれば、最も上に位置
するディスク突起部81は、P1で始まり、P2で終る
第1の真っ直ぐな部分、P3で始まり、P4で終る第2
の真っ直ぐな部分及びP5で始まり、P6で終る第3の
真っ直ぐな部分によって構成される。突起部81の場
合、第2の真っ直ぐな部分は比較的短く、ある実施例で
は、なしで済ますことができることは注目されるべきで
ある。第1及び第2の真っ直ぐな部分は、中心をC1と
する曲率半径R1の接線方向凸状部分によって結合さ
れ、第2及び第3の真っ直ぐな部分は、中心をC2とす
る曲率半径R2の接線方向凸状部分によって結合されて
いる。最も上に位置するディスク溝85は、P6で始ま
り、P7で終る第1の凹状部分、及びP8で始まり、P
9で終る第2の凹状部分によって構成される。2つの凹
状部分は、溝85の場合、点P7,P8の間に延びる接
線によって連結されている。第1の凹状部分は、中心を
C3とする曲率半径R3を有し、第2の凹状部分は、中
心をC4とする曲率半径R4を有している。
【0048】最も上に位置するディスク突起部の次の突
起部82は、P9で始まり、P10で終る第1の真っ直
ぐな部分、P11で始まり、P12で終る第2の真っ直
ぐな部分、及びP13で始まり、P14で終る第3の真
っ直ぐな部分によって構成されている。第1及び第2の
真っ直ぐな部分は、中心をC5とする曲率半径R5の接
線方向凸状部分によって結合され、第2及び第3の真っ
直ぐな部分は、中心をC6とする曲率半径R6の接線方
向凸状部分によって結合されている。最も上に位置する
ディスク溝の次の溝86は、P14で始まり、P15で
終る第1の凹状部分及びP16で始まり、P17で終る
第2の凹状部分によって構成されている。2つの凹状部
分はP15,P16の間に延びる接線によって連結され
ている。第1の凹状部分は中心をC7とする曲率半径R
7を有し、第2の凹状部分は中心をC8とする曲率半径
R8を有している。
【0049】最も下に位置するディスク突起部の次の突
起部83は、P17で始まり、P18で終る第1の真っ
直ぐな部分、P19で始まり、P20で終る第2の真っ
直ぐな部分、及びP21で始まり、P22で終る第3の
真っ直ぐな部分によって構成されている。第1及び第2
の真っ直ぐな部分は、中心をC9とする曲率半径R9の
接線方向凸状部分によって結合され、第2及び第3の真
っ直ぐな部分は、中心をC10する曲率半径R10の接
線方向凸状部分によって結合されている。最も下に位置
するディスク溝の次の溝87は、P22で始まり、P2
3で終る第1の凹状部分及びP24で始まり、P25で
終る第2の凹状部分によって構成されている。2つの凹
状部分は、P23,P24の間に延びる接線によって連
結されている。第1の凹状部分は、中心をC11とする
曲率半径R11を有し、第2の凹状部分は、中心をR1
2とする曲率半径R12を有する。
【0050】最も下に位置するディスク突起部84は、
P25で始まり、P26で終る第1の真っ直ぐな部分、
P27で始まり、P28で終る第2の真っ直ぐな部分、
及びP29で始まり、P30で終る第3の真っ直ぐな部
分によって構成されている。第1及び第2の真っ直ぐな
部分は、中心をC13とする曲率半径R13の接線方向
凸状部分によって結合され、第2及び第3の真っ直ぐな
部分は、中心をC14とする曲率半径R14の接線方向
凸状部分によって結合されている。最も下に位置するデ
ィスク溝88は、P30で始まり、P31で終る第1の
凹状部分及びP32で始まり、P33で終る第2の凹状
部分によって構成されている。2つの凹状部分は、P3
1,P32の間に延びる接線によって連結されている。
第1の凹状部分は、中心をC15とする曲率半径R15
を有し、第2の凹状部分は中心をC16とする曲率半径
R16を有する。
【0051】翼根部12の場合のように、30°という
角度が、ディスク突起部の支承面がX方向線と交わる角
度についての最適値である。
【0052】表6及び表7は、ディスク溝80を特定す
る点及び曲率半径についての対応の値を与えている。先
と同様に、座標及び半径は、スロット80の右側につい
てのみ示されているが、スロットはY軸によって定まる
その半径方向中心線の周りに対称であり、従って表6及
び表7はディスクスロット80の幾何学的形状を完全に
特定するようになっている。本発明の一実施例では、表
6及び表7に示された座標点及び半径の値はインチで表
わされている。しかしながら、本発明によるディスクス
ロット80は、形状が同一ならば、より大きな或いはよ
り小さな寸法に合わせて大きさを定めてもよいことは理
解されるべきである。従って表6及び表7で与えられた
座標及び半径についての値は無次元数であると考えるべ
きである。
【0053】
【表9】表 6 P1 −1.250 1.066 P2 −1.004 1.066 P3 −0.762 0.722 P4 −0.761 0.715 P5 −0.884 0.456 P6 −1.066 0.351 P7 −1.132 0.196 P8 −1.107 0.097 P9 −1.028 0.012 P10 −0.690 −0.100 P11 −0.614 −0.197 P12 −0.611 −0.242 P13 −0.697 −0.402 P14 −0.865 −0.499 P15 −0.937 −0.701 P16 −0.918 −0.749 P17 −0.850 −0.814 P18 −0.520 −0.923 P19 −0.441 −1.019 P20 −0.432 −1.093 P21 −0.493 −1.214 P22 −0.653 −1.306 P23 −0.734 −1.493 P24 −0.711 −1.589 P25 −0.638 −1.669 P26 −0.386 −1.752 P27 −0.324 −1.838 P28 −0.324 −2.068 P29 −0.341 −2.097 P30 −0.464 −2.168 P31 −0.557 −2.384 P32 −0.524 −2.522 P33 −0.252 −2.737 P34 0.000 −2.737
【表10】 表 7 R1 0.48 −1.236 0.646 R2 0.25 −1.011 0.675 R3 0.14 −0.996 0.230 R4 0.12 −0.991 0.126 R5 0.11 −0.724 −0.205 R6 0.17 −0.783 −0.253 R7 0.17 −0.783 −0.642 R8 0.11 −0.815 −0.710 R9 0.12 −0.556 −1.033 R10 0.12 −0.554 −1.107 R11 0.17 −0.568 −1.454 R12 0.11 −0.604 −1.565 R13 0.09 −0.414 −1.838 R14 0.03 −0.357 −2.068 R15 0.20 −0.366 −2.339 R16 0.28 −0.252 −2.457 本発明を蒸気タービンの最終翼列に関連して説明した
が、本発明は蒸気タービンの他の列、或いは他型式のタ
ーボ機械、例えばガスタービンにも適応できる。従っ
て、本発明は、その精神または均等範囲から逸脱するこ
となく他形態で実施できるので、本発明の範囲を定める
ものとしては、明細書の上記開示内容ではなくて特許請
求の範囲を参照すべきである。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による最終翼列の近傍における蒸気ター
ビンの部分横断面図である。
【図2】種々の性能に関連したパラメータを示す本発明
の2つの隣り合う翼の線図である。
【図3】図1に示す翼幹部を種々の半径方向位置で表わ
した一連の横断面図である。
【図4】図1に示す翼幹部の図であるが、翼幹部が捩れ
ていなくて、前縁及び後縁が共通平面内にあって、弦の
半径方向のばらつきを示している図である。
【図5】本発明による翼幹部の弦Cの半径方向分布状態
を、翼幹部の基部、即ち0%高さからその先端、即ち1
00%高さまで翼幹部の基部における弦長の百分率とし
て表わしたグラフ図である。
【図6】図1に示す翼幹部についての食違い角S(°)
の半径方向分布状態を翼幹部の基部から先端までにつき
表わしたグラフ図である。
【図7】図1に示す翼幹部についての中間高さにおけ
る、上側の曲線で示す翼の負圧面及び下側の曲線で示さ
れた翼の正圧面における前縁LEから後縁TEまでの翼
幹部の幅Wに沿う蒸気速度の比VR、即ち翼列の出口速
度に対する局所的な表面速度の計算された軸方向分布状
態を示すグラフ図である。
【図8】翼幹部の基部からその先端までの本発明による
翼列のゲージングGの計算された半径方向分布状態を示
すグラフ図である。
【図9】翼幹部の基部からその先端部までの最大翼幹部
厚さの半径方向分布状態を示すグラフ図である。
【図10】図1に示す10−10線における本発明の翼
根部及びディスク溝の横断面図である。
【図11】図10に示す翼根部の詳細図である。
【符号の説明】
1 蒸気タービン 2 シリンダ 3 ロータ 4 静翼 5 動翼又は回転翼 11 翼幹部 12 翼根部 15 基部 16 先端 22 前縁 26 後縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル リチャード コーネル アメリカ合衆国 フロリダ州 オビエド マルコム・カウンティ 1014 (72)発明者 ジェームズ ピー ライドン アメリカ合衆国 フロリダ州 ウインター パーク ファーンブルック・ウエイ 7753

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に蒸気流が存在する据置き状態のシ
    リンダと、シリンダによって包囲されたロータと、ロー
    タに固定された列状の翼とを有するターボ機械であっ
    て、前記翼が各々、翼幹部及び翼根部を有し、各翼幹部
    が翼弦を定める前縁と後縁を備え、翼幹部が、翼根部に
    隣接の基端部に基部、外端部に先端をそれぞれ有すると
    共に基部と先端との中間に位置する中間高さ部を有して
    おり、前記翼弦の長さは、前記基部から前記中間高さ部
    までは減少するが、前記中間高さ部から前記先端までは
    本質的には一定であることを特徴とするターボ機械。
  2. 【請求項2】 前記中間高さ部のところの翼弦長は、前
    記基部のところの翼弦長の1/2未満であることを特徴
    とする請求項1のターボ機械。
  3. 【請求項3】 翼弦長は、前記基部から前記中間高さ部
    までほぼ一定の割合で減少していることを特徴とする請
    求項1のターボ機械。
  4. 【請求項4】 各翼幹部は、前記基部と前記中間高さ部
    との中間に位置した25%高さ部及び前記中間高さ部と
    前記先端との中間に位置した75%高さ部を有し、各翼
    幹部は、 【表1】 パラメータ 25% 中 間 75% 先 端 半 径(cm) 94.0 116.8 139.7 162.6 幅 (cm) 25.0 14.3 6.60 2.06 弦長 (cm) 25.5 19.0 18.4 18.5 ピッチ/弦長 0.45 0.76 0.94 0.97 食違い角 10.3 40.8 69.3 84.4 最大厚さ(cm) 3.88 2.49 1.16 0.90 最大厚さ/弦長 0.15 0.13 0.06 0.05 最大厚さ/ピッチ 0.34 0.17 0.07 0.05 回転角 94.0 74.6 13.7 0.7 出口開き(cm) 6.30 6.46 4.78 --- 出口開き角 36.1 33.8 24.9 --- ゲージング 0.54 0.45 0.28 --- 入口金属角 50.0 77.8 149.8 175.7 入口夾角 9.2 16.0 11.0 2.6 出口金属角 36.0 27.6 16.5 3.6 負圧面の回転角 0.1 2.8 8.4 1.9 ほぼ上記表に示された値の上記パラメータにより特定さ
    れ、角度は全て(°)で表されていることを特徴とする
    請求項1のターボ機械。
  5. 【請求項5】 各翼根部は、最も上に位置する第1突起
    部、最も上の突起部の次に設けられた第2突起部、最も
    下に位置する第3突起部、及び最も下の突起部の次に設
    けられた第4突起部を有し、各翼根部は、前記第1突起
    部と前記翼幹部との間に位置する最も上の第1溝、前記
    第1突起部と前記第2突起部との間に位置する最も上の
    溝の次に設けられた第2溝、前記第4突起部と前記第2
    突起部との間に位置していて最も下から次に位置する第
    3溝、及び前記第4突起部と前記第3突起部との間に位
    置する最も下の第4溝を有し、各溝は、第1の点で始ま
    り、第2の点で終わる第1の凹状部分及び第3の点で始
    まり、第4の点で終わる第2の凹状部分で特定され、前
    記第1の凹状部分と前記第2の凹状部分は、前記第2の
    点と前記第3の点の間に延びるこれらの接線によって結
    ばれ、各突起部は、前記第4の点で始まり、第5の点で
    終わる第1の真っ直ぐな部分、第6の点で始まり、第7
    の点で終わる第2の真っ直ぐな部分、第8の点で始ま
    り、第9の点で終わる第3の真っ直ぐな部分で特定さ
    れ、前記第1の真っ直ぐな部分と前記第2の真っ直ぐな
    部分は、これらに接する第1の凸状部分で結ばれ、前記
    第2の真っ直ぐな部分と前記第3の真っ直ぐな部分は、
    これらに接する第2の凸状部分で結ばれていることを特
    徴とする請求項1のターボ機械。
  6. 【請求項6】 各翼根部は第1及び第2の側部を有し、
    該側部は、半径方向中心線の周りに対称形であり、前記
    第1の側部は、次の表に示されたX−Y座標軸に関する
    点P1〜P34で特定される形状の輪郭を有し、 【表2】 P1 −1.250 1.083 P2 −1.002 1.083 P3 −.754 0.731 P4 −.753 0.730 P5 −.884 0.456 P6 −1.066 0.351 P7 −1.128 0.203 P8 −1.101 0.092 P9 −1.035 0.021 P10 −0.686 −0.094 P11 −0.604 −0.201 P12 −0.602 −0.226 P13 −0.697 −0.402 P14 −0.865 −0.499 P15 −0.934 −0.694 P16 −0.914 −0.747 P17 −0.852 −0.806 P18 −0.502 −0.922 P19 −0.422 −1.014 P20 −0.416 −1.046 P21 −0.493 −1.214 P22 −0.654 −1.306 P23 −0.727 −1.478 P24 −0.700 −1.592 P25 −0.634 −1.664 P26 −0.382 −1.747 P27 −0.301 −1.838 P28 −0.278 −1.959 P29 −0.340 −2.096 P30 −0.464 −2.168 P31 −0.547 −2.361 P32 −0.511 −2.515 P33 −0.253 −2.719 P34 0.000 −2.719 Y軸は前記半径方向中心線であることを特徴とする請求
    項5のターボ機械。
  7. 【請求項7】 点P2と点P3は曲率半径がR1の凹状
    部分で結ばれ、点P4と点P5は曲率半径がR2の凹状
    部分で結ばれ、点P6と点P7は曲率半径がR3の凸状
    部分で結ばれ、点P8と点P9は曲率半径がR4の凸状
    部分で結ばれ、点P10と点P11は曲率半径がR5の
    凹状部分で結ばれ、点P12と点P13は曲率半径がR
    6の凹状部分で結ばれ、点P14と点P15は曲率半径
    がR7の凸状部分で結ばれ、点P16と点P17は曲率
    半径がR8の凸状部分で結ばれ、点P18と点P19は
    曲率半径がR9の凹状部分で結ばれ、点P20と点P2
    1は曲率半径がR10の凹状部分で結ばれ、点P22と
    点P23は曲率半径がR11の凸状部分で結ばれ、点P
    24と点P25は曲率半径がR12の凸状部分で結ば
    れ、点P26と点P27は曲率半径がR13の凹状部分
    で結ばれ、点P28と点P29は曲率半径がR14の凹
    状部分で結ばれ、点P30と点P31は曲率半径がR1
    5の凸状部分で結ばれ、点P32と点P33は曲率半径
    がR16の凸状部分で結ばれ、 【表3】 半 径 中 心 座 標 R1 0.49 −1.236 0.654 R2 0.27 −1.018 0.688 R3 0.13 −0.999 0.235 R4 0.10 −1.004 0.116 R5 0.12 −0.724 −0.208 R6 0.19 −0.792 −0.238 R7 0.16 −0.785 −0.638 R8 0.10 −0.821 −0.711 R9 0.12 −0.540 −1.036 R10 0.16 −0.573 −1.076 R11 0.16 −0.575 −1.442 R12 0.10 −0.603 −1.569 R13 0.12 −0.419 −1.861 R14 0.13 −0.405 −1.984 R15 0.18 −0.376 −2.321 R16 0.27 −0.253 −2.454 前記曲率半径R1〜R16は、前記X−Y軸に関し上記
    表の値及び中心を有することを特徴とする請求項6のタ
    ーボ機械。
  8. 【請求項8】 前記突起部の各々の第1の真っ直ぐな部
    分は、半径方向線に対して垂直な軸線と約30°の角度
    をなすことを特徴とする請求項5のターボ機械。
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