JPH0777128B2 - 水素吸蔵合金 - Google Patents
水素吸蔵合金Info
- Publication number
- JPH0777128B2 JPH0777128B2 JP62123114A JP12311487A JPH0777128B2 JP H0777128 B2 JPH0777128 B2 JP H0777128B2 JP 62123114 A JP62123114 A JP 62123114A JP 12311487 A JP12311487 A JP 12311487A JP H0777128 B2 JPH0777128 B2 JP H0777128B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impurities
- hydrogen storage
- storage alloy
- misch metal
- hydrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/38—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of elements or alloys
- H01M4/383—Hydrogen absorbing alloys
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主としてアルカリ二次電池の電極材料として使
用される水素吸蔵合金に関する。
用される水素吸蔵合金に関する。
従来の技術 水素を効率良く吸蔵するのでエネルギー貯蔵媒体として
実用化されているものである。
実用化されているものである。
この種の水素吸蔵合金としては従来、LaNi5やその置換
系であるLaNi5-xMx(M:遷移金属類)のものが多用され
ていたが、Laは高価であるため、最近になってLa,Ce,P
r,Nd,Sm等のセリウム族希土類元素の混合物であるミッ
シュメタル(以下「Mm」と指称する)系の水素吸蔵合金
が開発されてきている。このMmは、ランタンに比し低コ
ストであるセリウムを主成分としているため大幅なコス
トの軽減化を図ることができるという利点を有するもの
である。
系であるLaNi5-xMx(M:遷移金属類)のものが多用され
ていたが、Laは高価であるため、最近になってLa,Ce,P
r,Nd,Sm等のセリウム族希土類元素の混合物であるミッ
シュメタル(以下「Mm」と指称する)系の水素吸蔵合金
が開発されてきている。このMmは、ランタンに比し低コ
ストであるセリウムを主成分としているため大幅なコス
トの軽減化を図ることができるという利点を有するもの
である。
ところで、このような水素吸蔵合金をアルカリ二次電池
の負極として使用した場合においては、他の熱輸送機
関,例えばヒートポンプ等の蓄熱システムのように熱力
学的要素が電池の特性に与える影響が少ないことが一般
に知られており、基本的には低い平衡プラトー圧と大き
な水素吸蔵量を有することが望ましい。すなわち、平衡
プラトー圧が高いと内圧上昇をもたらす危険性があり、
また水素吸蔵量が少ないと電池容量が小さくなる。
の負極として使用した場合においては、他の熱輸送機
関,例えばヒートポンプ等の蓄熱システムのように熱力
学的要素が電池の特性に与える影響が少ないことが一般
に知られており、基本的には低い平衡プラトー圧と大き
な水素吸蔵量を有することが望ましい。すなわち、平衡
プラトー圧が高いと内圧上昇をもたらす危険性があり、
また水素吸蔵量が少ないと電池容量が小さくなる。
このような見地から平衡プラトー圧を低くし、かつ水素
吸蔵量を大きくしたものとしてMm−Ni−Co系合金をベー
スとしたものが提案されている(例えば特開昭61-29285
5号公報)。この公報はMm−Ni−Co−Al−Mn系合金にお
いて電池内圧を低位に保持し、また自己放電を抑制する
ことによって、電池の特性を向上させたものとして有用
なものである。
吸蔵量を大きくしたものとしてMm−Ni−Co系合金をベー
スとしたものが提案されている(例えば特開昭61-29285
5号公報)。この公報はMm−Ni−Co−Al−Mn系合金にお
いて電池内圧を低位に保持し、また自己放電を抑制する
ことによって、電池の特性を向上させたものとして有用
なものである。
発明が解決しようとする問題点 しかし、Mm中にはMg,Al等の多量の不純物が含まれてい
るため、アルカリ二次電池の負極として使用した場合、
この水素吸蔵合金よりなる負極がアルカリ水溶液により
腐蝕されるという問題点があった。すなわち、Mg,Al等
の不純物は酸化還元電位が標準水素電極電位よりも低い
ため、電解液中で腐蝕反応を促進し、電池寿命の短命化
を招来していたのである。
るため、アルカリ二次電池の負極として使用した場合、
この水素吸蔵合金よりなる負極がアルカリ水溶液により
腐蝕されるという問題点があった。すなわち、Mg,Al等
の不純物は酸化還元電位が標準水素電極電位よりも低い
ため、電解液中で腐蝕反応を促進し、電池寿命の短命化
を招来していたのである。
本発明は従来のこのような問題点を解決して、アルカリ
腐蝕の促進を抑制し、特にアルカリ二次電池の負極とし
て使用した場合、電池寿命の向上に寄与する水素吸蔵合
金の提供を目的とする。
腐蝕の促進を抑制し、特にアルカリ二次電池の負極とし
て使用した場合、電池寿命の向上に寄与する水素吸蔵合
金の提供を目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、ミッシュメタルを
主要構成要素とする水素吸蔵合金において、前記ミッシ
ュメタルが、不純物を含むセリウム族希土類元素の混合
物を常圧未満の不活性雰囲気下で熱溶解状態を所定時間
維持して、セリウム族希土類元素と不純物との蒸気圧の
差により不純物を分離除去した不純物除去済ミッシュメ
タルであることを要旨としている。
主要構成要素とする水素吸蔵合金において、前記ミッシ
ュメタルが、不純物を含むセリウム族希土類元素の混合
物を常圧未満の不活性雰囲気下で熱溶解状態を所定時間
維持して、セリウム族希土類元素と不純物との蒸気圧の
差により不純物を分離除去した不純物除去済ミッシュメ
タルであることを要旨としている。
なお、常圧未満の不活性雰囲気下で熱溶解状態を所定時
間維持して不純物を分離除去する処理を以下、熱溶解処
理という。
間維持して不純物を分離除去する処理を以下、熱溶解処
理という。
作用 不純物を含むセリウム族希土類元素の混合物を熱溶解す
るが、熱溶解した場合、蒸気圧の低い成分が他の混合物
成分よりも先に昇華又は気化する。したがって、熱溶解
処理によってMmの主要成分に比較して蒸気圧の低い成
分、例えばMg Ca Zn及びAl等の金属を、他の混合物成分
と分離除去できる。しかもこのようにして除去された金
属は標準水素電極に比し、酸化還元電位の低い物質であ
り、アルカリ水溶液に対する腐蝕反応も抑制される。従
ってこのように溶解処理されたMmを使用して作製された
水素吸蔵合金は、アルカリ水溶液に対する耐腐蝕性が優
れたものとなる。
るが、熱溶解した場合、蒸気圧の低い成分が他の混合物
成分よりも先に昇華又は気化する。したがって、熱溶解
処理によってMmの主要成分に比較して蒸気圧の低い成
分、例えばMg Ca Zn及びAl等の金属を、他の混合物成分
と分離除去できる。しかもこのようにして除去された金
属は標準水素電極に比し、酸化還元電位の低い物質であ
り、アルカリ水溶液に対する腐蝕反応も抑制される。従
ってこのように溶解処理されたMmを使用して作製された
水素吸蔵合金は、アルカリ水溶液に対する耐腐蝕性が優
れたものとなる。
実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳説する。
本発明の水素吸蔵合金中に含まれるMmは、市販のMmを60
0〜700mmHgの低圧下、Ar等の不活性雰囲気中でアーク熱
溶解することによって得られる。第1表は本実施例に使
用した市販のMmの組成を重量%で表したものであり、第
2表は熱溶解処理後の不純物の組成を重量%で表したも
のである。尚、第2表中、サンプルAは熱溶解処理をし
ていない未処理のもの、サンプルBは溶解時間5分、サ
ンプルCは溶解時間3分としたものである。
0〜700mmHgの低圧下、Ar等の不活性雰囲気中でアーク熱
溶解することによって得られる。第1表は本実施例に使
用した市販のMmの組成を重量%で表したものであり、第
2表は熱溶解処理後の不純物の組成を重量%で表したも
のである。尚、第2表中、サンプルAは熱溶解処理をし
ていない未処理のもの、サンプルBは溶解時間5分、サ
ンプルCは溶解時間3分としたものである。
この第2表から明らかなように低圧アルゴン下でアーク
熱溶解することにより蒸気圧の高いFeは熱溶解処理の前
後で変化がないが、蒸気圧の低いMg,Ca,Zn及びAl等の不
純物は殆ど除去されている。
熱溶解することにより蒸気圧の高いFeは熱溶解処理の前
後で変化がないが、蒸気圧の低いMg,Ca,Zn及びAl等の不
純物は殆ど除去されている。
次に、上記Mmの各サンプルA,B,CにNi(純度99.99%以
上)及びMn(純度99.99%以上)を混合し、しかる後400
mmHgのAr雰囲気下熱アーク溶解してMmNi4MnのMm系水素
吸蔵合金を得た。第3表はこの水素吸蔵合金中に含まれ
る不純物の量を示したものである。
上)及びMn(純度99.99%以上)を混合し、しかる後400
mmHgのAr雰囲気下熱アーク溶解してMmNi4MnのMm系水素
吸蔵合金を得た。第3表はこの水素吸蔵合金中に含まれ
る不純物の量を示したものである。
この第3表から明らかなように合金中に含まれる不純物
の総量は本発明のサンプルBが0.2重量%、サンプルC
が0.28重量%と夫々低減されているのに対し、未処理の
ものAは0.79重量%と大量の不純物が残存しているのが
わかる。蓋し、未処理のまま水素吸蔵合金を作製した場
合、水素吸蔵合金の結晶中において、これらの不純物
(Mg,Ca,Zn等)が希土類元素やニッケルに対する置換型
として取り込まれるためと考えられる。これに対し本実
施例の水素吸蔵合金は不純物を含んでいるMmに予めアー
ク熱溶解処理を施すことによって、該不純物が除去され
るため、製造された水素吸蔵合金中においても含有不純
物の量が大幅に低減されるのである。
の総量は本発明のサンプルBが0.2重量%、サンプルC
が0.28重量%と夫々低減されているのに対し、未処理の
ものAは0.79重量%と大量の不純物が残存しているのが
わかる。蓋し、未処理のまま水素吸蔵合金を作製した場
合、水素吸蔵合金の結晶中において、これらの不純物
(Mg,Ca,Zn等)が希土類元素やニッケルに対する置換型
として取り込まれるためと考えられる。これに対し本実
施例の水素吸蔵合金は不純物を含んでいるMmに予めアー
ク熱溶解処理を施すことによって、該不純物が除去され
るため、製造された水素吸蔵合金中においても含有不純
物の量が大幅に低減されるのである。
しかして、この水素吸蔵合金を50μ以下に粉砕して後、
結着剤としてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)10重
量%を混入し充分混練してPTFEを繊維化させ、1ton/cm2
の圧力で加圧成形し、水素吸蔵合金電極とした。尚、こ
の実施例では水素吸蔵合金電極に含まれる水素吸蔵合金
は1.0gであった。
結着剤としてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)10重
量%を混入し充分混練してPTFEを繊維化させ、1ton/cm2
の圧力で加圧成形し、水素吸蔵合金電極とした。尚、こ
の実施例では水素吸蔵合金電極に含まれる水素吸蔵合金
は1.0gであった。
第1図はこの水素吸蔵合金電極を負極として作製したニ
ッケル−水素二次電池の断面図である。図中、1が負極
としての水素吸蔵合金電極、2は周知の焼結式ニッケル
からなる理論容量600mAhの正極、3はポリプロピレン等
の不織布からなるセパレータであって、この正負両極1,
2とセパレータ3とで電極体4を構成している。5は負
極端子、6は正極端子、7は電池容器である。また8は
電解液であって30重量%水酸化カリウムを使用した。
ッケル−水素二次電池の断面図である。図中、1が負極
としての水素吸蔵合金電極、2は周知の焼結式ニッケル
からなる理論容量600mAhの正極、3はポリプロピレン等
の不織布からなるセパレータであって、この正負両極1,
2とセパレータ3とで電極体4を構成している。5は負
極端子、6は正極端子、7は電池容器である。また8は
電解液であって30重量%水酸化カリウムを使用した。
第4表はこのニッケル−水素二次電池において、充放電
を多数繰り返し行った場合の残存容量比を示したもので
あり、第2図はこの第4表をグラフ化したものである。
ここで充電は、電流150mA、充電時間5時間で行なっ
た。また、放電は300mAで行ない、電池電圧が1.0Vに達
した状態で終了した。外気温度は約25℃である。電解液
には常時空気導入が行われ、加速試験をするために常に
溶存酸素ガスが存在するように構成されている。尚、負
極である水素吸蔵合金電極は、その水素吸蔵量が気圧変
化により変動するが1気圧下において200mAhとなるよう
に容量設定した。
を多数繰り返し行った場合の残存容量比を示したもので
あり、第2図はこの第4表をグラフ化したものである。
ここで充電は、電流150mA、充電時間5時間で行なっ
た。また、放電は300mAで行ない、電池電圧が1.0Vに達
した状態で終了した。外気温度は約25℃である。電解液
には常時空気導入が行われ、加速試験をするために常に
溶存酸素ガスが存在するように構成されている。尚、負
極である水素吸蔵合金電極は、その水素吸蔵量が気圧変
化により変動するが1気圧下において200mAhとなるよう
に容量設定した。
尚、第4表及び第2図中、サンプルDはMg,Ca等の不純
物を全く含まないものを人工的に合成したものであっ
て、La,Ce,Nd,Pr,Sm等市販のセリウム族希土類元素を混
合しアーク溶解することによって市販のMmと略同様の組
成比となるようにしたものである。第5表にサンプルD
の組成比を示す。
物を全く含まないものを人工的に合成したものであっ
て、La,Ce,Nd,Pr,Sm等市販のセリウム族希土類元素を混
合しアーク溶解することによって市販のMmと略同様の組
成比となるようにしたものである。第5表にサンプルD
の組成比を示す。
上記第4表及び第2図から明らかなように未処理のMmを
使用した水素吸蔵合金に比べ前処理にて低圧Ar雰囲気下
熱アーク溶解した水素吸蔵合金は充放電の繰り返しによ
る残存容量比の減少が抑制され、電池寿命が向上したの
がわかる。蓋し、未処理のサンプルAは酸化還元電位が
標準水素電極電位よりも低いMg,Ca等の不純物を多量に
含むためアルカリ水溶液に対する腐蝕反応が促進される
のに対し、本発明の電池に係るサンプルB,Cは、前処理
にて熱アーク溶解されMg,Ca等の不純物が除去されるた
め、上述のような腐蝕反応が抑制され、電池寿命が向上
するのである。
使用した水素吸蔵合金に比べ前処理にて低圧Ar雰囲気下
熱アーク溶解した水素吸蔵合金は充放電の繰り返しによ
る残存容量比の減少が抑制され、電池寿命が向上したの
がわかる。蓋し、未処理のサンプルAは酸化還元電位が
標準水素電極電位よりも低いMg,Ca等の不純物を多量に
含むためアルカリ水溶液に対する腐蝕反応が促進される
のに対し、本発明の電池に係るサンプルB,Cは、前処理
にて熱アーク溶解されMg,Ca等の不純物が除去されるた
め、上述のような腐蝕反応が抑制され、電池寿命が向上
するのである。
また、不純物の量的効果としてはこの図からも明らかな
ようにMg,Ca,Zn及びAlの総量が少なければ少ないほど良
好な結果を示すことがわかる。すなわち、Feの蒸気圧は
高いため前処理のアーク熱溶解においても除去されずそ
のまま残存し、前処理前後においてMm中に含まれる重量
は殆ど変わらないにもかかわらずその酸化還元電位は比
較的高いため腐蝕性に対しては殆ど影響を与えない。し
かし、Mg,Ca,Zn及びAl等の金属はその酸化還元電位が標
準水素電極電位に比し極めて低いためアルカリ水溶液中
で腐蝕反応が促進されやすいという特徴がある。すなわ
ち、第3図は不純物の一例としてMgの電位−pH図を示し
たものであって、図中、破線は標準水素電極の酸化還元
電位の特性を示す。この図からもわかるように通常アル
カリ二次電池において電解液濃度はPHが約15のところで
使用されるがその場合のMgの酸化還元電位は−2.8Vと極
めて低いのである。このことはCa,Zn及びAl等他の不純
物についても同様に言えることである。そしてこのよう
な酸化還元電位の低い不純物が水素吸蔵合金の組成中に
存在することにより、電極体と電解液との界面での局部
電池生成による腐蝕反応が促進され、電池寿命の長寿化
を図ることができないのである。従って前処理を行って
も不純物の総量(Feを除く)が多い状態では第2図のサ
ンプルCに示す如く、サイクル回数200回で残存容量比
が65%になり、サンプルBに比し(サンプルBの残存容
量比はサイクル数200回で90%でありサンプルDと殆ど
変わらない)効果が半減する。つまり良好な効果をもた
らすためには水素吸蔵合金を作製する際にMm中に含まれ
るMg,Ca,Zn及びAl等の不純物(但し、Feは除く)の総量
が1重量%、好ましくはサンプルBに示す如く0.15%程
度となるように熱溶解処理の条件を設定するのがよい。
ようにMg,Ca,Zn及びAlの総量が少なければ少ないほど良
好な結果を示すことがわかる。すなわち、Feの蒸気圧は
高いため前処理のアーク熱溶解においても除去されずそ
のまま残存し、前処理前後においてMm中に含まれる重量
は殆ど変わらないにもかかわらずその酸化還元電位は比
較的高いため腐蝕性に対しては殆ど影響を与えない。し
かし、Mg,Ca,Zn及びAl等の金属はその酸化還元電位が標
準水素電極電位に比し極めて低いためアルカリ水溶液中
で腐蝕反応が促進されやすいという特徴がある。すなわ
ち、第3図は不純物の一例としてMgの電位−pH図を示し
たものであって、図中、破線は標準水素電極の酸化還元
電位の特性を示す。この図からもわかるように通常アル
カリ二次電池において電解液濃度はPHが約15のところで
使用されるがその場合のMgの酸化還元電位は−2.8Vと極
めて低いのである。このことはCa,Zn及びAl等他の不純
物についても同様に言えることである。そしてこのよう
な酸化還元電位の低い不純物が水素吸蔵合金の組成中に
存在することにより、電極体と電解液との界面での局部
電池生成による腐蝕反応が促進され、電池寿命の長寿化
を図ることができないのである。従って前処理を行って
も不純物の総量(Feを除く)が多い状態では第2図のサ
ンプルCに示す如く、サイクル回数200回で残存容量比
が65%になり、サンプルBに比し(サンプルBの残存容
量比はサイクル数200回で90%でありサンプルDと殆ど
変わらない)効果が半減する。つまり良好な効果をもた
らすためには水素吸蔵合金を作製する際にMm中に含まれ
るMg,Ca,Zn及びAl等の不純物(但し、Feは除く)の総量
が1重量%、好ましくはサンプルBに示す如く0.15%程
度となるように熱溶解処理の条件を設定するのがよい。
尚、本発明は上記実施例に限定されることがなく要旨を
逸脱しない範囲においての変更は可能でる。すなわち、
一般式AB5(A:Mm,B:Niまたは場合によっては他の元素に
置換されても良い)で表されるMmを用いた水素吸蔵合金
であれば特に限定されることはなく、MmNi5やその他の
置換系であるMmNi5-xMx(M:遷移金属)においても同様
にして適用できるのはいうまでもない。また不純物を除
去したことによる他の特性への影響、例えば活性化の難
易度等の影響も全くなく、アルカリ二次電池以外にもヒ
ートポンプ等他の蓄熱システムへの応用も可能である。
逸脱しない範囲においての変更は可能でる。すなわち、
一般式AB5(A:Mm,B:Niまたは場合によっては他の元素に
置換されても良い)で表されるMmを用いた水素吸蔵合金
であれば特に限定されることはなく、MmNi5やその他の
置換系であるMmNi5-xMx(M:遷移金属)においても同様
にして適用できるのはいうまでもない。また不純物を除
去したことによる他の特性への影響、例えば活性化の難
易度等の影響も全くなく、アルカリ二次電池以外にもヒ
ートポンプ等他の蓄熱システムへの応用も可能である。
発明の効果 以上詳述したように本発明のMm系水素吸蔵合金は、Mmが
常圧未満の不活性雰囲気下で不純物除去のための熱溶解
処理されたので、水素吸蔵合金の作製前に不純物が大幅
に除去され、このMmを使用して作製される水素吸蔵合金
においても不純物の量が軽減される。したがって、アル
カリ水溶液中での腐蝕反応が抑制され、腐蝕性が向上す
るという効果があり、特に水素を負極とする金属酸化物
−水素電池への応用に好適したものとなる。
常圧未満の不活性雰囲気下で不純物除去のための熱溶解
処理されたので、水素吸蔵合金の作製前に不純物が大幅
に除去され、このMmを使用して作製される水素吸蔵合金
においても不純物の量が軽減される。したがって、アル
カリ水溶液中での腐蝕反応が抑制され、腐蝕性が向上す
るという効果があり、特に水素を負極とする金属酸化物
−水素電池への応用に好適したものとなる。
第1図は本発明に係る水素吸蔵合金を使用したニッケル
−水素電池の断面図、第2図は水素吸蔵合金を使用した
ニッケル−水素電池のサイクル特性図、第3図はMgの電
位−pH図である。
−水素電池の断面図、第2図は水素吸蔵合金を使用した
ニッケル−水素電池のサイクル特性図、第3図はMgの電
位−pH図である。
Claims (2)
- 【請求項1】ミッシュメタルを主要構成要素とする水素
吸蔵合金において、 前記ミッシュメタルが、不純物を含むセリウム族希土類
元素の混合物を、常圧未満の不活性雰囲気下で熱溶解状
態を所定時間維持して、セリウム族希土類元素と不純物
との蒸気圧の差により不純物を分離除去した不純物除去
済ミッシュメタルであることを特徴とする水素吸蔵合
金。 - 【請求項2】上記不純物除去済ミッシュメタルは、不純
物を含むセリウム族希土類元素の混合物から、その不純
物であるMg、Ca、Zn及びAlの総量が、不純物除去済ミッ
シュメタルの全重量に対し1重量%以下となるまで不純
物を分離除去したものであることを特徴とする特許請求
の範囲第(1)項記載の水素吸蔵合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62123114A JPH0777128B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | 水素吸蔵合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62123114A JPH0777128B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | 水素吸蔵合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63289761A JPS63289761A (ja) | 1988-11-28 |
| JPH0777128B2 true JPH0777128B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=14852525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62123114A Expired - Lifetime JPH0777128B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | 水素吸蔵合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0777128B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5931829B2 (ja) * | 1976-09-09 | 1984-08-04 | 松下電器産業株式会社 | 水素吸蔵電極の製造法 |
-
1987
- 1987-05-20 JP JP62123114A patent/JPH0777128B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63289761A (ja) | 1988-11-28 |
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