JPH0777147A - エンジンノック制御方法 - Google Patents
エンジンノック制御方法Info
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- JPH0777147A JPH0777147A JP6192546A JP19254694A JPH0777147A JP H0777147 A JPH0777147 A JP H0777147A JP 6192546 A JP6192546 A JP 6192546A JP 19254694 A JP19254694 A JP 19254694A JP H0777147 A JPH0777147 A JP H0777147A
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- ignition
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/15—Digital data processing
- F02P5/152—Digital data processing dependent on pinking
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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- G05B13/02—Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
- G05B13/0265—Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric the criterion being a learning criterion
- G05B13/0275—Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric the criterion being a learning criterion using fuzzy logic only
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内燃機関のエンジンノック制御のための点火
時期の修正を高精度で行なえるようにする。 【構成】 ファジイ論理を適用して、内燃機関の点火時
期の修正を、ノック状態の検出結果に応じ、且つ、エン
ジンノック発生傾向の判定結果に応じて行なう。所定の
知識ルールベースを備えた推論エンジンが、入力信号集
合の適用に応答してメンバシップ関数集合から真理値集
合を生成する。真理値集合に含まれる複数の真理値を、
各々の真理値がエンジンノック発生傾向を表わす相対強
度と絶対強度との両方に応じて組み合わせて信頼度の値
を求め、この信頼度の値に基づいて点火遅角の修正量を
決定する。
時期の修正を高精度で行なえるようにする。 【構成】 ファジイ論理を適用して、内燃機関の点火時
期の修正を、ノック状態の検出結果に応じ、且つ、エン
ジンノック発生傾向の判定結果に応じて行なう。所定の
知識ルールベースを備えた推論エンジンが、入力信号集
合の適用に応答してメンバシップ関数集合から真理値集
合を生成する。真理値集合に含まれる複数の真理値を、
各々の真理値がエンジンノック発生傾向を表わす相対強
度と絶対強度との両方に応じて組み合わせて信頼度の値
を求め、この信頼度の値に基づいて点火遅角の修正量を
決定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、点火時期を制御する方
法と、内燃機関の点火時期に補正を加える方法とに関す
る。
法と、内燃機関の点火時期に補正を加える方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】内燃機
関であるエンジンのシリンダノックを検出するというこ
とは、既に公知となっている。例えば、ある周波数を有
するエンジンの振動の振幅及び持続時間が、シリンダノ
ックの存在の有無を示す指標となり得ることが知られて
いる。そのため従来のノック検出方法では、例えば、校
正して決定したある周波数を有するエンジンの振動エネ
ルギを計測して、その振動エネルギの持続時間と大きさ
とに基づいてノックの存在の有無を診断するようにして
いた。また、その診断によってノックが存在しているこ
とが判明した場合に、そのノックを軽減ないし除去する
ように点火時期を修正するということも行なわれてい
た。しかしながら、このノック制御のための点火時期の
修正は、通常、それを行なうことによって、エンジン性
能や燃料消費量といった、ノック制御以外の制御目標の
達成度を低下させることになるため、その修正を行なう
か否かは、慎重に判断せねばならない。より具体的に
は、ノック制御のための点火時期の修正を行なうのは、
ノックに伴う周知の様々な悪影響を緩和することが真に
必要とされているときにだけに限るべきである。点火時
期の修正が真に必要とされているか否かを診断するため
には高精度のノック検出が必要である。
関であるエンジンのシリンダノックを検出するというこ
とは、既に公知となっている。例えば、ある周波数を有
するエンジンの振動の振幅及び持続時間が、シリンダノ
ックの存在の有無を示す指標となり得ることが知られて
いる。そのため従来のノック検出方法では、例えば、校
正して決定したある周波数を有するエンジンの振動エネ
ルギを計測して、その振動エネルギの持続時間と大きさ
とに基づいてノックの存在の有無を診断するようにして
いた。また、その診断によってノックが存在しているこ
とが判明した場合に、そのノックを軽減ないし除去する
ように点火時期を修正するということも行なわれてい
た。しかしながら、このノック制御のための点火時期の
修正は、通常、それを行なうことによって、エンジン性
能や燃料消費量といった、ノック制御以外の制御目標の
達成度を低下させることになるため、その修正を行なう
か否かは、慎重に判断せねばならない。より具体的に
は、ノック制御のための点火時期の修正を行なうのは、
ノックに伴う周知の様々な悪影響を緩和することが真に
必要とされているときにだけに限るべきである。点火時
期の修正が真に必要とされているか否かを診断するため
には高精度のノック検出が必要である。
【0003】簡単な周波数解析に基づいてノックの存在
の有無を診断する従来のノック検出方式は、その診断に
とって重要な周波数を有するノイズがあると、それによ
って大きな影響を受ける。通常の内燃機関のノック検出
を行なう場合には、この種のノイズは、例えばピストン
とシリンダ壁との接触や、吸排気弁の弁座への着座等
の、周期的事象に原因して発生することがある。ノイズ
によって大きな影響を受けるようであると、誤ったノッ
ク検出結果を発生してしまうおそれがあり、ひいては不
必要で有害な点火時期の修正が行なわれることにもな
る。
の有無を診断する従来のノック検出方式は、その診断に
とって重要な周波数を有するノイズがあると、それによ
って大きな影響を受ける。通常の内燃機関のノック検出
を行なう場合には、この種のノイズは、例えばピストン
とシリンダ壁との接触や、吸排気弁の弁座への着座等
の、周期的事象に原因して発生することがある。ノイズ
によって大きな影響を受けるようであると、誤ったノッ
ク検出結果を発生してしまうおそれがあり、ひいては不
必要で有害な点火時期の修正が行なわれることにもな
る。
【0004】ある種のエンジン動作状態とエンジンのノ
ック発生傾向との間には、関数関係が存在するというこ
とが指摘されている。そこで、動作状態の検出結果によ
って示された、エンジンの現在動作レベルにおける、そ
のエンジンのノック発生傾向の評価結果を用いて、検出
された振動が単なるノイズではなくノックを表わしてい
るという判断の信頼度を判定することができる。
ック発生傾向との間には、関数関係が存在するというこ
とが指摘されている。そこで、動作状態の検出結果によ
って示された、エンジンの現在動作レベルにおける、そ
のエンジンのノック発生傾向の評価結果を用いて、検出
された振動が単なるノイズではなくノックを表わしてい
るという判断の信頼度を判定することができる。
【0005】幾つかのエンジン動作状態の検出結果と、
それら動作状態に対応した夫々の固定スレショルド値と
を比較することによって、エンジンのノック発生傾向を
評価するという方法が提案されている。この方法では、
ある動作状態の検出結果の値がそれに対応した固定スレ
ショルド値より大きいかそれとも小さいかという二値的
比較結果を、夫々の動作状態について導出し、それら一
連の二値的比較結果に基づいてノック発生傾向を評価す
ることになる。このような二値的比較結果に基づいた評
価では、夫々のパラメータの検出値と、それらに対応し
た夫々の固定スレショルド値との間の差の大きさという
価値ある情報が廃棄されてしまうため、ノック発生傾向
の評価結果の精度が低くなっており、一方、点火時期を
不必要なときにも遅らせてエンジン性能を損なってしま
う可能性が高くなっている。
それら動作状態に対応した夫々の固定スレショルド値と
を比較することによって、エンジンのノック発生傾向を
評価するという方法が提案されている。この方法では、
ある動作状態の検出結果の値がそれに対応した固定スレ
ショルド値より大きいかそれとも小さいかという二値的
比較結果を、夫々の動作状態について導出し、それら一
連の二値的比較結果に基づいてノック発生傾向を評価す
ることになる。このような二値的比較結果に基づいた評
価では、夫々のパラメータの検出値と、それらに対応し
た夫々の固定スレショルド値との間の差の大きさという
価値ある情報が廃棄されてしまうため、ノック発生傾向
の評価結果の精度が低くなっており、一方、点火時期を
不必要なときにも遅らせてエンジン性能を損なってしま
う可能性が高くなっている。
【0006】本発明の目的は、点火時期を制御するため
の、改良した方法を提供することにある。
の、改良した方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、その1つの局
面においては、内燃機関のシリンダ内のノック状態の検
出結果に応じて点火時期を制御する方法を提供するもの
であり、この方法は、ノック状態の検出結果に応じて点
火遅角コマンドを決定するステップと、所定エンジン動
作状態集合に含まれる複数のエンジン動作状態を検出す
るステップと、前記所定エンジン動作状態集合に含まれ
る前記複数のエンジン動作状態の検出結果に基づいて複
数のメンバシップ関数を設定するステップと、設定した
前記複数のメンバシップ関数を、知識ルールベースを有
するファジイ推論エンジンに適用して、設定した前記複
数のメンバシップ関数の適用に対する応答としての複数
の真理値から成る真理値集合を生成するステップと、前
記真理値集合に含まれる前記複数の真理値の所定関数と
して点火遅角修正量を算出するステップと、算出した前
記点火遅角修正量に基づいて前記点火遅角コマンドに修
正を加えるステップとを含んでいることを特徴とする方
法である。
面においては、内燃機関のシリンダ内のノック状態の検
出結果に応じて点火時期を制御する方法を提供するもの
であり、この方法は、ノック状態の検出結果に応じて点
火遅角コマンドを決定するステップと、所定エンジン動
作状態集合に含まれる複数のエンジン動作状態を検出す
るステップと、前記所定エンジン動作状態集合に含まれ
る前記複数のエンジン動作状態の検出結果に基づいて複
数のメンバシップ関数を設定するステップと、設定した
前記複数のメンバシップ関数を、知識ルールベースを有
するファジイ推論エンジンに適用して、設定した前記複
数のメンバシップ関数の適用に対する応答としての複数
の真理値から成る真理値集合を生成するステップと、前
記真理値集合に含まれる前記複数の真理値の所定関数と
して点火遅角修正量を算出するステップと、算出した前
記点火遅角修正量に基づいて前記点火遅角コマンドに修
正を加えるステップとを含んでいることを特徴とする方
法である。
【0008】本発明は、その別の1つの局面において
は、所定ルールベースを備えた推論エンジンに複数の入
力値を適用することによって内燃機関の点火時期に補正
を加える方法を提供するものであり、この方法は、エン
ジンノックを検出するステップと、所定エンジン動作状
態集合に含まれる複数のエンジン動作状態を検出するス
テップと、前記所定エンジン動作状態集合に含まれる前
記複数のエンジン動作状態をそれらエンジン動作状態に
対応したメンバシップ関数集合に含まれる複数の所定メ
ンバシップ関数に適用することによって、複数の入力値
から成る入力値集合を生成するステップと、前記入力値
集合に含まれる前記複数の入力値を前記推論エンジンに
適用することによって、該入力値集合に対応した複数の
真理値から成る真理値集合を生成するステップと、前記
真理値集合に含まれる前記複数の真理値の所定関数とし
てエンジンノック発生傾向の評価結果を生成する評価結
果生成ステップと、エンジンノックの検出結果に応じ、
且つ、エンジンノック発生傾向の前記評価結果に応じ
て、前記点火時期に補正を加えるステップとを含んでい
ることを特徴とする方法である。
は、所定ルールベースを備えた推論エンジンに複数の入
力値を適用することによって内燃機関の点火時期に補正
を加える方法を提供するものであり、この方法は、エン
ジンノックを検出するステップと、所定エンジン動作状
態集合に含まれる複数のエンジン動作状態を検出するス
テップと、前記所定エンジン動作状態集合に含まれる前
記複数のエンジン動作状態をそれらエンジン動作状態に
対応したメンバシップ関数集合に含まれる複数の所定メ
ンバシップ関数に適用することによって、複数の入力値
から成る入力値集合を生成するステップと、前記入力値
集合に含まれる前記複数の入力値を前記推論エンジンに
適用することによって、該入力値集合に対応した複数の
真理値から成る真理値集合を生成するステップと、前記
真理値集合に含まれる前記複数の真理値の所定関数とし
てエンジンノック発生傾向の評価結果を生成する評価結
果生成ステップと、エンジンノックの検出結果に応じ、
且つ、エンジンノック発生傾向の前記評価結果に応じ
て、前記点火時期に補正を加えるステップとを含んでい
ることを特徴とする方法である。
【0009】以上の方法はいずれもファジイ論理を用い
たものであり、そのため、固定したスレショルドと二値
的比較結果とを採用した場合に生じる欠点が回避されて
いると共に、制御における評価を行なうために知識ルー
ルベースの全体を利用することが可能となっている。
たものであり、そのため、固定したスレショルドと二値
的比較結果とを採用した場合に生じる欠点が回避されて
いると共に、制御における評価を行なうために知識ルー
ルベースの全体を利用することが可能となっている。
【0010】好適実施例においては、複数のエンジン動
作パラメータを検出し、検出したそれら複数のエンジン
動作パラメータに対して、複数の重み付けしたメンバシ
ップ関数から成るメンバシップ関数集合による正規化を
施すようにしている。更に、それら正規化を施したパラ
メータを、所定のルールベースに従ってエンジンモデル
(推論エンジン)の中を通過させることによって、複数
の真理値から成る真理値集合を形成し、それら複数の真
理値は、その各々がエンジンノック発生傾向についての
情報を提供するものである。それら真理値に対して個々
にポジション付けを行ない、このポジション付けは、そ
れら真理値の個々の、判断を誤らせるノック情報の原因
になる可能性に応じて行なう。更にそれら真理値に対し
て、それら真理値どうしの間の相対的な重み付けをし
て、ノック発生傾向の評価結果へのそれら真理値の相対
的な寄与の大きさを表わすようにする。続いて、ポジシ
ョン付けして重み付けしたそれら真理値を組み合わせ
て、1つのノック信頼度の値を形成する。このノック信
頼度の値の大きさは、検出した複数のエンジン動作パラ
メータから成るエンジン動作パラメータ集合に対応した
ノック状態の検出結果におくべき、信頼度を表わしてい
る。
作パラメータを検出し、検出したそれら複数のエンジン
動作パラメータに対して、複数の重み付けしたメンバシ
ップ関数から成るメンバシップ関数集合による正規化を
施すようにしている。更に、それら正規化を施したパラ
メータを、所定のルールベースに従ってエンジンモデル
(推論エンジン)の中を通過させることによって、複数
の真理値から成る真理値集合を形成し、それら複数の真
理値は、その各々がエンジンノック発生傾向についての
情報を提供するものである。それら真理値に対して個々
にポジション付けを行ない、このポジション付けは、そ
れら真理値の個々の、判断を誤らせるノック情報の原因
になる可能性に応じて行なう。更にそれら真理値に対し
て、それら真理値どうしの間の相対的な重み付けをし
て、ノック発生傾向の評価結果へのそれら真理値の相対
的な寄与の大きさを表わすようにする。続いて、ポジシ
ョン付けして重み付けしたそれら真理値を組み合わせ
て、1つのノック信頼度の値を形成する。このノック信
頼度の値の大きさは、検出した複数のエンジン動作パラ
メータから成るエンジン動作パラメータ集合に対応した
ノック状態の検出結果におくべき、信頼度を表わしてい
る。
【0011】このノック信頼度の値に基づいてノック対
応点火遅角信号に修正を施すようにすれば、その点火遅
角が適切であるということについての、判定された信頼
性レベルを反映させることができるようになる。
応点火遅角信号に修正を施すようにすれば、その点火遅
角が適切であるということについての、判定された信頼
性レベルを反映させることができるようになる。
【0012】或いはまた、エンジンの使用寿命が尽きる
までの間、そのエンジン動作レベルの関数として、ノッ
ク対応遅角値に学習を施し、その遅角値を格納し、その
遅角値に修正を施し続けるようにした適合性点火遅角方
式に、上記のノック信頼度の値を利用して、その信頼度
の値に応じて、その学習の程度が修正されるようにする
こともできる。
までの間、そのエンジン動作レベルの関数として、ノッ
ク対応遅角値に学習を施し、その遅角値を格納し、その
遅角値に修正を施し続けるようにした適合性点火遅角方
式に、上記のノック信頼度の値を利用して、その信頼度
の値に応じて、その学習の程度が修正されるようにする
こともできる。
【0013】以上によって、ノック制御プロセスが、ノ
ック発生傾向を評価し、且つ、ノック状態の検出結果に
対しては直接的にそれに応じ、エンジン動作状態の検出
結果に対しては学習性をもってそれに応じて、エンジン
ノックを補償している間中、様々なエンジン動作パラメ
ータについての価値ある情報が維持されるようにしてい
る。
ック発生傾向を評価し、且つ、ノック状態の検出結果に
対しては直接的にそれに応じ、エンジン動作状態の検出
結果に対しては学習性をもってそれに応じて、エンジン
ノックを補償している間中、様々なエンジン動作パラメ
ータについての価値ある情報が維持されるようにしてい
る。
【0014】
【実施例】以下に図面を参照しつつ、本発明の実施例に
ついて説明して行く。先ず図1について説明すると、内
燃機関であるエンジン10へは吸気管14を介して吸入
空気と燃料とが供給されており、この吸気管14におい
て、一般的な吸気管絶対温度センサ16で吸気管空気温
度MATを測定すると共に、一般的なMAPセンサ18
で吸気管絶対空気圧力MAPを測定している。
ついて説明して行く。先ず図1について説明すると、内
燃機関であるエンジン10へは吸気管14を介して吸入
空気と燃料とが供給されており、この吸気管14におい
て、一般的な吸気管絶対温度センサ16で吸気管空気温
度MATを測定すると共に、一般的なMAPセンサ18
で吸気管絶対空気圧力MAPを測定している。
【0015】エンジンのクランクシャフト(不図示)等
のエンジン出力軸と一体にディスク40が回転するよう
にしてある。また、一般的な可変磁気抵抗センサ42を
備えている。可変磁気抵抗センサ42は、ディスク40
上に形成されている複数の歯部が傍らを通過するのを検
出して周期的信号RPMを出力することができる位置に
配設してあり、この周期的信号RPMは、ディスク40
の回転速度に比例した周波数、従って、エンジン出力軸
の回転速度に比例した周波数を持った信号になる。一般
的な熱電対等で構成した温度センサ20をエンジンに取
付けてあり、この温度センサ20は、エンジン冷却水温
度を検出してその温度を表わす信号TEMPを出力する
ことができる位置に配設してある。
のエンジン出力軸と一体にディスク40が回転するよう
にしてある。また、一般的な可変磁気抵抗センサ42を
備えている。可変磁気抵抗センサ42は、ディスク40
上に形成されている複数の歯部が傍らを通過するのを検
出して周期的信号RPMを出力することができる位置に
配設してあり、この周期的信号RPMは、ディスク40
の回転速度に比例した周波数、従って、エンジン出力軸
の回転速度に比例した周波数を持った信号になる。一般
的な熱電対等で構成した温度センサ20をエンジンに取
付けてあり、この温度センサ20は、エンジン冷却水温
度を検出してその温度を表わす信号TEMPを出力する
ことができる位置に配設してある。
【0016】更には、ノック・センサ22を備えてお
り、このノック・センサ22には適当な振動センサを使
用すれば良く、また、ノックに関連したエンジン・パラ
メータを表わす信号を発生するその他の種類のセンサを
使用しても良く、例えば、所定周波数範囲内の周波数を
持ったエンジン振動エネルギを検出するセンサ等を使用
することができる。ノック・センサ22からの出力信号
はノック処理装置24へ供給されており、このノック処
理装置24は、ノック・センサ22からの出力信号に含
まれているノイズを大幅に減少させてノック信号KNO
CKCNTを生成するように構成してある。ノック信号
KNOCKCNTは、例えばカウント値の形態の信号で
あって、そのカウント値を、ノック・センサ22がノッ
ク事象を検出したことが識別される度にインクリメント
し、且つ、周期的にクリアするようにしたものとすれば
良い。
り、このノック・センサ22には適当な振動センサを使
用すれば良く、また、ノックに関連したエンジン・パラ
メータを表わす信号を発生するその他の種類のセンサを
使用しても良く、例えば、所定周波数範囲内の周波数を
持ったエンジン振動エネルギを検出するセンサ等を使用
することができる。ノック・センサ22からの出力信号
はノック処理装置24へ供給されており、このノック処
理装置24は、ノック・センサ22からの出力信号に含
まれているノイズを大幅に減少させてノック信号KNO
CKCNTを生成するように構成してある。ノック信号
KNOCKCNTは、例えばカウント値の形態の信号で
あって、そのカウント値を、ノック・センサ22がノッ
ク事象を検出したことが識別される度にインクリメント
し、且つ、周期的にクリアするようにしたものとすれば
良い。
【0017】エンジン制御装置26は、中央処理装置
(CPU)28と、幾種類かのデータ記憶装置とを含ん
でおり、それらはいずれも従来公知の構成要素である。
またそれらデータ記憶装置には、リード・オンリ・メモ
リ(ROM)32、ランダム・アクセス・メモリ(RA
M)34、それに不揮発性ランダム・アクセス・メモリ
(NVRAM)30が含まれている。このエンジン制御
装置26は、MAT、MAP、TEMP、KNOCKC
NT、それにRPM等の入力信号を処理して、様々なエ
ンジン制御アクチュエータへ向けた出力コマンドを発生
する。それらエンジン制御アクチュエータには、例えば
エンジン10への燃料供給量や空気供給量を制御するも
のや、エンジン10の点火を制御するものがある。エン
ジンへの燃料供給量や空気供給量の制御は、一般的な方
式によって行なわれ、例えば所望のエンジン性能、燃料
消費量、それにエンジン排気ガス中汚染物質レベル等が
得られる空燃比を維持することを目的として行なわれ
る。
(CPU)28と、幾種類かのデータ記憶装置とを含ん
でおり、それらはいずれも従来公知の構成要素である。
またそれらデータ記憶装置には、リード・オンリ・メモ
リ(ROM)32、ランダム・アクセス・メモリ(RA
M)34、それに不揮発性ランダム・アクセス・メモリ
(NVRAM)30が含まれている。このエンジン制御
装置26は、MAT、MAP、TEMP、KNOCKC
NT、それにRPM等の入力信号を処理して、様々なエ
ンジン制御アクチュエータへ向けた出力コマンドを発生
する。それらエンジン制御アクチュエータには、例えば
エンジン10への燃料供給量や空気供給量を制御するも
のや、エンジン10の点火を制御するものがある。エン
ジンへの燃料供給量や空気供給量の制御は、一般的な方
式によって行なわれ、例えば所望のエンジン性能、燃料
消費量、それにエンジン排気ガス中汚染物質レベル等が
得られる空燃比を維持することを目的として行なわれ
る。
【0018】エンジン制御装置26が発生する点火コマ
ンドは、従来の一般的なものであるが、ただしその点火
コマンドの点火時期の制御を、本実施例では、図2、図
3、及び図4のルーチンに従った算出処理によって行な
っている。エンジン制御装置26は、それらの図のルー
チンを点火制御の分野において広く知られている方式で
周期的に実行して、SPARK・COMMANDの値を
算出する。算出したSPARK・COMMANDの値は
エンジン制御装置26の中の記憶装置(例えばRAM3
4)に格納しておき、複数の点火プラグ38のうちの少
なくとも1個を点火させるときに、その格納してある値
を点火制御装置36へ送出する。点火を行なうには、信
号RPMによって表わされるエンジンの角度位置に基づ
いて、周知のエンジン制御方式に従って行なうようにす
れば良い。点火制御装置36はSPARK・COMMA
NDに必要な調節を施して、複数の点火プラグ38のう
ちの該当する点火プラグへ適切なコマンドを送出し、こ
れもまた当業界において広く知られている方式で行なわ
れる。
ンドは、従来の一般的なものであるが、ただしその点火
コマンドの点火時期の制御を、本実施例では、図2、図
3、及び図4のルーチンに従った算出処理によって行な
っている。エンジン制御装置26は、それらの図のルー
チンを点火制御の分野において広く知られている方式で
周期的に実行して、SPARK・COMMANDの値を
算出する。算出したSPARK・COMMANDの値は
エンジン制御装置26の中の記憶装置(例えばRAM3
4)に格納しておき、複数の点火プラグ38のうちの少
なくとも1個を点火させるときに、その格納してある値
を点火制御装置36へ送出する。点火を行なうには、信
号RPMによって表わされるエンジンの角度位置に基づ
いて、周知のエンジン制御方式に従って行なうようにす
れば良い。点火制御装置36はSPARK・COMMA
NDに必要な調節を施して、複数の点火プラグ38のう
ちの該当する点火プラグへ適切なコマンドを送出し、こ
れもまた当業界において広く知られている方式で行なわ
れる。
【0019】本好適実施例の点火制御は、ノックを緩和
するために、エンジンノック状態の検出結果に応じ、更
にエンジンノック発生傾向の評価結果にも応じて、点火
時期に修正を加えるようにしたものである。本好適実施
例においては、エンジン制御装置26が一連のステップ
を実行することによって、それらの処理が行なわれるよ
うにしてあり、例えば、ROM32に一連の処理操作を
記憶させておき、それら一連の処理操作を、エンジン制
御装置26の動作中に、このエンジン制御装置26が、
例えば12.5ミリ秒に1回という頻度で周期的に実行
するようにしておけば良い。
するために、エンジンノック状態の検出結果に応じ、更
にエンジンノック発生傾向の評価結果にも応じて、点火
時期に修正を加えるようにしたものである。本好適実施
例においては、エンジン制御装置26が一連のステップ
を実行することによって、それらの処理が行なわれるよ
うにしてあり、例えば、ROM32に一連の処理操作を
記憶させておき、それら一連の処理操作を、エンジン制
御装置26の動作中に、このエンジン制御装置26が、
例えば12.5ミリ秒に1回という頻度で周期的に実行
するようにしておけば良い。
【0020】更に詳しく説明すると、図2、図3、及び
図4に示したそれら一連の処理操作は、図2のステップ
60から開始される。このルーチンは、開始されたなら
ばステップ62へ進み、そこでは、KNOCKCNT、
TEMP、MAP、RPM、それにMAT等の入力信号
の現在値を読み取る。これら入力信号に対しては、エン
ジン制御装置26において、アナログ信号を処理するた
めの一般的なフィルタ処理方法を用いてフィルタ処理を
施し、信号ノイズ等をはじめとするそれら入力信号の中
に存在している妨害成分を減少させるようにしてもよ
い。
図4に示したそれら一連の処理操作は、図2のステップ
60から開始される。このルーチンは、開始されたなら
ばステップ62へ進み、そこでは、KNOCKCNT、
TEMP、MAP、RPM、それにMAT等の入力信号
の現在値を読み取る。これら入力信号に対しては、エン
ジン制御装置26において、アナログ信号を処理するた
めの一般的なフィルタ処理方法を用いてフィルタ処理を
施し、信号ノイズ等をはじめとするそれら入力信号の中
に存在している妨害成分を減少させるようにしてもよ
い。
【0021】その具体的な例を挙げるならば、例えば米
国特許第5163404号に記載されているように、信
号KNOCKCNTに対して先ず、エンジン制御装置2
6の中に設定したタイミング・ウィンドウによってフィ
ルタ処理を施し、その後に、その処理を施した信号KN
OCKCNTを図2及び図3のルーチンで使用するよう
にし、またその際に、エンジン制御装置26が、シリン
ダ上死点TDCを基準として表わした、ノック状態が発
生しているエンジン回転位置とエンジン回転位置ウィン
ドウとの間の関係に基づいて、ノック処理装置24から
供給されるKNOCKCNTに対して、選択的にフィル
タ処理を施すようにすれば良い。
国特許第5163404号に記載されているように、信
号KNOCKCNTに対して先ず、エンジン制御装置2
6の中に設定したタイミング・ウィンドウによってフィ
ルタ処理を施し、その後に、その処理を施した信号KN
OCKCNTを図2及び図3のルーチンで使用するよう
にし、またその際に、エンジン制御装置26が、シリン
ダ上死点TDCを基準として表わした、ノック状態が発
生しているエンジン回転位置とエンジン回転位置ウィン
ドウとの間の関係に基づいて、ノック処理装置24から
供給されるKNOCKCNTに対して、選択的にフィル
タ処理を施すようにすれば良い。
【0022】入力信号を読み取ったならば、続いてこの
ルーチンはステップ64へ進み、そこでは基礎点火時期
を決定する。基礎点火時期の決定には、当業界において
広く知られている方法を用いれば良く、例えば、エンジ
ン10から検出したRPMやMAP等をはじめとするエ
ンジン動作に関する入力値の関数として、基礎点火時期
を決定するようにしても良い。更に具体的な例を挙げる
ならば、例えばRPM及びMAPに基づいた2次元行列
の形のルックアップ・テーブルを予め作成してROM3
2に格納しておき、RPM信号及びMAP信号の現在検
出値に従ってそのルックアップ・テーブルから値を取り
出すことによって、基礎点火時期の値をROM32から
取り出せるようにしておいても良い。更には、こうして
得られた基礎点火時期の値に、当業界において広く知ら
れているように、TEMPや燃料組成等をはじめとする
その他の様々なエンジン動作パラメータによる修正を加
えるようにしても良い。この基礎点火時期の値は、エン
ジンの、これから点火しようとしているシリンダのシリ
ンダ上死点TDCを基準として、そこからの角度によっ
て表わすようにするのが好都合である。
ルーチンはステップ64へ進み、そこでは基礎点火時期
を決定する。基礎点火時期の決定には、当業界において
広く知られている方法を用いれば良く、例えば、エンジ
ン10から検出したRPMやMAP等をはじめとするエ
ンジン動作に関する入力値の関数として、基礎点火時期
を決定するようにしても良い。更に具体的な例を挙げる
ならば、例えばRPM及びMAPに基づいた2次元行列
の形のルックアップ・テーブルを予め作成してROM3
2に格納しておき、RPM信号及びMAP信号の現在検
出値に従ってそのルックアップ・テーブルから値を取り
出すことによって、基礎点火時期の値をROM32から
取り出せるようにしておいても良い。更には、こうして
得られた基礎点火時期の値に、当業界において広く知ら
れているように、TEMPや燃料組成等をはじめとする
その他の様々なエンジン動作パラメータによる修正を加
えるようにしても良い。この基礎点火時期の値は、エン
ジンの、これから点火しようとしているシリンダのシリ
ンダ上死点TDCを基準として、そこからの角度によっ
て表わすようにするのが好都合である。
【0023】ステップ64で基礎点火時期を求めたなら
ば、続いてステップ66において、ノック・カウント値
の変化分DELTAKを、現在ノック・カウント値KN
OCKCNTと、図2及び図3のルーチンを前回実行し
たときに得られたノック・カウント値OLDKNOCK
CNTとの差分に比例する値として算出する。このDE
LTAKは、潜在的エンジンノック状態が新たに検出さ
れたことを表わすものである。続いてステップ68にお
いて、現在カウント値KNOCKCNTを、OLDKN
OCKCNTの値として格納する。続いてこのルーチン
はステップ70へ進み、そこではATTACK・RAT
Eを算出する。このATTACK・RATEは、ノック
と点火遅角との間に存在する一般的に知られている関係
を利用して、検出されたノック・カウント値の変化分に
基づいてノック対応遅角の角度を算出するための変換係
数である。広く知られているように、このATTACK
・RATEの値は、エンジン回転速度RPMの関数とし
て求めることができ、例えばROM32の中に設定した
ルックアップ・テーブルから取り出せるようにしておけ
ば良い。ATTACK・RATEの値を求めたならば、
続いてこのルーチンはステップ72〜88へ進み、それ
らのステップでは、現在検出されているノック状態に適
合した遅角の角度を求める。
ば、続いてステップ66において、ノック・カウント値
の変化分DELTAKを、現在ノック・カウント値KN
OCKCNTと、図2及び図3のルーチンを前回実行し
たときに得られたノック・カウント値OLDKNOCK
CNTとの差分に比例する値として算出する。このDE
LTAKは、潜在的エンジンノック状態が新たに検出さ
れたことを表わすものである。続いてステップ68にお
いて、現在カウント値KNOCKCNTを、OLDKN
OCKCNTの値として格納する。続いてこのルーチン
はステップ70へ進み、そこではATTACK・RAT
Eを算出する。このATTACK・RATEは、ノック
と点火遅角との間に存在する一般的に知られている関係
を利用して、検出されたノック・カウント値の変化分に
基づいてノック対応遅角の角度を算出するための変換係
数である。広く知られているように、このATTACK
・RATEの値は、エンジン回転速度RPMの関数とし
て求めることができ、例えばROM32の中に設定した
ルックアップ・テーブルから取り出せるようにしておけ
ば良い。ATTACK・RATEの値を求めたならば、
続いてこのルーチンはステップ72〜88へ進み、それ
らのステップでは、現在検出されているノック状態に適
合した遅角の角度を求める。
【0024】それらステップ72〜88について更に詳
しく説明すると、このルーチンは、ステップ72へ進ん
だならば、先にステップ62で読み取った入力信号に基
づいて、一連のメンバシップ関数、即ち、パラメータ・
スレショルドを求める。図5〜図14に、本実施例で使
用しているメンバシップ関数の集合に含まれる個々のメ
ンバシップ関数を示した。それらメンバシップ関数は、
一般的なファジイ論理による制御に適合したものであ
り、入力信号を所定のルールベースのドメインに従って
カテゴリに区分し、そして各カテゴリの中で入力信号を
正規化するものである。本実施例においては、ルールベ
ースが、メンバシップ関数のカテゴリとして以下に示す
カテゴリを必要とすることが分かっている。 入力信号 カテゴリ 変数名 TEMP 低冷却水温度 LOCT 高冷却水温度 HICT 非低冷却水温度 NOTLOCT MAP 低圧力 LOMAP 高圧力 HIMAP RPM 低回転速度 LORPM 高回転速度 HIRPM TOTAL・RETARD 小遅角総計 LORETARD 大遅角総計 HIRETARD MAT 高空気温度 HIMAT
しく説明すると、このルーチンは、ステップ72へ進ん
だならば、先にステップ62で読み取った入力信号に基
づいて、一連のメンバシップ関数、即ち、パラメータ・
スレショルドを求める。図5〜図14に、本実施例で使
用しているメンバシップ関数の集合に含まれる個々のメ
ンバシップ関数を示した。それらメンバシップ関数は、
一般的なファジイ論理による制御に適合したものであ
り、入力信号を所定のルールベースのドメインに従って
カテゴリに区分し、そして各カテゴリの中で入力信号を
正規化するものである。本実施例においては、ルールベ
ースが、メンバシップ関数のカテゴリとして以下に示す
カテゴリを必要とすることが分かっている。 入力信号 カテゴリ 変数名 TEMP 低冷却水温度 LOCT 高冷却水温度 HICT 非低冷却水温度 NOTLOCT MAP 低圧力 LOMAP 高圧力 HIMAP RPM 低回転速度 LORPM 高回転速度 HIRPM TOTAL・RETARD 小遅角総計 LORETARD 大遅角総計 HIRETARD MAT 高空気温度 HIMAT
【0025】メンバシップ関数の出力の大きさは、その
メンバシップ関数に対応したカテゴリへの「帰属度」を
表わす。例えば、低冷却水温度メンバシップ関数の出力
LOCTは、図5に示すように、冷却水温度が低冷却水
温度領域に帰属する程度を一般的に表わすものである。
図6は、高冷却水温度メンバシップ関数の出力HICT
の大きさの中に反映された高冷却水温度領域における同
様の関係を表わしている。冷却水温度の検出値TEMP
が低冷却水温度領域に帰属しない程度は、図7に示すよ
うに「非低」冷却水温度メンバシップ関数の出力NOT
LOCTの大きさによって表わされる。
メンバシップ関数に対応したカテゴリへの「帰属度」を
表わす。例えば、低冷却水温度メンバシップ関数の出力
LOCTは、図5に示すように、冷却水温度が低冷却水
温度領域に帰属する程度を一般的に表わすものである。
図6は、高冷却水温度メンバシップ関数の出力HICT
の大きさの中に反映された高冷却水温度領域における同
様の関係を表わしている。冷却水温度の検出値TEMP
が低冷却水温度領域に帰属しない程度は、図7に示すよ
うに「非低」冷却水温度メンバシップ関数の出力NOT
LOCTの大きさによって表わされる。
【0026】エンジン吸気管絶対圧力MAPを本実施例
の推論エンジンのルールベースに適用できるようにする
ために、2つのメンバシップ関数によってこのエンジン
吸気管絶対圧力MAPを量的に表わすようにしている。
更に詳しく説明すると、図8に示すように、出力LOM
APを発生するメンバシップ関数が、低圧力領域へのM
APの「帰属度」を表わし、また、図9に示すように、
出力HIMAPを発生するメンバシップ関数が、高圧力
領域へのMAPの「帰属度」を表わすようにしている。
の推論エンジンのルールベースに適用できるようにする
ために、2つのメンバシップ関数によってこのエンジン
吸気管絶対圧力MAPを量的に表わすようにしている。
更に詳しく説明すると、図8に示すように、出力LOM
APを発生するメンバシップ関数が、低圧力領域へのM
APの「帰属度」を表わし、また、図9に示すように、
出力HIMAPを発生するメンバシップ関数が、高圧力
領域へのMAPの「帰属度」を表わすようにしている。
【0027】エンジン回転速度RPMを本実施例の推論
エンジンのルールベースに適用できるようにするため
に、2つのメンバシップ関数によってこのエンジン回転
速度RPMを量的に表わすようにしている。それらのう
ちの1つは出力LORPMを発生するメンバシップ関数
であり、これは図10に示すように、低エンジン回転速
度領域へのRPMの「帰属度」を表わし、もう1つは出
力HIRPMを発生するメンバシップ関数であり、これ
は図11に示すように、高エンジン回転速度領域へのR
PMの「帰属度」を表わす。
エンジンのルールベースに適用できるようにするため
に、2つのメンバシップ関数によってこのエンジン回転
速度RPMを量的に表わすようにしている。それらのう
ちの1つは出力LORPMを発生するメンバシップ関数
であり、これは図10に示すように、低エンジン回転速
度領域へのRPMの「帰属度」を表わし、もう1つは出
力HIRPMを発生するメンバシップ関数であり、これ
は図11に示すように、高エンジン回転速度領域へのR
PMの「帰属度」を表わす。
【0028】エンジン点火遅角総計TOTAL・RET
ARDには、本実施例において考慮される推論エンジン
のルールベースの必要に従って、2つのカテゴリを割当
ててある。更に詳しく説明すると、図12に示すよう
に、出力HIRETARDを発生するメンバシップ関数
が、大点火遅角総計領域へのTOTAL・RETARD
の「帰属度」を表わし、また、図13に示すように、出
力LORETARDを発生するメンバシップ関数が、小
点火遅角総計領域へのTOTAL・RETARDの「帰
属度」を表わすようにしている。TOTAL・RETA
RDは、当業者の間では広く知られているように、ノッ
ク対応遅角を含めた、エンジン点火遅角への全ての寄与
要因を加え合わせた総計である。TOTAL・RETA
RDに関係した以上の2つのメンバシップ関数には、最
新に算出したTOTAL・RETARDの値を、即ち、
図2及び図3のルーチンを前回実行したときに算出した
TOTAL・RETARDの値を使用すれば良い。
ARDには、本実施例において考慮される推論エンジン
のルールベースの必要に従って、2つのカテゴリを割当
ててある。更に詳しく説明すると、図12に示すよう
に、出力HIRETARDを発生するメンバシップ関数
が、大点火遅角総計領域へのTOTAL・RETARD
の「帰属度」を表わし、また、図13に示すように、出
力LORETARDを発生するメンバシップ関数が、小
点火遅角総計領域へのTOTAL・RETARDの「帰
属度」を表わすようにしている。TOTAL・RETA
RDは、当業者の間では広く知られているように、ノッ
ク対応遅角を含めた、エンジン点火遅角への全ての寄与
要因を加え合わせた総計である。TOTAL・RETA
RDに関係した以上の2つのメンバシップ関数には、最
新に算出したTOTAL・RETARDの値を、即ち、
図2及び図3のルーチンを前回実行したときに算出した
TOTAL・RETARDの値を使用すれば良い。
【0029】最後に、吸気管空気温度MATには、本実
施例において考慮される推論エンジンのルールベースに
適用するためのカテゴリとして、1つのカテゴリだけが
割当てられており、このカテゴリに関しては、図14に
示すように、出力HIMATを発生するメンバシップ関
数が、この高空気温度領域へのMATの「帰属度」を表
わすようにしている。
施例において考慮される推論エンジンのルールベースに
適用するためのカテゴリとして、1つのカテゴリだけが
割当てられており、このカテゴリに関しては、図14に
示すように、出力HIMATを発生するメンバシップ関
数が、この高空気温度領域へのMATの「帰属度」を表
わすようにしている。
【0030】図5〜図14に示した具体的なメンバシッ
プ関数は、あくまでも本発明の一実施例を説明するため
の具体例に過ぎず、なぜならば、エンジンノック発生傾
向を評価するためにそれに関連したルールベースが必要
に応じて利用する入力信号の組合せには、様々なものが
あり得るからである。
プ関数は、あくまでも本発明の一実施例を説明するため
の具体例に過ぎず、なぜならば、エンジンノック発生傾
向を評価するためにそれに関連したルールベースが必要
に応じて利用する入力信号の組合せには、様々なものが
あり得るからである。
【0031】説明を図2のステップ72へ戻し、図5〜
図14に示した様々な関係に基づいて夫々のメンバシッ
プ関数の出力値を決定したならば、続いてこのルーチン
はステップ74へ進み、そこでは、それらメンバシップ
関数を知識ルールベースに適用して、一般的なファジイ
論理を利用した制御技法に従ってそれらメンバシップ関
数の夫々に対応した真理値を算出することにより、それ
ら真理値から成る真理値集合を求める。それらメンバシ
ップ関数からこの真理値集合への変換は、図4に示して
あり、これについては後に詳細に説明する。メンバシッ
プ関数の変換に使用するルールベースを構成する個々の
ルールは、それらメンバシップ関数の、エンジンノック
発生傾向への影響度を解析することによって求めること
ができ、更に具体的には、例えば制御されたテスト環境
において、選択した1つまたは幾つかのエンジン入力信
号を変化させつつエンジンノック発生傾向を解析し、そ
して、変化させた複数のエンジン入力信号の各々につい
ての、ないしは、変化させた複数のエンジン入力信号の
各々の組合せについての関数として、エンジンノック発
生傾向の感受性を記録するようにすれば良い。
図14に示した様々な関係に基づいて夫々のメンバシッ
プ関数の出力値を決定したならば、続いてこのルーチン
はステップ74へ進み、そこでは、それらメンバシップ
関数を知識ルールベースに適用して、一般的なファジイ
論理を利用した制御技法に従ってそれらメンバシップ関
数の夫々に対応した真理値を算出することにより、それ
ら真理値から成る真理値集合を求める。それらメンバシ
ップ関数からこの真理値集合への変換は、図4に示して
あり、これについては後に詳細に説明する。メンバシッ
プ関数の変換に使用するルールベースを構成する個々の
ルールは、それらメンバシップ関数の、エンジンノック
発生傾向への影響度を解析することによって求めること
ができ、更に具体的には、例えば制御されたテスト環境
において、選択した1つまたは幾つかのエンジン入力信
号を変化させつつエンジンノック発生傾向を解析し、そ
して、変化させた複数のエンジン入力信号の各々につい
ての、ないしは、変化させた複数のエンジン入力信号の
各々の組合せについての関数として、エンジンノック発
生傾向の感受性を記録するようにすれば良い。
【0032】ステップ74で一連の真理値を求めたなら
ば、続いて、この図2及び図3のルーチンはステップ7
6へ進み、そこでは、この図2及び図3のルーチンの今
回の実行において、エンジンノック発生傾向を表わす信
頼度の値を算出するために使用する、局所変数の初期化
を行なう。更に具体的には、ステップ76では、指数
「n」を「1」に設定し、変数NUM及び変数DENU
Mをクリアする。
ば、続いて、この図2及び図3のルーチンはステップ7
6へ進み、そこでは、この図2及び図3のルーチンの今
回の実行において、エンジンノック発生傾向を表わす信
頼度の値を算出するために使用する、局所変数の初期化
を行なう。更に具体的には、ステップ76では、指数
「n」を「1」に設定し、変数NUM及び変数DENU
Mをクリアする。
【0033】続いてこのルーチンはステップ78〜86
へ進み、それらステップでは、先にステップ74で求め
た一連の真理値の、重み付け合計値であるKCONFI
Dを算出する。更に詳しく説明すると、このルーチンは
先ずステップ78へ進み、そこでは、指数「n」が
「8」を超えているか否かを判定し、この「8」という
値は、本実施例において算出処理にかかわる真理値の個
数である。「n」が「8」を超えていたならば、このル
ーチンはステップ86へ進み、このステップ86につい
ては後に詳述する。一方、「n」が「8」以下であった
ならば、このルーチンはステップ80へ進み、そこで
は、次の式に従って、「n」で表わされている真理値に
重み付けした値をNUMの現在値へ加える。 NUM=NUM+TRUTH(n)*POS(n)*W
EIGHT(n) この式において、TRUTH(n)は、先にステップ7
4で求めた一連の真理値のうちの第n番真理値であり、
POS(n)は、第n番ポジション値であり、また、W
EIGH(n)は、第n番重み値である。これらのうち
ポジション値は、例えば校正を実行する際に求めておく
値であり、そのポジション値が付随している真理値が、
エンジンノック発生傾向をどの程度の強度で表わす真理
値であるかということを示した値である。本実施例で
は、このポジション値を、正規化して「0」と「10」
との間の値にしている。ある真理値に付随しているポジ
ション値が例えば「0」のような小さな値であれば、そ
の真理値によって表わされているエンジン動作状態は小
さなノック発生傾向を伴うエンジン動作状態であり、一
方、ある真理値に付随しているポジション値が例えば
「10」のような大きな値であれば、その真理値によっ
て表わされているエンジン動作状態は大きなノック発生
傾向を伴うエンジン動作状態である。
へ進み、それらステップでは、先にステップ74で求め
た一連の真理値の、重み付け合計値であるKCONFI
Dを算出する。更に詳しく説明すると、このルーチンは
先ずステップ78へ進み、そこでは、指数「n」が
「8」を超えているか否かを判定し、この「8」という
値は、本実施例において算出処理にかかわる真理値の個
数である。「n」が「8」を超えていたならば、このル
ーチンはステップ86へ進み、このステップ86につい
ては後に詳述する。一方、「n」が「8」以下であった
ならば、このルーチンはステップ80へ進み、そこで
は、次の式に従って、「n」で表わされている真理値に
重み付けした値をNUMの現在値へ加える。 NUM=NUM+TRUTH(n)*POS(n)*W
EIGHT(n) この式において、TRUTH(n)は、先にステップ7
4で求めた一連の真理値のうちの第n番真理値であり、
POS(n)は、第n番ポジション値であり、また、W
EIGH(n)は、第n番重み値である。これらのうち
ポジション値は、例えば校正を実行する際に求めておく
値であり、そのポジション値が付随している真理値が、
エンジンノック発生傾向をどの程度の強度で表わす真理
値であるかということを示した値である。本実施例で
は、このポジション値を、正規化して「0」と「10」
との間の値にしている。ある真理値に付随しているポジ
ション値が例えば「0」のような小さな値であれば、そ
の真理値によって表わされているエンジン動作状態は小
さなノック発生傾向を伴うエンジン動作状態であり、一
方、ある真理値に付随しているポジション値が例えば
「10」のような大きな値であれば、その真理値によっ
て表わされているエンジン動作状態は大きなノック発生
傾向を伴うエンジン動作状態である。
【0034】前述の重み値は、個々のルールがエンジン
ノック発生傾向を表わす程度の間の相違を反映させるこ
とを目的として、真理値どうしの間の相対的な重み付け
のために使用している値である。本実施例では、この重
み値を、正規化して「0」と「10」との間の値にして
いる。ある真理値に付随している重み値が「0」に近い
値であれば、それは、その真理値が、エンジンノック発
生傾向の徴候を殆ど提供しない真理値であり、より大き
な重み値が付随している別の真理値によって容易に克服
される真理値であることを表わしている。一方、ある真
理値に付随している重み値が「10」に近い値であれ
ば、それは、その真理値が、その他の真理値と比較し
て、エンジンノック発生傾向についてのより多くの情報
を提供する真理値であることを表わしている。
ノック発生傾向を表わす程度の間の相違を反映させるこ
とを目的として、真理値どうしの間の相対的な重み付け
のために使用している値である。本実施例では、この重
み値を、正規化して「0」と「10」との間の値にして
いる。ある真理値に付随している重み値が「0」に近い
値であれば、それは、その真理値が、エンジンノック発
生傾向の徴候を殆ど提供しない真理値であり、より大き
な重み値が付随している別の真理値によって容易に克服
される真理値であることを表わしている。一方、ある真
理値に付随している重み値が「10」に近い値であれ
ば、それは、その真理値が、その他の真理値と比較し
て、エンジンノック発生傾向についてのより多くの情報
を提供する真理値であることを表わしている。
【0035】本好適実施例において、夫々の真理値に付
随させるポジション値及び重み値の典型的な値は次に示
すとおりである。真理値 ポジション値 重み値 1 0 10 2 7.5 2.5 3 0 10 4 2.5 2 5 0 10 6 8 2 7 10 2.5 8 10 2.5 この表の第1番から第8番までの真理値が、具体的にど
の真理値であるのかは、図4に示した通りである。例え
ば第7番と第8番の真理値はそれらに付随するポジショ
ン値が「10」であり、このことは、第7番の真理値ま
たは第8番の真理値が充分な値をもっているときには、
最大級に大きなノック発生傾向が存在しているというこ
とを示している。しかしながら、それら真理値に付随し
ている重み値は「2.5」という比較的小さな値であ
り、このことは、第7番ないし第8番の真理値以外の別
の真理値が充分な値をもってノック発生傾向の存在を示
している場合には、第7番ないし第8番の真理値が、そ
の別の真理値と比べて、比較的劣勢であるということを
示している。従って、例えば第1番、第3番、第5番の
真理値のように大きな重み値が付随している真理値が、
第7番ないし第8番の真理値と同程度の大きさをもって
存在している場合には、その大きな重み値が付随してい
る真理値によって、第7番ないし第8番の真理値は圧倒
される。
随させるポジション値及び重み値の典型的な値は次に示
すとおりである。真理値 ポジション値 重み値 1 0 10 2 7.5 2.5 3 0 10 4 2.5 2 5 0 10 6 8 2 7 10 2.5 8 10 2.5 この表の第1番から第8番までの真理値が、具体的にど
の真理値であるのかは、図4に示した通りである。例え
ば第7番と第8番の真理値はそれらに付随するポジショ
ン値が「10」であり、このことは、第7番の真理値ま
たは第8番の真理値が充分な値をもっているときには、
最大級に大きなノック発生傾向が存在しているというこ
とを示している。しかしながら、それら真理値に付随し
ている重み値は「2.5」という比較的小さな値であ
り、このことは、第7番ないし第8番の真理値以外の別
の真理値が充分な値をもってノック発生傾向の存在を示
している場合には、第7番ないし第8番の真理値が、そ
の別の真理値と比べて、比較的劣勢であるということを
示している。従って、例えば第1番、第3番、第5番の
真理値のように大きな重み値が付随している真理値が、
第7番ないし第8番の真理値と同程度の大きさをもって
存在している場合には、その大きな重み値が付随してい
る真理値によって、第7番ないし第8番の真理値は圧倒
される。
【0036】更に詳しく説明すると、第1番、第3番、
及び第5番の真理値は、付随しているポジション値が
「0」であり、このことは、それら真理値が充分な値を
もっているときには、小さなノック発生傾向しか存在し
ないということを示している。そのため、たとえ第7番
ないし第8番の真理値が充分な値をもっていても、それ
と同時に、第1番、第3番、ないし第5番の真理値が充
分な値をもっているならば、ノック発生傾向が存在する
ことの信頼度は低くあるべきであり、そうするために、
第1番、第3番、ないし第5番の真理値には比較的大き
な重み値を付随させてある。
及び第5番の真理値は、付随しているポジション値が
「0」であり、このことは、それら真理値が充分な値を
もっているときには、小さなノック発生傾向しか存在し
ないということを示している。そのため、たとえ第7番
ないし第8番の真理値が充分な値をもっていても、それ
と同時に、第1番、第3番、ないし第5番の真理値が充
分な値をもっているならば、ノック発生傾向が存在する
ことの信頼度は低くあるべきであり、そうするために、
第1番、第3番、ないし第5番の真理値には比較的大き
な重み値を付随させてある。
【0037】図2のステップ80に説明を戻して、この
ステップ80の第n回目の反復実行を行なってNUMを
算出したところであるものとする。続いてこのルーチン
はステップ82へ進み、そこでは、次の式に従ってDE
NUMを算出する。 DENUM=DENUM+TRUTH(n)*WEGH
T(n) 続いてこのルーチンは指数「n」をインクリメントし、
そして再びステップ78を実行する。
ステップ80の第n回目の反復実行を行なってNUMを
算出したところであるものとする。続いてこのルーチン
はステップ82へ進み、そこでは、次の式に従ってDE
NUMを算出する。 DENUM=DENUM+TRUTH(n)*WEGH
T(n) 続いてこのルーチンは指数「n」をインクリメントし、
そして再びステップ78を実行する。
【0038】以上のステップ78〜84の処理を、この
ファジイ論理制御のためのルールベースの全ての真理値
について完了したならば、このルーチンはステップ86
へ進み、そこでは、ノック信頼度の値であるKCONF
IDを、NUMをDENUMで割った商として算出す
る。このKCONFIDは、正規化して「0」と「1」
との間の値にし、また一般的に「POS()入力」(ポ
ジション値入力)の正規化を反映した値にする。KCO
NFIDの値が「0」であれば、それは、ルールベース
の全体の判断として、現在エンジン動作レベルには、エ
ンジンノック発生傾向が殆ど全く付随していないと判断
されたことを表わしており、一方、KCONFIDの値
が「1」であれば、それは、ルールベースの全体の判断
として、現在エンジン動作レベルには、非常に大きなエ
ンジンノック発生傾向が付随していると判断されたこと
を表わしている。後に説明するように、従来の一般的な
ノック検出方法によってノック状態を検出したならば、
その検出結果の値をKCONFIDを用いて減少させ、
その後に、その減少させた値を用いて適切なノック対応
点火遅角を決定したり、その減少させた値を適合性ノッ
ク制御方法に適用したりすることができる。
ファジイ論理制御のためのルールベースの全ての真理値
について完了したならば、このルーチンはステップ86
へ進み、そこでは、ノック信頼度の値であるKCONF
IDを、NUMをDENUMで割った商として算出す
る。このKCONFIDは、正規化して「0」と「1」
との間の値にし、また一般的に「POS()入力」(ポ
ジション値入力)の正規化を反映した値にする。KCO
NFIDの値が「0」であれば、それは、ルールベース
の全体の判断として、現在エンジン動作レベルには、エ
ンジンノック発生傾向が殆ど全く付随していないと判断
されたことを表わしており、一方、KCONFIDの値
が「1」であれば、それは、ルールベースの全体の判断
として、現在エンジン動作レベルには、非常に大きなエ
ンジンノック発生傾向が付随していると判断されたこと
を表わしている。後に説明するように、従来の一般的な
ノック検出方法によってノック状態を検出したならば、
その検出結果の値をKCONFIDを用いて減少させ、
その後に、その減少させた値を用いて適切なノック対応
点火遅角を決定したり、その減少させた値を適合性ノッ
ク制御方法に適用したりすることができる。
【0039】ステップ86でKCONFIDを算出した
ならば、続いてこのルーチンはステップ88へ進み、そ
こでは、ノック対応点火遅角値であるKRETARDの
値を次の式に従って算出する。 KRETARD=OLDKRETARD+DELTAK
*ATTACK・RATE*KCONFID この式において、OLDKRETARDは、元々は、図
2及び図3のルーチンを前回実行したときに算出したノ
ック対応点火遅角値であるが、ただし、周期的に減衰処
理を施して「ゼロ遅角」へ近付けて行くようにしている
値であり、これについては後に説明する。上式を用いる
ことによって、検出された潜在的ノック状態に応じてノ
ック対応点火遅角値に施す修正の修正量が、KCONF
IDによって減少させられており、即ち、ノック信頼度
が高ければ(KCONFIDが大きければ)一度に大き
な修正を加えることが許されるが、KCONFIDが小
さくなるにつれて修正量が縮小され、KCONFIDが
「0」のときには、遅角の修正は全く許されなくなる。
KCONFIDが「0」であるということは、現在エン
ジン動作レベルではエンジンノックは発生しないはずで
あると判断されたことを表わしている。
ならば、続いてこのルーチンはステップ88へ進み、そ
こでは、ノック対応点火遅角値であるKRETARDの
値を次の式に従って算出する。 KRETARD=OLDKRETARD+DELTAK
*ATTACK・RATE*KCONFID この式において、OLDKRETARDは、元々は、図
2及び図3のルーチンを前回実行したときに算出したノ
ック対応点火遅角値であるが、ただし、周期的に減衰処
理を施して「ゼロ遅角」へ近付けて行くようにしている
値であり、これについては後に説明する。上式を用いる
ことによって、検出された潜在的ノック状態に応じてノ
ック対応点火遅角値に施す修正の修正量が、KCONF
IDによって減少させられており、即ち、ノック信頼度
が高ければ(KCONFIDが大きければ)一度に大き
な修正を加えることが許されるが、KCONFIDが小
さくなるにつれて修正量が縮小され、KCONFIDが
「0」のときには、遅角の修正は全く許されなくなる。
KCONFIDが「0」であるということは、現在エン
ジン動作レベルではエンジンノックは発生しないはずで
あると判断されたことを表わしている。
【0040】ステップ88(図3)でKRETARDを
算出したならば、続いてこのルーチンはステップ90へ
進み、そこでは、KRETARDをOLDRETARD
とすることによってOLDRETARDの値を更新す
る。このOLDRETARDの値には、ノック対応点火
遅角の一般的な制御方法で行なわれているように、その
値を「ゼロ遅角」へ近付けて行くための減衰処理を周期
的に施すようにし、この処理は、例えば、所定時間ごと
に割込みによって起動されるルーチンを利用して行なう
ことができる。更に具体的には、本実施例では、エンジ
ン制御装置26の動作中に約100ミリ秒ごとに、OL
DKRETARDとして格納してある値をその大きさの
26%ずつ減少させるようにしており、それによって、
ノック対応点火遅角を「0」へ近付くように減衰させて
いる。本実施例における、OLDKRETARDを減衰
させるルーチンは図示していないが、例えば、ROM3
2に一連の命令を格納しておき、エンジン制御装置26
の所定時間ごとの周期的な割込みの発生時に、それら一
連の命令を実行するようにしておけば良い。
算出したならば、続いてこのルーチンはステップ90へ
進み、そこでは、KRETARDをOLDRETARD
とすることによってOLDRETARDの値を更新す
る。このOLDRETARDの値には、ノック対応点火
遅角の一般的な制御方法で行なわれているように、その
値を「ゼロ遅角」へ近付けて行くための減衰処理を周期
的に施すようにし、この処理は、例えば、所定時間ごと
に割込みによって起動されるルーチンを利用して行なう
ことができる。更に具体的には、本実施例では、エンジ
ン制御装置26の動作中に約100ミリ秒ごとに、OL
DKRETARDとして格納してある値をその大きさの
26%ずつ減少させるようにしており、それによって、
ノック対応点火遅角を「0」へ近付くように減衰させて
いる。本実施例における、OLDKRETARDを減衰
させるルーチンは図示していないが、例えば、ROM3
2に一連の命令を格納しておき、エンジン制御装置26
の所定時間ごとの周期的な割込みの発生時に、それら一
連の命令を実行するようにしておけば良い。
【0041】説明を図3に戻して、ステップ90でOL
DKRETARDの値を更新したならば、続いてこのル
ーチンはステップ92へ進み、そこでは、図2及び図3
のルーチンを今回実行している間に潜在的エンジンノッ
ク状態が検出されたか否かを判定する。もしそれが検出
されていたならば、ステップ66に関して先に説明した
ように、KNOCKCNTの値の増大という結果が生じ
ているはずである。そこで、DELTAKが「0」を超
えておらず、従って、図2及び図3のルーチンを前回実
行してから後、KNOCKCNTが増大していなかった
ならば、このルーチンはステップ100〜102へ進
み、そこでは、先に求めたノック信頼度の値を、適合性
学習方式のノック対応点火遅角方法に適用する。適用対
象のノック対応点火遅角方法は、従来の一般的な点火遅
角学習アルゴリズムのうちの適宜のもので良い。
DKRETARDの値を更新したならば、続いてこのル
ーチンはステップ92へ進み、そこでは、図2及び図3
のルーチンを今回実行している間に潜在的エンジンノッ
ク状態が検出されたか否かを判定する。もしそれが検出
されていたならば、ステップ66に関して先に説明した
ように、KNOCKCNTの値の増大という結果が生じ
ているはずである。そこで、DELTAKが「0」を超
えておらず、従って、図2及び図3のルーチンを前回実
行してから後、KNOCKCNTが増大していなかった
ならば、このルーチンはステップ100〜102へ進
み、そこでは、先に求めたノック信頼度の値を、適合性
学習方式のノック対応点火遅角方法に適用する。適用対
象のノック対応点火遅角方法は、従来の一般的な点火遅
角学習アルゴリズムのうちの適宜のもので良い。
【0042】その具体例について説明すると、例えば米
国特許第5090382号に示されている適合性学習方
式の点火遅角方法では、先ず、エンジン回転速度やエン
ジン負荷等のエンジン動作レベルの関数として、一連の
複数のセルを規定する。そして、それら複数のセルの各
々に対応した夫々のノック対応点火遅角値を、不揮発性
メモリ(NVRAM)30に格納し、検出されたノック
状態に応じてそれら遅角値に必要な修正を加えるように
している。そして、アクティブ・セルから取り出した学
習性遅角値をフィードフォワード方式で利用して、その
遅角値に応じた修正を点火時期に施すようにしている。
国特許第5090382号に示されている適合性学習方
式の点火遅角方法では、先ず、エンジン回転速度やエン
ジン負荷等のエンジン動作レベルの関数として、一連の
複数のセルを規定する。そして、それら複数のセルの各
々に対応した夫々のノック対応点火遅角値を、不揮発性
メモリ(NVRAM)30に格納し、検出されたノック
状態に応じてそれら遅角値に必要な修正を加えるように
している。そして、アクティブ・セルから取り出した学
習性遅角値をフィードフォワード方式で利用して、その
遅角値に応じた修正を点火時期に施すようにしている。
【0043】更に、エンジンがノックを発生していなけ
れば、例えば所定の減衰速度で、アクティブ・セル内の
学習性遅角値を徐々に小さくして行くことによって、不
必要な遅角をできる限りなくすようにしている。一方、
エンジン10にノック状態が存在していることが検出さ
れているときには、検出されているノック状態の強度な
いし持続時間に比例して点火遅角を増大させることも可
能である。
れば、例えば所定の減衰速度で、アクティブ・セル内の
学習性遅角値を徐々に小さくして行くことによって、不
必要な遅角をできる限りなくすようにしている。一方、
エンジン10にノック状態が存在していることが検出さ
れているときには、検出されているノック状態の強度な
いし持続時間に比例して点火遅角を増大させることも可
能である。
【0044】図2及び図3のルーチンでは、前述したよ
うにして求めた信頼度の値KCONFIDを利用するこ
とによって、アクティブ・セル内の遅角値の学習の程度
に対し、検出されたノック状態の信頼度に応じて影響を
及ぼすことができるようにしてあり、この点に関して従
来は一般的に、検出されたノック状態そのものによっ
て、その学習の程度が制御されていた。図3のステップ
100〜102は、本好適実施例において、ノック状態
が検出されていないときにこの学習をどのように行なう
かを示しており、一方、後に説明するステップ94〜9
6は、ノック状態が検出されているときにこの学習をど
のように行なうかを示している。
うにして求めた信頼度の値KCONFIDを利用するこ
とによって、アクティブ・セル内の遅角値の学習の程度
に対し、検出されたノック状態の信頼度に応じて影響を
及ぼすことができるようにしてあり、この点に関して従
来は一般的に、検出されたノック状態そのものによっ
て、その学習の程度が制御されていた。図3のステップ
100〜102は、本好適実施例において、ノック状態
が検出されていないときにこの学習をどのように行なう
かを示しており、一方、後に説明するステップ94〜9
6は、ノック状態が検出されているときにこの学習をど
のように行なうかを示している。
【0045】更に詳しく説明すると、ステップ92にお
いて、DELTAKが「0」より大きくなかったなら
ば、従って、最新のサンプリング期間中に追加のノック
・カウント値を受け取らなかったことが示されていたな
らば、このルーチンはステップ100へ進み、そこで
は、アクティブ・セル内の学習性遅角値を減少させる減
少量の値であるADPTOUTを次の式に従って算出す
る。 ADPTOUT=KOUT*KCONFID この式において、KOUTは、例えば米国特許第509
0382号に示されている公知の適合性方式の遅角方法
等で使用されている、学習性遅角値を減少させる単位時
間あたり減少量の校正値を表わした定数である。従って
上式を用いることによって、アクティブ・セル内の学習
性遅角値の減少量が、先に求めた信頼度の値KCONF
IDに応じて削減されるため、検出されたノック状態の
うち、付随している信頼度の値が大きいノック状態だけ
が、各々のセルの中に格納されている学習性遅角値に対
して影響を及ぼすことになる。続いてこのルーチンは、
ステップ102へ進み、そこでは、ステップ100で算
出したADPTOUTの値に従って、現在アクティブ・
セルを(即ち、そのセルの遅角値を)更新する。続いて
このルーチンはステップ98へ進むが、このステップ9
8については後に説明する。
いて、DELTAKが「0」より大きくなかったなら
ば、従って、最新のサンプリング期間中に追加のノック
・カウント値を受け取らなかったことが示されていたな
らば、このルーチンはステップ100へ進み、そこで
は、アクティブ・セル内の学習性遅角値を減少させる減
少量の値であるADPTOUTを次の式に従って算出す
る。 ADPTOUT=KOUT*KCONFID この式において、KOUTは、例えば米国特許第509
0382号に示されている公知の適合性方式の遅角方法
等で使用されている、学習性遅角値を減少させる単位時
間あたり減少量の校正値を表わした定数である。従って
上式を用いることによって、アクティブ・セル内の学習
性遅角値の減少量が、先に求めた信頼度の値KCONF
IDに応じて削減されるため、検出されたノック状態の
うち、付随している信頼度の値が大きいノック状態だけ
が、各々のセルの中に格納されている学習性遅角値に対
して影響を及ぼすことになる。続いてこのルーチンは、
ステップ102へ進み、そこでは、ステップ100で算
出したADPTOUTの値に従って、現在アクティブ・
セルを(即ち、そのセルの遅角値を)更新する。続いて
このルーチンはステップ98へ進むが、このステップ9
8については後に説明する。
【0046】説明をステップ92に戻して、DELTA
Kが「0」より大きかったならば、このルーチンはステ
ップ94へ進み、そこでは、アクティブ・セル内の学習
性遅角値を増大させる増大量の値であるADPTIN
を、検出された現在ノック状態に応じて、次の式に従っ
て算出する。 ADPTIN=KCONFID*(MXRTD−KTH
RESH) この式において、MXRTDは、所定の期間(例えば、
最後に潜在ノック状態が検出されてからその時点までの
間)における、KRETARDの最大値であり、KTH
RESHは、KRETARDの値がそれ以下の場合には
学習を施さないようにする、KRETARD(点火遅
角)のスレショルド・レベルである。このように、KT
HRESHを使用して、検出されたノック状態がより重
大なものである場合に限って学習を施すようにしている
のは、対応する点火遅角値がKTHRESHより小さい
些細なノック状態は、この適合性学習方式を用いずとも
満足の行く修正が可能であると考えられるからである。
Kが「0」より大きかったならば、このルーチンはステ
ップ94へ進み、そこでは、アクティブ・セル内の学習
性遅角値を増大させる増大量の値であるADPTIN
を、検出された現在ノック状態に応じて、次の式に従っ
て算出する。 ADPTIN=KCONFID*(MXRTD−KTH
RESH) この式において、MXRTDは、所定の期間(例えば、
最後に潜在ノック状態が検出されてからその時点までの
間)における、KRETARDの最大値であり、KTH
RESHは、KRETARDの値がそれ以下の場合には
学習を施さないようにする、KRETARD(点火遅
角)のスレショルド・レベルである。このように、KT
HRESHを使用して、検出されたノック状態がより重
大なものである場合に限って学習を施すようにしている
のは、対応する点火遅角値がKTHRESHより小さい
些細なノック状態は、この適合性学習方式を用いずとも
満足の行く修正が可能であると考えられるからである。
【0047】ステップ94でADPTINを算出したな
らば、続いてこのルーチンはステップ96へ進み、そこ
では、算出したADPTINの値に従って、現在アクテ
ィブ・セルを(従って、そのセルの遅角値を)更新す
る。続いてこのルーチンはステップ98へ進み、そこで
は、TOTAL・RETARDを更新する。このTOT
AL・RETARDは、当業界において広く知られてい
るように、様々な遅角成分の総計であり、ここでいう様
々な遅角成分に該当するものとしては、先ずKRETA
RDがあり、現在アクティブ・セルに格納されている遅
角値があればそれも遅角成分であり、また、エンジン冷
却水温度TEMPや吸気管空気温度MAT等のエンジン
動作パラメータに対応した一般的に知られている様々な
遅角値があり、更には、変速器のシフトアップ時に必要
なことがある変速器対応遅角値や、牽引対応遅角値等が
ある。このルーチンの今回の実行に関するTOTAL・
RETARDの値を算出したならば、続いてこのルーチ
ンはステップ104へ進み、そこでは、そのTOTAL
・RETARDの値を点火時期コマンドに適用して、点
火時期をTOTAL・RETARDの値に応じて遅らせ
る。エンジン10の回転位置が然るべき位置にきたとき
に、図2及び図3のステップの実行によって遅角を設定
された点火時期コマンドが送出され、エンジン10の該
当する点火プラグを点火させる。
らば、続いてこのルーチンはステップ96へ進み、そこ
では、算出したADPTINの値に従って、現在アクテ
ィブ・セルを(従って、そのセルの遅角値を)更新す
る。続いてこのルーチンはステップ98へ進み、そこで
は、TOTAL・RETARDを更新する。このTOT
AL・RETARDは、当業界において広く知られてい
るように、様々な遅角成分の総計であり、ここでいう様
々な遅角成分に該当するものとしては、先ずKRETA
RDがあり、現在アクティブ・セルに格納されている遅
角値があればそれも遅角成分であり、また、エンジン冷
却水温度TEMPや吸気管空気温度MAT等のエンジン
動作パラメータに対応した一般的に知られている様々な
遅角値があり、更には、変速器のシフトアップ時に必要
なことがある変速器対応遅角値や、牽引対応遅角値等が
ある。このルーチンの今回の実行に関するTOTAL・
RETARDの値を算出したならば、続いてこのルーチ
ンはステップ104へ進み、そこでは、そのTOTAL
・RETARDの値を点火時期コマンドに適用して、点
火時期をTOTAL・RETARDの値に応じて遅らせ
る。エンジン10の回転位置が然るべき位置にきたとき
に、図2及び図3のステップの実行によって遅角を設定
された点火時期コマンドが送出され、エンジン10の該
当する点火プラグを点火させる。
【0048】ステップ104で点火時期を遅らせたなら
ば、続いてこのルーチンはステップ106へ進み、そこ
では、このルーチンが開始された時点で先に動作状態に
あったルーチンへリターンする。既述の如く、図2及び
図3に示したこのルーチンは周期的に(例えば、約1
2.5ミリ秒という所定時間ごとに)反復して実行され
るものであり、それによって、次々と生じるエンジンが
必要とすることを反映させるようにTOTAL・RET
ARDを更新して行く。
ば、続いてこのルーチンはステップ106へ進み、そこ
では、このルーチンが開始された時点で先に動作状態に
あったルーチンへリターンする。既述の如く、図2及び
図3に示したこのルーチンは周期的に(例えば、約1
2.5ミリ秒という所定時間ごとに)反復して実行され
るものであり、それによって、次々と生じるエンジンが
必要とすることを反映させるようにTOTAL・RET
ARDを更新して行く。
【0049】次に図4について説明すると、同図には、
本実施例において考慮される推論エンジンが扱う8つの
真理値を示してあり、それら真理値は、一般的なファジ
イ論理の設計及び校正手順によって生成される。この手
順においては、先ず、エンジン動作パラメータどうしの
間の関係を解析して、例えばある種の状態の下でエンジ
ンがノックを発生する傾向等の、システムのある種の挙
動を、特徴的に記述したルールを生成する。
本実施例において考慮される推論エンジンが扱う8つの
真理値を示してあり、それら真理値は、一般的なファジ
イ論理の設計及び校正手順によって生成される。この手
順においては、先ず、エンジン動作パラメータどうしの
間の関係を解析して、例えばある種の状態の下でエンジ
ンがノックを発生する傾向等の、システムのある種の挙
動を、特徴的に記述したルールを生成する。
【0050】図4に示したステップは、図2のステップ
74からコールされて実行され、前述の複数のメンバシ
ップ関数を、エンジンモデルの中を通過させることによ
り、複数の真理値から成る真理値集合を算出する。図4
のルーチンは、図2のルーチンのステップ74からコー
ルされたならば、ステップ110で開始し、そこからす
ぐに、ステップ112にリストで示した一連の複数のル
ールへ進み、それらルールのうち、第1番ルールから第
6番ルールまでは、図示の如くメンバシップ関数そのも
のであり、それらのルールは、そのまま推論エンジンの
中を通されて、第1番真理値から第6番真理値になる。
74からコールされて実行され、前述の複数のメンバシ
ップ関数を、エンジンモデルの中を通過させることによ
り、複数の真理値から成る真理値集合を算出する。図4
のルーチンは、図2のルーチンのステップ74からコー
ルされたならば、ステップ110で開始し、そこからす
ぐに、ステップ112にリストで示した一連の複数のル
ールへ進み、それらルールのうち、第1番ルールから第
6番ルールまでは、図示の如くメンバシップ関数そのも
のであり、それらのルールは、そのまま推論エンジンの
中を通されて、第1番真理値から第6番真理値になる。
【0051】TRUTH(7)を定義しているルールは
2つのメンバシップ関数を組み合わせたものであり、こ
れは次の式で表わされる。 TRUTH(7)=min(HIMAT,NOTLOC
T) これは、所定グループに所属する複数のメンバシップ関
数の値のうちの最も小さな値をもって真理値にするとい
う、ファジイ論理設計の分野では広く知られているルー
ル形式に則ったものである。
2つのメンバシップ関数を組み合わせたものであり、こ
れは次の式で表わされる。 TRUTH(7)=min(HIMAT,NOTLOC
T) これは、所定グループに所属する複数のメンバシップ関
数の値のうちの最も小さな値をもって真理値にするとい
う、ファジイ論理設計の分野では広く知られているルー
ル形式に則ったものである。
【0052】本好適実施例に関しては吸気管空気温度M
ATとエンジン冷却水温度TEMPとの組合せからエン
ジンノック発生傾向についての特別の情報が得られると
いうことが分かっている。それら2つの入力のメンバシ
ップ関数の適切なスケーリングを定め、そして、上に示
したTRUTH(7)を定義しているルールのように適
切なルールを設計することによって、この特別の情報
を、エンジンノック発生傾向の評価結果の中に正確に組
み入れることができる。
ATとエンジン冷却水温度TEMPとの組合せからエン
ジンノック発生傾向についての特別の情報が得られると
いうことが分かっている。それら2つの入力のメンバシ
ップ関数の適切なスケーリングを定め、そして、上に示
したTRUTH(7)を定義しているルールのように適
切なルールを設計することによって、この特別の情報
を、エンジンノック発生傾向の評価結果の中に正確に組
み入れることができる。
【0053】上に示したTRUTH(7)を定義してい
るルールは、図14のメンバシップ関数HIMATと、
図7のメンバシップ関数NOTLOCTとを相互に関連
させて、それら2つのメンバシップ関数のうちの、小さ
い方のメンバシップ関数が、TRUTH(7)の強度な
いし大きさを定めるようにしたものである。
るルールは、図14のメンバシップ関数HIMATと、
図7のメンバシップ関数NOTLOCTとを相互に関連
させて、それら2つのメンバシップ関数のうちの、小さ
い方のメンバシップ関数が、TRUTH(7)の強度な
いし大きさを定めるようにしたものである。
【0054】同様に、吸気管絶対圧力MAPとエンジン
回転速度RPMとを相互に関連させることによって、M
APが大きくRPMが小さいときにはノック発生傾向が
大きくなるというエンジンノック発生傾向についての情
報が得られることが分かっている。MAPとRPMとの
この相互関連性を、TRUTH(8)を定義しているル
ールの中に特徴的に記述してあり、それによってこの情
報をノック発生傾向の評価結果の中に組み入れている。
更に詳しく説明すると、TRUTH(8)は、次の式で
定義される。 TRUTH(8)=min(HIMAP,LORPM) この式において、TRUTH(8)は、図9に示されて
いるHIMAPの大きさと、図10に示されているLO
RPMの大きさとのうちの、小さい方の大きさであると
定められている。
回転速度RPMとを相互に関連させることによって、M
APが大きくRPMが小さいときにはノック発生傾向が
大きくなるというエンジンノック発生傾向についての情
報が得られることが分かっている。MAPとRPMとの
この相互関連性を、TRUTH(8)を定義しているル
ールの中に特徴的に記述してあり、それによってこの情
報をノック発生傾向の評価結果の中に組み入れている。
更に詳しく説明すると、TRUTH(8)は、次の式で
定義される。 TRUTH(8)=min(HIMAP,LORPM) この式において、TRUTH(8)は、図9に示されて
いるHIMAPの大きさと、図10に示されているLO
RPMの大きさとのうちの、小さい方の大きさであると
定められている。
【0055】8つのTRUTHを、推論エンジンの中に
定めたならば、この図4のルーチンはステップ114を
介して、図2及び図3のルーチンへリターンする。
定めたならば、この図4のルーチンはステップ114を
介して、図2及び図3のルーチンへリターンする。
【図1】エンジンとそれに付随した本発明の実施例に係
るノック制御のための制御装置のハードウェアとを示し
た模式図である。
るノック制御のための制御装置のハードウェアとを示し
た模式図である。
【図2】本発明の実施例に係る制御プロセスを実行する
ために用いるステップを示したフローチャートの一部で
あり、図3と組み合わさって1つのフローチャートを形
成する図である。
ために用いるステップを示したフローチャートの一部で
あり、図3と組み合わさって1つのフローチャートを形
成する図である。
【図3】本発明の実施例に係る制御プロセスを実行する
ために用いるステップを示したフローチャートの一部で
あり、図2と組み合わさって1つのフローチャートを形
成する図である。
ために用いるステップを示したフローチャートの一部で
あり、図2と組み合わさって1つのフローチャートを形
成する図である。
【図4】本発明の実施例に係る制御プロセスを実行する
ために用いるステップを示した更に別のフローチャート
である。
ために用いるステップを示した更に別のフローチャート
である。
【図5】図2、図3、及び図4に示した本発明の実施例
に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショルド
のうちの1つを示したグラフである。
に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショルド
のうちの1つを示したグラフである。
【図6】図2、図3、及び図4に示した本発明の実施例
に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショルド
のうちの1つを示したグラフである。
に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショルド
のうちの1つを示したグラフである。
【図7】図2、図3、及び図4に示した本発明の実施例
に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショルド
のうちの1つを示したグラフである。
に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショルド
のうちの1つを示したグラフである。
【図8】図2、図3、及び図4に示した本発明の実施例
に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショルド
のうちの1つを示したグラフである。
に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショルド
のうちの1つを示したグラフである。
【図9】図2、図3、及び図4に示した本発明の実施例
に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショルド
のうちの1つを示したグラフである。
に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショルド
のうちの1つを示したグラフである。
【図10】図2、図3、及び図4に示した本発明の実施
例に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショル
ドのうちの1つを示したグラフである。
例に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショル
ドのうちの1つを示したグラフである。
【図11】図2、図3、及び図4に示した本発明の実施
例に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショル
ドのうちの1つを示したグラフである。
例に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショル
ドのうちの1つを示したグラフである。
【図12】図2、図3、及び図4に示した本発明の実施
例に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショル
ドのうちの1つを示したグラフである。
例に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショル
ドのうちの1つを示したグラフである。
【図13】図2、図3、及び図4に示した本発明の実施
例に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショル
ドのうちの1つを示したグラフである。
例に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショル
ドのうちの1つを示したグラフである。
【図14】図2、図3、及び図4に示した本発明の実施
例に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショル
ドのうちの1つを示したグラフである。
例に係る制御プロセスに用いるパラメータ・スレショル
ドのうちの1つを示したグラフである。
10 エンジン 16、18、20、22 センサ 24 ノック処理装置 26 エンジン制御装置 28 中央処理装置 32、34、36 記憶装置 36 点火制御装置 38 点火プラグ 40 センサ
Claims (5)
- 【請求項1】 内燃機関のシリンダ内のノック状態の検
出結果に応じて点火時期を制御する方法において、 ノック状態の検出結果に応じて点火遅角コマンドを決定
するステップと、 所定エンジン動作状態集合に含まれる複数のエンジン動
作状態を検出するステップと、 前記所定エンジン動作状態集合に含まれる前記複数のエ
ンジン動作状態の検出結果に基づいて複数のメンバシッ
プ関数を設定するステップと、 設定した前記複数のメンバシップ関数を、知識ルールベ
ースを有するファジイ推論エンジンに適用して、設定し
た前記複数のメンバシップ関数の適用に対する応答とし
ての複数の真理値から成る真理値集合を生成するステッ
プと、 前記真理値集合に含まれる前記複数の真理値の所定関数
として点火遅角修正量を算出するステップと、 算出した前記点火遅角修正量に基づいて前記点火遅角コ
マンドに修正を加えるステップと、を含んでいることを
特徴とする方法。 - 【請求項2】 (a) アクティブ学習用セルを選択し、
(b) 選択した前記アクティブ学習用セルに対応した学習
性点火遅角値に、ノック状態の検出結果と前記真理値集
合との両方の所定関数として修正を加え、そして、(c)
修正を加えた前記学習性点火遅角値に基づいて、前記点
火遅角コマンドに補正を加える、ことによって学習性点
火遅角値を適合させる適合ステップを含んでいることを
特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 所定ルールベースを備えた推論エンジン
に複数の入力値を適用することによって内燃機関の点火
時期に補正を加える方法において、 エンジンノックを検出するステップと、 所定エンジン動作状態集合に含まれる複数のエンジン動
作状態を検出するステップと、 前記所定エンジン動作状態集合に含まれる前記複数のエ
ンジン動作状態をそれらエンジン動作状態に対応したメ
ンバシップ関数集合に含まれる複数の所定メンバシップ
関数に適用することによって、複数の入力値から成る入
力値集合を生成するステップと、 前記入力値集合に含まれる前記複数の入力値を前記推論
エンジンに適用することによって、該入力値集合に対応
した複数の真理値から成る真理値集合を生成するステッ
プと、 前記真理値集合に含まれる前記複数の真理値の所定関数
としてエンジンノック発生傾向の評価結果を生成する評
価結果生成ステップと、 エンジンノックの検出結果に応じ、且つ、エンジンノッ
ク発生傾向の前記評価結果に応じて、前記点火時期に補
正を加えるステップと、を含んでいることを特徴とする
方法。 - 【請求項4】 エンジンノック発生傾向の評価結果を生
成する前記評価結果生成ステップが、 前記真理値集合に含まれる前記複数の真理値に、それら
真理値の各々がエンジンノック状態の存在を表わすとき
の相対的強度に応じて、正規化を施すステップと、 前記真理値集合に含まれる前記複数の真理値に正規化を
施したものに、それら真理値の各々がエンジンノック状
態の存在を表わすときの絶対的強度に応じて、ポジショ
ン付けを施すステップと、 前記真理値集合に含まれる前記複数の真理値に正規化を
施してポジション付けを施したものの所定関数として、
エンジンノック発生傾向の評価結果を生成するステップ
と、を含んでいることを特徴とする請求項3記載の方
法。 - 【請求項5】 (a) アクティブ学習用セルを選択し、
(b) 選択した前記アクティブ学習用セルに対応した学習
性点火遅角値に、エンジンノック状態の検出結果とエン
ジンノック発生傾向の評価結果との両方の所定関数とし
て修正を加え、そして、(c) 修正を加えた前記学習性点
火遅角値に基づいて、点火時期に補正を加える、ことに
よって学習性点火遅角値を適合させる適合ステップを含
んでいることを特徴とする請求項3記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US106842 | 1993-08-16 | ||
| US08/106,842 US5560337A (en) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | Knock control using fuzzy logic |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0777147A true JPH0777147A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=22313555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6192546A Pending JPH0777147A (ja) | 1993-08-16 | 1994-08-16 | エンジンノック制御方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5560337A (ja) |
| EP (1) | EP0639711B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0777147A (ja) |
| CA (1) | CA2125934C (ja) |
| DE (1) | DE69432112T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009250243A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Robert Bosch Gmbh | 内燃機関の制御方法及びエンジン制御装置 |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19532504A1 (de) * | 1995-09-02 | 1997-03-06 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur Klopfregelung einer Brennkraftmaschine |
| DE19615448A1 (de) * | 1996-04-19 | 1997-11-20 | Bosch Gmbh Robert | Vorrichtung zur Klopferkennung und Regelung einer Brennkraftmaschine |
| US6768941B2 (en) | 2002-11-07 | 2004-07-27 | Cummins, Inc. | Engine calibration development process |
| US9671429B2 (en) | 2003-05-07 | 2017-06-06 | University Of Southern California | Multi-layer, multi-material micro-scale and millimeter-scale devices with enhanced electrical and/or mechanical properties |
| EP1696218B9 (en) | 2005-02-25 | 2010-09-15 | STMicroelectronics Srl | Knocking presence evaluation circuit for an internal combustion engine, knocking identification and control system and corresponding pressure signal processing method |
| FR2888433A1 (fr) * | 2005-07-05 | 2007-01-12 | St Microelectronics Sa | Protection d'une quantite numerique contenue dans un circuit integre comportant une interface jtag |
| US7370634B2 (en) * | 2006-09-11 | 2008-05-13 | Ford Global Technologies, Llc | Internal combustion engine spark timing control system |
| US7346447B1 (en) | 2007-03-12 | 2008-03-18 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Engine knock control for turbocharged engines |
| JP4827936B2 (ja) * | 2008-03-18 | 2011-11-30 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のノッキング検出装置 |
| CN111396210B (zh) * | 2020-03-31 | 2022-08-23 | 潍柴动力股份有限公司 | 天然气发动机的控制方法、装置、存储介质及处理器 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4276861A (en) * | 1980-05-14 | 1981-07-07 | General Motors Corporation | Engine knock control with knock pulse duration adjustment |
| JPS6448654U (ja) * | 1987-09-22 | 1989-03-27 | ||
| JP2528335B2 (ja) * | 1987-10-27 | 1996-08-28 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
| JP2720999B2 (ja) * | 1989-01-14 | 1998-03-04 | エヌオーケー株式会社 | 点火制御装置 |
| US5090382A (en) * | 1990-10-23 | 1992-02-25 | Saturn Corporation | Vehicle engine ignition timing system with adaptive knock retard |
| JP2994055B2 (ja) * | 1991-01-18 | 1999-12-27 | エヌオーケー株式会社 | 点火制御装置 |
| JP2962532B2 (ja) * | 1991-06-14 | 1999-10-12 | エヌオーケー株式会社 | 点火進角推論装置 |
| JPH0510235A (ja) * | 1991-07-05 | 1993-01-19 | Nippondenso Co Ltd | 内燃機関の点火時期制御装置 |
| US5163404A (en) * | 1991-10-22 | 1992-11-17 | Delco Electronics Corporation | Vehicle engine ignition timing system and method with windowing knock control |
| JPH05157032A (ja) * | 1991-12-02 | 1993-06-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ノック制御方法及び装置 |
| FR2689183B1 (fr) * | 1992-03-26 | 1994-06-10 | Siemens Automotive Sa | Procede de suppression d'un phenomene de cliquetis affectant le fonctionnement d'un moteur a combustion interne. |
-
1993
- 1993-08-16 US US08/106,842 patent/US5560337A/en not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-06-15 CA CA002125934A patent/CA2125934C/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-07-18 DE DE69432112T patent/DE69432112T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-07-18 EP EP94202087A patent/EP0639711B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-08-16 JP JP6192546A patent/JPH0777147A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009250243A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Robert Bosch Gmbh | 内燃機関の制御方法及びエンジン制御装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE69432112T2 (de) | 2003-11-20 |
| CA2125934A1 (en) | 1995-02-17 |
| DE69432112D1 (de) | 2003-03-20 |
| EP0639711A2 (en) | 1995-02-22 |
| EP0639711A3 (en) | 1996-01-24 |
| CA2125934C (en) | 1998-07-14 |
| US5560337A (en) | 1996-10-01 |
| EP0639711B1 (en) | 2003-02-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041124 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050913 |