JPH077716B2 - レーザ誘雷方法 - Google Patents

レーザ誘雷方法

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JPH077716B2
JPH077716B2 JP28329190A JP28329190A JPH077716B2 JP H077716 B2 JPH077716 B2 JP H077716B2 JP 28329190 A JP28329190 A JP 28329190A JP 28329190 A JP28329190 A JP 28329190A JP H077716 B2 JPH077716 B2 JP H077716B2
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長兵衛 山部
茂行 ▲高▼木
達美 後藤
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G13/00Installations of lightning conductors; Fastening thereof to supporting structure
    • H02G13/20Active discharge triggering

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  • Lasers (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は雷雲にレーザ光を照射して雷を誘発(以下、誘
雷と称する)するレーザ誘雷方法に関する。
(従来の技術) 第6図は雷を誘発する方法を模式的に示した図であっ
て、雷雲1に向けてパルスレーザ光2をレーザ発振器3
から放射している。レーザ光2が進行すると、このレー
ザ光2の光路には電離作用が生じてプラズマ状態が発生
する。このプラズマ状態にあれば、雷が誘発されやすい
状態となる。
このような雷の誘発に用いているレーザ発振器3はTEAC
O2レーザ、エキシマレーザ等のパルスレーザが用いられ
ている。第7図はエキシマレーザ発振器の構成図であっ
て、レーザ管10にはレーザガス媒質としてのエキシマを
生成する混合ガスが封入されるとともに陽極11と陰極12
とが対向配置されている。又、レーザ管10には光共振器
を構成する高反射ミラー13及び出力ミラー14が対向配置
されている。一方、陽極11と陰極12とは高圧電源15に接
続されている。
かかる構成であれば、高圧電源15は数100ms〜数秒間隔
毎に電気エネルギーを陽極11と陰極12と間に供給する。
これにより、陽極11と陰極12と間には主放電が発生し、
この主放電により誘発される光が高反射ミラー13と出力
ミラー14との間で光共振を生じ、この結果して第8図に
示すように数100ms〜数秒間隔毎の単一ショットとなる
パルスレーザ光16が出力される。このパルスレーザ光16
はミラー17により雷雲の方向に向けられる。
このような単一ショット動作による雷の誘発方法では、
レーザ光の放出間隔が長いため空間での電離は次のレー
ザ放出までに消滅してしまう。従って、誘雷の確率を高
めるにはパルスレーザ光16の1ショット当りのエネルギ
ーを大きくする必要がある。パルスレーザ光16のエネル
ギーを大きくするには陽極11と陰極12との間の主放電の
発生領域を大きくすれば良いが、これに伴ってレーザ管
10が大型化する。さらに、レーザ光を励起するための放
電体積が大きくなり、放電状態が不安定となり、従って
ショットごとに出力が変動するなどレーザ動作は不安定
となる。又、陽極11と陰極12との間に供給する電気エネ
ルギーを大きくするので、高圧電源15が大型化する。さ
らに、パルスレーザ光のパルス幅は数10ns〜数10μsと
短く、このため雷を誘発する確率が低い。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように雷を誘発させるには、レーザ管10及び高圧
電源15が大型化し、又パルスレーザ光のパルス幅が短く
雷を誘発する確率が低いなどの問題を解決する必要があ
る。
そこで本発明は、レーザ発振器を大型化しなくても高い
確率で雷を誘発できるレーザ誘雷方法を提供することを
目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) 本発明は、空間での電離状態が消滅し蓄積効果のないよ
うな単一動作に比べて1ショット毎のレーザ出力エネル
ギーが低いレーザ光を1kHz以上の高繰返し数で100ショ
ット以上雷雲に向けて出力するレーザ誘雷方法である。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図はレーザ誘雷方法を発電所に適用した場合を示す
レーザ誘雷システムの構成図である。ここでは、短波長
の紫外域で高効率、大出力のパルスレーザ発振が得られ
るエキシマレーザを使用した例を説明する。すなわち、
発電所20の屋上にはレーザ装置室21が設けられ、このレ
ーザ装置室21にレーザ発振器が備えられている。なお、
レーザ装置室21内にはレーザ発振器が複数台備えられて
おり、同時に複数方向より雷雲に放射しても良いし、1
台で出射方向を切り替えるようにしても良い。このレー
ザ発振器は紫外域の波長で上記単一ショット動作に比べ
て1ショットごとの出力エネルギーの低いレーザ光を1k
Hz以上の高繰返し数で100ショット以上出力する機能を
有している。具体的には第2図に示すパルスレーザ発振
器が用いられている。すなわち、レーザ管30にはエキシ
マを生成する混合ガスが封入されるとともに陽極31と陰
極32とが対向配置されている。又、レーザ管30には光共
振器を構成する高反射ミラー33及び出力ミラー44が対向
して設けられている。この場合、高反射ミラー33と出力
ミラー44との対向方向が光軸方向となる。さらに、レー
ザ管30の内部にはファン35が設けられている。このファ
ン35は陽極31と陰極32との間のガスを光共振器の光軸方
向と同一方向に流すものである。なお、このファン35に
よるガス流速は10m/s以上である。一方、陽極11と陰極1
2との間には高圧電源36が接続されている。この高圧電
源36は電気エネルギーを1kHz以上の高繰返し数で100シ
ョット以上断続的に陽極11と陰極12との間に供給する機
能を有している。この場合、高圧電源36は例えば100シ
ョットを1バーストとし、数100ms〜数秒のバースト周
期で電気エネルギーを供給する機能を有している。又、
陽極11と陰極12との間に供給する電気エネルギーはパル
スレーザ光のエネルギーは例えば20mJ/パルス程度とな
るように設定されている。
発電所20の周辺には反射ミラー装置40、41が設けられて
いる。これら反射ミラー装置40、41はそれぞれ窓42、43
が形成された球体44、45の内部に反射ミラー46、47を球
面軸受けにより設けて全方向に傾動する構成となってい
る。
次に上記の如く構成されたシステムの作用について説明
する。
雷雲50、51が発生すると、レーザ装置室21内に備えられ
た各レーザ発振器は発振動作を行ってそれぞれパルスレ
ーザ光を出力する。すなわち、高圧電源36は陽極31と陰
極32との間に100ショットのパルス列を1バーストと
し、数秒のバースト周期で電気エネルギーを供給する。
これにより、陽極31と陰極32と間には主放電が発生し、
この主放電により誘発される光が高反射ミラー33と出力
ミラー34との間で光共振を生じ、この結果して第3図に
示すようにエネルギー20mJ/パルスで100ショットを1バ
ーストとし、かつこのバースト周期を数100ms〜数秒と
するパルスレーザ光37が出力される。この際、主放電発
生後には残留ガスが陽極31と陰極32と間に残るが、この
残留ガスは次の主放電が発生するまでにファン35による
循環作用により陽極31と陰極32と間から除去される。
又、別のレーザ発振器からはパルスレーザ光38が出力さ
れる。これらパルスレーザ光37、38はそれぞれ反射ミラ
ー装置40、41の各反射ミラー46、47に送られる。これら
反射ミラー46、47は各パルスレーザ光37、38がそれぞれ
雷雲50、51に向かって進行するようにその向きが調整さ
れている。
これらパルスレーザ光37、38がそれぞれ雷雲50、51内を
進行すると、その光路には電離が生じてプラズマ状態と
なる。例えば、 O→O++e N→N++e となる。
ところで、このプラズマ状態における荷電粒子は時間経
過とともに消滅するが、空気中におけるプラズマの再結
合係数をαとし、初期の荷電粒子密度をn0、時間t経過
後の荷電粒子密度をnとすれば、 (1/n)=(1/n0)+αt の関係が成り立つ。そこで、初期の荷電粒子密度n0を n0108cm-3 とすれば、通常αは〜10-6cm-3/sであるためプラズマ生
成後1ms程度経過した時点での荷電粒子密度n(cm-3)は n0.9×108 で荷電粒子が残留している。
パルスレーザ光37、38は1kHz以上の高繰返し数のパルス
列で発生するので、密度nの荷電粒子が残留している状
態に次のパルスレーザ光37、38の1ショットが雷雲に放
射される。これにより、荷電粒子が残留している空気は
さらに電離され、パルスレーザ光37、38の1ショット数
が増加するとともに電離状態は進む。従って、各パルス
レーザ光37、38の光路に沿って雷を誘発に必要なプラズ
マ状態のパスが形成される。そして、このプラズマ状態
のパスはパルスレーザ光37、38のパルス列が出力されて
いる間、つまり1バーストの間形成されている。この結
果、雷が誘発される確率は高くなる。かくして、雷はパ
ルスレーザ光37、38の光路に沿って発生する。
このように上記一実施例において、紫外域の短い波長で
エネルギーが単一ショット動作に比べて1ショット毎の
レーザ出力エネルギーが低い例えば20mJ/パルス程度の
レーザ光を1kHz以上の高繰返し数で100ショット以上雷
雲に向けて出力するようにしたので、小さなエネルギー
のパルス列のパルスレーザ光37、38を出力することによ
って雷を誘発するに必要なプラズマ状態を生成でき、し
かもこのプラズマ状態を長時間維持できて雷の誘発させ
る確率を高くできる。又、パルスレーザーのエネルギー
は小さくても良いので、レーザ発振器を小型化できる。
又、各反射ミラー装置40、41を設けたので、パルスレー
ザ光37、37の光路に沿って雷が発生しても、雷は反射ミ
ラー装置40、41に落雷するので、発電所20は落雷を受け
ることがない。又、各反射ミラー装置40、41によりパル
スレーザ光を雷雲の方向に自由に変更できる。
なお、本発明は上記一実施例に限定されるものではなく
その主旨を逸脱しない範囲で変形しても良い。例えば、
レーザ発振器はパルスレーザ光を第4図に示すように1k
Hz以上の高繰返し数で200ショット以上出力し続けるよ
うにしても良い。これにより、プラズマ状態のパスが常
に形成でき、雷の誘発確率をさらに高くできる。
又、雷の誘発システムとしては第5図に示すように鉄塔
52を設け、この鉄塔52の近傍にレーザ発振器53を設けて
も良い。この場合、レーザ発振器53は雷雲54に対してパ
ルスレーザ光を鉄塔52の極近傍に通過させて雷雲54に向
かって出力する。この結果、雷はパルスレーザ光の光路
に沿って発生するが、この雷の電流は鉄塔52を通ってア
ースに流れる。
さらに、レーザ発振器はエキシマに限らずTEACO2レーザ
などの大出力が得られるパルスレーザを高繰り返し動作
させても良い。又、残留するのは荷電粒子として説明し
てきたが、これは比較的寿命の長い電子付着状態のO-
O2 -等、或いは荷電状態までには至らないが準安定状態
の励起原子、分子もレーザにより生成され荷電粒子と同
様或いはこれ以上の寄与をすると考えられる。
[発明の効果] 以上詳記したように本発明によれば、レーザ発振器を大
型化しなくても高い確率で雷を誘発できるレーザ誘雷方
法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明に係わるレーザ誘雷方法を説
明するための図であって、第1図はレーザ誘雷システム
に適用した場合の構成図、第2図はレーザ発振器の構成
図、第3図はパルスレーザの出力タイミング図、第4図
はパルスレーザの出力タイミングの変形例を示す図、第
5図は他の雷の誘発システムを示す図、第6図乃至第8
図は従来のレーザ誘雷方法を説明するための図である。 20……発電所、21……レーザ装置室、30……レーザ管、
31……陽極、32……陰極、33……高反射ミラー、34……
出力ミラー、35……ファン、36……高圧電源、40,41…
…反射ミラー装置、50,51……雷雲。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空間での電離状態が消滅し蓄積効果のない
    ような単一動作に比べて1ショット毎のレーザ出力エネ
    ルギーが低いレーザ光を1kHz以上の高繰返し数で100シ
    ョット以上雷雲に向けて出力することを特徴とするレー
    ザ誘雷方法。
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