JPH0777525A - 複数の分析物の同時測定方法ならびに装置 - Google Patents
複数の分析物の同時測定方法ならびに装置Info
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- JPH0777525A JPH0777525A JP6162503A JP16250394A JPH0777525A JP H0777525 A JPH0777525 A JP H0777525A JP 6162503 A JP6162503 A JP 6162503A JP 16250394 A JP16250394 A JP 16250394A JP H0777525 A JPH0777525 A JP H0777525A
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- B01L3/50—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
- B01L3/502—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 サンプル適用箇所、各ゾーンが輸送通路によ
ってサンプル適用箇所と連結されている複数の別々なサ
ンプル回収ゾーン、複数分析物の個々の測定のための複
数の試験要素からなる複数分析物の測定方法、およびこ
の方法を実施するのに適切な装置。 【効果】 複数の分析物、特に尿、血液などの体液の構
成要素を、本質的に同時に、かつ均一に測定することが
可能となる。
ってサンプル適用箇所と連結されている複数の別々なサ
ンプル回収ゾーン、複数分析物の個々の測定のための複
数の試験要素からなる複数分析物の測定方法、およびこ
の方法を実施するのに適切な装置。 【効果】 複数の分析物、特に尿、血液などの体液の構
成要素を、本質的に同時に、かつ均一に測定することが
可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多重ゾーン装置による複
数の分析物の測定方法、およびその方法に適した装置に
関する。
数の分析物の測定方法、およびその方法に適した装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】医学的診断方法における近年の発達は、
主治医または患者自身による、体液中の特徴的分析物の
検出による病状の診断を容易にしている。臨床像が複雑
であったり、病気の原因がまだ正確に突き止められない
場合は、複数の異なる分析物の測定を実施することがし
ばしば望ましいか、または必要である。したがって、例
えば薬物乱用に関するテストの場合、可能性のある薬物
が複数あり、またしばしば患者の病歴は不明なので、多
数の薬物に対する別々のテストを実施しなければならな
い。同様の問題が、例えば腎臓や甲状腺の病気、または
伝染病などの診断をする場合にも起る。
主治医または患者自身による、体液中の特徴的分析物の
検出による病状の診断を容易にしている。臨床像が複雑
であったり、病気の原因がまだ正確に突き止められない
場合は、複数の異なる分析物の測定を実施することがし
ばしば望ましいか、または必要である。したがって、例
えば薬物乱用に関するテストの場合、可能性のある薬物
が複数あり、またしばしば患者の病歴は不明なので、多
数の薬物に対する別々のテストを実施しなければならな
い。同様の問題が、例えば腎臓や甲状腺の病気、または
伝染病などの診断をする場合にも起る。
【0003】いわゆるドライテストは、分析物の迅速で
簡便な測定について信頼できることが実証された。ドラ
イテストにおいては、1または複数種類の乾燥形態の試
薬を毛管状の担体に担持させ、この担体を液体サンプル
と接触させてテストを行なう。試薬は液体サンプル中に
溶解し、その分析物に特徴的なシグナル、例えば色の変
化などを示す。このようなシグナルに基づき、分析が実
施可能となる。単純なテストでは、複数の試薬を含有す
る毛管状担体を単一の試験要素上に配置し、それをすべ
ての担体が液体サンプルによって濡れるようにサンプル
中に浸す、ということも可能である。このような試験要
素の例としては、複数の分析物、例えば白血球、密度、
pH、等に関するテストゾーンを含む尿の試験片があげ
られる。
簡便な測定について信頼できることが実証された。ドラ
イテストにおいては、1または複数種類の乾燥形態の試
薬を毛管状の担体に担持させ、この担体を液体サンプル
と接触させてテストを行なう。試薬は液体サンプル中に
溶解し、その分析物に特徴的なシグナル、例えば色の変
化などを示す。このようなシグナルに基づき、分析が実
施可能となる。単純なテストでは、複数の試薬を含有す
る毛管状担体を単一の試験要素上に配置し、それをすべ
ての担体が液体サンプルによって濡れるようにサンプル
中に浸す、ということも可能である。このような試験要
素の例としては、複数の分析物、例えば白血球、密度、
pH、等に関するテストゾーンを含む尿の試験片があげ
られる。
【0004】しかし、このようにテストゾーンを一回浸
すというような単純なやり方は、例えば抗原類、ハプテ
ン類および抗体類などの分析物を免疫学的に測定する場
合には不可能である。なぜなら、これらの測定は、多段
階の連続反応を伴なう過程だからである。この場合、分
析物を含む液体は、この液体とテストゾーンの間で種々
の試薬について交換が起る複数のゾーンを含むテスト通
路に沿って進む。テスト通路の終りに近い1つのゾーン
で、分析物の存在を特徴づけるシグナルが得られ、分析
される。
すというような単純なやり方は、例えば抗原類、ハプテ
ン類および抗体類などの分析物を免疫学的に測定する場
合には不可能である。なぜなら、これらの測定は、多段
階の連続反応を伴なう過程だからである。この場合、分
析物を含む液体は、この液体とテストゾーンの間で種々
の試薬について交換が起る複数のゾーンを含むテスト通
路に沿って進む。テスト通路の終りに近い1つのゾーン
で、分析物の存在を特徴づけるシグナルが得られ、分析
される。
【0005】EP-A-0 467 165に、大便のような糊状サン
プルから複数の分析物を測定する方法と装置が提案され
ている。その装置は、溶離液適用ゾーン1つと、所望の
測定のために液体と試験片の接触を確実にする複数の溶
出液移動剤を含む。溶離液適用ゾーンと溶出液移動剤の
間に、糊状サンプルを載せる領域がある。溶離液適用ゾ
ーンとサンプル適用領域の間には、比較的異種成分から
なる固体サンプルを効果的に溶出させるため溶離液の流
れがサンプルによって相当遅延させられるように設計し
た、純粋溶離液の輸送通路がある。まず純粋溶離液が溶
離液適用ゾーンに置かれ、そこからサンプル適用領域へ
成分を変えることなく輸送される。サンプル適用領域に
おいてサンプルから分析物を溶出させた後、今や分析物
を含有する溶出液は、テスト担体(test carriers)に向
かって広がっていく輸送ゾーンを通って流れるが、輸送
通路は互いに分かれていない。EP-A-0 467 165に記述さ
れた方法は下記のような不利な点を有する。即ち、種々
の試験片が、ひいては試薬もまた、溶出液と異なった時
間に接触し、その結果、ある場合には異なった溶出液移
動剤を用いると同一の試験片について異なった試験結果
が得られることになる。このことは分析結果の定量的評
価においては特に不利である。更に、この問題は溶出液
移動剤の数が増えるほど増大する。
プルから複数の分析物を測定する方法と装置が提案され
ている。その装置は、溶離液適用ゾーン1つと、所望の
測定のために液体と試験片の接触を確実にする複数の溶
出液移動剤を含む。溶離液適用ゾーンと溶出液移動剤の
間に、糊状サンプルを載せる領域がある。溶離液適用ゾ
ーンとサンプル適用領域の間には、比較的異種成分から
なる固体サンプルを効果的に溶出させるため溶離液の流
れがサンプルによって相当遅延させられるように設計し
た、純粋溶離液の輸送通路がある。まず純粋溶離液が溶
離液適用ゾーンに置かれ、そこからサンプル適用領域へ
成分を変えることなく輸送される。サンプル適用領域に
おいてサンプルから分析物を溶出させた後、今や分析物
を含有する溶出液は、テスト担体(test carriers)に向
かって広がっていく輸送ゾーンを通って流れるが、輸送
通路は互いに分かれていない。EP-A-0 467 165に記述さ
れた方法は下記のような不利な点を有する。即ち、種々
の試験片が、ひいては試薬もまた、溶出液と異なった時
間に接触し、その結果、ある場合には異なった溶出液移
動剤を用いると同一の試験片について異なった試験結果
が得られることになる。このことは分析結果の定量的評
価においては特に不利である。更に、この問題は溶出液
移動剤の数が増えるほど増大する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
の試験要素上の異なったサンプル回収部位において本質
的に同時でかつ均一な分析物の測定を可能とする、液体
に含まれる複数の分析物の測定のための方法と装置を提
供することにある。
の試験要素上の異なったサンプル回収部位において本質
的に同時でかつ均一な分析物の測定を可能とする、液体
に含まれる複数の分析物の測定のための方法と装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の事
情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、下記の特定のものから
なる分析物の測定方法、およびこの方法を実施するのに
適切な装置により、上記課題を解決できることを見出
し、本発明を完成した。
情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、下記の特定のものから
なる分析物の測定方法、およびこの方法を実施するのに
適切な装置により、上記課題を解決できることを見出
し、本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、液体サンプル中に含
有される複数の分析物を多重ゾーン装置を用いて測定す
る方法であって、 − 該液体を単一のサンプル適用箇所に載せ; − 少なくとも1本は遅滞ゾーンを含む数本の輸送通路
を通って該液体を複数のサンプル回収ゾーンへ毛管輸送
し;かつ − サンプル回収ゾーンにおいて該液体を、分析物の測
定のための試薬を含有する試験要素に接触させることか
らなる方法、ならびに複数の分析物を測定するための、 − サンプル適用箇所; − 各ゾーンが輸送通路によってサンプル適用箇所と連
結されている複数の別々なサンプル回収ゾーン; − 複数分析物の個々の測定のための複数の試験要素;
からなる装置であって、輸送通路の少なくとも1本には
遅滞ゾーンが設けられている装置である。
有される複数の分析物を多重ゾーン装置を用いて測定す
る方法であって、 − 該液体を単一のサンプル適用箇所に載せ; − 少なくとも1本は遅滞ゾーンを含む数本の輸送通路
を通って該液体を複数のサンプル回収ゾーンへ毛管輸送
し;かつ − サンプル回収ゾーンにおいて該液体を、分析物の測
定のための試薬を含有する試験要素に接触させることか
らなる方法、ならびに複数の分析物を測定するための、 − サンプル適用箇所; − 各ゾーンが輸送通路によってサンプル適用箇所と連
結されている複数の別々なサンプル回収ゾーン; − 複数分析物の個々の測定のための複数の試験要素;
からなる装置であって、輸送通路の少なくとも1本には
遅滞ゾーンが設けられている装置である。
【0009】本発明の方法による分析物は、とくに体液
の構成要素、例えば尿、血液、血清、唾液、汗、血漿な
ど、またはこれらに由来する流体(例:水、緩衝液また
はアルコールで希釈したもの)、またはそれら以外の液
体、例えば薬物含有量について試験するための粉剤の溶
液などである。
の構成要素、例えば尿、血液、血清、唾液、汗、血漿な
ど、またはこれらに由来する流体(例:水、緩衝液また
はアルコールで希釈したもの)、またはそれら以外の液
体、例えば薬物含有量について試験するための粉剤の溶
液などである。
【0010】好ましい体液は尿である。好ましい分析物
は、ある体液におけるそれの存在、不在または濃度が、
病気またはある身体症状を示す溶解した化学物質であ
る。免疫学的に検出し得る分析物、例えばハプテン類、
抗原類、抗体類は特に好ましいが、核酸やその他の生物
特異的に検出可能な物質も好ましい。尿中の好ましい分
析物はコカイン、大麻(ハシシュ)またはアヘン剤(ヘ
ロイン)などの薬物、またはアルブミン、α−1M、β
−NAGなどの腎臓パラメーターである。
は、ある体液におけるそれの存在、不在または濃度が、
病気またはある身体症状を示す溶解した化学物質であ
る。免疫学的に検出し得る分析物、例えばハプテン類、
抗原類、抗体類は特に好ましいが、核酸やその他の生物
特異的に検出可能な物質も好ましい。尿中の好ましい分
析物はコカイン、大麻(ハシシュ)またはアヘン剤(ヘ
ロイン)などの薬物、またはアルブミン、α−1M、β
−NAGなどの腎臓パラメーターである。
【0011】本発明の装置は、毛管活性的に相互に結合
している少なくとも4つのゾーン、即ち2つまたはそれ
以上の輸送ゾーンと2つまたはそれ以上のサンプル回収
ゾーン、を有する。更に、この装置はサンプル適用箇所
を含有する。
している少なくとも4つのゾーン、即ち2つまたはそれ
以上の輸送ゾーンと2つまたはそれ以上のサンプル回収
ゾーン、を有する。更に、この装置はサンプル適用箇所
を含有する。
【0012】好ましくはサンプル適用箇所は、液体サン
プルに対して化学的に不活性な毛管状の柔らかくけばの
ある布地(以後”フリース”と称する)または織物の上
に位置する。このサンプル適用箇所は、適切なマーク、
例えば丸印、X印、矢印などのような明白なシンボルを
施すことによって、あるいは適用箇所を囲むフリースを
覆うなどする構造的分離によって、場所をはっきりさせ
ることが好ましい。
プルに対して化学的に不活性な毛管状の柔らかくけばの
ある布地(以後”フリース”と称する)または織物の上
に位置する。このサンプル適用箇所は、適切なマーク、
例えば丸印、X印、矢印などのような明白なシンボルを
施すことによって、あるいは適用箇所を囲むフリースを
覆うなどする構造的分離によって、場所をはっきりさせ
ることが好ましい。
【0013】輸送ゾーンは、サンプル適用箇所からサン
プル回収ゾーンまで延びている。本発明による装置は、
輸送ゾーンを、サンプル回収ゾーンと同数持つことが好
ましい。それによって、輸送ゾーンは少なくともサンプ
ル回収ゾーンの近傍において空間的に相互に分離され、
液体が1本の輸送通路から他の通路へ行けないようにな
る。輸送ゾーンは毛管状の材料で作られており、特に液
体サンプルに対して化学的に不活性な毛管状フリースま
たは織物で構成されている。輸送ゾーンとは、液体を吸
収することのできる平らな材料がその上に延びている領
域を意味する。この材料は、この領域の幅及び長さより
も小さい厚さを有する。液体サンプルは、輸送ゾーンの
長さに沿って流れる。輸送ゾーンは相互に空間的に分離
されているか、または、輸送ゾーン内の液体サンプルの
各部分がそれぞれのサンプル回収ゾーンへ向かって動く
ように相互の境界が形づくられている。
プル回収ゾーンまで延びている。本発明による装置は、
輸送ゾーンを、サンプル回収ゾーンと同数持つことが好
ましい。それによって、輸送ゾーンは少なくともサンプ
ル回収ゾーンの近傍において空間的に相互に分離され、
液体が1本の輸送通路から他の通路へ行けないようにな
る。輸送ゾーンは毛管状の材料で作られており、特に液
体サンプルに対して化学的に不活性な毛管状フリースま
たは織物で構成されている。輸送ゾーンとは、液体を吸
収することのできる平らな材料がその上に延びている領
域を意味する。この材料は、この領域の幅及び長さより
も小さい厚さを有する。液体サンプルは、輸送ゾーンの
長さに沿って流れる。輸送ゾーンは相互に空間的に分離
されているか、または、輸送ゾーン内の液体サンプルの
各部分がそれぞれのサンプル回収ゾーンへ向かって動く
ように相互の境界が形づくられている。
【0014】サンプル回収ゾーンは、試験要素と一組み
となって液体接触を可能としている、またはそのような
組み合わせを取ることのできる、毛管活性の一領域を意
味する。サンプル回収ゾーンが輸送ゾーンから液体を受
けとるとすぐ、その液体は回収ゾーンに付いている試験
要素へと進んで行くことができる。
となって液体接触を可能としている、またはそのような
組み合わせを取ることのできる、毛管活性の一領域を意
味する。サンプル回収ゾーンが輸送ゾーンから液体を受
けとるとすぐ、その液体は回収ゾーンに付いている試験
要素へと進んで行くことができる。
【0015】毛管容量は、輸送ゾーンとサンプル回収ゾ
ーンの吸込み量によって規定される。この量は、適用さ
れた液体サンプルの量よりも小さいか、最大でもそれに
等しい量である。毛管容量を超えて適用されたサンプル
量は、サンプル回収ゾーンに付いている試験要素の追加
吸込み量に等しいことが特に好ましい。特定量の液体が
それに沿って移動する、サンプル適用箇所とサンプル回
収ゾーンの間の通路は、以下、輸送通路と称する。適用
された液体サンプルは、これら輸送通路上では少なくと
も分析物については変化をうけない。
ーンの吸込み量によって規定される。この量は、適用さ
れた液体サンプルの量よりも小さいか、最大でもそれに
等しい量である。毛管容量を超えて適用されたサンプル
量は、サンプル回収ゾーンに付いている試験要素の追加
吸込み量に等しいことが特に好ましい。特定量の液体が
それに沿って移動する、サンプル適用箇所とサンプル回
収ゾーンの間の通路は、以下、輸送通路と称する。適用
された液体サンプルは、これら輸送通路上では少なくと
も分析物については変化をうけない。
【0016】合成繊維(例えばポリエステル)で作られ
たフリースは所望であればこれをセルロース繊維と混合
することも可能であるが、毛管活性な材料として特に好
ましい。このような材料は、試験片を作成する上でよく
知られている。フリースの厚さは、好ましくは0.35
から1.5mmの間である。
たフリースは所望であればこれをセルロース繊維と混合
することも可能であるが、毛管活性な材料として特に好
ましい。このような材料は、試験片を作成する上でよく
知られている。フリースの厚さは、好ましくは0.35
から1.5mmの間である。
【0017】本発明の本質的な特徴は、少なくとも1本
の輸送通路に遅滞ゾーンが設けられていることである。
遅滞ゾーンは輸送ゾーン内に位置することが好ましい。
遅滞ゾーンの効果は、サンプル適用箇所から少なくとも
1つのサンプル回収ゾーンへの液体の流れが、遅滞ゾー
ンが1つもない場合ほど速く進まないことである。この
遅滞を獲得するための第1の目的は、異なるサンプル回
収ゾーンへ延びている複数の輸送通路を同じ長さにする
ことである。第2の目的は、複数の輸送ゾーンの面積を
等しくすることである。等しい長さの輸送通路を獲得す
るためには、サンプル適用箇所とサンプル回収ゾーンの
間の最も短い連結通路に関して1本または数本の輸送通
路を引き延ばすか、または1個または数個の疎水性障壁
を導入する必要があるかもしれない。等しい容量を獲得
するには、原則として次の措置が適切である: 1. 輸送ゾーンの材料の幅を、少なくとも1位置にお
いて他の輸送ゾーンに比較して(水平方向に)引き延ば
す, 2. 輸送ゾーンの材料の厚さを、少なくとも1位置に
おいて他の輸送ゾーンに比較して(垂直方向に)縮め
る、 3. 輸送ゾーンの材料を少なくとも1位置において他
の輸送ゾーンに比べて圧縮することにより、輸送ルート
の流動断面積を小さくする。
の輸送通路に遅滞ゾーンが設けられていることである。
遅滞ゾーンは輸送ゾーン内に位置することが好ましい。
遅滞ゾーンの効果は、サンプル適用箇所から少なくとも
1つのサンプル回収ゾーンへの液体の流れが、遅滞ゾー
ンが1つもない場合ほど速く進まないことである。この
遅滞を獲得するための第1の目的は、異なるサンプル回
収ゾーンへ延びている複数の輸送通路を同じ長さにする
ことである。第2の目的は、複数の輸送ゾーンの面積を
等しくすることである。等しい長さの輸送通路を獲得す
るためには、サンプル適用箇所とサンプル回収ゾーンの
間の最も短い連結通路に関して1本または数本の輸送通
路を引き延ばすか、または1個または数個の疎水性障壁
を導入する必要があるかもしれない。等しい容量を獲得
するには、原則として次の措置が適切である: 1. 輸送ゾーンの材料の幅を、少なくとも1位置にお
いて他の輸送ゾーンに比較して(水平方向に)引き延ば
す, 2. 輸送ゾーンの材料の厚さを、少なくとも1位置に
おいて他の輸送ゾーンに比較して(垂直方向に)縮め
る、 3. 輸送ゾーンの材料を少なくとも1位置において他
の輸送ゾーンに比べて圧縮することにより、輸送ルート
の流動断面積を小さくする。
【0018】これらの措置は相互に組み合わせることも
可能である。特に、等しい容量を利用して所望の遅滞を
確保することが不可能な場合(例えば多数のサンプル回
収ゾーンが存在するなどして)は、1本または数本の輸
送通路の流動断面積を小さくするか、または疎水性障壁
を置くことを勧める。サンプル適用箇所とサンプル回収
ゾーンの間の最短連結通路が短かければ短いほど、もた
らされる遅滞を大きくしなければならない。もし種々の
サンプル回収ゾーンとサンプル適用箇所との最短連結通
路の長さが等しいと、もたらされる遅滞もまたすべての
輸送通路についてほぼ等しい規模のものとなるに違いな
い。
可能である。特に、等しい容量を利用して所望の遅滞を
確保することが不可能な場合(例えば多数のサンプル回
収ゾーンが存在するなどして)は、1本または数本の輸
送通路の流動断面積を小さくするか、または疎水性障壁
を置くことを勧める。サンプル適用箇所とサンプル回収
ゾーンの間の最短連結通路が短かければ短いほど、もた
らされる遅滞を大きくしなければならない。もし種々の
サンプル回収ゾーンとサンプル適用箇所との最短連結通
路の長さが等しいと、もたらされる遅滞もまたすべての
輸送通路についてほぼ等しい規模のものとなるに違いな
い。
【0019】試験要素とは、ある分析物の存在または量
を検出する手段を意味し、その手段により好ましい要素
が試験片の形に構築される。これは、試験要素が、その
上に吸収性材料を付着させ、更にその上に試験に必要な
試薬を塗布した支持用薄片(ホイル)を有することを意
味する。このような試験要素は、例えばEP-A-0 374 684
に記述されている。このような試験要素とサンプル回収
ゾーンとの接触は、試験要素のまだ何も試薬を含まない
ゾーンを介して行なうのが好ましい。もし本発明の装置
によって分析物の測定を行なうのに、EP-A-0 374 684に
よるテスト担体(test carrier)を用いるつもりであれ
ば、その明細書に記述されている開始ゾーン21を、本
発明の装置のサンプル回収ゾーン3と接触させる。複数
の分析物を同時に測定するためには、必要な測定と同数
の試験要素をサンプル回収ゾーンと接触させる。
を検出する手段を意味し、その手段により好ましい要素
が試験片の形に構築される。これは、試験要素が、その
上に吸収性材料を付着させ、更にその上に試験に必要な
試薬を塗布した支持用薄片(ホイル)を有することを意
味する。このような試験要素は、例えばEP-A-0 374 684
に記述されている。このような試験要素とサンプル回収
ゾーンとの接触は、試験要素のまだ何も試薬を含まない
ゾーンを介して行なうのが好ましい。もし本発明の装置
によって分析物の測定を行なうのに、EP-A-0 374 684に
よるテスト担体(test carrier)を用いるつもりであれ
ば、その明細書に記述されている開始ゾーン21を、本
発明の装置のサンプル回収ゾーン3と接触させる。複数
の分析物を同時に測定するためには、必要な測定と同数
の試験要素をサンプル回収ゾーンと接触させる。
【0020】本発明の装置の有利な点は、液体サンプル
によって試験要素が溢れることが、遅滞ゾーンによって
回避されることである。更に、複数のテスト担体と液体
サンプルの同時接触は、いかなる試薬担体も他の担体よ
り多くの液体を受け取ることはないという効果を有す
る。信頼性のある測定を実施するには、試験要素からの
信号を試験要素を液体サンプルと接触させてから一定期
間内に読むことがしばしば必要とされるので、液体サン
プルの前部がすべてのサンプル回収ゾーンに同時に到達
するという事実は本発明の主要な利点である。液体の同
時到着によるもう1つの効果は、異なる分析物のための
複数の試験要素が必ずしもそれぞれのサンプル回収部位
とマッチした順序で装置中に組み込まれていなくてもよ
く、むしろ交換可能なことである。このことは、使用者
自身が要請された測定を行なう場合には特に重要であ
る。均一湿潤化のさらなる利点は、複数の分析物の測定
のための複数の試験要素が、要請に応じてあるプロフィ
ール(概要)を示すように配置できることである。した
がって、適切な試験要素を用いることにより、本発明の
装置は例えば腎機能プロフィールを作成する、つまり腎
機能に特徴的な幾つかの分析物を測定する、または薬物
プロフィールを作成する、つまり複数のよく使われる薬
物(薬物乱用)の測定をするのに使用できる。したがっ
て本発明の装置は、例えば試験要素をハウジング内に包
含するなどして試験要素をすでにサンプル回収ゾーンに
接触させた形で販売することもできるし、またはハウジ
ングがサンプル適用箇所、輸送通路及びサンプル回収ゾ
ーンと共に一つのコンポーネントをなし、多数の試験要
素は別の容器に納められていて分析を実行しようとする
人間がハウジングに挿入できる形にして販売することも
できる。
によって試験要素が溢れることが、遅滞ゾーンによって
回避されることである。更に、複数のテスト担体と液体
サンプルの同時接触は、いかなる試薬担体も他の担体よ
り多くの液体を受け取ることはないという効果を有す
る。信頼性のある測定を実施するには、試験要素からの
信号を試験要素を液体サンプルと接触させてから一定期
間内に読むことがしばしば必要とされるので、液体サン
プルの前部がすべてのサンプル回収ゾーンに同時に到達
するという事実は本発明の主要な利点である。液体の同
時到着によるもう1つの効果は、異なる分析物のための
複数の試験要素が必ずしもそれぞれのサンプル回収部位
とマッチした順序で装置中に組み込まれていなくてもよ
く、むしろ交換可能なことである。このことは、使用者
自身が要請された測定を行なう場合には特に重要であ
る。均一湿潤化のさらなる利点は、複数の分析物の測定
のための複数の試験要素が、要請に応じてあるプロフィ
ール(概要)を示すように配置できることである。した
がって、適切な試験要素を用いることにより、本発明の
装置は例えば腎機能プロフィールを作成する、つまり腎
機能に特徴的な幾つかの分析物を測定する、または薬物
プロフィールを作成する、つまり複数のよく使われる薬
物(薬物乱用)の測定をするのに使用できる。したがっ
て本発明の装置は、例えば試験要素をハウジング内に包
含するなどして試験要素をすでにサンプル回収ゾーンに
接触させた形で販売することもできるし、またはハウジ
ングがサンプル適用箇所、輸送通路及びサンプル回収ゾ
ーンと共に一つのコンポーネントをなし、多数の試験要
素は別の容器に納められていて分析を実行しようとする
人間がハウジングに挿入できる形にして販売することも
できる。
【0021】この装置にとって2つの実施態様が好まし
いことが判明した。第1の形においては、サンプル回収
ゾーン4はサンプル適用箇所2の回りに本質的に完全に
または部分的に放射状の配置をなしている(図1参
照)。特に望ましい場合においては、最短連結通路はす
べて等しい長さである。輸送通路はまず放射対称的な毛
管活性フリースを通って、次にサンプル吸収ゾーンと同
じ量のフリースを通って延びる。後者のフリースは、そ
れらの間で液体が流れないように設計されている。これ
らのフリースは、例えばサンプル適用フリースの末端か
らサンプル回収ゾーンへ延びるコネクターの形にするこ
ともできる。このコネクターの材料は、好ましくはサン
プル適用フリースと少しオーバーラップし、オーバーラ
ップの部位で材料が圧縮された時にその部位の流動断面
積が小さくなって遅滞ゾーン7として機能するようなる
のがよい。このオーバーラップ部位は約1〜2mmの幅
であることが好ましい。図1に示す例では、すべての輸
送通路における遅滞は同じ規模である。もし液体サンプ
ルが正確にサンプル適用箇所に分与されなかった場合、
その液体は最短輸送通路の遅滞ゾーンに到達した後、ま
ず、すべての遅滞ゾーンの毛管圧が等しくなるまで他の
輸送通路の遅滞ゾーンに流出するであろう。次に、液体
は本質的に同時にすべての遅滞ゾーンを通過するであろ
う。輸送通路に隣接する部分は皆同じ長さでかつ同じ組
成なので、液体は複数の試験要素に同時に到達するであ
ろう。サンプル適用箇所から遠い方のコネクター末端
は、それ自身でサンプル回収ゾーンとなることができ
る。もしくは別のフリースをそのために設けることもで
きる。試験要素5は、サンプル回収ゾーン4と毛管接触
をなしている。この実施態様では、試験片の溢れが特に
防止されている。
いことが判明した。第1の形においては、サンプル回収
ゾーン4はサンプル適用箇所2の回りに本質的に完全に
または部分的に放射状の配置をなしている(図1参
照)。特に望ましい場合においては、最短連結通路はす
べて等しい長さである。輸送通路はまず放射対称的な毛
管活性フリースを通って、次にサンプル吸収ゾーンと同
じ量のフリースを通って延びる。後者のフリースは、そ
れらの間で液体が流れないように設計されている。これ
らのフリースは、例えばサンプル適用フリースの末端か
らサンプル回収ゾーンへ延びるコネクターの形にするこ
ともできる。このコネクターの材料は、好ましくはサン
プル適用フリースと少しオーバーラップし、オーバーラ
ップの部位で材料が圧縮された時にその部位の流動断面
積が小さくなって遅滞ゾーン7として機能するようなる
のがよい。このオーバーラップ部位は約1〜2mmの幅
であることが好ましい。図1に示す例では、すべての輸
送通路における遅滞は同じ規模である。もし液体サンプ
ルが正確にサンプル適用箇所に分与されなかった場合、
その液体は最短輸送通路の遅滞ゾーンに到達した後、ま
ず、すべての遅滞ゾーンの毛管圧が等しくなるまで他の
輸送通路の遅滞ゾーンに流出するであろう。次に、液体
は本質的に同時にすべての遅滞ゾーンを通過するであろ
う。輸送通路に隣接する部分は皆同じ長さでかつ同じ組
成なので、液体は複数の試験要素に同時に到達するであ
ろう。サンプル適用箇所から遠い方のコネクター末端
は、それ自身でサンプル回収ゾーンとなることができ
る。もしくは別のフリースをそのために設けることもで
きる。試験要素5は、サンプル回収ゾーン4と毛管接触
をなしている。この実施態様では、試験片の溢れが特に
防止されている。
【0022】図2はX−Yで切断した装置の断面を示
す。
す。
【0023】操作が一層容易な第2の実施態様(図3参
照)では、サンプル回収ゾーン4は、すべての試験要素
5が同じ方向を向くように、想像上の一本の直線上に位
置する。この場合、遅滞ゾーンの遅滞効果は、サンプル
回収ゾーンがサンプル適用箇所2からそれぞれ異なる距
離にある時は異なる。もし遅滞ゾーンがなければ液体は
均一な毛管活性材料の中に迅速に拡散するので、液体は
まずサンプル適用箇所に最も近いサンプル回収部位4/
Iに到達し、試験要素へと送られていくであろう。した
がって、遅滞はこの輸送通路において最大にしなければ
ならない。他のサンプル回収部位4/IIおよび4/III がサ
ンプル適用箇所2から離れれば離れるほど、遅滞の規模
は小さくてすむだろう。またこの場合、輸送通路3/I、3/
IIおよび3/III はフリース材料のコネクターを一部分通
過することが望ましい。
照)では、サンプル回収ゾーン4は、すべての試験要素
5が同じ方向を向くように、想像上の一本の直線上に位
置する。この場合、遅滞ゾーンの遅滞効果は、サンプル
回収ゾーンがサンプル適用箇所2からそれぞれ異なる距
離にある時は異なる。もし遅滞ゾーンがなければ液体は
均一な毛管活性材料の中に迅速に拡散するので、液体は
まずサンプル適用箇所に最も近いサンプル回収部位4/
Iに到達し、試験要素へと送られていくであろう。した
がって、遅滞はこの輸送通路において最大にしなければ
ならない。他のサンプル回収部位4/IIおよび4/III がサ
ンプル適用箇所2から離れれば離れるほど、遅滞の規模
は小さくてすむだろう。またこの場合、輸送通路3/I、3/
IIおよび3/III はフリース材料のコネクターを一部分通
過することが望ましい。
【0024】輸送ゾーンとサンプル回収ゾーンを構成し
ている材料はハウジングの中に収められている。このハ
ウジングはサンプル適用箇所の領域に開口部9を有し、
適用箇所の下にある材料に液体サンプルが適用できるよ
うになっている。このハウジングは更に、試験要素を挿
入して、試験要素のフリースまたは織物をサンプル回収
ゾーンの材料と接触させるためのサンプル回収ゾーン領
域にも開口部6を有する。液体サンプルを透過させない
材料であればなんでもハウジング材として用いることが
できる。例えば、プラスチックや水分を吸収しないよう
飽和させた紙などでハウジングを構成することができ
る。
ている材料はハウジングの中に収められている。このハ
ウジングはサンプル適用箇所の領域に開口部9を有し、
適用箇所の下にある材料に液体サンプルが適用できるよ
うになっている。このハウジングは更に、試験要素を挿
入して、試験要素のフリースまたは織物をサンプル回収
ゾーンの材料と接触させるためのサンプル回収ゾーン領
域にも開口部6を有する。液体サンプルを透過させない
材料であればなんでもハウジング材として用いることが
できる。例えば、プラスチックや水分を吸収しないよう
飽和させた紙などでハウジングを構成することができ
る。
【0025】図4は、サンプル適用箇所2からサンプル
回収ゾーン4/I、4/IIおよび4/III へ向かう液体の流れに
どのようにして遅滞が達成されるかを示す。サンプル回
収ゾーン4を同時に濡すことは、通路Bが液体の最短輸
送通路ではなく、通路A、B、およびCがほぼ同じ長さ
になるように他の通路に比べてBが延ばされていること
によって達成されている。
回収ゾーン4/I、4/IIおよび4/III へ向かう液体の流れに
どのようにして遅滞が達成されるかを示す。サンプル回
収ゾーン4を同時に濡すことは、通路Bが液体の最短輸
送通路ではなく、通路A、B、およびCがほぼ同じ長さ
になるように他の通路に比べてBが延ばされていること
によって達成されている。
【0026】図5は、サンプル回収ゾーン4/I、4/IIおよ
び4/III を同時に濡すのに適切な毛管活性材料の形状が
どのように決定されるかを示す。そこを通って液体サン
プルが各サンプル回収ゾーンに流れていく、サンプル適
用箇所とサンプル回収ゾーンとの間に位置するF1、F
2およびF3領域は、同時湿潤のためには本質的に同じ
面積でなければならない。
び4/III を同時に濡すのに適切な毛管活性材料の形状が
どのように決定されるかを示す。そこを通って液体サン
プルが各サンプル回収ゾーンに流れていく、サンプル適
用箇所とサンプル回収ゾーンとの間に位置するF1、F
2およびF3領域は、同時湿潤のためには本質的に同じ
面積でなければならない。
【0027】図6は、垂直方向の収縮(この場合はフリ
ース材の絶え間ない軽い圧縮)によって液体流動の遅滞
が達成される輸送通路の上にある材料を示す。その圧力
は、相互に向かい合っている、または底で互い違いにな
っている横材および/または装置の蓋の部分によって作
り出すことができる。横材の高さは、異なる輸送通路に
ついて異なる輸送遅滞を生じさせるのに使用することが
できる。
ース材の絶え間ない軽い圧縮)によって液体流動の遅滞
が達成される輸送通路の上にある材料を示す。その圧力
は、相互に向かい合っている、または底で互い違いにな
っている横材および/または装置の蓋の部分によって作
り出すことができる。横材の高さは、異なる輸送通路に
ついて異なる輸送遅滞を生じさせるのに使用することが
できる。
【0028】図7は、構成材料がサンプル適用箇所とサ
ンプル回収ゾーンでオーバーラップしている輸送通路の
断面図を示す。装置の蓋と底の間に常に空間がある場合
は、圧迫性のオーバーラップが達成されるとこれが次に
遅滞を引起こす。この効果は、不活性材料を追加するこ
とによって増強できる。
ンプル回収ゾーンでオーバーラップしている輸送通路の
断面図を示す。装置の蓋と底の間に常に空間がある場合
は、圧迫性のオーバーラップが達成されるとこれが次に
遅滞を引起こす。この効果は、不活性材料を追加するこ
とによって増強できる。
【0029】疎水性障壁による遅滞の場合、原則として
想像し得る少なくとも2つの可能性がある。液体がそこ
を通過しなければならない吸収性の材料を一時的または
永久的疎水化物質で含浸する[例:3%モイオル(Mo
wiol)/ポリビニルアルコール溶液を用いた幅5m
mの針注入]と液体の流れは遅滞する。第2の方法で
は、より疎水性の高い材料(例:紙または膜)を輸送通
路に組み込むことができる。このような疎水性障壁はサ
ンプル適用箇所と試験片の第1の試薬ゾーンの間で、所
望の位置に組入れることができる。
想像し得る少なくとも2つの可能性がある。液体がそこ
を通過しなければならない吸収性の材料を一時的または
永久的疎水化物質で含浸する[例:3%モイオル(Mo
wiol)/ポリビニルアルコール溶液を用いた幅5m
mの針注入]と液体の流れは遅滞する。第2の方法で
は、より疎水性の高い材料(例:紙または膜)を輸送通
路に組み込むことができる。このような疎水性障壁はサ
ンプル適用箇所と試験片の第1の試薬ゾーンの間で、所
望の位置に組入れることができる。
【0030】液体サンプル中に含有される複数の分析物
を測定するための本発明の方法では、液体サンプルは単
一のサンプル適用箇所に適用される。これは例えば液体
をピペットで移すかまたは滴下することによって達成で
きる。適用する液体の量は、装置全体の毛管活性量にほ
ぼ等しいかまたはこれより幾分多いことが好ましい。液
体は毛管輸送により輸送通路に沿って複数のサンプル回
収ゾーンへ移動する。サンプル適用箇所に最も近い輸送
通路における液体輸送の遅滞が、試験要素を同時に濡す
ことを可能とする。
を測定するための本発明の方法では、液体サンプルは単
一のサンプル適用箇所に適用される。これは例えば液体
をピペットで移すかまたは滴下することによって達成で
きる。適用する液体の量は、装置全体の毛管活性量にほ
ぼ等しいかまたはこれより幾分多いことが好ましい。液
体は毛管輸送により輸送通路に沿って複数のサンプル回
収ゾーンへ移動する。サンプル適用箇所に最も近い輸送
通路における液体輸送の遅滞が、試験要素を同時に濡す
ことを可能とする。
【0031】
【発明の効果】本発明の複数分析物の測定方法、および
この方法を実施するのに適切な装置によれば、複数の分
析物、特に尿、血液などの体液の構成要素を、本質的に
同時に、かつ均一に測定することが可能となる。
この方法を実施するのに適切な装置によれば、複数の分
析物、特に尿、血液などの体液の構成要素を、本質的に
同時に、かつ均一に測定することが可能となる。
【0032】
【実施例】以下に掲げる実施例は、本発明を更に詳しく
説明するためのものである。 〔実施例〕TI532[ビンツァー社(Binzer Compan
y)]紙より図3の輪郭10をもつ紙片を切り取る。この
紙片を、紙片と試験片5のために凹部を備えた、ポリエ
ステルを射出成形して作ったハウジングの半部材8に組
み込む。次に、試験片5[例えばベーリンガー・マンハ
イム(Boehringer Mannheim GmbH) 製ミクラル(登録商
標)(Mikral登録商標)試験片]を,開始フリースまた
は試薬を載せた第1のフリースがサンプル回収ゾーン4
と直接接触するように挿入する。次に、紙片と試験片の
ための凹部はもたないがサンプル適用箇所2の近くにそ
こを通して液体サンプルをサンプル適用箇所に載せるた
めの凹部を有する第2のハウジング半部材を接着する。
装置全体として長さが約15cm、幅7cm、および厚
さが0.5cmである。サンプル中の複数の分析物の試
験を実施するため、約10mlの尿をピペットでサンプ
ル適用箇所に載せる。挿入した試験片上の試薬によって
変わる所定の期間が過ぎた後、その時までに現われた色
を比較スケールと対比し、これから分析物の有無を評価
し、または量を引き出す。もし液体サンプルが2〜3m
lしかない場合は、毛管活性材料の量を約半分に減らさ
なければならない。図1および2に示した装置を作成
し、使用するにあたっても上記と同じ手順で行なうこと
ができる。
説明するためのものである。 〔実施例〕TI532[ビンツァー社(Binzer Compan
y)]紙より図3の輪郭10をもつ紙片を切り取る。この
紙片を、紙片と試験片5のために凹部を備えた、ポリエ
ステルを射出成形して作ったハウジングの半部材8に組
み込む。次に、試験片5[例えばベーリンガー・マンハ
イム(Boehringer Mannheim GmbH) 製ミクラル(登録商
標)(Mikral登録商標)試験片]を,開始フリースまた
は試薬を載せた第1のフリースがサンプル回収ゾーン4
と直接接触するように挿入する。次に、紙片と試験片の
ための凹部はもたないがサンプル適用箇所2の近くにそ
こを通して液体サンプルをサンプル適用箇所に載せるた
めの凹部を有する第2のハウジング半部材を接着する。
装置全体として長さが約15cm、幅7cm、および厚
さが0.5cmである。サンプル中の複数の分析物の試
験を実施するため、約10mlの尿をピペットでサンプ
ル適用箇所に載せる。挿入した試験片上の試薬によって
変わる所定の期間が過ぎた後、その時までに現われた色
を比較スケールと対比し、これから分析物の有無を評価
し、または量を引き出す。もし液体サンプルが2〜3m
lしかない場合は、毛管活性材料の量を約半分に減らさ
なければならない。図1および2に示した装置を作成
し、使用するにあたっても上記と同じ手順で行なうこと
ができる。
【図1】本発明の好ましい第1の実施態様(装置)を示
す。
す。
【図2】本発明の好ましい第1の実施態様(装置)のX
−Yで切断した断面を示す。
−Yで切断した断面を示す。
【図3】本発明の好ましい第2実施態様を示す。
【図4】サンプル適用箇所2からサンプル回収ゾーン4/
I、4/IIおよび4/III へ向かう液体の流れにどのようにし
て遅滞が達成されるかを示す。
I、4/IIおよび4/III へ向かう液体の流れにどのようにし
て遅滞が達成されるかを示す。
【図5】サンプル回収ゾーン4/I、4/IIおよび4/III を同
時に濡すのに適切な毛管活性材料の形状がどのように決
定されるかを示す。
時に濡すのに適切な毛管活性材料の形状がどのように決
定されるかを示す。
【図6】垂直方向の収縮によって液体流動の遅滞が達成
される輸送通路の上にある材料を示す。
される輸送通路の上にある材料を示す。
【図7】構成材料がサンプル適用箇所とサンプル回収ゾ
ーンでオーバーラップしている輸送通路の断面図を示
す。
ーンでオーバーラップしている輸送通路の断面図を示
す。
1 本発明の装置 2 サンプル適用箇所 3 輸送通路 4 サンプル回収ゾーン 4I,4II,4III サンプル回収ゾーン 5 試験要素 6 試験要素のための凹部 7 遅滞ゾーン 8 ハウジング 9 ハウジング開口部 10 毛管活性フリースの輪郭 F1,F2,F3 2と4の間にある毛管活性材料の領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月14日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
フロントページの続き (72)発明者 ロルフ ラーヒ ドイツ連邦共和国 68549 イルヴェシャ イム カンツェルバッハシュトラーセ 22
Claims (10)
- 【請求項1】 液体サンプル中に含有される複数の分析
物を多重ゾーン装置を用いて測定する方法であって、 − 該液体を単一のサンプル適用箇所に載せ; − 少なくとも1本は遅滞ゾーンを含む数本の輸送通路
を通って該液体を複数のサンプル回収ゾーンへ毛管輸送
し;かつ − サンプル回収ゾーンにおいて該液体を、分析物の測
定のための試薬を含有する試験要素に接触させることか
らなる方法。 - 【請求項2】 該液体の輸送が、試験要素上の試薬に到
達するまで停止することなく進められる請求項1に記載
の方法。 - 【請求項3】 該液体が異なった試験要素上の試薬に本
質的に同時に到達する請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 複数の分析物を測定するための、 − サンプル適用箇所、 − 各ゾーンが1本の毛管輸送通路によって該サンプル
適用箇所と連結している複数の別々なサンプル回収ゾー
ン、 − 複数分析物の個々の測定のための複数の試験要素、
を含有する装置であって、該輸送通路の少なくとも1本
に遅滞ゾーンが設けられている装置。 - 【請求項5】 該輸送通路が同一の長さをもつ請求項4
に記載の装置。 - 【請求項6】 該輸送通路が放射線状に配置されている
請求項5に記載の装置。 - 【請求項7】 該輸送通路が同一の長さをもたない請求
項4に記載の装置。 - 【請求項8】 遅滞ゾーン領域における輸送通路の断面
積が、遅滞ゾーンのない輸送通路の断面積に比較して減
少している、請求項4に記載の装置。 - 【請求項9】 遅滞ゾーンが液体輸送を遅延させる材料
を含有する、請求項4に記載の装置。 - 【請求項10】 試験要素を液体サンプルで同時に濡す
ために遅滞ゾーンを用いる方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4323672A DE4323672A1 (de) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | Vorrichtung zur gleichzeitigen Bestimmung von Analyten |
| DE4323672:3 | 1993-07-15 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0777525A true JPH0777525A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=6492845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6162503A Pending JPH0777525A (ja) | 1993-07-15 | 1994-07-14 | 複数の分析物の同時測定方法ならびに装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5556789A (ja) |
| EP (1) | EP0634215A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0777525A (ja) |
| DE (1) | DE4323672A1 (ja) |
Cited By (19)
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| JP2008298481A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Fujifilm Corp | 検査シート |
| JP4851597B2 (ja) * | 2007-03-09 | 2012-01-11 | 中国人民解放軍軍事医学科学院微生物流行病研究所 | 複合的な検出のためのイムノクロマトグラフィのストリップディスクおよびそれを用いる検出方法 |
| JP2014199206A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | ソニー株式会社 | マイクロチップ及びマイクロチップの製造方法 |
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| US10182795B2 (en) | 2013-10-18 | 2019-01-22 | University Of Cincinnati | Devices for integrated, repeated, prolonged, and/or reliable sweat stimulation and biosensing |
| JP2019120556A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | アッセイ装置 |
| JP2019120557A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | アッセイ装置 |
| US10471249B2 (en) | 2016-06-08 | 2019-11-12 | University Of Cincinnati | Enhanced analyte access through epithelial tissue |
| US10485460B2 (en) | 2015-02-13 | 2019-11-26 | University Of Cincinnati | Devices for integrated indirect sweat stimulation and sensing |
| US10639015B2 (en) | 2014-05-28 | 2020-05-05 | University Of Cincinnati | Devices with reduced sweat volumes between sensors and sweat glands |
| US10888244B2 (en) | 2013-10-18 | 2021-01-12 | University Of Cincinnati | Sweat sensing with chronological assurance |
| US10932761B2 (en) | 2014-05-28 | 2021-03-02 | University Of Cincinnati | Advanced sweat sensor adhesion, sealing, and fluidic strategies |
| US11129554B2 (en) | 2014-05-28 | 2021-09-28 | University Of Cincinnati | Sweat monitoring and control of drug delivery |
| US11253190B2 (en) | 2016-07-01 | 2022-02-22 | University Of Cincinnati | Devices with reduced microfluidic volume between sensors and sweat glands |
| US11317835B2 (en) | 2014-09-22 | 2022-05-03 | University Of Cincinnati | Sweat sensing with analytical assurance |
| US12262990B2 (en) | 2016-08-19 | 2025-04-01 | University Of Cincinnati | Methods and materials for prolonged sweat stimulation |
| US12487204B2 (en) | 2015-10-30 | 2025-12-02 | University Of Cincinnati | Sweat sensing devices with electromagnetically shielded sensors, interconnects, and electronics |
Families Citing this family (69)
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|---|---|---|---|---|
| US5780248A (en) * | 1993-07-15 | 1998-07-14 | Ortho Diagnostic Systems, Inc. | Foil sealed cassette for agglutination reactions and liner therefor |
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| GB2339616B (en) * | 1996-03-11 | 2000-08-30 | American Bio Medica Corp | Device for the testing of body fluid samples |
| FR2750505B1 (fr) * | 1996-06-27 | 1998-10-16 | Appligene Oncor | Procede de preparation de supports d'analyse de substances chimiques ou biologiques presentant un ensemble ordonne de zones de reaction |
| US6391265B1 (en) * | 1996-08-26 | 2002-05-21 | Biosite Diagnostics, Inc. | Devices incorporating filters for filtering fluid samples |
| GB2322192B (en) * | 1997-02-14 | 2001-01-31 | Unilever Plc | Assay devices |
| US7407811B2 (en) | 1997-12-22 | 2008-08-05 | Roche Diagnostics Operations, Inc. | System and method for analyte measurement using AC excitation |
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