JPH0777565A - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ

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JPH0777565A
JPH0777565A JP5223719A JP22371993A JPH0777565A JP H0777565 A JPH0777565 A JP H0777565A JP 5223719 A JP5223719 A JP 5223719A JP 22371993 A JP22371993 A JP 22371993A JP H0777565 A JPH0777565 A JP H0777565A
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JP
Japan
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magnetic
frequency
magnetoresistive element
magnetic sensor
detection signal
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JP5223719A
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English (en)
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Shigemi Kurashima
茂美 倉島
Shinkichi Shimizu
信吉 清水
Michiko Endou
みち子 遠藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気センサの改善に関し、外乱ノイズの影響
に左右されることなく、検出原理を工夫して、磁界変化
による抵抗変化を周波数の変化として検出する。 【構成】 磁気に応じて抵抗値が変化する磁気抵抗素子
11と、抵抗値に応じて発振周波数が変化する発振回路
12とを具備し、磁気抵抗素子11の抵抗値Roの変化
分±ΔRを発振周波数foの変化分±Δfとして検出す
る。当該磁気センサは、磁気に応じて磁気検出信号Sd
を出力するウィーンブリッジ型の発振回路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図8) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図2〜6) (2)第2の実施例の説明(図7) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気センサに関するも
のであり、更に詳しく言えば、半導体や強磁性薄膜等の
磁気抵抗素子を用いた磁気センサの改善に関するもので
ある。近年,磁気記憶装置や磁気計測機器の高性能化の
要求に伴い、微小磁界を精度良く検出する磁気センサが
要求される。
【0003】これによれば、いずれも、磁界変化による
抵抗変化を電圧変化又は電流変化として検出している。
しかし、このような検出原理の磁気センサでは変化分が
少なく磁気検出信号としても数mV程度である。また、
センサ出力を増幅する方法では、外乱ノイズの影響が受
け易くなったり、また、DCアンプのオフセット電圧に
より、信号増幅にも限界がある。
【0004】そこで、外乱ノイズの影響に左右されるこ
となく、検出原理を工夫して、磁界変化による抵抗変化
を周波数の変化として検出することができるセンサが望
まれている。
【0005】
【従来の技術】図8は、従来例に係る説明図である。図
8(A)は、ハーフブリッジ型の磁気センサの構成図で
あり、図8(B)は、全ブリッジ型の磁気センサの構成
図をそれぞれ示している。例えば、磁界の変化を電圧変
化として検出するハーフブリッジ型の磁気センサは図8
(A)において、2つの磁気抵抗素子MR1,MR2が
直列に接続され、それらが電源線VCCと接地線GNDとの
間に接続される。これにより、当該素子MR1,MR2
の直列接続点から磁気検出信号Sdが出力される。
【0006】また、微小磁気変化を電圧変化として検出
する全ブリッジ型の磁気センサは図8(B)において、
1組の正出力性の磁気抵抗素子MRpと1組の負出力性
の磁気抵抗素子MRnがブリッジ状に接続され、それら
の一方の組の接続点に定電流源が接続され、他方の組の
接続点から磁気検出信号Sdが出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例の磁
気センサによれば、いずれも、磁界変化による抵抗変化
を電圧変化又は電流変化として検出している。しかし、
このような検出原理の磁気センサでは磁界変化による電
圧又は電流の変化量は小さい。特に、微小磁界検出用素
子や強磁性薄膜磁気抵抗素子では、この変化分が少なく
磁気検出信号Sdとしても数mV程度である。
【0008】従って、一般に当該信号Sdを増幅して使
用される。しかし、センサ出力を増幅する方法では、外
乱ノイズの影響が受け易くなったり、また、DCアンプ
のオフセット電圧により、信号増幅にも限界がある。さ
らに、磁気検出情報をマイクロコンピュータ等によりデ
ジタル処理をする場合に、所定のレベルに磁気検出信号
Sdを増幅した後、それをアナログ/デジタル変換され
る。このため、磁気センサ出力にノイズを含んでいる
と、精度良いデジタル処理の妨げとなるという問題があ
る。
【0009】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、外乱ノイズの影響に左右されるこ
となく、検出原理を工夫して、磁界変化による抵抗変化
を周波数の変化として検出することが可能となる磁気セ
ンサの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1(A),(B)は本
発明に係る磁気センサの原理図であり、その一実施例を
図2〜7に示す。本発明の第1の磁気センサは図1
(A)に示すように、磁気に応じて抵抗値が変化する磁
気抵抗素子11と、前記抵抗値に応じて発振周波数が変
化する発振回路12とを具備し、前記磁気抵抗素子11
の抵抗値Roの変化分±ΔRを発振周波数foの変化分
±Δfとして検出することを特徴とする。
【0011】なお、本発明の第1の磁気センサは、その
一実施例を図2に示すように、磁気に応じて磁気検出信
号Sdを出力するウィーンブリッジ型の発振回路を構成
することを特徴とする。さらに、本発明の第2の磁気セ
ンサは、その一実施例を図7(A)に示すように、第1
の磁気センサに周波数算出回路13が設けられ、前記周
波数算出回路13が、磁気検出信号Sdの周波数fより
も高い周波数frの基準信号CKに基づいて当該磁気検
出信号Sdの周期Tを検出し、前記周期Tから磁気検出
信号Sdの周波数fを算出することを特徴とする。
【0012】また、本発明の第1,第2の磁気センサに
おいて、前記磁気抵抗素子11はその一実施例を図3
(A)に示すように薄膜磁気抵抗パターンから成り、前
記発振回路12の静電容量Cが櫛形対向電極パターンか
ら成り、前記薄膜磁気抵抗パターンと櫛形対向電極パタ
ーンとが同一基板に設けられることを特徴とする。さら
に、本発明の第1,第2の磁気センサにおいて、前記磁
気抵抗素子11はその一実施例を図4(A)に示すよう
にバーバーポール型の磁気抵抗素子又は強磁性の薄膜磁
気抵抗素子から成ることを特徴とする。
【0013】また、本発明の第1,第2の磁気センサに
おいて、前記磁気抵抗素子11の温度特性の絶対値が発
振回路12の静電容量Coの温度特性の絶対値と等し
く、かつ、前記磁気抵抗素子11の温度特性が正の傾き
を有し、前記発振回路12の静電容量Coの温度特性が
負の傾きを有することを特徴とし、上記目的を達成す
る。
【0014】
【作用】本発明の第1の磁気センサによれば、図1
(A)において、抵抗変化率をαとし、磁気抵抗素子1
1の磁気抵抗値をRo(1±α)とし、発振回路12の
静電容量をCoとすると、発振周波数fが抵抗変化率α
と容量Coとにより決定される。すなわち、f=1/
〔2πRo(1±α)・Co〕となる。
【0015】また、抵抗変化率αが1>>α2 となる場
合には、発振周波数fは、f=(1±α)/〔2πRo
Co〕となり、それが抵抗変化率αに比例して変化をす
る。このことで、図1(B)に示すように、磁気抵抗素
子11の抵抗値Roの変化分±ΔRを発振周波数foの
変化分±Δfとして検出することが可能となる。なお、
本発明の磁気センサによれば、絶対値が等しく正負の傾
きを有することから、磁気抵抗素子11の温度特性を発
振回路12の静電容量Coの温度特性により打ち消すこ
とが可能となる。
【0016】これにより、従来例のような磁界変化を電
圧又は電流変化により検出する原理に比べて、外乱ノイ
ズやDCアンプのオフセット電圧の影響に左右されるこ
となく、微小磁界を精度良く検出することが可能とな
る。さらに、本発明の第2の磁気センサによれば、その
一実施例を図7(B)に示すように、周波数算出回路1
3により磁気検出信号Sdの周波数fよりも高い周波数
frの基準信号CKに基づいて当該磁気検出信号Sdの
周期Tが検出され、その周期Tから磁気検出信号Sdの
周波数fが算出される。
【0017】これにより、磁気検出信号Sdの周波数f
をアナログ/デジタル変換することができ、マイクロコ
ンピュータ等によりノイズを含まない精度良いデジタル
処理を行うことが可能となる。また、本発明の第1,第
2の磁気センサによれば、薄膜磁気抵抗パターンと櫛形
対向電極パターンとを同一基板に設けることにより、コ
ンパクトな磁気センサを構成することが可能となる。
【0018】さらに、本発明の第1,第2の磁気センサ
によれば、その一実施例を図4(A)に示すようにバー
バーポール型の磁気抵抗素子を用いることにより、正負
の微小磁界変化を精度良く検出することが可能となる。
【0019】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図2〜7は、本発明の各実施例に係る
磁気センサを説明する図である。 (1)第1の実施例の説明 図2は、本発明の第1の実施例に係る磁気センサの構成
図であり、図3は、磁気抵抗素子と容量素子の1チップ
化の説明図である。図4は、本発明の各実施例に係るバ
ーバーポール型の磁気抵抗素子の説明図である。なお、
図5は、本発明の第1の実施例に係る周波数偏移対磁束
密度の特性図であり、図6は強磁性薄膜磁気抵抗素子の
説明図を示している。
【0020】例えば、磁気に応じて磁気検出信号Sdを
出力するウィーンブリッジ型の発振回路を構成した磁気
センサは、図2に示すように、2つの磁気抵抗素子MR
1,MR2,2つの静電容量C1,C2,2つの抵抗素
子R1,R2及び1個の差動アンプ14を具備する。す
なわち、磁気抵抗素子MR1,MR2は磁気抵抗素子1
1の一例であり、磁気に応じて抵抗値が変化する素子で
ある。磁気抵抗素子MR1,MR2には、図3,図4に
示すようなバーバーポール型の磁気抵抗素子又は図6に
示すような強磁性薄膜磁気抵抗素子等を用いる。これら
については後述する。
【0021】磁気抵抗素子MR1は静電容量C1の一端
に接続され、当該素子MR1の他端が差動アンプ14の
出力OUTに接続される。また、当該容量C1の他端は静
電容量C2の一端と、磁気抵抗素子MR2の一端と、差
動アンプ14の非反転入力(+)とにそれぞれ接続され
る。なお、当該容量C2の他端と磁気抵抗素子MR2の
他端とが接地線GNDに接続され、差動アンプ14の反転
入力(−)には抵抗素子R1,R2の一端が接続され、
当該素子R1の他端は接地線GNDに接続され、抵抗素子
R2の他端が差動アンプ14の出力OUTに接続される。
これにより、原理図の発振回路12の一例となるウィー
ンブリッジ型の発振回路が構成される。
【0022】次に、磁気抵抗素子MR1,MR2の構造
について説明をする。図3(A)は、磁気抵抗素子と容
量素子の平面図であり、図3(B)は、その等価回路図
である。本発明の各実施例に係る磁気抵抗素子MR1,
MR2と静電容量C1,C2とは図3(A)において、
1組の薄膜磁気抵抗パターンPmr1,Pmr2と1組櫛形
対向電極パターンPco1,Pco2から成る。この2組の
パターンPmr1,Pmr2とPco1,Pco2とが同一チッ
プに設けられる。
【0023】すなわち、階段状に折れ曲がった磁気抵抗
パターンPmr1,Pmr2の一端は端子A,Bにパターニ
ングされ、他端が櫛形対向電極パターンPco1,Pco2
の一部を共用している。また、櫛形状に交錯する対向電
極パターンPco1,Pco2の他端は端子C,Dにパター
ニングされる。これにより、図3(B)に示すような等
価回路図が得られ、この2組のパターンPmr1,Pmr2
とPco1,Pco2とが1チップ化される。
【0024】なお、各端子A〜Dを図2に示したような
差動動アンプ14と抵抗素子R1,R2に接続するとウ
ィーンブリッジ型の発振回路が容易に構成することがで
きる。例えば、端子Aを差動動アンプ14の出力OUTに
接続し、端子Bを接地線GNDに接続し、端子Cを差動動
アンプ14の反転入力に接続し、端子Dを差動動アンプ
14の非反転入力にそれぞれ接続する。これにより、抵
抗素子R1,R2を接続することで、容易にウィーンブ
リッジ型の発振回路を構成することが可能となる。
【0025】次に、本発明の実施例に係る磁気抵抗素子
MR1,MR2の内部構造について説明をする。図4
(A)は、本発明の各実施例に係るバーバーポール型の
磁気抵抗素子の平面図であり、図4(B)は、その断面
図であり、図4(C)は、その磁気特性をそれぞれ示し
ている。例えば、薄膜磁気抵抗パターンPmr1やPmr2
は図4(A)に示すようにバーバーポール型の磁気抵抗
素子から成る。図4(A)において、バーバーポールの
角度が45°の磁気抵抗素子はパーマロイ膜(Fe−N
i)15上に斜めに電極16がパターニングされて成
る。なお、印加磁界Hexは当該素子の上下方向である。
【0026】また、バーバーポール型の磁気抵抗素子の
形成方法は、図4(B)に示すように、シリコン基板1
7上にSiO2 膜18を形成し、その上にパーマロイ膜
15を形成する。その後、当該膜15上に密着層16Aと
導電層16Bと順次形成し、それをパターニングする。さ
らに、導電層16Bを保護膜19により保護する。これに
より、バーバーポール型の磁気抵抗素子を形成する。
【0027】図4(C)は、バーバーポール型の磁気抵
抗素子の磁気特性である。縦軸は±抵抗変化率〔%〕で
あり、横軸は磁気の変化率Hex/Hoをそれぞれ示して
いる。Hexは印加磁界であり、Hoは飽和磁界である。
この磁気特性の直線部分を利用することにより、正負の
微小磁界変化を検出する。次に、本発明の実施例に係る
磁気センサの動作原理について説明をする。例えば、バ
ーバーポール型の磁気抵抗素子MR1,MR2により微
小磁界を検出する場合、ウィーンブリッジ型の発振回路
の発振周波数foが変化をする。ここで、磁気抵抗素子
MR1,MR2の温度特性βの絶対値が当該発振回路の
静電容量C1,C2の温度特性βの絶対値と等しい。ま
た、磁気抵抗素子MR1,MR2の温度特性の傾きと、
その静電容量C1,C2の温度特性の傾きとの間に正負
の関係を持たせて置く。なお、抵抗変化率αと温度特性
βとの関係は、温度をtとするとα=β・tである。こ
のような関係にあると、発振周波数fは、f=(1−β
・t+βt)/2πRoCo〕となり、温度tに関する
項が消去される。
【0028】これにより、磁気抵抗素子MR1,MR2
の各抵抗値Roの変化分±ΔRを発振周波数foの変化
分±Δfとして検出することができる。このようにし
て、本発明の第1の実施例に係る磁気センサによれば、
図2に示すように、バーバーポール型の磁気抵抗素子M
R1,MR2,静電容量C1,C2,抵抗素子R1,R
2及び差動アンプ14を具備する。
【0029】このため、図2に示すような差動アンプ1
4の出力OUTから周波数偏移Δfの磁気検出信号Sdを
得ることができる。また、図5に示すような周波数偏移
対磁束密度の特性を得ることが可能となる。図5におい
て、縦軸は周波数偏移Δfと変化率であり、横軸は磁束
密度Bmである。この特性は本発明者らの実験結果に基
づくものであり、当該磁気抵抗素子MR1,MR2の磁
気抵抗Roが800〔Ω〕,静電容量C1,C2が数千
〔pF〕単位であり、抵抗素子R1が1〔kΩ〕,R2
が2.9 〔kΩ〕の場合である。
【0030】この特性によれば、発振周波数foが44.5
34〔KHz〕であって、磁束密度Bmが±25〔ガウ
ス〕の変化に対して周波数偏移Δfが±350 〔Hz〕の
範囲で直線的に変化をする。このことから磁気抵抗素子
MR1,MR2の抵抗値Roの変化分±ΔRを発振周波
数foの変化分±Δfとして検出することが可能とな
る。なお、磁気抵抗素子MR1,MR2の温度特性を静
電容量C1,C2の温度特性により打ち消すことが可能
となる。
【0031】これにより、従来例のような磁界変化を電
圧又は電流変化により検出する原理に比べて、外乱ノイ
ズやDCアンプのオフセット電圧の影響に左右されるこ
となく、微小磁界を精度良く検出することが可能とな
る。また、本発明の第1の実施例に係る磁気センサによ
れば、薄膜磁気抵抗パターンと櫛形対向電極パターンと
を同一チップに設けることにより、コンパクトな磁気セ
ンサを構成することが可能となる。
【0032】さらに、本発明の第1の実施例の磁気セン
サによれば、バーバーポール型の磁気抵抗素子を用いる
ことにより、正負の微小磁界変化を精度良く検出するこ
とが可能となる。なお、磁気抵抗素子として図6(A)
に示すような強磁性薄膜磁気抵抗素子を用いても良い。
図6(A)において、当該磁気抵抗素子はパーマロイ膜
(Fe−Ni)20上の両側に電極21がパターニング
されて成る。なお、印加磁界Hexは当該素子の上下方向
である。
【0033】また、図6(B)は、強磁性薄膜磁気抵抗
素子の磁気特性である。縦軸は±抵抗変化率〔%〕であ
り、横軸は磁気の変化率Hex/Hoをそれぞれ示してい
る。この二次曲線の磁気特性を利用することにより、微
小磁界変化を検出することもできる。 (2)第2の実施例の説明 図7(A),(B)は、本発明の第2の実施例に係る磁
気センサの説明図であり、図7(A)は、その構成図で
あり、図7(B)はその動作波形図をそれぞれ示してい
る。例えば、第2の実施例では第1の実施例と異なり周
波数算出回路13が設けられる。
【0034】すなわち、周波数算出回路13は二入力A
ND回路13A,カウンタ回路13B及び割算器13Cから成
る。AND回路13Aの一方には磁気検出信号Sdが入力
され、他方に基準信号CKが入力される。磁気検出信号
Sdは、第1の実施例の磁気センサから出力される信号
である。基準信号CKの周波数frは磁気検出信号Sd
の周波数fよりも高いものを用いる。これは、第1の実
施例で説明したように、周波数偏移Δfが±350 〔H
z〕の範囲であることから、これを精度良く測定するた
めには、数十倍以上の周波数,例えば、数〜数十〔MH
z〕単位の周波数frの基準信号CKを使用すると良
い。
【0035】カウンタ回路13Bは基準信号CKに基づい
て磁気検出信号Sdの周期Tを検出するものである。割
算器13Cは当該信号Sdの周期Tの逆数1/T,すなわ
ち、該信号Sdの周波数fを算出するものである。次
に、本発明の第2の実施例に係る磁気センサの動作につ
いて説明をする。例えば、10〔MHz〕,周期 0.1
〔μs〕の基準信号CKに基づいて磁気検出信号Sdの
周波数偏移fxを測定する場合、まず、図7(A)にお
いて、差動アンプ14からAND回路13Aに磁気検出信
号Sdが入力される。また、他方に周期0.1〔μs〕の
基準信号CKが入力される。
【0036】これにより、図7(B)において、磁気検
出信号Sdの立ち上がりにより、基準信号CKのパル
ス数がカウントしはじめ、その立ち下がりにより、基
準信号CKの計数が終了する。ここで、磁気検出信号S
dの半周期分Tx/2に納まる基準信号CKのパルス数
として、例えば、「 20000回」が計数される。このこと
は、磁気検出信号Sdの周波数偏移に係る周期Tx= 2
0000×2×0.1 =4000〔μs〕を意味する。また、割算
器13Cではfx=1/4000が演算される。これにより、
磁気検出信号Sdの周波数偏移fx=250〔Hz〕が
測定される。
【0037】このようにして、本発明の第2の実施例に
係る磁気センサによれば、図7(A)に示すように、第
1の実施例の磁気センサに周波数算出回路13が設けら
れる。このため、周波数算出回路13により磁気検出信
号Sdの周波数fxを第1の実施例に比べて精度良く検
出することが可能となる。このことから磁気検出信号S
dの周波数偏移fxをアナログ/デジタル変換すること
で、ノイズを含まない精度良い磁気検出データを得るこ
とが可能となる。
【0038】これにより、磁気検出データを用いてマイ
クロコンピュータ等によりデジタル処理を精度良く行う
ことが可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気セン
サによれば磁気抵抗素子及び発振回路を具備する。この
ため、磁気抵抗素子の抵抗値の変化分を発振回路の周波
数の変化分として再現性良く検出することが可能とな
る。このことで、従来例のような磁界変化を電圧又は電
流変化により検出する原理に比べて、外乱ノイズやDC
アンプのオフセット電圧の影響に左右されることなく、
微小磁界を精度良く検出することが可能となる。
【0040】さらに、本発明の他の磁気センサによれ
ば、高い周波数の基準信号に基づいて磁気検出信号の周
波数を算出する周波数算出回路が設けられる。このた
め、磁気検出信号の周波数をアナログ/デジタル変換す
ることができ、ノイズを含まない精度良いデジタル処理
を行うことが可能となる。これにより、正負の微小磁界
変化を精度良く検出するコンパクトな磁気センサの提供
に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気センサの原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る磁気センサの構成
図である。
【図3】本発明の各実施例に係る磁気抵抗素子と容量素
子とを1チップ化する説明図である。
【図4】本発明の各実施例に係るバーバーポール型の磁
気抵抗素子の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る周波数偏移対磁束
密度の特性図である。
【図6】本発明の各実施例に係る強磁性薄膜磁気抵抗素
子の説明図ある。
【図7】本発明の第2の実施例に係る磁気センサの構成
図ある。
【図8】従来例に係る磁気センサの構成図である。
【符号の説明】
11,MR1,MR2…磁気抵抗素子、 12…発振回路、 13…周波数算出回路、 13A…二入力AND回路、 13B…カウンタ回路、 13C…割算器、 14…差動アンプ、 Co,C1,C2…静電容量、 Pmr1,Pmr2…薄膜磁気抵抗パターン、 Pco1,Pco2…櫛形対向電極パターン、 Sd…磁気検出信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気に応じて磁気抵抗値が変化する磁気
    抵抗素子(11)と、前記磁気抵抗値に応じて発振周波
    数が変化する発振回路(12)とを具備し、前記磁気抵
    抗素子(11)の磁気抵抗値(Ro)の変化分(±Δ
    R)を発振周波数(fo)の変化分(±Δf)として検
    出することを特徴とする磁気センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気センサが、磁気に応
    じて磁気検出信号(Sd)を出力するウィーンブリッジ
    型の発振回路を構成することを特徴とする磁気センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1,2記載の磁気センサに周波数
    算出回路(13)が設けられ、前記周波数算出回路(1
    3)が、磁気検出信号(Sd)の周波数(f)よりも高
    い周波数(fr)の基準信号(CK)に基づいて当該磁
    気検出信号(Sd)の周期(T)を検出し、前記周期
    (T)から磁気検出信号(Sd)の周波数(f)を算出
    することを特徴とする磁気センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1,2記載の磁気センサにおい
    て、前記磁気抵抗素子(11)が薄膜磁気抵抗パターン
    から成り、前記発振回路(12)の静電容量(C)が櫛
    形対向電極パターンから成り、前記薄膜磁気抵抗パター
    ンと櫛形対向電極パターンとが同一基板に設けられるこ
    とを特徴とする磁気センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1,2記載の磁気センサにおい
    て、前記磁気抵抗素子(11)がバーバーポール型の磁
    気抵抗素子又は強磁性薄膜磁気抵抗素子から成ることを
    特徴とする磁気センサ。
  6. 【請求項6】 請求項1,2記載の磁気センサにおい
    て、前記磁気抵抗素子(11)の温度特性の絶対値が発
    振回路(12)の静電容量(Co)の温度特性の絶対値
    と等しく、かつ、前記磁気抵抗素子(11)の温度特性
    が正の傾きを有し、前記発振回路(12)の静電容量
    (Co)の温度特性が負の傾きを有することを特徴とす
    る磁気センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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