JPH0777821B2 - 平箔の長い模様付け方法 - Google Patents

平箔の長い模様付け方法

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JPH0777821B2
JPH0777821B2 JP8705892A JP8705892A JPH0777821B2 JP H0777821 B2 JPH0777821 B2 JP H0777821B2 JP 8705892 A JP8705892 A JP 8705892A JP 8705892 A JP8705892 A JP 8705892A JP H0777821 B2 JPH0777821 B2 JP H0777821B2
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善造 中塚
勝治 西原
正己 原
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中塚工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平箔の長い模様付け方
法、特に、ロールでの印刷を適用して行う平箔の長い模
様付け方法に関する。
【0002】本明細書において、本発明に関し「ロー
ル」とは文字通りのロール、ロータリスクリーンを指
し、「印刷」とは文字通りの印刷、印捺を指す。これら
のことは、特許請求の範囲及び以下の記載についても同
じである。
【0003】本発明に係る「平箔」とは、引箔や経箔な
どの切箔(箔糸と同義)を得るためのストリップ、金ま
たは銀切箔と同様な用途に供せられる切箔のためのスト
リップ、模様を被転写物に転写するための転写ホイル、
ふすま紙、びょう風紙、壁紙、これらに類するシート状
物の総称のことである。ここでふすま紙、びょう風紙、
壁紙における「紙」とは、後記の「平箔基材シート」と
同義のシート或いはシート状物をいう。
【0004】
【従来の技術】従来、ロール或いはロータリスクリーン
などでの印刷による機械的技法で、平箔基材シートに施
し得る、模様の絵柄的なまとまりについての単位領域
同じ版で模様付けを続けて繰り返した結果として連続
模様となる模様付けではない、1模様付けの単位領域
は、長くとも1m程度、一般的にはほぼ600mm以下
であった。それは、ロールやロータリスクリーンなどの
版が、1mを超える長さの模様付けの単位領域に対応す
る大径の場合には、実用に適さない程、著しくコスト高
となる点を無視するとしても、一版刷りが終了しない間
に、版面の印刷インキが乾き或いは半乾きとなり、模様
付けに支障を来たすことによる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、実用
に適した直径のロールでの印刷により、ロール或いはロ
ータリスクリーン印刷よる従来でなし得なかった長い
絵柄の模様付けを平箔基材シートに旨く施すことができ
る方法を開発するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の平箔の長い模様
付け方法は、平箔基材シートに施すべき長い模様の絵柄
的なまとまりについての単位領域を長さ方向に二つ以上
に区分けしたと仮定し、その区分け絵柄に対応する所要
数の版に分かれた複数のロールであって、それぞれ一部
周面に印刷インキのない領域を設けたロールにより、平
箔基材シートに模様付けする方法であって、前記無イン
キ領域個所で、各ロールを平箔基材シートに対し或いは
その逆遊離させる、或いは遊離させるまたロールと平
箔基材シートを再接触させる仕様の下に、平箔基材シー
トを進行させて、前記複数のロールによる模様付けを行
い、この複数ロールでの模様付けの集積で以て、前記単
位領域の模様を現す、或いはロールの個々ではそれによ
る模様付けを飛び模様とし、複数のロールの群として
は、それらロールによる模様付けの集積で以て、前記単
位領域の模を現すことを特徴としている。
【0007】上記「模様の絵柄的なまとまり」とは、絵
柄構成要素が連なって或いは断続して或いは展開して、
一つの絵柄を構成する状態のことをいう。このことは、
特許請求の範囲及び以下の記載についても同じである。
【0008】上記「平箔基材シート」としては、次のも
のを有利に使用できる。
【0009】和紙などの紙、プラスチックシート、表面
に印刷適性を持たせた布(例えば、レーヨンなどの人造
繊維布、ナイロン、テトロンなどの合成繊維布、混合繊
維布)などの単体或いはそれらの二つ以上の積層体から
なるシート、または当該シートを構成要素として包含す
るシート状物。
【0010】前記布の表面印刷適性付与は、適当な方
法、例えば樹脂、好ましくは柔軟性に富む樹脂を布帛表
面にコーティングする、或いは全体または表層部に含浸
させることにより行えばよい。
【0011】
【作用】上記のように本発明では、長い模様をロール印
刷で模様付けするのに、当該長い模様の絵柄的なまとま
りについての単位領域を長さ方向に二つ以上に区分けし
たと仮定し、その区分け絵柄に対応する所要数の版に分
かれた複数のロールによる模様付けを行い、この複数ロ
ールでの模様付けの集積で以て、上記単位領域の模様を
現す仕様を執っている。これによると、それら複数の版
に分かれたロールが、上記単位領域の模様を長さ方向に
ついて、分担的に模様付けすることになる。このため、
それらロールに実用に適した直径のものを用い、1mを
相当超える長い模様でも、これらロールの分担する模様
付けの集積で以て、これをインキの乾きまたは半乾きな
しに現すことができる。
【0012】本発明においては、模様付けを行うロール
に、一部周面を印刷インキのない領域としたロールを充
て、該ロールによる模様付けを施すに当り、この無イン
キ領域の個所で、(1)実質的に平箔基材シートからロ
ールを遊離させる、或いは(2)実質的に平箔基材シー
トからロールを遊離させるまたロールと平箔基材シート
を接触させる仕様の下に、平箔基材シートを進行させる
方法を執っている。このため、(1)の仕様で版面の
個所でロールを平箔基材シートから離した場合に生じる
インキの滲み広がりがなく、(2)の仕様では前示接触
に次ぐ印刷開始時には、既に印圧など印刷条件が好まし
いものになっている。このことは、(1、(2)の仕
様は個個のロールによる模様付けを、その端での模様崩
れのないものとして、平箔基材シートの長さ方向に集積
でき、前記絵柄的まとまりの単位領域の十分な長尺化を
合目的の下に図り得ることを意味する。更には、区分け
絵柄と区分け絵柄とを、階調が次第に濃く或いは淡くな
るぼかし模様としてつなげるという遺り方で、境目の分
らないものとしても集積できる。(2)の仕様では、ロ
ールを平箔基材シートから離して再接触させるに拘ら
ず、模様付け絵柄をその刷り始めについても良好なもの
にできる。
【0013】即ち本発明によれば、実用に適した直径の
ロールによる印刷で、従来のロール或いはロータリスク
リーン印刷により不可能とされていた長い模様を平箔基
材シートに旨く模様付けし得るのである。延いては、低
コストで良好な品質の長い模様の平箔が得られる。
【0014】本発明に係る前記(2)の仕様の模様付け
では、上記ロール群での模様付けの集積からなる長い単
位領域模様の発現を繰り返すときは、その繰り返し模様
の同じ部位が同じ階調であることは自明である。このた
め本発明では、当該繰り返し模様付きの平箔を該模様繰
り返しの適当スパン数宛に分断し、それら分断平箔を
方向に並列すれば、各分断平箔の隣り合う部位の模様の
階調が揃うという好ましい結果が得られる。換言する
と、かかる長い模様付きの平箔は、上下に長くて、横に
大きく広がる壁面を飾る壁紙、ふすま紙、びょう風紙と
して極めて好適である。
【0015】
【実施例】 次に本発明法の実施例を図面を参照して説明
する。
【0016】図1で1が平箔基材シートaを巻いたビー
ム、2が平箔基材シートaに模様を印刷する積極回転型
のロール、3が該ロール2のための圧胴としてのゴムロ
ールである。
【0017】前記ロール2は、平箔基材シートaに施す
べき長い模様の絵柄的なまとまりについての単位領域を
長さ方向に二つ以上に区分けしたと仮定し、その区分け
絵柄に対応する所要数の版に分かれたロールであって、
それぞれ一部周面に印刷インキのない領域(図示せ
ず)、即ちインキが付着しない不活性な領域を設けたも
のを用いる。図示の場合、ロール2は三つ、即ち前記単
位領域が長さ方向に3区分された区分け絵柄に対応する
数の版に分けられている。
【0018】平箔基材シートaは、それに所要の長い模
様付けが前記ロール2の群で施されるのに相当する長尺
のもの、即ちロール版面周長を超える間隔で、ロール2
の個々による飛び模様が施されるのに即応する長いもの
である。
【0019】ビーム1から平箔基材シートaを繰り出し
て、これを第1の送りロール4,4のニップ、ガイドロ
ール5を経て、ロール2及び3の各組を通過させ、必要
に応じ乾燥炉6を通し、印刷インキを乾燥させた後、第
2の送りロール7,7のニップを経て、ビーム8に巻き
取る。
【0020】平箔基材シート2に、一番目のロール2で
の印刷により一番目の区分け絵柄(図示せず)、例えば
風景絵柄の近景(または遠景)に相当する区分け絵柄
を、二番目のロール2により二番目の区分け絵柄(図示
せず)、例えば風景絵柄の中景に相当する区分け絵柄
を、三番目のロール2では三番目の区分け絵柄(図示せ
ず)、例え風景絵柄の遠景(または近景)に相当する
区分け絵柄を模様付けする。
【0021】各ロール2及び3の組において走行して
いる平箔基材シートa′にロール2の無インキ領域が
する時点で、該シートからロール2を浮かせる、或いは
ロール2に対しゴムロール3を浮かせることにより、実
質的に走行平箔基材シートa′との間にロール2を遊離
させる。ゴムロール3を浮かせた場合、走行平箔基材シ
ートa′が、そのテンションによりロール2から遊離す
る。
【0022】上記シートa′に対する各ロール2の遊離
は、平箔基材シートaに施すべき長い模様の絵柄的なま
とまりについての単位領域長さ以上に亘るシートaの範
域に相当する間中、続ける。この遊離の間、ロール2の
回転及び平箔基材シートa′の進行は続ける。
【0023】平箔基材シートa′対し実質的にロール2
が遊離した状態下で、平箔基材シートa′が所要長さ進
行した時、前記浮かせたロール2或いはゴムロール3を
元に戻し、実質上、ロール2に平箔基材シートa′を再
接触させ、印刷を再開する。平箔基材シートa′に対す
るロール2の再接触は、ロール2の無インキ領域の個所
において行う。
【0024】複数の版に分かれた各ロール2は、予めそ
れ自体公知の方法で定めたところに従い、所定時で上
記遊離及び再接触を行わせる。
【0025】平箔基材シートa′が前記遊離状態で進行
する間、その遊離進行領域が模様の飛んだ領域となる。
【0026】こうして、平箔基材シートaに、所要数の
版に分かれた複数のロール2による模様付けが、平箔基
材シートaの長さ方向につき、集積してなされ、それに
よって長い模様の絵柄的なまとまりについての単位領域
の模様付けが得られる。
【0027】以上に述べた本発明の実施例は、請求項2
の発明の態様に係るものである。請求項1の発明に係る
実施例の態様例は、ロール2の個々による模様付けを所
定間隔の飛ばし模様で繰り返さない場合も包含する、ま
た平箔基材シートに対するロールの接触をロールの無イ
ンク領域で行う様式に特定しない点において、請求項2
の発明に係る上述の実施態様例と異なるだけである。請
求項1の発明の実施態様例が、請求項2の発明の実施態
様例に関する先の記述に実質的に開示されていることは
自明である。従って、請求項1の発明についての実施態
様例は、改めては述べない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明によれば実用に適した直径のロールでの印刷
により、ロール或いはロータリスクリーン印刷による従
来法でなし得なかった長い絵柄の模様付けを平箔基材シ
ートに旨く施すことができる効果か奏功される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に使用する装置の一例を示す立面
図である。
【符号の説明】
a 平箔基材シート 2 印刷を行うロール 3 圧胴としてのゴムロール 4 第1の送りロール 5 ガイドロール 6 乾燥炉 7 第2の送りロール 9 テンションロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−89494(JP,A) 特開 平3−55281(JP,A) 特公 平3−27025(JP,B2) 特公 平2−16226(JP,B2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平箔基材シートに施すべき長い模様の絵
    柄的なまとまりについての単位領域を長さ方向に二つ以
    上に区分けしたと仮定し、その区分け絵柄に対応する所
    要数の版に分かれた複数のロールであって、それぞれ一
    部周面に印刷インキのない領域を設けたロールにより、
    平箔基材シートに模様付けする方法であって、前記無イ
    ンキ領域の個所で、各ロールを平箔基材シートに対し或
    いはその逆遊離させる仕様の下に、平箔基材シートを
    進行させて、前記複数のロールによる模様付けを行い、
    この複数ロールでの模様付けの集積で以て、前記単位領
    域の模様を現すことを特徴とする平箔の長い模様付け方
    法。
  2. 【請求項2】 平箔基材シートに施すべき長い模様の絵
    柄的なまとまりについての単位領域を長さ方向に二つ以
    上に区分けしたと仮定し、その区分け絵柄に対応する所
    要数の版に分かれた複数のロールであって、それぞれ一
    部周面に印刷インキのない領域を設けたロールにより、
    平箔基材シートに模様付けする方法であって、前記無イ
    ンキ領域の個所で、各ロールを平箔基材シートに対し或
    いはその逆遊離させる、またロールと平箔基材シート
    を再接触させる仕様の下に、平箔基材シートを進行させ
    ることによって、ロールの個々ではそれによる模様付け
    を飛び模様とし、複数のロールの群としては、それらロ
    ールによる模様付けの集積で以て、前記単位領域の模様
    を現す仕様の下に模様付けすることを特徴とする平箔の
    長い模様付け方法。
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