JPH0778342B2 - 天井構造及び天井の施工方法 - Google Patents

天井構造及び天井の施工方法

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JPH0778342B2
JPH0778342B2 JP3171195A JP17119591A JPH0778342B2 JP H0778342 B2 JPH0778342 B2 JP H0778342B2 JP 3171195 A JP3171195 A JP 3171195A JP 17119591 A JP17119591 A JP 17119591A JP H0778342 B2 JPH0778342 B2 JP H0778342B2
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JP3171195A
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石田秀夫
荒井清司
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石田 秀夫
荒井 清司
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般住宅における和室
や茶室、及び料亭等の天井における天井構造及び該天井
の施工方法に関し、特に一般住宅における和室や茶室、
及び料亭等に調和可能な斬新なる天井を造作することに
より、天井がもつ室内の保温、天井裏の掩蔽という機能
とともに該天井に美観の付与を行い、観る人を驚嘆させ
ることができるようにした天井構造及び天井の施工方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、核家族化が進展しているとともに
産業が発展するに伴い、住宅や公共施設等の建造物着工
件数が急増している傾向にあり、特に首都圏近傍におい
ては該傾向が顕著である。
【0003】従来、そういった一般住宅や公共施設等の
建造物における天井は、単に平面状を成した構成を有し
ているにすぎなかった。
【0004】すなわち、従来における天井は、部屋の上
部にあって角材等から成る基礎材を縦横に連架させるこ
とにより格子状を呈する天井板の支持部を配設し、更に
その支持部の上方にベニア板等を敷設するとともに、釘
等により該ベニア板を前記支持部に固着させることによ
り平面状の天井が構成されていた。
【0005】また、前述の如く、部屋の上方に配された
格子状の支持部に該支持部の下方、すなわち部屋内方向
からベニア板を敷設するとともに、釘等により該ベニア
板を支持部に固着させることにより平面状の天井が構成
されていた。
【0006】一方、特に鉄筋コンクリート等による建造
物においては、部屋の上部にあって、鉄筋等から成る基
礎材を縦横に連架させることにより格子状の所謂「スラ
ブ」をを配設するとともに、該スラブ下方にコンクリー
トパネルを配し、その後そのコンクリートパネル上に前
記スラブを埋没するようにコンクリートを打設し、その
コンクリートが硬化した後に前記コンクリートパネルを
除去することにより、平面状の天井を構築している。
【0007】なお、キャンプ場等に見られる「ロッジ」
や寺院等においては、天井板の敷設を行わず、梁が剥出
し状態の建造物もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の天井構造においては、以下に記すような様々な問題
点があった。
【0009】すなわち、従来の天井構造は、ベニア板や
コンクリート等により部屋の上部を被服した単なる平面
状を成した構成であったため、部屋の保温効果を向上さ
せるとともに屋根裏を掩蔽を行うという機能を有してい
るにすぎなかった。
【0010】このため、天井の美観や斬新性という点に
関しては極めて効果に乏しく、観る人を驚嘆させたり、
観る人の気持ちを和らげたりすることはできなかった。
【0011】一方、キャンプ場等に見られる「ロッジ」
や寺院等における天井のように、天井板の敷設を行わな
いものにおいては、室内温度を保持することができず、
また梁が剥出し状態となるため、美観を損なうという問
題があった。
【0012】そこで、建築時等における合理性のみを重
視した天井構造が造作される一方で、純日本的な部屋に
調和し、観る人を驚嘆させることのできる美観を有した
斬新な天井構造の出現が期待されていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情に鑑
み、美観のある天井を提供しようとするものであり、そ
の手段として、本発明は梁に固着されるとともに鉛直下
方に延在された柄部と、四方の壁に配された縁部と、前
記柄部と縁部とを橋絡する放射状の支持部と、この支持
部上に敷設される天井板と、前記支持部を支持する傾斜
状の支杆とにより天井面を略傘形状に構成したことを特
徴とする天井構造を提供するものである。
【0014】また、その工法として、部屋の略中心線上
に配される梁に、床面に対して直交するように柄部を取
り付け、また四方の壁に縁部を取り付けて、その柄部の
基端近傍と縁部とを複数の支持部により連結し、次いで
その支持部と柄部を傾斜状を成して配される支杆にて連
結するとともに、前記支持部上に天井板を敷設すること
により成る略傘形状を呈する天井の施工方法を提供する
ものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、天井板により室内の温度が保
たれ、また天井裏が遮蔽されるようになる。特に、支持
部(傘の所謂「骨」の部分にあたる)が天井板を固定さ
せるための基礎材として働き、支杆が支持部を強化する
強化材として働き、また柄部(傘の柄の部分にあたる)
が支持部と支杆を係止する係止材としての働きをする。
【0016】ところで、本発明の天井構造においては、
該天井構造下に立ち、その中心に近寄ったり、遠ざかっ
たりの身体移動を行うと、支持部と支杆との交差状態が
変化するため、傘が開閉するように見える。すなわち、
天井構造の中心から遠ざかったり、その中心に近づいた
りすると、支持部と支杆が移動方向にあって次々と交差
するようになるため、天井構造(傘)が開閉するように
見えることとなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明に係わる天井構造を示す斜視
図、図2は同天井構造を示す平面図、図3は本発明にお
ける天井の施工方法の第1工程図、図4は同第2工程
図、図5は同第3工程図である。
【0018】本発明の天井構造10は、梁Lに固着され
るとともに鉛直下方に延在された柄部11と、四方の壁
に配された縁部13と、柄部11と縁部13とを橋絡す
る放射状の支持部15と、この支持部15上に敷設され
る天井板21と、支持部15を支持する傾斜状の支杆1
7とにより天井面を略傘形状を成すように構成されてい
る。
【0019】柄部11は、全長200〜300cm、直
径10〜20cm程度の円柱状の木材から成る。特に、
この基端11aは梁Lに穿孔された係止孔18に嵌合、
挿着可能なように角柱形状に形成され、その基端11a
の近傍にあっては円筒状を呈する係止部材19a,19
bがそれぞれ嵌着されている。
【0020】縁部13は、上方に湾曲されている角柱状
の木材であって、これは四方の壁にそれぞれ端部が接合
された状態で固着されている。
【0021】一方、支持部15は角柱状の木材から成
り、柄部11に嵌着された係止部材19bの上段と縁部
13との間に傾斜状を成して橋絡されている。特に、支
持部15は柄部11から48本、放射状を成して配され
ており、これが傘の骨にあたる部分を構成している。
【0022】また、支持部15は、柄部11に嵌着され
た係止部材19aの上段において一端が係止されるとと
もに他端が該支持部15に当着された48本の支杆17
により、それぞれ支持されるように構成されている。そ
して、支持部15の上部においては、扇形状を成した天
井板21が敷設されている。
【0023】次に、本発明に係わる天井の施工方法につ
いて説明すれば、部屋Rの略中心線上に配される梁L
に、床面に対して直交するように柄部11を取り付け、
また四方の壁に縁部13を取り付けて、その柄部11の
基端11a近傍と縁部13とを複数の支持部15により
連結し、次いでその支持部15と柄部11を傾斜状を成
して配される支杆17にて連結するとともに、前記支持
部15上に天井板21を敷設することにより略傘形状の
天井構造10を施工するものである。
【0024】先ず、図3に示すように四方の壁に縁部1
3を接着剤あるいは釘等により固着させるとともに、部
屋Rの中心線上に位置する梁Lに係止孔18を穿孔し、
この係止孔18に柄部11の基端11aを挿着させる。
そして、その係合部を接着剤やボルト等で固着する。
【0025】次に、図4に示すように、支持部15を柄
部11の係止部材19bと縁部13との間に橋絡し、係
止部材19b側の一端を該係止部材19bの上段に固着
させるとともに、縁部13側の一端を接着剤等により該
縁部13に固着させ、これを48本それぞれ柄部11か
ら放射状を成すように斜設する。
【0026】次に、図5に示すように、支杆17を支持
部15と係止部材19aとの間に傾斜状を成して介在
し、係止部材19a側の一端を該係止部材19aの上段
に固着させるとともに、支持部15側の一端を該支持部
15に当接し、接着材等により固着させる。
【0027】そして、その後に扇形状の天井板21を柄
部11側から縁部13側に向け、環状に順々に敷設して
行き、その天井板21と支持部15を釘等により固着す
る。
【0028】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、以下のよう
にしてもよい。
【0029】例えば、支持部15を上記実施例のように
48本とすると、この「48」という数字が「四(始
終)八(開く)」に当たり、縁起がよく親しまれるので
好ましいが、本発明は支持部15の本数に制限されるも
のではない。
【0030】また、前記柄部11は、円柱形状を成すよ
うに構成されているが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、これを四角柱や六角柱等の多角柱体により成
るものとしてもよい。
【0031】また、前記柄部11、縁部13、及び支持
部15等、それぞれの結合は接着剤や釘等により成され
ているが、それぞれに嵌合可能な凹凸を形成し、これを
嵌着することにより結合する等、様々な結合方法を採用
することが可能である。
【0032】また、本発明の天井構造は、一般住宅の和
室や茶室、或いは料亭等の純日本的な部屋に造作するこ
とが調和がとれて好ましいが、洋風の部屋等においても
造作可能であることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】本発明に係わる天井構造及び天井の施工
方法によれば、以下に記すような効果を奏する。
【0034】(1)本発明によれば、従来の天井構造と
同様、天井板の敷設により室内温度を保持でき、また天
井裏を遮蔽することができる。特に天井を略傘(番傘)
形状にするという斬新、奇抜なものであり、且つ芸術的
美観を有しているため、観る人を驚嘆させることができ
るという優れた効果を得る。
【0035】(2)また、本願天井構造の支持部(傘の
「骨」の部分にあたる)が天井板を固定させるための基
礎材となり、支杆が支持部を強化させる強化材となり、
また柄部(傘の柄の部分にあたる)が支持部と支杆を係
止させるための係止材となるため、この天井構造は高強
度を有するという優れた効果を得る。
【0036】(3)また、本発明によれば、本願天井構
造下に立ち、その中心に近寄ったり、遠ざかったりの身
体移動を行うと、支持部と支杆との交差状態が変化し、
傘が開閉するように見えるため、観る人を一層驚嘆させ
ることができ、延いては料亭等において店の話題性が向
上し、客の増大に寄与するという優れた効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す天井構造の斜視図
【図2】同天井構造を示す平面図
【図3】本発明における天井の施工方法の第1工程図
【図4】同施工方法の第2工程図
【図5】同施工方法の第3工程図
【符号の説明】
L 梁 R 部屋 10 天井構造 11 柄部 11a 基端 13 縁部 15 支持部 17 支杆 18 係止孔 19a 係止部材 19b 係止部材 21 天井板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁に固着されるとともに鉛直下方に延在
    された柄部と、四方の壁に配された縁部と、前記柄部と
    縁部とを橋絡する放射状の支持部と、この支持部上に敷
    設される天井板と、前記支持部を支持する傾斜状の支杆
    とにより天井面を略傘形状に構成したことを特徴とする
    天井構造。
  2. 【請求項2】 部屋の略中心線上に配される梁に、床面
    に対して直交するように柄部を取り付け、また四方の壁
    に縁部を取り付けて、その柄部の基端近傍と縁部とを複
    数の支持部により連結し、次いでその支持部と柄部を傾
    斜状を成して配される支杆にて連結するとともに、前記
    支持部上に天井板を敷設することにより成る略傘形状を
    呈する天井の施工方法。
JP3171195A 1991-07-11 1991-07-11 天井構造及び天井の施工方法 Expired - Lifetime JPH0778342B2 (ja)

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