JPH077836A - 電線の風騒音防止装置取付け方法 - Google Patents
電線の風騒音防止装置取付け方法Info
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- JPH077836A JPH077836A JP4120101A JP12010192A JPH077836A JP H077836 A JPH077836 A JP H077836A JP 4120101 A JP4120101 A JP 4120101A JP 12010192 A JP12010192 A JP 12010192A JP H077836 A JPH077836 A JP H077836A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電線に巻付ける風騒音防止スパイラルロッドの
風騒音防止効果を低下することなしに、風圧荷重を低減
し、鉄塔強度の低下を防ぎ、AN特性を改善する。 【構成】スパイラルロッドをその端部に0.1〜0.4
(m)の間隔を少なくとも径間内に1箇所設けて電線に
巻付け、また、スパイラルロッド実質有効長Lpが電線
実長Soに対して0.5<Lp/So<1となるように
スパイラルロッドを電線に巻付けることにより、風騒音
防止効果を低下せずに風圧荷重が低減し、鉄塔強度が低
下せず、AN特性が改善する。
風騒音防止効果を低下することなしに、風圧荷重を低減
し、鉄塔強度の低下を防ぎ、AN特性を改善する。 【構成】スパイラルロッドをその端部に0.1〜0.4
(m)の間隔を少なくとも径間内に1箇所設けて電線に
巻付け、また、スパイラルロッド実質有効長Lpが電線
実長Soに対して0.5<Lp/So<1となるように
スパイラルロッドを電線に巻付けることにより、風騒音
防止効果を低下せずに風圧荷重が低減し、鉄塔強度が低
下せず、AN特性が改善する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空電線に風騒音防止
装置のスパイラルロッドを取付ける方法に関するもので
ある。
装置のスパイラルロッドを取付ける方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】架空電線に風が吹きつけるとその空気流
が電線表面から剥離するときに風騒音が発生するのでこ
の電線表面における空気流の剥離による風騒音を防止す
るために、電線にスパイラルロッドを巻付けた風騒音防
止電線が知られている。たとえば特公昭60−3117
0号の低騒音電線は、電線にスパイラルロッドの各端部
を並列させて順次巻き継ぎ、その巻き継ぎ部は並列させ
たロッド端部が電線の長手方向に対してを押し合いとな
るように巻き継いで低騒音になるようにしたものであ
る。
が電線表面から剥離するときに風騒音が発生するのでこ
の電線表面における空気流の剥離による風騒音を防止す
るために、電線にスパイラルロッドを巻付けた風騒音防
止電線が知られている。たとえば特公昭60−3117
0号の低騒音電線は、電線にスパイラルロッドの各端部
を並列させて順次巻き継ぎ、その巻き継ぎ部は並列させ
たロッド端部が電線の長手方向に対してを押し合いとな
るように巻き継いで低騒音になるようにしたものであ
る。
【0003】また前記の風騒音を防止するため本出願人
はさきに、所定長のバーの両端にリングを設けた風雪リ
ングを電線に取付けて風騒音を低減させるようにした特
公昭63−22128号、特開昭57−202818
号、実開昭57−203622号、実開昭57−203
623号の低騒音電線を開発した。
はさきに、所定長のバーの両端にリングを設けた風雪リ
ングを電線に取付けて風騒音を低減させるようにした特
公昭63−22128号、特開昭57−202818
号、実開昭57−203622号、実開昭57−203
623号の低騒音電線を開発した。
【0004】また、本出願人はさきに、難着雪リングの
取付け間隔またはこの倍の間隔ごとにスパイラルロッド
を取付けて電線の風騒音を低減させるようにした特開昭
64−39214号の難着雪電線の風騒音低減方法を開
発した。
取付け間隔またはこの倍の間隔ごとにスパイラルロッド
を取付けて電線の風騒音を低減させるようにした特開昭
64−39214号の難着雪電線の風騒音低減方法を開
発した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の端部を並列させ
て電線上に巻き継ぐスパイラルロッドは、全径間の電線
に連続して巻付けるために導体条数が多いほどスパイラ
ルロッドの数も多くなって風圧荷重が増加し、鉄塔強度
の低下を招くことになるので取付けることができない場
合があり、施工が限定されるという難点があるだけでな
く、並列させた巻き継ぎ端部は電線表面の他の箇所より
も大きな雨滴が形成されやすく、この巻き継ぎ端部が全
径間にわたって電線表面上に多数散在するのでコロナが
発生しやすくなり、電位傾度が12〜14KV/cm以
上の超高圧送電線においては特に可聴音またはコロナハ
ム音のAN特性が悪化するという問題点がある。
て電線上に巻き継ぐスパイラルロッドは、全径間の電線
に連続して巻付けるために導体条数が多いほどスパイラ
ルロッドの数も多くなって風圧荷重が増加し、鉄塔強度
の低下を招くことになるので取付けることができない場
合があり、施工が限定されるという難点があるだけでな
く、並列させた巻き継ぎ端部は電線表面の他の箇所より
も大きな雨滴が形成されやすく、この巻き継ぎ端部が全
径間にわたって電線表面上に多数散在するのでコロナが
発生しやすくなり、電位傾度が12〜14KV/cm以
上の超高圧送電線においては特に可聴音またはコロナハ
ム音のAN特性が悪化するという問題点がある。
【0006】また、前記のバーを設けた風雪リングは2
00〜250mmの短尺なものでありこのバーによる電
線表面上の突出部が全径間にわたって散在するのでAN
特性が悪化する。たとえばACSR410mm2 の標準
的な径間長450mの電線に取付けた場合、風雪リング
の長さは0.2mであり、これが0.2mごとに取付け
られるので径間では取付け箇所が1125箇所になる
が、この各リングの端部の個数は2倍になるから、1径
間で2250箇所に雨滴が形成されやすいリング端部が
存在することになる。しかもこの風雪リングはバーが電
線の上下面に位置するように取付けられるので風圧荷重
の増加が著しくなる。
00〜250mmの短尺なものでありこのバーによる電
線表面上の突出部が全径間にわたって散在するのでAN
特性が悪化する。たとえばACSR410mm2 の標準
的な径間長450mの電線に取付けた場合、風雪リング
の長さは0.2mであり、これが0.2mごとに取付け
られるので径間では取付け箇所が1125箇所になる
が、この各リングの端部の個数は2倍になるから、1径
間で2250箇所に雨滴が形成されやすいリング端部が
存在することになる。しかもこの風雪リングはバーが電
線の上下面に位置するように取付けられるので風圧荷重
の増加が著しくなる。
【0007】また、前記の難着雪電線の風騒音低減方法
では、難着雪リングの取付け間隔は電線外層のよりピッ
チの1〜2倍の間隔とされているので0.2〜1m以内
であり、したがって巻付けピッチの小さいスパイラルロ
ッドになるために施工面からは太いスパイラルロッドは
巻付けることが困難であり、細いスパイラルロッドを用
いなければならなず、所要本数もリング個数の50%以
上必要となって、この場合もAN特性の悪化と風圧荷重
の増加が問題となる。
では、難着雪リングの取付け間隔は電線外層のよりピッ
チの1〜2倍の間隔とされているので0.2〜1m以内
であり、したがって巻付けピッチの小さいスパイラルロ
ッドになるために施工面からは太いスパイラルロッドは
巻付けることが困難であり、細いスパイラルロッドを用
いなければならなず、所要本数もリング個数の50%以
上必要となって、この場合もAN特性の悪化と風圧荷重
の増加が問題となる。
【0008】本発明は、前記のような問題点を解決し、
AN特性を低下させず、かつ、風圧荷重を増加させるこ
となく、架空電線の風騒音を防止することができるよう
にした風騒音防止装置のスパイラルロッドを取付ける方
法を提供することを目的とするものである。
AN特性を低下させず、かつ、風圧荷重を増加させるこ
となく、架空電線の風騒音を防止することができるよう
にした風騒音防止装置のスパイラルロッドを取付ける方
法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明の電線の風騒音防止装置取付け方法は、 (1)風騒音防止装置のスパイラルロッドを電線に巻付
けて風騒音を防止する風騒音防止電線において、スパイ
ラルロッドを、その端部に 0.1〜0.4mの間隔を
設け、かつ前記端部間隔を径間内に少なくとも1箇所設
けて、電線に巻付ける方法を特徴とする。
め、本発明の電線の風騒音防止装置取付け方法は、 (1)風騒音防止装置のスパイラルロッドを電線に巻付
けて風騒音を防止する風騒音防止電線において、スパイ
ラルロッドを、その端部に 0.1〜0.4mの間隔を
設け、かつ前記端部間隔を径間内に少なくとも1箇所設
けて、電線に巻付ける方法を特徴とする。
【0010】(2)また、前記(1)の電線の風騒音防
止装置取付け方法において、スパイラルロッドの実質有
効長Lpを電線実長Soに対し 0.5<Lp/So<
1となるようにしてスパイラルロッドを電線に巻付ける
ことを特徴とする。
止装置取付け方法において、スパイラルロッドの実質有
効長Lpを電線実長Soに対し 0.5<Lp/So<
1となるようにしてスパイラルロッドを電線に巻付ける
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】架空送電線の周面にスパイラルロッドを巻付け
ることにより、風が電線に吹きつけてその空気流が電線
表面から剥離するときに生ずる風騒音が低減される。
ることにより、風が電線に吹きつけてその空気流が電線
表面から剥離するときに生ずる風騒音が低減される。
【0012】電線に巻付ける各スパイラルロッドの端部
に間隔を設けることにより、風圧荷重が軽減され、径間
内の電線に巻付けられる全スパイラルロッドの総合長さ
が短縮されスパイラルロッドの全量が少なくなるので鉄
塔強度が低下しない。このスパイラルロッド端部の間隔
を 0.1〜0.4m とすることにより風騒音防止効
果を低減させることなく風圧荷重が軽減する。
に間隔を設けることにより、風圧荷重が軽減され、径間
内の電線に巻付けられる全スパイラルロッドの総合長さ
が短縮されスパイラルロッドの全量が少なくなるので鉄
塔強度が低下しない。このスパイラルロッド端部の間隔
を 0.1〜0.4m とすることにより風騒音防止効
果を低減させることなく風圧荷重が軽減する。
【0013】電線に巻付けられるスパイラルロッドの端
部に間隔をおくことにより、径間におけるスパイラルロ
ッド端部の数を少なくすることができ、したがって大き
な雨滴が形成される箇所が少なくなってコロナの発生箇
所が減少しAN特性が改善される。
部に間隔をおくことにより、径間におけるスパイラルロ
ッド端部の数を少なくすることができ、したがって大き
な雨滴が形成される箇所が少なくなってコロナの発生箇
所が減少しAN特性が改善される。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面により説明する。
図1は本発明の方法によりスパイラルロッドを電線1条
に巻付けた状態を平面図で示し、図2はその断面を示
す。同図において、1は電線、2はこの電線1に巻付け
たスパイラルロッドであり、2a、2bはこの電線に巻
付けたスパイラルロッド2のうちの第1のスパイラルロ
ッドと第2のスパイラルロッドを示し、3a、3bはこ
の第1、第2の各スパイラルロッド2a、2bの端部で
あり、4はスパイラルロッド2a、2bの各巻付け端末
における端末固定具のリングである。各スパイラルロッ
ド2a、2bはその各巻付け端部3a、3bを間隔Gを
離して巻付けるものであり、これにより風圧荷重を増加
させることなく、かつAN特性を低下させることなく、
風騒音を防止することができる。矢印Wはこの電線に向
けて吹きつける風の方向を示す。
図1は本発明の方法によりスパイラルロッドを電線1条
に巻付けた状態を平面図で示し、図2はその断面を示
す。同図において、1は電線、2はこの電線1に巻付け
たスパイラルロッドであり、2a、2bはこの電線に巻
付けたスパイラルロッド2のうちの第1のスパイラルロ
ッドと第2のスパイラルロッドを示し、3a、3bはこ
の第1、第2の各スパイラルロッド2a、2bの端部で
あり、4はスパイラルロッド2a、2bの各巻付け端末
における端末固定具のリングである。各スパイラルロッ
ド2a、2bはその各巻付け端部3a、3bを間隔Gを
離して巻付けるものであり、これにより風圧荷重を増加
させることなく、かつAN特性を低下させることなく、
風騒音を防止することができる。矢印Wはこの電線に向
けて吹きつける風の方向を示す。
【0015】前記の電線1をACSR410mm2 の電
線1条とし、スパイラルロッドを巻付けない風騒音防止
が無対策の電線の場合と、各スパイラルロッド2a、2
bの巻付け端部3a、3b間の間隔GをあけずにG=0
として巻付けた場合と、各スパイラルロッド2a、2b
の巻付け端部3a、3b間の間隔Gを 0m、および
0.1m、および0.2mとした各場合について風洞に
より風速20m/sで実験したところ図3に示した結果
が得られた。図3の横軸は風音の1/3オクターブ帯の
中心周波数であり、縦軸は風音レベルであり、Aはスパ
イラルロッドを巻付けない風騒音防止が無対策の場合、
Bは前記のG=0とした場合、Cは前記のG=100m
mの場合、DはG=200mmの場合である。この実験
測定結果によれば、スパイラルロッドを巻付けず風騒音
防止無対策のAの場合は160Hz近傍に卓越周波数成
分があって風音レベルは62dBであるが、この風音レ
ベルの電線に対しスパイラルロッドを巻付けた前記Bの
場合は卓越周波数が消滅し、G=100mmのCの場合
およびG=200mmのDの場合ともG=0のBの場合
に比較して実用上大差のない風音レベルに低減されたこ
とがわかる。
線1条とし、スパイラルロッドを巻付けない風騒音防止
が無対策の電線の場合と、各スパイラルロッド2a、2
bの巻付け端部3a、3b間の間隔GをあけずにG=0
として巻付けた場合と、各スパイラルロッド2a、2b
の巻付け端部3a、3b間の間隔Gを 0m、および
0.1m、および0.2mとした各場合について風洞に
より風速20m/sで実験したところ図3に示した結果
が得られた。図3の横軸は風音の1/3オクターブ帯の
中心周波数であり、縦軸は風音レベルであり、Aはスパ
イラルロッドを巻付けない風騒音防止が無対策の場合、
Bは前記のG=0とした場合、Cは前記のG=100m
mの場合、DはG=200mmの場合である。この実験
測定結果によれば、スパイラルロッドを巻付けず風騒音
防止無対策のAの場合は160Hz近傍に卓越周波数成
分があって風音レベルは62dBであるが、この風音レ
ベルの電線に対しスパイラルロッドを巻付けた前記Bの
場合は卓越周波数が消滅し、G=100mmのCの場合
およびG=200mmのDの場合ともG=0のBの場合
に比較して実用上大差のない風音レベルに低減されたこ
とがわかる。
【0016】前記のようにスパイラルロッドをその巻付
け端部に間隔Gを設けて電線に巻付けることにより、風
騒音防止効果はさほど失われず、しかも径間の電線に巻
付けられる全スパイラルロッドの総合長さが短くなるの
で風圧荷重が軽減されることになり、鉄塔強度が低下せ
ず、また径間内の電線表面上に散在するスパイラルロッ
ド端部の数が少なくなるから、大きな雨滴の滞留箇所が
少なくなってAN特性が改善される。
け端部に間隔Gを設けて電線に巻付けることにより、風
騒音防止効果はさほど失われず、しかも径間の電線に巻
付けられる全スパイラルロッドの総合長さが短くなるの
で風圧荷重が軽減されることになり、鉄塔強度が低下せ
ず、また径間内の電線表面上に散在するスパイラルロッ
ド端部の数が少なくなるから、大きな雨滴の滞留箇所が
少なくなってAN特性が改善される。
【0017】図4は4導体に巻付けるスパイラルロッド
に対して本発明の方法を適用した状態を示し、1−1、
1−2、1−3、1−4は4導体の各導体、2a、2b
は各導体にそれぞれ巻付けたスパイラルロッド、G1、
G2、G3、G4は各スパイラルロッド2a、2bの端
部3a、3b間の間隔を示し、矢印Wはこの電線に吹き
つける風の方向を示す。この実施例においては4導体の
各導体に巻付けた各スパイラルロッドの巻付け端部の位
置を異ならせ、各導体における各スパイラルロッドの巻
付け端部の間隔G1、G2、G3、G4がある位置を整
列させずに電線の長手方向に異ならせてある。
に対して本発明の方法を適用した状態を示し、1−1、
1−2、1−3、1−4は4導体の各導体、2a、2b
は各導体にそれぞれ巻付けたスパイラルロッド、G1、
G2、G3、G4は各スパイラルロッド2a、2bの端
部3a、3b間の間隔を示し、矢印Wはこの電線に吹き
つける風の方向を示す。この実施例においては4導体の
各導体に巻付けた各スパイラルロッドの巻付け端部の位
置を異ならせ、各導体における各スパイラルロッドの巻
付け端部の間隔G1、G2、G3、G4がある位置を整
列させずに電線の長手方向に異ならせてある。
【0018】図5は前記の図4の実施例においてACS
R410mm2 の各導体に対し、スパイラルロッドを巻
付けない風騒音防止無対策の場合と、スパイラルロッド
巻付け端部3a、3b間の間隔Gを、0m、および0.
1m、および0.2mとした各場合について風洞により
風速20m/sで実験した風騒音レベルの測定結果を示
したものであり、横軸は風音の1/3オクターブ帯の中
心周波数であり、縦軸は風音レベルである。Aはスパイ
ラルロッドを巻付けない風騒音防止無対策の場合、Bは
G=0の場合、CはG=100mmの場合、DはG=2
00mmの場合である。この測定結果によれば、スパイ
ラルロッドを巻付けない風騒音防止が無対策のAの場合
は160Hz近傍の卓越周波数における風音レベルは7
0dBであるが、スパイラルロッド端部に間隔Gを設け
ないで巻付けたBの場合および本発明により端部間隔G
を設けてスパイラルロッドを巻付けたC、Dの場合の風
音レベルは51〜57dBに低下している。
R410mm2 の各導体に対し、スパイラルロッドを巻
付けない風騒音防止無対策の場合と、スパイラルロッド
巻付け端部3a、3b間の間隔Gを、0m、および0.
1m、および0.2mとした各場合について風洞により
風速20m/sで実験した風騒音レベルの測定結果を示
したものであり、横軸は風音の1/3オクターブ帯の中
心周波数であり、縦軸は風音レベルである。Aはスパイ
ラルロッドを巻付けない風騒音防止無対策の場合、Bは
G=0の場合、CはG=100mmの場合、DはG=2
00mmの場合である。この測定結果によれば、スパイ
ラルロッドを巻付けない風騒音防止が無対策のAの場合
は160Hz近傍の卓越周波数における風音レベルは7
0dBであるが、スパイラルロッド端部に間隔Gを設け
ないで巻付けたBの場合および本発明により端部間隔G
を設けてスパイラルロッドを巻付けたC、Dの場合の風
音レベルは51〜57dBに低下している。
【0019】前記の図3および図5の各実験測定結果で
はスパイラルロッドの巻付け端部間の間隔がG=0〜
0.2mまでの範囲を示したが、G=0.4mまでの範
囲についての実験測定結果は下記の表1のとおりであ
る。表1は単導体および4導体の場合についてACSR
410mm2 (φ28.5)の導体に対して前記のよう
にスパイラルロッドを巻付け、スパイラルロッド端部間
隔G=0mmの場合、およびG=100mm、G=20
0mm、G=400mmの各例につき風洞によりそれぞ
れ風速20m/sにおいて測定した風音レベルを示し、
各レベル値dBはスパイラルロッドを巻付けない風騒音
防止無対策の場合に対するレベル差を示す。
はスパイラルロッドの巻付け端部間の間隔がG=0〜
0.2mまでの範囲を示したが、G=0.4mまでの範
囲についての実験測定結果は下記の表1のとおりであ
る。表1は単導体および4導体の場合についてACSR
410mm2 (φ28.5)の導体に対して前記のよう
にスパイラルロッドを巻付け、スパイラルロッド端部間
隔G=0mmの場合、およびG=100mm、G=20
0mm、G=400mmの各例につき風洞によりそれぞ
れ風速20m/sにおいて測定した風音レベルを示し、
各レベル値dBはスパイラルロッドを巻付けない風騒音
防止無対策の場合に対するレベル差を示す。
【0020】
【表1】
【0021】前記の表より、導体数が増加するとスパイ
ラルロッドの風騒音防止効果は単導体に比べて低下する
が、風洞の気流吹き出し口が1.5×1.5(m)なの
で、この吹き出し口巾dに対するスパイラルロッド端部
間隔Gとの比G/dは、たとえばG=100mmの場合
は G/d=0.1/1.5≒0.07となり、またG
=200mmの場合 G/d=0.2/1.5≒0.1
3となり、このG/dが0.05以上であれば風騒音防
止効果を期待できる。電線に間隔Gをおいて巻付けるス
パイラルロッドの巻付け有効長さをLpとし電線実長を
Soとすると、Lp/So≦0.87程度となるように
取付けても風騒音防止効果があり、単導体ではLp:S
oの比が Lp/So=(1.5−0.4)/1.5≧
0.73でも効果が期待できることがわかる。風騒音防
止効果の判定は一般に風騒音に無対策時の風騒音レベル
に対して10dB以上低減できれば効果有りとしている
ので、本発明の前記測定結果はこれに適合している。
ラルロッドの風騒音防止効果は単導体に比べて低下する
が、風洞の気流吹き出し口が1.5×1.5(m)なの
で、この吹き出し口巾dに対するスパイラルロッド端部
間隔Gとの比G/dは、たとえばG=100mmの場合
は G/d=0.1/1.5≒0.07となり、またG
=200mmの場合 G/d=0.2/1.5≒0.1
3となり、このG/dが0.05以上であれば風騒音防
止効果を期待できる。電線に間隔Gをおいて巻付けるス
パイラルロッドの巻付け有効長さをLpとし電線実長を
Soとすると、Lp/So≦0.87程度となるように
取付けても風騒音防止効果があり、単導体ではLp:S
oの比が Lp/So=(1.5−0.4)/1.5≧
0.73でも効果が期待できることがわかる。風騒音防
止効果の判定は一般に風騒音に無対策時の風騒音レベル
に対して10dB以上低減できれば効果有りとしている
ので、本発明の前記測定結果はこれに適合している。
【0022】図6〜図9は本発明の方法により電線に巻
付けるスパイラルロッドの巻付け位置の例を示したもの
であり、図6は単導体1に対して径間の両端側に間隔G
o、Goを残してスパイラルロッド2を取付け、スパイ
ラルロッドの巻付け有効長さLpと電線実長Soの比を
0.7≦Lp/So<1.0 とした例である。
付けるスパイラルロッドの巻付け位置の例を示したもの
であり、図6は単導体1に対して径間の両端側に間隔G
o、Goを残してスパイラルロッド2を取付け、スパイ
ラルロッドの巻付け有効長さLpと電線実長Soの比を
0.7≦Lp/So<1.0 とした例である。
【0023】図7は径間の単導体1に対して各スパイラ
ルロッド2−1、2−2、2−3、2−4、2−5・・
・等を所定の巻付け端部間隔G01、G12、G23、G34、
G45で巻付けた例を示したものであり、この図7に示し
た例の場合もスパイラルロッド巻付け有効長Lpと電線
実長Soの比は 0.7≦ΣΔLp/So<1.0とす
る。
ルロッド2−1、2−2、2−3、2−4、2−5・・
・等を所定の巻付け端部間隔G01、G12、G23、G34、
G45で巻付けた例を示したものであり、この図7に示し
た例の場合もスパイラルロッド巻付け有効長Lpと電線
実長Soの比は 0.7≦ΣΔLp/So<1.0とす
る。
【0024】図8と図9は2導体1−1、1−2に対し
てスパイラルロッド2−1、2−2を巻付けた例を示
し、図8は風Wの方向が特定できる場合、図9は風向き
が特定できない場合である。図8の例は風上側の導体1
−1に対しては全長にわたってスパイラルロッド2−1
を巻付け、風下側の導体1−2に対しては径間の両端側
に間隔Go、Goをおいて巻付け、各導体に巻付けるス
パイラルロッド2−1、2−2の有効長さLp1、Lp2を
0.7≦(Lp1+Lp2)/2S<1.0 となるよう
にする。図9の風向きが特定できない場合は各導体1−
1、1−2に対して互いに相手方の径間の端部側に間隔
を残してスパイラルロッド2−1、2−2を巻付ける。
この場合もスパイラルロッド巻付け有効長Lpと電線実
長Sの比を0.7≦Lp/S<1.0とする。
てスパイラルロッド2−1、2−2を巻付けた例を示
し、図8は風Wの方向が特定できる場合、図9は風向き
が特定できない場合である。図8の例は風上側の導体1
−1に対しては全長にわたってスパイラルロッド2−1
を巻付け、風下側の導体1−2に対しては径間の両端側
に間隔Go、Goをおいて巻付け、各導体に巻付けるス
パイラルロッド2−1、2−2の有効長さLp1、Lp2を
0.7≦(Lp1+Lp2)/2S<1.0 となるよう
にする。図9の風向きが特定できない場合は各導体1−
1、1−2に対して互いに相手方の径間の端部側に間隔
を残してスパイラルロッド2−1、2−2を巻付ける。
この場合もスパイラルロッド巻付け有効長Lpと電線実
長Sの比を0.7≦Lp/S<1.0とする。
【0025】前記のように本発明は、複数本のスパイラ
ルロッドを径間の電線に対して各巻付け端部間に間隔G
を少なくとも1箇所以上おいて巻付け、その端部間隔G
を標準的な径間長において 0.1〜0.4m とした
ことにより、風圧荷重の増大を抑制し、かつ、風騒音防
止効果を失うことなくスパイラルロッドの巻付け長さを
短縮することができる。またスパイラルロッドの実質有
効長さLpと電線実長Soの比を 0.7<Lp/So
<1 となるように巻付けることによりスパイラルロッ
ド巻付け端部に間隔を設けない場合に比べて遜色なく風
騒音を防止することができる。前記の間隔Gが0.1m
以下たとえば0.09m以下の場合、および0.4m以
上たとえば0.5m以上の場合では前記の効果は低くな
る。またLp/Soが0.5以下では前記の効果は低く
なる。よって本発明は前記のスパイラルロッド巻付け端
部の間隔Gを 0.1〜0.4m の範囲とするもので
あり、Lp/Soを 0.5<Lp/So<1 の範囲
とするものである。これにより風騒音防止効果を失わず
に風圧荷重が軽減し鉄塔強度が低下せず、AN特性が改
善される。
ルロッドを径間の電線に対して各巻付け端部間に間隔G
を少なくとも1箇所以上おいて巻付け、その端部間隔G
を標準的な径間長において 0.1〜0.4m とした
ことにより、風圧荷重の増大を抑制し、かつ、風騒音防
止効果を失うことなくスパイラルロッドの巻付け長さを
短縮することができる。またスパイラルロッドの実質有
効長さLpと電線実長Soの比を 0.7<Lp/So
<1 となるように巻付けることによりスパイラルロッ
ド巻付け端部に間隔を設けない場合に比べて遜色なく風
騒音を防止することができる。前記の間隔Gが0.1m
以下たとえば0.09m以下の場合、および0.4m以
上たとえば0.5m以上の場合では前記の効果は低くな
る。またLp/Soが0.5以下では前記の効果は低く
なる。よって本発明は前記のスパイラルロッド巻付け端
部の間隔Gを 0.1〜0.4m の範囲とするもので
あり、Lp/Soを 0.5<Lp/So<1 の範囲
とするものである。これにより風騒音防止効果を失わず
に風圧荷重が軽減し鉄塔強度が低下せず、AN特性が改
善される。
【0026】
【発明の効果】前記のように本発明は電線に巻付けるス
パイラルロッドの端部に0.1〜0.4mの範囲内の間
隔を径間内に少なくとも1箇所設け、スパイラルロッド
の実質有効長さLpと電線実長Soとの比を 0.5<
Lp/So<1 の範囲内としたので、風騒音防止効果
を低減することなく、風圧荷重を軽減することが可能と
なり、鉄塔強度が低下せず、また、大きな雨滴が形成さ
れやすいスパイラルロッド端部の数が少なくなりAN特
性を改善することができるものである。
パイラルロッドの端部に0.1〜0.4mの範囲内の間
隔を径間内に少なくとも1箇所設け、スパイラルロッド
の実質有効長さLpと電線実長Soとの比を 0.5<
Lp/So<1 の範囲内としたので、風騒音防止効果
を低減することなく、風圧荷重を軽減することが可能と
なり、鉄塔強度が低下せず、また、大きな雨滴が形成さ
れやすいスパイラルロッド端部の数が少なくなりAN特
性を改善することができるものである。
【図1】本発明を単導体に実施した実施例を示す図
【図2】図1の断面図
【図3】単導体に実施した本発明の実施例の風騒音防止
効果測定図
効果測定図
【図4】本発明を4導体に実施した実施例を示す図
【図5】4導体に実施した本発明の実施例の風騒音防止
効果測定図
効果測定図
【図6】本発明によるスパイラルロッドの巻付け状態の
1例を示す図
1例を示す図
【図7】本発明によるスパイラルロッドの巻付け状態の
他の例を示す図
他の例を示す図
【図8】本発明によるスパイラルロッドの巻付け状態の
さらに他の例を示す
さらに他の例を示す
【図9】本発明によるスパイラルロッドの巻付け状態の
別の例を示す図
別の例を示す図
1、1−1〜1−4:電線 2、2a、2b、2−1〜2−5:スパイラルロッド 3a、3b:スパイラルロッド端部 G、G1〜G4、G01〜G45:スパイラルロッド端部間
隔
隔
Claims (2)
- 【請求項1】スパイラルロッドを電線に巻付けて風騒音
を防止する風騒音防止電線において、スパイラルロッド
端部に0.1〜0.4mの間隔を設け、かつ前記端部の
間隔を径間内に少なくとも1箇所設けてスパイラルロッ
ドを電線に巻付けることを特徴とする電線の風騒音防止
装置取付け方法。 - 【請求項2】径間内の電線に巻付けるスパイラルロッド
の実質有効長Lpを電線実長Soに対し 0.5<Lp
/So<1 とすることを特徴とする請求項1の電線の
風騒音防止装置取付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4120101A JPH077836A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 電線の風騒音防止装置取付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4120101A JPH077836A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 電線の風騒音防止装置取付け方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH077836A true JPH077836A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=14777947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4120101A Pending JPH077836A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 電線の風騒音防止装置取付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077836A (ja) |
-
1992
- 1992-04-14 JP JP4120101A patent/JPH077836A/ja active Pending
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