JPH0778965A - 高耐圧半導体素子 - Google Patents
高耐圧半導体素子Info
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- JPH0778965A JPH0778965A JP5220915A JP22091593A JPH0778965A JP H0778965 A JPH0778965 A JP H0778965A JP 5220915 A JP5220915 A JP 5220915A JP 22091593 A JP22091593 A JP 22091593A JP H0778965 A JPH0778965 A JP H0778965A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】最大電流遮断能力の低下を招くこと無く、ター
ンオン特性を改善できる高耐圧半導体素子を提供するこ
と。 【構成】P型エミッタ層1上に設けられたN- 型ベース
層2と、N- 型ベース層2の表面に選択的に形成された
第1および第2のP型ベース層31 ,32 と、第1のP
型ベース層31 の表面に選択的に形成されたN+ 型ソー
ス層4およびN+型ドレイン層5と、N+ 型ソース層4
とN+ 型ドレイン層5との間の領域上に、第1のゲート
絶縁膜6を介して設けられた第1のゲート電極7と、第
2のP型ベース層32 の表面に選択的に形成されたN+
型エミッタ層8と、N+ 型ドレイン層5とN+ 型エミッ
タ層8との間の領域上に、第2のゲート絶縁膜9を介し
て設けられた第2のゲート電極10と、N+ 型ドレイン
層5とN+ 型エミッタ層8とを接続するフローティング
電極11とを備えたことを特徴とする。
ンオン特性を改善できる高耐圧半導体素子を提供するこ
と。 【構成】P型エミッタ層1上に設けられたN- 型ベース
層2と、N- 型ベース層2の表面に選択的に形成された
第1および第2のP型ベース層31 ,32 と、第1のP
型ベース層31 の表面に選択的に形成されたN+ 型ソー
ス層4およびN+型ドレイン層5と、N+ 型ソース層4
とN+ 型ドレイン層5との間の領域上に、第1のゲート
絶縁膜6を介して設けられた第1のゲート電極7と、第
2のP型ベース層32 の表面に選択的に形成されたN+
型エミッタ層8と、N+ 型ドレイン層5とN+ 型エミッ
タ層8との間の領域上に、第2のゲート絶縁膜9を介し
て設けられた第2のゲート電極10と、N+ 型ドレイン
層5とN+ 型エミッタ層8とを接続するフローティング
電極11とを備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高耐圧半導体素子に係
り、特にMOSゲート構造を有する高耐圧半導体素子に
関する。
り、特にMOSゲート構造を有する高耐圧半導体素子に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータや通信機器の重要部
分には、多数のトランジスタや抵抗等を電気回路を達成
するようにむすびつけ、1チップ上に集積化して形成し
た集積回路(IC)が多用されている。このようなIC
中で、高耐圧素子を含むものはパワーICと呼ばれてい
る。
分には、多数のトランジスタや抵抗等を電気回路を達成
するようにむすびつけ、1チップ上に集積化して形成し
た集積回路(IC)が多用されている。このようなIC
中で、高耐圧素子を含むものはパワーICと呼ばれてい
る。
【0003】図8は、従来のIGBTの構造を示す素子
断面図である。図中、71はP型エミッタ層を示してお
り、このP型エミッタ層71上には、低不純物濃度のN
- 型ベース層72が設けられている。このN- 型ベース
層72の表面には、P型ベース層73が選択的に形成さ
れており、このP型ベース層73の表面にはN+ 型ソー
ス層74が選択的に形成されている。
断面図である。図中、71はP型エミッタ層を示してお
り、このP型エミッタ層71上には、低不純物濃度のN
- 型ベース層72が設けられている。このN- 型ベース
層72の表面には、P型ベース層73が選択的に形成さ
れており、このP型ベース層73の表面にはN+ 型ソー
ス層74が選択的に形成されている。
【0004】二つのN+ 型ソース層74の間の領域上に
は、ゲート絶縁膜75を介してゲート電極76が設けら
れている。また、このゲート電極76側には、P型ベー
ス層73およびN+ 型ソース層74にコンタクトするカ
ソード電極77が設けられている。そして、P型エミッ
タ層71の裏面にはアノード電極70が設けられてい
る。
は、ゲート絶縁膜75を介してゲート電極76が設けら
れている。また、このゲート電極76側には、P型ベー
ス層73およびN+ 型ソース層74にコンタクトするカ
ソード電極77が設けられている。そして、P型エミッ
タ層71の裏面にはアノード電極70が設けられてい
る。
【0005】このように構成されたIGBTの動作は次
の通りである。すなわち、素子をターンオンするには、
例えば、アノード電極70に正電圧,カソード電極76
に負電圧を印加した状態で、ゲート電極76にカソード
電極77よりも高い電圧を印加する。
の通りである。すなわち、素子をターンオンするには、
例えば、アノード電極70に正電圧,カソード電極76
に負電圧を印加した状態で、ゲート電極76にカソード
電極77よりも高い電圧を印加する。
【0006】この結果、ゲート電極76の下部のP型ベ
ース層73の表面にN型チャネルが形成され、N+ 型ソ
ース層74からN- 型ベース層72に電子が注入される
とともに、この電子の注入に伴ってP型エミッタ層71
からN- 型ベース層72に正孔が注入される。
ース層73の表面にN型チャネルが形成され、N+ 型ソ
ース層74からN- 型ベース層72に電子が注入される
とともに、この電子の注入に伴ってP型エミッタ層71
からN- 型ベース層72に正孔が注入される。
【0007】このような電子,正孔の注入によってN-
型ベース層72内にキャリアが蓄積される結果、導電変
調が起こり、素子はターンオンする。一方、素子をター
ンオフするには、ゲート電極76にカソード電極77よ
りも低い電圧を印加し、上記N型チャネルを消滅させ、
N+ 型ソース層74からN-型ベース層72への電子の
注入を停止させれば良い。
型ベース層72内にキャリアが蓄積される結果、導電変
調が起こり、素子はターンオンする。一方、素子をター
ンオフするには、ゲート電極76にカソード電極77よ
りも低い電圧を印加し、上記N型チャネルを消滅させ、
N+ 型ソース層74からN-型ベース層72への電子の
注入を停止させれば良い。
【0008】しかしながら、この種のIGBTには次の
ような問題があった。すなわち、P型エミッタ層71か
らN- 型ベース層72への正孔の注入効率は高くできる
が、寄生サイリスタのラッチアップを防止する目的か
ら、N+ 型ソース層74からN- 型ベース層72への電
子の注入効率を高くするには限界があった。このため、
最大電流遮断能力は大きくできるが、GTOサイリスタ
に比べてオン抵抗が高いという問題があった。
ような問題があった。すなわち、P型エミッタ層71か
らN- 型ベース層72への正孔の注入効率は高くできる
が、寄生サイリスタのラッチアップを防止する目的か
ら、N+ 型ソース層74からN- 型ベース層72への電
子の注入効率を高くするには限界があった。このため、
最大電流遮断能力は大きくできるが、GTOサイリスタ
に比べてオン抵抗が高いという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のI
GBTは、最大電流遮断能力は大きいが、GTOサイリ
スタに比べてオン抵抗が高いという問題があった。本発
明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的と
するところは、最大電流遮断能力の低下を招くこと無
く、ターンオン特性を改善できる高耐圧半導体素子を提
供することにある。
GBTは、最大電流遮断能力は大きいが、GTOサイリ
スタに比べてオン抵抗が高いという問題があった。本発
明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的と
するところは、最大電流遮断能力の低下を招くこと無
く、ターンオン特性を改善できる高耐圧半導体素子を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の高耐圧半導体素子は、第1導電型エミッ
タ層上に設けられた第2導電型ベース層と、この第2導
電型ベース層の表面に選択的に形成された第1および第
2の第1導電型ベース層と、前記第1の第1導電型ベー
ス層の表面に選択的に形成された第2導電型ソース層お
よび第2導電型ドレイン層と、前記第2導電型ソース層
と前記第2導電型ドレイン層との間の領域上に、第1の
ゲート絶縁膜を介して設けられた第1のゲート電極と、
前記第2の第1導電型ベース層の表面に選択的に形成さ
れた第2導電型エミッタ層と、前記第2導電型ドレイン
層と前記第2導電型エミッタ層との間の領域上に、第2
のゲート絶縁膜を介して設けられた第2のゲート電極
と、前記第2導電型ドレイン層と前記第2導電型エミッ
タ層とを接続するフローティング電極とを備えたことを
特徴とする。
めに、本発明の高耐圧半導体素子は、第1導電型エミッ
タ層上に設けられた第2導電型ベース層と、この第2導
電型ベース層の表面に選択的に形成された第1および第
2の第1導電型ベース層と、前記第1の第1導電型ベー
ス層の表面に選択的に形成された第2導電型ソース層お
よび第2導電型ドレイン層と、前記第2導電型ソース層
と前記第2導電型ドレイン層との間の領域上に、第1の
ゲート絶縁膜を介して設けられた第1のゲート電極と、
前記第2の第1導電型ベース層の表面に選択的に形成さ
れた第2導電型エミッタ層と、前記第2導電型ドレイン
層と前記第2導電型エミッタ層との間の領域上に、第2
のゲート絶縁膜を介して設けられた第2のゲート電極
と、前記第2導電型ドレイン層と前記第2導電型エミッ
タ層とを接続するフローティング電極とを備えたことを
特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、素子のターンオン状態では、
第1のゲート電極の下部の第1導電型ベース層の表面に
チャネルが形成され、第2導電型ソース層中の多数キャ
リアは、上記チャネル,第2導電型ドレイン層,フロー
ティング電極,第2導電型エミッタ層の順の経路で、第
2の第1導電型ベース層に注入される。
第1のゲート電極の下部の第1導電型ベース層の表面に
チャネルが形成され、第2導電型ソース層中の多数キャ
リアは、上記チャネル,第2導電型ドレイン層,フロー
ティング電極,第2導電型エミッタ層の順の経路で、第
2の第1導電型ベース層に注入される。
【0012】このキャリア注入により、第1導電型エミ
ッタ層,第2導電型ベース層,第2の第1導電型ベース
層および第1導電型エミッタ層で構成されたサイリスタ
がラッチアップし、素子はサイリスタ並みの低いオン抵
抗を実現できる。
ッタ層,第2導電型ベース層,第2の第1導電型ベース
層および第1導電型エミッタ層で構成されたサイリスタ
がラッチアップし、素子はサイリスタ並みの低いオン抵
抗を実現できる。
【0013】このように本実施例によれば、オン電圧が
低いサイリスタモードで素子がターンオンするので、I
GBTよりもオン電圧が低くなり、ターンオン特性が改
善される。
低いサイリスタモードで素子がターンオンするので、I
GBTよりもオン電圧が低くなり、ターンオン特性が改
善される。
【0014】また、本発明によれば、第1導電型エミッ
タ層,第2導電型ベース層,第1の第1導電型ベース層
および第2導電型ドレイン層とでIGBTが構成されて
いるが、このIGBTを構成する第1の第1導電型ベー
ス層は、上記サイリスタを構成する第2の第1導電型ベ
ース層とは別個のものである。
タ層,第2導電型ベース層,第1の第1導電型ベース層
および第2導電型ドレイン層とでIGBTが構成されて
いるが、このIGBTを構成する第1の第1導電型ベー
ス層は、上記サイリスタを構成する第2の第1導電型ベ
ース層とは別個のものである。
【0015】このため、第1の第1導電型ベース層の不
純物濃度は、第2の第1導電型ベース層とは独立に設定
できるので、上記IGBTの最大電流遮断能力が低下す
ることはない。
純物濃度は、第2の第1導電型ベース層とは独立に設定
できるので、上記IGBTの最大電流遮断能力が低下す
ることはない。
【0016】また、第2の第1導電型ベース層の不純物
濃度を第1の第1導電型ベース層の濃度よりも低くする
と、オン抵抗を下げることが可能で、また、逆に濃度を
高くすると、ターンオフ能力を向上させることができ
る。
濃度を第1の第1導電型ベース層の濃度よりも低くする
と、オン抵抗を下げることが可能で、また、逆に濃度を
高くすると、ターンオフ能力を向上させることができ
る。
【0017】また、第2の第1導電型ベース層の不純物
濃度を局所的に変化させたり、SIサイリスタのように
ベース層の無い部分を設けることによって、ターンオン
特性とターンオフ特性とのトレードオフを向上させるこ
とができる。
濃度を局所的に変化させたり、SIサイリスタのように
ベース層の無い部分を設けることによって、ターンオン
特性とターンオフ特性とのトレードオフを向上させるこ
とができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例に係る高耐圧半導体
素子(1/2サイズ)の構造を示す素子断面図である。
る。図1は、本発明の第1の実施例に係る高耐圧半導体
素子(1/2サイズ)の構造を示す素子断面図である。
【0019】図中、1はP型エミッタ層を示しており、
このP型エミッタ層1上には、低不純物濃度のN- 型ベ
ース層2が設けられている。このN- 型ベース層2の表
面には、第1のP型ベース層31 および第2のベース層
32 が選択的に形成されている。
このP型エミッタ層1上には、低不純物濃度のN- 型ベ
ース層2が設けられている。このN- 型ベース層2の表
面には、第1のP型ベース層31 および第2のベース層
32 が選択的に形成されている。
【0020】第1のP型ベース層31 の表面には、N+
型ソース層4,N+ 型ドレイン層5が選択的に形成さ
れ、一方、第2のP型ベース層32 の表面には、N+ 型
エミッタ層8が選択的に形成されている。
型ソース層4,N+ 型ドレイン層5が選択的に形成さ
れ、一方、第2のP型ベース層32 の表面には、N+ 型
エミッタ層8が選択的に形成されている。
【0021】N+ 型ソース層4とN+ 型ドレイン層5と
の間の第1のP型ベース層31 上には、第1のゲート絶
縁膜6を介して、第1のゲート電極7が設けられてい
る。すなわち、第1のP型ベース層31 内には、N型チ
ャネルのMOSトランジスタが形成されている。また、
N+ 型ドレイン層5とN+ 型エミッタ層8との間の領域
上には、第2のゲート絶縁膜9を介して、第2のゲート
電極10が設けられている。
の間の第1のP型ベース層31 上には、第1のゲート絶
縁膜6を介して、第1のゲート電極7が設けられてい
る。すなわち、第1のP型ベース層31 内には、N型チ
ャネルのMOSトランジスタが形成されている。また、
N+ 型ドレイン層5とN+ 型エミッタ層8との間の領域
上には、第2のゲート絶縁膜9を介して、第2のゲート
電極10が設けられている。
【0022】第1のP型ベース層31 およびN+ 型ソー
ス層4には、カソード電極12が設けられている。ま
た、N+ 型ドレイン層5とN+ 型エミッタ層8とは、フ
ローティング電極11により接続されている。そして、
P型エミッタ層1の裏面にはアノード電極13が設けら
れている。
ス層4には、カソード電極12が設けられている。ま
た、N+ 型ドレイン層5とN+ 型エミッタ層8とは、フ
ローティング電極11により接続されている。そして、
P型エミッタ層1の裏面にはアノード電極13が設けら
れている。
【0023】このように構成された高耐圧半導体素子の
動作は次の通りである。すなわち、素子をターンするに
は、例えば、アノード電極13に正電圧,カソード電極
12に負電圧を印加した状態で、第1のゲート電極7お
よび第2のゲート電極10にカソード電極12よりも高
い電圧を印加する。
動作は次の通りである。すなわち、素子をターンするに
は、例えば、アノード電極13に正電圧,カソード電極
12に負電圧を印加した状態で、第1のゲート電極7お
よび第2のゲート電極10にカソード電極12よりも高
い電圧を印加する。
【0024】この結果、第1のゲート電極7の下部の第
1のP型ベース層31 の表面に第1のN型チャネルが形
成され、N+ 型ソース層4中の電子は、上記第1のN型
チャネル,N+ 型ドレイン層5,フローティング電極1
1,N+ 型エミッタ層8の順の経路で、第2のP型ベー
ス層32 に注入される。
1のP型ベース層31 の表面に第1のN型チャネルが形
成され、N+ 型ソース層4中の電子は、上記第1のN型
チャネル,N+ 型ドレイン層5,フローティング電極1
1,N+ 型エミッタ層8の順の経路で、第2のP型ベー
ス層32 に注入される。
【0025】この電子の注入により、P型エミッタ層
1,N- 型ベース層2,第2のP型ベース層32 および
N+ 型エミッタ層8で構成されたサイリスタがラッチア
ップし、素子はターンオンする。
1,N- 型ベース層2,第2のP型ベース層32 および
N+ 型エミッタ層8で構成されたサイリスタがラッチア
ップし、素子はターンオンする。
【0026】このとき、第2のゲート電極10の下部の
第1のP型ベース層31 の表面には第2のN型チャネル
が形成されるため、N+ 型ソース層4中の電子は、N+
型ソース層4,第1のN型チャネル,N+ 型ドレイン層
5,第2のN型チャネル,N- 型ベース層2の順の経路
で、P型エミッタ層1に電子が注入される。このため、
N- 型ベース層2とP型エミッタ層1とで構成されたダ
イオードも、素子のターンオンに寄与する。
第1のP型ベース層31 の表面には第2のN型チャネル
が形成されるため、N+ 型ソース層4中の電子は、N+
型ソース層4,第1のN型チャネル,N+ 型ドレイン層
5,第2のN型チャネル,N- 型ベース層2の順の経路
で、P型エミッタ層1に電子が注入される。このため、
N- 型ベース層2とP型エミッタ層1とで構成されたダ
イオードも、素子のターンオンに寄与する。
【0027】このように本実施例によれば、IGBTよ
りもオン電圧が低いサイリスタや、ダイオードが動作す
ることにより、素子はターンオンするため、IGBTよ
りも優れたターンオン特性の高耐圧半導体素子が得られ
る。
りもオン電圧が低いサイリスタや、ダイオードが動作す
ることにより、素子はターンオンするため、IGBTよ
りも優れたターンオン特性の高耐圧半導体素子が得られ
る。
【0028】また、P型エミッタ層1,N- 型ベース層
2,第1のP型ベース層31 およびN+ 型ドレイン層5
とでIGBTが構成されているが、このIGBTを構成
する第1のP型ベース層31 は、上記サイリスタを構成
する第2のP型ベース層32とは別個のものである。
2,第1のP型ベース層31 およびN+ 型ドレイン層5
とでIGBTが構成されているが、このIGBTを構成
する第1のP型ベース層31 は、上記サイリスタを構成
する第2のP型ベース層32とは別個のものである。
【0029】このため、第1のP型ベース層31 の不純
物濃度は、第2のP型ベース層32とは独立に設定でき
るので、上記IGBTの最大電流遮断能力が低下するこ
とはない。
物濃度は、第2のP型ベース層32とは独立に設定でき
るので、上記IGBTの最大電流遮断能力が低下するこ
とはない。
【0030】図2は、セルサイズと電流密度との関係を
示す特性図である。これは図1の高耐圧半導体素子にお
いて、IGBT部分の設計は同じで、セルサイズを変化
させたときの素子に流れる電流密度を示している。すな
わち、IGBT部分のサイズは一定(Ls =5μm)と
し、サイリスタ部分のサイズを変え場合の電流密度の変
化を示している。ここで、正孔のライフタイムは10μ
s、アノード・カソード間電圧は2.6Vとした。ま
た、比較のため、通常のIGBTにおける電流密度とセ
ルサイズとの関係も示してある。
示す特性図である。これは図1の高耐圧半導体素子にお
いて、IGBT部分の設計は同じで、セルサイズを変化
させたときの素子に流れる電流密度を示している。すな
わち、IGBT部分のサイズは一定(Ls =5μm)と
し、サイリスタ部分のサイズを変え場合の電流密度の変
化を示している。ここで、正孔のライフタイムは10μ
s、アノード・カソード間電圧は2.6Vとした。ま
た、比較のため、通常のIGBTにおける電流密度とセ
ルサイズとの関係も示してある。
【0031】図2から、IGBTの場合、セルサイズが
小さくなるに伴い電流密度は大きくなり、そして、セル
サイズが小さくなり過ぎると電流密度は小さくなること
が分かる。
小さくなるに伴い電流密度は大きくなり、そして、セル
サイズが小さくなり過ぎると電流密度は小さくなること
が分かる。
【0032】一方、本発明の場合、図2からセルサイズ
が小さくなるに伴い電流密度が大きくなり、且つどのセ
ルサイズにおいてもIGBTよりも大きいことが分か
る。更に、セルサイズが120μm以下になると、本発
明の素子の電流密度は、IGBTの電流密度の最大値よ
りも大きくなることが分かる。
が小さくなるに伴い電流密度が大きくなり、且つどのセ
ルサイズにおいてもIGBTよりも大きいことが分か
る。更に、セルサイズが120μm以下になると、本発
明の素子の電流密度は、IGBTの電流密度の最大値よ
りも大きくなることが分かる。
【0033】なお、図2の特性曲線は、IGBT部分の
サイズや各層の厚みその他のパラメータを変えると若干
変化するが、二つの特性曲線の関係は略一定であり、セ
ルサイズを120μm以下にすれば、従来得られなかっ
た大きな電流密度を得ることができる。
サイズや各層の厚みその他のパラメータを変えると若干
変化するが、二つの特性曲線の関係は略一定であり、セ
ルサイズを120μm以下にすれば、従来得られなかっ
た大きな電流密度を得ることができる。
【0034】このように、本実施例によれば、セルサイ
ズが120μm以下であれば、IGBTの電流密度の最
大値よりも大きな電流密度が得られるため、セルサイズ
を120μm以下、例えば、50μmにすることによ
り、通常のIGBTの最大電流遮断能力と同様な大きさ
のままで、十分に低いオン電圧を実現できる。
ズが120μm以下であれば、IGBTの電流密度の最
大値よりも大きな電流密度が得られるため、セルサイズ
を120μm以下、例えば、50μmにすることによ
り、通常のIGBTの最大電流遮断能力と同様な大きさ
のままで、十分に低いオン電圧を実現できる。
【0035】かくして本実施例によれば、オン電圧が低
いサイリスタモードで素子がターンオンするので、IG
BTよりもオン電圧が低くなり、ターンオン特性が改善
される。しかも、IGBTを構成する第1のP型ベース
層31 は、サイリスタを構成する第2のP型ベース層3
2 とは別個なものなので、第2のP型ベース層32 とは
独立に第1のP型ベース層31 の不純物濃度を設定でき
るので、最大電流遮断能力が低下するという問題はな
い。
いサイリスタモードで素子がターンオンするので、IG
BTよりもオン電圧が低くなり、ターンオン特性が改善
される。しかも、IGBTを構成する第1のP型ベース
層31 は、サイリスタを構成する第2のP型ベース層3
2 とは別個なものなので、第2のP型ベース層32 とは
独立に第1のP型ベース層31 の不純物濃度を設定でき
るので、最大電流遮断能力が低下するという問題はな
い。
【0036】以下、本発明の他の実施例に係る高耐圧半
導体素子について説明する。なお、以下の図において、
前出した図の高耐圧半導体素子と対応する部分には前出
した図と同一符号を付してあり、詳細な説明は省略す
る。
導体素子について説明する。なお、以下の図において、
前出した図の高耐圧半導体素子と対応する部分には前出
した図と同一符号を付してあり、詳細な説明は省略す
る。
【0037】図3は、本発明の第2の実施例に係る高耐
圧半導体素子の構造を示す素子断面図である。本実施例
の高耐圧半導体素子が先の実施例のそれと異なる点は、
第1のP型ベース層31 内にN+ 型ソース層4およびN
+ 型ドレイン層5にコンタクトする高濃度のP+ 型拡散
層14が形成されていることにある。
圧半導体素子の構造を示す素子断面図である。本実施例
の高耐圧半導体素子が先の実施例のそれと異なる点は、
第1のP型ベース層31 内にN+ 型ソース層4およびN
+ 型ドレイン層5にコンタクトする高濃度のP+ 型拡散
層14が形成されていることにある。
【0038】このように構成された高耐圧半導体素子で
も先の実施例とそれと同様な効果が得られる。更に、本
実施例の場合、P+ 型拡散層14の存在によって、第1
のP型ベース層31 内の抵抗が低くなり、第1のP型ベ
ース層31 内を流れる正孔電流による電圧降下が小さく
なる。このため、N+ 型ソース層4,第1のP型ベース
層31,N- 型ベース層2およびP型エミッタ層1とで
構成された寄生サイリスタ、並びにN+ 型ドレイン層
5,第1のP型ベース層31 ,N- 型ベース層2および
P型エミッタ層1とで構成された寄生サイリスタのラッ
チアップを防止でき、ターンオフ特性を改善できる。
も先の実施例とそれと同様な効果が得られる。更に、本
実施例の場合、P+ 型拡散層14の存在によって、第1
のP型ベース層31 内の抵抗が低くなり、第1のP型ベ
ース層31 内を流れる正孔電流による電圧降下が小さく
なる。このため、N+ 型ソース層4,第1のP型ベース
層31,N- 型ベース層2およびP型エミッタ層1とで
構成された寄生サイリスタ、並びにN+ 型ドレイン層
5,第1のP型ベース層31 ,N- 型ベース層2および
P型エミッタ層1とで構成された寄生サイリスタのラッ
チアップを防止でき、ターンオフ特性を改善できる。
【0039】図4は、本発明の第3の実施例に係る高耐
圧半導体素子の構造を示す素子断面図である。本実施例
の高耐圧半導体素子が第2の実施例のそれと異なる点
は、第2のP型ベース層32 内に埋め込み絶縁膜15が
形成されていることにある。埋め込み絶縁膜15は、例
えば、シリコン酸化膜で形成する。
圧半導体素子の構造を示す素子断面図である。本実施例
の高耐圧半導体素子が第2の実施例のそれと異なる点
は、第2のP型ベース層32 内に埋め込み絶縁膜15が
形成されていることにある。埋め込み絶縁膜15は、例
えば、シリコン酸化膜で形成する。
【0040】このような埋め込み絶縁膜15が存在する
と、第2のP型ベース層32 内の正孔の横方向ドリフト
(特に第1のP型ベース層31 方向のドリフト)を防止
でき、第2のP型ベース層32 内の正孔の濃度プロファ
イルが適正化され(第2のP型ベース層32 内の右側の
正孔の濃度が高くなる)、オン電圧が低くなる。
と、第2のP型ベース層32 内の正孔の横方向ドリフト
(特に第1のP型ベース層31 方向のドリフト)を防止
でき、第2のP型ベース層32 内の正孔の濃度プロファ
イルが適正化され(第2のP型ベース層32 内の右側の
正孔の濃度が高くなる)、オン電圧が低くなる。
【0041】また、埋め込み絶縁膜15の存在によっ
て、正孔の流れが制限されることにより、寄生サイリス
タがラッチアップするような正孔の流れが起き難くな
り、ターンオフ特性も改善される。
て、正孔の流れが制限されることにより、寄生サイリス
タがラッチアップするような正孔の流れが起き難くな
り、ターンオフ特性も改善される。
【0042】図5は、本発明の第4の実施例に係る高耐
圧半導体素子の構造を示す素子断面図である。本実施例
の高耐圧半導体素子が第2の実施例のそれと異なる点
は、第2のゲート電極10とN+ 型エミッタ層8との間
の距離を広く取ったことにある。
圧半導体素子の構造を示す素子断面図である。本実施例
の高耐圧半導体素子が第2の実施例のそれと異なる点
は、第2のゲート電極10とN+ 型エミッタ層8との間
の距離を広く取ったことにある。
【0043】このように構成された高耐圧半導体素子で
も、第2のP型ベース層32 内の右側の正孔の濃度が高
くなり、正孔の濃度プロファイルが適正化され、オン電
圧が小さくなる。また、寄生サイリスタがラッチアップ
するような正孔の流れが起き難くなり、ターンオフ特性
も改善される。
も、第2のP型ベース層32 内の右側の正孔の濃度が高
くなり、正孔の濃度プロファイルが適正化され、オン電
圧が小さくなる。また、寄生サイリスタがラッチアップ
するような正孔の流れが起き難くなり、ターンオフ特性
も改善される。
【0044】図6は、本発明の第5の実施例に係る高耐
圧半導体素子の構造を示す素子断面図である。本実施例
の高耐圧半導体素子が第1の実施例のそれと異なる点
は、第2のゲート電極10の下部に高濃度のN+ 型拡散
層16が形成されていることにある。このN+ 型拡散層
16の不純物濃度は、例えば、1015/cm2 とする。
この程度の不純物濃度であれば耐圧は低下しないので、
高濃度になった分だけオン電圧が低くなり、ターンオン
特性が改善される。
圧半導体素子の構造を示す素子断面図である。本実施例
の高耐圧半導体素子が第1の実施例のそれと異なる点
は、第2のゲート電極10の下部に高濃度のN+ 型拡散
層16が形成されていることにある。このN+ 型拡散層
16の不純物濃度は、例えば、1015/cm2 とする。
この程度の不純物濃度であれば耐圧は低下しないので、
高濃度になった分だけオン電圧が低くなり、ターンオン
特性が改善される。
【0045】図7は、本発明の第6の実施例に係る高耐
圧半導体素子の構造を示す素子断面図である。本実施例
の高耐圧半導体素子が第2の実施例のそれと異なる点
は、第2のP型ベース層32 がN+ 型エミッタ層8の下
部に分散的に形成され、SIサイリスタが構成されてい
ることにある。本実施例によれば、ノーマリオンタイプ
のサイリスタであるSIサイリスタが形成されているた
め、ターンオフ特性(オン電圧)が改善される。
圧半導体素子の構造を示す素子断面図である。本実施例
の高耐圧半導体素子が第2の実施例のそれと異なる点
は、第2のP型ベース層32 がN+ 型エミッタ層8の下
部に分散的に形成され、SIサイリスタが構成されてい
ることにある。本実施例によれば、ノーマリオンタイプ
のサイリスタであるSIサイリスタが形成されているた
め、ターンオフ特性(オン電圧)が改善される。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、オ
ン電圧が低いサイリスタモードで素子がターンオンする
ので、IGBTよりもオン電圧が低くなり、ターンオン
特性が改善される。しかも、上記IGBTを構成する第
1の第1導電型ベース層は、サイリスタを構成する第2
の第1導電型ベース層とは別個なものなので、第2の第
1導電型ベース層とは独立に第1の第1導電型ベース層
の不純物濃度を設定できるので、上記IGBTの最大電
流遮断能力が低下することはない。
ン電圧が低いサイリスタモードで素子がターンオンする
ので、IGBTよりもオン電圧が低くなり、ターンオン
特性が改善される。しかも、上記IGBTを構成する第
1の第1導電型ベース層は、サイリスタを構成する第2
の第1導電型ベース層とは別個なものなので、第2の第
1導電型ベース層とは独立に第1の第1導電型ベース層
の不純物濃度を設定できるので、上記IGBTの最大電
流遮断能力が低下することはない。
【図1】本発明の第1の実施例に係る高耐圧半導体素子
の構造を示す素子断面図。
の構造を示す素子断面図。
【図2】本発明の効果を示す特性図。
【図3】本発明の第2の実施例に係る高耐圧半導体素子
の構造を示す素子断面図。
の構造を示す素子断面図。
【図4】本発明の第3の実施例に係る高耐圧半導体素子
の構造を示す素子断面図。
の構造を示す素子断面図。
【図5】本発明の第4の実施例に係る高耐圧半導体素子
の構造を示す素子断面図。
の構造を示す素子断面図。
【図6】本発明の第5の実施例に係る高耐圧半導体素子
の構造を示す素子断面図。
の構造を示す素子断面図。
【図7】本発明の第6の実施例に係る高耐圧半導体素子
の構造を示す素子断面図。
の構造を示す素子断面図。
【図8】従来のIGBTの構造を示す素子断面図。
1…P型エミッタ層(第1導電型エミッタ層) 2…N- 型ベース層(第2導電型ベース層) 31 …P型ベース層(第1の第1導電型ベース層) 32 …P型ベース層(第2の第1導電型ベース層) 4…N+ 型ソース層(第2導電型ソース層) 5…N+ ドレイン層(第2導電型ドレイン層) 6…ゲート絶縁膜(第1のゲート絶縁膜) 7…ゲート電極(第1のゲート電極) 8…N+ 型エミッタ層 9…ゲート絶縁膜(第2のゲート絶縁膜) 10…ゲート電極(第2のゲート電極) 11…フローティング電極 12…カソード電極 13…アノード電極 14…P+ 型拡散層 15…埋め混み絶縁膜 16…N+ 型拡散層 70…アノード電極 71…P型エミッタ層 72…N- 型ベース層 73…P型ベース層 74…N+ 型ソース層 75…ゲート絶縁膜 76…ゲート電極 77…カソード電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9055−4M H01L 29/78 321 Z
Claims (1)
- 【請求項1】第1導電型エミッタ層上に設けられた第2
導電型ベース層と、 この第2導電型ベース層の表面に選択的に形成された第
1および第2の第1導電型ベース層と、 前記第1の第1導電型ベース層の表面に選択的に形成さ
れた第2導電型ソース層および第2導電型ドレイン層
と、 前記第2導電型ソース層と前記第2導電型ドレイン層と
の間の領域上に、第1のゲート絶縁膜を介して設けられ
た第1のゲート電極と、 前記第2の第1導電型ベース層の表面に選択的に形成さ
れた第2導電型エミッタ層と、 前記第2導電型ドレイン層と前記第2導電型エミッタ層
との間の領域上に、第2のゲート絶縁膜を介して設けら
れた第2のゲート電極と、 前記第2導電型ドレイン層と前記第2導電型エミッタ層
とを接続するフローティング電極とを具備してなること
を特徴とする高耐圧半導体素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5220915A JPH0778965A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 高耐圧半導体素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5220915A JPH0778965A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 高耐圧半導体素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0778965A true JPH0778965A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16758541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5220915A Pending JPH0778965A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 高耐圧半導体素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0778965A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008135774A (ja) * | 2008-01-15 | 2008-06-12 | Mitsubishi Electric Corp | 高耐圧半導体装置 |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP5220915A patent/JPH0778965A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008135774A (ja) * | 2008-01-15 | 2008-06-12 | Mitsubishi Electric Corp | 高耐圧半導体装置 |
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