JPH0779215B2 - ゲイン調整装置 - Google Patents

ゲイン調整装置

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JPH0779215B2
JPH0779215B2 JP19068290A JP19068290A JPH0779215B2 JP H0779215 B2 JPH0779215 B2 JP H0779215B2 JP 19068290 A JP19068290 A JP 19068290A JP 19068290 A JP19068290 A JP 19068290A JP H0779215 B2 JPH0779215 B2 JP H0779215B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 電話帯域信号とPCM(Pulse Code Modulation)符号との
間で相互に信号変換を行うPCM伝送装置に例えば係り、
更に詳しくは、A/D変換及びD/A変換を行う場合に信号の
ゲインを調整するゲイン調整装置に関し、 粗ゲイン調整回路と精密ゲイン調整回路からなるゲイン
調整装置において、A/D、D/A変換器のオーバーロードレ
ベルを考慮しつつ、S/N特性が最大となるゲイン設定を
可能にすることを目的とし、 アナログ信号に対して粗ゲイン調整手段により正の所定
ステップ値単位の粗いゲイン調整を行った後、A/D変換
手段によりA/D変換を行い、その出力に対して精密ゲイ
ン調整手段により細かいゲイン調整を行ってディジタル
信号として出力するシステムのゲイン調整装置におい
て、A/D変換手段で最大の信号対雑音比を確保するため
に必要な設定希望ゲイン値に比べて小さい値を有し、そ
の値に所定ステップ値を加算した値が設定希望ゲイン値
に比べて大きくなるような粗ゲイン値を粗ゲイン調整手
段に設定し、設定希望ゲイン値から粗ゲイン値を減算し
た値を精密ゲイン値として精密ゲイン調整手段に設定す
るゲイン設定手段を有するように構成する。また、ディ
ジタル信号に対して精密ゲイン調整手段により細かいゲ
イン調整を行った後、D/A変換手段によりD/A変換を行
い、その出力に対して粗ゲイン調整手段により正の所定
ステップ値単位の粗いゲイン調整を行ってアナログ信号
として出力するシステムのゲイン調整装置において、D/
A変換手段で最大の信号対雑音比を確保するために必要
な設定希望ゲイン値に比べて大きい値を有し、その値か
ら所定ステップ値を減算した値が設定希望ゲイン値に比
べて小さくなるような粗ゲイン値を粗ゲイン調整手段に
設定し、設定希望ゲイン値から粗ゲイン値を減算した値
を精密ゲイン値として精密ゲイン調整手段に設定するゲ
イン設定手段を有するように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電話帯域信号とPCM(Pules Code Modulatio
n)符号との間で相互に信号変換を行うPCM伝送装置に例
えば係り、更に詳しくは、A/D変換及びD/A変換を行う場
合に信号のゲインを調節するゲイン調整装置に関する。
〔従来の技術〕
アナログ信号もディジタル信号に変換して伝送すること
が主流になりつつある。
この場合、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/
D変換の技術、ディジタル信号をアナログ信号に変換す
るD/A変換の技術が不可欠である。A/D変換及びD/A変換
においては、信号対雑音比(S/N、以下同じ)ができる
限り高くなるように変換を行う必要があるため、信号の
レベル調整が必要となる。
このようなレベル調整には、アナログ信号の段階(A/D
変換器への入力側とD/A変換器からの出力側)で行うも
のと、ディジタル信号の段階(A/D変換器からの出力側
とD/A変換器への入力側)で行うものとがある。
ディジタル信号の段階でレベル調整を行うことは、レベ
ル変更分に相当する定数を乗算する処理で済むが、レベ
ル調整を全てディジタル領域で処理することはS/N特性
上難しい。すなわち、例えば非常に低いレベルの信号を
まずA/D変換器でディジタル信号に変換して、その信号
に対して1より大きな値を乗算するということを行った
場合、A/D変換器を通る時のアナログ信号のレベルが低
いためにS/N特性が大幅に悪くなる。なぜならば、A/D、
D/A変換器を通るときに、必ず一定量の雑音が付加され
るからである。従って、雑音の面からは、A/D、D/A変換
器を通るときの信号レベルはできるだけ大きい方がよ
い。
その一方、A/D、D/A変換器には標準レベルというもので
あり、通常、そのレベルに比べて3dB以上高いレベルで
は正確に変換が行われなくなり、オーバーロードする。
従ってA/D、D/A変換器を通るレベルはできるだけ一定の
レベルであることが望ましく、例えばA/D、D/A変換器と
ディジタル信号処理LSIとで音声信号処理を行うような
システムの場合には、例えば3dBとか4dBステップの粗い
レベルの設定はアナログ領域で行い、それ以下の細かい
レベルの設定はディジタル領域で処理するというのが普
通に考えられる手法である。
アナログ段階でのレベル調整回路の例としては、 0.1dB,0.2dB,0.4dB,0.8dB,1.6dBのように倍々に損失
が増える定抵抗形の抵抗回路網を切り換えて用いるも
の、オペアンプを用いた増幅器のゲインを抵抗を切り
換えて変えるもの等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来、上述のようにアナログ段階での粗ゲイン
調整とディジタル段階での精密ゲイン調整とで分担して
レベル調整を行う技術はあっても、粗ゲイン調整におけ
るゲインと精密ゲイン調整におけるゲインとを、オーバ
ーロードの発生しない範囲内でS/N特性が最大となるよ
うに最適化する技術は明らかにされていないという問題
点を有している。
例えば粗ゲイン調整回路において設定可能なゲインのス
テップ幅が4dBで、A/D、D/A変換器のオーバーロードレ
ベルにからむ標準レベルが0dBmの場合を考える。この場
合、−15dBのゲインを付加したいときには、A/D変換器
側の粗ゲイン調整回路のゲインは−16dBに設定すべきで
あり、D/A変換器側の粗ゲイン調整回路は−12dBに設定
すべきであることは、全く不明であった。
本発明は粗ゲイン調整回路と精密ゲイン調整回路からな
るゲイン調整装置において、A/D、D/A変換器のオーバー
ロードレベルを考慮しつつ、S/N特性が最大となるゲイ
ン設定を可能にすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図(a)、(b)は、本発明のブロック図である。
まず、本発明の第1の態様の構成を同図(a)に示す。
この態様は、アナログ信号101に対して粗ゲイン調整手
段102により正の所定ステップ値単位の粗いゲイン調整
を行った後、A/D変換手段103によりA/D変換を行い、そ
の出力に対して精密ゲイン調整手段104により細かいゲ
イン調整を行ってディジタル信号105として出力するシ
ステムを前提とする。
そして、以下のようなゲイン設定手段106を有する。す
なわち、同手段は、A/D変換手段103で最大の信号対雑音
比を確保するために必要な設定希望ゲイン値109に比べ
て小さい値を有し、その値に所定ステップ値を加算した
値が設定希望ゲイン値109に比べて大きくなるような粗
ゲイン値107を粗ゲイン調整手段102に設定する。そし
て、ゲイン設定手段106は、設定希望ゲイン値109から粗
ゲイン値107を減算した値を精密ゲイン値108として精密
ゲイン調整手段104に設定する。
具体的に、今、粗ゲイン調整手段102は、iを1≦i≦
nを満たす整数とし、−LdB、−2LdB、・・・、−2i-1
・LdB、・・・、−2n-1・LdBのnりの減衰器を組み合わ
せて、2n通りのゲイン調整を行うとする。そして、ゲイ
ン設定手段106は、整数iの値をnから1まで順次減じ
ながら、以下の操作を繰り返す。
A/D変換手段103で最大の信号対雑音比を確保するため
に必要な負値である設定希望ゲイン値x(dB)と−(2
i-1−1)・L(dB)を比較する。
この比較の結果、x<−2(2i-1−1)・Lのとき
に、xに2i-1・Lを加算した値を新たなxの値とする処
理を行う。同時に、粗ゲイン調整手段102に対して−2
n-1・L(dB)の減衰器を接続させる処理を行う。
上記の比較の結果、x≧−(2i-1−1)・Lのとき
には何も処理を行わない。
以上〜の操作を繰り返すことにより、粗ゲイン調整
手段102に対して減衰器の組合わせを設定する。そし
て、ゲイン設定手段106は、上述の操作が終了したとき
xの値に等しいゲイン値を精密ゲイン調整手段104に対
して設定する。
次に、本発明の第2の態様の構成を第1図(b)に示
す。この態様は、ディジタル信号110に対して精密ゲイ
ン調整手段111により細かいゲイン調整を行った後、D/A
変換手段112によりD/A変換を行い、その出力に対して粗
ゲイン調整手段113により正の所定ステップ値単位の粗
いゲイン調整を行ってアナログ信号114として出力する
システムを前提とする。
そして、以下のようなゲイン設定手段115を有する。す
なわち、同手段は、粗ゲイン調整手段113でのゲイン値
である粗ゲイン値117がD/A変換手段112で最大の信号対
雑音比を確保するために必要な設定希望ゲイン値118に
比べて大きく、その粗ゲイン値117から所定ステップ値
を減算した値が設定希望ゲイン値118に比べて小さくな
るような粗ゲイン値117を粗ゲイン調整手段113に設定す
る。そして、ゲイン設定手段115は、精密ゲイン調整手
段111でのゲイン値である精密ゲイン値116が設定希望ゲ
イン値118から粗ゲイン値117を減算した値となるような
精密ゲイン値116を精密ゲイン調整手段111に設定する。
具体的に、今、粗ゲイン調整手段102は、iを1≦i≦
nを満たす整数とし、−LdB、−2LdB、・・・、−2i-1
・LdB、・・・、−2n-1・LdBのn通りの減衰器を組み合
わせて、2n通りのゲイン調整を行うとする。そして、ゲ
イン設定手段106は、整数iの値をnから1まで順次減
じながら、以下の操作を繰り返す。
D/A変換手段112で最大の信号対雑音比を確保するため
に必要な負値である設定希望ゲイン値x(dB)と−2i-1
・L(dB)とを比較する。
この比較の結果、x≦−2i-1・Lのときに、xに2i-1
・Lを加算した値を新たなxの値とする処理を行う。同
時に、粗ゲイン調整手段113に対して−2n-1・L(dB)
の減衰器を接続させる処理を行う。
上記の比較の結果、x>−(2i-1−1)・Lのとき
には何も処理を行わない。
以上〜の差を繰り返すことにより、粗ゲイン調整手
段113に対して減衰器の組合わせを設定する。そして、
ゲイン設定手段115は、上述の操作が終了したときのx
の値に等しいゲイン値を精密ゲイン調整手段111に対し
て設定する。
〔作用〕
本発明の第1の態様では、粗ゲイン調整手段102の出力
でのゲインをA/D変換手段103での標準レベルよりも小さ
くしてオーバーロードしないようにしなければならな
い。このため、ゲイン設定手段106が、粗ゲイン調整手
段102に対して設定する粗ゲイン値107を設定希望ゲイン
値109に比べて小さくする。そして、このような設定が
行われた粗ゲイン調整手段102を通ったアナログ信号をA
/D変換手段103でA/D変換し、精密ゲイン調整手段104で
の精密ゲイン値108を大きめの値にして、全体として設
定希望ゲイン値109に合わせる。
また、本発明の第2の態様では、D/A変換後に粗レベル
調整手段113が接続されるため、ゲイン設定手段115は、
精密ゲイン調整手段111での精密ゲイン値116を小さめに
して、D/A変換手段112での標準レベルを越えないように
してオーバーロードの発生を防ぐ。そして、このような
設定が行われた精密ゲイン調整手段111を通ったディジ
タル信号をD/A変換手段112でD/A変換し、粗ゲイン調整
手段113での粗ゲイン値117を設定希望ゲイン値118に比
べて大きめに設定して、全体として設定希望ゲイン値11
8に合わせる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明の実施例につき説明す
る。
第2図は、本発明によるPCMチャネルユニットの実施例
の構成図である。
アナログ送信ケーブル201から入力した加入者からのア
ナログ送信信号はトランス202を介して受信側の粗ゲイ
ン調整回路203に入力し、ここで、例えば4dB、8dBとい
うようにアナログ送信信号の振幅が粗くゲイン調整され
る。その出力は、A/D変換器204でディジタル送信信号に
変換された後、ディジタル信号処理プロセッサ(DSP、
以下同じ)205に入力する。そして、DSP205内の精密ゲ
イン調整部206において、上記ディジタル送信信号に対
して、細かいゲイン調整が行われる。そして、精密ゲイ
ン調整部206でゲイン調整されたディジタル送信信号
は、等化処理等のディジタル信号処理が施された後、PC
M信号へ変換されて、特には図示しない多重化装置にPCM
送信信号207として送出される。
一方、PCM回線側の特には図示しない多重化装置からのP
CM受信信号208としてDSP205に入力するPCM信号は、ディ
ジタル信号処理可能な形式のディジタル受信信号に変換
されて、等化処理等の必要なディジタル信号処理が施さ
れた後、精密ゲイン調整部209に入力し、ここで、精密
ゲイン調整部206と同様の細かいゲイン調整が行われ
る。そして、精密ゲイン調整部206から出力されたディ
ジタル受信信号は、DSP205からD/A変換器211に出力さ
れ、ここで、アナログ信号に変換された後、粗ゲイン調
整回路212に入力する。ここでは、粗ゲイン調整回路203
と同様の粗いゲイン調整が行われる。そして、その出力
は、トランス213を介してアナログ受信ケーブル214に出
力され、加入者へ送られる。
上述の構成に加えて、粗ゲイン調整回路203、212及び精
密ゲイン調整部206、209での各ゲインは、DSP205内のゲ
イン設定部210によって最適に設定される。この部分に
おけるゲインの設定アルゴリズムが本実施例の最も特徴
とするところである。
なお、精密ゲイン調整部206、209及びゲイン設定部210
は、DSP205のハードウエアとそれを動作させるためのマ
イクロプログラムとの組合わせとして実現される。
ここで、粗ゲイン調整回路203又は212は、例えば第3図
に示されるように、抵抗R1〜R6及びオペアンプOP1とOP2
等によって構成され、スイッチS1及びS2が開閉制御され
ることにより、4dB、8dB、・・・というようなレベル調
整が行われる。
以上の構成の実施例における、DSP205内のゲイン設定部
210によるゲイン設定動作について、順次説明する。
まず、ゲイン設定部210において実行される、粗ゲイン
調整回路203及び精密ゲイン調整部206に対する送信側
(A/D変換器側)のゲイン設定動作の第1の実施例につ
いて説明する。
ここでは、粗ゲイン調整回路203における粗ゲインの調
整ステップをLdBとして、粗ゲイン調整回路203は、Ld
B、2LdB、4LdB、・・・、2n-1・LdBのn通りの減衰器を
組み合わせてゲイン調整を行うとする。
更に、A/D変換器の標準レベルを0dBmとしている。この
ときA/D変換器の入力レベルは、−LdBm〜0dBmである状
態が、オーバーロードレベルの点からもS/N特性の点か
らも最適である(オーバーロードレベルに関する3dBの
余裕はシステムとして常に確保されていなければならな
いもので、ここでは0dBを越えるとオーバーロードする
と考える)。
また、粗ゲイン調整回路203において、上述のn通りの
減衰器を挿入又は非挿入することによって設定できるゲ
インは、0dBからLdBステップで−(2n−1)・LdBまで
の2n通りである。
今、説明をわかりやすくするため、n=3の場合にゲイ
ン設定部210において実行される送信側のゲイン設定動
作の第1の実施例の動作フローチャートを第4図に示
す。n=3のときは、粗ゲイン調整回路203において、L
dB、2LdB、4LdBの3通りの減衰器をそれぞれ挿入するか
否かによって、0dB、−LdB、−2LdB、−3LdB、−4LdB、
−5LdB、−6LdB、−7LdBの8通りの粗ゲイン設定が可能
である。
今、アナログ送信ケーブル201から入力するアナログ送
信信号をディジタル送信信号に変換してPCM送信ケーブ
ル207に出力する場合に、全体的にxdB(負値)のゲイン
設定値が必要であるとし、その値がゲイン設定部210に
設定される(S401)。なお、このゲイン設定値は、特に
は図示しない処理部で検出されるものとする。
上記ゲイン設定値xdBが設定されると、まず、粗ゲイン
調整回路203において、4LdBの減衰器を挿入するか否か
を判定するために、−4LdBよりLdB高いレベルである−3
LdB(一般的には、−(2n-1−1)・LdBに相当)とxを
比較する(S402)。
そして、もしxの方が小さい時は、粗ゲイン調整回路20
3において、4LdBの減衰器を挿入することにし(S40
3)、更に、xに4Lを加えたものを新しくxとおく(S40
4)。
xの方が大きく時は、4LdBの減衰器は挿入せず何も処理
は行わない。
続いて、粗ゲイン調整回路203において、2LdBの減衰器
を挿入するか否かを判定するために、−2LdBよりもLdB
高いレベルである−LdB(一般的には、−(2n-2−1)
・LdBに相当)とxを比較する(S405)。
そして、もしxの方が小さい時は、粗ゲイン調整回路20
3において、2LdBの減衰器を挿入することにし(S40
6)、更に、xに2Lを加えたものを新しくxとおく(S40
7)。
xの方が大きい時は、2LdBの減衰器は挿入せず何も処理
は行わない。
更に続いて、粗ゲイン調整回路203において、LdBの減衰
器を挿入するか否かを判定するために、−LdBよりもLdB
高いレベルである0dB(一般的には、−(2n-3−1)・L
dBに相当)とxを比較する(S408)。
そして、もしxの方が小さい時は、粗ゲイン調整回路20
3において、LdBの減衰器を挿入することにし(S409)、
更に、xにLを加えたものを新しくxとおく(S410)。
xの方が大きい時は、LdBの減衰器は挿入せず何も処理
は行わない。
以上のステップS402〜S408までの処理による減衰器の設
定量の合計(ゲインで考えるので負値)は始めのゲイン
設定値xよりも必ず小さいので、S408の判定に基づく処
理後のxは正の値になっている。そこで、S411におい
て、xdBの増幅処理を精密ゲイン調整部206に対して設定
する(S411)。具体的には、xdBに相当する真数を算出
し、その値を精密ゲイン調整部206である乗算器に乗数
として設定する。
以上の送信側のゲイン設定では、粗ゲイン調整回路203
において例えば4LdBの減衰器を挿入するかどうかを決め
るために、それよりもLdB小さい3LdBよりも大きいか小
さいかで判定することにより、設定希望ゲインx(増幅
の場合正値、減衰の場合負値)に対して、最終的に、 x=粗ゲイン調整回路203のゲイン(dB)+精密ゲイ
ン調整部206のゲイン(dB) 粗ゲイン調整回路203のゲイン(dB)≦x≦粗ゲイン
調整回路203のゲイン(dB)+L(dB) 0≦精密ゲイン調整部206のゲイン(dB)≦L を満足させることができる。
この結果、粗ゲイン調整回路203での合計ゲインは、 (a)設定希望ゲインxよりも小さくなければならな
い。
(b)できるだけ大きくなければならない。
という2つの条件を満足するため、アナログ送信信号
は、A/D変換器204において、オーバーロードすることな
く最高の振幅レベルで変換されるため、最高のS/Nが得
られる。
次に、第4図の場合と同様にn=3の場合に、ゲイン設
定部210において実行される。粗ゲイン調整回路212及び
精密ゲイン調整部209に対する受信側(D/A変換器側)の
ゲイン設定動作の第1の実施例について、第5図の動作
フローチャートに沿って説明する。受信側では、粗ゲイ
ン調整回路212は、D/A変換器211の後にあるので、粗ゲ
イン調整回路209でのゲインを大きめの値にして、その
分、D/A変換器211の前の精密ゲイン調整部209において
マイナスのゲインを設定する(すなわち減衰させる)。
この動作が以下の動作フローによって実現される。
まず、ゲイン設定値xdBが設定されると(S501)、ま
ず、粗ゲイン調整回路212において、4LdBの減衰器を挿
入するか否かを判定するために、−4LdB(一般的には、
−2n-1・LdBに相当)とxを比較する(S502)。
そして、もしxの方が小さい時は、粗ゲイン調整回路21
2において、4LdBの減衰器を挿入することにし(S50
3)、更に、xに4Lを加えたものを新しくxとおく(S50
4)。
xの方が大きい時は、4LdBの減衰器は挿入せず何も処理
は行わない。
続いて、粗ゲイン調整回路203において、2LdBの減衰器
を挿入するか否かを判定するために、−2LdB(一般的に
は、−2n-2・LdBに相当)とxを比較する(S505)。
そして、もしxの方が小さい時は、粗ゲイン調整回路21
2において、2LdBの減衰器を挿入することにし(S50
6)、更に、xに2Lを加えたものを新しくxとおく(S50
7)。
xの方が大きい時は、2LdBの減衰器は挿入せず何も処理
は行わない。
更に続いて、粗ゲイン調整回路203において、LdBの減衰
器を挿入するか否かを判定するために、−LdB(一般的
には、−2n-3・LdBに相当)とxを比較する(S508)。
そして、もしxの方が小さい時は、粗ゲイン調整回路21
2において、LdBの減衰器を挿入することにし(S509)、
更に、xにLを加えたものを新しくxとおく(S510)。
xの方が大きい時は、LdBの減衰器は挿入せず何も処理
は行わない。
以上のステップS502〜S508までの処理による減衰器の設
定量の合計(ゲインで考えるので負値)は始めのゲイン
設定値xよりも必ず大きいので、S508の判定に基づく処
理後のxは負の値になっている。そこで、S511におい
て、xdBの負幅処理(実際の処理は減衰処理)を精密ゲ
イン調整部209に対して設定する。
以上の受信側のゲイン設定では、粗ゲイン調整回路212
において例えば4LdBの減衰器を挿入するかどうかを決め
るために、同値の4LdBよりも大きいか小さいかで判定す
ることにより、設定希望ゲインx(負値)に対して、最
終的に、 x=粗ゲイン調整回路212のゲイン(dB)+精密ゲイ
ン調整部209のゲイン(dB) 粗ゲイン調整回路212のゲイン(dB)≧x≧粗ゲイン
調整回路212のゲイン(dB)−L −L≦精密ゲイン調整部209のゲイン(dB)≦0 を満足させることができる。
この結果、粗ゲイン調整回路212での合計損失は、 (a)設定希望ゲインxの大きさ(正値)よりも小さく
なければならない。
(b)できるだけ大きくなければならない。
という2つの条件を満足するため、ディジタル受信信号
は、D/A変換器211において、オーバーロードすることな
く最高の振幅レベルで変換されるため、最高のS/Nが得
られる。
次に、ゲイン設定部210において実行される送信側のゲ
イン設定動作の第2の実施例の動作フローチャートを第
6図に示す。これは、第4図の第1の実施例の動作フロ
ーチャートを任意のnに適用できるようにしたものであ
る。
同図で、ゲイン設定値xdBが設定されると(S601)、変
数mの値を初期値0にした後(S602)、mの値を順次イ
ンクリメントさせながら(S606)、設定値xがゲイン−
mL以上となったか否かが判定される(S604)。そして、
もしxが−mL以上の時は、粗ゲイン調整回路203におい
て、−m・LdBの減衰器を挿入することにし、同時に、
精密ゲイン調整部206で、x+m・LdBの精密ゲイン調整
を実施させる(S605)。そして、変数mの値が2n−1を
越えたら処理を終了する(S603→607)。
以上の送信側のゲイン設定動作の第2の実施例により、
第1の実施例の場合と全く同様の最適なゲイン設定が実
現される。
更に、ゲイン設定部210において実行される受信側のゲ
イン設定動作の第2の実施例の動作フローチャートを第
7図に示す。これは、第5図の第1の実施例の動作フロ
ーチャートを任意のnに適用できるようにしたものであ
る。
同図で、ゲイン設定値xdBが設定されると(S701)、変
数mの値を初期値0にした後(S702)、mの値を順次イ
ンクリメントさせながら(S706)、設定値xがゲイン−
mLより大きくなったか否かが判定される(S704)。そし
て、もしxが−mLより大きくなった時は、粗ゲイン調整
回路212において、−(m−1)・LdBの減衰器を挿入す
ることにし、同時に精密ゲイン調整部209で、x+(m
−1)・LdBの精密ゲイン調整を実施させる(S705)。
そして、変数mの値が2n−1を越えたら処理を終了する
(S703→S707)。
以上の受信側のゲイン設定動作の第2の実施例により、
第1の実施例の場合と全く同様の最適なゲイン設定が実
現される。
以上示した、ゲイン設定部210における送信側のゲイン
設定動作の第1又は第2の実施例と、受信側のゲイン設
定動作の第1又は第2の実施例により、設定希望ゲイン
に対して各部分に配分されるゲインの値の具体例を、第
8図に示す。なお、L=4dB、n=4の場合について示
してある。
以上説明してきた各実施例では、A/D変換器204及びD/A
変換器211の標準レベルを0dBmとしたが、この値がMdBm
(任意のレベル)である時には、基準が移動したことに
なるので、第4図、第5図等におけるxの値の最初の設
定において、 x+M→x という処理を行て、MdBずらせば良いことは明らかであ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ゲイン設定手段が、粗ゲイン調整手段
における粗ゲイン値及び精密ゲイン調整手段における精
密ゲイン値を最適に設定できるため、A/D変換手段での
入力又はD/A変換手段での出力のレベルを常に標準レベ
ル以下の最も大きい値とすることができるため、オーバ
ーロード現象を生じることなく、システムの信号対雑音
特性を最良の状態に保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のブロック図、 第2図は、本発明によるPCMチャネルユニットの実施例
の構成図、 第3図は、粗ゲイン調整回路の構成例を示した図、 第4図は、送信側のゲイン設定動作の第1の実施例の動
作フローチャート、 第5図は、受信側のゲイン設定動作の第1の実施例の動
作フローチャート、 第6図は、送信側のゲイン設定動作の第2の実施例の動
作フローチャート、 第7図は、受信側のゲイン設定動作の第2の実施例の動
作フローチャート、 第8図は、ゲイン配分例を示した図(L=4dB、n=
4)である。 101、114……アナログ信号、 102、113……粗ゲイン調整手段、 103……A/D変換手段、 104、111……精密ゲイン調整手段、 105、110……ディジタル信号、 106、115……ゲイン設定手段、 107、117……粗ゲイン値、 108、116……精密ゲイン値、 109、118……設定希望ゲイン値、 112……D/A変換手段.

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ信号(101)に対して粗ゲイン調
    整手段(102)により正の所定ステップ値単位の粗いゲ
    イン調整を行った後、A/D変換手段(103)によりA/D変
    換を行い、その出力に対して精密ゲイン調整手段(10
    4)により細かいゲイン調整を行ってディジタル信号(1
    05)として出力するシステムのゲイン調整装置におい
    て、 前記A/D変換手段(103)で最大の信号対雑音比を確保す
    るために必要な設定希望ゲイン値(109)に比べて小さ
    い値を有し、その値に前記所定ステップ値を加算した値
    が前記設定希望ゲイン値(109)に比べて大きくなるよ
    うな粗ゲイン値(107)を前記粗ゲイン調整手段(102)
    に設定し、前記設定希望ゲイン値(109)から前記粗ゲ
    イン値(107)を減算した値を精密ゲイン値(116)とし
    て前記精密ゲイン(108)を前記精密ゲイン調整手段(1
    04)に設定するゲイン設定手段(106)を有する、 ことを特徴とするゲイン調整装置。
  2. 【請求項2】ディジタル信号(110)に対して精密ゲイ
    ン調整手段(111)により細かいゲイン調整を行った
    後、D/A変換手段(112)によりD/A変換を行い、その出
    力に対して粗ゲイン調整手段(113)により正の所定ス
    テップ値単位の粗いゲイン調整を行ってアナログ信号
    (114)として出力するシステムのゲイン調整装置にお
    いて、 前記D/A変換手段(112)で最大の信号対雑音比を確保す
    るために必要な設定希望ゲイン値(118)に比べて大き
    い値を有し、その値から前記所定ステップ値を減算した
    値が前記設定希望ゲイン値(118)に比べて小さくなる
    ような粗ゲイン値(117)を前記粗ゲイン調整手段(11
    3)に設定し、前記設定希望ゲイン値(118)から前記粗
    ゲイン値(117)を減算した値を精密ゲイン値(116)と
    して前記精密ゲイン調整手段(111)に設定するゲイン
    設定手段(115)を有する、 ことを特徴とするゲイン調整装置。
  3. 【請求項3】アナログ信号に対して粗ゲイン調整手段に
    より正の所定ステップ値L(dB)を単位として粗いゲイ
    ン調整を行った後、A/D変換手段によりA/D変換を行い、
    その出力に対して精密ゲイン調整手段により細かいゲイ
    ン調整を行ってディジタル信号として出力するシステム
    のゲイン調整装置において、 前記粗ゲイン調整手段は、iを1≦i≦nを満たす整数
    とし、LdB、2LdB・・・、−2i-1・LdB、・・・、−2n-1
    ・LdBのn通りの減衰器を組み合わせて、2n通りのゲイ
    ン調整を行い、 前記粗ゲイン調整手段に対し前記減衰器の接続組合わせ
    を設定し、前記精密ゲイン調整手段に対しゲイン値を設
    定するゲイン設定手段であり、整数iの値をnから1ま
    で順次減じながら、前記A/D変換手段で最大の信号対雑
    音比を確保するために必要な負値である設定希望ゲイン
    値x(dB)と−(2i-1−1)・L(dB)を比較し、x<
    −(2i-1−1)・Lのときに、xに2i-1・Lを加算した
    値を新たなxの値とする処理と、前記粗ゲイン調整手段
    に対して−2n-1・L(dB)の減衰器を接続させる処理を
    行い、x≧(2i-1−1)・Lのときに何も処理を行わな
    い、という操作を繰り返して前記粗ゲイン調整手段に対
    して前記減衰器の組合わせを設定し、前記操作が終了し
    たときのxの値に等しいゲイン値を前記精密ゲイン調整
    手段に対して設定するゲイン設定手段を有する、 ことを特徴とするゲイン調整装置。
  4. 【請求項4】ディジタル信号に対して精密ゲイン調整手
    段により細かいゲイン調整を行った後、D/A変換手段に
    よりD/A変換を行い、その出力に対して粗ゲイン調整手
    段により正の所定ステップ値単位の粗いゲイン調整を行
    ってアナログ信号として出力するシステムのゲイン調整
    装置において、 前記粗ゲイン調整手段は、iを1≦i≦nを満たす整数
    とし、LdB、2LdB、・・・、−2i-1・LdB、・・・、−2
    n-1・LdBのn通りの減衰器を組み合わせて、2n通りのゲ
    イン調整を行い、 前記粗ゲイン調整手段に対し前記減衰器の接続組合わせ
    を設定し、前記精密ゲイン調整手段に対しゲイン値を設
    定するゲイン設定手段であり、整数iの値をnから1ま
    で順次減じながら、前記D/A変換手段で最大の信号対雑
    音比を確保するために必要な負値である設定希望ゲイン
    値x(dB)と−2i-1・L(dB)とを比較し、x≦−2i-1
    ・Lのときに、xに2i-1・Lを加算した値を新たなxの
    値とする処理と、前記粗ゲイン調整手段に対して−2n-1
    ・L(dB)の減衰器を接続させる処理を行い、x>(2
    i-1−1)・Lのときに何も処理を行わない、という操
    作を繰り返して前記粗ゲイン調整手段に対して前記減衰
    器の組合わせを設定し、前記操作が終了したときのxの
    値に等しいゲイン値を前記精密ゲイン調整手段に対して
    設定するゲイン設定手段を有する、 ことを特徴とするゲイン調整装置。
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