JPH0779559A - 動力発生装置 - Google Patents
動力発生装置Info
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- JPH0779559A JPH0779559A JP35311691A JP35311691A JPH0779559A JP H0779559 A JPH0779559 A JP H0779559A JP 35311691 A JP35311691 A JP 35311691A JP 35311691 A JP35311691 A JP 35311691A JP H0779559 A JPH0779559 A JP H0779559A
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Landscapes
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Linear Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 永久磁石の磁気エネルギーを動力に転換させ
る装置の提供。 【構成】 永久磁石3の磁場内に磁性体2を配設し、該
磁性体2に近接して設けた複数個の電磁石a──nの一
部a,e,jに通電して、該時2の内部全体に拡がる磁
界9を収束させて磁区91 を形成させ、これによって運
動力を惹起し、該電磁石a,e,jへの通電を停止し
て、順次の電磁石b,f,kに通電する。そして、この
運動の繰り返しを継続する過程の各節において、先の電
磁石a,e,jと該磁性体2の間に、得んとする運動の
方向に逆らう力の関係が残留しないことを基にして、磁
性体2を透磁して行使される永久磁石3の磁気力が継続
的な回転運動や直進運動などの作業動力に転換されるこ
とを特徴として構成された磁気エネルギーを動力に転換
する装置である。
る装置の提供。 【構成】 永久磁石3の磁場内に磁性体2を配設し、該
磁性体2に近接して設けた複数個の電磁石a──nの一
部a,e,jに通電して、該時2の内部全体に拡がる磁
界9を収束させて磁区91 を形成させ、これによって運
動力を惹起し、該電磁石a,e,jへの通電を停止し
て、順次の電磁石b,f,kに通電する。そして、この
運動の繰り返しを継続する過程の各節において、先の電
磁石a,e,jと該磁性体2の間に、得んとする運動の
方向に逆らう力の関係が残留しないことを基にして、磁
性体2を透磁して行使される永久磁石3の磁気力が継続
的な回転運動や直進運動などの作業動力に転換されるこ
とを特徴として構成された磁気エネルギーを動力に転換
する装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、永久磁石の磁力が本
来的に保有しているエネルギーとしての磁力を最大限活
用すると同時に、この磁気エネルギーを作業エネルギー
に転換させる動力発生装置に関するものである。また、
この発明は、磁気エネルギーを在来エネルギーである石
油エネルギー、原子力エネルギー等に代わる全く新しい
エネルギーとして、これらと同分野、同目的での応用が
可能であるばかりでなく、危険も公害も消耗度も極めて
軽微であるという特質を利用し、一層広範囲な利用が予
見できる磁石の転換装置である。
来的に保有しているエネルギーとしての磁力を最大限活
用すると同時に、この磁気エネルギーを作業エネルギー
に転換させる動力発生装置に関するものである。また、
この発明は、磁気エネルギーを在来エネルギーである石
油エネルギー、原子力エネルギー等に代わる全く新しい
エネルギーとして、これらと同分野、同目的での応用が
可能であるばかりでなく、危険も公害も消耗度も極めて
軽微であるという特質を利用し、一層広範囲な利用が予
見できる磁石の転換装置である。
【0002】
【従来の技術】これまで永久磁石の磁力は、産業エネル
ギーとしては使用されておらず、従って、磁気エネルギ
ーを作業動力に転換させる方法に関する技術の提供は、
全く存在しなかった。すなわち、従来の技術分野におい
ては、電気エネルギーの動力転換装置として、例えば図
8及び図9に示すように磁性体からなる三つ又型若しく
は円盤型の回転子19を1個または複数個の環状の電磁
石20に順次入力し、入力された電磁石20の磁力によ
り回転子19を吸引し、これにより回転運動を生じさ
せ、その回転運動を動力として取り出すといったよう
に、電磁石を媒体として、電気エネルギーをいったん磁
気エネルギーに転換し、この吸磁力や反発力をさらに永
久磁石と反応させて、回転運動等に変化させるという技
術は存在した。しかし、永久磁石を電気エネルギー同様
に活用できる技術については、全く開発されていない。
ギーとしては使用されておらず、従って、磁気エネルギ
ーを作業動力に転換させる方法に関する技術の提供は、
全く存在しなかった。すなわち、従来の技術分野におい
ては、電気エネルギーの動力転換装置として、例えば図
8及び図9に示すように磁性体からなる三つ又型若しく
は円盤型の回転子19を1個または複数個の環状の電磁
石20に順次入力し、入力された電磁石20の磁力によ
り回転子19を吸引し、これにより回転運動を生じさ
せ、その回転運動を動力として取り出すといったよう
に、電磁石を媒体として、電気エネルギーをいったん磁
気エネルギーに転換し、この吸磁力や反発力をさらに永
久磁石と反応させて、回転運動等に変化させるという技
術は存在した。しかし、永久磁石を電気エネルギー同様
に活用できる技術については、全く開発されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な従来の認識や技術を前提としつつ、永久磁石について
長年鋭意研究した結果、永久磁石の磁力はエネルギーそ
のものであって、この磁気エネルギーを産業上等におい
て活用できることを突き止め、磁気エネルギーを作業動
力に転換させる装置を提供するものである。
な従来の認識や技術を前提としつつ、永久磁石について
長年鋭意研究した結果、永久磁石の磁力はエネルギーそ
のものであって、この磁気エネルギーを産業上等におい
て活用できることを突き止め、磁気エネルギーを作業動
力に転換させる装置を提供するものである。
【0004】そして、このような発明目的を有するこの
発明の主な構成要件は、電磁石、磁性体、永久磁石であ
るが、この発明はこれらの相互の関係における、いわゆ
る磁束の収束現象およびスイッチ現象を利用して、永久
磁石の磁力が運動を得ようとする方向にのみ、一方的に
力を発揮できるようにしたものである。そして、これら
の両現象を正しく理解することが、この発明を理解する
に当って非常に重要である。すなわち、この発明にいう
磁束の収束現象とは、永久磁石の全面から放射される磁
力をいったん磁性体に透磁させ、該磁性体から発せられ
る磁力を他の磁石体の磁力によって、任意の方向に磁路
又は磁区を変更することをいい、この発明にいうスイッ
チ現象とは図4に示すように、まず電磁石に入力される
ことによって、これと直接反応し合う該磁性体との間に
吸磁力が働き、引き寄せ合う方向に運動したのち静止し
ようとする。このとき更に互いにすれ違う方向に運動を
続けようとすると、これらの相互間にこの方向への運動
を妨げる方向の力が働く。しかし、静止に至る以前に該
電磁石の入力を止めて、次順の電磁石に入力がなされる
と、直前まで該磁性体を透磁して発揮されていた該永久
磁石による磁区は、新規に入力された電磁石との相互間
に改めて引き合い運動を起こすべく区域を移動してしま
う。そして、入力が解かれた方の電磁石との引き合いに
よる力関係は解消されてしまい、運動方向に妨げとなる
力の存在がなくなってしまう。このように、永久磁石の
磁力によって磁性体自身とその周辺に構成される磁区の
磁力と、スイッチの切り替わりによって順次外部磁界を
形成する電磁石の磁気力とが相互に感応し合って、運動
方向への推進力となるべき引き合い関係を繰り返す過程
で、永久磁石の構成する磁区が外部磁界たる電磁石の
入、切の度ごとに、入力された電磁石の方向に向かって
瞬間に変更され、運動に有利な力のみ発揮できる状態が
繰り返されることを指すものである。また、当然なこと
ながら、この発明において作業動力に転換させようとす
る磁気エネルギーとは、永久磁石・電磁石を問わず、磁
石体から放射され続ける磁気力のことである。そしてこ
の発明にいう作業動力とは、磁気エネルギーが回転運動
や往復運動に転換されて、石油やガス等が成し得ると同
様の通常の作業をすることを意味するものである。
発明の主な構成要件は、電磁石、磁性体、永久磁石であ
るが、この発明はこれらの相互の関係における、いわゆ
る磁束の収束現象およびスイッチ現象を利用して、永久
磁石の磁力が運動を得ようとする方向にのみ、一方的に
力を発揮できるようにしたものである。そして、これら
の両現象を正しく理解することが、この発明を理解する
に当って非常に重要である。すなわち、この発明にいう
磁束の収束現象とは、永久磁石の全面から放射される磁
力をいったん磁性体に透磁させ、該磁性体から発せられ
る磁力を他の磁石体の磁力によって、任意の方向に磁路
又は磁区を変更することをいい、この発明にいうスイッ
チ現象とは図4に示すように、まず電磁石に入力される
ことによって、これと直接反応し合う該磁性体との間に
吸磁力が働き、引き寄せ合う方向に運動したのち静止し
ようとする。このとき更に互いにすれ違う方向に運動を
続けようとすると、これらの相互間にこの方向への運動
を妨げる方向の力が働く。しかし、静止に至る以前に該
電磁石の入力を止めて、次順の電磁石に入力がなされる
と、直前まで該磁性体を透磁して発揮されていた該永久
磁石による磁区は、新規に入力された電磁石との相互間
に改めて引き合い運動を起こすべく区域を移動してしま
う。そして、入力が解かれた方の電磁石との引き合いに
よる力関係は解消されてしまい、運動方向に妨げとなる
力の存在がなくなってしまう。このように、永久磁石の
磁力によって磁性体自身とその周辺に構成される磁区の
磁力と、スイッチの切り替わりによって順次外部磁界を
形成する電磁石の磁気力とが相互に感応し合って、運動
方向への推進力となるべき引き合い関係を繰り返す過程
で、永久磁石の構成する磁区が外部磁界たる電磁石の
入、切の度ごとに、入力された電磁石の方向に向かって
瞬間に変更され、運動に有利な力のみ発揮できる状態が
繰り返されることを指すものである。また、当然なこと
ながら、この発明において作業動力に転換させようとす
る磁気エネルギーとは、永久磁石・電磁石を問わず、磁
石体から放射され続ける磁気力のことである。そしてこ
の発明にいう作業動力とは、磁気エネルギーが回転運動
や往復運動に転換されて、石油やガス等が成し得ると同
様の通常の作業をすることを意味するものである。
【0005】そして、この発明は、上述したように永久
磁石の磁気エネルギーを作業動力に転換するものであ
り、出力側に電気エネルギーと磁気を加えたエネルギー
を得ることができるという画期的なものである。また、
この発明は、永久磁石等のエネルギーを作業動力に転換
することができる性質上、電気の入力量を増量すること
なく、その回転能力等作業量を飛躍的に増大させること
も可能である。
磁石の磁気エネルギーを作業動力に転換するものであ
り、出力側に電気エネルギーと磁気を加えたエネルギー
を得ることができるという画期的なものである。また、
この発明は、永久磁石等のエネルギーを作業動力に転換
することができる性質上、電気の入力量を増量すること
なく、その回転能力等作業量を飛躍的に増大させること
も可能である。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は、上
記に鑑みなされたものであって、永久磁石の磁場内に磁
性体を配設し、該磁性体に近接して設けた複数個の電磁
石の一部に通電して、該磁性体の内部全体に広がる磁界
を収束させて磁区を形成させ、これによって運動力を惹
起し,該電磁石への通電を停止して、次順の電磁石に通
電する。そして,この運動の繰り返しを継続する過程の
各部において、先の電磁石と該磁性体の間に、得んとす
る運動方向に逆らう力の関係が残留しないことを基にし
て、磁性体を透磁して行使される永久磁石の磁気力が継
続的な回転運動や直進運動などの作業動力に転換される
ことを特徴として構成された磁気エネルギーを動力に転
換する装置であって、回転力に転換する実施例を図1乃
至図5に示し、直進力に転換する実施例を図7に示し
た。
記に鑑みなされたものであって、永久磁石の磁場内に磁
性体を配設し、該磁性体に近接して設けた複数個の電磁
石の一部に通電して、該磁性体の内部全体に広がる磁界
を収束させて磁区を形成させ、これによって運動力を惹
起し,該電磁石への通電を停止して、次順の電磁石に通
電する。そして,この運動の繰り返しを継続する過程の
各部において、先の電磁石と該磁性体の間に、得んとす
る運動方向に逆らう力の関係が残留しないことを基にし
て、磁性体を透磁して行使される永久磁石の磁気力が継
続的な回転運動や直進運動などの作業動力に転換される
ことを特徴として構成された磁気エネルギーを動力に転
換する装置であって、回転力に転換する実施例を図1乃
至図5に示し、直進力に転換する実施例を図7に示し
た。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施例につ
いて説明する。図1はこの発明の要部を示す一部切欠正
面図であって、1は複数個の電磁石a,b──nを環状
に並設した電磁石であり、各電磁石a,b──nのいず
れにも入力していない停止の状態を示し、2は円弧状に
複数個の突出部2a,2b,2cを有する磁性体からな
る回転子である。そして回転子2の側面に永久磁石3を
設け、その中心は回転軸4である。
いて説明する。図1はこの発明の要部を示す一部切欠正
面図であって、1は複数個の電磁石a,b──nを環状
に並設した電磁石であり、各電磁石a,b──nのいず
れにも入力していない停止の状態を示し、2は円弧状に
複数個の突出部2a,2b,2cを有する磁性体からな
る回転子である。そして回転子2の側面に永久磁石3を
設け、その中心は回転軸4である。
【0008】図2は図1のA−A線中央断面図で、永久
磁石3の設置方法及び光センサー6と光遮蔽板7との位
置を示し、図3は環状光遮蔽板7正面図である。図4
は、環状に並設した電磁石1に、複数方向例えばa,
e,jの3方向から同時に入力した場合、回転子2の側
面に設けられた永久磁石3の磁界9が収束されて磁区9
1となり、回転子2の移動により磁区91 が変化して行
く態様を示す側面からの作用説明図であって、図4A乃
至Hをもって示すものである。
磁石3の設置方法及び光センサー6と光遮蔽板7との位
置を示し、図3は環状光遮蔽板7正面図である。図4
は、環状に並設した電磁石1に、複数方向例えばa,
e,jの3方向から同時に入力した場合、回転子2の側
面に設けられた永久磁石3の磁界9が収束されて磁区9
1となり、回転子2の移動により磁区91 が変化して行
く態様を示す側面からの作用説明図であって、図4A乃
至Hをもって示すものである。
【0009】図5は、図4における電磁石1及び回転子
2部分の正面図であって、図中Aは電磁石1に配電が行
なわれていない場合における、永久磁石3の磁界9の状
態を薄墨で示し、Bは電磁石に配電が行なわれた場合に
おける永久磁石3の磁区91の状態を薄墨で示し、これ
を正面からみた場合の作用説明図である。
2部分の正面図であって、図中Aは電磁石1に配電が行
なわれていない場合における、永久磁石3の磁界9の状
態を薄墨で示し、Bは電磁石に配電が行なわれた場合に
おける永久磁石3の磁区91の状態を薄墨で示し、これ
を正面からみた場合の作用説明図である。
【0010】次に、この発明の実施例の作用について説
明する。図4においてAは、電磁石1に入力していない
場合の永久磁石3の磁界の状態を示すもので、入力して
いない電磁石1は、単なる磁性体として、回転子2に近
接もしくは密着して設けられた永久磁石3の磁界9内
(薄墨部分内に)となり、それぞれ回転子2の近接する
突子2a,2b,2cがそれぞれ電磁石c・d,g・
h,m・nの鉄心に引き寄せられ、回転が静止されてい
る状態となっている。
明する。図4においてAは、電磁石1に入力していない
場合の永久磁石3の磁界の状態を示すもので、入力して
いない電磁石1は、単なる磁性体として、回転子2に近
接もしくは密着して設けられた永久磁石3の磁界9内
(薄墨部分内に)となり、それぞれ回転子2の近接する
突子2a,2b,2cがそれぞれ電磁石c・d,g・
h,m・nの鉄心に引き寄せられ、回転が静止されてい
る状態となっている。
【0011】更に、図4Bに示すように、環状に設けら
れた3方向の電磁石a、e、jに同時に入力すると、永
久磁石3の磁界9は、図4Bの回転子の各突子2a,2
b,2cの薄墨91 の部分で示すように、該電磁石a,
e,jに瞬時に収束され、磁区91 を形成し、回転子2
はそれぞれの電磁石a,e,jに強力に吸引されて、回
転子2の各突端2a1 ,2b1 ,2c1 は図4C乃至G
に示すように、回転子2の回転が進行するにつれて、各
突子の磁区91 の部分の幅が除々に広くなり吸引力がま
すます強力になる。そのまま前記各電磁石a,e,jに
入力が続けられ、次のb,f,kの各電磁石に入力が移
行されないと、各電磁石a,e,jが回転子2の各突子
2a,2b,2cの中央部分に達したとき電磁石1と永
久磁石3との相互の引力は最大に達するが、同時に回転
方向に働く引力が零に近くなるため、回転子2は停止し
てしまう。
れた3方向の電磁石a、e、jに同時に入力すると、永
久磁石3の磁界9は、図4Bの回転子の各突子2a,2
b,2cの薄墨91 の部分で示すように、該電磁石a,
e,jに瞬時に収束され、磁区91 を形成し、回転子2
はそれぞれの電磁石a,e,jに強力に吸引されて、回
転子2の各突端2a1 ,2b1 ,2c1 は図4C乃至G
に示すように、回転子2の回転が進行するにつれて、各
突子の磁区91 の部分の幅が除々に広くなり吸引力がま
すます強力になる。そのまま前記各電磁石a,e,jに
入力が続けられ、次のb,f,kの各電磁石に入力が移
行されないと、各電磁石a,e,jが回転子2の各突子
2a,2b,2cの中央部分に達したとき電磁石1と永
久磁石3との相互の引力は最大に達するが、同時に回転
方向に働く引力が零に近くなるため、回転子2は停止し
てしまう。
【0012】そこで、この発明においては、この相互の
吸引力を効率的に利用するため、図4Gに示すように回
転子2a,2b,2cの各突端2a1 ,2b1 ,2c1
が隣接する各電磁石b,f,kに差し掛かったとき、そ
れらの電磁石b,f,kに入力すると同時に元の電磁石
a,e,jの入力は停止され、図4Gに示す磁界は、図
4Hに示すように図4Bと同じ形に収束され、次いで図
4C乃至4Gのように磁区91 の位置が変化する。
吸引力を効率的に利用するため、図4Gに示すように回
転子2a,2b,2cの各突端2a1 ,2b1 ,2c1
が隣接する各電磁石b,f,kに差し掛かったとき、そ
れらの電磁石b,f,kに入力すると同時に元の電磁石
a,e,jの入力は停止され、図4Gに示す磁界は、図
4Hに示すように図4Bと同じ形に収束され、次いで図
4C乃至4Gのように磁区91 の位置が変化する。
【0013】そして、回転子2は、次の電磁石c,g,
mへと進行し、回転子2a,2b,2cの各突端2
a1 ,2b1 ,2c1 が電磁石c,g,mへ達したと
き、それらの各電磁石c,g,mに入力すると同時に電
磁石b,f,kの入力は停止される。このような運動が
連続的に繰り返されることにより、永久磁石3が磁性体
2を透磁して発揮する磁力と電磁石1の双方の磁力によ
る強力な回転力が生じ、この回転力を回転磁区4により
取り出し、回転動力として用いるものである。
mへと進行し、回転子2a,2b,2cの各突端2
a1 ,2b1 ,2c1 が電磁石c,g,mへ達したと
き、それらの各電磁石c,g,mに入力すると同時に電
磁石b,f,kの入力は停止される。このような運動が
連続的に繰り返されることにより、永久磁石3が磁性体
2を透磁して発揮する磁力と電磁石1の双方の磁力によ
る強力な回転力が生じ、この回転力を回転磁区4により
取り出し、回転動力として用いるものである。
【0014】図2および図3は、そのような現象を起さ
せるための配電を調整するための装置の一例を示したも
のである。光遮蔽装置5、光センサー6及び配電コント
ローラ8の3装置から構成され、電磁石1の保持枠10
の1側に設けられた光遮蔽装置5は、光センサー6の光
が遮蔽板7により遮蔽される間、各電磁石1に配電され
る。遮蔽板7は電磁石1の保持枠10の1側に突出して
いる回転軸4の端部に設けられた遮蔽板7の位置と回転
子2の突子2a,2b,2cと同調されており、光セン
サー6の信号をコントローラー8で調整し、順次隣接す
る電磁石1に配電を行うものである。また、この発明に
係る配電装置としては、この方法に限定されるものでは
なく、接触による入力方法のものなど様々な方法を用い
ても発明の効果に影響はない。
せるための配電を調整するための装置の一例を示したも
のである。光遮蔽装置5、光センサー6及び配電コント
ローラ8の3装置から構成され、電磁石1の保持枠10
の1側に設けられた光遮蔽装置5は、光センサー6の光
が遮蔽板7により遮蔽される間、各電磁石1に配電され
る。遮蔽板7は電磁石1の保持枠10の1側に突出して
いる回転軸4の端部に設けられた遮蔽板7の位置と回転
子2の突子2a,2b,2cと同調されており、光セン
サー6の信号をコントローラー8で調整し、順次隣接す
る電磁石1に配電を行うものである。また、この発明に
係る配電装置としては、この方法に限定されるものでは
なく、接触による入力方法のものなど様々な方法を用い
ても発明の効果に影響はない。
【0015】この発明は、以上の実施例で示したように
磁性体である回転子2を永久磁石3の磁場内に配置し、
このとき磁性体を透磁伝達される永久磁石3の磁力を運
動エネルギーに転換し、動力として用いるものである。
磁性体である回転子2を永久磁石3の磁場内に配置し、
このとき磁性体を透磁伝達される永久磁石3の磁力を運
動エネルギーに転換し、動力として用いるものである。
【00016】回転子2に永久磁石3を設けた場合と、
設けない場合の実験成績は、図5に示すとおり、永久磁
石3の磁力が回転エネルギーに転化し、その回転数は2.
3 倍と、従来技術においては全く不可能と考えられてい
た極めて画期的な成績が得られた。また図6において
は、回転子2に強さの異なる永久磁石3を用いた場合の
実験データを示すものである。これらの実験結果は、永
久磁石3の磁力が作業動力そのものであることを立証す
るものである。
設けない場合の実験成績は、図5に示すとおり、永久磁
石3の磁力が回転エネルギーに転化し、その回転数は2.
3 倍と、従来技術においては全く不可能と考えられてい
た極めて画期的な成績が得られた。また図6において
は、回転子2に強さの異なる永久磁石3を用いた場合の
実験データを示すものである。これらの実験結果は、永
久磁石3の磁力が作業動力そのものであることを立証す
るものである。
【0017】更に、図7は磁気エネルギーを直進する動
力に転換してなる装置の一実施例を示すものであって、
この装置は上部に電磁石11を、その下段部にローラー
12を、それぞれ並列に設け、該ローラ12上には摺動
部材13が設けられている。該摺動部材13は、動力取
出軸14を設けた基台15上に、磁性体16の下側に接
着された永久磁石17が固定された構造からなってい
る。図7A乃至Hは、図4と同様に並列に設けられた電
磁石の一部分に配電を行なった場合の摺動部材13にお
ける永久磁石17の磁区18の変化を示し、側面から見
た場合の作用説明図である。
力に転換してなる装置の一実施例を示すものであって、
この装置は上部に電磁石11を、その下段部にローラー
12を、それぞれ並列に設け、該ローラ12上には摺動
部材13が設けられている。該摺動部材13は、動力取
出軸14を設けた基台15上に、磁性体16の下側に接
着された永久磁石17が固定された構造からなってい
る。図7A乃至Hは、図4と同様に並列に設けられた電
磁石の一部分に配電を行なった場合の摺動部材13にお
ける永久磁石17の磁区18の変化を示し、側面から見
た場合の作用説明図である。
【0018】次に、その実施例の作用について説明す
る。図7においてAは、電磁石11に入力していない場
合の永久磁石17の磁界9の状態を示すもので、入力し
ていない電磁石11は、単なる磁性体として、摺動部材
13に設けられた永久磁石17の作用により、その近接
する磁性体16がそれぞれ電磁石111 ,112 に吸着
し、摺動部材13は静止されている状態となっている。
る。図7においてAは、電磁石11に入力していない場
合の永久磁石17の磁界9の状態を示すもので、入力し
ていない電磁石11は、単なる磁性体として、摺動部材
13に設けられた永久磁石17の作用により、その近接
する磁性体16がそれぞれ電磁石111 ,112 に吸着
し、摺動部材13は静止されている状態となっている。
【0019】図7Bに示すように、並列に設けられた、
電磁石113 に入力すると、永久磁石17の磁界は、図
7Bの摺動部材13の薄墨の部分で示す磁区18のよう
に、該電磁石113 に瞬時に収束され、摺動部材13は
電磁石113 に強力に吸収されてローラー12上を滑ら
かに矢印方向に進行し、摺動部材13の薄墨の部分で示
す磁区18は進行するにつれて、磁区18の部分の幅が
除々に広くなり、吸引力がますます強力になる。そのま
ま電磁石113 に入力が続けられ、次の電磁石114 に
入力が移行されないと、摺動部材13の中央部分の永久
磁石17が達したとき、電磁石113 と永久磁石17と
の相互の吸引力は、最大に達するが、同時に進行方向に
働く引力が零に近くなるため、摺動部材13は停止して
しまう。
電磁石113 に入力すると、永久磁石17の磁界は、図
7Bの摺動部材13の薄墨の部分で示す磁区18のよう
に、該電磁石113 に瞬時に収束され、摺動部材13は
電磁石113 に強力に吸収されてローラー12上を滑ら
かに矢印方向に進行し、摺動部材13の薄墨の部分で示
す磁区18は進行するにつれて、磁区18の部分の幅が
除々に広くなり、吸引力がますます強力になる。そのま
ま電磁石113 に入力が続けられ、次の電磁石114 に
入力が移行されないと、摺動部材13の中央部分の永久
磁石17が達したとき、電磁石113 と永久磁石17と
の相互の吸引力は、最大に達するが、同時に進行方向に
働く引力が零に近くなるため、摺動部材13は停止して
しまう。
【0020】そこで、この発明においては、この相互の
吸引力を効率的に利用するため、図7Fに示すように摺
動部材13の突端131 が隣接する電磁石114 に差し
かかったとき、それらの電磁石114 に入力すると同時
に元の電磁石113 の入力は停止され、図7Fに示す磁
区18は、図7Bに示すと同じ形に収束され、次いで、
図7C乃至3Gのように磁区18が変化する。
吸引力を効率的に利用するため、図7Fに示すように摺
動部材13の突端131 が隣接する電磁石114 に差し
かかったとき、それらの電磁石114 に入力すると同時
に元の電磁石113 の入力は停止され、図7Fに示す磁
区18は、図7Bに示すと同じ形に収束され、次いで、
図7C乃至3Gのように磁区18が変化する。
【0021】更に、摺動部材13は、次の電磁石1
15 ,116 ──と進行し、摺動部材13の突端131
が隣接する電磁石115 ,116 ──に差しかかったと
き、それらの各電磁石に次順入力すると同時に各前の電
磁石114 ,115 の入力は停止される。このような運
動が連続的に繰り返されることにより、強力な直進運動
が生じ、この直進運動を動力取出軸14より取り出し、
これを直進動力として用いるもである。この直進運動に
係わる配電方法は、回転運動に係わる装置とほぼ同様で
ある。
15 ,116 ──と進行し、摺動部材13の突端131
が隣接する電磁石115 ,116 ──に差しかかったと
き、それらの各電磁石に次順入力すると同時に各前の電
磁石114 ,115 の入力は停止される。このような運
動が連続的に繰り返されることにより、強力な直進運動
が生じ、この直進運動を動力取出軸14より取り出し、
これを直進動力として用いるもである。この直進運動に
係わる配電方法は、回転運動に係わる装置とほぼ同様で
ある。
【0022】
【発明の効果】この発明は前述した方法によって、永久
磁石が本来的に保有している磁気エネルギーを活用可能
な実効的エネルギーとなす技術を提供するものである。
磁石が本来的に保有している磁気エネルギーを活用可能
な実効的エネルギーとなす技術を提供するものである。
【0023】そして、この発明を活用することによっ
て、磁気エネルギーを在来エネルギーである石油エネル
ギー、原子力エネルギー等に次ぐ全く新しいエネルギー
として、これらと同分野、同目的での応用が可能となっ
た。また危険も公害も消耗度も極めて軽微であるという
特質上、一層広範囲な利用が予見できるものある。
て、磁気エネルギーを在来エネルギーである石油エネル
ギー、原子力エネルギー等に次ぐ全く新しいエネルギー
として、これらと同分野、同目的での応用が可能となっ
た。また危険も公害も消耗度も極めて軽微であるという
特質上、一層広範囲な利用が予見できるものある。
【0024】また、この発明に係る動力の運動方向とし
ては、永久磁石の磁気エネルギーを回転運動や直進運動
に転換して動力の発生装置等に利用することができる。
また、いずれの場合も原理的且つ構造的に騒音や振動、
発熱も微少で故障も少ない動力発生装置を提供すること
ができる。
ては、永久磁石の磁気エネルギーを回転運動や直進運動
に転換して動力の発生装置等に利用することができる。
また、いずれの場合も原理的且つ構造的に騒音や振動、
発熱も微少で故障も少ない動力発生装置を提供すること
ができる。
【0025】次に、この発明においては、回転子の切欠
部の形成は絶対的な条件ではなく、回転子において偏心
運動をさせる場合は、この切欠部を形成しないモーター
を提供し得るものである。
部の形成は絶対的な条件ではなく、回転子において偏心
運動をさせる場合は、この切欠部を形成しないモーター
を提供し得るものである。
【0026】このように、この発明においては、永久磁
石の磁気エネルギーが動力に転換され、作業能力を発揮
するという画期的で有用性の高い効果を有する発明が得
られた。
石の磁気エネルギーが動力に転換され、作業能力を発揮
するという画期的で有用性の高い効果を有する発明が得
られた。
【図1】この発明の一実施例の一部切欠正面図である。
【図2】図1の縦中央A−A線断面図である。
【図3】環状光遮蔽板の側面図である。
【図4】A乃至Hは環状設けられた電磁石に、配電を行
なった場合の回転子における永久磁石の磁界の変化を示
す、側面から見た場合の作用説明図である。
なった場合の回転子における永久磁石の磁界の変化を示
す、側面から見た場合の作用説明図である。
【図5】図4における電磁石および回転子部分の正面図
であって、図中Aは電磁石に配電が行なわれていない場
合における永久磁石の磁界の状態を示し、Bは電磁石に
配電が行なわれた場合における永久磁石の磁界の変化を
それぞれ薄墨部分で示すものである。
であって、図中Aは電磁石に配電が行なわれていない場
合における永久磁石の磁界の状態を示し、Bは電磁石に
配電が行なわれた場合における永久磁石の磁界の変化を
それぞれ薄墨部分で示すものである。
【図6】この発明の実験成績表を示す。
【図7】この発明の図1に示す別の実施例であって、直
進する動力装置の側面から見た場合の作用説明図であ
る。
進する動力装置の側面から見た場合の作用説明図であ
る。
【図8】従来の吸引式円盤型の動力発生装置である。
【図9】従来の吸引式偏心型の動力発生装置である。
1 電磁石 a 環状に並設した電磁石 b 環状に並設した電磁石 c 環状に並設した電磁石 d 環状に並設した電磁石 e 環状に並設した電磁石 f 環状に並設した電磁石 g 環状に並設した電磁石 h 環状に並設した電磁石 i 環状に並設した電磁石 j 環状に並設した電磁石 k 環状に並設した電磁石 n 環状に並設した電磁石 2 回転子 3 永久磁石 9 磁界 91 磁区
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 動力発生装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定子として電磁石を
使用し、回転子或いは可動子として永久磁石と軟鋼等の
磁性体との組合体を使用した動力変換装置に係り、詳し
くは永久磁石の磁力が本来的に保有しているエネルギと
しての磁力を最大限活用して磁気エネルギを作業エネル
ギに転換させる磁気エネルギの動力発生装置に関するも
のである。
使用し、回転子或いは可動子として永久磁石と軟鋼等の
磁性体との組合体を使用した動力変換装置に係り、詳し
くは永久磁石の磁力が本来的に保有しているエネルギと
しての磁力を最大限活用して磁気エネルギを作業エネル
ギに転換させる磁気エネルギの動力発生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】これまで、固定子として電磁石を使用
し、回転子として軟鋼等の磁性体と永久磁石との組合体
を使用した動力発生装置として、例えばHB(ハイブリ
ッド)型ステッピング・モータが知られている。
し、回転子として軟鋼等の磁性体と永久磁石との組合体
を使用した動力発生装置として、例えばHB(ハイブリ
ッド)型ステッピング・モータが知られている。
【0003】例えば、図15乃至図20は従来のHB型
ステッピング・モータの概略を示している。このHB型
モータは、回転子52の部分に特徴があり、回転子52
の一方の構成要素である成層鋼板53に形成した歯によ
りステップ角を小さくできるというVR(バリアブル・
リラクタンス)型ステッピング・モータのもつ長所と、
回転子52の他方の構成要素である永久磁石54のため
に効率が高く小型化に有利であるというPM(パーマネ
ント・マグネット)型ステッピング・モータのもつ長所
とを合わせもつものである。なお、固定子50の鉄心の
部分はVR型モータのものと同じであるが、コイルの巻
き方と結線の仕方が異なっている。
ステッピング・モータの概略を示している。このHB型
モータは、回転子52の部分に特徴があり、回転子52
の一方の構成要素である成層鋼板53に形成した歯によ
りステップ角を小さくできるというVR(バリアブル・
リラクタンス)型ステッピング・モータのもつ長所と、
回転子52の他方の構成要素である永久磁石54のため
に効率が高く小型化に有利であるというPM(パーマネ
ント・マグネット)型ステッピング・モータのもつ長所
とを合わせもつものである。なお、固定子50の鉄心の
部分はVR型モータのものと同じであるが、コイルの巻
き方と結線の仕方が異なっている。
【0004】図17は永久磁石54の作り出す磁束の通
り路(磁路)を示しており、ロータ軸55の軸方向端部
にN極かS極の一方が均一に現れるユニポーラ形の分布
をとっている。これに対し、図18は固定子50の電磁
石51が作り出す磁路を示しており、ロータ軸55に垂
直な平面にNSNS……という具合に偶数個の磁極が現
れるヘテロポーラ形の分布をとっている。このユニポー
ラ形の永久磁石磁束(永久磁石の磁界)とヘテロポーラ
形の巻線磁束(電磁石の磁界)とが作用し合ってトルク
を発生するようになっている。ここで、“永久磁石磁束
と巻線磁束とが作用し合って”とは、永久磁石54と電
磁石51との間のギャップにおいて磁力線の傾斜を生み
出すことを意味する。
り路(磁路)を示しており、ロータ軸55の軸方向端部
にN極かS極の一方が均一に現れるユニポーラ形の分布
をとっている。これに対し、図18は固定子50の電磁
石51が作り出す磁路を示しており、ロータ軸55に垂
直な平面にNSNS……という具合に偶数個の磁極が現
れるヘテロポーラ形の分布をとっている。このユニポー
ラ形の永久磁石磁束(永久磁石の磁界)とヘテロポーラ
形の巻線磁束(電磁石の磁界)とが作用し合ってトルク
を発生するようになっている。ここで、“永久磁石磁束
と巻線磁束とが作用し合って”とは、永久磁石54と電
磁石51との間のギャップにおいて磁力線の傾斜を生み
出すことを意味する。
【0005】このHB型モータのトルク発生のメカニズ
ムをリニア・モータ形式に展開したモデルを示す図19
及び図20を参照して説明する。図19は永久磁石54
のS側の断面を示し、図20はN側の断面を示してい
る。これら図のなかで実線は電磁石51による磁束を示
し、破線は永久磁石54による磁束を示している。
ムをリニア・モータ形式に展開したモデルを示す図19
及び図20を参照して説明する。図19は永久磁石54
のS側の断面を示し、図20はN側の断面を示してい
る。これら図のなかで実線は電磁石51による磁束を示
し、破線は永久磁石54による磁束を示している。
【0006】電磁石51による磁界についてみると(図
19の実線を参照)、永久磁石54のS側の断面におい
て、中央のギャップでは磁力線が右下がりであるのに対
し、同図の右端側のギャップでは磁力線が右上がりで、
両者は打ち消す合う関係にある。また、永久磁石54の
N側の断面にいおても同様である。
19の実線を参照)、永久磁石54のS側の断面におい
て、中央のギャップでは磁力線が右下がりであるのに対
し、同図の右端側のギャップでは磁力線が右上がりで、
両者は打ち消す合う関係にある。また、永久磁石54の
N側の断面にいおても同様である。
【0007】ところが、電磁石51による磁界と永久磁
石54による磁界とが作用し合うとトルクが発生する。
すなわち、永久磁石54のS側断面における中央のギャ
ップ(電磁石51のN側)では、電磁石51による磁界
と永久磁石54による磁界とが同じ方向で強め合って図
19の左方向の推力が回転子52に現れるが、右側のギ
ャップ(電磁石51のS側)では、両磁界が反対方向で
弱め合って同図の右方向の推力が現れる。しかし、この
力は小さく、全体としては図19の左向きの推力が現れ
る。
石54による磁界とが作用し合うとトルクが発生する。
すなわち、永久磁石54のS側断面における中央のギャ
ップ(電磁石51のN側)では、電磁石51による磁界
と永久磁石54による磁界とが同じ方向で強め合って図
19の左方向の推力が回転子52に現れるが、右側のギ
ャップ(電磁石51のS側)では、両磁界が反対方向で
弱め合って同図の右方向の推力が現れる。しかし、この
力は小さく、全体としては図19の左向きの推力が現れ
る。
【0008】また、永久磁石54のN側断面における中
央のギャップ(電磁石51のN側)では、電磁石51に
よる磁界と永久磁石54による磁界とが反対方向で弱め
合って図20の右方向の推力が回転子52に現れるが、
この力は小さい。しかし、図20の右側のギャップ(電
磁石51のS側)では、両磁界が同じ方向で強め合って
図20の左方向の推力は大きく、全体としては図20の
左向きの推力が現れる。
央のギャップ(電磁石51のN側)では、電磁石51に
よる磁界と永久磁石54による磁界とが反対方向で弱め
合って図20の右方向の推力が回転子52に現れるが、
この力は小さい。しかし、図20の右側のギャップ(電
磁石51のS側)では、両磁界が同じ方向で強め合って
図20の左方向の推力は大きく、全体としては図20の
左向きの推力が現れる。
【0009】したがって、これらの推力により回転子5
2は図19、20の左方向の1/4歯ピッチ進行するこ
とになる。
2は図19、20の左方向の1/4歯ピッチ進行するこ
とになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のHB型モータでは、前述したようにトルク方向と反
対の方向の力(回転子52の回転を妨げる力)が存在す
る問題がある。これを電磁石51の巻線に印加する電気
エネルギの観点からみると、図19の右端の電磁石の巻
線や、図20の中央の電磁石の巻線に印加される電流
は、回転子52の運動を妨げようとする永久磁石54の
磁界を打ち消すのに消費され、回転子52の運動には何
ら寄与せず、エネルギ効率が低い。また、永久磁石54
の磁気エネルギの観点からみると、電磁石51の作る磁
界とともに回転子52の運動に利用されるが、その一部
は回転子52の運動を妨げてしまい、永久磁石54の磁
気エネルギの有効利用が図られていない。
来のHB型モータでは、前述したようにトルク方向と反
対の方向の力(回転子52の回転を妨げる力)が存在す
る問題がある。これを電磁石51の巻線に印加する電気
エネルギの観点からみると、図19の右端の電磁石の巻
線や、図20の中央の電磁石の巻線に印加される電流
は、回転子52の運動を妨げようとする永久磁石54の
磁界を打ち消すのに消費され、回転子52の運動には何
ら寄与せず、エネルギ効率が低い。また、永久磁石54
の磁気エネルギの観点からみると、電磁石51の作る磁
界とともに回転子52の運動に利用されるが、その一部
は回転子52の運動を妨げてしまい、永久磁石54の磁
気エネルギの有効利用が図られていない。
【0011】上記HB型モータの問題は固定子として電
磁石を使用し、回転子として磁性体と永久磁石とを使用
した動力発生装置全般にいえることである。
磁石を使用し、回転子として磁性体と永久磁石とを使用
した動力発生装置全般にいえることである。
【0012】したがって、本発明は前記従来の問題点に
鑑みてなされたもので、回転子、可動子の運動方向と反
対方向に働く力が生じないようして電磁石に印加する電
気エネルギの利用効率を高める一方、永久磁石のもつ磁
気エネルギの有効利用を図ることができる動力発生装置
を提供することを目的とする。
鑑みてなされたもので、回転子、可動子の運動方向と反
対方向に働く力が生じないようして電磁石に印加する電
気エネルギの利用効率を高める一方、永久磁石のもつ磁
気エネルギの有効利用を図ることができる動力発生装置
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、支持部材に回転自在に装備された回
転出力軸の回りに配置されて、該回転出力軸と共に回転
する永久磁石と、該永久磁石と同軸に配置されて前記回
転出力軸と共に回転する、永久磁石の磁束が通る磁性体
と、該磁性体の周囲にその周方向に沿って所定の間隔を
おいて磁気回路が互いに独立するように前記支持部材に
固定装備された複数の電磁石と、前記磁性体を通る磁束
を一定方向に収束して前記回転出力軸に回転トルクを付
与するように、前記複数の電磁石のうち回転出力軸の回
転方向の前方に位置する電磁石を前記永久磁石の磁極の
極性と逆極性に順次励磁する励磁切換手段とを具備して
なることを特徴としている。
め、第1の発明は、支持部材に回転自在に装備された回
転出力軸の回りに配置されて、該回転出力軸と共に回転
する永久磁石と、該永久磁石と同軸に配置されて前記回
転出力軸と共に回転する、永久磁石の磁束が通る磁性体
と、該磁性体の周囲にその周方向に沿って所定の間隔を
おいて磁気回路が互いに独立するように前記支持部材に
固定装備された複数の電磁石と、前記磁性体を通る磁束
を一定方向に収束して前記回転出力軸に回転トルクを付
与するように、前記複数の電磁石のうち回転出力軸の回
転方向の前方に位置する電磁石を前記永久磁石の磁極の
極性と逆極性に順次励磁する励磁切換手段とを具備して
なることを特徴としている。
【0014】また、第2の発明は、直線軌道に移動可能
に配置される移動体上に装備された永久磁石と、該永久
磁石上に配置されて永久磁石の磁束が通る磁性体と、前
記直線軌道に沿って適宜間隔をおいて配置され且つ磁気
回路が互いに独立した複数の電磁石と、前記磁性体を通
る磁束を所定方向に収束して前記移動体を直線運動させ
るように、前記複数の電磁石のうち移動体の進行方向の
前方に位置する前記電磁石を前記永久磁石の磁極と逆極
性に順次励磁する励磁切換手段とを具備してなることを
特徴としている。
に配置される移動体上に装備された永久磁石と、該永久
磁石上に配置されて永久磁石の磁束が通る磁性体と、前
記直線軌道に沿って適宜間隔をおいて配置され且つ磁気
回路が互いに独立した複数の電磁石と、前記磁性体を通
る磁束を所定方向に収束して前記移動体を直線運動させ
るように、前記複数の電磁石のうち移動体の進行方向の
前方に位置する前記電磁石を前記永久磁石の磁極と逆極
性に順次励磁する励磁切換手段とを具備してなることを
特徴としている。
【0015】
【作用】第1の発明によれば、回転出力軸の回転方向に
前方に位置する電磁石を励磁すると、励磁された電磁石
によって生じる磁界と永久磁石によって生じる磁界とが
作用し合い、磁性体を通る磁束が電磁石側に収束され、
これにより回転出力軸を該電磁石側の方向に所定角度回
転させる。回転出力軸が所定角度回転したら前記電磁石
の励磁を中断する一方、新たに回転出力軸の回転方向の
前方に位置する電磁石を励磁する。このようにして電磁
石を順次励磁することにより、回転出力軸を所定方向に
回転することができるが、このとき、電磁石を、永久磁
石の磁極の極性と逆極性となるように励磁しており、そ
して励磁中の電磁石の磁気回路が、隣接する他の電磁石
の磁気回路と独立していて、励磁中の電磁石から発生し
た磁束が、隣接する他の電磁石の磁気回路を通って永久
磁石の磁極と同極にするようなことがないため、回転出
力軸の回転を妨げる方向の力は生じない。
前方に位置する電磁石を励磁すると、励磁された電磁石
によって生じる磁界と永久磁石によって生じる磁界とが
作用し合い、磁性体を通る磁束が電磁石側に収束され、
これにより回転出力軸を該電磁石側の方向に所定角度回
転させる。回転出力軸が所定角度回転したら前記電磁石
の励磁を中断する一方、新たに回転出力軸の回転方向の
前方に位置する電磁石を励磁する。このようにして電磁
石を順次励磁することにより、回転出力軸を所定方向に
回転することができるが、このとき、電磁石を、永久磁
石の磁極の極性と逆極性となるように励磁しており、そ
して励磁中の電磁石の磁気回路が、隣接する他の電磁石
の磁気回路と独立していて、励磁中の電磁石から発生し
た磁束が、隣接する他の電磁石の磁気回路を通って永久
磁石の磁極と同極にするようなことがないため、回転出
力軸の回転を妨げる方向の力は生じない。
【0016】また、第2の発明によれば、励磁切換手段
により移動体の移動方向前端の前方に位置する電磁石を
励磁すると、該電磁石によって生じる磁界と永久磁石に
よって生じる磁界とが作用し合い、磁性体を通る磁束が
励磁された電磁石側に収束され、これにより移動体を該
電磁石側の方向に所定量移動させる。移動体が所定量移
動すると、移動体が前記電磁石の下方に位置する一方、
移動体の移動方向前端の前方には別の電磁石が位置する
ようになる。この状態になったら、移動体の上に位置す
る電磁石の励磁を中断する一方、新たに移動体の移動方
向前端の前方に位置するようになった電磁石の励磁を開
始する。このようにして電磁石を順次励磁することによ
り、移動体を所定方向に移動することができるが、この
ときも第1の発明と同様の理由により移動体の移動を妨
げる方向の力は生じない。
により移動体の移動方向前端の前方に位置する電磁石を
励磁すると、該電磁石によって生じる磁界と永久磁石に
よって生じる磁界とが作用し合い、磁性体を通る磁束が
励磁された電磁石側に収束され、これにより移動体を該
電磁石側の方向に所定量移動させる。移動体が所定量移
動すると、移動体が前記電磁石の下方に位置する一方、
移動体の移動方向前端の前方には別の電磁石が位置する
ようになる。この状態になったら、移動体の上に位置す
る電磁石の励磁を中断する一方、新たに移動体の移動方
向前端の前方に位置するようになった電磁石の励磁を開
始する。このようにして電磁石を順次励磁することによ
り、移動体を所定方向に移動することができるが、この
ときも第1の発明と同様の理由により移動体の移動を妨
げる方向の力は生じない。
【0017】
【実施例】以下、本発明を、好ましい実施例を図示した
添付図面を参照して詳細に説明する。
添付図面を参照して詳細に説明する。
【0018】第1実施例 図1は本発明の第1実施例を示す一部切欠した正面図、
図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は遮光板の側
面図、図4乃至図11は電磁石を励磁したときの作用を
説明する側面図、図12、13は電磁石を励磁したとき
の磁束の収束状態を示す断面図である。
図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は遮光板の側
面図、図4乃至図11は電磁石を励磁したときの作用を
説明する側面図、図12、13は電磁石を励磁したとき
の磁束の収束状態を示す断面図である。
【0019】第1実施例によれば、図1及び図2に示す
ように、支持部材10の前後側板10a間には、回転出
力軸11が軸受11aを介して回転自在に装備されてい
る。この回転出力軸11の軸方向両端側であって、前後
側板10aの内側位置には、該回転出力軸11と共に回
転する、軸方向着磁されたリング状の永久磁石13がそ
れぞれ遊嵌状態で配置されている。また、回転出力軸1
1の側板10aと永久磁石13との間の位置には、外周
部に切欠部14aと磁歯部14bとを交互に有した、永
久磁石13の磁束が通る磁性体14がそれぞれ固定状態
で配置されている。図1では、例えば、切欠部14aを
3個、磁歯部14bを3個形成した場合を示している。
永久磁石13と磁性体14は回転出力軸11に対して同
軸であり、両者はボルト等の締結手段15により一体化
し、回転出力軸11とともに回転する回転子12をなし
ている。
ように、支持部材10の前後側板10a間には、回転出
力軸11が軸受11aを介して回転自在に装備されてい
る。この回転出力軸11の軸方向両端側であって、前後
側板10aの内側位置には、該回転出力軸11と共に回
転する、軸方向着磁されたリング状の永久磁石13がそ
れぞれ遊嵌状態で配置されている。また、回転出力軸1
1の側板10aと永久磁石13との間の位置には、外周
部に切欠部14aと磁歯部14bとを交互に有した、永
久磁石13の磁束が通る磁性体14がそれぞれ固定状態
で配置されている。図1では、例えば、切欠部14aを
3個、磁歯部14bを3個形成した場合を示している。
永久磁石13と磁性体14は回転出力軸11に対して同
軸であり、両者はボルト等の締結手段15により一体化
し、回転出力軸11とともに回転する回転子12をなし
ている。
【0020】ここで、支持部材10及び回転出力軸11
は、共に非磁性体であり、支持部材10は例えばステン
レス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、合成樹脂等
で形成され、また回転出力軸11は例えばステンレス鋼
等で形成されている。したがって、回転出力軸11の軸
方向一端側の永久磁石13と磁性体14とからなる磁気
回路と、軸方向他端側の永久磁石13と磁性体14とか
らなる磁気回路とは、互いに独立している。また、磁性
体14は、例えば各種鉄材、ケイ素鋼板、パーマロイ等
の透磁率の高い磁性体材料により形成されている。
は、共に非磁性体であり、支持部材10は例えばステン
レス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、合成樹脂等
で形成され、また回転出力軸11は例えばステンレス鋼
等で形成されている。したがって、回転出力軸11の軸
方向一端側の永久磁石13と磁性体14とからなる磁気
回路と、軸方向他端側の永久磁石13と磁性体14とか
らなる磁気回路とは、互いに独立している。また、磁性
体14は、例えば各種鉄材、ケイ素鋼板、パーマロイ等
の透磁率の高い磁性体材料により形成されている。
【0021】前後側板10a間には、固定子となる複数
個の電磁石16a乃至16lが、磁性体14の周囲に周
方向に沿って略等間隔に固定状態で装備されている。図
1では、例えば12個配置した場合を示している。これ
ら電磁石16a乃至16lは、その磁気回路が互いに独
立していて、励磁された電磁石の磁束が隣接する電磁石
の鉄心を通らないようにしてある。そして、各電磁石1
6a乃至16lは、回転出力軸11、永久磁石13、磁
性体14の軸線方向に延び且つ回転出力軸11等に対し
て平行に装備され、それらの軸方向両端部分(磁極の部
分)が磁性体14の周面と僅かな隙間をおいて対向して
いる。電磁石16a乃至16lのうち、その一部は、磁
性体14の切欠部14aと磁歯部14bとの境界部分1
4c1乃至14c6に対応する箇所に位置している。図1で
は、例えば、境界部分14c1に電磁石16a、境界部分
14c2に電磁石16b、境界部分14c3に電磁石16
e、境界部分14c4に電磁石16f、境界部分14c5に
電磁石16i,境界部分14c6に電磁石16jがそれぞ
れ位置している場合を示している。
個の電磁石16a乃至16lが、磁性体14の周囲に周
方向に沿って略等間隔に固定状態で装備されている。図
1では、例えば12個配置した場合を示している。これ
ら電磁石16a乃至16lは、その磁気回路が互いに独
立していて、励磁された電磁石の磁束が隣接する電磁石
の鉄心を通らないようにしてある。そして、各電磁石1
6a乃至16lは、回転出力軸11、永久磁石13、磁
性体14の軸線方向に延び且つ回転出力軸11等に対し
て平行に装備され、それらの軸方向両端部分(磁極の部
分)が磁性体14の周面と僅かな隙間をおいて対向して
いる。電磁石16a乃至16lのうち、その一部は、磁
性体14の切欠部14aと磁歯部14bとの境界部分1
4c1乃至14c6に対応する箇所に位置している。図1で
は、例えば、境界部分14c1に電磁石16a、境界部分
14c2に電磁石16b、境界部分14c3に電磁石16
e、境界部分14c4に電磁石16f、境界部分14c5に
電磁石16i,境界部分14c6に電磁石16jがそれぞ
れ位置している場合を示している。
【0022】図12は電磁石を励磁していないときの永
久磁石13の作り出す磁束の通路を示し、また図13は
電磁石を励磁したときの、永久磁石13の作り出す磁束
の通路と電磁石の巻線が作り出す磁束の通路とを示して
いる。これら図面から明らかなように、両者ともその軸
方向端部にN極かS極のいずれか一方の極が均一に現れ
るユニポーラ形の分布をとっている。電磁石の励磁時に
永久磁石13の磁界と電磁石の磁界とが作用し合って回
転トルクを発生する。
久磁石13の作り出す磁束の通路を示し、また図13は
電磁石を励磁したときの、永久磁石13の作り出す磁束
の通路と電磁石の巻線が作り出す磁束の通路とを示して
いる。これら図面から明らかなように、両者ともその軸
方向端部にN極かS極のいずれか一方の極が均一に現れ
るユニポーラ形の分布をとっている。電磁石の励磁時に
永久磁石13の磁界と電磁石の磁界とが作用し合って回
転トルクを発生する。
【0023】電磁石16a乃至16lを順次励磁する励
磁切換手段17は、基本的には電磁石16a乃至16l
の各巻線にそれぞれ直流を供給する通常の励磁回路から
構成されているが、本実施例では電磁石16a乃至16
lへの給電を切り換える切換部分は複数の光センサ18
と該光センサ18をオン・オフする遮光板19とから構
成されている。
磁切換手段17は、基本的には電磁石16a乃至16l
の各巻線にそれぞれ直流を供給する通常の励磁回路から
構成されているが、本実施例では電磁石16a乃至16
lへの給電を切り換える切換部分は複数の光センサ18
と該光センサ18をオン・オフする遮光板19とから構
成されている。
【0024】光センサ18は、発光素子と受光素子とを
遮光板19が通過し得る間隔をおいて対向配置してなる
もので、電磁石16a乃至16lに対応する位置関係で
前後側板10aの一方の外面に円周方向に沿って等間隔
に配置されている(図2及び3では、例えば、前板外面
に配置した場合を示している。)。また、遮光板19
は、光センサ18が配置された側の側板10aから突出
する回転出力軸11の端部に固定されている。
遮光板19が通過し得る間隔をおいて対向配置してなる
もので、電磁石16a乃至16lに対応する位置関係で
前後側板10aの一方の外面に円周方向に沿って等間隔
に配置されている(図2及び3では、例えば、前板外面
に配置した場合を示している。)。また、遮光板19
は、光センサ18が配置された側の側板10aから突出
する回転出力軸11の端部に固定されている。
【0025】本実施例では、遮光板19によって光セン
サ18が遮光されている間、該光センサ18に対応する
電磁石に通電するようにしてある。
サ18が遮光されている間、該光センサ18に対応する
電磁石に通電するようにしてある。
【0026】次に上記第1実施例の作用を図4乃至図1
1を参照して説明する。
1を参照して説明する。
【0027】励磁切換手段17により電磁石16a乃至
16lに何ら通電しない場合には、図4に示すように、
磁歯部14bと僅かなギャップをおいて対向する電磁石
16c、d、g、h、k、lは、永久磁石13の磁界中
にある単なる磁性体となり(図4の薄墨部分参照)、磁
歯部14b部分を吸引し、回転子12は停止状態にあ
る。
16lに何ら通電しない場合には、図4に示すように、
磁歯部14bと僅かなギャップをおいて対向する電磁石
16c、d、g、h、k、lは、永久磁石13の磁界中
にある単なる磁性体となり(図4の薄墨部分参照)、磁
歯部14b部分を吸引し、回転子12は停止状態にあ
る。
【0028】次いで、励磁切換手段により図5に示すよ
うに切欠部14aと磁歯部14bとの境界部分14c1、
14c3及び14c5に位置する電磁石16a、e,iを同
時に励磁すると、永久磁石13の磁界と電磁石16a、
e,iの磁界とが作用し合い、磁性体14を通る磁束1
4dが該電磁石16a、e,i側に瞬時に収束される。
これにより、回転子12は、電磁石16a、e,i側に
吸引され、磁束14dの幅を広げようとする方向、すな
わち図5の時計方向への回転トルクを受ける。
うに切欠部14aと磁歯部14bとの境界部分14c1、
14c3及び14c5に位置する電磁石16a、e,iを同
時に励磁すると、永久磁石13の磁界と電磁石16a、
e,iの磁界とが作用し合い、磁性体14を通る磁束1
4dが該電磁石16a、e,i側に瞬時に収束される。
これにより、回転子12は、電磁石16a、e,i側に
吸引され、磁束14dの幅を広げようとする方向、すな
わち図5の時計方向への回転トルクを受ける。
【0029】図6乃至図10は、回転子12の回転に伴
う磁束14dの幅の変化を示しており、磁束14dの幅
が最大となる時点、すなわち磁歯部14bがのみが電磁
石16a、e、iと対向する一方、切欠部14aが電磁
石16a、e、iから完全に外れたときに、磁束14d
の幅が最大となって、永久磁石13と電磁石16a、
e、iとの間に働く吸引力が最大となるが、回転子12
に作用する回転トルクはゼロになる。
う磁束14dの幅の変化を示しており、磁束14dの幅
が最大となる時点、すなわち磁歯部14bがのみが電磁
石16a、e、iと対向する一方、切欠部14aが電磁
石16a、e、iから完全に外れたときに、磁束14d
の幅が最大となって、永久磁石13と電磁石16a、
e、iとの間に働く吸引力が最大となるが、回転子12
に作用する回転トルクはゼロになる。
【0030】回転子12に作用する回転トルクが完全に
ゼロになる前、すなわち境界部分14c1、14c3及び1
4c5が回転方向前方の別の電磁石16b、f、jに差し
かかった時点で、励磁切換手段17により電磁石16
a、e,iの励磁を停止する一方、電磁石16b、f、
jの励磁を開始すると、図11に示すように、磁束14
dが電磁石16b、f、j側に収束され、前回と同様に
して回転子12に回転トルクが作用する。
ゼロになる前、すなわち境界部分14c1、14c3及び1
4c5が回転方向前方の別の電磁石16b、f、jに差し
かかった時点で、励磁切換手段17により電磁石16
a、e,iの励磁を停止する一方、電磁石16b、f、
jの励磁を開始すると、図11に示すように、磁束14
dが電磁石16b、f、j側に収束され、前回と同様に
して回転子12に回転トルクが作用する。
【0031】この後、電磁石16c,g,kを励磁し、
回転子12の回転に伴って境界部分14c1、14c3及び
14c5が回転方向前方の別の電磁石16d、h、lに差
しかかった時点で、電磁石16c,g,kの励磁を停止
する一方、電磁石16d、h、lの励磁を開始する。
回転子12の回転に伴って境界部分14c1、14c3及び
14c5が回転方向前方の別の電磁石16d、h、lに差
しかかった時点で、電磁石16c,g,kの励磁を停止
する一方、電磁石16d、h、lの励磁を開始する。
【0032】このようにして電磁石16a乃至16lを
順次励磁することにより、永久磁石13の磁界と電磁石
16a乃至16lの磁界が作用し合い、回転子12に回
転トルクを付与する。
順次励磁することにより、永久磁石13の磁界と電磁石
16a乃至16lの磁界が作用し合い、回転子12に回
転トルクを付与する。
【0033】このとき、永久磁石13の一方の磁極(例
えばN極)側と電磁石16a乃至16lの軸方向一端の
磁極(例えばS極)との間で回転トルクが生じると共
に、永久磁石13の他方の磁極(例えばS極)側と電磁
石16a乃至16lの軸方向他端の磁極(例えばN極)
との間でも回転トルクが生じる。
えばN極)側と電磁石16a乃至16lの軸方向一端の
磁極(例えばS極)との間で回転トルクが生じると共
に、永久磁石13の他方の磁極(例えばS極)側と電磁
石16a乃至16lの軸方向他端の磁極(例えばN極)
との間でも回転トルクが生じる。
【0034】ここで、永久磁石13の一方の磁極側、例
えばN極側では、電磁石16a乃至16lのうち所定の
電磁石がS極のみに励磁されており、励磁中の電磁石か
ら隣接する他の電磁石に磁束が通ることにより磁気回路
を構成して永久磁石13と同極のN極にすることがな
い。また、永久磁石13の他方の磁極側、例えばS極側
では、所定の電磁石がN極のみに励磁されており、励磁
中の電磁石から隣接する他の電磁石に磁束が通ることに
より磁気回路を構成して永久磁石13と同極のS極にす
るようなことがない。また、永久磁石13の磁束は磁性
体14を通って励磁中の電磁石側に収束され(図4B乃
至H中の磁束14d参照)、磁性体14の非励磁の電磁
石と対向する部分が磁束の通らないデッドゾーンになっ
ている。したがって、回転子12の回転を妨げるような
力は生じない。
えばN極側では、電磁石16a乃至16lのうち所定の
電磁石がS極のみに励磁されており、励磁中の電磁石か
ら隣接する他の電磁石に磁束が通ることにより磁気回路
を構成して永久磁石13と同極のN極にすることがな
い。また、永久磁石13の他方の磁極側、例えばS極側
では、所定の電磁石がN極のみに励磁されており、励磁
中の電磁石から隣接する他の電磁石に磁束が通ることに
より磁気回路を構成して永久磁石13と同極のS極にす
るようなことがない。また、永久磁石13の磁束は磁性
体14を通って励磁中の電磁石側に収束され(図4B乃
至H中の磁束14d参照)、磁性体14の非励磁の電磁
石と対向する部分が磁束の通らないデッドゾーンになっ
ている。したがって、回転子12の回転を妨げるような
力は生じない。
【0035】これを電磁石16a乃至16lに印加する
電気エネルギの観点からみると、印加された電気エネル
ギの殆ど全てが回転子12の回転に寄与するのに消費さ
れ、また永久磁石13の磁気エネルギの有効利用の観点
から見ると、磁気エネルギの殆ど全てが回転子12の回
転に寄与するのに利用されるということができる。
電気エネルギの観点からみると、印加された電気エネル
ギの殆ど全てが回転子12の回転に寄与するのに消費さ
れ、また永久磁石13の磁気エネルギの有効利用の観点
から見ると、磁気エネルギの殆ど全てが回転子12の回
転に寄与するのに利用されるということができる。
【0036】また、磁性体14の外周部に切欠部14a
と磁歯部14bとを交互に設けると共に、これらの間の
境界部分に対応する箇所にそれぞれ電磁石を配置してあ
るので、該電磁石を励磁したとき境界部分と電磁石との
間のギャップに生じる磁力線を大きく傾かせることがで
き、電磁石の励磁初期時に大きな回転トルクを得ること
がきる。
と磁歯部14bとを交互に設けると共に、これらの間の
境界部分に対応する箇所にそれぞれ電磁石を配置してあ
るので、該電磁石を励磁したとき境界部分と電磁石との
間のギャップに生じる磁力線を大きく傾かせることがで
き、電磁石の励磁初期時に大きな回転トルクを得ること
がきる。
【0037】次に上記第1実施例に示すモータについて
実際に運転試験を行った結果を説明する。
実際に運転試験を行った結果を説明する。
【0038】磁性体として純鉄を使用した。寸法は幅30
mm、磁歯部の直径218mm、切欠部の直径158mmであった。
また、永久磁石としてフェライト磁石を使用した。その
磁力は1,000ガウスであった。電磁石への印加電圧は17
V、電流1.15A、電力19.55Wであった。この条件の下
で得られた回転数は100rpm、トルクは60.52Kg・cm、出
力は62.16Wであった。
mm、磁歯部の直径218mm、切欠部の直径158mmであった。
また、永久磁石としてフェライト磁石を使用した。その
磁力は1,000ガウスであった。電磁石への印加電圧は17
V、電流1.15A、電力19.55Wであった。この条件の下
で得られた回転数は100rpm、トルクは60.52Kg・cm、出
力は62.16Wであった。
【0039】第2実施例 図14A乃至Hはリニア・モータ形式にした本発明の第
2実施例の作用を説明する説明図である。
2実施例の作用を説明する説明図である。
【0040】本実施例によれば、フレームにローラを多
数並列に配置したローラコンベヤ形式の直線軌道20上
を移動する移動体21に永久磁石22を設置すると共
に、該永久磁石22上面に該永久磁石22の磁束が通る
平板状の磁性体23を固定して可動子24が構成されて
いる。そして、可動子24上には、直線軌道20に沿っ
て固定子25としての複数の電磁石25a、b、c、
d、…が並列に配置されている。これら電磁石25a、
b、c、d、…は、その磁気回路が互いに独立してお
り、図示しない励磁切換手段によって永久磁石22の磁
極と逆極性に順次励磁されるように構成されている。な
お、移動体21の側面には動力取出軸21aが設けられ
ている。
数並列に配置したローラコンベヤ形式の直線軌道20上
を移動する移動体21に永久磁石22を設置すると共
に、該永久磁石22上面に該永久磁石22の磁束が通る
平板状の磁性体23を固定して可動子24が構成されて
いる。そして、可動子24上には、直線軌道20に沿っ
て固定子25としての複数の電磁石25a、b、c、
d、…が並列に配置されている。これら電磁石25a、
b、c、d、…は、その磁気回路が互いに独立してお
り、図示しない励磁切換手段によって永久磁石22の磁
極と逆極性に順次励磁されるように構成されている。な
お、移動体21の側面には動力取出軸21aが設けられ
ている。
【0041】次に上記第2実施例の作用を説明する。
【0042】電磁石になんら通電しない場合には、図1
4Aに示すように、可動子24の真上に位置する電磁石
25a、25bは永久磁石22の磁界中にある単なる磁
性体となり(図14Aの薄墨部分参照)、磁性体23部
分を吸引し、可動子24は停止状態にある。
4Aに示すように、可動子24の真上に位置する電磁石
25a、25bは永久磁石22の磁界中にある単なる磁
性体となり(図14Aの薄墨部分参照)、磁性体23部
分を吸引し、可動子24は停止状態にある。
【0043】次いで、励磁切換手段により図14Bに示
すように可動子24の前端の移動方向前方に位置する電
磁石25cを励磁すると、永久磁石22の磁界と電磁石
25cの磁界とが作用し合い、磁性体23を通る磁束2
3aが該電磁石25c側に瞬時に収束される。これによ
り、可動子23は、電磁石25c側に吸引され、磁束2
3aの幅が広がる方向、すなわち図14Bの矢印方向の
推力を受けて直線軌道20上を移動する。
すように可動子24の前端の移動方向前方に位置する電
磁石25cを励磁すると、永久磁石22の磁界と電磁石
25cの磁界とが作用し合い、磁性体23を通る磁束2
3aが該電磁石25c側に瞬時に収束される。これによ
り、可動子23は、電磁石25c側に吸引され、磁束2
3aの幅が広がる方向、すなわち図14Bの矢印方向の
推力を受けて直線軌道20上を移動する。
【0044】図14C乃至図14Eは、可動子24の移
動に伴う磁束23aの幅の変化を示しており、磁束23
aの幅が最大となる時点、すなわち可動子24の磁性体
23部分の前端部が電磁石25cを通過する直前まで移
動してきたときに、磁束23dの幅が最大となって、永
久磁石22と電磁石25cとの間に働く吸引力が最大と
なるが、可動子24に作用する推力はゼロになる。
動に伴う磁束23aの幅の変化を示しており、磁束23
aの幅が最大となる時点、すなわち可動子24の磁性体
23部分の前端部が電磁石25cを通過する直前まで移
動してきたときに、磁束23dの幅が最大となって、永
久磁石22と電磁石25cとの間に働く吸引力が最大と
なるが、可動子24に作用する推力はゼロになる。
【0045】可動子24に作用する推力が完全にゼロに
なる前、すなわち可動子24の磁性体23部分の前端部
が電磁石25cを通過しようとする時点で、励磁切換手
段により電磁石25cの励磁を停止する一方、電磁石2
5dの励磁を開始すると、図14Fに示すように、磁束
23aが電磁石25d側に収束され、前回と同様にして
可動子24に推力が作用する。
なる前、すなわち可動子24の磁性体23部分の前端部
が電磁石25cを通過しようとする時点で、励磁切換手
段により電磁石25cの励磁を停止する一方、電磁石2
5dの励磁を開始すると、図14Fに示すように、磁束
23aが電磁石25d側に収束され、前回と同様にして
可動子24に推力が作用する。
【0046】この後、可動子24の移動に伴って図14
G、Hに示すように磁束23aの幅が広くなり、同様の
作用が繰り返される。
G、Hに示すように磁束23aの幅が広くなり、同様の
作用が繰り返される。
【0047】このようにして電磁石を順次励磁すること
により、永久磁石22の磁界と電磁石の磁界が作用し合
い、可動子24に推力を付与する。
により、永久磁石22の磁界と電磁石の磁界が作用し合
い、可動子24に推力を付与する。
【0048】ここで、電磁石と対向する側の永久磁石2
2の磁極が例えばN極の場合、電磁石25cはS極のみ
に励磁されており、電磁石25cから隣接する他の電磁
石25b、25dに磁束が通ることにより磁気回路を構
成して永久磁石22の磁極と同極のN極にすることがな
い。したがって、第1実施例の場合と同様に可動子24
の移動を妨げるような力は生じない。
2の磁極が例えばN極の場合、電磁石25cはS極のみ
に励磁されており、電磁石25cから隣接する他の電磁
石25b、25dに磁束が通ることにより磁気回路を構
成して永久磁石22の磁極と同極のN極にすることがな
い。したがって、第1実施例の場合と同様に可動子24
の移動を妨げるような力は生じない。
【0049】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば回転子を偏心運動させる場合には、
回転子を構成する磁性体14の外周部に必ずしも切欠部
14aを設けなくてもよい。
のではなく、例えば回転子を偏心運動させる場合には、
回転子を構成する磁性体14の外周部に必ずしも切欠部
14aを設けなくてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、固
定子としての複数の電磁石を互いに磁気回路が独立する
ようにし、そして電磁石を対向する永久磁石の磁極と逆
極性ににのみ励磁するようにしており、隣接する電磁石
に磁束が通って該電磁石が永久磁石の極性と同極性にな
ることがないので、回転子、可動子の運動方向を妨げる
ような力が生じることがなく、電磁石に印加する電気エ
ネルギの利用効率を高める一方、永久磁石のもつ磁気エ
ネルギの有効利用を図ることができる。
定子としての複数の電磁石を互いに磁気回路が独立する
ようにし、そして電磁石を対向する永久磁石の磁極と逆
極性ににのみ励磁するようにしており、隣接する電磁石
に磁束が通って該電磁石が永久磁石の極性と同極性にな
ることがないので、回転子、可動子の運動方向を妨げる
ような力が生じることがなく、電磁石に印加する電気エ
ネルギの利用効率を高める一方、永久磁石のもつ磁気エ
ネルギの有効利用を図ることができる。
【0051】また、電磁石を構成するコイルに流す電流
の極性は一定であり、変化させるようなことをしないの
で、コイルが発熱する問題が殆ど無く、またコイルに流
す電流の極性転換に伴って生じる反発力のために振動し
たり、騒音を発したりする問題もない。
の極性は一定であり、変化させるようなことをしないの
で、コイルが発熱する問題が殆ど無く、またコイルに流
す電流の極性転換に伴って生じる反発力のために振動し
たり、騒音を発したりする問題もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のモータの一部切欠、一部
省略した示した正面図である。
省略した示した正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】遮光板を装備した上記モータの後面図である。
【図4】図1のモータの電磁石を励磁する前の状態を説
明する説明図である。
明する説明図である。
【図5】図1のモータを励磁したときの状態を説明する
説明図である。
説明図である。
【図6】図5の次のステップを説明する説明図である。
【図7】図6の次のステップを説明する説明図である。
【図8】図7の次のステップを説明する説明図である。
【図9】図8の次のステップを説明する説明図である。
【図10】図9の次のステップを説明する説明図であ
る。
る。
【図11】図10の次のステップを説明する説明図であ
る。
る。
【図12】図1のモータの電磁石を励磁しないときの永
久磁石の作り出す磁束の通路を説明する説明図である。
久磁石の作り出す磁束の通路を説明する説明図である。
【図13】図1のモータの電磁石を励磁したときの、永
久磁石の作り出す磁束の通路と電磁石の作り出す磁束の
通路とを説明する説明図である。
久磁石の作り出す磁束の通路と電磁石の作り出す磁束の
通路とを説明する説明図である。
【図14】図14A乃至Hはリニア・モータ形式にした
本発明の第2実施例の作用を説明する説明図である。
本発明の第2実施例の作用を説明する説明図である。
【図15】従来のHB型ステッピング・モータの断面図
である。
である。
【図16】図15に示すモータの軸方向一端から見た一
部切断、省略して示した側面図である。
部切断、省略して示した側面図である。
【図17】図15のモータの永久磁石の磁束を通路を説
明する説明図である。
明する説明図である。
【図18】図15のモータの電磁石の磁束を通路を説明
する説明図である。
する説明図である。
【図19】永久磁石のS側における永久磁石の磁界と電
磁石の磁界との間の作用を説明する説明図である。
磁石の磁界との間の作用を説明する説明図である。
【図20】永久磁石のN側における永久磁石の磁界と電
磁石の磁界との間の作用を説明する説明図である。
磁石の磁界との間の作用を説明する説明図である。
【符号の説明】 10 支持部材 11 回転出力軸 12 回転子 13 永久磁石 14 磁性体 14a 切欠部 14b 磁歯部 14c1乃至14c6 境界部分 16a乃至16l 電磁石 17 励磁切換手段 18 光センサ 19 遮光板 20 直線軌道 21 移動体 22 永久磁石 23 磁性体 24 可動子 25 固定子 25a乃至25d等 電磁石
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
Claims (1)
- 【請求項1】 永久磁石の磁場内に磁性体を配設し、該
磁性体に近接して設けた複数個の電磁石の一部に通電し
て、該磁性体の内部全体に拡がる磁界を収束させて磁区
を形成させ、これによって運動力を惹起し、該電磁石へ
の通電を停止して、次順の電磁石に通電する。そして、
この運動の繰り返しを継続する過程の各節において、先
の電磁石と該磁性体の間に、得んとする運動の方向に逆
らう力の関係が残留しないことを基にして、磁性体を透
磁して行使される永久磁石の磁気力が、継続的な回転運
動や直線運動などの作業動力に転換されることを特徴と
して構成された磁気エネルギーの動力転換装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3353116A JP3068696B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 動力発生装置 |
| TW82104169A TW223191B (en) | 1991-12-18 | 1993-06-12 | Motive power generating device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3353116A JP3068696B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 動力発生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0779559A true JPH0779559A (ja) | 1995-03-20 |
| JP3068696B2 JP3068696B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=18428678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3353116A Expired - Lifetime JP3068696B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 動力発生装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3068696B2 (ja) |
| TW (1) | TW223191B (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61162289U (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-07 | ||
| JPS6261180U (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-16 | ||
| JPH02123956A (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-11 | Mitsumi Electric Co Ltd | Dcブラシレスモータ |
| JPH03289391A (ja) * | 1990-04-04 | 1991-12-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ブラシレスモータ |
-
1991
- 1991-12-18 JP JP3353116A patent/JP3068696B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-06-12 TW TW82104169A patent/TW223191B/zh active
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61162289U (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-07 | ||
| JPS6261180U (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-16 | ||
| JPH02123956A (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-11 | Mitsumi Electric Co Ltd | Dcブラシレスモータ |
| JPH03289391A (ja) * | 1990-04-04 | 1991-12-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ブラシレスモータ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3068696B2 (ja) | 2000-07-24 |
| TW223191B (en) | 1994-05-01 |
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