JPH0779687B2 - タンナ−ゼの製造法 - Google Patents
タンナ−ゼの製造法Info
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- JPH0779687B2 JPH0779687B2 JP11622386A JP11622386A JPH0779687B2 JP H0779687 B2 JPH0779687 B2 JP H0779687B2 JP 11622386 A JP11622386 A JP 11622386A JP 11622386 A JP11622386 A JP 11622386A JP H0779687 B2 JPH0779687 B2 JP H0779687B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタンナーゼの製造法に関する。
タンナーゼは、例えば紅茶のクリームダウンの防止剤、
あるいはビール製造の際に清澄化に使用される等極めて
有用な酵素である。
あるいはビール製造の際に清澄化に使用される等極めて
有用な酵素である。
従来、タンナーゼの製造法としては、例えば粉砕された
タラの木の莢からメタノールを用いて抽出し、該抽出物
を噴霧乾燥したものを含む培地に、アスペルギルス・ニ
ガー(Aspergillus niger)の変異株を培養してタンナ
ーゼを製造する方法が知られている〔ジェイ.ファーメ
ント.テクノル.(J.Ferment.Technol.),Vol.50,No.
6,p.361〜370(1972)〕。
タラの木の莢からメタノールを用いて抽出し、該抽出物
を噴霧乾燥したものを含む培地に、アスペルギルス・ニ
ガー(Aspergillus niger)の変異株を培養してタンナ
ーゼを製造する方法が知られている〔ジェイ.ファーメ
ント.テクノル.(J.Ferment.Technol.),Vol.50,No.
6,p.361〜370(1972)〕。
〔発明が解決しようとする問題点〕 上記方法のような従来のタンナーゼの製造法によるとき
には、タンナーゼの収量は、まだ充分満足すべきもので
はない。本発明は、この問題を解決したもので、従来の
方法に比べて著しく収率よくタンナーゼを製造する方法
を提供することを目的とするものである。
には、タンナーゼの収量は、まだ充分満足すべきもので
はない。本発明は、この問題を解決したもので、従来の
方法に比べて著しく収率よくタンナーゼを製造する方法
を提供することを目的とするものである。
本発明者等は、上記問題を解決すべく種々検討した結
果、アスペルギルス属に属し、タンナーゼ生産能を有す
る菌株を、タンニン含有植物体の極性溶媒抽出物を含
み、かつ培地中の銅イオン及び/又は鉄イオンを除去も
しくは減少させるか、又は該銅イオン及び/又は鉄イオ
ンを錯体とした培地に培養すれば、無処理の培地を用い
た場合に比し、培養物中に著しく収率よくタンナーゼが
生産されること、また更に、上記培地に亜鉛イオンを添
加すれば、なお一層タンナーゼの収率が向上すること等
の知見を得、本発明を完成したのである。
果、アスペルギルス属に属し、タンナーゼ生産能を有す
る菌株を、タンニン含有植物体の極性溶媒抽出物を含
み、かつ培地中の銅イオン及び/又は鉄イオンを除去も
しくは減少させるか、又は該銅イオン及び/又は鉄イオ
ンを錯体とした培地に培養すれば、無処理の培地を用い
た場合に比し、培養物中に著しく収率よくタンナーゼが
生産されること、また更に、上記培地に亜鉛イオンを添
加すれば、なお一層タンナーゼの収率が向上すること等
の知見を得、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明は、アスペルギルス属に属しタンナー
ゼ生産能を有する微生物を、タンニン含有植物体の極性
溶媒抽出物を含み、かつ培地中の銅イオン及び/又は鉄
イオンを除去もしくは減少させるか、又は該銅イオン及
び/又は鉄イオンを錯体とした培地に培養し、培養物か
らタンナーゼを採取することを特徴とするタンナーゼの
製造法であり、また本発明は、アスペルギルス属に属
し、タンナーゼ生産能を有する微生物を、タンニン含有
植物体の極性溶媒抽出物及び亜鉛イオンを含み、かつ培
地中の銅イオン及び/又は鉄イオンを除去もしくは減少
させるか、又は該銅イオン及び/又は鉄イオンを錯体と
した培地に培養し、培養物からタンナーゼを採取するこ
とを特徴とするタンナーゼの製造法である。
ゼ生産能を有する微生物を、タンニン含有植物体の極性
溶媒抽出物を含み、かつ培地中の銅イオン及び/又は鉄
イオンを除去もしくは減少させるか、又は該銅イオン及
び/又は鉄イオンを錯体とした培地に培養し、培養物か
らタンナーゼを採取することを特徴とするタンナーゼの
製造法であり、また本発明は、アスペルギルス属に属
し、タンナーゼ生産能を有する微生物を、タンニン含有
植物体の極性溶媒抽出物及び亜鉛イオンを含み、かつ培
地中の銅イオン及び/又は鉄イオンを除去もしくは減少
させるか、又は該銅イオン及び/又は鉄イオンを錯体と
した培地に培養し、培養物からタンナーゼを採取するこ
とを特徴とするタンナーゼの製造法である。
以下、本発明を具体的に説明する。
先ず、本発明に用いられる菌としては、アスペルギルス
属に属し、タンナーゼを生産する微生物であれば、如何
なる菌でもよく、またこれらの菌の変種もしくは変異株
であってもよい。
属に属し、タンナーゼを生産する微生物であれば、如何
なる菌でもよく、またこれらの菌の変種もしくは変異株
であってもよい。
そして、この微生物の具体例としては、例えばアスペル
ギルス・オリゼーIFO 4206、アスペルギルス・フラバス
IAM 2184、アスペルギルス・ニガーIAM 2094等が挙げら
れる。
ギルス・オリゼーIFO 4206、アスペルギルス・フラバス
IAM 2184、アスペルギルス・ニガーIAM 2094等が挙げら
れる。
次に、タンナーゼ生産に使用される培地としては、タン
ニン含有植物体の極性溶媒抽出物を含み、かつ培地中の
銅イオン及び/又は鉄イオンを除去もしくは減少させる
か、又は該銅イオン及び/又は鉄イオンを錯体とし、更
に必要により窒素源、炭素源、無機物、ビタミン等より
選択されたものを適量含有する培地であれば、合成もし
くは天然培地等如何なるものでも使用可能である。
ニン含有植物体の極性溶媒抽出物を含み、かつ培地中の
銅イオン及び/又は鉄イオンを除去もしくは減少させる
か、又は該銅イオン及び/又は鉄イオンを錯体とし、更
に必要により窒素源、炭素源、無機物、ビタミン等より
選択されたものを適量含有する培地であれば、合成もし
くは天然培地等如何なるものでも使用可能である。
そしてタンニン含有植物体としては、タンニンを含む植
物体であれば、如何なるものでもよく、例えばタラの木
の莢、ウルシ科植物であるヌレデの樹皮および葉等が挙
げられる。これらタンニン含有植物体の極性溶媒抽出物
は、該植物体を、例えば通常の破砕手段により処理して
得られた破砕物から、例えば水、メタノール、エタノー
ル、酢酸エチル等の極性溶媒を用いて、例えば温度60℃
で1時間程度加熱処理し、常法により固液分離して得る
ことができる。
物体であれば、如何なるものでもよく、例えばタラの木
の莢、ウルシ科植物であるヌレデの樹皮および葉等が挙
げられる。これらタンニン含有植物体の極性溶媒抽出物
は、該植物体を、例えば通常の破砕手段により処理して
得られた破砕物から、例えば水、メタノール、エタノー
ル、酢酸エチル等の極性溶媒を用いて、例えば温度60℃
で1時間程度加熱処理し、常法により固液分離して得る
ことができる。
そして培地へのタンニン含有植物体の極性溶媒抽出物の
添加量は、例えばタンニン濃度として、0.5%(W/V)以
上、好ましくは2〜5%(W/V)である。
添加量は、例えばタンニン濃度として、0.5%(W/V)以
上、好ましくは2〜5%(W/V)である。
培地の窒素源としては、例えばカゼイン、硝酸カリウ
ム、硝酸ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニ
ウム、リン酸1アンモニウム、リン酸2アンモニウム、
尿素、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、
メチオニン、トリプトファン等が挙げられる。
ム、硝酸ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニ
ウム、リン酸1アンモニウム、リン酸2アンモニウム、
尿素、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、
メチオニン、トリプトファン等が挙げられる。
培地の炭素源としては、例えばアラビノース、グルコー
ス、マンノース、ラムノース、ソルボース、シュークロ
ース、キシロース、メリビオース、グリセロース、ラク
トース、マルトース、マンニットール、ラフィノース、
澱粉、セロビオース、トレハロース等が挙げられ、無機
物としては、例えば硫酸マグネシウム、リン酸1カリウ
ム等が用いられる。
ス、マンノース、ラムノース、ソルボース、シュークロ
ース、キシロース、メリビオース、グリセロース、ラク
トース、マルトース、マンニットール、ラフィノース、
澱粉、セロビオース、トレハロース等が挙げられ、無機
物としては、例えば硫酸マグネシウム、リン酸1カリウ
ム等が用いられる。
次に、培地中の銅イオン及び/又は鉄イオンを除去ある
いは減少させるには、例えば調製された培地を、陽イオ
ン交換樹脂、例えばダイヤイオンSK1B(三菱化成工業社
製)、ダウエックス50W(米国、ダウケミカル社製)、
デュオライトCG−120(米国、ダイアモンド・アルカリ
社製)、アンバーライトIRC−50(米国、ローム・アン
ド・ハース社製)、C−132(栗田工業社製)等と、回
分式の場合には、例えば温度10℃以上、好ましくは20〜
50℃で、そのままもしくは攪拌しつつ0.5時間以上、好
ましくは2〜3時間接触させ、また連続式の場合には、
例えば陽イオン交換樹脂の充填されたカラムに流下速度
20SV以下、好ましくは5〜2SVの条件下で接触させるこ
とにより、培地中の銅イオン及び/又は鉄イオンを除去
あるいは減少させることができる。そして他に培地中に
銅イオン及び/又は鉄イオンを添加あるいは水道水から
混入されない限りは、銅イオン及び/又は鉄イオンは、
主としてタンニン含有植物体の極性溶媒抽出物に由来す
るので、該抽出物を上記した陽イオン交換樹脂で上記し
たと同様に処理してもよい。
いは減少させるには、例えば調製された培地を、陽イオ
ン交換樹脂、例えばダイヤイオンSK1B(三菱化成工業社
製)、ダウエックス50W(米国、ダウケミカル社製)、
デュオライトCG−120(米国、ダイアモンド・アルカリ
社製)、アンバーライトIRC−50(米国、ローム・アン
ド・ハース社製)、C−132(栗田工業社製)等と、回
分式の場合には、例えば温度10℃以上、好ましくは20〜
50℃で、そのままもしくは攪拌しつつ0.5時間以上、好
ましくは2〜3時間接触させ、また連続式の場合には、
例えば陽イオン交換樹脂の充填されたカラムに流下速度
20SV以下、好ましくは5〜2SVの条件下で接触させるこ
とにより、培地中の銅イオン及び/又は鉄イオンを除去
あるいは減少させることができる。そして他に培地中に
銅イオン及び/又は鉄イオンを添加あるいは水道水から
混入されない限りは、銅イオン及び/又は鉄イオンは、
主としてタンニン含有植物体の極性溶媒抽出物に由来す
るので、該抽出物を上記した陽イオン交換樹脂で上記し
たと同様に処理してもよい。
また、培地中の銅イオン及び/又は鉄イオンを錯体とす
るには、例えば培地又は上記理由によりタンニン含有植
物体の極性溶媒抽出物にキレート剤、例えばo−フェナ
ントロリン、α,α−ジピリジル、2,4,6−トリピリジ
ル−S−トリアジン等を、5mg/l以上、好ましくは30〜1
00mg/l程度添加し、温度5℃以上、好ましくは20〜40℃
で、そのままもしくは攪拌しつつ0.5時間以上、好まし
くは1〜2時間程度反応させて、培地あるいはタンニン
含有植物体の極性溶媒抽出物中の金属イオン類を錯体と
することができる。
るには、例えば培地又は上記理由によりタンニン含有植
物体の極性溶媒抽出物にキレート剤、例えばo−フェナ
ントロリン、α,α−ジピリジル、2,4,6−トリピリジ
ル−S−トリアジン等を、5mg/l以上、好ましくは30〜1
00mg/l程度添加し、温度5℃以上、好ましくは20〜40℃
で、そのままもしくは攪拌しつつ0.5時間以上、好まし
くは1〜2時間程度反応させて、培地あるいはタンニン
含有植物体の極性溶媒抽出物中の金属イオン類を錯体と
することができる。
なお、上記キレート剤は、そのまま使用してもよいが、
エタノール等の極性溶媒に溶解して使用するのが好まし
い。
エタノール等の極性溶媒に溶解して使用するのが好まし
い。
また、本発明では、タンニン含有植物体の極性溶媒抽出
物及び亜鉛イオン(例えば硫酸亜鉛、塩化亜鉛など)を
含み、かつ培地中の銅イオン及び/又は鉄イオンを除去
もしくは減少させるか、又は該銅イオン及び/又は鉄イ
オンを錯体とした培地に、上記したタンナーゼ生産菌を
培養すれば、更になお一層収率よくタンナーゼを生産す
ることができる。
物及び亜鉛イオン(例えば硫酸亜鉛、塩化亜鉛など)を
含み、かつ培地中の銅イオン及び/又は鉄イオンを除去
もしくは減少させるか、又は該銅イオン及び/又は鉄イ
オンを錯体とした培地に、上記したタンナーゼ生産菌を
培養すれば、更になお一層収率よくタンナーゼを生産す
ることができる。
培地に含有させる亜鉛イオン濃度としては、0.02mg/l以
上、好ましくは0.05〜0.2mg/lであり、また亜鉛イオン
を含有させる具体的手段としては、例えば亜鉛イオンを
培地に添加する方法などが挙げられる。
上、好ましくは0.05〜0.2mg/lであり、また亜鉛イオン
を含有させる具体的手段としては、例えば亜鉛イオンを
培地に添加する方法などが挙げられる。
なお、培地中の銅イオン及び/又は鉄イオンを除去もし
くは減少させることは、例えばユニセレックス(ユニチ
カ社製)、CR−10(三菱化成工業社製)などのキレート
樹脂などを使用することにより行なうこともできる。
くは減少させることは、例えばユニセレックス(ユニチ
カ社製)、CR−10(三菱化成工業社製)などのキレート
樹脂などを使用することにより行なうこともできる。
本発明において、タンナーゼ生産菌の培養は、固体培養
法でもよいが、通常液体培養法を採用するのが有利であ
り、具体的には振盪培養、攪拌培養、通気培養等により
好気的に培養を行なう。
法でもよいが、通常液体培養法を採用するのが有利であ
り、具体的には振盪培養、攪拌培養、通気培養等により
好気的に培養を行なう。
培養温度は、例えば通常20〜40℃、好ましくは25〜35℃
で、初発pHは例えば5.5〜5.7、培養時のpHは例えば5.5
〜2.5、好ましくはpH5.0〜3.5である。
で、初発pHは例えば5.5〜5.7、培養時のpHは例えば5.5
〜2.5、好ましくはpH5.0〜3.5である。
このような培養条件下に、培養時間は培養形態によって
も異なるが、2日間以上、好ましくは3〜5日間程度培
養することにより、培養物中にタンナーゼが生産蓄積さ
れる。
も異なるが、2日間以上、好ましくは3〜5日間程度培
養することにより、培養物中にタンナーゼが生産蓄積さ
れる。
培養終了後、該培養物よりタンナーゼを採取するには、
通常の酵素採取手段を用いて得ることができる。例え
ば、培養物を濾過、遠心分離などして固形分を除去した
ものに、硫酸アンモニウム、アルコール、アセトン等を
添加して分画し、沈澱物を採取し、これを水に対して透
析し、粗酵素液を得るか、あるいはこれを真空乾燥して
粗酵素粉末を得る。
通常の酵素採取手段を用いて得ることができる。例え
ば、培養物を濾過、遠心分離などして固形分を除去した
ものに、硫酸アンモニウム、アルコール、アセトン等を
添加して分画し、沈澱物を採取し、これを水に対して透
析し、粗酵素液を得るか、あるいはこれを真空乾燥して
粗酵素粉末を得る。
上記粗酵素もしくは粗酵素粉末より更に精製酵素標品を
得るには、例えばセファデックスG−200等を用いるゲ
ル濾過法、イオン交換体、ハイドロキシアパタイト等を
用いる吸着溶出法、シヨ糖密度勾配遠心法等の沈降法、
アフィニテイクロマトグラフィー法、分子ふるい膜もし
くは中空糸膜等を用いる分画法等を適宜選択し、組み合
わせて実施することにより精製されたタンナーゼ標品を
得ることができる。
得るには、例えばセファデックスG−200等を用いるゲ
ル濾過法、イオン交換体、ハイドロキシアパタイト等を
用いる吸着溶出法、シヨ糖密度勾配遠心法等の沈降法、
アフィニテイクロマトグラフィー法、分子ふるい膜もし
くは中空糸膜等を用いる分画法等を適宜選択し、組み合
わせて実施することにより精製されたタンナーゼ標品を
得ることができる。
上記精製手段により得られた精製タンナーゼの理化学的
性質は、アグル.バイオル.ケム.(Agr.Biol.Che
m.)、Vol.32,No.7,p.803〜809(1968)記載のタンナー
ゼの理化学的性質と全く同様である。
性質は、アグル.バイオル.ケム.(Agr.Biol.Che
m.)、Vol.32,No.7,p.803〜809(1968)記載のタンナー
ゼの理化学的性質と全く同様である。
以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明する。
実施例 タラパウダー(ペルー国、エルソール社製)4kgを温水2
4lに添加し、温度60℃で1時間攪拌しつつタンニンを抽
出し、これを木綿布を用いて常法により圧搾して濾液を
得、更に、これを常法により9000r.p.m.で15分間遠心分
離処理して7.2%(W/V)のタンニンを含有するタンニン
溶液20lを得た。
4lに添加し、温度60℃で1時間攪拌しつつタンニンを抽
出し、これを木綿布を用いて常法により圧搾して濾液を
得、更に、これを常法により9000r.p.m.で15分間遠心分
離処理して7.2%(W/V)のタンニンを含有するタンニン
溶液20lを得た。
上記タンニン溶液10lを、流速3SVで、常法により再生し
たダイヤイオンSK1B強酸性陽イオン交換樹脂(三菱化成
工業社製)の充填されたカラム(4×60cm)に通じて金
属イオン類の除去もしくは減少された7.0%(W/V)のタ
ンニンを含有するタンニン溶液を得た。
たダイヤイオンSK1B強酸性陽イオン交換樹脂(三菱化成
工業社製)の充填されたカラム(4×60cm)に通じて金
属イオン類の除去もしくは減少された7.0%(W/V)のタ
ンニンを含有するタンニン溶液を得た。
次いで、このようにして調製されたタンニン溶液を用
い、グルコース1%(W/V)、リン酸1アンモニウム1.4
%(W/V)、リン酸1カリウム0.2%(W/V)、硫酸マグ
ネシウム7水和物0.1%(W/V)及びタンニン3%(W/
V)(pH5.70)からなる組成の培地を調製し、そのうち5
0mlを500ml容坂口フラスコに分注し、また上記組成の培
地に更に硫酸亜鉛7水和物を0.2mg/lとなる如く添加し
た培地50mlを上記フラスコに分注したものに、夫々温度
120℃で圧力1kg/cm2(ゲージ圧力)の飽和水蒸気を5分
間作用させ、殺菌処理された培地2区分を得た(本発明
区分)。
い、グルコース1%(W/V)、リン酸1アンモニウム1.4
%(W/V)、リン酸1カリウム0.2%(W/V)、硫酸マグ
ネシウム7水和物0.1%(W/V)及びタンニン3%(W/
V)(pH5.70)からなる組成の培地を調製し、そのうち5
0mlを500ml容坂口フラスコに分注し、また上記組成の培
地に更に硫酸亜鉛7水和物を0.2mg/lとなる如く添加し
た培地50mlを上記フラスコに分注したものに、夫々温度
120℃で圧力1kg/cm2(ゲージ圧力)の飽和水蒸気を5分
間作用させ、殺菌処理された培地2区分を得た(本発明
区分)。
なお、上記培地の調製に使用した水は蒸留水を用い、以
下の培地の調製にも蒸留水を使用した。
下の培地の調製にも蒸留水を使用した。
一方、上記強酸性陽イオン交換樹脂処理を全く施さない
タンニン溶液を用いて上記組成の培地を調製し、これに
キレート剤としてo−フェナントロリンを30mg/lとなる
如く添加し、上記したと同様に殺菌処理し、殺菌された
培地を得た(本発明区分)。
タンニン溶液を用いて上記組成の培地を調製し、これに
キレート剤としてo−フェナントロリンを30mg/lとなる
如く添加し、上記したと同様に殺菌処理し、殺菌された
培地を得た(本発明区分)。
また、対照区分として、上記の処理を全く施さないタン
ニン溶液を用いて上記組成の培地を調製し、上記したと
同様に殺菌処理して殺菌された培地をつくった。
ニン溶液を用いて上記組成の培地を調製し、上記したと
同様に殺菌処理して殺菌された培地をつくった。
このようにして得た本発明3区分及び対照区分の培地
に、夫々麹汁寒天斜面培地を用いて前培養して得たアス
ペルギルス・オリゼーIFO 4206を1白金耳ずつ接種し、
温度30℃で96時間振盪培養(140r.p.m./分)し、培養液
を得た。
に、夫々麹汁寒天斜面培地を用いて前培養して得たアス
ペルギルス・オリゼーIFO 4206を1白金耳ずつ接種し、
温度30℃で96時間振盪培養(140r.p.m./分)し、培養液
を得た。
上記培養液を夫々常法により12000r.p.m.で15分間遠心
分離処理して上澄液を得、該液中のタンナーゼ活性を、
エス.イイブチ.ワイ.ミノダ及びケイ.ヤマダ(S.Ii
buchi,Y.Minoda and K.Yamada):Agric.Biol.Chem.Vol.
31,No.5,p.513〜518(1967)記載の方法と同様にして測
定して得た結果を夫々下記第1表に示した。
分離処理して上澄液を得、該液中のタンナーゼ活性を、
エス.イイブチ.ワイ.ミノダ及びケイ.ヤマダ(S.Ii
buchi,Y.Minoda and K.Yamada):Agric.Biol.Chem.Vol.
31,No.5,p.513〜518(1967)記載の方法と同様にして測
定して得た結果を夫々下記第1表に示した。
上記のような培養操作を繰り返して得られた培養液9l
を、夫々常法により吸引濾過し菌体を濾別して濾液を
得、これにセライト(和光純薬工業社製)500gを添加
し、充分混和させたのち、再び常法により吸引濾過して
清澄化したものに、夫々硫酸アンモニウムを0.8飽和と
なる如く添加して沈澱物を生成させ、常法により9000r.
p.m.で15分間遠心分離処理して沈澱物を得た。
を、夫々常法により吸引濾過し菌体を濾別して濾液を
得、これにセライト(和光純薬工業社製)500gを添加
し、充分混和させたのち、再び常法により吸引濾過して
清澄化したものに、夫々硫酸アンモニウムを0.8飽和と
なる如く添加して沈澱物を生成させ、常法により9000r.
p.m.で15分間遠心分離処理して沈澱物を得た。
該沈澱物を500mlの蒸留水に溶解したものを常法により1
2000r.p.m.で15分間遠心分離処理して不溶物を除去して
得た上清液を、5℃で24時間常法により透析して透析物
を得た。この透析物を、再び0.01Mクエン酸緩衝液(pH
5.0)中で透析して得た試料を、同緩衝液で平衡化済み
のDEAEセファデックスA−50(ファルマシア・ファイン
ケミカル社製)の充填されたカラム(4×10cm)に通
じ、更に200mlの同緩衝液で上記カラムを洗浄したの
ち、上記樹脂に吸着されたタンナーゼを0.01Mクエン酸
緩衝液(pH5.0)中の塩化ナトリウム0〜1M迄の直線的
濃度勾配溶出法で溶出してタンナーゼ活性を有するフラ
クションを集め、これを0.01Mクエン酸緩衝液(pH3.5)
中で透析して透析物を得た。
2000r.p.m.で15分間遠心分離処理して不溶物を除去して
得た上清液を、5℃で24時間常法により透析して透析物
を得た。この透析物を、再び0.01Mクエン酸緩衝液(pH
5.0)中で透析して得た試料を、同緩衝液で平衡化済み
のDEAEセファデックスA−50(ファルマシア・ファイン
ケミカル社製)の充填されたカラム(4×10cm)に通
じ、更に200mlの同緩衝液で上記カラムを洗浄したの
ち、上記樹脂に吸着されたタンナーゼを0.01Mクエン酸
緩衝液(pH5.0)中の塩化ナトリウム0〜1M迄の直線的
濃度勾配溶出法で溶出してタンナーゼ活性を有するフラ
クションを集め、これを0.01Mクエン酸緩衝液(pH3.5)
中で透析して透析物を得た。
更にこの透析物を、同クエン酸緩衝液で平衡化済みのSP
セファデックスC−50(ファルマシア・ファインケミカ
ル社製)の充填されたカラム(2.6×20cm)に通じ、同
クエン酸緩衝液100mlを用いて洗浄し、樹脂に吸着され
たタンナーゼを、0.01Mクエン酸緩衝液(pH3.5)中の塩
化ナトリウム0〜0.25Mの直線的濃度勾配溶出法で溶出
し、タンナーゼ活性区分を採取する操作を2度繰り返し
てタンナーゼ活性区分を得た。
セファデックスC−50(ファルマシア・ファインケミカ
ル社製)の充填されたカラム(2.6×20cm)に通じ、同
クエン酸緩衝液100mlを用いて洗浄し、樹脂に吸着され
たタンナーゼを、0.01Mクエン酸緩衝液(pH3.5)中の塩
化ナトリウム0〜0.25Mの直線的濃度勾配溶出法で溶出
し、タンナーゼ活性区分を採取する操作を2度繰り返し
てタンナーゼ活性区分を得た。
次いで、得られたタンナーゼ活性区分を限外濾過膜(ア
ミコン・ファー・イースト・リミテッド社製、分画分子
量50,000)及びコロジオンバック(ザートリュース社
製)を順次用いて2ml迄濃縮したものを、0.1Mクエン酸
緩衝液(pH5.0)で平衡化済みのセファデックスG−200
(ファルマシア・ファインケミカル社製)の充填された
カラム(2.6×100cm)を用いてゲル濾過し、タンナーゼ
活性区分を採取し、更に同一条件下でゲル濾過して得た
精製タンナーゼの重量及び比活性を夫々下記第1表に示
した。
ミコン・ファー・イースト・リミテッド社製、分画分子
量50,000)及びコロジオンバック(ザートリュース社
製)を順次用いて2ml迄濃縮したものを、0.1Mクエン酸
緩衝液(pH5.0)で平衡化済みのセファデックスG−200
(ファルマシア・ファインケミカル社製)の充填された
カラム(2.6×100cm)を用いてゲル濾過し、タンナーゼ
活性区分を採取し、更に同一条件下でゲル濾過して得た
精製タンナーゼの重量及び比活性を夫々下記第1表に示
した。
第1表から、本発明区分は、対照区分に比較して、著し
くタンナーゼの収量が増加すること、また亜鉛イオン含
有陽イオン交換樹脂処理培地を用いた場合には、亜鉛イ
オンを含有しない陽イオン交換樹脂処理培地を用いた場
合に比し、なお一層タンナーゼの収量が増加することが
わかる。
くタンナーゼの収量が増加すること、また亜鉛イオン含
有陽イオン交換樹脂処理培地を用いた場合には、亜鉛イ
オンを含有しない陽イオン交換樹脂処理培地を用いた場
合に比し、なお一層タンナーゼの収量が増加することが
わかる。
上述した如く本発明によれば、著しく収率よくかつ短時
間のうちにタンナーゼを得ることができるので、本発明
は産業上極めて有用である。
間のうちにタンナーゼを得ることができるので、本発明
は産業上極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 宏介 千葉県野田市山崎1249−6 (72)発明者 今井 泰彦 千葉県野田市宮崎101 (72)発明者 湯浅 克己 千葉県船橋市宮本町6−2829−5
Claims (2)
- 【請求項1】アスペルギルス属に属し、タンナーゼ生産
能を有する微生物を、タンニン含有植物体の極性溶媒抽
出物を含み、かつ培地中の銅イオン及び/又は鉄イオン
を除去もしくは減少させるか、又は該銅イオン及び/又
は鉄イオンを錯体とした培地に培養し、培養物からタン
ナーゼを採取することを特徴とするタンナーゼの製造
法。 - 【請求項2】アスペルギルス属に属し、タンナーゼ生産
能を有する微生物を、タンニン含有植物体の極性溶媒抽
出物及び亜鉛イオンを含み、かつ培地中の銅イオン及び
/又は鉄イオンを除去もしくは減少させるか、又は該銅
イオン及び/又は鉄イオンを錯体とした培地に培養し、
培養物からタンナーゼを採取することを特徴とするタン
ナーゼの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11622386A JPH0779687B2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | タンナ−ゼの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11622386A JPH0779687B2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | タンナ−ゼの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62272973A JPS62272973A (ja) | 1987-11-27 |
| JPH0779687B2 true JPH0779687B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14681875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11622386A Expired - Lifetime JPH0779687B2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | タンナ−ゼの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0779687B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE43135E1 (en) | 2001-05-18 | 2012-01-24 | Danisco A/S | Method of improving dough and bread quality |
| USRE43341E1 (en) | 1995-06-07 | 2012-05-01 | Danisco A/S | Method of improving the properties of a flour dough, a flour dough improving composition and improved food products |
-
1986
- 1986-05-22 JP JP11622386A patent/JPH0779687B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE43341E1 (en) | 1995-06-07 | 2012-05-01 | Danisco A/S | Method of improving the properties of a flour dough, a flour dough improving composition and improved food products |
| USRE43135E1 (en) | 2001-05-18 | 2012-01-24 | Danisco A/S | Method of improving dough and bread quality |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62272973A (ja) | 1987-11-27 |
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