JPH0779742A - 肉類の調理方法及び肉類加工品 - Google Patents

肉類の調理方法及び肉類加工品

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JPH0779742A
JPH0779742A JP5227189A JP22718993A JPH0779742A JP H0779742 A JPH0779742 A JP H0779742A JP 5227189 A JP5227189 A JP 5227189A JP 22718993 A JP22718993 A JP 22718993A JP H0779742 A JPH0779742 A JP H0779742A
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JP
Japan
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meat
cooking
cooked
polysaccharide
gel
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JP5227189A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Akatsuka
弘 赤塚
Youko Kuroda
要子 黒田
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KAKIYASU HONTEN KK
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KAKIYASU HONTEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】肉自体の風味を損なわずに安定した軟化が可能
で、しかも広範な肉類及び加熱調理方法に適用すること
ができる肉類の調理方法を提供すること。 【構成】加熱凝固性多糖類を含浸した生の肉類を加熱調
理して肉類の組織中に熱不可逆性ゲルを形成すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加熱による変性固化
を防止する肉類の調理方法及び肉類加工品に関する。
【0002】
【従来の技術】肉類においては、加熱調理により筋原繊
維が変性・収縮して固くなるのが通例であり、場合によ
っては著しく食感や風味が損なわれる。そこで、従来よ
り、加熱調理に際して肉類を美味しく食べるために、肉
類を柔らかく加工することが試みられている。具体的な
方法としては、タンパク質分解酵素を肉類に作用させる
方法、筋原繊維を物理的に細断する方法、油脂を添加あ
るいは含浸させる方法及び長時煮熟する方法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
には以下のような不都合があった。 (1)タンパク質分解酵素を用いる方法では、酵素の作
用温度、時間、酵素量の調整が困難で、安定した軟化加
工をすることができない。 (2)筋原繊維を細断する方法では、加熱調理の際の肉
汁の漏出がはなはだしく、また加熱調理による変性固化
を完全には防ぐことができない。また、ブロック状の肉
類の調理には適用できない。 (3)油脂を添加等にて使用する方法では、適用できる
調理方法が限られる。 (4)長く煮熟する方法では、長時間の加熱により肉自
体の風味が低下しやすく、煮るという調理方法に限られ
る。
【0004】そこで、本発明は、上記した従来の肉類の
軟化加工の不都合を排除して、肉自体の風味を損なわず
に安定した軟化が可能で、しかも広範な肉類及び加熱調
理方法に適用することができる肉類の調理方法を提供す
ることを目的とする。また、本発明の他の目的は、加熱
調理時に良好な風味を維持しつつ柔らかいテクスチュア
を有する肉類加工品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは熱不可逆性
ゲルを生成可能な加熱凝固性多糖類に着目し鋭意検討し
た結果、この多糖類を生の肉類に含浸させ、加熱調理す
ることにより筋繊維周囲等に弾性のある熱不可逆性ゲル
を生成させ、ゲルの存在により筋繊維の収縮を抑えると
ともに、ゲルの弾性的な舌ざわりにより上記した課題を
解決できることを見いだし、本発明を完成した。すなわ
ち、本発明者らは、加熱凝固性多糖類を含浸した生の肉
類を加熱調理して肉類の組織中に熱不可逆性ゲルを形成
することを特徴とする肉類の調理方法を創作した。ま
た、本発明者らは、前記加熱凝固性多糖類がβ−1,3
−グルカンであることを特徴とする肉類の調理方法を創
作した。
【0006】さらに、本発明者らは、生の肉類の組織中
に加熱凝固性多糖類を有すること特徴とする肉類加工
品、及び加熱調理した肉類の組織中に熱不可逆性ゲルを
有することを特徴とする肉類加工品を創作した。
【0007】加熱凝固性多糖類(以下、単に多糖類とい
う。)とは、その溶液あるいは懸濁液を加熱すると凝固
してゲルを形成する性質を有し、かつ形成したゲルが冷
却後再加熱しても溶融することのない熱不可逆性ゲルで
あるものをいう。
【0008】かかる多糖類としては、発酵多糖類である
グルコースからなるβ−1,3−グルカンがあり、グル
コースは400〜500分子のものが望ましい。β−
1,3−グルカン(グルコース400〜500分子程
度)の水懸濁液にあっては、80℃以上に加熱すること
により、半透明の熱不可逆性のゲルが形成される。この
熱不可逆性ゲルは、固くてもろい寒天ゲルと、柔らかく
弾力のあるゼラチンゲルとの中間のようなテクスチュア
を示すものである。
【0009】また、前記含浸とは、多糖類の懸濁液、若
しくは調味料を含む懸濁液を生の肉類に浸透、注入し、
あるいは粉末状の多糖類を肉類にまぶして肉類の組織中
に加熱凝固性多糖類を浸透させることをいう。
【0010】肉類とは、牛肉、豚肉、鶏肉等の畜肉、魚
類や貝類等の魚介肉を含むものとする。また、生の肉類
とは、未だ加熱調理されていない状態の肉類をいい、生
鮮肉の他、冷蔵あるいは冷凍肉を含むものとする。ま
た、肉類の形態は、薄切り、塊、ミンチなど限定されな
い。肉類の組織とは、前記肉類を構成する主として筋組
織をいう。
【0011】加熱調理とは、煮る、ゆでる、焼く、炒め
る、揚げる、蒸す、さらには電子レンジによる加熱調理
を含めるものとする。
【0012】肉類加工品とは、生の肉類を調味したも
の、加熱調理した肉類を含むものとする。
【0013】
【作用】請求項1及び請求項2に係る発明の肉類の調理
方法においては、肉類に含浸した多糖類が加熱調理時
に、肉類の筋繊維あるいは筋原繊維の周囲等で熱不可逆
性のゲルを生成する。かかる熱不可逆性ゲルが、変性・
凝固する筋繊維等による肉類の収縮・固化を抑える。ま
たこのゲルの弾性により加熱調理後の肉類の食感が向上
する。また、加熱調理時に失われがちな肉汁が熱不可逆
性ゲル内に浸透する。
【0014】請求項3に係る発明の肉類加工品において
は、肉類中の含まれた熱不可逆性ゲルを形成可能な多糖
類により、加熱調理の方法を問わず、また他の手段を施
すことなく、美味しく柔らかい肉類に調理される。ま
た、加熱調理時には、肉汁等が熱不可逆性ゲルに浸透
し、肉類の風味を維持できる。
【0015】請求項4に係る発明の肉類加工品において
は、肉類中に形成された熱不可逆性ゲルの存在により、
肉類加工品の食感が向上される。また肉類加工中のゲル
内に肉汁や調味料が浸透した状態で保持されている。
【0016】
【実施例】以下に本発明を具現化した実施例について説
明する。なお、後述する実施例1、実施例2、実施例3
及び実施例4における肉類はいずれも牛肉の薄切り肉を
使用した。牛肉の薄切り肉は、筋組織を主として含む筋
肉部分を数ミリ程度にスライスしたものを用いた。ま
た、多糖類としては、グルコース400〜500分子か
らなるβ−1,3−グルカン(商品名カードラン、武田
薬品工業株式会社製)を用いた。この薄切り肉につき、
以下に示す4種類の条件下で多糖類を含浸させ加熱調理
して実施例1ないし実施例4の試料とした。なお、以下
に示す数値は特に示さない限り重量部の意味で用いる。
【0017】(実施例1及び実施例2) I 含浸液の調製 薄切り肉100に対して 0.1、0.5、1.0、
3.0、5.0の各多糖類と水30との組み合わせによ
り含浸液A〜Eを調製した。 II 含浸方法 薄切り肉をそれぞれ所定量の上記含浸液A〜Eに浸し、
実施例1は、常圧下冷蔵室(2〜3℃)で一夜静置し、
実施例2は、真空チャンバーに収納して上記冷蔵室で一
夜静置した。 III 調理方法 冷蔵室から取り出して水気を切った実施例1及び実施例
2の薄切り肉を、含浸前の薄切り肉100に対して40
の調味液(醤油48:砂糖32:みりん20で配合、以
下の調味液も同配合)にて煮熟して実施例1の1A〜1
E及び実施例2の2A〜2Eの各調理肉(肉類加工品)
の試料とした。なお、煮熟にあっては、煮液(調味液)
を沸騰状態にして、15分間加熱した。
【0018】(実施例3及び実施例4) I 含浸液の調製 薄切り肉100に対して0.1、0.5、1.0、3.
0、5.0の各多糖類と前記調味液40との組合わせに
より含浸液F〜Jを調製した。 II 含浸方法 薄切り肉をそれぞれ所定量の上記含浸液F〜Jに浸し、
実施例3は、常圧下前記冷蔵室で一夜静置し、実施例4
は、真空チャンバーに収納して前記冷蔵室で一夜静置し
た。 III 調理方法 冷蔵室から取り出した実施例3及び実施例4の薄切り肉
を、使用した含浸液F〜Jとともに煮熟して実施例3の
3F〜3J及び実施例4の4F〜4Jとした。
【0019】なお、上記含浸液A〜Jは、多糖類粒子が
均一に分散した懸濁液となるように調製した。また、上
記実施例1の1A〜4Jに対する対照として、同一の薄
切り肉を多糖類を含まない含浸液(上記所定量の水ある
いは調味液のみ)に浸し、各実施例と同様に操作して比
較例1〜4の調理肉とした。これらの調理肉1A〜4J
及び比較例の調理肉1〜4につき、以下に示す官能試験
及びレオメータによる破断力試験を行った。その結果を
表1ないし表4に示す。
【0020】I 官能試験 調理肉の官能試験に熟練した20代から50代の5名の
パネラーにより、以下の試験項目について比較例を対照
とした場合の実施例1及び実施例2の各調理肉の味、食
感及び外観について評価した。 〔試験項目〕 ・柔らかさ ・歯切れ(かみくだきやすさ) ・弾力性 ・舌触り
【0021】II レオメータによる破断力試験 調理肉の固さを数値化するためにレオメータのカードメ
ータ機能により調理肉の破断力を測定した。破断力の測
定は、以下の条件で行った。測定には、(株)レオテッ
ク製のレオメータ(機種名:RT−2002JDEA)
を用いた。なお、各実施例における調理肉は同一区の試
料10個につき各2回の繰り返し測定を行い、合計20
個の測定値の平均値を求めて、各実施例の測定値とし
た。破断力測定条件 カードメータの上昇速度 2cm/min 感圧軸の直径 1mm 温度 室温 フルスケール 2kg また、破断力は以下の計算式に従って求めた。 破断力=(F/S)・g〔dyn/cm3 〕 ただし、F:破断時における記録紙の縦軸の読み S:感圧軸の面積 g:重力加速度
【0022】
【表1】 * :比較例と比べて実施例の方が優れると判断した人
数、以下の表において同じ** :単位〔dyn/cm3 〕、以下の表において同じ
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】表1ないし表4から明らかなように、調理
肉1A〜4Jのいずれもが対応する比較例1及び比較例
4よりも食感、破断力について優っていた。すなわち、
食感については全試験項目の結果から実施例1及び実施
例2の調理肉の柔らかさが官能的に確認された。また、
破断力の試験結果も官能試験の結果を裏付けるととも
に、含浸液A〜Jの多糖類の濃度によって、調理肉の固
さに差が出ることがわかった。すなわち、実施例1ない
し実施例4にあっては、含浸液に添加する多糖類の量が
多いほど、調理肉が柔かくなっていることがわかった。
これは、含浸液における多糖類の濃度が高いほど、肉の
組織において形成されるゲル量が多く、また生成するゲ
ルが弾力に富むため、筋繊維の収縮を妨げる効果が大き
いためであると思われる。
【0027】実施例1ないし実施例4は、かかる食感の
向上及び肉の組織中に形成したゲル中に調味液や肉汁が
浸透することにより、調理肉としての風味が比較例より
も優れていた。また、実施例1ないし実施例4は、比較
例よりも薄い茶褐色を呈し、つやよく仕上がっており、
外観の点でも比較例1ないし4よりも優れていた。これ
らのことから、本来半透明であるゲルに、加熱調理時に
溶けだす肉汁等や調味液が浸透し、肉類に良好な色、
艶、風味を付与することが確認できた。さらに、実施例
1ないし実施例4は、加熱調理により肉類が縮んだりす
る等の形状の変形や縮小も抑えられていた。なお、ゲル
の形成により、肉類の外観にゲル状の塊等を確認するこ
とはなかった。
【0028】このように本例の調理方法によれば、固く
なりやすい肉も簡易にしかも加熱調理後の肉類の固さを
調整することもできる。さらに、煮熟後の肉類中の熱不
可逆性ゲルは、肉類が冷えてもそのまま組織中に維持さ
れて、また再加熱しても溶融せず、柔らかい肉類となっ
ていた。したがって、多糖類を含浸した肉類をレトルト
加工や調理後密封加工して提供することもできる。この
ような肉類加工品として提供する場合にあっては、柔ら
かい食感と良好な風味と外観を有したものとなる。ま
た、多糖類を含浸した状態の肉類を加工品として提供す
ることもでき、この場合には、どのような方法によって
も加熱調理によってゲルが形成されれば、調理者は容易
においしく肉類を調理できる。
【0029】〔実施例5〕次に、牛肉のブロック肉につ
いて適用した場合について説明する。本例においては、
ブロック肉の内部にシリンジ等のインジェクターを用い
て多糖類を含浸させる。 I 含浸液の調製 ブロック肉100に対して 0.1、0.5、1.0、
3.0、5.0の各多糖類と水20との組合わせにより
含浸液K〜Oを調製した。なお、上記含浸液K〜Oは、
多糖類粒子が均一に分散した懸濁液となるように調製す
る。 II 含浸方法 上記含浸液の所定量をインジェクターにて、ブロック肉
の複数箇所においてブロック肉の厚みのほぼ中央部に注
入した。 III 調理方法 含浸液注入後のブロック肉をその後3mmの厚さにスラ
イスし、前記した調味液にて実施例1〜実施例4と同様
の条件で煮熟し、実施例5の各調理肉5K〜5Oの試料
とした。なお、含浸液を注入しない同一のブロック肉を
同様に煮熟して比較例5とした。
【0030】実施例5及び比較例5について前記した官
能試験及び破断力試験を行った結果を表5に示す。
【0031】
【表5】
【0032】表5から明らかなように、調理肉5K〜5
Oは、いずれも比較例5との比較において、食感及び破
断力ともに優れた結果であった。特に、官能試験にあっ
ては、全パネラーの評価が全ての含浸液K〜Oにつき一
致していた。また、風味や外観(色、つや、形)にあっ
ても比較例にくらべて優れていた。
【0033】〔実施例6〕次に、牛生肉ミンチについて
適用した場合について説明する。 I 含浸液の調製 ミンチ100に対して多糖類1及び前記調味液100と
から含浸液を調製した。なお、上記含浸液は、多糖類粒
子が均一に分散した懸濁液となるように調製する。 II 含浸方法 ミンチを上記含浸液の所定量に浸して、前記冷蔵室で一
夜静置した。 III 調理方法 冷蔵室から取り出したミンチを、そのまま含浸液ととも
に実施例1〜実施例4と同様の条件で煮熟して実施例6
の試料とした。なお、対照として、多糖類を含まない含
浸液(調味液のみ)を用いて実施例6と同様に操作して
比較例6とした。
【0034】実施例6及び比較例6について官能試験を
行った結果、5名のパネラーの全員が実施例6を対照と
比べて柔らかいと感じた。なお、本例においては、調理
肉はそぼろ状であるため、歯切れ、弾力及び舌ざわりを
明確に判断するのが困難であり、官能試験の試験項目は
柔らかさのみとした。また、同様に破断力の測定も不可
能であった。しかし、味の濃さはかわらないものの、実
施例6は、比較例6に比べて色があさく、つやがよいも
のに仕上がっていた。
【0035】〔実施例7〕本例は、生の貝肉(あさりの
むき身)について適用した場合である。 I含浸液の調製 貝肉100に対して 0.1、0.5、1.0、3.
0、5.0の各多糖類と水30との組み合わせにより含
浸液A〜Eを調製した。なお、上記含浸液A〜Eは、多
糖類粒子が均一に分散した懸濁液となるように調製す
る。 II含浸方法 貝肉をそれぞれ所定量の上記含浸液A〜Eに浸し、真空
チャンバーに収納して冷蔵室(2〜3℃)で一夜静置し
た。 III 調理方法 冷蔵室から取り出して水気を切った貝肉を、含浸前の貝
肉100に対して前記調味液40にて煮熟して実施例7
の7A〜7Eの各調理肉の試料とした。煮熟は、煮液
(調味液)を沸騰状態にして20分間加熱して行った。
なお、対照として、多糖類を含まない含浸液(水のみ)
を用いて実施例7と同様に操作して比較例7とした。
【0036】実施例7及び比較例7につき、前記官能試
験(柔らかさのみ)及び破断力試験を行った結果を表6
に示す。
【0037】
【表6】
【0038】表6から明らかなように、いずれの含浸液
A〜Eにあっても、含浸処理をした実施例7の方が、官
能的にも破断力の面からも比較例7よりも柔らかいこと
が確認できた。
【0039】なお、上記実施例1ないし実施例7におい
ては、牛肉及び貝肉の場合について説明したが、本発明
はこれに限定するものではなく、他の畜肉や魚肉に適用
することができる。また、上記した各実施例はいずれも
煮熟による加熱調理によるものであるが、これに限定す
るものではない。
【0040】また、一旦、多糖類を含浸した肉類は、そ
のままの状態で保存しても加熱調理後のゲル形成能には
ほとんど差がない。
【0041】
【発明の効果】本発明の肉類の調理方法によれば、生の
肉類に多糖類を含浸し加熱調理して肉類の筋繊維の周囲
に熱不可逆性のゲルを形成して、肉を柔らかく加熱調理
することができる。このため、多糖類を肉類に含浸する
という簡易な前処理で、肉類の風味を損なうことなく多
様な加熱調理における肉類の安定した軟化が可能であ
り、また多糖類の添加量によって軟化の程度をも調節が
可能となっている。したがって、従来の軟化加工が適用
できなかったりあるいは十分軟化の効果が得られなかっ
た肉類や調理にも本調理方法を適用することができる。
また、本発明の肉類加工品によれば、ゲルが形成する温
度以上に加熱調理するだけで、調理技術や方法等によら
ず、風味よくかつ柔らかな肉料理を賞味することができ
る。また、そのままあるいは再加熱するだけで、柔らか
くまた風味もよい肉料理を賞味することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱凝固性多糖類を含浸した生の肉類を加
    熱調理して肉類の組織中に熱不可逆性ゲルを形成するこ
    とを特徴とする肉類の調理方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記加熱凝固性多糖類
    がβ−1,3−グルカンであることを特徴とする肉類の
    調理方法。
  3. 【請求項3】生の肉類の組織中に加熱凝固性多糖類を有
    すること特徴とする肉類加工品。
  4. 【請求項4】加熱調理した肉類の組織中に熱不可逆性ゲ
    ルを有することを特徴とする肉類加工品。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006109730A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Takeda-Kirin Foods Corp 食肉加工品用品質改良剤およびその用途

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