JPH0779941B2 - 活性炭脱着方法 - Google Patents
活性炭脱着方法Info
- Publication number
- JPH0779941B2 JPH0779941B2 JP62097515A JP9751587A JPH0779941B2 JP H0779941 B2 JPH0779941 B2 JP H0779941B2 JP 62097515 A JP62097515 A JP 62097515A JP 9751587 A JP9751587 A JP 9751587A JP H0779941 B2 JPH0779941 B2 JP H0779941B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- desorption
- activated carbon
- adsorption
- temperature
- solvent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/02—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by adsorption, e.g. preparative gas chromatography
- B01D53/04—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by adsorption, e.g. preparative gas chromatography with stationary adsorbents
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は活性炭に吸着した物質を水蒸気を用いて脱着す
る際に、吸着槽内圧力を大気圧以下に保持して脱着を行
う方法に関する。
る際に、吸着槽内圧力を大気圧以下に保持して脱着を行
う方法に関する。
各種プラスチック製品の製造工程や、磁気テープ工業等
の各種操作に伴って発生する排ガス中に含まれる有機溶
剤を回収する活性炭吸着法において、活性炭を充填した
2基あるいはそれ以上の吸着槽を並列的に設け、吸着と
脱着を交互に繰り返す固定床式溶剤装置あるいは棚段塔
を設け、塔項より活性炭を連続的に降下させて、塔底よ
り送り込まれる原ガスによりこの活性炭を流動させつつ
溶剤の吸着を行わせ、塔下段で得られる吸着済みの活性
炭を別途設けられた脱着器において脱着を行わせる流動
層式吸着装置等が公知である。これらの吸着槽は一般に
吸着、脱着共、大気圧下で運転され、また脱着には水蒸
気が使用される。これらの従来法のうち、2層固定床式
吸着装置を第6図により説明する。
の各種操作に伴って発生する排ガス中に含まれる有機溶
剤を回収する活性炭吸着法において、活性炭を充填した
2基あるいはそれ以上の吸着槽を並列的に設け、吸着と
脱着を交互に繰り返す固定床式溶剤装置あるいは棚段塔
を設け、塔項より活性炭を連続的に降下させて、塔底よ
り送り込まれる原ガスによりこの活性炭を流動させつつ
溶剤の吸着を行わせ、塔下段で得られる吸着済みの活性
炭を別途設けられた脱着器において脱着を行わせる流動
層式吸着装置等が公知である。これらの吸着槽は一般に
吸着、脱着共、大気圧下で運転され、また脱着には水蒸
気が使用される。これらの従来法のうち、2層固定床式
吸着装置を第6図により説明する。
第6図において原ガス1はブロワー2により吸着層3−
1または3−2のいずれか一方に送り込まれ、原ガス中
の溶剤は固定床を形成する活性炭に吸着され、浄化され
た廃ガスは大気に放出される。例えば吸着層3−1にお
いて吸着操作が行われているとすると、他方の吸着槽3
−2は吸着を終了し切換弁によって吸着から脱着に切換
えられ、水蒸気Sが吹込まれて吸着された溶剤は脱着さ
れて水蒸気と共にガス状で排出される。この混合蒸気
(脱着蒸気)は凝縮冷却器5に導かれて水冷却によって
全量凝縮される。この際、水と回収溶剤が相互に不溶の
場合には、デカンター9において比重差により溶剤層と
水層の2層に分かれ、水は排出され、溶剤は回収され
る。また両者が相互に一部または全部溶け合う場合には
適宜蒸溜塔(図示せず)へ送られ、水と溶剤の分離が行
われる。この際凝縮冷却器5の凝縮側はベントパイプ13
によって大気に通じており、したがって脱着は大気圧下
で行われる。
1または3−2のいずれか一方に送り込まれ、原ガス中
の溶剤は固定床を形成する活性炭に吸着され、浄化され
た廃ガスは大気に放出される。例えば吸着層3−1にお
いて吸着操作が行われているとすると、他方の吸着槽3
−2は吸着を終了し切換弁によって吸着から脱着に切換
えられ、水蒸気Sが吹込まれて吸着された溶剤は脱着さ
れて水蒸気と共にガス状で排出される。この混合蒸気
(脱着蒸気)は凝縮冷却器5に導かれて水冷却によって
全量凝縮される。この際、水と回収溶剤が相互に不溶の
場合には、デカンター9において比重差により溶剤層と
水層の2層に分かれ、水は排出され、溶剤は回収され
る。また両者が相互に一部または全部溶け合う場合には
適宜蒸溜塔(図示せず)へ送られ、水と溶剤の分離が行
われる。この際凝縮冷却器5の凝縮側はベントパイプ13
によって大気に通じており、したがって脱着は大気圧下
で行われる。
この方式では、吸着工程より脱着工程に切換えられた初
期は、活性炭層温度は吸着温度(一般に30℃前後)にあ
り、吹込まれた水蒸気は凝縮しつつ活性炭層温度を上昇
させ100℃に到った後、脱着蒸気は吸着槽より排出さ
れ、脱着は100℃において続行される。
期は、活性炭層温度は吸着温度(一般に30℃前後)にあ
り、吹込まれた水蒸気は凝縮しつつ活性炭層温度を上昇
させ100℃に到った後、脱着蒸気は吸着槽より排出さ
れ、脱着は100℃において続行される。
ところで、近年磁気テープ製造あるいは粘着テープ製造
工業等においてケトン系溶剤としてメチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等が多
量に使用されるようになった。これらケトン系溶剤は吸
脱着の際、活性炭上で酸化、分解、重合等の反応を起し
易く、回収製品の純度、活性炭の吸着能力保持期間ある
いは炭層着火に対する安全上の問題が生じている。例え
ばメチルエチルケトンは活性炭の触媒作用により、吸着
時に酸化を受けジアセチル、酢酸等を生成し、回収溶剤
が黄色に着色して製品純度を損ねる。またシクロヘキサ
ノンは脱着時加熱を受け重合し、二量体あるいは三量体
を生成する。これら重合物は沸点が高く、脱着過程にお
いて容易に脱着されず、活性炭細孔内に蓄積し、徐々に
活性炭の吸着性能を低下させる。さらにこれらケトン系
溶剤は酸化により過酸化物を生成し、屡々活性炭層の着
火を惹き起こす原因となっている。この酸化反応は脱着
工程が終了し、吸着工程に入った初期、活性炭層がまだ
高温であり、ここに原ガスが送入されることから、活性
炭中に残留している溶剤が、高温下酸素の存在、活性炭
の触媒作用の条件のもとで激しく起こるものと考えられ
る。
工業等においてケトン系溶剤としてメチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等が多
量に使用されるようになった。これらケトン系溶剤は吸
脱着の際、活性炭上で酸化、分解、重合等の反応を起し
易く、回収製品の純度、活性炭の吸着能力保持期間ある
いは炭層着火に対する安全上の問題が生じている。例え
ばメチルエチルケトンは活性炭の触媒作用により、吸着
時に酸化を受けジアセチル、酢酸等を生成し、回収溶剤
が黄色に着色して製品純度を損ねる。またシクロヘキサ
ノンは脱着時加熱を受け重合し、二量体あるいは三量体
を生成する。これら重合物は沸点が高く、脱着過程にお
いて容易に脱着されず、活性炭細孔内に蓄積し、徐々に
活性炭の吸着性能を低下させる。さらにこれらケトン系
溶剤は酸化により過酸化物を生成し、屡々活性炭層の着
火を惹き起こす原因となっている。この酸化反応は脱着
工程が終了し、吸着工程に入った初期、活性炭層がまだ
高温であり、ここに原ガスが送入されることから、活性
炭中に残留している溶剤が、高温下酸素の存在、活性炭
の触媒作用の条件のもとで激しく起こるものと考えられ
る。
したがってこれらの解決が強く要望されている。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
その目的とするところは脱着の際、活性炭に吸着された
物質の酸化、分解、重合反応物の生成を抑制し、活性炭
の寿命を長くしようとすることにある。
その目的とするところは脱着の際、活性炭に吸着された
物質の酸化、分解、重合反応物の生成を抑制し、活性炭
の寿命を長くしようとすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明者らは活性炭上におけ
るこれらの溶剤の反応速度は温度によって変り、低温に
なるに従って反応速度が予測を超えてはるかに低下する
ことを見出し、脱着を減圧低温(100℃以下)の水蒸気
を用いて行うことについて鋭意研究した結果、本発明に
到達した。すなわち本発明は活性炭に吸着された原ガス
中のケトン類またはエステル類を脱着する際、真空発生
機を用いて吸着槽内を減圧して、槽内に水蒸気を導入
し、定常状態における吸着槽内の脱着操作圧力及び温度
をそれぞれ0.197atm、60℃以上0.571atm、85℃以下の範
囲として水蒸気脱着を行うことを特徴とする活性炭脱着
方法である。
るこれらの溶剤の反応速度は温度によって変り、低温に
なるに従って反応速度が予測を超えてはるかに低下する
ことを見出し、脱着を減圧低温(100℃以下)の水蒸気
を用いて行うことについて鋭意研究した結果、本発明に
到達した。すなわち本発明は活性炭に吸着された原ガス
中のケトン類またはエステル類を脱着する際、真空発生
機を用いて吸着槽内を減圧して、槽内に水蒸気を導入
し、定常状態における吸着槽内の脱着操作圧力及び温度
をそれぞれ0.197atm、60℃以上0.571atm、85℃以下の範
囲として水蒸気脱着を行うことを特徴とする活性炭脱着
方法である。
以下に本発明方法を図面に基づき説明する。
第1図は本発明の一実施態様を示すフロー図である。第
1図において、吸着槽3−1は吸着工程にあり、また吸
着槽3−2は脱着工程にあるとする。
1図において、吸着槽3−1は吸着工程にあり、また吸
着槽3−2は脱着工程にあるとする。
ここで吸着槽3−2は脱着工程に切換えた初期において
は吸着槽内は原ガスで充満しており、ほぼ大気圧下にあ
る。このような状態にある吸着槽3−2内のガスを吸着
工程開始直後、真空ポンプ6により凝縮冷却器5のベン
トパイプを通して吸引し、吸気槽3−2内を減圧し所定
の圧力とした後、減圧用圧力調節弁PCV及び温度調整弁T
CVを通ってそれぞれ水蒸気と水の吹き込みを行い、これ
により降温された吸着槽3−2内圧力にほぼ等しい圧力
の飽和水蒸気が吸着槽に送入されて脱着が行われる。
は吸着槽内は原ガスで充満しており、ほぼ大気圧下にあ
る。このような状態にある吸着槽3−2内のガスを吸着
工程開始直後、真空ポンプ6により凝縮冷却器5のベン
トパイプを通して吸引し、吸気槽3−2内を減圧し所定
の圧力とした後、減圧用圧力調節弁PCV及び温度調整弁T
CVを通ってそれぞれ水蒸気と水の吹き込みを行い、これ
により降温された吸着槽3−2内圧力にほぼ等しい圧力
の飽和水蒸気が吸着槽に送入されて脱着が行われる。
第2図は本発明の他の実施態様であり、吸着槽内圧力を
減圧して脱着を行いつつ脱着に使用した水蒸気の潜熱回
収を行う方法の概要を示すフロー図である。第2図にお
いて吸着槽3−1は吸着工程にあり、吸着槽3−2は脱
着工程にあるとする。この吸着槽3−2の脱着工程への
移行は吸着工程を終了した吸着槽3−2をスチームブロ
ワーにより吸引し、圧力指示調節弁PICVより脱着用水蒸
気を導入することにより行われる。このようにして吸着
槽3−2はスチームブロワー11によって吸引され減圧状
態となり、脱着された溶剤蒸気と水蒸気はスチームブロ
ワー11によって大気圧に昇圧されて蒸発缶10の管内に送
入される。管外には蒸発用水が供給され、また蒸発缶10
内は吸着槽3−2を通してスチームブロワー11により減
圧されており、管内外の圧力差によって生ずる凝縮温度
と沸騰温度の差により管内蒸気の凝縮潜熱によって缶内
の水は沸騰蒸発して発生する水蒸気は吸着槽3−2に送
入され脱着用水蒸気として使用される。また活性炭4−
2の脱着開始初期の加熱、また放熱ロスのために必要な
補給用水蒸気はボイラー水蒸気によって補充される。こ
れによって脱着用水蒸気の熱回収を行いつつ減圧水蒸気
により脱着が行われる。
減圧して脱着を行いつつ脱着に使用した水蒸気の潜熱回
収を行う方法の概要を示すフロー図である。第2図にお
いて吸着槽3−1は吸着工程にあり、吸着槽3−2は脱
着工程にあるとする。この吸着槽3−2の脱着工程への
移行は吸着工程を終了した吸着槽3−2をスチームブロ
ワーにより吸引し、圧力指示調節弁PICVより脱着用水蒸
気を導入することにより行われる。このようにして吸着
槽3−2はスチームブロワー11によって吸引され減圧状
態となり、脱着された溶剤蒸気と水蒸気はスチームブロ
ワー11によって大気圧に昇圧されて蒸発缶10の管内に送
入される。管外には蒸発用水が供給され、また蒸発缶10
内は吸着槽3−2を通してスチームブロワー11により減
圧されており、管内外の圧力差によって生ずる凝縮温度
と沸騰温度の差により管内蒸気の凝縮潜熱によって缶内
の水は沸騰蒸発して発生する水蒸気は吸着槽3−2に送
入され脱着用水蒸気として使用される。また活性炭4−
2の脱着開始初期の加熱、また放熱ロスのために必要な
補給用水蒸気はボイラー水蒸気によって補充される。こ
れによって脱着用水蒸気の熱回収を行いつつ減圧水蒸気
により脱着が行われる。
あるいは別法として、昇圧ブロワー吐出側に調節弁及び
ベントコンデンサーを備えたベントライン(いずれも図
示せず)を分岐して設けて圧縮水蒸気の一部を凝縮して
デカンターに取り出すことによって一定の減圧度を維持
してもよい。
ベントコンデンサーを備えたベントライン(いずれも図
示せず)を分岐して設けて圧縮水蒸気の一部を凝縮して
デカンターに取り出すことによって一定の減圧度を維持
してもよい。
以上の第1、2図に基づく実施態様において、吸着槽3
−2内における脱着操作圧力及び水蒸気飽和温度はそれ
ぞれ0.197atm、60℃乃至0.571atm、85℃の範囲で操作さ
れ、この条件を維持することにより、吸着溶剤の重合反
応速度を効果的に抑制し、活性炭寿命を著しく延長する
ことが可能となる。
−2内における脱着操作圧力及び水蒸気飽和温度はそれ
ぞれ0.197atm、60℃乃至0.571atm、85℃の範囲で操作さ
れ、この条件を維持することにより、吸着溶剤の重合反
応速度を効果的に抑制し、活性炭寿命を著しく延長する
ことが可能となる。
本発明における操作条件は脱着操作圧力及び水蒸気飽和
温度は上述の通り、それぞれ0.197atm、60℃以上0.571a
tm、85℃以下に設定する。この範囲外では本発明の目的
を効率よく達成することは困難である。この限定の理由
は以下の通りである。
温度は上述の通り、それぞれ0.197atm、60℃以上0.571a
tm、85℃以下に設定する。この範囲外では本発明の目的
を効率よく達成することは困難である。この限定の理由
は以下の通りである。
一般的に活性炭に吸着された溶剤を脱着させるために用
いられる水蒸気は一部は機器及び活性炭の加熱に使用さ
れ、他の一部は溶剤の脱着熱として使用され、その他に
溶剤のキャリアーとして用いられる。すなわち活性炭の
周囲に存在する気相の溶剤分圧を活性炭に吸着している
溶剤と平衡する分相分圧より低下させて、溶剤を活性炭
より流出せしめるために使用される。例えばシクロヘキ
サノンの如き沸点が高く吸着率の大きい溶剤の脱着にお
いては、キャリアーとして必要な水蒸気の割合は大きく
脱着水蒸気量の総量の80%以上を占める。
いられる水蒸気は一部は機器及び活性炭の加熱に使用さ
れ、他の一部は溶剤の脱着熱として使用され、その他に
溶剤のキャリアーとして用いられる。すなわち活性炭の
周囲に存在する気相の溶剤分圧を活性炭に吸着している
溶剤と平衡する分相分圧より低下させて、溶剤を活性炭
より流出せしめるために使用される。例えばシクロヘキ
サノンの如き沸点が高く吸着率の大きい溶剤の脱着にお
いては、キャリアーとして必要な水蒸気の割合は大きく
脱着水蒸気量の総量の80%以上を占める。
一般的に脱着に必要な水蒸気量は活性炭の種類すなわち
吸着平衡の差異、操作吸着率(吸着後溶剤吸着率−脱着
後溶剤吸着率)、脱着温度、脱着圧力によって異なり、
脱着に必要な総水蒸気量のうち、活性炭層の加熱に必要
な水蒸気は脱着温度の低い程少ない。また溶剤の脱着熱
は脱着温度によってはあまり変らない。一方吸着平衡に
基づくキャリアーガスとしての水蒸気量は脱着温度(脱
着圧力)の低下に従って増大することになり、100℃脱
着の場合に対するキャリヤーガスとしての水蒸気量の増
加率Rは次式で与えられる。
吸着平衡の差異、操作吸着率(吸着後溶剤吸着率−脱着
後溶剤吸着率)、脱着温度、脱着圧力によって異なり、
脱着に必要な総水蒸気量のうち、活性炭層の加熱に必要
な水蒸気は脱着温度の低い程少ない。また溶剤の脱着熱
は脱着温度によってはあまり変らない。一方吸着平衡に
基づくキャリアーガスとしての水蒸気量は脱着温度(脱
着圧力)の低下に従って増大することになり、100℃脱
着の場合に対するキャリヤーガスとしての水蒸気量の増
加率Rは次式で与えられる。
R=(B1/π)/(Bn/Pd)あるいはB1/Bn・Pd/π ……
(1) B1:100℃における溶剤吸着率Aに対する平衡分圧(at
m) Bn:脱着温度における溶剤吸着率Aに対する平衡分圧(a
tm) n:整数2,3,4 π:大気圧(1atm) Pd:脱着時圧力(atm図中各温度に対応) (=脱着温度における飽和水蒸気圧力) 上述の(1)式は水蒸気圧の温度変化と吸着平衡分圧の
温度変化が比例していないので、キャリヤーガスとして
の水蒸気量が脱着温度低下と共に増大することを示す。
この具体例を第5図及び第4図により説明する。
(1) B1:100℃における溶剤吸着率Aに対する平衡分圧(at
m) Bn:脱着温度における溶剤吸着率Aに対する平衡分圧(a
tm) n:整数2,3,4 π:大気圧(1atm) Pd:脱着時圧力(atm図中各温度に対応) (=脱着温度における飽和水蒸気圧力) 上述の(1)式は水蒸気圧の温度変化と吸着平衡分圧の
温度変化が比例していないので、キャリヤーガスとして
の水蒸気量が脱着温度低下と共に増大することを示す。
この具体例を第5図及び第4図により説明する。
第5図はシクロヘキサノン吸着等温線図(A社活性炭)
であり、脱着温度60゜,70゜,80゜,100℃(それぞれn=
4,3,2,1)におけるシクロヘキサノンの平衡分圧(10-6a
tm)を示す。また第4図は活性炭100g当りに吸着された
シクロヘキサノンを30gから10gまで脱着するために必要
な水蒸気量と脱着温度の関係を示す(A社活性炭)。
であり、脱着温度60゜,70゜,80゜,100℃(それぞれn=
4,3,2,1)におけるシクロヘキサノンの平衡分圧(10-6a
tm)を示す。また第4図は活性炭100g当りに吸着された
シクロヘキサノンを30gから10gまで脱着するために必要
な水蒸気量と脱着温度の関係を示す(A社活性炭)。
第5図から吸着率20gシクロヘキサノン/100g活性炭にお
ける各脱着温度60゜,70゜,80゜,100℃と対応する各シク
ロヘキサノン分圧はそれぞれ250,560,1300,3000(10-6a
tm)である。また一般の蒸気圧表から各脱着温度60゜,7
0゜,80゜,100℃における各飽和水蒸気圧はそれぞれ0.19
7,0.308,0.467,1.0(atm)である。以上の各脱着温度に
おけるシクロヘキサノン分圧及び飽和水蒸気圧を前記
(1)式に代入すると、脱着温度100℃におけるキャリ
ヤーとして作用する水蒸気量1に対する各脱着温度60
゜,70゜,80℃の水蒸気量の増加率はそれぞれ2.36,1.65,
1.08倍となる。すなわち脱着温度の低下と共にキャリヤ
ーとしての水蒸気量は増加する。しかして脱着に必要な
総水蒸気量は前記したように、キャリヤーとして消費さ
れる水蒸気量に、炭層の加熱及び溶剤の脱着熱、さらに
機器の加熱、放熱に消費された水蒸気量を加えたものと
なる。
ける各脱着温度60゜,70゜,80゜,100℃と対応する各シク
ロヘキサノン分圧はそれぞれ250,560,1300,3000(10-6a
tm)である。また一般の蒸気圧表から各脱着温度60゜,7
0゜,80゜,100℃における各飽和水蒸気圧はそれぞれ0.19
7,0.308,0.467,1.0(atm)である。以上の各脱着温度に
おけるシクロヘキサノン分圧及び飽和水蒸気圧を前記
(1)式に代入すると、脱着温度100℃におけるキャリ
ヤーとして作用する水蒸気量1に対する各脱着温度60
゜,70゜,80℃の水蒸気量の増加率はそれぞれ2.36,1.65,
1.08倍となる。すなわち脱着温度の低下と共にキャリヤ
ーとしての水蒸気量は増加する。しかして脱着に必要な
総水蒸気量は前記したように、キャリヤーとして消費さ
れる水蒸気量に、炭層の加熱及び溶剤の脱着熱、さらに
機器の加熱、放熱に消費された水蒸気量を加えたものと
なる。
第4図はシクロヘキサノンの実際の運転において一般に
行われている30g溶剤/100g活性炭(吸着終了後)と10g
溶剤/100g活性炭(脱着終了後)の間で脱着する場合の
脱着水蒸気量と脱着温度(脱着圧力)との関係を示した
ものである。この第4図から脱着温度(脱着圧力)の低
下と共に脱着水蒸気の総量が増大し、脱着温度100℃に
おける水蒸気量に対して80゜,60℃ではそれぞれ1.2,2.6
倍となることが判る。
行われている30g溶剤/100g活性炭(吸着終了後)と10g
溶剤/100g活性炭(脱着終了後)の間で脱着する場合の
脱着水蒸気量と脱着温度(脱着圧力)との関係を示した
ものである。この第4図から脱着温度(脱着圧力)の低
下と共に脱着水蒸気の総量が増大し、脱着温度100℃に
おける水蒸気量に対して80゜,60℃ではそれぞれ1.2,2.6
倍となることが判る。
本発明においては前記したように脱着温度が低い程、吸
着された物質の酸化、分解、重合反応が抑制されて好ま
しい。一方上述のように脱着温度の低下は水蒸気の消費
を増大させる。このため本発明では脱着操作圧力及び温
度をそれぞれ0.197atm、60℃以上0.571atm、85℃以下に
限定する。すなわち第4図から判るように脱着温度60℃
以下では水蒸気量が顕著に増大して不経済となり、一方
脱着温度85℃以上では水蒸気消費量は減少するが、脱着
温度が高くなり過ぎて活性炭の寿命延長という本発明の
目的達成は困難となる。
着された物質の酸化、分解、重合反応が抑制されて好ま
しい。一方上述のように脱着温度の低下は水蒸気の消費
を増大させる。このため本発明では脱着操作圧力及び温
度をそれぞれ0.197atm、60℃以上0.571atm、85℃以下に
限定する。すなわち第4図から判るように脱着温度60℃
以下では水蒸気量が顕著に増大して不経済となり、一方
脱着温度85℃以上では水蒸気消費量は減少するが、脱着
温度が高くなり過ぎて活性炭の寿命延長という本発明の
目的達成は困難となる。
以上の理由から本発明における脱着操作圧力及び温度を
それぞれ0.197atm,60℃〜0.571atm,85℃に限定する。さ
らにこれらの条件はそれぞれ0.247atm,65℃〜0.467atm,
80℃とすることが活性炭寿命、活性炭交換費用と脱着水
蒸気費用の面から特に好ましい。
それぞれ0.197atm,60℃〜0.571atm,85℃に限定する。さ
らにこれらの条件はそれぞれ0.247atm,65℃〜0.467atm,
80℃とすることが活性炭寿命、活性炭交換費用と脱着水
蒸気費用の面から特に好ましい。
乾燥機より発生するシクロヘキサノン及びトルエンを含
むガス中から活性炭を充填した吸着槽2基を用い、各槽
について吸着と脱着を一定時間おきに交互に繰り返し連
続的にシクロヘキサノン及びトルエンを回収する溶剤回
収装置において、従来法の低大気圧力水蒸気脱着法と、
本発明による減圧減温水蒸気脱着法によって同じ仕様条
件下において回収を行った場合の運転条件と活性炭寿命
(吸着槽排ガス溶剤濃度が規定値を超える迄の運転時
間)について以下に比較を示す。
むガス中から活性炭を充填した吸着槽2基を用い、各槽
について吸着と脱着を一定時間おきに交互に繰り返し連
続的にシクロヘキサノン及びトルエンを回収する溶剤回
収装置において、従来法の低大気圧力水蒸気脱着法と、
本発明による減圧減温水蒸気脱着法によって同じ仕様条
件下において回収を行った場合の運転条件と活性炭寿命
(吸着槽排ガス溶剤濃度が規定値を超える迄の運転時
間)について以下に比較を示す。
〔発明の効果〕 本発明方法によれば実施例や第3図に示す如く、従来法
においてはシクロヘキサノンを含む溶剤の脱着の際、10
0℃迄加熱されるため通常の水蒸気脱着によっては脱着
されないシクロヘキサノン重合物の生成、そしてそれの
活性炭細孔中の蓄積が大きく、活性炭寿命が短かいのに
対し、脱着温度は80℃であり、吸着槽排ガス溶剤濃度が
100volppmを越える迄の時間(寿命)は従来法の2.7倍と
長い。
においてはシクロヘキサノンを含む溶剤の脱着の際、10
0℃迄加熱されるため通常の水蒸気脱着によっては脱着
されないシクロヘキサノン重合物の生成、そしてそれの
活性炭細孔中の蓄積が大きく、活性炭寿命が短かいのに
対し、脱着温度は80℃であり、吸着槽排ガス溶剤濃度が
100volppmを越える迄の時間(寿命)は従来法の2.7倍と
長い。
このように本発明では脱着温度を80℃とすることによ
り、従来法の100℃で脱着を行う方法に比べシクロヘキ
サノンの重合反応速度は低下し、活性炭寿命は延長され
るが脱着用水蒸気量は約1.2倍となる。しかしこれは活
性炭の交換費用がほぼ1/3で済み溶剤の回収コストを大
幅に下げ得ることを併せ考えた場合経済的有利は明らか
である。
り、従来法の100℃で脱着を行う方法に比べシクロヘキ
サノンの重合反応速度は低下し、活性炭寿命は延長され
るが脱着用水蒸気量は約1.2倍となる。しかしこれは活
性炭の交換費用がほぼ1/3で済み溶剤の回収コストを大
幅に下げ得ることを併せ考えた場合経済的有利は明らか
である。
さらに低温水蒸気を用いて脱着を行うことにより、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等
のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類の
回収においても酸化あるいは分解物の生成が抑制され、
回収溶剤の収率、品質の向上が可能となる。
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等
のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類の
回収においても酸化あるいは分解物の生成が抑制され、
回収溶剤の収率、品質の向上が可能となる。
第1図は本発明における減圧溶剤脱着方式フロー図、第
2図は本発明における減圧溶剤脱着水蒸気回収方式のフ
ロー図、第5図はシクロヘキサノン吸着等温線図、第4
図は脱着温度と脱着水蒸気量関係図、第3図は溶剤回収
運転期間と吸着槽排ガス溶剤濃度推移関係図(実施
例)、第6図は従来法における大気圧溶剤脱着方式フロ
ー図である。 1……原ガス、2……ガスブロワー 3−1,3−2……吸着槽、4−1,4−2……活性炭層 5……凝縮冷却器、6……真空ポンプ 7……中継槽、8……送液ポンプ 9……デカンター、10……蒸発缶 11……スチームブロワー、12,13……ベントパイプ S……スチーム、W……冷却水 PCV……圧力調節弁、TCV……温度調整弁 PICV……圧力指示調節弁、FIC……流量調節器 FCV……流量調節弁
2図は本発明における減圧溶剤脱着水蒸気回収方式のフ
ロー図、第5図はシクロヘキサノン吸着等温線図、第4
図は脱着温度と脱着水蒸気量関係図、第3図は溶剤回収
運転期間と吸着槽排ガス溶剤濃度推移関係図(実施
例)、第6図は従来法における大気圧溶剤脱着方式フロ
ー図である。 1……原ガス、2……ガスブロワー 3−1,3−2……吸着槽、4−1,4−2……活性炭層 5……凝縮冷却器、6……真空ポンプ 7……中継槽、8……送液ポンプ 9……デカンター、10……蒸発缶 11……スチームブロワー、12,13……ベントパイプ S……スチーム、W……冷却水 PCV……圧力調節弁、TCV……温度調整弁 PICV……圧力指示調節弁、FIC……流量調節器 FCV……流量調節弁
Claims (2)
- 【請求項1】活性炭を充填した吸着槽を用いて原ガス中
のケトン類またはエステル類を吸着させ、次いで活性炭
に吸着された物質を脱着するため炭層に直接水蒸気を吹
き込む方法において、真空発生機を用いて吸着槽内を減
圧して、水蒸気を導入し、吸着槽内の脱着操作圧力及び
温度をそれぞれ、0.197atm、60℃以上0.571atm、85℃以
下の範囲として水蒸気脱着を行うことを特徴とする活性
炭脱着方法。 - 【請求項2】ケトン類がシクロヘキサノンである特許請
求の範囲第(1)項記載の活性炭脱着方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62097515A JPH0779941B2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 活性炭脱着方法 |
| KR1019880004546A KR960003148B1 (ko) | 1987-04-22 | 1988-04-21 | 유기 용제 함유가스의 처리 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62097515A JPH0779941B2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 活性炭脱着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63264119A JPS63264119A (ja) | 1988-11-01 |
| JPH0779941B2 true JPH0779941B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14194393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62097515A Expired - Fee Related JPH0779941B2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 活性炭脱着方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0779941B2 (ja) |
| KR (1) | KR960003148B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02126919A (ja) * | 1988-07-25 | 1990-05-15 | Daicel Chem Ind Ltd | 溶剤の回収方法 |
| EP3166708B1 (en) * | 2014-07-10 | 2021-11-10 | Climeworks AG | Steam assisted vacuum desorption process for carbon dioxide capture |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6013005A (ja) * | 1983-07-04 | 1985-01-23 | Nippon Steel Corp | 高炉減尺操業方法 |
-
1987
- 1987-04-22 JP JP62097515A patent/JPH0779941B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1988
- 1988-04-21 KR KR1019880004546A patent/KR960003148B1/ko not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR880012262A (ko) | 1988-11-26 |
| JPS63264119A (ja) | 1988-11-01 |
| KR960003148B1 (ko) | 1996-03-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4283212A (en) | Treatment of gas streams | |
| US7470348B2 (en) | Separator for producing aromatic carboxylic acids | |
| US4373935A (en) | Adsorption separation cycle | |
| JPH0350561B2 (ja) | ||
| JPH0357803B2 (ja) | ||
| JPS596847B2 (ja) | 不−或は難揮発生物質を分離する方法 | |
| US4636284A (en) | Process for the separation of water from a water-containing mixture or azeotrope with an extractant, and for the separation of water from said extractant | |
| KR20110099313A (ko) | 비닐 아세테이트의 제조 방법 | |
| SU1064863A3 (ru) | Способ получени мочевины | |
| KR102355059B1 (ko) | 아세트산 제조 유닛에서 오프가스를 처리하기 위한 방법 및 장치 | |
| JPH0779941B2 (ja) | 活性炭脱着方法 | |
| SE452952B (sv) | Flerstegs adsorptionsprocess for separering av organiska vetskor fran vatten | |
| WO2003084644A1 (en) | Method and system for desorption and recovery of desorbed compounds | |
| IL111907A (en) | Process and device for vinyl chloride purification | |
| KR102741788B1 (ko) | 미반응 모노머 회수방법 및 회수장치 | |
| JPH0732861B2 (ja) | 活性炭再生方法 | |
| US4596587A (en) | Separation of a mixture which consists of organic compounds and water and is obtained in solvent recovery by adsorption and desorption | |
| JPS593928B2 (ja) | 活性炭脱着方法及びその装置 | |
| JP3364118B2 (ja) | 無機系吸着剤によるガス処理方法及び装置 | |
| JPH0710788A (ja) | エチレンの回収方法 | |
| EP0092208A2 (en) | Improved gas separation process | |
| US5723702A (en) | Method for removing moisture from chlorodifluoro-methane | |
| JPH0769610A (ja) | ヒドラジン水和物からの不純物の除去方法 | |
| KR830000349B1 (ko) | 활성탄 탈착장치 | |
| JPS59115724A (ja) | 活性炭吸着槽の冷却方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |