JPH0780068B2 - 粉体加圧成形装置 - Google Patents
粉体加圧成形装置Info
- Publication number
- JPH0780068B2 JPH0780068B2 JP10495387A JP10495387A JPH0780068B2 JP H0780068 B2 JPH0780068 B2 JP H0780068B2 JP 10495387 A JP10495387 A JP 10495387A JP 10495387 A JP10495387 A JP 10495387A JP H0780068 B2 JPH0780068 B2 JP H0780068B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- powder
- cylinder
- pressurizing
- pressurized
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/001—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure; Isostatic presses
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、粉体を乾式法で静水圧成形する粉体加圧成形
装置の改良であつて、加圧成形の過程において粉体中の
空気を成形品に悪影響を及ぼさないところへ絞り寄せる
技術に関するものである。
装置の改良であつて、加圧成形の過程において粉体中の
空気を成形品に悪影響を及ぼさないところへ絞り寄せる
技術に関するものである。
[従来の技術] 従来、乾式法で静水圧成形する粉体加圧成形装置は、第
11図に示す如く、可撓性の素材(例えば、ネオプレンゴ
ム,ウレタン樹脂等)より形成されると共に上下方向に
長い粉体充填空間1を内側に形成したモールド2と、粉
体充填空間1の上下の開口端1a,1bを覆蓋する蓋体3,4
と、モールド2を外嵌する可撓性の加圧筒体5と、加圧
筒体5を外嵌する保持ケース6とからなり、加圧筒体5
と保持ケース6との間に、加圧液体7が供給される環状
の圧力室8が形成されている。保持ケース6には、圧力
室8に臨む液体給排口6c,6dが開口されている。保持ケ
ース6は、上下方向に貫通する貫通孔6aが形成されてい
ると共に、貫通孔6aに前記加圧筒体5が内嵌されてい
る。上下の蓋体3,4の間には、粉体充填空間1の中心部
を上下方向に貫通する芯金9が取り外し可能に張架され
ている。芯金9は、上下にボルト部9a,9bが延設されて
いると共に、前記蓋体3,4の挿通孔3a,4aにボルト部9a,9
bが挿通され、ボルト部9a,9bにナツト10,11が緊締され
ている。モールド2は、上下の蓋体3,4で覆蓋された状
態で、保持ケース6の貫通孔6aから加圧筒体5の内側に
挿入され、保持ケース6の上下の開口部6e,6fに螺着し
た締付具12,13で保持される。
11図に示す如く、可撓性の素材(例えば、ネオプレンゴ
ム,ウレタン樹脂等)より形成されると共に上下方向に
長い粉体充填空間1を内側に形成したモールド2と、粉
体充填空間1の上下の開口端1a,1bを覆蓋する蓋体3,4
と、モールド2を外嵌する可撓性の加圧筒体5と、加圧
筒体5を外嵌する保持ケース6とからなり、加圧筒体5
と保持ケース6との間に、加圧液体7が供給される環状
の圧力室8が形成されている。保持ケース6には、圧力
室8に臨む液体給排口6c,6dが開口されている。保持ケ
ース6は、上下方向に貫通する貫通孔6aが形成されてい
ると共に、貫通孔6aに前記加圧筒体5が内嵌されてい
る。上下の蓋体3,4の間には、粉体充填空間1の中心部
を上下方向に貫通する芯金9が取り外し可能に張架され
ている。芯金9は、上下にボルト部9a,9bが延設されて
いると共に、前記蓋体3,4の挿通孔3a,4aにボルト部9a,9
bが挿通され、ボルト部9a,9bにナツト10,11が緊締され
ている。モールド2は、上下の蓋体3,4で覆蓋された状
態で、保持ケース6の貫通孔6aから加圧筒体5の内側に
挿入され、保持ケース6の上下の開口部6e,6fに螺着し
た締付具12,13で保持される。
次に、上述の如く構成された従来の粉体加圧成形装置の
用法を、作業手順に従って説明する。先ず、保持ケース
6に螺着した上方の締付具12を取り外して、モールド2
を保持ケース6から抜き出す。モールド2の上方に配置
された上方のナツト10及び蓋体3を取り外し、粉体充填
空間1内に粉体14を充填する。粉体14が充填された粉体
充填空間1の上端を蓋体3で覆蓋すると共に、芯金9の
ボルト部9aにナツト10を緊締する。モールド2を、保持
ケース6の貫通孔6aから加圧筒体5の内側に挿入し、保
持ケース6の開口部6eに締付具12を緊締して加圧前の準
備を終了する。次に、保持ケース6と加圧筒体5との間
に形成された圧力室8に、保持ケース6の液体給排口6
c,6dから所望圧力の加圧液体7を供給する。可撓性の加
圧筒体5は、加圧液体7の供給に伴ない、図示は省略し
たが、内方へ膨張しつつモールド2の外側面2aの略々全
面を同時に押圧する。可撓性のモールド2は、加圧筒体
5からの押圧力を受けることにより、モールド内径Dを
減少しつつ、粉体充填空間1内の粉体14の全体を略々同
時に加圧する。粉体14中に介在する空気は、加圧液体7
の圧力上昇に伴ない空気圧力が高められるので、粉体14
の粒子間隙で形成された空気通路内を蓋体3,4に向って
通過し、芯金9のボルト部9a,9bとナツト10,11との螺合
隙間から外部へ排出される。所定時間の加圧が経過した
ならば、圧力室8内の加圧液体7は液体給排口6c,6dか
ら排出される。可撓性のモールド2及び加圧筒体5は、
加圧液体7の減圧に伴ない、自己の弾性力により元のモ
ールド内径Dに自然復帰する。続けて、保持ケース6に
螺着した上方の締付具12は取り外され、モールド2は保
持ケース6から抜き出される。最後に、モールド2の内
側に得られた成形品(図示は省略)とモールド2と芯金
9とは分離される。
用法を、作業手順に従って説明する。先ず、保持ケース
6に螺着した上方の締付具12を取り外して、モールド2
を保持ケース6から抜き出す。モールド2の上方に配置
された上方のナツト10及び蓋体3を取り外し、粉体充填
空間1内に粉体14を充填する。粉体14が充填された粉体
充填空間1の上端を蓋体3で覆蓋すると共に、芯金9の
ボルト部9aにナツト10を緊締する。モールド2を、保持
ケース6の貫通孔6aから加圧筒体5の内側に挿入し、保
持ケース6の開口部6eに締付具12を緊締して加圧前の準
備を終了する。次に、保持ケース6と加圧筒体5との間
に形成された圧力室8に、保持ケース6の液体給排口6
c,6dから所望圧力の加圧液体7を供給する。可撓性の加
圧筒体5は、加圧液体7の供給に伴ない、図示は省略し
たが、内方へ膨張しつつモールド2の外側面2aの略々全
面を同時に押圧する。可撓性のモールド2は、加圧筒体
5からの押圧力を受けることにより、モールド内径Dを
減少しつつ、粉体充填空間1内の粉体14の全体を略々同
時に加圧する。粉体14中に介在する空気は、加圧液体7
の圧力上昇に伴ない空気圧力が高められるので、粉体14
の粒子間隙で形成された空気通路内を蓋体3,4に向って
通過し、芯金9のボルト部9a,9bとナツト10,11との螺合
隙間から外部へ排出される。所定時間の加圧が経過した
ならば、圧力室8内の加圧液体7は液体給排口6c,6dか
ら排出される。可撓性のモールド2及び加圧筒体5は、
加圧液体7の減圧に伴ない、自己の弾性力により元のモ
ールド内径Dに自然復帰する。続けて、保持ケース6に
螺着した上方の締付具12は取り外され、モールド2は保
持ケース6から抜き出される。最後に、モールド2の内
側に得られた成形品(図示は省略)とモールド2と芯金
9とは分離される。
[発明が解決しようとする問題点] 前述の如く、粉体14中に介在する空気は、加圧液体7の
圧力上昇に伴ない、その空気圧力が高められるため、粉
体14中の微細な空気通路内を蓋体3,4に向って通過し、
芯金9のボルト部9a,9bとナツト10,11との螺合隙間から
外部へ排出される。ところで、粉体14中に介在する空気
を迅速に排出して残留させないようにするためには、空
気圧力が高いこと及び粉体14の粒子間隙が連なって形成
された空気通路が大きいことが必要である。空気圧力を
高くするためには、加圧液体7の圧力を高くする必要が
ある。しかし、粉体14の粒子間隙が連なって形成された
空気通路は、粉体14の加圧に伴ない、極度に狭隘な状態
又は閉塞された状態となる。この様に、空気圧力を高く
すること及び空気通路を大きくすることは、二律背反す
る事項である。
圧力上昇に伴ない、その空気圧力が高められるため、粉
体14中の微細な空気通路内を蓋体3,4に向って通過し、
芯金9のボルト部9a,9bとナツト10,11との螺合隙間から
外部へ排出される。ところで、粉体14中に介在する空気
を迅速に排出して残留させないようにするためには、空
気圧力が高いこと及び粉体14の粒子間隙が連なって形成
された空気通路が大きいことが必要である。空気圧力を
高くするためには、加圧液体7の圧力を高くする必要が
ある。しかし、粉体14の粒子間隙が連なって形成された
空気通路は、粉体14の加圧に伴ない、極度に狭隘な状態
又は閉塞された状態となる。この様に、空気圧力を高く
すること及び空気通路を大きくすることは、二律背反す
る事項である。
従来の粉体加圧成形装置は、加圧液体7の供給に伴な
い、モールド2における成形加工領域の全域が略々同時
に押圧されてモールド内径Dが減少する。その結果、従
来の粉体加圧成形装置は、粉体充填空間1の全域に亘っ
て、粉体14内の空気の圧力上昇と粉体14の粒子間隙の減
少又は閉塞とが同時進行することになり、上記二律背反
事項を何ら解決することができず、次の如き問題点を招
いていた。即ち、粉体充填空間1の縦長寸法Hを長くす
ると、粉体充填空間1の中央部に充填された粉体14は、
芯金9のボルト部9a,9bとナツト10,11との螺合隙間まで
の距離が長くなるために、高圧状態の圧縮空気を完全に
脱気することができずに、成形品中に圧縮空気が残留す
る。成形品中に残留した圧縮空気は、加圧液体7の減圧
に伴なつて膨張する際に、成形品を破損させる。そのた
め、従来の粉体加圧成形装置では、圧縮空気を残留させ
ないようにするために、粉体充填空間1の縦長寸法Hを
500mm以下に短くする必要があり、長尺の成形品を得る
ことができなかった。
い、モールド2における成形加工領域の全域が略々同時
に押圧されてモールド内径Dが減少する。その結果、従
来の粉体加圧成形装置は、粉体充填空間1の全域に亘っ
て、粉体14内の空気の圧力上昇と粉体14の粒子間隙の減
少又は閉塞とが同時進行することになり、上記二律背反
事項を何ら解決することができず、次の如き問題点を招
いていた。即ち、粉体充填空間1の縦長寸法Hを長くす
ると、粉体充填空間1の中央部に充填された粉体14は、
芯金9のボルト部9a,9bとナツト10,11との螺合隙間まで
の距離が長くなるために、高圧状態の圧縮空気を完全に
脱気することができずに、成形品中に圧縮空気が残留す
る。成形品中に残留した圧縮空気は、加圧液体7の減圧
に伴なつて膨張する際に、成形品を破損させる。そのた
め、従来の粉体加圧成形装置では、圧縮空気を残留させ
ないようにするために、粉体充填空間1の縦長寸法Hを
500mm以下に短くする必要があり、長尺の成形品を得る
ことができなかった。
[本発明の目的] 本発明は、上記問題点に鑑み、成形品に圧縮空気を含有
させることなく長尺の成形品を得ることができる粉体加
圧成形装置の提供を目的とする。
させることなく長尺の成形品を得ることができる粉体加
圧成形装置の提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の要旨は、軸長が長い粉体充填空間を内側に形成
した可撓性の加圧筒体と、加圧筒体を外嵌する保持ケー
スとからなる粉体加圧成形装置において、前記加圧筒体
は、加圧筒体における両端部間に位置する適宜の一局部
が初期加圧領域とされると共に、該加圧筒体の筒部構成
材の弾性係数は、前記初期加圧領域から加圧筒体の端部
に向って行くにつれて連続的または段階的に大きくなる
ようになされ、前記保持ケースには、加圧筒体の外周面
と対向する加圧液体案内面が形成され、加圧液体案内面
には、前記加圧筒体の初期加圧領域に対向する部位に加
圧液体供給口が開口されていることである。
した可撓性の加圧筒体と、加圧筒体を外嵌する保持ケー
スとからなる粉体加圧成形装置において、前記加圧筒体
は、加圧筒体における両端部間に位置する適宜の一局部
が初期加圧領域とされると共に、該加圧筒体の筒部構成
材の弾性係数は、前記初期加圧領域から加圧筒体の端部
に向って行くにつれて連続的または段階的に大きくなる
ようになされ、前記保持ケースには、加圧筒体の外周面
と対向する加圧液体案内面が形成され、加圧液体案内面
には、前記加圧筒体の初期加圧領域に対向する部位に加
圧液体供給口が開口されていることである。
[作用] 本発明の作用を実施例を示す第3図(A)(B)に基い
て説明する。同図(A)に示す如く、加圧液体7は、保
持ケース26の加圧液体供給口26cから、加圧筒体25の初
期加圧領域25-1における外周面25aと保持ケース26の加
圧液体案内面26fとの間に供給される。加圧液体7は、
最初に初期加圧領域25-1のみを押圧し、加圧筒体25の初
期加圧領域25-1のみを内方に膨張変形させる。その理由
は、初期加圧領域25-1の弾性係数が加圧領域25-2,25-3
の弾性係数に比べて小さいことから、初期加圧領域25-1
が容易に変形するためである。粉体充填空間1内の粉体
14は、加圧筒体25の初期加圧領域25-1と対向する領域の
みが加圧される。加圧された粉体14中の空気(図示は省
略)は、空気圧力が上昇するため、加圧されていない粉
体中の粒子間隙により形成された空気通路内へ急速に流
出し、加圧された粉体14中に圧縮された状態で残留する
ことはない。加圧液体7は、供給圧力が増大するに伴な
い、加圧筒体25の加圧領域25-2,25-3と保持ケース26の
加圧液体案内面26fとの間に流出して、加圧領域25-2,25
-3を内方に膨張変形させる。粉体充填空間1内の粉体14
は、加圧筒体25の加圧領域25-2,25-3と対向する領域が
加圧される。加圧された粉体14中の空気(図示は省略)
は、空気圧力が上昇するため、加圧されていない粉体中
の空気通路内へ急速に流出し、加圧された粉体14中に圧
縮状態で残留することはない。なお、加圧液体7の圧力
は、加圧筒体25の初期加圧領域25-1のみを加圧する場合
より、加圧領域25-2,25-3を加圧する場合の方が増大す
る。加圧力の増大現象により、加圧筒体25の初期加圧領
域25-1と対向する粉体充填空間1内の領域で初期加圧さ
れた粉体14は、更に加圧される。この加圧力の増大現象
は、初期加圧された粉体14中に残存する微細な圧縮空気
をも排出することになり、圧縮空気の脱気を完全なもの
にする。加圧液体7の供給圧力が更に増大すると、加圧
液体7は、第4図に示す如く、加圧筒体25の外周面25a
における加圧領域25-4,25-5及び加圧領域25-6,25-7を前
記同様に順次加圧する。加圧筒体25の順次加圧に伴な
い、粉体充填空間1内に充填されている粉体14は、加圧
筒体25の初期加圧領域25-1と対向する粉体充填空間1内
の領域から端部1a,1bに向って順次加圧される。粉体充
填空間1内に充填されている粉体14中に介在する空気
は、粉体14の順次加圧に伴ない、第4図に示す如く、加
圧筒体25の初期加圧領域25-1と対向する粉体充填空間1
内の領域から端部1a,1bに向って絞り寄せられる。その
結果、加圧された粉体14中には、成形品39を破損に至ら
しめる圧縮空気が残留することはない。
て説明する。同図(A)に示す如く、加圧液体7は、保
持ケース26の加圧液体供給口26cから、加圧筒体25の初
期加圧領域25-1における外周面25aと保持ケース26の加
圧液体案内面26fとの間に供給される。加圧液体7は、
最初に初期加圧領域25-1のみを押圧し、加圧筒体25の初
期加圧領域25-1のみを内方に膨張変形させる。その理由
は、初期加圧領域25-1の弾性係数が加圧領域25-2,25-3
の弾性係数に比べて小さいことから、初期加圧領域25-1
が容易に変形するためである。粉体充填空間1内の粉体
14は、加圧筒体25の初期加圧領域25-1と対向する領域の
みが加圧される。加圧された粉体14中の空気(図示は省
略)は、空気圧力が上昇するため、加圧されていない粉
体中の粒子間隙により形成された空気通路内へ急速に流
出し、加圧された粉体14中に圧縮された状態で残留する
ことはない。加圧液体7は、供給圧力が増大するに伴な
い、加圧筒体25の加圧領域25-2,25-3と保持ケース26の
加圧液体案内面26fとの間に流出して、加圧領域25-2,25
-3を内方に膨張変形させる。粉体充填空間1内の粉体14
は、加圧筒体25の加圧領域25-2,25-3と対向する領域が
加圧される。加圧された粉体14中の空気(図示は省略)
は、空気圧力が上昇するため、加圧されていない粉体中
の空気通路内へ急速に流出し、加圧された粉体14中に圧
縮状態で残留することはない。なお、加圧液体7の圧力
は、加圧筒体25の初期加圧領域25-1のみを加圧する場合
より、加圧領域25-2,25-3を加圧する場合の方が増大す
る。加圧力の増大現象により、加圧筒体25の初期加圧領
域25-1と対向する粉体充填空間1内の領域で初期加圧さ
れた粉体14は、更に加圧される。この加圧力の増大現象
は、初期加圧された粉体14中に残存する微細な圧縮空気
をも排出することになり、圧縮空気の脱気を完全なもの
にする。加圧液体7の供給圧力が更に増大すると、加圧
液体7は、第4図に示す如く、加圧筒体25の外周面25a
における加圧領域25-4,25-5及び加圧領域25-6,25-7を前
記同様に順次加圧する。加圧筒体25の順次加圧に伴な
い、粉体充填空間1内に充填されている粉体14は、加圧
筒体25の初期加圧領域25-1と対向する粉体充填空間1内
の領域から端部1a,1bに向って順次加圧される。粉体充
填空間1内に充填されている粉体14中に介在する空気
は、粉体14の順次加圧に伴ない、第4図に示す如く、加
圧筒体25の初期加圧領域25-1と対向する粉体充填空間1
内の領域から端部1a,1bに向って絞り寄せられる。その
結果、加圧された粉体14中には、成形品39を破損に至ら
しめる圧縮空気が残留することはない。
[実施例の説明] 次に、本発明に係る粉体加圧成形装置(以下、「本発明
装置」という)を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
装置」という)を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
(第1実施例) 第1図乃至第5図は、第1実施例を示すものである。本
発明装置20は、被加圧具21と加圧具22とからなる。
発明装置20は、被加圧具21と加圧具22とからなる。
被加圧具21は、従来の構成と同じであつて、上下方向に
長い粉体充填空間1を内側に形成した可撓性のモールド
2と、粉体充填空間1の上下の開口端1a,1bを覆蓋する
蓋体3,4と、上下の蓋体2,3の間に張架された芯金9と、
芯金9のボルト部9a,9bに螺着したナツト10,11とからな
る。芯金9は、その横断面形状が円形,楕円形または多
角形等の適宜形状に形成され、1本または複数本が張架
される。なお、中実の成形品を得る場合には、芯金9
は、モールド2内に張架されない。
長い粉体充填空間1を内側に形成した可撓性のモールド
2と、粉体充填空間1の上下の開口端1a,1bを覆蓋する
蓋体3,4と、上下の蓋体2,3の間に張架された芯金9と、
芯金9のボルト部9a,9bに螺着したナツト10,11とからな
る。芯金9は、その横断面形状が円形,楕円形または多
角形等の適宜形状に形成され、1本または複数本が張架
される。なお、中実の成形品を得る場合には、芯金9
は、モールド2内に張架されない。
本発明装置20において改良した点は、加圧具22である。
加圧具22は、保持ケース26の内部に、加圧筒体25が内嵌
されている。保持ケース26は、剛体の外筒23と、加圧筒
体25をバツクアツプする内筒24と、外筒23の上下端に螺
着され、加圧筒体25を挾持する上下の蓋体31,32とから
なり、外筒23と内筒24の間に環状の圧力室38が形成され
ている。加圧筒体25は、可撓性の素材(例えば、ネオプ
レンゴム,ウレタン樹脂等)より形成され、芯材層27を
被覆層28で被覆したものである。芯材層27は、別個に形
成された適宜長さL(例えば、L=100〜300mm)のリン
グ材27a,27b,27c,27d…を、夫々の端面同志を当接した
状態で一列状に配置したものである。各リング材27a,27
b,27c,27dは、中央のリング材27aから粉体充填空間1の
開口端1a,1bに向って行く程に、弾性係数が大きくなる
ようにしてある。所望の縦弾性係数を得るには、リング
材27a,27b,27c,27dのゴム硬度(例えば、JISゴム硬度40
〜90度)を適宜選択することにより行なうのが一般的で
ある。なお、加圧筒体25は、芯材層27を被覆層28で被覆
したものに限定するものではなく、図示は省略したが、
芯材層27のみから形成しても勿論よい。加圧筒体25は、
7分割された加圧領域25-1,25-2,…,25-7が形成され、
中央の加圧領域25-1を初期加圧領域とする。前記保持ケ
ース26は、内筒24の内面に、加圧筒体25の外周面25aに
密着当接する加圧液体案内面26fが形成されている。加
圧液体案内面26fには、前記加圧筒体25の初期加圧領域2
5-1に対向する部位に適数箇の加圧液体供給口26cが、圧
力室38と連通するように開口されている。加圧液体案内
面26fの上方寄りには、加圧筒体25を介して被加圧具21
の蓋体3と対向する位置に、適数箇の加圧液体給排口26
gが、圧力室38と連通するように開口されている。加圧
液体案内面26fの下方寄りには、加圧筒体25を介して被
加圧具21の蓋体4と対向する位置に、適数箇の加圧液体
給排口26hが、圧力室38と連通するように開口されてい
る。加圧液体給排口26g及び26hは、保持ケース26の加圧
液体案内面26fと加圧筒体25との間に介在する空気を排
出するために、必要に応じて設けられるものであつて、
加圧筒体25の外周面25aで閉塞されている。加圧液体給
排口26g及び26hを閉塞する加圧筒体25の部分25c,25d
は、被加圧具21の蓋体3,4でバツクアツプされているの
で、この部分25c,25dが撓み変形(第4図参照)するま
で閉塞状態を維持する。前記外筒23には、上下寄りに、
圧力室38に臨む液体給排口23a,23bが開口されている。
液体給排口23a,23bには、加圧液体給排装置(図示は省
略)の液体給排用の配管が接続される。
加圧具22は、保持ケース26の内部に、加圧筒体25が内嵌
されている。保持ケース26は、剛体の外筒23と、加圧筒
体25をバツクアツプする内筒24と、外筒23の上下端に螺
着され、加圧筒体25を挾持する上下の蓋体31,32とから
なり、外筒23と内筒24の間に環状の圧力室38が形成され
ている。加圧筒体25は、可撓性の素材(例えば、ネオプ
レンゴム,ウレタン樹脂等)より形成され、芯材層27を
被覆層28で被覆したものである。芯材層27は、別個に形
成された適宜長さL(例えば、L=100〜300mm)のリン
グ材27a,27b,27c,27d…を、夫々の端面同志を当接した
状態で一列状に配置したものである。各リング材27a,27
b,27c,27dは、中央のリング材27aから粉体充填空間1の
開口端1a,1bに向って行く程に、弾性係数が大きくなる
ようにしてある。所望の縦弾性係数を得るには、リング
材27a,27b,27c,27dのゴム硬度(例えば、JISゴム硬度40
〜90度)を適宜選択することにより行なうのが一般的で
ある。なお、加圧筒体25は、芯材層27を被覆層28で被覆
したものに限定するものではなく、図示は省略したが、
芯材層27のみから形成しても勿論よい。加圧筒体25は、
7分割された加圧領域25-1,25-2,…,25-7が形成され、
中央の加圧領域25-1を初期加圧領域とする。前記保持ケ
ース26は、内筒24の内面に、加圧筒体25の外周面25aに
密着当接する加圧液体案内面26fが形成されている。加
圧液体案内面26fには、前記加圧筒体25の初期加圧領域2
5-1に対向する部位に適数箇の加圧液体供給口26cが、圧
力室38と連通するように開口されている。加圧液体案内
面26fの上方寄りには、加圧筒体25を介して被加圧具21
の蓋体3と対向する位置に、適数箇の加圧液体給排口26
gが、圧力室38と連通するように開口されている。加圧
液体案内面26fの下方寄りには、加圧筒体25を介して被
加圧具21の蓋体4と対向する位置に、適数箇の加圧液体
給排口26hが、圧力室38と連通するように開口されてい
る。加圧液体給排口26g及び26hは、保持ケース26の加圧
液体案内面26fと加圧筒体25との間に介在する空気を排
出するために、必要に応じて設けられるものであつて、
加圧筒体25の外周面25aで閉塞されている。加圧液体給
排口26g及び26hを閉塞する加圧筒体25の部分25c,25d
は、被加圧具21の蓋体3,4でバツクアツプされているの
で、この部分25c,25dが撓み変形(第4図参照)するま
で閉塞状態を維持する。前記外筒23には、上下寄りに、
圧力室38に臨む液体給排口23a,23bが開口されている。
液体給排口23a,23bには、加圧液体給排装置(図示は省
略)の液体給排用の配管が接続される。
なお、前記加圧筒体25が形成される加圧領域の分割数
は、図示実施例の如き7分割されたものに限定するもの
ではなく、図示は省略したが、2分割以上のものであれ
ばよい。更に、初期加圧領域としては、図示実施例の如
き、中央の加圧領域25-1に限定するものではなく、成形
対象の立体形状に対応させて、複数形成された加圧領域
のうち何れか一つを選択することも勿論可能である。
は、図示実施例の如き7分割されたものに限定するもの
ではなく、図示は省略したが、2分割以上のものであれ
ばよい。更に、初期加圧領域としては、図示実施例の如
き、中央の加圧領域25-1に限定するものではなく、成形
対象の立体形状に対応させて、複数形成された加圧領域
のうち何れか一つを選択することも勿論可能である。
本発明装置20は、図示実施例において、粉体充填空間1
の長軸が上下方向に一致するものであるが、何らこれに
限定するものではなく、図示は省略したが、粉体充填空
間1の長軸が傾斜するものまたは水平なものであつても
勿論よい。
の長軸が上下方向に一致するものであるが、何らこれに
限定するものではなく、図示は省略したが、粉体充填空
間1の長軸が傾斜するものまたは水平なものであつても
勿論よい。
次に、本発明装置20の使用手順及び作用を説明する。先
ず、第1図及び第2図に示す如く、粉体充填空間1内に
粉体14を充填した被加圧具21を準備する。被加圧具21
は、加圧具22内に挿入され、加圧具22に螺着された上下
の締付具12,13により所定位置に保持される。次に、加
圧液体供給装置(図示は省略)から供給された加圧液体
7(例えば、油,グリセリン,ほう酸水等)は、外筒23
の液体給排口23a,23bを介して圧力室38に流入する。圧
力室38内の加圧液体7は、所定圧力(例えば、50〜200k
g/cm2)になると、保持ケース26の加圧液体供給口26cか
ら流出して、加圧筒体25の初期加圧領域25-1と保持ケー
ス26の加圧液体案内面26fとの間に流入する。なお、内
筒24の上下寄りに形成された加圧液体給排口26g,26h
は、加圧筒体25の部分25c,25dで強固に閉塞されている
ため、加圧液体7を加圧筒体25に向って流出させること
はない。初期加圧領域25-1に流出した加圧液体7は、第
3図(A)に示す如く、最初に初期加圧領域25-1のみを
押圧し、加圧筒体25の初期加圧領域25-1を内方に膨張変
形させる。その理由は、初期加圧領域25-1の弾性係数が
加圧領域25-2,25-3の弾性係数に比べて小さいことか
ら、初期加圧領域25-1が容易に変形するためである。加
圧筒体25の初期加圧領域25-1の膨張変形に伴ない、モー
ルド2は、加圧筒体25の初期加圧領域25-1と対向する領
域の外周面2aのみが押圧され、粉体14を加圧する。加圧
された粉体14中の空気(図示は省略)は、空気圧力が上
昇するため、加圧されていない粉体中の大きな粒子間隙
で形成された空気通路へ急速に流出し、加圧された粉体
14中に圧縮された状態で残留することはない。加圧筒体
25の初期加圧領域25-1は、加圧液体7は、供給圧力の増
大するに伴ない、同図(B)に示す如く、加圧筒体25の
初期加圧領域25-1に隣接する加圧領域25-2,25-3に流出
し、この加圧領域25-2,25-3を押圧する。モールド2
は、加圧筒体25の加圧領域25-2,25-3と対向する領域の
外周面2aが押圧され、粉体14を加圧する。加圧された粉
体14中の空気(図示は省略)は、空気圧力が上昇するた
め、加圧されていない粉体中の大きな粒子間隙で形成さ
れた空気通路へ急速に流出し、加圧された粉体14中に圧
縮状態で残留することはない。なお、加圧液体7の圧力
は、加圧筒体25の初期加圧領域25-1のみを加圧する場合
より、加圧領域25-2,25-3を加圧する場合の方が増大す
る。加圧力の増大現象により、加圧筒体25の初期加圧領
域25-1と対向する粉体充填空間1内の領域で初期加圧さ
れた粉体14は、更に加圧される。この加圧力の増大現象
は、初期加圧された粉体14中に残存する微細な圧縮空気
をも排出することになり、圧縮空気の脱気を完全なもに
する。加圧液体7の供給圧力が更に増大すると、加圧液
体7は、第4図に示す如く、加圧筒体25の外周面25aに
おける加圧領域25-4,25-5及び加圧領域25-6,25-7を前記
同様に順次加圧する。加圧筒体25の順次加圧に伴ない、
粉体充填空間1内に充填されている粉体14は、加圧筒体
25の初期加圧領域25-1と対向する粉体充填空間1内の領
域から端部1a,1bに向って順次加圧される。粉体充填空
間1内に充填されている粉体14中に介在する空気は、粉
体14の順次加圧に伴ない、加圧筒体25の初期加圧領域25
-1と対向する粉体充填空間1内の領域から端部1a,1bに
向って移動して、芯金9のボルト部9a,9bとナツト10,11
との螺合間隙から外部へ排出される。その結果、加圧さ
れた粉体14中には、成形品を破損に至らしめる圧縮空気
が残留することはない。加圧筒体25の外周面25aの全面
と保持ケース26の加圧液体案内面26fとの間に供給され
た加圧液体7は、更に所定の最終圧力(例えば、500〜
5,000kg/cm2)まで昇圧させ、粉体14を加圧成形する。
圧力室38内の加圧流体7は、所定時間の加圧成形が経過
したならば減圧される。可撓性のモールド2及び加圧筒
体25は、加圧液体7の減圧に伴ない、第5図に示す如
く、自己の弾性力により元のモールド内径Dの状態に自
然復帰する。被加圧具21は、保持ケース26に螺着した上
方の締付具12を取り外した後、保持ケース26から抜き出
される。被加圧具21は、上下に配置されたナツト10,11
及び蓋体3,4が取り外され、成形品39と芯金9とモール
ド2とが分離される。
ず、第1図及び第2図に示す如く、粉体充填空間1内に
粉体14を充填した被加圧具21を準備する。被加圧具21
は、加圧具22内に挿入され、加圧具22に螺着された上下
の締付具12,13により所定位置に保持される。次に、加
圧液体供給装置(図示は省略)から供給された加圧液体
7(例えば、油,グリセリン,ほう酸水等)は、外筒23
の液体給排口23a,23bを介して圧力室38に流入する。圧
力室38内の加圧液体7は、所定圧力(例えば、50〜200k
g/cm2)になると、保持ケース26の加圧液体供給口26cか
ら流出して、加圧筒体25の初期加圧領域25-1と保持ケー
ス26の加圧液体案内面26fとの間に流入する。なお、内
筒24の上下寄りに形成された加圧液体給排口26g,26h
は、加圧筒体25の部分25c,25dで強固に閉塞されている
ため、加圧液体7を加圧筒体25に向って流出させること
はない。初期加圧領域25-1に流出した加圧液体7は、第
3図(A)に示す如く、最初に初期加圧領域25-1のみを
押圧し、加圧筒体25の初期加圧領域25-1を内方に膨張変
形させる。その理由は、初期加圧領域25-1の弾性係数が
加圧領域25-2,25-3の弾性係数に比べて小さいことか
ら、初期加圧領域25-1が容易に変形するためである。加
圧筒体25の初期加圧領域25-1の膨張変形に伴ない、モー
ルド2は、加圧筒体25の初期加圧領域25-1と対向する領
域の外周面2aのみが押圧され、粉体14を加圧する。加圧
された粉体14中の空気(図示は省略)は、空気圧力が上
昇するため、加圧されていない粉体中の大きな粒子間隙
で形成された空気通路へ急速に流出し、加圧された粉体
14中に圧縮された状態で残留することはない。加圧筒体
25の初期加圧領域25-1は、加圧液体7は、供給圧力の増
大するに伴ない、同図(B)に示す如く、加圧筒体25の
初期加圧領域25-1に隣接する加圧領域25-2,25-3に流出
し、この加圧領域25-2,25-3を押圧する。モールド2
は、加圧筒体25の加圧領域25-2,25-3と対向する領域の
外周面2aが押圧され、粉体14を加圧する。加圧された粉
体14中の空気(図示は省略)は、空気圧力が上昇するた
め、加圧されていない粉体中の大きな粒子間隙で形成さ
れた空気通路へ急速に流出し、加圧された粉体14中に圧
縮状態で残留することはない。なお、加圧液体7の圧力
は、加圧筒体25の初期加圧領域25-1のみを加圧する場合
より、加圧領域25-2,25-3を加圧する場合の方が増大す
る。加圧力の増大現象により、加圧筒体25の初期加圧領
域25-1と対向する粉体充填空間1内の領域で初期加圧さ
れた粉体14は、更に加圧される。この加圧力の増大現象
は、初期加圧された粉体14中に残存する微細な圧縮空気
をも排出することになり、圧縮空気の脱気を完全なもに
する。加圧液体7の供給圧力が更に増大すると、加圧液
体7は、第4図に示す如く、加圧筒体25の外周面25aに
おける加圧領域25-4,25-5及び加圧領域25-6,25-7を前記
同様に順次加圧する。加圧筒体25の順次加圧に伴ない、
粉体充填空間1内に充填されている粉体14は、加圧筒体
25の初期加圧領域25-1と対向する粉体充填空間1内の領
域から端部1a,1bに向って順次加圧される。粉体充填空
間1内に充填されている粉体14中に介在する空気は、粉
体14の順次加圧に伴ない、加圧筒体25の初期加圧領域25
-1と対向する粉体充填空間1内の領域から端部1a,1bに
向って移動して、芯金9のボルト部9a,9bとナツト10,11
との螺合間隙から外部へ排出される。その結果、加圧さ
れた粉体14中には、成形品を破損に至らしめる圧縮空気
が残留することはない。加圧筒体25の外周面25aの全面
と保持ケース26の加圧液体案内面26fとの間に供給され
た加圧液体7は、更に所定の最終圧力(例えば、500〜
5,000kg/cm2)まで昇圧させ、粉体14を加圧成形する。
圧力室38内の加圧流体7は、所定時間の加圧成形が経過
したならば減圧される。可撓性のモールド2及び加圧筒
体25は、加圧液体7の減圧に伴ない、第5図に示す如
く、自己の弾性力により元のモールド内径Dの状態に自
然復帰する。被加圧具21は、保持ケース26に螺着した上
方の締付具12を取り外した後、保持ケース26から抜き出
される。被加圧具21は、上下に配置されたナツト10,11
及び蓋体3,4が取り外され、成形品39と芯金9とモール
ド2とが分離される。
(第2実施例) 第6図は、第2実施例の本発明装置40を示すものであ
る。第2実施例の本発明装置40が前記第1実施例の本発
明装置20と異なる所は、保持ケース46の構造と、加圧筒
体25における上下端寄りのシール構造81,82と、加圧筒
体25とモールド2との間に保護筒77を介装した点であ
る。
る。第2実施例の本発明装置40が前記第1実施例の本発
明装置20と異なる所は、保持ケース46の構造と、加圧筒
体25における上下端寄りのシール構造81,82と、加圧筒
体25とモールド2との間に保護筒77を介装した点であ
る。
保持ケース46は、剛体の外筒43と、外筒43の上下開口部
に螺着した蓋体44,45とからなる。保持ケース46は、内
周側に加圧筒体25が嵌着されていると共に、加圧筒体25
の外周面25aと対向する面が加圧液体案内面46fとされて
いる。外筒43の加圧液体案内面46fには、加圧筒体25の
初期加圧領域25-1に臨む環状の分配凹溝43dと、上方の
加圧領域25-6に臨む環状の分配凹溝43eと、下方の加圧
領域25-7に臨む環状の分配凹溝43fとが凹設されてい
る。分配凹溝43d,43e,43fの夫々には加圧液体給排口43
c,43a,43bが開口されている。加圧液体7は、外筒43の
加圧液体案内面46fと加圧筒体25との間に充満した際
に、中央の加圧液体給排口43cより更に供給されて上下
の加圧液体給排口43a,43bから排出され、脱気が完全に
なされる。
に螺着した蓋体44,45とからなる。保持ケース46は、内
周側に加圧筒体25が嵌着されていると共に、加圧筒体25
の外周面25aと対向する面が加圧液体案内面46fとされて
いる。外筒43の加圧液体案内面46fには、加圧筒体25の
初期加圧領域25-1に臨む環状の分配凹溝43dと、上方の
加圧領域25-6に臨む環状の分配凹溝43eと、下方の加圧
領域25-7に臨む環状の分配凹溝43fとが凹設されてい
る。分配凹溝43d,43e,43fの夫々には加圧液体給排口43
c,43a,43bが開口されている。加圧液体7は、外筒43の
加圧液体案内面46fと加圧筒体25との間に充満した際
に、中央の加圧液体給排口43cより更に供給されて上下
の加圧液体給排口43a,43bから排出され、脱気が完全に
なされる。
前記保護筒77は、可撓性の素材(例えば、ネオプレンゴ
ム,ウレタン樹脂等)より形成されたものであつて、被
加圧具21の蓋体3,4と加圧筒体25との接触を断つことに
より、加圧筒体25を保護するものである。
ム,ウレタン樹脂等)より形成されたものであつて、被
加圧具21の蓋体3,4と加圧筒体25との接触を断つことに
より、加圧筒体25を保護するものである。
加圧筒体25における上端寄りのシール構造81は、第7図
に示す如く、蓋体44に凹設された環状凹溝85の内部に加
圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、上縁部25eの外周面25
a側にシールリング収嵌溝86が凹設され、シールリング
収嵌溝86に収嵌した断面がO状,V状又はX状等の任意形
状からなるシールリング87が環状凹溝85の内周面85aに
密着され、環状凹溝85の内奥部85bが上縁部25eのバツク
アツプ部とされたものである。加圧筒体25における下端
寄りのシール構造82(第6図参照)は、上記上端寄りの
シール構造81と同様に構成される。
に示す如く、蓋体44に凹設された環状凹溝85の内部に加
圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、上縁部25eの外周面25
a側にシールリング収嵌溝86が凹設され、シールリング
収嵌溝86に収嵌した断面がO状,V状又はX状等の任意形
状からなるシールリング87が環状凹溝85の内周面85aに
密着され、環状凹溝85の内奥部85bが上縁部25eのバツク
アツプ部とされたものである。加圧筒体25における下端
寄りのシール構造82(第6図参照)は、上記上端寄りの
シール構造81と同様に構成される。
第8図(A)(B)は、加圧筒体25における上下端寄り
のシール構造の別態様の実施例を示すものである。シー
ル構造91は、蓋体44に凹設された環状凹溝85の内部に加
圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、環状凹溝85の内周面8
5aにシールリング収嵌溝96が凹設され、シールリング収
嵌溝96に収嵌したシールリング97が加圧筒体25の上縁部
25eに密着され、環状凹溝85の内奥部85bが上縁部25eの
バツクアツプ部とされたものである。
のシール構造の別態様の実施例を示すものである。シー
ル構造91は、蓋体44に凹設された環状凹溝85の内部に加
圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、環状凹溝85の内周面8
5aにシールリング収嵌溝96が凹設され、シールリング収
嵌溝96に収嵌したシールリング97が加圧筒体25の上縁部
25eに密着され、環状凹溝85の内奥部85bが上縁部25eの
バツクアツプ部とされたものである。
第9図(A)(B)は、加圧筒体25における上下端寄り
のシール構造の別態様の実施例を示すものである。シー
ル構造101は、蓋体44に凹設された環状凹溝85の内部に
加圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、上縁部25eの外周面
25a及び環状凹溝85の内周面85aにシールリング収嵌溝10
8,109が対向状態に凹設され、両シールリング収嵌溝10
8,109に収嵌したシールリング107が両シールリング収嵌
溝108,109の底面108a,109aに密着され、環状凹溝85の内
奥部85bが上縁部25eのバツクアツプ部とされたものであ
る。
のシール構造の別態様の実施例を示すものである。シー
ル構造101は、蓋体44に凹設された環状凹溝85の内部に
加圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、上縁部25eの外周面
25a及び環状凹溝85の内周面85aにシールリング収嵌溝10
8,109が対向状態に凹設され、両シールリング収嵌溝10
8,109に収嵌したシールリング107が両シールリング収嵌
溝108,109の底面108a,109aに密着され、環状凹溝85の内
奥部85bが上縁部25eのバツクアツプ部とされたものであ
る。
(第3実施例) 第10図は、第3実施例の本発明装置110を示すものであ
る。第3実施例の本発明装置110が前記第2実施例(第
6図参照)と異なる所は、モールド及び保護筒を備える
ことなく、加圧筒体25′の内側面25′jを粉体加圧面と
した点である。
る。第3実施例の本発明装置110が前記第2実施例(第
6図参照)と異なる所は、モールド及び保護筒を備える
ことなく、加圧筒体25′の内側面25′jを粉体加圧面と
した点である。
(その他の実施例) 前記各実施例は、円筒又は円周の成形品を得るように、
粉体加圧成形面となるモールド2(第1図参照)の内周
面2j及び加圧筒体25′(第10図参照)の内周面25′jを
総て円周面としたものである。しかし、粉体加圧成形面
の形状は、円周面に限定するものではなく、図示は省略
したが、成形対象の立体形状に応じた各種の内面形状が
可能である。更に、前記実施例は、加圧筒体25(25′)
の外周面25a(25′a)の形状を円周面としたものであ
る。しかし、加圧筒体の外側面は、円周面に限定するも
のではなく、図示は省略したが、成形対象の立体形状に
対応した成形加圧力が得られるように、各種の外面形状
が可能である。
粉体加圧成形面となるモールド2(第1図参照)の内周
面2j及び加圧筒体25′(第10図参照)の内周面25′jを
総て円周面としたものである。しかし、粉体加圧成形面
の形状は、円周面に限定するものではなく、図示は省略
したが、成形対象の立体形状に応じた各種の内面形状が
可能である。更に、前記実施例は、加圧筒体25(25′)
の外周面25a(25′a)の形状を円周面としたものであ
る。しかし、加圧筒体の外側面は、円周面に限定するも
のではなく、図示は省略したが、成形対象の立体形状に
対応した成形加圧力が得られるように、各種の外面形状
が可能である。
[本発明の効果] 以上詳述の如く、本発明装置は、次の如き優れた効果を
有する。
有する。
本発明装置は、粉体充填空間内に充填された粉体に加
える加圧力を、初期加圧領域から順次端部方向に向って
拡大できるので、粉体中の圧縮空気を形成品に実質的に
悪影響を及ぼさない粉体充填空間の端部に絞り寄せるこ
とが可能となり、粉体中に圧縮空気を含有させることが
ない。
える加圧力を、初期加圧領域から順次端部方向に向って
拡大できるので、粉体中の圧縮空気を形成品に実質的に
悪影響を及ぼさない粉体充填空間の端部に絞り寄せるこ
とが可能となり、粉体中に圧縮空気を含有させることが
ない。
本発明装置は、粉体と圧縮空気とを完全に分離できる
ので、脱型の際に、成形品を破損させることがない。
ので、脱型の際に、成形品を破損させることがない。
本発明者による確認試験によれば、セラミツク粉体を
加圧成形して、外径300mmφ,内径が240mmφ,長さが4,
000mmの中空状の成形品を得ることができた。この確認
試験から明らかな如く、本発明装置は、従来不可能とさ
れていた長尺の成形品を得ることが可能となる。
加圧成形して、外径300mmφ,内径が240mmφ,長さが4,
000mmの中空状の成形品を得ることができた。この確認
試験から明らかな如く、本発明装置は、従来不可能とさ
れていた長尺の成形品を得ることが可能となる。
第1図乃至第5図は本発明装置の第1実施例を示すもの
であつて、第1図は縦断面図、第2図は第1図のII-II
線における横断面図、第3図(A)(B)は加圧状態の
要部を拡大した縦断面図、第4図は加圧状態を示す縦断
面図、第5図は脱型状態を示す縦断面図、第6図は本発
明装置の第2実施例を示す縦断面図、第7図は加圧筒体
のシール構造を拡大した縦断面図、第8図(A)(B)
は加圧筒体のシール構造の別態様を拡大したものであつ
て、同図(A)は非加圧状態の縦断面図、同図(B)は
加圧状態の縦断面図、第9図(A)(B)は加圧筒体の
シール構造の更に別態様を拡大したものであつて、同図
(A)は非加圧状態の縦断面図、同図(B)は加圧状態
の縦断面図、第10図は本発明装置の第3実施例を示す縦
断面図、第11図は従来の粉体加圧成形装置を示す縦断面
図である。 1……粉体充填空間、2……モールド 3,4……蓋体、25(25′)……加圧筒体 25a……外周面、25-1……初期加圧領域 26(46)……保持ケース、77……保護筒
であつて、第1図は縦断面図、第2図は第1図のII-II
線における横断面図、第3図(A)(B)は加圧状態の
要部を拡大した縦断面図、第4図は加圧状態を示す縦断
面図、第5図は脱型状態を示す縦断面図、第6図は本発
明装置の第2実施例を示す縦断面図、第7図は加圧筒体
のシール構造を拡大した縦断面図、第8図(A)(B)
は加圧筒体のシール構造の別態様を拡大したものであつ
て、同図(A)は非加圧状態の縦断面図、同図(B)は
加圧状態の縦断面図、第9図(A)(B)は加圧筒体の
シール構造の更に別態様を拡大したものであつて、同図
(A)は非加圧状態の縦断面図、同図(B)は加圧状態
の縦断面図、第10図は本発明装置の第3実施例を示す縦
断面図、第11図は従来の粉体加圧成形装置を示す縦断面
図である。 1……粉体充填空間、2……モールド 3,4……蓋体、25(25′)……加圧筒体 25a……外周面、25-1……初期加圧領域 26(46)……保持ケース、77……保護筒
Claims (5)
- 【請求項1】軸長が長い粉体充填空間を内側に形成した
可撓性の加圧筒体と、加圧筒体を外嵌する保持ケースと
からなる粉体加圧成形装置において、前記加圧筒体は、
加圧筒体における両端部間に位置する適宜の一局部が初
期加圧領域とされると共に、該加圧筒体の筒部構成材の
弾性係数は、前記初期加圧領域から加圧筒体の端部に向
って行くにつれて連続的または段階的に大きくなるよう
になされ、前記保持ケースには、加圧筒体の外周面と対
向する加圧液体案内面が形成され、加圧液体案内面に
は、前記加圧筒体の初期加圧領域に対向する部位に加圧
液体供給口が開口されていることを特徴とする粉体加圧
成形装置。 - 【請求項2】前記加圧筒体の内周面を粉体加圧面とした
特許請求の範囲第1項記載の粉体加圧成形装置。 - 【請求項3】前記加圧筒体に可撓性のモールドを内嵌し
た特許請求の範囲第1項記載の粉体加圧成形装置。 - 【請求項4】前記加圧筒体と前記モールドとの間に保護
筒を介装した特許請求の範囲第3項記載の粉体加圧成形
装置。 - 【請求項5】前記粉体充填空間には、軸長方向に貫通す
る芯金が配置されている特許請求の範囲第1項,第2
項,第3項又は第4項記載の粉体加圧成形装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10495387A JPH0780068B2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 粉体加圧成形装置 |
| EP87304810A EP0294519B1 (en) | 1987-04-27 | 1987-06-01 | Dry-type powder pressing method and apparatus |
| DE8787304810T DE3785029T2 (de) | 1987-04-27 | 1987-06-01 | Verfahren und vorrichtung zum trockenen pressen von pulver. |
| US07/057,388 US4888144A (en) | 1987-04-27 | 1987-06-02 | Dry-type rubber pressing method |
| KR1019870005557A KR920000584B1 (ko) | 1987-04-27 | 1987-06-02 | 건식고무 프레스성형방법 및 성형장치 |
| US07/135,303 US4934919A (en) | 1987-04-27 | 1987-12-21 | Dry-type rubber pressing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10495387A JPH0780068B2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 粉体加圧成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63268596A JPS63268596A (ja) | 1988-11-07 |
| JPH0780068B2 true JPH0780068B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14394458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10495387A Expired - Lifetime JPH0780068B2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 粉体加圧成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780068B2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-27 JP JP10495387A patent/JPH0780068B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63268596A (ja) | 1988-11-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7815834B2 (en) | Molding apparatus and method | |
| CN100379479C (zh) | 色谱柱及其所用的活动板及液密密封方法 | |
| US5545026A (en) | Hydroforming platen and seal | |
| US4252760A (en) | Method and apparatus for manufacturing articles by pressing and sintering | |
| US4934919A (en) | Dry-type rubber pressing apparatus | |
| US3897531A (en) | Manufacture of compressed-powder bodies | |
| US4263237A (en) | Method of making expandable member for forming seals and applying force | |
| US4370120A (en) | Compacting press with expandable body | |
| JPH0780068B2 (ja) | 粉体加圧成形装置 | |
| US2942298A (en) | Molding apparatus | |
| US2596772A (en) | Bar gripper means for stretching presses | |
| JPH01100206A (ja) | 粉末成形法 | |
| JPH0780067B2 (ja) | 粉体加圧成形装置 | |
| JPH05504726A (ja) | 冷間変形可能な金属から成る中空体を静液圧変形する装置 | |
| JP2000102825A (ja) | パイプ成形方法及びパイプ成形装置 | |
| US4349326A (en) | Apparatus for manufacturing articles by pressing and sintering | |
| EP0152726A1 (en) | Pressure vessel for high-pressure apparatus | |
| JPH082518B2 (ja) | 粉体加圧成形方法及び成形装置 | |
| JPH08316B2 (ja) | 粉体加圧成形方法 | |
| GB2247928A (en) | Bolt tensioning devices | |
| JPH05339603A (ja) | 冷間等方圧プレス装置及び加圧成形用加圧弾性膜体 | |
| JPH07102561B2 (ja) | 加圧成形装置 | |
| US6726415B2 (en) | Actuating device for a tool or workpiece tensioning jack in a machine tool spindle | |
| JPH082517B2 (ja) | 粉体加圧成形方法及び成形装置 | |
| JPH07102562B2 (ja) | 加圧装置 |