JPH0780533B2 - コンベアベルト - Google Patents
コンベアベルトInfo
- Publication number
- JPH0780533B2 JPH0780533B2 JP10827089A JP10827089A JPH0780533B2 JP H0780533 B2 JPH0780533 B2 JP H0780533B2 JP 10827089 A JP10827089 A JP 10827089A JP 10827089 A JP10827089 A JP 10827089A JP H0780533 B2 JPH0780533 B2 JP H0780533B2
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- JP
- Japan
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- belt
- layer
- surface layer
- conveyor belt
- elastic modulus
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、熱可塑性樹脂より構成したコンベアベルトに
関する。
関する。
従来技術 コンベアベルトは、合成繊維、天然繊維などからなる織
布(以下「基布」という)の表面に、ポリ塩化ビニル、
熱可塑性ポリウレタン、アイオノマ樹脂等をカレンダ加
工によりコートして製造したもの、基布に接着剤処理を
して熱圧下で樹脂シートと接着して製造したもの、或い
は、樹脂シートを押出し成形する際、基布と熱圧着して
製造したものが多用されている。これらベルトは、強度
的には優れているが、基布が吸水性に富むことや基布表
面が凹凸形状を呈していることに起因して、かびや雑菌
が繁殖しやすく、また付着した油脂分や塵埃の除去がし
にくい問題がある。更には、ベルトが駆動中に蛇行する
と、ガイドにすれて表面の樹脂層が剥がれ、基布が露出
して縁が毛羽立ち、ゴミとなる。これらの問題は、ベル
トを食品や精密機器の搬送用として用いるときには致命
的なものとなる。
布(以下「基布」という)の表面に、ポリ塩化ビニル、
熱可塑性ポリウレタン、アイオノマ樹脂等をカレンダ加
工によりコートして製造したもの、基布に接着剤処理を
して熱圧下で樹脂シートと接着して製造したもの、或い
は、樹脂シートを押出し成形する際、基布と熱圧着して
製造したものが多用されている。これらベルトは、強度
的には優れているが、基布が吸水性に富むことや基布表
面が凹凸形状を呈していることに起因して、かびや雑菌
が繁殖しやすく、また付着した油脂分や塵埃の除去がし
にくい問題がある。更には、ベルトが駆動中に蛇行する
と、ガイドにすれて表面の樹脂層が剥がれ、基布が露出
して縁が毛羽立ち、ゴミとなる。これらの問題は、ベル
トを食品や精密機器の搬送用として用いるときには致命
的なものとなる。
一方、押出し成形した単層のポリプロピレンシートやポ
リエステルエラストマシートをコンベアベルトとするこ
ともある。この場合、表面は滑らかであるので、汚れや
雑菌は付きにくい。また、基布を用いた場合のような毛
羽立ちも抑制される。
リエステルエラストマシートをコンベアベルトとするこ
ともある。この場合、表面は滑らかであるので、汚れや
雑菌は付きにくい。また、基布を用いた場合のような毛
羽立ちも抑制される。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記単層の樹脂シートを用いたコンベアベルト
は、使用を続けると表面側が凹となる幅方向の反りを呈
することになる。コンベア上の搬送物を光電管等で検知
しているような場合には、前記反りによって起こったコ
ンベア側縁の立ち上がり障害となって、搬送物の検知が
困難となる。
は、使用を続けると表面側が凹となる幅方向の反りを呈
することになる。コンベア上の搬送物を光電管等で検知
しているような場合には、前記反りによって起こったコ
ンベア側縁の立ち上がり障害となって、搬送物の検知が
困難となる。
本発明の課題は、熱可塑性樹脂よりなるコンベアベルト
において、前記反りの発生を抑制することである。
において、前記反りの発生を抑制することである。
課題を解決するための手段 すなわち、本発明に係るコンベアベルトは、第1図に示
すように、表面層1、芯層2、裏面層3の三層の熱可塑
性樹脂層が一体となっている。そして、各層を構成する
樹脂の引張り弾性率を、芯層、表面層、裏面層の順に高
くしたものである。
すように、表面層1、芯層2、裏面層3の三層の熱可塑
性樹脂層が一体となっている。そして、各層を構成する
樹脂の引張り弾性率を、芯層、表面層、裏面層の順に高
くしたものである。
表面層/裏面層の引張り弾性率の比は、好ましくは1.1
〜5.1である。
〜5.1である。
作用 単層の樹脂シートを用いたコンベアベルトに反りが発生
する機構を検討したところ、次のことが判明した。
する機構を検討したところ、次のことが判明した。
ベルトをプーリ4にかけて駆動しているとき、特に、ベ
ルトをプーリ4の周面に沿わせる直前では、ベルト厚み
に起因して、ベルト表面側の引張応力5とベルト裏面側
の引張り応力6の間に差を生じる。プーリ4に沿わせる
とき、ベルト表面側は外周面となり、ベルト裏面側より
も大きく引張られるので、引張り応力5は引張り応力6
より大きくなっている。
ルトをプーリ4の周面に沿わせる直前では、ベルト厚み
に起因して、ベルト表面側の引張応力5とベルト裏面側
の引張り応力6の間に差を生じる。プーリ4に沿わせる
とき、ベルト表面側は外周面となり、ベルト裏面側より
も大きく引張られるので、引張り応力5は引張り応力6
より大きくなっている。
前記ベルト駆動方向の引張りは、ベルト幅方向では収縮
となって現れる。そして、表裏面の引張り応力に基づく
ベルト駆動方向の伸びの大きさに応じて、幅方向の収縮
量にも表裏面で差を生じ、第2図に示すように、表面側
が凹となった幅方向の反りを発生するのである。プーリ
4の径を小さくしたい場合は、ベルトの引張り弾性率を
小さくしないと、ベルトをプーリに良好に沿わせること
はできないので、引張りによるベルトの伸びが大きくな
りやすく、反りも一層大きなものとなる。
となって現れる。そして、表裏面の引張り応力に基づく
ベルト駆動方向の伸びの大きさに応じて、幅方向の収縮
量にも表裏面で差を生じ、第2図に示すように、表面側
が凹となった幅方向の反りを発生するのである。プーリ
4の径を小さくしたい場合は、ベルトの引張り弾性率を
小さくしないと、ベルトをプーリに良好に沿わせること
はできないので、引張りによるベルトの伸びが大きくな
りやすく、反りも一層大きなものとなる。
上記知見より、本発明に係るコンベアベルトでは、表面
層の引張り弾性率を裏面層の引張り弾性率より大きくし
ているので、表裏面の引張り応力の差に基づくベルトの
伸びの差がベルトの表裏面で小さくなり、ベルト幅方向
の反りを抑制している。ベルトの芯層に、引張り弾性率
の最も大きい樹脂層を配して、ベルトの耐クリープ特性
を高めているが、ベルトをプーリに沿わせる曲げやすさ
に対しては、芯層の材質は表面層と裏面層の材質ほどに
は寄与せず、プーリ径の小さいものに使用するコンベア
ベルトとしても対応できる。
層の引張り弾性率を裏面層の引張り弾性率より大きくし
ているので、表裏面の引張り応力の差に基づくベルトの
伸びの差がベルトの表裏面で小さくなり、ベルト幅方向
の反りを抑制している。ベルトの芯層に、引張り弾性率
の最も大きい樹脂層を配して、ベルトの耐クリープ特性
を高めているが、ベルトをプーリに沿わせる曲げやすさ
に対しては、芯層の材質は表面層と裏面層の材質ほどに
は寄与せず、プーリ径の小さいものに使用するコンベア
ベルトとしても対応できる。
実施例 次に、本発明の実施例を比較例と共に説明する。
第1表に示す各種引張り弾性率をもつ熱可塑性ポリエス
テルエラストマ樹脂の組合せで、厚さ構成を表面層/芯
層/裏面層=0.53/0.55/0.53mmとして、三層シートを共
に押出し成形した。これを、200mm幅×5m長さで引張り
弾性率の高い側が表面層となるように、コンベアベルト
に加工した。
テルエラストマ樹脂の組合せで、厚さ構成を表面層/芯
層/裏面層=0.53/0.55/0.53mmとして、三層シートを共
に押出し成形した。これを、200mm幅×5m長さで引張り
弾性率の高い側が表面層となるように、コンベアベルト
に加工した。
上記コンベアベルトの実装テストを次のような走行条件
で行ない、テスト後の反り量h(第3図参照)を測定し
た結果を、第1表に併せて示す。
で行ない、テスト後の反り量h(第3図参照)を測定し
た結果を、第1表に併せて示す。
走行条件 プーリ径:φ150mm テンション:4% 走行速度:10m/min 搬送物重量:3kgf 走行時間:48時間 第1表における樹脂種類は次のとおりである。
A:商品名 ペルプレンP150B 東洋紡績製 B:商品名 ペルプレンE450B 同上 C:商品名 ペルプレンP90BD 同上 D:上記AとCのブレンド品 同上 E:商品名 ペルプレンP150BGF10 同上 (ガラス繊維10重量%含有) 第1表より、表面層の引張り弾性率を裏面層の引張り弾
性率より大きくすることにより、反りの抑制をできるこ
とがわかるが、実施例1、2、4から、表面層/裏面層
の引張り弾性率の比を1.1〜5.1の範囲とすれば一層良好
であることがわかる。
性率より大きくすることにより、反りの抑制をできるこ
とがわかるが、実施例1、2、4から、表面層/裏面層
の引張り弾性率の比を1.1〜5.1の範囲とすれば一層良好
であることがわかる。
尚、芯層の引張り弾性率は、三層のうちで最も大きな値
に設定するが、その設定値は、ベルトにかけるテンショ
ン、搬送物の荷重等、用途に応じて適宜決定すればよ
い。また、表面凸となるベルトの反りは、搬送物が振動
等で滑り落ちやすくなるので、表面が凹となる反りよ
り、その許容範囲を小さくする方がよいケースもある。
に設定するが、その設定値は、ベルトにかけるテンショ
ン、搬送物の荷重等、用途に応じて適宜決定すればよ
い。また、表面凸となるベルトの反りは、搬送物が振動
等で滑り落ちやすくなるので、表面が凹となる反りよ
り、その許容範囲を小さくする方がよいケースもある。
発明の効果 上述のように、本発明に係る熱可塑性樹脂製のベルトコ
ンベアは、表面層、芯層、裏面層の引張り弾性率を異な
るものとしたことにより、幅方向の反りが小さく、耐ク
リープ特性も保持させることができる。
ンベアは、表面層、芯層、裏面層の引張り弾性率を異な
るものとしたことにより、幅方向の反りが小さく、耐ク
リープ特性も保持させることができる。
第1図は本発明に係るコンベアベルトをその断面と共に
示した説明図、第2図はベルトに反りが発生する状況を
示した横断面説明図、第3図はベルトの反りを測定する
状態を示した説明図である。 1は表面層、2は芯層、3は裏面層
示した説明図、第2図はベルトに反りが発生する状況を
示した横断面説明図、第3図はベルトの反りを測定する
状態を示した説明図である。 1は表面層、2は芯層、3は裏面層
Claims (2)
- 【請求項1】表面層、芯層、裏面層の三層の熱可塑性樹
脂層が一体となったコンベアベルトであって、 各層の構成する樹脂の引張り弾性率が、芯層、表面層、
裏面層の順に高いことを特徴とするコンベアベルト。 - 【請求項2】表面層/裏面層の引張り弾性率の比が1.1
〜5.1である請求項1記載のコンベアベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10827089A JPH0780533B2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | コンベアベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10827089A JPH0780533B2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | コンベアベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02286505A JPH02286505A (ja) | 1990-11-26 |
| JPH0780533B2 true JPH0780533B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14480390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10827089A Expired - Fee Related JPH0780533B2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | コンベアベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780533B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011032486A (ja) * | 2001-06-29 | 2011-02-17 | Sekisui Chem Co Ltd | シート |
| JP2008133481A (ja) * | 2001-06-29 | 2008-06-12 | Sekisui Chem Co Ltd | シート |
| WO2003016181A1 (en) * | 2001-08-09 | 2003-02-27 | Bridgestone Corporation | Cloth-reinforced conveyor belt |
| CN102482036B (zh) * | 2009-09-01 | 2015-06-03 | 阪东化学株式会社 | 平带 |
-
1989
- 1989-04-27 JP JP10827089A patent/JPH0780533B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02286505A (ja) | 1990-11-26 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |