JPH10217347A - 樹脂製コンベヤベルト - Google Patents
樹脂製コンベヤベルトInfo
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- JPH10217347A JPH10217347A JP2464197A JP2464197A JPH10217347A JP H10217347 A JPH10217347 A JP H10217347A JP 2464197 A JP2464197 A JP 2464197A JP 2464197 A JP2464197 A JP 2464197A JP H10217347 A JPH10217347 A JP H10217347A
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- Japan
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- belt
- conveyor belt
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- thermoplastic resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベルト剥離やカーリングが発生せず、適度の
柔軟性を備え且つ走行中に伸びにくい構造を有し、汚染
しにくくて異物の発生しにくいコンベヤベルトを提供す
ること。 【解決手段】 上下両面の熱可塑性樹脂層1、2の間に
少なくとも1枚のネット状芯体3が配設されている。上
下両面の熱可塑性樹脂層1、2が同一材質且つ同一厚み
であり、上下両面の熱可塑性樹脂層1、2がネット状芯
体3の網目を通して一体に連結され、曲率1cm-1にお
けるベルトの曲げ剛性が60gf・cm2/cm以下で
且つベルト走行方向の1%伸張時の引っ張り応力がベル
ト25mm幅当たり5kN/m以上である。
柔軟性を備え且つ走行中に伸びにくい構造を有し、汚染
しにくくて異物の発生しにくいコンベヤベルトを提供す
ること。 【解決手段】 上下両面の熱可塑性樹脂層1、2の間に
少なくとも1枚のネット状芯体3が配設されている。上
下両面の熱可塑性樹脂層1、2が同一材質且つ同一厚み
であり、上下両面の熱可塑性樹脂層1、2がネット状芯
体3の網目を通して一体に連結され、曲率1cm-1にお
けるベルトの曲げ剛性が60gf・cm2/cm以下で
且つベルト走行方向の1%伸張時の引っ張り応力がベル
ト25mm幅当たり5kN/m以上である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製コンベヤベル
トに関し、特に食品や精密機器ならびに薬品等の搬送用
コンベヤベルトとして用いるのに適した、汚染や異物の
発生しにくいコンベヤベルトに関するものである。
トに関し、特に食品や精密機器ならびに薬品等の搬送用
コンベヤベルトとして用いるのに適した、汚染や異物の
発生しにくいコンベヤベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品や精密機器ならびに薬品等の搬送用
コンベヤベルトとしては、一般的にポリエステル繊維な
どの織布(以下「帆布」という)の片面もしくは両面に
ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂を接着
剤を介して積層したものが多く用いられている。しか
し、これらのコンベヤベルトは、帆布に吸水性があるの
で、かびや雑菌等が繁殖しやすく、汚れやすい。また、
接着剤を介装しているために、帆布と熱可塑性樹脂が剥
離することがある。さらに、コンベヤベルトが蛇行して
ガイドに当たると、ベルト端部が擦れることにより帆布
がほつれ、ほつれたものが異物として搬送物に混入する
という問題が発生する。
コンベヤベルトとしては、一般的にポリエステル繊維な
どの織布(以下「帆布」という)の片面もしくは両面に
ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂を接着
剤を介して積層したものが多く用いられている。しか
し、これらのコンベヤベルトは、帆布に吸水性があるの
で、かびや雑菌等が繁殖しやすく、汚れやすい。また、
接着剤を介装しているために、帆布と熱可塑性樹脂が剥
離することがある。さらに、コンベヤベルトが蛇行して
ガイドに当たると、ベルト端部が擦れることにより帆布
がほつれ、ほつれたものが異物として搬送物に混入する
という問題が発生する。
【0003】そこで、このような問題が発生しないよう
に、帆布のないポリエステル樹脂単層のコンベヤベルト
が提供されているが、この樹脂単層のベルトは走行方向
の張力により伸びやすい。この伸びを抑制するために高
強度の樹脂を用いると柔軟性が低下し、ベルトがプーリ
外径に適応しなくなる。これに対して、ベルトの厚さを
薄くすると強度が低くなり、ベルト寿命が低下するとい
う問題が発生する。
に、帆布のないポリエステル樹脂単層のコンベヤベルト
が提供されているが、この樹脂単層のベルトは走行方向
の張力により伸びやすい。この伸びを抑制するために高
強度の樹脂を用いると柔軟性が低下し、ベルトがプーリ
外径に適応しなくなる。これに対して、ベルトの厚さを
薄くすると強度が低くなり、ベルト寿命が低下するとい
う問題が発生する。
【0004】さらに、上層と中間層と下層が共に熱可塑
性樹脂からなる3層一体化構造のコンベヤベルトが提供
されているが、ベルトが走行方向に伸び、スリップする
ので運搬効率が低いという欠点がある。この問題を解決
するために弾性率を高くすると、ベルトがプーリ外径に
適応しなくなるという問題が発生する。また、上・下層
の材質と厚さが異なると、いわゆるカーリング(湾曲)
が生じやすくなる。
性樹脂からなる3層一体化構造のコンベヤベルトが提供
されているが、ベルトが走行方向に伸び、スリップする
ので運搬効率が低いという欠点がある。この問題を解決
するために弾性率を高くすると、ベルトがプーリ外径に
適応しなくなるという問題が発生する。また、上・下層
の材質と厚さが異なると、いわゆるカーリング(湾曲)
が生じやすくなる。
【0005】また、特開昭59−175648号公報に
は、ゴムや樹脂からなる被覆材にポリエステル、ナイロ
ンおよび細い金属線からなるネット状芯材を埋設したベ
ルトが記載されている。これらのベルトは、被覆材を構
成するゴムや樹脂がネット状芯材の網目に浸入してベル
ト本体と芯材を一体化している。
は、ゴムや樹脂からなる被覆材にポリエステル、ナイロ
ンおよび細い金属線からなるネット状芯材を埋設したベ
ルトが記載されている。これらのベルトは、被覆材を構
成するゴムや樹脂がネット状芯材の網目に浸入してベル
ト本体と芯材を一体化している。
【0006】しかし、上記公報に記載されているベルト
を食品や精密機器の搬送用ベルトとして用いた場合、ベ
ルトのカーリング(幅方向の湾曲)が生じやすく、曲げ
剛性により走行が不安定になるという問題がある。
を食品や精密機器の搬送用ベルトとして用いた場合、ベ
ルトのカーリング(幅方向の湾曲)が生じやすく、曲げ
剛性により走行が不安定になるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、プーリに
容易に巻き付くことができる柔軟性を備え、且つ走行中
は伸びにくいという両特性を満足するコンベヤベルトは
提供されていない。
容易に巻き付くことができる柔軟性を備え、且つ走行中
は伸びにくいという両特性を満足するコンベヤベルトは
提供されていない。
【0008】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ベル
ト剥離やカーリングが発生せず、適度の柔軟性を備え且
つ走行中に伸びにくい構造のコンベヤベルトを提供する
ことにある。また、本発明の目的は、汚染しにくくて異
物の発生しにくい構造のコンベヤベルトを提供すること
にある。
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ベル
ト剥離やカーリングが発生せず、適度の柔軟性を備え且
つ走行中に伸びにくい構造のコンベヤベルトを提供する
ことにある。また、本発明の目的は、汚染しにくくて異
物の発生しにくい構造のコンベヤベルトを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明者等は、市場で走行中の伸びによりスリップを
発生しているベルトの調査、分析及び前述の食品や精密
機器ならびに薬品の搬送用として使用されているコンベ
ヤベルトの使用条件の調査および特開平2−28650
4号公報等に開示された技術に基づいてコンベヤベルト
を試作し、その性能を調査した結果、上記課題を解決す
るコンベヤベルトの条件として、上層と下層を同一材質
且つ同一厚みの熱可塑性樹脂で構成し、その中間には、
柔軟性に富み、強度が大きいネット状芯体をその網目を
通して上下の熱可塑性樹脂層が互いに融着一体化するよ
うに配すること、およびベルト全体としての曲げ剛性を
曲率1cm-1において60gf・cm2 /cm以下にす
ればよいことと、ベルト走行方向の1%伸張時の引っ張
り応力がベルト25mm幅当たり5kN/m以上にすれ
ばよいことを見いだした。
に本発明者等は、市場で走行中の伸びによりスリップを
発生しているベルトの調査、分析及び前述の食品や精密
機器ならびに薬品の搬送用として使用されているコンベ
ヤベルトの使用条件の調査および特開平2−28650
4号公報等に開示された技術に基づいてコンベヤベルト
を試作し、その性能を調査した結果、上記課題を解決す
るコンベヤベルトの条件として、上層と下層を同一材質
且つ同一厚みの熱可塑性樹脂で構成し、その中間には、
柔軟性に富み、強度が大きいネット状芯体をその網目を
通して上下の熱可塑性樹脂層が互いに融着一体化するよ
うに配すること、およびベルト全体としての曲げ剛性を
曲率1cm-1において60gf・cm2 /cm以下にす
ればよいことと、ベルト走行方向の1%伸張時の引っ張
り応力がベルト25mm幅当たり5kN/m以上にすれ
ばよいことを見いだした。
【0010】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、上下両面の
熱可塑性樹脂層の間に少なくとも1枚のネット状芯体が
配設された樹脂製コンベヤベルトであって、上記上下両
面の熱可塑性樹脂層が同一材質且つ同一厚みであり、上
記上下両面の熱可塑性樹脂層がネット状芯体の網目を通
して一体に連結され、曲率1cm-1におけるベルトの曲
げ剛性が60gf・cm2 /cm以下で且つベルト走行
方向の1%伸張時の引っ張り応力がベルト25mm幅当
たり5kN/m以上であることを特徴とする樹脂製コン
ベヤベルトを第一の発明とし、上記第一の発明におい
て、上下両面の熱可塑性樹脂層が、ポリオレフィン系エ
ラストマーからなることを特徴とする樹脂製コンベヤベ
ルトを第二の発明とし、上記第一または第二の発明にお
いて、ネット状芯体を構成する縦糸及び横糸がポリエス
テルまたはポリアミドを材質とするモノフィラメントま
たは撚糸からなることを特徴とする樹脂製コンベヤベル
トを第三の発明とする。
熱可塑性樹脂層の間に少なくとも1枚のネット状芯体が
配設された樹脂製コンベヤベルトであって、上記上下両
面の熱可塑性樹脂層が同一材質且つ同一厚みであり、上
記上下両面の熱可塑性樹脂層がネット状芯体の網目を通
して一体に連結され、曲率1cm-1におけるベルトの曲
げ剛性が60gf・cm2 /cm以下で且つベルト走行
方向の1%伸張時の引っ張り応力がベルト25mm幅当
たり5kN/m以上であることを特徴とする樹脂製コン
ベヤベルトを第一の発明とし、上記第一の発明におい
て、上下両面の熱可塑性樹脂層が、ポリオレフィン系エ
ラストマーからなることを特徴とする樹脂製コンベヤベ
ルトを第二の発明とし、上記第一または第二の発明にお
いて、ネット状芯体を構成する縦糸及び横糸がポリエス
テルまたはポリアミドを材質とするモノフィラメントま
たは撚糸からなることを特徴とする樹脂製コンベヤベル
トを第三の発明とする。
【0011】上下両面の熱可塑性樹脂層としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド等のエラスト
マーが挙げられる。これらの中でも、搬送物が付着しに
くく、付着しても剥がれやすい点より、ポリエチレンや
ポリプロピレン等のポリオレフィン系のエラストマーが
好ましく用いられる。
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド等のエラスト
マーが挙げられる。これらの中でも、搬送物が付着しに
くく、付着しても剥がれやすい点より、ポリエチレンや
ポリプロピレン等のポリオレフィン系のエラストマーが
好ましく用いられる。
【0012】また、上面と下面の樹脂層の材質や厚みが
異なるとカーリングが発生したり、融着不良が発生しや
すいため、上面と下面の樹脂層は同一材質でしかも同一
厚みに形成することが特に重要である。
異なるとカーリングが発生したり、融着不良が発生しや
すいため、上面と下面の樹脂層は同一材質でしかも同一
厚みに形成することが特に重要である。
【0013】柔軟性を付与するために曲率1cm-1にお
けるベルトの曲げ剛性は60gf・cm2 /cm以下と
されるが、そのためには上面と下面の樹脂層の厚さは
0.2〜0.6mmとするのが好ましい。
けるベルトの曲げ剛性は60gf・cm2 /cm以下と
されるが、そのためには上面と下面の樹脂層の厚さは
0.2〜0.6mmとするのが好ましい。
【0014】走行中に伸びにくくするためには、ベルト
走行方向の1%伸張時の引っ張り応力はベルト25mm
幅当たり5kN/m以上とするのが好ましい。
走行方向の1%伸張時の引っ張り応力はベルト25mm
幅当たり5kN/m以上とするのが好ましい。
【0015】ネット状芯体を形成する糸としては、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリアラミド、金属線等を用い
ることができるが、強度、網状保持性(成形時の取扱易
さ)、軽さ、耐水性(防錆)およびコストの点より、ポ
リエステルまたはポリアミドが好ましく用いられる。糸
の形態としては、モノフィラメントでも撚糸でもよい。
ネット状芯体の網目は、上面と下面の熱可塑性樹脂が溶
融して浸入でき、必要な引っ張り応力が得られれば特に
制約されないが、通常1.0〜3.0mm角の網目のも
のが用いられる。網目の形成は、縦糸と横糸を交互に上
下にして交差させて、織目の粗い織物状にしても、ま
た、縦糸と横糸を交点で融着等により接合してもよい。
エステル、ポリアミド、ポリアラミド、金属線等を用い
ることができるが、強度、網状保持性(成形時の取扱易
さ)、軽さ、耐水性(防錆)およびコストの点より、ポ
リエステルまたはポリアミドが好ましく用いられる。糸
の形態としては、モノフィラメントでも撚糸でもよい。
ネット状芯体の網目は、上面と下面の熱可塑性樹脂が溶
融して浸入でき、必要な引っ張り応力が得られれば特に
制約されないが、通常1.0〜3.0mm角の網目のも
のが用いられる。網目の形成は、縦糸と横糸を交互に上
下にして交差させて、織目の粗い織物状にしても、ま
た、縦糸と横糸を交点で融着等により接合してもよい。
【0016】上面と下面の熱可塑性樹脂層の間にネット
状芯体を配設するには、2枚の熱可塑性樹脂シートを押
出し、カレンダー等により成形しておき、この2枚の熱
可塑性樹脂シートの間にネット状芯体を挟み込み、ロー
ル等で加熱加圧して熱可塑性樹脂シートを加熱融着させ
ればよい。また、押出機のシリンダ先端に取り付けたク
ロスヘッドにネット状芯体を挿通しながら、その両側を
熱可塑性樹脂で被覆するようにしてもよい。これらの方
法により、ネット状芯体の両側の熱可塑性樹脂はネット
の網目に浸入して一体に融着されるので、剥離すること
がない。また、ゴム製のコンベヤベルトのように芯体入
れ工程や加硫工程を要せず、ネット状芯体を挟み込み、
両側の樹脂を加熱溶融させるだけで簡単に成形できる。
さらに、形成された長尺帯状体の長さ方向両端で接合す
る場合にも、通常のコードや帆布の芯体を用いたコンベ
ヤベルトと同様に扱える。
状芯体を配設するには、2枚の熱可塑性樹脂シートを押
出し、カレンダー等により成形しておき、この2枚の熱
可塑性樹脂シートの間にネット状芯体を挟み込み、ロー
ル等で加熱加圧して熱可塑性樹脂シートを加熱融着させ
ればよい。また、押出機のシリンダ先端に取り付けたク
ロスヘッドにネット状芯体を挿通しながら、その両側を
熱可塑性樹脂で被覆するようにしてもよい。これらの方
法により、ネット状芯体の両側の熱可塑性樹脂はネット
の網目に浸入して一体に融着されるので、剥離すること
がない。また、ゴム製のコンベヤベルトのように芯体入
れ工程や加硫工程を要せず、ネット状芯体を挟み込み、
両側の樹脂を加熱溶融させるだけで簡単に成形できる。
さらに、形成された長尺帯状体の長さ方向両端で接合す
る場合にも、通常のコードや帆布の芯体を用いたコンベ
ヤベルトと同様に扱える。
【0017】
【実施例】以下に本発明の樹脂製コンベヤベルトの実施
例を具体的な数値を用いて説明するが、本発明は以下の
実施例に限定されるものではない。
例を具体的な数値を用いて説明するが、本発明は以下の
実施例に限定されるものではない。
【0018】〔実施例1〕図1に示すように、上層1と
下層2を厚さ370μmのポリオレフィン系エラストマ
ーシート(三井石油化学社製の『ハイゼックス8200
B』と日本合成ゴム社製の『ダイナロン6200P』を
重量比7:3で配合したもの)とし、中間層3をポリエ
ステルモノフィラメントのネット状芯体(NBC工業社
製の『TB20』)とし、温度170℃、加圧力40k
g/cm2 の条件で熱圧着して、図2に示すように、3
層一体化構造の樹脂製コンベヤベルトを得た。
下層2を厚さ370μmのポリオレフィン系エラストマ
ーシート(三井石油化学社製の『ハイゼックス8200
B』と日本合成ゴム社製の『ダイナロン6200P』を
重量比7:3で配合したもの)とし、中間層3をポリエ
ステルモノフィラメントのネット状芯体(NBC工業社
製の『TB20』)とし、温度170℃、加圧力40k
g/cm2 の条件で熱圧着して、図2に示すように、3
層一体化構造の樹脂製コンベヤベルトを得た。
【0019】〔実施例2〕上層1および下層2として、
厚さ500μmのポリオレフィン系エラストマーシート
(モンテル社製の『キャタロイCA−10』)を用いた
以外は、実施例1と同じ条件で3層一体化構造の樹脂製
コンベヤベルトを得た。
厚さ500μmのポリオレフィン系エラストマーシート
(モンテル社製の『キャタロイCA−10』)を用いた
以外は、実施例1と同じ条件で3層一体化構造の樹脂製
コンベヤベルトを得た。
【0020】〔実施例3〕中間層3にポリアミドモノフ
ィラメントのネット状芯体(NBC工業社製の『『NB
20』)を用いた以外は、実施例1と同じ条件で3層一
体化構造の樹脂製コンベヤベルトを得た。
ィラメントのネット状芯体(NBC工業社製の『『NB
20』)を用いた以外は、実施例1と同じ条件で3層一
体化構造の樹脂製コンベヤベルトを得た。
【0021】〔実施例4〕中間層3にポリアミドモノフ
ィラメントのネット状芯体(NBC工業社製の『『NB
20』)を用いた以外は、実施例2と同じ条件で3層一
体化構造の樹脂製コンベヤベルトを得た。
ィラメントのネット状芯体(NBC工業社製の『『NB
20』)を用いた以外は、実施例2と同じ条件で3層一
体化構造の樹脂製コンベヤベルトを得た。
【0022】〔実施例5〕中間層3にポリエステル撚糸
のネット状芯体(NBC工業社製の『T−180』)を
用いた以外は、実施例1と同じ条件で3層一体化構造の
樹脂製コンベヤベルトを得た。
のネット状芯体(NBC工業社製の『T−180』)を
用いた以外は、実施例1と同じ条件で3層一体化構造の
樹脂製コンベヤベルトを得た。
【0023】また、上記実施例1〜5のコンベヤベルト
と比較するためのコンベヤベルトを作製したので、次に
説明する。 〔比較例1〕厚さ250μmのポリウレタン系エラスト
マーシートの両面に接着剤を塗布して2枚の帆布(ポリ
エステル織布)で挟持し、さらにその片面に厚さ250
μmのポリウレタン系エラストマーシートを重ね合わ
せ、温度150℃、加圧力5kg/cm2 の条件で熱圧
着して4層一体化構造のコンベヤベルトを得た。
と比較するためのコンベヤベルトを作製したので、次に
説明する。 〔比較例1〕厚さ250μmのポリウレタン系エラスト
マーシートの両面に接着剤を塗布して2枚の帆布(ポリ
エステル織布)で挟持し、さらにその片面に厚さ250
μmのポリウレタン系エラストマーシートを重ね合わ
せ、温度150℃、加圧力5kg/cm2 の条件で熱圧
着して4層一体化構造のコンベヤベルトを得た。
【0024】〔比較例2〕上層1に厚さ370μmのポ
リオレフィン系エラストマーシート(三井石油化学社製
の『ハイゼックス8200B』と日本合成ゴム社製の
『ダイナロン6200P』を重量比7:3で配合したも
の)、下層2に上層1と同じ材質で厚さ200μmのポ
リオレフィン系エラストマーシートを用い、中間層3を
ポリエステルモノフィラメントのネット状芯体(NBC
工業社製の『TB20』)とし、温度170℃、加圧力
40kg/cm2 の条件で熱圧着して3層一体化構造の
コンベヤベルトを得た。
リオレフィン系エラストマーシート(三井石油化学社製
の『ハイゼックス8200B』と日本合成ゴム社製の
『ダイナロン6200P』を重量比7:3で配合したも
の)、下層2に上層1と同じ材質で厚さ200μmのポ
リオレフィン系エラストマーシートを用い、中間層3を
ポリエステルモノフィラメントのネット状芯体(NBC
工業社製の『TB20』)とし、温度170℃、加圧力
40kg/cm2 の条件で熱圧着して3層一体化構造の
コンベヤベルトを得た。
【0025】〔比較例3〕上層1と下層2を厚さ300
μmのポリエステル系エラストマーシート(東洋紡績社
製の『ベルプレンS−9002』)とし、中間層3をポ
リエステルモノフィラメントのネット状芯体(NBC工
業社製の『TB20』)とし、温度230℃、加圧力5
0kg/cm2 の条件で熱圧着して3層一体化構造のコ
ンベヤベルトを得た。
μmのポリエステル系エラストマーシート(東洋紡績社
製の『ベルプレンS−9002』)とし、中間層3をポ
リエステルモノフィラメントのネット状芯体(NBC工
業社製の『TB20』)とし、温度230℃、加圧力5
0kg/cm2 の条件で熱圧着して3層一体化構造のコ
ンベヤベルトを得た。
【0026】〔比較例4〕厚さ500μmのポリオレフ
ィン系エラストマーシート(三井石油化学社製の『ハイ
ゼックス8200B』と日本合成ゴム社製の『ダイナロ
ン6200P』を重量比7:3で配合したもの)と、ポ
リアミドモノフィラメントのネット(NBC工業社製の
『NB20』)を、温度170℃、加圧力40kg/c
m2 の条件で熱圧着して2層構造のコンベヤベルトを得
た。
ィン系エラストマーシート(三井石油化学社製の『ハイ
ゼックス8200B』と日本合成ゴム社製の『ダイナロ
ン6200P』を重量比7:3で配合したもの)と、ポ
リアミドモノフィラメントのネット(NBC工業社製の
『NB20』)を、温度170℃、加圧力40kg/c
m2 の条件で熱圧着して2層構造のコンベヤベルトを得
た。
【0027】次に、上記のようにして作製した各実施例
および比較例のコンベヤベルトについての特性評価結果
をそれぞれ、表1、表2に示す。
および比較例のコンベヤベルトについての特性評価結果
をそれぞれ、表1、表2に示す。
【0028】なお、特性評価方法は、次に示すとおりで
ある。
ある。
【0029】 糸ほつれ・毛羽立ち コンベヤベルト端部に金属板を当てた状態でベルトを3
00時間走行させた後のベルト端部の状態を目視で評価
した結果、「糸ほつれ・毛羽立ちがなかったもの」を
○、「糸ほつれ・毛羽立ちが有ったもの」を×として示
す。
00時間走行させた後のベルト端部の状態を目視で評価
した結果、「糸ほつれ・毛羽立ちがなかったもの」を
○、「糸ほつれ・毛羽立ちが有ったもの」を×として示
す。
【0030】 柔軟性(曲げ剛性) 長さ50mm×幅3mmの試験片を純曲げ試験機により
曲率1cm-1まで曲げ、得られた曲げ変形曲線の傾きを
試験片の幅で割った値(曲げ剛性)により、「曲げ剛性
が60gf・cm2 /cm以下のもの」を○、「曲げ剛
性が60gf・cm2 /cm超のもの」を×として示
す。
曲率1cm-1まで曲げ、得られた曲げ変形曲線の傾きを
試験片の幅で割った値(曲げ剛性)により、「曲げ剛性
が60gf・cm2 /cm以下のもの」を○、「曲げ剛
性が60gf・cm2 /cm超のもの」を×として示
す。
【0031】 強度(1%モジュラス) 長さ300mm×幅25mm(標線間200mm)の試
験片を引張試験機により50mm/minの速度で引っ
張り、標線間で1%伸張したときの荷重を1%モジュラ
スとした。「1%モジュラスが5kN/m以上のもの」
を○、「1%モジュラスが5kN/m未満のもの」を×
として示す。
験片を引張試験機により50mm/minの速度で引っ
張り、標線間で1%伸張したときの荷重を1%モジュラ
スとした。「1%モジュラスが5kN/m以上のもの」
を○、「1%モジュラスが5kN/m未満のもの」を×
として示す。
【0032】 カーリング コンベヤベルト作製後、ベルト端部の反りの状態によ
り、「ベルト端部の反りが5mm以下のもの」を○、
「ベルト端部の反りが5mm超のもの」をとして示す。
り、「ベルト端部の反りが5mm以下のもの」を○、
「ベルト端部の反りが5mm超のもの」をとして示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】表1、表2に明らかなように、本実施例に
係るものは、糸ほつれ・毛羽立ちがなく、柔軟性に優
れ、且つ強度が高く、しかもカーリングが発生しない。
しかし、比較例1のものは、帆布が使用されているの
で、糸ほつれ・毛羽立ちが見られた。また、比較例2の
ものは、上層と下層の厚さが異なるので、カーリングが
発生した。さらに、比較例3のものは、上層と下層がポ
リエステル系エラストマーシートからなるので、曲げ剛
性が高すぎて柔軟性に劣っている。そして、比較例4の
ものは、下層にポリオレフィン系エラストマーシートを
有しないので、強度が低く、また、カーリングが発生し
た。
係るものは、糸ほつれ・毛羽立ちがなく、柔軟性に優
れ、且つ強度が高く、しかもカーリングが発生しない。
しかし、比較例1のものは、帆布が使用されているの
で、糸ほつれ・毛羽立ちが見られた。また、比較例2の
ものは、上層と下層の厚さが異なるので、カーリングが
発生した。さらに、比較例3のものは、上層と下層がポ
リエステル系エラストマーシートからなるので、曲げ剛
性が高すぎて柔軟性に劣っている。そして、比較例4の
ものは、下層にポリオレフィン系エラストマーシートを
有しないので、強度が低く、また、カーリングが発生し
た。
【0036】
【発明の効果】本発明の樹脂製コンベヤベルトは以上説
明したように構成されているので、次のような効果を奏
する。 ベルト剥離やカーリングが発生せず、汚染しにくく
て異物が発生しにくい。 比較的強度が高いので走行中に伸びにくく、スリッ
プすることなく、高効率で物品を搬送できる。 適度の柔軟性を有するので、スムーズにプーリに巻
回することが可能である。
明したように構成されているので、次のような効果を奏
する。 ベルト剥離やカーリングが発生せず、汚染しにくく
て異物が発生しにくい。 比較的強度が高いので走行中に伸びにくく、スリッ
プすることなく、高効率で物品を搬送できる。 適度の柔軟性を有するので、スムーズにプーリに巻
回することが可能である。
【図1】本発明の樹脂製コンベヤベルトの分解斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明の樹脂製コンベヤベルトの断面図であ
る。
る。
1…上層(熱可塑性樹脂層) 2…下層(熱可塑性樹脂層) 3…中間層(ネット状芯体)
Claims (3)
- 【請求項1】 上下両面の熱可塑性樹脂層の間に少なく
とも1枚のネット状芯体が配設された樹脂製コンベヤベ
ルトであって、上記上下両面の熱可塑性樹脂層が同一材
質且つ同一厚みであり、上記上下両面の熱可塑性樹脂層
がネット状芯体の網目を通して一体に連結され、曲率1
cm-1におけるベルトの曲げ剛性が60gf・cm2 /
cm以下で且つベルト走行方向の1%伸張時の引っ張り
応力がベルト25mm幅当たり5kN/m以上であるこ
とを特徴とする樹脂製コンベヤベルト。 - 【請求項2】 上下両面の熱可塑性樹脂層が、ポリオレ
フィン系エラストマーからなることを特徴とする請求項
1記載の樹脂製コンベヤベルト。 - 【請求項3】 ネット状芯体を構成する縦糸及び横糸が
ポリエステルまたはポリアミドを材質とするモノフィラ
メントまたは撚糸からなることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の樹脂製コンベヤベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2464197A JPH10217347A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 樹脂製コンベヤベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2464197A JPH10217347A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 樹脂製コンベヤベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10217347A true JPH10217347A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12143770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2464197A Pending JPH10217347A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 樹脂製コンベヤベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10217347A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009242007A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Nitta Ind Corp | 平ベルト |
| JP2012214286A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Chuko Kasei Kogyo Kk | 食品搬送用コンベアベルト及びその製造方法 |
| CN113124104A (zh) * | 2020-01-15 | 2021-07-16 | 霓达株式会社 | 传动带 |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP2464197A patent/JPH10217347A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009242007A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Nitta Ind Corp | 平ベルト |
| JP2012214286A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Chuko Kasei Kogyo Kk | 食品搬送用コンベアベルト及びその製造方法 |
| CN113124104A (zh) * | 2020-01-15 | 2021-07-16 | 霓达株式会社 | 传动带 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060322 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060523 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061114 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |