JPH0780619A - 酸化物混入量が少ない鋳造製品の製造方法 - Google Patents
酸化物混入量が少ない鋳造製品の製造方法Info
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- JPH0780619A JPH0780619A JP22884493A JP22884493A JPH0780619A JP H0780619 A JPH0780619 A JP H0780619A JP 22884493 A JP22884493 A JP 22884493A JP 22884493 A JP22884493 A JP 22884493A JP H0780619 A JPH0780619 A JP H0780619A
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- Japan
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- buffer plate
- injection sleeve
- injection
- sleeve
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 アルミニウム合金あるいはマグネシウム合金
等の高圧鋳造時に製品内部へ酸化物混入量が少ない鋳造
製品の製造方法を提供する。 【構成】 竪型射出スリーブ24内に上下動可能な多段
状に設けた溶湯緩衝板62,63を設けて射出スリーブ
間に適宜な環状隙間を設けるとともに、射出スリーブの
適宜な高さに溶湯緩衝板を保持する。とりべ66より、
一旦溶湯緩衝板に向って注湯し、溶面の上昇に伴って下
部溶湯緩衝板63を上昇させ、注湯完了直に溶面を下部
溶湯緩衝板より上方に位置し緩衝板上の酸化物を取出
す。
等の高圧鋳造時に製品内部へ酸化物混入量が少ない鋳造
製品の製造方法を提供する。 【構成】 竪型射出スリーブ24内に上下動可能な多段
状に設けた溶湯緩衝板62,63を設けて射出スリーブ
間に適宜な環状隙間を設けるとともに、射出スリーブの
適宜な高さに溶湯緩衝板を保持する。とりべ66より、
一旦溶湯緩衝板に向って注湯し、溶面の上昇に伴って下
部溶湯緩衝板63を上昇させ、注湯完了直に溶面を下部
溶湯緩衝板より上方に位置し緩衝板上の酸化物を取出
す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化物の混入が少なく
機械的性質に優れた鋳造製品を得るための酸化物混入量
が少ない鋳造製品の製造方法に関するものである。
機械的性質に優れた鋳造製品を得るための酸化物混入量
が少ない鋳造製品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のビスケットの正面図であ
る。ダイカストマシンなどの射出成形装置は、固定盤に
装着された固定金型と、可動盤に装着された可動金型と
を備えており、型締されたこれら両金型の接合部にはキ
ャビティが形成されている。また、固定金型のスリーブ
孔には、キャビティとの間をゲートで連通された固定ス
リーブが嵌着されており、この固定スリーブには、固定
盤側に支持された射出シリンダの射出スリーブが着脱自
在に接合されている。このように構成されていることに
より、射出スリーブに溶湯を供給して固定スリーブに接
合し、射出シリンダ内に設けたプランジャチップを油圧
等で前進させて射出シリンダ内の溶湯を押すと、溶湯は
固定スリーブとゲートとを経てキャビティ内へ射出され
る。
る。ダイカストマシンなどの射出成形装置は、固定盤に
装着された固定金型と、可動盤に装着された可動金型と
を備えており、型締されたこれら両金型の接合部にはキ
ャビティが形成されている。また、固定金型のスリーブ
孔には、キャビティとの間をゲートで連通された固定ス
リーブが嵌着されており、この固定スリーブには、固定
盤側に支持された射出シリンダの射出スリーブが着脱自
在に接合されている。このように構成されていることに
より、射出スリーブに溶湯を供給して固定スリーブに接
合し、射出シリンダ内に設けたプランジャチップを油圧
等で前進させて射出シリンダ内の溶湯を押すと、溶湯は
固定スリーブとゲートとを経てキャビティ内へ射出され
る。
【0003】キャビティ内の溶湯が固化することにより
製品となるので、型開して製品を取出すが、このとき、
射出スリーブ内とゲート内とには、鋳造余剰材が製品と
切離されて残される。すなわち、溶湯が固化することに
より、金型キャビティ内には、一般にビスケットと呼ば
れる大径薄型円柱状の溶湯固化物が残り、またゲート内
にも溶湯固化物と一体でその中心部から突出する小径円
柱状の溶湯固化物が残る(なお、このあとスリーブ内の
溶湯固化物とゲート内の溶湯固化物とからなる鋳造余剰
材全体をビスケットという。また、スリーブ内の溶湯固
化物を大径部材72と呼び、ゲート内の溶湯固化物を小
径部材73という)。そして鋳造に際しては、溶湯の酸
化物などの非金属介在物がキャビティ内に侵入すると、
製品の品質が低下するので、一般にゲート内には図8に
符号74で示す金網が1ショットごとに装填されること
がある。そして、この金網は小径部材内に埋設状態で残
される。このようにしてできた鋳造製品からビスケット
71を切離す。
製品となるので、型開して製品を取出すが、このとき、
射出スリーブ内とゲート内とには、鋳造余剰材が製品と
切離されて残される。すなわち、溶湯が固化することに
より、金型キャビティ内には、一般にビスケットと呼ば
れる大径薄型円柱状の溶湯固化物が残り、またゲート内
にも溶湯固化物と一体でその中心部から突出する小径円
柱状の溶湯固化物が残る(なお、このあとスリーブ内の
溶湯固化物とゲート内の溶湯固化物とからなる鋳造余剰
材全体をビスケットという。また、スリーブ内の溶湯固
化物を大径部材72と呼び、ゲート内の溶湯固化物を小
径部材73という)。そして鋳造に際しては、溶湯の酸
化物などの非金属介在物がキャビティ内に侵入すると、
製品の品質が低下するので、一般にゲート内には図8に
符号74で示す金網が1ショットごとに装填されること
がある。そして、この金網は小径部材内に埋設状態で残
される。このようにしてできた鋳造製品からビスケット
71を切離す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにゲート内に金網を下方より装填した後、射出スリ
ーブ内に注湯したアルミニウム合金をプランジャチップ
によって押上げて金型キャビティ内に充填すると、溶湯
表面の酸化物や非金属介在物は金網74によって製品内
部への混入の一部は妨げられるが、残りの酸化物や非金
属介在物は金網74によって細かく破砕されて溶湯とと
もにキャビティへ充填される。このため良好な機械的性
質が得られていた。しかし、従来のビスケット1は上記
のように大径部材2と小径部材3で一体形成されてお
り、ゲート内固化物である小径部材3には金網4が埋設
されたままになっていることにより、このまま回収して
再使用することができないので材料の歩留りが悪いとい
った問題があった。
ようにゲート内に金網を下方より装填した後、射出スリ
ーブ内に注湯したアルミニウム合金をプランジャチップ
によって押上げて金型キャビティ内に充填すると、溶湯
表面の酸化物や非金属介在物は金網74によって製品内
部への混入の一部は妨げられるが、残りの酸化物や非金
属介在物は金網74によって細かく破砕されて溶湯とと
もにキャビティへ充填される。このため良好な機械的性
質が得られていた。しかし、従来のビスケット1は上記
のように大径部材2と小径部材3で一体形成されてお
り、ゲート内固化物である小径部材3には金網4が埋設
されたままになっていることにより、このまま回収して
再使用することができないので材料の歩留りが悪いとい
った問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に着目し、ア
ルミニウム合金あるいはマグネシウム合金等の高圧鋳造
時に製品内部へ酸化物混入量が少ない鋳造製品の製造方
法を提供することを目的とするものである。
ルミニウム合金あるいはマグネシウム合金等の高圧鋳造
時に製品内部へ酸化物混入量が少ない鋳造製品の製造方
法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明に係る酸化物混入量が少ない鋳造製品
の製造方法では、竪型射出スリーブ間で環状の隙間を有
する溶湯緩衝板を前記射出スリーブと同軸方向に上下動
する移動軸の先端部に固着し、前記射出スリーブ内の適
宜な高さに位置した状態で射出スリーブの上方より多段
状に設けた溶湯緩衝板に向けて注湯した後前記環状の隙
間より流下させるとともに、溶湯の湯面上昇速度に併せ
て前記多段状溶湯緩衝板を上昇させ、注湯完了前に湯面
を前記上部緩衝板より上方になるように位置させて前記
緩衝板上に残留した酸化物を前記緩衝板と一体的に取出
すようにした。
るために、本発明に係る酸化物混入量が少ない鋳造製品
の製造方法では、竪型射出スリーブ間で環状の隙間を有
する溶湯緩衝板を前記射出スリーブと同軸方向に上下動
する移動軸の先端部に固着し、前記射出スリーブ内の適
宜な高さに位置した状態で射出スリーブの上方より多段
状に設けた溶湯緩衝板に向けて注湯した後前記環状の隙
間より流下させるとともに、溶湯の湯面上昇速度に併せ
て前記多段状溶湯緩衝板を上昇させ、注湯完了前に湯面
を前記上部緩衝板より上方になるように位置させて前記
緩衝板上に残留した酸化物を前記緩衝板と一体的に取出
すようにした。
【0007】
【作用】射出スリーブ内に挿入した多段状の溶湯緩衝板
間とで適宜な環状の隙間を設けるとともに、所定の高さ
に位置させておく。次いで、とりべから射出スリーブへ
所望量のアルミニウム合金溶湯を注湯すると、溶湯は一
旦落差の小さい上部溶湯緩衝板上へ落下した後、上部溶
湯緩衝板と射出スリーブの環状の隙間を通って前記上部
溶湯緩衝板とスリーブ底部間とで落差の小さい下部溶湯
緩衝板間に流下するとともに、射出スリーブ内壁面上を
整流となって流下し射出スリーブ内へ貯留される。この
ため、射出スリーブ内へ注湯された溶湯は落差の小さい
多段緩衝板を経由しながら落下するため、乱流を伴う飛
散が防止され、射出スリーブ内で溶湯金属が新たに酸化
されることが少なくなる。注湯完了前に溶湯上面を上部
溶湯緩衝板上面より上方に位置させることによって、発
生した酸化物を溶湯緩衝板上面に付着させ、溶湯緩衝板
と一緒に取出す。
間とで適宜な環状の隙間を設けるとともに、所定の高さ
に位置させておく。次いで、とりべから射出スリーブへ
所望量のアルミニウム合金溶湯を注湯すると、溶湯は一
旦落差の小さい上部溶湯緩衝板上へ落下した後、上部溶
湯緩衝板と射出スリーブの環状の隙間を通って前記上部
溶湯緩衝板とスリーブ底部間とで落差の小さい下部溶湯
緩衝板間に流下するとともに、射出スリーブ内壁面上を
整流となって流下し射出スリーブ内へ貯留される。この
ため、射出スリーブ内へ注湯された溶湯は落差の小さい
多段緩衝板を経由しながら落下するため、乱流を伴う飛
散が防止され、射出スリーブ内で溶湯金属が新たに酸化
されることが少なくなる。注湯完了前に溶湯上面を上部
溶湯緩衝板上面より上方に位置させることによって、発
生した酸化物を溶湯緩衝板上面に付着させ、溶湯緩衝板
と一緒に取出す。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係る酸化物混入量が少ない
鋳造製品の製造方法の具体的実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
鋳造製品の製造方法の具体的実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
【0009】図1は竪鋳込型ダイカストマシンの正面
図、図2は竪型射出装置の縦断面図、図3ないし図6は
本発明の実施例に係る射出スリーブへの注湯状態を示す
説明図、図7は本発明の実施例に類似したその他の実施
例である。
図、図2は竪型射出装置の縦断面図、図3ないし図6は
本発明の実施例に係る射出スリーブへの注湯状態を示す
説明図、図7は本発明の実施例に類似したその他の実施
例である。
【0010】図において、床面下には平面視長方形状の
ピット1が設けられており、このピット1の両端には、
鋼板や形鋼等により枠組形状された一対のマシンベース
2が床面上に延びて立設されており、これらのマシンベ
ース2の一方の端部には、ほぼ正方形状に形成された固
定プラテン3が載置されてその脚部3aをボルト締めに
よって固定されている。
ピット1が設けられており、このピット1の両端には、
鋼板や形鋼等により枠組形状された一対のマシンベース
2が床面上に延びて立設されており、これらのマシンベ
ース2の一方の端部には、ほぼ正方形状に形成された固
定プラテン3が載置されてその脚部3aをボルト締めに
よって固定されている。
【0011】また、マシンベース2の他端部には、エン
ドプラテン4が移動調節自在に立設されて固定されてお
り、固定プラテン3とエンドプラテン4とは、4個のタ
イロッド5で4隅を連結されて移動調節後、ナット6で
固定されている。7はタイロッド5に4隅の孔を嵌合さ
れて固定プラテン3に対する遠近方向へ進退自在に形成
された可動プラテンであって、型締シリンダ8のピスト
ンロッド9との間をトッグル機構10を介して連結され
ており、油圧でピストンロッド9を進退させることによ
り、固定プラテン3に対して進退するように構成されて
いる。
ドプラテン4が移動調節自在に立設されて固定されてお
り、固定プラテン3とエンドプラテン4とは、4個のタ
イロッド5で4隅を連結されて移動調節後、ナット6で
固定されている。7はタイロッド5に4隅の孔を嵌合さ
れて固定プラテン3に対する遠近方向へ進退自在に形成
された可動プラテンであって、型締シリンダ8のピスト
ンロッド9との間をトッグル機構10を介して連結され
ており、油圧でピストンロッド9を進退させることによ
り、固定プラテン3に対して進退するように構成されて
いる。
【0012】固定プラテン3と可動プラテン7には、キ
ャビティ11a、12aとビスケット部15を有する固
定金型11と可動金型12とがそれぞれ装着されてお
り、型締シリンダ8に駆動されて可動プラテン7が型開
状態から前進することにより図1に示すように型締が行
なわれる。
ャビティ11a、12aとビスケット部15を有する固
定金型11と可動金型12とがそれぞれ装着されてお
り、型締シリンダ8に駆動されて可動プラテン7が型開
状態から前進することにより図1に示すように型締が行
なわれる。
【0013】次に、前記ピット1内に配設された竪鋳込
型の射出装置13について説明する。符号20はピット
1の底面に固設された受座18にピン19を介して回動
自在に枢支された射出シリンダであって、下段側から順
次射出シリンダ20、ドッキングフレーム22、射出ス
リーブ24が段設された構成となっている。射出シリン
ダ20内にはピストン26が設置され、該ピストン26
には上方に向って延びるロッド28が連結されている。
ドッキングフレーム22には上下方向に延びるシリンダ
孔30が設けられており、該シリンダ孔30内にはドッ
キングラム32が挿入され、該ドッキングラム32の下
端は射出シリンダ20の上面に形成されたフランジ34
に固着されている。
型の射出装置13について説明する。符号20はピット
1の底面に固設された受座18にピン19を介して回動
自在に枢支された射出シリンダであって、下段側から順
次射出シリンダ20、ドッキングフレーム22、射出ス
リーブ24が段設された構成となっている。射出シリン
ダ20内にはピストン26が設置され、該ピストン26
には上方に向って延びるロッド28が連結されている。
ドッキングフレーム22には上下方向に延びるシリンダ
孔30が設けられており、該シリンダ孔30内にはドッ
キングラム32が挿入され、該ドッキングラム32の下
端は射出シリンダ20の上面に形成されたフランジ34
に固着されている。
【0014】射出スリーブ24は連結部材36を介して
ドッキングフレーム22の上側に連結されており、その
上端はビスケット部15の下端に挿入可能とされてい
る。射出スリーブ24内にはプランジャチップ38が摺
動自在に設置されており、該プランジャチップ38を保
持するプランジャ40は、その下端がカップリング42
を介して前記ロッド28の上端に連結されている。ピッ
ト1の側面壁には傾転シリンダ44が受座46およびピ
ン48を介して傾動自在に枢支されており、該傾転シリ
ンダ44のピストン50に連結されているロッド52
は、その先端が継手54およびピン56を介して射出シ
リンダ20のフランジ34の側面に枢着されている。
ドッキングフレーム22の上側に連結されており、その
上端はビスケット部15の下端に挿入可能とされてい
る。射出スリーブ24内にはプランジャチップ38が摺
動自在に設置されており、該プランジャチップ38を保
持するプランジャ40は、その下端がカップリング42
を介して前記ロッド28の上端に連結されている。ピッ
ト1の側面壁には傾転シリンダ44が受座46およびピ
ン48を介して傾動自在に枢支されており、該傾転シリ
ンダ44のピストン50に連結されているロッド52
は、その先端が継手54およびピン56を介して射出シ
リンダ20のフランジ34の側面に枢着されている。
【0015】符号60は酸化物除去装置であり、上部溶
湯緩衝板62、下部溶湯緩衝板63および移動軸64か
ら構成されている。上部溶湯緩衝板62と下部溶湯緩衝
板63はとりべ66から注湯される溶湯68にひねり等
の乱流を発生することなく整流となって射出スリーブ2
4の内壁面を流下するようにするものである。上部溶湯
緩衝板62の中心部を移動軸64が貫通するとともに直
交方向に固着されている。また、溶湯緩衝板63の中心
部と直交方向に移動軸64の先端部が固着され、また移
動軸64の上方他端部は図示しない酸化物除去装置60
を把持した状態で射出スリーブ24の軸芯方向に上下移
動可能な構成となっている。本実施例では上部溶湯緩衝
板62と下部溶湯緩衝板63は同一径としたが、上部溶
湯緩衝板62を下部溶湯緩衝板63より大きくしてもよ
いし、逆に小さくしてもよい。本実施例では上部溶湯緩
衝板62および下部溶湯緩衝板63の投影面積A1 が射
出スリーブ24の断面積A2 の60〜95%、望ましく
は75〜90%となるような径を有する平板を用いてい
る。
湯緩衝板62、下部溶湯緩衝板63および移動軸64か
ら構成されている。上部溶湯緩衝板62と下部溶湯緩衝
板63はとりべ66から注湯される溶湯68にひねり等
の乱流を発生することなく整流となって射出スリーブ2
4の内壁面を流下するようにするものである。上部溶湯
緩衝板62の中心部を移動軸64が貫通するとともに直
交方向に固着されている。また、溶湯緩衝板63の中心
部と直交方向に移動軸64の先端部が固着され、また移
動軸64の上方他端部は図示しない酸化物除去装置60
を把持した状態で射出スリーブ24の軸芯方向に上下移
動可能な構成となっている。本実施例では上部溶湯緩衝
板62と下部溶湯緩衝板63は同一径としたが、上部溶
湯緩衝板62を下部溶湯緩衝板63より大きくしてもよ
いし、逆に小さくしてもよい。本実施例では上部溶湯緩
衝板62および下部溶湯緩衝板63の投影面積A1 が射
出スリーブ24の断面積A2 の60〜95%、望ましく
は75〜90%となるような径を有する平板を用いてい
る。
【0016】上部溶湯緩衝板62および下部溶湯緩衝板
63の投影面積A1 が射出スリーブ24の断面積A2 の
60%以下では、射出スリーブ24へ注湯された溶湯6
8が一旦溶湯緩衝板62に当った後射出スリーブ24の
内壁面を添うことなく落下するため、溶湯68金属が乱
流を伴って飛散し、溶湯68金属を酸化することにな
る。また、上部溶湯緩衝板62および下部溶湯緩衝板6
3の投影面積A1 が射出スリーブ24の断面積A2 の9
5%以上では環状の隙間69を通って流下する溶湯68
と射出スリーブ24内に滞留する空気との置換が行なわ
れにくく、とりべ66から射出スリーブ24への注湯速
度が非常に遅くなる。
63の投影面積A1 が射出スリーブ24の断面積A2 の
60%以下では、射出スリーブ24へ注湯された溶湯6
8が一旦溶湯緩衝板62に当った後射出スリーブ24の
内壁面を添うことなく落下するため、溶湯68金属が乱
流を伴って飛散し、溶湯68金属を酸化することにな
る。また、上部溶湯緩衝板62および下部溶湯緩衝板6
3の投影面積A1 が射出スリーブ24の断面積A2 の9
5%以上では環状の隙間69を通って流下する溶湯68
と射出スリーブ24内に滞留する空気との置換が行なわ
れにくく、とりべ66から射出スリーブ24への注湯速
度が非常に遅くなる。
【0017】図3に示すように上部溶湯緩衝板62はと
りべ66より注がれる溶湯68を一旦受けるためのもの
であり、その設定位置H2 が射出スリーブ24の高さH
1 の約1/3が望ましく、射出スリーブ24の高さH1
の1/5未満ではとりべ66の注湯位置から溶湯緩衝板
62までの溶湯68落差が小さくなり、上部溶湯緩衝板
62と下部溶湯緩衝板63の高さH3 が高くなるととも
に、下部溶湯緩衝板63と射出スリーブ底部(プランジ
ャチップ38の頂部)の高さH4 が高くなって、落下途
中注湯した溶湯68中に多くの気泡が発生し、このため
に酸化物70の巻き込みが多くなる。このため射出スリ
ーブ24への溶湯68の注湯前にとりべ66、上部溶湯
緩衝板62、下部溶湯緩衝板63および射出スリーブ底
部間の高さを望ましくは射出スリーブ24の高さH1 の
約1/3になるように位置するのがよい。
りべ66より注がれる溶湯68を一旦受けるためのもの
であり、その設定位置H2 が射出スリーブ24の高さH
1 の約1/3が望ましく、射出スリーブ24の高さH1
の1/5未満ではとりべ66の注湯位置から溶湯緩衝板
62までの溶湯68落差が小さくなり、上部溶湯緩衝板
62と下部溶湯緩衝板63の高さH3 が高くなるととも
に、下部溶湯緩衝板63と射出スリーブ底部(プランジ
ャチップ38の頂部)の高さH4 が高くなって、落下途
中注湯した溶湯68中に多くの気泡が発生し、このため
に酸化物70の巻き込みが多くなる。このため射出スリ
ーブ24への溶湯68の注湯前にとりべ66、上部溶湯
緩衝板62、下部溶湯緩衝板63および射出スリーブ底
部間の高さを望ましくは射出スリーブ24の高さH1 の
約1/3になるように位置するのがよい。
【0018】また、上部溶湯緩衝板62の高さH2 (射
出スリーブ24の上端面と上部溶湯緩衝板62の上面高
さ)が射出スリーブ24の高さH1 の3/5を越えた場
合、とりべ66の注湯位置から上部溶湯緩衝板62まで
の溶湯68落差H2 が大きいために、上部溶湯緩衝板6
2と下部溶湯緩衝板63の高さH3 が低くなるととも
に、下部溶湯緩衝板63と射出スリーブ底部(プランジ
ャチップ38の頂部)の高さH4 が低くなり、とりべ6
6の注湯位置から上部溶湯緩衝板62までの溶湯68落
差H2 が小さいために上部溶湯緩衝板62と射出スリー
ブ24上端面までの高さが小さく溶湯68を溢流しない
ように注湯するのが難しい。このため、射出スリーブ2
4への溶湯68の注湯前に溶湯緩衝板62の高さH 2 を
射出スリーブ24の高さH1 の1/5〜3/5望ましく
は2/5または1/3になるように位置するのがよい。
出スリーブ24の上端面と上部溶湯緩衝板62の上面高
さ)が射出スリーブ24の高さH1 の3/5を越えた場
合、とりべ66の注湯位置から上部溶湯緩衝板62まで
の溶湯68落差H2 が大きいために、上部溶湯緩衝板6
2と下部溶湯緩衝板63の高さH3 が低くなるととも
に、下部溶湯緩衝板63と射出スリーブ底部(プランジ
ャチップ38の頂部)の高さH4 が低くなり、とりべ6
6の注湯位置から上部溶湯緩衝板62までの溶湯68落
差H2 が小さいために上部溶湯緩衝板62と射出スリー
ブ24上端面までの高さが小さく溶湯68を溢流しない
ように注湯するのが難しい。このため、射出スリーブ2
4への溶湯68の注湯前に溶湯緩衝板62の高さH 2 を
射出スリーブ24の高さH1 の1/5〜3/5望ましく
は2/5または1/3になるように位置するのがよい。
【0019】また、酸化物除去装置60の材質はアルミ
ニウム合金やマグネシウム合金の溶湯に対して溶損しな
い例えば金属、非金属、あるいはその複合材が用いられ
る。本実施例では図3に示すように上下部溶湯緩衝板6
2、63と移動軸64を直交することに限定するもので
なく、図7に示すように上下部溶湯緩衝板62、63と
移動軸64の交差角度を射出装置13の傾転角度に合わ
せるようにしてもよい。なお、符号58は固定スリー
ブ、65は金型スリーブ、66はとりべ、67はゲート
部、69は溶湯緩衝板62と射出スリーブ24間に設け
られた環状の隙間を示す。
ニウム合金やマグネシウム合金の溶湯に対して溶損しな
い例えば金属、非金属、あるいはその複合材が用いられ
る。本実施例では図3に示すように上下部溶湯緩衝板6
2、63と移動軸64を直交することに限定するもので
なく、図7に示すように上下部溶湯緩衝板62、63と
移動軸64の交差角度を射出装置13の傾転角度に合わ
せるようにしてもよい。なお、符号58は固定スリー
ブ、65は金型スリーブ、66はとりべ、67はゲート
部、69は溶湯緩衝板62と射出スリーブ24間に設け
られた環状の隙間を示す。
【0020】以上のように構成された竪型射出装置の動
作を説明する。まず、型締シリンダ8によって可動プラ
テン7を前進させて金型11、12を型締した後、図2
に示すように傾転シリンダ44のロッド52を前進させ
て鎖線位置へ傾動させ、射出スリーブ24へ図示しない
潤滑剤噴霧装置から潤滑剤を噴霧供給する。次いで、図
示しない把持装置で酸化物除去装置60の移動軸64を
把持した状態で射出スリーブ24の軸方向に溶湯緩衝板
62を下降させ、溶湯緩衝板62と射出スリーブ24間
に環状の隙間69を有するように位置させるとともに、
図3に示すように射出スリーブ24内での上部溶湯緩衝
板62の高さH2および下部溶湯緩衝板63の高さH3
を射出スリーブ24の高さH1 の例えば約1/3になる
ように位置させる。
作を説明する。まず、型締シリンダ8によって可動プラ
テン7を前進させて金型11、12を型締した後、図2
に示すように傾転シリンダ44のロッド52を前進させ
て鎖線位置へ傾動させ、射出スリーブ24へ図示しない
潤滑剤噴霧装置から潤滑剤を噴霧供給する。次いで、図
示しない把持装置で酸化物除去装置60の移動軸64を
把持した状態で射出スリーブ24の軸方向に溶湯緩衝板
62を下降させ、溶湯緩衝板62と射出スリーブ24間
に環状の隙間69を有するように位置させるとともに、
図3に示すように射出スリーブ24内での上部溶湯緩衝
板62の高さH2および下部溶湯緩衝板63の高さH3
を射出スリーブ24の高さH1 の例えば約1/3になる
ように位置させる。
【0021】次いで、とりべ66によって図示しない溶
湯保持炉から例えばアルミニウム合金溶湯68を汲上げ
た後射出スリーブ24上で傾転しながら一旦溶湯68落
差の小さい溶湯緩衝板62上へ静かに注湯を開始する
と、溶湯68は環状の隙間69から射出スリーブ24の
内壁面上を整流となって流下し空気と置換されつつ少し
づつ射出スリーブ24内へ貯留される(図3)。溶湯6
8が環状の隙間69から射出スリーブ24の内へ流下す
る際には、溶湯68の渦流をできる限り緩慢にし、空気
の巻込みを防止し、かつ溶湯68中への配化物70の巻
込みも少なくする。
湯保持炉から例えばアルミニウム合金溶湯68を汲上げ
た後射出スリーブ24上で傾転しながら一旦溶湯68落
差の小さい溶湯緩衝板62上へ静かに注湯を開始する
と、溶湯68は環状の隙間69から射出スリーブ24の
内壁面上を整流となって流下し空気と置換されつつ少し
づつ射出スリーブ24内へ貯留される(図3)。溶湯6
8が環状の隙間69から射出スリーブ24の内へ流下す
る際には、溶湯68の渦流をできる限り緩慢にし、空気
の巻込みを防止し、かつ溶湯68中への配化物70の巻
込みも少なくする。
【0022】引続き射出スリーブ24内へ上下部溶湯緩
衝板62、63を介して溶湯68を注湯すると、溶湯6
8の湯面は少しづつ漸増するとともに、射出スリーブ2
4内の残留空気も溶湯68と置換されつつ環状の隙間6
9から排出される(図4)。射出スリーブ24内へ貯留
された溶湯68湯面が下部溶湯緩衝板63へ漸近するに
連れて上部溶湯緩衝板62が溶湯68の湯面より絶えず
上方に位置するように注意しながら上部溶湯緩衝板62
を上昇させる。射出スリーブ24への注湯完了直前に、
上下部溶湯緩衝板62、63の上昇を中止し、溶湯68
の湯面を上部溶湯緩衝板62の上面より若干上方へ位置
させる(図5)。
衝板62、63を介して溶湯68を注湯すると、溶湯6
8の湯面は少しづつ漸増するとともに、射出スリーブ2
4内の残留空気も溶湯68と置換されつつ環状の隙間6
9から排出される(図4)。射出スリーブ24内へ貯留
された溶湯68湯面が下部溶湯緩衝板63へ漸近するに
連れて上部溶湯緩衝板62が溶湯68の湯面より絶えず
上方に位置するように注意しながら上部溶湯緩衝板62
を上昇させる。射出スリーブ24への注湯完了直前に、
上下部溶湯緩衝板62、63の上昇を中止し、溶湯68
の湯面を上部溶湯緩衝板62の上面より若干上方へ位置
させる(図5)。
【0023】注湯が完了するととりべ66は溶湯保持炉
へアルミニウム合金溶湯68の汲上げに向う。一方、溶
湯緩衝板62を射出スリーブ24から引上げると、上下
部溶湯緩衝板62、63の上面に溶湯68湯面に浮遊し
た酸化物70が付着し、このまま適宜な位置へ後退させ
る(図6)。この後、溶湯緩衝板62の上面に付着した
酸化物70は、次工程にて衝突、振動、ガス(エアーを
含む)ブローなどによって機械的に除去される。
へアルミニウム合金溶湯68の汲上げに向う。一方、溶
湯緩衝板62を射出スリーブ24から引上げると、上下
部溶湯緩衝板62、63の上面に溶湯68湯面に浮遊し
た酸化物70が付着し、このまま適宜な位置へ後退させ
る(図6)。この後、溶湯緩衝板62の上面に付着した
酸化物70は、次工程にて衝突、振動、ガス(エアーを
含む)ブローなどによって機械的に除去される。
【0024】一方、射出スリーブ24への注湯が完了す
ると傾転シリンダ44のピストンロッド52側に圧油を
導入して射出装置13を起立させる。次いでシリンダ孔
30に圧油を導入するとドッキングフレーム22は所定
の速度で上昇を開始し、射出スリーブ24を固定スリー
ブ58に当接させる。さらに、ピストン26のヘッド側
に圧油を導入してプランジャチップ38を上昇させ溶湯
68を金型スリーブ65内へ上昇させる。最後に射出シ
リンダ20へ圧油を導入してプランジャチップ38をさ
らに上昇させてキャビティ11a、12a内へ溶湯68
を充填させる。キャビティ11a、12a内へ溶湯68
の凝固が終了した後は、射出プランジャ20とドッキン
グフレーム22を下降させ、図2に示す鎖線位置に傾転
するとともに、金型11、12を開いてキャビティ11
a、12a内の鋳造製品を取出すが、型開時に製品とビ
スケット71を切断分離し、1サイクルを完了する。
ると傾転シリンダ44のピストンロッド52側に圧油を
導入して射出装置13を起立させる。次いでシリンダ孔
30に圧油を導入するとドッキングフレーム22は所定
の速度で上昇を開始し、射出スリーブ24を固定スリー
ブ58に当接させる。さらに、ピストン26のヘッド側
に圧油を導入してプランジャチップ38を上昇させ溶湯
68を金型スリーブ65内へ上昇させる。最後に射出シ
リンダ20へ圧油を導入してプランジャチップ38をさ
らに上昇させてキャビティ11a、12a内へ溶湯68
を充填させる。キャビティ11a、12a内へ溶湯68
の凝固が終了した後は、射出プランジャ20とドッキン
グフレーム22を下降させ、図2に示す鎖線位置に傾転
するとともに、金型11、12を開いてキャビティ11
a、12a内の鋳造製品を取出すが、型開時に製品とビ
スケット71を切断分離し、1サイクルを完了する。
【0025】次に、前記した高圧鋳造法で得られた矩形
状平板の鋳造製品(18×100×200mm)を縦横
に切断して20個の試験片(18×50×20mm)を
作り、各試験片に含有された酸化物70量を測定し表1
のような結果を得た。
状平板の鋳造製品(18×100×200mm)を縦横
に切断して20個の試験片(18×50×20mm)を
作り、各試験片に含有された酸化物70量を測定し表1
のような結果を得た。
【0026】なお、表1に示した高圧鋳造時の鋳造条件
および上下部溶湯緩衝板62、63の条件は次の通りで
ある。 鋳造条件;ゲート速度 50.0mm/s 射出スリーブ内径 80mm(断面積A2=50.2mm2) A1/A2=0.77(−) 溶湯加圧力 800kgf/cm2 鋳造製品材質;AC4CH(T6) 溶湯緩衝板の条件; ○上部溶湯緩衝板 70mm(投影面積A1=38.5m
m2) プランジャチップ面からの高さ(H3+H4) 140mm (H3+H4)/H1=0.6(−) ○下部溶湯緩衝板 70mm(投影面積A2=38.5m
m2) プランジャチップ面からの高さ(H4) 70mm H4/H1=0.3(−) プランジャチップ面から射出スリーブ上端までの長さ
(H1) 210mm
および上下部溶湯緩衝板62、63の条件は次の通りで
ある。 鋳造条件;ゲート速度 50.0mm/s 射出スリーブ内径 80mm(断面積A2=50.2mm2) A1/A2=0.77(−) 溶湯加圧力 800kgf/cm2 鋳造製品材質;AC4CH(T6) 溶湯緩衝板の条件; ○上部溶湯緩衝板 70mm(投影面積A1=38.5m
m2) プランジャチップ面からの高さ(H3+H4) 140mm (H3+H4)/H1=0.6(−) ○下部溶湯緩衝板 70mm(投影面積A2=38.5m
m2) プランジャチップ面からの高さ(H4) 70mm H4/H1=0.3(−) プランジャチップ面から射出スリーブ上端までの長さ
(H1) 210mm
【0027】
【表1】
【0028】表1において、本発明に係る鋳造方法によ
って得られた鋳造製品中に混入する酸化物70量は、従
来から行なわれているゲート67部分に金網74を装着
した場合(比較例1)と同等以上に少ないことがわか
る。一方、比較例3と4の場合では、ゲート67部分に
金網を装着しない比較例2とほとんど変わらず鋳造製品
中に酸化物の混入量が多いことがわかった。また、鋳造
製品中に酸化物量が増加するにつれて引張り強さ(σ
B)や伸び率(δ)が小さくなる。
って得られた鋳造製品中に混入する酸化物70量は、従
来から行なわれているゲート67部分に金網74を装着
した場合(比較例1)と同等以上に少ないことがわか
る。一方、比較例3と4の場合では、ゲート67部分に
金網を装着しない比較例2とほとんど変わらず鋳造製品
中に酸化物の混入量が多いことがわかった。また、鋳造
製品中に酸化物量が増加するにつれて引張り強さ(σ
B)や伸び率(δ)が小さくなる。
【0029】なお、表1に記載した酸化物量(%)は次
のようにして算出した。酸化物量の観察に際して、各試
験片(18×50×20mm)毎にノッチを入れて破断
面を形成し、その破断面を観察面とする。これら観察面
上に露出している酸化物のサイズを1mm以下、1〜2
mm、2〜3mm、3〜4mmに分類しこれらのサイズ
範囲に入る酸化物の個数を目視にて観察し、下記の式に
て鋳造製品中に混入した酸化物の量を算出した。
のようにして算出した。酸化物量の観察に際して、各試
験片(18×50×20mm)毎にノッチを入れて破断
面を形成し、その破断面を観察面とする。これら観察面
上に露出している酸化物のサイズを1mm以下、1〜2
mm、2〜3mm、3〜4mmに分類しこれらのサイズ
範囲に入る酸化物の個数を目視にて観察し、下記の式に
て鋳造製品中に混入した酸化物の量を算出した。
【0030】
【数1】
【0031】ここで、Yは試験片20個の総観察面積、
Xは鋳造製品中に混入する酸化物量(%)を示す。な
お、本実施例では横型締竪鋳込の場合について述べた
が、これに限定されず竪型締竪鋳込などその他の方法に
も用いられる。また、本実施例では射出スリーブ高さを
2段式とした上下部溶融緩衝板62、63で約1/3づ
つに分割した高さにしたが、3段式にしてもよい。
Xは鋳造製品中に混入する酸化物量(%)を示す。な
お、本実施例では横型締竪鋳込の場合について述べた
が、これに限定されず竪型締竪鋳込などその他の方法に
も用いられる。また、本実施例では射出スリーブ高さを
2段式とした上下部溶融緩衝板62、63で約1/3づ
つに分割した高さにしたが、3段式にしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなように
本発明に係る酸化物混入量が少ない鋳造製品の鋳造方法
では、竪型射出スリーブ間で環状の隙間を有する溶湯緩
衝板を前記射出スリーブと同軸方向に上下動する移動軸
の先端部に固着し、前記射出スリーブ内の適宜な高さに
位置した状態で射出スリーブの上方より多段状に設けた
溶湯緩衝板に向けて注湯した後前記環状の隙間より流下
させるとともに、溶湯の湯面上昇速度に併せて前記多段
状溶湯緩衝板を上昇させ、注湯完了前に湯面を前記上部
緩衝板より上方になるように位置させて前記緩衝板上に
残留した酸化物を前記緩衝板と一体的に取出すようにし
たことにより、溶湯金属中への外気および酸化物の巻込
みが防止できるため、従来の鋳造製品に比べきわめて品
質の優れた鋳造製品が得られる。また、ビスケット部に
金網が埋設されないため鋳造余剰材(ビスケット)を有
効に利用することができ、歩留りが向上する。
本発明に係る酸化物混入量が少ない鋳造製品の鋳造方法
では、竪型射出スリーブ間で環状の隙間を有する溶湯緩
衝板を前記射出スリーブと同軸方向に上下動する移動軸
の先端部に固着し、前記射出スリーブ内の適宜な高さに
位置した状態で射出スリーブの上方より多段状に設けた
溶湯緩衝板に向けて注湯した後前記環状の隙間より流下
させるとともに、溶湯の湯面上昇速度に併せて前記多段
状溶湯緩衝板を上昇させ、注湯完了前に湯面を前記上部
緩衝板より上方になるように位置させて前記緩衝板上に
残留した酸化物を前記緩衝板と一体的に取出すようにし
たことにより、溶湯金属中への外気および酸化物の巻込
みが防止できるため、従来の鋳造製品に比べきわめて品
質の優れた鋳造製品が得られる。また、ビスケット部に
金網が埋設されないため鋳造余剰材(ビスケット)を有
効に利用することができ、歩留りが向上する。
【図1】竪鋳込型ダイカストマシンの正面図である。
【図2】竪型射出装置の縦断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る射出スリーブへの注湯状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例に係る射出スリーブへの注湯状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例に係る射出スリーブへの注湯状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図6】本発明の実施例に係る鋳込方法によって得られ
た酸化物の取出しを示す説明図である。
た酸化物の取出しを示す説明図である。
【図7】本発明に類似したその他の実施例である。
【図8】従来のビスケットの正面図である。
【符号の説明】 3 固定プラテン 4 エンドプラテン 5 タイロッド 10 トッグル機構 11 固定金型 12 可動金型 11a、12a キャビティ 13 射出装置 15 ビスケット部 20 射出シリンダ 22 ドッキングフレーム 24 射出スリーブ 32 ドッキングラム 38 プランジャチップ 44 傾転シリンダ 58 固定スリーブ 60 酸化物除去装置 62 上部溶湯緩衝板 63 下部溶湯緩衝板 64 移動軸 65 金型スリーブ 68 溶湯 69 環状の隙間 70 酸化物 71 ビスケット 74 金網
Claims (1)
- 【請求項1】 竪型射出スリーブ間で環状の隙間を有す
る溶湯緩衝板を前記射出スリーブと同軸方向に上下動す
る移動軸の先端部に固着し、前記射出スリーブ内の適宜
な高さに位置した状態で射出スリーブの上方より多段状
に設けた溶湯緩衝板に向けて注湯した後前記環状の隙間
より流下させるとともに、溶湯の湯面上昇速度に併せて
前記多段状溶湯緩衝板を上昇させ、注湯完了前に湯面を
前記上部緩衝板より上方になるように位置させて前記緩
衝板上に残留した酸化物を前記緩衝板と一体的に取出す
ようにした酸化物混入量が少ない鋳造製品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22884493A JPH0780619A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 酸化物混入量が少ない鋳造製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22884493A JPH0780619A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 酸化物混入量が少ない鋳造製品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0780619A true JPH0780619A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16882758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22884493A Pending JPH0780619A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 酸化物混入量が少ない鋳造製品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780619A (ja) |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP22884493A patent/JPH0780619A/ja active Pending
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