JPH0780629B2 - チヤツクの構造 - Google Patents

チヤツクの構造

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JPH0780629B2
JPH0780629B2 JP61228513A JP22851386A JPH0780629B2 JP H0780629 B2 JPH0780629 B2 JP H0780629B2 JP 61228513 A JP61228513 A JP 61228513A JP 22851386 A JP22851386 A JP 22851386A JP H0780629 B2 JPH0780629 B2 JP H0780629B2
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bobbin
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    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はワインダに使用されるチャックの構造に関し、
特に合成繊維フィラメントのテークアップ用の高速ワイ
ンダに好適に使用されるチャックの構造に関する。本明
細書中で“高速”とは3000m/分以上の糸速、特に5000m/
分以上の糸速を指す。
〔従来の技術〕
合成繊維フィラメントのテークアップ用に設計されたワ
インダは、二つの種類に分けられる。即ち、比較的太い
(太デニールの)フィラメントのテークアップ用と、比
較的細いフィラメントのテークアップ用のものとであ
る。太いフィラメントは、通常、産業資材用にタイヤコ
ードとかカーペットヤーンとして用いられ、細いフィラ
メントは、通常、衣料分野に用いられる。太いフィラメ
ントは細いフィラメントに比して遥かに大きい破断強度
を有する。この二つのフィラメントのタイプの破断強度
の違いは、従来は連続ワインダ、即ち屑糸を出さないワ
インダに使用されるチャック(スピンドル又はマンドレ
ルとも称される)の設計にかなりの影響を与えていた。
このようなワインダの例はヨーロッパ特許明細書第7393
0号及び米国特許第4298171号、第4014476号、第4186890
号に開示されている。これらのワインダ用のチャックは
米国特許第4336912号及び第4460133号に開示されてい
る。
上述の明細書中に示されているように、連続ワインダは
少なくとも2本のチャックを具え、一方のチャックは待
機位置にあり、他方のチャック上でパッケージが形成さ
れている。パッケージが完成すると交換装置が作動し
て、巻き取り中の糸が“入って来る”チャックに移転さ
れ、“出て行く”チャックは玉揚げ位置に移行する。後
者の位置において、完成したパッケージは取り外され、
新しいボビンと取り替えられて次のパッケージが満管に
なったときの交換動作が具える。
連続ワインダにおいては、入って来るチャック上の糸を
把持してこの糸を両チャックの間で切断する必要があ
る。細いフィラメントの場合にはボビンに係止用スロッ
トを設け、入って来るチャック上にフィラメントを係止
した後、両チャック間でフィラメントの引き千切りを行
わせることが可能であった。しかし、太いフィラメント
の場合、米国特許第4106711号、4477034号、4336912
号、4460133号及びヨーロッパ特許第470号に記載されて
いるように、チャック構造内に係止・切断ユニットを組
み込むことが必要であった。
細いフィラメント用に設計されたチャックは、外筒とし
て機能すると共に、使用に際し片持ち梁式に取付けられ
たチャックの強度と剛性の両方を提供する主構造部材と
なるチューブを具えている。このチューブはチャックを
ワインダに片持ち梁式に取付ける機構の軸受と協働する
中空のスタッドシャフトに一端を固定されている。しか
し、このスタッドシャフトとチューブとの間の結合のた
めに該チューブの端部近傍の利用可能なスペースが必然
的に減少するので、これに対して適当な結合手段が望ま
れている。チューブ内のスペースは、使用に際しチュー
ブに担持されるボビン担持・位置設定手段の設計にとっ
て常に重要である。
太いフィラメントに対しては別の設計のチャックが使用
される。この別の設計においては、チャックに強度と剛
性の両者を付与する主構造部材は長い“芯”チューブで
ある。糸係止・切断ユニットとボビンクランプ手段はこ
の芯チューブの外側に担持され、このアセンブリは部分
的に周囲のケーシング内に被包されている。しかし、後
者は構造的な機能を有せず、糸は係止・切断ユニットま
で接近することを邪魔される。
第2タイプのチャックは第1タイプのチャックに比し
て、荷重担持用チューブの材料に関しても、このチュー
ブに割り当てられたチャックの断面の比率に関しても、
頑丈ではない。更に、その外側に取付けられた部材は第
1タイプのチャックの場合程確実な保持を行うことはで
きない。
本発明によれば、少なくとも或る特定の作業環境の下で
は前記両タイプのチャックよりも優れた特色が発揮され
る。
〔発明の構成〕
本発明は、チャックの長手軸を中心に回転自在にワイン
ダに片持ち梁式に取付けられたチャック、及びそのよう
なチャックに使用される部材並びに装置に関する。以
降、本明細書においては“チャック”と云う単語は本章
で規定するチャックを意味する。
本発明の巻取機のチャック構造においては、筒状に形成
された第1延長部分を有し、該延長部分は一つ若しくは
それを超えるボビンを受け入れるための外部円筒表面を
有しており、前記第1延長部分とボビンとの間はボビン
の装置と満パッケージの取出とを許可する微小な半径方
向間隙を形成しており、更に前記チャックは第2延長部
分を備え、第1及び第2延長部分は共通の長手方向軸線
を形成し、更に、第2延長部分の外部と協動することに
よりチャックを巻取機に前記第1及び第2延長部分を前
記共通の長手方向軸線の回りで回転可能に片持取付する
手段と、前記第1延長部分内の開口を通して伸長するこ
とにより各ボビンの拘束及び芯出を行い、ボビンをして
チャック軸線の回りで第1延長部分と一体回転せしめる
ボビン係合部材と、該ボビン係合部材を第1延長部分の
前記開口を通して伸長若しくは収縮せしめる伸縮手段と
を具備した高速巻取機のチャックにおいて、前記第2延
長部分も筒状に形成され、その外径は第1延長部分の外
径より小さくされ、第1延長部分と第2延長部分とは該
第1延長部分と第2延長部分部分との双方に一体形成さ
れた中間部分にて連結され、これにより第1延長部分と
第2延長部分と中間部分とが一枚もののチャックを構成
することを特徴とする。
〔実施例〕
以下に述べる図示のチャックは、米国特許第4298171号
及びヨーロッパ特許第73930号に開示されたフィラメン
トワインダに使用されるものを意図している。これらの
明細書の開示は必要に応じて参照されたい。使用の際の
チャックが作動はこれらの明細書によって明らかであろ
う。当業者にとって本発明と同じ原理に基づくチャック
は他のタイプのワインダの設計にも応用可能なことは自
明であろう。第1図のチャック10は軸受部12と片持ち梁
部14からなる。軸受部12は回転軸20を形成する軸受18を
被包する静止のケーシング16を具えている。
チャックの回転機構は単一の一体化された荷重担持部材
を具え、この荷重担持部材は片持ち梁部14内の筒状の第
1延長部分22と、該第1延長部分12内に延在して前記軸
受18によって支持される第2延長部分24とからなってい
る。
第1延長部分22の外周面は円筒状をなし、断面の直径は
チャックがボビン26,260を受容して支持することができ
るような太さになっている。これらのボビンの寸法は、
通常、ワインダの最終使用者によってその使用が決ま
る。ボビンは第1延長部分22の外周面にスムーズに滑り
嵌合可能で、これによって障害なしにボビンのドニング
と点線で示された満パッケージ28のドッフィングを行い
得るようになされていることが必要である。
図示の便のためと関連する原理の説明の便のために、す
べての図は2本の紡出糸から2個のパッケージを同時に
巻き取る2本のボビンを担持するように設計されたチャ
ックを示している。このチャックは片持ち梁式に取付け
られ、ボビンはこれをその自由端からチャックの軸方向
に移動させて“ドニング(donning:ボビンの装着)”を
するように設計されている。従って、チャックが使用可
能な状態にあるとき、該チャックは“内側ボビン"26
(チャックの支持部に近い方)と“外側”ボビン260
(チャックの自由端に近い方)の両者を担持している。
本発明は2本のボビンを使用する場合のみを対象として
いるのではなく、特記しない限り、この“2本のボビ
ン”用チャックについて説明されたすべての特徴は何ら
の変更も要せずしてこれより多くのボビンを担持するチ
ャックに対しても応用可能である。今後、図面の説明に
おいて“上方”及び“下方”と云う表現が用いられる
が、これらの表現はたまたま図示の部品の姿勢、位置を
示しているのに過ぎず、これらの部品の作用に関連して
は重要な意味を持っていない。
第1延長部分22の中空内部は、同部分22の略全長にわた
って軸方向に延在し、チャックの自由端に開口している
チャンバ30を形成している。該チャンバは適宜な手段
(図示しない)によって前記第1延長部分22に取付けら
れたキャップ32によって使用中に閉鎖されている。チャ
ンバ30の内部には、前記部分22と共に軸20のまわりに回
転できるように、各ボビン26を第1延長部分22に対して
同心的に取付けるための手段が設けられている。これら
の装置は第1図においては単にブロックダイヤグラムで
示されている。これらの装置の好適な具体例は引き続く
図を参照して後述される予定であり、又、或る装置はフ
ィラメント巻き取り技術においては既に公知である。
例示のために内側の装置(即ち軸受部12に最も近い装
置)について説明すると、この装置は第1延長部分22の
各開口を貫通する複数のボビン係合部材34を有してい
る。これらの開口は軸20の周囲に等分角に間隔を置いて
設けられている。通常、6〜8個のこのような開口がこ
れに対応する数のボビン係合部材と共に存在する。前記
ボビン係合部材34は、ボビンのドニングとドッフィング
の際に干渉しないように半径方向に内側にある位置(引
っ込み位置)と、ボビンを第1延長部分22に対して確保
する半径方向に外側にある位置(突出位置)との間を半
径方向に可動になされている。
各ボビンに対して二組のボビン係合部材34が設けられ、
これらのボビン係合部材34はボビンが第1延長部分22に
正しく軸方向に嵌装された場合に各ボビンの内側端部と
外側端部に隣接して設置されている。ボビン係合部材34
の各組に対してそれぞれの移動手段が設けられ、その内
側のものが符号36で示されている。各移動手段は各組の
ボビン係合部材34をその収縮位置から突出位置まで動か
すように作動し、更にボビン係合部材34を収縮位置まで
復帰させる作用をなす。この移動手段はチャンバ30の中
央部に沿って軸方向に延在する駆動手段38によって選択
的に作動させられる。この駆動手段の好適な具体例は第
4図を参照して後に説明される。駆動手段38との接続は
第2延長部分24の軸方向に延在する通路40を通じて行う
ことができる。
内側ボビンを第1延長部分22に対して軸方向に正しく位
置決めすることは、該第1延長部分22の内側端部に隣接
して設けられた軸方向ストッパ42によって行われる。内
側ボビンはストッパ42に接触するように第1延長部分22
に沿って押し込まれればよい。外側ボビンの正しい位置
決めは、内側ボビン26がドニングされた後、第1延長部
分22の適当な開口を通じて突出させられた位置決め部材
44によって行われる。位置決め部材44は突出位置に移動
すると、第1延長部分22の内側端部の方への外側ボビン
260の働きを制限するストッパとして機能する。
第1図に示すように、この配列においては正しく位置決
めされたボビン26,260の隣接する端部同士の間には間隙
46が残されている。係止・切断ユニット48は、ボビンの
ドニングの後、この間隙内に入り込むことが可能であ
る。位置決め部材44と係止・切断ユニット48とは第1延
長部分22内の共通の支持リング50によって担持されてい
る。支持リング50の好適な具体例については本明細書中
で後述されるであろう。
支持リング50と同様な支持リング52が外側ボビン260の
外側端部に隣接して設けられている。しかし、リング52
は、外側ボビンが位置決め部材44によってそれの内側端
部に位置決めされているので、係止・切断ユニット54し
か担持していない。
第1延長部分22内に配置された各種の構成部材は、同部
分22の自由端の開口を通じて中に挿入されることによっ
て組み立てられ、その後でキャップ32によって閉鎖され
る。
第1図に図示された原理に基づく実施例を詳細に説明す
る前に、次の特色に注目すべきである。
−第1延長部分22はその全長にわたって実質的に一定の
厚さを有している。即ち、チャンバ30は内側ボビン26の
内側端部に接近した位置でもこれを越える位置でも一定
の断面を有している。
−第1延長部分22は回転構造体の支持のための片持ち梁
式の荷重担持部材でありかつこの構造体のためのケーシ
ングともなっている。
−第1延長部分22と第2延長部分24とは第1図において
符号56で示される一体的る中間部分によって連結されて
いる。
第2図は第1図を参照して説明された原理に基づいて設
計されたチャックの軸受部12であって、更に実用上の付
加部分をも示している。この図においても支持ケーシン
グは16で、又軸受は18で示されている。回転構造体の小
径部は24で示され、その内部に軸方向の孔40が空いてい
る。
制動・駆動ユニット60が第1延長部分22から遠い方の端
の第2延長部分24に取付けられている。このユニットは
従来型のものであり、従って詳細な説明は省略する。こ
のユニットはカップリング62をも提供し、それによって
使用時には圧力流体が通路40内に供給される。この圧力
流体の目的は後に述べる第4図の説明によって明らかに
あるであろう。
第3図は中間部分56の詳細を示す。特に、第3図は、チ
ャンバ30の内側端部が外側軸受18に極く接近し得ること
を示している。第1延長部分22の外径(使用されるボビ
ンとの関係で決定される)と第2延長部分24の外径(軸
受部12の構造によって決定される)との間には適宜なテ
ーパーが設けられている。ストッパ42はこのテーパー上
に突起を形成し、この実施例においては糸係止溝64を具
えた補助的な突起63と結合されている。巻き取り中の糸
が内側ボビン26の内側端部を越えて通過した場合、該糸
は溝64に把持される。
更に第3図に示されているように、通路40の外側端部は
チャンバ30の中央部に沿って軸方向に延在する中心チュ
ーブ66の内側端部と接続されている。この中心チューブ
の目的は第4図の説明の際に更に説明されよう。これは
第1図に関連して上に述べた駆動手段を提供する。
第4図は内側ボビン26の大部分とこれに隣接する外側ボ
ビン260の端部が示されており、その各々は第1延長部
分22に対して軸方向に正しく位置せしめられている。第
4図の上半分に示された詳細はその下半分では省略され
ている。後者は上半分の鏡像となっており、チャックは
その軸20に対して対称となっている。最初に内側ボビン
26(第4図の左側)について考慮する。特に、このボビ
ンの協働するように構成されたチャンバ30の内部の装置
について考察する。
ボビン把持手段 これから説明する装置の一つの重要な機能は、ボビン26
を第1延長部分22と共に軸20のまわりに回転自在に取付
けることにある。ボビン26とそれに担持された糸パッケ
ージは、軸20を中心に回転している際にチャックに対し
て移動しないように固定されている。特に、この手段は
パッケージとチャック間の軸方向並びに円周方向の運動
のみならず、半径方向の相対運動も防止する必要があ
る。この後者の運動は、例えば、ボビン26に接している
装置が第1延長部分22に対して確実な芯出しがされてい
ない場合に生じる。そのような場合には、高回転時にお
いてシステム内にアンバランスが生じて、激しい損傷を
受けるおそれが生ずる。
第1図に関連して説明したボビン係合部材34は第4図に
も示されている。各ボビンに対して二組のボビン係合部
材34(内側並びに外側)が存在する。各組のボビン係合
部材34は軸20のまわりに等分角に間隔を落いて設置さ
れ、第4図の下半分に示された各開口72内に位置してい
る。第1図に関連して説明された移動手段36は、第4図
の例においては内側係止ユニット68と、これと同じであ
るが逆向きの外側係止ユニット70とを具えている。後者
について先ず説明する。
内側係止ユニット68はピストン部材74と楔コーン76とを
具えている。ピストン部材74は環状をなしている。その
外周縁でピストン部材74は第1延長部分22の円筒状内周
面にスライド可能に適合している。又、その内周縁で第
3図で説明したチューブ66の円筒状外周面にスライド可
能に適合している。従って、ピストン部材74はそれ自身
とチャンバ30の軸方向に対面する端面80(第3図)との
間に加圧可能な区画78を形成している。5この区画78は
チューブ66の内側端部と通路40の外側端部(第2図と第
3図参照)の間の間隙を通じ、更に区画78内に存在して
いるチューブ66の部分に設けられた半径方向の開口82を
経て加圧される。区画78が加圧される(適当な圧力で)
と、ピストン74は第4図において右方に移動する。
楔コーン76は中空の円錐台形をなし、その小径端はピス
トン部材76と一体化された軸方向の突起84の上に取付け
られている。ピストン部材76の外側に面したコーン状表
面は開口列72を横断して軸方向に延在し、各ボビン係合
部材34の半径方向の内側端部と接触係合している。第4
図に明瞭に示されているように、ボビン係合部材34の端
部は楔コーン76上を滑らかにスライドし得るように適宜
な形状をなしている。コーンが第4図で左方に移動する
につれて、内側係止ユニット68のボビン係合部材34は外
方に伸長され、ボビン26を把持する。第4図に見られる
如く、コーン76が右方に移動するにつれて、ボビン係合
部材34は収縮され(半径方向に内側に)ボビン26を解放
する。既に述べたように、後者の動きは区画78の加圧に
よって行われる。しかし、通常、後述するように内側係
止ユニット68は第4図において左方に付勢されており、
これによってボビン係合部材34は普段は突出位置に保持
されている。第6〜8図に関連して後述するように、各
ボビン係合部材34は適宜な保持手段を具えており、これ
によってボビン係合部材34は、ボビン26が存在しない場
合に内側係止ユニット68が最左側位置(内側位置)に保
持されている際、チャック構造体の内部に留まってい
る。
内側と外側の係止ユニット68と70の間の空間はバルクヘ
ッド86によって二つの区画、即ち内側区画88と外側区画
90とに分割されている。バルクヘッド86は、第1延長部
分22に設けられた適宜な孔を貫通するねじ92を締めるこ
とによって第1延長部分22に対して軸方向に動かないよ
うに確保されている。バルクヘッド86もまた環状をな
し、その内周縁でチューブ94を担持している。該チュー
ブ94は前記チューブ66の周囲に密着し、バルクヘッド86
から両軸方向に延在して内側と外側の係止ユニット68,7
0の内部に入っている。チューブ94の内側端部はピスト
ン部材74の右方への運動を阻止するストッパの作用をな
す。
区画88の内側端部はコーン76と一体化された環状壁96に
よって形成されている。この環状壁96は第1延長部分22
の内周面に円滑にスライド可能に嵌合されており、壁96
の内周縁はチューブ94の外周面に円滑にスライド可能に
嵌合されている。区画88は、内側係止ユニット68を第4
図において左方に付勢する力を発生するように構成され
た付勢手段を含んでいる。この付勢力は機械的に発生さ
せられることが好ましい。スプリングを使用した種々の
機械的装置がこの目的のために提案されている。その中
の一つが第4図の下半分に極めて概略的に図示され、6
個のスプリング部材87がその内外縁部を接触して区画88
内に軸方向に並べられている。実際には、6個以上のス
プリング部材87が設けられている。スプリング部材87は
軸方向に圧縮可能であり、これらのスプリング部材群は
チューブ構造体内で常に圧縮状態にある(バルクヘッド
86と壁96との間に限定すれば)。区画88の膨張(即ち、
一群のスプリング部材87の弛緩)はボビン係合部材34の
半径方向での外方への動きを制限する手段によって限定
される。
図示のチャックの重要な特色は、それのすべての構成部
材が使用の際のアンバランスを回避するために軸20に対
して完全に芯出しされていることである。スプリング部
材87の場合には、この芯出しは各構成部材の内周縁がチ
ューブ94と確実な接触をすること、又はその外周縁が第
1延長部分22の内周面と強固な接触をすることによって
行われる。本明細書においては、“強固な接触”とはリ
ングスプリング部材87の周面(内周面又は外周面のいず
れか)の多くの部分にわたって接触が行われ且つ維持さ
れ、スプリング部材が軸20に対して確実に芯出しされる
ことを意味する。通常、スプリング部材の組み立てのた
めに遊びが必要なので、各スプリング部材はこれに加え
られる軸方向の圧縮に応じて変形可能であり、これによ
って組み立てが完成した後に所望の確実な接触が得られ
るようになされていることが必要である。別の好適な付
勢手段は本明細書の末尾において説明されるであろう。
外側係止ユニット70は内側係止ユニット68と構造的には
同じなので、比較的簡単に説明する。この外側係止ユニ
ット70はピストン部材98、楔コーン100、及び第1延長
部分22とチューブ94との間をスライド可能な環状をなす
端壁102を具えている。しかし、外側係止ユニット70に
おいては、ピストン部材98は装置の外側端部に設けら
れ、壁102は区画90に隣接する内側端部に設けられ、該
区画90内には前記区画88の付勢手段と同様な図示しない
機械的付勢手段が設置されている。
ピストン部材98とキャリアユニット106との間には圧縮
可能な区画104が形成され、(第1図におけるリング50
と同等)これの構造と目的については第10図を参照して
後述する。チューブ66の半径方向の開口108によって、
該チューブから区画104へ圧力流体が供給され、チュー
ブ94によって形成された端部ストッパと係合するまでピ
ストン部材98を第4図で左方に動かす。ピストン部材98
のこのような動き、従ってコーン100の動きによって、
外側係止ユニット70のボビン係合部材34は各開口72内で
半径方向で内側に移動し、それによってボビン26を解放
する。
内側係止ユニット68と70は通路40(第2図)へ、従って
チューブ66へ圧力を印加することによって同時に作動す
る。しかし、装置68と70の運動は互いに独立している。
チューブ66はこれらの各装置へ運転を伝達する機能は有
せず、圧力流体に導管として機能するのみである。区画
88と90内の機械的付勢手段は、第2延長部分24に対して
固定されたバルクヘッド86によって分離されている。従
って、ボビン係合部材34の各組は把持すべきボビン26の
各“端部”にそれぞれ別々に接触係合可能である。これ
によって、現場で発見されたボビンの製作誤差の変動に
応じてボビン係合部材の各組を別々に調整することが可
能である。
チャックに担持された各ボビンに対して、それぞれ内側
係止ユニット68と外側係止ユニット70とが設けられてお
り、各装置は一組のボビン係合部材34を有し、又共通の
加圧流体供給チューブ66を介して加圧可能に構成されて
いる。内側、外側の係止ユニット68,70の各対に対し
て、各装置に働く機械的付勢手段を分離する中間バルク
ヘッド86が設けられている。2本以上のボビンがチャッ
クに担持される場合には、連続するボビンの各対の架橋
領域に支持ユニット106が設置されている。チャックの
外側端部における配列について第5図を参照して説明す
る。この図には、第1延長部分22の開口端と共に止めね
じ110によって同部分22に固定されたキャップ32が示さ
れている。キャップ32は、第1延長部分22の開口端内に
延びると共にその内側端にディスク114(第1図のリン
グ52に相当)を設置した突起112を有する。これの構造
と目的は第10図を参照して後述する。チューブ66の外側
端はディスク114に係合接触している。加圧可能な区画1
16がディスク114と外側装置70のピストン部材98との間
に形成されており、該区画はチューブ66の半径方向開口
118を通じて加圧可能である。
各ボビンは第2延長部分24に対して軸方向と円周方向に
スリップしないように、且つ半径方向の遊びがないよう
に確保されなければならない。このような遊びは各ボビ
ン係合部材34とこれの対面するボビンの内面との間、及
びボビン係合部材34の半径方向の内側端部とこれに関連
する各楔コーン76又は100との間でも防止する必要があ
る。この点に関して、可能な限り、各ボビン係止部材34
はその関連する楔コーン76又は100によって外向きに積
極的に付勢されている。この点に関し、高い回転速度の
際にボビン係合部材34に働く遠心力が問題となる。なぜ
ならば、遠心力によって各ボビン係合部材34は外向きに
付勢され、関連する楔コーン76又は100から離れようと
する傾向があるからである。これによってボビンに対す
るボビン係合部材34の軸方向並びに円周方向の把持効果
は増進されるが、心出し効果は減少する。従って、どれ
か一つの組にボビン係合部材34が軸20に関して積極的な
芯出作用が喪失され、糸パッケージの形成中にシステム
内に重大なアンバランスが生じた場合には、この結果生
じる振動のためにチャック及び機械全体に対しても多大
の損傷を与えることがある。
一つのボビン係合部材34上に作用する遠心力は同部材34
の質量の関数である。第6図〜第8図はより軽量なボビ
ン係合部材の実施例であって、従ってボビン係合部材34
の半径方向の内側端部と各楔コーンとの間の半径方向の
遊びを生じさせる遠心力の傾向の少ないものについて示
す。第6図〜第8図に符号34Aで示されたこの新規なボ
ビン係合部材は、それぞれボビン係合ヘッド部を形成す
る閉鎖端122とコーン係合脚部を形成する開口端とを有
する中空の円筒体部120を具えている。円筒体120の開口
端の略軸方向に面する表面124は、第6図と第8図に見
られる如く、関連する楔コーン76又は100の対応する円
錐台面上に載っている。楔コーン76又は100は同じ形を
なし、すべてのボビン係合部材34Aが実質的に同一にな
るように同じ形状をなしていることが望ましい。
ヘッド部122は外側に向いた表面123を有し、第8図に見
られるようにチャックの軸方向に見て凸状をなしてい
る。この曲率はボビンの内周面の曲率に対応している。
表面123は後述する領域A(符号は付されていない)を
有する。
4つの外向きに突出した突起126(第7図及び第8図)
が各ボビン係合部材34Aの脚部に設けられている。これ
らの突起は同部材34が第1延長部分22のそれぞれの開口
72(第4図)から離脱することを防止するリテーナの機
能を有する。更に、第8図に示すように、各突起126上
に半径方向に内向きの面が形成され、関連する楔コーン
76又は100に係合してスライドするようになされてい
る。ヘッド部122は、チャックに対して軸方向の反対向
きに面する二つの面取り部128と、中空内部からの空気
の脱出を許容する一つの端部開口130とを具えている。
各ボビン係合部材34Aはポリアセタール、ポリオキシメ
チレン(POM)等のプラスチック材料で一体的に作られ
ている。この材料は金属に比べてその比重が小さい。更
に、各ボビン係合部材34Aの中空構造のためにその質量
は小さく、従って面124を対応する楔コーンから分離し
ようとする遠心力の影響は少なくなる。それにも関わら
ず、柱状体120はボビンをしっかりと把持する際に軸方
向に加えられる力に対抗する適当な圧縮強度を提供す
る。ヘッド部122はボビンの内部表面との接触域を提供
し、ボビンの壁内に把持部材を圧入することによって好
ましくない損傷をボビンに与えることなく、強固な把持
を可能にする。
一例として、第9図は75mmの呼称内径を有するボビンを
把持するのに好適なボビン係合部材34Aを使用したシス
テムを概略的に示す。第9図において、ボビン係合部材
34Aは正確に呼称直径75mmを有するボビン26の内部表面
と係合している状態が示されている。ボビン係合部材34
Aの脚部は対応する楔コーン76又は100の楔面132と強固
に係合接触している。面132の楔角は第9図にαで示さ
れている。この角度は軸面と面132との交叉によって形
成される仮想線と、同軸面内のコーンの軸と平行な線と
のなす角である。即ち、対応するコーンの頂角の半分で
ある。角αは約42度である。
第9図の線134は関連する内側、外側の係止ユニット68
又は70の壁96又は102(第4図)上の軸方向の対向面を
示す。線136は、対応するピストン部材74又は98(第4
図)上の面134に対面する軸方向面の表す。円筒体120
(第6図)の軸に直交する面内におけるボビン係合部材
34Aの外径は第9図にDで示され、面134から円筒体120
までの距離はsで示され、又面136から円筒体120までの
距離はdで示されている。直径Dは約12mmであり、ボビ
ン係合部材34Aが通常の突出位置にあるとき(図示のよ
うに特定の内径を有するボビンの内径表面と接触してい
る)、距離sは約4mm、距離dは約5mmである。直径Dに
対応する面内の中空体120の内径(図示せず)は約8〜1
0mmである。
この結果得られる図123の面積Aは約100mmであるが、こ
の面積は80〜120mmの範囲が好適である。
第9図の線138は前述の軸面と第1延長部分22の内周面
(第4図)交叉部を示し、線140は同軸面と第1延長部
分22の外周面との交叉部を示す。第1延長部分22の壁の
厚さは第9図ではtで示され、スチールチューブの場合
には約8mmである。第1延長部分22の外周面とボビンの
内周面との間の半径方向の間隔は第9図でlで示されて
おり、前記呼称内径を有するボビンの場合には約1mmで
あり、最大1.7mmである。このようなチャックは使用時
には約24000rpmの速度で駆動可能である。
ボビンの位置決め 第4図に示すように、第1図を参照して既に述べたよう
に、軸方向に隣接するボビン26,260の隣合う端部の間に
は間隙46が形成されている。第4図からも明らかなよう
に、空隙46はごく簡単に前に述べたように支持ユニット
又は“リング"106によって第1延長部分22の範囲内で架
橋されている。このリングは止めねじ142によって第1
延長部分22に対して軸方向に固定されている。支持リン
グ106は外側ボビン260の内側端部の軸方向のストッパと
して機能する少なくとも一つの位置決め部材を担持して
いる。このような位置決め部材の原理は米国特許第4056
237号の明細書中に記載されており、この位置決め部材
は、第1延長部分22に適当な開口が設けられていれば、
リング106内で使用可能である。しかし、位置決め部材
の好ましい形式は第10図に示されるようなものであり、
以下これについて説明する。
第10図は支持ユニット106の内部構造の詳細を示すため
に拡大された図である。ユニット106はねじ142で第1延
長部分22に固定された一対の環状バルクヘッド144,146
を具えている。これらのバルクヘッドの各々は、第1延
長部分22に対する外側周縁とチューブ66に対する内側周
縁においてシールされ、支持ユニット106の両側に向か
う区画78と104内の加圧流体から独立した区画148を形成
している。区画148内にはチューブ66上にリング150が取
付けられている。リング150は該リングの周囲に開口
し、直径方向に向かい合う二つの半径方向スロット151
を有する。リング上の突出部153の中心端には一対のア
ーム152が設けられ、各スロット151内に延在している。
第10図には下側のアーム152だけが示されている。これ
らのスプリングの目的については後述する。
第1延長部分22は半径方向の二対の孔を有し、第10図に
154,156で示した一対は一方のスロット151内に開口し、
第10図でこれと直径方向に対面する別の対は他方のスロ
ット151内に開口している。各スロットは位置決め部材1
58を具えているが、第10図にはその下側の位置決め部材
158のみが示されている。この位置決め部材158は第1図
の位置決め部材44と同等である。
各位置決め部材158は関連する孔154内に設置された第1
アーム160と、関連する孔156内に設置された第2アーム
162を具えている。これらのアームは区画148内の連結部
164によって接続されている。エレメント158の詳細な構
造は第11図を参照して次に述べる。しかし、第10図から
明らかなように、連結部164は関連するスプリング152上
の横バー(図示しない)を受容するスロット165を有す
る。スプリング152は位置決め部材158を半径方向に外向
きに付勢し、そのアームが各孔154,156内に保持される
ようになす機能を有する。同時に、スプリング152は一
部に円弧状部を有する位置決め部材158を仮想中心のま
わりに、アーム160の自由端を第1延長部分22から外向
き方向に回転させるように付勢されている。即ち、第10
図に実際に示された位置決め部材158においては前記仮
想中心のまわりに反時計方向に回転させる。
第11図には連結部164がアーム162と共に断面で示されて
いる。この連結部164は長方形の断面を有し、アーム162
は円形断面を有し、アームの横寸法は連結部の寸法より
も小さく、従ってアームと連結部との接続個所には肩部
166が形成されている。第10図に模式的に168で示された
同じような肩部がアーム160と連結部164との接続個所に
も形成されている。
アーム162の自由端は面取り部170と、位置決め部材158
が第10図に示す位置にあるときにチャックの軸方向に向
かい合う面172とを有している。後述するように、面172
はボビンのストッパの機能を有する。第10図に示すよう
に、アーム160の自由端は反対方向を向いた面取りされ
た面174,175を具えている。面174は面170と向かい合っ
ている。
孔154と156はそれぞれのアーム160と162を受容するが連
結部164は受容しない寸法となっている。従って、適宜
な力が働くと、各位置決め部材158は仮想中心のまわり
に、肩部166(第11図)が肩部168(第10図)のいずれか
が孔154,156に隣接する延長部分の内部表面に係合する
まで回転することが可能である。肩部166が第10図に示
すように第1延長部分22に接触すると、面172はチャッ
クと軸方向に対面し、孔156から突出して外側ボビン260
と係合接触するストッパとなる。肩部168が第1延長部
分22と係合すると、アーム162は全体的に同部分22の外
周面の内側に入り、ボビンの軸方向の動きを妨害しな
い。第12図を参照して後述するように、各スプリング15
2はこれに関連する位置決め部材158を所定の“開始”位
置の方へ付勢しているが、位置決め部材158は、チャッ
クに沿ってボビンを軸方向に動かすのみでこの開始位置
から脱離して一連の引き続く位置を占めることが可能で
ある。第12図は上側の位置決め部材158の種々の位置を
表した一連のダイヤグラムを示し、第12a図は前記開始
位置を示す。
この開始位置において、チャックは休止しており、ボビ
ンを担持していない。アーム162の自由端は第1延長部
分22の外周面から突出し、面174はチャックの自由端の
方へ(第12a図において右方へ)向いている。アーム162
の外側の湾曲面は孔154の内側側面の177において孔154
を形成する面に接触している。アーム160は第1延長部
分22の外周面の内部に入っているが、又は孔156内に引
き込まれて、矢印で示すように右から左に向かう内側ボ
ビン26の運動を妨害することはない。従って、ボビン26
の内側端部における端面は面174に突き当たり、アーム1
62を孔154の内部に押し込む。
ボビン26の左方への運動が続行されると、アーム162の
平坦な端面は第12b図に示すようにボビン26の内部表面
と接触する。その間、スプリング152はアーム162の外側
湾曲面を付勢して孔154の内側側面に接触させている。
両肩部166,168は第1延長部分22の内周面から離れ、ス
プリング152によって加えられた半径方向に外向きの力
はアーム160の自由端をボビン26の内周面と接触係合さ
せる。
ボビン26の外側端部がアーム160の自由端を越えて左に
移動すると、直ちにスプリング152はアーム160を更に半
径方向に外向きに付勢し、肩168は第1延長部分22の内
周面と接触する。これは第10図に示された位置であり、
面172が第12c図に点線で示すように外側ボビン260の軸
方向端部のためのストッパとして存在している。しか
し、これらの運動のすべての段階において、スプリング
152は位置決め部材158を内向き方向に付勢しており、こ
のためアーム162の外側湾曲面と孔154の内側側面との間
の接触が維持される。接触域は、勿論、位置決め部材15
8が移動するにつれて孔154の軸方向と位置決め部材158
の円周方向とに移動するが、位置決め部材158のための
主たる案内及び位置決め手段としての接触は依然として
維持される。更に、第12c図に示された状態において
は、アーム162の内側湾曲面と179で示された孔154の下
側縁との間も接触している。
内側ボビン26が端部ストッパ42(第1図)と接触し、外
側ボビン260がストップ面172に正しく位置しているもの
と仮定すると、軸方向の間隔46がボビンの隣接する端部
同士の間に形成される。この間隙は略所定の巾を有し、
内側ボビン26の長さの誤差を吸収する。この間隙の目的
については第13,14図を参照して後述する。しかし、先
ずチャックからのボビンの取り外しについて第12図に基
づいて説明する。
最初に、巻き取り操作を行わずにチャックからボビンが
取り外しされるものと仮定する。即ち、糸パッケージが
形成されなかったものとする。取り外し操作の開始に当
たって、ボビンと位置決め位置決め部材158は第12c図に
示す位置にある。外側ボビン260の取り外しは位置決め
部材158の存在に何の影響を与えない。内側ボビン26を
その端ストッパ42(第3図)から外す場合には、ボビン
は先ずアーム160の面170に突き当たる。ボビン26をチャ
ックの自由端の方へ連続して動かすと、チャックはアー
ム160を孔156内に押し込み、第12b図に示された位置を
占める。次に、ボビンの内側端部はアーム162の自由端
を越えて第12b図において右方へ動かされ、スプリング1
52は位置決め部材158を第12a図に示す位置まで復帰させ
られ、これによって位置決め部材158は次の繰り返し操
作に具えることができる。
パッケージがボビン26と260上に巻かれた場合には、第1
2b図に点線で示すように、ボビンがパッケージ上に巻か
れた糸によって第1延長部分22の外周面に対して圧縮さ
れている点だけが異なった状況である。これに対応し
て、位置決め部材158が第1延長部分22に対して半径方
向に内向きに押圧され、これによって連結部164の外側
湾曲面は第12b図に示された点線に沿って位置する。し
かし、位置決め部材158はスロット151の基部を形成する
面149からなおも離れている。その他の点に関しては、
操作のモードはパッケージのない場合のボビンの取り外
しに付いて述べたことと同じである。
チャックが2本のボビンのみを担持するように設計され
ている場合には、一つだけの軸方向間隙46と一対だけの
位置決め位置決め部材158が設けられている。しかし、
2本以上のボビンの担持する場合には、軸方向間隙46は
順次のボビンの隣接端部間に形成される必要があり、従
って各間隙46に対応して別々の位置決め部材の対が設け
られることを要する。内側にある位置決め部材の対に対
しては、ボビンの取り外し操作は第12a図から第12c図に
関して上に述べたのと同じである。このことは、例えば
内側ボビンの内側端部に対する“押し退け型”シューの
係合によってすべてのボビンが一斉に取り外され場合に
は、他のすべての位置記名部材にも同様である。しか
し、ボビン外側ボビンから始まって順番に取り外される
場合には、他の位置決め部材には当てはまらない。この
場合には、第2のボビン(外側ボビンに続くボビン)の
取り外しの際、少なくとも1本のボビンがチャックの内
側サイドに存在しているにも関わらず、外側の位置決め
部材158は第12a図に示されるように開始位置に復帰す
る。このようなボビンが外側の位置決め位置決め部材15
8を通過する運動は第12d,e,f図に図示されている。
第12d図において、チャックから取り外されるボビンは2
6Aで示されている。このボビンにはパッケージが担持さ
れ、このためボビンの内周面は第1延長部分22の外周面
に接触しているものとする。そしてボビンは図示のよう
にチャックの自由端の方へ右方に動かされ、第12a図に
示されたように開始位置にある外側の位置決め部材158
に接近するに至る。
ボビン26Aの外側端部はアーム162の外側湾曲面上に乗り
上げ、そこから面取りされた表面175上に乗る。この過
程において、ボビンは孔154に沿ってアーム162を半径内
方に駆動する。この際に、ボビンにより位置決め部材15
8に回転運動が付与され、スプリング152がアーム160を
して孔156を介し外側に押し出そうとしては、これは防
止される。その代わり、アーム162の内側湾曲面は第12e
図に示すように孔154の外側側面と接触するように付勢
され、一方、位置決め部材158はスロット151内を半径方
向に内向きに付勢される。しかし、スプリング152は、
第12e図に183で示すように、アーム162の外側湾曲面の
孔154の内側側面に対する接触を維持し続ける。位置決
め部材158の半径方向の内向きの動きは、第12e図に示す
ように、連結部164の外側湾曲面がスロットの面149と接
触するまで続けられる。
ボビン26Aの右方への連続運動によって、アーム162の平
坦な端部は第12f図に示すようにボビンの内周面に接触
する。第12e図に示す位置からこの位置まで動く際、ア
ーム160は孔156に沿って半径方向に外向きに付勢され、
一方、連結部164の外側湾曲面とスロット151の面149と
の間の滑り接触は維持されている。第12f図に187で示す
ように、アーム160の外側湾曲面と孔156の外側側面との
間の接触も維持される。前述のように、スプリング152
はアーム162の外側湾曲面と孔154の内側側面との間の接
触を維持している。ボビン26Aがアーム162の自由端の上
を通過すると直ぐに、位置決め部材158はスプリング152
の作用によって、第12a図に示すようにその開始位置に
自由に復帰する。孔154,156を具えた案内及び位置決め
装置における遊びのために、位置決め部材158の位置・
姿勢に製品間で若干の誤差があっても、第12e図から判
るように、アーム160は間髪を入れずにその孔156を出
て、位置決め部材158が常に第1延長部分22に対して確
実に保持されるようになす。
糸の係止 一対の孔154,156から角度方向で離間した個所に、第1
延長部分22は区画148に連通した4つの孔176を具えてい
る。これらの孔(一つだけが図示されている)は軸20の
周囲に等分角的に配置されている。リング150(第14
図)は、各開口176と一致した4つの補助的な半径方向
スロット155を具えている。各孔176は第1図の糸係止・
切断ユニット48と同様な、第13図に178で示された糸係
止・切断ユニットを受容している。
各糸係止・切断ユニット178は、半径方向の外側ヘッド
部180、中間の本体部分182及び半径方向の内側脚部184
を具えている。ヘッド部180は軸方向に突出した歯186と
半径方向に可動のクランプピン188を具え、該ピンは歯1
86の“下側”(半径方向に内側に対面する面)と協働し
て把持点を形成する。ピン188は本体部分182の図示しな
い適宜な孔内を半径方向に可動であり、使用時にチャッ
クが回転する際に遠心力によって歯186の下側に対して
外向きに押圧される。歯186の配置とそれの把持ピン188
との協働については米国特許明細書第4106711号に開示
され、必要あればその内容を参照されたい。第13図に示
された装置のために構成可能な別の配置が米国特許明細
書第4477034号に示され、必要あればこの記載を参照さ
れたい。
第13図に二頭矢印よって示されたように、糸係止・切断
ユニット178は全体として、ヘッド部180が第1延長部分
22の外周面から突出する作動位置(第13図に図示)と、
ヘッド部180が第1延長部分22の外周面の内部に引っ込
んだ収縮位置(図示せず)との間を半径方向に可動にな
されている。
ヘッド部180が開口176内に後退すると、脚部184と本体
部182とは支持リング150のスロット155内に半径方向に
引っ込む。糸係止・切断ユニット178のこの半径方向の
内向きの運動は、ヘッド部180が孔176内に入るまで継続
される。糸係止・切断ユニット178の半径方向の外向き
の運動は、第13図に示されたように、第1延長部分22の
内周面に係合する脚部184の肩部190によって制限され
る。第14図に見られるように、制御184は(チャックに
対して円周方向に対面する)平坦な側面を有する。これ
らの側面は各スロット155の側壁上を滑らかにスライド
し、糸係止・切断ユニット178が収縮位置と作動位置と
の間を動く際のガイドとなっている。
第1延長部分22は外側側面上の開口176と軸方向に離れ
た円周方向の溝192(第10図及び第13図、第12図には省
略されている)を有する。第10図に明示されているよう
に、この溝は、隣接するボビン26と260とが正しく位置
している時、間隙46と一致している。従って、糸係止操
作の際、軸20に対して実質的に直角に延在する糸は第13
図に194で示された如く溝192内に配置され、次いでチャ
ックの軸方向に移動してヘッド部180内に入る(第13図
の矢印196で示されたように)。一旦ヘッド部180内に入
ると、糸はピストン188と歯186との係合によってクラン
プ位置に係止され(米国特許明細書第4106711号に開示
されたように)、クランンプ位置から下流側の糸部分は
同特許に説明されているように切断される。クランプ位
置から上流側の糸の軸方向の動きによって、糸は歯186
を越えてその内側のボビン26上へ運ばれ、パッケージの
巻き取りが開始される。
図示例においては、糸係止・切断ユニット178は半径方
向に内向きに収縮位置の方へ付勢されており、それを作
動位置に持って行くには半径方向に外向きの力が必要で
ある。この収縮装置は、チューブ66に取付けられディス
ク198から各スロット155内に軸方向に延在する4つのス
プリングアーム200を支持する担持ディスク198を具えて
いる。各アーム200の自由端は関連する糸係止・切断ユ
ニット178の脚部184に設置された溝202内に係合してい
る。各スプリングアームは付勢力を関連する糸係止・切
断ユニット178に加えて装置を半径方向に内向きに引っ
張るように構成されている。
スプリングアーム200によって加えられる付勢力に打ち
勝つための外向きの力を提供する手段が本件出願中には
図示されていない。これに対応して、溝202の半径方向
に内向きの脚部184の一部は省略されている。更に別の
特許出願“糸の係止並びに切断構造”が本件出願人によ
り英国に出願される予定であり、これに付勢力に打ち勝
って作動する手段のための好適な配列が示されることな
ろう。しかし、本発明は糸係止・切断ユニット178を作
動位置に移動させるための特定な手段には限定されな
い。例として述べれば、ヨーロッパ特許明細書第470号
に開示された装置を適当に改変することによって、第10
図と第13図に示された外側ボビン260のその係止面172
(第10図)に対する位置決め接触のための動きは、糸係
止・切断ユニット178をその突出位置に付勢する機械的
な力によって与えられる。別の例としては、支持リング
150は糸係止・切断ユニット178に必要な力を与えてこれ
をアーム200によって加えられる付勢力に抗して半径方
向に外側の位置に動かすための加圧流体で作動する装置
を具えている。該装置はチューブ66から加圧されるが、
ボビン係合部材34と逆相で作動するように制御される必
要がある。なぜならば、これらのボビン係合部材は、糸
係止・切断ユニット178がその収縮位置に引っ込むべき
時点に半径方向に外向きに付勢される必要があるからで
ある。更に別の例によれば、付勢装置は逆に糸係止・切
断ユニット178がスプリングによってその作動位置に付
勢されるように構成されてもよく、糸係止・切断ユニッ
ト178を収縮位置に撤退させるためには加圧流体作動装
置が設けられている。この場合、糸係止・切断ユニット
178の撤退は、米国特許第4336912号に開示されたよう
に、ボビン26の把持機構の解放と同期して行うことも可
能である。
第5図に示されたチャックの自由端には支持リング114
が図示されている。このリングは第1延長部分22の内周
面と接触して区画116を閉鎖する。その上、リング114
は、第13図及び第14図に示されたのと同一の係止・切断
ユニットを受容するスロット(図示しない)を具えてい
る。第1延長部分22はこれに対応する孔(図示しない)
を具え、作動の際に外側ボビン260の外側端部と協働し
てこれらの係止・切断ユニットに半径方向に外向きに動
きを許容する。勿論、リング114は第10図及び第11図に
示されたようなボビン位置決め部材を具えていない。
改変例 本明細書の冒頭で定義した種々の態様は、図示の実施例
に限定されるものではない。本発明の第1態様にかかる
チャックに孔を通って動く係止・切断ユニットを設ける
ことは本質的なことではない。このチャックが切断し易
い比較的細い糸の巻き取りに使用される場合には、糸は
ボビンのスロットに係止され、入って来るボビンと出て
行くボビンとの間の糸の部分においてこれに作用する張
力によって簡単に切断される。たとえ特別に設計された
係止・切断ユニットが必要な場合にも、これはチャック
構造内に組み込まれなくてもよい、米国特許明細書第44
77034号に述べられたように、隣接するボビンの間のチ
ャック構造に取付けられたリングに設けることが可能で
ある。後者の場合、係止・切断ユニットを具えたこのリ
ングによってボビンの位置決めがなされるので、特別な
ボビン位置決め機構は必要ではない。
第4図に示された実施例においては、機械的付勢手段
(詳細には図示されていないが)が楔コーン76,100を相
互に離す方向に付勢し、加圧区画78,104が楔コーンを相
互に近づける方向に付勢するように構成されている。こ
れによってこの機械的付勢手段を具えた各区画88,90
は、関連する加圧可能な区画78,104の実質的な長さを占
めることができる。通常、これが最も望ましい構成であ
るが、適当な軸方向の力が比較的短い機械的付勢手段に
よって与えられる場合には、逆にすることができる。
好適実施例においては、第1延長部分22内のすべての部
品は、同部分22の内周面を基準として心出しされてい
る。このことは各楔コーン76,100に関連するピストン7
4,98及び壁96,102の両者に関しても同様に当てはまる。
従って、各ピストンは、第4図のピストン74上の突出部
84等の軸方向の突起によって対応する壁部材に分離自在
に接続されていることが望ましい。これによってピスト
ンと前記壁部材をチャック組立体に対して分離自在に挿
入することが可能であり、ボビン係合部材34をコーン7
6,100に係合させ第1延長部分22のそれぞれの孔内に位
置せしめて完全なボビン把持構造体を組立てることを可
能にする。しかし、ピストンだけによる組立体の心出し
が適当な場合、又は第1延長部分22の内周面と第4図の
チューブ66と94によって構成された中心筒状構造体の外
周面の両者で心出し可能な場合には、ピストンとコーン
部分との分離構造は不要である。
既に述べたように、各ボビン係合部材34は合成樹脂材料
で作られることが望ましい。好適な材料はポリオキシメ
チレン又はポリアセタールである。この材料の特に重要
な特性は、湿気を受けた場合にも形態安定性を有するこ
と及び滑り性並びに耐摩耗性である。しかし、この点に
関して適当な性質を有する材料であれば、他のものでも
使用可能である。
チャック用の“一体構造”の第1延長部分22と第2延長
部材24とを必須とする本発明においてはこの筒状体が金
属製の場合に単一の予備成形された素材から製造される
ことを意味している。2本の予備成形された素材を使用
することは、たとえ溶接のような緻密な接合技術を採用
したとしても、排除すべきものである。使用される予備
成形品は採用される製造技術に依存する。例えば、バー
状の予備成形品を機械加工して小径端部を形成し、穿孔
によって通路40とチャンバ30を形成することができる。
別の例としては、チューブ状の予備成形品を適当なダイ
を用いて鍛造又は鍛練し、二つの所望の延長部分とな
す。しかし、本発明によれば、使用時における各部に関
連する作業機能(潤滑を含む軸受の設計、パッケージの
把持及び心出し等)において妥協することなしに、第1
延長部分22、第2延長部分24の双方に対して最適な構造
的設計を可能にする。
前述したのように、内側、外側の係止ユニット68と70は
互いに別々に作動することが好ましい。全体的に別々で
あることが必要でない場合には、バルクヘッド86を省略
して両装置に対して“共通”の付勢手段を設置してもよ
い。
これも上述のように、付勢手段の各構成部材が軸20に対
して強固に芯出しされている配列が望ましく、これは各
構成部材を第1延長部分22の内周面に心出し接触させる
ことによって行うことが好ましい。この目的のために、
各スプリング部材87の外側縁は充分な軸方向の延長部
(寸法)を有し、使用時のすべての組立て状態に対して
上述の所望の心出し接触を行うように構成されている。
この最後に述べた装置は従来型のものである。しかし、
好適実施例においては、付勢手段は、図示の例において
区画88の端部を形成するバルクヘッド86とねじ部材92に
よって提供される軸方向端部部材の間に延在する弾性圧
縮可能な材料からなる部品を含んでいる。該弾性材料の
部品は区画の容積を充填又は実質的に充填するように配
列され、その材料は高い容積圧縮性と低い圧縮セット性
とを有するものが選ばれることが必要である。該部品は
複数の構成部材、例えば相互に面同士を対面させて配列
された軸方向に対面する面を有するリング等で作られ
る。
チャンバ78,104(第4図)及び116(第5図)の加圧に
よって楔コーンが駆動されるにつれて、ボビン係合部材
34を半径方向に内向きに復帰させるための手段を設置し
てもよい。例えば、脚126(第5図)と部分22の内周面
との間に付勢スプリングを作用させてもよい。別の例と
しては、スプリング152と同様なスプリングを設けて脚1
26を作動してボビン係合部材を半径方向に内向きに引っ
張るようにしてもよい。更に別の例によれば、脚126自
身を弾性変性可能に作製し、部分22に対して押圧された
場合に半径方向に内向きに付勢するようになしてもよ
い。
本明細書で“片持ち梁式の取付け”なる表現は、第2延
長部分24を支持する軸受け18からの第1延長部分22の自
由延長部分のことを意味する。この表現はこれらの軸受
を設置した構造体を意味するものではない。連続ワイン
ダ(即ち屑物のでないワインダ)においては、支持構造
は2本のそのようなチャックを担持する回転自在なヘッ
ド(“リボルバヘッド”)によって構成されるか、又は
各チャックに対して別々の回転アームやその他の適宜な
サポートであってもよい。単一チャックのワインダにお
いては、支持構造は機械のフレームに対して固定されて
いても可動でもよい。この表現は巻き取り操作の際にチ
ャックの自由端を一時的に支持する場合を除外するもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1態様にかかるチャックの側断面
図、 第2図は第1図に関連して説明した原理に基づくチャッ
クの軸受部の側断面図、 第3図は第2図に示す軸受部と第4図に示す片持ち梁部
の間の接続領域の側面図、 第4図はホビン把持・位置決め機構を具えたチャックの
一部の側断面図、 第5図は第2図〜第4図に示したチャックの自由端の側
断面図、 第6図は第4図に示した装置に使用されるのに適したボ
ビン係合部材の側断面図、 第7図は第6図に示したボビン係合部材の平面図、 第8図は第6図及び第7図に示したボビン係合部材の正
面図、 第9図は第6図〜第8図に図示されたボビン係合部材
と、第4図に示された作動装置との組み合わせを示す模
式的な側面図、 第10図は第4図と同様の図であり、更に付加的な細部を
示し、 第11図は第10図の軸方向の断面を示し、 第12図は第10図及び第11図に示された部品の種々の位置
を表した一連の模式図、 第13図は第10図の更に詳細な側断面図、 第14図は第13図の軸方向の詳細断面図である。 10……チャック、12……軸受部、 14……片持ち梁部、16……ケーシング、 18……軸受、20……回転軸、 22……第1延長部分、24……第2延長部分、 26,260……ボビン、30……チャンバ、 34……ボビン係合部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルミン ビルツ スイス国,8475 オシンゲン,イムグルン ト(番地なし) (72)発明者 アドルフ フリュエリ スイス国,8408 ビンテルツール,オベル フェルトシュトラーセ 93 (72)発明者 ハンスエリ マイアー スイス国,8405 ビンテルツール,ラント フォクト−バゼルシュトラーセ 43 (56)参考文献 特開 昭57−72724(JP,A)

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取機のチャックの構造であって、筒状に
    形成された第1延長部分(22)を有し、該第1延長部分
    は一つ若しくはそれを超えるボビン(26,260)を受け入
    れるための外部円筒表面を有しており、前記第1延長部
    分(22)とボビン(26,260)との間はボビン(26)の装
    着と満パッケージ(28)の取出とを許容する微小な半径
    方向間隙を形成しており、更に前記チャックは第2延長
    部分(24)を備え、第1及び第2延長部分(22,24)は
    共通の長手方向軸線(20)を形成し、更に、第2延長部
    分(24)の外部と協動することによりチャックを巻取機
    に前記第1及び第2延長部分(22,24)を前記共通の長
    手方向軸線(20)の回りで回転可能に片持取付する手段
    (12)と、前記第1延長部分(22)内の開口(72)を通
    して伸長することにより各ボビン(26,260)の拘束及び
    芯出を行い、ボビン(26,260)をしてチャック軸線(2
    0)の回りで第1延長部分(22)と一体回転せしめるボ
    ビン係合部材(34)と、該ボビン係合部材(34)を第1
    延長部分(22)の前記開口(72)を通して伸長若しくは
    収縮せしめる伸縮手段(36,38;68,70)とを具備した高
    速巻取機のチャックにおいて、前記第2延長部分(24)
    も筒状に形成され、その外径は第1延長部分(22)の外
    径より小さくされ、第1延長部分(22)と第2延長部分
    (24)とは第1延長部分(22)と第2延長部分(24)と
    の双方に一体形成された中間部分(56)にて連結され、
    これにより第1延長部分(22)と第2延長部分(24)と
    中間部分(56)とが一枚もののチャックを構成すること
    を特徴とするチャックの構造。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲1に記載の発明において、
    第1及び第2延長部分(22,24)はスチール製であるこ
    とを特徴とするチャックの構造。
  3. 【請求項3】請求の範囲1若しくは2に記載の発明にお
    いて、前記第2延長部分(24)は第1延長部分(22)か
    ら遠い方の端部にカップリングを備え、該カップリング
    は第2延長部分(24)の中空内部を経て第1延長部分
    (22)の内部への加圧媒体を伝達せしめることを特徴と
    するチャックの構造。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲1から3のいずれか一項に
    記載の発明において、第1延長部分(22)の内周にボビ
    ン係合部材(34)の伸縮手段(36,38;68,70)を収容す
    るチャンバ(30)が形成され、第1延長部分(22)はチ
    ャックの負荷支持部分として機能させると共にボビン係
    合部材(34)のケーシングとして機能させることを特徴
    とするチャックの構造。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲4に記載の発明において、
    第1延長部分(22)はそのほぼ全長にわたって一定の壁
    厚をなし、前記チャンバ(30)の断面は、装着されたボ
    ビン(26)の内端付近の位置まで若しくは内端を超えた
    位置に至るまで一定とされることを特徴とするチャック
    の構造。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲4若しくは5に記載の発明
    において、ボビン係合部材(34)の伸縮手段(36,38;6
    8,70)は第1延長部分(22)の内周を摺動可能な少なく
    とも1つの摺動可能部材(36;74,96;98,102)を備えた
    ことを特徴とするチャックの構造。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲4から6のいずれか一項に
    記載の発明において、ボビン係合部材(34)の伸縮手段
    (36,38;68,70)はボビン係合部材(34)をしてボビン
    拘束位置に向けて偏倚せしめる偏倚力を発生する弾性部
    材(87)を有し、該弾性部材(87)は、第1延長部分
    (22)と係合することによりチャック軸線(20)に対す
    る調芯を行うことを特徴とするチャックの構造。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲1から7のいずれか一項に
    記載の発明において、その各々の組が使用時にチャック
    により担持される各ボビンの各端部のために設けられる
    複数組のボビン係合部材(34)と、対応した各組の該ボ
    ビン係合部材(34)を伸縮せしめる複数の独立作動の手
    段(36,38;68,70)とを具備し、各ボビン係合部材(3
    4)のために前記独立作動の手段(36,38;68,70)が一つ
    設けられ、前記独立作動の手段(36,38;68,70)は第1
    延長部分(22)に固定される少なくとも一つの部材(8
    6)により離間されていることを特徴とするチャックの
    構造。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲8に記載の発明において、
    各組のボビン係合部材(34)は、ボビン係合部材(34)
    の伸縮を行わしめる前記手段(68,70)の一部を構成す
    る楔部材(76,100)のそれぞれの円錐面と係合すること
    を特徴とするチャックの構造。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲6若しくは9に記載の発
    明において、前記楔部材(76,100)は、第1延長部分
    (22)の内周面を摺動自在な前記摺動可能部材(96,10
    2)に連結されることを特徴とするチャックの構造。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲3に記載の発明におい
    て、前記伸縮手段(36,38;68,70)は、加圧媒体によっ
    て作動され、ボビン係合部材(34)をボビン拘束位置に
    伸長せしめるべく前記手段(36,38;68,70)を付勢する
    手段(74,98)より構成されることを特徴とするチャッ
    クの構造。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲4若しくは11に記載の発
    明において、加圧媒体によって作動可能な前記手段(7
    4,98)は前記チャンバ(30)の内周面上を摺動可能であ
    ることを特徴とするチャックの構造。
  13. 【請求項13】特許請求の範囲3若しくは4に記載の発
    明において、中心チューブ(66)は、圧力媒体を前記第
    2延長部分(24)からチャックの長手方向に沿った選定
    位置まで加圧媒体を供給するべくチャンバ(30)に沿っ
    て延設され、かつ前記中心チューブ(66)は開口(82,1
    08)を有していることを特徴とするチャックの構造。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲12若しくは13に記載の発
    明において、加圧媒体により作動される前記付勢手段
    (74,98)は前記中心チューブ(66)上で摺動可能とも
    なっていることを特徴とするチャックの構造。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲1から14のいずれか一項
    に記載の発明において、前記ボビン係合部材(34)はボ
    ビン(26,260)の内周に係合する作動位置とボビン(2
    6,260)を解放する非作動位置との間で半径方向に移動
    可能であり、かつ前記ボビン係合部材(34)はボビンに
    係合する表面を有した頭部と、中空ボディ部と、脚部と
    を具備し、該脚部は、ボビン係合部材(34)を作動位置
    と非作動位置間で移動させるべく、前記楔部材(76,10
    0)上を摺動する表面を形成することを特徴とするチャ
    ックの構造。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲15に記載の発明におい
    て、前記ボビン係合部材(34)は前記第1延長部分(2
    2)と係合する突起(126)を有し、該突起(126)は第
    1延長部分(22)と係合することにより同部材(34)が
    開口(72)から離脱するのを防止することを特徴とする
    チャックの構造。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲16に記載の発明におい
    て、前記ボビン係合部材(34)の中空ボディ部はその脚
    部端で開放していると共に、楔部材(70)上を摺動する
    表面(124)は前記脚部の端面と前記突起(126)の端面
    とから構成されることを特徴とするチャックの構造。
  18. 【請求項18】特許請求の範囲1から16のいずれか一項
    に記載の発明において、前記第1延長部分(22)は少な
    くとも一つの付加的開口と、該付加的開口を通して移動
    可能な部材(44)を有し、該移動可能部材(44)は装着
    されたボビン(260)の内端へのボビンの移動を制限す
    る接触部材を構成することを特徴とするチャックの構
    造。
  19. 【請求項19】特許請求の範囲18に記載の発明におい
    て、前記第1延長部分(22)に少なくとも一対の付加的
    な開口(154,156)が設けられ、該付加的開口(154,15
    6)を通して前記移動可能部材(44)は第1及び第2の
    アーム(160,162)を備えた位置決め部材(158)より成
    り、該位置決め部材(158)は第1位置と第1位置との
    間を移動可能であり、第1位置においては、第1のアー
    ム(162)が対における一方の孔(154)を通過して第1
    延長部分(22)の外周を超えて突出するが、他方のアー
    ム(160)は同外周の内側に位置し、第2位置において
    は、第2のアーム(160)が対における他方の孔(156)
    を通過して第1延長部分(22)の外周を超えて突出する
    が、第1のアーム(160)は同外周の内側に位置するこ
    とを特徴とするチャックの構造。
  20. 【請求項20】特許請求の範囲19に記載の発明におい
    て、前記チャンバ内に位置決め部材(158)をその第1
    位置に向けて付勢する手段(152)を配置したことを特
    徴とするチャックの構造。
  21. 【請求項21】特許請求の範囲1から19のいずれか一項
    に記載の発明において、第1延長部分(22)は少なくと
    も一つの別の開口(176)を有し、かつ糸捕捉・切断装
    置(178)が前記第1延長部分(22)内に設けられ、か
    つ糸捕捉・切断装置(178)は作動位置と収縮位置との
    間で半径方向に移動可能であり、作動位置では糸捕捉・
    切断装置(178)のヘッド部(180)は第1延長部分(2
    2)の外周を超えて突出し、収縮位置では第1延長部分
    (22)の外周の内側にあることを特徴とするチャックの
    構造。
  22. 【請求項22】特許請求の範囲18若しくは21に記載の発
    明において、複数の付加的開口(154,156)と複数の付
    加的開口(176)とはチャック軸線に沿って等角度間隔
    で配置されることを特徴とするチャックの構造。
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