JPH0780911B2 - 新規ヒトニューロキニン−1レセプター短形 - Google Patents
新規ヒトニューロキニン−1レセプター短形Info
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- JPH0780911B2 JPH0780911B2 JP4124922A JP12492292A JPH0780911B2 JP H0780911 B2 JPH0780911 B2 JP H0780911B2 JP 4124922 A JP4124922 A JP 4124922A JP 12492292 A JP12492292 A JP 12492292A JP H0780911 B2 JPH0780911 B2 JP H0780911B2
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- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P29/00—Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/705—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
- C07K14/715—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for cytokines; for lymphokines; for interferons
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
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Description
【0001】本発明はクローン化ヒトニューロキニン−
1レセプター短形(ヒトNK1RsF)及び組換えヒト
NK1RsFに関する。J.ヨコタら(ジャーナル・オブ
・バイオロジカル・ケミストリー、第264巻、第17
649頁、1989年)〔J. Yokota, et al., J. Bio
l. Chem., 264:17649 (1989) 〕はクローン化ラットニ
ューロキニン−1レセプターについて報告した。N.P.ゲ
ラード(N. P. Gerard) ら(ジャーナル・オブ・バイオ
ロジカル・ケミストリー、第265巻、第20455
頁、1990年)はヒトニューロキニン−2レセプター
について報告した。クローン化ラット及びウシニューロ
キニン−2レセプターも同様に報告された。各々Y.サシ
及びS.ナカニシ(バイオケミカル・アンド・バイオフィ
ジカル・リサーチ・コミュニケーションズ、第165
巻、第695頁、1989年)〔Y. Sasi, and S. Naka
nishi, Biochem Biophys.Res. Comm., 165:695 (198
9)〕及びY.マスら(ネーチャー、第329巻、第836
頁、1987年)〔Y. Masu, et al., Nature, 329:836
(1987) 〕参照。クローン化ラットニューロキニン−3
レセプターもR.シゲモトら(ジャーナル・オブ・バイオ
ロジカル・ケミストリー)第265巻、第623頁、1
990年により報告された。しかしながら、前記文献は
いずれも本発明について開示又は示唆していない。
1レセプター短形(ヒトNK1RsF)及び組換えヒト
NK1RsFに関する。J.ヨコタら(ジャーナル・オブ
・バイオロジカル・ケミストリー、第264巻、第17
649頁、1989年)〔J. Yokota, et al., J. Bio
l. Chem., 264:17649 (1989) 〕はクローン化ラットニ
ューロキニン−1レセプターについて報告した。N.P.ゲ
ラード(N. P. Gerard) ら(ジャーナル・オブ・バイオ
ロジカル・ケミストリー、第265巻、第20455
頁、1990年)はヒトニューロキニン−2レセプター
について報告した。クローン化ラット及びウシニューロ
キニン−2レセプターも同様に報告された。各々Y.サシ
及びS.ナカニシ(バイオケミカル・アンド・バイオフィ
ジカル・リサーチ・コミュニケーションズ、第165
巻、第695頁、1989年)〔Y. Sasi, and S. Naka
nishi, Biochem Biophys.Res. Comm., 165:695 (198
9)〕及びY.マスら(ネーチャー、第329巻、第836
頁、1987年)〔Y. Masu, et al., Nature, 329:836
(1987) 〕参照。クローン化ラットニューロキニン−3
レセプターもR.シゲモトら(ジャーナル・オブ・バイオ
ロジカル・ケミストリー)第265巻、第623頁、1
990年により報告された。しかしながら、前記文献は
いずれも本発明について開示又は示唆していない。
【0002】サブスタンスPはタキキニン群のペプチド
に属する天然ウンデカペプチドである。サブスタンスP
(サブスタンスP)は哺乳動物で産生される薬理学上活
性な神経ペプチドである。その特徴的アミノ酸配列は米
国特許第4,680,283 号明細書に示されている。当業界で
周知のように、サブスタンスP及び他のタキキニンは多
くの疾患の病態生理に関与している。サブスタンスPは
痛み又は片頭痛の伝達〔B. E. B.サンドバーグら、ジャ
ーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー、第25
巻、第1009頁、1982年(B. E. B. Sandberg et
al., Journal ofMedicinal Chemistry, Vol. 25, p.10
09 (1982))参照〕並びに不安症及び精神分裂病のよう
な中枢神経系障害、喘息のような呼吸疾患及びリウマチ
様関節炎のような炎症疾患、潰瘍性腸炎及びクローン病
等のようなGI管の胃腸障害及び疾患〔D.レゴリ、“群
発性頭痛に関する動向”、F.シクテリら編集、エルセビ
ア・サイエンティフィック・パブリッシャーズ、アムス
テルダム、1987年、第85−95頁(D. Regoli in
"Trends in Cluster Headache," edited by F. Sicute
ri et al., Elsevier Scientific Publishers, Amsterd
am, 1987, pp. 85-95)参照〕に関与することが示されて
いる。
に属する天然ウンデカペプチドである。サブスタンスP
(サブスタンスP)は哺乳動物で産生される薬理学上活
性な神経ペプチドである。その特徴的アミノ酸配列は米
国特許第4,680,283 号明細書に示されている。当業界で
周知のように、サブスタンスP及び他のタキキニンは多
くの疾患の病態生理に関与している。サブスタンスPは
痛み又は片頭痛の伝達〔B. E. B.サンドバーグら、ジャ
ーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー、第25
巻、第1009頁、1982年(B. E. B. Sandberg et
al., Journal ofMedicinal Chemistry, Vol. 25, p.10
09 (1982))参照〕並びに不安症及び精神分裂病のよう
な中枢神経系障害、喘息のような呼吸疾患及びリウマチ
様関節炎のような炎症疾患、潰瘍性腸炎及びクローン病
等のようなGI管の胃腸障害及び疾患〔D.レゴリ、“群
発性頭痛に関する動向”、F.シクテリら編集、エルセビ
ア・サイエンティフィック・パブリッシャーズ、アムス
テルダム、1987年、第85−95頁(D. Regoli in
"Trends in Cluster Headache," edited by F. Sicute
ri et al., Elsevier Scientific Publishers, Amsterd
am, 1987, pp. 85-95)参照〕に関与することが示されて
いる。
【0003】本発明は体液中におけるサブスタンスP活
性を測定するために使用できるアッセイプロトコールに
も関する。そのアッセイはサブスタンスPレセプターと
結合する物質を同定及び評価する上でも使用できる。こ
のため、そのアッセイはサブスタンスP拮抗剤を同定し
てそれらの結合親和性を評価するために使用できる。他
の方法としてはM.A.カシエリ(M. A. Cascieri) ら(ジ
ャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー、第2
58−5258頁、1983年)により記載されたもの
がある。このような方法の使用により、サブスタンスP
拮抗剤が同定された。例えば、R.M.スナイダーら(サイ
エンス、第251巻、第435頁、1991年1月)
〔R. M. Snider, et al., Science, 251:435 (Jan. 199
1)〕及びS.マクリーン(S. McLean)ら(サイエンス、第
251巻、第437頁、1991年1月)参照。更に、
参考のためここに組込まれる1990年5月31日付で
公開された国際出願WO第90/05525号明細書参
照。現在までの方法は、動物レセプター(動物NK1
R、NK2R又はNK3R)活性がヒトニューロキニン
−1レセプターを正確に反映していないために、部分的
に劣ることがわかった。更に、この開示前にはヒトNK
1Rは精製された形で又はNK2R及び/又はNK3R
から実質上単離された形では入手できなかった。このよ
うなニューロキニンレセプター源を使用してはヒトNK
1R、特にNK1RsFに関する親和性を正確に表すこ
とができない。
性を測定するために使用できるアッセイプロトコールに
も関する。そのアッセイはサブスタンスPレセプターと
結合する物質を同定及び評価する上でも使用できる。こ
のため、そのアッセイはサブスタンスP拮抗剤を同定し
てそれらの結合親和性を評価するために使用できる。他
の方法としてはM.A.カシエリ(M. A. Cascieri) ら(ジ
ャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー、第2
58−5258頁、1983年)により記載されたもの
がある。このような方法の使用により、サブスタンスP
拮抗剤が同定された。例えば、R.M.スナイダーら(サイ
エンス、第251巻、第435頁、1991年1月)
〔R. M. Snider, et al., Science, 251:435 (Jan. 199
1)〕及びS.マクリーン(S. McLean)ら(サイエンス、第
251巻、第437頁、1991年1月)参照。更に、
参考のためここに組込まれる1990年5月31日付で
公開された国際出願WO第90/05525号明細書参
照。現在までの方法は、動物レセプター(動物NK1
R、NK2R又はNK3R)活性がヒトニューロキニン
−1レセプターを正確に反映していないために、部分的
に劣ることがわかった。更に、この開示前にはヒトNK
1Rは精製された形で又はNK2R及び/又はNK3R
から実質上単離された形では入手できなかった。このよ
うなニューロキニンレセプター源を使用してはヒトNK
1R、特にNK1RsFに関する親和性を正確に表すこ
とができない。
【0004】本発明にはポリメラーゼ連鎖反応技術(P
CR)で製造された組換えヒトニューロキニン−1レセ
プター短形(ヒトNK1RsF)が開示されている。ヒ
トNK1RsF相補的DNAの完全配列;CHO(チャ
イニーズハムスター卵巣細胞系)安定発現系を含めた発
現系;及びCHO発現系を用いるアッセイも開示されて
いる。NK1RsFはサブスタンスPレセプターと結合
するものを同定及び評価するアッセイに用いることがで
きる。そのアッセイは関節炎患者における診断及び治療
においてサブスタンスPの体液濃度を測定するため用い
ることもできる。
CR)で製造された組換えヒトニューロキニン−1レセ
プター短形(ヒトNK1RsF)が開示されている。ヒ
トNK1RsF相補的DNAの完全配列;CHO(チャ
イニーズハムスター卵巣細胞系)安定発現系を含めた発
現系;及びCHO発現系を用いるアッセイも開示されて
いる。NK1RsFはサブスタンスPレセプターと結合
するものを同定及び評価するアッセイに用いることがで
きる。そのアッセイは関節炎患者における診断及び治療
においてサブスタンスPの体液濃度を測定するため用い
ることもできる。
【0005】以下本発明を詳細に説明する。本発明の一
態様はヒトニューロキニン−1レセプター短形に関し、
そのレセプターは他のヒトレセプタータンパク質を含ま
ない。1クラスにおいて、この態様は他のヒトタンパク
質を含まないヒトニューロキニン−1レセプター短形に
関する。このクラス内で、この態様はグリオブラストー
マのようなヒト細胞からのヒトニューロキニン−1レセ
プター短形に関し、そのレセプターは他のタンパク質を
含まないものである。第二のクラスにおいて、この態様
は図1及び図2で示された311アミノ酸配列からなる
タンパク質に関するが、そのタンパク質は他のヒトレセ
プタータンパク質を含まない。第二クラス内で、この態
様は図1及び図2で示されるような311アミノ酸配列
であるタンパク質に関する。第一態様は細胞ニューロキ
ニン−1レセプター短形へのサブスタンスPの結合を阻
害するための医薬組成物にも関するが、その組成物は有
効量のニューロキニン−1レセプター短形を含む。第一
態様はこのような阻害の必要な患者において細胞ヒトニ
ューロキニン−1レセプター短形へのサブスタンスPの
結合を阻害するための方法にも関し、その方法は有効量
のヒトニューロキニン−1レセプター短形を投与するこ
とを包含する。インビボでのニューロキニン−1レセプ
ター短形へのサブスタンスPの結合に拮抗することよう
な医薬組成物及び方法の使用は、参考のためここに組込
まれる、例えばR.M.スナイダーら(サイエンス、第25
1巻、第435頁、1991年1月);S.マクリーンら
(サイエンス・第251巻、第437頁、1991年1
月);1990年5月31日付で公開された国際出願W
O第90/05525号明細書により開示されている。
ヒトニューロキニンレセプター短形の効果的量を投与す
ることは基本的に同一の手法で行なわれる。
態様はヒトニューロキニン−1レセプター短形に関し、
そのレセプターは他のヒトレセプタータンパク質を含ま
ない。1クラスにおいて、この態様は他のヒトタンパク
質を含まないヒトニューロキニン−1レセプター短形に
関する。このクラス内で、この態様はグリオブラストー
マのようなヒト細胞からのヒトニューロキニン−1レセ
プター短形に関し、そのレセプターは他のタンパク質を
含まないものである。第二のクラスにおいて、この態様
は図1及び図2で示された311アミノ酸配列からなる
タンパク質に関するが、そのタンパク質は他のヒトレセ
プタータンパク質を含まない。第二クラス内で、この態
様は図1及び図2で示されるような311アミノ酸配列
であるタンパク質に関する。第一態様は細胞ニューロキ
ニン−1レセプター短形へのサブスタンスPの結合を阻
害するための医薬組成物にも関するが、その組成物は有
効量のニューロキニン−1レセプター短形を含む。第一
態様はこのような阻害の必要な患者において細胞ヒトニ
ューロキニン−1レセプター短形へのサブスタンスPの
結合を阻害するための方法にも関し、その方法は有効量
のヒトニューロキニン−1レセプター短形を投与するこ
とを包含する。インビボでのニューロキニン−1レセプ
ター短形へのサブスタンスPの結合に拮抗することよう
な医薬組成物及び方法の使用は、参考のためここに組込
まれる、例えばR.M.スナイダーら(サイエンス、第25
1巻、第435頁、1991年1月);S.マクリーンら
(サイエンス・第251巻、第437頁、1991年1
月);1990年5月31日付で公開された国際出願W
O第90/05525号明細書により開示されている。
ヒトニューロキニンレセプター短形の効果的量を投与す
ることは基本的に同一の手法で行なわれる。
【0006】第二態様はヒトニューロキニンレセプター
をコードするDNA配列、その相補的DNAに関する
が、そのDNA、配列は他のヒトDNA配列を含まな
い。当業者にとり明らかなように、特定のアミノ酸に翻
訳されるコドンの組には相当の重複性が存在する。した
がって、本発明にはDNA配列に従って翻訳されたアミ
ノ酸配列が変らないようにコドンが別のコドンで置き換
えられた他の塩基配列も含む。本明細書の目的から、1
以上のこのような置換されたコドンを有する配列は縮重
変異体として定義される。当業者が機能性に影響を与え
ないと考える、ロイシンに代わるバリン、リジンに代わ
るアルギニン及びグルタミンに代わるアスパラギンのよ
うな変異(個々のアミノ酸の交換)も含まれる。本発明
の第二態様の1クラスは図3で示されるようにヌクレオ
チド123で始まりヌクレオチド1055で終わる相補
的DNAのヌクレオチド配列に関する。第二態様のこの
クラスには配列番号1
をコードするDNA配列、その相補的DNAに関する
が、そのDNA、配列は他のヒトDNA配列を含まな
い。当業者にとり明らかなように、特定のアミノ酸に翻
訳されるコドンの組には相当の重複性が存在する。した
がって、本発明にはDNA配列に従って翻訳されたアミ
ノ酸配列が変らないようにコドンが別のコドンで置き換
えられた他の塩基配列も含む。本明細書の目的から、1
以上のこのような置換されたコドンを有する配列は縮重
変異体として定義される。当業者が機能性に影響を与え
ないと考える、ロイシンに代わるバリン、リジンに代わ
るアルギニン及びグルタミンに代わるアスパラギンのよ
うな変異(個々のアミノ酸の交換)も含まれる。本発明
の第二態様の1クラスは図3で示されるようにヌクレオ
チド123で始まりヌクレオチド1055で終わる相補
的DNAのヌクレオチド配列に関する。第二態様のこの
クラスには配列番号1
【化6】 又はその縮重変異体を更に含むDNA配列がある。本発
明の第二態様は図3で示されたような相補的DNAの部
分的ヌクレオチド配列又はその縮重変異体に関する。本
発明の第三態様はヒトニューロキニン−1レセプター短
形の発現系に関する。
明の第二態様は図3で示されたような相補的DNAの部
分的ヌクレオチド配列又はその縮重変異体に関する。本
発明の第三態様はヒトニューロキニン−1レセプター短
形の発現系に関する。
【0007】本発明のこの第三態様の1クラスは: (a) pRcCMVのような哺乳動物発現ベクター及び (b) ヒトニューロキニン−1レセプター短形タンパク質
をコードする塩基配列からなるプラスミドに関する。第
三態様のこのクラスにおいて、ニューロキニン−1レセ
プター短形をコードする塩基配列は図3で示されたよう
にヌクレオチド123で始まりヌクレオチド1055で
終わる相補的DNAのヌクレオチド配列を包含する。本
発明のこの第三態様の第二クラスはサル腎臓細胞系(C
OS)におけるヒトニューロキニン−1レセプター短形
(NK1R)の一過性発現用の系に関する。このシステ
ムはヒトニューロキニンレセプター短形(ヒトNK1R
sF)cDNAを含むベクターからなる。本発明のこの
第三態様の第三クラスはチャイニーズハムスター卵巣細
胞系(CHO)におけるヒトニューロキニン−1レセプ
ター短形発現用の系に関し、その系はヒトニューロキニ
ンレセプター(NK1RsF)cDNAを含むベクター
からなる。第三態様のこのクラスには、発現系が: (a) pRcCMVのような哺乳動物発現ベクター及び (b) ヒトニューロキニン−1レセプター短形タンパク質
をコードする塩基配列、からなるプラスミドを含むサブ
クラスがある。このサブクラスにおいて、ニューロキニ
ン−1レセプター短形発現システムはニューロキニン−
1レセプター短形をコードする塩基配列は図3で示され
たようにヌクレオチド123で始まりヌクレオチド10
55で終わる相補的DNAのヌクレオチド配列を包含し
する。
をコードする塩基配列からなるプラスミドに関する。第
三態様のこのクラスにおいて、ニューロキニン−1レセ
プター短形をコードする塩基配列は図3で示されたよう
にヌクレオチド123で始まりヌクレオチド1055で
終わる相補的DNAのヌクレオチド配列を包含する。本
発明のこの第三態様の第二クラスはサル腎臓細胞系(C
OS)におけるヒトニューロキニン−1レセプター短形
(NK1R)の一過性発現用の系に関する。このシステ
ムはヒトニューロキニンレセプター短形(ヒトNK1R
sF)cDNAを含むベクターからなる。本発明のこの
第三態様の第三クラスはチャイニーズハムスター卵巣細
胞系(CHO)におけるヒトニューロキニン−1レセプ
ター短形発現用の系に関し、その系はヒトニューロキニ
ンレセプター(NK1RsF)cDNAを含むベクター
からなる。第三態様のこのクラスには、発現系が: (a) pRcCMVのような哺乳動物発現ベクター及び (b) ヒトニューロキニン−1レセプター短形タンパク質
をコードする塩基配列、からなるプラスミドを含むサブ
クラスがある。このサブクラスにおいて、ニューロキニ
ン−1レセプター短形発現システムはニューロキニン−
1レセプター短形をコードする塩基配列は図3で示され
たようにヌクレオチド123で始まりヌクレオチド10
55で終わる相補的DNAのヌクレオチド配列を包含し
する。
【0008】本発明の第四態様は、ヒトニューロキニン
−1レセプター短形および/またはNK1RsFに対す
る試験サンプルの結合親和性を測定するために前記発現
系のいずれかを用いる方法に関する。1クラスにおい
て、この態様は: (a) pRcCMVのようなほ乳類発現ベクター及び (b) ヒトニューロキニン−1レセプター短形タンパク質
についてコードする塩基配列からなるプラスミドを移植
されたチャイニーズハムスター卵巣細胞系を用いる方法
に関し、その方法は: (1) 上記CHO細胞でヒトニューロキニン−1レセプタ
ー短形を発現させる; (2) 125I−サブスタンスP及び上記細胞含有溶液に試
験サンプルを加える; (3) 工程1の産物をインキュベートする(そのインキュ
ベートで上記ヒトニューロキニン−1レセプター短形を
発現させる上で有効であり、しかも上記ヒトニューロキ
ニン−1レセプター短形への上記 125I−サブスタンス
P及び上記試験サンプルの競合的結合を起させる); (4) 上記ヒトニューロキニン−1レセプター短形に競合
した上記 125I−サブスタンスPを、結合していない上
記 125I−サブスタンスPから分離する; (5) 上記ヒトニューロキニン−1レセプター短形に結合
した上記 125I−サブスタンスPの放射能を測定する。
−1レセプター短形および/またはNK1RsFに対す
る試験サンプルの結合親和性を測定するために前記発現
系のいずれかを用いる方法に関する。1クラスにおい
て、この態様は: (a) pRcCMVのようなほ乳類発現ベクター及び (b) ヒトニューロキニン−1レセプター短形タンパク質
についてコードする塩基配列からなるプラスミドを移植
されたチャイニーズハムスター卵巣細胞系を用いる方法
に関し、その方法は: (1) 上記CHO細胞でヒトニューロキニン−1レセプタ
ー短形を発現させる; (2) 125I−サブスタンスP及び上記細胞含有溶液に試
験サンプルを加える; (3) 工程1の産物をインキュベートする(そのインキュ
ベートで上記ヒトニューロキニン−1レセプター短形を
発現させる上で有効であり、しかも上記ヒトニューロキ
ニン−1レセプター短形への上記 125I−サブスタンス
P及び上記試験サンプルの競合的結合を起させる); (4) 上記ヒトニューロキニン−1レセプター短形に競合
した上記 125I−サブスタンスPを、結合していない上
記 125I−サブスタンスPから分離する; (5) 上記ヒトニューロキニン−1レセプター短形に結合
した上記 125I−サブスタンスPの放射能を測定する。
【0009】第二クラスにおいて、この態様は: (a) pRcCMVのようなほ乳類発現ベクター及び (b) ヒトニューロキニン−1レセプター短形タンパク質
をコードする塩基配列からなるプラスミドを移植された
サル腎臓細胞(COS)を用いる方法に関し、 その方法は: (1) 上記COS細胞でヒトニューロキニン−1レセプタ
ー短形を発現させる; (2) 125 I−サブスタンスPと該細胞を含む溶液に試験
サンプルを加える。 (3) 工程(2)の産物をインキュベートっする。このイン
キュベーションは該ヒトニューロキニンレセプター短形
を発現させ、125 I−サブスタンスPと試験サンプルを
ヒトニューロキニンレセプター短形に競合的に結合させ
るのに効果的である; (4) ヒトニューロキニンレセプター短形に結合した125
I−サブスタンスPと結合しなかった125 I−サブスタ
ンスPとを分離する; (5) ヒトニューロキニンレセプター短形に結合した125
I−サブスタンスPの放射活性を測定する。
をコードする塩基配列からなるプラスミドを移植された
サル腎臓細胞(COS)を用いる方法に関し、 その方法は: (1) 上記COS細胞でヒトニューロキニン−1レセプタ
ー短形を発現させる; (2) 125 I−サブスタンスPと該細胞を含む溶液に試験
サンプルを加える。 (3) 工程(2)の産物をインキュベートっする。このイン
キュベーションは該ヒトニューロキニンレセプター短形
を発現させ、125 I−サブスタンスPと試験サンプルを
ヒトニューロキニンレセプター短形に競合的に結合させ
るのに効果的である; (4) ヒトニューロキニンレセプター短形に結合した125
I−サブスタンスPと結合しなかった125 I−サブスタ
ンスPとを分離する; (5) ヒトニューロキニンレセプター短形に結合した125
I−サブスタンスPの放射活性を測定する。
【0010】第三クラスにおいて、この態様は: (a) pRcCMVのようなほ乳類発現ベクター及び (b) ヒトニューロキニン−1レセプター短形タンパク質
をコードする塩基配列からなるプラスミドを移植された
チャイニーズハムスター卵巣細胞系(CHO)を用いる
方法に関し、その方法は: (1) 上記CHO細胞でヒトニューロキニン−1レセプタ
ー短形を発現させる; (2) 工程(1)の産物を 3H−ミオイノシトールで平衡化
する; (3) 工程(2)の産物を洗浄する; (4) 10mM LiCl存在下で工程(3)の産物を試験サンプ
ルと共にインキュベートし、イノシトールモノホスフェ
ートを産生させる; (5) イノシトールモノホスフェートを測定する。
をコードする塩基配列からなるプラスミドを移植された
チャイニーズハムスター卵巣細胞系(CHO)を用いる
方法に関し、その方法は: (1) 上記CHO細胞でヒトニューロキニン−1レセプタ
ー短形を発現させる; (2) 工程(1)の産物を 3H−ミオイノシトールで平衡化
する; (3) 工程(2)の産物を洗浄する; (4) 10mM LiCl存在下で工程(3)の産物を試験サンプ
ルと共にインキュベートし、イノシトールモノホスフェ
ートを産生させる; (5) イノシトールモノホスフェートを測定する。
【0011】概観すると、本発明はヒトニューロキニン
−1レセプター短形(ヒトNK1RsF)相補的DNA
(cDNA)をそのタンパク質配列又は遺伝子配列につ
いての予備知識なしに単離する方法を記載している。ヒ
トNK1RsFは神経伝達物質のサブスタンスPに関す
る膜レセプターである。ポリメラーゼ連鎖反応(PC
R)技術をヒトNK1RcDNAの単離に用いた。その
アプローチにおいて、本出願人らがヒトNK1Rに類似
していると考えたラットNK1Rの領域を確認し、それ
らの領域に相当するオリゴヌクレオチドプライマーをデ
ザインして、PCR増幅をヒト細胞からNK1RcDN
AsFの一部を得るために行い、そのDNA配列を決定
した。ヒトNK1sFRcDNAの残りの部分はヒトN
K1RsFcDNAの前記配列情報を利用してヒトcD
NAライブラリーから得られた。
−1レセプター短形(ヒトNK1RsF)相補的DNA
(cDNA)をそのタンパク質配列又は遺伝子配列につ
いての予備知識なしに単離する方法を記載している。ヒ
トNK1RsFは神経伝達物質のサブスタンスPに関す
る膜レセプターである。ポリメラーゼ連鎖反応(PC
R)技術をヒトNK1RcDNAの単離に用いた。その
アプローチにおいて、本出願人らがヒトNK1Rに類似
していると考えたラットNK1Rの領域を確認し、それ
らの領域に相当するオリゴヌクレオチドプライマーをデ
ザインして、PCR増幅をヒト細胞からNK1RcDN
AsFの一部を得るために行い、そのDNA配列を決定
した。ヒトNK1sFRcDNAの残りの部分はヒトN
K1RsFcDNAの前記配列情報を利用してヒトcD
NAライブラリーから得られた。
【0012】ヒトNK1RsFcDNAの完全配列を決
定し、それがコードするタンパク質配列が求められた。
特に、このような配列情報は新規サブスタンスP拮抗剤
を開発するプロセスで有用である。3種の異種発現系が
クローン化ヒトNK1RsFcDNAを発現させるため
に用いられた。アフリカツメガエル卵母細胞発現系では
ヒトNK1Rsの生理学的機能を調べることができる。
COS(サル腎臓細胞系)発現系はヒトNK1Rsのリ
ガンド結合性を測定するために用いることができる。C
HO(チャイニーズハムスター卵巣細胞系)安定発現系
は、サブスタンスPレセプターと結合する潜在的治療剤
又は他の物質を同定するための天然産物のスクリーニン
グに適している。この細胞系は関節炎患者におけるサブ
スタンスPの体液濃度を測定するためのアッセイキット
としても使用できる。アッセイプロトコールではサブス
タンスP拮抗剤の結合親和性及び拮抗活性を測定するた
めに、異種発現されたヒトNK1Rsを用いる。
定し、それがコードするタンパク質配列が求められた。
特に、このような配列情報は新規サブスタンスP拮抗剤
を開発するプロセスで有用である。3種の異種発現系が
クローン化ヒトNK1RsFcDNAを発現させるため
に用いられた。アフリカツメガエル卵母細胞発現系では
ヒトNK1Rsの生理学的機能を調べることができる。
COS(サル腎臓細胞系)発現系はヒトNK1Rsのリ
ガンド結合性を測定するために用いることができる。C
HO(チャイニーズハムスター卵巣細胞系)安定発現系
は、サブスタンスPレセプターと結合する潜在的治療剤
又は他の物質を同定するための天然産物のスクリーニン
グに適している。この細胞系は関節炎患者におけるサブ
スタンスPの体液濃度を測定するためのアッセイキット
としても使用できる。アッセイプロトコールではサブス
タンスP拮抗剤の結合親和性及び拮抗活性を測定するた
めに、異種発現されたヒトNK1Rsを用いる。
【0013】1) ヒトNK1RsFcDNAの単離 当業者には評価されるであろうが、これまでNK1Rは
単一形で存在すると信じられてきた。したがって、単一
MK1R型を単離するような作戦をとった。驚くべきこ
とに、発明者は完全長のNKR1とNKR1短形の両方
を発見した。後者はこれまで知られていないレセプター
のサブタイプを構成すると考えられる。ヒトNK1Rc
DNAをその配列情報の非存在下で単離するため、3工
程で3種の別々の、しかしオーバーラップするcDNA
クローンを得る方法を開発した。(i)我々はヒトNK
1Rsの中心コア領域をコードするcDNAクローンを
単離するため同種クローニング戦略〔オハラら、198
9年、プロシーディング・オブ・ナショナル・アカデミ
ー・オブ・サイエンス(Proc. Nat. Acad. Sci)、第8
6巻、第5673−5677頁〕を採用したが、但しそ
の際にヒトNK1Rs配列はある領域においてラットN
K1Rの公表された配列(ヨコタら、1989年、ジャ
ーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー、第26
4巻、第17649−17652頁)に類似しており、
そこで適切なPCRプライマーがデザインできると仮定
した。ヒトmRNAからヒトNK1Rの中心膜貫通コア
領域をコードするcDNAを得るためラットの配列に相
当する縮重プライマーを用いてPCR増幅〔ムリス及び
ファルーナ、1987年、メソッズ・イン・エンザイモ
ロジー、第155巻、第335頁(Mullis and Faloon
a, 1987,Meth. Enzymol., 155:335)〕を行った。(ii)
ヒトNK1Rにおけるコア領域の配列を決定した後、
ヒト配列に相当する新規プライマーがデザインされ、第
二相同PCR増幅がラットNK1RsFのN末端配列に
相当する縮重プライマーと共にコア領域におけるヒトプ
ライマーを用いて行われた。こうしてヒトNK1RのN
末端領域をコードするcDNAがヒトmRNAから得ら
れ、その配列が決定された。(iii)アンカー化PCR戦
略がヒトNK1RのC末端領域についてコードするcD
NAを単離するために開発されたが、その方法ではヒト
NK1RsFのコア領域に相当するプライマーとクロー
ニングベクターの配列に相当するプライマーと共に用い
てヒトcDNAライブラリーからcDNAを得た。この
作戦を用いNK1RとNK1RsFの両方が単離され
た。ヒトNK1RsFをコードするcDNAの真正さに
ついて確認するため、5′及び3′の非翻訳領域からの
プライマーを用いて独立PCR増幅を行って単一工程で
全鎖長cDNAを得た。
単一形で存在すると信じられてきた。したがって、単一
MK1R型を単離するような作戦をとった。驚くべきこ
とに、発明者は完全長のNKR1とNKR1短形の両方
を発見した。後者はこれまで知られていないレセプター
のサブタイプを構成すると考えられる。ヒトNK1Rc
DNAをその配列情報の非存在下で単離するため、3工
程で3種の別々の、しかしオーバーラップするcDNA
クローンを得る方法を開発した。(i)我々はヒトNK
1Rsの中心コア領域をコードするcDNAクローンを
単離するため同種クローニング戦略〔オハラら、198
9年、プロシーディング・オブ・ナショナル・アカデミ
ー・オブ・サイエンス(Proc. Nat. Acad. Sci)、第8
6巻、第5673−5677頁〕を採用したが、但しそ
の際にヒトNK1Rs配列はある領域においてラットN
K1Rの公表された配列(ヨコタら、1989年、ジャ
ーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー、第26
4巻、第17649−17652頁)に類似しており、
そこで適切なPCRプライマーがデザインできると仮定
した。ヒトmRNAからヒトNK1Rの中心膜貫通コア
領域をコードするcDNAを得るためラットの配列に相
当する縮重プライマーを用いてPCR増幅〔ムリス及び
ファルーナ、1987年、メソッズ・イン・エンザイモ
ロジー、第155巻、第335頁(Mullis and Faloon
a, 1987,Meth. Enzymol., 155:335)〕を行った。(ii)
ヒトNK1Rにおけるコア領域の配列を決定した後、
ヒト配列に相当する新規プライマーがデザインされ、第
二相同PCR増幅がラットNK1RsFのN末端配列に
相当する縮重プライマーと共にコア領域におけるヒトプ
ライマーを用いて行われた。こうしてヒトNK1RのN
末端領域をコードするcDNAがヒトmRNAから得ら
れ、その配列が決定された。(iii)アンカー化PCR戦
略がヒトNK1RのC末端領域についてコードするcD
NAを単離するために開発されたが、その方法ではヒト
NK1RsFのコア領域に相当するプライマーとクロー
ニングベクターの配列に相当するプライマーと共に用い
てヒトcDNAライブラリーからcDNAを得た。この
作戦を用いNK1RとNK1RsFの両方が単離され
た。ヒトNK1RsFをコードするcDNAの真正さに
ついて確認するため、5′及び3′の非翻訳領域からの
プライマーを用いて独立PCR増幅を行って単一工程で
全鎖長cDNAを得た。
【0014】2) クローン化ヒトNK1RsFの発現 3種の発現系がクローン化ヒトNK1RsFのために開
発された。アフリカツメガエル卵母細胞における一過性
発現がクローン化cDNAからのインビトロ転写mRN
Aの顕微注入から生じた〔ミシガン州、アナーバー、ゼ
ノパス・ワン(XENOPUS ONE)からのアフリカツメガエ
ル〕。この系ではリガンド結合によるNK1RsF活性
化の生物学的効果を調べることができる。もう1つの一
過性発現系であるCOS(サル腎臓細胞系、ATCC
CRL1651、ATCCロックビルMD)における発
現は哺乳動物細胞(例えば、COS)中へウイルスプロ
モーターのコントロール下にあるクローン化cDNAを
トランスフェクトした結果である。トランスフェクトさ
れた細胞は様々なリガンドに対するヒトNK1RsFの
結合親和性の測定に適している。哺乳動物細胞(例え
ば、CHO、チャイニーズハムスター卵巣細胞系、AT
CC CRL9096、ATCCロックビルMD)にお
けるヒトNK1RsFの安定発現は宿主細胞の染色体中
へトランスフェクトされたcDNAが組込まれて得られ
た。これらの安定な細胞系はクローン化ヒトNK1Rs
Fを構成的に発現しており、無限に増殖させることがで
きる。したがって、安定発現系は大規模薬物スクリーニ
ングにとって非常に有用であり、患者のバイオプシーサ
ンプル中における物質濃度Pを測定するために用いるこ
とができる。
発された。アフリカツメガエル卵母細胞における一過性
発現がクローン化cDNAからのインビトロ転写mRN
Aの顕微注入から生じた〔ミシガン州、アナーバー、ゼ
ノパス・ワン(XENOPUS ONE)からのアフリカツメガエ
ル〕。この系ではリガンド結合によるNK1RsF活性
化の生物学的効果を調べることができる。もう1つの一
過性発現系であるCOS(サル腎臓細胞系、ATCC
CRL1651、ATCCロックビルMD)における発
現は哺乳動物細胞(例えば、COS)中へウイルスプロ
モーターのコントロール下にあるクローン化cDNAを
トランスフェクトした結果である。トランスフェクトさ
れた細胞は様々なリガンドに対するヒトNK1RsFの
結合親和性の測定に適している。哺乳動物細胞(例え
ば、CHO、チャイニーズハムスター卵巣細胞系、AT
CC CRL9096、ATCCロックビルMD)にお
けるヒトNK1RsFの安定発現は宿主細胞の染色体中
へトランスフェクトされたcDNAが組込まれて得られ
た。これらの安定な細胞系はクローン化ヒトNK1Rs
Fを構成的に発現しており、無限に増殖させることがで
きる。したがって、安定発現系は大規模薬物スクリーニ
ングにとって非常に有用であり、患者のバイオプシーサ
ンプル中における物質濃度Pを測定するために用いるこ
とができる。
【0015】クローン化ヒトNK1RsFを発現する安
定細胞系を確立するため、そのcDNAをベクターpR
cCMV〔インビトロゲン(INVITROGEN)〕に組込んで
サブクローニングした。アフリカツメガエル卵母細胞で
発現されたヒトNK1RsFの電気生理学的アッセイ
は、NK1RsFがサブスタンスPが結合するとホスホ
リパーゼCを活性化し、そのホスホリパーゼCがイノシ
トールトリホスフェート(IP3)を増加させ、細胞内膜
上のIP3 ゲートカルシウムチャンネルを通じて細胞内
カルシウム濃度を増加させるという事実に基づいてい
た。カルシウム増加は細胞膜上のカルシウムゲートCl-
チャンネルを活性化して、2本の電極電圧クランプで測
定可能なCl- 電流を生じさせる。
定細胞系を確立するため、そのcDNAをベクターpR
cCMV〔インビトロゲン(INVITROGEN)〕に組込んで
サブクローニングした。アフリカツメガエル卵母細胞で
発現されたヒトNK1RsFの電気生理学的アッセイ
は、NK1RsFがサブスタンスPが結合するとホスホ
リパーゼCを活性化し、そのホスホリパーゼCがイノシ
トールトリホスフェート(IP3)を増加させ、細胞内膜
上のIP3 ゲートカルシウムチャンネルを通じて細胞内
カルシウム濃度を増加させるという事実に基づいてい
た。カルシウム増加は細胞膜上のカルシウムゲートCl-
チャンネルを活性化して、2本の電極電圧クランプで測
定可能なCl- 電流を生じさせる。
【0016】COS又はCHOで発現されたヒトNK1
RsFの結合アッセイは、ヒトNK1RsFとの結合に
関して未標識サブスタンスP又は他のいずれかのリガン
ドと競合する放射線標識リガンドとして 125I−サブス
タンスP(125I−SP、デュポン、ボストン、MA)を
使用することに基づいている。COS又はCHOの単層
細胞培養物は非酵素溶液〔スペシャルティ・メディア
(SPECIALTY MEDIA)、ラバレッティ、NJ〕で解離さ
せ、細胞懸濁液200μlが約10,000cpm の特異
的 125I−SP結合性を示すように適量の結合緩衝液
(pH7.5の50mMトリス、5mM MnCl2 、150mM
NaCl、0.04mg/mlバシトラシン、0.004mg/ml
ロイペプチン、0.2mg/mlBSA、0.01mMホスホ
ラミドン)に再懸濁された。CHO細胞でのNK1Rs
FによるホスホリパーゼCの活性化はIP3 の分解産物
であるイノシトールモノホスフェートの蓄積量を調べる
ことで測定できる。クローン化ヒトNK1RsFを発現
する安定CHO細胞系を用いた大規模薬物スクリーニン
グの他にも別の応用も容易に考えられる。例えば、安定
細胞系はバイオプシーサンプルからのサブスタンスP濃
度を測定する結合アッセイで用いることができる。ヒト
NK1RsFタンパク質はまた、いくつかの神経性炎症
疾患においてサブスタンスP濃度を減少させるため患者
に注射してもよい。以下の実施例は本発明を説明する目
的であって、本発明の範囲または精神を限定するものと
解釈されてはならない。
RsFの結合アッセイは、ヒトNK1RsFとの結合に
関して未標識サブスタンスP又は他のいずれかのリガン
ドと競合する放射線標識リガンドとして 125I−サブス
タンスP(125I−SP、デュポン、ボストン、MA)を
使用することに基づいている。COS又はCHOの単層
細胞培養物は非酵素溶液〔スペシャルティ・メディア
(SPECIALTY MEDIA)、ラバレッティ、NJ〕で解離さ
せ、細胞懸濁液200μlが約10,000cpm の特異
的 125I−SP結合性を示すように適量の結合緩衝液
(pH7.5の50mMトリス、5mM MnCl2 、150mM
NaCl、0.04mg/mlバシトラシン、0.004mg/ml
ロイペプチン、0.2mg/mlBSA、0.01mMホスホ
ラミドン)に再懸濁された。CHO細胞でのNK1Rs
FによるホスホリパーゼCの活性化はIP3 の分解産物
であるイノシトールモノホスフェートの蓄積量を調べる
ことで測定できる。クローン化ヒトNK1RsFを発現
する安定CHO細胞系を用いた大規模薬物スクリーニン
グの他にも別の応用も容易に考えられる。例えば、安定
細胞系はバイオプシーサンプルからのサブスタンスP濃
度を測定する結合アッセイで用いることができる。ヒト
NK1RsFタンパク質はまた、いくつかの神経性炎症
疾患においてサブスタンスP濃度を減少させるため患者
に注射してもよい。以下の実施例は本発明を説明する目
的であって、本発明の範囲または精神を限定するものと
解釈されてはならない。
【0017】実施例1 工程A: ヒトNK1RsFの中心コア領域をコードするcDNA
を得る第一工程において、ファーストトラック(FASTTR
ACK)法〔インビトロテゲン(INVITROGEN) 、サンディエ
ゴ、CA〕により3種のグリオブラストーマ細胞系T9
8G、CCF−STTG1及びU87MG(アメリカン
・タイプ・カルチャー・コレクション、ロックビル、M
Dから得た)からヒトmRNAを得た。ヒトmRNA4
μgからの第一鎖cDNAの合成は、BRLcDNA合
成システム〔BRL、ライフ・テクノロジー社(LIFE T
ECHNOLOGIES, Inc.)、ゲイザースバーグ、MD〕のプロ
トコールに従い全量20μlでオリゴ(dT)プライマ
ーにより開始した。第一鎖cDNA10μlをテンプレ
ートとし、ジーンアンプ(GENEAMP)プロトコール〔パー
キン・エルマー・シータス(PERKIN ELMER CETUS) 、ノ
ーウォーク、CT〕に従い全量100μlで3種のラッ
トプライマー(50pmol rspr 2s4、50pmol rspr 2s
4h及び100pmol rspr 7a2;それらの配列に関して
は表I参照)と共に一次PCRを行った。30サイクル
のPCRを下記パラメーターで行った:94℃で1分間
の変性、40℃で2分間のアニーリング、72℃で4分
間の伸長と2秒間の自動伸長。一次PCR産物10μl
を同サイクリング条件下で二次PCR増幅において同プ
ライマーと共に鋳型として用い、DNAを更に増幅させ
た。
を得る第一工程において、ファーストトラック(FASTTR
ACK)法〔インビトロテゲン(INVITROGEN) 、サンディエ
ゴ、CA〕により3種のグリオブラストーマ細胞系T9
8G、CCF−STTG1及びU87MG(アメリカン
・タイプ・カルチャー・コレクション、ロックビル、M
Dから得た)からヒトmRNAを得た。ヒトmRNA4
μgからの第一鎖cDNAの合成は、BRLcDNA合
成システム〔BRL、ライフ・テクノロジー社(LIFE T
ECHNOLOGIES, Inc.)、ゲイザースバーグ、MD〕のプロ
トコールに従い全量20μlでオリゴ(dT)プライマ
ーにより開始した。第一鎖cDNA10μlをテンプレ
ートとし、ジーンアンプ(GENEAMP)プロトコール〔パー
キン・エルマー・シータス(PERKIN ELMER CETUS) 、ノ
ーウォーク、CT〕に従い全量100μlで3種のラッ
トプライマー(50pmol rspr 2s4、50pmol rspr 2s
4h及び100pmol rspr 7a2;それらの配列に関して
は表I参照)と共に一次PCRを行った。30サイクル
のPCRを下記パラメーターで行った:94℃で1分間
の変性、40℃で2分間のアニーリング、72℃で4分
間の伸長と2秒間の自動伸長。一次PCR産物10μl
を同サイクリング条件下で二次PCR増幅において同プ
ライマーと共に鋳型として用い、DNAを更に増幅させ
た。
【0018】二次PCR産物10μlを、下記パラメー
ター:94℃で1分間の変性、45℃で2分間のアニー
リング及び72℃で4分間の伸長と2秒間の自動伸長に
より30サイクルで行う三次PCR増幅において3種の
ラットプライマー(50pmolrspr 2s4、50pmol rspr
2s4h、50pmol rspr 7al 及び50pmol rspr 7al
h)と共に鋳型として用いた。三次PCR産物をアガロ
ースゲル電気泳動で分析したところ、600bp DNA
断片を含むことがわかった。このDNA断片をゲルから
切出し、ジーンクリーン(GENECLEAN)(バイオ101、
ラジョラ、CA)で精製し、リン酸化し、プラスミドベ
クターブルースクリプトSK+(BLUESCRIPT SK + )
〔ストラタジーン(STRATAGENE) 、ラホヤ、CA〕のS
maI部位に組込んでサブクローニングした。DNA配列
はシークエナーゼ(Sequenase)ジデオキシ法(USB
C、クリーブランド、OH)で決定した。配列決定分析
によればこのcDNA断片はアミノ酸91〜280のラ
ットNK1RsFの中心コア領域と類似している(ヌク
レオチドレベルで相同率90%)。
ター:94℃で1分間の変性、45℃で2分間のアニー
リング及び72℃で4分間の伸長と2秒間の自動伸長に
より30サイクルで行う三次PCR増幅において3種の
ラットプライマー(50pmolrspr 2s4、50pmol rspr
2s4h、50pmol rspr 7al 及び50pmol rspr 7al
h)と共に鋳型として用いた。三次PCR産物をアガロ
ースゲル電気泳動で分析したところ、600bp DNA
断片を含むことがわかった。このDNA断片をゲルから
切出し、ジーンクリーン(GENECLEAN)(バイオ101、
ラジョラ、CA)で精製し、リン酸化し、プラスミドベ
クターブルースクリプトSK+(BLUESCRIPT SK + )
〔ストラタジーン(STRATAGENE) 、ラホヤ、CA〕のS
maI部位に組込んでサブクローニングした。DNA配列
はシークエナーゼ(Sequenase)ジデオキシ法(USB
C、クリーブランド、OH)で決定した。配列決定分析
によればこのcDNA断片はアミノ酸91〜280のラ
ットNK1RsFの中心コア領域と類似している(ヌク
レオチドレベルで相同率90%)。
【0019】工程B: ヒトNK1RsFのコア領域配列の決定後、5種のアン
チセンスプライマーをヒト配列に基づき合成した(hspr
3a5、hspr 5al、hspr 5a2、hspr 6al及びhspr6a2;そ
れらの配列に関しては表II参照)。これらのプライマー
はヒトNK1RsFのN末端cDNA配列を得るために
用いられる。ヒトグリオブラストーマmRNA1μg及
び各々の上記プライマー6μMをBRLcDNA合成プ
ロトコールに従い全量20μlとして第一鎖cDNA合
成に用いた。cDNAをフェノール−クロロホルムで抽
出し、エタノールで沈降させ、水30μlに溶解した。
cDNA10μlを鋳型とし2種のラットプライマー
(50pmol rsprn及び50pmol rsprnh)及び1種のヒト
プライマー(150pmol rspr 3a5)を用い全量10μl
で第一次PCR増幅を行った。30回のサイクルを下記
パラメーターで行った;94℃、1分間の変性、55℃
1分間のアニーリング及び72℃3分間の伸長。次いで
一次PCR産物5μlを鋳型とし、2種のラットプライ
マー(50pmolrsprn及び50pmol rsprnh)及び1種の
ヒトプライマー(100pmol rspr 3a4)を用い、同パラ
メーターで30サイクルの二次PCR増幅を行った。二
次PCR産物2μlを鋳型として用い2種のラットプラ
イマー(50pmol rsprn及び50pmol rsprnh)及び1種
のヒトプライマーを用いて同パラメーターで30サイク
ルの三次PCR増幅を行った。三次PCR産物はアガロ
ースゲル電気泳動で分析したところ、500bp断片を含
むことがわかった。このDNA断片はヒトオリゴヌクレ
オチド(hspr 3a2)とハイブリッド形成できるが、これ
はそれが非特異的副産物でないことを示す。このDNA
断片をゲルから切出し、ジーンクリーン(バイオ10
1)で精製し、リン酸化し、ブルースクリプトSK+ベ
クターのSmaI部位に組込んでサブクローニングした。
DNA配列分析によれば、この断片はヒトNK1RsF
のN末端領域をコードし、5′非翻訳配列も含むことを
示した。
チセンスプライマーをヒト配列に基づき合成した(hspr
3a5、hspr 5al、hspr 5a2、hspr 6al及びhspr6a2;そ
れらの配列に関しては表II参照)。これらのプライマー
はヒトNK1RsFのN末端cDNA配列を得るために
用いられる。ヒトグリオブラストーマmRNA1μg及
び各々の上記プライマー6μMをBRLcDNA合成プ
ロトコールに従い全量20μlとして第一鎖cDNA合
成に用いた。cDNAをフェノール−クロロホルムで抽
出し、エタノールで沈降させ、水30μlに溶解した。
cDNA10μlを鋳型とし2種のラットプライマー
(50pmol rsprn及び50pmol rsprnh)及び1種のヒト
プライマー(150pmol rspr 3a5)を用い全量10μl
で第一次PCR増幅を行った。30回のサイクルを下記
パラメーターで行った;94℃、1分間の変性、55℃
1分間のアニーリング及び72℃3分間の伸長。次いで
一次PCR産物5μlを鋳型とし、2種のラットプライ
マー(50pmolrsprn及び50pmol rsprnh)及び1種の
ヒトプライマー(100pmol rspr 3a4)を用い、同パラ
メーターで30サイクルの二次PCR増幅を行った。二
次PCR産物2μlを鋳型として用い2種のラットプラ
イマー(50pmol rsprn及び50pmol rsprnh)及び1種
のヒトプライマーを用いて同パラメーターで30サイク
ルの三次PCR増幅を行った。三次PCR産物はアガロ
ースゲル電気泳動で分析したところ、500bp断片を含
むことがわかった。このDNA断片はヒトオリゴヌクレ
オチド(hspr 3a2)とハイブリッド形成できるが、これ
はそれが非特異的副産物でないことを示す。このDNA
断片をゲルから切出し、ジーンクリーン(バイオ10
1)で精製し、リン酸化し、ブルースクリプトSK+ベ
クターのSmaI部位に組込んでサブクローニングした。
DNA配列分析によれば、この断片はヒトNK1RsF
のN末端領域をコードし、5′非翻訳配列も含むことを
示した。
【0020】工程C: 第3の工程においては、ヒトセンスプライマーとベクタ
ー配列に対応するプライマーを用いてヒトNK1RsF
のC末端領域をコードするcDNAをcDNAライブラ
リーから得るアンカーPCRプロトコールを開発した。
BRLcDNA合成プロトコールに従いオリゴ(dT)
2.5μgでヒトグリオブラストーマmRNA3μgを
プライム化し、全量50μlで第1鎖cDNA合成を行
ない、ついで第2鎖cDNA合成を行なった。次いでc
DNA産物を70℃で10分間加熱した。二本鎖cDN
Aの収量は1.25μMの32P−α−dCTPをトレー
サーとして反応に取込ませることで調べた。T4DNA
ポリメラーゼ4μlを反応混合液に加え、37℃で10
分間インキュベートした。250mM EDTA16μl
を加え、フェノール/CHCl3 で抽出し、エタノールで沈
降させて反応を停止させた。cDNAをHE緩衝液(1
0mM HEPES−1mM EDTA)50μlに溶解し
た。小サイズcDNAはセレクト−D(RF)スピンカ
ラム(Select-D(RF) SPINCOLUMN )(5′TO3′、ボ
ールダー、CO)で除去し、大サイズcDNAをエタノ
ールで沈降させて、水36μlに溶解した。0.2Mト
リス−10mMスペルミジン−1mM EDTA(pH7.
5)4μlを管に加え、70℃で1分間加熱した。cD
NAは平滑末端キナーゼ緩衝液(pH9.5の0.5Mト
リス、0.1M MgCl2 、50mM DTT、50%グリ
セロール)5μl、10mM ATP2.5μl、ポリヌ
クレオチドキナーゼ2.5μlを加えて37℃で30分
間インキュベートすることによりリン酸化した。cDN
Aをフェノール/CHCl3 で抽出し、エタノールで沈降
し、プロメガEcoRIリンカー結合プロトコール〔プロ
メガ(PROMEGA)、マジソン、WI〕に従いEcoRIリン
カーに結合させた。次いでリンカー結合cDNAをブル
ースクリプトSK+ベクターの子ウシ腸ホスファターゼ
で処理したEcoRI部位と結合させた。結合プラスミド
DNA1μlを鋳型として用い2種のヒトプライマー
(50pmol hspr 6s1及び50pmol hspr 6s2)及び1
00pmolのベクター特異的プライマーt3(ストラタジ
ーンから入手)と共に30サイクルの一次PCRを行っ
た。反応パラメーターは94℃で1分間の変性、55℃
で2分間のアニーリング及び72℃で4分間の伸長と2
秒間の自動伸長である。一次PCR産物1μlを鋳型と
し1種のヒトプライマー(100pmol hspr 6s3)及び
同様のベクター特異的プライマーt3と共に同条件下で
30サイクルの二次PCRを行った。二次PCR産物1
μlを鋳型とし1種のヒトプライマー(100pmolhspr
6s4)及び100pmolのベクター特異的プライマーS
K(ストラタジーン)と共に同条件下で30サイクルの
三次PCRを行った。ヒトオリゴプローブ hspr 6s5と
もハイブリッド形成する780bpDAN断片を検出し
た。このDNA断片をアガロースゲルから切出し、ジー
ンクリーン(バイオ101)で精製し、リン酸化し、ブ
ルースクリプトSK+ベクターのSmaI部位に組込んで
サブクローニングした。DNA配列分析によれば、それ
はヒトNK1RsFのC末端領域をコードし、3′非翻
訳配列を含むことを示した。
ー配列に対応するプライマーを用いてヒトNK1RsF
のC末端領域をコードするcDNAをcDNAライブラ
リーから得るアンカーPCRプロトコールを開発した。
BRLcDNA合成プロトコールに従いオリゴ(dT)
2.5μgでヒトグリオブラストーマmRNA3μgを
プライム化し、全量50μlで第1鎖cDNA合成を行
ない、ついで第2鎖cDNA合成を行なった。次いでc
DNA産物を70℃で10分間加熱した。二本鎖cDN
Aの収量は1.25μMの32P−α−dCTPをトレー
サーとして反応に取込ませることで調べた。T4DNA
ポリメラーゼ4μlを反応混合液に加え、37℃で10
分間インキュベートした。250mM EDTA16μl
を加え、フェノール/CHCl3 で抽出し、エタノールで沈
降させて反応を停止させた。cDNAをHE緩衝液(1
0mM HEPES−1mM EDTA)50μlに溶解し
た。小サイズcDNAはセレクト−D(RF)スピンカ
ラム(Select-D(RF) SPINCOLUMN )(5′TO3′、ボ
ールダー、CO)で除去し、大サイズcDNAをエタノ
ールで沈降させて、水36μlに溶解した。0.2Mト
リス−10mMスペルミジン−1mM EDTA(pH7.
5)4μlを管に加え、70℃で1分間加熱した。cD
NAは平滑末端キナーゼ緩衝液(pH9.5の0.5Mト
リス、0.1M MgCl2 、50mM DTT、50%グリ
セロール)5μl、10mM ATP2.5μl、ポリヌ
クレオチドキナーゼ2.5μlを加えて37℃で30分
間インキュベートすることによりリン酸化した。cDN
Aをフェノール/CHCl3 で抽出し、エタノールで沈降
し、プロメガEcoRIリンカー結合プロトコール〔プロ
メガ(PROMEGA)、マジソン、WI〕に従いEcoRIリン
カーに結合させた。次いでリンカー結合cDNAをブル
ースクリプトSK+ベクターの子ウシ腸ホスファターゼ
で処理したEcoRI部位と結合させた。結合プラスミド
DNA1μlを鋳型として用い2種のヒトプライマー
(50pmol hspr 6s1及び50pmol hspr 6s2)及び1
00pmolのベクター特異的プライマーt3(ストラタジ
ーンから入手)と共に30サイクルの一次PCRを行っ
た。反応パラメーターは94℃で1分間の変性、55℃
で2分間のアニーリング及び72℃で4分間の伸長と2
秒間の自動伸長である。一次PCR産物1μlを鋳型と
し1種のヒトプライマー(100pmol hspr 6s3)及び
同様のベクター特異的プライマーt3と共に同条件下で
30サイクルの二次PCRを行った。二次PCR産物1
μlを鋳型とし1種のヒトプライマー(100pmolhspr
6s4)及び100pmolのベクター特異的プライマーS
K(ストラタジーン)と共に同条件下で30サイクルの
三次PCRを行った。ヒトオリゴプローブ hspr 6s5と
もハイブリッド形成する780bpDAN断片を検出し
た。このDNA断片をアガロースゲルから切出し、ジー
ンクリーン(バイオ101)で精製し、リン酸化し、ブ
ルースクリプトSK+ベクターのSmaI部位に組込んで
サブクローニングした。DNA配列分析によれば、それ
はヒトNK1RsFのC末端領域をコードし、3′非翻
訳配列を含むことを示した。
【0021】工程D: ヒトNK1RsFをコードする3種の異なるが互いにオ
ーバーラップしているcDNAクローンが前記で単離さ
れかつ別のプレ−mRNAスプライシングの可能性が存
在することから、全鎖長cDNA配列の真正性を確認す
るためには全鎖長cDNAを直接単離することが必要で
ある。前記配列の非翻訳領域配列に基づき、全鎖長cD
NAを生じるプライマーを合成した。パーキン・エルマ
ー・シータスRNA PCR増幅キット(パーキン・エ
ルマー・シータス)を用いて、cDNAを50pmolのヒ
トプライマー hspr 3uta5と共に全量20μlでヒトグ
リオブラストーマmRNA1.5μgから合成した。第
一鎖cDNAの半分を鋳型として用い、2種のヒトプラ
イマー(50pmol hspr 3uta5、50pmol hspr 5uts
1)と共に30サイクルの一次PCR増幅を行った。パ
ラメーターは94℃で1分間の変性、55℃で2分間の
アニーリング及び2秒間の自動伸長を伴う55℃で4分
間の伸長である。一次PCR産物10μlを鋳型として
用い同条件下で30サイクルの二次PCR増幅を行っ
た。プライマーは2種のヒトプライマー(50pmol hsp
r 12utal6及び50pmol hspr 5uts1 )である。パラメ
ーターは94℃1分の変性;55℃2分のアニーリン
グ;55℃4分の伸長と2秒の自動伸長である。第一次
PCR産物の10μlを鋳型として用い、2種のヒトプ
ライマー(50 pmole hspr12uta2 と50 pmol hspr5uts2)
を用い同条件で30サイクルの第二次PCR増幅を行な
った、1100bpDNA断片をアガロースゲルから切出
し、ジーンクリーン(バイオ101)で精製し、制限エ
ンドヌクレアーゼEcoRI及びNotIで切断し、ブルー
スクリプトベクターSK+に組込んでサブクローニング
した。DNA配列分析によりクローン化ヒトNK1Rs
FcDNAの一般構造を確認した。ヒトNK1RsFc
DNAの配列は図3に示されている。表I:ラットNK
1RsF配列に基づくプライマー。一部のプライマーに
おける最後の文字“h”はヒトコドンバイアスが組込ま
れたことを示す〔ラザ、1985年、ジャーナル・オブ
・モレキュラー・バイオロジー、第183巻、第1−1
2頁(Lathe, 1985, J. Mol. Biol., 183:1-12)〕。ラ
ットcDNA配列における位置番号はヨコタら(ジャー
ナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー、1989
年、第264巻、第17649−17652頁)により
規定された。
ーバーラップしているcDNAクローンが前記で単離さ
れかつ別のプレ−mRNAスプライシングの可能性が存
在することから、全鎖長cDNA配列の真正性を確認す
るためには全鎖長cDNAを直接単離することが必要で
ある。前記配列の非翻訳領域配列に基づき、全鎖長cD
NAを生じるプライマーを合成した。パーキン・エルマ
ー・シータスRNA PCR増幅キット(パーキン・エ
ルマー・シータス)を用いて、cDNAを50pmolのヒ
トプライマー hspr 3uta5と共に全量20μlでヒトグ
リオブラストーマmRNA1.5μgから合成した。第
一鎖cDNAの半分を鋳型として用い、2種のヒトプラ
イマー(50pmol hspr 3uta5、50pmol hspr 5uts
1)と共に30サイクルの一次PCR増幅を行った。パ
ラメーターは94℃で1分間の変性、55℃で2分間の
アニーリング及び2秒間の自動伸長を伴う55℃で4分
間の伸長である。一次PCR産物10μlを鋳型として
用い同条件下で30サイクルの二次PCR増幅を行っ
た。プライマーは2種のヒトプライマー(50pmol hsp
r 12utal6及び50pmol hspr 5uts1 )である。パラメ
ーターは94℃1分の変性;55℃2分のアニーリン
グ;55℃4分の伸長と2秒の自動伸長である。第一次
PCR産物の10μlを鋳型として用い、2種のヒトプ
ライマー(50 pmole hspr12uta2 と50 pmol hspr5uts2)
を用い同条件で30サイクルの第二次PCR増幅を行な
った、1100bpDNA断片をアガロースゲルから切出
し、ジーンクリーン(バイオ101)で精製し、制限エ
ンドヌクレアーゼEcoRI及びNotIで切断し、ブルー
スクリプトベクターSK+に組込んでサブクローニング
した。DNA配列分析によりクローン化ヒトNK1Rs
FcDNAの一般構造を確認した。ヒトNK1RsFc
DNAの配列は図3に示されている。表I:ラットNK
1RsF配列に基づくプライマー。一部のプライマーに
おける最後の文字“h”はヒトコドンバイアスが組込ま
れたことを示す〔ラザ、1985年、ジャーナル・オブ
・モレキュラー・バイオロジー、第183巻、第1−1
2頁(Lathe, 1985, J. Mol. Biol., 183:1-12)〕。ラ
ットcDNA配列における位置番号はヨコタら(ジャー
ナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー、1989
年、第264巻、第17649−17652頁)により
規定された。
【化7】 表II:ヒトNK1RsFcDNA配列に基づくプライマ
ー。位置番号はここで示した配列で規定される。括弧内
のヌクレオチドはヒトNK1RsFcDNAに存在しな
い;それらはサブクローニング目的用の制限部位であ
る。
ー。位置番号はここで示した配列で規定される。括弧内
のヌクレオチドはヒトNK1RsFcDNAに存在しな
い;それらはサブクローニング目的用の制限部位であ
る。
【化8】
【0022】実施例2 アフリカツメガエル卵母細胞における発現 アフリカツメガエル卵母細胞でヒトNK1RsFcDN
Aを発現させるため、T7RNAポリメラーゼによるR
NA合成を開始させるためのT7プロモーターを含むイ
ンビトロ転写用ベクターブルースクリプトSK+(スト
ラタジーン)にcDNAを組込んでクローニングした。
T7プロモーターの下流にヒトNK1RsFcDNAを
含む直鎖プラスミドDNA1μgをインビトロの転写反
応に用いた(pH7.5の40mMトリス、50mM NaCl、
8mM MgCl2 、2mMスペルミジン、0.4mM CTP、
0.4mM ATP、0.4mM UTP、0.16mM G
TP、2.5μlCAPアナログ(ストラタジーン)、
30mM DTT、1U RNアーゼブロックII(RNase
Block II)(ストラタジーン)、0.83pmol32P−α
−CTP及びT7RNAポリメラーゼ25U含有)。反
応管を37℃で1時間インキュベートした。32P−α−
CTPのRNA内取込みで定量したところ通常RNA5
μgが合成された。RNA合成後、ブラスミドDNAは
10Uの RNaseを含まないDNアーゼ及び1UのRNア
ーゼブロックIIを加えることで除去した。反応混合物を
フェノール/CHCl3 で抽出し、取込まれなかったヌクレ
オチドをセレクト−D(RF)スピンカラム(5′TO
3′)で除去した。RNA転写体をエタノールで2回沈
降し、RNアーゼを含まない水に溶解させた。卵母細胞
をアフリカツメガエルから取出し、19℃で4時間にわ
たりOR−2緩衝液(82.5mM NaCl、2mM KCl 、
1mM MgCl2 、5mM HEPES、pH7.4)中2mg/
mlコラゲナーゼ〔比活性<0.3U/mg、ベーリンガー
・マンハイム、インジアナポリス、IN〕で処理した。
解離した卵母細胞は注入の前に1.8mMCaCl2 、0.5
mg/mlゲンタマイシン及び0.5mMテオフィリンを加え
たOR−2緩衝液中19℃で一夜インキュベートした。
RNA転写体の一部の2ng含有液50μlを各卵母細胞
に注入した。注入された卵母細胞を2日間19℃でイン
キュベートしたのち電気生理学的に記録したアッセイ法
に関しては実施例2参照)。
Aを発現させるため、T7RNAポリメラーゼによるR
NA合成を開始させるためのT7プロモーターを含むイ
ンビトロ転写用ベクターブルースクリプトSK+(スト
ラタジーン)にcDNAを組込んでクローニングした。
T7プロモーターの下流にヒトNK1RsFcDNAを
含む直鎖プラスミドDNA1μgをインビトロの転写反
応に用いた(pH7.5の40mMトリス、50mM NaCl、
8mM MgCl2 、2mMスペルミジン、0.4mM CTP、
0.4mM ATP、0.4mM UTP、0.16mM G
TP、2.5μlCAPアナログ(ストラタジーン)、
30mM DTT、1U RNアーゼブロックII(RNase
Block II)(ストラタジーン)、0.83pmol32P−α
−CTP及びT7RNAポリメラーゼ25U含有)。反
応管を37℃で1時間インキュベートした。32P−α−
CTPのRNA内取込みで定量したところ通常RNA5
μgが合成された。RNA合成後、ブラスミドDNAは
10Uの RNaseを含まないDNアーゼ及び1UのRNア
ーゼブロックIIを加えることで除去した。反応混合物を
フェノール/CHCl3 で抽出し、取込まれなかったヌクレ
オチドをセレクト−D(RF)スピンカラム(5′TO
3′)で除去した。RNA転写体をエタノールで2回沈
降し、RNアーゼを含まない水に溶解させた。卵母細胞
をアフリカツメガエルから取出し、19℃で4時間にわ
たりOR−2緩衝液(82.5mM NaCl、2mM KCl 、
1mM MgCl2 、5mM HEPES、pH7.4)中2mg/
mlコラゲナーゼ〔比活性<0.3U/mg、ベーリンガー
・マンハイム、インジアナポリス、IN〕で処理した。
解離した卵母細胞は注入の前に1.8mMCaCl2 、0.5
mg/mlゲンタマイシン及び0.5mMテオフィリンを加え
たOR−2緩衝液中19℃で一夜インキュベートした。
RNA転写体の一部の2ng含有液50μlを各卵母細胞
に注入した。注入された卵母細胞を2日間19℃でイン
キュベートしたのち電気生理学的に記録したアッセイ法
に関しては実施例2参照)。
【0023】COSにおける発現 COSで一過性にヒトNK1RsFを発現させるため、
cDNAを発現ベクターpCDM9にクローニングし
た。pCDM9は、アンピシリン耐性遺伝子(ブルース
クリプトSK+からのヌクレオチド1973−296
4)をSacII部位に挿入してpCDM8(インビトロゲ
ン)から誘導された。エクロトロポレーションによる1
千万個のCOS細胞へのプラスミドDNA20μgのト
ランスフェクトは、IBIジーンザッパー(IBI GENEZA
PPER)(IBI、ニューヘブン、CT)を用い、260
V及び950μFでトランスフェクト緩衝液(135mM
NaCl、1.2mM CaCl2 、1.2mM MgCl2 、2.4
mM K2HPO4、0.6mM KH2PO4、10mMグルコース、1
0mM HEPES、pH7.4)800μl中で行った。
結合アッセイ前に細胞は5% CO2中、37℃で3日間に
わたり10%牛胎児血清、2mMグルタミン、100U/
mlペニシリン−ストレプトマイシン及び90%DMEM
培地〔ギブコ(GIBCO)、グランドアイランド、N
Y〕中でインキュベートした。
cDNAを発現ベクターpCDM9にクローニングし
た。pCDM9は、アンピシリン耐性遺伝子(ブルース
クリプトSK+からのヌクレオチド1973−296
4)をSacII部位に挿入してpCDM8(インビトロゲ
ン)から誘導された。エクロトロポレーションによる1
千万個のCOS細胞へのプラスミドDNA20μgのト
ランスフェクトは、IBIジーンザッパー(IBI GENEZA
PPER)(IBI、ニューヘブン、CT)を用い、260
V及び950μFでトランスフェクト緩衝液(135mM
NaCl、1.2mM CaCl2 、1.2mM MgCl2 、2.4
mM K2HPO4、0.6mM KH2PO4、10mMグルコース、1
0mM HEPES、pH7.4)800μl中で行った。
結合アッセイ前に細胞は5% CO2中、37℃で3日間に
わたり10%牛胎児血清、2mMグルタミン、100U/
mlペニシリン−ストレプトマイシン及び90%DMEM
培地〔ギブコ(GIBCO)、グランドアイランド、N
Y〕中でインキュベートした。
【0024】CHOにおける安定発現 クローン化ヒトNK1RsFを発現する安定細胞系を確
立するため、cDNAをベクターpRcCMV(インビ
トロゲン)に組込んでサブクローニングした。CHO細
胞中へのプラスミドDNA20μgのトランスフェクト
はエレクトロポレーションにより行った(IBIジーン
ザッパー(IBI)を用いて300V及び950μFで
0.625mg/mlニシン精子DNAを加えたトランスフ
ェクト緩衝液800μl中で行った)トランスフェクト
された細胞をコロニーが認められるまで5% CO2中37
℃においてCHO培地〔10%牛胎児血清、100U/
mlペニシリン−ストレプトマイシン、2mMグルタミン、
1/500ヒポキサンチン−チミジン(ATCC)、9
0%IMDM培地(JRHバイオサイエンス、レネキ
サ、KS)、0.7mg/mlG418(ギブコ)〕中でイ
ンキュベートした。各コロニーを単離し、増殖させた。
最大数のヒトNK1RsFを有する細胞クローンを次の
実施例2のアッセイに用いるために選択した。
立するため、cDNAをベクターpRcCMV(インビ
トロゲン)に組込んでサブクローニングした。CHO細
胞中へのプラスミドDNA20μgのトランスフェクト
はエレクトロポレーションにより行った(IBIジーン
ザッパー(IBI)を用いて300V及び950μFで
0.625mg/mlニシン精子DNAを加えたトランスフ
ェクト緩衝液800μl中で行った)トランスフェクト
された細胞をコロニーが認められるまで5% CO2中37
℃においてCHO培地〔10%牛胎児血清、100U/
mlペニシリン−ストレプトマイシン、2mMグルタミン、
1/500ヒポキサンチン−チミジン(ATCC)、9
0%IMDM培地(JRHバイオサイエンス、レネキ
サ、KS)、0.7mg/mlG418(ギブコ)〕中でイ
ンキュベートした。各コロニーを単離し、増殖させた。
最大数のヒトNK1RsFを有する細胞クローンを次の
実施例2のアッセイに用いるために選択した。
【0025】実施例3 卵母細胞を用いたアッセイプロトコール 卵母細胞をモデル8500細胞内プレアンプ−クランプ
〔ダガン(DAGAN)、ミネアポリス、MN〕により−80
mVで電圧クランプした。記録室を記録緩衝液(96mM
NaCl、2mM KCl 、1.8mM CaCl2 、5mM HEPE
S、pH7.4)で連続灌流した。サブスタンスP(0.
1nM〜1000nM)を記録室に加えてCl- 電流を発生さ
せた。少なくとも3つの卵母細胞を各濃度に関して測定
した。サブスタンスPに対する応答の阻害を調べればい
かなる潜在的サブスタンスP拮抗剤の拮抗活性も評価で
きる。同様に、NK1作動剤は非注入卵母細胞には作用
しないがNK1RおよびNK1RsFmRNAを注入さ
れた卵母細胞における応答を促進しうるそれらの能力に
より同定できる。図5に示すように、長短両形のNK1
Rにより仲介されるホスホリパーゼCの活性はアゴニス
トであるサブスタンスPに対し、異なる感受性を示す。
〔ダガン(DAGAN)、ミネアポリス、MN〕により−80
mVで電圧クランプした。記録室を記録緩衝液(96mM
NaCl、2mM KCl 、1.8mM CaCl2 、5mM HEPE
S、pH7.4)で連続灌流した。サブスタンスP(0.
1nM〜1000nM)を記録室に加えてCl- 電流を発生さ
せた。少なくとも3つの卵母細胞を各濃度に関して測定
した。サブスタンスPに対する応答の阻害を調べればい
かなる潜在的サブスタンスP拮抗剤の拮抗活性も評価で
きる。同様に、NK1作動剤は非注入卵母細胞には作用
しないがNK1RおよびNK1RsFmRNAを注入さ
れた卵母細胞における応答を促進しうるそれらの能力に
より同定できる。図5に示すように、長短両形のNK1
Rにより仲介されるホスホリパーゼCの活性はアゴニス
トであるサブスタンスPに対し、異なる感受性を示す。
【0026】COS又はCHOを用いたアッセイプロト
コール COS(又はCHO)で発現されたヒトNK1RsFの
結合アッセイは、ヒトNK1RsFとの結合に関して未
標識サブスタンスP又は他のリガンドと競合する放射線
標識リガンドとして 125I−サブスタンスP(125I−S
P、デュポン、ボストン、MA)を使用することに基づ
いている。COS又はCHOの単層細胞培養物を非酵素
溶液(スペシャルティ・メディア・ラバレッティ、N
J)中で解離させ、細胞懸濁液200μlが約10,0
00cpm の特定的 125I−SP結合性を示すように適量
の結合緩衝液(pH7.5の50mMトリス、5mM MnC
l2 、150mM NaCl、0.04mg/mlバシトラシン、
0.004mg/mlロイペプチン、0.2mg/mlBSA、
0.01mMホスホラミドン)に再懸濁した(約50,0
00〜200,000細胞)。結合アッセイにおいて、
細胞200μlを1.5〜2.5nM 125I−SP20μ
l及び未標識サブスタンスP又は他のいずれかの試験化
合物20μl含有の管に加えた。管を静かに振盪しなが
ら4℃又は室温で1時間インキュベートした。0.1%
ポリエチレンイミンでぬらしたGF/Cフィルター〔ブ
ランデル(BRANDEL)、ゲイザースバーク、MD〕により
未結合放射能から結合放射能を分離した。そのフィルタ
ーを洗浄緩衝液(pH7.5の50mMトリス、5mM MnCl
2 、150mM NaCl)3mlで3回洗浄し、その放射能を
ガンマカウンターで測定した。これらの発現系を用いた
この方法の例としては図4で示された結果がある。これ
らの結果はサブスタンスPが長短両方のヒトNK1Rに
対し、異なる結合親和性を有することを示す。
コール COS(又はCHO)で発現されたヒトNK1RsFの
結合アッセイは、ヒトNK1RsFとの結合に関して未
標識サブスタンスP又は他のリガンドと競合する放射線
標識リガンドとして 125I−サブスタンスP(125I−S
P、デュポン、ボストン、MA)を使用することに基づ
いている。COS又はCHOの単層細胞培養物を非酵素
溶液(スペシャルティ・メディア・ラバレッティ、N
J)中で解離させ、細胞懸濁液200μlが約10,0
00cpm の特定的 125I−SP結合性を示すように適量
の結合緩衝液(pH7.5の50mMトリス、5mM MnC
l2 、150mM NaCl、0.04mg/mlバシトラシン、
0.004mg/mlロイペプチン、0.2mg/mlBSA、
0.01mMホスホラミドン)に再懸濁した(約50,0
00〜200,000細胞)。結合アッセイにおいて、
細胞200μlを1.5〜2.5nM 125I−SP20μ
l及び未標識サブスタンスP又は他のいずれかの試験化
合物20μl含有の管に加えた。管を静かに振盪しなが
ら4℃又は室温で1時間インキュベートした。0.1%
ポリエチレンイミンでぬらしたGF/Cフィルター〔ブ
ランデル(BRANDEL)、ゲイザースバーク、MD〕により
未結合放射能から結合放射能を分離した。そのフィルタ
ーを洗浄緩衝液(pH7.5の50mMトリス、5mM MnCl
2 、150mM NaCl)3mlで3回洗浄し、その放射能を
ガンマカウンターで測定した。これらの発現系を用いた
この方法の例としては図4で示された結果がある。これ
らの結果はサブスタンスPが長短両方のヒトNK1Rに
対し、異なる結合親和性を有することを示す。
【0027】代替プロトコール NK1RによるホスホリパーゼCの活性化はIP3 の分
解産物であるイノシトールモノホスフェートの蓄積量を
調べることによってもCHO細胞において測定できる。
CHO細胞を250,000細胞/ウェルで12穴プレ
ートに接種した。CHO培地で4日間インキュベート
後、細胞に0.025μCi/mlの 3H−ミオイノシトー
ルを加え一晩インキュベートした。細胞外放射能をリン
酸緩衝液で洗浄することにより除去した。LiClを拮抗剤
と共にまたはそれなしでウェルに最終濃度0.1mMで加
え、37℃で15分間インキュベートを続けた。サブス
タンスPをウェルに最終濃度0.3nMで加えてヒトNK
1Rを活性化させた。37℃で30分間のインキュベー
ト後に培地を除去し0.1N HCl を加えた。各ウェル
を4℃で超音波処理し、CHCl3 /メタノール(1:1)
で抽出した。水相を1mlダウエックスAG1×8イオン
交換カラムにかけ、カラムを0.1Nギ酸次に0.02
5Mギ酸アンモニウム−0.1Nギ酸で洗浄した。イノ
シトールモノホスフェートを0.2Mギ酸アンモニウム
−0.1Nギ酸で溶出させ、ベータカウンターで定量し
た。以上の明細書は説明の目的でおかれた実施例ととも
に本発明の原理を開示するものであり、本発明の実行に
あたっては、ここに記載されたすべての通常の変法、応
用、改善、省略、手順・プロトコルの追加は特許請求の
範囲の範囲に入り、同等と見なされることは理解される
であろう。
解産物であるイノシトールモノホスフェートの蓄積量を
調べることによってもCHO細胞において測定できる。
CHO細胞を250,000細胞/ウェルで12穴プレ
ートに接種した。CHO培地で4日間インキュベート
後、細胞に0.025μCi/mlの 3H−ミオイノシトー
ルを加え一晩インキュベートした。細胞外放射能をリン
酸緩衝液で洗浄することにより除去した。LiClを拮抗剤
と共にまたはそれなしでウェルに最終濃度0.1mMで加
え、37℃で15分間インキュベートを続けた。サブス
タンスPをウェルに最終濃度0.3nMで加えてヒトNK
1Rを活性化させた。37℃で30分間のインキュベー
ト後に培地を除去し0.1N HCl を加えた。各ウェル
を4℃で超音波処理し、CHCl3 /メタノール(1:1)
で抽出した。水相を1mlダウエックスAG1×8イオン
交換カラムにかけ、カラムを0.1Nギ酸次に0.02
5Mギ酸アンモニウム−0.1Nギ酸で洗浄した。イノ
シトールモノホスフェートを0.2Mギ酸アンモニウム
−0.1Nギ酸で溶出させ、ベータカウンターで定量し
た。以上の明細書は説明の目的でおかれた実施例ととも
に本発明の原理を開示するものであり、本発明の実行に
あたっては、ここに記載されたすべての通常の変法、応
用、改善、省略、手順・プロトコルの追加は特許請求の
範囲の範囲に入り、同等と見なされることは理解される
であろう。
【0028】配列番号:1 配列の長さ:122 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化9】
【0029】配列番号:2 配列の長さ:18 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化10】
【0030】配列番号:3 配列の長さ:17 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化11】
【0031】配列番号:4 配列の長さ:24 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状配列:
【化12】
【0032】配列番号:5 配列の長さ:24 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化13】
【0033】配列番号:6 配列の長さ:24 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化14】
【0034】配列番号:7 配列の長さ:20 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化15】
【0035】配列番号:8 配列の長さ:19 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化16】
【0036】配列番号:9 配列の長さ:21 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化17】
【0037】配列番号:10 配列の長さ:21 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化18】
【0038】配列番号:11 配列の長さ:20 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化19】
【0039】配列番号:12 配列の長さ:20 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化20】
【0040】配列番号:13 配列の長さ:21 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化21】
【0041】配列番号:14 配列の長さ:20 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化22】
【0042】配列番号:15 配列の長さ: 21 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化23】
【0043】配列番号16: 配列の長さ:20 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化24】
【0044】配列番号:17 配列の長さ:21 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化25】
【0045】配列番号:18 配列の長さ:21 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化26】
【0046】配列番号:19 配列の長さ:20 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化27】
【0047】配列番号:20 配列の長さ:20 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化28】
【0048】配列番号:21 配列の長さ:18 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化29】
【0049】配列番号:22 配列の長さ:20 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化30】
【0050】配列番号:23 配列の長さ:18 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化31】
【0051】配列番号:24 配列の長さ:20 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化32】
【0052】配列番号:25 配列の長さ:19 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化33】
【0053】配列番号:26 配列の長さ:311 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化34】
【化35】
【0054】配列番号:27 配列の長さ:1269 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列:
【化36】
【図1】ヒトニューロキノンレセプター短形の全鎖長ア
ミノ酸配列を示す図である。
ミノ酸配列を示す図である。
【図2】クローン化ヒトニューロキノン−1レセプター
短形相補的DNAの全鎖長ヌクレオチド配列を示す図で
ある。
短形相補的DNAの全鎖長ヌクレオチド配列を示す図で
ある。
【図3】図2の続きである。
【図4】COSアッセイにおける、物質P(SP)に対
するヒトニューロキノン−1レセプター長形(NK1
R)と短形(NK1RsF)との結合親和性を示すグラ
フである。
するヒトニューロキノン−1レセプター長形(NK1
R)と短形(NK1RsF)との結合親和性を示すグラ
フである。
【図5】ニューロキニン−1レセプター短形および長形
によるホスホリパーゼCの活性化をしめすグラフであ
る。
によるホスホリパーゼCの活性化をしめすグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12Q 1/68 Z 9453−4B // A61K 38/00 ABE (C12P 21/02 C C12R 1:91) (72)発明者 ツン ミン フォング アメリカ合衆国,08873 ニュージャーシ ィ,ソマーセット,ボルトン コート 38 (56)参考文献 THE JOURNAL OF BIO LOGICAL CHEMISTRY,V OL.264,NO.30,P.17649−17652 SCIENCE,VOL.247,P.958 −962
Claims (7)
- 【請求項1】 下記アミノ酸配列(配列番号26)を有
するヒトニューロキニン−1−レセプター短形タンパク
質。 【化1】 【化2】 - 【請求項2】 下記核酸配列(配列番号28)を有し、
ヒトニューロキニン−1−レセプター短形をコードする
DNA分子またはその対応縮重変異体。 【化3】 - 【請求項3】 下記核酸配列(配列番号27)配列を有
し、ヒトニューロキニン−1−レセプター短形をコード
するDNA分子またはその対応縮重変異体。 【化4】 【化5】 - 【請求項4】 (a)哺乳動物用発現ベクター、および (b)ヒトニューロキニン−1−レセプター短形をコー
ドするDNA(配列番号28)または対応する縮重変異
体DNA、 からなるプラスミド。 - 【請求項5】(a)ベクターpRcCMV、および (b)ヒトニューロキニン−1−レセプター短形をコー
ドするDNA(配列番号28)または対応する縮重変異
体DNA、 からなるプラスミド。 - 【請求項6】 請求項4記載のプラスミドを移植された
チャイニーズハムスター卵巣細胞系(CHO)を用いる
方法であって、 (1)CHO細胞でヒトニューロキニン−1−レセプタ
ー短形を発現させる; (2)125I−サブスタンスP(サブスタンスP)及び
CHO細胞が入った溶液に試験サンプルを加える; (3)工程(2)の産物をインキュベートし、そのイン
キュベートによりヒトニューロキニン−1レセプター短
形の125I−サブスタンスPおよび試験サンプルの競合
的結合を起こさせる; (4)ヒトニューロキニン−1レセプター短形に結合し
た125I−サブスタンスPを結合していない125I−サブ
スタンスPから分離する; (5)ヒトニューロキニン−1レセプター短形に結合し
た125I−サブスタンスPの量を測定する; ことからなる方法。 - 【請求項7】 請求項4記載のプラスミドを移植された
チャイニーズハムスター卵巣細胞系(CHO)を用いる
方法であって125I−サブスタンスPの量を測定する方
法であって、 (1)CHO細胞でヒトニューロキニン−1レセプター
短形を発現させる; (2)工程(1)の産物を3H−ミオイノシトールで平
衡化する; (3)工程(2)の産物を洗浄する; (4)水性LiCl存在下で工程(3)の産物を試験サ
ンプルとともにインキュベートし、3H−イノシトール
モノホスフェートを産生させる; (5)3H−イノシトールモノホスフェートを測定す
る; ことからなる方法。
Applications Claiming Priority (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US70193791A | 1991-05-17 | 1991-05-17 | |
| US70193091A | 1991-05-17 | 1991-05-17 | |
| US07/701,935 US5336595A (en) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | Method of using human neurokinin-1 receptor short form |
| US701935 | 1991-05-17 | ||
| US701930 | 1991-05-17 | ||
| US701937 | 1991-05-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05262797A JPH05262797A (ja) | 1993-10-12 |
| JPH0780911B2 true JPH0780911B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=27418734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4124922A Expired - Lifetime JPH0780911B2 (ja) | 1991-05-17 | 1992-05-18 | 新規ヒトニューロキニン−1レセプター短形 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0514207A3 (ja) |
| JP (1) | JPH0780911B2 (ja) |
| CA (1) | CA2068372A1 (ja) |
-
1992
- 1992-05-11 CA CA002068372A patent/CA2068372A1/en not_active Abandoned
- 1992-05-15 EP EP19920304432 patent/EP0514207A3/en not_active Withdrawn
- 1992-05-18 JP JP4124922A patent/JPH0780911B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| SCIENCE,VOL.247,P.958−962 |
| THEJOURNALOFBIOLOGICALCHEMISTRY,VOL.264,NO.30,P.17649−17652 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0514207A2 (en) | 1992-11-19 |
| CA2068372A1 (en) | 1992-11-18 |
| JPH05262797A (ja) | 1993-10-12 |
| EP0514207A3 (en) | 1993-07-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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