JPH0780977B2 - クロロトリフルオロエチレン系共重合体 - Google Patents

クロロトリフルオロエチレン系共重合体

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JPH0780977B2
JPH0780977B2 JP61173840A JP17384086A JPH0780977B2 JP H0780977 B2 JPH0780977 B2 JP H0780977B2 JP 61173840 A JP61173840 A JP 61173840A JP 17384086 A JP17384086 A JP 17384086A JP H0780977 B2 JPH0780977 B2 JP H0780977B2
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/30Polyalkenyl halides
    • B01D71/32Polyalkenyl halides containing fluorine atoms

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、クロロトリフルオロエチレン/パーフルオロ
(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)の
共重合体などのクロロトリフルオロエチレン系共重合体
に関するものである。
[従来の技術] 従来、パーフルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3
−ジオキソラン)の重合体及びパーフルオロ(2−メチ
レン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)とテトラフル
オロエチレンとの共重合体が知られている(米国特許第
3,307,330,同3,308,107)。これら(共)重合体はヘリ
ウム又は水素などの気体と窒素又はメタンなどの分子径
が大きい気体とを分ける為の分離膜素材として優れてい
るとされている。しかしながら、これらの(共)重合体
は溶解性が悪いという欠点がある。たとえば、ポリパー
フルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソ
ラン)はパーフルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラ
ン)又はパーフルオロジメチルシクロブタンに溶解する
と前記特許の明細書にあるが、室温ではポリパーフルオ
ロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)
のパーフルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)への
溶解性はほとんどないという欠点がある。ソックスレー
を用いて初めてポリマーを溶出することができたが、溶
液は均一ではないという欠点があった。さらに前記明細
書で重合体が可溶であるとされる溶媒は、パーフルオロ
(2−ブチルテトラヒドロフラン)又はヘキサフルオロ
ジクロロブテン−2又はパーフルオロジメチルシクロブ
タンなどであり、これら溶媒は限られた特殊な溶媒であ
るという欠点がある。また、前記特許の明細書にはポリ
パーフルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオ
キソラン)のプレス膜及び溶媒を蒸発させて得たキャス
ト膜の性能が記載されているが、キャスト膜のヘリウム
透過係数はプレス膜の1.44分の1しかなく、水素/メタ
ンの透過係数比は6分の1以下しかない。本来、素材の
透過係数及び透過係数比は同一素材では実質的に同じで
なければならないのにこのように差が出るのはポリパー
フルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソ
ラン)の溶解性が悪いことに起因していると考えられ
る。キャスト膜の透過性能が悪いということはプレスよ
りもキャストの方が、複合膜化などより、薄い膜を得や
すいことを考えると分離膜素材として大きな欠点であ
る。
[発明の解決しようとする問題点] 本発明は、前記の如き問題点の認識に基づいて、種々検
討した結果見出した、従来知られていなかったクロロト
リフルオロエチレンとパーフルオロ(2−メチレン−4
−メチル−1,3−ジオキソラン)からなる共重合体にお
いて、クロロトリフルオロエチレンが重合した構成単位
の含有率が10〜90モル%である共重合体を新規に提供す
ることを目的とする。すなわち、本共重合体はその化学
・物理的特性において他に類例を見ない共重合体であ
り、特に優れた気体透過係数と透過係数比及び、高い化
学的安定性などを備えたフツ素系重合体でありながら、
汎用溶媒に可溶であるという特性から得られる加工性の
良さは、本共重合体の多用な有用性を示すものである。
本共重合体の有用性を示す具体的な応用分野としては、
例えば、コーティング用材料、塗装用材料、絶縁フィル
ム用材料、耐候フィルム用材料、分離膜用の材料などが
挙げられる。特に分離膜用の材料としては高いヘリウ
ム、水素、炭酸ガス及び酸素透過係数と高いヘリウム/
窒素、ヘリウム/メタン、水素/一酸化炭素、水素/窒
素、水素/メタン、炭酸ガス/メタン及び酸素/窒素透
過係数比を兼ね備えていて、かつ膜厚を薄くすることの
可能な優れた材料である。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記知見に基いて完成されたものであり、ク
ロロトリフルオロエチレンが重合した構成単位(A)と
パーフルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオ
キソラン)が重合した構成単位(B)からなる数平均分
子量3,000以上の共重合体であり、共重合体中の構成単
位(A)の含有率が10〜90モル%であることを特徴とす
るクロロトリフルオロエチレン系共重合体である。
以下、本発明について、さらに具体的に説明する。
本共重合体の構造は、構成モノマーの含有比率、分子量
などによって変わり得るが、本質的にクロロトリフルオ
ロエチレン単位とパーフルオロ(2−メチレン−4−メ
チル−1,3−ジオキソラン)単位を含むことが必須であ
る。構成モノマーの含有比率としてはクロロトリフルオ
ロエチレンが重合した構成単位(A)の共重合体中の含
有率が10〜90モル%であることが必須である。各成分の
寄与を充分ならしめる為には、クロロトリフルオロエチ
レンが重合した構成単位(A)の共重合体中の含有率が
20〜80%、好ましくは25〜75%であることが望ましい。
クロロトリフルオロエチレンが重合した構成単位(A)
の共重合体中の含有率があまり低いと溶解性の点から望
ましくない。また、クロロトリフルオロエチレンが重合
した構成単位(A)の共重合体中の含有率があまり高い
と、結晶性の高い高分子となり、溶解性がなくなりか
つ、気体透過係数が低くなり好ましくない。また必要に
応じて特定の第3ないしそれ以上の成分を共重合するこ
とも可能であり、これにより、例えば気体透過性能、架
橋性、基材密着性などを付与することができるが、本共
重合体の特徴を失わない為には、クロロトリフルオロエ
チレンが重合した構成単位(A)とパーフルオロ(2−
メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)が重合し
た構成単位(B)の共重合体中の含有率の合計が90モル
%以上で他の共単量体が重合した構成単位の含有率が10
モル%以下であることが望ましい。かかる目的で導入す
る他の共単量体としては、パーフルオロメチルビニルエ
ーテル、パーフルオロプロピルビニルエーテル、パーフ
ルオロプロピルビニルエーテル、パーフルオロ(3,6−
ジオキサ−5−メチル−ノネン−1)、パーフルオロブ
ロモエチルビニルエーテルなどのフルオロビニルエーテ
ル類、ブロモトリフルオロエチレンなどのフルオロオレ
フィン類、酢酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニルな
どのビニルエステル類、エチレン、プロピレン、イソブ
チレンなどのα−オレフィン類、エチルビニルエーテ
ル、ブチルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニル
エーテルなどのビニルエーテル類などが例示され得る。
特に一般式: CF2=CFORfa−OnRfb 但し、Rfaは-CF2CXY- RfbはCF2 mCXYZ nは0〜3 mは0〜3 (X,YはF又はCF3) (ZはH,Br,Cl,F又はCF3) で表わされるビニルエーテル類は共重合性が良く、化学
的安定性及び気体透過性を損なわないので好ましい。
共重合体の分子量としては用途により好適な範囲は変わ
るので数平均分子量として3,000以上であれば特に限定
されないが、一般的には機械的強度の点からあまり小さ
いものは望ましくない。特に5,000以上程度が各種用途
に好ましく用いられる。
本発明に用いられるパーフルオロ(2−メチレン−4−
メチル−1,3−ジオキソラン)は米国特許第3,307,330号
明細書などに記載の方法により合成することが可能であ
る。
本発明の共重合体は、従来より公知乃至周知の重合方
式、例えば溶液重合、懸濁重合、乳化重合などにより、
特に制限されることなく、円滑有利に製造され得る。
溶液重合において使用され得るラジカル開始剤として
は、例えば特公昭47-44031号公報記載のジ(クロロフル
オロアシル)パーオキサイド、ジ(パーフルオロアシ
ル)パーオキサイド、ジ(ω−ハイドロパーフルオロア
シル)パーオキサイド、ジ(クロロフルオロアシル)パ
ーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソブチレート、
ジイソプロピルパーオキシジカルボネート、アゾビスブ
チロニトリルなどが挙げられる。また、溶媒としては、
例えば各種クロロフルオロアルカン、各種アルコール、
各種エステルなどを用いることができる。クロロフルオ
ロアルカンとしては、例えばトリクロロフルオロメタ
ン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロロフルオロメタ
ン、クロロジフルオロメタン、トリフルオロメタン、ト
リクロロトリフルオロエタン、ジクロロテトラフルオロ
エタン、クロロペンタフルオロエタン、ジフルオロエタ
ンなどが挙げられる。アルコールとしては、例えばt−
ブタノールなどが挙げられ、エステルとしては、例えば
酢酸メチル、酢酸エチルなどが挙げられる。また分子量
調節の為に、必要に応じて連鎖移動剤の添加が可能であ
る。連鎖移動剤としては、例えば四塩化炭素、n−ペン
タン、n−ヘキサン、イソペンタン、トリクロロフルオ
ロメタン、メタノールなどが挙げられる。
懸濁重合においては、ラジカル開始剤として前記溶液重
合で挙げたものが使用でき、溶媒としては水と前記溶液
重合で挙げたクロロフルオロアルカンの混合物が用いら
れ、混合比は重量比で水:クロロフルオロアルカン=1:
9〜9:1、好ましくは1:5〜5:1である。また、必要に応じ
て前記溶液重合の連鎖移動剤の添加が可能である。ま
た、望ましくは懸濁安定剤としてフルオロカーボン系乳
化剤、例えばC7F15COONH4、C8F17COONH4などの添加が望
ましい。
乳化重合において使用され得るラジカル重合開始剤は、
通常の水溶性のラジカル重合開始剤が用いられる。例え
ば、ジサクシニックアシッドパーオキサイド、過硫酸カ
リウム、過硫酸アンモニウム、t−ブチルパーオキシイ
ソブチレート、2,2′−アゾビス−2−シアノプロパン
−4−スルホン酸などである。過硫酸塩を用いる場合に
は、適宜還元成分と組み合わせて、いわゆるレドックス
系として用いることができる。還元成分としては、例え
ば亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ロンガ
リットなどの還元剤が挙げられる。さらには、これらに
少量の鉄、第一鉄塩、硫酸銀を単独あるいはエチレンジ
アミン四酢酸二ナトリウムなどの安定剤と組み合わせて
共存させることが可能で、特に還元成分としてロンガリ
ットを用いるときにはこれらを共存させることが望まし
い。また、ラジカル重合開始源として電離性放射線を用
いることも可能である。
かかる乳化重合の実施にあたっては、通常用いられる乳
化安定剤、pH緩衝剤、pH調整剤、重合促進剤その他の添
加剤を合わせ用いることも好適である。また必要に応じ
て、前記溶液重合の連鎖移動剤の添加が可能である。さ
らに重合の促進あるいはラテックスの安定化という点
で、水に有機溶媒を添加した混合溶液の採用が好まし
い。かかる添加溶媒としてはt−ブタノール、酢酸メチ
ル、トリクロロトリフルオロエタンなどが好適である。
乳化剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウムなどの
炭化水素系の界面活性剤の使用も可能であるが、フルオ
ロカーボン系乳化剤がラテックスの安定化という点で望
ましく、例えばC7F15COONH4、C8F17COONH4などの使用が
望ましい。
重合の温度に関しては、用いる開始剤系によって適宜選
定すれば良く、特に限定されないが、一般的には0〜10
0℃程度が用いられる。また圧力についても仕込みモノ
マーの量や温度によって適宜変わり得るので特に限定さ
れないが、一般的には0.1〜100気圧程度が実用的であ
る。
かかる方法で得られる本共重合体は、例えばポリパーフ
ルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラ
ン)又はテトラフルオロエチレン/パーフルオロ(2−
メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)共重合体
などのパーフルオロポリマーが備えている、例えば優れ
た気体透過特性及び高い化学的安定性、熱的安定性など
の特性に加えて、例えばトリクロロトリフルオロエタ
ン、テトラクロロジフルオロエタンなどのフツ素系溶媒
に常温で可溶である。
溶媒可溶性という物性により、本共重合体はピンホール
などの欠陥なしに、例えば数μ以下の薄膜に成型するこ
と、数μ以下の厚みで複雑な形状の基材にコーティング
することなどが容易である。
本共重合体の有用性を示す具体的な応用分野としては、
例えばコーティング用材料、塗装用材料、絶縁フィルム
用材料、分離膜用の材料などが挙げられる。
得られた本共重合体は、常法により元素分析、NMRなど
の手段を用いて組成などを認識することができる。また
数平均分子量は本共重合体をトリクロロフルオロエタン
に溶解してゲル・パーミエイション・クロマトグラフィ
(GPC)で測定した。
本発明において気体の透過係数Pの測定は各々の気体を
低真空法の圧力法を用いて行った。
[実施例] 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する
が、かかる説明によって本発明が何ら限定されないもの
であることは勿論である。
実施例1 内容積260ccの攪拌機付のステンレス製オートクレーブ
にイオン交換水100g、t−ブタノール10g、パーフルオ
ロノナン酸アンモニウム(C8F17COONH4)1g、りん酸二
ナトリウム(12水塩)2g、苛性ソーダ0.22g、過硫酸ア
ンモニウム1g、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム
(2水塩)0.018g、硫酸第一鉄(7水塩)0.015gを仕込
み、パーフルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−
ジオキソラン)を30g仕込んだ後、オートクレーブのフ
ランジを閉じる。凍結脱気を3回繰り返した後、脱気後
のオートクレーブにクロロトリフルオロエチレンを19.1
g仕込む。オートクレーブを攪拌し、25℃まで加熱した
後、脱気したイオン交換水2gに溶かしたロンガリット0.
12gを圧入する。反応温度は25℃に保持する。12時間後
さらに、同様にしてロンガリット0.06gを加える。最初
にロンガリットを添加してから17時間後にオートクレー
ブを冷却しながら、未反応のクロロトリフルオロエチレ
ンをパージした後、生成した共重合体を通常の方法で回
収する。樹脂状のクロロトリフルオロエチレン/パーフ
ルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラ
ン)共重合体26.8gを得た。該ポリマーのGPCより求めた
数平均分子量は6万であった。元素分析より求めた該ポ
リマーの組成は、クロロトリフルオロエチレン/パーフ
ルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラ
ン)=74/26(モル比であった。
該ポリマーをプレスして厚さ100μの膜を得た。この膜
の各気体の透過係数及び透過係数比を表2及び表3に示
す。
該ポリマーをトリクロロトリフルオロエタンに室温で溶
解させ、アプリケータを用いてキャストし、乾燥させ厚
み25μmの自己支持性のある薄膜を得た。この薄膜の気
体透過係数はプレスした膜の透過係数と実質的に変わり
なかった。
該薄膜の化学的安定性を酸及びアルカリの浸漬試験によ
り調べた結果を表1に示す。
以上の特性から本共重合体は薄膜フィルムなどの素材と
して好適であることが判る。
さらに、該ポリマーをトリクロロトリフルオロエタンに
溶解し、鉄板上にコートし、乾燥することにより厚さ3
μのコート層を得た。湿式のピンホールテスターで調べ
たところピンホールは検出されなかった。
以上の特性から本共重合体はコーティング用素材として
好適であることが判るだけでなく、無欠陥なコート層が
得られることから分離膜素材などとしても有用であるこ
とが判る。
実施例2 内容積260ccの攪拌機付のステンレス製オートクレーブ
にトリクロロトリフルオロエタンを50g仕込み、パーフ
ルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラ
ン)を42g仕込んだ後、オートクレーブのフランジを閉
じる。凍結脱気を3回繰り返した後、脱気後のオートク
レーブにクロロトリフルオロエチレンを7.8g仕込む。オ
ートクレーブを攪拌し、40℃まで加熱した後、脱気した
トリクロロトリフルオロエタン2gに溶かしたイソプロピ
ルパーオキサイド0.25gを圧入する。反応温度は40℃に
保持する。パーオキサイドを添加してから16時間後にオ
ートクレーブを冷却しながら、未反応のクロロトリフル
オロエチレンをパージした後、フランジを開けポリマー
溶液を回収し、メタノール中に再沈させる。再沈ポリマ
ーをメタノール及びイオン交換水で充分洗浄した後、減
圧下に室温で16時間、さらに35℃で2時間乾燥すること
により樹脂状のクロロトリフルオロエチレン/パーフル
オロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラ
ン)共重合体40gを得た。該ポリマーの数平均分子量は
3万であった。元素分析より求めた該ポリマーの組成
は、クロロトリフルオロエチレン/パーフルオロ(2−
メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)=33/67
(モル比)であった。
該ポリマーをトリクロロトリフルオロエタン及びトリク
ロロトリフルオロエタン/パーフルオロ(2−ブチルテ
トラヒドロフラン)混合溶媒に室温で溶解した。
該ポリマーをプレスして厚さ100μの膜を得た。この膜
の各気体の透過係数及び透過係数比を表2及び表3に示
す。
参考例1 内容積260ccの攪拌機付のステンレス製オートクレーブ
にイオン交換水100g、t−ブタノール10g、パーフルオ
ロノナン酸アンモニウム(C8F17COONH4)1g、りん酸二
ナトリウム(12水塩)2g、苛性ソーダ0.22g、過硫酸ア
ンモニウム1g、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム
(2水塩)0.018g、硫酸第一鉄(7水塩)0.0015gを仕
込み、パーフルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3
−ジオキソラン)を19.6g、パーフルオロ(3,6−ジオキ
サ−5−メチル−ノネン−1)を20g仕込んだ後、オー
トクレーブのフランジを閉じる。凍結脱気を3回繰り返
し、脱気後クロロトリフルオロエチレン12gを仕込む。
反応温度は25℃に保持しロンガリット0.05gを水に溶か
して圧入する。2時間後にオートクレーブを冷却しなが
ら、フランジを開けラテックスを回収する。ポリマーを
メタノール及びイオン交換水で充分洗浄した後、減圧下
に室温で16時間、さらに35℃で2時間乾燥することによ
り樹脂状のクロロトリフルオロエチレン/パーフルオロ
(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)/
パーフルオロ(3,6−ジオキサ−5−メチル−ノネン−
1)共重合体23.2gを得た。該ポリマーの数平均分子量
は5万であった。元素分析より求めた該ポリマーの組成
は、クロロトリフルオロエチレン/パーフルオロ(2−
メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)/パーフ
ルオロ(3,6−ジオキサ−5−メチル−ノネン−1)=6
2/34/4(モル比)であった。
該ポリマーをトリクロロトリフルオロエタンに室温で溶
解した。
該ポリマーをプレスして厚さ100μの膜を得た。この膜
の各気体の透過係数及び透過係数比を表2及び表3に示
す。
比較例1 内容積100ccの攪拌機付のガラス製フラスコにトリクロ
ロトリフルオロエタン50g、パーフルオロ(2−メチレ
ン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)を50g、イソプロ
ピルパーオキサイド0.12gを仕込んだ後、凍結脱気を3
回繰り返す。重合は42℃で行う。4時間後ポリマー溶液
を回収し、メタノール中に再沈させる。再沈ポリマーを
メタノール及びイオン交換水で充分洗浄した後、減圧下
に室温で16時間、さらに35℃で2時間乾燥することによ
り樹脂状のパーフルオロ(2−メチレン−4−メチル−
1,3−ジオキソラン)重合体20gを得た。
該ポリマーはトリクロロトリフルオロエタンに実質的に
溶解しなかった。
さらに該ポリマーは室温でパーフルオロ(2−ブチルテ
トラヒドロフラン)に溶解したところ、一部不溶であっ
た。
比較例2 内容積260ccの攪拌機付のステンレス製オートクレーブ
にトリクロロトリフルオロエタン120g、パーフルオロ
(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)を1
7.5g、(C3F7COO)2を0.12g仕込んだ後オートクレーブの
フランジを閉じる。凍結脱気を3回繰り返した後、脱気
後のオートクレーブにテトラフルオロエチレンを27g仕
込む。反応温度は35℃に保持する。パーオキサイドを添
加してから16時間後オートクレーブを冷却しながら、未
反応のテトラフルオロエチレンをパージした後、フラン
ジを開けポリマー溶液を回収し、メタノール中に再沈さ
せる。再沈ポリマーをメタノール及びイオン交換水で充
分洗浄した後、減圧下に室温で16時間、さらに35℃で2
時間乾燥することにより樹脂状のテトラフルオロエチレ
ン/パーフルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−
ジオキソラン)共重合体31gを得た。元素分析より求め
た該ポリマーの組成は、テトラフルオロエチレン/パー
フルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソ
ラン)=80/20(モル比)であった。
該ポリマーはトリクロロトリフルオロエタン及びパーフ
ルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)に実質的に溶
解しなかった。
[発明の効果] 本発明のクロロトリフルオロエチレン/パーフルオロ
(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)共
重合体は、その化学・物理的特性において他に類例を見
ない共重合体であり、特に高い化学的安定性、熱的安定
性などを備えたフッ素系共重合体でありながら、溶媒可
溶であるという特性から得られる加工性の良さは、本共
重合体の多用な有用性を示すものである。本共重合体の
有用性を示す具体的な応用分野としては、例えば、コー
ティング用材料、塗装用材料、絶縁フィルム用材料、耐
候フィルム用材料、分離膜用の材料などが挙げられる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロロトリフルオロエチレンが重合した構
    成単位(A)とパーフルオロ(2−メチレン−4−メチ
    ル−1,3−ジオキソラン)が重合した構成単位(B)か
    らなる数平均分子量3,000以上の共重合体であり、共重
    合体中の構成単位(A)の含有率が10〜90モル%である
    ことを特徴とするクロロトリフルオロエチレン系共重合
    体。
  2. 【請求項2】共重合体中の構成単位(A)の含有率が20
    〜80モル%である特許請求の範囲第1項記載の共重合
    体。
JP61173840A 1986-07-25 1986-07-25 クロロトリフルオロエチレン系共重合体 Expired - Fee Related JPH0780977B2 (ja)

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