JPH0781046A - 記録ヘッドユニット及び該記録ヘッドユニットを用いる記録装置 - Google Patents

記録ヘッドユニット及び該記録ヘッドユニットを用いる記録装置

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JPH0781046A
JPH0781046A JP5190640A JP19064093A JPH0781046A JP H0781046 A JPH0781046 A JP H0781046A JP 5190640 A JP5190640 A JP 5190640A JP 19064093 A JP19064093 A JP 19064093A JP H0781046 A JPH0781046 A JP H0781046A
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雅実 池田
Eiichiro Shimizu
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Masahiko Hikuma
昌彦 日隈
Seiichiro Karita
誠一郎 苅田
Takeshi Origasa
剛 折笠
Naoto Asai
直人 浅井
Seiji Suzuki
誠二 鈴木
Yasunaga Satoi
庸修 里井
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
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    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/20Modules

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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の記録ヘッドを用いた記録装置におい
て、電気信号接点構成による影響を受けずに、複数の記
録ヘッド相互の位置制度を維持する。 【構成】 各記録ヘッドIJUを位置決めかつ保持する
ためのユニット枠4000の一部を構成する上ハウジン
グ4506の外表面に装置本体側との電気接続用パット
4502を設け、また、その裏面に各記録ヘッドとの電
気接続を可能とする端子4501を設ける。これによ
り、装置本体側と記録ヘッドとの電気接続が中継され、
かつ各記録ヘッドには、この接続によって不要な力は作
用しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の記録ヘッドを有し
た記録ヘッドユニット及び該記録ヘッドユニットを用い
る記録装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来記録ヘッドを着脱自在とする記録装置
は知られている。
【0003】インクジェット記録装置においても、記録
ヘッドを着脱自在に用いる構成が、近年一般的になりつ
つある。このように記録ヘッドを着脱自在とする場合、
種々の利点とともに少なからず技術課題を派生させる
が、その一つとして複数の記録ヘッドを用いる場合の各
記録ヘッド間相互の位置決めについての課題が知られて
いる。また、その他の課題として装置本体側との間で電
気信号の授受を行うため記録ヘッドに設けられる電気接
点に関するものが知られている。
【0004】すなわち、前者については、個々の記録ヘ
ッドを、例えばキャリッジ上に装着する場合、各記録ヘ
ッド間相互に正確な位置関係が維持される必要がある。
【0005】この位置決めに関する課題に対して、特開
平5−16339号公報に示されるような記録ヘッド装
着構造がある。ここでは、各記録ヘッドを所定の基準面
に付勢して位置決め装着するとともに装置本体側のコネ
クタを変位可能とし、これによりこれと接続する記録ヘ
ッド側電気接続部に不要な力が作用しないようにして記
録ヘッドの位置精度を確実なものとしている。
【0006】また、同様の課題を解決するための構成と
して、特開平3−55253号公報に示されるような記
録ヘッド装着構造がある。
【0007】ここでは、記録ヘッドとインクタンクとが
一体に成形されたカートリッジタイプのヘッドカートリ
ッジを装着する際、このカートリッジを装置本体側コネ
クタに対して相対的に移動するようにし、この移動に伴
なって位置決めもなされるようにしている。また、この
ような装着動作をユーザーが簡易な動作で行うことがで
きるような構成ともしている。
【0008】後者の技術課題は、記録ヘッドの電気接点
部の配置に起因したものである。
【0009】すなわち、記録ヘッドは、記録精度を維持
するため記録紙を近接した位置にあるよう構成され、従
って、記録ヘッドの電気接点部も記録紙に近接する場合
が多く、このような場合、記録紙から生じる紙粉によっ
て電気接点部が汚染されることがある。また、記録ヘッ
ドからのインク吐出に伴なって生じるインクミストが電
気接点部を汚染することもある。
【0010】このような電気接点部の汚染に対しては、
電気接点部を覆うためのカバー等を設ける構成が従来よ
り知られている。
【0011】また、上記課題を回避するため電気接点部
のみを記録紙から遠く位置するよう構成した場合、装置
本体側接点との接続位置精度が低下することがある。
【0012】さらに、カラー記録等のため複数の記録ヘ
ッドを用いる場合、それぞれの記録ヘッドについて設け
られるインク供給部,吐出部,位置決め部等は、空間的
に効率良く設けられる必要がある。このような理由によ
り、記録ヘッドの電気接点部はカードエッジ形態である
ことが多い。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
各技術課題に関わる構成には、更に改良の余地がある。
【0014】複数の記録ヘッド相互の位置決め構成に関
して、第1に、記録ヘッドの装着に際して記録ヘッドの
位置決め動作とともにコネクタ等の電気接点部の接合動
作が行われ、この場合において本体側コネクタ等の位置
設定が記録ヘッドの位置決め精度と比較して大きな誤差
を有していることがあるため接合において記録ヘッドに
捩りを生じさせたり、記録ヘッドを変形させるような力
が作用することがある。
【0015】このような場合、特に、特開平5−163
39号公報に開示される記録ヘッドは、その大部分が板
状のチップ形状をなすため、捩り等による変形が比較的
大きなものとなる。また、この公報に示される構造で
は、振動,衝撃が装置本体側のコネクタに作用した場
合、コネクタが変位して記録ヘッドの位置ずれを生じさ
せることもある。いずれにしても、上記従来のような装
着構造の場合は、機械的な位置決めの精度およびその維
持には限界がある。
【0016】以上のような記録ヘッドの変形や位置ずれ
は、インク吐出の際の吐出方向や吐出位置のずれとなっ
て現われる。そしてこれらのずれは、記録ヘッドと記録
用紙等の被記録媒体との距離(以下、紙間距離という)
によって増長される。
【0017】例えば、上記特開平5−16339号公報
に示される装置において、紙間距離1.4mm、記録ヘ
ッド位置決め基準から記録ヘッド先端までの距離1.6
mm、記録ヘッドの長さ30mmの場合、上記コネクタ
が1mmずれると、被記録媒体上のインク着弾位置は約
106μmずれることになる。ここで、記録ヘッドの吐
出口密度を360〜400dpiとすると、通常画素ピ
ッチは70〜60μmとなるから、上記着弾位置のずれ
は、約1〜1.5画素分のずれとなる。
【0018】このようなインク滴着弾位置の大きなずれ
は、画像品位を著しく低下させるものであり、特に、複
数のインク色にそれぞれ対応した複数の記録ヘッドを用
いる場合、上記ずれによって所望の色が再現されず、高
品位なカラー画像を得ることはできない。また、大きな
着弾位置のずれは、局部的な着弾インク量の増大を招く
こともあり、このような場合、被記録媒体上でインクが
滲み出すいわゆるブリーディングを生ずることがある。
【0019】第2に、記録ヘッドの寿命は記録装置本体
の寿命より短いのが一般的であり、このような場合、記
録ヘッドを交換する必要があるが、上記特開平5−16
339号公報に示される構成の場合、ユーザーが記録ヘ
ッドを交換し、かつ複数の記録ヘッドを精度良く位置決
めするには、比較的煩雑な操作を必要とし、また容易で
はない。
【0020】第3に、特開平3−55253号公報に示
される構成では、ユーザーは比較的容易に記録ヘッドを
交換できるが、記録ヘッドとインクタンクとが一体であ
るため、いずれか一方に問題がない場合でも、両方を交
換しなくてはならないという問題がある。また、この場
合にも、複数の記録ヘッドを精度良く配列するには機械
的には限界がある。これに対し、インク吐出信号の供給
タイミングの制御によって位置ずれを補正しようとする
構成も知られているが、位置情報を記録ヘッドに与える
必要があり、記録ヘッドが高価になるという問題点があ
る。
【0021】また、電気接点部の配置に関して、電気接
点部の紙粉等による汚染は接続不良による記録不良を招
くものである。また、これを防止するためのカバー等を
設ける構成は、そのためのスペースを必要とし、さら
に、複数の記録ヘッドを用いる構成にあっては、接点部
形状が前述のようにカードエッジ形態のものとなるため
カバー等を設けることが適していない場合が多い。
【0022】さらに、電気接点部が記録紙から遠く位置
するようにした構成では、接続位置精度の低下による接
続不良を招くことがある。
【0023】加えて、カードエッジ形態の電気接点部の
場合、接点部のコストが比較的高くなり、また、前述し
た記録ヘッド間相互の位置決めに関して述べたのと同様
の記録ヘッドの位置ずれ等の問題をも生じさせる場合が
ある。
【0024】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、枠体に保持される各記録ヘッド間の位置決め精度
を得るように各記録ヘッドを枠体に保持させる。また、
その位置決め精度を維持するように電極部と中継コネク
タを連結させた記録ヘッドユニット及び該記録ヘッドユ
ニットを用いる記録装置を提供することにある。
【0025】本発明の目的は、電気信号接続の構成に影
響を受けずに複数の記録ヘッド相互の位置決め精度を高
精度に維持することを可能とした記録ヘッドユニットお
よび該記録ヘッドユニットを用いた記録装置を提供する
ことにある。
【0026】本発明の他の目的は、高精度,低コストお
よび高信頼性の電気信号接点部を具えた記録ヘッドユニ
ットおよび該記録ヘッドユニットを用いた記録装置を提
供することにある。
【0027】本発明の他の目的は、複数の記録ヘッドを
それぞれの記録ヘッドに対しての位置決め基準を有する
記録ヘッドユニットの枠上に、もしくは他の手段により
枠体への記録ヘッドの位置決めを行って該枠上に精度良
く配置し、各記録ヘッドの駆動用電極を一括して束ね、
記録ヘッドユニットの一部に記録装置装着時に接触する
電極部を配し、高品位の記録画像が得られるよう、各記
録ヘッド間の位置合わせが本来の基準に正確に合わせら
れ、かつ、その精度を維持し得るような電極構造を備え
る記録ヘッドユニット及び該記録ヘッドユニットを用い
る記録装置を提供することにある。
【0028】本発明の他の目的は、記録ヘッドの位置ず
れを防止して画像品位を維持することが可能な記録ヘッ
ドユニット及び該記録ヘッドを用いる記録装置を提供す
ることにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
記録媒体に記録を行うための記録ヘッドを備える記録ヘ
ッドユニットにおいて、所定の位置を維持して記録ヘッ
ドを保持するヘッド保持部材と、前記ヘッド保持部材に
備えられる電気中継接点部材であって、外部と電気的接
続を行うための第1電気接点部材と、該第1電気接点部
材と前記記録ヘッドの電気接点部とを電気的に接続する
ための第2電気接点部材を有する電気中継接点部材と、
を具えたことを特徴とする。
【0030】また、記録ヘッドを用いて記録媒体に記録
を行う記録装置において、所定の位置を維持して保持す
るヘッド保持部材、および前記記録ヘッド保持部材に備
えられる電気中継接点部材であって、該電気中継接点部
材は、記録装置本体と電気的接続を行うための第1電気
接点部材と、該第1電気接点部材と前記記録ヘッドの電
気接点部とを電気的に接続するための第2電気接点を有
する電気中継接点部材、を備える記録ヘッドユニット
と、前記第1電気接点部材に所定の電流を供給する供給
部と、を具えたことを特徴とする。
【0031】
【作用】以上の構成によれば、装置本体側と複数の記録
ヘッドとの間の電気接続が、記録ヘッドを保持する部材
に固定される中継接点部材の接点を介して行われ、これ
により、記録ヘッドに不要な力が作用することがなく、
複数の記録ヘッド相互の位置精度が維持される。
【0032】また、本発明の他の形態により装置本体側
との電気接点が、インク吐出面とは反対側の面に設けら
れ、これにより、紙粉やインクミスト等により電気接点
の汚染を防止できる。
【0033】さらに、本発明の他の形態により、各記録
ヘッドと、それぞれのヘッドの電極へ中継コネクタ部材
の接点部を弾性部材で形成し、あるいはまた、同コネク
タ部材の配線を柔軟な部材で形成することにより、中継
コネクタの接点の位置精度及び各記録ヘッド間の位置精
度の干渉を生ずることなく、高品位な画像記録が可能と
なる。
【0034】さらに本発明の他の形態により、記録ヘッ
ドユニット枠体に保持された各記録ヘッド間の位置決め
精度を維持するように電極部と中継コネクタを連結させ
た記録ヘッドユニットの前記中継コネクタの案内リブを
前記枠体の案内溝に沿って挿入し、係止腕を係止凹部に
係止させると共に、位置決めピンを位置決め穴に嵌合さ
せて取り付け固定することができる。
【0035】さらに本発明の他の形態により、記録ヘッ
ドを記録媒体搬送体に対して壁に押し当てることなく主
走査方向に直交するように位置決めすることにより、搬
送体の製造上の精度のばらつきによって記録ヘッドの位
置ずれが生ずるのを防止できる。
【0036】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0037】まず、図1および図2に、本発明に使用す
るインクジェットヘッドIJH要部の具体的な一実施例
図を示す。図1に示すように、インクジェットヘッドI
JHは、インク吐出圧発生素子を設けた基板100(以
下、ヒーターボードと称す)と、該基板100と接合さ
れて記録媒体(以下、インクと称す)を収容するインク
室7およびインク路8を構成する凹凸部を有した基板1
300から成る。この基板1300(以下、溝付天板と
称す)は、インク路8に連通したインクを吐出するため
のインク吐出口9を有するオリフィスプレート4を一体
的に併せ持っている。
【0038】ヒーターボード100は支持基板300に
接着剤により接着固定され、溝付天板1300はヒータ
ーボード100上に、ヒーターボード100上に配置さ
れているインク吐出圧発生素子としてのヒーター部と、
溝付天板1300のインク路8が合致するような仮接着
された後押しばね500による機械的付勢力によって固
定される、溝付天板1300の有しているオリフィスプ
レート400は、支持基板300の前端面に前垂のよう
に配置される。
【0039】インクは、インク供給部材600から、溝
付天板1300の上部に具備されたインク供給口2aを
通り供給され、インク供給部材600は不図示の突起棒
を有し、支持基板300上に設けられた貫通穴に突起棒
を挿入し、熱かしめすることにより、支持基板300に
固定される。
【0040】この際、オリフィスプレート4とインク供
給部材5との隙間は均一な隙間10aおよび10bが形
成される。
【0041】図1,図2においてインク供給部材600
と、ヒーターボード100,溝付天板1300等の隙間
10a,10b、およびオリフィスプレート4と支持基
板3前端面との間の封止剤が封入され得るべくわずかな
隙間が設けられた接合領域は、接着空間として封止剤が
流し込まれる。溝3Aは、封止剤を十分良好に封入する
ことが可能な溝であればよい。
【0042】支持基板300に設けられた溝3Aは、オ
リフィスプレート400とインク供給部材600との隙
間と連続する空間を形成していることが重要である。溝
3Aが完全にオリフィスプレート400で覆われていた
り、前記隙間10aおよび10bと独立していることは
好ましくない。なぜなら注入された封止剤の流路が断た
れることとなり、良好な封止が達成できなくなってしま
うからである。支持基板3前端面に形成される溝3Aは
量産性を考慮するとプレスにて、形成される。
【0043】封止剤はインク供給部材600上部の封止
剤注入口(不図示)から注入され、電気信号を伝達する
ためのワイヤボンディング部(不図示)を封止すると同
時にオリフィスプレート400とインク供給部材600
との隙間10aおよび10bを封止し、さらに支持基板
300に設けられた溝3Aを通り、オリフィスプレート
400と支持基板300前端面との隙間領域を完全に封
止する。このように封止剤が、オリフィス9を塞がずに
隙間を封止するためには、適当なチキソトロピーと適当
な粘度が必要である。すなわち、封止剤の粘度が低過ぎ
ると溝付天板1300内のノズルやオリフィス9にまで
入り込み、目詰まりを起こしてしまう。反対に粘度が高
過ぎるとオリフィスプレート400周囲まで完全に封止
剤が回り込まなくなる。本発明に用いられる封止剤の粘
度は1,000〜15,000cps、さらに好ましく
は2,000〜10,000cps、最も好ましくは
4,000〜10,000cpsである。
【0044】また、封止剤には、シリコンウエハーから
成るヒーターボード100,金属から成る支持基板30
0および合成樹脂から成る溝付天板1300およびオリ
フィスプレート400,インク供給部材5等との良好な
接着性が要求される。また、これら熱膨張係数の異なる
複数の異種材料同士を接合するためには、温度環境によ
る熱膨張の差を吸収できるような柔らかい材料、具体的
にはJIS規格A100以下の硬度を示す封止剤を用い
る必要がある。
【0045】一方、この封止剤は、ワイヤボンディング
部を覆って保護する役目も果たしているために、アルミ
ワイヤボンディング部やアルミ電極に対して腐食を起こ
さないような材料でなければならない。電極やワイヤボ
ンディングに腐食を起こさないためには、封止剤中のC
- やNa+ 等の不純物イオン濃度が30ppm以下で
あることが好ましい。このような材料には、局部的にイ
ンクと接触するために耐インク性、特に耐溶剤性や耐ア
ルカリ性に優れている等といった性能も要求される。さ
らには、酸素や窒素,水蒸気に対する透過性も低いこと
も必要である。
【0046】(インクジェットヘッドユニット)図3
に、このインクジェットヘッドユニットIJHUの分解
斜視図を示し、その構成を説明する。
【0047】図3において、Siよりなる基板100上
には複数の列状に配された熱エネルギー発生素子として
の電気熱変換素子(吐出ヒータ)と、これに電力を供給
するAl等の電気配線とが成膜技術により形成されてい
る。電気熱変換素子が発生する熱によりインクに膜沸騰
を生じ、これによる気泡の生成によってインクが吐出さ
れる。配線基板200は、ヒータボード100の配線に
対応する配線(例えばワイヤボンディングにより接続さ
れる)や、この配線の端部に位置し本体装置からの電気
信号を受けるパッドを有している。
【0048】溝付天板1300は、上述のように複数の
インク路をそれぞれ区分するための隔壁や各インク路に
供給されるインクを収納するための供給液室等を構成す
るための溝を有し、インクタンクから供給されるインク
を受けて上述の共通液室へ導入するインク供給口150
0と、各インク路に対応した吐出口を複数有するオリフ
ィスプレート400を一体に具える。これらの一体成型
材料としてはポリサルフォンが好ましいが、他の成型用
樹脂材料でもよい。
【0049】支持体300は配線基板200の裏面を平
面で支持し、Al等の金属により形成される。押えばね
500は、M字形状でそのM字の中央で天板の共通液室
に対応する部分を軽圧で押圧すると共に前だれ部501
でインク路に対応する部分、好ましくは吐出口近傍の領
域を線圧で集中押圧する。ヒータボード100および天
板1300を、押えばねの足部が支持体300の穴19
01,1902を通って支持体300の裏面側に係合す
ることで、これらを挟み込んだ状態で両者を係合させ押
えばね500とその前だれ部501の集中付勢力によっ
てヒータボード100と天板1300とを圧着固定す
る。支持体300に対する配線基板200の取付は、接
着剤等で貼着により行われる。なお、支持体300の凹
部2400,2400は、それぞれ位置決め用突起25
00,2600の近傍に設けられており、インク供給路
部材600は、前述したインク供給管2200に連続す
るインク導管1600を供給管2200側が固定の片持
ちばりとして形成し、インク導管の固定側とインク供給
管2200との毛管現象を確保するための封止ボール6
02が挿入されている。供給管のタンク側端部にはフィ
ルタ700が設けられる。
【0050】このインク供給路部材600は、モールド
成型されるため、比較的廉価で位置精度が高く製造上の
精度低下を抑えるだけでなく、片持ちばりの導管160
0によって大量生産時においても導管1600の上記イ
ンク供給口1500に対する圧接状態が安定化できる。
本例では、この圧接状態下で封止用接着剤をインク供給
路部材側から流し込むだけで、より完全な連通状態を確
実に得ることができる。なお、インク供給路部材600
の支持体300に対する固定は、上述のように、支持体
300の穴301,302,303に対するインク供給
路部材600の裏面側ピン(不図示)を支持体300の
穴301,302,303を介して貫通突出せしめ、支
持体300の裏面側に突出した部分を熱融着することで
簡単に行われる。
【0051】図4および図5は、それぞれ図8以下で詳
細に説明する本発明の実施例に係る、複数の記録ヘッド
を装着する記録ヘッドユニットの分解斜視図であり、図
4においては、上記ユニットのハウジング部材の図示が
省略されている。
【0052】本実施例の記録ヘッドユニットは、それぞ
れ異なる色のインクを吐出可能な4個の記録ヘッドを装
着し、かつこれら記録ヘッド相互の位置関係を正確に定
めることができるものである。なお、上記4個の記録ヘ
ッドが同一色のインクを吐出してもよく、この場合、高
速記録あるいはインク滴の数に応じた階調表現が可能と
なり、また、同一色で濃度の異なるインクをそれぞれ吐
出するようにしても階調記録が可能となる。
【0053】図4において、4000はユニット枠を示
す。ユニット枠4000は、コの字状の外壁板4001
と、各記録ヘッドを収納するためのヘッド保持部400
3を限界する3枚の内壁板4002を具える。図1〜図
3で説明した記録ヘッドIJUは、そのインク吐出口を
図中下方に向けた状態でそれぞれのヘッド保持部400
3に収納される。ユニット枠4000における各記録ヘ
ッドの位置決めは、各ヘッド保持部に設けられる3方向
の基準面に各記録ヘッドに設けられる基準面を突き当
て、その後接着剤等によって固定される。この場合にお
いて、各記録ヘッドIJUにおいてその基準面とオリフ
ィスとの位置関係は高精度に設定される必要がある。
【0054】このように、本実施例によれば4個の記録
ヘッドをユニット枠に接着固定し、記録ヘッドの交換は
ユニット毎に行うようにするので、交換の際の装着動作
によって4個の記録ヘッド相互の位置関係がずれること
がない。また、ユニット枠に個々の記録ヘッドを収納し
固定するようにした本例の構成によれば、当初から一体
の記録ヘッドで異なる色のインクを吐出するようにした
記録ヘッドの構成と比較して設計上の自由度があり、例
えば図13で後述されるように種々の仕様の記録ヘッド
ユニットを製造することができる。
【0055】なお、図4において4005はインクを吸
収可能な多孔質部材であり、隣接する各記録ヘッドIJ
Uのオリフィス配設面の間に配設される。これにより、
ブレードによってオリフィス配設面をワイピングしたと
きにブレードに付着するインクを吸収し、隣接オリフィ
ス配設面に異なる色インクが再付着することを防止でき
る。
【0056】図5において、上ハウジング4506およ
び側面ハウジング4006はそれぞれユニット枠400
0に固定される。上ハウジングの固定においては、これ
に設けられた1対のピン4504(一方は不図示)がユ
ニット枠4000の外壁板4001の上端面に設けられ
た孔4011に挿入されることによって固定時の上ハウ
ジング4506の位置決めがなされ、また、上ハウジン
グの両端に形成された掛止板4505上の突起(不図
示)が、外壁板に形成された凹部4010に掛止板45
05の弾性付勢力を伴なって掛止されることにより固定
される。側面ハウジング4006のユニット枠への固定
は、ハウジング4006の一対の掛止板4008とユニ
ット枠4000の凹部4007とを用いて、上ハウジン
グ4506と同様になされる。
【0057】上ハウジング4506の外表面に相当する
部分には記録ヘッドIJU側の電気接点としてのパッド
4502が複数設けられ、このパッド4502のそれぞ
れは上ハウジング4506の裏面側に延在する端子45
01と接続している。それぞれの端子4501は、ハウ
ジング4506がユニット枠に固定されたとき、記録ヘ
ッドの基板上のそれぞれ対応する接続パッドと接触す
る。
【0058】側面ハウジング4006には、記録ヘッド
IJUのインク供給管2200を挿通させるための孔4
009が形成されている。
【0059】図6は、図4および図5に示した記録ヘッ
ドユニットと各インクタンクとの接続を示す斜視図であ
る。
【0060】図6に示されるように、各インク色に対応
したインクタンク6000は、そのジョイント部(不図
示)の開口に、それぞれ対応する記録ヘッドのインク供
給管2200を個々に挿入することによって記録ヘッド
と接続する。また、インクタンク6000を記録ヘッド
から取外す場合についても、各インク色のインクタンク
毎に個々に取外すことができる。
【0061】図7は、上記実施例で示した記録ヘッドユ
ニットを搭載可能なインクジェット記録装置IJRAの
外観斜視図である。
【0062】図7において駆動モータ5013の正逆回
転は駆動力伝達ギア5011,5009を介してリード
スクリュー5004に伝達され、これを回転させ、また
キャリッジHCはリードスクリュー5004のら線溝5
005に係合するピン(不図示)を有する。これによっ
て、キャリッジHCは装置長手方向に往復移動される。
5002は記録ヘッドユニット内の各記録ヘッドの前面
をキャップするキャップであり、不図示の吸引手段によ
りキャップ内開口を介して記録ヘッドの吸引回復を行う
ために用いられる。キャップ5002はギア5008等
を介して伝達される駆動力により移動して各記録ヘッド
の吐出口面を覆うことができる。キャップ5002の近
傍には、不図示のクリーニングブレードが設けられ、こ
のブレードは図の上下方向に移動可能に支持されてい
る。ブレードは、この形態に限られず、周知のクリーニ
ングブレードが本例に適用できることはいうまでもな
い。
【0063】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャリッジがホームポジションに移動したと
きにリードスクリュー5005の作用によってそれらの
対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0064】キャリッジHCに装着された記録ヘッドユ
ニットの接続パッド4502は、キャリッジHCに設け
られた接続板5030が所定軸廻りに回動することによ
り、その接続パッド5031と接続し、電気的接続がな
される。後述されるように、この接続はコネクタ等を用
いないため、記録ヘッドユニットに不要な力が作用しな
い。
【0065】以上説明したインクジェット記録装置の記
録ヘッドユニットに本発明を適用した例を以下に説明す
る。
【0066】図8は、図5に示した上ハウジングの裏側
の構成を示し、その製造工程の初期の段階を示す分解斜
視図である。
【0067】図8において、各端子4501は、それぞ
れ接点4514を有する複数の接点部材4512および
これら複数の接点部材4512を連結する連結部450
9からなる。なお、この連結部は最終的に切り離される
ものである。それぞれの接点4514は、接点部材45
12の略中央部で突状に形成されるものであり、また、
接点部材4512の下端部近傍の固定部4513は、上
ハウジング4506に固定され、これにより端子450
1の上ハウジング4506への固定が可能となる。さら
に、接点部材4512の端部は、配線基板4507のパ
ッド4508と接続する接点4515を構成する。
【0068】上ハウジング4506には、複数の端子4
501の各々に対応して孔4510が形成される。この
孔4510を介してレーザーを照射することにより、端
子4501の接点4515と配線基板4507のパッド
4508とをレーザー半田付けすることができる。な
お、レーザー半田の代りにリフロー半田を用いる場合に
は、この孔4510を介して熱エネルギーを付与するこ
とができる。上ハウジング4506には、さらに、ユニ
ット枠4000との位置決めを行うためのピン4504
およびユニット枠4000に上ハウジングを固定するた
めの固定用爪4505が設けられる。
【0069】上ハウジング4506に接合される配線基
板4507には、その接合の際ハウジング4506に設
けられたピン(図示せず)と係合する位置決め用穴45
11が形成される。また、装置本体の電気接点部との間
の位置決め用穴4503も形成される。さらに、配線基
板4507の表側(図8において裏側、不図示)には、
図5に示した接続パッド4502が形成されている。
【0070】図9は端子4501が上ハウジング450
6に組込まれた状態を示す斜視図である。
【0071】この製造工程のこの段階では、連結部45
09はまだつながった状態のままである。端子4501
とハウジング4506との組立については後に詳細に説
明する。
【0072】図10は、さらに配線基板4507を上ハ
ウジング4506に接合した状態を示し、この段階で、
基板4507のパッド4508と端子4501の接点4
515とを半田にて接続し電気的接続を可能とする。こ
の段階においても連結部4509は連結した状態にあ
る。
【0073】図11は、連結部4509を切り離す工程
を示す斜視図である。
【0074】この切断においては、接点部材4512の
ほぼ同一面をなす部分が切断される。なお、接点部材4
512に、このようなほぼ同一面が形成されるのは、切
断を容易にするためのものであり、必ずしも同一面が形
成される必要はない。
【0075】図12は、連結部4509を全て切り離し
た状態を示す図であり、この段階で中継コネクタ450
0が完成する。
【0076】図13および図14は、端子4501をイ
ンサート成形によりハウジング4506に組付ける工程
を示す斜視図である。
【0077】これらの図において参照符号7002は金
型のコマを示し、コマ7002は端子4501の接点4
515を嵌合するくし歯状凹部7004を有する。端子
4501の連結部4509は、金型の位置決め用スリッ
ト7003にはめ込まれ、位置出しおよび固定がなされ
る。さらに、金型と他方の金型であるスライド7001
とにより、端子4501の固定部4513の一部を挟み
込み固定する。なお、スライド7001の挟み込みの
際、スライド7001が接点4514に当接しないよ
う、スライド7001に逃げ部が形成されている。
【0078】以上のようにして端子が固定された金型
に、ハウジングの材料をなす樹脂を流し込みインサート
成型を行うことにより、金型で押えていない部分にハウ
ジング4506が形成される。これにより、端子450
1は、ハウジング4506に対して金型精度と同一の精
度で組立てられる。また、1個の記録ヘッドに必要な数
の接点が、その組付け工程において連結部4509によ
り連結されているので、金型へ端子4501を嵌め込む
作業が容易となる。
【0079】図15は、ハウジング4506に対して端
子4501を圧入により組付ける例を示す断面図であ
る。
【0080】図15において、圧入受け治具8002に
は、ハウジング4506を受ける面8004と、ハウジ
ング4506を位置決めする位置決め部(図示せず)
と、端子4501の連結部4509を嵌め込むための溝
部8003とが設けられ、これにより、ハウジング45
06と端子4501を精度良く位置決めし、圧入部80
01によって端子4501の接点4515を押圧するこ
とにより、端子4501を図に示す実線の状態から破線
の状態へと圧入することができる。ここで、参照符号4
517,4518は、図16に詳細に示されるように端
子4501に設けられている圧入用凸部である。ここ
で、凸部4517,4518の寸法は図16に示される
ように、ハウジング4506の圧入部の寸法Bに対して
A<B<C≦Dの関係が成立つよう定められている。
【0081】本実施例の端子4501の接点4514の
例えば他方の接点4515に対する距離は、図15等に
示されるように奇数,偶数位置によって異ならせるもの
とし、これにより、インサート成型あるいは圧入後に連
結部4509を切り離した際、別々となった接点451
4の位置がずれても隣接接点同士で接触して短絡等が起
ることを防止できる。これは中継コネクタ4500が小
型化する場合に特に有効であり、従って、スペース的に
充分余裕がある場合は、必ずしも上記距離を異ならせる
ような構成とする必要はない。
【0082】図17は、端子4501の接点4514に
おける応力ひずみ曲線を示す線図である。
【0083】本実施例では、接点4514と記録ヘッド
のパッドとの接触圧の関係を、実線で示す部分のうち、
弾性限界の手前から弾性限界に至るまでの範囲内となる
よう設定する。これにより、歪δのばらつきΔδに対す
る接触応力ΔPの値を、通常の弾性範囲におけるΔP′
に比較して小さくすることができる。この結果、各記録
ヘッドと、中継コネクタ4500のハウジングと、接点
4514との相対位置関係が大きく振れるような場合で
も接点圧がほぼ均一になり、電気接点の信頼性を向上さ
せるばかりでなく、ユニット枠4000に精度良く配置
された記録ヘッドに過大な力が作用しないようにし、記
録ヘッドの位置精度を維持できる。
【0084】図18および図19は、端子4501の連
結部4509の他に、第2の連結部4519を、接点4
515側にも設けた場合の実施例を示す。
【0085】ここで、4520は第2の連結部4519
に設けられたパイロット穴であり、この穴4520を金
型のコマ7002上に設けられたピンと嵌合させる。こ
のように接点4515側にも第2の連結部4519を設
けることで、金型のコマ7002上のくし歯状凹部70
04に接点4515を嵌め込む場合も、各接点極がそれ
ぞれにずれることなく作業性良く組付けることができ
る。また、このことは図19に示す圧入による組付けの
場合でも同様に圧入作業がより効率的となる。
【0086】ところで、この第2の連結部4519は配
線基板4507(図8参照)と接合する前に切り離すこ
とが必要となる。それ以降の工程は前述した説明と全く
同じである。
【0087】図20は、配線基板4507の詳細を、上
ハウジング4506に接合したとき表面となる側から視
た平面図である。
【0088】4507−1は記録装置本体側の電気接点
と接触し、本体側からの信号を取入れるためのパッドが
設けられたパッド領域であり、パッド領域4507−1
にはパッド4502が所定数形成され、図において斜線
で示される。配線基板4507の両端部近傍には、スル
ーホール4507−3が、所定数設けられ、これによ
り、配線基板4507の裏側の面と配線が接続する。導
線4507−4はパッド4502とスルーホール450
7−3とを電気的に接続する。
【0089】4503は、装置本体側の電気接点部をな
すキャリッジのコネクションパッドの位置決め用突起が
挿入されるためのガイド穴である。このうち図中左側の
ガイド穴4503は、位置決めに用いられ、右側のガイ
ド穴4503は、この位置決めの際の左右方向移動のガ
イドとして機能する。基板の端部に設けられる穴450
7−7は、上ハウジング4506に設けられる位置決め
のピンをガイドする。
【0090】基板4507はガラスエポキシを基体とす
るPCB形態のものである。しかし、同様の効果があれ
ばPCB以外の配線基板であってもよい。
【0091】図21は、上記配線基板4507を裏側よ
り視た平面図である。
【0092】導線4507−8は、上述したスルーホー
ル4507−3と前述した端子4501の接点4515
と接合するための接合面4508と電気的に接続する。
接合面4508は、図において斜線で示される。各接合
面4508は各記録ヘッドと平行に設けられる。
【0093】図22は、図7に示したキャリッジに設け
られる装置本体側の電気接点と、配線基板4507との
接続の様子を模式的に示したものである。
【0094】図中、4530は、本実施例記録装置のキ
ャリッジに設けられる接続板であり、装置本体側の信号
を受け渡すための半球状のパッド部4531が複数設け
られる。パッド部4531が設けられる面には柔軟性を
有したゴム製の圧接部材4533が取付けられている。
【0095】また、接続板4530には、前述した上ハ
ウジング4506上の配線基板4507と精度良く接触
するための位置決めピン4532が設けられ、これによ
りパッド4531とパッド4502との接触が正確に行
われる。
【0096】また、上ハウジング4506には上ハウジ
ング4506と配線基板4507と精度良く組付けるた
めの位置決めピン4520が設けられている。
【0097】以上の構成により、装置本体からの電気信
号を受取り、各記録ヘッドに受渡すことが可能な信頼性
の高いコネクタが得られる。
【0098】以上説明した配線基板の構成によれば、装
置本体側からの信号の取入れのための電気接点部を記録
面と反対の面とすることができ、これによりインクの汚
れ,紙粉等が接点部を汚染することを防止でき、接点の
信頼性を向上させることができる。
【0099】また、その接点部のパッドを配線基板の中
央部に配置し、さらに位置決め部に近接させることで、
高精度の接点位置決めが可能となる。
【0100】さらに、キャリッジに設けられる装置本体
側接点部と接続するためのガイド穴を設けることで、接
続の精度をさらに増すことが可能となる。
【0101】さらに加えて、カラー記録等、複数の記録
ヘッドを一体とする記録ヘッドユニットの外部信号取入
れ用コネクタとして上記配線基板等を用いる場合、接続
パッド部をユニット外表面に備え、裏面に記録ヘッド接
点との接合部を備え、それぞれを配線する際に、上記配
線基板の端部にスルーホールを設け、記録ヘッドに対し
てクロスするように導線それぞれを互いに平行に設ける
ことにより、部品点数が少なく、かつ、集積度の高い配
線回路を形成でき、廉価で製造の容易なコネクタを得る
ことができる。
【0102】次に中継コネクタ4500の他の実施例を
以下に説明する。
【0103】(中継コネクタの他の実施例)前記中継コ
ネクタ4500(図5)は、接点と電極とを兼ねてい
る。図23及び図24に、それぞれ中継コネクタの要部
構成の部材の各斜視図を示すように、金属製の電極フレ
ーム14510(図23)とそれを支持するためのプラ
スチックモールド製の蓋部材の14506(図24)と
より成る。電極フレーム14510は高弾性を有する金
属、例えばリン青銅,SUS等から成り、その接点部分
には金めっきが施されている。接点14501は各記録
チップの接点となっており、14502は記録装置から
の電気信号取入れ部である。これら接点部は金めっきの
みに限定されず、例えば銀めっき等であってもその接点
の想定累積回数及び信頼性等に応じて設定すればよい。
金属フレーム14510は一枚の材料よりプレス成形,
打抜き及び曲げ加工により形成する。このフレーム14
510は、蓋部材14506に挿入した際、圧入固定す
るための圧入固定部14509が形成されている。
【0104】プラスチックモールドの蓋部材14506
は、電極フレーム14510を挿入するための穴145
07とフレーム14510を保持するためのスリット1
4508が設けられ、穴14507とスリット1450
8との境部にフレーム14510を挿入した際、圧入固
定を受ける固定部分が設けられ、このフレーム1451
0ごとに必要本数だけ平行に前記スリット14508と
穴14507の組合せが加工されている。このプラスチ
ック蓋部材14506は、モールドの加工性が良好で外
圧に対する変形が少なく、精度の優れたものが良く、P
PSの樹脂等がよい。また、この蓋部材14506には
チップを搭載したユニット枠4000(図5)との位置
決め用のピン14505aが設けられ、また、ユニット
枠4000にスナップオン止めされる係合腕14505
があり、さらには本体電極と位置決めするための一対の
穴14503が設けられている。
【0105】(中継コネクタさらに他の実施例)図25
は、中継コネクタの他の実施例として図24に示した電
極フレーム14510の他の実施例14510aの斜視
図を示す。14501aがヘッドとの接点部となり、1
4509aが圧入されたときの固定部となり、1450
2aが装置本体との接点部となるように構成したもので
あり、これは一本の線材及び細い板材等を加工すること
により形成できるため、コストも安く、成形が容易であ
る。
【0106】蓋部材14506で、ヘッドチップ接触部
14501aの反対面を支持することにより、接触部1
4501aを形成する板材のループ部の曲げ力で、接点
を形成することも可能であり、高強度の接点を形成する
ことができる。
【0107】(中継コネクタのさらに他の実施例)図2
6に、中継コネクタの他の実施例を示す斜視図を示す。
この中継コネクタ10001は、それぞれ段違いのリー
ドフレーム状のテープ接点部10007,10008を
備えた電極フレーム10002が設けられ、フレーム1
0002を挿入して成形される支持部材10004が設
けられ、フレーム10002が支持部材10004を貫
通して突出した部分にクリームはんだ等によりはんだ付
け10006されたプリント基板(PCB)10003
から成る。10001aは樹脂製蓋部を示す。
【0108】PCB10003は両面基板となってお
り、それぞれフレーム10002のはんだ部分を必要な
他のはんだ部分と結線する手段10005を有し、不図
示のスルーホール部を通して対面に装置と接触する電気
信号取入れ部を形成する。フレーム10002は、この
後切断され、10007,10008とそれぞれ段違い
となった接点部分に分離される。図中、10009はそ
れぞれ熱取入れ口を示す。
【0109】(中継コネクタの他の実施例)図27に、
複数の記録チップ10004を並列に配設した中継コネ
クタのさらに他の実施例を適用する記録ヘッドの実施例
10002aの斜視図を示す。この中継コネクタ100
02aには、各記録チップ10004の電極10006
aと圧接する弾性接点10003aとが設けられてい
る。各チップ10004aは、位置決め部を有するフレ
ーム10005a上に精度良く並置されており、インク
の供給はフレーム10005aの背面より受けるよう構
成されている。この実施例のように、並列に各チップ1
0004aを配列した記録ヘッドは、記録映像のカラー
化に適するだけでなく高速記録にも適した構造のヘッド
である。
【0110】(中継コネクタのさらに他の実施例)つぎ
に、他の中継コネクタを有するインクジェットヘッドデ
バイスのヘッドディバイスHDの実施例を図28に示
す。14100aはユニット枠にインクジェットヘッド
ユニットIJHUを配設した状態を示すものである。1
4500aは他の実施例の中継コネクタであり、各イン
クジェットヘッドユニットIJHUに電気信号を供給す
るためのコネクタ14501aが個々のインクジェット
ヘッドユニットIJHU当り複数個1列に並設され、さ
らに複数インクジェットヘッドユニット分だけ並列に設
けられており、これらはハウジング14506aにおい
て位置決め/保持されている。14502aはコネクシ
ョン部であり、前記図23に示した本体キャリッジHC
上に設けられているコネクションパッドと接触し、電気
的に接続されるよう構成されている。
【0111】14503は位置決め穴であり、本体キャ
リッジHCにある相補の位置決めピンと嵌合することに
より、コネクション部14502aとキャリッジ上のコ
ネクションパッドの位置ずれを防止し、接触の信頼性を
確保するためのものであるコンタクト14501aから
コネクション部14502aへの配線はハウジング14
506aの上で各ヘッド間で電気的にまとめられるも
の、例えばGND等は、それぞれ一まとめとして本体と
のコネクション数を減らすようにしている。
【0112】14504aは、ハウジング14506a
との位置決めの穴で、ハウジング14506a上のピン
14507aに嵌合する。また、ユニット枠14001
aの係止部と係合し中継コネクタ14100aをユニッ
ト枠14001aに固定する部材が設けられている。1
4506aはヘッドデバイスHDとして完成したとき内
部の精密部分をカバーし、保護する機能を有し、インク
供給管12200a及びフィルタを通す穴14009a
が穿設されている。
【0113】中継コネクタ14100aの配線部分14
510aは、両面に配線を設けたフレキシブルプリント
板から成り、ポリイミド樹脂で被覆されている。この配
線14510aは、ハウジング14506aへ密着固定
される14511a部分と各記録チップへと分岐する1
4512a部分と、コネクタ14514aが取付けられ
たコネクタ取付部14513aとから成る。前記145
11a部は各配線が纏められ、本体と電気的接続をする
ための接点部14502aと位置決め用の穴14503
a,14504aが設けられている。コネクタ1451
4aとコネクタ取付部とは、はんだ付けにより電気的に
も機械的にも確実に取付けられ、このコネクタ1451
4aをそれぞれの記録テープに設けられた印刷回路板P
CBのカードエッジ部14515aへ挿入し、電気的接
続を行うように構成されている。
【0114】(中継コネクタのさらに他の実施例)この
中継コネクタは、図29,図30に示すように、フレキ
シブルな配線部14510aから成ることを特徴として
いる。フレキシブル配線部14510aは、ハウジング
14506aと確実に固定される14511a部と各記
録チップへ分配されフレキシブルに曲げられる1451
2a部と記録チップと接続するコネクタ14514aを
確実に取付けるためのコネクタ取付け部14513aと
に分けられる。
【0115】コネクタ取付け部14513aはコネクタ
ピンを挿入しはんだ付けするためのスルーホール部14
516aが設けられている。ハウジング14506aに
固定される14511a部には、各配線を束ねるための
スルーホール14517aが設けられ、14511a部
の裏側に各々の記録チップで共通化できるスルーホール
を接続するための不図示の電極配線がなされている。従
って、共通化できる配線は極力片側に集め、個別の配線
の引き回しに支障がないように設けられる。
【0116】中継コネクタは、コネクタ14514aの
挿入及びはんだによる取付けの際、フレキシブル配線1
4510aの下部及び上部に支持部材14518aを設
けてもよい。この支持部材14518aははんだ付けに
対する耐熱性があり、ピンの相互の絶縁をたもち、加工
精度,強度に優れたものであればよい。
【0117】この中継コネクタのヘッド枠への取付けに
際しては、図29〜図31に示すように、フレキシブル
配線14510aはコネクタ装着時でも十分逃げられる
よう14512a部に余裕をもって配置される。これに
よって、ハウジング14506aの取付け位置がずれて
も、また各記録ヘッド10300の位置合わせ後に上
下,左右,前後へ位置ずれがあっても、14512a部
の余裕でそれぞれが干渉することなしに組上げることが
可能となった。
【0118】(中継コネクタのさらに他の実施例)図3
2は、前記中継コネクタのさらに他の実施例14500
bを示す。
【0119】この中継コネクタ14500bは、フレキ
シブルな配線14512bと、印刷回路板(PCB)1
0200から成る共通配線14511b部に配線145
12bをはんだ付けして接続されるよう構成されてい
る。14511bは、さらに本体から電気信号を受取る
電極部が設けられている。前記14511b部は支持部
材14506bに確実に接着もしくは溶着固定されてい
る。また、フレキシブル配線14512bの一方の端部
には、コネクタ14514bの取付け部が設けられ、は
んだ付けによって固定されている。コネクタ14514
bは記録チップ10300のPCB10200のカード
エッジ部に挿入され、接続されている。
【0120】以上のようにして、中継コネクタ1450
0bがコネクタ部,フレキシブル配線部,共通電極部,
支持部材に分かれて一体的に構成されている。
【0121】(中継コネクタのさらに他の実施例)図3
3に、中継コネクタのさらに他の実施例を示す。
【0122】この中継コネクタ14500cは、支持部
材14506c各記録ヘッド10300に配線されるフ
レキシブル配線14512c,配線14512cにはん
だ付けされ、記録ヘッド10300に設けられたPCB
10200のカードエッジ部に接続するコネクタ145
14cから成る。
【0123】フレキシブル配線14512cは、それぞ
れ互に重なり合うように配置され、順次、次の配線へ各
記録ヘッド10300間で共通な配線をはんだ付け及び
圧接により電気的接続し、上部の一部分に本体に装着し
た際電気信号を受取るための接点部が設けられた構造に
なっている。
【0124】(中継コネクタのさらに他の実施例)図3
4に、記録ヘッド10004aを並列に並べた他の実施
例の前記図27に対応する図を示す。中継コネクタ10
002bには、各記録ヘッド10004aの電極100
06aと接続するコネクタ10003bが設けられてい
る。各記録ヘッド10004aは、位置決めの部を備え
たフレーム10005bに精度よく並設されており、イ
ンクの供給はフレーム10005bの背面より受ける構
造となっている。図例のような並列に各記録ヘッド10
004aを配設した記録ユニットは、記録映像のカラー
化に適するだけでなく、高速記録にも適した構造の記録
ヘッドユニットである。
【0125】次に中継コネクタをユニット枠に取り付け
る際の位置決め構成の他の実施例について説明する。
【0126】図35にユニット枠20030を記録ヘッ
ド保持部20030aに各記録ヘッド20030bを保
持固定させた状態を示す。20033は中継コネクタで
あって、裏面側に各記録ヘッド20030bに電気信号
を供給するための複数の接点部材20034が設けられ
ており、この接点部材20034は個々の記録ヘッド当
たり複数個で1列ずつ並設されている。上記接点部材2
0034はハウジング20035によって位置決め保持
されている。20036はコネクション部であって、キ
ャリッジに設けられているコネクションパッド(図示せ
ず)と接触して電気的に接続されるように構成されてい
る。
【0127】20037は位置決め穴であって、キャリ
ッジに設けられた対応する位置決めピン(図示せず)と
嵌合することによりコネクション部20036とキャリ
ッジ側のコネクションパッドの位置ずれを防止し、接触
の信頼性を確保するものである。接点部材20034か
らコネクション部20036への配線は、ハウジング2
0035の中で各記録ヘッド20030b間で電気的に
まとめられたもの、例えばGND等は、夫々1まとめと
してコネクション数を減らすように配線されている。2
0038はユニット枠20030との位置決め及び各接
点部材20034からの力を受けるための一対の位置決
めピンであり、ハウジング20035の裏面側コーナ部
に突設されている。この位置決めピン20038は、ユ
ニット枠20038の対応する上端面に形成された位置
決め穴20039に嵌合する。
【0128】20040は一対の係止腕であって、ハウ
ジング20035の裏面側の側面近傍に突設されてい
る。上記係止腕20040の先端には鉤状の係止部20
040aが形成されている。またユニット枠20030
の外壁20030aの内面には係止凹部20041が形
成されている。後述するように、上記係止腕20040
を係止凹部20041に係止させ、位置決めピン200
38を位置決め穴20039に嵌合させることによっ
て、中継コネクタ20033をユニット枠20030に
取り付け固定する。また更に上記係止腕20040の両
側には、先端部に斜面20043aを有する案内リブ2
0043が突設されており、この案内リブ20043に
対応するユニット枠20030の係止凹部20041の
両側には案内溝20044が形成されている。
【0129】20042はカバーであって、各記録ヘッ
ド20030bの内部の精密部分をカバーし保護するも
のである。このカバー20042には、インク供給管2
0024b及びフィルター20024dを通す穴200
42aが4箇所に設けられている。本実施例はユニット
枠20030に記録ヘッド20030bを4つ並列する
場合について例示するものとする。また上記カバー20
042は、両端に設けた係止爪20042bをユニット
枠20030の対応する係止部20030cに係止させ
ることによりユニット枠20030に装着される。
【0130】(中継コネクタの構成)次に前記中継コネ
クタ20033のより具体的な構成について図36及び
図37を参照して説明する。図36の中継コネクタ20
033の裏面側を上にした状態を示す。図36におい
て、接点部材20034は、く字状に折り曲がった接点
20034aの近傍で連結部20045によって記録ヘ
ッド1個当たりに必要な電極数だけ一体にまとめられて
いる。図36では連結部20045を切り離した最終形
態を示している。
【0131】20046は固定部材であって、上記接点
部材20034をハウジング20035に対して固定す
るものであり、ハウジング20035に対して圧入若し
くはインサート成形等で固定されている。20047は
電気接続部であって、上記接点部材20034を後述す
る配線部材20049と電気的に接続するものである。
この電気接続部20047は、ハウジング20035に
形成された長穴20048に配置されている。2004
9は配線部材であって、上記接点部材20034とコネ
クション部20036とを電気的に接続するための基板
である。この配線部材20049の電気接続部2004
7に対応する長穴位置にはパット20049aが形成さ
れている。よって、上記長穴20048は電気接続部2
0047とパット20049aとを連結するにあたっ
て、例えばレーザー半田付けを行う場合にはレーザー光
を照射し、リフロ半田付けであれば熱源からのエネルギ
ーを供給するために用いられる。尚、半田付け方法につ
いてはこれらに限定されるものではない。
【0132】また前述したように、ハウジング2003
5の両コーナー部には、ユニット枠20030と位置決
めを行う位置決めピン20038が突設されており、ハ
ウジング20035の両側面近傍にはユニット枠200
30とパッチン止めによる固定を行う係止腕20040
が突設されている。
【0133】また図37に示すように、ハウジング20
035内の電気接続部20047の周辺部20050
(図36参照)には、配線部材20049のパット20
049に対して空間部20051が形成されている。こ
れは半田20052が電気接続部20047とパット2
0049aの間でメニスカスを生じさせるためのもの
で、この空間部20051が十分でないとメニスカスを
作れなかった半田20052が隣接間でショートしてし
まうおそれがある。よって、ハウジング20035に接
点部材20034をハウジング20035に圧入若しく
はインサート成形等で固定する際に、上記空間部200
51を形成するのを忘れないように注意する必要があ
る。
【0134】また図36において、前記係止腕2004
0の両側には案内リブ20043が突設されている。こ
の案内リブ20043は、前述したようにユニット枠2
0030に形成された案内溝20044に対応する位置
に設けられており、接点部材20034が記録ヘッド2
0030bの配線基板に接触する圧力に抗するように設
けられている。上記案内リブ20043には斜面200
43aが形成されており、案内溝20044の形状にし
たがって係止腕20040を係止凹部20041の所定
位置に導くことができる。
【0135】(中継コネクタの取り付け)次に上述の中
継コネクタ20033を記録ヘッド20003を固定し
たユニット枠20030に組み込む作業について図38
〜図43を参照して説明する。図38に示すように、中
継コネクタ20033はユニット枠20030の上方か
ら係止腕20040,案内リブ20043等を下側にし
て接点部材20034を各記録ヘッド20003の配線
基板20021に接触するように挿入することで取り付
け固定される。以下、中継コネクタの取り付け動作を図
38A部の拡大図を参照しながら各状態毎に説明する。
【0136】図39において、中継コネクタ20033
をユニット枠20030の方向(図の矢印Y方向)に移
動させていくとき、案内リブ20043をユニット枠2
0030の案内溝20044に沿って挿入することで、
接点部材20034の接点20034aは記録ヘッド2
0003の配線基板20021に接触しない状態で中継
コネクタ20033をユニット枠20030に位置決め
できる。
【0137】次に図40に示すように、中継コネクタ2
0033を移動させて案内リブ20043の斜面200
43aが案内溝20044の溝斜面20044aに当た
ると、中継コネクタ20033は矢印X方向に動き出
し、接点部材20034の接点20034aが配線基板
20021に接触する。この状態でも係止腕20040
は何ら力を受けないので、自然状態のままである。
【0138】次に図41に示すように、中継コネクタ2
0033を更に矢印Y方向に移動させると、案内リブ2
0043が溝斜面20044aを通過して、中継コネク
タ20033は矢印Y方向のみに移動するようになる。
この状態で、接点部材20034のたわみはほぼ最終状
態となる。即ち、接点部材20034と配線基板200
21との接触圧はほぼ最大(MAX)となる。この状態
でも、接触圧の反力を受けるのは案内リブ20043で
あり、係止腕20040には何ら力が作用しない。
【0139】次に中継コネクタ20033を更に矢印Y
方向に移動させると、図42に示すように係止腕200
40はユニット枠20030に突き当たって矢印X方向
にたわみだし、次いで図43に示すように、係止部20
040aが係止凹部20041に係止する。図42に示
すように係止腕20040がたわんだときも、接点部材
20034と配線基板20021の接触圧に影響を及ぼ
すことはない。
【0140】また上記係止腕20040と係止凹部20
041が係止状態になったとき、中継コネクタ2003
3の位置決めピン20038がユニット枠20030の
位置決め穴20039に嵌合する。この位置決めピン2
0038の先端部20038aは図36に示すように面
取りされており、対応する位置決め穴20039の入口
も面取りしておくことによってスムーズに嵌合させて位
置決めすることができる。
【0141】上記構成によれば、中継コネクタ2003
3をユニット枠20030に組み込む際に、接点部材2
0034を記録ヘッド20003に不用意に当ててしま
い、接点部材20034及び記録ヘッド20003に過
大な荷重が加わるおそれがない。これによって、中継コ
ネクタ20033のユニット枠20030への取り付け
作業を効率良くしかも安全に行うことができると共に、
ユニット枠20030に高精度に位置決め固定された記
録ヘッド20003の位置精度を維持することができ
る。
【0142】また上記接点部材20034は、過度の荷
重を受けると変形するおそれがあるが、本実施例では必
要な接触圧のみ加わるので、記録ヘッドとの電気的接触
の信頼性を確保することができる。
【0143】また更に上記接点部材20034と記録ヘ
ッド20003との接触圧による反力を案内リブ200
43で受けるために、係止腕20040には係止凹部2
0041と係止するのに必要な荷重しか受けず、係止腕
20040を変形させることはない。これは中継コネク
タ20033をユニット枠20030に組み込んだ後
も、両者の結合状態を保証するものであり、ひいては接
点部材20034と記録ヘッド20003との電気的接
触の信頼性を保証することができる。
【0144】加えて、上記中継コネクタ20033やユ
ニット枠20030等はモールド部材により一体成形で
きることから、低コストで大量生産に適し、高精度で信
頼性の高いインクジェット記録装置を提供することがで
きる。
【0145】図44〜図51までは本実施例の押え部材
の他の実施例としての押え柱4011をくわしく説明す
る図である。
【0146】図44はヘッドユニットが組上がった状態
を示すもので中継コネクター部34500とユニット枠
体34000及び覆い部材であるカバー34006の組
立状態が説明しやすい様にユニット枠の側壁の一部を切
った状態を示している。
【0147】図でも分かる様に中継コネクター部345
00からユニット枠34000の係止用部である凹部3
4010に係止用腕34505のつめが係合し、中継コ
ネクター34500とユニット枠34000とが組立て
られている。34011はカバー34006に一体で形
成された押え柱であり中継コネクター部34500の係
止用腕34505の背面に近接する様な位置に在り中継
コネクター部34500をユニット枠体に組付けた後カ
バー34006を組付けることによりこの関係が生じる
ものである。
【0148】図45の左方は図44においてA−A′
断面を示すものである。ここで押え柱34011は係止
腕34505及び係止凹部34010に対してC<Dの
関係が成り立つ様に配置されていなければならない。
【0149】図45の右方は図45の左方において断面
B−B′を示すものである。
【0150】以上の様に構成することで落下等の衝撃力
を受けた場合でも係止腕34505は背面部を押え柱3
4011に押えられるため係止部からはずれることはな
い。
【0151】図46には押え柱34011を係止腕の背
面に当接させた状態を示してある。この場合の方がより
係止腕34505を保持する効果は高いが組立性等を考
え合わせ当接させる場合と近接にする場合のいづれかを
選べば良い。
【0152】なお34013はカバー34006の係止
用ツメ34008を金型で形成するときにできる穴であ
り型構造によっては無い場合もある。
【0153】又この穴34013から接着剤を流し込む
ことによりカバー34006とユニット枠体34000
が接着固定され、押え柱34011を設けた効果をカバ
ーもはずれる虞れがなくなることからより上げることが
できる。
【0154】図47〜図51で押え部材の他の実施例を
示す。
【0155】図47において34014は接着剤注入用
の穴である。この穴は図48に示す様カバー34006
に貫通して明けられておりかつ押え柱34011に近接
していることが望ましい。34600は接着剤で注入穴
34014から入れられると押え柱34011を伝って
係止腕に到達する。接着剤34600の塗布量は係止腕
34505にまで流れていく量を必要に応じて決めてい
けばよい。
【0156】この様にすることで係止腕34505と押
え柱34011は接着固定される為さらに強固になる。
又これにより穴34013には接着をしなくともカバー
34006ははずせなくなる。
【0157】又この接着によりヘッドユニットを構成す
る面のうちインクを吐出させる方向以外でユニット枠で
形成されていない2面が一体化されるのでヘッドユニッ
ト完成品としてさらに信頼性の高いものとして仕上が
る。
【0158】図49及び図50は上記をさらに発展させ
たもので押え柱34011に溝34015を付けたもの
である。
【0159】この溝34015は接着剤34600を注
入穴34014から確実に係止腕34505まで導く効
果を発揮しより少ない接着剤の塗布量で確実な効果を得
ることができる。
【0160】図51は最も効果のある形態を示すもので
押え柱34011に注入穴34014をはさんで隣接す
る位置に補助リブを設けてある。補助リブは係止腕34
505の近傍までのびておりかつユニット枠34000
の係止凹部34010に近接するまでのびている。この
構成で接着剤34600を塗布すると押え柱34011
及び補助リブ34016を伝って接着剤34600は係
止腕34505及び係止凹部34010にまで達しカバ
ー34006中継コネクター34500ユニット枠34
000の3部品を一体に接着固定できる。
【0161】上述したように図1乃至図22に示した記
録ヘッドユニットに図23乃至図34に示した中継コネ
クタの各実施例、あるいは図35乃至図39に示した位
置決めのための構成の各実施例、あるいは図44乃至図
51に示した押え部材の各実施例を適宜組み合わせて構
成すると更に本発明の効果を好ましく奏することができ
る。
【0162】上述の実施例では複数の記録ヘッドの基準
面をそれぞれの記録ヘッドに対してのヘッド枠体の位置
決め部に突き当てて取り付けていた。
【0163】しかしながら、上記実施例においては、複
数の記録ヘッドをキャリッジ側の壁に押し当てて位置決
めを行っているため、該記録ヘッドと壁との間にごみ等
がはさまった場合にインク滴の着弾ずれを生じ画像品位
を低下させるおそれがある。
【0164】また記録ヘッドの副走査方向への位置ずれ
やノズル列の傾きに関しては、各記録ヘッドとキャリッ
ジとの位置決め精度によって決定されるため、キャリッ
ジ製造上高精度が要求され、製造コストが高まり、設計
上の制約等が生じるおそれがある。
【0165】そこで以下述べるものは、上述課題を解決
する枠体への記録ヘッドの取り付けの他の実施例であ
る。
【0166】(記録ヘッドの取付構成)次に上述のよう
に構成された記録ヘッド40003をキャリッジ400
05に取り付けるための構成について図52を参照して
説明する。
【0167】上記記録ヘッド40003を複数個並列さ
せて夫々に異なるカラーインクを供給することによりカ
ラー記録が可能となる。また同一インクを供給する場合
には高速記録が可能となる。いずれにせよ、各記録ヘッ
ド40003はキャリッジ40005に対して高精度に
位置決めされていることが必要である。
【0168】図52において、キャリッジ40005の
記録ヘッド搭載面40005bには、装置本体より電気
信号を送信するコネクター40005cが形成されてい
る。このコネクター40005cは、記録ヘッド400
03に無理な力が作用しないようにフリーに取付られて
いる。記録ヘッド40003は、リードスクリューを連
結する連結部40005eを基準に、該連結部に対して
記録ヘッド40003の基準が合うように上記コネクタ
ー40005cに組み込まれる。このとき、記録ヘッド
40003はキャリッジ40005の壁40005dに
押し当てることなく、わずかな隙間を形成して位置決め
がなされる。
【0169】上述のように位置決めされた記録ヘッド4
0003は、図53に示すように、キャリッジ4000
5との間に形成された隙間に接着剤40028を塗布し
て固着される。接着箇所は、図53に示す最低3箇所あ
ればよいが、前面に塗布して更に強度を向上させること
も可能である。本実施例では、タクトの短いUV系の接
着剤で仮固定し、その後接着力のある接着剤40028
で固定した。
【0170】上記構成によれば、記録ヘッド40003
が直接キャリッジ40005に押し当てられることなく
位置決めされるので、キャリッジ40005の製造上の
精度によらずに記録ヘッド40003を高精度に位置決
めすることが可能となる。よって、記録ヘッド装着時の
ごみ等による位置ずれを防止して、良好な画像品位を維
持することができる。
【0171】尚、上記記録ヘッド40003を固定する
際に、キャリッジ40005の連結部40005eと各
記録ヘッドのノズルまでの高さを装置により位置決めす
るため、各記録ヘッド40003の位置ずれは組み込む
キャリッジ40005の製造上の精度で決まる。よっ
て、各記録ヘッド4003は矢印x方向以外(矢印y方
向,矢印z方向)のインク着弾ずれ量はすべて加味され
た状態で組み込まれる。また矢印x方向(主走査方向)
の着弾位置の補正は、従来のように着弾ずれ量を検知し
てずれた分を各記録ヘッドに対するインク吐出のタイミ
ングを電気的にずらすことで行われる。
【0172】(記録ヘッドの取付構成の他の実施例)次
に他の実施例について図54乃至図56を参照して説明
する。
【0173】記録ヘッド40003の取付構成について
図54を参照して説明する。キャリッジ40005の記
録ヘッド搭載面40005b及び壁40005dには、
コネクター40005c位置に連続してy,z方向に平
行にレール40029が2本ッジ40005の記録ヘッ
ド搭載面40005b及び壁40005dには、コネク
ター40005c位置に連続してy,z方向に平行にレ
ール40029が2本並んで形成されており、記録ヘッ
ド40003は上記レール40029間に形成される溝
40030に支持体40019を挟み込むように取り付
けられ、矢印x方向の位置が規制される。また、上記溝
40030には、2本のレール40029を垂直方向
(x方向に平行に)連結する連結部40031a,40
031b,40031cが形成されており、図56に示
すように上記記録ヘッド4003の支持体40019に
形成された溝に係合してy,z方向の位置を規制するも
のである。
【0174】また図55に示すように、上記記録ヘッド
40003は上記レール40029間に形成される溝底
部との間に隙間を形成して保持されており、該隙間に接
着剤40028を塗布して固定されている。上記接着剤
40028は溝40030内の少なくとも3箇所に塗布
されており、該接着剤40028の剛性があれば接着力
は前記の実施例よりも弱くてもよく、接着剤の選択の幅
が広がる。
【0175】上記記録ヘッド40003をキャリッジ4
0005に固定する場合には、キャリッジ40005の
連結部40005eと各記録ヘッドのノズルまでの高さ
を装置により位置決めするため、各記録ヘッド4000
3の位置ずれは組み込むキャリッジ40005の製造上
の精度で決まる。よって、各記録ヘッド40003は矢
印x方向以外(矢印y方向,矢印z方向)のずれ量はす
べて加味された状態で組み込まれる。また矢印x方向
(主走査方向)の補正は、従来のように記録ずれ量を検
知してずれた分を各記録ヘッドに対するインク吐出のタ
イミングを電気的にずらすことで行われる。
【0176】(記録ヘッドの取付構成の更に他の実施
例)次に他の実施例について図57乃至図60を参照し
て説明する。
【0177】本実施例は、複数の記録ヘッドを枠体に一
体的に保持させて、これをキャリッジに搭載するように
構成したものである。先ず図57を参照して記録ヘッド
40003を保持する枠体の構成について説明する。4
0032は枠体であって、記録ヘッド40003を複数
個並列するように保持するものである。この枠体400
032の内壁には高さが異なる一対のリブ40033が
複数箇所に設けられており、該リブ40033の間に形
成される溝40034に記録ヘッド40003の支持体
40019が溝40034の底部に当接せずに挟みこま
れるように固定される。上記一対のリブ40033のう
ち高い方のリブは、枠体40032の強度を高める作用
を有する。
【0178】また上記枠体40033の外壁側面にはス
ライド突起40035が突設されており、後述するキャ
リッジとの係合に使用されるものである。
【0179】更に上記枠体40032の材質は該枠体4
0032の剛性に影響を及ぼすが、上記枠体40032
の製造上の精度(耐環境)、装置本体への固定力、ハン
ドリング時の変形を考慮して選択される。本実施例で
は、フィラー入りPPSを用いている。
【0180】尚、上記枠体40032に対する各記録ヘ
ッド40003の取付構成は前記実施例と同様に上記リ
ブ40033間に形成される溝底部との間に隙間を形成
して保持されており、該隙間に接着剤を塗布して固定さ
れている。上記接着剤は溝40034内の少なくとも3
箇所に塗布されていればよいが、溝全面を接着しても良
い。この接着剤の剛性及び溝40034の強度により各
記録ヘッド40003は保持される。また上記接着剤を
覆うように弾性部材を設けることによって、より一層記
録ヘッド40003の位置決めに対する信頼性を向上さ
せることができる。
【0181】また本実施例では、接着剤としてタクトが
短く強度のあるUV系の接着剤を用い、更に充填剤とし
て弾性を有するシリコン型の接着剤を併用するものとす
る。
【0182】40036は上記枠体40032に被覆す
る蓋であって各記録ヘッド40003との電気的接点を
1箇所にまとめたフレキシブルケーブルでできた電極パ
ット40037が組み付られている。また上記蓋体40
036には記録ヘッド40003のノズル40003a
を配置するための窓400036aが形成されている。
また上記蓋体40036には、記録ヘッド40003に
接続するコネクター40036bが設けられており、該
コネクター400036bは上記電極パット40037
に接続されて装置本体に対する電気的接点を1箇所にま
とめられる。本実施例では、各記録ヘッド40003に
シフトレジスタ(図示せず)を搭載しているため、接点
数は記録ヘッドの電極総数以下にすることができ、上記
電極パット40037によってまとめられた電気的接点
を介して装置本体と電気的に接続されて各記録ヘッドに
対して記録信号が送信される。尚、本実施例では、記録
ヘッド40003を4つ並列した例を示すが、これに限
定されるものではない。
【0183】また図58にしめすように、上記枠体40
032の裏面側(図57の矢印A方向側)外壁には、2
つの溝穴40038が形成されており、また該壁面の所
定位置には位置決め突起40039が3箇所に設けられ
ている。
【0184】また上記記録ヘッド40003を保持した
枠体40032をキャリッジ40040に取り付ける場
合には、図60に示すようにスライド突起40035を
キャリッジ40040に形成されたスリット40040
aに沿ってスライドさせて係合する。また図59に示す
ように、装置本体側に突設した押し付け部材40041
によって上記スライド突起40035をキャリッジ40
040側に押し付ける。この時、上記キャリッジ400
40に突設された位置決めピン40040bを上記溝穴
40038に夫々嵌合させる。これによって図57の矢
印x方向(主走査方向),z方向(高さ方向),θy
(副走査方向への傾き角)が決定される。また同時に枠
体40032側の位置決め突起40039を対応するキ
ャリッジ40040側の基準面40040cに当接させ
る。これによって矢印y方向(副走査方向),θx (主
走査方向の傾き角),θz (高さ方向の傾き角)が決定
される。
【0185】また装置本体との電気的接続は、図59に
示すように上記枠体40032に被覆する蓋体4003
6に組みつけられた電極パット4037に装置本体側の
電極パット40042を押し付けることにより接続され
る。
【0186】更に図60に示すように枠体40032を
キャリッジ40040に装着後、該枠体40032の裏
面側より突出している各インク供給管40024bにイ
ンクタンク40004を夫々嵌合させてキャリッジ40
040上に搭載することにより記録ヘッド40003の
取り付け作業を終了する。上記インクタンク40004
は枠体40032に対して交換可能に取り付けられてい
る。
【0187】上記構成によれば、複数の記録ヘッド40
003を枠体40032に保持させることにより、記録
ヘッドをユニット化してキャリッジ40040に対する
ヘッド交換作業を容易化することができる。
【0188】また上記キャリッジ40040に枠体40
032を介して記録ヘッド40003を取り付けるた
め、記録ヘッド40003に外力が直接作用して位置ず
れが生ずるのを防止することができる。また上記記録ヘ
ッド40003は直接枠体40032に当接することは
ないため、記録ヘッド40003をユニット化する際
に、該枠体40032の精度に影響されずにキャリッジ
40040に搭載することができ、各記録ヘッド400
03のx,y,z方向の全ての位置を装置本体の精度に
応じて高精度に位置決めすることができる。
【0189】更に、記録ヘッド40003のインクの着
弾ずれを予め測定しておき、その情報を加味して記録ヘ
ッド40003を枠体40032に保持させることによ
り、記録ヘッドユニットとして各記録ヘッドの着弾ずれ
を補正した状態となり、装置本体側より電気的にインク
吐出のタイミングを調整する必要はなくなり、制御動作
を簡略化することができる。よって、記録ヘッドユニッ
トを交換しても、記録ヘッドの主走査方向の位置を調整
することなく良好な画像品位を維持することができる。
【0190】上述したように図52乃至図60に示した
記録ヘッドユニットの各実施例に図23乃至図34に示
した中継コネクタの各実施例、あるいは図35乃至図3
9に示した位置決めのための構成の各実施例、あるいは
図44乃至図51に示した押え部材の各実施例を適宜組
み合わせて構成すると更に本発明の効果を好ましく奏す
ることができる。
【0191】また前述した各実施例では記録手段として
インクジェット記録方式の1つである、記録信号に応じ
て電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によって印
加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を
利用してインクに生ずる気泡の成長,収縮により、イン
クを吐出口より吐出して記録を行うように構成する記録
ヘッドを用いた。
【0192】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第4723129号明細書、同第47407
96号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行
うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コ
ンティニュアス型の何れにも適用可能であるが、特にオ
ンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されて
いるシートや液路に対応して配置されている電気熱変換
体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温
度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加するこ
とによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せし
め、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果
的にこの駆動信号に一体一で対応した液体内の気泡を形
成出来るので有効である。この気泡の成長、縮小により
吐出用開口を介して液体を吐出させて、少なくとも1つ
の滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、
即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に優れた
液体の吐出が達成出来、より好ましい。
【0193】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。
【0194】尚、前記熱作用面の温度上昇率に関する発
明の米国特許第4313124号明細書に記載されてい
る条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出来
る。
【0195】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第4558333号明細書、同第445960
0号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものであ
る。
【0196】また複数の電気熱変換体に対して、共通す
るスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示す
る特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧
力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基づいた構成とし
ても本発明の効果は有効である。即ち、記録ヘッドの形
態がどのようなものであっても、本発明によれば記録を
確実に効率良く行うことが出来るようになるからであ
る。
【0197】更に、前述したシリアルタイプの記録ヘッ
ドの中でも、キャリッジに固定された記録ヘッド、或い
は記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられた
カートリッジタイプの記録ヘッド等を用いても良い。
【0198】また本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドの回復手段、予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定出来るので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或いは吸引手段、電気熱変換タイプ或いはこれとは別の
加熱素子或いはこれらの組合せによる予備加熱手段、記
録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定
した記録を行うために有効である。
【0199】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応
して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個数設けられるもの
であって良い。即ち、例えば記録装置の記録モードとし
ては黒色等の主流色のみの記録モードでなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成する複数個の組合せによるかいずれで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも適用し得
る。
【0200】更に加えて、前述した実施例に於いてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を3
0℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインク
の粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが
一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状
をなすものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギ
ーによる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態
変化のエネルギーとして使用せしめることで防止する
か、またはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固
化するインクを用いるかして、いずれにしても熱エネル
ギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し、
液状インクが吐出されるものや、記録シートに到達する
時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネル
ギーによって初めて液化する性質のインクを使用する場
合も適用可能である。
【0201】このような場合のインクは、特開昭54−
56874号公報或いは特開昭60−71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に
液状又は固形物として保持された状態で、電気熱変換体
に対して対向するような形態としても良い。上述した各
インクに対して最も有効なものは、前述した膜沸騰方式
を実行するものである。
【0202】更に、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末として用いられるものの他、リーダ等と組み合わ
せた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ
装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0203】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば装置本体側と複数の記録ヘッドとの間の電気接続が、
記録ヘッドを保持する部材に固定される中継接点部材の
接点を介して行われ、これにより、記録ヘッドに不要な
力が作用することがなく、複数の記録ヘッド相互の位置
精度が維持される。
【0204】また、本発明の他の形態により装置本体側
との電気接点が、インク吐出面とは反対側の面に設けら
れ、これにより、紙粉やインクミスト等により電気接点
の汚染を防止できる。
【0205】さらに、本発明の他の形態により、各記録
ヘッドと、それぞれのヘッドの電極へ中継コネクタ部材
の接点部を弾性部材で形成し、あるいはまた、同コネク
タ部材の配線を柔軟な部材で形成することにより、中継
コネクタの接点の位置精度及び各記録ヘッド間の位置精
度の干渉を生ずることなく、高品位な画像記録が可能と
なる。
【0206】さらに本発明の他の形態により、記録ヘッ
ドユニット枠体に保持された各記録ヘッド間の位置決め
精度を維持するように電極部と中継コネクタを連結させ
た記録ヘッドユニットの前記中継コネクタの案内リブを
前記枠体の案内溝に沿って挿入し、係止腕を係止凹部に
係止させると共に、位置決めピンを位置決め穴に嵌合さ
せて取り付け固定することができる。
【0207】さらに本発明の他の形態により、記録ヘッ
ドを記録媒体搬送体に対して壁に押し当てることなく主
走査方向に直交するように位置決めすることにより、搬
送体の製造上の精度のばらつきによって記録ヘッドの位
置ずれが生ずるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる記録ヘッドの要部を
示す断面図である。
【図2】図1に示した記録ヘッド要部の正面図である。
【図3】図1,図2に示した記録ヘッドの分解斜視図で
ある。
【図4】図1〜図3に示す記録ヘッドを複数個を装着し
てなる記録ヘッドユニットを、そのハウジングを除いて
示す分解斜視図である。
【図5】上記記録ヘッドユニットの分解斜視図である。
【図6】図4,図5の示した記録ヘッドユニットとイン
クタンクとの接続を説明するための斜視図である。
【図7】図4,図5に示した記録ヘッドユニットを用い
たインクジェット記録装置を示す斜視図である。
【図8】上記記録ヘッドユニットのハウジング部材に構
成される中継コネクタの一製造工程を示す分解斜視図で
ある。
【図9】図8の工程の次の構成を示し、同図に示す端子
を、同様に同図に示すハウジングに取付けた状態を示す
分解斜視図である。
【図10】図9に示す工程の次の工程を示し、端子の接
点と配線基板のパットとの接続を示す分解斜視図であ
る。
【図11】図10に示す工程の次の工程を示し、端子の
各接続部材を連結する連結部を切り離す工程を示す斜視
図である。
【図12】記録ヘッドユニットのハウジングを兼ねる中
継コネクタが完成した状態を示す斜視図である。
【図13】上記コネクタを金型に用いて製造する例を説
明する斜視図である。
【図14】上記コネクタを金型を用いて製造する例を説
明する斜視図である。
【図15】上記コネクタを圧入によって製造する例を説
明する模式的断面図である。
【図16】図15に示す製造における端子形状を説明す
る模式図である。
【図17】上記中継コネクタの端子接点と記録ヘッドの
接点との接触関係を説明する応力ひずみ曲線の線図であ
る。
【図18】中継コネクタ製造における端子形状の他の例
を示す斜視図である。
【図19】上記端子をハウジングに組付ける工程を示す
模式的断面図である。
【図20】上記中継コネクタにおける装置本体側との接
点部である配線基板の表側を示す平面図である。
【図21】上記配線基板の裏側を示す平面図である。
【図22】装置本体側接点部と上記配線基板との接続を
説明する模式的断面図である。
【図23】本発明の一実施例に係る中継コネクタの電極
フレーム斜視図である。
【図24】本発明の一実施例に係る中継コネクタの蓋部
材斜視図である。
【図25】電極フレームの他の実施例の斜視図である。
【図26】中継コネクタの他の実施例の斜視図である。
【図27】中継コネクタのさらに他の実施例の説明図で
ある。
【図28】ヘッドデバイスの他の実施例の斜視図であ
る。
【図29】本発明の一実施例に係る中継コネクタ配線部
の模式図である。
【図30】本発明の一実施例に係るコネクタとその取付
け部の模式図である。
【図31】本発明の一実施例に係る中継コネクタのヘッ
ド枠取付け部の模式図である。
【図32】中継コネクタのさらに他の実施例の模式図で
ある。
【図33】中継コネクタのさらに他の実施例の模式図で
ある。
【図34】中継コネクタのさらに他の実施例の説明図で
ある。
【図35】本発明の一実施例に係る記録ヘッドユニット
の分解斜視図である。
【図36】本発明の一実施例に係る中継コネクタの説明
図である。
【図37】本発明の一実施例に係る中継コネクタの一部
拡大説明図である。
【図38】本発明の一実施例に係る枠体に中継コネクタ
を組み込む直前を示す説明図である。
【図39】本発明の一実施例に係る枠体に中継コネクタ
を組み込むときの組み込み動作を示す説明図である。
【図40】本発明の一実施例に係る枠体に中継コネクタ
を組み込むときの組み込み動作を示す説明図である。
【図41】本発明の一実施例に係る枠体に中継コネクタ
を組み込むときの組み込み動作を示す説明図である。
【図42】本発明の一実施例に係る枠体に中継コネクタ
を組み込むときの組み込み動作を示す説明図である。
【図43】本発明の一実施例に係る枠体に中継コネクタ
を組み込むときの組み込み動作を示す説明図である。
【図44】本発明の一実施例に係る押え柱を示す模式図
である。
【図45】本発明の一実施例に係る押え柱を示す模式図
である。
【図46】本発明の一実施例に係る押え柱を示す模式図
である。
【図47】本発明の一実施例に係る押え柱と接着剤注入
穴を示す模式図である。
【図48】本発明の一実施例に係る押え柱と接着剤注入
穴を示す模式図である。
【図49】本発明の一実施例に係る押え柱と接着剤注入
穴を示す図及び案内溝を示す模式図である。
【図50】本発明の一実施例に係る押え柱と接着剤注入
穴を示す図及び案内溝を示す模式図である。
【図51】本発明の一実施例に係る押え柱と接着剤注入
穴を示す図及び補助リブを示す模式図である。
【図52】本発明の一実施例に係る記録ヘッドのキャリ
ッジに対する取け構成を示す説明図である。
【図53】本発明の一実施例に係る記録ヘッドとキャリ
ッジの接着部を示す説明図である。
【図54】他の実施例に係る記録ヘッドのキャリッジに
対する取付構成を示す説明図である。
【図55】本発明の一実施例に係る記録ヘッドとキャリ
ッジの接着部を示す説明図である。
【図56】本発明の一実施例に係る記録ヘッドとキャリ
ッジの接着部を示す説明図である。
【図57】他の実施例に係る記録ヘッドの枠体への取付
構成を示す説明図である。
【図58】本発明の一実施例に係る枠体の裏面側を示す
説明図である。
【図59】本発明の一実施例に係る枠体のキャリッジに
対する取付構成を示す説明図である。
【図60】本発明の一実施例に係る枠体のキャリッジに
対する取付構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電気熱変換素子 7 液室 8 インク路 9 吐出口(オリフィス) 100 ヒーターボード 200 プリント回路基板 300 支持基板 400 オリフィスプレート 600 インク供給路部材 2200 インク供給管 4000 ユニット枠 4001 ユニット外壁板 4002 ユニット内壁板 4006 側面ハウジング 4009 孔 4501 端子 4502 接続パット 4506 上ハウジング 4507 配線基板 4508 パット 4509 連結部 4510 孔 4512 接続部材 4514,4515 接点 5030 接続板 5031 接続パット 6000,6000−A,6000−B インクタンク 14501 接点 14502 電気信号取入部 14505 係合腕 14509 圧入固定部 14510 フレーム 20030 ユニット枠 20034 接点部材 20035 ハウジング 20040 係止腕 20047 電気接続部 20049 配線部材 20050 周辺部 20051 空間部 34011 押え柱 34505 係止腕 IJU 記録ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 23/02 Z 6901−5E (31)優先権主張番号 特願平5−122638 (32)優先日 平5(1993)5月25日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−122977 (32)優先日 平5(1993)5月25日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 日隈 昌彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 苅田 誠一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 折笠 剛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 浅井 直人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 誠二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 里井 庸修 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録を行うための記録ヘッド
    を備える記録ヘッドユニットに配される電気中継接点部
    材において、 外部と電気的接続を行うための第1電気接点部材と、 前記第1電気接点部材と前記記録ヘッドとを電気的に接
    続するための第2電気接点部材と、 を具えたことを特徴とする記録ヘッドユニットに配され
    る電気中継接点部材。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドユニットには、複数の記
    録ヘッドが備えられていることを特徴とする請求項1に
    記載の記録ヘッドユニットに配される電気中継接点部
    材。
  3. 【請求項3】前記記録ヘッドユニットには、複数のイン
    クジェット記録ヘッドが備えられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の記録ヘッドユニットに配される電気
    中継接点部材。
  4. 【請求項4】 前記インクジェット記録ヘッドは、イン
    クを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する
    電気熱変換体を備えることを特徴とする請求項3に記載
    の記録ヘッドユニットに配される電気中継接点部材。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドユニットには、複数の記
    録ヘッドが該記録ヘッド相互間の位置関係を維持して保
    持されることを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド
    ユニットに配される電気中継接点部材。
  6. 【請求項6】 前記第2電気接点部材は、前記記録ヘッ
    ドの電気接点と電気的に接触するための電気接点を有す
    る複数の柱状の弾性部材であることを特徴とする請求項
    1に記載の記録ヘッドユニットに配される電気中継接点
    部材。
  7. 【請求項7】 前記第2電気接点部材の前記電気接点
    は、前記柱状の弾性部材の一部を凸状に曲げて形成する
    とともに、該凸状に曲げる位置を、隣接する前記柱状の
    弾性部材相互で異ならせることを特徴とする請求項6に
    記載の記録ヘッドユニットに配される電気中継接点部
    材。
  8. 【請求項8】 前記第2電気接点部材の前記弾性部材
    は、前記記録ヘッドの接点に対して前記弾性部材の弾性
    限界近傍から該弾性限界に至る範囲内で接触することを
    特徴とする請求項6または7に記載の記録ヘッドユニッ
    トに配される電気中継接点部材。
  9. 【請求項9】 記録媒体に記録を行うための記録ヘッド
    を備える記録ヘッドユニットにおいて、 所定の位置を維持して記録ヘッドを保持するヘッド保持
    部材と、 前記ヘッド保持部材に備えられる電気中継接点部材であ
    って、外部と電気的接続を行うための第1電気接点部材
    と、該第1電気接点部材と前記記録ヘッドの電気接点部
    とを電気的に接続するための第2電気接点部材を有する
    電気中継接点部材と、 を具えたことを特徴とする記録ヘッドユニット。
  10. 【請求項10】 前記ヘッド保持部材は、該ヘッド保持
    部材の有するヘッド位置決め部に前記記録ヘッドを当接
    して当該記録ヘッドを当該ヘッド保持部材に位置決めを
    することを特徴とする請求項9に記載の記録ヘッドユニ
    ット。
  11. 【請求項11】 前記ヘッド保持部材は、該ヘッド保持
    部材の有するヘッド位置決め部に前記記録ヘッドを当接
    することなく当該記録ヘッドを保持して位置決めをする
    ことを特徴とする請求項9に記載の記録ヘッドユニッ
    ト。
  12. 【請求項12】 前記保持部材は、位置決め穴又は位置
    決めピン、係止凹部、及び案内溝を夫々有し、前記電気
    中継接点部材は、前記位置決め穴に対応する位置決めピ
    ン又は前記位置決めピンに対応する位置決め穴、前記係
    止凹部に対応する係止腕部、及び前記案内溝に対応する
    案内リブを夫々有し、前記電気中継接点部材を前記保持
    部材に取り付ける際に、前記案内リブを前記案内溝に沿
    って挿入し、前記係止腕部を前記係止凹部に係止すると
    ともに、前記位置決めピンと前記位置決め穴とを嵌合さ
    せることを特徴とする請求項9に記載の記録ヘッドユニ
    ット。
  13. 【請求項13】 前記案内溝及び前記案内リブは、前記
    電気中継接点部材と記録ヘッドの電気接点部との接触圧
    の反力に抗することを特徴とする請求項12に記載の記
    録ヘッドユニット。
  14. 【請求項14】 前記保持部材は、前記電気中継接点部
    材とは異なる方向から取り付けられる覆い部材を取り付
    け、該覆い部材は、前記電気中継接点部材の係止腕部に
    近接又は当接する押え部材を有することを特徴とする請
    求項12に記載の記録ヘッドユニット。
  15. 【請求項15】 前記記録ヘッドユニットには、複数の
    インクジェット記録ヘッドが備えられていることを特徴
    とする請求項9に記載の記録ヘッドユニット。
  16. 【請求項16】 前記インクジェット記録ヘッドは、イ
    ンクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生す
    る電気熱変換体を備えることを特徴とする請求項15に
    記載の記録ヘッドユニット。
  17. 【請求項17】 前記第2電気接点部材は、前記記録ヘ
    ッドの電気接点と電気的に接触するための電気接点を有
    する複数の柱状の弾性部材であることを特徴とする請求
    項9に記載の記録ヘッドユニット。
  18. 【請求項18】 前記第2電気接点部材の前記電気接点
    は、前記柱状の弾性部材の一部を凸状に曲げて形成する
    とともに、該凸状に曲げる位置を、隣接する前記柱状の
    弾性部材相互で異ならせることを特徴とする請求項9に
    記載の記録ヘッドユニット。
  19. 【請求項19】 前記第2電気接点部材の前記弾性部材
    は、前記記録ヘッドの接点に対して前記弾性部材の弾性
    限界近傍から該弾性限界に至る範囲内で接触することを
    特徴とする請求項17または18に記載の記録ヘッドユ
    ニット。
  20. 【請求項20】 記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を
    行う記録装置において、 所定の位置を維持して保持するヘッド保持部材、および
    前記ヘッド保持部材に備えられる電気中継接点部材であ
    って、該電気中継接点部材は、記録装置本体と電気的接
    続を行うための第1電気接点部材と、該第1電気接点部
    材と前記記録ヘッドの電気接点部とを電気的に接続する
    ための第2電気接点を有する電気中継接点部材、を備え
    る記録ヘッドユニットと、 前記第1電気接点部材に所定の電流を供給する供給部
    と、 を具えたことを特徴とする記録装置。
  21. 【請求項21】 前記ヘッド保持部材は、該ヘッド保持
    部材の有するヘッド位置決め部に前記記録ヘッドを当接
    して当該記録ヘッドを当該ヘッド保持部材に位置決めを
    することを特徴とする請求項20に記載の記録装置。
  22. 【請求項22】 前記ヘッド保持部材は、該ヘッド保持
    部材の有するヘッド位置決め部に前記記録ヘッドを当接
    することなく当該記録ヘッドを保持して位置決めをする
    ことを特徴とする請求項20に記載の記録装置。
  23. 【請求項23】 前記保持部材は、位置決め穴または位
    置決めピン、係止凹部、及び案内溝を夫々有し、前記電
    気中継接点部材は、前記位置決め穴に対応する位置決め
    ピン又は前記位置決めピンに対応する位置決め穴、前記
    係止凹部に対応する係止腕部、及び前記案内溝に対応す
    る案内リブをそれぞれ有し、前記電気中継接点部材を前
    記保持部材に取り付ける際に、前記案内リブを前記案内
    溝に沿って挿入し、前記係止腕部を前記係止凹部に係止
    するとともに、前記位置決めピンと前記位置決め穴とを
    嵌合させることを特徴とする請求項20に記載の記録装
    置。
  24. 【請求項24】 前記案内溝および前記案内リブは、前
    記電気中継接点部材と記録ヘッドの電気接点部との接触
    圧の圧力に抗することを特徴とする請求項23に記載の
    記録装置。
  25. 【請求項25】 前記保持部材は、前記電気中継接点部
    材とは異なる方向から取り付けられる覆い部材を取り付
    け、該覆い部材は、前記電気中継接点部材の係止腕部に
    近接又は当接する押え部材を有することを特徴とする請
    求項23に記載の記録装置。
  26. 【請求項26】 前記記録ヘッドユニットには、複数の
    インクジェット記録ヘッドが備えられていることを特徴
    とする請求項20に記載の記録装置。
  27. 【請求項27】 前記インクジェット記録ヘッドは、イ
    ンクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生す
    る電気熱変換体を備えることを特徴とする請求項26に
    記載の記録装置。
  28. 【請求項28】 前記第2電気接点部材は、前記記録ヘ
    ッドの電気接点と電気的に接触するための電気接点を有
    する複数の柱状の弾性部材であることを特徴とする請求
    項20に記載の記録装置。
  29. 【請求項29】 前記第2電気接点部材の前記電気接点
    は、前記柱状の弾性部材の一部を凸状に曲げて形成する
    とともに、該凸状に曲げる位置を、隣接する前記柱状の
    弾性部材相互で異ならせることを特徴とする請求項20
    に記載の記録装置。
  30. 【請求項30】 前記第2電気接点部材の前記弾性部材
    は、前記記録ヘッドの接点に対して前記弾性部材の弾性
    限界近傍から該弾性限界に至る範囲内で接触することを
    特徴とする請求項28または29に記載の記録装置。
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