JPH0781075B2 - シリコーンゴム組成物およびその製造方法ならびにその硬化物 - Google Patents
シリコーンゴム組成物およびその製造方法ならびにその硬化物Info
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- JPH0781075B2 JPH0781075B2 JP2288747A JP28874790A JPH0781075B2 JP H0781075 B2 JPH0781075 B2 JP H0781075B2 JP 2288747 A JP2288747 A JP 2288747A JP 28874790 A JP28874790 A JP 28874790A JP H0781075 B2 JPH0781075 B2 JP H0781075B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシリコーンゴム組成物、特には成形後に黄変す
ることがないことから、製品自体が透明であるか白色で
あることが必要とされる水中メガネパット,乳首などの
ほか、卓上電子計算機,照光式のプッシュホンにおける
ラバーコンタクト用などに有用とされるシリコーンゴム
組成物およびその製造方法ならびにその硬化物に関する
ものである。
ることがないことから、製品自体が透明であるか白色で
あることが必要とされる水中メガネパット,乳首などの
ほか、卓上電子計算機,照光式のプッシュホンにおける
ラバーコンタクト用などに有用とされるシリコーンゴム
組成物およびその製造方法ならびにその硬化物に関する
ものである。
[従来の技術] シリコーンゴムは、電気絶縁性,耐熱性,耐寒性,耐候
性,圧縮永久歪性,ゴム弾性等の特性に優れており、ま
た無毒であることから、電気・電子部品,各種事務機
器,自動車,航空機,食品用材料,医療用材料,レジャ
ー用品等の広い分野で使用されている。またこれらは静
的用途のみならず、電卓及びプッシュホンなどにおける
ラバーコンタクト,キーボード,自動車の等速ジョイン
トカバーブーツ,ダイヤフラム,医療用ポンプチューブ
等の動的用途にも多く使用されている。
性,圧縮永久歪性,ゴム弾性等の特性に優れており、ま
た無毒であることから、電気・電子部品,各種事務機
器,自動車,航空機,食品用材料,医療用材料,レジャ
ー用品等の広い分野で使用されている。またこれらは静
的用途のみならず、電卓及びプッシュホンなどにおける
ラバーコンタクト,キーボード,自動車の等速ジョイン
トカバーブーツ,ダイヤフラム,医療用ポンプチューブ
等の動的用途にも多く使用されている。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、従来公知のシリコーンゴムは、硬化剤とし
てジアルキルバーオキサイド、例えば2,5−ビス(t−
ブチルパーオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン,ジ−t
−ブチルパーオキサイド,t−ブチルクミルパーオキサイ
ドなどを使用していると成形後時にポストキュア後にゴ
ム成形品が黄変するために、透明性あるいは白色性が必
要とされる用途には使用することができないという不利
があり、この改善が求められている。
てジアルキルバーオキサイド、例えば2,5−ビス(t−
ブチルパーオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン,ジ−t
−ブチルパーオキサイド,t−ブチルクミルパーオキサイ
ドなどを使用していると成形後時にポストキュア後にゴ
ム成形品が黄変するために、透明性あるいは白色性が必
要とされる用途には使用することができないという不利
があり、この改善が求められている。
また、特公開昭62−19652には保存安定性に優れたシリ
カ含有オルガノポリシロキサンに関する記述があるが、
これは配合組成物の安定性に関して言及したものであっ
て、加硫を行なうゴム組成物に関して何も言及していな
い。
カ含有オルガノポリシロキサンに関する記述があるが、
これは配合組成物の安定性に関して言及したものであっ
て、加硫を行なうゴム組成物に関して何も言及していな
い。
[課題を解決するための手段] 本発明はこのような不利を解決したシリコーンゴム組成
物およびその製造方法ならびにその硬化物に関するもの
で、これはA)平均組成式 (ここにRは同一または異種の炭素数1〜10の非置換ま
たは置換の1価炭化水素基、aは1.95〜2.05の数)で示
され、平均重合度が3,000〜30,000の範囲にあるジオル
ガノポリシロキサン100重量部、B)補強性充填剤10〜1
00重量部、C)ジアルキルパーオキサイド0.5〜5重量
部、D)アルカリ性剤0.1〜15重量部よりなることを特
徴とするシリコーンゴム組成物、およびこのA),B),
D)成分の配合物を100〜200℃で加熱処理したのち、
C)成分を添加してなるシリコーンゴム組成物の製造方
法、ならびにこの組成物を硬化してなる硬化物を要旨と
するものである。
物およびその製造方法ならびにその硬化物に関するもの
で、これはA)平均組成式 (ここにRは同一または異種の炭素数1〜10の非置換ま
たは置換の1価炭化水素基、aは1.95〜2.05の数)で示
され、平均重合度が3,000〜30,000の範囲にあるジオル
ガノポリシロキサン100重量部、B)補強性充填剤10〜1
00重量部、C)ジアルキルパーオキサイド0.5〜5重量
部、D)アルカリ性剤0.1〜15重量部よりなることを特
徴とするシリコーンゴム組成物、およびこのA),B),
D)成分の配合物を100〜200℃で加熱処理したのち、
C)成分を添加してなるシリコーンゴム組成物の製造方
法、ならびにこの組成物を硬化してなる硬化物を要旨と
するものである。
すなわち、本発明者らはジアルキルパーオキサイドを添
加したシリコーンゴム組成物の成形後における黄変防止
策について種々検討した結果、硬化剤としてジアルキル
パーオキサイドを含有する上記A),B),C)からなる公
知のシリコーンゴム組成物に、上記したD)成分のよう
なアルカリ性剤を添加して系内の酸性を中和すると、従
来から黄変の原因とされている共役系化合物の副生が防
止されるので、シリコーンゴム組成物の成形後における
黄変が防止されることを見出し、ここに使用するD)成
分の構成についての研究を進めて本発明を完成させた。
加したシリコーンゴム組成物の成形後における黄変防止
策について種々検討した結果、硬化剤としてジアルキル
パーオキサイドを含有する上記A),B),C)からなる公
知のシリコーンゴム組成物に、上記したD)成分のよう
なアルカリ性剤を添加して系内の酸性を中和すると、従
来から黄変の原因とされている共役系化合物の副生が防
止されるので、シリコーンゴム組成物の成形後における
黄変が防止されることを見出し、ここに使用するD)成
分の構成についての研究を進めて本発明を完成させた。
以下にこれをさらに詳述する。
[作用] 本発明は硬化剤としてジアルキルパーオキサイドを添加
したシリコーンゴム組成物の成形後の黄変を防止するよ
うにしたシリコーンゴム組成物およびその製造方法なら
びにその硬化物を関するものである。
したシリコーンゴム組成物の成形後の黄変を防止するよ
うにしたシリコーンゴム組成物およびその製造方法なら
びにその硬化物を関するものである。
本発明のシリコーンゴム組成物は成形後の黄変を防止す
るということからアルカリ性剤の添加によってシリコー
ンゴム内の酸性を中和したものであるが、このシリコー
ンゴム組成物を構成するA)成分としてのジオルガノポ
リシロキサンは平均組成式が で示され、このRがメチル基,エチル基,プロピル基,
ブチル基等のアルキル基、ビニル基,アリル基,ブテニ
ル基等のアルケニル基、フェニル基,トリル基等のアリ
ール基、これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一
部又は全部がハロゲン原子,シアノ基等で置換されたク
ロロメチル基,クロロプロピル基,3,3,3−トリフルオロ
プロピル基,2−シアノエチル基などから選択される、同
一または異種の炭素数が1〜10、好ましくは1〜8の非
置換または置換1価炭化水素基で、その98モル%以上が
炭素数1〜4のアルキル基、特にメチル基であり、この
ようなアルキル基以外の基としてはビニル基,フェニル
基,3,3,3−トリフルオロプロピル基が好適とされるもの
であり、aは1.95〜2.05とされるものである。このジオ
ルガノポリシロキサンは分子構造が直鎖状であるものが
好適とされるが、これは分枝鎖状の分子構造のものを一
部含んでいてもよく、またこのものはその重合度が3,00
0〜30,000の範囲のものとすることがよいが、加工性の
面からは重合度が4,000〜10,000の範囲のものとするこ
とがよい。
るということからアルカリ性剤の添加によってシリコー
ンゴム内の酸性を中和したものであるが、このシリコー
ンゴム組成物を構成するA)成分としてのジオルガノポ
リシロキサンは平均組成式が で示され、このRがメチル基,エチル基,プロピル基,
ブチル基等のアルキル基、ビニル基,アリル基,ブテニ
ル基等のアルケニル基、フェニル基,トリル基等のアリ
ール基、これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一
部又は全部がハロゲン原子,シアノ基等で置換されたク
ロロメチル基,クロロプロピル基,3,3,3−トリフルオロ
プロピル基,2−シアノエチル基などから選択される、同
一または異種の炭素数が1〜10、好ましくは1〜8の非
置換または置換1価炭化水素基で、その98モル%以上が
炭素数1〜4のアルキル基、特にメチル基であり、この
ようなアルキル基以外の基としてはビニル基,フェニル
基,3,3,3−トリフルオロプロピル基が好適とされるもの
であり、aは1.95〜2.05とされるものである。このジオ
ルガノポリシロキサンは分子構造が直鎖状であるものが
好適とされるが、これは分枝鎖状の分子構造のものを一
部含んでいてもよく、またこのものはその重合度が3,00
0〜30,000の範囲のものとすることがよいが、加工性の
面からは重合度が4,000〜10,000の範囲のものとするこ
とがよい。
つぎに本発明のシリコーンゴム組成物を構成するB)成
分としての補強性充填剤はシリコーンゴムの補強のため
に従来から使用されている公知のものでよく、これには
煙霧質シリカ,沈降性シリカ,シリカアエロゲルなどが
例示されるが、これらは補強性ということから比表面積
が少なくとも50m2/gのものとすることがよい。また、こ
の補強性充填剤はその表面がトリメチルシリル基[(CH
3)3SiO0.5],ジメチルシリル基[(CH3)2SiO],モ
ノメチルシリル基[CH3SiO1.5],ジフェニルメチルシ
リル基[(C6H5)2(CH3)SiO0.5]などを含有するシ
ラン,シロキサン,シラザンなどで処理されたものであ
ってもよい。
分としての補強性充填剤はシリコーンゴムの補強のため
に従来から使用されている公知のものでよく、これには
煙霧質シリカ,沈降性シリカ,シリカアエロゲルなどが
例示されるが、これらは補強性ということから比表面積
が少なくとも50m2/gのものとすることがよい。また、こ
の補強性充填剤はその表面がトリメチルシリル基[(CH
3)3SiO0.5],ジメチルシリル基[(CH3)2SiO],モ
ノメチルシリル基[CH3SiO1.5],ジフェニルメチルシ
リル基[(C6H5)2(CH3)SiO0.5]などを含有するシ
ラン,シロキサン,シラザンなどで処理されたものであ
ってもよい。
なお、この補強性充填剤の添加量は上記したA)成分と
してのジオルガノポリシロキサン100重量部に対して10
重量部未満では少なすぎてその補強効果が十分でなく、
100重量部より多くすると得られるゴム組成物の加工性
がわるくなるので、10〜100重量部の範囲とすることが
よい。
してのジオルガノポリシロキサン100重量部に対して10
重量部未満では少なすぎてその補強効果が十分でなく、
100重量部より多くすると得られるゴム組成物の加工性
がわるくなるので、10〜100重量部の範囲とすることが
よい。
また、本発明のシリコーンゴム組成物を構成するC)成
分としてのジアルキルパーオキサイドはこのシリコーン
ゴム組成物を硬化させるための硬化剤とされるものであ
るが、これは分解時にアセトンを生成する可能性のある
もので、これにはジーt−ブチルパーオキサイド,t−ブ
チルクミルパーオキサイド,2,2′−ビス(t−ブチルペ
ルオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン,2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン,2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンな
どが例示されるが、これらは単独または2種以上の組合
せで使用することができる。なお、このものの配合量は
通常公知の範囲とすればよく、したがってこれは前記し
たA)成分としてのジオルガノポリシロキサン100重量
部に対して0.5〜5重量部の範囲とすればよい。
分としてのジアルキルパーオキサイドはこのシリコーン
ゴム組成物を硬化させるための硬化剤とされるものであ
るが、これは分解時にアセトンを生成する可能性のある
もので、これにはジーt−ブチルパーオキサイド,t−ブ
チルクミルパーオキサイド,2,2′−ビス(t−ブチルペ
ルオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン,2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン,2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンな
どが例示されるが、これらは単独または2種以上の組合
せで使用することができる。なお、このものの配合量は
通常公知の範囲とすればよく、したがってこれは前記し
たA)成分としてのジオルガノポリシロキサン100重量
部に対して0.5〜5重量部の範囲とすればよい。
本発明のシリコーンゴム組成物を構成するD)成分は本
発明のシリコーンゴム組成物の成形後の黄変を防止する
ために、この組成物をアルカリ性とするためのものであ
り、これはアルカリ性物質で構成されたものとすればよ
いが、これは無機塩機,有機塩基あるいはアルカリ処理
した充填剤の分散液としてもよい。
発明のシリコーンゴム組成物の成形後の黄変を防止する
ために、この組成物をアルカリ性とするためのものであ
り、これはアルカリ性物質で構成されたものとすればよ
いが、これは無機塩機,有機塩基あるいはアルカリ処理
した充填剤の分散液としてもよい。
この無機塩基としては水酸化ナトリウム,水酸化カリウ
ムまたはその水溶液が、この有機塩基としてはナトリウ
ムシラノレート,カリウムシラノレートなどのアルカリ
金属シラノレート,ナトリウムメチラート,ナトリウム
エチラートなどのアルカリ金属アルコラート類などが例
示されるし、この充填剤の分散液としては従来からシリ
コーンゴムの補強性充填剤として使用されているシリカ
系充填剤を水酸化ナトリウム溶液,シラザンで処理する
か、その表面をアミンで処理してアルカリ性としたもの
を水と混合して分散体とし、その4%のディスバージョ
ンのpHが7以上のものとしたものなどが例示されるが、
この充填剤の分散体についてはニプシルNA,ニプシルES,
ニプシルG−300[いずれも日本シリカ工業(株)製商
品名]という商品名で市販されているものとしてもよ
い。
ムまたはその水溶液が、この有機塩基としてはナトリウ
ムシラノレート,カリウムシラノレートなどのアルカリ
金属シラノレート,ナトリウムメチラート,ナトリウム
エチラートなどのアルカリ金属アルコラート類などが例
示されるし、この充填剤の分散液としては従来からシリ
コーンゴムの補強性充填剤として使用されているシリカ
系充填剤を水酸化ナトリウム溶液,シラザンで処理する
か、その表面をアミンで処理してアルカリ性としたもの
を水と混合して分散体とし、その4%のディスバージョ
ンのpHが7以上のものとしたものなどが例示されるが、
この充填剤の分散体についてはニプシルNA,ニプシルES,
ニプシルG−300[いずれも日本シリカ工業(株)製商
品名]という商品名で市販されているものとしてもよ
い。
なお、このアルカリ性剤の添加量は前記したA)成分と
してのジオルガノポリシロキサン100gに対しアルカリOH
換算で1.0×10-4〜2.0×10-1モルの範囲、好ましくは1.
0×10-3〜2.0×10-2モルの範囲となるようにすればよい
ということから、A)成分としてのジオルガノポリシロ
キサン100重量部に対して0.1〜15重量部の範囲とすれば
よい。
してのジオルガノポリシロキサン100gに対しアルカリOH
換算で1.0×10-4〜2.0×10-1モルの範囲、好ましくは1.
0×10-3〜2.0×10-2モルの範囲となるようにすればよい
ということから、A)成分としてのジオルガノポリシロ
キサン100重量部に対して0.1〜15重量部の範囲とすれば
よい。
本発明のシリコーンゴム組成物は上記したA)〜D)成
分の所定量を均一に混合することによって得ることがで
きるが、これに重合度が100以下である低分子量のシロ
キサン,シラノール基含有シラン,アルコキシ基含有シ
ランなどの分散剤,酸化鉄,酸化セリウム,オクチル酸
鉄,酸化チタンなどの耐熱性向上剤、着色のための顔
料、白金化合物,パラジウム化合物などの難燃性助剤お
よびこの種のシリコーンゴム組成物に通常配合される各
種添加剤は任意に配合することができる。
分の所定量を均一に混合することによって得ることがで
きるが、これに重合度が100以下である低分子量のシロ
キサン,シラノール基含有シラン,アルコキシ基含有シ
ランなどの分散剤,酸化鉄,酸化セリウム,オクチル酸
鉄,酸化チタンなどの耐熱性向上剤、着色のための顔
料、白金化合物,パラジウム化合物などの難燃性助剤お
よびこの種のシリコーンゴム組成物に通常配合される各
種添加剤は任意に配合することができる。
なお、このシリコーンゴム組成物の製造はA)〜D)成
分の所定量を二本ロール,ニーダー,加圧ニーダー,バ
ンバリーミキサー,連続ニーダーなどの混練装置を用い
て均一に混練することによって容易に行なうことができ
るけれども、この製造に当ってはこのA),B),D)成分
および前記したような必要に応じ配合される成分を上記
装置を用いて均一に混練したのちに、これを100〜200℃
で5分〜4時間程度熱処理し、ついでこれにC)成分と
しての硬化剤を添加して混合することがよく、このよう
にすればD)成分の添加効果が十分に発揮されるという
有利性が与えられる。
分の所定量を二本ロール,ニーダー,加圧ニーダー,バ
ンバリーミキサー,連続ニーダーなどの混練装置を用い
て均一に混練することによって容易に行なうことができ
るけれども、この製造に当ってはこのA),B),D)成分
および前記したような必要に応じ配合される成分を上記
装置を用いて均一に混練したのちに、これを100〜200℃
で5分〜4時間程度熱処理し、ついでこれにC)成分と
しての硬化剤を添加して混合することがよく、このよう
にすればD)成分の添加効果が十分に発揮されるという
有利性が与えられる。
また、A),B)成分の所定量を先に上記装置で混練り
し、熱処理した後、C)成分、D)成分を添加して混合
しても差支えない。
し、熱処理した後、C)成分、D)成分を添加して混合
しても差支えない。
このようにして作られた本発明のシリコーンゴム組成物
はC)成分としてのジアルキルパーオキサイドを含有し
ているが、このジアルキルパーオキサイドはシリコーン
ゴムの加硫時に分解してアセトンを副生し、これがシリ
コーンゴム中の充填剤を触媒としてアルドール縮合して
縮合物となり、これがこの系がシリカの影響で酸性であ
ると脱水して共役系化合物となるので、これによってシ
リコーンゴム成形体に黄変が発生すると考えられている
のであるが、本発明のシリコーンゴム組成物にはD)成
分としてのアルカリ性物質が添加されていて、これが系
中を中和するのでこの脱水による共役系化合物の生成が
なく、したがって黄変の発生が防止されるものと推定さ
れているが、この黄変の発生は補強性充填剤としては沈
降性シリカを使用したときに特に著しいとされているの
で、本発明の効果は補強性充填剤として沈降性シリカを
使用したときに顕著に認められる。
はC)成分としてのジアルキルパーオキサイドを含有し
ているが、このジアルキルパーオキサイドはシリコーン
ゴムの加硫時に分解してアセトンを副生し、これがシリ
コーンゴム中の充填剤を触媒としてアルドール縮合して
縮合物となり、これがこの系がシリカの影響で酸性であ
ると脱水して共役系化合物となるので、これによってシ
リコーンゴム成形体に黄変が発生すると考えられている
のであるが、本発明のシリコーンゴム組成物にはD)成
分としてのアルカリ性物質が添加されていて、これが系
中を中和するのでこの脱水による共役系化合物の生成が
なく、したがって黄変の発生が防止されるものと推定さ
れているが、この黄変の発生は補強性充填剤としては沈
降性シリカを使用したときに特に著しいとされているの
で、本発明の効果は補強性充填剤として沈降性シリカを
使用したときに顕著に認められる。
[実施例] つぎに本発明の実施例,比較例をあげるが、例中の部は
重量部を示したものであり、例中において得られたシリ
コーンゴム弾性体の物性はJIS K−6301に準じた方法で
の測定結果を示したものである。
重量部を示したものであり、例中において得られたシリ
コーンゴム弾性体の物性はJIS K−6301に準じた方法で
の測定結果を示したものである。
実施例1〜4,比較例1 (CH3)2SiO単位99.85モル%,CH3(CH2=CH)SiO単位0.
15モル%からなり、分子鎖末端が(CH2=CH)(CH3)2S
iO0.5単位で封鎖された、重合度が約5,000であるメチル
ビニルポリシロキサン生ゴム100部に、湿式シリカ・ニ
プシルLP[日本シリカ工業(株)製商品名]40部、分散
剤としての分子鎖両末端に水酸基を含有する重合度18の
ジメチルポリシロキサン3部およびアルカリ性剤として
の1N−NaOH0.5部を添加し、ニーダー中で均一に混合し
たのち、150℃で2時間熱処理し、シリコーンゴム組成
物Iを作ると共に、この1N−NaoH0.5部の代わりに2N−N
aOHを0.1部添加してシリコーンゴム組成物IIを、Mg(O
H)2・キスマ5AN[協和化学(株)製商品名]3部を加
えてシリコーンゴム組成物IIIを、また平均構造式が (n=3〜20)で示されるT単位を含むナトリウムシラ
ノラート・Na−Tシラノラート[信越化学工業(株)製
商品名]1.0部を加えてシリコーンゴム組成物IVを作
り、さらに比較のためにアルカリ性剤を全く使用しない
ほかは上記と同様に処理してシリコーンゴム組成物Vを
作った。
15モル%からなり、分子鎖末端が(CH2=CH)(CH3)2S
iO0.5単位で封鎖された、重合度が約5,000であるメチル
ビニルポリシロキサン生ゴム100部に、湿式シリカ・ニ
プシルLP[日本シリカ工業(株)製商品名]40部、分散
剤としての分子鎖両末端に水酸基を含有する重合度18の
ジメチルポリシロキサン3部およびアルカリ性剤として
の1N−NaOH0.5部を添加し、ニーダー中で均一に混合し
たのち、150℃で2時間熱処理し、シリコーンゴム組成
物Iを作ると共に、この1N−NaoH0.5部の代わりに2N−N
aOHを0.1部添加してシリコーンゴム組成物IIを、Mg(O
H)2・キスマ5AN[協和化学(株)製商品名]3部を加
えてシリコーンゴム組成物IIIを、また平均構造式が (n=3〜20)で示されるT単位を含むナトリウムシラ
ノラート・Na−Tシラノラート[信越化学工業(株)製
商品名]1.0部を加えてシリコーンゴム組成物IVを作
り、さらに比較のためにアルカリ性剤を全く使用しない
ほかは上記と同様に処理してシリコーンゴム組成物Vを
作った。
ついで、このシリコーンゴム組成物I〜Vに2.5−ビス
(t−ブチルパーオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン0.5
部を加えたのち、これらの組成物を170℃×10分間とい
う条件でプレスキュアして厚さ2mmのシートとし、200℃
×4時間でポストキュアし、このシートについての物性
をしらべると共に、このシートについての黄変を目視で
しらべたところ、第1表に示したとおりの結果が得られ
た。
(t−ブチルパーオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン0.5
部を加えたのち、これらの組成物を170℃×10分間とい
う条件でプレスキュアして厚さ2mmのシートとし、200℃
×4時間でポストキュアし、このシートについての物性
をしらべると共に、このシートについての黄変を目視で
しらべたところ、第1表に示したとおりの結果が得られ
た。
実施例5〜8,比較例2 (CH3)2SiO単位100モル%からなり、分子鎖両末端が
(CH3)3SiO0.5単位で封鎖された、重合度が約5,000の
ジメチルポリシロキサン生ゴム50部と、(CH3)2SiO単
位99.5モル%と(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.5モル%と
からなり、分子鎖両末端が(CH3)3SiO0.5単位で封鎖さ
れた、重合度が約5,000のメチルビニルポリシロキサン
生ゴム50部とに、湿式シリカ・ニプシルLP[前出]40
部、分散剤としての分子鎖両末端に水酸基を含有する重
合度が18のジメチルポリシロキサン9部およびアルカリ
性剤としての2N−NaOH2.36部を加え、ニーダー中で均一
に混合し、150℃で2時間熱処理をしてシリコーンゴム
組成物VIを作ると共に、この2N−NaOHの代わりに平均重
合度が4で分子鎖両末端がNaで封鎖されたナトリウムシ
ラノレート1.6部を加えてシリコーンゴム組成物VIIを、
ナトリウムメチラートを0.25部加えてシリコーンゴム組
成物VIIIを、また上記におけるニップシールLP40部のう
ちの5部をアルカリ処理したニプシルG−300としてシ
リコーンゴム組成物IXを作り、さらに比較のためにアル
カリ性剤を全く使用しないほかは上記と同様に処理して
シリコーンゴム組成物Xを作った。
(CH3)3SiO0.5単位で封鎖された、重合度が約5,000の
ジメチルポリシロキサン生ゴム50部と、(CH3)2SiO単
位99.5モル%と(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.5モル%と
からなり、分子鎖両末端が(CH3)3SiO0.5単位で封鎖さ
れた、重合度が約5,000のメチルビニルポリシロキサン
生ゴム50部とに、湿式シリカ・ニプシルLP[前出]40
部、分散剤としての分子鎖両末端に水酸基を含有する重
合度が18のジメチルポリシロキサン9部およびアルカリ
性剤としての2N−NaOH2.36部を加え、ニーダー中で均一
に混合し、150℃で2時間熱処理をしてシリコーンゴム
組成物VIを作ると共に、この2N−NaOHの代わりに平均重
合度が4で分子鎖両末端がNaで封鎖されたナトリウムシ
ラノレート1.6部を加えてシリコーンゴム組成物VIIを、
ナトリウムメチラートを0.25部加えてシリコーンゴム組
成物VIIIを、また上記におけるニップシールLP40部のう
ちの5部をアルカリ処理したニプシルG−300としてシ
リコーンゴム組成物IXを作り、さらに比較のためにアル
カリ性剤を全く使用しないほかは上記と同様に処理して
シリコーンゴム組成物Xを作った。
ついで、このシリコーンゴム組成物VI〜Xに2.5−ビス
(t−ブチルパーオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン0.5
部を加え、これらの組成物について上記した実施例1〜
4と同様に処理して厚さ2mmのシートを作り、このもの
の黄変度,物性をしらべたところ、第2表に示したとお
りの結果が得られた。
(t−ブチルパーオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン0.5
部を加え、これらの組成物について上記した実施例1〜
4と同様に処理して厚さ2mmのシートを作り、このもの
の黄変度,物性をしらべたところ、第2表に示したとお
りの結果が得られた。
[発明の効果] 本発明は成形後に黄変を防止することのできるシリコー
ンゴム組成物およびその製造方法ならびにその硬化物に
関するもので、このシリコーンゴム組成物は前記したよ
うにA)ジオルガノポリシロキサン,B)補強性充填剤,
C)ジアルキルパーオキサイドおよびD)アルカリ性剤
とからなるものであるが、この組成物はD)成分として
のアルカリ性剤が含有されているので、ジアルキルパー
オキサイドの分解でアセトンが発生してもこれがアルド
ール縮合し、脱水して共役系化合物となることがなくな
り、このシリコーンゴム組成物を成形後もこの成形品が
黄変することがなくなるので、透明または白色の成形品
を容易に得ることができるという有利性が与えられ、そ
れ故にこのものには透明性,白色性が必要とされる水中
メガネパット,乳首用として、また卓上電子計算機,照
光式のプッシュホンにおけるラバーコンタクト用などに
有用とされるという産業上の有益性が与えられる。
ンゴム組成物およびその製造方法ならびにその硬化物に
関するもので、このシリコーンゴム組成物は前記したよ
うにA)ジオルガノポリシロキサン,B)補強性充填剤,
C)ジアルキルパーオキサイドおよびD)アルカリ性剤
とからなるものであるが、この組成物はD)成分として
のアルカリ性剤が含有されているので、ジアルキルパー
オキサイドの分解でアセトンが発生してもこれがアルド
ール縮合し、脱水して共役系化合物となることがなくな
り、このシリコーンゴム組成物を成形後もこの成形品が
黄変することがなくなるので、透明または白色の成形品
を容易に得ることができるという有利性が与えられ、そ
れ故にこのものには透明性,白色性が必要とされる水中
メガネパット,乳首用として、また卓上電子計算機,照
光式のプッシュホンにおけるラバーコンタクト用などに
有用とされるという産業上の有益性が与えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/54 C08L 83/07 LRT
Claims (3)
- 【請求項1】A)平均組成式 (ここにRは同一または異種の炭素数1〜10の非置換ま
たは置換1価炭化水素基、aは1.95〜2.05の数)で示さ
れる、平均重合度が3,000〜30,000の範囲にあるジオル
ガノポリシロキサン 100重量部、 B)補強性充填剤 10〜100重量部、 C)ジアルキルパーオキサイド 0.5〜5重量部、 D)アルカリ性剤 0.1〜15重量部 とからなることを特徴とするシリコーンゴム組成物。 - 【請求項2】請求項1におけるA),B),D)成分からな
る配合物を100〜200℃で加熱処理したのち、C)成分を
添加することを特徴とする請求項1に記載したシリコー
ンゴム組成物の製造方法。 - 【請求項3】請求項1に記載したシリコーンゴム組成物
を硬化させてなるシリコーンゴム硬化物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2288747A JPH0781075B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | シリコーンゴム組成物およびその製造方法ならびにその硬化物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2288747A JPH0781075B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | シリコーンゴム組成物およびその製造方法ならびにその硬化物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04161458A JPH04161458A (ja) | 1992-06-04 |
| JPH0781075B2 true JPH0781075B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=17734179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2288747A Expired - Fee Related JPH0781075B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | シリコーンゴム組成物およびその製造方法ならびにその硬化物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0781075B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0777932B2 (ja) * | 1991-10-28 | 1995-08-23 | 信越ポリマー株式会社 | 給紙用シリコーンゴム部材 |
| DE19808116A1 (de) | 1998-02-26 | 1999-09-09 | Wacker Chemie Gmbh | Siliconelastomere |
| JP5581764B2 (ja) * | 2010-03-24 | 2014-09-03 | 信越化学工業株式会社 | シリコーンゴム組成物及び帯電防止性シリコーンゴム硬化物の耐圧縮永久歪性を向上する方法 |
-
1990
- 1990-10-26 JP JP2288747A patent/JPH0781075B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04161458A (ja) | 1992-06-04 |
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