JPH0781122A - ライン型サーマルヘッドの記録濃度ムラ補正装置及びその方法 - Google Patents

ライン型サーマルヘッドの記録濃度ムラ補正装置及びその方法

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JPH0781122A
JPH0781122A JP18557593A JP18557593A JPH0781122A JP H0781122 A JPH0781122 A JP H0781122A JP 18557593 A JP18557593 A JP 18557593A JP 18557593 A JP18557593 A JP 18557593A JP H0781122 A JPH0781122 A JP H0781122A
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JP
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thermal head
unevenness
pressure
line
correction
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JP18557593A
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Hideji Hirai
秀二 平井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度な濃度ムラ補正を自動的に,かつ,短
時間で行なう。 【構成】 サーマルヘッド101の構成要素である各発
熱抵抗体の抵抗値に応じて,ライン型サーマルヘッドを
駆動するための駆動信号を補正するライン型サーマルヘ
ッドの記録濃度ムラ補正装置において,ライン型サーマ
ルヘッドの圧力ムラを測定する感圧センサ群102と,
感圧センサ群102で測定した圧力ムラ情報を記憶する
ヘッド圧力ムラ情報記憶部103と,ヘッド圧力ムラ情
報記憶部103に記憶されている圧力ムラ情報に基づい
て,サーマルヘッド101を駆動するための前記駆動信
号を補正するヘッド圧力ムラ補正部105,抵抗値ムラ
補正部502,データ補正テーブル503および制御部
504とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ライン型サーマルヘッ
ドを搭載したサーマルプリンタに関し,より詳細には,
ライン型サーマルヘッドの記録濃度ムラを補正する補正
装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,ライン型サーマルヘッドを搭載し
たサーマルプリンタにおいては,サーマルヘッドからイ
ンクシートに熱を与えることにより記録紙への記録を行
なっており,サーマルヘッドからの熱の発生は,サーマ
ルヘッドの構成要素である発熱抵抗体により行なわれて
いる。
【0003】通常,サーマルプリンタにおいて何も補正
を行なわずに記録を行なうと,濃度ムラを発生してしま
うという欠点があり,この欠点を解決するものとして,
例えば,特開昭62−213370号公報「感熱記録の
階調補正装置」が提案されている。この感熱記録の階調
補正装置における補正方法は,一般に“抵抗値補正”と
呼ばれており,サーマルヘッドの構成要素である発熱抵
抗体の抵抗値に応じて入力信号のレベルを変化させ,抵
抗値の差異による濃度ムラ(抵抗値のばらつきに起因す
る濃度ムラ)を軽減している。
【0004】ところが,特開昭62−213370号公
報の場合,抵抗値のばらつきに起因する濃度ムラは補正
されるものの,濃度ムラを発生させてしまう他の要因,
すなわち,サーマルヘッド表面の凸凹に起因する濃度ム
ラを考慮していないため,特にサーマルヘッド表面の凸
凹に起因する濃度ムラが激しい場合には,濃度ムラが完
全には解決されないという不都合があった。
【0005】このため,これを解決するものとして,例
えば,特開平1−281960号公報「記録装置の記録
濃度むら検出装置,記録濃度むら補正装置及び記録濃度
むら補正方法」が提案されている。この記録装置の記録
濃度むら検出装置,記録濃度むら補正装置及び記録濃度
むら補正方法は,一般的に“濃度帰還補正”と呼ばれて
おり,所定パターンが記録されている記録媒体の濃度を
光学的に検出演算し,記録濃度ムラの補正情報を求め,
求めた補正情報に基づいて記録ヘッドの駆動信号を補正
することにより,記録濃度ムラを補正している。
【0006】このような補正により,発熱抵抗体の抵抗
値のばらつきに起因する濃度ムラばかりでなく,サーマ
ルヘッド表面の凸凹に起因する濃度ムラも解決すること
ができる。なお,濃度ムラの主な発生原因としては,上
述した2つの要因,すなわち,発熱抵抗体の抵抗値のば
らつき,および,サーマルヘッド表面の凸凹であり,特
開平1−281960号公報によれば,上記2つの要因
共に解決している。換言すれば,主な濃度ムラ発生要因
を含んだ補正を行なっているため,高精度な補正を行な
うことができる。
【0007】また,特開平1−281960号公報にお
ける補正の方法としては,3つのステップ,すなわち,
所定パターンを予め印刷するステップ,記録濃度ムラを
光学的に検出し補正情報を求めるステップ,補正情報に
基づいて記録ヘッドの駆動信号を補正するステップから
成っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,特開平
1−281960号公報によれば,全ての濃度ムラ発生
要因を含んだ補正を施すことにより,高精度な補正を行
なっているものの,濃度ムラサンプルを印写する(所定
パターンを予め印刷する)ステップ,印写結果を濃度検
出器で測定する(記録濃度ムラを光学的に検出する)ス
テップ等の作業を行なわなければならないため,人手が
かかるという問題点や,補正作業に時間がかかってしま
うという問題点があった。
【0009】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り,高精度な濃度ムラ補正を自動的に,かつ,短時間で
行なうことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,ライン型サーマルヘッドの構成要素であ
る各発熱抵抗体の抵抗値に応じて,ライン型サーマルヘ
ッドを駆動するための駆動信号を補正するライン型サー
マルヘッドの記録濃度ムラ補正装置において,ライン型
サーマルヘッドの圧力ムラを測定する圧力ムラ測定手段
と,前記圧力ムラ測定手段で測定した圧力ムラ情報を記
憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されている圧力
ムラ情報に基づいて,ライン型サーマルヘッドを駆動す
るための前記駆動信号を補正する補正手段とを具備した
ライン型サーマルヘッドの記録濃度ムラ補正装置を提供
するものである。
【0011】なお,前記圧力ムラ測定手段は,表面を平
坦に加工してライン状に配列した感圧センサ群を,ライ
ン型サーマルヘッドに当接させることにより,ライン型
サーマルヘッドの圧力ムラを測定するものとする。
【0012】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,ライン型サーマルヘッドの構成要素である各発熱抵
抗体の抵抗値に応じて,ライン型サーマルヘッドを駆動
するための駆動信号を補正するライン型サーマルヘッド
の記録濃度ムラ補正方法において,ライン型サーマルヘ
ッドの圧力ムラを測定し,測定された圧力ムラ情報に基
づいて,ライン型サーマルヘッドを駆動するための前記
駆動信号を補正するライン型サーマルヘッドの記録濃度
ムラ補正方法を提供するものである。
【0013】
【作用】本発明のライン型サーマルヘッドの記録濃度ム
ラ補正装置及びその方法は,ライン型サーマルヘッドの
圧力ムラを測定し,測定された圧力ムラ情報に基づい
て,ライン型サーマルヘッドを駆動するための駆動信号
を補正する。
【0014】
【実施例】以下,本発明のライン型サーマルヘッドの記
録濃度ムラ補正装置及びその方法について,〔実施例
1〕,〔実施例2〕の順で,サーマルプリンタに適用し
た場合を例として,図面を参照して詳細に説明する。
【0015】〔実施例1〕図1は,実施例1の記録濃度
ムラ補正装置の構成を示すブロック図であり,インクシ
ート(図示せず)に熱を与えることにより記録紙(図示
せず)への記録を行なうサーマルヘッド101と,サー
マルヘッド101の圧力ムラを測定するための感圧セン
サ群102と,ROM(リードオンリーメモリ)または
RAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成され,感
圧センサ群102で測定した圧力ムラ情報を記憶するヘ
ッド圧力ムラ情報記憶部103と,記録される画像に基
づいたパルスデータ(サーマルヘッド印加パルスデー
タ)を発信するサーマルヘッド印加パルスデータ発信部
104と,ROM等から構成され,サーマルヘッド印加
パルスデータを補正する(補正用のデータテーブルを算
出する)ためのヘッド圧力ムラ補正部105と,ヘッド
圧力ムラ補正部105により算出された補正量をテーブ
ルとして記憶するデータ補正テーブル106と,カウン
タ等から構成され,ヘッド圧力ムラ情報記憶部103に
記憶されている圧力ムラ情報に基づいて,ヘッド圧力ム
ラ補正部105に補正を行なわせる制御を行なう制御部
107とから構成されている。
【0016】なお,実施例1では,ヘッド圧力ムラ補正
部105,データ補正テーブル106および制御部10
7によって本発明の補正手段を構成するが,特にこれに
限定するものではなく,例えば,熱伝導ムラ情報とサー
マルヘッド印加パルスデータとを入力して,演算によっ
て補正データを求める演算部を用いても良い。
【0017】図2は,サーマルヘッド101と感圧セン
サ群102の位置関係を示す説明図である。図示の如
く,感圧センサ群102は,表面を平坦に加工してライ
ン状に感圧センサ群基板202上に配列されている。な
お,図において,201はサーマルヘッド101を支持
するためのヘッド支持材である。また,感圧センサ群基
板202および感圧センサ群102は外部から挿入する
構成としても良く,サーマルプリンタに内蔵する構成と
しても良い。
【0018】図3は,サーマルプリンタ内のプラテンロ
ーラ301に感圧センサ群102を設置した例を示す説
明図であり,図2と同様に,サーマルヘッド101はヘ
ッド支持材201により支持されている。
【0019】以上の構成により,その動作を説明する。
先ず,感圧センサ群102により,サーマルヘッド10
1の圧力ムラが測定される。ここで,圧力ムラの測定方
法について,具体的に説明する。図2に示すように,サ
ーマルヘッド101は,ヘッド支持材201の動作によ
り感圧センサ群基板202上の感圧センサ群102に押
圧され,サーマルヘッド101が感圧センサ群102に
密着した際に感圧センサ群102に伝わる圧力ムラを測
定できる。換言すれば,実際の印字の際に生じる圧力ム
ラと略等しい圧力ムラを測定できる。
【0020】なお,図3に示すように,感圧センサ群1
02をプラテンローラ301上に設置した構成の場合に
圧力ムラを測定する際には,プラテンローラ301の回
転により感圧センサ群102をサーマルヘッド101と
の当接面に移動させて停止させ,停止させた状態でサー
マルヘッド101が,ヘッド支持材201の動作により
感圧センサ群102に押圧され,図2と同様に,サーマ
ルヘッド101が感圧センサ群102に密着した際に感
圧センサ群102に伝わる圧力ムラを測定できる。
【0021】なお,実施例1では,この圧力ムラの測定
をサーマルプリンタの立ち上げ時に自動的に行なうよう
にする。ただし,特にこれに限定するものではなく,圧
力ムラ測定用の専用スイッチを設けて,スイッチがON
された場合に行なうようしても良く,または所定の枚数
の画像形成実行後に定期的に行なうようにしても良い。
【0022】感圧センサ群102によるサーマルヘッド
101の圧力ムラの測定が終了すると,感圧センサ群1
02で測定した圧力ムラ情報は,ヘッド圧力ムラ情報記
憶部103に一旦記憶される。
【0023】ヘッド圧力ムラ情報記憶部103に圧力ム
ラ情報が全て(1ライン分)記憶されると,制御部10
7から,ヘッド圧力ムラ情報記憶部103およびヘッド
圧力ムラ補正部105に制御信号が送出される。
【0024】ヘッド圧力ムラ補正部105は,制御信号
を入力すると,ヘッド圧力ムラ情報記憶部103に記憶
されている圧力ムラ情報に基づいて,サーマルヘッド印
加パルスデータを補正するための補正用のデータを作成
する。実施例1では,補正用のデータテーブルを算出し
ている。なお,補正用のデータテーブルは,サーマルヘ
ッド101内の発熱抵抗体(図示せず)の数に対応して
作成され,作成された補正用のデータテーブルは,デー
タ補正テーブル106に格納される。
【0025】サーマルヘッド印加パルスデータ発信部1
04から発信される印加パルスデータによりサーマルヘ
ッド101を駆動する場合には,必ずデータ補正テーブ
ル106を参照するようにシーケンスが組まれており,
サーマルヘッド101が駆動される度に,サーマルヘッ
ド印加パルスデータがデータ補正テーブル106により
補正される。換言すれば,サーマルヘッド印加パルスデ
ータは圧力ムラに応じて補正される。補正されたサーマ
ルヘッド印加パルスデータによりサーマルヘッド101
を駆動することにより,圧力ムラに起因する濃度ムラを
解決することができる。
【0026】次に,図4を参照して,サーマルヘッド印
加パルスデータの補正方法の具体例を説明する。ここで
は,モデルとして発熱抵抗体数=5のサーマルヘッド1
01を考える。また,感圧センサ群102は,簡単に説
明するために,サーマルヘッド101の発熱抵抗体数と
同数の5個のセンサで構成されたもので考える。
【0027】サーマルヘッド101を感圧センサ群10
2に押圧して密着すると,サーマルヘッド101表面の
凸凹等により,感圧センサ群102に伝わる圧力にはム
ラが生じてしまう。この時,高い圧力が検出された箇所
では濃度が高くなるのでパルス数を減らし,低い圧力が
検出された箇所では濃度が低くなるのでパルス数を増や
す必要がある。
【0028】図4(a)に示すように,各々の感熱セン
サがP1〜P5の圧力を測定したとすると,先ず,平均
圧力P=(P1+P2+P3+P4+P5)/5を用い
て各発熱抵抗体に印加するパルス数を補正する。すなわ
ち,図4(b)に示すように,補正パルス=A*P/P
?(?=1〜5:各発熱抵抗体に対応)の補正式に従っ
て,データ補正テーブル106が作成され,作成された
データ補正テーブル106に応じて補正されたパルスが
サーマルヘッド101に印加される。
【0029】なお,全発熱抵抗体に同数のパルスが印加
された場合に,圧力ムラがなくなりサーマルヘッド10
1全面で一様な発熱が生じるようにデータ補正テーブル
106が作成されているので,データ補正テーブル10
6に応じてサーマルヘッド印加パルスが補正されること
により,サーマルヘッド101の圧力ムラが補正され,
サーマルヘッド101の圧力ムラに起因する濃度ムラの
ない記録を行なうことができる。従って,サーマルヘッ
ド101表面の凸凹に起因する濃度ムラのない記録を行
なうことができる。
【0030】また,実施例1では,記録濃度ムラ補正装
置をサーマルプリンタ内に内蔵した構成として説明した
が,特にこれに限定するものではなく,記録濃度ムラ補
正装置とサーマルプリンタとを別体とした構成としても
良い。
【0031】前述したように実施例1によれば,サーマ
ルヘッド101の圧力ムラを測定し,測定した圧力ムラ
情報に応じて,圧力ムラの補正を行なうため,サーマル
ヘッド101表面の凸凹に起因する濃度ムラのない記録
を行なうことができる。また,所定のサンプルデータ等
を予め印刷していないため,補正時間が短縮できる。更
に,感圧センサ群102をサーマルヘッド101に当接
させて圧力ムラを測定しているため,簡単な構成で圧力
ムラを測定できる。従って,簡単な構成で圧力ムラに起
因する記録濃度ムラの補正を行なうことが出来る。
【0032】〔実施例2〕実施例2は,従来技術にあ
る,サーマルヘッドの構成要素となる発熱抵抗体(図示
せず)の抵抗値に応じてサーマルヘッドを駆動する駆動
信号を補正する装置において,サーマルヘッドを駆動す
る駆動信号を補正する際に,発熱抵抗体の抵抗値に加え
て,サーマルヘッドの圧力ムラに応じた補正を行なうも
のである。換言すれば,実施例2は,実施例1の構成に
加えて,サーマルヘッドの構成要素となる発熱抵抗体の
抵抗値に応じてサーマルヘッドを駆動する駆動信号を補
正する機能を備えたものである。従って,実施例2は,
基本的には実施例1と同様に付,異なる部分(抵抗値に
応じた駆動信号の補正動作)について説明する。
【0033】図5は,実施例2の記録濃度ムラ補正装置
の構成を示すブロック図であり,図1と同符号のもの
は,実施例1と同様に付,説明を省略する。なお,50
1は,アナログ回路等から構成され,サーマルヘッド1
01の構成要素となる発熱抵抗体の抵抗値を測定するた
めのヘッド抵抗値測定部を示し,502は,ROM等か
ら構成され,サーマルヘッド印加パルスデータを補正す
る(補正用のデータテーブルを算出する)ための抵抗値
ムラ補正部を示し,503は,ヘッド圧力ムラ補正部1
05および抵抗値ムラ補正部502により算出された補
正量をテーブルとして記憶するデータ補正テーブルを示
し,504は,CPUおよびカウンタ等から構成され,
ヘッド圧力ムラ情報記憶部103に記憶されている圧力
ムラ情報に基づいて,ヘッド圧力ムラ補正部105に補
正を行なわせ,かつ,ヘッド抵抗値測定部501で測定
した抵抗値に基づいて,抵抗値ムラ補正部502に補正
を行なわせる制御部を示している。
【0034】なお,実施例2では,ヘッド圧力ムラ補正
部105,抵抗値ムラ補正部502,データ補正テーブ
ル503,および制御部504によって本発明の補正手
段を構成するが,特にこれに限定するものではなく,例
えば,圧力ムラ情報および抵抗値ムラとサーマルヘッド
印加パルスデータとを入力して,演算によって補正デー
タを求める演算部を用いても良い。
【0035】以上の構成により,その動作を説明する。
先ず,実施例1におけるサーマルヘッド101の圧力ム
ラに応じた補正と並行して,発熱抵抗体の抵抗値に応じ
た補正を行なう。先ず,制御部504からヘッド抵抗値
測定部501および抵抗値ムラ補正部502に制御信号
が送出される。
【0036】制御信号を入力すると,ヘッド抵抗値測定
部501は,各発熱抵抗体の抵抗値を測定し,抵抗値ム
ラ補正部502は,ヘッド抵抗値測定部501により測
定された抵抗値に基づいて,サーマルヘッド印加パルス
データを補正する。実施例2では,補正用のデータテー
ブルを作成している。抵抗値ムラ補正部502で作成さ
れた補正用のデータテーブルは,ヘッド圧力ムラ補正部
105で作成された補正用のデータテーブルと共に,デ
ータ補正テーブル503に格納される。データ補正テー
ブル503では,各発熱抵抗体に対応して,抵抗値ムラ
補正部502で作成された補正用のデータテーブルとヘ
ッド圧力ムラ補正部105で作成された補正用のデータ
テーブルとを合成して格納する。
【0037】サーマルヘッド印加パルスデータ発信部1
04から発信される印加パルスデータによりサーマルヘ
ッド101を駆動する場合には,必ずデータ補正テーブ
ル503を参照するようにシーケンスが組まれており,
サーマルヘッド101が駆動される度に,サーマルヘッ
ド印加パルスデータがデータ補正テーブル503により
補正される。換言すれば,サーマルヘッド印加パルスデ
ータは圧力ムラおよび抵抗値ムラに応じて補正される。
補正されたサーマルヘッド印加パルスデータによりサー
マルヘッド101を駆動することにより,圧力ムラおよ
び抵抗値ムラに起因する濃度ムラを解決することができ
る。
【0038】次に,図6を参照して,サーマルヘッド印
加パルスデータの補正方法の具体例を説明する。ここで
は,モデルとして発熱抵抗体数=3のサーマルヘッド1
01を考える。また,感圧センサ群102は,簡単に説
明するために,サーマルヘッド101の発熱抵抗体数と
同数の3個のセンサで構成されたもので考える。
【0039】サーマルヘッド101を感圧センサ群10
2に押圧して密着すると,実施例1と同様に,感圧セン
サ群102に伝わる圧力にはムラが生じ,高い圧力が検
出された箇所では濃度が高くなるのでパルス数を減ら
し,低い圧力が検出された箇所では濃度が低くなるので
パルス数を増やす必要がある。また,ヘッド抵抗値測定
部501により測定された各発熱抵抗体の抵抗値が大き
い場合には,発熱量が小さくなるため,パルス数を増や
し,抵抗値が小さい場合には,発熱量が大きくなるた
め,パルス数を減らす必要がある。
【0040】図6(a),(b)に示すように,各々の
感圧センサがP1〜P3の圧力を測定し,発熱抵抗体の
各抵抗値がR1〜R3であるとすると,先ず,平均圧力
P=(P1+P2+P3)/3および,平均抵抗値R=
(R1+R2+R3)/3を用いて各発熱抵抗体に印加
するパルス数を補正する。すなわち,図6(c)に示す
ように,補正パルス=A*(P/P?)*(R?/R)
(?=1〜5:各発熱抵抗体に対応)の補正式に従っ
て,データ補正テーブル503が作成され,作成された
データ補正テーブル503に応じて補正されたパルスが
サーマルヘッド101に印加される。
【0041】なお,全発熱抵抗体に同数のパルスが印加
された場合に,圧力ムラおよび抵抗値ムラがなくなりサ
ーマルヘッド101全面で一様な発熱が生じるようにデ
ータ補正テーブル503が作成されているので,データ
補正テーブル503に応じてサーマルヘッド印加パルス
が補正されることにより,サーマルヘッド101の圧力
ムラおよび抵抗値ムラが補正され,サーマルヘッド10
1の圧力ムラおよび抵抗値ムラに起因する濃度ムラのな
い記録を行なうことができる。従って,抵抗値ムラに起
因する濃度ムラおよびサーマルヘッド101表面の凸凹
に起因する濃度ムラのない記録を行なうことができる。
【0042】なお,印字の際の濃度ムラの発生原因は主
に,発熱抵抗体の抵抗値のばらつき,および,サーマル
ヘッド表面の凸凹であり,実施例2では,上記2つの原
因共に解決している,換言すれば,主な濃度ムラ発生要
因を含んだ補正を行なっているため,高精度な補正を行
なうことができ,濃度ムラのないきれいな記録を行なう
ことができる。
【0043】前述したように実施例2によれば,サーマ
ルヘッド101の圧力ムラおよび抵抗値ムラを測定し,
測定した圧力ムラおよび抵抗値ムラ情報に応じて,圧力
ムラおよび抵抗値ムラの補正を行なうため,濃度ムラの
ないきれいな記録を行なうことができる。また,所定の
サンプルデータ等を予め印刷していないため,補正時間
が短縮できる。更に,感圧センサ群102をサーマルヘ
ッド101に当接させて圧力ムラを測定しているため,
簡単な構成で圧力ムラを測定できる。従って,簡単な構
成で圧力ムラに起因する記録濃度ムラの補正を行なうこ
とが出来る。
【0044】
【発明の効果】以上より明らかなように本発明のライン
型サーマルヘッドの記録濃度ムラ補正装置によれば,ラ
イン型サーマルヘッドの構成要素である各発熱抵抗体の
抵抗値に応じて,ライン型サーマルヘッドを駆動するた
めの駆動信号を補正するライン型サーマルヘッドの記録
濃度ムラ補正装置において,ライン型サーマルヘッドの
圧力ムラを測定する圧力ムラ測定手段と,前記圧力ムラ
測定手段で測定した圧力ムラ情報を記憶する記憶手段
と,前記記憶手段に記憶されている圧力ムラ情報に基づ
いて,ライン型サーマルヘッドを駆動するための前記駆
動信号を補正する補正手段とを具備したため,高精度な
濃度ムラ補正を自動的に,かつ,短時間で行なうことが
できる。
【0045】また,本発明のライン型サーマルヘッドの
記録濃度ムラ補正装置によれば,前記圧力ムラ測定手段
は,表面を平坦に加工してライン状に配列した感圧セン
サ群を,ライン型サーマルヘッドに当接させることによ
り,ライン型サーマルヘッドの圧力ムラを測定するた
め,簡単な構成で,高精度な濃度ムラ補正を行なうこと
ができる。
【0046】また,本発明のライン型サーマルヘッドの
記録濃度ムラ補正方法によれば,ライン型サーマルヘッ
ドの構成要素である各発熱抵抗体の抵抗値に応じて,ラ
イン型サーマルヘッドを駆動するための駆動信号を補正
するライン型サーマルヘッドの記録濃度ムラ補正方法に
おいて,ライン型サーマルヘッドの圧力ムラを測定し,
測定された圧力ムラ情報に基づいて,ライン型サーマル
ヘッドを駆動するための前記駆動信号を補正するため,
高精度な濃度ムラ補正を自動的に,かつ,短時間で行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の記録濃度ムラ補正装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】サーマルヘッドと感圧センサ群の位置関係を示
す説明図である。
【図3】プラテンローラに感圧センサ群を設置した例を
示す説明図である。
【図4】サーマルヘッドに印加するパルスの補正方法の
具体例を示す説明図である。
【図5】実施例2の記録濃度ムラ補正装置の構成を示す
ブロック図である。
【図6】サーマルヘッドに印加するパルスの補正方法の
具体例を示す説明図である。
【符号の説明】
101 サーマルヘッド 102 感圧センサ群 103 ヘッド圧力ムラ情報記憶部 104 サーマルヘッド印加パルスデータ発信部 105 ヘッド圧力ムラ補正部 106 データ補正テーブル 107 制御部 501 ヘッド抵抗値測定部 502 抵抗値ムラ補正部 503 データ補正テーブル 504 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン型サーマルヘッドの構成要素であ
    る各発熱抵抗体の抵抗値に応じて,ライン型サーマルヘ
    ッドを駆動するための駆動信号を補正するライン型サー
    マルヘッドの記録濃度ムラ補正装置において,ライン型
    サーマルヘッドの圧力ムラを測定する圧力ムラ測定手段
    と,前記圧力ムラ測定手段で測定した圧力ムラ情報を記
    憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されている圧力
    ムラ情報に基づいて,ライン型サーマルヘッドを駆動す
    るための前記駆動信号を補正する補正手段とを具備した
    ことを特徴とするライン型サーマルヘッドの記録濃度ム
    ラ補正装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力ムラ測定手段は,表面を平坦に
    加工してライン状に配列した感圧センサ群を,ライン型
    サーマルヘッドに当接させることにより,ライン型サー
    マルヘッドの圧力ムラを測定することを特徴とする請求
    項1記載のライン型サーマルヘッドの記録濃度ムラ補正
    装置。
  3. 【請求項3】 ライン型サーマルヘッドの構成要素であ
    る各発熱抵抗体の抵抗値に応じて,ライン型サーマルヘ
    ッドを駆動するための駆動信号を補正するライン型サー
    マルヘッドの記録濃度ムラ補正方法において,ライン型
    サーマルヘッドの圧力ムラを測定し,測定された圧力ム
    ラ情報に基づいて,ライン型サーマルヘッドを駆動する
    ための前記駆動信号を補正することを特徴とするライン
    型サーマルヘッドの記録濃度ムラ補正方法。
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