JPH07314764A - 実時間温度推定を含んでなる熱プリンター - Google Patents

実時間温度推定を含んでなる熱プリンター

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JPH07314764A
JPH07314764A JP7072532A JP7253295A JPH07314764A JP H07314764 A JPH07314764 A JP H07314764A JP 7072532 A JP7072532 A JP 7072532A JP 7253295 A JP7253295 A JP 7253295A JP H07314764 A JPH07314764 A JP H07314764A
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JP
Japan
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temperature
heating element
thermal
substrate
heating elements
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Application number
JP7072532A
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English (en)
Inventor
Dirk Meeussen
デイルク・メーウセン
Eric Kaerts
エリク・ケルツ
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Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355—Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36—Print density control
    • B41J2/365—Print density control by compensation for variation in temperature

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  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱印刷要素の温度に関する正確な推定を含ん
でなる熱印刷システム、及び熱印刷要素の温度を正確に
推定するための改良された方法を提供する。 【構成】 定期的な観察時間に活性化された加熱要素の
数(Nh)を計数するための手段;定期的な観察時間に
ドラムの温度(Td)および熱シンクの温度(Th)を測
定するための手段;測定されたドラムの温度(Td)お
よび測定された熱シンクの温度(Th)をデジタル化す
るための手段;活性化された加熱要素の数(Nh)並び
にデジタル化された温度値TdおよびThを移すための手
段;Nh、TdおよびThの値を基にした加熱要素の温度
(Te)を推定するための装置;加熱要素の温度(Te)
の推定値を貯蔵するための記憶手段を含んでなる熱昇華
プリンターであって、適用されるエネルギーが加熱要素
の温度の推定値および加熱要素の要求される温度の関数
として調節されるように作動する熱昇華プリンター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は一般的に熱昇華印刷とも称され
る熱染料拡散印刷に関し、そして特に熱ヘッドの加熱要
素の温度を推定する方法に関する。
【0002】
【発明の背景】熱昇華印刷は染料転写方法を使用し、そ
こでは染料を含有する支持体が例えば紙またはフィルム
の如き受容体と加熱要素と称される複数の個別熱発生要
素から製造された印刷ヘッドとの間に置かれている。受
容体は回転式ドラムの上に設置される。支持体および受
容体は固定されている印刷ヘッドと関連して一般的には
移動する。特定の加熱要素にエネルギーが与えられる時
には、それは加熱されそして染料を例えば拡散または昇
華により支持体から受容体中の像画素に移す。印刷され
る染料の密度は加熱要素の温度および支持体の加熱時間
の関数である。換言すると、加熱要素から支持体に運ば
れた熱が支持体に移された熱量に関連して染料を像に移
す。
【0003】熱染料転写プリンター装置は真の「連続的
色調」染料密度転写という利点を与える。各々の加熱要
素により適用される熱を変えることにより、可変性密度
の像画素が受容体中で生成する。
【0004】しかしながら、この型の熱印刷ヘッドを使
用するシステムでは、異なる温度を有する加熱要素に同
時に且つ同等にエネルギーが与えられる時には、生じる
像が不均一な密度を示すことがある。
【0005】染料転写方法は高度に温度敏感性であるた
め(最悪の場合には光学的密度は0.03D/摂氏°ほ
ど変化する)、良好な色調再現のためには加熱要素の実
際温度を調節することが非常に重要である。
【0006】教示に関して興味がもたれる最初の特許
は、R.パルマー(Palmer)による「熱プリンターにより
露光される熱印刷媒体の領域を調節する方法および装
置」という名称の米国特許第4,391,535号であ
る。この特許のシステムは熱印刷要素の実際温度を推定
する方法を提供する。
【0007】他の興味ある特許は、H.ヤマシタ(Yamash
ita)による「熱予測および温度検出手段を使用する色調
プリンター」という名称の米国特許第5,066,691
号である。この特許は、薄膜熱ヘッドがヘッド台の熱容
量および大気への熱分散抵抗から測定されるヘッド台内
の第一主要熱集積、加熱要素基質内の第二熱集積、およ
び加熱要素自体内の第三熱集積を含んでいること、並び
にそれらが各々数分間、数秒間および数ミリ秒間の桁の
別個の熱時間定数を有することを開示している。
【0008】前記先行技術のいずれもドラム中の熱集積
は考慮しておらず、そしてそれらのいずれも加熱要素の
温度(Te)に関する正確な推定を行うことはできな
い。
【0009】さらに、前記先行技術のいずれも温度変化
に関して実時間で調節するための加熱要素の温度Teに
対する迅速な推定を行う方法を提供するものではない。
【0010】前記のことから、熱プリンター中の加熱要
素の温度推定は数種の方法で処理すれる問題であること
がわかる。本発明はこの問題の改良された解決法をめざ
すものである。
【0011】
【発明の目的】本発明の一目的は熱印刷要素の温度に関
する正確な推定を含んでなる熱印刷システムを提供する
ことである。
【0012】本発明の別の目的は熱印刷要素の温度を正
確に推定するための改良された方法を提供することであ
る。
【0013】他の目的および利点は以下に示されている
記載から明白になるであろう。
【0014】
【発明の要旨】1つもしくはそれ以上の染料枠を有する
染料供与体部材および該染料枠からの染料を受容する回
転式印刷ドラムに固定されている受容シート上の受容体
部材を使用するプリンターを含んでいる熱印刷システム
であり、ここで該プリンターが少なくとも複数の加熱要
素、加熱要素基質および熱シンク台(heatsink mount)を
有する熱ヘッド;熱ヘッドが像データに従い活性化され
るにつれて染料枠からの染料が受容体に移されてその上
で像を生成するような方法で供与体部材および受容体部
材の同調運動を熱ヘッドに関して各々の通路に沿って駆
動させるための第一調節手段;加熱要素を活性化させる
ために像データに対応する活性化信号を1つの線ずつ供
給するための第二調節手段;定期的な観察時間(periodi
c obseruation times)に活性化された加熱要素の数(N
h)を計数するための手段;定期的な観察時間にドラム
の温度(Td)および熱シンクの温度(Th)を測定する
ための手段;測定されたドラムの温度(Td)および測
定された熱シンクの温度(Th)をデジタル化するため
の手段;活性化された加熱要素の数(Nh)並びにデジ
タル化された温度値TdおよびThを移すための手段;N
h、TdおよびThの値を基にして加熱要素の温度(Te)
を推定するための装置;加熱要素の温度(Te)の推定
値を貯蔵するための記憶手段(MEM Te)を含んで
おり;該プリンターは熱ヘッドの加熱要素に適用される
エネルギーが加熱要素の温度の推定値および加熱要素の
要求される温度の関数として調節されるように作動して
いる熱印刷システムを提供することにより、上記の目的
を達成できることを我々は今見いだした。
【0015】
【発明の詳細な記述】以下、本発明を添付図面を参照し
ながら詳細に説明するが、本発明をそれらに限定するも
のではない。
【0016】図1を参照すると、そこには本発明に従い
使用することができそして画素の1つの線を支持体すな
わち染料供与体部材12から移された染料から一度に受
容体部材11上に印刷することができる熱印刷装置の全
体的な原則図が示されている。受容体11はシート形で
あり、支持体12はウエブ形でありそして供給ローラー
13から巻き取りローラー14上に駆動されている。受
容体11は回転式ドラムまたは圧盤15に固定されてお
り、それはドラム15および受容体シート11を静止熱
ヘッド16を通過して連続的に進行させる駆動機構(示
されていない)により駆動されている。このヘッド16
が支持体12を受容体11におしつけそして駆動回路の
出力を受ける。熱ヘッド16は通常は1つの線記憶中に
存在する像データ中の画素数と等しい数の複数の加熱要
素(Neにより示されている)を含んでいる。染料供与
体要素の像通りの加熱は、各々互いに幾何学的に並列に
されておりそして出力密度の漸進的構造を有する加熱抵
抗を用いて、1つの線ずつ行われる。これらの抵抗の各
々は加熱パルスによりエネルギーを与えられ、そのエネ
ルギーは相当する画素要素の要求される密度に従い調節
される。像入力データが比較的高い値を有するにつれ
て、出力エネルギーは増加しそしてその結果受容シート
上のハードコピー像17の光学的密度も増加する。対照
的に、比較的低い値を有する像データは加熱エネルギー
を減少させて比較的薄い画17を与える。
【0017】本発明では、加熱要素の活性化は好適には
パルス通りに行われそして好適にはデジタルエレクトロ
ニクスにより行われる。図2は加熱要素の活性化の第一
ブロック線図であり、図3は本発明に従い推定する温度
に関する活性化の第二ブロック線図であり、図16は本
発明に従い推定する温度に関する加熱要素の活性化の全
体的なブロック線図である。
【0018】最初にデジタル信号表示が像取得装置21
で得られる。次に、像信号はデジタル界面(図2にIN
Tとして示される)および第一貯蔵手段(図2に記憶と
して示される)を介して熱昇華プリンターの記録装置2
0に適用される。記録装置20中で、デジタル像信号は
まず処理装置22の中で処理される。次に各々の画素に
おいて処理されたデジタル像信号23の値に対応する密
度値を生ずるように記録ヘッドが調節される。デジタル
像信号の処理(22中)および緩衝(24中)並びにそ
れと平行する連続的変換(25中)後に、連続的なビッ
トデータの流れが印刷しようとするデータの次の線を表
示する例えばシフトレジスター26のような他の貯蔵手
段中に移される。その後、調節された条件下で、これら
のビットがラッチレジスター27の関連入力と平行に供
給される。シフトレジスター26からのデータビットが
ラッチレジスター27に貯蔵されると、ビットの他の線
を連続して該シフトレジスター26中に記録することが
できる。加熱要素28に関すると、上部末端は正の電源
(図2および16にVTHとして示されている)と連結さ
れているが、要素の下部末端は各々駆動トランジスター
29の集電器と連結されており、そのエミッターは接地
されている。これらのトランジスター29は基部に適用
される高状態信号(図2および16にSTOREとして
示されている)により選択的に切り替えられそして電流
をそれらの関連加熱要素28中に流す。この方法で電気
的な像データの熱昇華ハードコピーが記録される。
【0019】温度推定は本発明の以下の開示にとって非
常に重要であるため、ここでそれに特別注目しよう。図
3には、供与体部材および受容体部材の同調運動を駆動
させるための駆動調節手段31;活性化された加熱要素
の数(Nh)を計数するための手段32;活性化された
加熱要素の数(Nh)を移すための手段;ドラムの温度
(Td)および熱シンクの温度(Th)を測定しそして測
定されたドラムの温度(Td)および熱シンクの温度
(Th)をデジタル化するための手段33;デジタル化
された温度値TdおよびThを移すための手段;加熱要素
の温度(Te)を推定するためのデジタル装置34;加
熱要素の温度を貯蔵するための記憶手段35(MEM
Te);加熱要素を活性化させるために入力像に対応す
る駆動信号を供給するための調節手段36を含んでなる
本発明に従う温度推定装置30が図式的に示されてい
る。
【0020】生じた活性化の一般的大要をつかむため
に、図16が参照される。図16に同定されている構造
要素は図2および3に関して記載されている対応する番
号が付けられている構造要素のものと構造および作動に
おいて同様であり、従ってそれ以上の記載は必要ない。
【0021】さて本発明に従うと、1つもしくはそれ以
上の染料枠を有する染料供与体部材および該染料枠から
の染料を受容する回転式印刷ドラムに固定されている受
容シート上の受容体部材を使用するプリンターを含んで
いる熱印刷システムであり、ここで該プリンターが少な
くとも複数の加熱要素、加熱要素基質および熱シンク台
を有する熱ヘッド;熱ヘッドが像データに従い活性化さ
れるにつれて染料枠からの染料が受容体に移されてその
上で像を生成するような方法で供与体部材および受容体
部材の同調運動を熱ヘッドに関して各々の通路に沿って
駆動させるための第一調節手段;加熱要素を活性化させ
るために像データに対応する活性化信号を1つの線ずつ
供給するための第二調節手段;定期的な観察時間に活性
化された加熱要素の数(Nh)を計数するための手段;
定期的な観察時間にドラムの温度(Td)および熱シン
クの温度(Th)を測定するための手段;測定されたド
ラムの温度(Td)および測定された熱シンクの温度
(Th)をデジタル化するための手段;活性化された加
熱要素の数(Nh)並びにデジタル化された温度値Tdお
よびThを移すための手段;Nh、TdおよびThの値を基
にして加熱要素の温度(Te)を推定するための装置;
加熱要素の温度(Te)の推定値を貯蔵するための記憶
手段(MEM Te)を含んでおり;該プリンターは熱
ヘッドの加熱要素に適用されるエネルギーが加熱要素の
温度の推定値および加熱要素の要求される温度の関数と
して調節されるように作動している熱印刷システムが提
供される。
【0022】本発明に従う熱印刷システムの好適態様で
は、定期的な観察時間において活性化された加熱要素の
数(Nh)を計数するための手段と活性化された加熱要
素の数(Nh)並びにデジタル化された温度値Tdおよび
Thを移すための手段が受容体部材上に1つの線を印刷
するのに必要な時間以内の定期的な観察時間内にそれぞ
れ計数しそして移すという作動を行う。
【0023】図4には、加熱要素の温度(Te)を推定
するための本発明に従う温度推定装置34の原則図が別
個に描かれている。それは主として熱モデル41(以下
に図10を参照しながら記載されている);活性化され
た加熱要素の数(Nh)を計数するための手段32;活
性化された加熱要素の数(Nh)を移すための手段4
2;ドラムの温度(Td)および熱シンクの温度(Th)
のデジタル化された値を取得するための手段43および
44;熱ヘッドに供給される電圧VTHを取得しそしてデ
ジタル化するための手段45;熱ヘッドおよび消耗品の
熱特性を設定するための、例えば加熱要素中に受容され
る動力源からの動力(Pe)に関する値を設定するため
および基質の温度(Ts)に関する初期値(Ts0)を設
定するための初期化または最新化手段(47);並びに
出て行く温度Teの推定値46を含んでなる。推定装置
34のこれらの上記の全部材は以下に別個に記載されて
いる。
【0024】図5は、今記載した温度推定装置34(図
3および4を参照のこと)と関連して使用される本発明
に従う多重通信装置の好適態様をさらに詳細に示すもの
である。多重通信装置50は好適にはドラムの温度(T
d)を測定するための手段51、熱シンクの温度(Th)
を測定するため手段52、熱ヘッドに供給される電圧V
THを取得するための手段53;マルチプレキサー54、
アナログ−デジタル変換器55、1つもしくはそれ以上
のプロセッサー56、および全ての信号を移すための手
段を含んでなる。この少なくとも1つのプロセッサー5
6は2種類の流出信号を有しており、第一の目盛り付き
移動信号57はTd、ThおよびVTH用であり、そして第
二のフィードバック信号58は正確な信号Tdを51か
ら、Thを52からそしてVTHを53から連続的に通過
させるためにマルチプレキサー54を調節している。本
出願においては同様な信号並びに熱特性のデジタル化さ
れた(目盛り付けされていないかまたは再目盛り付けさ
れた)値は同一のアルファベット記号を有しており、例
えばTdは印刷ドラム(特定の数字参照番号51が付い
ている)の温度の同様な信号並びに印刷ドラム(特定の
数字参照番号43が付いている)の温度のデジタル化さ
れたが目盛り付けされていない値並びに印刷ドラム(共
通の数字参照番号57が付いているかまたは特定の数字
参照番号57−43が付いている)の温度のデジタル化
され再目盛り付けされた値を表している。
【0025】温度推定装置(参照番号34により示され
ている)の原則図を以上で示したが、図6は熱モデルを
使用するためのLUT(すなわち「索引表」を含んでな
る本発明に従う温度推定装置の別の好適態様をさらに詳
細に示している。熱モデル自体は図4および5に参照番
号41によりすでに示されておりそして温度LUTは例
えばEEPROMまたはRAM装置中に供されると言わ
れている。この態様は第一の索引表すなわちLUT61
(LUT 1とも示される)、第二のLUT62(LU
T 2とも示される)、第三のLUT63(LUT 3
とも示される)、加算手段64、レジスター記憶65
(REB Ts)および全信号を移すために必要な手段
を含んでなる。LUT 1の入力はTd、TsおよびNh
のデジタル化された値(図5参照)であり、LUT 2
の入力はTsおよびThであり、LUT 3の入力はTs
およびTdである。初期化手段47はレジスター65内
の基質温度に関する初期値を設定するため並びにこれら
がRAM装置中に供されている場合には上記の温度LU
Tの初期化のために作動する。最後に、図6の好適態様
の作業がTeの出力推定値68、またはさらに正確には
記憶MEM Te(図3および6で参照番号35により
示されている)に供給されるTe,minを与える。
【0026】(Te,minという語は以下ですなわち図1
4を参照しながら説明されており、そして印刷線が始動
する直前の加熱温度を含んでおり、さらに「最低温度」
とも示されている)。
【0027】従って、本発明の別の好適態様では、加熱
要素の最低温度(Te,min)を推定するための装置が、
基質の温度(Ts)に関して少なくとも初期値(Ts0)
を設定するための初期化手段(47);基質の温度にお
ける第一変化(△Ts1)を温度値TdおよびTs並びに活
性化された加熱要素の数(Nh)の関数として表示する
第一関係を貯蔵するための第一LUT表(61);基質
の温度における第二変化(△Ts2)を温度値Tsおよび
Thの関数として表示する第二関係を貯蔵するための第
二LUT表(62);基質の温度における該第一変化
(△Ts1)および該第二変化(△Ts2)並びに基質の温
度の初期値(T0s)を前の線中で推定しながら加算する
ための加算手段(64);加算結果(Ts)を一時的に
貯蔵するためのレジスター手段(65);加算結果(T
s)を該第一LUT表の入力および該第二LUT表入力
に戻すためのフィードバック回路;熱ヘッドの加熱要素
の最低温度(Te,min)を温度値TSおよびTdの関数と
して表示する第三関係を貯蔵するための第三LUT表
(63);上記の全手段の内容を最新化するための手段
(50)を含んでなるプリンターが開示されている。
【0028】図6の好適態様の作業を説明するために、
基本的な相当モデルを記載しなければならない。これは
まず図7を詳しく観察することから始まり、図7は図1
に部材16として示されている熱ヘッドの詳細な断面図
であり、そして熱シンク台71、温度センサー72、結
合層73、セラミック基質74、光沢球75、加熱要素
76および耐摩耗層77を含有する。
【0029】図8は図1および7の構造体の熱モデルを
説明しており、この熱モデルは加熱要素76、基質74
および熱シンク71並びに印刷ドラム15の各々の熱物
質の図式表示を含んでいる。加熱要素76中で受容され
た動力源81からの動力が熱を発生させそれは該加熱要
素の熱物質中を伝わる。熱はさらに消耗品中を通りドラ
ム15に伝導されそして加熱要素76と基質74の間の
熱抵抗を通って該基質の熱物質に伝導される。基質74
の熱物質中を伝導された熱は基質74と熱シンク71の
間の熱抵抗を通って該熱シンクの熱物質に伝導される。
熱シンク71の熱物質を通って伝導された熱は次に大気
に放出される。
【0030】印刷中に熱は個々の加熱要素から基質に流
れて基質中で局部的な熱集積をもたらす。部材から基質
(光沢球75参照)への高い熱抵抗および基質自体の低
い熱抵抗のために、基質温度は均一であると考えられ
る。しかしながら、均一温度の正確な測定は急速温度セ
ンサーの必要性および基質表面への接近不能性のために
実現が困難である。従って、印刷中の基質温度は印刷ヘ
ッド、消耗品およびドラムの相当モデルにより計算され
る。
【0031】図8の熱モデルと仮定すると、相当電気モ
デルを展開することができ、その基本はいわゆる「一ま
とめにされたキャパシタンスモデル」を用いて最初にす
ぐ加えられる。それは一時的な熱伝導問題を解決するの
に好ましいモデルであり、そしてインクロペロ(Incrope
ro)およびデウィット(DeWitt)による「熱および質量移
動の基礎(Fundamentals of heat and mass transfer)」
という標題の書籍、3版、ジョーン・ウィリー・アンド
・サンズ、226頁などに記載されている。例えば、シ
ステムの表面温度を変えた場合には、システムの各点に
おける温度も変化しそしてこの変化は定常状態の温度に
達するまで続くであろう。ここでは、一まとめにされた
キャパシタンス方法の本質は固体の温度はこの一時的工
程においてはいずれの瞬間においても空間的に均一であ
ると仮定されており、このことは固体中の温度勾配を無
視できることを意味する。温度勾配の不存在下での熱伝
導は無限の熱伝導性の存在を意味し、その条件は明らか
に不可能である。しかしながら、この条件は決して正確
には満たされないが、固体内の伝導に対する抵抗が固体
とその周囲との間の熱移動に対する抵抗と比べて小さく
そして供与体リボン、受容体シートおよびドラム上の印
刷線が均一で且つ同等な温度を有することが仮定される
ならこの条件は非常に近くなる。
【0032】固体内の温度勾配を無視して、固体上の全
体的なエネルギー均衡を調整することにより一時的な温
度応答を測定する。この均衡は熱損失速度に対する活性
化により発生する熱の速度に関連する。対応する温度変
化は指数的に進行する。外部の動力源81による活性化
中に、熱ヘッドは最初に温度θiに変化する。動力源を
除去した時に、固体中に貯蔵されたエネルギーは放出さ
れそして固体の温度は時間につれて低下する。この行動
は熱時間定数τと解釈することができ、そしてτ=RC
として表示され、ここでRは熱移動に対する抵抗であり
そしてCは固体の熱キャパシタンスである。RまたはC
における増加は、固体をその熱環境における変化に対し
て比較的ゆっくり応答させそして熱平衡(△θ=0)に
達するのに必要な時間を増加させるであろう。
【0033】図8の熱モデルと仮定しそして一まとめに
されたキャパシタンスモデルの原則が説明された後に
は、熱ヘッド用の熱相当回路の基本的セルを展開するこ
とができる。この観点からすると、熱システムの一時的
行動を測定するためにRC電気回路を使用できる点に注
目することが役に立つ。まだ不完全であるがわかりやす
い紹介用に教えるには充分な図9には、熱相当回路のそ
のような基本的セルが示されており、そこでは熱抵抗R
1および熱蓄電器C1は直列に連結されており、そして熱
抵抗R2は蓄電器C1の両端と並列に連結されている。上
記の熱行動は蓄電器が電気RC回路を通って放電される
時に起きる電圧低下と同様であるため、荷電サイクル中
の蓄電器上の電圧V1および放電サイクル中の蓄電器上
の電圧V2は下記の如く計算される: V1=V10×(1−e-αt) [1] V2=V20×e-αt [2] ここでV10およびV20は初期値であり、そしてここで α=(R1+R2)/(R1R2C)である。
【0034】図8に示されている上記の熱モデルと仮定
しそして図9に示されている相当電気モデルの基本的要
素と仮定すると、適当な全体的な相当電気モデルを構成
することができる。本発明の発明者は発生した熱の合計
量の中で約20%〜30%が消耗品および/またはドラ
ム中を通過しそして80%〜70%が熱シンクを介して
失われることを発見したため、熱抵抗Redが相当モデル
中に必ず加えられる。
【0035】熱シンク温度Thは例えば熱シンク71に
連結されているサーミスター72の如き温度検出手段を
用いてかなり正確に測定でき且つドラム温度を直接測定
することが比較的容易であるため、各温度の初期値およ
び適用エネルギーPeの他に熱シンクの測定された温度
値Thを参照しながら加熱要素基質温度Tsを予測するこ
とが非常に有利である。図10中の電気モデルは説明さ
れているように概略作成できる。ドラム温度Tdを測定
するための第一温度センサー(図5の参照番号51も参
照のこと)が備えられており、そしてそれは相当電圧V
dと相互関連している。同様に、熱シンク71の温度Th
を測定するための第二温度センサーも備えられており、
そしてそれが電圧Vhを供する。電流源からの出力電流
が蓄電器Ceの第一側と結合されておりその第二側は地
面または基準電圧と連結されている。抵抗RedおよびR
esの第一側は蓄電器Ceの第一側と連結されている。抵
抗Resの第二側は蓄電器Csおよび抵抗Rshの各々の第
一側と連結されている。抵抗Redの第二側は印刷ドラム
の第一側と連結されている。
【0036】図8および10の比較から、図10中の部
材は図8中の熱部材の電気相当物であることが認識され
よう。図10においては、参照番号CおよびRは各々加
熱部材76、基質74および熱シンクの熱特性を示して
いる。さらに詳細には、Ceは加熱部材76の熱物質で
あり、Csは基質74の熱物質であり、Redは加熱要素
76と印刷ドラム15の間の熱抵抗であり、Resは光沢
層75中の加熱要素76と基質74の間の熱抵抗であ
り、Rshは基質74と熱シンク71の間の熱抵抗であ
り、Peは全ヘッドに適用される電力であり、Tdはドラ
ムの温度である。
【0037】ここでは、Vd(参照番号82)はドラム
15の測定された温度を示す。印刷ドラムの第二側は地
面または基準電圧と連結されている。電圧Ve(参照番
号83)は蓄電器Ce、抵抗Redおよび抵抗Resの共通
連結部で出現し、そして加熱要素76の推定温度に等し
い。電圧Vs(参照番号84)は抵抗ResおよびRshの
共通連結部に供給され、基質74の推定温度と等しい。
電圧Vh(参照番号85)は抵抗Rshのところで出現し
そして熱シンク71の測定された温度と等しい。
【0038】部材の値を適当に選択しそして電気モデル
に適用される電圧(例えば電圧VdおよびVh)を適当に
目盛り付けすると仮定すると、図10中の電圧Veは加
熱要素76の温度の正確な推定値となり、その推定値を
使用して熱プリンターの加熱を正確に調節することがで
きる。
【0039】図6に加えられている図10の簡素化され
た電気モデルを、推定された加熱要素温度Teまたは相
当電圧Veに従い加熱を調節するために機能する実用的
な回路により、さらに利用することもできる。
【0040】相当熱モデルをさらに明らかにするため
に、いくつかの数値例を以下に示すが、本発明の範囲を
制限するものではなく、ここでWはワットを示し、Jは
ジュールを示し、℃は摂氏温度を示す:例えば、 Pe=0.065W;Ce=1.17×10-6J/℃;Res
=2703℃/W; Red=6500℃/W;Cs=221J/℃;Rsh=0.
008℃/W;
【0041】
【外1】
【0042】従って、本発明の他の態様は加熱要素と周
囲環境の間の熱移動関係に関する相当電気モデル(8
0)を基にして熱ヘッドの加熱要素の最低温度(Te,
min)を推定する段階を含んでなる上記の印刷システム
を使用して像を印刷する方法であり、ここで該モデルは
加熱要素、基質、熱シンク台、周囲空気および印刷ドラ
ムの各々の熱容量および熱抵抗を表示する蓄電器および
電気抵抗器を含んでなる「一まとめにされたキャパシタ
ンス図表」として示されている電気図表により表されて
おりそしてドラム中および供与体部材中並びに/または
受容体部材中および熱シンクを介して大気中で失われる
熱を考慮にいれておりそしてここで該モデルは定期的に
別段階において最新化されている印刷方法を提供するも
のである。
【0043】本発明に従うと、加熱要素の温度を推定す
る方法により、活性化ストロボパルスが熱ヘッドに供給
された後に熱ヘッドに貯蔵される熱の量が推定されそし
て特にどのくらいの熱が次の印刷時に熱ヘッド中に貯蔵
されて残るかが推定される。[ありうる考察上の混乱を
避けるために、特徴的言語である「温度」と「熱値」の
間の物理的関係は式5に関する章でさらに説明されてい
る。]推定された熱値は各々の印刷サイクルにおいて記
憶中に貯蔵されるため、その記憶は熱ヘッドの熱歴を含
んでいる。
【0044】次に、本発明の他の好適態様では、ドラム
の温度(Td)および熱シンクの温度(Th)を測定を測
定しそして定期的な観察時間において全ての活性化され
た加熱要素により発生し且つ連続する加熱時間中に熱ヘ
ッドに累積的に貯蔵されるた全ての熱と該観察時間中に
基質から熱シンクおよびドラムに放出されるエネルギー
の結果として失われた全ての熱との間の差から計算され
た基質における温度変化(△TS)を加えることによ
り、該基質の温度(Ts)が得られる。
【0045】これらの全ての熱推定値は図10のモデル
を使用することにより得られ、その作業は図11、12
および13を参照しながら別の連続的段階で説明され
る。ここでは、図11は加熱要素を活性化させることに
より基質を暖める(最新化)段階用の相当図であり、図
12は基質を熱シンク台との接触により冷却するための
(最新化)段階用の相当図であり、図13はTeをTdお
よびTsから生ずるにつれて取り出すための最新化段階
用の相当図である。
【0046】まず、像の第一印刷サイクルの開始前に、
本発明の方法は熱シンク温度(Th0)の測定および大気
温度または好ましくはドラム温度(Td)の測定で始ま
る。実際に、熱シンクおよびドラムの温度は充分ゆっく
り変化するため、それらを容易に測定することができ
る。
【0047】印刷装置がすでに印刷中となったら(少な
くとも1つのラインタイムにわたり)、マルチプレキサ
ー(図5)を介して取得された温度Tdおよび前のサイ
クルから得られそして貯蔵手段REG Ts(図6中の
参照番号65参照)中に貯蔵されているTsを取り出し
そしてそれらをLUT 1(図6参照)に供給すること
により各々次の印刷サイクルが始まる。
【0048】測定された温度および前の印刷サイクルか
ら残っておりそして記憶中に貯蔵されている熱の量を使
用することにより、次の印刷サイクルの開始時に貯蔵さ
れる熱の量が本発明の方法により推定される。
【0049】さらに、全ての活性化された加熱要素によ
り発生しそして連続的なストロボ時間(tsonと略され
そして以下の図15に示されている)中に熱ヘッドに累
積的に貯蔵されている全部の熱(第一)と該観察時間中
に失われた全部の熱(第二)の間の差から計算された基
質における温度変化(△Ts)を加えることにより、基
質温度(Ts)が得られる。ここでは、本発明に従う
と、発生した全部の熱および失われた全部の熱の経時的
な進展は好ましくは大体線状である。
【0050】基質における温度変化(△Ts)の推定に
おける第一段階は加熱要素により発生したエネルギーの
結果としての基質温度の上昇(△Ts1)の計算を含んで
おり、そしてそれは加熱要素を活性化することにより基
質を暖める(最新化)段階用の相当図である図11に関
連している。これに関すると、熱抵抗R+は R+=(Red+Res)/Ne の量となる。
【0051】印刷ヘッドが印刷ドラムと接触する時に、
式[3]をドラムに適用する: Td+=Td+(Nh/Ne).Pe.Red [3] 良好な理解のために、推定された熱の量を該熱ヘッドの
熱容量により割算することによりコンピューター回路が
熱ヘッド上の温度を推定できると言われている。実際
に、電子学では式[4および5]が既知である。
【0052】 △V=△Q/C [4] ここで△Q=i.△t [5] そのため、電圧Vが温度Tに熱的に対応することも同様
に知られており且つ短い時間間隔△tにわたり経時的な
本質的指数展開が大体線状展開であると仮定すると、式
[6]を図11に適用する。
【0053】
【数1】
【0054】さらに簡便にするために、この式[6]を
LUT 1(図6参照)に加える。第二段階は各々の観
察期間の終わりに、好適にはラインタイム毎に、基質か
ら熱シンクへ放出されたエネルギーの結果としての基質
温度の低下(△Ts2)を計算する。基質を熱シンク台と
の物理的接触により冷却させる(最新化)段階用の相当
回路である図12を参照することができる。これからそ
してここでも短い時間間隔△tにわたり経時的な本質的
指数展開が大体線状展開であると仮定すると、基質から
の放出が式[7]に従い起き、それは好ましくはLUT
2(図6参照)に加えられる。
【0055】
【数2】
【0056】本発明の第三段階は生じたTeを式[8]
に従い計算し(代数的に)、それは好ましくはLUT
3(図6参照)に加えられる。
【0057】 Ts=Ts0+△Ts1+△Ts2 [8] 最後に、本発明の好適態様に従い、基質温度(Ts)の
推定およびドラムの温度(Td)の測定から図13に示
されているように抵抗電位差計による割算(dividing)に
より、加熱要素の最低温度(Te,min)の推定値が得ら
れる。これから、式[9]により Te=[(Ts−Td)×(Red)/(Red+Res)]+Td [9] が生ずる。
【0058】本発明に従うと、このモデルは好適には各
々の印刷回数の開始時に(ドラム、基質および熱シンク
温度を最新化することにより)「同調化」されるため、
モデルのありうる不完全性に由来する誤差の集積が避け
られる。
【0059】いくつかの異なる温度プロフィールTeの
概略である図14を参照すると、本発明の解決法は印刷
線がTe,min(参照番号88)により指示されて始動す
る直前に加熱要素の温度に対して特に向けられていると
いうことを強調すべきである。加熱要素の最低温度(T
e,min)の推定値は、基質温度(Ts)の推定およびドラ
ム温度(Td)の測定から式 Te,min=p.[(Ts−Td)×(Red)/(Red+Res)+Td] [10] に従う抵抗電位差計による割算により得られ、ここでR
edは加熱要素と印刷ドラムの間の熱抵抗であり、Resは
加熱要素と基質の間の熱抵抗であり、そしてpは比例係
数である。
【0060】以上の記載の結果、本発明の一態様では、
像の開始前に熱ヘッド電圧(VTH)を測定し;基質の温
度に関する初期値(Ts0)を初期化させ;活性化された
加熱要素の数(Nh)を計数し;ドラムの温度(Td)お
よび熱シンクの温度(Th)を測定し;活性化された加
熱要素の数(Nh)並びに測定された温度値TdおよびT
hを温度推定装置に移し;基質の温度における第一変化
(△TS1)を第一LUT表から温度値TdおよびTs並び
に活性化された加熱要素の数(Nh)の関数として取り
出し;基質の温度における第二変化(△Ts2)を第二L
UT表から温度値TsおよびThの関数として取り出し;
基質の温度における該第一変化(△Ts1)および該第二
変化(△Ts2)並びに基質の温度の初期値(T0s)を加
算し;加算結果(Ts)をレジスター手段中に一時的に
貯蔵し;加算結果(Ts)を第一LUT表の入力および
第二LUT表入力に戻し;熱ヘッドの加熱要素の最低温
度(Te,min)を記憶手段(MEM Te)中に貯蔵
し;上記の全手段の内容を1つの線が記録される時間毎
に最新化し;値Te,minをいずれの印刷補正システムで
も利用できるようにする段階を含んでなる熱印刷システ
ムを使用して像を印刷する方法が提供される。
【0061】本発明の利点の一つを説明するためには、
Teの推定に関しては従来の計算は時間がかかりすぎる
ことをまず強調すべきである。例えば図9の如き非常に
簡単な回路でも、時間依存性過渡現象を指数的に表示し
なければならず長い計算時間がかかる。
【0062】例えば、生じた温度Tは最初に熱貯蔵の結
果としてそして次に熱損失の結果として計算され、ここ
では熱貯蔵は図9に示されている相当回路用の荷電サイ
クル中の電圧V1に相当する温度上昇を引き起こしそし
て熱損失は図9に示されている同一の相当回路用の放電
サイクル中の電圧V2に相当する温度低下を引き起こ
す。
【0063】 T=V1−V2=V10×(1−e-αt)−V20×e-αt [11] ここでαはR1、R2およびC1の関数であり、正確には
α=(R1+R2)/(R1R2C)である。
【0064】T′として示されるTの二次概略展開式を
下記の如く加えることができる: T=T′=a(△t)2+b(△t)+c [12] ここでa、bおよびcは初期条件に考慮することにより
測定される係数であり、そしてストロボパルス幅がμ秒
の桁であるが温度測定のための時間は1秒以上であるた
め、△tはストロボパルス幅により概算された無限小時
間である。
【0065】この概算計算方法は計算時間を短縮する
が、それでも依然として多くの労力を要する。
【0066】しかしながら、本発明に従う特定LUT態
様(図6参照)の使用は大きな追加利点をもたらす。そ
のような表は入力および出力値の順番の対からなってい
るが、LUTは反復作業の実施において非常に効率的で
ありそして充分な時間量を節約することができる。これ
を行うことにより、本発明は迅速で且つ正確な温度推定
を与える。
【0067】本発明に従う熱昇華プリンターまたは熱昇
華印刷方法では、加熱要素の活性化は好ましくは「負荷
サイクルパルス」とも称される負荷サイクルパルス式で
特別なやり方で実施される。これは図15に説明されて
おり、それは加熱要素に適用されそして参照番号89に
より表示されている電流パルスを示している。反復スト
ロボ期間(ts)は同じ図15に示されているように1
つの加熱サイクル(tson)および1つの冷却サイクル
(ts−tson)からなっている。ストロボパルス幅(t
son)は機能付与ストロボ信号(enable strobesignal)が
オンである時間である。加熱要素の負荷サイクルは、パ
ルス幅(tson)対反復ストロボ期間(ts)の比であ
る。得られる密度値の最大数がL水準に達すると仮定す
ると、線時間(t1)はストロボパルスの数(L)内で
示されている反復ストロボ期間tsにより割算される。
例えば1024密度値の場合(対応する電気的像信号値
の10ビット方式に従う)、最大拡散時間は1024連
続ストロボ期間後に達するであろう。
【0068】負荷サイクルパルスによる活性化の場合、
これまでは記号Pe(例えば図6中)により示されてい
る力の量は Pe.ave.=Pe.(tson/ts) [13] により定義される時間平均力Pe.ave.であると解釈すべ
きである。
【0069】本発明を好適態様を参照しながら記載して
きたが、当技術の専門家には本発明がそれらに限定され
ないことは明白に理解されよう。例えば、熱物質はイン
ダクタンスにより表示することができ、温度は電流によ
り表示することができ、そして熱印刷要素に適用される
力は電圧により表示することができる。他の例として、
熱モデル(または相当電気モデル)をソフトウエアで表
示することもできる(ここでは、温度、熱抵抗および熱
キャパシタンスとしての種々の熱パラメーターは対応す
る工程変数により表示することもできそして適当なレジ
スター中に貯蔵することもできる)。従って、本発明の
範囲は添付されている特許請求の範囲と一緒に解釈すべ
きである。
【0070】本発明は熱昇華印刷(TSP)、染料拡散
熱転写(D2T2)、熱染料転写、熱転写印刷、直接的
熱印刷などの場合に適用できる。
【0071】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0072】1.1つもしくはそれ以上の染料枠を有す
る染料供与体部材および該染料枠からの染料を受容する
回転式印刷ドラムに固定されている受容シート上の受容
体部材を使用するプリンターを含んでいる熱印刷システ
ムであり、ここで該プリンターが少なくとも複数の加熱
要素、加熱要素基質および熱シンク台を有する熱ヘッ
ド;熱ヘッドが像データに従い活性化されるにつれて染
料枠からの染料が受容体に移されてその上で像を生成す
るような方法で供与体部材および受容体部材の同調運動
を熱ヘッドに関して各々の通路に沿って駆動させるため
の第一調節手段;加熱要素を活性化させるために像デー
タに対応する活性化信号を1つの線ずつ供給するための
第二調節手段;定期的な観察時間に活性化された加熱要
素の数(Nh)を計数するための手段;定期的な観察時
間にドラムの温度(Td)および熱シンクの温度(Th)
を測定するための手段;測定されたドラムの温度
(Td)および測定された熱シンクの温度(Th)をデジ
タル化するための手段;活性化された加熱要素の数(N
h)並びにデジタル化された温度値TdおよびThを移す
ための手段;Nh、TdおよびThの値を基にして加熱要
素の温度(Te)を推定するための装置;加熱要素の温
度(Te)の推定値を貯蔵するための記憶手段(MEM
Te)を含んでおり;該プリンターは熱ヘッドの加熱要
素に適用されるエネルギーが加熱要素の温度の推定値お
よび加熱要素の要求される温度の関数として調節される
ように作動している熱印刷システム。
【0073】2.定期的な観察時間において活性化され
た加熱要素の数(Nh)を計数するための手段と活性化
された加熱要素の数(Nh)並びにデジタル化された温
度値TdおよびThを移すための手段が受容体部材上に1
つの線を印刷するのに必要な時間より長くない定期的な
観察時間内で各々計数および移すために作動する、上記
1に従う熱印刷システム。
【0074】3.加熱要素の温度の推定値が「最低温
度」(Te,min)としても示されている印刷線が始動す
る(88)直前の加熱要素の温度を含んでなる、上記1
に従う熱印刷システム。
【0075】4.加熱要素の最低温度(Te,min)を推定
するための装置が、基質の温度(TS)に関して少なく
とも初期値(Ts0)を設定するための初期化手段(4
7);基質の温度における第一変化(△Ts1)を温度値
TdおよびTs並びに活性化された加熱要素の数(Nh)
の関数として表示する第一関係を貯蔵するための第一L
UT表(61);基質の温度における第二変化(△
Ts2)を温度値TsおよびThの関数として表示する第二
関係を貯蔵するための第二LUT表(62);基質の温
度における該第一変化(△Ts1)および該第二変化(△
Ts2)並びに基質の温度の初期値(T0s)を前の線の中
で推定しながら加算するための加算手段(64);加算
結果(Ts)を一時的に貯蔵するためのレジスター手段
(65);加算結果(Ts)を該第一LUT表の入力お
よび該第二LUT表入力に戻すためのフィードバック回
路;熱ヘッドの加熱要素の最低温度(Te,min)を温度
値TsおよびTdの関数として表示する第三関係を貯蔵す
るための第三LUT表(63);上記の全手段の内容を
最新化するための手段(50)を含んでなる、上記1お
よび2に従う熱印刷システム。
【0076】5.加熱要素と周囲環境の間の熱移動関係
に関する相当電気モデル(80)を基にして熱ヘッドの
加熱要素の最低温度(Te,min)を推定する段階を含ん
でなる上記1に定義されている印刷システムを使用して
像を印刷する方法であり、ここで該モデルは加熱要素、
基質、熱シンク台、周囲空気および印刷ドラムの各々の
熱容量および熱抵抗を表示する蓄電器および電気抵抗器
を含んでなる「一まとめにされたキャパシタンス図表」
として示されている電気図表により表されておりそして
ドラム中および供与体部材中並びに/または受容体部材
中および熱シンクを介して大気中で失われる熱を考慮に
いれておりそしてここで該モデルは定期的に別段階にお
いて最新化されている印刷方法。
【0077】6.ドラムの温度(Td)および熱シンクの
温度(Th)を測定しそして定期的な観察時間において
全ての活性化された加熱要素により発生し且つ連続する
加熱時間中に熱ヘッドに累積的に貯蔵されるた全ての熱
と該観察時間中に基質から熱シンクおよびドラムに放出
されるエネルギーの結果として失われた全ての熱との間
の差から計算された基質における温度変化(△TS)を
加えることにより該基質の温度(TS)が得られる、上
記5に従う方法。
【0078】7.発生した全ての熱および失われた全て
の熱の経時的展開が線状である、上記6に従う方法。
【0079】8.加熱要素の最低温度(Te,min)の推定
値が、基質温度(TS)の推定およびドラム温度(Td)
の測定から式Te,min=p.[(TS)−(Td)×
(Red)/(Red+ReS)+(Td)]に従う抵抗電位差
計による割算により得られる、上記5および6に従う方
法。
【0080】9.像の開始前に熱ヘッド電圧(VTH)を
測定し;基質の温度に関する初期値(Ts0)を初期化さ
せ;活性化された加熱要素の数(Nh)を計数し;ドラ
ムの温度(Td)および熱シンクの温度(Th)を測定
し;活性化された加熱要素の数(Nh)並びに測定され
た温度値TdおよびThを温度推定装置に移し;基質の温
度における第一変化(△TS1)を第一LUT表から温度
値TdおよびTs並びに活性化された加熱要素の数
(Nh)の関数として取り出し;基質の温度における第
二変化(△Ts2)を第二LUT表から温度値Tsおよび
Thの関数として取り出し;基質の温度における該第一
変化(△Ts1)および該第二変化(△Ts2)並びに基質
の温度の初期値(T0s)を加算し;加算結果(Ts)を
レジスター手段中に一時的に貯蔵し;加算結果(Ts)
を第一LUT表の入力および第二LUT表入力に戻し;
熱ヘッドの加熱要素の最低温度(Te,min)を記憶手段
(MEM Te)中に貯蔵し;上記の全手段の内容を1
つの線が記録される時間毎に最新化し;値Te,minをい
ずれの印刷補正システムでも利用できるようにする段階
を含んでなる、上記4に定義されている印刷システムを
使用して像を印刷する方法。
【0081】10.加熱要素の活性化が負荷サイクルパ
ルス式で行われることを特徴とする、前記項のいずれか
に従う熱昇華プリンターまたは熱昇華印刷方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱昇華プリンターの原則図である。
【図2】加熱要素の活性化の第一ブロック線図である。
【図3】本発明に従う温度推定と関連する加熱要素の活
性化の第一ブロック線図である。
【図4】本発明に従う温度推定装置の原則図である。
【図5】本発明に従う多重通信化装置の好適態様であ
る。
【図6】本発明に従う温度推定装置の好適態様である。
【図7】熱ヘッドの断面図である。
【図8】熱ヘッドの構造の熱モデル図である。
【図9】熱ヘッド用の相当回路の基本的セル図である。
【図10】熱ヘッド用の本発明に従う全体的な相当モデ
ル図である。
【図11】加熱要素を活性化することにより基質を暖め
る最新化段階用の相当図である。
【図12】熱シンク台との接触により基質を冷却する最
新化段階用の相当図である。
【図13】温度値TdおよびTsから生ずる温度値Teを
取り出す最新化段階用の相当図である。
【図14】いくつかの異なる温度プロフィールTeの概
略図である。
【図15】例示的負荷サイクルを用いて加熱要素の活性
化ストロボパルスを原則的に説明する図面である。
【図16】本発明に従う温度推定と関連する加熱要素の
活性化の全体的なブロック線図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つもしくはそれ以上の染料枠を有する
    染料供与体部材および該染料枠からの染料を受容する回
    転式印刷ドラムに固定されている受容シート上の受容体
    部材を使用するプリンターを含んでいる熱印刷システム
    であり、ここで該プリンターが少なくとも複数の加熱要
    素、加熱要素基質および熱シンク台を有する熱ヘッド;
    熱ヘッドが像データに従い活性化されるにつれて染料枠
    からの染料が受容体に移されてその上で像を生成するよ
    うな方法で供与体部材および受容体部材の同調運動を熱
    ヘッドに関して各々の通路に沿って駆動させるための第
    一調節手段;加熱要素を活性化させるために像データに
    対応する活性化信号を1つの線ずつ供給するための第二
    調節手段;定期的な観察時間に活性化された加熱要素の
    数(Nh)を計数するための手段;定期的な観察時間に
    ドラムの温度(Td)および熱シンクの温度(Th)を測
    定するための手段;測定されたドラムの温度(Td)お
    よび測定された熱シンクの温度(Th)をデジタル化す
    るための手段;活性化された加熱要素の数(Nh)並び
    にデジタル化された温度値TdおよびThを移すための手
    段;Nh、TdおよびThの値を基にして加熱要素の温度
    (Te)を推定するための装置;加熱要素の温度(Te)
    の推定値を貯蔵するための記憶手段(MEM Te)を
    含んでおり;該プリンターは熱ヘッドの加熱要素に適用
    されるエネルギーが加熱要素の温度の推定値および加熱
    要素の要求される温度の関数として調節されるように作
    動している熱印刷システム。
  2. 【請求項2】 加熱要素と周囲環境の間の熱移動関係に
    関する相当電気モデル(80)を基にして熱ヘッドの加
    熱要素の最低温度(Te,min)を推定する段階を含んで
    なる請求項1に定義されている印刷システムを使用して
    像を印刷する方法であり、ここで該モデルは加熱要素、
    基質、熱シンク台、周囲空気および印刷ドラムの各々の
    熱容量および熱抵抗を表示する蓄電器および電気抵抗器
    を含んでなる「一まとめにされたキャパシタンス図表」
    として示されている電気図表により表されておりそして
    ドラム中および供与体部材中並びに/または受容体部材
    中および熱シンクを介して大気中で失われる熱を考慮に
    いれておりそしてここで該モデルは定期的に別段階にお
    いて最新化される印刷方法。
  3. 【請求項3】 像の開始前に熱ヘッド電圧(VTH)を測
    定し;基質の温度に関する初期値(Ts0)を初期化さ
    せ;活性化された加熱要素の数(Nh)を計数し;ドラ
    ムの温度(Td)および熱シンクの温度(Th)を測定
    し;活性化された加熱要素の数(Nh)並びに測定され
    た温度値TdおよびThを温度推定装置に移し;基質の温
    度における第一変化(△TS1)を第一LUT表から温度
    値TdおよびTs並びに活性化された加熱要素の数
    (Nh)の関数として取り出し;基質の温度における第
    二変化(△Ts2)を第二LUT表から温度値Tsおよび
    Thの関数として取り出し;基質の温度における該第一
    変化(△Ts1)および該第二変化(△Ts2)並びに基質
    の温度の初期値(T0s)を加算し;加算結果(Ts)を
    レジスター手段中に一時的に貯蔵し;加算結果(Ts)
    を第一LUT表の入力および第二LUT表入力に戻し;
    熱ヘッドの加熱要素の最低温度(Te,min)を記憶手段
    (MEM Te)中に貯蔵し;上記の全手段の内容を1
    つの線が記録される時間毎に最新化し;値Te,minをい
    ずれの印刷補正システムでも利用できるようにする段階
    を含んでなる、請求項1に定義されている印刷システム
    を使用して像を印刷する方法。
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