JPH078126A - 吊下げ植木鉢用スタンド - Google Patents
吊下げ植木鉢用スタンドInfo
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- JPH078126A JPH078126A JP32011691A JP32011691A JPH078126A JP H078126 A JPH078126 A JP H078126A JP 32011691 A JP32011691 A JP 32011691A JP 32011691 A JP32011691 A JP 32011691A JP H078126 A JPH078126 A JP H078126A
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 給水用タンクに水を補充するだけで栽培する
植物の植生に応じ適切な時刻に適量の給水が自動的にで
きる。 【構成】 吊下げ植木鉢用スタンドは、給水用タンク
と、この給水用タンク内の水を揚水する揚水ポンプ38
と、この揚水ポンプ38を駆動させる駆動源と、揚水ポ
ンプ38の作動を制御する揚水制御手段と、揚水ポンプ
38に接続する給水管を備える支柱部と、この支柱部を
支持する台座部21と、支柱部に吊下げひも12を係止
する吊下げ植木鉢1と、支柱部の給水管に接続しこの吊
下げ植木鉢1に給水する給水手段と、吊下げ植木鉢1に
給水した余剰水を給水用タンクに回収する排水手段とを
有している。
植物の植生に応じ適切な時刻に適量の給水が自動的にで
きる。 【構成】 吊下げ植木鉢用スタンドは、給水用タンク
と、この給水用タンク内の水を揚水する揚水ポンプ38
と、この揚水ポンプ38を駆動させる駆動源と、揚水ポ
ンプ38の作動を制御する揚水制御手段と、揚水ポンプ
38に接続する給水管を備える支柱部と、この支柱部を
支持する台座部21と、支柱部に吊下げひも12を係止
する吊下げ植木鉢1と、支柱部の給水管に接続しこの吊
下げ植木鉢1に給水する給水手段と、吊下げ植木鉢1に
給水した余剰水を給水用タンクに回収する排水手段とを
有している。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]この発明は吊下げ植木鉢用スタン
ドに係り、詳しくは、自動給水が可能な吊下げ植木鉢用
スタンドに関する。 [従来の技術]植木鉢には、例えば観葉植物等を栽培す
るために用いられ、上から吊下げるタイプのものがあ
る。このような吊下げ植木鉢は空中に置かれるため、給
水管理を綿密に行なう必要がある。従来の吊下げ植木鉢
では、人力により随時上方から散布給水を行なってい
た。 [発明が解決しようとする課題]ところが、給水を人力
で行なうことは、大変手間がかかる作業であるばかりで
なく、栽培する植物の植生に応じて適切な水量を適切な
時間に与えることは非常に難しく熟練を要する。特に多
段式の吊下げ植木鉢のように上方から散布した水が下方
の植木鉢に落下する形式の場合には、灌水が均等になら
ず上部の鉢は乾燥しがちであるが下部の鉢は過湿となり
根腐れしやすかった。又、植物の種類によっては灌水を
夜間に行なう方がよいものや日の出に合わせて行なう方
がよいものもある。このため、従来は植物の種類に応
じ、日の出または日没の時刻に注意しながら灌水する必
要があったが、これらの時刻は季節により大きく変動す
るためその管理は煩雑であった。又、従来の吊下げ植木
鉢は、通常プラスチック等で形成され、例えば植木鉢の
外周の3箇所に設けられたリブ等に吊下げひもを取り付
け、3本の吊下げひもで植木鉢を上から吊下げていた。
このような吊下げる植木鉢では、植木鉢の重心を取るた
めに、吊下げひもの長さを一致させなければならず、取
扱いが面倒であった。この発明はかかる実状に鑑みてな
されたもので、請求項1記載の吊下げ植木鉢用スタンド
は、給水用タンクに水を補充するだけで栽培する植物の
植生に応じ適切な時刻に適量の給水が自動的にできる吊
下げ植木鉢用スタンドを提供することを目的としてい
る。又、請求項2の吊下げ植木鉢用スタンドは簡単かつ
安定して吊下げることができるとともに熟練者でなくと
も均等かつ適切な灌水のできる、更に請求項3は複数の
吊下げ植木鉢でも均等かつ適切に灌水ができる吊下げ植
木鉢用スタンドを提供することを目的としている。又、
請求項4の吊下げ植木鉢用スタンドは植物の植生に適し
た灌水を日の出入りを基準として自動的に灌水できる吊
下げ植木鉢用スタンドを提供することを目的としてい
る。 [課題を解決するための手段]前記課題を解決するため
に、請求項1記載の吊下げ植木鉢用スタンドの発明は、
給水用タンクと、この給水用タンク内の水を揚水する揚
水ポンプと、この揚水ポンプを駆動させる駆動源と、前
記揚水ポンプの作動を制御する揚水制御手段と、前記揚
水ポンプに接続する給水管を備える支柱部と、この支柱
部を支持する台座部と、前記支柱部に吊下げひもを係止
する吊下げ植木鉢と、前記支柱部の給水管に接続しこの
吊下げ植木鉢に給水する給水手段と、前記吊下げ植木鉢
に給水した余剰水を前記給水用タンクに回収する排水手
段とを有することを特徴としている。また、請求項2記
載の吊下げ植木鉢用スタンドの発明は、前記吊下げ植木
鉢はその底部の中心部を上方へ延出し、下方を開口した
凹部を形成して中心軸上に鉢吊下げ部を設けた吊下げ植
木鉢であり、前記給水手段はこの吊下げ植木鉢の底部の
外方を覆うとともにその底部中心部を上方へ延出し、下
方を開口した凹部を形成して中心軸上に皿吊下げ部を設
け、この皿吊下げ部を前記吊下げ植木鉢の鉢吊下げ部に
挿着して一緒に吊下げひもを係止して吊下げ可能となし
た水受皿と、前記支柱部の給水管に接続し前記鉢吊下げ
部及び前記皿吊下げ部を挿通して前記水受皿に給水する
フレキシブルなホースと、前記吊下げ植木鉢内の土壌に
埋設しその一部が前記吊下げ植木鉢の底部を貫通して前
記水受皿に浸水する繊維シートとからなり、前記排水手
段は前記水受皿に接続するフレキシブルな排水ホースか
らなることを特徴としている。また、請求項3記載の吊
下げ植木鉢用スタンドの発明は、前記吊下げ植木鉢を吊
下げひもで上下に連続して吊下げ、上の吊下げ植木鉢の
前記排水ホースを下の吊下げ植木鉢の前記水受皿に導入
したことを特徴としている。また、請求項4記載の吊下
げ植木鉢用スタンドの発明は、前記駆動源は太陽電池と
この太陽電池の起電力により充電する蓄電池とからな
り、前記揚水制御手段は前記太陽電池の出力に基づき前
記揚水ポンプを制御する制御部とからなることを特徴と
している。 [作用]請求項1記載の発明では、給水用タンク内に水
を適量補充し、所定の時刻に揚水ポンプ制御手段が揚水
ポンプを駆動させる。揚水ポンプにより圧送される水は
支柱部に沿って配設される給水管を上昇し、給水手段に
より吊下げ植木鉢に給水される。この吊下げ植木鉢に給
水された余剰水は排水手段により前記給水用タンクに回
収される。また、請求項2記載の発明では、吊下げ植木
鉢の鉢吊下げ部に給水手段を構成する水受皿の皿吊下げ
部を挿着して一緒に吊下げひもを係止して支柱より吊下
げる。前記水受皿には支柱部の給水管に接続するフレキ
シブルなホースが前記鉢吊下げ部を挿通して給水する。
前記水受皿に貯められた水は、前記吊下げ植木鉢内の土
壌に埋設しその一部が前記吊下げ植木鉢の底部を貫通し
て前記水受皿に浸水する繊維シートにより毛細管現象で
吸い上げられて給水される。一方、水受皿の余剰水は前
記水受皿に接続するフレキシブルな排水ホースを通って
給水タンクに回収される。また、請求項3記載の発明で
は、前記吊下げ植木鉢を連続して吊下げ、上の吊下げ植
木鉢の排水ホースを下の吊下げ植木鉢の水受皿に導入
し、上の水受皿の余剰水をその下の水受皿に順繰りに送
って複数の植木鉢に灌水する。また、請求項4記載の発
明では、太陽電池の起電力を蓄電池に充電し、この蓄電
池の電力により揚水ポンプを駆動させる。又、太陽電池
の出力は制御部にも送られて、所定の時刻に揚水ポンプ
を作動させる。 [実施例]次に、添付図面に基づきこの発明の実施例を
詳細に説明する。第1図はこの発明の一実施例を示す吊
下げ植木鉢用スタンドの側面図、第2図は平面図、第3
図は吊下げ植木鉢を取り外した時の平面図、第4図は吊
下げ植木鉢の拡大断面図、第5図は第4図のV−V断面
図、第6図は装着前の繊維シートの平面図、第7図は台
座部における揚水部と揚水制御部の構成を説明する第3
図のVII−VII断面図、第8図は台座部と支柱の接
続を示す第3図のVIII−VIII断面図、第9図は
第8図のIX−IX断面図、第10図および第11図は
太陽電池の端子間電圧の日変動と揚水ポンプの作動制御
の関係を示すタイムチャートである。この吊下げ植木鉢
用スタンドは吊下げ植木鉢1を吊下げひも12を用いて
複数個上下に連ね、最上部の吊下げひも12を支柱20
上部に固着する吊下げ金具20aに懸架する。この支柱
20は複数個の吊下げ植木鉢1を吊下げ金具20aに懸
架しうる部材により構成されており、この支柱20の下
端は台座部21より突設する支柱保持部22に固着して
いる。この台座部21には揚水部30と揚水制御部40
とが設けられている。この支柱20に懸架する吊下げ植
木鉢1の詳細を第4図及び第5図に基づき説明する。吊
下げ植木鉢1は植木鉢2と水受皿3とで構成され、これ
らはいずれも樹脂で形成されている。植木鉢2は略碗状
に形成され、その上部開口部2aの周囲は外方へ折曲げ
て飾り部2bが形成され、この飾り部2bで植木鉢2に
美観をもたせると共に、運搬等の時に手で持つことがき
るようになっている。植木鉢2の底部2cの中心部は上
方へ延出され、上部開口部2aより上方位置にあり、こ
れで下方を開口した凹部2dを形成して中心軸上に鉢吊
下げ部2eが設けられる。この鉢吊下げ部2eを形成す
る凹部2dには水抜き孔4が複数形成されている。この
水抜き孔4から外部の空気を植木鉢2の内部に充分導入
することができ植物の栽培上有利であり、しかも水抜き
孔4が外見に現れないので、外観を損なうことがない。
植木鉢2の底部を覆うように備えられた水受皿3は、そ
の開口部3aは植木鉢2の底部2cに接続するように形
成されている。水受皿3はその底部3bの中心部が上方
へ開口部3aより上方位置まで延出し、下方を開口した
凹部3cを形成して中心軸上に皿吊下げ部3dが設けら
れる。この鉢吊下げ部2eを挿通してフレキシブルな給
水ホース5が植木鉢2の凹部2dに沿って配設されてお
り、この給水ホース5が位置する水受皿3の凹部3cに
は切欠部3eが設けられている。この給水ホース5は支
柱20上部に固着する吊下げ金具20aの近傍に突設す
る上部給水栓20bに装着しており、圧送されてくる水
6を水受皿3に送る。水受皿3の皿吊下げ部3dを形成
する凹部3cの下部には排水管7が設けられている。こ
の排水管7の吸水口7aは水受皿3の内側側部上方に位
置しており、排水口7bは凹部3cの下方に向いてい
る。排水管7にはフレキシブルな排水ホース8が挿着さ
れており、吸水口7aを越える余剰水を外部に排出して
いる。この水受皿3に貯溜される水6には不織布を第6
図に示す形に切った繊維シート9の一部が浸されてい
る。この繊維シート9の舌状部9aは植木鉢2の底部2
cの挿通孔2fを挿通してその端部9bが水受皿3の水
6に浸されている。毛細管現象で吸い上げた水分は、繊
維シート9の端部9bから、舌状部9a、連結部9c、
環状部9dを経て、この繊維シート9に接している培養
土10に補給される。即ち植物の蒸散と培養土10から
の蒸発により不足する水分をこの繊維シート9から吸水
する。従って湿気を嫌う植物を栽培する場合や過湿で水
分の蒸発量が少ない気候の時でも、過剰な給水をするこ
となく常に適度の水分を培養土10に補給することがで
きる。更に繊維シート9は、環状部9dが植木鉢2の底
部2cの上にあり舌状部9aを挿通孔2fを挿通して、
端部9bを水受皿3の水6に浸しているので、繊維シー
ト9が植木鉢2から抜け落ちることがなく、又、環状部
9dが植木鉢2の全周に亙っているので給水ムラもな
い。即ち、水受皿3の水6の量は、植物の蒸散と培養土
10からの蒸発により、不足した水分が、繊維シート9
を経て吸い上げられて徐々に減少する。次回給水ホース
5から水受皿3に給水されると、この減少分を補充し、
更に給水されて、水位が吸水口7aより高くなると、そ
の分が余剰水として外部に排出される。水受皿3の皿吊
下げ部3dは植木鉢2の鉢吊下げ部2eに挿着され、水
受皿3の皿吊下げ部3dには連結子11が挿着されてい
る。この連結子11の中央部に穿設してある取付孔11
aに吊下げひも12を挿通して係止し、この吊下げひも
12によって植木鉢2及び水受皿3が吊下げられる。こ
の植木鉢2及び水受皿3の両吊下げ部2e、3dの位置
は重心位置より上方にあり、連結子11の上面と皿吊下
げ部3dの下面、及び皿吊下げ部3dの上面と鉢吊下げ
部2eの下面は、いずれも球面で接しているので吊下げ
植木鉢1は安定して吊下げられる。また、連結子11に
は他の吊下げひも12が巻着して下方に他の吊下げ植木
鉢1が吊下げられる。この他の吊下げ植木鉢1の鉢吊下
げ部2eを挿通して前記排水ホース8が給水ホース5と
同様に配設され、上方の水受皿3の余剰水を下方の他の
水受皿3に送る。この実施例では第1図に示すように吊
下げ植木鉢1を3個吊下げており、最下段の吊下げ植木
鉢1の排水ホース8は揚水部30に排出している。な
お、第4図の2gは、底部2cに3ヶ所設けられた突起
であり、植木鉢2を吊下げることなく台上に置いたとき
の脚の役目をし、底部2cを台から浮かせる。また、植
木鉢2と水受皿3とで構成される吊下げ植木鉢1を吊下
げることなく台上に置いたとき、水受皿3の底部3bが
台に接して安定し、植木鉢2は鉢吊下げ部2eが水受皿
3の皿吊下げ部3dに支えられるので、連結子11を介
して吊下げひも12によって吊下げられたときと同様に
安定して置かれる。この状態で給水するには、給水ホー
ス5と排水ホース8を共にはずしておき、植木鉢2を持
上げて、水受皿3の水面を見ながら給水口7aを越える
ことのないように給水すればよい。次に揚水部30の構
成及びその動作を第7図に基づき説明する。揚水部30
を構成する揚水ボックス31は台座部21にボルト24
により取り付けられる。この揚水ボックス31は隔壁3
2により給水タンク室33と揚水ポンプ室34とに分け
られる。給水タンク室33には補給水35が貯溜されて
おり、液面センサ36の働きにより所定水位以下になっ
た場合には、発光ダイオードの警報ランプ37が点灯す
る。隔壁32には取水口32aが穿設されており、揚水
ポンプ室34内に設けられる揚水ポンプ38に補給水3
5を供給する。この揚水ポンプ38に供給された補給水
35は、台座部21の中空部21aに配設された給水管
39を通って支柱保持部22に送られる。この支柱保持
部22の構造を第8図及び第9図に基づき説明する。支
柱保持部22も台座部21にボルト24により固着され
ており、給水管39を通すために内部が中空になってい
る。この支柱保持部22の上面部材22aには支柱20
の下部を挟持するための開口部22bが設けられてお
り、支柱20に添設される取付バンド25をボルト26
を用いて上面部材22aに締め付け支柱20を支柱保持
部材22に固着する。この支柱20の取付バンド25部
を隠すため装飾カバー23を上面部材22aに貼設す
る。開口部22bに挿入された支柱20の下面には下部
給水栓20cが突設しており給水管39が挿着される。
支柱20の中心には中空部20dが設けられており、こ
の中空部20dを補給水35の給水管として利用する。
このため支柱20の下端20eは栓27で密閉されてい
る。この支柱20内の中空部20dを通って上昇する補
給水35は前述の上部給水栓20bから給水ホース5に
供給される。なおこの実施例では支柱20の内部に給水
管を兼用して設けたが、支柱20と給水管をそれぞれ別
に設けてもよい。次に揚水制御部40の構成及び動作を
第7図に基づき説明する。揚水制御部40を構成する太
陽電池41は台座部21に固着する制御ボックス42の
表面に傾斜して貼設されており、植木鉢2に植えた植物
に光が当たるように、吊下げ植木鉢用スタンドを置いた
とき、光を受けやすくするように設置されている。この
制御ボックス42内には太陽電池41により光電変換さ
れた電気エネルギーを充電しておく蓄電池43と、太陽
電池41の端子間電圧を検知して揚水ポンプ38の作動
を制御する制御部44とが内蔵されており、予め設定手
段45により設定された所定の時刻に揚水ポンプ38を
作動させる。又、液面センサ36の働きにより、所定水
位以下になった場合には、揚水ポンプ38の作動を停止
してカラ運転を避けるとともに警報ランプ37を点灯す
る。この太陽電池41の端子間電圧の日変動と揚水ポン
プ38の作動制御の関係を第10図及び第11図に基づ
き説明する。第10図は晴天時の端子間電圧の日変動を
表わし、横軸は時間t、縦軸は端子間電圧Vを表わす。
太陽電池41の端子間電圧Vsを一点鎖線により表わす
と、このVsは夜明けとともに光エネルギーを吸収して
急激に上昇し、晴天時には短時間で最高電圧Vs(ma
x)を提示する。そして夕方になると急激に下降してい
く。この時の蓄電池43の端子間電圧Vbを実線で表わ
す。蓄電池43は太陽電池41により充電されるため、
光エネルギーを太陽電池41が吸収しだすとVbは所定
電圧Vb0まで上昇する。日没が近づき光エネルギーの
吸収量が減少してくると太陽電池41の端子間電圧Vs
は急激に下降してくるため、両端子間電圧Vs、Vbが
等しくなる点(a)が出現する。この両端子間電圧V
s、Vbを制御部44が計測することで、基準時即ちV
s=Vbとなる時刻(a)を検知することができる。設
定手段45により予め揚水ポンプ38の作動待ち時間t
1及び作動時間t2を入力しておけば、時刻(a)より
t1時間経過後に揚水ポンプ38をt2時間作動させ
る。又、第11図に示すような曇天時の場合には、太陽
電池41の端子間電圧Vsの上昇速度は晴天時に比べて
遅くなり、しかも最高電圧Vs(max)を提示する時
間も短く、光エネルギーの量が少ないと、蓄電池43の
端子間電圧Vbは、所定電圧Vb0にまで到達しないこ
とがある。このような曇天時には、Vsが下降する時刻
も晴天時に比べると早くなり、基準時即ちVs=Vbと
なる時刻(a)が晴天時よりも早く出現する。このた
め、揚水ポンプ38の作動時刻は晴天時に比べ早めとな
り、光の強さに従って生活している植物の生理的リズム
と合致する。また、作動待ち時間t1を予め設定できる
ので夕立のときのように、一時的に急激に暗くなった場
合にも作動待ち時間t1の間に明るさが回復すれば誤作
動を防止できる。かくの如く、植物の種類に応じて最適
な時間帯を太陽光線の強さに応じてセットすることがで
きる。もちろん、日没を基準とする代わりに日の出を基
準とすることもできる。 [発明の効果]前記のように、請求項1記載の発明は、
吊下げ植木鉢に揚水制御手段を用いて自動給排水を行な
うので、給水用タンクに水を補充するだけで栽培する植
物の植生に応じ適切な時刻に適量の給水が自動的にでき
る吊下げ植木鉢用スタンドを提供することができる。
又、請求項2の発明は、吊下げ植木鉢の底部の中心部を
上方へ延出し、下方を開口した凹部を形成して吊下げ部
を設け、水受皿の吊下げ部を植木鉢の吊下げ部に挿着し
て一緒に吊下げひもを係止して吊下げるから、水受皿を
備える植木鉢が簡単かつ安定して吊下げることができ
る。又、水受皿にその一部を浸水する繊維シートを用い
て植木鉢内の土壌に給水を行なうので熟練者でなくとも
均等かつ適切な灌水を行なうことができる。又、請求項
3の発明は、吊下げ植木鉢を連続して吊下げ、上の吊下
げ植木鉢の排水ホースを下の吊下げ植木鉢の水受皿に導
入するので、複数の吊下げ植木鉢でも均等かつ適切に灌
水を行なうことができる。又、請求項4の発明は、太陽
電池と蓄電池を駆動源に用い、太陽電池の出力により揚
水ポンプを制御するので、植物の植生に適した灌水を日
の出入りを基準として設定した時刻に自動的に行なうこ
とができる。
ドに係り、詳しくは、自動給水が可能な吊下げ植木鉢用
スタンドに関する。 [従来の技術]植木鉢には、例えば観葉植物等を栽培す
るために用いられ、上から吊下げるタイプのものがあ
る。このような吊下げ植木鉢は空中に置かれるため、給
水管理を綿密に行なう必要がある。従来の吊下げ植木鉢
では、人力により随時上方から散布給水を行なってい
た。 [発明が解決しようとする課題]ところが、給水を人力
で行なうことは、大変手間がかかる作業であるばかりで
なく、栽培する植物の植生に応じて適切な水量を適切な
時間に与えることは非常に難しく熟練を要する。特に多
段式の吊下げ植木鉢のように上方から散布した水が下方
の植木鉢に落下する形式の場合には、灌水が均等になら
ず上部の鉢は乾燥しがちであるが下部の鉢は過湿となり
根腐れしやすかった。又、植物の種類によっては灌水を
夜間に行なう方がよいものや日の出に合わせて行なう方
がよいものもある。このため、従来は植物の種類に応
じ、日の出または日没の時刻に注意しながら灌水する必
要があったが、これらの時刻は季節により大きく変動す
るためその管理は煩雑であった。又、従来の吊下げ植木
鉢は、通常プラスチック等で形成され、例えば植木鉢の
外周の3箇所に設けられたリブ等に吊下げひもを取り付
け、3本の吊下げひもで植木鉢を上から吊下げていた。
このような吊下げる植木鉢では、植木鉢の重心を取るた
めに、吊下げひもの長さを一致させなければならず、取
扱いが面倒であった。この発明はかかる実状に鑑みてな
されたもので、請求項1記載の吊下げ植木鉢用スタンド
は、給水用タンクに水を補充するだけで栽培する植物の
植生に応じ適切な時刻に適量の給水が自動的にできる吊
下げ植木鉢用スタンドを提供することを目的としてい
る。又、請求項2の吊下げ植木鉢用スタンドは簡単かつ
安定して吊下げることができるとともに熟練者でなくと
も均等かつ適切な灌水のできる、更に請求項3は複数の
吊下げ植木鉢でも均等かつ適切に灌水ができる吊下げ植
木鉢用スタンドを提供することを目的としている。又、
請求項4の吊下げ植木鉢用スタンドは植物の植生に適し
た灌水を日の出入りを基準として自動的に灌水できる吊
下げ植木鉢用スタンドを提供することを目的としてい
る。 [課題を解決するための手段]前記課題を解決するため
に、請求項1記載の吊下げ植木鉢用スタンドの発明は、
給水用タンクと、この給水用タンク内の水を揚水する揚
水ポンプと、この揚水ポンプを駆動させる駆動源と、前
記揚水ポンプの作動を制御する揚水制御手段と、前記揚
水ポンプに接続する給水管を備える支柱部と、この支柱
部を支持する台座部と、前記支柱部に吊下げひもを係止
する吊下げ植木鉢と、前記支柱部の給水管に接続しこの
吊下げ植木鉢に給水する給水手段と、前記吊下げ植木鉢
に給水した余剰水を前記給水用タンクに回収する排水手
段とを有することを特徴としている。また、請求項2記
載の吊下げ植木鉢用スタンドの発明は、前記吊下げ植木
鉢はその底部の中心部を上方へ延出し、下方を開口した
凹部を形成して中心軸上に鉢吊下げ部を設けた吊下げ植
木鉢であり、前記給水手段はこの吊下げ植木鉢の底部の
外方を覆うとともにその底部中心部を上方へ延出し、下
方を開口した凹部を形成して中心軸上に皿吊下げ部を設
け、この皿吊下げ部を前記吊下げ植木鉢の鉢吊下げ部に
挿着して一緒に吊下げひもを係止して吊下げ可能となし
た水受皿と、前記支柱部の給水管に接続し前記鉢吊下げ
部及び前記皿吊下げ部を挿通して前記水受皿に給水する
フレキシブルなホースと、前記吊下げ植木鉢内の土壌に
埋設しその一部が前記吊下げ植木鉢の底部を貫通して前
記水受皿に浸水する繊維シートとからなり、前記排水手
段は前記水受皿に接続するフレキシブルな排水ホースか
らなることを特徴としている。また、請求項3記載の吊
下げ植木鉢用スタンドの発明は、前記吊下げ植木鉢を吊
下げひもで上下に連続して吊下げ、上の吊下げ植木鉢の
前記排水ホースを下の吊下げ植木鉢の前記水受皿に導入
したことを特徴としている。また、請求項4記載の吊下
げ植木鉢用スタンドの発明は、前記駆動源は太陽電池と
この太陽電池の起電力により充電する蓄電池とからな
り、前記揚水制御手段は前記太陽電池の出力に基づき前
記揚水ポンプを制御する制御部とからなることを特徴と
している。 [作用]請求項1記載の発明では、給水用タンク内に水
を適量補充し、所定の時刻に揚水ポンプ制御手段が揚水
ポンプを駆動させる。揚水ポンプにより圧送される水は
支柱部に沿って配設される給水管を上昇し、給水手段に
より吊下げ植木鉢に給水される。この吊下げ植木鉢に給
水された余剰水は排水手段により前記給水用タンクに回
収される。また、請求項2記載の発明では、吊下げ植木
鉢の鉢吊下げ部に給水手段を構成する水受皿の皿吊下げ
部を挿着して一緒に吊下げひもを係止して支柱より吊下
げる。前記水受皿には支柱部の給水管に接続するフレキ
シブルなホースが前記鉢吊下げ部を挿通して給水する。
前記水受皿に貯められた水は、前記吊下げ植木鉢内の土
壌に埋設しその一部が前記吊下げ植木鉢の底部を貫通し
て前記水受皿に浸水する繊維シートにより毛細管現象で
吸い上げられて給水される。一方、水受皿の余剰水は前
記水受皿に接続するフレキシブルな排水ホースを通って
給水タンクに回収される。また、請求項3記載の発明で
は、前記吊下げ植木鉢を連続して吊下げ、上の吊下げ植
木鉢の排水ホースを下の吊下げ植木鉢の水受皿に導入
し、上の水受皿の余剰水をその下の水受皿に順繰りに送
って複数の植木鉢に灌水する。また、請求項4記載の発
明では、太陽電池の起電力を蓄電池に充電し、この蓄電
池の電力により揚水ポンプを駆動させる。又、太陽電池
の出力は制御部にも送られて、所定の時刻に揚水ポンプ
を作動させる。 [実施例]次に、添付図面に基づきこの発明の実施例を
詳細に説明する。第1図はこの発明の一実施例を示す吊
下げ植木鉢用スタンドの側面図、第2図は平面図、第3
図は吊下げ植木鉢を取り外した時の平面図、第4図は吊
下げ植木鉢の拡大断面図、第5図は第4図のV−V断面
図、第6図は装着前の繊維シートの平面図、第7図は台
座部における揚水部と揚水制御部の構成を説明する第3
図のVII−VII断面図、第8図は台座部と支柱の接
続を示す第3図のVIII−VIII断面図、第9図は
第8図のIX−IX断面図、第10図および第11図は
太陽電池の端子間電圧の日変動と揚水ポンプの作動制御
の関係を示すタイムチャートである。この吊下げ植木鉢
用スタンドは吊下げ植木鉢1を吊下げひも12を用いて
複数個上下に連ね、最上部の吊下げひも12を支柱20
上部に固着する吊下げ金具20aに懸架する。この支柱
20は複数個の吊下げ植木鉢1を吊下げ金具20aに懸
架しうる部材により構成されており、この支柱20の下
端は台座部21より突設する支柱保持部22に固着して
いる。この台座部21には揚水部30と揚水制御部40
とが設けられている。この支柱20に懸架する吊下げ植
木鉢1の詳細を第4図及び第5図に基づき説明する。吊
下げ植木鉢1は植木鉢2と水受皿3とで構成され、これ
らはいずれも樹脂で形成されている。植木鉢2は略碗状
に形成され、その上部開口部2aの周囲は外方へ折曲げ
て飾り部2bが形成され、この飾り部2bで植木鉢2に
美観をもたせると共に、運搬等の時に手で持つことがき
るようになっている。植木鉢2の底部2cの中心部は上
方へ延出され、上部開口部2aより上方位置にあり、こ
れで下方を開口した凹部2dを形成して中心軸上に鉢吊
下げ部2eが設けられる。この鉢吊下げ部2eを形成す
る凹部2dには水抜き孔4が複数形成されている。この
水抜き孔4から外部の空気を植木鉢2の内部に充分導入
することができ植物の栽培上有利であり、しかも水抜き
孔4が外見に現れないので、外観を損なうことがない。
植木鉢2の底部を覆うように備えられた水受皿3は、そ
の開口部3aは植木鉢2の底部2cに接続するように形
成されている。水受皿3はその底部3bの中心部が上方
へ開口部3aより上方位置まで延出し、下方を開口した
凹部3cを形成して中心軸上に皿吊下げ部3dが設けら
れる。この鉢吊下げ部2eを挿通してフレキシブルな給
水ホース5が植木鉢2の凹部2dに沿って配設されてお
り、この給水ホース5が位置する水受皿3の凹部3cに
は切欠部3eが設けられている。この給水ホース5は支
柱20上部に固着する吊下げ金具20aの近傍に突設す
る上部給水栓20bに装着しており、圧送されてくる水
6を水受皿3に送る。水受皿3の皿吊下げ部3dを形成
する凹部3cの下部には排水管7が設けられている。こ
の排水管7の吸水口7aは水受皿3の内側側部上方に位
置しており、排水口7bは凹部3cの下方に向いてい
る。排水管7にはフレキシブルな排水ホース8が挿着さ
れており、吸水口7aを越える余剰水を外部に排出して
いる。この水受皿3に貯溜される水6には不織布を第6
図に示す形に切った繊維シート9の一部が浸されてい
る。この繊維シート9の舌状部9aは植木鉢2の底部2
cの挿通孔2fを挿通してその端部9bが水受皿3の水
6に浸されている。毛細管現象で吸い上げた水分は、繊
維シート9の端部9bから、舌状部9a、連結部9c、
環状部9dを経て、この繊維シート9に接している培養
土10に補給される。即ち植物の蒸散と培養土10から
の蒸発により不足する水分をこの繊維シート9から吸水
する。従って湿気を嫌う植物を栽培する場合や過湿で水
分の蒸発量が少ない気候の時でも、過剰な給水をするこ
となく常に適度の水分を培養土10に補給することがで
きる。更に繊維シート9は、環状部9dが植木鉢2の底
部2cの上にあり舌状部9aを挿通孔2fを挿通して、
端部9bを水受皿3の水6に浸しているので、繊維シー
ト9が植木鉢2から抜け落ちることがなく、又、環状部
9dが植木鉢2の全周に亙っているので給水ムラもな
い。即ち、水受皿3の水6の量は、植物の蒸散と培養土
10からの蒸発により、不足した水分が、繊維シート9
を経て吸い上げられて徐々に減少する。次回給水ホース
5から水受皿3に給水されると、この減少分を補充し、
更に給水されて、水位が吸水口7aより高くなると、そ
の分が余剰水として外部に排出される。水受皿3の皿吊
下げ部3dは植木鉢2の鉢吊下げ部2eに挿着され、水
受皿3の皿吊下げ部3dには連結子11が挿着されてい
る。この連結子11の中央部に穿設してある取付孔11
aに吊下げひも12を挿通して係止し、この吊下げひも
12によって植木鉢2及び水受皿3が吊下げられる。こ
の植木鉢2及び水受皿3の両吊下げ部2e、3dの位置
は重心位置より上方にあり、連結子11の上面と皿吊下
げ部3dの下面、及び皿吊下げ部3dの上面と鉢吊下げ
部2eの下面は、いずれも球面で接しているので吊下げ
植木鉢1は安定して吊下げられる。また、連結子11に
は他の吊下げひも12が巻着して下方に他の吊下げ植木
鉢1が吊下げられる。この他の吊下げ植木鉢1の鉢吊下
げ部2eを挿通して前記排水ホース8が給水ホース5と
同様に配設され、上方の水受皿3の余剰水を下方の他の
水受皿3に送る。この実施例では第1図に示すように吊
下げ植木鉢1を3個吊下げており、最下段の吊下げ植木
鉢1の排水ホース8は揚水部30に排出している。な
お、第4図の2gは、底部2cに3ヶ所設けられた突起
であり、植木鉢2を吊下げることなく台上に置いたとき
の脚の役目をし、底部2cを台から浮かせる。また、植
木鉢2と水受皿3とで構成される吊下げ植木鉢1を吊下
げることなく台上に置いたとき、水受皿3の底部3bが
台に接して安定し、植木鉢2は鉢吊下げ部2eが水受皿
3の皿吊下げ部3dに支えられるので、連結子11を介
して吊下げひも12によって吊下げられたときと同様に
安定して置かれる。この状態で給水するには、給水ホー
ス5と排水ホース8を共にはずしておき、植木鉢2を持
上げて、水受皿3の水面を見ながら給水口7aを越える
ことのないように給水すればよい。次に揚水部30の構
成及びその動作を第7図に基づき説明する。揚水部30
を構成する揚水ボックス31は台座部21にボルト24
により取り付けられる。この揚水ボックス31は隔壁3
2により給水タンク室33と揚水ポンプ室34とに分け
られる。給水タンク室33には補給水35が貯溜されて
おり、液面センサ36の働きにより所定水位以下になっ
た場合には、発光ダイオードの警報ランプ37が点灯す
る。隔壁32には取水口32aが穿設されており、揚水
ポンプ室34内に設けられる揚水ポンプ38に補給水3
5を供給する。この揚水ポンプ38に供給された補給水
35は、台座部21の中空部21aに配設された給水管
39を通って支柱保持部22に送られる。この支柱保持
部22の構造を第8図及び第9図に基づき説明する。支
柱保持部22も台座部21にボルト24により固着され
ており、給水管39を通すために内部が中空になってい
る。この支柱保持部22の上面部材22aには支柱20
の下部を挟持するための開口部22bが設けられてお
り、支柱20に添設される取付バンド25をボルト26
を用いて上面部材22aに締め付け支柱20を支柱保持
部材22に固着する。この支柱20の取付バンド25部
を隠すため装飾カバー23を上面部材22aに貼設す
る。開口部22bに挿入された支柱20の下面には下部
給水栓20cが突設しており給水管39が挿着される。
支柱20の中心には中空部20dが設けられており、こ
の中空部20dを補給水35の給水管として利用する。
このため支柱20の下端20eは栓27で密閉されてい
る。この支柱20内の中空部20dを通って上昇する補
給水35は前述の上部給水栓20bから給水ホース5に
供給される。なおこの実施例では支柱20の内部に給水
管を兼用して設けたが、支柱20と給水管をそれぞれ別
に設けてもよい。次に揚水制御部40の構成及び動作を
第7図に基づき説明する。揚水制御部40を構成する太
陽電池41は台座部21に固着する制御ボックス42の
表面に傾斜して貼設されており、植木鉢2に植えた植物
に光が当たるように、吊下げ植木鉢用スタンドを置いた
とき、光を受けやすくするように設置されている。この
制御ボックス42内には太陽電池41により光電変換さ
れた電気エネルギーを充電しておく蓄電池43と、太陽
電池41の端子間電圧を検知して揚水ポンプ38の作動
を制御する制御部44とが内蔵されており、予め設定手
段45により設定された所定の時刻に揚水ポンプ38を
作動させる。又、液面センサ36の働きにより、所定水
位以下になった場合には、揚水ポンプ38の作動を停止
してカラ運転を避けるとともに警報ランプ37を点灯す
る。この太陽電池41の端子間電圧の日変動と揚水ポン
プ38の作動制御の関係を第10図及び第11図に基づ
き説明する。第10図は晴天時の端子間電圧の日変動を
表わし、横軸は時間t、縦軸は端子間電圧Vを表わす。
太陽電池41の端子間電圧Vsを一点鎖線により表わす
と、このVsは夜明けとともに光エネルギーを吸収して
急激に上昇し、晴天時には短時間で最高電圧Vs(ma
x)を提示する。そして夕方になると急激に下降してい
く。この時の蓄電池43の端子間電圧Vbを実線で表わ
す。蓄電池43は太陽電池41により充電されるため、
光エネルギーを太陽電池41が吸収しだすとVbは所定
電圧Vb0まで上昇する。日没が近づき光エネルギーの
吸収量が減少してくると太陽電池41の端子間電圧Vs
は急激に下降してくるため、両端子間電圧Vs、Vbが
等しくなる点(a)が出現する。この両端子間電圧V
s、Vbを制御部44が計測することで、基準時即ちV
s=Vbとなる時刻(a)を検知することができる。設
定手段45により予め揚水ポンプ38の作動待ち時間t
1及び作動時間t2を入力しておけば、時刻(a)より
t1時間経過後に揚水ポンプ38をt2時間作動させ
る。又、第11図に示すような曇天時の場合には、太陽
電池41の端子間電圧Vsの上昇速度は晴天時に比べて
遅くなり、しかも最高電圧Vs(max)を提示する時
間も短く、光エネルギーの量が少ないと、蓄電池43の
端子間電圧Vbは、所定電圧Vb0にまで到達しないこ
とがある。このような曇天時には、Vsが下降する時刻
も晴天時に比べると早くなり、基準時即ちVs=Vbと
なる時刻(a)が晴天時よりも早く出現する。このた
め、揚水ポンプ38の作動時刻は晴天時に比べ早めとな
り、光の強さに従って生活している植物の生理的リズム
と合致する。また、作動待ち時間t1を予め設定できる
ので夕立のときのように、一時的に急激に暗くなった場
合にも作動待ち時間t1の間に明るさが回復すれば誤作
動を防止できる。かくの如く、植物の種類に応じて最適
な時間帯を太陽光線の強さに応じてセットすることがで
きる。もちろん、日没を基準とする代わりに日の出を基
準とすることもできる。 [発明の効果]前記のように、請求項1記載の発明は、
吊下げ植木鉢に揚水制御手段を用いて自動給排水を行な
うので、給水用タンクに水を補充するだけで栽培する植
物の植生に応じ適切な時刻に適量の給水が自動的にでき
る吊下げ植木鉢用スタンドを提供することができる。
又、請求項2の発明は、吊下げ植木鉢の底部の中心部を
上方へ延出し、下方を開口した凹部を形成して吊下げ部
を設け、水受皿の吊下げ部を植木鉢の吊下げ部に挿着し
て一緒に吊下げひもを係止して吊下げるから、水受皿を
備える植木鉢が簡単かつ安定して吊下げることができ
る。又、水受皿にその一部を浸水する繊維シートを用い
て植木鉢内の土壌に給水を行なうので熟練者でなくとも
均等かつ適切な灌水を行なうことができる。又、請求項
3の発明は、吊下げ植木鉢を連続して吊下げ、上の吊下
げ植木鉢の排水ホースを下の吊下げ植木鉢の水受皿に導
入するので、複数の吊下げ植木鉢でも均等かつ適切に灌
水を行なうことができる。又、請求項4の発明は、太陽
電池と蓄電池を駆動源に用い、太陽電池の出力により揚
水ポンプを制御するので、植物の植生に適した灌水を日
の出入りを基準として設定した時刻に自動的に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す吊下げ植木鉢用スタ
ンドの側面図、第2図は平面図、第3図は吊下げ植木鉢
を取り外した時の平面図、第4図は吊下げ植木鉢の拡大
断面図、第5図は第4図のV−V断面図、第6図は装着
前の繊維シートの平面図、第7図は台座部における揚水
部と揚水制御部の構成を説明する第3図のVII−VI
I断面図、第8図は台座部と支柱の接続を示す第3図の
VIII−VIII断面図、第9図は第8図のIX−I
X断面図、第10図及び第11図は太陽電池の端子間電
圧の日変動と揚水ポンプの作動制御の関係を説明するタ
イムチャートである。 図面中符号1は吊下げ植木鉢、2は植木鉢、3は水受
皿、4は水抜き孔、5は給水ホース、8は排水ホース、
9は繊維シート、12は吊下げひも、20は支柱、21
は台座部、30は揚水部、33は給水タンク室、35は
補給水、38は揚水ポンプ、40は揚水制御部、41は
太陽電池、43は蓄電池、44は制御部である。
ンドの側面図、第2図は平面図、第3図は吊下げ植木鉢
を取り外した時の平面図、第4図は吊下げ植木鉢の拡大
断面図、第5図は第4図のV−V断面図、第6図は装着
前の繊維シートの平面図、第7図は台座部における揚水
部と揚水制御部の構成を説明する第3図のVII−VI
I断面図、第8図は台座部と支柱の接続を示す第3図の
VIII−VIII断面図、第9図は第8図のIX−I
X断面図、第10図及び第11図は太陽電池の端子間電
圧の日変動と揚水ポンプの作動制御の関係を説明するタ
イムチャートである。 図面中符号1は吊下げ植木鉢、2は植木鉢、3は水受
皿、4は水抜き孔、5は給水ホース、8は排水ホース、
9は繊維シート、12は吊下げひも、20は支柱、21
は台座部、30は揚水部、33は給水タンク室、35は
補給水、38は揚水ポンプ、40は揚水制御部、41は
太陽電池、43は蓄電池、44は制御部である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
A01G 27/04
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.給水用タンクと、この給水用タンク内の水を揚水す
る揚水ポンプと、この揚水ポンプを駆動させる駆動源
と、前記揚水ポンプの作動を制御する揚水制御手段と、
前記揚水ポンプに接続する給水管を備える支柱部と、こ
の支柱部を支持する台座部と、前記支柱部に吊下げひも
を係止する吊下げ植木鉢と、前記支柱部の給水管に接続
しこの吊下げ植木鉢に給水する給水手段と、前記吊下げ
植木鉢に給水した余剰水を前記給水用タンクに回収する
排水手段とを有することを特徴とする吊下げ植木鉢用ス
タンド。 2.前記吊下げ植木鉢はその底部の中心部を上方へ延出
し下方を開口した凹部を形成して中心軸上に鉢吊下げ部
を設けた吊下げ植木鉢であり、前記給水手段はこの吊下
げ植木鉢の底部の外方を覆うとともにその底部中心部を
上方へ延出し下方を開口した凹部を形成して中心軸上に
皿吊下げ部を設けこの皿吊下げ部を前記吊下げ植木鉢の
鉢吊下げ部に挿着して一緒に吊下げひもを係止して吊下
げ可能となした水受皿と、前記支柱部の給水管に接続し
前記鉢吊下げ部を挿通して前記水受皿に給水するフレキ
シブルなホースと、前記吊下げ植木鉢内の土壌に埋設し
その一部が前記吊下げ植木鉢の底部を貫通して前記水受
皿に浸水する繊維シートとからなり、前記排水手段は前
記水受皿に接続するフレキシブルな排水ホースからなる
ことを特徴とする請求項1記載の吊下げ植木鉢用スタン
ド。 3.前記吊下げ植木鉢を吊下げひもで上下に連続して吊
下げ、上の吊下げ植木鉢の前記排水ホースを下の吊下げ
植木鉢の前記水受皿に導入したことを特徴とする請求項
2記載の吊下げ植木鉢用スタンド。 4.前記駆動源は太陽電池とこの太陽電池の起電力によ
り充電する蓄電池とからなり、前記揚水制御手段は前記
太陽電池の出力に基づき前記揚水ポンプを制御する制御
部とからなることを特徴とする請求項1乃至3いずれか
に記載の吊下げ植木鉢用スタンド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32011691A JPH078126A (ja) | 1991-09-28 | 1991-09-28 | 吊下げ植木鉢用スタンド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32011691A JPH078126A (ja) | 1991-09-28 | 1991-09-28 | 吊下げ植木鉢用スタンド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH078126A true JPH078126A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=18117880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32011691A Pending JPH078126A (ja) | 1991-09-28 | 1991-09-28 | 吊下げ植木鉢用スタンド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078126A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040018566A (ko) * | 2002-08-21 | 2004-03-04 | 남정석 | 퍼즐 포토집에 초화를 식재하는 자동 급수 꽃탑, 꽃벽시스템 |
| KR100540532B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2006-01-10 | 남철희 | 다단의 급수관을 이용한 자동급수 시스템을 구비한 장식용 꽃탑 |
| JP2013007185A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Takagi Co Ltd | 可搬式給水器 |
| KR20230004777A (ko) | 2020-04-24 | 2023-01-06 | 오리엔탈모터가부시끼가이샤 | 스테핑 모터 |
-
1991
- 1991-09-28 JP JP32011691A patent/JPH078126A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040018566A (ko) * | 2002-08-21 | 2004-03-04 | 남정석 | 퍼즐 포토집에 초화를 식재하는 자동 급수 꽃탑, 꽃벽시스템 |
| KR100540532B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2006-01-10 | 남철희 | 다단의 급수관을 이용한 자동급수 시스템을 구비한 장식용 꽃탑 |
| JP2013007185A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Takagi Co Ltd | 可搬式給水器 |
| KR20230004777A (ko) | 2020-04-24 | 2023-01-06 | 오리엔탈모터가부시끼가이샤 | 스테핑 모터 |
| TWI893082B (zh) * | 2020-04-24 | 2025-08-11 | 日商東方馬達股份有限公司 | 步進馬達 |
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