JPH078128Y2 - ホーニング治具 - Google Patents

ホーニング治具

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JPH078128Y2
JPH078128Y2 JP1991053728U JP5372891U JPH078128Y2 JP H078128 Y2 JPH078128 Y2 JP H078128Y2 JP 1991053728 U JP1991053728 U JP 1991053728U JP 5372891 U JP5372891 U JP 5372891U JP H078128 Y2 JPH078128 Y2 JP H078128Y2
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JP
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chuck
shutter
honing
cross pin
jig
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裕之 大江
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Nissin Manufacturing Co Ltd
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Nissin Manufacturing Co Ltd
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はホーニング加工におい
て工作物を保持するホーニング治具に関し、さらに詳細
には、工作物を三次元方向へ揺動可能に保持するフロー
ティング構造を備えたホーニング治具の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のホーニング治具として
は、例えば図8(a),(b) に示すような構造を備えたもの
がある(実公昭55−41465号公報参照)。
【0003】このホーニング治具は、中間サポートa
が、治具ベースbに、ベアリングc,cを介して揺動可
能(Y−Y軸回り)に設けられるとともに、該中間サポ
ートaに、工作物Wをクランプする揺動体dが、X−ク
ロスピンeを介して揺動可能(X−X軸回り)に設けら
れてなり、これにより、揺動体dが三次元方向へ揺動可
能とされている。
【0004】また、上記揺動体dは、上部爪f,下部爪
gおよび該下部爪gを昇降動作させる油圧等の駆動手段
(図示省略)を備えてなる。hは工作物Wの位置を調整
するためのローディングアーム、iは工作物Wを搬送す
るコンベアベルトである。
【0005】そして、工作物Wが上記下部爪gの上に置
かれて、上記ローディングアームhによりその位置決め
がなされると、下部爪gが上昇して、上部爪fとの間に
工作物Wをクランプし、このクランプされた工作物Wの
加工穴jに対して、ホーニングツールkによるホーニン
グ加工が施される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造では、以下に述べるような問題があり、その改
良が要望されていた。
【0007】(1) 工作物Wをチャックする上部爪fおよ
び下部爪gの駆動手段が油圧等によるため、油圧シリン
ダや油圧配管等を必要とし、ホーニング治具が大型かつ
複雑で、重量も工作物Wに比較して過度に大きくなる場
合があり、特に、小寸法の工作物においてこの傾向が顕
著であった。これがため、揺動体dのホーニングツール
に対する追従性が悪く、加工精度の低下を招くという問
題もあった。
【0008】(2) 油圧配管が必要なため、ロータリジョ
イント等を必須とするなどその配管処理が難しく、駆動
手段自体も複雑となる。しかも、ホーニング治具を搬送
するようなタイプのトランスファ型のホーニング盤等に
おいては、使用することができなかった。
【0009】本考案は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、小型軽量かつ構造簡単で、トラン
スファ型のホーニング盤等にも使用可能であるととも
に、高精度のホーニング加工が可能なホーニング治具の
提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案のホーニング治具は、治具ベースに、工作物
を取替可能に保持する揺動体が三次元方向へ揺動可能に
支持され、該揺動体は、工作物を保持するワーク保持部
と、工作物をチャックするチャック機構とを備えてな
り、該チャック機構はチャック本体とシャッタを備え、
前記チャック本体は、前記揺動体に上下方向へ昇降可能
に設けられるとともに、弾発部材により下方へ常時弾発
付勢され、前記シャッタは、前記チャック本体の上端部
に設けられるとともに、チャック位置と搬出入位置との
間で水平方向へ移動可能とされ、前記チャック位置おい
て、前記シャッタのホーニングツール用の挿通穴が、前
記ワーク保持部に保持された工作物の加工穴に対し上下
に一致するとともに、前記搬出位置において、前記シャ
ッタのワーク搬出入開口が前記ワーク保持部に保持され
た工作物に対応して位置されることを特徴とする。
【0011】
【作用】工作物のチャック機構がチャック本体とシャッ
タを備え、チャック本体は、揺動体に上下方向へ昇降可
能に設けられるとともに、皿バネ等の弾発部材により下
方へ常時弾発付勢されており、シャッタは、チャック本
体の上端部に設けられるとともに、チャック位置と搬出
入位置との間で水平方向へ移動可能とされ、これによ
り、チャック開閉装置、シャッタ開閉装置および搬出入
ローダ等をホーニング治具とは別個独立した装置とし
て、ホーニング治具の小型軽量化を図かる。
【0012】すなわち、工作物の搬出入に際しては、ま
ず、ホーニング治具とは別のユニットであるチャック開
閉装置により、チャック体を下から押し上げて、シャッ
タによる工作物のクランプ状態を解除する。続いて、や
はり別のユニットであるシャッター開閉装置により、シ
ャッタをチャック位置から搬出位置へ移動させて、ワー
ク搬出入開口を工作物に対応して位置させ、この状態
で、やはりホーニング治具とは別ユニットである搬出入
ローダにより、工作物の搬出入作業を行う。
【0013】
【実施例】以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0014】実施例1 本考案に係るホーニング治具を図1ないし図3に示し、
ホーニング治具1は、治具ベース2に、工作物Wを取替
可能に保持する揺動体3が揺動可能に支持されてなる。
【0015】すなわち、上記治具ベース2に、円環状の
中間リング4がX−クロスピン5を介して揺動可能に支
持されるとともに、該中間リング4に、上記揺動体3が
上記X−クロスピン5と直交するY−クロスピン6を介
して、揺動可能に設けられている。これにより、揺動体
3は、上記X−クロスピン5の動き(X−X軸回りの回
転)に、Y−クロスピン6の動き(Y−Y軸回りの回
転)が加わって、三次元方向へ揺動可能とされている。
【0016】また、上記X−クロスピン5とY−クロス
ピン6は、その軸方向への移動を許容するラジアル軸受
7,8を介して、上記治具ベース2および中間リング4
にそれぞれ軸支されている。これにより、上記揺動体3
は、上述した三次元方向への揺動に加えて、上記X−ク
ロスピン5およびY−クロスピン6の軸方向、つまりX
−X軸方向およびY−Y軸方向へも水平移動可能とされ
ている。また、このようなラジアル軸受7,8の使用に
より、揺動体3の動きが軽くなり、ホーニングツールに
対する良好な追従性が確保されている。
【0017】なお、上記ラジアル軸受7,8としては、
図示例においてはブッシュ(含油軸受またはテフロンコ
ーティングブッシュを含む)が用いられているが、単に
焼入れ後に穴仕上げ処理を施して、軸受穴に、上記ラジ
アル軸受7,8と同様な機能を付与することも可能であ
る。
【0018】また、上記揺動体3の揺動量および水平移
動量は、自動機でホーニング治具1を搬送する場合やホ
ーニングツールが加工穴に入る場合等使用条件を考慮し
て、調整ネジ9〜12により調節される。
【0019】すなわち、中間リング4のX−クロスピン
5の軸方向への移動量の調節は、上記治具ベース2に取
り付けられた調整ネジ9,9を進退させることにより、
該調整ネジ9,9の先端と中間リング4の外周面とのス
キマを調整して行われる。
【0020】揺動体3のY−クロスピン6の軸方向への
移動量の調節は、上記中間リング4に取り付けられた調
整ネジ10,10を進退させることにより、該調整ネジ
10,10の先端と揺動体3の外周面とのスキマを調整
して行われる。
【0021】中間リング4の揺動量の調節は、上記治具
ベース2に取り付けられた調整ネジ11,11を進退さ
せることにより、これら調整ネジ11,11の先端と中
間リング4の下面とのスキマを調整して行われる。
【0022】揺動体3の揺動量の調節は、上記治具ベー
ス2に取り付けられた調整ネジ12,12を進退させる
ことにより、これら調整ネジ12,12の先端とチャッ
ク機構14のチャック本体15の外周面とのスキマを調
整して行われる。つまり、このチャック本体15は後述
するように、揺動体3に嵌合されているため、チャック
本体15の揺動量を調節することにより、揺動体3の揺
動量が調節されることとなる。
【0023】上記揺動体3は、工作物Wを保持するワー
ク保持部13と、工作物Wをチャックする上記チャック
機構14とを備えている。上記ワーク保持部13は、ワ
ークWの外形に対応した形状を有する連通穴の形態とさ
れている。
【0024】チャック機構14は上記チャック本体15
とシャッタ16を備えてなる。チャック本体15は、揺
動体3の外周を覆う円筒状のもので、該揺動体3の外周
面に沿ってに上下方向へ昇降可能とされている。また、
該チャック本体15は、弾発部材17により下方へ常時
弾発付勢されている。該弾発部材17としては具体的に
は皿バネが使用されている。また、この皿バネ17の弾
発力を調整する調整部材18が設けられている。
【0025】該調整部材18は、具体的にはチャック本
体15の下部に螺合されたチャック圧調整ナットの形態
であって、これが上下方向へ螺進退されることにより、
皿バネ17の弾発力、つまりチャック機構14のチャッ
ク力の強弱が調節される。18aは、チャック圧調整ナ
ット18の回転動作を解除可能にロックするロック用ネ
ジである。
【0026】上記チャック機構14は、後述するように
ホーニング治具1とは別のユニットであるチャック開閉
装置30(図4参照)により昇降動作される。該チャッ
ク開閉装置30は、油圧または空圧により作動するシリ
ンダ装置30aのシリンダロッド先端に、開閉部材30
bが設けられてなる。該開閉部材30bは、上記揺動体
3の下端開口部3aに挿入される位置決めピン31と、
チャック本体15の下面15aに当接する押圧部32と
が一体的に設けられてなる。
【0027】シャッタ16は、上記チャック本体15の
上端部に設けられている。該シャッタ16は、チャック
位置と搬出入位置との間で水平方向へ移動可能とされ、
この水平移動は、後述するようにホーニング治具1とは
別のユニットであるシャッタ開閉装置35(図5参照)
により行われる。22は上記シャッタ16をチャック本
体15に水平移動可能に保持する押え板である。
【0028】上記シャッタ開閉装置35は、図5(a) に
示すような単体のものでも、あるいは図5(b) に示すよ
うな2個一対のものでもよい。つまり、図5(a) のもの
は、油圧または空圧により作動するシリンダ装置35a
のシリンダロッド先端に、開閉部材35bが設けられ、
この開閉部材35bの係合凹部36に、上記シャッタ1
6の一方の係合ピン16aが突入係止されている。そし
て、上記開閉部材35bの往復動作により、シャッタ1
6がチャック位置と搬出入位置との間で水平移動され
る。
【0029】一方、図5(b) のものは、油圧または空圧
により作動するシリンダ装置35c,35dが図面にお
いて左右位置にそれぞれ対向して設けられ、これらのシ
リンダロッド先端に開閉部材35e,35eがそれぞれ
設けられている。そして、これら両開閉部材35e,3
5eの交互の突出動作により、上記シャッタ16の係合
ピン16aまたは16bを押圧して、シャッタ16がチ
ャック位置と搬出入位置との間で水平移動される。
【0030】なお、図面において右側の係合ピン16b
は、ホーニング治具1のバランスをとるためのバランシ
ングウェートとしての機能を兼備しており、これによ
り、ホーニング治具1の水平方向のバランスがとられ
て、高いホーニング加工精度が確保される。
【0031】シャッタ16は、ホーニングツール用の挿
通穴19とワーク搬出入開口20を備えており、これら
は、シャッタ16の移動方向へ延びる案内穴21により
相互に連通されている。上記挿通穴19は、チャック位
置おいて、上記ワーク保持部13に保持された工作物W
の加工穴Waに対し上下に一致し、一方、上記ワーク搬
出入開口20は、搬出位置において、上記工作物Wに対
応して位置される。
【0032】なお、23は上記シャッタ16用の位置決
め機構を示し、該位置決め機構23は、上記揺動体3側
に設けられた、鋼球23aおよび弾発スプリング23b
からなる係止部と、シャッタ16側に設けられた、V溝
状のチャック位置用凹部23cおよび搬出入位置用凹部
23dとから構成されている。
【0033】しかして、以上のように構成されたホーニ
ング治具1を備えたホーニング盤において、工作物Wが
ホーニング治具1の揺動体3に保持され、チャック機構
14によりクランプされると、図示しないホーニングツ
ールが上方から下降し、シャッタ16の挿通穴19を介
して工作物Wの加工穴Waに突入する。
【0034】このホーニングツールは、上下方向の往復
運動を繰り返しながら回転して、上記加工穴Waの内径
面を精密に仕上げる。この場合、上記工作物Wは、揺動
体3の三次元方向への揺動によりフローティング状態に
あり、上記ホーニングツールに対する追従性が良好に保
たれ、所期の加工精度が確保される。つまり、工作物W
の外径と加工穴Waとの正確な芯出しおよび平行状態が
確保されていなくても、上記揺動体3の三次元方向への
動きにより、これらのズレが吸収されて精密な穴加工が
可能となる。
【0035】また、ホーニングツールによる加工トルク
は、X−クロスピン5とY−クロスピン6により受けら
れるため、加工時の回転力による工作物の逃げもなく、
この点でも高い加工精度が確保される。
【0036】上記工作物Wに対するホーニング加工が完
了すると、以下の要領で新たな工作物Wと交換される。A.工作物の搬出: チャック開閉装置30により、チャック機構14に
よる工作物Wのクランプ状態を解除する(図4参照)。
【0037】すなわち、シリンダ装置30aのシリンダ
ロッドが上方へ突出し、開閉部材30bの位置決めピン
31が、揺動体3の下端開口部3aに突入して、揺動体
3を位置決めした後、押圧部32がチャック本体15の
下面15aに当接して、チャック本体15を上方へ押圧
する。これにより、チャック本体15は、皿バネ17の
弾発力に抗して押し上げられ、シャッタ16も同時に上
昇して、工作物Wに対するクランプを解く。
【0038】 図示しない搬出入ローダにより、工作
物Wをチャックする。 すなわち、ホーニング治具1とは別ユニットである搬出
入ローダが上方から下降して、上記シャッタ16の挿通
穴19を介して工作物Wの加工穴Wa内に突入する。こ
の後、搬出入ローダの先端チャック爪が拡開して、工作
物Wを内側からチャックする。
【0039】なお、この動作は、次のの工程後に行う
こともできる。 シャッタ開閉装置35により、シャッタ16をチャ
ック位置から搬出入位置へ移動させる(図5参照)。
【0040】すなわち、図5(a) のシャッタ開閉装置3
5の場合で説明すると、シリンダ装置35aのシリンダ
ロッドが図面において左方へ退入し、開閉部材35bが
シャッタ16を左方へ引く。これにより、該シャッタ1
6は、チャック位置から搬出入位置へ移動するととも
に、搬出入位置用凹部23dに鋼球23aが弾発的に係
止して位置決めがなされる。この状態において、シャッ
タ16のワーク搬出入開口20が工作物Wに対応して位
置されることとなる。
【0041】なお、このシャッタ16の移動につれて、
上記搬出入ローダは、工作物Wをチャックしたまま、挿
通穴19から、案内穴21を介してワーク搬出入開口2
0へ移動される。
【0042】 上記搬出入ローダにより、工作物Wを
搬出する。 すなわち、搬出入ローダが工作物Wをチャックしたまま
上昇して、工作物Wはワーク搬出入開口20を介してワ
ーク保持部13から上方へ搬出される。さらに、上記搬
出入ローダは所定の位置へ移動した後、その先端チャッ
ク爪が縮閉して工作物Wのチャックを解除する。
【0043】B.工作物の搬入: 上記搬出入ローダにより、新たな工作物Wを搬入す
る。 すなわち、搬出入ローダが次に加工されるべき工作物W
をチャックしたままホーニング治具1の上方へ移動した
後下降して、工作物Wは、ワーク搬出入開口20を介し
てワーク保持部13内に上方から搬入される。
【0044】 シャッタ開閉装置35により、シャッ
タ16を搬出入位置からチャック位置へ移動させる(図
5(a) 参照)。
【0045】すなわち、シリンダ装置35aのシリンダ
ロッドが図面において右方へ突出し、開閉部材35bが
シャッタ16を右方へ押し、該シャッタ16は、搬出入
位置からチャック位置へ移動するとともに、チャック位
置用凹部23cに鋼球23aが弾発的に係止して位置決
めがなされる。この状態において、シャッタ16の挿通
穴19が工作物Wに対応して位置される。
【0046】なお、このシャッタ16の移動につれて、
上記搬出入ローダは、案内穴21を介して、工作物Wを
チャックしたままワーク搬出入開口20から挿通穴19
へ移動される。つまり、工作物Wが搬出入ローダにより
所期の位置に位置決めされたまま、シャッタ16の閉止
動作が行われ、工作物Wのセットミスが有効に防止され
る。
【0047】 上記搬出入ローダの先端チャック爪が
縮閉して、工作物Wのチャックを解除する。 なお、この動作は次のの工程後に行うこともできる。
【0048】 チャック開閉装置30により、チャッ
ク機構14による工作物Wのクランプを行う(図4参
照)。 すなわち、シリンダ装置30aのシリンダロッドが下方
へ退入し、開閉部材30bの押圧部32によるチャック
本体15の上方への押圧状態を解除するとともに、位置
決めピン31も、揺動体3の下端開口部3aから下方へ
抜ける。これにより、上記チャック本体15は、皿バネ
17の弾発力により押し下げられ、シャッタ16が工作
物Wを上方からクランプする。
【0049】 搬出入ローダが所定の位置まで上昇す
る。
【0050】実施例2 本例は図6(a)(b)に示し、実施例1のシャッタ16にお
ける案内穴21が省略されたものであり、その他の構成
は実施例1と同様である。
【0051】しかして、シャッタ16のホーニングツー
ル用の挿通穴19とワーク搬出入開口20がそれぞれ別
個独立して設けられている結果、上記搬出入ローダの先
端チャック爪を工作物Wの中に入れた状態でのシャッタ
16の開閉ができないため、工作物Wの交換作業要領は
以下のとおり実施例1と若干異なる。
【0052】A.工作物の搬出: チャック開閉装置30により、チャック機構14に
よる工作物Wのクランプ状態を解除する。 シャッタ開閉装置35により、シャッタ16をチャ
ック位置から搬出入位置へ移動させる。
【0053】 上記搬出入ローダにより、工作物Wを
チャックする。 上記搬出入ローダにより、工作物Wを搬出する。
【0054】B.工作物の搬入: 上記搬出入ローダにより、新たな工作物Wを搬入す
る。 搬出入ローダの先端チャック爪が縮閉し、工作物W
のチャックを解除する。 搬出入ローダが所定の位置まで上昇する。
【0055】 シャッタ開閉装置35により、シャッ
タ16を搬出入位置からチャック位置へ移動させる。 チャック開閉装置30により、チャック機構14に
よる工作物Wのクランプを行う。
【0056】本考案は上述した実施例1および実施例2
に限定されることなく種々設計変更可能であり、例え
ば、揺動体3のワーク保持部13とチャック機構14の
シャッタ16の形状寸法は、図7(a)(b)(c)(d)にそれぞ
れ示すように、加工されるべき工作物Wの形状寸法に応
じて種々変形される。
【0057】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
以下に述べるような種々のすぐれた効果が得られる。
【0058】(1) 工作物のチャック機構がチャック本体
とシャッタを備え、チャック本体は、揺動体に上下方向
へ昇降可能に設けられるとともに、皿バネ等の弾発部材
により下方へ常時弾発付勢されており、シャッタは、チ
ャック本体の上端部に設けられるとともに、チャック位
置と搬出入位置との間で水平方向へ移動可能とされ、こ
れにより、チャック開閉装置、シャッタ開閉装置および
搬出入ローダ等の他の装置が別個独立の構造とされたか
ら、油圧シリンダや油圧配管等も不要となり、ホーニン
グ治具の小型軽量化および構造の単純化が図れる。
【0059】したがって、例えば小寸法の工作物に用い
るホーニング治具であっても、その重量が工作物に比較
して過度に大きくなることがなく、よって、小寸法の工
作物をホーニング加工する場合であっても、揺動体のホ
ーニングツールに対する追従性が良好で、高い加工精度
を確保することができる。また、ホーニング治具に対す
る自動的な工作物の搬出入も可能となる。
【0060】(2) 油圧配管等がないため、従来のような
配管処理が全く不要で、駆動手段自体も簡単であり、し
かも、ホーニング治具を搬送するようなタイプのトラン
スファ型のホーニング盤等にも使用することができる。
【0061】(3) チャック機構のチャック力を付与する
弾発部材が皿バネであるから、油圧シリンダ等の駆動手
段が不要で、この点からもホーニング治具の小型軽量化
が図れる。
【0062】(4) 中間リングのX−クロスピンの軸方向
への移動量、揺動体のY−クロスピンの軸方向への移動
量、および中間リングと揺動体の揺動量の調節が、治具
ベース等に取り付けられた調整ネジにより簡単にできる
ため、工作物に適した量を設定することができる。
【0063】(5) 弾発部材の弾発力を調整する調整部材
が設けられているから、これによりチャック圧の微調整
が可能であり、工作物の肉厚や形状によりチャック歪が
生じたとしても、常に工作物に最適なチャック圧を設定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例であるホーニング治具を
示す正面断面図である。
【図2】同ホーニング治具を示す側面断面図である。
【図3】同ホーニング治具を示す平面図である。
【図4】同ホーニング治具のチャック機構の開閉動作を
説明するための側面断面図である。
【図5】同ホーニング治具のシャッタの開閉動作を説明
するための図で、図5(a) および図5(b) はそれぞれ異
なるシャッタ開閉装置によるものを示している。
【図6】本考案に係る他の実施例であるホーニング治具
のシャッタの構造を示す図で、図6(a) は平面図および
図6(b) は正面断面図をそれぞれ示す。
【図7】本考案に係るさらに他の実施例であるホーニン
グ治具を示し、図7(a) 〜図7(d) は、それぞれ工作物
の形状寸法に対応した揺動体とシャッタの形状寸法の関
係を示している。
【図8】 従来のホーニング治具を示す断面図であり、
(a)は平面視断面図、(b)は正面視断面図である。
【符号の説明】
1 ホーニング治具 2 治具ベース 3 揺動体 4 中間リング 5 X−クロスピン 6 Y−クロスピン 7,8 ラジアル軸受 9〜12 調整ネジ 13 ワーク保持部 14 チャック機構 15 チャック本体 16 シャッタ 18 調整部材(チャック圧調整ナット) 19 ホーニングツール用の挿通穴 20 ワーク搬出入開口 21 案内穴 23 位置決め機構 30 チャック開閉装置30 35 シャッタ開閉装置 W 工作物

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治具ベースに、工作物を取替可能に保持
    する揺動体が三次元方向へ揺動可能に支持され、 該揺動体は、工作物を保持するワーク保持部と、工作物
    をチャックするチャック機構とを備えてなり、 該チャック機構はチャック本体とシャッタを備え、 前記チャック本体は、前記揺動体に上下方向へ昇降可能
    に設けられるとともに、弾発部材により下方へ常時弾発
    付勢され、 前記シャッタは、前記チャック本体の上部に設けられる
    とともに、チャック位置と搬出入位置との間で水平方向
    へ移動可能とされ、 前記チャック位置おいて、前記シャッタのホーニングツ
    ール用の挿通穴が、前記ワーク保持部に保持された工作
    物の加工穴に対し上下に一致するとともに、前記搬出位
    置において、前記シャッタのワーク搬出入開口が前記ワ
    ーク保持部に保持された工作物に対応して位置されるこ
    とを特徴とするホーニング治具。
  2. 【請求項2】 前記治具ベースに、中間リングが、X−
    クロスピンを介して、揺動可能におよびX−クロスピン
    の軸方向へ移動可能に設けられ、 該中間リングに、前記揺動体が、前記X−クロスピンと
    直交するY−クロスピンを介して、揺動可能およびY−
    クロスピンの軸方向へ移動可能に設けられている請求項
    1に記載のホーニング治具。
  3. 【請求項3】 前記中間リングのX−クロスピンの軸方
    向への移動量の調節は、前記治具ベースに取り付けた調
    整ネジを進退させることにより、該調整ネジと前記中間
    リングとのスキマを調整して行われ、 前記揺動体のY−クロスピンの軸方向への移動量の調節
    は、前記中間リングに取り付けた調整ネジを進退させる
    ことにより、該調整ネジと前記揺動体とのスキマを調整
    して行われる請求項2に記載のホーニング治具。
  4. 【請求項4】 前記中間リングと揺動体の揺動量の調節
    は、前記治具ベースにそれぞれ取り付けられた調整ネジ
    により、これら調整ネジと前記中間リングと揺動体のス
    キマをそれぞれ調整して行われる請求項2に記載のホー
    ニング治具。
  5. 【請求項5】 前記X−クロスピンおよびY−クロスピ
    ンが、その軸方向への移動を許容するラジアル軸受を介
    して、前記治具ベースおよび中間リングにそれぞれ軸支
    されている請求項2に記載のホーニング治具。
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