JPH0781982A - 光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方法 - Google Patents
光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方法Info
- Publication number
- JPH0781982A JPH0781982A JP5227499A JP22749993A JPH0781982A JP H0781982 A JPH0781982 A JP H0781982A JP 5227499 A JP5227499 A JP 5227499A JP 22749993 A JP22749993 A JP 22749993A JP H0781982 A JPH0781982 A JP H0781982A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- coating die
- fiber coating
- die
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 超音波洗浄器20の中に純水を満たす。この
中に光ファイバ被覆用ダイス21を沈め、洗浄液入口2
2a、22bから洗浄液を供給し、同じ量の洗浄液を洗
浄液出口23から排出させる。次いで超音波振動子24
によってこれらに600W、30KHzの振動を5分間
加えた。洗浄後の光ファイバ被覆用ダイスを空気中に放
置した。放置後の光ファイバ被覆用ダイスの表面を顕微
鏡で観察したが、その表面に錆は生じなかった。また、
放置後の光ファイバ被覆用ダイスの表面を顕微鏡で観察
した際にその表面に残存する被覆樹脂の厚さを測定した
ところ、0.1μmであった。 【効果】 本発明によれば、錆の生じない超音波洗浄器
による光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方法が提供され
る。
中に光ファイバ被覆用ダイス21を沈め、洗浄液入口2
2a、22bから洗浄液を供給し、同じ量の洗浄液を洗
浄液出口23から排出させる。次いで超音波振動子24
によってこれらに600W、30KHzの振動を5分間
加えた。洗浄後の光ファイバ被覆用ダイスを空気中に放
置した。放置後の光ファイバ被覆用ダイスの表面を顕微
鏡で観察したが、その表面に錆は生じなかった。また、
放置後の光ファイバ被覆用ダイスの表面を顕微鏡で観察
した際にその表面に残存する被覆樹脂の厚さを測定した
ところ、0.1μmであった。 【効果】 本発明によれば、錆の生じない超音波洗浄器
による光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方法が提供され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバに被覆樹脂
を塗布するのに用いる光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方
法に関する。
を塗布するのに用いる光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方
法に関する。
【0002】
【従来技術】光ファイバの線引きは、例えば図2に示す
ような光ファイバの線引き装置を用いて行われている。
すなわち、光ファイバ用ガラス母材1の上部を保持部材
2によって固定する。該保持部材2を所定速度で下降さ
せて、光ファイバ用ガラス母材1を線引き加熱炉3内へ
と徐々に導入する。光ファイバ用ガラス母材1は、その
下端から線引き加熱炉3内で電気ヒータなどの加熱源に
よって順次高温に加熱されて溶融され、下方のキャプス
タン12に引き取られることによって所定径にまで線引
きされて光ファイバ4となる。
ような光ファイバの線引き装置を用いて行われている。
すなわち、光ファイバ用ガラス母材1の上部を保持部材
2によって固定する。該保持部材2を所定速度で下降さ
せて、光ファイバ用ガラス母材1を線引き加熱炉3内へ
と徐々に導入する。光ファイバ用ガラス母材1は、その
下端から線引き加熱炉3内で電気ヒータなどの加熱源に
よって順次高温に加熱されて溶融され、下方のキャプス
タン12に引き取られることによって所定径にまで線引
きされて光ファイバ4となる。
【0003】この線引き後の光ファイバ4はそのままで
は外力に対して非常に脆い。そこで様々な外力からの保
護を目的として線引き後の光ファイバ4には直ちに被覆
樹脂塗布装置、具体的には光ファイバ被覆用ダイス6に
よって紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂などの被覆樹脂
が塗布される。次いで塗布された被覆樹脂が被覆樹脂硬
化装置7で硬化されることによって線引き後の光ファイ
バ4に第1の被覆樹脂層が施され、該光ファイバ4は光
ファイバ素線8となる。通常はさらに光ファイバ被覆用
ダイス9によって第1の被覆樹脂層と同様に光ファイバ
素線8に被覆樹脂が塗布され、その被覆樹脂が被覆樹脂
硬化装置10によって硬化されることによって光ファイ
バ素線8に第2の被覆樹脂層が施されて光ファイバ心線
11となる。この光ファイバ心線11はキャプスタン1
2を経て巻取ドラム13に巻き取られる。なお、図2に
おける符号5は外径測定器である。
は外力に対して非常に脆い。そこで様々な外力からの保
護を目的として線引き後の光ファイバ4には直ちに被覆
樹脂塗布装置、具体的には光ファイバ被覆用ダイス6に
よって紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂などの被覆樹脂
が塗布される。次いで塗布された被覆樹脂が被覆樹脂硬
化装置7で硬化されることによって線引き後の光ファイ
バ4に第1の被覆樹脂層が施され、該光ファイバ4は光
ファイバ素線8となる。通常はさらに光ファイバ被覆用
ダイス9によって第1の被覆樹脂層と同様に光ファイバ
素線8に被覆樹脂が塗布され、その被覆樹脂が被覆樹脂
硬化装置10によって硬化されることによって光ファイ
バ素線8に第2の被覆樹脂層が施されて光ファイバ心線
11となる。この光ファイバ心線11はキャプスタン1
2を経て巻取ドラム13に巻き取られる。なお、図2に
おける符号5は外径測定器である。
【0004】光ファイバの線引きでは、光ファイバ用ガ
ラス母材を1本分線引きするごとに光ファイバ用ガラス
母材を掛け替えるため、線引き工程は中断する。また、
線引き中に光ファイバが破断した場合にも線引き工程は
中断する。この線引き工程が中断するときには、光ファ
イバ被覆用ダイスの中を光ファイバの線引き終了端や破
断点が通過する。光ファイバの線引き終了端や破断点に
は光ファイバ屑、具体的には石英ガラス粉末が付着して
いる。したがって前記光ファイバ被覆用ダイス内の被覆
樹脂には石英ガラス粉末が混入する。よって、光ファイ
バ用ガラス母材の掛け替え終了後や、光ファイバの破断
の後処理後に、中断していた線引きを再開するときに被
覆樹脂の種類が変わらないからといって光ファイバ被覆
用ダイスを洗浄せずに使用すると、これら石英ガラス粉
末が原因となって光ファイバ表面を傷つけてしまう。ま
た、被覆樹脂が満たされている光ファイバ被覆用ダイス
の中に光ファイバを通すと、光ファイバの周囲から気泡
が巻き込まれ、結果として被覆樹脂中に気泡を含んでし
まい、被覆の状態が悪くなり外径不良の原因となる。し
たがって、光ファイバ被覆用ダイスは被覆樹脂の種類が
変わる、変わらないに係わらず、光ファイバの線引きが
中断するたびに洗浄されなければならない。
ラス母材を1本分線引きするごとに光ファイバ用ガラス
母材を掛け替えるため、線引き工程は中断する。また、
線引き中に光ファイバが破断した場合にも線引き工程は
中断する。この線引き工程が中断するときには、光ファ
イバ被覆用ダイスの中を光ファイバの線引き終了端や破
断点が通過する。光ファイバの線引き終了端や破断点に
は光ファイバ屑、具体的には石英ガラス粉末が付着して
いる。したがって前記光ファイバ被覆用ダイス内の被覆
樹脂には石英ガラス粉末が混入する。よって、光ファイ
バ用ガラス母材の掛け替え終了後や、光ファイバの破断
の後処理後に、中断していた線引きを再開するときに被
覆樹脂の種類が変わらないからといって光ファイバ被覆
用ダイスを洗浄せずに使用すると、これら石英ガラス粉
末が原因となって光ファイバ表面を傷つけてしまう。ま
た、被覆樹脂が満たされている光ファイバ被覆用ダイス
の中に光ファイバを通すと、光ファイバの周囲から気泡
が巻き込まれ、結果として被覆樹脂中に気泡を含んでし
まい、被覆の状態が悪くなり外径不良の原因となる。し
たがって、光ファイバ被覆用ダイスは被覆樹脂の種類が
変わる、変わらないに係わらず、光ファイバの線引きが
中断するたびに洗浄されなければならない。
【0005】従来、光ファイバ被覆用ダイスの洗浄はそ
の表面上に付着している被覆樹脂を有機溶剤で溶かす方
法が主流であった。ところが、近年有機溶剤の安全性、
廃棄処理の問題がクローズアップされてきたため、有機
溶剤を使用しないで光ファイバ被覆用ダイスを洗浄する
方向に移ってきている。有機溶剤を用いる光ファイバ被
覆用ダイスの洗浄方法に代わって一般化されてきている
のは、図1に示したような超音波洗浄器を用いた超音波
洗浄方法である。具体的には、超音波洗浄器20に水ま
たは水に洗剤を加えた洗浄液(以下、単に洗浄液とい
う)を満たす。この洗浄液中に光ファイバ被覆用ダイス
21を沈める。さらに洗浄液入口22a、22bから洗
浄液を供給し、同じ量の洗浄液を洗浄液出口23から排
出させる。次いで超音波振動子24によってこれらに振
動を加え、光ファイバ被覆用ダイス21に付着している
被覆樹脂を除去して光ファイバ被覆用ダイス21を洗浄
するのである。
の表面上に付着している被覆樹脂を有機溶剤で溶かす方
法が主流であった。ところが、近年有機溶剤の安全性、
廃棄処理の問題がクローズアップされてきたため、有機
溶剤を使用しないで光ファイバ被覆用ダイスを洗浄する
方向に移ってきている。有機溶剤を用いる光ファイバ被
覆用ダイスの洗浄方法に代わって一般化されてきている
のは、図1に示したような超音波洗浄器を用いた超音波
洗浄方法である。具体的には、超音波洗浄器20に水ま
たは水に洗剤を加えた洗浄液(以下、単に洗浄液とい
う)を満たす。この洗浄液中に光ファイバ被覆用ダイス
21を沈める。さらに洗浄液入口22a、22bから洗
浄液を供給し、同じ量の洗浄液を洗浄液出口23から排
出させる。次いで超音波振動子24によってこれらに振
動を加え、光ファイバ被覆用ダイス21に付着している
被覆樹脂を除去して光ファイバ被覆用ダイス21を洗浄
するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバ被覆用ダイ
スには、精密加工や高い寸法精度が要求される。このた
め、加工が容易な鉄系の合金によって製造されている。
そのため、水分に接すると錆が生じやすい。しかしなが
ら、近年主流となりつつある超音波洗浄は水を使用する
ため、洗浄後に光ファイバ被覆用ダイスに錆が生じると
いう問題があった。
スには、精密加工や高い寸法精度が要求される。このた
め、加工が容易な鉄系の合金によって製造されている。
そのため、水分に接すると錆が生じやすい。しかしなが
ら、近年主流となりつつある超音波洗浄は水を使用する
ため、洗浄後に光ファイバ被覆用ダイスに錆が生じると
いう問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、錆の生じない
超音波洗浄器による光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方法
を提供することを目的とする。本発明は、光ファイバ被
覆用ダイスを洗浄する際に、該光ファイバ被覆用ダイス
の表面に被覆樹脂膜の膜厚をtとしたとき、0<t≦1
μmの厚さの被覆樹脂膜を残すことを特徴とする。
超音波洗浄器による光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方法
を提供することを目的とする。本発明は、光ファイバ被
覆用ダイスを洗浄する際に、該光ファイバ被覆用ダイス
の表面に被覆樹脂膜の膜厚をtとしたとき、0<t≦1
μmの厚さの被覆樹脂膜を残すことを特徴とする。
【0008】
【作用】光ファイバ被覆用ダイスを超音波洗浄器で洗浄
する際に、該光ファイバ被覆用ダイスの表面に被覆樹脂
を残すようにすれば、該光ファイバ被覆用ダイスの表面
と水とが直接触れることがないので錆は生じない。ま
た、残す被覆樹脂の厚さは1μm程度であれば被覆樹脂
層の厚さの変動値の許容範囲内であるから品質的な問題
も生じない。さらに、通常光ファイバが外傷によって破
断する際の傷の大きさは数μm程度なので、残存樹脂の
厚さをこの傷の大きさ以下にすれば、これら傷の要因が
被覆樹脂の中に紛れ込む心配もない。なお、実験結果に
よれば超音波洗浄器による光ファイバ被覆用ダイスに付
着した被覆樹脂の洗浄では、光ファイバ被覆用ダイス内
に付着している被覆樹脂の量に係わらず、光ファイバ被
覆用ダイスに残る被覆樹脂が1μm程度に達する時間は
ほぼ同じであることが分かっている。よって、容易に洗
浄時間によって残存する被覆樹脂の厚さを設定すること
ができる。
する際に、該光ファイバ被覆用ダイスの表面に被覆樹脂
を残すようにすれば、該光ファイバ被覆用ダイスの表面
と水とが直接触れることがないので錆は生じない。ま
た、残す被覆樹脂の厚さは1μm程度であれば被覆樹脂
層の厚さの変動値の許容範囲内であるから品質的な問題
も生じない。さらに、通常光ファイバが外傷によって破
断する際の傷の大きさは数μm程度なので、残存樹脂の
厚さをこの傷の大きさ以下にすれば、これら傷の要因が
被覆樹脂の中に紛れ込む心配もない。なお、実験結果に
よれば超音波洗浄器による光ファイバ被覆用ダイスに付
着した被覆樹脂の洗浄では、光ファイバ被覆用ダイス内
に付着している被覆樹脂の量に係わらず、光ファイバ被
覆用ダイスに残る被覆樹脂が1μm程度に達する時間は
ほぼ同じであることが分かっている。よって、容易に洗
浄時間によって残存する被覆樹脂の厚さを設定すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。実施例としては、図1に示したような超音
波洗浄器を用いて光ファイバ被覆用ダイスの洗浄をおこ
なった。すなわち、300×200×150mmの水槽
を有する超音波洗浄器20の中に洗浄液として純水を満
たす。この中に光ファイバ被覆用ダイス21を沈める。
さらに、洗浄液入口22a、22bから純水を供給し、
同じ量の純水を洗浄液出口23から排出させる。次いで
超音波振動子24によってこれらに600W、30KH
zの振動を加え、光ファイバ被覆用ダイス21に付着し
ている被覆樹脂を除去する。
に説明する。実施例としては、図1に示したような超音
波洗浄器を用いて光ファイバ被覆用ダイスの洗浄をおこ
なった。すなわち、300×200×150mmの水槽
を有する超音波洗浄器20の中に洗浄液として純水を満
たす。この中に光ファイバ被覆用ダイス21を沈める。
さらに、洗浄液入口22a、22bから純水を供給し、
同じ量の純水を洗浄液出口23から排出させる。次いで
超音波振動子24によってこれらに600W、30KH
zの振動を加え、光ファイバ被覆用ダイス21に付着し
ている被覆樹脂を除去する。
【0010】まず予備実験をおこない、本実施例での洗
浄条件下における光ファイバ被覆用ダイスに加える超音
波振動の時間と、光ファイバ被覆用ダイスの表面に残存
する被覆樹脂の厚さの間には一定の関係があることを確
かめた。例えば、本実施例の洗浄条件下においては、光
ファイバ被覆用ダイスに5分間超音波振動を加えると光
ファイバ被覆用ダイスの表面には0.1〜0.2μmの
厚さの被覆樹脂が残存する。
浄条件下における光ファイバ被覆用ダイスに加える超音
波振動の時間と、光ファイバ被覆用ダイスの表面に残存
する被覆樹脂の厚さの間には一定の関係があることを確
かめた。例えば、本実施例の洗浄条件下においては、光
ファイバ被覆用ダイスに5分間超音波振動を加えると光
ファイバ被覆用ダイスの表面には0.1〜0.2μmの
厚さの被覆樹脂が残存する。
【0011】そこで、予備実験において得た関係をもと
にして、光ファイバ被覆用ダイスの表面に0.1μmの
被覆樹脂が残存するよう、光ファイバ被覆用ダイスに超
音波振動を施して、該光ファイバ被覆用ダイスを洗浄し
た。この洗浄後の光ファイバ被覆用ダイスを空気中に放
置した。放置後の光ファイバ被覆用ダイスの表面を顕微
鏡で観察したが、その表面に錆は生じておらず平均して
0.1μmの厚さの被覆樹脂が残存していた。
にして、光ファイバ被覆用ダイスの表面に0.1μmの
被覆樹脂が残存するよう、光ファイバ被覆用ダイスに超
音波振動を施して、該光ファイバ被覆用ダイスを洗浄し
た。この洗浄後の光ファイバ被覆用ダイスを空気中に放
置した。放置後の光ファイバ被覆用ダイスの表面を顕微
鏡で観察したが、その表面に錆は生じておらず平均して
0.1μmの厚さの被覆樹脂が残存していた。
【0012】同様にして、予備実験において得た関係を
もとにして、光ファイバ被覆用ダイスの表面に0.9μ
mの被覆樹脂が残存するよう、光ファイバ被覆用ダイス
に超音波振動を施して、該光ファイバ被覆用ダイスを洗
浄した。この洗浄後の光ファイバ被覆用ダイスを空気中
に放置した。放置後の光ファイバ被覆用ダイスの表面を
顕微鏡で観察したが、その表面に錆は生じておらず平均
して0.9μmの厚さの被覆樹脂が残存していた。
もとにして、光ファイバ被覆用ダイスの表面に0.9μ
mの被覆樹脂が残存するよう、光ファイバ被覆用ダイス
に超音波振動を施して、該光ファイバ被覆用ダイスを洗
浄した。この洗浄後の光ファイバ被覆用ダイスを空気中
に放置した。放置後の光ファイバ被覆用ダイスの表面を
顕微鏡で観察したが、その表面に錆は生じておらず平均
して0.9μmの厚さの被覆樹脂が残存していた。
【0013】これら放置後の光ファイバ被覆用ダイス、
すなわちその表面に0.1μmおよび0.9μmの厚さ
の被覆樹脂が残存している光ファイバ被覆用ダイスを用
いて光ファイバの線引き工程において線引き後の光ファ
イバに被覆樹脂を塗布した。なお、この工程で得られた
光ファイバ心線のスクリーニング試験においては、光フ
ァイバの外傷による破断はなく、また気泡を巻き込むこ
とによる外径異常も見られなかった。さらに、光ファイ
バの外径値も所定外径値の変動許容範囲に入っており問
題はなかった。
すなわちその表面に0.1μmおよび0.9μmの厚さ
の被覆樹脂が残存している光ファイバ被覆用ダイスを用
いて光ファイバの線引き工程において線引き後の光ファ
イバに被覆樹脂を塗布した。なお、この工程で得られた
光ファイバ心線のスクリーニング試験においては、光フ
ァイバの外傷による破断はなく、また気泡を巻き込むこ
とによる外径異常も見られなかった。さらに、光ファイ
バの外径値も所定外径値の変動許容範囲に入っており問
題はなかった。
【0014】以下、本発明の比較例を説明する。比較例
としては、実施例と同様に図1に示すような超音波洗浄
器を用いて光ファイバ被覆用ダイスの洗浄をおこなっ
た。但し、その超音波振動を加える時間は30分とし
た。この洗浄後の光ファイバ被覆用ダイスを実施例と同
条件となるように空気中に放置した。この放置度の光フ
ァイバ被覆用ダイスの表面を顕微鏡で観察したところ、
残存被覆樹脂はなく代わりに2〜3μmの錆が生じてい
た。
としては、実施例と同様に図1に示すような超音波洗浄
器を用いて光ファイバ被覆用ダイスの洗浄をおこなっ
た。但し、その超音波振動を加える時間は30分とし
た。この洗浄後の光ファイバ被覆用ダイスを実施例と同
条件となるように空気中に放置した。この放置度の光フ
ァイバ被覆用ダイスの表面を顕微鏡で観察したところ、
残存被覆樹脂はなく代わりに2〜3μmの錆が生じてい
た。
【0015】この放置後の光ファイバ被覆用ダイスによ
って光ファイバの線引き工程において被覆樹脂を塗布し
た。この工程で得られた光ファイバ心線には、スクリー
ニング試験で破断する低強度部が見つかった。さらにそ
の破断点を顕微鏡で観察したところ、鉄などの錆と同じ
成分の微粒子が見つかった。
って光ファイバの線引き工程において被覆樹脂を塗布し
た。この工程で得られた光ファイバ心線には、スクリー
ニング試験で破断する低強度部が見つかった。さらにそ
の破断点を顕微鏡で観察したところ、鉄などの錆と同じ
成分の微粒子が見つかった。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、錆の生じない超音波洗
浄器による光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方法が提供さ
れる。
浄器による光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方法が提供さ
れる。
【図1】図1は、超音波洗浄器の概略図である。
【図2】図2は、光ファイバの線引き装置の一例であ
る。
る。
1…光ファイバ用ガラス母材 2…保持部材 3…線引き加熱炉 4…光ファイバ 5…外径測定器 6…光ファイバ被覆用ダイス 7…被覆樹脂硬化装置 8…光ファイバ素線 9…光ファイバ被覆用ダイス 10…被覆樹脂硬化装置 11…光ファイバ心線 12…キャプスタン 13…巻取ドラム 20…超音波洗浄器 21…光ファイバ被覆用ダイス 22a、22b…洗浄液入口 23…洗浄液出口 24…超音波振動子
Claims (1)
- 【請求項1】 光ファイバ被覆用ダイスを、洗浄液中で
超音波による振動を加えることによって該光ファイバ被
覆用ダイスに付着している被覆樹脂を洗浄する方法にお
いて、該光ファイバ被覆用ダイスの表面に付着している
被覆樹脂の膜厚をtが0<t≦1μmとなるようにする
ことを特徴とする光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5227499A JPH0781982A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5227499A JPH0781982A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0781982A true JPH0781982A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16861854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5227499A Pending JPH0781982A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 光ファイバ被覆用ダイスの洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0781982A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6132882A (en) * | 1996-12-16 | 2000-10-17 | 3M Innovative Properties Company | Damped glass and plastic laminates |
| CN108499967A (zh) * | 2018-05-25 | 2018-09-07 | 江苏亨通光纤科技有限公司 | 光纤涂覆模具清洁装置及清洁方法 |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP5227499A patent/JPH0781982A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6132882A (en) * | 1996-12-16 | 2000-10-17 | 3M Innovative Properties Company | Damped glass and plastic laminates |
| CN108499967A (zh) * | 2018-05-25 | 2018-09-07 | 江苏亨通光纤科技有限公司 | 光纤涂覆模具清洁装置及清洁方法 |
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