JPH0782011A - セラミックス基板およびその製造方法 - Google Patents
セラミックス基板およびその製造方法Info
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- JPH0782011A JPH0782011A JP5227122A JP22712293A JPH0782011A JP H0782011 A JPH0782011 A JP H0782011A JP 5227122 A JP5227122 A JP 5227122A JP 22712293 A JP22712293 A JP 22712293A JP H0782011 A JPH0782011 A JP H0782011A
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- substrate
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ガラスと結晶とからなり金属元素を含有して
いるセラミックス基板であって、前記金属元素はCr、
Ti、Cu、Mn、Co及びFeから選ばれた1種また
は2種以上の元素であり、これら金属元素を含有してい
ることにより前記セラミックス基板が灰色又は黒色に着
色されているセラミックス基板。 【効果】 十分に緻密化され、耐湿性、耐水性等の特性
に優れ、しかも紫外線の透過を防ぐことのできるセラミ
ックス基板を提供することができる。また、セラミック
ス基板に位置合わせ用ターゲットマークを形成した場
合、セラミックス基板とのコントラストをはっきりさせ
ることができる。さらにセラミックス基板は、軟化点が
低いため、1000℃以下の酸化性雰囲気中で焼成して
も、上記特性を有するものを製造することができ、Ag
やCu等を回路配線として使用することができる。
いるセラミックス基板であって、前記金属元素はCr、
Ti、Cu、Mn、Co及びFeから選ばれた1種また
は2種以上の元素であり、これら金属元素を含有してい
ることにより前記セラミックス基板が灰色又は黒色に着
色されているセラミックス基板。 【効果】 十分に緻密化され、耐湿性、耐水性等の特性
に優れ、しかも紫外線の透過を防ぐことのできるセラミ
ックス基板を提供することができる。また、セラミック
ス基板に位置合わせ用ターゲットマークを形成した場
合、セラミックス基板とのコントラストをはっきりさせ
ることができる。さらにセラミックス基板は、軟化点が
低いため、1000℃以下の酸化性雰囲気中で焼成して
も、上記特性を有するものを製造することができ、Ag
やCu等を回路配線として使用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミックス基板及びそ
の製造方法に関し、より詳細には電子部品を搭載するた
めの多層配線基板として多く用いられるセラミックス基
板及びその製造方法に関する。
の製造方法に関し、より詳細には電子部品を搭載するた
めの多層配線基板として多く用いられるセラミックス基
板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高集積化したLSIや各種電子部
品を搭載する多層配線基板において、小型化、信頼性等
の要求から基板材料としてセラミックスが用いられるこ
とが多くなってきている。これらセラミックスの代表的
な存在としてアルミナが挙げられる。このアルミナは強
度が大きく、耐熱性に優れる等の利点を有するため、前
記基板材料用のセラミックスに占める割合は大きいが、
一方比誘電率が大きいため伝送信号の遅延の原因にな
り、また熱膨張係数がシリコンに比べて非常に大きいた
め、部品を実装する際に信頼性を確保できないという問
題点を有している。さらに、アルミナは焼成温度が15
00℃以上と高いため、内層の配線に融点が高く電気抵
抗率の大きいW又はMoを使用しなければならず、この
ため配線を微細化すると電気抵抗が大きくなるという問
題点をも有している。
品を搭載する多層配線基板において、小型化、信頼性等
の要求から基板材料としてセラミックスが用いられるこ
とが多くなってきている。これらセラミックスの代表的
な存在としてアルミナが挙げられる。このアルミナは強
度が大きく、耐熱性に優れる等の利点を有するため、前
記基板材料用のセラミックスに占める割合は大きいが、
一方比誘電率が大きいため伝送信号の遅延の原因にな
り、また熱膨張係数がシリコンに比べて非常に大きいた
め、部品を実装する際に信頼性を確保できないという問
題点を有している。さらに、アルミナは焼成温度が15
00℃以上と高いため、内層の配線に融点が高く電気抵
抗率の大きいW又はMoを使用しなければならず、この
ため配線を微細化すると電気抵抗が大きくなるという問
題点をも有している。
【0003】そこで、このような問題を解決するため
に、比誘電率を小さくすると同時に、熱膨張係数をシリ
コンに近付け、さらにCu、AgやAg−Pd等の低融
点の金属材料を内層導体として焼成することができる低
温焼成セラミックス基板用材料の研究開発が進められて
いる。
に、比誘電率を小さくすると同時に、熱膨張係数をシリ
コンに近付け、さらにCu、AgやAg−Pd等の低融
点の金属材料を内層導体として焼成することができる低
温焼成セラミックス基板用材料の研究開発が進められて
いる。
【0004】一般に低温焼成セラミックス基板は、ガラ
ス材料と骨材と呼ばれる結晶材料とを混合し、焼成する
ことによって製造される。しかしガラス材料と結晶材料
の組み合わせの数は極めて多く、また両者を組み合わせ
ることにより焼成の際に相乗作用が働き、得られるセラ
ミックス基板の特性(比誘電率、熱膨張係数、焼成温
度、抗析強度等)が変化する。従って、最良の組み合わ
せを見つけ、さらに常に一定の特性を出現させることが
できるような安定した組成や構造を有するセラミックス
基板を製造することは困難であった。
ス材料と骨材と呼ばれる結晶材料とを混合し、焼成する
ことによって製造される。しかしガラス材料と結晶材料
の組み合わせの数は極めて多く、また両者を組み合わせ
ることにより焼成の際に相乗作用が働き、得られるセラ
ミックス基板の特性(比誘電率、熱膨張係数、焼成温
度、抗析強度等)が変化する。従って、最良の組み合わ
せを見つけ、さらに常に一定の特性を出現させることが
できるような安定した組成や構造を有するセラミックス
基板を製造することは困難であった。
【0005】このような背景の中、前記した比誘電率が
低く、しかも熱膨張係数がシリコンに近いという優れた
特性を損なうことなく、強度が大きく、信号伝達の高速
化や搭載素子の大型化に対応できる低温焼成セラミック
ス基板として、特開平2−225338号公報に示され
ているようなコージェライト(2MgO・2Al2 O3
・5SiO2 )系結晶化ガラスが注目されるようになっ
てきている。
低く、しかも熱膨張係数がシリコンに近いという優れた
特性を損なうことなく、強度が大きく、信号伝達の高速
化や搭載素子の大型化に対応できる低温焼成セラミック
ス基板として、特開平2−225338号公報に示され
ているようなコージェライト(2MgO・2Al2 O3
・5SiO2 )系結晶化ガラスが注目されるようになっ
てきている。
【0006】ところで、このような結晶化ガラスは、通
常ガラスと結晶質骨材とが複合化された状態で焼結体を
構成しているため、焼結体そのものが白色で半透明であ
り、透光性を有する。この白色で、透光性を有するとい
う特徴は他のパッケージ材料であるアルミナ、窒化アル
ミニウム、ムライト等においても認められる。
常ガラスと結晶質骨材とが複合化された状態で焼結体を
構成しているため、焼結体そのものが白色で半透明であ
り、透光性を有する。この白色で、透光性を有するとい
う特徴は他のパッケージ材料であるアルミナ、窒化アル
ミニウム、ムライト等においても認められる。
【0007】前記した材料より構成されるパッケージ材
料に紫外線が照射された場合には、紫外線の一部が透過
し、ICメモリの寿命を短かくする等の悪影響を及ぼす
虞れがある。
料に紫外線が照射された場合には、紫外線の一部が透過
し、ICメモリの寿命を短かくする等の悪影響を及ぼす
虞れがある。
【0008】特開昭63−242971号公報には、こ
の紫外線の透過を防止するため、アルカリ土類金属タン
グステンと希土類酸化物とを含有し、黒色を呈する窒化
アルミニウム焼結体が開示されている。
の紫外線の透過を防止するため、アルカリ土類金属タン
グステンと希土類酸化物とを含有し、黒色を呈する窒化
アルミニウム焼結体が開示されている。
【0009】また一方、半導体集積回路素子とパッケー
ジ外部リード端子を半自動ワイヤボンダで接続する際の
位置決めは、パッケージに形成された位置合わせ用ター
ゲットマークをセンサで検知することにより行われる。
しかし、パッケージが白色の場合は、金色の位置合わせ
用ターゲットマークと白色のパッケージとのコントラス
トが弱く、位置合わせに誤りが生じることがある。
ジ外部リード端子を半自動ワイヤボンダで接続する際の
位置決めは、パッケージに形成された位置合わせ用ター
ゲットマークをセンサで検知することにより行われる。
しかし、パッケージが白色の場合は、金色の位置合わせ
用ターゲットマークと白色のパッケージとのコントラス
トが弱く、位置合わせに誤りが生じることがある。
【0010】特開昭63−291860号公報には、こ
のような位置合わせ用ターゲットマークとパッケージと
のコントラストをはっきりさせるために、ムライト結晶
相とアルカリ土類金属ガラス相とからなり、モリブデン
を含んでいる黒色のムライト質焼結体が開示されてい
る。
のような位置合わせ用ターゲットマークとパッケージと
のコントラストをはっきりさせるために、ムライト結晶
相とアルカリ土類金属ガラス相とからなり、モリブデン
を含んでいる黒色のムライト質焼結体が開示されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開昭63−242971号公報や特開昭63−29
1860号公報に開示された焼結体においては、金属タ
ングステン、金属モリブデン、それらの酸化物あるいは
それらのアルカリ金属酸化物を添加した原料の成形体を
還元性雰囲気において焼成して焼結体を黒色化してお
り、通常焼成を行うような酸化性雰囲気で前記金属等を
含む成形体を焼成した場合には、焼結体中のタングステ
ン及びモリブデンは酸化物となり、得られる焼結体が黒
色化しないという課題があった。
た特開昭63−242971号公報や特開昭63−29
1860号公報に開示された焼結体においては、金属タ
ングステン、金属モリブデン、それらの酸化物あるいは
それらのアルカリ金属酸化物を添加した原料の成形体を
還元性雰囲気において焼成して焼結体を黒色化してお
り、通常焼成を行うような酸化性雰囲気で前記金属等を
含む成形体を焼成した場合には、焼結体中のタングステ
ン及びモリブデンは酸化物となり、得られる焼結体が黒
色化しないという課題があった。
【0012】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、酸化性雰囲気中、1000℃以下の温度で焼
成することにより、十分に緻密化され、耐湿性、耐水性
等の種々の基板に対する要求を満足させる特性を有しな
がら、しかも紫外線の透過を防ぐことのできる灰色又は
黒色に着色されたセラミックス基板及びその製造方法を
提供することを目的としている。
のであり、酸化性雰囲気中、1000℃以下の温度で焼
成することにより、十分に緻密化され、耐湿性、耐水性
等の種々の基板に対する要求を満足させる特性を有しな
がら、しかも紫外線の透過を防ぐことのできる灰色又は
黒色に着色されたセラミックス基板及びその製造方法を
提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るセラミックス基板は、ガラスと結晶とか
らなり金属元素を含有しているセラミックス基板であっ
て、前記金属元素はCr、Ti、Cu、Mn、Co及び
Feから選ばれた1種または2種以上の元素であり、こ
れら金属元素を含有していることにより前記セラミック
ス基板が灰色又は黒色に着色されていることを特徴とし
ている。
に本発明に係るセラミックス基板は、ガラスと結晶とか
らなり金属元素を含有しているセラミックス基板であっ
て、前記金属元素はCr、Ti、Cu、Mn、Co及び
Feから選ばれた1種または2種以上の元素であり、こ
れら金属元素を含有していることにより前記セラミック
ス基板が灰色又は黒色に着色されていることを特徴とし
ている。
【0014】また、本発明に係るセラミックス基板の製
造方法は、ガラス粉末、結晶粒及び金属化合物を混合し
て、850℃以上1000℃未満の温度範囲で焼成する
セラミックス基板の製造方法であって、前記金属化合物
はCr、Ti、Cu、Mn、Co及びFeから選ばれた
1種又は2種以上の化合物又はこれらの化合物の混合物
からなり、前記金属化合物により前記セラミックス基板
を灰色又は黒色に着色することを特徴としている。
造方法は、ガラス粉末、結晶粒及び金属化合物を混合し
て、850℃以上1000℃未満の温度範囲で焼成する
セラミックス基板の製造方法であって、前記金属化合物
はCr、Ti、Cu、Mn、Co及びFeから選ばれた
1種又は2種以上の化合物又はこれらの化合物の混合物
からなり、前記金属化合物により前記セラミックス基板
を灰色又は黒色に着色することを特徴としている。
【0015】
【作用】上記した構成に係るセラミックス基板によれ
ば、ガラスと結晶とからなり金属元素を含有しているセ
ラミックス基板であって、前記金属元素はCr、Ti、
Cu、Mn、Co及びFeから選ばれた1種または2種
以上の元素であり、これら金属元素を含有していること
により前記セラミックス基板が灰色又は黒色に着色され
ており、十分に緻密化され、耐湿性、耐水性等、セラミ
ックス基板に要求される諸特性に優れ、紫外線の透過を
防ぐことのできるセラミックス基板となる。また、前記
セラミックス基板に位置合わせ用ターゲットマークを形
成した場合、セラミックス基板とのコントラストがはっ
きりする。さらに、前記セラミックス基板は軟化点が低
いため、1000℃以下の酸化性雰囲気中で焼成しても
上記特性を有するものが得られ、AgやCu等を回路配
線に使用することが可能なセラミックス基板となる。
ば、ガラスと結晶とからなり金属元素を含有しているセ
ラミックス基板であって、前記金属元素はCr、Ti、
Cu、Mn、Co及びFeから選ばれた1種または2種
以上の元素であり、これら金属元素を含有していること
により前記セラミックス基板が灰色又は黒色に着色され
ており、十分に緻密化され、耐湿性、耐水性等、セラミ
ックス基板に要求される諸特性に優れ、紫外線の透過を
防ぐことのできるセラミックス基板となる。また、前記
セラミックス基板に位置合わせ用ターゲットマークを形
成した場合、セラミックス基板とのコントラストがはっ
きりする。さらに、前記セラミックス基板は軟化点が低
いため、1000℃以下の酸化性雰囲気中で焼成しても
上記特性を有するものが得られ、AgやCu等を回路配
線に使用することが可能なセラミックス基板となる。
【0016】また上記構成に係るセラミックス基板の製
造方法によれば、ガラス粉末、結晶粒及び金属化合物を
混合して、850℃以上1000℃未満の温度範囲で焼
成するセラミックス基板の製造方法であって、前記金属
化合物はCr、Ti、Cu、Mn、Co及びFeから選
ばれた1種又は2種以上の化合物又はこれらの化合物の
混合物からなり、前記金属化合物により前記セラミック
ス基板を灰色又は黒色に着色するので、ガラスセラミッ
クスの気孔率が減少して十分に緻密化し、耐湿性、耐水
性等、セラミックス基板に要求される諸特性に優れ、紫
外線の透過を防ぐことができるセラミックス基板が製造
される。
造方法によれば、ガラス粉末、結晶粒及び金属化合物を
混合して、850℃以上1000℃未満の温度範囲で焼
成するセラミックス基板の製造方法であって、前記金属
化合物はCr、Ti、Cu、Mn、Co及びFeから選
ばれた1種又は2種以上の化合物又はこれらの化合物の
混合物からなり、前記金属化合物により前記セラミック
ス基板を灰色又は黒色に着色するので、ガラスセラミッ
クスの気孔率が減少して十分に緻密化し、耐湿性、耐水
性等、セラミックス基板に要求される諸特性に優れ、紫
外線の透過を防ぐことができるセラミックス基板が製造
される。
【0017】前記セラミックス基板において、前記ガラ
スの組成としては、ホウケイ酸ガラス、鉛ホウケイ酸ガ
ラス、例えばコージェライト結晶化ガラスやアノーサイ
ト結晶化ガラス等の結晶化ガラス及びその他の組成のガ
ラスで、600〜800℃の間で軟化する組成のものが
好ましい。これはAg、Cu、Ag−Pd、Au等の低
抵抗導体を含有する配線パターンを原料粉末成形体の内
部や表面に形成して、前記成形体と前記配線とを同時に
焼成する場合に、前記成形体の焼成温度を1000℃以
下にする必要があり、そのためにはガラスの軟化点が前
記した範囲になるのが好ましいからである。
スの組成としては、ホウケイ酸ガラス、鉛ホウケイ酸ガ
ラス、例えばコージェライト結晶化ガラスやアノーサイ
ト結晶化ガラス等の結晶化ガラス及びその他の組成のガ
ラスで、600〜800℃の間で軟化する組成のものが
好ましい。これはAg、Cu、Ag−Pd、Au等の低
抵抗導体を含有する配線パターンを原料粉末成形体の内
部や表面に形成して、前記成形体と前記配線とを同時に
焼成する場合に、前記成形体の焼成温度を1000℃以
下にする必要があり、そのためにはガラスの軟化点が前
記した範囲になるのが好ましいからである。
【0018】また、前記セラミックス基板中に形成され
る結晶としては、例えばコージェライト、アノーサイ
ト、アルミナ、ムライト、石英、クリストバライト等が
挙げられる。
る結晶としては、例えばコージェライト、アノーサイ
ト、アルミナ、ムライト、石英、クリストバライト等が
挙げられる。
【0019】前記セラミックス基板中にこれらの結晶相
が形成されることにより、坑折強度が大きくなり、各結
晶相のもつ熱膨張係数による基板全体の熱膨張係数の制
御が可能になる。
が形成されることにより、坑折強度が大きくなり、各結
晶相のもつ熱膨張係数による基板全体の熱膨張係数の制
御が可能になる。
【0020】前記セラミックス基板中の前記金属元素
は、1種又は2種以上の金属化合物又はそれらの化合物
の混合物の状態で添加されるが、その一部はガラス中に
溶け込みガラスを形成し、他の一部はガラス中又は結晶
中に酸化物の形で分散する。
は、1種又は2種以上の金属化合物又はそれらの化合物
の混合物の状態で添加されるが、その一部はガラス中に
溶け込みガラスを形成し、他の一部はガラス中又は結晶
中に酸化物の形で分散する。
【0021】また前記結晶粒(骨材)としては、例えば
アルミナ、ムライト、コージェライト、アノーサイト、
スピネル、石英等が挙げられる。
アルミナ、ムライト、コージェライト、アノーサイト、
スピネル、石英等が挙げられる。
【0022】前記ガラス粉末及び前記結晶粒に混合する
金属化合物は、Cr、Ti、Cu、Mn、Co及びFe
から選ばれた1種又は2種以上の化合物又はこれらの化
合物の混合物である。前記金属化合物の種類は特に限定
されないが、例えば金属酸化物、ハロゲン化物等が挙げ
られる。これらの化合物のなかでは酸化物が好ましく、
その具体例としては、例えばTiO2 、CuO、MnO
2 、Mn2 O3 、Cr2 O3 、CoO、Fe2 O3 等が
挙げられる。また前記酸化物は単独でもよく、これらの
混合物又はこれら酸化物が化合したものでもよい。さら
に前記金属酸化物が化合したものについては、これらの
2種類以上が混合された物でもよい。
金属化合物は、Cr、Ti、Cu、Mn、Co及びFe
から選ばれた1種又は2種以上の化合物又はこれらの化
合物の混合物である。前記金属化合物の種類は特に限定
されないが、例えば金属酸化物、ハロゲン化物等が挙げ
られる。これらの化合物のなかでは酸化物が好ましく、
その具体例としては、例えばTiO2 、CuO、MnO
2 、Mn2 O3 、Cr2 O3 、CoO、Fe2 O3 等が
挙げられる。また前記酸化物は単独でもよく、これらの
混合物又はこれら酸化物が化合したものでもよい。さら
に前記金属酸化物が化合したものについては、これらの
2種類以上が混合された物でもよい。
【0023】セラミックス基板を灰色又は黒色に着色す
る目的は、この着色により紫外線透過率を低下させ、ま
た前記セラミックス基板に形成される位置合わせ用ター
ゲットマークとセラミックス基板とのコントラストをは
っきりさせるため等であるので、紫外線等を透過しにく
く、位置合わせ用ターゲットマークとのコントラストが
はっきりする黒色が好ましい。
る目的は、この着色により紫外線透過率を低下させ、ま
た前記セラミックス基板に形成される位置合わせ用ター
ゲットマークとセラミックス基板とのコントラストをは
っきりさせるため等であるので、紫外線等を透過しにく
く、位置合わせ用ターゲットマークとのコントラストが
はっきりする黒色が好ましい。
【0024】セラミックス基板の黒色の安定化のために
は、前記した金属化合物のなかで金属酸化物が化合した
ものの方が好ましく、例えばCoO−Fe2 O3 −Cr
2 O3 −Mn2 O3 、CuO−Fe2 O3 −Mn2 O
3 、CoO−Fe2 O3 −Mn2 O3 、Fe2 O3 −M
n2 O3 が好ましい。
は、前記した金属化合物のなかで金属酸化物が化合した
ものの方が好ましく、例えばCoO−Fe2 O3 −Cr
2 O3 −Mn2 O3 、CuO−Fe2 O3 −Mn2 O
3 、CoO−Fe2 O3 −Mn2 O3 、Fe2 O3 −M
n2 O3 が好ましい。
【0025】
【実施例及び比較例】以下、本発明に係るセラミックス
基板及びその製造方法の実施例及び比較例を説明する。
基板及びその製造方法の実施例及び比較例を説明する。
【0026】まず、ガラス粉末として、SiO2 :75
wt%、B2 O3 :20wt%、Al2 O3 :1.5w
t%、残部がLi2 O、K2 O、Na2 O、TiO2 、
Fe2 O3 の組成からなるホウケイ酸ガラスでその平均
粒径が0.1〜10μmのもの、SiO2 :63wt
%、Na2 O:7.6wt%、K2 O:6wt%、Ca
O:0.3wt%、MgO:0.2wt%、PbO:2
1wt%、残部がB2 O3 、Al2 O3 の組成からなる
鉛ホウケイ酸ガラスでその平均粒径が0.1〜10μm
のもの、CaO:18wt%、SiO2 :54wt%、
Al2 O3 :18wt%、B2 O3 :10wt%の組成
からなるアノーサイト結晶化ガラスでその平均粒径が
0.1〜10μmのもの、あるいはMgO:15wt
%、Al2 O3:15wt%、SiO2 :50wt%、
B2 O3 :19wt%、K2 O:1wt%の組成からな
るコージェライト結晶化ガラスでその平均粒径が0.1
〜10μmのものを用いた。また、結晶粒(骨材)とし
ては、その平均粒径が0.1〜10μmのAl2 O3 を
用いた。
wt%、B2 O3 :20wt%、Al2 O3 :1.5w
t%、残部がLi2 O、K2 O、Na2 O、TiO2 、
Fe2 O3 の組成からなるホウケイ酸ガラスでその平均
粒径が0.1〜10μmのもの、SiO2 :63wt
%、Na2 O:7.6wt%、K2 O:6wt%、Ca
O:0.3wt%、MgO:0.2wt%、PbO:2
1wt%、残部がB2 O3 、Al2 O3 の組成からなる
鉛ホウケイ酸ガラスでその平均粒径が0.1〜10μm
のもの、CaO:18wt%、SiO2 :54wt%、
Al2 O3 :18wt%、B2 O3 :10wt%の組成
からなるアノーサイト結晶化ガラスでその平均粒径が
0.1〜10μmのもの、あるいはMgO:15wt
%、Al2 O3:15wt%、SiO2 :50wt%、
B2 O3 :19wt%、K2 O:1wt%の組成からな
るコージェライト結晶化ガラスでその平均粒径が0.1
〜10μmのものを用いた。また、結晶粒(骨材)とし
ては、その平均粒径が0.1〜10μmのAl2 O3 を
用いた。
【0027】前記したこれらのガラス粉末、結晶粒及び
金属化合物を表1に示した割合で混合し、次にこの混合
物に有機バインダとしてポリアクリル樹脂、可塑剤とし
てジオキシルアジペート及び溶剤としてキシレンとブタ
ノールをそれぞれ適量添加し、混練して約10,000
cpsのスラリとした。
金属化合物を表1に示した割合で混合し、次にこの混合
物に有機バインダとしてポリアクリル樹脂、可塑剤とし
てジオキシルアジペート及び溶剤としてキシレンとブタ
ノールをそれぞれ適量添加し、混練して約10,000
cpsのスラリとした。
【0028】次にこのスラリを用い、ドクターブレード
法により0.2mm厚のシートに成形し、80℃で約1
0分間乾燥させた。その後このシートを大気中、10℃
/分の速度で昇温させ、約900℃で30分間焼成し、
セラミックス基板の焼結体の製造を完了した。
法により0.2mm厚のシートに成形し、80℃で約1
0分間乾燥させた。その後このシートを大気中、10℃
/分の速度で昇温させ、約900℃で30分間焼成し、
セラミックス基板の焼結体の製造を完了した。
【0029】原料の種類とその割合を下記の表1−1
に、得られたセラミックス基板の特性を下記の表1−2
に示す。
に、得られたセラミックス基板の特性を下記の表1−2
に示す。
【0030】なお比較例1〜7では、金属化合物として
MoO3 、WO3 、Cr2 O3 、TiO2 、CoO、F
e2 O3 、ZnOを用い、下記の表1−1に示したガラ
ス粉末、結晶粒(骨材)及び前記金属化合物を表1−1
に示した割合で混合し、その後は実施例と同様にしてセ
ラミックス基板の焼結体を製造した。得られたセラミッ
クス基板の特性を表1ー2に示す。
MoO3 、WO3 、Cr2 O3 、TiO2 、CoO、F
e2 O3 、ZnOを用い、下記の表1−1に示したガラ
ス粉末、結晶粒(骨材)及び前記金属化合物を表1−1
に示した割合で混合し、その後は実施例と同様にしてセ
ラミックス基板の焼結体を製造した。得られたセラミッ
クス基板の特性を表1ー2に示す。
【0031】
【表1−1】
【0032】
【表1−2】
【0033】表1−2から明らかなように、実施例に係
るセラミックス基板は黒色を呈しており、その特性も基
板として要求される諸特性を満足している。
るセラミックス基板は黒色を呈しており、その特性も基
板として要求される諸特性を満足している。
【0034】なお、実施例に係るセラミックス基板では
黒色を呈しているが、金属化合物の添加量を減らした場
合には、セラミックス基板は灰色を呈する。
黒色を呈しているが、金属化合物の添加量を減らした場
合には、セラミックス基板は灰色を呈する。
【0035】また、比較例1〜7では、金属化合物とし
てMoO3 、WO3 、TiO2 、Cr2 O3 、CoO、
Fe2 O3 、ZnOを用いており、焼結体は充分緻密化
しているものの、灰色又は黒色を呈していない。
てMoO3 、WO3 、TiO2 、Cr2 O3 、CoO、
Fe2 O3 、ZnOを用いており、焼結体は充分緻密化
しているものの、灰色又は黒色を呈していない。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るセラミ
ックス基板においては、ガラスと結晶とからなり金属元
素を含有しているセラミックス基板であって、前記金属
元素はCr、Ti、Cu、Mn、Co及びFeから選ば
れた1種または2種以上の元素であり、これら金属元素
を含有していることにより前記セラミックス基板が灰色
又は黒色に着色されており、十分に緻密化され、耐湿
性、耐水性等の特性に優れ、しかも紫外線の透過を防ぐ
ことのできるセラミックス基板となる。また、前記セラ
ミックス基板に位置合わせ用ターゲットマークを形成し
た場合、セラミックス基板とのコントラストをはっきり
させることができる。さらに前記セラミックス基板は、
軟化点が低いため、1000℃以下の酸化性雰囲気中で
焼成しても、上記特性を有するものを製造することがで
き、AgやCu等を回路配線として用いることができ
る。
ックス基板においては、ガラスと結晶とからなり金属元
素を含有しているセラミックス基板であって、前記金属
元素はCr、Ti、Cu、Mn、Co及びFeから選ば
れた1種または2種以上の元素であり、これら金属元素
を含有していることにより前記セラミックス基板が灰色
又は黒色に着色されており、十分に緻密化され、耐湿
性、耐水性等の特性に優れ、しかも紫外線の透過を防ぐ
ことのできるセラミックス基板となる。また、前記セラ
ミックス基板に位置合わせ用ターゲットマークを形成し
た場合、セラミックス基板とのコントラストをはっきり
させることができる。さらに前記セラミックス基板は、
軟化点が低いため、1000℃以下の酸化性雰囲気中で
焼成しても、上記特性を有するものを製造することがで
き、AgやCu等を回路配線として用いることができ
る。
【0037】また上記構成に係るセラミックス基板の製
造方法によれば、ガラス粉末、結晶粒及び金属化合物を
混合して、850℃以上1000℃未満の温度範囲で焼
成するセラミックス基板の製造方法であって、前記金属
化合物はCr、Ti、Cu、Mn、Co及びFeから選
ばれた1種又は2種以上の化合物又はこれらの化合物の
混合物からなり、前記金属化合物により前記セラミック
ス基板を灰色又は黒色に着色するので、ガラスセラミッ
クスの気孔率を減少させて十分に緻密化させ、耐湿性、
耐水性等の特性に優れ、しかも十分着色されたセラミッ
クス基板を製造することができる。
造方法によれば、ガラス粉末、結晶粒及び金属化合物を
混合して、850℃以上1000℃未満の温度範囲で焼
成するセラミックス基板の製造方法であって、前記金属
化合物はCr、Ti、Cu、Mn、Co及びFeから選
ばれた1種又は2種以上の化合物又はこれらの化合物の
混合物からなり、前記金属化合物により前記セラミック
ス基板を灰色又は黒色に着色するので、ガラスセラミッ
クスの気孔率を減少させて十分に緻密化させ、耐湿性、
耐水性等の特性に優れ、しかも十分着色されたセラミッ
クス基板を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 1/03 B 7011−4E
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラスと結晶とからなり金属元素を含有
しているセラミックス基板であって、前記金属元素はC
r、Ti、Cu、Mn、Co及びFeから選ばれた1種
または2種以上の元素であり、これら金属元素を含有し
ていることにより前記セラミックス基板が灰色又は黒色
に着色されていることを特徴とするセラミックス基板。 - 【請求項2】 ガラス粉末、結晶粒及び金属化合物を混
合して、850℃以上1000℃未満の温度範囲で焼成
するセラミックス基板の製造方法であって、前記金属化
合物はCr、Ti、Cu、Mn、Co及びFeから選ば
れた1種又は2種以上の化合物又はこれらの化合物の混
合物からなり、前記金属化合物により前記セラミックス
基板を灰色又は黒色に着色することを特徴とする請求項
1記載のセラミックス基板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5227122A JPH0782011A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | セラミックス基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5227122A JPH0782011A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | セラミックス基板およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0782011A true JPH0782011A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16855829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5227122A Pending JPH0782011A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | セラミックス基板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0782011A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1179834A (ja) * | 1997-08-27 | 1999-03-23 | Hitachi Metals Ltd | 積層電子部品の識別表示用誘電体磁器組成物 |
| WO2000073851A1 (en) * | 1999-05-27 | 2000-12-07 | Sony Electronics Inc. | Printing plate with relief coating and method of making the same |
| JP2001097786A (ja) * | 1999-07-29 | 2001-04-10 | Kyocera Corp | セラミック部材のマーキング方法とマーキングされたセラミック部材 |
| JP2010285346A (ja) * | 2010-07-21 | 2010-12-24 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラスセラミックス誘電体材料およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP5227122A patent/JPH0782011A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1179834A (ja) * | 1997-08-27 | 1999-03-23 | Hitachi Metals Ltd | 積層電子部品の識別表示用誘電体磁器組成物 |
| WO2000073851A1 (en) * | 1999-05-27 | 2000-12-07 | Sony Electronics Inc. | Printing plate with relief coating and method of making the same |
| JP2001097786A (ja) * | 1999-07-29 | 2001-04-10 | Kyocera Corp | セラミック部材のマーキング方法とマーキングされたセラミック部材 |
| JP2010285346A (ja) * | 2010-07-21 | 2010-12-24 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラスセラミックス誘電体材料およびその製造方法 |
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