JPH0782428A - 多層フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物及び表面保護フイルム及び表面保護フイルムの製造方法 - Google Patents
多層フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物及び表面保護フイルム及び表面保護フイルムの製造方法Info
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- JPH0782428A JPH0782428A JP23003293A JP23003293A JPH0782428A JP H0782428 A JPH0782428 A JP H0782428A JP 23003293 A JP23003293 A JP 23003293A JP 23003293 A JP23003293 A JP 23003293A JP H0782428 A JPH0782428 A JP H0782428A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 流動性と機械強度物性のバランスが優れた多
層フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物、及びそれを
用いた表面保護フイルム及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 多層フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物
は、低密度ポリエチレン50重量部と高密度ポリエチレ
ン50重量部と、密度0.950g/cm3 であり且つ
分子量900の低分子量ポリエチレンとからなる。
層フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物、及びそれを
用いた表面保護フイルム及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 多層フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物
は、低密度ポリエチレン50重量部と高密度ポリエチレ
ン50重量部と、密度0.950g/cm3 であり且つ
分子量900の低分子量ポリエチレンとからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共押出性に優れた多層
フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物、また、被覆塗
装鋼板、金属板、合成樹脂板、化粧合板等の表面に仮着
し、汚れや傷つきがないように、その表面を保護するた
めに使用される表面保護フイルム及びその製造方法に関
する。
フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物、また、被覆塗
装鋼板、金属板、合成樹脂板、化粧合板等の表面に仮着
し、汚れや傷つきがないように、その表面を保護するた
めに使用される表面保護フイルム及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】2種類以上の樹脂を用いて2層以上の層
構成を有する多層フイルムにすることにより、高機能フ
イルムを得ることは公知であり、その1層の樹脂として
ポリエチレンが使われることも公知である。
構成を有する多層フイルムにすることにより、高機能フ
イルムを得ることは公知であり、その1層の樹脂として
ポリエチレンが使われることも公知である。
【0003】フイルム成形法の一つに共押出法がある。
2種類以上の樹脂を用いて2層以上の層構成を持ったフ
イルムにすることで各々の樹脂の特性を生かした高機能
性フイルムが簡単に得られる。共押出法は金型によって
インフレーション法とTダイ法とがある。さらにTダイ
法にはマルチマニホールドダイとフィードブロックダイ
を用いる方法がある。マルチマニホールドダイは層の数
だけ金型を分割する必要があり、例えば10層フイルム
を製造することは実質的に不可能である。
2種類以上の樹脂を用いて2層以上の層構成を持ったフ
イルムにすることで各々の樹脂の特性を生かした高機能
性フイルムが簡単に得られる。共押出法は金型によって
インフレーション法とTダイ法とがある。さらにTダイ
法にはマルチマニホールドダイとフィードブロックダイ
を用いる方法がある。マルチマニホールドダイは層の数
だけ金型を分割する必要があり、例えば10層フイルム
を製造することは実質的に不可能である。
【0004】フィードブロックダイによると、金型部分
は単層の金型と同じで、金型の樹脂流入口にフィールド
ブロックという樹脂を合流させる部品があり、フィール
ドブロックを変更するだけで層構成を簡単に替えること
ができる。しかし、樹脂は積層されながら金型の幅方向
に広がるので、極端に流動性の異なる樹脂では厚みを精
度よく成形できない。
は単層の金型と同じで、金型の樹脂流入口にフィールド
ブロックという樹脂を合流させる部品があり、フィール
ドブロックを変更するだけで層構成を簡単に替えること
ができる。しかし、樹脂は積層されながら金型の幅方向
に広がるので、極端に流動性の異なる樹脂では厚みを精
度よく成形できない。
【0005】一方、被覆塗装鋼板、金属板、合成樹脂
板、化粧合板等の表面を加工時及び搬送時の傷防止や汚
れの防止のために、表面保護フイルムが賞用されてい
る。表面保護フイルムは、熱可塑性樹脂や紙からなる基
材層の片面に、粘着剤層が形成された構造を有してお
り、適度の粘着性(仮着性)を有するとともに、使用後
に各種被着体の表面を粘着剤で汚染することなく容易に
剥がすことができなければならない。
板、化粧合板等の表面を加工時及び搬送時の傷防止や汚
れの防止のために、表面保護フイルムが賞用されてい
る。表面保護フイルムは、熱可塑性樹脂や紙からなる基
材層の片面に、粘着剤層が形成された構造を有してお
り、適度の粘着性(仮着性)を有するとともに、使用後
に各種被着体の表面を粘着剤で汚染することなく容易に
剥がすことができなければならない。
【0006】従来、この種の表面保護フイルムとして、
例えば、ポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂から
なる基材層の片面に、一般式A−B−A(但し、Aはス
チレン重合体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロッ
ク、イソプレン重合体ブロックまたはエチレン−ブチレ
ン重合体ブロックを示す)で表されるブロック共重合体
エラストマーと、粘着付与剤とを混和してなる粘着剤層
が形成された表面保護フイルムが開示されている(特公
昭58−30911号公報、特開昭61−103975
号公報など)。
例えば、ポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂から
なる基材層の片面に、一般式A−B−A(但し、Aはス
チレン重合体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロッ
ク、イソプレン重合体ブロックまたはエチレン−ブチレ
ン重合体ブロックを示す)で表されるブロック共重合体
エラストマーと、粘着付与剤とを混和してなる粘着剤層
が形成された表面保護フイルムが開示されている(特公
昭58−30911号公報、特開昭61−103975
号公報など)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】異種のポリエチレン樹
脂を混ぜるときは混合物のMI(メルトインデックス)
及び密度は混合比率に従って1次関数的に決まる。よっ
て、流動性(MIと相関する)を優先的に決めると密度
(機械強度物性に相関する)は自ずと決定し、所望の密
度が得られるとは限らない。又、共押出する相手の樹脂
が複数の組成物であり、その配合により流動性が異なる
場合にはそれぞれに対応する樹脂を用意しなくてはなら
ない。このことは少量多品種の生産体系においては大き
なデメリットとなる。
脂を混ぜるときは混合物のMI(メルトインデックス)
及び密度は混合比率に従って1次関数的に決まる。よっ
て、流動性(MIと相関する)を優先的に決めると密度
(機械強度物性に相関する)は自ずと決定し、所望の密
度が得られるとは限らない。又、共押出する相手の樹脂
が複数の組成物であり、その配合により流動性が異なる
場合にはそれぞれに対応する樹脂を用意しなくてはなら
ない。このことは少量多品種の生産体系においては大き
なデメリットとなる。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解消し、流動
性と機械強度物性のバランスが優れた多層フイルム成形
用ポリエチレン樹脂組成物、及びそれを用いた表面保護
フイルム及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
性と機械強度物性のバランスが優れた多層フイルム成形
用ポリエチレン樹脂組成物、及びそれを用いた表面保護
フイルム及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の有する問題点を克服するために鋭意研究した結
果、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンと、密度
0.94〜0.98g/cm3 、分子量500〜400
0の低分子量ポリエチレンからなるポリエチレン樹脂組
成物により機械物性と共押出性に優れた多層フイルム成
形用ポリエチレン樹脂組成物が得られることを見出し
た。
技術の有する問題点を克服するために鋭意研究した結
果、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンと、密度
0.94〜0.98g/cm3 、分子量500〜400
0の低分子量ポリエチレンからなるポリエチレン樹脂組
成物により機械物性と共押出性に優れた多層フイルム成
形用ポリエチレン樹脂組成物が得られることを見出し
た。
【0010】又、上記ポリエチレン樹脂組成物を基材層
とし、該基材層の一面に一般式A−B−Aで表されるブ
ロック共重合体及び一般式A−Bで表されるブロック共
重合体(但し、Aはスチレン系重合体ブロック、Bはブ
タジエン重合体ブロックもしくはブタジエン重合体を水
素添加して得られるオレフィン重合体ブロックである)
の少なくとも1種のブロック共重合体を主成分とする組
成物からなる粘着層が積層されることにより、優れた粘
着特性と機械強度を有する表面保護フイルムが得られる
ことを見出した。
とし、該基材層の一面に一般式A−B−Aで表されるブ
ロック共重合体及び一般式A−Bで表されるブロック共
重合体(但し、Aはスチレン系重合体ブロック、Bはブ
タジエン重合体ブロックもしくはブタジエン重合体を水
素添加して得られるオレフィン重合体ブロックである)
の少なくとも1種のブロック共重合体を主成分とする組
成物からなる粘着層が積層されることにより、優れた粘
着特性と機械強度を有する表面保護フイルムが得られる
ことを見出した。
【0011】上記ポリエチレン樹脂組成物と上記粘着剤
組成物とを共押出することにより、各層の厚みが均一
で、且つ機械強度と粘着特性に優れる表面保護フイルム
の製造方法が得られることを見出した。本発明はこれら
の知見に基づいて完成されたものである。
組成物とを共押出することにより、各層の厚みが均一
で、且つ機械強度と粘着特性に優れる表面保護フイルム
の製造方法が得られることを見出した。本発明はこれら
の知見に基づいて完成されたものである。
【0012】請求項1記載の本発明多層フイルム成形用
ポリエチレン樹脂組成物は、低密度ポリエチレンと高密
度ポリエチレンと、密度0.94〜0.98g/cm3
であり且つ分子量500〜4000の低分子量ポリエチ
レンとからなることを特徴とするものである。
ポリエチレン樹脂組成物は、低密度ポリエチレンと高密
度ポリエチレンと、密度0.94〜0.98g/cm3
であり且つ分子量500〜4000の低分子量ポリエチ
レンとからなることを特徴とするものである。
【0013】又、請求項2記載の本発明表面保護フイル
ムは、上記請求項1記載の多層フイルム成形用ポリエチ
レン樹脂組成物からなる基材層の一面に、一般式A−B
−Aで表されるブロック共重合体及び一般式A−Bで表
されるブロック共重合体(但し、Aはスチレン系重合体
ブロック、Bはブタジエン重合体ブロックもしくはブタ
ジエン重合体を水素添加して得られるオレフィン重合体
ブロックである)の少なくとも1種のブロック共重合体
を主成分とする組成物からなる粘着層が積層されてなる
ことを特徴とするものである。
ムは、上記請求項1記載の多層フイルム成形用ポリエチ
レン樹脂組成物からなる基材層の一面に、一般式A−B
−Aで表されるブロック共重合体及び一般式A−Bで表
されるブロック共重合体(但し、Aはスチレン系重合体
ブロック、Bはブタジエン重合体ブロックもしくはブタ
ジエン重合体を水素添加して得られるオレフィン重合体
ブロックである)の少なくとも1種のブロック共重合体
を主成分とする組成物からなる粘着層が積層されてなる
ことを特徴とするものである。
【0014】更に、請求項3記載の本発明表面保護フイ
ルムの製造方法は、請求項1記載の多層フイルム成形用
ポリエチレン樹脂組成物と、請求項2記載の粘着層とを
共押出成形により積層することを特徴とするものであ
る。
ルムの製造方法は、請求項1記載の多層フイルム成形用
ポリエチレン樹脂組成物と、請求項2記載の粘着層とを
共押出成形により積層することを特徴とするものであ
る。
【0015】請求項1における低分子量ポリエチレン
は、密度が0.94〜0.98g/cm3 、分子量が5
00〜4000である。本発明ではこれを低密度ポリエ
チレンと高密度ポリエチレンとの混合物に加えることに
より、基材としての強度と共押出成形するための溶融粘
度とが得られる。低分子量ポリエチレンは190℃にお
ける溶融粘度が0.015〜0.65Pa・sのものが
好適に使用される。
は、密度が0.94〜0.98g/cm3 、分子量が5
00〜4000である。本発明ではこれを低密度ポリエ
チレンと高密度ポリエチレンとの混合物に加えることに
より、基材としての強度と共押出成形するための溶融粘
度とが得られる。低分子量ポリエチレンは190℃にお
ける溶融粘度が0.015〜0.65Pa・sのものが
好適に使用される。
【0016】請求項2における粘着剤層は、一般式A−
B−Aで表されるブロック共重合体及び一般式A−Bで
表されるブロック共重合体(但し、Aはスチレン系重合
体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロックまたはそれ
らを水素添加して得られるオレフィン重合体ブロックで
ある)の少なくとも1種のブロック共重合体(以下、ス
チレン系熱可塑性エラストマーという)が主成分となさ
れているので、凝集力が強く、基材層との接着性にすぐ
れる。一方、被着体に貼り付けた後これを剥離しても被
着体に糊残りが生じない。ここで、スチレン系重合体ブ
ロックAは平均分子量が4000〜115000程度の
ものが好ましく、さらには8000〜60000程度の
ものがより好ましい。そのガラス転移温度は20℃以上
のものが好ましい。
B−Aで表されるブロック共重合体及び一般式A−Bで
表されるブロック共重合体(但し、Aはスチレン系重合
体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロックまたはそれ
らを水素添加して得られるオレフィン重合体ブロックで
ある)の少なくとも1種のブロック共重合体(以下、ス
チレン系熱可塑性エラストマーという)が主成分となさ
れているので、凝集力が強く、基材層との接着性にすぐ
れる。一方、被着体に貼り付けた後これを剥離しても被
着体に糊残りが生じない。ここで、スチレン系重合体ブ
ロックAは平均分子量が4000〜115000程度の
ものが好ましく、さらには8000〜60000程度の
ものがより好ましい。そのガラス転移温度は20℃以上
のものが好ましい。
【0017】また、ブタジエン重合体を水素添加して得
られるオレフィン重合体ブロックBは、平均分子量が2
0000〜450000程度のものが好ましく、さらに
は50000〜300000程度のものがより好まし
い。そのガラス転移温度は−20℃以下のものが好まし
い。
られるオレフィン重合体ブロックBは、平均分子量が2
0000〜450000程度のものが好ましく、さらに
は50000〜300000程度のものがより好まし
い。そのガラス転移温度は−20℃以下のものが好まし
い。
【0018】上記A成分とB成分との好ましい重量比
は、A:B=2:98〜50:50であり、さらに好ま
しくはA:B=5:95〜30:70である。
は、A:B=2:98〜50:50であり、さらに好ま
しくはA:B=5:95〜30:70である。
【0019】一般式A−B−Aブロック共重合体と一般
式A−Bブロック共重合体とを混合して用いる場合に
は、その好ましい重量比は、A−B−A:A−B=10
0:0〜20:80であり、より好ましくは100:0
〜50:50である。
式A−Bブロック共重合体とを混合して用いる場合に
は、その好ましい重量比は、A−B−A:A−B=10
0:0〜20:80であり、より好ましくは100:0
〜50:50である。
【0020】粘着剤層を構成する組成物としては上記ス
チレン系熱可塑性エラストマーの他に、粘着付与樹脂、
安定剤、接着亢進制御剤、可塑剤、液状樹脂等が添加さ
れてもよい。粘着付与樹脂としてはスチレン系熱可塑性
エラストマーのオレフィン重合体ブロックBに選択的に
相溶するものが好ましく、例えば、脂肪族炭化水素樹
脂、テルペン樹脂、クマロン・インデン樹脂、芳香族炭
化水素樹脂、ロジン樹脂等が好適に用いられる。又、ス
チレン系重合体ブロックAに選択的に相溶するスチレン
系樹脂も好適に用いられる。
チレン系熱可塑性エラストマーの他に、粘着付与樹脂、
安定剤、接着亢進制御剤、可塑剤、液状樹脂等が添加さ
れてもよい。粘着付与樹脂としてはスチレン系熱可塑性
エラストマーのオレフィン重合体ブロックBに選択的に
相溶するものが好ましく、例えば、脂肪族炭化水素樹
脂、テルペン樹脂、クマロン・インデン樹脂、芳香族炭
化水素樹脂、ロジン樹脂等が好適に用いられる。又、ス
チレン系重合体ブロックAに選択的に相溶するスチレン
系樹脂も好適に用いられる。
【0021】スチレン系熱可塑性エラストマーに加える
粘着付与樹脂の添加量の増加に伴って、該エラストマー
の溶融粘度は低下する。例えば、スチレン系熱可塑性エ
ラストマーとしてタフテックH1052(旭化成工業社
製)、粘着付与樹脂としてクリアロンP−125(フス
ハラケミカル社製)を用いて、実施例末尾に記載した測
定方法で溶融粘度を測定すると、スチレン系熱可塑性エ
ラストマーでは2000Pa・sである。これに粘着付
与樹脂の添加量を増やすに従って溶融粘度は低下し、粘
着付与樹脂を30重量%添加するとその粘度は400P
a・sとなる。一方、粘着付与樹脂を添加していくと添
加量が30%ぐらいまではSP粘着力は高くなる。その
関係を図1に示す。
粘着付与樹脂の添加量の増加に伴って、該エラストマー
の溶融粘度は低下する。例えば、スチレン系熱可塑性エ
ラストマーとしてタフテックH1052(旭化成工業社
製)、粘着付与樹脂としてクリアロンP−125(フス
ハラケミカル社製)を用いて、実施例末尾に記載した測
定方法で溶融粘度を測定すると、スチレン系熱可塑性エ
ラストマーでは2000Pa・sである。これに粘着付
与樹脂の添加量を増やすに従って溶融粘度は低下し、粘
着付与樹脂を30重量%添加するとその粘度は400P
a・sとなる。一方、粘着付与樹脂を添加していくと添
加量が30%ぐらいまではSP粘着力は高くなる。その
関係を図1に示す。
【0022】安定剤としては、ヒンダードフェノール、
フォスファイト等の酸化防止剤、ベンゾトリアゾール
系、ベンゾフェノン系、サリチル酸エステル等の紫外線
吸収剤、ヒンダードアミン等の光安定剤が好適に使用さ
れる。接着亢進制御剤としては高級アルキル鎖の導入さ
れたポリエチレンイミン、燐酸エステル類等が使用でき
る。
フォスファイト等の酸化防止剤、ベンゾトリアゾール
系、ベンゾフェノン系、サリチル酸エステル等の紫外線
吸収剤、ヒンダードアミン等の光安定剤が好適に使用さ
れる。接着亢進制御剤としては高級アルキル鎖の導入さ
れたポリエチレンイミン、燐酸エステル類等が使用でき
る。
【0023】
【0024】請求項1記載の多層フイルム成形用ポリエ
チレン樹脂組成物は、低密度ポリエチレンと高密度ポリ
エチレンとの混合物に、更に特定の密度と分子量とを有
する低分子量ポリエチレンを加えたものであるため、基
材としての機械的強度を損なうことなく、且つ、上記3
成分の混合物の溶融粘度を共押出成形に必要な粘度に設
定することができる。
チレン樹脂組成物は、低密度ポリエチレンと高密度ポリ
エチレンとの混合物に、更に特定の密度と分子量とを有
する低分子量ポリエチレンを加えたものであるため、基
材としての機械的強度を損なうことなく、且つ、上記3
成分の混合物の溶融粘度を共押出成形に必要な粘度に設
定することができる。
【0025】請求項2記載の表面保護フイルムにおいて
は、基材として請求項1記載のポリエチレン樹脂組成物
を用いるので所定の機械強度に設定され、且つ、粘着剤
層に高凝集力のある粘着剤を用いるので糊残りのしない
表面保護フイルムとすることができる。
は、基材として請求項1記載のポリエチレン樹脂組成物
を用いるので所定の機械強度に設定され、且つ、粘着剤
層に高凝集力のある粘着剤を用いるので糊残りのしない
表面保護フイルムとすることができる。
【0026】又、請求項3記載の表面保護フイルムの製
造方法によると、請求項1記載のポリエチレン樹脂組成
物の組成を請求項2記載の粘着剤層の溶融粘度に近似の
溶融粘度を有するように設定することができるので、該
樹脂組成物と粘着剤層とを共押出成形することにより、
それぞれの厚みが均一で、所定の基材強度及び粘着特性
に優れた表面保護フイルムを製造することができる。
造方法によると、請求項1記載のポリエチレン樹脂組成
物の組成を請求項2記載の粘着剤層の溶融粘度に近似の
溶融粘度を有するように設定することができるので、該
樹脂組成物と粘着剤層とを共押出成形することにより、
それぞれの厚みが均一で、所定の基材強度及び粘着特性
に優れた表面保護フイルムを製造することができる。
【0027】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。基材の構
成樹脂として次のものを用いた。 (1)低密度ポリエチレン 密度0.927g/cm3 ,MI 3.0g/10mi
n (2)高密度ポリエチレン 密度0.964g/cm3 ,MI 1.0g/10mi
n (3)低分子量ポリエチレン 密度0.950g/cm3 ,分子量900
成樹脂として次のものを用いた。 (1)低密度ポリエチレン 密度0.927g/cm3 ,MI 3.0g/10mi
n (2)高密度ポリエチレン 密度0.964g/cm3 ,MI 1.0g/10mi
n (3)低分子量ポリエチレン 密度0.950g/cm3 ,分子量900
【0028】溶融粘度の測定 上記(1)、(2)、(3)を表1に示す配合で混合し
た混合樹脂の溶融粘度を次の方法で測定した。その結果
を表1に示す。 測定機:島津製作所製「フローテスター」 測定温度 190℃、 剪断応力 7.355E4(P
a) シリンダ圧力 30Kgf/cm2 、 ダイ:L=10
mm,D=1mm 但し、表中の※はブルックフィールド型粘度計を用いて
140℃で行った。
た混合樹脂の溶融粘度を次の方法で測定した。その結果
を表1に示す。 測定機:島津製作所製「フローテスター」 測定温度 190℃、 剪断応力 7.355E4(P
a) シリンダ圧力 30Kgf/cm2 、 ダイ:L=10
mm,D=1mm 但し、表中の※はブルックフィールド型粘度計を用いて
140℃で行った。
【0029】引張弾性率の測定 次に、上記混合樹脂をTダイにより押出成形してフイル
ムを作製し、JISK7127に準じて、2号試験片、
引張速度200mm/minで引張弾性率を測定した。
結果を表1に示す。
ムを作製し、JISK7127に準じて、2号試験片、
引張速度200mm/minで引張弾性率を測定した。
結果を表1に示す。
【0030】(実施例1)次に、上記樹脂(1)を50
重量部、(2)を50重量部、(3)を22重量部混合
してなる混合樹脂を厚み60μmに、スチレン系熱可塑
性エラストマー(旭化成社製 商品名:タフテックH1
052)80重量%、粘着付与樹脂(ヤスハラケミカル
社製 商品名:クリアロンP−125)20重量%から
なる粘着層を厚み20μmになるようにフィードブロッ
クダイで共押出成形して表面保護フイルムを得た。該表
面保護フイルムの基材樹脂と粘着樹脂の厚みを調べたと
ころ、幅方向においてそれぞれ均一な厚みが得られてい
た。
重量部、(2)を50重量部、(3)を22重量部混合
してなる混合樹脂を厚み60μmに、スチレン系熱可塑
性エラストマー(旭化成社製 商品名:タフテックH1
052)80重量%、粘着付与樹脂(ヤスハラケミカル
社製 商品名:クリアロンP−125)20重量%から
なる粘着層を厚み20μmになるようにフィードブロッ
クダイで共押出成形して表面保護フイルムを得た。該表
面保護フイルムの基材樹脂と粘着樹脂の厚みを調べたと
ころ、幅方向においてそれぞれ均一な厚みが得られてい
た。
【0031】(実施例2)樹脂(1)を70重量部、
(2)を20重量部、(3)を10重量部とした以外は
実施例1と同様にして表面保護フイルムを得た。該表面
保護フイルムの基材樹脂と粘着樹脂の厚みを調べたとこ
ろ、幅方向においてそれぞれ均一な厚みが得られてい
た。
(2)を20重量部、(3)を10重量部とした以外は
実施例1と同様にして表面保護フイルムを得た。該表面
保護フイルムの基材樹脂と粘着樹脂の厚みを調べたとこ
ろ、幅方向においてそれぞれ均一な厚みが得られてい
た。
【0032】(比較例1)上記(1)の樹脂だけを用い
た他は実施例1と同様にして表面保護フイルムを作製し
た。このものは押出成形において樹脂の流動性がよく、
厚みは均一であるが、引張弾性率が低いので伸び易く実
用的でなかった。
た他は実施例1と同様にして表面保護フイルムを作製し
た。このものは押出成形において樹脂の流動性がよく、
厚みは均一であるが、引張弾性率が低いので伸び易く実
用的でなかった。
【0033】(比較例2)樹脂(1)を50重量部、
(2)を50重量部混合した混合樹脂を用いた他は実施
例1と同様にして表面保護フイルムを作製し、実施例1
と同様にして基材樹脂と粘着樹脂の厚みを調べたとこ
ろ、幅方向端部において基材樹脂の厚みが薄く、均一な
厚みは得られなかった。
(2)を50重量部混合した混合樹脂を用いた他は実施
例1と同様にして表面保護フイルムを作製し、実施例1
と同様にして基材樹脂と粘着樹脂の厚みを調べたとこ
ろ、幅方向端部において基材樹脂の厚みが薄く、均一な
厚みは得られなかった。
【0034】(比較例3)樹脂(1)を75重量部、
(2)を25重量部混合した混合樹脂を用いた他は実施
例1と同様にして表面保護フイルムを作製し、実施例1
と同様にして基材樹脂と粘着樹脂の厚みを調べたとこ
ろ、幅方向端部において基材樹脂の厚みが薄く、均一な
厚みは得られなかった。
(2)を25重量部混合した混合樹脂を用いた他は実施
例1と同様にして表面保護フイルムを作製し、実施例1
と同様にして基材樹脂と粘着樹脂の厚みを調べたとこ
ろ、幅方向端部において基材樹脂の厚みが薄く、均一な
厚みは得られなかった。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明は以上の構成であり、請求項1記
載の多層フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物は、低
密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンとの混合物に、
更に特定の密度と分子量とを有する低分子量ポリエチレ
ンを加えたものであるため、基材としての機械的強度を
損なうことなく、且つ、上記3成分の混合物の溶融粘度
を共押出成形に必要な粘度に設定することができる。
載の多層フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物は、低
密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンとの混合物に、
更に特定の密度と分子量とを有する低分子量ポリエチレ
ンを加えたものであるため、基材としての機械的強度を
損なうことなく、且つ、上記3成分の混合物の溶融粘度
を共押出成形に必要な粘度に設定することができる。
【0037】又、それぞれのポリエチレンの混合比を選
択することにより、溶融樹脂の流動性と機械強度物性の
バランスを選択することができるので、少量多品種の生
産に対応でき、常に厚み精度と機械強度物性に優れた製
品とすることができる。
択することにより、溶融樹脂の流動性と機械強度物性の
バランスを選択することができるので、少量多品種の生
産に対応でき、常に厚み精度と機械強度物性に優れた製
品とすることができる。
【0038】請求項2記載の表面保護フイルムは、基材
として請求項1記載のポリエチレン樹脂組成物を用いる
ので所定の機械強度に設定され、且つ、粘着剤層に高凝
集力のある粘着剤を用いるので糊残りのしない表面保護
フイルムである。
として請求項1記載のポリエチレン樹脂組成物を用いる
ので所定の機械強度に設定され、且つ、粘着剤層に高凝
集力のある粘着剤を用いるので糊残りのしない表面保護
フイルムである。
【0039】又、請求項3記載の表面保護フイルムの製
造方法によれば、請求項1記載のポリエチレン樹脂組成
物の組成を請求項2記載の粘着剤層の溶融粘度に近似の
溶融粘度を有するように設定することができるので、該
樹脂組成物と粘着剤層とを共押出成形することにより、
それぞれの厚みが均一で精度に優れ、且つ、所定の基材
強度及び粘着特性に優れた表面保護フイルムを製造する
ことができる。
造方法によれば、請求項1記載のポリエチレン樹脂組成
物の組成を請求項2記載の粘着剤層の溶融粘度に近似の
溶融粘度を有するように設定することができるので、該
樹脂組成物と粘着剤層とを共押出成形することにより、
それぞれの厚みが均一で精度に優れ、且つ、所定の基材
強度及び粘着特性に優れた表面保護フイルムを製造する
ことができる。
【0040】
【図1】粘着付与樹脂の添加量と溶融粘度及び接着力と
の関係を示す説明図。
の関係を示す説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JJA JJX JJY JLF
Claims (3)
- 【請求項1】 低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレ
ンと、密度0.94〜0.98g/cm3 であり且つ分
子量500〜4000の低分子量ポリエチレンとからな
ることを特徴とする多層フイルム成形用ポリエチレン樹
脂組成物。 - 【請求項2】 上記請求項1記載の多層フイルム成形用
ポリエチレン樹脂組成物からなる基材層の一面に、一般
式A−B−Aで表されるブロック共重合体及び一般式A
−Bで表されるブロック共重合体(但し、Aはスチレン
系重合体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロックまた
はそれらを水素添加して得られるオレフィン重合体ブロ
ックである)の少なくとも1種のブロック共重合体を主
成分とする組成物からなる粘着剤層が積層されてなるこ
とを特徴とする表面保護フイルム。 - 【請求項3】 請求項1記載の多層フイルム成形用ポリ
エチレン樹脂組成物と、請求項2記載の粘着層とを共押
出成形により積層することを特徴とする表面保護フイル
ムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23003293A JPH0782428A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 多層フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物及び表面保護フイルム及び表面保護フイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23003293A JPH0782428A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 多層フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物及び表面保護フイルム及び表面保護フイルムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0782428A true JPH0782428A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16901504
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23003293A Pending JPH0782428A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 多層フイルム成形用ポリエチレン樹脂組成物及び表面保護フイルム及び表面保護フイルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0782428A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005090453A1 (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Lintec Corporation | 自動車ブレーキディスクアンチラストフィルム用表面基材フィルム |
| US8263713B2 (en) | 2009-10-13 | 2012-09-11 | Kraton Polymers U.S. Llc | Amine neutralized sulfonated block copolymers and method for making same |
| US8377514B2 (en) | 2008-05-09 | 2013-02-19 | Kraton Polymers Us Llc | Sulfonated block copolymer fluid composition for preparing membranes and membrane structures |
| JP2013053184A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Achilles Corp | 表面保護フィルム |
| US9861941B2 (en) | 2011-07-12 | 2018-01-09 | Kraton Polymers U.S. Llc | Modified sulfonated block copolymers and the preparation thereof |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP23003293A patent/JPH0782428A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005090453A1 (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Lintec Corporation | 自動車ブレーキディスクアンチラストフィルム用表面基材フィルム |
| AU2005223608B2 (en) * | 2004-03-19 | 2010-08-12 | Lintec Corporation | Surface substrate film for automobile brake disc anti-rust film |
| JP4785733B2 (ja) * | 2004-03-19 | 2011-10-05 | リンテック株式会社 | 自動車ブレーキディスクアンチラストフィルム |
| CN1934172B (zh) | 2004-03-19 | 2012-10-03 | 琳得科株式会社 | 车辆制动盘防锈膜的表面基材膜 |
| US8377514B2 (en) | 2008-05-09 | 2013-02-19 | Kraton Polymers Us Llc | Sulfonated block copolymer fluid composition for preparing membranes and membrane structures |
| US8377515B2 (en) | 2008-05-09 | 2013-02-19 | Kraton Polymers U.S. Llc | Process for preparing membranes and membrane structures from a sulfonated block copolymer fluid composition |
| US8263713B2 (en) | 2009-10-13 | 2012-09-11 | Kraton Polymers U.S. Llc | Amine neutralized sulfonated block copolymers and method for making same |
| US9861941B2 (en) | 2011-07-12 | 2018-01-09 | Kraton Polymers U.S. Llc | Modified sulfonated block copolymers and the preparation thereof |
| JP2013053184A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Achilles Corp | 表面保護フィルム |
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