JPH0782585A - 電気粘性流体 - Google Patents
電気粘性流体Info
- Publication number
- JPH0782585A JPH0782585A JP5228499A JP22849993A JPH0782585A JP H0782585 A JPH0782585 A JP H0782585A JP 5228499 A JP5228499 A JP 5228499A JP 22849993 A JP22849993 A JP 22849993A JP H0782585 A JPH0782585 A JP H0782585A
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- JP
- Japan
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- electrorheological fluid
- weight
- electrorheological
- polyhydric alcohol
- acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、ゴム状弾性体、特に天然ゴムと直接
接触して使用できる電気粘性流体であって、分散安定性
に優れると共に、低温から特に高温まで安定した増粘効
果を示し、また比較的小さい電流値を示す電気粘性流体
の提供を目的とする。 【構成】 本発明の電気粘性流体は、シリコーン油に固
体粒子を分散させた電気粘性流体であって、多価アルコ
ールを配合すると共に、アミノ変性シリコーンを固体粒
子に対して80重量%〜600重量%の割合で配合した
ことを特徴とする。
接触して使用できる電気粘性流体であって、分散安定性
に優れると共に、低温から特に高温まで安定した増粘効
果を示し、また比較的小さい電流値を示す電気粘性流体
の提供を目的とする。 【構成】 本発明の電気粘性流体は、シリコーン油に固
体粒子を分散させた電気粘性流体であって、多価アルコ
ールを配合すると共に、アミノ変性シリコーンを固体粒
子に対して80重量%〜600重量%の割合で配合した
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラッチ、水圧弁、シ
ョックアブソーバー、バイブレーター、防振ゴム、可変
減衰ダンパ、エンジンマウント、軸受ダンパ、バルブ、
表示素子等の電気的制御に利用できる或いはワークピー
スを正常な位置に保持するシステムを制御するための電
気−機械のインターフェース等における構成要素として
使用される電気粘性流体に関する。
ョックアブソーバー、バイブレーター、防振ゴム、可変
減衰ダンパ、エンジンマウント、軸受ダンパ、バルブ、
表示素子等の電気的制御に利用できる或いはワークピー
スを正常な位置に保持するシステムを制御するための電
気−機械のインターフェース等における構成要素として
使用される電気粘性流体に関する。
【0002】
【従来の技術】電圧の印加により流体の粘度が変化する
電気粘性流体( Electro-RheologicalFluid、Electrovi
scous Fluid、)は古くから知られている(Duff,A.W.P
hysical Review Vol ,4 ,No.1(1896)23)。電気粘性
流体に関する当初の研究は、液体のみの系に注目したも
のであり、効果も不充分なものであるが、その後固体分
散系の電気粘性流体の研究に移り、かなりの電気粘性効
果が得られるようになった。
電気粘性流体( Electro-RheologicalFluid、Electrovi
scous Fluid、)は古くから知られている(Duff,A.W.P
hysical Review Vol ,4 ,No.1(1896)23)。電気粘性
流体に関する当初の研究は、液体のみの系に注目したも
のであり、効果も不充分なものであるが、その後固体分
散系の電気粘性流体の研究に移り、かなりの電気粘性効
果が得られるようになった。
【0003】電気粘性流体における増粘効果(ER効
果)の発現メカニズムとしては、例えば Klassは、電気
粘性流体中の分散質である各粒子は電場内で二層構造の
誘電分極(Induced Polarization of the Double Laye
r)を生じ、これが主因であるとしている( Klass,D.
L.,et al.,J.of Applied Physics,Vol.38,No1(196
7)67)。これを電気二重層(electric double layer )
から説明すると、分散質(シリカゲル等)の周囲に吸着
したイオンは、E(電場)=0の時は分散質の外表面に
均一に配置しているが、E(電場)=有限値の時はイオ
ン分布に片寄りが生じ、各粒子は電場内で相互に静電気
作用を及ぼし合うようになる。このようにして電極間に
おいて各粒子がブリッジ(架橋)を形成し、応力に対し
て剪断抵抗力、即ちER効果を発現するようになる。
果)の発現メカニズムとしては、例えば Klassは、電気
粘性流体中の分散質である各粒子は電場内で二層構造の
誘電分極(Induced Polarization of the Double Laye
r)を生じ、これが主因であるとしている( Klass,D.
L.,et al.,J.of Applied Physics,Vol.38,No1(196
7)67)。これを電気二重層(electric double layer )
から説明すると、分散質(シリカゲル等)の周囲に吸着
したイオンは、E(電場)=0の時は分散質の外表面に
均一に配置しているが、E(電場)=有限値の時はイオ
ン分布に片寄りが生じ、各粒子は電場内で相互に静電気
作用を及ぼし合うようになる。このようにして電極間に
おいて各粒子がブリッジ(架橋)を形成し、応力に対し
て剪断抵抗力、即ちER効果を発現するようになる。
【0004】又、Winslow はパラフィンとシリカゲル粉
末、それに分極剤として水を使用した電気粘性流体を提
案した( Winslow,W.M.,J.of Applied Physics,Vol.
20(1949)1137)。この Winslowの研究により電気粘性流
体のもつ電気粘性効果は Winslow効果と呼ばれている。
末、それに分極剤として水を使用した電気粘性流体を提
案した( Winslow,W.M.,J.of Applied Physics,Vol.
20(1949)1137)。この Winslowの研究により電気粘性流
体のもつ電気粘性効果は Winslow効果と呼ばれている。
【0005】また、電気粘性流体を利用する多くの構成
要素においては、電気粘性流体はゴム状の弾性を有する
材料と直接接触する状態で使用されるが、分散媒として
例えば塩化パラフィン等を使用するとゴム状弾性材料を
劣化させたり、また熱、力等の刺激により分解して塩化
水素を発生し、電気粘性流体を利用する構成要素におけ
る金属部分を腐食するという問題があり、特開昭61−
44998号公報ではこの点を解消するためにシリコー
ン油を分散媒とし、アミノ官能性、ヒドロキシ官能性、
アセトキシ官能性のポリシロキサンを分散剤として、水
分を1〜15重量%含有するシリカゲルを分散させて電
気粘性流体とすることが提案されている。しかしなが
ら、このような電気粘性流体では水の存在により、電流
値が大きく、電気分解等の作用により、電極が溶出した
り、また、高温時では蒸発してしまい、電気粘性効果が
低下するという問題がある。
要素においては、電気粘性流体はゴム状の弾性を有する
材料と直接接触する状態で使用されるが、分散媒として
例えば塩化パラフィン等を使用するとゴム状弾性材料を
劣化させたり、また熱、力等の刺激により分解して塩化
水素を発生し、電気粘性流体を利用する構成要素におけ
る金属部分を腐食するという問題があり、特開昭61−
44998号公報ではこの点を解消するためにシリコー
ン油を分散媒とし、アミノ官能性、ヒドロキシ官能性、
アセトキシ官能性のポリシロキサンを分散剤として、水
分を1〜15重量%含有するシリカゲルを分散させて電
気粘性流体とすることが提案されている。しかしなが
ら、このような電気粘性流体では水の存在により、電流
値が大きく、電気分解等の作用により、電極が溶出した
り、また、高温時では蒸発してしまい、電気粘性効果が
低下するという問題がある。
【0006】そのため、最近、分極剤として、水に代え
て多価アルコール類を添加して電気粘性効果の持続性を
図ることが提案されており、例えば特開平1−2845
95号公報には、分散媒としてシリコーンを使用し、多
価アルコールと共に分散剤としてアミン類を使用してシ
リカゲルを分散させた電気粘性流体を開示しているが、
アミン類を使用すると、得られた電気粘性流体の粘度が
高く、その用途が特定されると共に、増粘倍率等の電気
粘性効果に課題を有することが判明した。また、多価ア
ルコールの種類によっては、高温使用において電気粘性
効果が低下することが判明した。
て多価アルコール類を添加して電気粘性効果の持続性を
図ることが提案されており、例えば特開平1−2845
95号公報には、分散媒としてシリコーンを使用し、多
価アルコールと共に分散剤としてアミン類を使用してシ
リカゲルを分散させた電気粘性流体を開示しているが、
アミン類を使用すると、得られた電気粘性流体の粘度が
高く、その用途が特定されると共に、増粘倍率等の電気
粘性効果に課題を有することが判明した。また、多価ア
ルコールの種類によっては、高温使用において電気粘性
効果が低下することが判明した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ゴム状弾性
体、特に天然ゴムと直接接触して使用できる電気粘性流
体であって、分散安定性に優れると共に、低温から特に
高温まで安定した増粘効果を示し、また比較的小さい電
流値を示す電気粘性流体の提供を課題とする。
体、特に天然ゴムと直接接触して使用できる電気粘性流
体であって、分散安定性に優れると共に、低温から特に
高温まで安定した増粘効果を示し、また比較的小さい電
流値を示す電気粘性流体の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電気粘性流体
は、シリコーン油に固体粒子を分散させた電気粘性流体
であって、多価アルコールを配合すると共に、アミノ変
性シリコーンを固体粒子に対して80重量%〜600重
量%の割合で配合したことを特徴とする。
は、シリコーン油に固体粒子を分散させた電気粘性流体
であって、多価アルコールを配合すると共に、アミノ変
性シリコーンを固体粒子に対して80重量%〜600重
量%の割合で配合したことを特徴とする。
【0009】まず、本発明における固体粒子は、シリカ
ゲル、含水性樹脂、珪藻土、アルミナ、シリカ−アルミ
ナ、ゼオライト、イオン交換樹脂、セルロース等を使用
することができる。これらの固体粒子は、通常、粒径5
nm〜200μmのものを使用できる。
ゲル、含水性樹脂、珪藻土、アルミナ、シリカ−アルミ
ナ、ゼオライト、イオン交換樹脂、セルロース等を使用
することができる。これらの固体粒子は、通常、粒径5
nm〜200μmのものを使用できる。
【0010】本発明における特に好ましい固体粒子はシ
リカゲルで、その粒径が5nm〜50μm、好ましくは
5nm〜10μmであり、BET法で測定された比表面
積は一般に100〜700m3 /gのものを使用すると
よい。
リカゲルで、その粒径が5nm〜50μm、好ましくは
5nm〜10μmであり、BET法で測定された比表面
積は一般に100〜700m3 /gのものを使用すると
よい。
【0011】本発明の電気粘性流体において、固体粒子
は0.1重量%〜50重量%、好ましくは5重量%〜4
0重量%の割合で含有されるとよく、50重量%を越え
ると電気粘性効果が低下するので好ましくない。
は0.1重量%〜50重量%、好ましくは5重量%〜4
0重量%の割合で含有されるとよく、50重量%を越え
ると電気粘性効果が低下するので好ましくない。
【0012】次に、シリコーン油としては、ポリジメチ
ルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサン、ポリメ
チルハイドロジェンシロキサン、ポリジフェニルシロキ
サン、ポリメチル長鎖アルキルシロキサン等のストレー
トシリコーン油、また、ポリエーテル変性シロキサン、
メチルスチリル変性シロキサン、アルキル変性シロキサ
ン、高級脂肪酸エステル変性シロキサン、高級アルコキ
シ変性シロキサン、高級脂肪酸変性シロキサン、フッソ
変性シロキサン等の非反応性変性シロキサン等を挙げる
ことができる。また、これらの共重合体より選ばれた少
なくとも一種、またはこれらの混合物も挙げることがで
き、25℃での粘度が1cSt〜500cSt、好まし
くは1cSt〜100cStのものである。
ルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサン、ポリメ
チルハイドロジェンシロキサン、ポリジフェニルシロキ
サン、ポリメチル長鎖アルキルシロキサン等のストレー
トシリコーン油、また、ポリエーテル変性シロキサン、
メチルスチリル変性シロキサン、アルキル変性シロキサ
ン、高級脂肪酸エステル変性シロキサン、高級アルコキ
シ変性シロキサン、高級脂肪酸変性シロキサン、フッソ
変性シロキサン等の非反応性変性シロキサン等を挙げる
ことができる。また、これらの共重合体より選ばれた少
なくとも一種、またはこれらの混合物も挙げることがで
き、25℃での粘度が1cSt〜500cSt、好まし
くは1cSt〜100cStのものである。
【0013】次に、多価アルコールは、分極促進剤とし
て使用され、多価アルコール又はその部分誘導体が挙げ
られる。多価アルコールとしては、二価アルコール、三
価アルコール、例えばエチレングリコール、グリセリ
ン、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオ
ール、ヘキサンジオール、エチレンオキサイド単位を1
〜14有するポリエチレングリコール、一般式R〔(O
C3 H6 )m OH〕n (式中、Rは水素又は多価アルコ
ール残基、mは1〜17の整数、nは1〜6の整数を表
わす)、また、一般式R−CH(OH)(CH2 )n O
H(式中、Rは水素又はCH3 (CH2 )m−基であ
り、m+nは2〜14の整数を表わす)で示されるもの
等を挙げることができる。これらの中でも、高沸点を有
する多価アルコールが好ましく、例えば、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、ペンタエチレ
ングリコールが好ましい。
て使用され、多価アルコール又はその部分誘導体が挙げ
られる。多価アルコールとしては、二価アルコール、三
価アルコール、例えばエチレングリコール、グリセリ
ン、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオ
ール、ヘキサンジオール、エチレンオキサイド単位を1
〜14有するポリエチレングリコール、一般式R〔(O
C3 H6 )m OH〕n (式中、Rは水素又は多価アルコ
ール残基、mは1〜17の整数、nは1〜6の整数を表
わす)、また、一般式R−CH(OH)(CH2 )n O
H(式中、Rは水素又はCH3 (CH2 )m−基であ
り、m+nは2〜14の整数を表わす)で示されるもの
等を挙げることができる。これらの中でも、高沸点を有
する多価アルコールが好ましく、例えば、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、ペンタエチレ
ングリコールが好ましい。
【0014】又、多価アルコールの部分誘導体として
は、少なくとも1つの水酸基を有する多価アルコールの
部分誘導体であり、上記多価アルコールの末端水酸基の
内の幾つかがメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、アルキル置換フェニル基(フェニル基に置換された
アルキル基の炭素数は1〜25)等により置換された部
分エーテル類、またその末端水酸基の内の幾つかが酢
酸、プロピオン酸、酪酸等によりエステル化された部分
エステル類が挙げられる。
は、少なくとも1つの水酸基を有する多価アルコールの
部分誘導体であり、上記多価アルコールの末端水酸基の
内の幾つかがメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、アルキル置換フェニル基(フェニル基に置換された
アルキル基の炭素数は1〜25)等により置換された部
分エーテル類、またその末端水酸基の内の幾つかが酢
酸、プロピオン酸、酪酸等によりエステル化された部分
エステル類が挙げられる。
【0015】これらの多価アルコール又はその部分誘導
体は、通常、シリカゲルに対して1重量%〜100重量
%、好ましくは2重量%〜80重量%の割合で使用する
とよい。添加量が1重量%未満であるとER効果が少な
く、又100重量%を越えると電流が流れやすくなるの
で好ましくない。
体は、通常、シリカゲルに対して1重量%〜100重量
%、好ましくは2重量%〜80重量%の割合で使用する
とよい。添加量が1重量%未満であるとER効果が少な
く、又100重量%を越えると電流が流れやすくなるの
で好ましくない。
【0016】又、更に酸、塩、又は塩基成分を添加して
もよい。このような酸成分としては硫酸、塩酸、硝酸、
過塩素酸、クロム酸、リン酸、ホウ酸等の無機酸、或は
酢酸、ギ酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、
シュウ酸、マロン酸等の有機酸が使用される。塩として
は、金属又は塩基性基(NH4 + 、N2 H5 + 等)と酸
基からなる化合物であり、これらはいずれでも使用する
ことができる。中でも多価アルコール、多価アルコール
部分誘導体の系に溶解して解離するもの、例えばアルカ
リ金属、アルカリ土類金属のハロゲン化物などの典型的
なイオン結晶を形成するもの、あるいは有機酸のアルカ
リ金属塩などが好ましい。この種の塩として、LiC
l、NaCl、KCl、MgCl2 、CaCl2 、Ba
Cl2 、LiBr、NaBr、KBr、MgBr2 、L
iI、NaI、KI、AgNO3 、Ca( NO3 )2、N
aNO2 、NH4 NO3 、K2 SO4 、Na2 SO4 、
NaHSO4 、(NH4 )2 SO4 あるいはギ酸、酢
酸、シュウ酸、コハク酸などのアルカリ酸金属塩があ
る。塩基としてはアルカリ金属或いはアルカリ土類金属
の水酸化物、アルカリ金属の炭酸塩、アミン類などであ
り、多価アルコール、多価アルコール部分誘導体に溶解
して解離するものが好ましい。この種の塩基として、N
aOH、KOH、Ca(OH)2 、Na2 CO3 、Na
HCO3 、K3 PO4 、Na3 PO4 、アニリン、アル
キルアミン、エタノールアミンなどがある。尚、前記し
た塩と塩基を併用することもできる。
もよい。このような酸成分としては硫酸、塩酸、硝酸、
過塩素酸、クロム酸、リン酸、ホウ酸等の無機酸、或は
酢酸、ギ酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、
シュウ酸、マロン酸等の有機酸が使用される。塩として
は、金属又は塩基性基(NH4 + 、N2 H5 + 等)と酸
基からなる化合物であり、これらはいずれでも使用する
ことができる。中でも多価アルコール、多価アルコール
部分誘導体の系に溶解して解離するもの、例えばアルカ
リ金属、アルカリ土類金属のハロゲン化物などの典型的
なイオン結晶を形成するもの、あるいは有機酸のアルカ
リ金属塩などが好ましい。この種の塩として、LiC
l、NaCl、KCl、MgCl2 、CaCl2 、Ba
Cl2 、LiBr、NaBr、KBr、MgBr2 、L
iI、NaI、KI、AgNO3 、Ca( NO3 )2、N
aNO2 、NH4 NO3 、K2 SO4 、Na2 SO4 、
NaHSO4 、(NH4 )2 SO4 あるいはギ酸、酢
酸、シュウ酸、コハク酸などのアルカリ酸金属塩があ
る。塩基としてはアルカリ金属或いはアルカリ土類金属
の水酸化物、アルカリ金属の炭酸塩、アミン類などであ
り、多価アルコール、多価アルコール部分誘導体に溶解
して解離するものが好ましい。この種の塩基として、N
aOH、KOH、Ca(OH)2 、Na2 CO3 、Na
HCO3 、K3 PO4 、Na3 PO4 、アニリン、アル
キルアミン、エタノールアミンなどがある。尚、前記し
た塩と塩基を併用することもできる。
【0017】酸、塩、塩基類は、分極効果を増大させる
ことができるものであるが、多価アルコール及び/又は
多価アルコール部分誘導体と組合せ使用することによ
り、より分極効果を増大させることができるものであ
り、電気粘性流体全体で0.01重量%〜5重量%の割
合で使用するとよい。0.01重量%未満であるとER
効果が少なく、また5重量%を越えると通電しやすくな
り、消費電力が増大するので好ましくない。
ことができるものであるが、多価アルコール及び/又は
多価アルコール部分誘導体と組合せ使用することによ
り、より分極効果を増大させることができるものであ
り、電気粘性流体全体で0.01重量%〜5重量%の割
合で使用するとよい。0.01重量%未満であるとER
効果が少なく、また5重量%を越えると通電しやすくな
り、消費電力が増大するので好ましくない。
【0018】次に、分散剤であるアミノ変性シリコーン
について説明する。本発明で使用されるアミノ変性シリ
コーンは、その構造上、以下のように4種類に分類され
る。 (1)ポリシロキサンの側鎖にアミノ基含有置換基
(Z)を有するもの、
について説明する。本発明で使用されるアミノ変性シリ
コーンは、その構造上、以下のように4種類に分類され
る。 (1)ポリシロキサンの側鎖にアミノ基含有置換基
(Z)を有するもの、
【0019】
【化1】
【0020】(2)ポリシロキサンの両末端にアミノ基
含有置換基(Z)を有するもの、
含有置換基(Z)を有するもの、
【0021】
【化2】
【0022】(3)ポリシロキサンの片末端にアミノ基
含有置換基(Z)を有するもの、
含有置換基(Z)を有するもの、
【0023】
【化3】
【0024】(4)ポリシロキサンの側鎖と両末端の両
方にアミノ基含有置換基(Z)を有するもの、
方にアミノ基含有置換基(Z)を有するもの、
【0025】
【化4】
【0026】上記(1)〜(4)における各式のZとし
ては、−CH2 CH2 NH2 基、または−CH2 CH2
NHCH2 CH2 NH2 基等が挙げられる。
ては、−CH2 CH2 NH2 基、または−CH2 CH2
NHCH2 CH2 NH2 基等が挙げられる。
【0027】このようなアミノ変性シリコーンの粘度
は、25℃において3cSt〜4000cSt、好まし
くは50cSt〜2000cSt、さらに好ましくは2
50cSt〜1400cStである。粘度が低いとシリ
カゲルの分散性を改善できず、高粘度となり、その用途
が特定されると共に、増粘倍率等の電気粘性効果が低く
なる。
は、25℃において3cSt〜4000cSt、好まし
くは50cSt〜2000cSt、さらに好ましくは2
50cSt〜1400cStである。粘度が低いとシリ
カゲルの分散性を改善できず、高粘度となり、その用途
が特定されると共に、増粘倍率等の電気粘性効果が低く
なる。
【0028】また、アミノ変性シリコーンは、シリカゲ
ルに対して80重量%〜600重量%、好ましくは10
0重量%〜570重量%添加するとよく、80重量%よ
り少ないと、シリカゲルの分散性を改善できず、高粘度
となり、その用途が特定される。また、600重量%よ
り多いと増粘倍率等の電気粘性効果が低くなる。
ルに対して80重量%〜600重量%、好ましくは10
0重量%〜570重量%添加するとよく、80重量%よ
り少ないと、シリカゲルの分散性を改善できず、高粘度
となり、その用途が特定される。また、600重量%よ
り多いと増粘倍率等の電気粘性効果が低くなる。
【0029】本発明の電気粘性流体においては、必要に
応じて無灰分散剤を添加してもよい。無灰分散剤を添加
すると、電気粘性流体の基底粘度を低下させることがで
き、電気粘性流体を用いる機械システムの応用範囲を広
げることができる。無灰分散剤としては、例えばスルホ
ネート類、フェネート類、ホスホネート類、コハク酸イ
ミド類、アミン類、非イオン系分散剤等が使用され、具
体的にはマグネシウムスルホネート、カルシウムスルホ
ネート、カルシウムホスホネート、ポリブテニルコハク
酸イミド、ソルビタンモノオレート、ソルビタンセスキ
オレート等が挙げられる。中でもポリブテニルコハク酸
イミドが好ましい。これらは通常、電気粘性流体全体で
0.1重量%〜20重量%の割合で使用される。
応じて無灰分散剤を添加してもよい。無灰分散剤を添加
すると、電気粘性流体の基底粘度を低下させることがで
き、電気粘性流体を用いる機械システムの応用範囲を広
げることができる。無灰分散剤としては、例えばスルホ
ネート類、フェネート類、ホスホネート類、コハク酸イ
ミド類、アミン類、非イオン系分散剤等が使用され、具
体的にはマグネシウムスルホネート、カルシウムスルホ
ネート、カルシウムホスホネート、ポリブテニルコハク
酸イミド、ソルビタンモノオレート、ソルビタンセスキ
オレート等が挙げられる。中でもポリブテニルコハク酸
イミドが好ましい。これらは通常、電気粘性流体全体で
0.1重量%〜20重量%の割合で使用される。
【0030】また、本発明の電気粘性流体においては、
分散質は極めて良好な分散状態にあるが、界面活性剤を
添加することにより、より分散性に優れるものとでき
る。界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、アニオ
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤を
使用することができる。
分散質は極めて良好な分散状態にあるが、界面活性剤を
添加することにより、より分散性に優れるものとでき
る。界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、アニオ
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤を
使用することができる。
【0031】非イオン界面活性剤としては、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ド、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコ
ール、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリ
コールエチレンジアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレング
リコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステル、ペンタエリトリット脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、脂
肪酸エタノールアミド等が挙げられる。
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ド、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコ
ール、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリ
コールエチレンジアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレング
リコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステル、ペンタエリトリット脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、脂
肪酸エタノールアミド等が挙げられる。
【0032】また、アニオン界面活性剤としては、脂肪
酸アルカリ塩、アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、脂
肪酸多価アルコール硫酸エステル塩、硫酸化油、脂肪酸
アニリド硫酸エステル塩、石油スルホン酸塩、アルキル
ナフタリンスルホン酸塩、ジナフチルメタンスルホン酸
塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩等が
挙げられる。
酸アルカリ塩、アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、脂
肪酸多価アルコール硫酸エステル塩、硫酸化油、脂肪酸
アニリド硫酸エステル塩、石油スルホン酸塩、アルキル
ナフタリンスルホン酸塩、ジナフチルメタンスルホン酸
塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩等が
挙げられる。
【0033】更に、カチオン界面活性剤としては、弱カ
チオン性のカチオン界面活性剤として、例えばアルキル
アミン及びそのポリオキシアルキレン付加物として、例
えばオクチルアミン、ジブチルアミン、トリメチルアミ
ン、オレイルアミン、ステアリルアミン及びそのエチレ
ンオキシド5〜15モル付加物、プロピレンオキシド5
〜15モル付加物等が挙げられる。また、弱カチオン性
のカチオン界面活性剤として、高級アルキル基置換され
ていてもよいアルキレンジアミン、ジアルキレントリア
ミン等のポリアミン類のポリオキシアルキレン付加物と
して、例えばエチレンジアミン、ジエチレントリアミン
等のエチレンオキシド0〜100モル付加物又はエチレ
ンオキシド0〜100モルとプロピレンオキシド0〜1
00モルとのブロック又はランダム付加物、オレイルプ
ロピレンジアミン、ステアリルプロピレンジアミンのエ
チレンオキシド0〜100モル付加物が挙げられる。更
に、弱カチオン性のカチオン界面活性剤として、高級脂
肪酸アミド等のポリオキシアルキレン付加物として、例
えばオレイン酸アミド、ステアリン酸アミドのエチレン
オキシド5〜15モル付加物、プロピレンオキシド5〜
15モル付加物等等が挙げられる。カチオン性の強いカ
チオン界面活性剤としては、デカノイルクロリド、アル
キルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム
塩、アルキルアミン塩等があり、具体的には塩化セチル
トリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルア
ンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩
化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリル
ジメルベンジルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルア
ミノエチルアミド、ココナットアミンアセテート、ステ
アリルアミンアセテート、ココナットアミン塩酸塩、ス
テアリルアミン塩酸塩等が挙げられる。カチオン性の強
いカチオン界面活性剤の場合には電気粘性流体の使用温
度が100℃近くの高温となると導電性が高くなるの
で、上記の界面活性剤の中でも、特に弱カチオン性界面
活性剤を使用するのが好ましく、低温域から高温域まで
の広い温度範囲での作動において低導電性を維持するこ
とができる。
チオン性のカチオン界面活性剤として、例えばアルキル
アミン及びそのポリオキシアルキレン付加物として、例
えばオクチルアミン、ジブチルアミン、トリメチルアミ
ン、オレイルアミン、ステアリルアミン及びそのエチレ
ンオキシド5〜15モル付加物、プロピレンオキシド5
〜15モル付加物等が挙げられる。また、弱カチオン性
のカチオン界面活性剤として、高級アルキル基置換され
ていてもよいアルキレンジアミン、ジアルキレントリア
ミン等のポリアミン類のポリオキシアルキレン付加物と
して、例えばエチレンジアミン、ジエチレントリアミン
等のエチレンオキシド0〜100モル付加物又はエチレ
ンオキシド0〜100モルとプロピレンオキシド0〜1
00モルとのブロック又はランダム付加物、オレイルプ
ロピレンジアミン、ステアリルプロピレンジアミンのエ
チレンオキシド0〜100モル付加物が挙げられる。更
に、弱カチオン性のカチオン界面活性剤として、高級脂
肪酸アミド等のポリオキシアルキレン付加物として、例
えばオレイン酸アミド、ステアリン酸アミドのエチレン
オキシド5〜15モル付加物、プロピレンオキシド5〜
15モル付加物等等が挙げられる。カチオン性の強いカ
チオン界面活性剤としては、デカノイルクロリド、アル
キルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム
塩、アルキルアミン塩等があり、具体的には塩化セチル
トリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルア
ンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩
化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリル
ジメルベンジルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルア
ミノエチルアミド、ココナットアミンアセテート、ステ
アリルアミンアセテート、ココナットアミン塩酸塩、ス
テアリルアミン塩酸塩等が挙げられる。カチオン性の強
いカチオン界面活性剤の場合には電気粘性流体の使用温
度が100℃近くの高温となると導電性が高くなるの
で、上記の界面活性剤の中でも、特に弱カチオン性界面
活性剤を使用するのが好ましく、低温域から高温域まで
の広い温度範囲での作動において低導電性を維持するこ
とができる。
【0034】界面活性剤の含有量は、電気粘性流体中、
0.01重量%〜10重量%、好ましくは0.1重量%
〜5重量%の割合で使用するとよく、10重量%を越え
ると導電性が高くなるので好ましくない。
0.01重量%〜10重量%、好ましくは0.1重量%
〜5重量%の割合で使用するとよく、10重量%を越え
ると導電性が高くなるので好ましくない。
【0035】本発明の電気粘性流体には、必要に応じて
他の添加剤として酸化防止剤、腐食防止剤、摩耗防止
剤、極圧剤、消泡剤等を添加される。
他の添加剤として酸化防止剤、腐食防止剤、摩耗防止
剤、極圧剤、消泡剤等を添加される。
【0036】酸化防止剤は、電気絶縁性液体の酸化防止
と共に、分極促進剤である多価アルコール、多価アルコ
ール部分誘導体等の酸化を防止することを目的とするも
のである。酸化防止剤としては、分極促進剤、分散質等
に不活性なものを使用するとよく、慣用されるフェノー
ル系、アミン系酸化防止剤を使用することができ、具体
的にはフェノール系としては2・6−ジ−t−ブチルパ
ラクレゾール、4・4’−メチレンビス(2・6−ジ−
t−ブチルフェノール)、2・6−ジ−t−ブチルフェ
ノール等、またアミン系としてはジオクチルジフェニル
アミン、フェニル−α−ナフチルアミン、アルキルジフ
ェニルアミン、N−ニトロソジフェニルアミン等を使用
することができ、電気粘性流体全体に対して0.01重
量%〜10重量%、好ましくは0.1重量%〜2.0重
量%使用することができ、0.01重量%より少ないと
酸化防止効果がなく、また10重量%を越えると色相悪
化、濁りの発生、スラッジの発生、粘調性の増大等の問
題がある。
と共に、分極促進剤である多価アルコール、多価アルコ
ール部分誘導体等の酸化を防止することを目的とするも
のである。酸化防止剤としては、分極促進剤、分散質等
に不活性なものを使用するとよく、慣用されるフェノー
ル系、アミン系酸化防止剤を使用することができ、具体
的にはフェノール系としては2・6−ジ−t−ブチルパ
ラクレゾール、4・4’−メチレンビス(2・6−ジ−
t−ブチルフェノール)、2・6−ジ−t−ブチルフェ
ノール等、またアミン系としてはジオクチルジフェニル
アミン、フェニル−α−ナフチルアミン、アルキルジフ
ェニルアミン、N−ニトロソジフェニルアミン等を使用
することができ、電気粘性流体全体に対して0.01重
量%〜10重量%、好ましくは0.1重量%〜2.0重
量%使用することができ、0.01重量%より少ないと
酸化防止効果がなく、また10重量%を越えると色相悪
化、濁りの発生、スラッジの発生、粘調性の増大等の問
題がある。
【0037】また、腐食防止剤を添加してもよいが、分
極促進剤、分散質等に不活性なものを使用するとよく、
具体的には窒素化合物ではベンゾトリアゾールおよびそ
の誘導体、イミダゾリン、ピリミジン誘導体等、イオウ
及び窒素を含む化合物では、1.3.4-チアジアゾールポリ
スルフィド、1.3.4-チアジアゾリル-2.5- ビスジアルキ
ルジチオカルバメート、2-( アルキルジチオ) ベンゾイ
ミダゾール等、その他、β-(o−カルボキシベンジルチ
オ)プロピオンニトリルまたはプロピオン酸等を使用す
ることができ、電気粘性流体全体に対して0.001重
量%〜10重量%、好ましくは0.01重量%〜1.0
重量%使用するとよい。0.001重量%より少ないと
腐食防止効果がなく、また10重量%を越えると色相悪
化、濁りの発生、スラッジの発生、粘調性の増大等の問
題がある。
極促進剤、分散質等に不活性なものを使用するとよく、
具体的には窒素化合物ではベンゾトリアゾールおよびそ
の誘導体、イミダゾリン、ピリミジン誘導体等、イオウ
及び窒素を含む化合物では、1.3.4-チアジアゾールポリ
スルフィド、1.3.4-チアジアゾリル-2.5- ビスジアルキ
ルジチオカルバメート、2-( アルキルジチオ) ベンゾイ
ミダゾール等、その他、β-(o−カルボキシベンジルチ
オ)プロピオンニトリルまたはプロピオン酸等を使用す
ることができ、電気粘性流体全体に対して0.001重
量%〜10重量%、好ましくは0.01重量%〜1.0
重量%使用するとよい。0.001重量%より少ないと
腐食防止効果がなく、また10重量%を越えると色相悪
化、濁りの発生、スラッジの発生、粘調性の増大等の問
題がある。
【0038】
【作用及び発明の効果】本発明の電気粘性流体は、シリ
コーン油に固体粒子、特にシリカゲルを分散させた電気
粘性流体において、多価アルコールを配合することによ
り、高温での安定性に優れると共に、電流値の比較的小
さいものとでき、また、分散剤としてアミノ変性ポリシ
リコーンをシリカゲルに対して80重量%〜600重量
%の割合で配合することにより、分散性に優れ、電気粘
性効果の優れたものとできるものであり、ゴム状弾性
体、特に天然ゴムと直接接触して使用できる電気粘性流
体として有用である。
コーン油に固体粒子、特にシリカゲルを分散させた電気
粘性流体において、多価アルコールを配合することによ
り、高温での安定性に優れると共に、電流値の比較的小
さいものとでき、また、分散剤としてアミノ変性ポリシ
リコーンをシリカゲルに対して80重量%〜600重量
%の割合で配合することにより、分散性に優れ、電気粘
性効果の優れたものとできるものであり、ゴム状弾性
体、特に天然ゴムと直接接触して使用できる電気粘性流
体として有用である。
【0039】以下、本発明を実施例に基づいて説明す
る。
る。
【0040】
【実施例1】下記の組成の電気粘性流体を調製した。
【0041】 (1)シリコーン油(ポリジメチルシロキサン、25℃、10cSt) ・・・・ 57重量% (2)トリエチレングリコール ・・・・ 3重量% (3)シリカゲル(粒径1.4μm、商品名:サイロイド150、富士デヴィソ ン化学(株)製) ・・・・ 15重量% (4)アミノ変性シリコーン(25℃、1100cSt、商品名:KF8002 、信越化学(株)製) ・・・・ 25重量%
【0042】
【実施例2】実施例1の電気粘性流体において、トリエ
チレングリコールに代えて、エチレングリコールを同量
使用し、同様に電気粘性流体を調製した。
チレングリコールに代えて、エチレングリコールを同量
使用し、同様に電気粘性流体を調製した。
【0043】
【実施例3】実施例1の電気粘性流体において、トリエ
チレングリコールに代えて、テトラエチレングリコール
を同量使用し、同様に電気粘性流体を調製した。
チレングリコールに代えて、テトラエチレングリコール
を同量使用し、同様に電気粘性流体を調製した。
【0044】
【実施例4】実施例1の電気粘性流体において、トリエ
チレングリコールに代えて、ペンタエチレングリコール
を同量使用し、同様に電気粘性流体を調製した。
チレングリコールに代えて、ペンタエチレングリコール
を同量使用し、同様に電気粘性流体を調製した。
【0045】
【比較例1】実施例1の電気粘性流体において、トリエ
チレングリコールに代えて、水を同量使用し、同様に電
気粘性流体を調製した。
チレングリコールに代えて、水を同量使用し、同様に電
気粘性流体を調製した。
【0046】上記の実施例1〜実施例4、比較例1で調
製した各電気粘性流体を二重円筒回転型粘度計に入れ、
100℃で、内外円筒間にAC1000Vを印加し、同
一剪断速度(628sec-1)での軸力(トルク)を測
定し、電圧無印加時での軸力(トルク)に対する割合
(増粘倍率)を測定した。また、同時に、電流密度につ
いて100℃で、AC1000Vを印加した際の各電気
粘性流体における電流密度(μA/cm2 )を測定し
た。結果を表1に示す。
製した各電気粘性流体を二重円筒回転型粘度計に入れ、
100℃で、内外円筒間にAC1000Vを印加し、同
一剪断速度(628sec-1)での軸力(トルク)を測
定し、電圧無印加時での軸力(トルク)に対する割合
(増粘倍率)を測定した。また、同時に、電流密度につ
いて100℃で、AC1000Vを印加した際の各電気
粘性流体における電流密度(μA/cm2 )を測定し
た。結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】なお、比較例1で調製した電気粘性流体
は、電流超過でAC1000Vを印加できなかった。
は、電流超過でAC1000Vを印加できなかった。
【0049】表からわかるように、本発明の電気粘性流
体は、電流量が小さく、また、増粘倍率の高いものであ
ることがわかる。
体は、電流量が小さく、また、増粘倍率の高いものであ
ることがわかる。
【0050】
【比較例2】下記の組成の電気粘性流体を調製した。
【0051】 (1)シリコーン油(ポリジメチルシロキサン、25℃、10cSt) ・・・・ 57重量% (2)トリエチレングリコール ・・・・ 3重量% (3)シリカゲル(粒径1.4μm、商品名:サイロイド150、富士デヴィソ ン化学(株)製) ・・・・ 15重量% (4)オレイルアミン ・・・・ 25重量% 上記の実施例1で調製した電気粘性流体と、この比較例
2で調製した電気粘性流体について、二重円筒回転型粘
度計を使用し、温度条件を40℃に代えた以外は同様に
して、電圧無印加時での粘度、及びAC1000V印加
した時の増粘倍率を同様に測定した。結果を表2に示
す。
2で調製した電気粘性流体について、二重円筒回転型粘
度計を使用し、温度条件を40℃に代えた以外は同様に
して、電圧無印加時での粘度、及びAC1000V印加
した時の増粘倍率を同様に測定した。結果を表2に示
す。
【0052】
【表2】
【0053】比較例2で調製し、分散剤としてオレイル
アミンを使用した電気粘性流体は、0V粘度が高く、ま
た、増粘倍率が低いのに対して、本発明の電気粘性流体
は、分散剤としてアミノ変性シリコーンを使用すること
により、0V粘度が低く、また、増粘倍率を高くできる
ことがわかる。
アミンを使用した電気粘性流体は、0V粘度が高く、ま
た、増粘倍率が低いのに対して、本発明の電気粘性流体
は、分散剤としてアミノ変性シリコーンを使用すること
により、0V粘度が低く、また、増粘倍率を高くできる
ことがわかる。
【0054】
【比較例3】下記の組成の電気粘性流体を調製した。
【0055】 (1)シリコーン油(ポリジメチルシロキサン、25℃、10cSt) ・・・・ 72重量% (2)トリエチレングリコール ・・・・ 3重量% (3)シリカゲル(粒径1.4μm、商品名:サイロイド150、富士デヴィソ ン化学(株)製) ・・・・ 15重量% (4)アミノ変性シリコーン(25℃、1100cSt、商品名:KF8002 、信越化学(株)製) ・・・・ 10重量% 上記の実施例1で調製した電気粘性流体と、この比較例
3で調製した電気粘性流体について、二重円筒回転型粘
度計を使用し、温度条件を40℃に代えた以外は同様に
して、電圧無印加時での粘度、及びAC1000V印加
した時の増粘倍率を同様に測定した。結果を表3に示
す。
3で調製した電気粘性流体について、二重円筒回転型粘
度計を使用し、温度条件を40℃に代えた以外は同様に
して、電圧無印加時での粘度、及びAC1000V印加
した時の増粘倍率を同様に測定した。結果を表3に示
す。
【0056】
【表3】
【0057】比較例3で調製し、アミノ変性シリコーン
の使用量の少ない電気粘性流体は、0V粘度が高く、半
固体であり、また、増粘倍率が低いのに対して、本発明
の電気粘性流体は、分散剤としてアミノ変性シリコーン
を使用することにより、0V粘度が低く、また、増粘倍
率が高いことがわかる。
の使用量の少ない電気粘性流体は、0V粘度が高く、半
固体であり、また、増粘倍率が低いのに対して、本発明
の電気粘性流体は、分散剤としてアミノ変性シリコーン
を使用することにより、0V粘度が低く、また、増粘倍
率が高いことがわかる。
【0058】
【実施例5】下記の組成の電気粘性流体を調製した。
【0059】 (1)シリコーン油(ポリジメチルシロキサン、25℃、10cSt) ・・・・ 57重量% (2)トリエチレングリコール ・・・・ 3重量% (3)シリカゲル(粒径1.4μm、商品名:サイロイド150、富士デヴィソ ン化学(株)製) ・・・・ 15重量% (4)アミノ変性シリコーン(25℃、60cSt、商品名:KF859、信越 化学(株)製) ・・・・ 25重量% この実施例5で調製した電気粘性流体について、二重円
筒回転型粘度計を使用し、温度条件を40℃に代えた以
外は同様にして、電圧無印加時での粘度、及びAC10
00V印加した時の増粘倍率を同様に測定した。電圧無
印加時での粘度は1200cSt、増粘倍率は1.5で
あり、実施例1で調製した電気粘性流体に比して0V粘
度は高いが、比較例1で調製した電気粘性流体に比し
て、増粘倍率が高いことがわかる。
筒回転型粘度計を使用し、温度条件を40℃に代えた以
外は同様にして、電圧無印加時での粘度、及びAC10
00V印加した時の増粘倍率を同様に測定した。電圧無
印加時での粘度は1200cSt、増粘倍率は1.5で
あり、実施例1で調製した電気粘性流体に比して0V粘
度は高いが、比較例1で調製した電気粘性流体に比し
て、増粘倍率が高いことがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 125:26 129:08 129:16 155:02) C10N 20:06 40:14 (72)発明者 早船 正彦 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡一丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 シリコーン油に固体粒子を分散させた電
気粘性流体であって、多価アルコールを配合すると共
に、アミノ変性シリコーンを固体粒子に対して80重量
%〜600重量%の割合で配合したことを特徴とする電
気粘性流体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5228499A JPH0782585A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 電気粘性流体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5228499A JPH0782585A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 電気粘性流体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0782585A true JPH0782585A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16877414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5228499A Pending JPH0782585A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 電気粘性流体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0782585A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007196224A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-09 | Samsung Electro Mech Co Ltd | シロキサン系分散剤およびこれを含むナノ粒子ペースト組成物 |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP5228499A patent/JPH0782585A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007196224A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-09 | Samsung Electro Mech Co Ltd | シロキサン系分散剤およびこれを含むナノ粒子ペースト組成物 |
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