JPH0783577B2 - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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- JPH0783577B2 JPH0783577B2 JP62002926A JP292687A JPH0783577B2 JP H0783577 B2 JPH0783577 B2 JP H0783577B2 JP 62002926 A JP62002926 A JP 62002926A JP 292687 A JP292687 A JP 292687A JP H0783577 B2 JPH0783577 B2 JP H0783577B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コギング力を低減した回転電機に関する。
(従来の技術) 電機子が突極構造の回転電機は、電機子が巻線用溝の形
成によって磁気的に不均一な構造のため永久磁石などに
より構成される界磁部との相互作用によってコギング力
を発生し、回転子の円滑な回転が損なわれるという問題
がある。
成によって磁気的に不均一な構造のため永久磁石などに
より構成される界磁部との相互作用によってコギング力
を発生し、回転子の円滑な回転が損なわれるという問題
がある。
そこで従来は、界磁の着磁波形を例えば台形状のような
特殊な波形にし、また電機子の突極の界磁と対向する部
位にコギング低減用の突部あるいはダミースロットを設
けていた。
特殊な波形にし、また電機子の突極の界磁と対向する部
位にコギング低減用の突部あるいはダミースロットを設
けていた。
第12図は上記従来の回転電機の一例を示すものであっ
て、符号1は2極に着磁された円環状の永久磁石でなる
界磁、2は電機子であり三つの突極2aとこれらの突極間
に巻線用の溝2bを有する。電機子の各突極2aの界磁1と
対向する部位には、各巻線用の溝2bの位置に対して(36
0゜/界磁極数=180゜)ずれた部位に上記溝2bと平行な
方向に突部2cが突設され、巻線用の溝2bで生ずるコギン
グ力を上記突部2cによって生ずるコギング力で相殺する
ようになっている。
て、符号1は2極に着磁された円環状の永久磁石でなる
界磁、2は電機子であり三つの突極2aとこれらの突極間
に巻線用の溝2bを有する。電機子の各突極2aの界磁1と
対向する部位には、各巻線用の溝2bの位置に対して(36
0゜/界磁極数=180゜)ずれた部位に上記溝2bと平行な
方向に突部2cが突設され、巻線用の溝2bで生ずるコギン
グ力を上記突部2cによって生ずるコギング力で相殺する
ようになっている。
第13図は従来の回転電機の別の例を示すものであって、
符号5は界磁、6は電機子、6aは電機子の突極、6bは上
記突極間の巻線用の溝である。各突極6aの界磁5と対向
する部位には複数のダミースロット6cが巻線用溝6bと平
行な方向に形成され、巻線用溝6bによって生ずるコギン
グ力を相殺するようになっている。
符号5は界磁、6は電機子、6aは電機子の突極、6bは上
記突極間の巻線用の溝である。各突極6aの界磁5と対向
する部位には複数のダミースロット6cが巻線用溝6bと平
行な方向に形成され、巻線用溝6bによって生ずるコギン
グ力を相殺するようになっている。
(発明が解決しようとする問題点) 界磁の着磁波形を特殊形状にした従来の回転電機では、
所定の着磁波形を得るための着磁の管理が難しく、ま
た、ゴギングが増大するため永久磁石を飽和着磁状態で
使えないので、有効磁束が全体として減少するという問
題がある。
所定の着磁波形を得るための着磁の管理が難しく、ま
た、ゴギングが増大するため永久磁石を飽和着磁状態で
使えないので、有効磁束が全体として減少するという問
題がある。
電機子の突極に突部又はダミースロットを設けた従来の
回転電機では、突極に設ける突部又はダミースロット
を、巻線用溝によるコギング力を相殺するだけの高さ又
は深さによる必要がある。その結果突極と界磁とのギャ
ップが全体として大きくなり、有効磁束が減少して効率
が低下するという問題があった。また突部又はダミース
ロットの分だけ突極全体を電機子本体側に寄せる必要が
あるため巻線スペースが小さくなり、さらに突部を形成
するため巻線用の治具が複雑な形状になるという問題が
ある。
回転電機では、突極に設ける突部又はダミースロット
を、巻線用溝によるコギング力を相殺するだけの高さ又
は深さによる必要がある。その結果突極と界磁とのギャ
ップが全体として大きくなり、有効磁束が減少して効率
が低下するという問題があった。また突部又はダミース
ロットの分だけ突極全体を電機子本体側に寄せる必要が
あるため巻線スペースが小さくなり、さらに突部を形成
するため巻線用の治具が複雑な形状になるという問題が
ある。
本発明はかかる従来の問題点を解消するためになされた
もので、着磁波形や電機子の突極の形状に特別な工夫を
施さなくても有効磁束の減少と効率の低下を防止しなが
らコギング力の低減を図ることができると共に、巻線ス
ペースが小さくなることを防止することができる回転電
磁を提供することを目的とする。
もので、着磁波形や電機子の突極の形状に特別な工夫を
施さなくても有効磁束の減少と効率の低下を防止しなが
らコギング力の低減を図ることができると共に、巻線ス
ペースが小さくなることを防止することができる回転電
磁を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、電機子の中心軸線方向の両側のうちの少なく
とも一方に電機子と平行に併設コアを設け、この併設コ
アの突極は、界磁極数をPとしたとき、界磁と対向する
部位であって上記巻線用の各溝の位置に対して回転方向
へ360゜/Pだけずれた部位若しくは上記巻線用各溝の位
置に対して回転方向へ360゜/P及びその整数倍ずれた部
位に設けられると共に、上記併設コアの突極の回転方向
の最外周部分の寸法と上記電機子の外周部における上記
溝の回転方向の寸法とが略等しいことを特徴とする。
とも一方に電機子と平行に併設コアを設け、この併設コ
アの突極は、界磁極数をPとしたとき、界磁と対向する
部位であって上記巻線用の各溝の位置に対して回転方向
へ360゜/Pだけずれた部位若しくは上記巻線用各溝の位
置に対して回転方向へ360゜/P及びその整数倍ずれた部
位に設けられると共に、上記併設コアの突極の回転方向
の最外周部分の寸法と上記電機子の外周部における上記
溝の回転方向の寸法とが略等しいことを特徴とする。
(作用) 巻線用の溝の部分で生ずるコギング力と、上記巻線用の
各溝の位置に対し360゜/P(ただしPは界磁極数)だけ
ずれた部位若しくは上記巻線用各溝の位置に対して回転
方向へ360゜/P及びその整数倍だけずれた部位に設けら
れた併設コアの突極で生ずるコギング力とは互いに逆向
きとなり、両者のコギング力が相殺される。
各溝の位置に対し360゜/P(ただしPは界磁極数)だけ
ずれた部位若しくは上記巻線用各溝の位置に対して回転
方向へ360゜/P及びその整数倍だけずれた部位に設けら
れた併設コアの突極で生ずるコギング力とは互いに逆向
きとなり、両者のコギング力が相殺される。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本発明に係る回転電機の実施
例を説明する。
例を説明する。
第1図において、符号11は円周方向に偶数極に着磁され
た円環状の永久磁石でなる界磁、12は回転軸14を中心に
界磁11内で回転することができる電機子である。電機子
12の回転中心軸線方向の両側方には併設コア13、13が設
けられている。電機子12と併設コア13の外周面は界磁11
に対向して配置されている。電機子12には適宜の相殺の
コイル16が巻かれている。
た円環状の永久磁石でなる界磁、12は回転軸14を中心に
界磁11内で回転することができる電機子である。電機子
12の回転中心軸線方向の両側方には併設コア13、13が設
けられている。電機子12と併設コア13の外周面は界磁11
に対向して配置されている。電機子12には適宜の相殺の
コイル16が巻かれている。
第1図の例における併設コア13は平坦状に形成されると
共に電機子12の回転中心軸線方向の両側に配設されてい
るが、第2図の例における併設コア17は界磁11との対向
部である外周縁部が鉤状に曲げられて界磁11との対向面
積が広げられ、また回転軸線方向の片側にのみ併設コア
17が配置されている。
共に電機子12の回転中心軸線方向の両側に配設されてい
るが、第2図の例における併設コア17は界磁11との対向
部である外周縁部が鉤状に曲げられて界磁11との対向面
積が広げられ、また回転軸線方向の片側にのみ併設コア
17が配置されている。
第3図乃至第5図は第1図の実施例をさらに詳細に示
す。第3図乃至第5図において、2極に着磁された界磁
11に対して3個の突極12a、12b、12cとこれらの突極間
の巻線用の溝15a、15b、15cを有する電機子12の上記突
極と巻線用の溝が対向配置されている。一方、併設コア
13は界磁11と対向する6個の突極13a、13b、13d、13e、
13fを60゜間隔で有し、これらの突極は、界磁極数をP
としたとき、各巻線用の溝15a、15b、15cの位置を基準
に回転方向へ360゜/P及びその2倍だけずれた部位に設
けられている。より具体的に説明すれば、電機子の突極
12aと軸方向に重なるようにして併設コアの突極13aが、
巻線用の溝15aと軸方向に重なるようにして併設コアの
突極13bが配設され、以下同様に突極12b、巻線用の溝15
b、突極12c、巻線用の溝15cにそれぞれ軸方向に重なる
ようにして併設コアの突極13c、13d、13e、13fが配設さ
れている。巻線用溝15aの位置を基準として配置された
併設コアの突極は13e、13b、巻線用溝15bを基準として
配置された併設コアの突極は13a、13d、巻線用溝15cを
基準として配置された併設コアの突極は13c、13fであ
る。併設コア13の各突極の回転方向の最外周部の寸法を
l2、電機子12の外周部における寸法をl1とするとl2とl1
は略等しくなっている。併設コア13は第1図に示されて
いるように電機子12を挟み中心軸線方向の両側に配置さ
れている。
す。第3図乃至第5図において、2極に着磁された界磁
11に対して3個の突極12a、12b、12cとこれらの突極間
の巻線用の溝15a、15b、15cを有する電機子12の上記突
極と巻線用の溝が対向配置されている。一方、併設コア
13は界磁11と対向する6個の突極13a、13b、13d、13e、
13fを60゜間隔で有し、これらの突極は、界磁極数をP
としたとき、各巻線用の溝15a、15b、15cの位置を基準
に回転方向へ360゜/P及びその2倍だけずれた部位に設
けられている。より具体的に説明すれば、電機子の突極
12aと軸方向に重なるようにして併設コアの突極13aが、
巻線用の溝15aと軸方向に重なるようにして併設コアの
突極13bが配設され、以下同様に突極12b、巻線用の溝15
b、突極12c、巻線用の溝15cにそれぞれ軸方向に重なる
ようにして併設コアの突極13c、13d、13e、13fが配設さ
れている。巻線用溝15aの位置を基準として配置された
併設コアの突極は13e、13b、巻線用溝15bを基準として
配置された併設コアの突極は13a、13d、巻線用溝15cを
基準として配置された併設コアの突極は13c、13fであ
る。併設コア13の各突極の回転方向の最外周部の寸法を
l2、電機子12の外周部における寸法をl1とするとl2とl1
は略等しくなっている。併設コア13は第1図に示されて
いるように電機子12を挟み中心軸線方向の両側に配置さ
れている。
第5図に示されているように界磁11に対し電機子及び併
設コアが右側に相対的に移動するものとする。いま、第
5図に示されているように界磁11の一つの中性点Aから
電機子の突極12aが離れようとし、界磁11の別の中性点
B、Cに対して併設コアの突極13c、13fが入ろうとして
いるものとすると、上記中性点Aと、中性点B及びCで
コギング力が生ずる。中性点Aで生ずるコギング力と中
性点B、Cで生ずるコギング力は互いに逆向きであり、
コギング力は全体として相殺される。また逆に一つの中
性点に対して電機子の一つの突極が入ろうとするときは
併設コアの二つの突極が二つの中性点から離れようと
し、電機子の一つの突極と併設コアの二つの突極によっ
て生ずるコギング力が相殺されてコギング力が全体とし
て相殺される。
設コアが右側に相対的に移動するものとする。いま、第
5図に示されているように界磁11の一つの中性点Aから
電機子の突極12aが離れようとし、界磁11の別の中性点
B、Cに対して併設コアの突極13c、13fが入ろうとして
いるものとすると、上記中性点Aと、中性点B及びCで
コギング力が生ずる。中性点Aで生ずるコギング力と中
性点B、Cで生ずるコギング力は互いに逆向きであり、
コギング力は全体として相殺される。また逆に一つの中
性点に対して電機子の一つの突極が入ろうとするときは
併設コアの二つの突極が二つの中性点から離れようと
し、電機子の一つの突極と併設コアの二つの突極によっ
て生ずるコギング力が相殺されてコギング力が全体とし
て相殺される。
上記実施例によれば、界磁の着磁波形を特殊形状にする
必要はなく、全体として飽和着磁すればよいので、着磁
の管理が容易であると共に充分な磁束を得ることができ
る。また電機子の各突極の界磁との対向面に突部を設け
る必要がなく、またダミースロットを設ける必要もない
から、各突極が全体として電機子本体側に後退すること
はない。よって、有効磁束の減少を防止することができ
るし、巻線スペースが制限されず、効率の低下を防止し
つつコギング力の低減を図ることができる。
必要はなく、全体として飽和着磁すればよいので、着磁
の管理が容易であると共に充分な磁束を得ることができ
る。また電機子の各突極の界磁との対向面に突部を設け
る必要がなく、またダミースロットを設ける必要もない
から、各突極が全体として電機子本体側に後退すること
はない。よって、有効磁束の減少を防止することができ
るし、巻線スペースが制限されず、効率の低下を防止し
つつコギング力の低減を図ることができる。
併設コアの突極の配置位置は、一般的には巻線用の各溝
の位置に対して回転方向へ360゜/Pだけずれた部位若し
くは巻線用の各溝の位置に対して回転方向へ360゜/P及
びその整数倍だけずれた位置であればよく、一つの巻線
用の溝に対する併設コアの突極数は一つであってもよい
し、上記実施例のように複数であってもよい。
の位置に対して回転方向へ360゜/Pだけずれた部位若し
くは巻線用の各溝の位置に対して回転方向へ360゜/P及
びその整数倍だけずれた位置であればよく、一つの巻線
用の溝に対する併設コアの突極数は一つであってもよい
し、上記実施例のように複数であってもよい。
第6図は一つの巻線用の溝に対して併設コアの突極を1
個設ける場合の併設コアの例を示す。第6図において、
併設コア18は三つの突極18a、18b、18cを有する。この
各突極は、電機子の各巻線用の溝の位置に対して回転方
向へ360゜/P=180゜だけずれた部位に設けられている。
即ち、電機子の構成が第3図の場合と同じとすると、巻
線用溝15aに対応する突極は18c、巻線用溝15bに対応す
る突極は18a、巻線用溝15cに対応する突極は18bであ
る。
個設ける場合の併設コアの例を示す。第6図において、
併設コア18は三つの突極18a、18b、18cを有する。この
各突極は、電機子の各巻線用の溝の位置に対して回転方
向へ360゜/P=180゜だけずれた部位に設けられている。
即ち、電機子の構成が第3図の場合と同じとすると、巻
線用溝15aに対応する突極は18c、巻線用溝15bに対応す
る突極は18a、巻線用溝15cに対応する突極は18bであ
る。
第6図の併設コアを用いた場合も、巻線用溝で生ずるコ
ギング力を併設コアの突極で生ずるコギング力で相殺す
ることができる。この実施例では一つの巻線用溝に対す
る併設コアの突極数が少ないので、併設コアは電機子の
中心軸線方向の両側に配置し、あるいは併設コアの厚さ
を厚くする等の対策をとることが望ましい。
ギング力を併設コアの突極で生ずるコギング力で相殺す
ることができる。この実施例では一つの巻線用溝に対す
る併設コアの突極数が少ないので、併設コアは電機子の
中心軸線方向の両側に配置し、あるいは併設コアの厚さ
を厚くする等の対策をとることが望ましい。
第7図、第8図は、4極に着磁された界磁21と、3個の
突極22a、22b、22cとこれら突極間の巻線用の溝25a、25
b、25cを有する電機子22とを具備し、一つの巻線用の溝
に対して併設コアの突極を4個ずつ配置した例を示す。
符号24は回転軸である。併設コア23は30゜間隔で合計12
個の突極を有する。併設コア23の突極は、電機子22の各
巻線用の溝25a、25b、25cの位置に対して回転方向へ360
゜/P及びその整数倍、即ち360゜/4=90゜と、その2倍
である180゜と、90゜の3倍である270゜と、90゜の4倍
である360゜の各部位に配置されている。具体的には、
巻線用の溝25aを基準として設けられた併設コアの突極
は23aで示される4個の突極であり、巻線用の溝25bを基
準として設けられた併設コアの突極は23bで示される4
個の突極であり、巻線用の溝25cを基準として設けられ
た併設コアの突極は23cで示される4個の突極である。
併設コア23の各突極の回転方向の寸法と各巻線用の溝の
回転方向の寸法は略等しくなっている。
突極22a、22b、22cとこれら突極間の巻線用の溝25a、25
b、25cを有する電機子22とを具備し、一つの巻線用の溝
に対して併設コアの突極を4個ずつ配置した例を示す。
符号24は回転軸である。併設コア23は30゜間隔で合計12
個の突極を有する。併設コア23の突極は、電機子22の各
巻線用の溝25a、25b、25cの位置に対して回転方向へ360
゜/P及びその整数倍、即ち360゜/4=90゜と、その2倍
である180゜と、90゜の3倍である270゜と、90゜の4倍
である360゜の各部位に配置されている。具体的には、
巻線用の溝25aを基準として設けられた併設コアの突極
は23aで示される4個の突極であり、巻線用の溝25bを基
準として設けられた併設コアの突極は23bで示される4
個の突極であり、巻線用の溝25cを基準として設けられ
た併設コアの突極は23cで示される4個の突極である。
併設コア23の各突極の回転方向の寸法と各巻線用の溝の
回転方向の寸法は略等しくなっている。
上記実施例では、一つの巻線用の溝に対し併設コアの突
極数が4個で前述の実施例の場合よりも多くなってい
て、一つの巻線用溝によって生ずるコギング力を併設コ
アの4個の突極で生ずるコギング力で相殺するようにな
っているため、中心軸線方向において電機子の片側にの
み併設コアを配置すれば足りる。
極数が4個で前述の実施例の場合よりも多くなってい
て、一つの巻線用溝によって生ずるコギング力を併設コ
アの4個の突極で生ずるコギング力で相殺するようにな
っているため、中心軸線方向において電機子の片側にの
み併設コアを配置すれば足りる。
第9図、第10図は電機子の各突極間の巻線用の溝内に補
極を設けたものの実施例である。第9図、第10図におい
て、2極に着磁された円環状界磁31に対向して電機子32
の3個の突極32aが配置されており、これらの突極間に
は巻線用の溝35があり、これらの溝35内にはこれらの溝
35を二分するようにして補極32bが配置されている。電
機子32は回転軸34により界磁31に対して回転する。電機
子32の中心軸線方向の少なくとも一方には併設コア33が
設けられている。併設コア33は3個の突極33aを有す
る。即ち、併設コア33の上記突極33aは一つの巻線用の
溝に対して一つずつ設けられ、各巻線用の溝35の位置に
対して回転方向へ360゜/P=180゜だけずれた部位に設け
られている。そして、一つの巻線用の溝35によって生ず
るコギング力と、上記溝内の補極32bによって生ずるコ
ギング力は互いに逆向きのため、併設コア33の各突極33
aは回転方向の中央部で補極32bの回転方向の寸法に相当
する寸法の溝33bで二分され、巻線用の溝35の部分で生
ずるコギング力と補極32bの溝33bの部分で生ずるコギン
グ力の両者の相殺できるようになっている。各溝33bで
分割された併設コア33の各突極33aの各分割片の回転方
向の寸法l2は、各補極32bで分割された各巻線用溝35の
各分割部分の回転方向の寸法l1と略等しくなっている。
この実施例の場合も前述の実施例と同様のコギング低減
効果その他の効果を奏する。
極を設けたものの実施例である。第9図、第10図におい
て、2極に着磁された円環状界磁31に対向して電機子32
の3個の突極32aが配置されており、これらの突極間に
は巻線用の溝35があり、これらの溝35内にはこれらの溝
35を二分するようにして補極32bが配置されている。電
機子32は回転軸34により界磁31に対して回転する。電機
子32の中心軸線方向の少なくとも一方には併設コア33が
設けられている。併設コア33は3個の突極33aを有す
る。即ち、併設コア33の上記突極33aは一つの巻線用の
溝に対して一つずつ設けられ、各巻線用の溝35の位置に
対して回転方向へ360゜/P=180゜だけずれた部位に設け
られている。そして、一つの巻線用の溝35によって生ず
るコギング力と、上記溝内の補極32bによって生ずるコ
ギング力は互いに逆向きのため、併設コア33の各突極33
aは回転方向の中央部で補極32bの回転方向の寸法に相当
する寸法の溝33bで二分され、巻線用の溝35の部分で生
ずるコギング力と補極32bの溝33bの部分で生ずるコギン
グ力の両者の相殺できるようになっている。各溝33bで
分割された併設コア33の各突極33aの各分割片の回転方
向の寸法l2は、各補極32bで分割された各巻線用溝35の
各分割部分の回転方向の寸法l1と略等しくなっている。
この実施例の場合も前述の実施例と同様のコギング低減
効果その他の効果を奏する。
第11図も電機子の各突極間の巻線用の溝内に補極を有す
る場合の併設コアの例を示す。第9図、第10図の例と同
様に2極着磁された界磁31と3極構成の電機子とを有す
るものとすると、第11図の併設コア37は一つの巻線用溝
に対し併設コア37の突極37aが2個ずつ配置される。即
ち、各巻線用溝の位置に対して回転方向へ360゜/P及び
その2倍だけずれた位置に併設コア37の突極37aが配置
される。この例の場合も併設コア37の各突極37aは電機
子の各補極に対応する溝37bで二分されている。併設コ
アの二分された各突極の各分割片の回転方向の寸法は各
補極で二分された各巻線用の溝の各分割部分の回転方向
の寸法と略等しくなっている。この実施例の場合も第9
図、第10図の実施例と同様の作用効果を奏する。
る場合の併設コアの例を示す。第9図、第10図の例と同
様に2極着磁された界磁31と3極構成の電機子とを有す
るものとすると、第11図の併設コア37は一つの巻線用溝
に対し併設コア37の突極37aが2個ずつ配置される。即
ち、各巻線用溝の位置に対して回転方向へ360゜/P及び
その2倍だけずれた位置に併設コア37の突極37aが配置
される。この例の場合も併設コア37の各突極37aは電機
子の各補極に対応する溝37bで二分されている。併設コ
アの二分された各突極の各分割片の回転方向の寸法は各
補極で二分された各巻線用の溝の各分割部分の回転方向
の寸法と略等しくなっている。この実施例の場合も第9
図、第10図の実施例と同様の作用効果を奏する。
コギング力低減のための併設コアの突極の配置位置は巻
線用の溝と同位相である必要がある。かかる場合、併設
コアの突極の回転方向の最外周部分の寸法と電機子の外
周部における溝の回転方向の寸法とを略等しくすること
により、巻線用溝によって発生するコギングトルクの位
相と併設コアの突極によって発生するコギングトルクの
位相とを揃えることができ、高いコギングトルクの低減
効果を得ることができる。併設コアの突極の回転方向の
最外周部分の寸法と電機子の外周部における溝の回転方
向の寸法とを略等しくするとは厳密に等しくしなくとも
位相がずれない程度に等しければよいことを意味する。
ここで、界磁の磁極数をP、電機子の巻線用の溝数を
M、PとMの最大公約数をQとしたとき、 P・M/Q の関係をもって併設コアの突極を配置すればコギング力
を低減することができる。この場合の一つの巻線用溝に
対する併設コアの突極数はP/Qとなる。P/Qを2以上とす
れば併設コアは薄くても大きなコギング低減効果があ
る。また第2図の例における突極17のように、併設コア
の突極を鉤状に曲げてこれを界磁に対向させるようにす
れば界磁との対向面積を広くすることができるので、併
設コアはさらに薄型にすることができる。
線用の溝と同位相である必要がある。かかる場合、併設
コアの突極の回転方向の最外周部分の寸法と電機子の外
周部における溝の回転方向の寸法とを略等しくすること
により、巻線用溝によって発生するコギングトルクの位
相と併設コアの突極によって発生するコギングトルクの
位相とを揃えることができ、高いコギングトルクの低減
効果を得ることができる。併設コアの突極の回転方向の
最外周部分の寸法と電機子の外周部における溝の回転方
向の寸法とを略等しくするとは厳密に等しくしなくとも
位相がずれない程度に等しければよいことを意味する。
ここで、界磁の磁極数をP、電機子の巻線用の溝数を
M、PとMの最大公約数をQとしたとき、 P・M/Q の関係をもって併設コアの突極を配置すればコギング力
を低減することができる。この場合の一つの巻線用溝に
対する併設コアの突極数はP/Qとなる。P/Qを2以上とす
れば併設コアは薄くても大きなコギング低減効果があ
る。また第2図の例における突極17のように、併設コア
の突極を鉤状に曲げてこれを界磁に対向させるようにす
れば界磁との対向面積を広くすることができるので、併
設コアはさらに薄型にすることができる。
本発明は回転型の電動機及び発電機に適用できる。界磁
と電機子はいずれか一方が他方に対して回転すればよ
く、またアウターロータ型でもインナーロータ型でも差
支えない。
と電機子はいずれか一方が他方に対して回転すればよ
く、またアウターロータ型でもインナーロータ型でも差
支えない。
(発明の効果) 本発明によれば、電機子側に併設コアを設け、この併設
コアの突極を巻線用の各溝の位置に対して回転方向へ36
0゜/Pだけずれた部位若しくは上記巻線用各溝の位置に
対して回転方向へ360゜/P及びその整数倍だけずれた部
位に設けることによってコギング力の低減を図ったた
め、界磁の着磁波形を特殊形状にする必要がないし、電
機子の界磁との対向面に界磁の方に向かう突出部やダミ
ースロットを設ける必要もないから、有効磁束の減少と
効率の低下を防止しながらコギング力の低減を図ること
ができる。また巻線スペースを広くとることができるた
め、巻線がしやすく、電機子の磁力を大きくすることも
できる。界磁と対向する電機子の表面は突出部がなく平
坦に形成することができるため、巻線治具の形状を単純
化することができる。
コアの突極を巻線用の各溝の位置に対して回転方向へ36
0゜/Pだけずれた部位若しくは上記巻線用各溝の位置に
対して回転方向へ360゜/P及びその整数倍だけずれた部
位に設けることによってコギング力の低減を図ったた
め、界磁の着磁波形を特殊形状にする必要がないし、電
機子の界磁との対向面に界磁の方に向かう突出部やダミ
ースロットを設ける必要もないから、有効磁束の減少と
効率の低下を防止しながらコギング力の低減を図ること
ができる。また巻線スペースを広くとることができるた
め、巻線がしやすく、電機子の磁力を大きくすることも
できる。界磁と対向する電機子の表面は突出部がなく平
坦に形成することができるため、巻線治具の形状を単純
化することができる。
第1図は本発明に係る回転電機の一実施例を示す一部断
面正面図、第2図は本発明に係る回転電機の別の実施例
を示す一部断面正面図、第3図は第1図の実施例の電機
子の部分を示す平面図、第4図は同上実施例の併設コア
の部分を示す平面図、第5図は同じく界磁と電機子部分
の関係を示す展開図、第6図は本発明に適用可能な併設
コアの別の例を示す平面図、第7図は本発明のさらに別
の実施例を示す電機子部分の平面図、第8図は同上実施
例の併設コアの部分の平面図、第9図は本発明のさらに
別の実施例を示す電機子部分の平面図、第10図は同上実
施例の併設コアの部分の平面図、第11図は本発明に適用
可能な併設コアのさらに別の例を示す平面図、第12図は
従来の回転電機の例を示す平面図、第13図は従来の回転
電機の別の例を示す平面図である。 11、21、31……界磁、12、22、32……電機子、13、17、
18、23、33、37……併設コア、12a、12b、12c、22a、22
b、22c、32a……電機子の突極、15a、15b、15c、25a、2
5b、25c、35……巻線用の溝、13a、13b、13c、18a、18
b、18c、23a、23b、23c、33a、37a……併設コアの突
極。
面正面図、第2図は本発明に係る回転電機の別の実施例
を示す一部断面正面図、第3図は第1図の実施例の電機
子の部分を示す平面図、第4図は同上実施例の併設コア
の部分を示す平面図、第5図は同じく界磁と電機子部分
の関係を示す展開図、第6図は本発明に適用可能な併設
コアの別の例を示す平面図、第7図は本発明のさらに別
の実施例を示す電機子部分の平面図、第8図は同上実施
例の併設コアの部分の平面図、第9図は本発明のさらに
別の実施例を示す電機子部分の平面図、第10図は同上実
施例の併設コアの部分の平面図、第11図は本発明に適用
可能な併設コアのさらに別の例を示す平面図、第12図は
従来の回転電機の例を示す平面図、第13図は従来の回転
電機の別の例を示す平面図である。 11、21、31……界磁、12、22、32……電機子、13、17、
18、23、33、37……併設コア、12a、12b、12c、22a、22
b、22c、32a……電機子の突極、15a、15b、15c、25a、2
5b、25c、35……巻線用の溝、13a、13b、13c、18a、18
b、18c、23a、23b、23c、33a、37a……併設コアの突
極。
Claims (1)
- 【請求項1】偶数極に着磁された界磁と、この界磁に対
向して配設された突極及び巻線用の溝を有する電機子と
を備え、上記界磁と電機子のうちの一方を他方に対して
回転させる回転電機において、上記電機子の中心軸線方
向の両側のうちの少なくとも一方に電機子と平行に併設
コアを設け、この併設コアの突極は、界磁極数をPとし
たとき、界磁と対向する部位であって上記巻線用の各溝
の位置に対して回転方向へ360゜/Pだけずれた部位若し
くは上記巻線用各溝の位置に対して回転方向へ360゜/P
及びその整数倍ずれた部位に設けられると共に、上記併
設コアの突極の回転方向の最外周部分の寸法と上記電機
子の外周部における上記溝の回転方向の寸法とが略等し
いことを特徴とする回転電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62002926A JPH0783577B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62002926A JPH0783577B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 回転電機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63174537A JPS63174537A (ja) | 1988-07-19 |
| JPH0783577B2 true JPH0783577B2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=11542942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62002926A Expired - Lifetime JPH0783577B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 回転電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0783577B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0742637A (ja) * | 1993-07-28 | 1995-02-10 | Yamaha Motor Co Ltd | 4サイクルエンジンの吸気装置 |
| JP3395071B2 (ja) * | 1996-04-25 | 2003-04-07 | ミネベア株式会社 | モータ構造 |
| JP2018110498A (ja) * | 2017-01-05 | 2018-07-12 | 多摩川精機株式会社 | 回転型差動変圧器 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58119754A (ja) * | 1982-12-29 | 1983-07-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動機 |
-
1987
- 1987-01-09 JP JP62002926A patent/JPH0783577B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63174537A (ja) | 1988-07-19 |
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