JPH0783770A - 回転速度検出装置およびトルク検出装置 - Google Patents

回転速度検出装置およびトルク検出装置

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JPH0783770A
JPH0783770A JP3377494A JP3377494A JPH0783770A JP H0783770 A JPH0783770 A JP H0783770A JP 3377494 A JP3377494 A JP 3377494A JP 3377494 A JP3377494 A JP 3377494A JP H0783770 A JPH0783770 A JP H0783770A
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JP
Japan
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shaft member
rotary shaft
magnetic
torque
signal
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JP3377494A
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English (en)
Inventor
Yoriichi Tsuji
頼一 辻
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で小型化に適し、軸継ぎ手等によ
り検出装置を結合することなしに、回転軸部材の任意の
部位において該回転軸部材の回転速度を高い精度をもっ
て検出することができる回転速度検出装置を提供する。 【構成】 回転軸部材1の周面部に形成された磁気記録
層2と、該磁気記録層2と対向するように回転軸部材1
の周面に近接して配置された磁気ヘッド3と、回転軸部
材1が静止している状態で磁気ヘッド3を介して磁気記
録層2に信号を記録する記録手段4と、磁気ヘッド3を
介して前記信号を再生する再生手段5と、該再生手段5
により再生される信号の波形ピークの最上限と最下限と
の間の時間間隔tP-P を検出するピーク幅検出手段6
と、該ピーク幅検出手段6により検出された時間間隔t
P-P に基づいて、回転軸部材1の回転速度を算出する回
転速度算出手段7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の動力伝達軸
のような回転軸部材の回転速度を検出するための回転速
度検出装置および前記回転軸部材に作用するトルクを検
出するためのトルク検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転軸部材の回転速度を検出
するための装置として、磁気式、光学式のロータリエン
コーダが知られている。
【0003】これらのロータリエンコーダにより回転軸
部材の回転速度を検出するためには、これらのエンコー
ダを軸継ぎ手等を介して回転軸部材に結合する必要があ
る。したがって、回転軸部材に機械加工を施すことなし
に任意の部位で回転速度を検出することは不可能である
から、自動車等の動力伝達軸のように、回転軸部材およ
びその周辺の形態が複雑な場合、回転速度検出装置の装
着上の制約は大きな問題となる。
【0004】一方、回転軸部材に作用するトルクを検出
するトルク検出装置としては、トルク負荷による回転軸
部材の捩れ角を測定し、その捩れ角からトルクを求める
装置が従来より広く知られている。より具体的には、測
定対象である回転軸部材に、軸方向に所定距離だけ離し
て少なくとも2つのロータリーエンコーダを配設したも
のが知られている。すなわち、個々のエンコーダからの
検出信号の位相差Δtから捩れ角を求め、トルクに換算
するというものである。
【0005】このような目的に使用されるエンコーダと
しては、上述の磁気式、光学式のロータリエンコーダが
あるが、この場合にも、これらを自動車用のトルク検出
装置に適用するには、捩れ角を検出するために回転軸部
材にスリット、歯車等を設ける必要があるから、回転軸
部材の機械加工を必要とするとともに、装置が大きく重
くなり、またロータリーエンコーダを取り付ける作業を
行う際に不可避の取付誤差を生じるという問題がある。
【0006】上記以外にも、回転軸部材の捩れに基づい
てトルクを検出する方法としては、歪みにより電気抵抗
が変化する歪みゲージ式、応力の作用により磁化が変化
する磁歪効果を用いる磁歪式などがあるが、歪みゲージ
式においては歪みゲージの接着方法や信号の取出方法に
問題があり、磁歪式においては回転軸部材に磁歪材料を
接着したり、軸部材そのものに溝を設ける等の機械加工
を施す必要がある。
【0007】以上の問題を解決する手段として、本発明
者等は、先に特願平3−248052号明細書におい
て、新規なトルク検出装置を提案した。
【0008】このトルク検出装置では、回転軸部材の周
面部に磁気記録層が設けられ、この磁気記録層と対向す
るように回転軸部材の周面に近接して、かつ該回転軸部
材の軸線方向に所定間隔をおいて、第1および第2磁気
ヘッドが配置され、さらに、第1磁気ヘッドに対して回
転軸部材の周方向に所定角度θ0 をおいて第3磁気ヘッ
ドが配置されている。
【0009】そして、無負荷時に、第1、第2磁気ヘッ
ドにより同一位相の位置信号を上記磁気記録層に記録
し、負荷が作用しているトルク検出時には、第1および
第2磁気ヘッドからそれぞれ再生される位置信号相互間
の位相差Δtと、第1および第3磁気ヘッドからそれぞ
れ再生される位置信号相互間の時間差tと、所定角度θ
0 とに基づいて回転軸部材の捩れ角θを求め、この捩れ
角θからトルクTを検出するようになっている。
【0010】このような構成を有するトルク検出装置に
おいては、特に回転軸部材の機械加工を必要とせず、小
型で簡単な構成のトルク検出装置を実現することがで
き、かつ、位置信号を随時書き替えることが可能であ
り、取り付け誤差や経時変化に起因する誤差のない正確
なトルク検出が可能になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、先願発
明によるトルク検出装置は、数々の長所を備えているも
のであるが、以下に述べるような問題も有している。
【0012】すなわち、先願発明によるトルク検出装置
では、3個の磁気ヘッドを使用する必要があり、さら
に、上記第1、第3ヘッドの配置角度を規定して配置す
る必要があるため、構成が複雑でかつ組み付けが繁雑に
なるという問題がある。
【0013】また、3系統の再生系を必要とするため、
回路的にも複雑になり、かつ再生系相互間に誤差を生じ
るという問題もある。
【0014】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであって、上記先願発明が有する数々の長所を
損うことなしに、より構成の簡単なトルク検出装置と、
このトルク検出装置の基本原理を利用した回転速度検出
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による回転速度検
出装置は、請求項1に記載されているように、回転軸部
材の周面部に形成された磁気記録層と、該磁気記録層と
対向するように前記回転軸部材の周面に近接して配置さ
れた磁気ヘッドと、前記回転軸部材が静止している状態
で前記磁気ヘッドを介して前記磁気記録層に信号を記録
する記録手段と、前記磁気ヘッドを介して前記信号を再
生する再生手段と、該再生手段により再生される信号の
波形ピークの最上限と最下限との間の時間間隔tP-P
検出するピーク幅検出手段と、該ピーク幅検出手段によ
り検出された時間間隔tP-P に基づいて、前記回転軸部
材の回転速度を算出する回転速度算出手段と、を備えて
なることを特徴とするものである。
【0016】また、本発明によるトルク検出装置は、請
求項2に記載されているように、前記回転軸部材の周面
部に形成された磁気記録層と、該磁気記録層と対向する
ように前記回転軸部材の周面に近接して、かつ該回転軸
部材の軸線方向に所定間隔をおいて配置された第1およ
び第2磁気ヘッドと、前記回転軸部材が静止している状
態で前記第1および第2磁気ヘッドを介して前記磁気記
録層に位置信号を記録する記録手段と、前記各磁気ヘッ
ドを介して位置信号を再生する再生手段と、該再生手段
により再生された前記第1および第2磁気ヘッドからの
位置信号相互間の位相差Δtを検出する位相差検出手段
と、前記再生手段により再生された前記第1および第2
磁気ヘッドからの位置信号のうちの少なくとも一方の再
生信号の波形ピークの最上限と最下限との間の時間間隔
P-P を検出するピーク幅検出手段と、前記位相差検出
手段により検出された位相差Δtと前記ピーク幅検出手
段により検出された時間間隔tP-P とに基づいて、前記
回転軸部材の捩れ角θを算出し、かつ該捩れ角θに基づ
いて、前記回転軸部材に作用するトルクTを算出するト
ルク算出手段と、を備えてなることを特徴とするもので
ある。
【0017】さらに、本発明によるトルク検出装置は、
請求項3に記載されているように、請求項2の構成に加
えて、前記位置信号の磁化領域の前記回転軸部材の周方
向に関する占有角度αを演算する基準角度演算手段を備
え、前記トルク算出手段が、前記位相差検出手段により
検出された位相差Δtと、前記ピーク幅検出手段により
検出された時間間隔tP-P と、前記基準角度演算手段に
より演算された占有角度αとに基づいて、前記回転軸部
材の捩れ角θを算出し、該捩れ角θに基づいて、前記回
転軸部材に作用するトルクTを算出することを特徴とす
るものである。
【0018】本発明によるトルク検出装置の1つの態様
によれば、請求項4に記載されているように、前記基準
角度演算手段が、前記再生手段により再生された前記第
1および第2磁気ヘッドからの位置信号のうちの少なく
とも一方の再生信号に基づき検出された、前記回転軸部
材が1回転する時間tREV.と、その再生波形の最上限と
最下限との間の時間間隔tP-P 0とにより、前記占有角
度αを演算するように構成されている。
【0019】本発明によるトルク検出装置の他の態様に
よれば、請求項5に記載されているように、前記第1お
よび第2磁気ヘッドの記録面とは異なる位置に、前記磁
気記録層と対向するように前記回転軸部材の周面に近接
して第3磁気ヘッドが配置され、該第3磁気ヘッドを介
して前記回転軸部材の周面上の1箇所に位置信号を記録
する記録手段を備え、前記基準角度演算手段は、前記第
3磁気ヘッドを介して再生された前記回転軸部材が1回
転する時間tREV.と、前記第1および第2磁気ヘッドか
らの位置信号のうちの少なくとも一方の再生信号に基づ
き検出された再生波形の最上限と最下限との間の時間間
隔tP-P 0とにより、前記占有角度αを演算するように
構成されている。
【0020】
【作用および発明の効果】請求項1に記載されている、
本発明による回転速度検出装置における回転速度検出原
理は下記の通りである。
【0021】先ず、回転軸部材が静止している状態で、
記録手段から磁気ヘッドに所定の直流電流を記録信号と
して出力し、磁気記録層に信号を磁気記録する。この
際、磁気記録層は、使用する磁気ヘッドの構造および磁
気記録層の材質によって定まる磁気特性と、磁気ヘッド
と磁気記録層との相対的配置関係と、磁気ヘッドに印加
される記録電流とによって定まる特定の領域が磁化され
る。磁気ヘッドと磁気記録層とが相対的に静止した状態
で記録を行う場合、上述した諸条件が一定であれば、磁
化領域の大きさは一義的に定まるものであり、記録信号
の電流値および通電時間によって所定値に決定すること
ができる。
【0022】回転軸部材が角速度ω( rad/sec)で回転し
ている場合、上述の手段によって記録された信号を磁気
ヘッドを介して上記再生手段により再生すると、再生信
号の波形は、図2のS1に示すように、マイナス方向の
ピーク(最下限)とプラス方向のピーク(最上限)とを
有するものとなる。ここで、記録信号により決定され
る、磁化領域の回転軸部材の周方向に沿った幅をW(m
m)とすると、回転軸部材の角速度ωと、再生信号S1
の波形ピークの最下限と最上限と間の時間間隔t
P-P (sec)との関係は、下記の式(1)によって表され
る。
【0023】 1/ω=r・tP-P /W (1) ここで、rは回転軸部材の半径である。
【0024】上述のように、磁化領域の幅Wは記録信号
の電流値および通電時間によって定まるものであるか
ら、所定の条件で磁気記録層に記録した信号の再生波形
S1の波形ピークの最下限と最上限と間の時間間隔t
P-P を検出することによって、回転軸部材の回転速度を
求めることができる。
【0025】本発明による回転速度検出装置は、回転軸
部材が静止している状態で磁気ヘッドを介して磁気記録
層に信号を記録する記録手段と、前記磁気ヘッドを介し
て前記信号を再生する再生手段と、該再生手段により再
生される信号の波形ピークの最上限と最下限との間の時
間間隔tP-P を検出するピーク幅検出手段とを備えてお
り、該ピーク幅検出手段により検出された時間間隔t
P-P に基づいて、前記回転軸部材の回転速度を算出する
ように構成されているので、単一の磁気ヘッドを設ける
のみで、回転軸部材の回転速度を検出することができ
る。
【0026】したがって、構成が簡単で小型化に適し、
軸継ぎ手等により検出装置を結合することなしに、回転
軸部材の任意の部位において該回転軸部材の回転速度を
高い精度をもって検出することができる。
【0027】また、本発明による回転速度検出装置にお
いては、回転軸部材それ自体が磁気記録可能な磁性材料
である場合には、回転軸部材の周面上に磁気記録層を付
加的に形成する必要がなく、回転軸部材の表面部を磁気
記録層とすることが可能であり、回転軸部材に何等機械
加工を施すことのない回転速度検出装置を実現すること
ができる。
【0028】次に、請求項2に記載されている、本発明
によるトルク検出装置におけるトルク検出原理は下記の
通りである。
【0029】先ず、回転軸部材が負荷から開放されて静
止している状態で、第1および第2磁気ヘッドに直流を
流して磁気記録層に同一の位置信号を記録する。
【0030】回転軸部材が回転して該回転軸部材にトル
クが作用している負荷状態では、第1および第2磁気ヘ
ッドを介して再生される信号の波形は、図5のSa1,
Sb1に示すように、トルクの作用により生じる回転軸
部材の捩じれと再生時の回転軸部材の回転速度とに応じ
て位相がΔtだけずれた波形となる。ここで、再生信号
Sa1(またはSb1)の波形ピークの最上限と最下限
との間の時間間隔tP-P は、上述した回転速度検出装置
の場合と同様に、回転軸部材の角速度ωに対して式
(1)に示す関係にある。
【0031】したがって、位置信号の記録時において磁
化領域の回転軸部材の周方向に沿った幅が所定値Wとな
るように記録信号を設定すれば、回転軸部材の捩れ角θ
は、波形ピークの最上限と最下限との間の時間間隔t
P-P と位相差Δtとに基づき、式(2)により算出する
ことができる。
【0032】 θ=Δt・ω=Δt・W/(tP-P ・r) (2) さらに、回転軸部材に作用するトルクTは、式(2)に
より求められる捩れ角θに基づいて式(3)により算出
することができる。
【0033】 T=2πG(2r)4 ・θ/64L (3) ここで、Gは回転軸部材の横弾性係数、Lは第1および
第2磁気ヘッドの回転軸部材の軸線方向の配置間隔であ
る。
【0034】このトルク検出装置は、回転軸部材が静止
している状態で、回転軸部材の軸線方向に所定間隔をお
いて配置された第1および第2磁気ヘッドを介して位置
信号を記録する記録手段と、各磁気ヘッドを介して位置
信号を再生する再生手段と、該再生手段により再生され
た前記第1および第2磁気ヘッドからの位置信号相互間
の位相差Δtを検出する位相差検出手段と、前記再生手
段により再生された前記第1および第2磁気ヘッドから
の位置信号のうちの少なくとも一方の再生信号の波形ピ
ークの最上限と最下限との間の時間間隔tP-P を検出す
るピーク幅検出手段とを備えており、前記位相差検出手
段により検出された位相差Δtと前記ピーク幅検出手段
により検出された時間間隔tP-P とに基づいて、前記回
転軸部材の捩れ角θを算出し、かつ該捩れ角θに基づい
て、前記回転軸部材に作用するトルクTを算出するよう
に構成されているので、2個の磁気ヘッドを設けるのみ
で、回転軸部材に作用するトルクを検出することができ
る。
【0035】したがって、構成が簡単で小型化に適し、
軸継ぎ手等により検出装置を結合することなしに、回転
軸部材に作用するトルクを高い精度をもって検出するこ
とができる。
【0036】また、回転軸部材それ自体が磁気記録可能
な磁性材料である場合には、回転軸部材の周面上に磁気
記録層を付加的に形成する必要がなく、回転軸部材の表
面部を磁気記録層とすることが可能であり、回転軸部材
に何等機械加工を施すことのないトルク検出装置を実現
することができる。
【0037】次に、請求項3に記載されている、本発明
によるトルク検出装置におけるトルク検出原理は下記の
通りである。
【0038】先ず、回転軸部材が負荷から開放されて静
止している状態で、第1および第2磁気ヘッドを介して
各磁気記録層の1箇所に位置信号を記録した後、回転軸
部材が所定の回転速度で回転している状態で、第1もし
くは第2磁気ヘッドを介して再生される再生波形ピーク
の最上限と最下限との間の時間間隔をtP-P 0とし、信
号が一度再生されてから再び再生されるまでの時間をt
REV.とすると(図6A参照)、図7に示すように、再生
波形のピークは記録された位置信号の磁化領域の境界部
が磁気ヘッドのギャップを通過した際に生じるものであ
るから、記録された位置信号の磁化領域の大きさに相当
する占有角度α(図8参照)は式(4)により求められ
る。
【0039】 α=(tP-P 0/tREV.)・360(deg) (4) 次に、トルクの作用により回転軸部材の捩れが生じる
と、第1および第2磁気ヘッドを介して再生される信号
は、図6BのSa1,Sb1に示すように、回転軸部材
の捩れと再生時の回転軸部材の回転速度とに応じた位相
差Δtを生じる。そして、上述の占有角度αを求めた位
置信号のこのときの再生波形ピークの最上限と最下限と
の間の時間間隔がtP-P であるとすると、捩れ角θは、
式(5)により算出することができる。
【0040】 θ=α・Δt/tP-P (5) したがって、回転軸部材に作用するトルクTは、上述の
式(3)により算出することができる。
【0041】なお、回転軸部材の周面の複数箇所に位置
信号を記録する場合には、回転軸部材が1回転する時間
REV.を、以上説明した構成により検出することは困難
となる。さらに、記録された各位置信号の磁化領域の大
きさが互いに異なる場合には、それぞれの位置信号に対
して占有角度αを求めるとともに、トルクTの算出時に
は、ピーク幅検出手段により検出された時間間隔tP-P
と基準角度演算手段により演算された占有角度αとが同
一位置信号に対応するものであるか否かを判別する必要
がある。
【0042】このような点に鑑み、第3磁気ヘッドを前
述のように配置して、この第3磁気ヘッドを介して記録
再生を行う信号を演算指標とするように構成すれば、回
転軸部材の周面の複数箇所に位置信号を記録する場合に
おいても、正確な演算を行うことが可能になる。
【0043】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例について説明する。
【0044】(実施例1)図1は、本発明の実施例に係
わる回転速度検出装置を概略的に示す構成図である。
【0045】この回転速度検出装置は、回転軸部材1
(例えば自動車用変速機の出力軸)の回転角速度を検出
する回転速度検出装置であって、回転軸部材1の外周面
上の所定箇所にリング状に形成された磁気記録層2と、
この磁気記録層2と対向するように回転軸部材1の外周
面に近接して配置された磁気ヘッド3と、回転軸部材1
が静止している状態で、磁気ヘッド3を介して磁気記録
層2に信号を記録する記録手段4と、記録された信号を
磁気ヘッド3を介して再生する再生手段5と、該再生手
段5により再生された信号の波形ピークの最上限と最下
限との間の時間間隔tP-P を検出するピーク幅検出手段
6と、上記時間間隔tP-P に基づいて、回転軸部材1の
回転速度を算出する回転速度算出手段7とを備えてい
る。
【0046】上記磁気記録層2は、例えば回転軸部材1
の外周面上に磁気塗料を塗布することにより、あるいは
磁性粉末をプラズマ溶射することにより形成することが
できる。また、上記回転軸部材1が構造用鋼等の磁性材
料により形成されている場合は、回転軸部材1の外周表
面そのものを磁気記録層とすることも可能である。本実
施例においては、検出対象である回転軸部材1が磁性材
料である炭素鋼で構成されており、磁気記録層2を付加
的に形成することなく、回転軸部材1の外周表面を磁気
記録層として用いている。
【0047】次に、本実施例の動作について説明する。
【0048】先ず、回転軸部材1が磁気ヘッド3に対し
て相対的に静止している状態で、記録手段4は、所定の
記録用パルス信号を発生させて磁気ヘッド3に送り、磁
気ヘッド3を介して磁気記録層2上に信号を記録する。
このときの信号の記録は、原理的には磁気記録層2上の
1箇所への記録のみでよいが、回転速度検出間隔(サン
プリング間隔)を考慮すると、記録位置をずらして、か
つ回転軸部材1が磁気ヘッド3に対して相対的に静止し
ている状態で、複数箇所に信号を記録するのが好まし
い。なお、その際の記録位置は必ずしも等間隔である必
要はない。
【0049】磁気ヘッド3に印加される記録信号の電流
値、通電時間等は、磁気記録層2上に記録される信号の
磁化領域が回転軸部材1の周方向に所定の幅Wを有する
ように考慮して決定される。
【0050】次に、回転軸部材1が回転している状態に
おいて、磁気記録層2に記録されている信号が磁気ヘッ
ド3を介して再生信号S1として再生され(図2)、再
生信号S1は、再生手段5で増幅され、かつノイズ成分
が除去されて、ピーク幅検出手段6へ送出される。ピー
ク幅検出手段6においては、入力された信号波形の最上
限のピーク位置と最下限のピーク位置とを判別して(図
2のS2,S3)、この間の時間間隔tP-P を検出し、
この検出信号S4を回転速度算出手段7へ送出する。
【0051】回転速度算出手段7では、ピーク幅検出手
段6により検出された時間間隔tP-P と、磁化領域の幅
Wと、回転軸部材1の半径rとに基づいて、式(1)に
より回転軸部材1の回転速度1/ωを算出する。
【0052】図3は、本実施例の回転速度検出装置によ
り検出された時間間隔tP-P と回転軸部材1の回転速度
(本実施例の回転速度検出装置とは別に磁気式のロータ
リエンコーダを装着して検出したもの)との関係を示す
もので、時間間隔tP-P の検出に基づいて回転速度を精
度良く検出することができることを表している。
【0053】以上説明したように、本実施例によれば、
回転軸部材1の外周面上に形成した磁気記録層2に対
し、回転軸部材1が静止した状態で信号を磁気記録し、
この信号の再生波形の波形ピークの最上限と最下限との
間の時間間隔tP-P に基づいて回転軸部材1の回転速度
を検出するように構成されていることにより、構成が簡
単で小型化に適し、軸継ぎ手等により検出装置を結合す
ることなしに、回転軸部材の任意の部位において該回転
軸部材の回転速度を高い精度をもって検出することが可
能な回転速度検出装置を実現することができる。
【0054】(実施例2)図4は、本発明に係わるトル
ク検出装置の1実施例を概略的に示す構成図である。
【0055】このトルク検出装置は、左端部が駆動源、
右端部が負荷に接続された回転軸部材10(例えば自動
車用自動変速機の出力軸)に作用するトルクを検出する
トルク検出装置であって、回転軸部材10の外周面上の
2箇所を磁気記録層12a,12bとし、これら磁気記
録層12a,12bと対向するように回転軸部材10の
外周面に近接して、かつ該回転軸部材10の軸線方向に
所定間隔Lをおいて、第1および第2磁気ヘッド14
a,14bが配置されている。
【0056】さらに、回転軸部材10が静止している状
態で、第1および第2磁気ヘッド14a,14bを介し
て回転軸部材10に同時に位置信号を記録する記録回路
16(記録手段)と、各磁気ヘッド14a,14bを介
して位置信号を再生する増幅器18、フィルタ回路20
および波形整形回路22からなる再生手段と、該再生手
段により再生された、第1および第2磁気ヘッド14
a,14bからの位置信号相互間の位相差Δtを検出す
る位相差検出回路24(位相差検出手段)と、第1磁気
ヘッド14aから再生される信号の波形ピークの最上限
と最下限との間の時間間隔tP-P を検出するピーク幅検
出回路26(ピーク幅検出手段)と、位相差検出回路2
4により検出された位相差Δtとピーク幅検出回路26
により検出された時間間隔tP-P とに基づいて、回転軸
部材10の捩れ角θを算出し、かつ該捩れ角θに基づい
て、回転軸部材10に作用するトルクTを算出するトル
ク演算回路28(トルク算出手段)とを備えている。
【0057】上記磁気記録層12a,12bは、実施例
1と同様に、例えば回転軸部材10の外周面上に磁気塗
料を塗布することにより、あるいは磁性粉末をプラズマ
溶射することにより形成することができる。また、上記
回転軸部材10が構造用鋼等の磁性材料により形成され
ている場合は、回転軸部材10の外周表面そのものを磁
気記録層とすることも、実施例1と同様に可能である。
さらに、磁気記録層12a,12bは、必ずしも回転軸
部材10の外周面上の2箇所に別個に形成する必要はな
く、両磁気記録層12a,12bを連続して一体に形成
することも可能である。
【0058】次に、本実施例の動作について説明する。
【0059】先ず、回転軸部材10が負荷から解放さ
れ、かつ各磁気ヘッド14a,14bに対して相対的に
静止している状態で、記録回路16は、所定の記録用パ
ルス信号を発生させて各磁気ヘッド14a,14bに同
時に送り、各磁気ヘッド14a,14bを介して磁気記
録層12a,12b上に位置信号をそれぞれ記録する。
このときの位置信号の記録は、原理的には各磁気記録層
12a,12bについてそれぞれ1箇所への記録のみで
よいが、トルク演算のサンプリングタイムを考慮して、
なるべく等間隔で複数箇所に位置信号を記録するのが好
ましい。
【0060】その際、記録回路16で発生させる記録用
パルス信号の電流値、通電時間等は、実施例1と同様
に、磁気記録層12a,12b上に記録される信号の磁
化領域が回転軸部材10の周方向に所定の幅Wを有する
ように考慮して決定される。
【0061】次に、回転している回転軸部材10に負荷
(トルク)が加わった負荷状態において、各磁気記録層
12a,12bに記録されている位置信号を各磁気ヘッ
ド14a,14bを介して再生したときの再生信号Sa
1,Sb1は、図5に示すように、ピークの位相が互い
にΔtだけずれた波形となる。これら各再生信号Sa
1,Sb1は、それぞれ増幅器18に入力され、増幅器
18において所定の増幅度をもって増幅された後、フィ
ルタ回路20において高周波ノイズを除去される。さら
にこれらの信号は、それぞれ波形整形回路22において
矩形波信号Sa2,Sb2に波形整形されて、位相差検
出回路24へ送出されるとともに、磁気ヘッド14aで
再生され、かつフィルタ回路20において高周波ノイズ
を除去された信号は、ピーク幅検出回路26に送出され
る。
【0062】ピーク幅検出回路26においては、入力さ
れた信号波形の最上限のピーク位置と最下限のピーク位
置とを判別して(図5のSa31,Sa32)、この間の時
間間隔tP-P を検出し、この検出信号S4をトルク演算
回路28に送出する。一方、位相差検出回路24におい
ては、矩形波信号Sa2,Sb2間の位相差Δtを検出
し、この検出信号S5をトルク演算回路28に送出す
る。
【0063】トルク演算回路28においては、時間間隔
P-P 、位相差Δtおよび磁化領域の幅Wに基づいて、
前述の式(2)に従い回転軸部材10の捩れ角θを算出
するとともに、この捩れ角θに基づいて、前述の式
(3)に従い回転軸部材10に作用するトルクTを算出
する。
【0064】以上詳述したように、本実施例において
は、回転軸部材10の外周面上に形成された磁気記録層
12a,12bに、2つの磁気ヘッド14a,14bを
介して位置信号を記録し、各磁気ヘッド14a,14b
によって再生される信号に基づいて、回転軸部材10に
作用するトルクTを算出しているから、特願平3−24
8052号明細書によって提案されたトルク検出装置が
備えている長所を損なうことなく、より簡単な構成のト
ルク検出装置を実現できる。
【0065】なお、本実施例においては、第1の磁気ヘ
ッド14aを介して再生された信号の波形ピークの最上
限と最下限との間の時間間隔tP-P を検出するようにし
ているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、第
2の磁気ヘッド14bを介して再生された信号から時間
間隔tP-P を検出するようにしても良い。あるいは、双
方の磁気ヘッド14a,14bを介して再生されるそれ
ぞれの信号波形の最上限と最下限のピーク時間間隔を検
出し、各検出値を演算処理(例えば平均演算)を行った
結果をtP-P とするように構成することも可能である。
【0066】また、本実施例においては、記録用のパル
ス信号を記録回路16から各磁気ヘッド14a,14b
に同時に送出するように構成されているが、記録する信
号にズレが生じないように回転軸部材10の静止状態を
維持したうえで、各磁気ヘッド14a,14bに別々に
記録信号を送出するようにしても良く、さらには、2つ
の磁気ヘッド14a,14bの構造および性能等が互い
に異なる場合には、記録条件を適正化するために、各磁
気ヘッド14a,14bに対し互いに異なる記録信号を
送出するように構成することも可能である。
【0067】(実施例3)図9は、本発明に係わるトル
ク検出装置の第2実施例を概略的に示す構成図である。
【0068】このトルク検出装置も、左端部が駆動源、
右端部が負荷に接続された回転軸部材10(例えば自動
車用自動変速機の出力軸)に作用するトルクを検出する
トルク検出装置であって、回転軸部材10の外周面上の
3箇所に形成された磁気記録層12a,12bおよび1
2dと、磁気記録層12a,12bと対向するように回
転軸部材10の外周面に近接して、かつ該回転軸部材1
0の軸線方向に所定間隔Lをおいて、第1および第2磁
気ヘッド14a,14bと、磁気記録層12dと対向す
るように回転軸部材10の外周面に近接してが配置され
た第3磁気ヘッド14dとを備えている。
【0069】さらに、回転軸部材10が静止している状
態で、第1,第2および第3磁気ヘッド14a,14b
および14dを介して回転軸部材10に位置信号を記録
する記録回路16(記録手段)と、各磁気ヘッド14
a,14bおよび14dを介して位置信号を再生する増
幅器18、フィルタ回路20および波形整形回路22か
らなる再生手段と、該再生手段により再生された、第1
および第2磁気ヘッド14a,14bからの位置信号相
互間の位相差Δtを検出する位相差検出回路24(位相
差検出手段)と、第1磁気ヘッド14aからの位置信号
の再生波形ピークの最上限と最下限との間の時間間隔t
P-P を検出するピーク幅検出回路26(ピーク幅検出手
段)と、回転軸部材10が所定の回転状態にあるときの
ピーク幅検出回路26によって検出された時間間隔t
P-P 0と、第3磁気ヘッド14dからの再生位置信号の
再生間隔tREV.とに基づいて、第1磁気ヘッド14aを
介して磁気記録層12a上に記録された位置信号の占有
角度αを演算する基準角度演算回路29(基準角度演算
手段)と、前記位相差Δt、時間間隔tP-P および占有
角度αに基づいて、回転軸部材10の捩れ角θを算出す
るとともに、この捩れ角θに基づいて、回転軸部材10
に作用するトルクTを算出するトルク演算回路28(ト
ルク算出手段)とを備えている。
【0070】上記磁気記録層12a,12bおよび12
dは、上述した実施例1および2と同様に、例えば回転
軸部材10の外周面上に磁気塗料を塗布することによ
り、あるいは磁性粉末をプラズマ溶射することにより形
成することができる。また、上記回転軸部材10が構造
用鋼等の磁性材料により形成されている場合は、回転軸
部材10の外周表面そのものを磁気記録層とすること
も、実施例1および2と同様に可能である。さらに、磁
気記録層12a,12bおよび12dは、必ずしも回転
軸部材10の外周面上に別個に形成する必要はなく、磁
気記録層12a,12bおよび12dを連続して一体に
形成することも可能である。
【0071】次に、本実施例の動作について説明する。
【0072】先ず、回転軸部材10が負荷から解放さ
れ、かつ各磁気ヘッド14a,14b,14dに対して
相対的に静止している状態で、記録回路16は、所定の
記録用パルス信号を発生させて各磁気ヘッド14a,1
4b,14dに同時に送り、各磁気ヘッド14a,14
b,14dを介して磁気記録層12a,12b,12d
上に位置信号をそれぞれ記録する。このときの位置信号
の記録は、トルク検出のために原理的には各磁気記録層
12a,12b,12dについてそれぞれ1箇所への記
録のみでよいが、複数箇所に位置信号を記録する場合の
2箇所目以降の記録は、第3磁気ヘッド14dを除く磁
気ヘッド14a,14bのみを介して行う。本実施例に
おいては、回転軸部材10の周面上にほぼ90°の間隔
で4箇所に記録している。
【0073】次に、回転軸部材10を回転させて、上述
のような態様で磁気記録層12a,12b,12dに記
録されている位置信号を、第1,第2および第3磁気ヘ
ッド14a,14b,14dを介して再生したときの再
生信号Sa1,Sb1,Sd1は、図10に示すような
波形となる。このとき、回転軸部材10が無負荷状態で
あれば、再生信号Sa1,Sb1は同一位相の波形とな
るが、回転軸部材10にトルクが作用した負荷状態で
は、回転軸部材10に捩れを生じ、再生信号Sa1,S
b1は、トルクに応じた分だけ位相がずれた波形とな
る。
【0074】再生信号Sa1は、増幅器18に入力さ
れ、この増幅器18において増幅された後、フィルタ回
路20において高周波ノイズをカットされ、さらに波形
整形回路22およびピーク幅検出回路26に送出され
る。波形整形回路22においては、信号Sa1の入力タ
イミングに基づいた矩形波信号Sa2に波形整形され
て、位相差検出回路24へ送出される。一方、ピーク幅
検出回路26においては、入力された再生信号Sa1の
信号波形の最上限のピーク位置と最下限のピーク位置と
を判別して)、この間の時間間隔tP-P を検出し、この
検出信号S4を基準角度演算回路29およびトルク演算
回路28に送出する。
【0075】再生信号Sb1は、増幅器18に入力さ
れ、この増幅器18において増幅された後、フィルタ回
路20において高周波ノイズをカットされ、さらに波形
整形回路22において、信号Sb1の入力タイミングに
基づいた矩形波信号Sb2に波形整形されて、位相差検
出回路24に送出される。
【0076】再生信号Sd1は、増幅器18に入力さ
れ、この増幅器18において増幅された後、フィルタ回
路20において高周波ノイズをカットされ、さらに波形
整形回路22に送出される。波形整形回路22において
は、信号Sd1の入力タイミングに基づいた矩形波信号
Sd2に波形整形され、さらに、トルク演算回路28お
よび基準角度演算回路29に送出される。
【0077】基準角度演算回路29においては、連続す
る2つの信号Sd2の入力間隔tREV.を検出するととも
に、入力間隔tREV.を検出する間にピーク幅検出回路2
6により検出される時間間隔tP-P から、第1磁気ヘッ
ド14aを介して磁気記録層12a上に記録された角位
置信号に対して、その占有角度αを演算する。
【0078】いま、図10に示すように、信号Sd2の
立上がりをトリガとして、信号Sd2の次の立上がりま
での間隔がtREV.、その間に検出される信号S4におけ
る時間間隔が順にtP-P 1,tP-P 2,tP-P 3,t
P-P 4であったとすれば、それぞれの記録信号の占有角
度α1,α2,α3,α4は、式(6)によって演算さ
れる。
【0079】 αn=(tP-P n/tREV.)・360(deg) (6) n=1〜4 上式で演算された占有角度αnはトルク演算回路28に
転送され、トルク演算回路28のメモリに検出の順を保
って格納される。
【0080】なお、上記占有角度αnは、原理的にはそ
れぞれの記録位置信号に対し回転軸部材10の1回転分
の検出値を用いて演算して決定することができるが、回
転軸部材10の回転変動等を考慮すると、それぞれの位
置信号について複数回の占有角度αnの演算を行い、そ
の演算結果を平均化した値を最終的な占有角度として設
定することが望ましい。
【0081】また、上記占有角度の演算は、位置信号を
記録した後、トルク検出に先だって上述の動作により一
度演算すれば良く、ピーク幅検出毎に常に行う必要はな
い。位相差検出回路24においては、入力した2つの信
号Sa2,Sb2の位相差Δtを検出し、この検出信号
S5をトルク演算回路28に送出する。
【0082】トルク演算回路28においては、入力され
る時間間隔tP-P および位相差Δtと、メモリに格納さ
れている占有角度αnとに基づいて、信号Sd2の立上
がりをトリガとして順に、式(5)に従い回転軸部材1
0の捩れ角θを算出するとともに、この捩れ角θに基づ
き、回転軸部材10に作用するトルクTを、式(3)に
より算出し、算出値を出力する。
【0083】以上の説明で明らかなように、本実施例の
トルク検出装置によれば、第3磁気ヘッド14dを介し
て再生される位置信号をトリガとして、時間間隔tP-P
を検出する各位置信号の入力順序を定め、その上で占有
角度の演算およびトルクの演算を行うように構成されて
いるので、回転軸部材10の周面上の複数箇所に位置信
号を記録する場合においても、正確に演算を行うことが
可能になる。
【0084】なお、本実施例においては、磁気ヘッド1
4aを介して再生された信号波形の最上限と最下限のピ
ークより時間間隔tP-P を検出するようにしているが、
必ずしもこれに限定されるものではなく、磁気ヘッド1
4bを介して再生される信号から時間間隔tP-P を検出
するようにしても、あるいは、双方の磁気ヘッド141
4a,14bを介して再生されるそれぞれの信号波形の
最上限と最下限のピークの時間間隔を検出し、それぞれ
の検出値を演算処理(例えば平均演算)した結果をt
P-P の値とするように構成することも可能である。
【0085】また、本実施例においては、記録用のパル
スを記録回路16から各磁気ヘッド14a,14bに同
時に送出するように構成されているが、記録する信号に
ずれを生じないように、回転軸部材10が静止した状態
を維持した上で、磁気ヘッド14a,14bに対し別個
に記録用のパルスを送出するようにしても良い。また、
第3磁気ヘッド14dを介しての位置信号の記録は、必
ずしも第1、第2磁気ヘッド14a,14bと同時に行
う必要はなく、その記録位置も、回転軸部材10の周面
上に1箇所記録するのであれば、回転軸部材10の周面
上のどの位置に記録しても差支えない。
【0086】さらに、本実施例においては、第3磁気ヘ
ッド14dが別個に配置されているが、これに代えて、
第1もしくは第2磁気ヘッド14a,14bを、図11
に示すような2つのトラックを有する複合磁気ヘッド1
4adとし、その一方のトラックに第3磁気ヘッドの機
能を担わせるように構成することも可能である。なお、
図11において、30a,30dはコア、31a,31
dはコイル、32はトラック間のシールド板である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる回転速度検出装置の実施例を示
す概略的構成図
【図2】上記実施例の作用を説明するための再生信号の
波形図
【図3】上記実施例の効果を説明するためのグラフ
【図4】本発明に係わるトルク検出装置の第1実施例を
示す概略的構成図
【図5】図4のトルク検出装置の作用を説明するための
タイミングチャート
【図6】本発明に係わるトルク検出装置の第2実施例の
作用を説明するための信号の波形図
【図7】上記トルク検出装置の第2実施例の作用の説明
【図8】同磁化領域の説明図
【図9】本発明に係わるトルク検出装置の第2実施例を
示す概略的構成図
【図10】図9のトルク検出装置の動作を説明するため
のタイミングチャート
【図11】上記実施例の磁気ヘッドの変形例を示す斜視
【符号の説明】
1,10 回転軸部材 2,12a,12b,12d 磁気記録層 3,14a,14b,14d 磁気ヘッド 4 記録手段 5 再生手段 6 ピーク幅検出手段 7 回転速度算出手段 16 記録回路(記録手段) 18 増幅器(再生手段) 20 フィルタ回路(再生手段) 22 波形整形回路(再生手段) 24 位相差検出回路(位相差検出手段) 26 ピーク幅検出回路(ピーク幅検出手段) 28 トルク演算回路(トルク算出手段) 29 基準角度演算回路(基準角度演算手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸部材の回転速度を検出する回転速
    度検出装置であって、 前記回転軸部材の周面部に形成された磁気記録層と、 該磁気記録層と対向するように前記回転軸部材の周面に
    近接して配置された磁気ヘッドと、 前記回転軸部材が静止している状態で前記磁気ヘッドを
    介して前記磁気記録層に信号を記録する記録手段と、 前記磁気ヘッドを介して前記信号を再生する再生手段
    と、 該再生手段により再生される信号の波形ピークの最上限
    と最下限との間の時間間隔tP-P を検出するピーク幅検
    出手段と、 該ピーク幅検出手段により検出された時間間隔tP-P
    基づいて、前記回転軸部材の回転速度を算出する回転速
    度算出手段と、を備えてなることを特徴とする回転速度
    検出装置。
  2. 【請求項2】 回転軸部材に作用するトルクを検出する
    トルク検出装置であって、 前記回転軸部材の周面部に形成された磁気記録層と、 該磁気記録層と対向するように前記回転軸部材の周面に
    近接して、かつ該回転軸部材の軸線方向に所定間隔をお
    いて配置された第1および第2磁気ヘッドと、 前記回転軸部材が静止している状態で前記第1および第
    2磁気ヘッドを介して前記磁気記録層に位置信号を記録
    する記録手段と、 前記各磁気ヘッドを介して位置信号を再生する再生手段
    と、 該再生手段により再生された前記第1および第2磁気ヘ
    ッドからの位置信号相互間の位相差Δtを検出する位相
    差検出手段と、 前記再生手段により再生された前記第1および第2磁気
    ヘッドからの位置信号のうちの少なくとも一方の再生信
    号の波形ピークの最上限と最下限との間の時間間隔t
    P-P を検出するピーク幅検出手段と、 前記位相差検出手段により検出された位相差Δtと前記
    ピーク幅検出手段により検出された時間間隔tP-P とに
    基づいて、前記回転軸部材の捩れ角θを算出し、該捩れ
    角θに基づいて、前記回転軸部材に作用するトルクTを
    算出するトルク算出手段と、を備えてなることを特徴と
    するトルク検出装置。
  3. 【請求項3】 回転軸部材に作用するトルクを検出する
    トルク検出装置であって、 前記回転軸部材の周面部に形成された磁気記録層と、 該磁気記録層と対向するように前記回転軸部材の周面に
    近接して、かつ該回転軸部材の軸線方向に所定間隔をお
    いて配置された第1および第2磁気ヘッドと、 前記回転軸部材が静止している状態で前記第1および第
    2磁気ヘッドを介して前記磁気記録層に位置信号を記録
    する記録手段と、 該記録手段により記録された位置信号による磁化領域の
    前記回転軸部材の周方向に関する占有角度αを演算する
    基準角度演算手段と、前記各磁気ヘッドを介して位置信
    号を再生する再生手段と、 該再生手段により再生された前記第1および第2磁気ヘ
    ッドからの位置信号相互間の位相差Δtを検出する位相
    差検出手段と、 前記再生手段により再生された前記第1および第2磁気
    ヘッドからの位置信号のうちの少なくとも一方の再生信
    号の波形ピークの最上限と最下限との間の時間間隔t
    P-P を検出するピーク幅検出手段と、 前記位相差検出手段により検出された位相差Δtと、前
    記ピーク幅検出手段により検出された時間間隔t
    P-P と、前記基準角度演算手段により演算された占有角
    度αとに基づいて、前記回転軸部材の捩れ角θを算出
    し、該捩れ角θに基づいて、前記回転軸部材に作用する
    トルクTを算出するトルク算出手段と、を備えてなるこ
    とを特徴とするトルク検出装置。
  4. 【請求項4】 前記基準角度演算手段は、前記再生手段
    により再生された前記第1および第2磁気ヘッドからの
    位置信号のうちの少なくとも一方の再生信号に基づき検
    出された、前記回転軸部材が1回転する時間tREV.と、
    その再生波形の最上限と最下限との間の時間間隔tP-P
    0とにより、前記占有角度αを演算することを特徴とす
    る請求項3に記載のトルク検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2磁気ヘッドの記録面
    とは異なる位置に、前記磁気記録層と対向するように前
    記回転軸部材の周面に近接して第3磁気ヘッドが配置さ
    れ、該第3磁気ヘッドを介して前記回転軸部材の周面上
    の1箇所に位置信号を記録する記録手段を備え、前記基
    準角度演算手段は、前記第3磁気ヘッドを介して再生さ
    れた前記回転軸部材が1回転する時間tREV.と、前記第
    1および第2磁気ヘッドからの位置信号のうちの少なく
    とも一方の再生信号に基づき検出された再生波形の最上
    限と最下限との間の時間間隔tP-P 0とにより、前記占
    有角度αを演算することを特徴とする請求項3に記載の
    トルク検出装置。
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