JPH0784015A - 鉛蓄電池の残存容量検出装置 - Google Patents
鉛蓄電池の残存容量検出装置Info
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- JPH0784015A JPH0784015A JP5230693A JP23069393A JPH0784015A JP H0784015 A JPH0784015 A JP H0784015A JP 5230693 A JP5230693 A JP 5230693A JP 23069393 A JP23069393 A JP 23069393A JP H0784015 A JPH0784015 A JP H0784015A
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- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
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- G01R31/36—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
- G01R31/378—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC] specially adapted for the type of battery or accumulator
- G01R31/379—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC] specially adapted for the type of battery or accumulator for lead-acid batteries
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電解液量の変化によるV−I特性の変化に起
因した残存容量検出誤差を抑制・防止する。 【構成】 高率放電時残存容量Qi を求め(110)、
これを放電電力量Qoutと加算することにより満充電容
量の瞬時値QFiを演算する(112)。得られた満充電
容量の瞬時値QFiを積算し(116)、鉛電池に補水が
行われた場合に(114)、満充電容量の瞬時値QFiの
積算値QFfをnで除して一補水サイクルに亘って平均化
する(122)。平均化された満充電容量QF を用いて
出力すべき積算残存容量QIVを演算する(104)。電
解液量の変化に伴う鉛電池のV−I特性の変化が出力さ
れる残存容量QIVの値に影響しにくくなる。また、鉛電
池の電解液量や重量が変化した場合にこの変化量に基づ
きマップを修正するようにしてもよい。
因した残存容量検出誤差を抑制・防止する。 【構成】 高率放電時残存容量Qi を求め(110)、
これを放電電力量Qoutと加算することにより満充電容
量の瞬時値QFiを演算する(112)。得られた満充電
容量の瞬時値QFiを積算し(116)、鉛電池に補水が
行われた場合に(114)、満充電容量の瞬時値QFiの
積算値QFfをnで除して一補水サイクルに亘って平均化
する(122)。平均化された満充電容量QF を用いて
出力すべき積算残存容量QIVを演算する(104)。電
解液量の変化に伴う鉛電池のV−I特性の変化が出力さ
れる残存容量QIVの値に影響しにくくなる。また、鉛電
池の電解液量や重量が変化した場合にこの変化量に基づ
きマップを修正するようにしてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車等に搭載さ
れる鉛電池の残存容量検出装置に関する。
れる鉛電池の残存容量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車には、駆動用モータのエネル
ギー源として電池が搭載されている。電気自動車に適す
る電池としては、充電可能な二次電池がある。鉛電池は
二次電池の代表的なものであり、以下のような構成を有
している。
ギー源として電池が搭載されている。電気自動車に適す
る電池としては、充電可能な二次電池がある。鉛電池は
二次電池の代表的なものであり、以下のような構成を有
している。
【0003】PbO2 |H2 SO4aq |Pb また、鉛電池において使用される硫酸水溶液の比重は、
通常、充電時で1.28である。
通常、充電時で1.28である。
【0004】鉛電池における基本的な反応は、次の式に
よって表される。
よって表される。
【0005】 PbO2 +H2 SO4 +Pb→2PbSO4 +2H2 O PbO2 +H2 SO4 +Pb←2PbSO4 +2H2 O この式において、右に進む反応が放電反応であり、左に
進む反応が充電反応である。この式から明らかなよう
に、正極側活物質であるPbO2 も、負極活物質である
Pbも、放電によってPbSO4 (固体)となり、充電
によってそれぞれ元の状態に戻る。そして、この鉛電池
においては、充電によりほぼ完全に元の状態に戻るまで
に多数回(約1000回程度)の充放電を繰り返すこと
も可能である。
進む反応が充電反応である。この式から明らかなよう
に、正極側活物質であるPbO2 も、負極活物質である
Pbも、放電によってPbSO4 (固体)となり、充電
によってそれぞれ元の状態に戻る。そして、この鉛電池
においては、充電によりほぼ完全に元の状態に戻るまで
に多数回(約1000回程度)の充放電を繰り返すこと
も可能である。
【0006】ところで、電池を電気自動車のエネルギー
源として用いる場合に一番問題となるのは、その残存容
量である。すなわち、エネルギー源である電池の残りの
放電能力がわからなければ、電気自動車が走行可能な距
離を把握することができず、最悪の場合には、充電施設
がない所で車両が停止してしまうなどという事態も生ず
る可能性がある。
源として用いる場合に一番問題となるのは、その残存容
量である。すなわち、エネルギー源である電池の残りの
放電能力がわからなければ、電気自動車が走行可能な距
離を把握することができず、最悪の場合には、充電施設
がない所で車両が停止してしまうなどという事態も生ず
る可能性がある。
【0007】そこで、電池の残存容量を検出する手段が
必要となる。鉛電池の残存容量検出手段としては、ま
ず、電解液の比重を計測するという手法がある。すなわ
ち、上記反応式から明らかなように、鉛電池は放電によ
り水を生じ、充電により硫酸を生ずるので、放電するこ
とによって電解液(硫酸水溶液)の比重が小さくなり、
充電することによって大きくなる。そこで、電解液の比
重を測定することによって電池の残存容量を検出するこ
とができる。しかし、この手法には、いつくかの問題点
がある。まず、この手法を実施するためには、鉛電池の
電解槽を改良し、電池内に比重センサを組み込まなけれ
ばならない。また、電池の劣化に伴い電解液比重と残存
容量の関係が変化してしまい、正確な測定が困難となる
という問題点がある。
必要となる。鉛電池の残存容量検出手段としては、ま
ず、電解液の比重を計測するという手法がある。すなわ
ち、上記反応式から明らかなように、鉛電池は放電によ
り水を生じ、充電により硫酸を生ずるので、放電するこ
とによって電解液(硫酸水溶液)の比重が小さくなり、
充電することによって大きくなる。そこで、電解液の比
重を測定することによって電池の残存容量を検出するこ
とができる。しかし、この手法には、いつくかの問題点
がある。まず、この手法を実施するためには、鉛電池の
電解槽を改良し、電池内に比重センサを組み込まなけれ
ばならない。また、電池の劣化に伴い電解液比重と残存
容量の関係が変化してしまい、正確な測定が困難となる
という問題点がある。
【0008】特開平1−229986号公報には、後者
の問題点を解決可能な装置が示されている。この装置に
おいては、電池の放電電流、電圧及び内部抵抗のうち一
つが、電池の電解液比重に対応付けて記憶されており、
電池の放電電流が所定値以上の時(大電流放電時)、電
池の放電電流、電圧及び内部抵抗のうち一つが電解液比
重と共に検出される。検出された放電電流、電圧もしく
は内部抵抗を上述の記憶内容に参照することにより、対
応する電解液比重が得られる。得られた電解液比重は、
検出された電解液比重と比較され、その比較結果に基づ
き電解液比重が補正される。補正された電解液比重を用
いることにより、残存容量をより正確に検出できる。す
なわち、電極の劣化等の影響を補償しつつ、残存容量を
より正確に検出することが可能となる。
の問題点を解決可能な装置が示されている。この装置に
おいては、電池の放電電流、電圧及び内部抵抗のうち一
つが、電池の電解液比重に対応付けて記憶されており、
電池の放電電流が所定値以上の時(大電流放電時)、電
池の放電電流、電圧及び内部抵抗のうち一つが電解液比
重と共に検出される。検出された放電電流、電圧もしく
は内部抵抗を上述の記憶内容に参照することにより、対
応する電解液比重が得られる。得られた電解液比重は、
検出された電解液比重と比較され、その比較結果に基づ
き電解液比重が補正される。補正された電解液比重を用
いることにより、残存容量をより正確に検出できる。す
なわち、電極の劣化等の影響を補償しつつ、残存容量を
より正確に検出することが可能となる。
【0009】また、電解液比重の測定により残存容量を
検出する手法の問題点のうち前者、すなわち比重センサ
を設けるために電解槽の改造が必要となるという問題点
は、特開昭63−157078号公報に記載された手法
によって解決することができる。すなわち、大電流放電
時における電池の電圧電流特性(V−I特性)と残存容
量の相関関係をマップ等として格納しておき、大電流放
電時における鉛電池の放電電流、電圧によりこのマップ
を参照することにより、当該鉛電池の残存容量を求める
ことができる。これはV−I特性の勾配である微分内部
抵抗と残存容量の相関関係を利用する方法である。この
ような方法を用いた場合、鉛電池に比重センサを組み込
む等の改造は必要とされず、電流及び電圧の測定という
簡単な測定手段によって、電池の残存容量を検出するこ
とができる。
検出する手法の問題点のうち前者、すなわち比重センサ
を設けるために電解槽の改造が必要となるという問題点
は、特開昭63−157078号公報に記載された手法
によって解決することができる。すなわち、大電流放電
時における電池の電圧電流特性(V−I特性)と残存容
量の相関関係をマップ等として格納しておき、大電流放
電時における鉛電池の放電電流、電圧によりこのマップ
を参照することにより、当該鉛電池の残存容量を求める
ことができる。これはV−I特性の勾配である微分内部
抵抗と残存容量の相関関係を利用する方法である。この
ような方法を用いた場合、鉛電池に比重センサを組み込
む等の改造は必要とされず、電流及び電圧の測定という
簡単な測定手段によって、電池の残存容量を検出するこ
とができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の方法のうち、ま
ず特開平1−229986号公報に記載されている方法
は、鉛電池に比重センサを組み込まなければ実施するこ
とができないため、鉛電池の電解槽の改造が必要となる
という問題点を有している。また、特開昭63−157
078号公報に記載されている方法には、放電電流が減
少している条件下では大電流放電中であってもV−I特
性と残存容量の関係が良好な相関関係とならないため、
検出精度の向上に限界があるという問題点がある。
ず特開平1−229986号公報に記載されている方法
は、鉛電池に比重センサを組み込まなければ実施するこ
とができないため、鉛電池の電解槽の改造が必要となる
という問題点を有している。また、特開昭63−157
078号公報に記載されている方法には、放電電流が減
少している条件下では大電流放電中であってもV−I特
性と残存容量の関係が良好な相関関係とならないため、
検出精度の向上に限界があるという問題点がある。
【0011】本願出願人は、このような不具合を防止す
るため、電池の放電電力量に基づく残存容量の算出と、
高率放電時における電池のV−I特性を利用した残存容
量の算出とを併せて実行する手法を提案している(特願
平4−214406号、特願平4−189443号、特
願平5−33161号等参照)。
るため、電池の放電電力量に基づく残存容量の算出と、
高率放電時における電池のV−I特性を利用した残存容
量の算出とを併せて実行する手法を提案している(特願
平4−214406号、特願平4−189443号、特
願平5−33161号等参照)。
【0012】ここに、高率放電時とは、鉛電池が大電流
放電しておりかつ当該放電電流が増加している状態をい
う。この状態においては、鉛電池のV−I特性と残存容
量とが良好な相関関係を有している。例えば、鉛電池が
1.3C電流で放電している場合の電池の電圧は、残存
容量との間に図11に示されるような関係を有してい
る。従って、鉛電池が高率放電している時にその放電電
流及び電圧を測定し測定結果に基づいて図11に示され
るような相関関係を参照すれば、鉛電池の残存容量を正
確に算出することができる。
放電しておりかつ当該放電電流が増加している状態をい
う。この状態においては、鉛電池のV−I特性と残存容
量とが良好な相関関係を有している。例えば、鉛電池が
1.3C電流で放電している場合の電池の電圧は、残存
容量との間に図11に示されるような関係を有してい
る。従って、鉛電池が高率放電している時にその放電電
流及び電圧を測定し測定結果に基づいて図11に示され
るような相関関係を参照すれば、鉛電池の残存容量を正
確に算出することができる。
【0013】また、鉛電池の放電電力量は、当該鉛電池
の放電電流を積算することにより求めることができる。
求められた放電電力量を、例えば満充電リセットにより
求められた鉛電池の満充電容量から減ずることにより、
鉛電池の残存容量を得ることができる。
の放電電流を積算することにより求めることができる。
求められた放電電力量を、例えば満充電リセットにより
求められた鉛電池の満充電容量から減ずることにより、
鉛電池の残存容量を得ることができる。
【0014】このようにして得られる2種類の残存容量
のうち、V−I特性に基づく残存容量は、鉛電池が高率
放電している時にしか得られない半面で、放電電力量に
基づく残存容量に対し高い精度で得られるという特徴を
有している。従って、出力する残存容量としては放電電
力量に基づき算出された残存容量を用い、高率放電時に
おいてV−I特性に基づき算出された残存容量は、放電
電力量に基づく残存容量の算出の基礎となる満充電容量
の補正に用いるようにすればよい。このようにすること
により、高率放電時において正確に算出される残存容量
を利用し、放電電力量に基づく残存容量の算出精度を向
上させることができる。また、この手法においては、鉛
電池内部への比重センサの組み込みは必要でなく、ま
た、電池が大電流放電しておりかつ放電電流が減少して
いる条件下で生ずるような誤差も生じない。更に、電池
の劣化の影響も満充電容量の補正により補償できる。
のうち、V−I特性に基づく残存容量は、鉛電池が高率
放電している時にしか得られない半面で、放電電力量に
基づく残存容量に対し高い精度で得られるという特徴を
有している。従って、出力する残存容量としては放電電
力量に基づき算出された残存容量を用い、高率放電時に
おいてV−I特性に基づき算出された残存容量は、放電
電力量に基づく残存容量の算出の基礎となる満充電容量
の補正に用いるようにすればよい。このようにすること
により、高率放電時において正確に算出される残存容量
を利用し、放電電力量に基づく残存容量の算出精度を向
上させることができる。また、この手法においては、鉛
電池内部への比重センサの組み込みは必要でなく、ま
た、電池が大電流放電しておりかつ放電電流が減少して
いる条件下で生ずるような誤差も生じない。更に、電池
の劣化の影響も満充電容量の補正により補償できる。
【0015】しかしながら、このような手法において
は、また新たな問題点が発生する。すなわち、鉛電池の
電解液量が変化すると、図12に示されるように、当該
鉛電池のV−I特性が変化する。具体的には、鉛電池の
残存容量が同一であっても当該鉛電池の電圧は電解液量
が低ければ高くなり、また、鉛電池の電圧が同一であっ
ても電解液量が低くなっていれば検出される残存容量は
より小さな値となる。このような減少が生じるのは、電
解液量の変化によって電解液比重が変化し、鉛電池の起
電力、電解液抵抗が影響を受けたためと考えられる。こ
のようなV−I特性の変化は、特に開放型の鉛電池の場
合、電解液量が大幅に変化するため顕著となり、残存容
量検出精度の劣化につながる。
は、また新たな問題点が発生する。すなわち、鉛電池の
電解液量が変化すると、図12に示されるように、当該
鉛電池のV−I特性が変化する。具体的には、鉛電池の
残存容量が同一であっても当該鉛電池の電圧は電解液量
が低ければ高くなり、また、鉛電池の電圧が同一であっ
ても電解液量が低くなっていれば検出される残存容量は
より小さな値となる。このような減少が生じるのは、電
解液量の変化によって電解液比重が変化し、鉛電池の起
電力、電解液抵抗が影響を受けたためと考えられる。こ
のようなV−I特性の変化は、特に開放型の鉛電池の場
合、電解液量が大幅に変化するため顕著となり、残存容
量検出精度の劣化につながる。
【0016】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、電解液量の変化に
よるV−I特性の変化を反映させることにより、電解液
量の変化に起因した残存容量検出精度の低下を防止する
ことを目的とする。
とを課題としてなされたものであり、電解液量の変化に
よるV−I特性の変化を反映させることにより、電解液
量の変化に起因した残存容量検出精度の低下を防止する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の第1の構成は、鉛電池の放電電力量
及びV−I特性を検出する手段と、高率放電時における
鉛電池のV−I特性と残存容量の相関関係に基づき、検
出したV−I特性から鉛電池の残存容量を求める手段
と、この相関関係に基づき求められた残存容量と検出し
た放電電力量を加算することにより瞬時満充電容量を演
算する手段と、鉛電池の補水が行われてから次の補水ま
での期間において演算された瞬時満充電容量を平均する
ことにより基準満充電容量を演算する手段と、検出した
放電電力量を基準満充電容量から減ずることにより鉛電
池の残存容量を演算する手段と、を備えることを特徴と
する。
るために、本発明の第1の構成は、鉛電池の放電電力量
及びV−I特性を検出する手段と、高率放電時における
鉛電池のV−I特性と残存容量の相関関係に基づき、検
出したV−I特性から鉛電池の残存容量を求める手段
と、この相関関係に基づき求められた残存容量と検出し
た放電電力量を加算することにより瞬時満充電容量を演
算する手段と、鉛電池の補水が行われてから次の補水ま
での期間において演算された瞬時満充電容量を平均する
ことにより基準満充電容量を演算する手段と、検出した
放電電力量を基準満充電容量から減ずることにより鉛電
池の残存容量を演算する手段と、を備えることを特徴と
する。
【0018】また、本発明の第2の構成は、鉛電池の放
電電力量及びV−I特性を検出する手段と、鉛電池の電
解液量の変化を直接又は間接測定する手段と、測定によ
り得られた電解液量の変化に基づき、高率放電時におけ
る鉛電池のV−I特性と残存容量の相関関係を示すマッ
プを補正する手段と、検出したV−I特性を用いてこの
マップを参照することにより鉛電池の残存容量を求める
手段と、マップの参照により求められた残存容量と検出
した放電電力量を加算することにより基準満充電容量を
演算する手段と、検出した放電電力量を基準満充電容量
から減ずることにより鉛電池の残存容量を演算する手段
と、を備えることを特徴とする。
電電力量及びV−I特性を検出する手段と、鉛電池の電
解液量の変化を直接又は間接測定する手段と、測定によ
り得られた電解液量の変化に基づき、高率放電時におけ
る鉛電池のV−I特性と残存容量の相関関係を示すマッ
プを補正する手段と、検出したV−I特性を用いてこの
マップを参照することにより鉛電池の残存容量を求める
手段と、マップの参照により求められた残存容量と検出
した放電電力量を加算することにより基準満充電容量を
演算する手段と、検出した放電電力量を基準満充電容量
から減ずることにより鉛電池の残存容量を演算する手段
と、を備えることを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明の第1の構成においては、鉛電池の放電
電力量が検出され、検出された放電電力量が基準満充電
容量から減ぜられる。この減算により、鉛電池の残存容
量が得られる。当該基準満充電容量は、この構成におい
ては、瞬時満充電容量の平均化によって得られる。瞬時
満充電容量は、高率放電時における鉛電池のV−I特性
と残存容量の相関関係に基づき求められた残存容量と、
検出された放電電力量を加算することにより得られる満
充電容量である。従って、この瞬時満充電容量の値又は
その変化量は、電解液量の変化に伴う鉛電池のV−I特
性の変化を反映している。本構成においては、この瞬時
満充電容量を平均化し、得られた値を基準満充電容量と
して用いるようにしているため、従来のように瞬時満充
電容量から放電電力量を減じて残存容量を演算していた
構成に比べ、電解液量の変化による残存容量測定誤差の
発生が抑制されることになる。
電力量が検出され、検出された放電電力量が基準満充電
容量から減ぜられる。この減算により、鉛電池の残存容
量が得られる。当該基準満充電容量は、この構成におい
ては、瞬時満充電容量の平均化によって得られる。瞬時
満充電容量は、高率放電時における鉛電池のV−I特性
と残存容量の相関関係に基づき求められた残存容量と、
検出された放電電力量を加算することにより得られる満
充電容量である。従って、この瞬時満充電容量の値又は
その変化量は、電解液量の変化に伴う鉛電池のV−I特
性の変化を反映している。本構成においては、この瞬時
満充電容量を平均化し、得られた値を基準満充電容量と
して用いるようにしているため、従来のように瞬時満充
電容量から放電電力量を減じて残存容量を演算していた
構成に比べ、電解液量の変化による残存容量測定誤差の
発生が抑制されることになる。
【0020】また、本発明の第2の構成においては、瞬
時満充電容量の平均化による基準満充電容量の演算とい
う手法に代え、高率放電時における鉛電池のV−I特性
と残存容量の相関関係を示すマップを補正するという手
段が用いられる。すなわち、鉛電池の電解液量の変化が
直接又は間接測定され、この測定結果に基づき、当該マ
ップが補正される。従って、このマップを参照すること
により求められる鉛電池の残存容量の値は、電解液量の
変化に伴うV−I特性の変化を反映した値となるから、
この残存容量と放電電力量を加算することにより求めら
れる基準満充電容量は、電解液量の変化に伴うV−I特
性の変化を反映した値となる。従って、この構成におい
ても、電解液量の変化に起因した残存容量測定精度の劣
化が防止されることになる。
時満充電容量の平均化による基準満充電容量の演算とい
う手法に代え、高率放電時における鉛電池のV−I特性
と残存容量の相関関係を示すマップを補正するという手
段が用いられる。すなわち、鉛電池の電解液量の変化が
直接又は間接測定され、この測定結果に基づき、当該マ
ップが補正される。従って、このマップを参照すること
により求められる鉛電池の残存容量の値は、電解液量の
変化に伴うV−I特性の変化を反映した値となるから、
この残存容量と放電電力量を加算することにより求めら
れる基準満充電容量は、電解液量の変化に伴うV−I特
性の変化を反映した値となる。従って、この構成におい
ても、電解液量の変化に起因した残存容量測定精度の劣
化が防止されることになる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
基づき説明する。
【0022】図1には、本発明の一実施例に係る残存容
量検出装置10の構成が示されている。この図に示され
る残存容量検出装置10は、例えば、鉛電池として構成
され電気自動車等の車両の搭載された主電池12の残存
容量を測定するために用いられている。
量検出装置10の構成が示されている。この図に示され
る残存容量検出装置10は、例えば、鉛電池として構成
され電気自動車等の車両の搭載された主電池12の残存
容量を測定するために用いられている。
【0023】残存容量検出装置10は、電流計14を用
いて主電池12の放電電流Iを、電圧計16を用いて主
電池12の電圧Vを、それぞれ検出している。また、残
存容量検出装置10は、主電池12に付設された温度セ
ンサ18から、主電池12の温度Tを入力している。主
電池12は、車両操縦者等によってオン/オフされるス
イッチ20を介し、モータ等の車両負荷22に接続され
ており、スイッチ20がオンされたときに放電して車両
負荷22に電力を供給する。残存容量検出装置10は、
その際の電流I及びVを入力し、これらに基づき満充電
容量を補正しつつ残存容量を検出している。検出した残
存容量は、表示装置24に供給され表示される。使用者
は、表示装置24の画面を見ることにより、主電池12
の残存容量を知ることができる。
いて主電池12の放電電流Iを、電圧計16を用いて主
電池12の電圧Vを、それぞれ検出している。また、残
存容量検出装置10は、主電池12に付設された温度セ
ンサ18から、主電池12の温度Tを入力している。主
電池12は、車両操縦者等によってオン/オフされるス
イッチ20を介し、モータ等の車両負荷22に接続され
ており、スイッチ20がオンされたときに放電して車両
負荷22に電力を供給する。残存容量検出装置10は、
その際の電流I及びVを入力し、これらに基づき満充電
容量を補正しつつ残存容量を検出している。検出した残
存容量は、表示装置24に供給され表示される。使用者
は、表示装置24の画面を見ることにより、主電池12
の残存容量を知ることができる。
【0024】残存容量検出装置10は、まず、主電池1
2の放電電力量Qout を電流Iの積算によって算出する
機能26を有している。また、残存容量検出装置10
は、得られた放電電力量Qout を満充電容量QF から減
ずることにより残存容量(積算残存容量)QIVを算出す
る機能28を有している。このようにして得られた積算
残存容量QIVは、上述のように表示装置24に出力され
る。
2の放電電力量Qout を電流Iの積算によって算出する
機能26を有している。また、残存容量検出装置10
は、得られた放電電力量Qout を満充電容量QF から減
ずることにより残存容量(積算残存容量)QIVを算出す
る機能28を有している。このようにして得られた積算
残存容量QIVは、上述のように表示装置24に出力され
る。
【0025】残存容量検出装置10は、更に、主電池1
2のV−I特性を算出する機能30を有している。すな
わち、主電池12の電圧V、放電電流Iに基づきそのV
−I特性を算出する。その際、残存容量検出装置10
は、温度センサ18によって検出される温度Tに基づき
当該特性の温度変化を補償する。残存容量検出装置10
は、このようにして得られたV−I特性に基づき、マッ
プを参照することにより高率放電時残存容量Qi を求め
る機能32を有している。すなわち、主電池12のV−
I特性と残存容量の間には前述の図11に示されるよう
な良好な相関関係がある。残存容量検出装置10はこの
関係に基づき作成したマップを搭載しており、このマッ
プを参照することにより高率放電時残存容量Qi が算出
される。
2のV−I特性を算出する機能30を有している。すな
わち、主電池12の電圧V、放電電流Iに基づきそのV
−I特性を算出する。その際、残存容量検出装置10
は、温度センサ18によって検出される温度Tに基づき
当該特性の温度変化を補償する。残存容量検出装置10
は、このようにして得られたV−I特性に基づき、マッ
プを参照することにより高率放電時残存容量Qi を求め
る機能32を有している。すなわち、主電池12のV−
I特性と残存容量の間には前述の図11に示されるよう
な良好な相関関係がある。残存容量検出装置10はこの
関係に基づき作成したマップを搭載しており、このマッ
プを参照することにより高率放電時残存容量Qi が算出
される。
【0026】残存容量検出装置10は、満充電容量QFi
を算出する機能34及び得られた満充電容量QFiを平均
化する機能36を有している。すなわち、高率放電時残
存容量Qi と放電電力量Qout とが加算され、得られた
満充電容量QFiが主電池12の1補正サイクルについて
平均化される。この平均化により得られた満充電容量Q
F が、放電電力量Qout に基づく積算残存容量QIVの次
回算出に使用される。また、満充電容量の平均化に係る
処理は、車両操縦者等によって操作される補水スイッチ
38の操作に応じて実行される。
を算出する機能34及び得られた満充電容量QFiを平均
化する機能36を有している。すなわち、高率放電時残
存容量Qi と放電電力量Qout とが加算され、得られた
満充電容量QFiが主電池12の1補正サイクルについて
平均化される。この平均化により得られた満充電容量Q
F が、放電電力量Qout に基づく積算残存容量QIVの次
回算出に使用される。また、満充電容量の平均化に係る
処理は、車両操縦者等によって操作される補水スイッチ
38の操作に応じて実行される。
【0027】図2には、この実施例の動作の流れが示さ
れている。
れている。
【0028】まず、この実施例においては、主電池12
の電圧V及び放電電流Iが入力される(100)。残存
容量検出装置10は、入力した放電電流Iを積算するこ
とにより放電電力量Qout を演算する(102)。得ら
れた放電電力量QOUT は予め満充電リセット等によって
得られあるいは前回ステップ124を実行した際に得ら
れている満充電容量QF から減ぜられ、これによって積
算残存容量QIVが求められる(104)。求められた積
算残存容量QIVは、表示装置24に出力される(10
6)。
の電圧V及び放電電流Iが入力される(100)。残存
容量検出装置10は、入力した放電電流Iを積算するこ
とにより放電電力量Qout を演算する(102)。得ら
れた放電電力量QOUT は予め満充電リセット等によって
得られあるいは前回ステップ124を実行した際に得ら
れている満充電容量QF から減ぜられ、これによって積
算残存容量QIVが求められる(104)。求められた積
算残存容量QIVは、表示装置24に出力される(10
6)。
【0029】この実施例においては、ステップ106に
続き、主電池12が高率放電状態にあるか否かの判定が
実行される(108)。すなわち、電流計14によって
検出される放電電流Iが大であり、かつその変化量ΔI
が正であるか否かが判定される。この判定条件が成立し
ていなければ、図2に示される動作は終了し、成立して
いる場合には続いてステップ110が実行される。ステ
ップ110においては、主電池12の高率放電時におけ
るV−I特性と残存容量の関係を示すマップが、ステッ
プ100において入力された電圧V及び放電電流Iによ
り参照され、これにより、高率放電時残存容量Qi が得
られる。
続き、主電池12が高率放電状態にあるか否かの判定が
実行される(108)。すなわち、電流計14によって
検出される放電電流Iが大であり、かつその変化量ΔI
が正であるか否かが判定される。この判定条件が成立し
ていなければ、図2に示される動作は終了し、成立して
いる場合には続いてステップ110が実行される。ステ
ップ110においては、主電池12の高率放電時におけ
るV−I特性と残存容量の関係を示すマップが、ステッ
プ100において入力された電圧V及び放電電流Iによ
り参照され、これにより、高率放電時残存容量Qi が得
られる。
【0030】このようにして得られた高率放電時残存容
量Qi は、満充電容量QFiの演算に用いられる(11
2)。すなわち、高率放電時残存容量Qi に放電電力量
QOUTが加算され、これにより、瞬時における満充電容
量QFiが得られる。続いて、残存容量検出装置10は、
主電池12に対する補水が行われたか否かを、車両操縦
者等による補水スイッチ38の操作状態に基づき、判定
する(114)。この判定の結果、補水が行われていな
いとされた場合には、ステップ112において求められ
た満充電容量QFiが変数QFfに積算され(116)、同
時にnがインクリメントされる(118)。この後、図
2の動作が終了する。
量Qi は、満充電容量QFiの演算に用いられる(11
2)。すなわち、高率放電時残存容量Qi に放電電力量
QOUTが加算され、これにより、瞬時における満充電容
量QFiが得られる。続いて、残存容量検出装置10は、
主電池12に対する補水が行われたか否かを、車両操縦
者等による補水スイッチ38の操作状態に基づき、判定
する(114)。この判定の結果、補水が行われていな
いとされた場合には、ステップ112において求められ
た満充電容量QFiが変数QFfに積算され(116)、同
時にnがインクリメントされる(118)。この後、図
2の動作が終了する。
【0031】ステップ114において補水されたと判定
された場合には、補水が実行された旨を表示装置24等
を用いて車両操縦者に報知すると共に(120),ステ
ップ116において積算されている満充電容量QFiの積
算値QFfが、nで除せられる(122)。すなわち、ス
テップ112において演算された瞬時の満充電容量QFi
が、主電池12の1補水サイクルについて平均され、こ
れにより満充電容量QF が得られる。更に、続くステッ
プ124において、変数QFf及びnが0にセットされ
る。
された場合には、補水が実行された旨を表示装置24等
を用いて車両操縦者に報知すると共に(120),ステ
ップ116において積算されている満充電容量QFiの積
算値QFfが、nで除せられる(122)。すなわち、ス
テップ112において演算された瞬時の満充電容量QFi
が、主電池12の1補水サイクルについて平均され、こ
れにより満充電容量QF が得られる。更に、続くステッ
プ124において、変数QFf及びnが0にセットされ
る。
【0032】従って、本実施例においては、主電池12
の1補水サイクル(補水が行われてから次の補水が行わ
れるまでの期間)に生じる高率放電時において、満充電
容量の検出値QFiが平均化されることとなるため、電解
液量Lの変化に伴う当該検出値QFiの変化が、出力され
る積算残存容量QIVの値に大きく反映することが防止さ
れる。すなわち、図3に示されるように、主電池12の
電解液量Lが変化すると、当該変化に伴うV−I特性の
変化(図12参照)により高率放電時残存容量Qi が変
化し、その結果満充電容量検出値QFiが変化するが、こ
の変化は、ステップ122における平均化処理により、
積算残存容量QIVに直接影響しなくなる。その結果、本
実施例においては、電解液中の水分の蒸発による電解液
量Lの減少、ひいてはこれに伴うV−I特性の変化に起
因した残存容量検出誤差の増大が防止されることにな
る。加えて、ステップ112において、QFiとQF の差
が所定値以上となった時に補水ウォーニングを発するよ
うにすれば、図示しない電解液量センサが故障した場合
にも、操縦者等が、補水すべきであることを知ることが
できる。
の1補水サイクル(補水が行われてから次の補水が行わ
れるまでの期間)に生じる高率放電時において、満充電
容量の検出値QFiが平均化されることとなるため、電解
液量Lの変化に伴う当該検出値QFiの変化が、出力され
る積算残存容量QIVの値に大きく反映することが防止さ
れる。すなわち、図3に示されるように、主電池12の
電解液量Lが変化すると、当該変化に伴うV−I特性の
変化(図12参照)により高率放電時残存容量Qi が変
化し、その結果満充電容量検出値QFiが変化するが、こ
の変化は、ステップ122における平均化処理により、
積算残存容量QIVに直接影響しなくなる。その結果、本
実施例においては、電解液中の水分の蒸発による電解液
量Lの減少、ひいてはこれに伴うV−I特性の変化に起
因した残存容量検出誤差の増大が防止されることにな
る。加えて、ステップ112において、QFiとQF の差
が所定値以上となった時に補水ウォーニングを発するよ
うにすれば、図示しない電解液量センサが故障した場合
にも、操縦者等が、補水すべきであることを知ることが
できる。
【0033】図4には、本発明の第2実施例に係る残存
容量検出装置40の構成が示されている。この実施例の
残存容量検出装置40は、車両操縦者による補水スイッ
チ38の操作状態に基づき補水されたか否かを判定する
のではなく、ステップ112において求められた満充電
容量QFiが急激に変化した場合に、補水が行われると判
定する機能を有している。従って、この実施例において
も、第1実施例と同様の効果を得ることができる。ま
た、この実施例においては、車両操縦者が補水スイッチ
38の操作を行う必要がない。
容量検出装置40の構成が示されている。この実施例の
残存容量検出装置40は、車両操縦者による補水スイッ
チ38の操作状態に基づき補水されたか否かを判定する
のではなく、ステップ112において求められた満充電
容量QFiが急激に変化した場合に、補水が行われると判
定する機能を有している。従って、この実施例において
も、第1実施例と同様の効果を得ることができる。ま
た、この実施例においては、車両操縦者が補水スイッチ
38の操作を行う必要がない。
【0034】図5には、本発明の第3実施例に係る残存
容量検出装置42の構成が示されている。この実施例に
おいては、更に、主電池12に電解液量センサ44が付
設されている。この電解液量センサ44は、主電池12
における電解液量Lを検出するセンサであり、必要に応
じて複数個用いられる。また、その一部は、主電池12
に補水を行うべきか否かを決定するために電解液量Lが
下限値に達したことを検出するセンサと併用することが
できる。
容量検出装置42の構成が示されている。この実施例に
おいては、更に、主電池12に電解液量センサ44が付
設されている。この電解液量センサ44は、主電池12
における電解液量Lを検出するセンサであり、必要に応
じて複数個用いられる。また、その一部は、主電池12
に補水を行うべきか否かを決定するために電解液量Lが
下限値に達したことを検出するセンサと併用することが
できる。
【0035】この実施例においては、電解液量センサ4
4によって検出される電解液量Lが急激に変化したこと
をもって、ステップ114に係る判定、すなわち補水さ
れたか否かの判定が行われている。従って、この実施例
においても、前述の第2実施例と同様の効果を得ること
ができる。
4によって検出される電解液量Lが急激に変化したこと
をもって、ステップ114に係る判定、すなわち補水さ
れたか否かの判定が行われている。従って、この実施例
においても、前述の第2実施例と同様の効果を得ること
ができる。
【0036】図6には、本発明の第4実施例に係る残存
容量検出装置46の構成が示されている。この実施例に
おいては、第3実施例における電解液量センサ44に代
え、電池重量センサ48が用いられている。この電池重
量センサ48は、主電池12の重量Wを検出する。この
重量Wが急激に増加した場合、主電池12に対して補水
が行われたと見做すことができる。この実施例において
は、ステップ114における判定が、主電池12の重量
Wが急激に増加したか否かの判定として実行される。従
って、この実施例においても、第3実施例と同様の効果
を得ることができる。
容量検出装置46の構成が示されている。この実施例に
おいては、第3実施例における電解液量センサ44に代
え、電池重量センサ48が用いられている。この電池重
量センサ48は、主電池12の重量Wを検出する。この
重量Wが急激に増加した場合、主電池12に対して補水
が行われたと見做すことができる。この実施例において
は、ステップ114における判定が、主電池12の重量
Wが急激に増加したか否かの判定として実行される。従
って、この実施例においても、第3実施例と同様の効果
を得ることができる。
【0037】図7には、本発明の第5実施例に係る残存
容量検出装置50の構成が示されている。この図に示さ
れる構成は、第3実施例と同様電解液量センサ44によ
って検出される電解液量Lを入力している。しかし、こ
の実施例においては、機能34及び36に代え、機能5
2及び54が設けられている。機能52は、検出された
電解液量Lに基づきマップを修正する機能であり、機能
54は、満充電容量を補正する機能である。
容量検出装置50の構成が示されている。この図に示さ
れる構成は、第3実施例と同様電解液量センサ44によ
って検出される電解液量Lを入力している。しかし、こ
の実施例においては、機能34及び36に代え、機能5
2及び54が設けられている。機能52は、検出された
電解液量Lに基づきマップを修正する機能であり、機能
54は、満充電容量を補正する機能である。
【0038】図8には、この実施例の動作の流れが示さ
れている。この実施例においては、ステップ108にお
いて主電池12が高率放電状態にあると判定された場
合、電解液量センサ44によって検出される電解液量L
が、前回測定した電解液量Lに対して有意な変化を有し
ているか否かが判定される(125)。すなわち、電解
液量Lの変化量ΔLが大きいか否かが判定される。この
変化量ΔLが大きいとされた場合、残存容量検出装置5
0は、この変化量ΔLに応じてマップを修正する(12
6)。このマップは、高率放電時における主電池12の
V−I特性と残存容量とを対応付けるマップであり、ス
テップ126における修正は、図12に示されるような
電解液量Lの変化に伴うV−I特性の変化をマップ上に
反映させる修正である。
れている。この実施例においては、ステップ108にお
いて主電池12が高率放電状態にあると判定された場
合、電解液量センサ44によって検出される電解液量L
が、前回測定した電解液量Lに対して有意な変化を有し
ているか否かが判定される(125)。すなわち、電解
液量Lの変化量ΔLが大きいか否かが判定される。この
変化量ΔLが大きいとされた場合、残存容量検出装置5
0は、この変化量ΔLに応じてマップを修正する(12
6)。このマップは、高率放電時における主電池12の
V−I特性と残存容量とを対応付けるマップであり、ス
テップ126における修正は、図12に示されるような
電解液量Lの変化に伴うV−I特性の変化をマップ上に
反映させる修正である。
【0039】ステップ126による修正が行われた場合
及びステップ125において変化量ΔLが大きくないと
された場合には、ステップ128が実行される。ステッ
プ128は、ステップ125において入力した電圧V及
び放電電流Iによってマップを参照することにより高率
放電時残存容量Qi を求めるステップである。続いて実
行するステップ130は、ステップ128において求め
られた高率放電時残存容量Qi とステップ102におい
て求められた放電電力量Qout を加算することにより満
充電容量QF を演算するステップである。
及びステップ125において変化量ΔLが大きくないと
された場合には、ステップ128が実行される。ステッ
プ128は、ステップ125において入力した電圧V及
び放電電流Iによってマップを参照することにより高率
放電時残存容量Qi を求めるステップである。続いて実
行するステップ130は、ステップ128において求め
られた高率放電時残存容量Qi とステップ102におい
て求められた放電電力量Qout を加算することにより満
充電容量QF を演算するステップである。
【0040】従って、この実施例においては、電解液量
Lの変化が大きい場合にこの変化がマップの修正として
満充電容量QFiに反映されることとなるため、電解液量
Lの変化に伴うV−I特性の変化が、出力される積算残
存容量QIVの誤差となって現れることがなくなる。
Lの変化が大きい場合にこの変化がマップの修正として
満充電容量QFiに反映されることとなるため、電解液量
Lの変化に伴うV−I特性の変化が、出力される積算残
存容量QIVの誤差となって現れることがなくなる。
【0041】図9には、本発明の第6実施例に係る残存
容量検出装置56の構成が示されている。この図におい
ては、第5実施例と異なり、電解液量センサ44に代え
電池重量センサ48が用いられている。また、機能52
においては、マップの修正が、電池重量センサ48によ
って検出される主電池12の重量Wの変化に基づき行わ
れている。
容量検出装置56の構成が示されている。この図におい
ては、第5実施例と異なり、電解液量センサ44に代え
電池重量センサ48が用いられている。また、機能52
においては、マップの修正が、電池重量センサ48によ
って検出される主電池12の重量Wの変化に基づき行わ
れている。
【0042】図10には、この実施例の動作の流れが示
されている。この実施例においては、第5実施例におけ
るステップ125に代えステップ132が実行されてい
る。ステップ132においては、電池重量センサ48に
よって検出される主電池12の重量Wが、前回検出時の
重量Wから大きく変化しているか否かが判定される。す
なわち、変化量ΔWが大きいか否かが判定されている。
この判定の結果、大きいとされた場合にはステップ12
6に移行する。従って、この実施例によっても、第5実
施例と同様の効果が得られる。
されている。この実施例においては、第5実施例におけ
るステップ125に代えステップ132が実行されてい
る。ステップ132においては、電池重量センサ48に
よって検出される主電池12の重量Wが、前回検出時の
重量Wから大きく変化しているか否かが判定される。す
なわち、変化量ΔWが大きいか否かが判定されている。
この判定の結果、大きいとされた場合にはステップ12
6に移行する。従って、この実施例によっても、第5実
施例と同様の効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鉛電池の一補水サイクルにおける瞬時満充電容量の平均
値を基準満充電容量に設定し、この基準満充電容量を用
いて鉛電池の残存容量を演算するようにしたため、鉛電
池の電解液量の変化に伴うV−I特性の変化、ひいては
瞬時満充電容量の値の変化が、検出される残存容量の値
に大きな誤差を与えることが無くなり、残存容量検出精
度が向上する。
鉛電池の一補水サイクルにおける瞬時満充電容量の平均
値を基準満充電容量に設定し、この基準満充電容量を用
いて鉛電池の残存容量を演算するようにしたため、鉛電
池の電解液量の変化に伴うV−I特性の変化、ひいては
瞬時満充電容量の値の変化が、検出される残存容量の値
に大きな誤差を与えることが無くなり、残存容量検出精
度が向上する。
【0044】また、本発明によれば、直接又は間接測定
により得られた鉛電池の電解液量が変化した場合に、こ
の変化に基づき高率放電時における鉛電池のV−I特性
と残存容量の相関関係を示すマップが補正されるため、
電解液量の変化に起因した高率放電時残存容量の検出値
の変化が防止され、従って、残存容量検出精度がより向
上する。
により得られた鉛電池の電解液量が変化した場合に、こ
の変化に基づき高率放電時における鉛電池のV−I特性
と残存容量の相関関係を示すマップが補正されるため、
電解液量の変化に起因した高率放電時残存容量の検出値
の変化が防止され、従って、残存容量検出精度がより向
上する。
【図1】本発明の第1実施例に係る残存容量検出装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】第1〜第4実施例の動作の流れを示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図3】補水に伴う満充電容量検出値の変化を示す図で
ある。
ある。
【図4】本発明の第2実施例に係る残存容量検出装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る残存容量検出装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第4実施例に係る残存容量検出装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第5実施例に係る残存容量検出装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図8】第5実施例の動作の流れを示すフローチャート
である。
である。
【図9】本発明の第6実施例に係る残存容量検出装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図10】第6実施例の動作の流れを示すフローチャー
トである。
トである。
【図11】高率放電時における電池のV−I特性と残存
容量の相関関係を示す図である。
容量の相関関係を示す図である。
【図12】このV−I特性が電解液量の変化により変化
する情況を示す図である。
する情況を示す図である。
10,40,42,46,50,56 残存容量検出装
置 12 主電池 14 電流計 16 電圧計 26 放電電流積算による放電電力量演算機能 28 積算残存容量算出機能 30 V−I特性算出機能 32 高率放電時残存容量算出機能 34 満充電容量算出機能 36 満充電容量平均化機能 38 補水スイッチ 44 電解液量センサ 48 電池重量センサ 52 マップ修正機能 54 満充電容量補正機能 V 主電池の電圧 I 主電池の放電電流 L 主電池の電解液量 W 主電池の重量 Qout 放電電力量 QIV 積算残存容量 Qi 高率放電時残存容量 QFi 満充電容量の瞬時における検出値 QF 満充電容量
置 12 主電池 14 電流計 16 電圧計 26 放電電流積算による放電電力量演算機能 28 積算残存容量算出機能 30 V−I特性算出機能 32 高率放電時残存容量算出機能 34 満充電容量算出機能 36 満充電容量平均化機能 38 補水スイッチ 44 電解液量センサ 48 電池重量センサ 52 マップ修正機能 54 満充電容量補正機能 V 主電池の電圧 I 主電池の放電電流 L 主電池の電解液量 W 主電池の重量 Qout 放電電力量 QIV 積算残存容量 Qi 高率放電時残存容量 QFi 満充電容量の瞬時における検出値 QF 満充電容量
Claims (2)
- 【請求項1】 鉛電池の放電電力量及び電圧電流特性を
検出する手段と、 高率放電時における鉛電池の電圧電流特性と残存容量の
相関関係に基づき、検出した電圧電流特性から鉛電池の
残存容量を求める手段と、 この相関関係に基づき求められた残存容量と検出した放
電電力量を加算することにより瞬時満充電容量を演算す
る手段と、 鉛電池の補水が行われてから次の補水までの期間におい
て演算された瞬時満充電容量を平均することにより基準
満充電容量を演算する手段と、 検出した放電電力量を基準満充電容量から減ずることに
より鉛電池の残存容量を演算する手段と、 を備えることを特徴とする鉛蓄電池の残存容量検出装
置。 - 【請求項2】 鉛電池の放電電力量及び電圧電流特性を
検出する手段と、 鉛電池の電解液量の変化を直接又は間接測定する手段
と、 測定により得られた電解液量の変化に基づき、高率放電
時における鉛電池の電圧電流特性と残存容量の相関関係
を示すマップを補正する手段と、 検出した電圧電流特性を用いてこのマップを参照するこ
とにより鉛電池の残存容量を求める手段と、 マップの参照により求められた残存容量と検出した放電
電力量を加算することにより基準満充電容量を演算する
手段と、 検出した放電電力量を基準満充電容量から減ずることに
より鉛電池の残存容量を演算する手段と、 を備えることを特徴とする鉛蓄電池の残存容量検出装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5230693A JPH0784015A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 鉛蓄電池の残存容量検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5230693A JPH0784015A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 鉛蓄電池の残存容量検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0784015A true JPH0784015A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16911838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5230693A Pending JPH0784015A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 鉛蓄電池の残存容量検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0784015A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004088341A1 (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-14 | Yazaki Corporation | バッテリの放電可能容量推定方法及び装置 |
| JP2007195312A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Toyota Motor Corp | 二次電池の寿命推定装置 |
| KR101384866B1 (ko) * | 2012-10-24 | 2014-04-21 | 넥스콘 테크놀러지 주식회사 | 파워 재계산을 이용한 연축전지 잔존용량 산출 방법 |
| CN105277887A (zh) * | 2014-07-22 | 2016-01-27 | 艾默生网络能源有限公司 | 一种蓄电池的剩余电量的检测方法和装置 |
| JP2016095959A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-05-26 | 古河電気工業株式会社 | 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法 |
| JP2016195495A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 古河電気工業株式会社 | 二次電池充電制御装置および二次電池充電制御方法 |
| KR20230020673A (ko) * | 2021-08-04 | 2023-02-13 | 한국수력원자력 주식회사 | 납축전지의 품질 검증방법 |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP5230693A patent/JPH0784015A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR101384866B1 (ko) * | 2012-10-24 | 2014-04-21 | 넥스콘 테크놀러지 주식회사 | 파워 재계산을 이용한 연축전지 잔존용량 산출 방법 |
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| JP2016095959A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-05-26 | 古河電気工業株式会社 | 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法 |
| JP2016195495A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 古河電気工業株式会社 | 二次電池充電制御装置および二次電池充電制御方法 |
| KR20230020673A (ko) * | 2021-08-04 | 2023-02-13 | 한국수력원자력 주식회사 | 납축전지의 품질 검증방법 |
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